JP6932456B2 - 無人航空機およびバッテリカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、無人航空機およびバッテリカートリッジに関し、特に、飛行中にステータス信号を発信する無人航空機、および、このような無人飛行機に取り付けられるバッテリカートリッジに用いて好適なものである。
近年、ドローンのような無人で飛行する小型の無人航空機が広く普及してきおり、ホビーとしてだけでなく、上空からの景色の撮影、被検査対象物の検査、農薬の散布、運搬物の運搬等、様々な用途で用いられてきている。無人航空機には、予め定められた予定航路を自立制御によって目視外飛行するものがある。このような無人航空機には、通常、自機の状態(位置や、エラーの有無等)を示すステータス信号を電波によって発信する機能が設けられており、無人航空機が目視外飛行をしている間、管理者は、常時、無人航空機が発するステータス信号に基づいて、無人航空機の状態を監視することができる。
ここで、無人航空機は、想定していない障害物への接触等のさまざまな原因により、墜落する可能性がある。このような場合、墜落した無人航空機を探索して見つけ出し、回収する必要があるが、無人航空機を見つけ出すのが困難なケースがある。特に、自立制御によって目視外飛行をする無人航空機は、管理者の目視外で墜落する場合があり、このような場合、無人航空機を見つけ出すのが非常に困難となる場合がある。
この点に関し、特許文献1には、無人航空機が墜落したときに、墜落に伴う機体の破損を検出し、機体の破損に応じて、標識信号を発信する技術が記載されている。特許文献1の技術によれば、無人航空機が墜落し、機体が破損した場合、そのことをトリガとして標識信号が発信されるため、管理者は、標識信号を用いて無人航空機を探索することが可能になり、無人航空機の探索が容易化する。
特開2012−245832号公報
上述したように、無人航空機には、飛行中にステータス信号を発信する機能を有するものがある。無人航空機が墜落した場合であっても、ステータス信号が発信された状態の場合は、無人航空機の探索にステータス信号を利用することが可能であり、また、ステータス信号を利用して無人航空機の探索を行うことにより、無人航空機の探索が容易化する。
しかしながら、特許文献1の技術は、飛行中にステータス信号を発信する機能を有さない無人航空機に適用することが前提であり、ステータス信号を発信する機能を有する無人航空機への適用については考慮されていない。従って、特許文献1の技術を、ステータス信号を発信する機能を有する無人航空機に単純に適用した場合、墜落後にステータス信号が発信されているか否かにかかわらず、無人航空機が墜落(機体が破損)すると必ず標識信号が発信されることになる。このため、特許文献1の技術では、無人航空機の墜落後もステータス信号が発信されている場合には、ステータス信号の発信、および、標識信号の発信の両方にバッテリが不必要に無駄に消費されることになり、その点に改善の余地がある。特に、墜落後は、無人航空機の探索に利用する信号をできるだけ長く発信する必要があるという観点から、バッテリの無駄な消費をできるだけ防止することが強く求められる。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、飛行中にステータス信号を発信する機能を有する無人航空機について、無人航空機が墜落した場合に、バッテリが無駄に消費されることをできるだけ防止した上で、探索に用いることが可能な信号が発信されるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の無人航空機は、飛行機構を有する本体と、本体に脱着可能なバッテリと、バッテリから電力の供給を受けて、本体の状態を示すステータス信号を電波により発信するステータス信号発信ユニットと、本体の探索に用いる探索用信号を電波により発信する出力ユニットとを備えている。そして、無人航空機は、少なくともステータス信号発信部によるステータス信号の発信が停止する異常が発生した後に、バッテリから出力ユニットに電力が供給されるように構成されると共に、このような異常が発生した場合に、出力ユニットがバッテリから電力の供給を受けて、探索用信号を発信するように構成されている。
上記のように構成した本発明によれば、無人航空機の墜落に伴ってステータス信号の発信が停止する異常が発生した場合には、探索用信号が発信されるため、無人航空機が墜落した場合に、ステータス信号と探索用信号とのいずれかの信号が発信される状態とすることができる。その上で、上記のように構成した本発明によれば、墜落後にステータス信号の発信および探索用信号の発信の両方にバッテリが消費されることを防止でき、バッテリが無駄に消費されることをできるだけ防止できる。
