JP6940552B2 - 物品検査装置及び物品検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、物品検査装置及び物品検査方法に関し、特に、透明なフィルムやフィルムパッケージ等の複屈折性を有する被検査物を検査する物品検査装置及び物品検査方法に関する。
複屈折性を有する測定対象物の複屈折位相差の分布の測定を目的として種々の技術が検討されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1には、測定対象物を透過又は反射した光束の偏光状態を、3種類以上の検光子角度で測定し、各検光子出力から測定対象物の複屈折位相差を計算する装置が開示されている。
特許文献2には、光軸が異なる複数の偏光子をアレイ状に形成し、それらを透過する光の強度を受光素子アレイで一括して計測し、偏光子の光軸方位角と受光強度の情報から偏光解析を行ない、入射光の偏光状態からの変化から位相差及び主軸方位を求める装置が開示されている。
特許文献3には、あらかじめ定められた偏光状態の光束を測定対象物に照射する光束照射手段と、測定対象物を透過した光束を撮像手段に結像させる結像光学系と、結像光学系の途中に配置されて複数の回折光のうちの少なくとも一つの回折光を撮像手段に入射させる偏光回折格子と、撮像手段により生成された像の明暗に関する明暗信号に基づいて、測定対象物を透過した光束における位相差に関する情報を出力する出力手段と、を備えた装置が開示されている。
特開2006−71458号公報 特許第5118311号公報 国際公開第2016/031567号公報
しかしながら、特許文献1に開示された装置は、検光子を回転させる必要はないが、3種類以上の検光子角度で測定した各検光子出力から測定対象物の複屈折位相差を計算で求めるため、その計算に時間を要するという課題がある。また、特許文献2に開示された装置は、偏光子を回転させる必要はないが、異なる複数の偏光子で測定した受光強度の情報から偏光解析を行うため、その計算に時間を要するという課題がある。また、特許文献3に開示された装置は、偏光子の回転機構が不要であり、計算に時間を要するものではないが、高価で特殊な偏光回折格子を必要とするという課題がある。すなわち、特許文献1〜3に開示されたような従来の複屈折性を有する被検査物の複屈折位相差の分布を測定する装置は、測定に時間を要し、しかも安価に実現できるものではなかった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、回転機構のない汎用の光学部品を用いたシンプルかつ安価な構成で、複屈折性を有する被検査物の複屈折位相差の分布を高速に検査することができる物品検査装置及び物品検査方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る物品検査装置は、被検査物を検査領域に搬送する搬送部と、直線偏光の光束を出力する光照射部と、前記直線偏光の光束に1/4波長分の位相差を付与して円偏光の光束に変換する第1の1/4波長板と、前記検査領域に搬送された前記被検査物に前記円偏光の光束を照射する照射光学系と、前記被検査物を透過した光束に1/4波長分の位相差を付与する第2の1/4波長板と、前記第2の1/4波長板を通過した光束の所定の偏光成分を通過させる検光子と、前記検光子を通過した光束の光量に応じた強度信号を出力する複数の受光素子を含む第1イメージセンサと、前記検査領域に搬送された前記被検査物と前記第2の1/4波長板との間に配置され、前記被検査物を透過した光束を前記第2の1/4波長板及び前記検光子を介して前記第1イメージセンサに結像させる結像光学系と、前記第1イメージセンサの各前記受光素子から出力される強度信号から、前記被検査物の複屈折位相差の分布を算出する複屈折位相差分布算出部と、前記複屈折位相差分布算出部により算出された複屈折位相差の分布と、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差の分布との比較に基づいて、前記被検査物の良否を判定する判定部と、を備える構成である。
この構成により、本発明に係る物品検査装置は、被検査物と検光子との間に第2の1/4波長板を設けた構成であるため、回転機構のない汎用の光学部品を用いたシンプルかつ安価な構成で、複屈折性を有する被検査物の複屈折位相差の分布を高速に検査することができる。また、本発明に係る物品検査装置は、複屈折位相差分布算出部により算出された複屈折位相差の分布と、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差の分布との比較により、被検査物の良否を判定することができる。