本発明の第1実施形態に係る無人航空機の外観図である。 本発明の第1実施形態に係る無人航空機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 バッテリと本体との接続部分の拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る出力ユニットのハードウェア構成例を示すブロック図である。 第1スイッチの構成を示す図である。 第1スイッチの構成の他の例を示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る出力ユニットのハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る制御回路を、関連する部材と共に示す図である。 本発明の第2実施形態に係る無人航空機の外観図である。 本発明の第2実施形態に係る無人航空機のハードウェア構成例を示すブロック図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る無人航空機1の外観を単純化して模式的に示す図である。無人航空機1は、ドローンと呼ばれる無人の航空機であり、飛行機構2を有する本体3と、この本体3に脱着可能なバッテリ4とを備える。本体3のケース5内には、バッテリ4を収容する収容部が設けられており、図示しない開閉機構を介して、ケース5内の収容部にバッテリ4を収容することができ、また、バッテリ4をケース5の外に取り出すこともできる。バッテリ4と本体3との接続の態様については後に詳述する。なお、本実施形態では、本体3のケース5内の収容部にバッテリ4が収容される構成である。ただし、バッテリ4が本体3に取り付けられる構造は、本実施形態で例示する構造に限られない。一例として、バッテリ4が、本体3の筐体に、バンド等によって固定され、取り付けられる構造でもよい。
図1に示すように、飛行機構2は、4枚のプロペラ6を有しており、無人航空機1は、これらプロペラ6の回転数を調整することによって、上昇、下降、前進、後退、旋回等を行う。本実施形態に係る無人航空機1は、無線操縦機による遠隔操縦に従って飛行することができると共に、遠隔操縦によることなく予め定められた予定航路を自立制御によって飛行することができる。以下、予め定められた予定航路を自立制御によって飛行することを、「自立制御飛行」という。
図2は、本実施形態に係る無人航空機1のハードウェア構成例を示すブロック図である。バッテリ4は、例えば、リチウムポリマー電池であり、本体3の各部に電力を供給する。出力ユニット7については後述する。図2に示すように、無人航空機1の本体3は、本体側制御ユニット10、飛行機構駆動ユニット11、移動体通信ユニット12、無線通信ユニット13、メモリユニット14、GPSユニット15、飛行関連センサ16およびエラー関連センサ17を備えている。
本体側制御ユニット10は、フライトコントローラであり、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備えている。本体側制御ユニット10は、CPUが、ROMに記憶された制御プログラムをRAMに読み出して実行することにより無人航空機1の各部を制御する。
飛行機構駆動ユニット11は、PMU(Power Management Unit)、ESC(Electric Speed Controller)およびブラシレスモータを備えている。ブラシレスモータは、プロペラ6を回転させるモータであり、4つのプロペラ6ごとに存在する。PMUは、バッテリ4からESCに供給される電力を制御する。ESCは、ブラシレスモータの回転数を制御する。本体側制御ユニット10は、飛行機構駆動ユニット11を制御して、各プロペラ6の回転数を調整することにより、無人航空機1の飛行を制御する。
移動体通信ユニット12(特許請求の範囲の「ステータス信号発信ユニット」に相当)は、移動体通信ネットワークを介して通信を行うためのベースバンドユニットや、RFユニット、アンテナ等を備える。移動体通信ユニット12は、本体側制御ユニット10の制御の下、無線信号を移動体通信ネットワークに対応する周波数帯の電波により発信し、また、移動体通信ネットワークに対応する周波数帯の電波に重畳された無線信号を受信し、本体側制御ユニット10に出力する。後述するように、無線通信ユニット13は、無人航空機1が飛行している間、本体側制御ユニット10の制御の下、ステータス信号を電波により発信する。
無線通信ユニット13は、特定の周波数帯で無線通信を行うためのベースバンドユニットや、RFユニット、アンテナ等を備え、本体側制御ユニット10の制御の下、特定の周波数帯で無線信号を電波により発信し、また、特定の周波数帯の電波に重畳された無線信号を受信し、本体側制御ユニット10に出力する。無線通信ユニット13は、無人航空機1が無線操縦機による遠隔操縦に従って飛行する場合は、無線操縦機が発信する制御信号を受信し、本体側制御ユニット10に出力する。本体側制御ユニット10は、制御信号を入力し、制御信号に基づいて、飛行機構駆動ユニット11を制御する。
メモリユニット14は、EEPROM等の不揮発性メモリを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。
GPSユニット15は、GPS信号を受信し、GPS信号に基づいて、無人航空機1の現在位置(現在の無人航空機1の位置の経度、緯度および高度)を検出する。GPSユニット15は、随時、検出値を本体側制御ユニット10に出力する。
飛行関連センサ16は、ジャイロセンサや、加速度センサ、気圧センサ、磁気センサ、超音波センサ、ポジショニングカメラ等の各種センサを備え、各種センサの検出値を本体側制御ユニット10に出力する。本体側制御ユニット10は、各種センサの検出値に基づいて、飛行中の無人航空機1の姿勢や、移動を制御する。
エラー関連センサ17は、本体3の各部の温度を検出するセンサや、各部に供給される電力の状態を検出するセンサ等、無人航空機1に発生したエラーを検出する各種センサを備え、各種センサの検出値を本体側制御ユニット10に出力する。本体側制御ユニット10は、各種センサの検出値に基づいて、各種エラーの発生の有無を検出する。
上述したように、本実施形態に係る無人航空機1は、自立制御飛行をすることができる。以下、自立制御飛行について、ステータスデータと併せて簡単に説明する。
自立制御飛行に際し、メモリユニット14には、所定の手段で予定航路情報が記憶される。予定航路情報は、無人航空機1が飛行する航路を複数のウェイポイントにより表した情報である。各々のウェイポイントは、経度、緯度および高度の情報を有する。自立制御飛行に際し、本体側制御ユニット10は、GPSユニット15および飛行関連センサ16の検出値に基づいて、飛行中の無人航空機1の位置や、姿勢、移動方向を監視しつつ飛行機構駆動ユニット11を制御することによって、無人航空機1の上昇、下降、前進、後退、旋回等を制御し、予定航空情報に記録された複数のウェイポイントを無人航空機1が順番に辿るように、無人航空機1を飛行させる。
無人航空機1の飛行が開始された場合、本体側制御ユニット10は、所定の周期で、GPSユニット15、飛行関連センサ16およびエラー関連センサ17からの入力に基づいて、ステータスデータを生成する。ステータスデータは、無人航空機1の状態を示すデータである。本実施形態では、ステータスデータは、無人航空機1の現在位置を示す情報、飛行関連センサ16の各種センサの検出値を示す情報、および、複数のエラーについてエラーが発生しているか否かを示す情報を含む。本実施形態で説明するステータスデータの内容は、あくまで一例であり、ステータスデータの内容は、無人航空機1に実装されているセンサの種類等に応じて適切に定められればよい。そして、無人航空機1の飛行が開始された後、本体側制御ユニット10は、移動体通信ユニット12を制御して、所定の周期で生成したステータスデータを、所定の周期でステータス信号として電波により発信する。
ここで、無人航空機1を管理する管理者が使用する端末には、事前に専用のアプリケーションがインストールされる。以下、管理者が使用する端末を「管理者端末」という。管理者端末は、例えば、ノート型コンピュータや、タブレット型コンピュータ(スマートフォンを含む)である。専用のアプリケーションは、管理者端末と、無人航空機1との間で移動体通信ネットワークを含むネットワークを介した通信経路を確立する機能、無人航空機1が送信するステータスデータを通信経路を介して受信する機能、および、ステータスデータの受信に応じて、ステータスデータに含まれる各種情報を所定の態様で管理者端末に表示させる機能を少なくとも有する。
管理者は、無人航空機1の自立制御飛行に先立って、管理者端末の専用のアプリケーションを起動する。管理者端末は、専用のアプリケーションの機能により、無人航空機1との間で通信経路を確立する。上述したように、無人航空機1の飛行が開始された後、無人航空機1は、所定の周期で、ステータスデータを、ステータス信号として発信する。管理者端末は、専用のアプリケーションの機能により、通信経路を介して、随時、ステータスデータを受信し、ステータスデータに含まれる各種情報を所定の態様で表示する。管理者は、管理者端末に表示された各種情報を参照することにより、常時、無人航空機1の状態を確認することができる。なお、本実施形態では、無人航空機1は、移動体通信ユニット12がステータス信号を発信する構成である。この点について、無線通信ユニット13が、特定の周波数帯の信号として、ステータス信号を発信する構成でもよい。つまり、ステータス信号は、本実施形態のように、移動体通信ネットワークを介して管理者端末に送信される必要は無く、特定の周波数帯の信号として、管理者端末に直接送信されてもよい。