また、本発明に係る物品検査装置は、前記結像光学系と前記第2の1/4波長板との間に配置され、前記結像光学系からの光束を分岐する光分岐器と、入力された光束の光量に応じた強度信号を出力する複数の受光素子を含む第2イメージセンサと、前記第2イメージセンサの各前記受光素子から出力される強度信号から、前記被検査物の外観の画像を生成する画像生成部と、を更に備え、前記結像光学系は、前記光分岐器で分岐された一方の光束を前記第2の1/4波長板及び前記検光子を介して前記第1イメージセンサに結像させるとともに、前記光分岐器で分岐されたもう一方の光束を前記第2イメージセンサに結像させ、前記判定部は、前記画像生成部により生成された画像と、あらかじめ生成された前記被検査物の良品サンプルの画像との比較に基づいて、前記被検査物の良否を判定する構成であってもよい。
この構成により、本発明に係る物品検査装置は、第2の1/4波長板及び検光子を介さずに結像光学系からの光束を受光する第2イメージセンサを備えているため、第1イメージセンサからの強度信号に基づく被検査物の複屈折性の検査に加えて、第2イメージセンサからの強度信号に基づく被検査物の外観の検査を行うことができる。
また、本発明に係る物品検査装置においては、前記光照射部は、直線偏光の光束を出力するレーザダイオードを有するものであってもよい。
この構成により、本発明に係る物品検査装置は、直線偏光の光束を生成するための偏光子を用いることなく、直線偏光の光束を第1の1/4波長板に出力することができる。
また、本発明に係る物品検査方法は、被検査物を検査領域に搬送するステップと、直線偏光の光束を出力するステップと、前記直線偏光の光束に第1の1/4波長板により1/4波長分の位相差を付与して円偏光の光束に変換するステップと、前記検査領域に搬送された前記被検査物に前記円偏光の光束を照射するステップと、前記被検査物を透過した光束に第2の1/4波長板により1/4波長分の位相差を付与するステップと、前記第2の1/4波長板を通過した光束の所定の偏光成分を検光子により通過させるステップと、前記検査領域に搬送された前記被検査物と前記第2の1/4波長板との間に配置された結像光学系により、前記被検査物を透過した光束を前記第2の1/4波長板及び前記検光子を介して第1イメージセンサに結像させるステップと、複数の受光素子を含む前記第1イメージセンサから、前記検光子を通過した光束の光量に応じた強度信号を出力するステップと、前記第1イメージセンサの各前記受光素子から出力される強度信号から、前記被検査物の複屈折位相差の分布を算出する複屈折位相差分布算出ステップと、前記複屈折位相差分布算出ステップにより算出された複屈折位相差の分布と、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差の分布との比較に基づいて、前記被検査物の良否を判定するステップと、を含む構成である。
この構成により、本発明に係る物品検査方法は、被検査物と検光子との間に第2の1/4波長板を設けた構成であるため、回転機構のない汎用の光学部品を用いたシンプルかつ安価な構成で、複屈折性を有する被検査物の複屈折位相差の分布を高速に検査することができる。また、本発明に係る物品検査方法は、複屈折位相差分布算出部により算出された複屈折位相差の分布と、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差の分布との比較により、被検査物の良否を判定することができる。
本発明は、回転機構のない汎用の光学部品を用いたシンプルかつ安価な構成で、複屈折性を有する被検査物の複屈折位相差の分布を高速に検査することができる物品検査装置及び物品検査方法を提供するものである。
本発明の第1の実施形態に係る物品検査装置の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る物品検査装置における光照射部の構成例を示す構成図である。 光波の偏光状態について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る物品検査装置における、第1の1/4波長板の遅軸及び速軸と、被検査物の遅軸及び速軸と、第2の1/4波長板の遅軸及び速軸と、検光子の透過軸の方向を示す図である。 被検査物に入射した円偏光の光束の偏光状態の変化を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る物品検査装置において伝搬される光束の偏光状態を説明するためのポアンカレ球を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る物品検査装置における第1イメージセンサから出力される強度信号が示す光強度を説明するためのグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る物品検査装置における処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る物品検査装置を用いる物品検査方法の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る物品検査装置の構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る物品検査装置における処理部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る物品検査装置及び物品検査方法の実施形態について図面を用いて説明する。