図3は、バッテリ4と本体3との接続部分の拡大図を模式的に示した図である。図3に示すように、バッテリ4には、プラス側のケーブルとマイナス側のケーブルよりなるバッテリ側ケーブル20が接続され、このバッテリ側ケーブル20には、バッテリ側コネクタ21が接続される。また、本体3の本体側制御ユニット10が実装された制御基板には、本体側ケーブル23が接続され、この本体側ケーブル23には、本体側コネクタ24が接続される。なお、従来は、バッテリ側コネクタ21に相当するコネクタと本体側コネクタ24に相当するコネクタとが接続されることにより、バッテリ4は本体3に接続されていた。
図3に示すように、本実施形態に係る無人航空機1は、出力ユニット7を備えている。この出力ユニット7は、バッテリ側コネクタ21と本体側コネクタ24との両方に接続された状態で、これらコネクタ21、24に介在する。以下、出力ユニット7に対して、バッテリ側コネクタ21および本体側コネクタ24の両方が物理的接続(後述)されている状態を「正常接続状態」という。詳細は省略するが、出力ユニット7には、バッテリ側コネクタ21の端子と本体側コネクタ24の端子とを導通する導電部材が設けられており、正常接続状態の場合、これらコネクタの電気的接続が確立される。
出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続は、以下の方法で行われる。すなわち、バッテリ側コネクタ21には、筐体から突出する突出部材21Xが設けられ、出力ユニット7には、突出部材21Xが挿入されて嵌合する嵌合部7Xが形成されている。出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続は、まず、突出部材21Xが嵌合部7Xに嵌合することによって行われる。突出部材21Xが嵌合部7Xに嵌合すると、突出部材21Xの外周の全域と嵌合部7Xの内周の全域とが接触し、突出部材21Xと嵌合部7Xとの間で働く摩擦力により、抜けが防止される。
図3に示すように、バッテリ側コネクタ21には爪部材21Yが設けられ、出力ユニット7には、爪部材21Yが係合する係合部7Yが形成されている。出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続は、さらに、爪部材21Yが係合部7Yに係合することによって行われる。このように、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続は、突出部材21Xの嵌合部7Xへの嵌合と、爪部材21Yの係合部7Yへの係合とによって行われるため、突出部材21Xが嵌合部7Xに嵌合しただけの場合と比較して、強固に抜けが防止されている。
出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続は、以下の方法で行われる。すなわち、出力ユニット7には、筐体から突出する突出部材7Zが設けられ、本体側コネクタ24には、突出部材7Zが挿入されて嵌合する嵌合部24Zが形成されている。出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続は、突出部材7Zが嵌合部24Zに嵌合することによって行われる。突出部材7Zが嵌合部24Zに嵌合すると、突出部材7Zの外周の全域と嵌合部24Zの内周の全域とが接触し、突出部材7Zと嵌合部24Zとの間で働く摩擦力により、抜けが防止される。図3に示すように、出力ユニット7と本体側コネクタ24とには、これら部材を係合する係合機構は設けられない。
図3に示すように、本体側コネクタ24には、筐体から本体側ケーブル23が設けられた側と逆側に向かって突出する操作部材25が設けられている。出力ユニット7において、操作部材25に対応する位置には、操作部材25が挿通する穴が形成されている。詳細は後述するが、操作部材25は、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が行われているか否かによって、第1スイッチ31のオン/オフを切り替える部材である。
図4は、出力ユニット7のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4に示すように、出力ユニット7は、無線通信モジュール30(特許請求の範囲の「モジュール」に相当)と、第1スイッチ31とを有する。無線通信モジュール30は、無人航空機1の探索に用いる探索用信号を特定の周波数帯の電波として発信するためのモジュールであり、ベースバンドユニットや、RFユニット、アンテナ等を備えている。無線通信モジュール30は、電力の供給があった場合に自動で動作して探索用信号を発信し、電力の供給が行われている間、探索用信号の発信を継続する。第1スイッチ31は、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続が行われている状態で、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が行われていない場合に、バッテリ4から無線通信モジュール30に電力が供給される状態とするスイッチである。
図5は、第1スイッチ31を説明するため、第1スイッチ31の構成を、関連する部材と共に、単純化して模式的に示す図である。図5に示すように、第1スイッチ31は、バッテリ4と無線通信モジュール30とを結ぶ電力供給ラインに設けられたスイッチである。図5(A)は、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が行われているときの第1スイッチ31の様子を模式的に示し、図5(B)は、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が行われいないときの第1スイッチ31の様子を模式的に示している。図5(A)に示すように、バッテリ4側の接点Saと、無線通信モジュール30側の接点Sbとが導通していない状態がオフの状態であり、第1スイッチ31がオフの場合は、バッテリ4から無線通信モジュール30への電力の供給は遮断される。一方、図5(B)に示すように、バッテリ4側の接点Saと、無線通信モジュール30側の接点Sbとが導通している状態がオンの状態であり、第1スイッチ31がオンの場合は、バッテリ4から無線通信モジュール30へ電力が供給される。
図5(A)に示すように、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が行われている場合、操作部材25が、接点Saを、接点Sbから離間するように移動させ、これにより、第1スイッチ31がオフとなる。このため、正常接続状態においては、無線通信モジュール30への電力の供給が遮断される。一方、図5(B)に示すように、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が行われていない場合、接点Saと接点Sbとが導通し、第1スイッチ31がオンとなる。このため、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が行われていない状態においては、バッテリ4から無線通信モジュール30へ電力が供給される。なお、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が行われている場合であっても、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続が行われていない場合は、当然に、バッテリ4から無線通信モジュール30への電力の供給は行われない。
なお、本実施形態で説明する第1スイッチ31の構成はあくまで一例であり、例示する構成に限られない。一例として、第1スイッチ31が、以下の構成であってもよい。図6は、第1スイッチ31の他の例の説明に用いる図である。本例では、図6(A)に示すように、第1スイッチ31は、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が行われている場合、本体側コネクタ24の内部に設けられた機構により、バッテリ4側の接点Saと、無線通信モジュール30側の接点Sbとが離間され、これら接点Sa、Sbが導通しない。一方、図6(B)に示すように、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が解除されると、第1スイッチ31の状態が変移し、接点Saと接点Sbとが導通する。このような構成であってもよい。
ところで、無人航空機1は、飛行中、想定していない障害物への接触等の様々な原因により、墜落する可能性がある。特に、本実施形態では、無人航空機1は、自立制御飛行が可能なため、自立制御により、管理者等の人間の目視外で墜落する可能性がある。無人航空機1が墜落した場合、管理者等は、無人航空機1を探索して見つけ出し、回収する必要がある。これを踏まえ、本実施形態に係る無人航空機1は、以上の構成の下、墜落した際に以下の態様で動作する。
すなわち、墜落する前は、無人航空機1は、正常接続状態である。正常接続状態では、出力ユニット7の第1スイッチ31はオフとなるため、無線通信モジュール30に対するバッテリ4からの電力の供給は行われず、出力ユニット7による探索用信号の発信は行われない。なお、正常接続状態のときは、移動体通信ユニット12によりステータス信号が発信される。