本発明に係る物品検査装置及び物品検査方法は、透明なフィルムやフィルムパッケージ等の複屈折性を有する被検査物の複屈折位相差の分布を検査するためのものである。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る物品検査装置1は、光照射部10と、第1の1/4波長板11と、照射光学系12と、結像光学系13と、第2の1/4波長板14と、検光子15と、第1イメージセンサ16と、第1光強度検出部17と、搬送部30と、制御部40と、表示部50と、操作部60と、を備える。第1の1/4波長板11、照射光学系12、結像光学系13、第2の1/4波長板14、及び検光子15は、光照射部10から第1イメージセンサ16に向かう光路中にこの順に配置される。
光照射部10は、直線偏光の光束を出力するものであり、光源10aと、光源10aからの光束をコリメートするコリメートレンズ10bと、を有する。光源10aは、例えば直線偏光のレーザ光束を出力するレーザダイオード(Laser Diode:LD)である。
あるいは、図2(a),(b)に示すように、光照射部10の光源としてLD10aの代わりにスーパールミネッセントダイオード(Super Luminescent Diode:SLD)10c又は発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)10dを用いてもよい。この場合、光照射部10において、SLD10c又はLED10dからの光束を直線偏光の光束に変換する偏光子10eをコリメートレンズ10bの後段に更に設けることになる。
第1の1/4波長板11は、光照射部10から出力された直線偏光の光束に1/4波長分の位相差を付与して円偏光の光束に変換するものである。第1の1/4波長板11は、その遅軸が、光照射部10から出力された直線偏光の光束の振動方向に対して45°(又は−45°)の角度を成すように配置される。
照射光学系12は、検査領域Rに搬送された被検査物Wに、第1の1/4波長板11から出力された円偏光の光束を照射するものである。照射光学系12は、被検査物Wのサイズに合わせて円偏光の光束を拡大するために、例えば2つ以上のレンズを有している。
結像光学系13は、検査領域Rに搬送された被検査物Wと第2の1/4波長板14との間に配置され、被検査物Wを透過した光束を第2の1/4波長板14及び検光子15を介して第1イメージセンサ16に結像させるようになっている。
第2の1/4波長板14は、被検査物W及び結像光学系13を透過した光束に1/4波長分の位相差を付与するようになっている。
検光子15は、第2の1/4波長板14を通過した光束の所定の偏光成分を通過させるものである。検光子15は、その透過軸が、第2の1/4波長板14の遅軸に対して45°(又は−45°)の角度を成すように配置される。なお、検光子15及び偏光子10eとしては、例えば、ウォラストンプリズム(Wollaston Prism)、ローションプリズム(Rochon Prism)、グランテーラープリズム(Glan-Taylor Prism)、グランレーザープリズム(Glan-Laser Prism)、グラントムソンプリズム(Glan-Thompson Prism)などの結晶偏光子を好適に用いることができる。
第1イメージセンサ16は、検光子15を通過した光束の光量に応じた強度信号を出力する複数の受光素子を含む。つまり、この強度信号は、結像光学系13によって結像された像の明暗に応じた信号である。
第1光強度検出部17は、第1イメージセンサ16の各受光素子から出力される強度信号から光強度を検出するようになっている。
搬送部30は、例えば、被検査物Wを所定の搬送方向(x方向)に沿って所定間隔おきに検査領域Rに搬送するベルトコンベアである。搬送部30は、例えば無端状の搬送ベルト31が搬送ローラ32a,32bに巻回されてなり、その搬送ベルト31により形成される搬送路30a内で、複数の被検査物Wを検査領域Rに順次搬送させるようになっている。また、搬送部30は、搬送ベルト31を回転させるためのモータ34を、搬送ローラ32bの軸線方向一端部に備えている。モータ34は、制御部40によって駆動制御されるようになっている。搬送ベルト31は、例えば光透過性ベルトからなる。
以下、本実施形態に係る物品検査装置1において伝搬される光波の偏光状態について説明する。図3(a)に示すように、光波の進行方向をz軸とし、z軸に垂直な平面上で互いに直交する軸をx軸、y軸とすると、光波(単色光)の電気ベクトルが描く軌跡は下記の式(1)で表される。
Figure 0006940552

ここで、光波の水平方向(x方向)成分の初期位相をδ、光波の垂直方向(y方向)成分の初期位相をδ、これらの位相差δをδ−δとすると、光波の電気ベクトルの軌跡は、位相差δに応じて図3(b)に示すように変化する。
図4は、第1の1/4波長板11の遅軸及び速軸の方向と、被検査物Wの遅軸及び速軸の方向と、第2の1/4波長板14の遅軸及び速軸の方向と、検光子15の透過軸の方向を示す図である。以下、各光学部品を通過した光束の偏光状態をジョーンズ・ベクトル及びジョーンズ行列を用いて記述する。
図4において、光照射部10から出力される直線偏光の光束は、電場の振動方向がx軸に平行であるとする。よって、その偏光状態EL0は下記の式(2)で表される。
Figure 0006940552
図4に示すように、第1の1/4波長板11及び第2の1/4波長板14においては、遅軸sがx'軸に平行であり、速軸fがy'軸に平行であるとする。ここで、x'軸は、x軸に対して−45°傾いている。第1の1/4波長板11及び第2の1/4波長板14のジョーンズ行列は、x'y'座標系において下記の式(3)で表される。
Figure 0006940552
よって、振動方向がx軸に平行な光照射部10からの直線偏光の光束が、遅軸sがx'軸に平行な第1の1/4波長板11を通過すると、x'y'座標系において下記の式(4)で表される偏光状態が得られる。
Figure 0006940552

式(4)は右回り円偏光を示している。
被検査物Wのジョーンズ行列は、被検査物Wを透過する光束に付与される位相差δ、すなわち被検査物Wが有する複屈折位相差δを用いて、被検査物Wのsf座標系において下記の式(5)で表される。
Figure 0006940552
よって、図4に示すように、被検査物Wの遅軸sがx'軸に対して角度θを成す場合には、被検査物Wを透過した光束の偏光状態は、被検査物Wのsf座標系において下記の式(6)で表される。なお、遅軸sのx'軸に対する角度θは、被検査物W内で2次元的に分布している可能性がある。
Figure 0006940552
次に、被検査物Wを透過した光束が、遅軸sがx'軸に平行な第2の1/4波長板14を通過すると、x'y'座標系において下記の式(7)で表される偏光状態が得られる。
Figure 0006940552
図4に示すように、検光子15の透過軸はx軸に平行である。よって、検光子15のジョーンズ行列は、xy座標系において下記の式(8)で表される。
Figure 0006940552
よって、図4に示すように、検光子15の透過軸がx軸に平行(すなわち、x'軸に対して45°の角度)を成す場合には、検光子15を通過した光束の偏光状態は、xy座標系において下記の式(9)で表される。
Figure 0006940552
したがって、光照射部10から出力された直線偏光の光束の光強度をIとすると、被検査物Wを透過して検光子15で水平方向の直線偏光成分が抽出された光束の光強度は、下記の式(10)で表される。この式(10)で与えられる光強度Iは、第1光強度検出部17により検出される光強度に相当する。
Figure 0006940552
式(10)の結果から、図4に示した構成を用いれば、被検査物Wにおける遅軸sの方向の分布によらず、被検査物Wにおける複屈折位相差δの大きさの分布を光強度の分布として検出できることが分かる。なお、式(10)は、複屈折位相差δが0のときに最小値0を取り、複屈折位相差δがπのときに最大値Iを取る。
なお、検光子15の透過軸は、x'軸に対して−45°の角度(すなわち、y軸に対して0°の角度)を成していてもよい。この場合には、検光子15を通過した光束の偏光状態は、xy座標系において下記の式(11)で表される。
Figure 0006940552
したがって、光照射部10から出力された直線偏光の光束の光強度をIとすると、被検査物Wを透過して検光子15で垂直方向の直線偏光成分が抽出された光束の光強度は、下記の式(12)で表される。この式(12)で与えられる光強度Iは、第1光強度検出部17により検出される光強度に相当する。
Figure 0006940552
式(12)の結果から、検光子15の透過軸をy軸に平行にした構成であっても、被検査物Wにおける遅軸sの方向の分布によらず、被検査物Wにおける複屈折位相差δの大きさの分布を光強度の分布として検出できることが分かる。なお、式(12)は、複屈折位相差δが0のときに最大値Iを取り、複屈折位相差δがπのときに最小値0を取る。