無人航空機1が墜落した場合において、墜落後も正常接続状態が維持されている場合、バッテリ4から本体3に対して電力供給が行われることになる。このため、この場合は、墜落後も、移動体通信ユニット12が、本体側制御ユニット10の制御の下、バッテリ4からの電力の供給を受けて、ステータスデータに基づくステータス信号を発信する。従って、墜落後も管理者端末と無人航空機との通信経路が確立されている場合には、管理者端末に無人航空機1の現在位置を示す情報が表示されるため、管理者は、当該情報を利用して無人航空機1の探索を行うことができる。一方、通信経路が確立されていない場合であっても、ステータス信号は、本体3の移動体通信ユニット12を発信源とする電波として発信されるため、管理者は、発信されるステータス信号を利用して、無人航空機1の探索を行うことができる。また、墜落後も正常接続状態が維持されている場合、出力ユニット7の第1スイッチ31はオフとなるため、無線通信モジュール30に対するバッテリ4からの電力の供給は行われず、出力ユニット7による探索用信号の発信は行われない。つまり、この場合、探索用信号の発信が行われず、ステータス信号の発信にのみ、バッテリ4の電力が消費される。
一方、無人航空機1が墜落した際に、無人航空機1に加わる衝撃や、無人航空機1の破損に起因して、バッテリ側ケーブル20および本体側ケーブル23に対して、出力ユニット7からバッテリ側コネクタ21および本体側コネクタ24を引き抜く強い力(図3で矢印で示す方向に向かう力)が加わる場合がある。例えば、衝撃で、バッテリ4が、無人航空機1の筐体から脱落した場合である。
この場合、本実施形態では、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続に、これら部材を係合する係合機構が用いられる一方、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続には、このような係合機構が用いられていないことに起因して、以下の状態となる。すなわち、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続は解除されない一方、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が解除された状態となる。出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が解除されると、以降、バッテリ側ケーブル20に対して、出力ユニット7からバッテリ側コネクタ21を引き抜く力は加わらず、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続は維持される。
なお、バッテリ4と本体3とを接続するケーブルに強い力が加わって、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が解除された場合、以後、バッテリ4から本体3に電力が供給されず、従って、ステータス信号の発信が行われない。これを踏まえ、「バッテリ4と本体3とを接続するケーブルに強い力が加わって、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が解除されたこと」は、特許請求の範囲の「発信関連異常が発生したこと」に相当する。
無人航空機1の墜落に応じて、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続が維持された状態で、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が解除されると、バッテリ4から本体3への電力の供給が遮断されるため、本体3の移動体通信ユニット12によるステータス信号の発信が停止する。一方で、出力ユニット7の第1スイッチ31がオンとなるため、無線通信モジュール30に対して、バッテリ4から電力が供給され、出力ユニット7による探索用信号の発信が行われる。管理者は、発信される探索用信号を利用して、無人航空機1の探索を行うことができる。特に、無人航空機1が墜落した場合は、バッテリ4も本体3と併せて回収する必要がある。バッテリ4は、本体3と比較して小型であるため、無人航空機1の墜落に応じてバッテリ4が本体3から脱落し、本体3とバッテリ4とが離間した場合、バッテリ4の探索が困難となるケースもあるが、本実施形態によれば、バッテリ4の近傍を発信源として、出力ユニット7による探索用信号の発信が行われるため、バッテリ4の探索が容易化すると共に、バッテリ4を発見するまでに要する時間を短縮できる。