なお、複屈折位相差δは、光照射部10から出力される直線偏光の光束の波長λと、複屈折Δn(=n−n)と、被検査物Wの厚みdを用いて、式(13)のように表される。ここで、nは常光屈折率であり、nは異常光屈折率である。
Figure 0006940552
したがって、被検査物Wの厚みdが一定の場合には、複屈折位相差δの分布は、被検査物Wにおける複屈折Δnの分布を示す。一方、被検査物Wの複屈折Δnが一定の場合には、複屈折位相差δの分布は、被検査物Wにおける厚みdの分布を示す。
ここで、図4の構成から第2の1/4波長板14を省略した構成について、各光学部品を通過した光束の偏光状態をジョーンズ・ベクトル及びジョーンズ行列を用いて記述する。すなわち、式(6)で与えられる偏光状態の光束が、透過軸がx軸に平行(すなわち、x'軸に対して45°の角度)を成す検光子15に直接入射した場合の光束の偏光状態は、xy座標系において下記の式(14)で表される。
Figure 0006940552
式(14)から、θが135°又は315°の場合には、複屈折位相差δの情報が得られなくなることが分かる。また、式(6)で与えられる偏光状態の光束が、透過軸がx軸に垂直(すなわち、x'軸に対して−45°の角度)を成す検光子15に直接入射した場合の光束の偏光状態は、xy座標系において下記の式(15)で表される。
Figure 0006940552
式(15)から、θが45°又は225°の場合には、複屈折位相差δの情報が得られなくなることが分かる。したがって、被検査物Wにおける遅軸sの方向の分布によらずに、被検査物Wにおける複屈折位相差δの大きさの分布を得るためには、第2の1/4波長板14を被検査物Wと検光子15との間に設ける図1及び図4の構成が望ましい。
以下、本実施形態に係る物品検査装置1における各光学部品を通過した光束の偏光状態を、ポアンカレ球を用いて説明する。
複屈折性を有する被検査物Wに、第1の1/4波長板11から円偏光の光束が入射すると、例えば図5(a)〜(e)に示すように、被検査物Wの遅軸(又は速軸)方位と複屈折位相差δの量に応じて偏光状態が変化する。これらの偏光状態は、図6に示すポアンカレ球上に表わされる。ポアンカレ球においては、楕円偏光の主軸方位が経度によって表され、楕円偏光の楕円率が緯度によって表される。なお、直線偏光はポアンカレ球の赤道上に配置される。
例えば、被検査物Wにおいて水平方向に対する遅軸方位が0°,−90°,−180°となる領域では、図5(a),(c),(e)に示すように、複屈折位相差δの量に応じてポアンカレ球のS軸周りの回転によって、被検査物Wに入射した右回り円偏光の偏光状態が変化する。また、被検査物Wにおいて水平方向に対する遅軸の角度が−45°,−135°となる領域では、図5(b),(d)に示すように、複屈折位相差δの量に応じてポアンカレ球のS軸周りの回転によって、被検査物Wに入射した右回り円偏光の偏光状態が変化する。
次に、被検査物Wを透過した光束の偏光状態が楕円偏光又は円偏光である場合には、第2の1/4波長板14によるS軸周りの偏光状態の変換によって、偏光状態の楕円率に加えて主軸方位が変化する。例えば、円偏光を第2の1/4波長板14で水平直線偏光に変換するには、S軸周りに、位相差1/4波長分、すなわち90°回転させることになる。
このように、第2の1/4波長板14による変換前の光束の偏光状態は、第2の1/4波長板14による光束の偏光状態の変換後には、主軸方位が変化した状態となる。主軸方位が変化した光束が検光子15を通過することにより、複屈折位相差δが光強度の変化に変換され、第1イメージセンサ16の強度信号から複屈折位相差分布を観測することが可能になる。
図7は、第1イメージセンサ16から出力される強度信号が示す光強度を説明するためのグラフである。実線は、被検査物Wから円偏光の光束が出力されたときに、第2の1/4波長板14から出力される直線偏光の光束の偏光方向と、検光子15の透過軸とが直交する構成(図4参照)における強度信号の光強度を示している。この構成では、式(10)に示されているように、被検査物Wで複屈折位相差δを生じなかった領域の光強度が最も低く、被検査物Wでの複屈折位相差δが180°となる領域の光強度が最も高くなる。また、被検査物Wにおける光強度は、複屈折位相差δが増加するにつれて単調に増加する。
また、図7において破線は、被検査物Wから円偏光の光束が出力されたときに、第2の1/4波長板14から出力される直線偏光の光束の偏光方向と、検光子15の透過軸とが平行になる構成における強度信号の光強度を示している。この構成では、式(12)に示されているように、被検査物Wで複屈折位相差δを生じなかった領域の光強度が最も高く、被検査物Wでの複屈折位相差δが180°となる領域の光強度が最も低くなる。また、被検査物Wにおける光強度は、複屈折位相差δが増加するにつれて単調に減少する。
制御部40は、例えばCPU、ROM、RAM、HDDなどを含むマイクロコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等で構成され、物品検査装置1を構成する上記各部の動作を制御する。また、制御部40は、ROM等に記憶された所定のプログラムをRAMに移して実行することにより、処理部41をソフトウェア的に構成することが可能である。なお、処理部41は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのディジタル回路で構成することも可能である。あるいは、処理部41は、ディジタル回路によるハードウェア処理と所定のプログラムによるソフトウェア処理とを適宜組み合わせて構成することも可能である。
図8に示すように、処理部41は、第1画像生成部42と、複屈折位相差分布算出部43と、判定部44と、を含む。
第1画像生成部42は、第1光強度検出部17により受光素子ごとに検出された光強度に応じた画素値の画素からなる画像を生成するようになっている。図7の下段に示すように、第1画像生成部42が生成する画像は、被検査物Wにおける複屈折位相差δの大きさの明暗イメージである。
複屈折位相差分布算出部43は、式(10)又は式(12)に従って、第1光強度検出部17により受光素子ごとに検出された光強度から、被検査物Wの複屈折位相差δの分布を算出するようになっている。
判定部44は、複屈折位相差分布算出部43により算出された複屈折位相差δの分布と、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差の分布との比較に基づいて、被検査物Wの良否を判定するようになっている。ここで、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差の分布とは、例えば、被検査物Wの良品サンプルから得られる複屈折位相差の分布である。
例えば、判定部44は、複屈折位相差分布算出部43により受光素子ごとに算出された複屈折位相差δと、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差との差の絶対値が所定値を超えた場合に、被検査物Wに異常があると判定する。あるいは、判定部44は、第1画像生成部42により生成された画像の各画素値と、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差の分布に相当する明暗イメージの各画素値との差の絶対値が所定値を超えた場合に、被検査物Wに異常があると判定する。
表示部50は、例えばLCDやCRTなどの表示機器で構成され、制御部40から出力される制御信号に応じて、判定部44による被検査物Wの良否の判定結果や、第1画像生成部42により生成された画像などの各種表示内容を表示するようになっている。さらに、表示部50は、各種条件を設定するためのボタン、ソフトキー、プルダウンメニュー、テキストボックスなどの操作対象の表示を行うようになっている。
操作部60は、ユーザによる操作入力を受け付けるためのものであり、例えば表示部50に設けられたタッチパネルで構成される。あるいは、操作部60は、キーボード又はマウスのような入力デバイスを含んで構成されてもよい。また、操作部60は、リモートコマンドなどによる遠隔制御を行う外部制御装置で構成されてもよい。操作部60への操作入力は、制御部40により検知されるようになっている。例えば、操作部60により、搬送部30による被検査物Wの搬送の開始や停止などをユーザが任意に指定することなどが可能である。
以下、本実施形態に係る物品検査装置1を用いる物品検査方法について、図9のフローチャートを参照しながらその処理の一例を説明する。
まず、搬送部30は、被検査物Wを検査領域Rに搬送する(ステップS1)。
次に、光照射部10は、直線偏光の光束を出力する(ステップS2)。
次に、第1の1/4波長板11は、光照射部10から出力された直線偏光の光束に1/4波長分の位相差を付与して円偏光の光束に変換する(ステップS3)。
次に、照射光学系12は、検査領域Rに搬送された被検査物Wに、第1の1/4波長板11から出力された円偏光の光束を照射する(ステップS4)。
次に、第2の1/4波長板14は、被検査物Wを透過した光束に1/4波長分の位相差を付与する(ステップS5)。
次に、検光子15は、第2の1/4波長板14を通過した光束の所定の偏光成分を通過させる(ステップS6)。
次に、結像光学系13は、被検査物Wを透過した光束を第2の1/4波長板14及び検光子15を介して第1イメージセンサ16に結像させる(ステップS7)。
次に、第1イメージセンサ16は、検光子15を通過した光束の光量に応じた強度信号を出力する(ステップS8)。
次に、複屈折位相差分布算出部43は、第1イメージセンサ16の各受光素子から出力される強度信号から、被検査物Wの複屈折位相差δの分布を算出する(複屈折位相差分布算出ステップS9)。