以上のように、本実施形態に係る無人航空機1は、墜落に伴ってバッテリ4と本体3とを接続するケーブルに対して強い力が加わった場合に、出力ユニット7と本体側コネクタ24との接続は解除される一方、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との接続は維持される構成とされており、この構成の下、出力ユニット7により探索用信号の発信が行われる。これにより以下の効果を奏する。すなわち、本実施形態の構成によれば、墜落に伴って正常接続状態が維持されたか否かにかかわらず、墜落後に無人航空機1から全く信号が発信されないという状態とならず、ステータス信号と探索用信号とのいずれかが発信された状態となる。このため、無人航空機1が墜落した場合に、管理者は、ステータス信号と探索用信号とのいずれかを利用して、無人航空機1の探索を行うことができ、無人航空機1の探索が容易化する。
その上で、本実施形態によれば、墜落後、ステータス信号および探索用信号の両方が同時に発信されることがなく、いずれか一方の信号の発信のみが行われる。つまり、本実施形態では、墜落後に、移動体通信ユニット12によるステータス信号の発信、および、無線通信モジュール30による探索用信号の発信の両方に対してバッテリ4が消費されることがない。このため、バッテリ4が無駄に消費されることを防止でき、墜落後、より長時間にわたって無人航空機1の探索に用いることが可能な信号(ステータス信号または探索用信号)を発信できる。
なお、本体3に予備のバッテリを設け、バッテリ4から本体側への電力の供給が遮断された場合に、移動体通信ユニット12が、予備のバッテリから電力の供給を受けて、ステータス信号を発信する構成とすることも可能である。当該構成とすれば、無人航空機1の墜落に応じて、バッテリ4から本体側への電力の供給が遮断された場合でも、墜落後に無人航空機1から全く信号が発信されないという状態とならないようにすることができる。しかしながら、この構成の場合、バッテリ4とは別に予備のバッテリを設ける必要があり、無人航空機1の重量が増加してしまう。一方、本実施形態によれば、予備のバッテリを設けることに伴う重量の増加を発生することなく、墜落後に無人航空機1から全く信号が発信されないという状態とならないようにすることができる。
<第1実施形態の変形例>
次に、第1実施形態の変形例について説明する。以下の第1実施形態の変形例の説明において、第1実施形態の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7は、本変形例に係る出力ユニット7Qのハードウェア構成例を示すブロック図である。図7に示すように、本変形例に係る出力ユニット7Qは、制御回路40(特許請求の範囲の「制御部」に相当)と、第2スイッチ41と、無線通信モジュール30とを有する。第2スイッチ41は、制御回路40の制御でオン/オフが切り替えられるスイッチであり、オンのときに、バッテリ4から無線通信モジュール30に電力が供給される状態となり、オフのときに、バッテリ4から無線通信モジュール30への電力の供給が遮断される。第2スイッチ41は、正常接続状態のときは、オフである。制御回路40は、出力ユニット7Qとバッテリ側コネクタ21とが物理的接続されているか否かを判定する機能、および、出力ユニット7Qと本体側コネクタ24とが物理的接続されているかを判定する機能を有する。
図8は、制御回路40を、関連する部材と共に、模式的に示す図である。図8において、第1センサ42は、出力ユニット7Qとバッテリ側コネクタ21との接続状態を検出するセンサであり、物理的接続されている場合に、ハイ信号を制御回路40に出力し、物理的接続されていない場合に、ロー信号を制御回路40に出力する。第1センサ42は、例えば、出力ユニット7Qの端子とバッテリ側コネクタ21の端子の電気的接続を検出するセンサであり、また例えば、透過型または反射型の光学式センサである。また、第2センサ42は、出力ユニット7Qと本体側コネクタ24との接続状態を検出するセンサであり、物理的接続されている場合に、ハイ信号を制御回路40に出力し、物理的接続されていない場合に、ロー信号を制御回路40に出力する。そして、制御回路40は、第1センサ42から入力する信号に基づいて、出力ユニット7Qとバッテリ側コネクタ21とが物理的接続されているか否かを判定し、同様に、第2センサ42から入力する信号に基づいて、出力ユニット7Qと本体側コネクタ24とが物理的接続されているか否かを判定する。なお、本変形例で例示する判定の方法は、あくまで一例であり、どのような方法であってもよい。
制御回路40は、正常接続状態の場合、第1センサ42および第2センサ43からの入力に基づいて、出力ユニット7Qとバッテリ側コネクタ21との接続が解除されない状態で、出力ユニット7Qと本体側コネクタ24との接続が解除されたか否かを監視する。制御回路40は、出力ユニット7Qとバッテリ側コネクタ21との接続が解除されない状態で、出力ユニット7Qと本体側コネクタ24との接続が解除された場合、第2スイッチ41をオンする。第2スイッチ41がオンとなると、無線通信モジュール30への電力の供給が開始され、無線通信モジュール30により探索用信号の発信が開始される。