次に、判定部44は、複屈折位相差分布算出ステップS9により算出された複屈折位相差δの分布と、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差の分布との比較に基づいて、被検査物Wの良否を判定する(ステップS10)。
次に、制御部40は、全ての被検査物Wが検査領域Rに搬送されたか否かを判断する(ステップS11)。全ての被検査物Wが検査領域Rに搬送された場合には、制御部40は処理を終了する。一方、全ての被検査物Wが検査領域Rに搬送されていない場合には、制御部40は再びステップS1以降の処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態に係る物品検査装置1は、光照射部10から第1イメージセンサ16に向かう光路において、被検査物Wと検光子15との間に第2の1/4波長板14を設けた構成であるため、回転機構のない汎用の光学部品を用いたシンプルかつ安価な構成で、複屈折性を有する被検査物の複屈折位相差δの分布を高速に検査することができる。また、本実施形態に係る物品検査装置1は、複屈折位相差分布算出部43により算出された複屈折位相差δの分布と、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差の分布との比較により、被検査物Wの良否を判定することができる。
また、本実施形態に係る物品検査装置1は、光照射部10が直線偏光の光束を出力するLD10aを有する場合には、直線偏光の光束を生成するための偏光子を用いることなく、直線偏光の光束を第1の1/4波長板11に出力することができる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態に係る物品検査装置について図面を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、第1の実施形態と同様の動作についても適宜説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態の物品検査装置2は、第1の実施形態の物品検査装置1の構成に加えて、光分岐器18と、第2イメージセンサ19と、第2光強度検出部20と、を備える。
光分岐器18は、光照射部10から第1イメージセンサ16に向かう光路において、結像光学系13と第2の1/4波長板14との間に配置され、結像光学系13からの光束を分岐するようになっている。
結像光学系13は、光分岐器18で分岐された一方の光束を第2の1/4波長板14及び検光子15を介して第1イメージセンサ16に結像させるとともに、光分岐器18で分岐されたもう一方の光束を第2イメージセンサ19に結像させるようになっている。
第2イメージセンサ19は、結像光学系13から光分岐器18を介して入力された光束の光量に応じた強度信号を出力する複数の受光素子を含む。
第2光強度検出部20は、第2イメージセンサ19の各受光素子から出力される強度信号から光強度を検出するようになっている。
また、図11に示すように、本実施形態の物品検査装置2における処理部41'は、第1の実施形態の物品検査装置1の処理部41の構成に加えて、第2画像生成部45を含む。
第2画像生成部45は、第2光強度検出部20により受光素子ごとに検出された光強度に応じた画素値の画素からなる、被検査物Wの外観の画像を生成するようになっている。
本実施形態において、判定部44は、第2画像生成部45により生成された画像と、あらかじめ生成された被検査物Wの良品サンプルの画像との比較に基づいて、被検査物Wの良否を判定するようになっている。例えば、第2画像生成部45により生成された画像の各画素値と、被検査物Wの良品サンプルの画像の各画素値との差の絶対値が所定値を超えた場合に、被検査物Wに異常があると判定する。
さらに、判定部44は、第1の実施形態と同様に、複屈折位相差分布算出部43により算出された複屈折位相差δの分布や、第1画像生成部42により生成された画像に基づいて、被検査物Wの良否を判定するようになっている。
本実施形態において、表示部50は、判定部44による被検査物Wの良否の判定結果や、第1画像生成部42により生成された画像に加えて、第2画像生成部45により生成された画像も表示するようになっている。
以上説明したように、本実施形態に係る物品検査装置2は、第2の1/4波長板14及び検光子15を介さずに結像光学系13からの光束を受光する第2イメージセンサ19を備えているため、第1イメージセンサ16からの強度信号に基づく被検査物Wの複屈折性の検査に加えて、第2イメージセンサ19からの強度信号に基づく被検査物Wの外観の検査を行うことができる。
1,2 物品検査装置
10 光照射部
10a LD
10b コリメートレンズ
10c SLD
10d LED
10e 偏光子
11 第1の1/4波長板
12 照射光学系
13 結像光学系
14 第2の1/4波長板
15 検光子
16 第1イメージセンサ
17 第1光強度検出部
18 光分岐器
19 第2イメージセンサ
20 第2光強度検出部
30 搬送部
41,41’ 処理部
42 第1画像生成部
43 複屈折位相差分布算出部
44 判定部
45 第2画像生成部
W 被検査物

Claims (4)

  1. 被検査物を検査領域に搬送する搬送部(30)と、
    直線偏光の光束を出力する光照射部(10)と、
    前記直線偏光の光束に1/4波長分の位相差を付与して円偏光の光束に変換する第1の1/4波長板(11)と、
    前記検査領域に搬送された前記被検査物に前記円偏光の光束を照射する照射光学系(12)と、
    前記被検査物を透過した光束に1/4波長分の位相差を付与する第2の1/4波長板(14)と、
    前記第2の1/4波長板を通過した光束の所定の偏光成分を通過させる検光子(15)と、
    前記検光子を通過した光束の光量に応じた強度信号を出力する複数の受光素子を含む第1イメージセンサ(16)と、
    前記検査領域に搬送された前記被検査物と前記第2の1/4波長板との間に配置され、前記被検査物を透過した光束を前記第2の1/4波長板及び前記検光子を介して前記第1イメージセンサに結像させる結像光学系(13)と、
    前記第1イメージセンサの各前記受光素子から出力される強度信号から、前記被検査物の複屈折位相差の分布を算出する複屈折位相差分布算出部(43)と、
    前記複屈折位相差分布算出部により算出された複屈折位相差の分布と、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差の分布との比較に基づいて、前記被検査物の良否を判定する判定部(44)と、を備えることを特徴とする物品検査装置。
  2. 前記結像光学系と前記第2の1/4波長板との間に配置され、前記結像光学系からの光束を分岐する光分岐器(18)と、
    入力された光束の光量に応じた強度信号を出力する複数の受光素子を含む第2イメージセンサ(19)と、
    前記第2イメージセンサの各前記受光素子から出力される強度信号から、前記被検査物の外観の画像を生成する画像生成部(45)と、を更に備え、
    前記結像光学系は、前記光分岐器で分岐された一方の光束を前記第2の1/4波長板及び前記検光子を介して前記第1イメージセンサに結像させるとともに、前記光分岐器で分岐されたもう一方の光束を前記第2イメージセンサに結像させ、
    前記判定部は、前記画像生成部により生成された画像と、あらかじめ生成された前記被検査物の良品サンプルの画像との比較に基づいて、前記被検査物の良否を判定することを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
  3. 前記光照射部は、直線偏光の光束を出力するレーザダイオード(10a)を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物品検査装置。
  4. 被検査物を検査領域に搬送するステップ(S1)と、
    直線偏光の光束を出力するステップ(S2)と、
    前記直線偏光の光束に第1の1/4波長板(11)により1/4波長分の位相差を付与して円偏光の光束に変換するステップ(S3)と、
    前記検査領域に搬送された前記被検査物に前記円偏光の光束を照射するステップ(S4)と、
    前記被検査物を透過した光束に第2の1/4波長板(14)により1/4波長分の位相差を付与するステップ(S5)と、
    前記第2の1/4波長板を通過した光束の所定の偏光成分を検光子(15)により通過させるステップ(S6)と、
    前記検査領域に搬送された前記被検査物と前記第2の1/4波長板との間に配置された結像光学系(13)により、前記被検査物を透過した光束を前記第2の1/4波長板及び前記検光子を介して第1イメージセンサ(16)に結像させるステップ(S7)と、
    複数の受光素子を含む前記第1イメージセンサから、前記検光子を通過した光束の光量に応じた強度信号を出力するステップ(S8)と、
    前記第1イメージセンサの各前記受光素子から出力される強度信号から、前記被検査物の複屈折位相差の分布を算出する複屈折位相差分布算出ステップ(S9)と、
    前記複屈折位相差分布算出ステップにより算出された複屈折位相差の分布と、あらかじめ定められた所望の複屈折位相差の分布との比較に基づいて、前記被検査物の良否を判定するステップ(S10)と、を含むことを特徴とする物品検査方法。
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