本変形例に係る構成であっても、出力ユニット7Qとバッテリ側コネクタ21との接続が解除されない状態で、出力ユニット7Qと本体側コネクタ24との接続が解除された場合に探索用信号を発信するようにすることができ、第1実施形態と同様の効果を奏する。
なお、出力ユニット7とコネクタ21、24との接続状態に応じて探索用信号を発信する構成は、第1実施形態で例示した構成や、本変形例で例示した構成に限られない。例えば、正常接続状態のときには、バッテリ側コネクタ21と無線通信モジュール30との電気的な接点に絶縁部材が介在するようにし、正常接続状態のときは、バッテリ4から無線通信モジュール30への電力の供給が遮断される構成とする。そして、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続が解除されたときに、絶縁部材が移動し、バッテリ側コネクタ21と無線通信モジュール30との電気的な接続が確立され、バッテリ4から無線通信モジュール30への電力の供給が開始される構成であってもよい。この構成の場合、例えば、本体側コネクタ24と絶縁部材とを物理的に接続し、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続の解除に伴って出力ユニット7から本体側コネクタ24が離間したときに、本体側コネクタ24の離間に伴って絶縁部材が移動するようにすればよい。つまり、無人航空機1は、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との接続が解除されない状態で、出力ユニット7と本体側コネクタ24との接続が解除された場合に、出力ユニット7がバッテリ4から電力の供給を受けて探索用信号を発信するように構成されていればよい。
このほか、第1実施形態では、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続に係合機構を用いることによって、これらの物理的接続を、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続よりも強固な状態とした。しかしながら、出力ユニット7と、バッテリ側コネクタ21および本体側コネクタ24とを接続する方法は、第1実施形態で例示した方法に限らず、どのような方法であってもよい。例えば、出力ユニット7と本体側コネクタ24との物理的接続にも、係合機構を用いる一方、本体側コネクタ24に係る係合機構の係合する力を、バッテリ側コネクタ21に係る係合機構の係合する力よりも非常に小さくする構成でもよい。また例えば、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との物理的接続を、テープ等によって補強する構成でもよい。つまり、無人航空機1は、バッテリ側ケーブル20および本体側ケーブル23に対して、出力ユニット7からバッテリ側コネクタ21および本体側コネクタ24を引き抜く力が加わったときに、出力ユニット7とバッテリ側コネクタ21との接続は解除されない一方、出力ユニット7と本体側コネクタ24との接続が解除される構成であればよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、以下の第2実施形態の説明において、第1実施形態の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。図9は、本実施形態に係る無人航空機1Aの外観を単純化して模式的に示す図である。図9に示すように、無人航空機1Aは、飛行機構2を有する本体3Aと、この本体3Aに脱着可能なバッテリカートリッジ50とを備える。図9に示すように、本体3Aのケース5Aには、開口が露出した取付部51が設けられており、バッテリカートリッジ50は、この取付部51に脱着される。
詳細は省略するが、バッテリカートリッジ50を取付部51に挿入すると、図示しないロック機構により、取付部51内でバッテリカートリッジ50がロックされる。一方、ロック機構によるロックは、図示しない操作子に対して特定の操作が行われた場合にのみ解除される構成となっている。従って、バッテリカートリッジ50は、基本的には、人間が意図的に特定の操作を行った場合にのみ取付部51から取り外すことが可能である。ただし、バッテリカートリッジ50は、無人航空機1Aが墜落し、無人航空機1Aに対して強い衝撃が加わった場合に、取付部51から外れる場合がある。以下、バッテリカートリッジ50が取付部51に正常に取り付けられている状態を「正常装着状態」という。
図9に示すように、バッテリカートリッジ50には、電源スイッチ52が設けられている。電源スイッチ52は、バッテリ4A(図10)から本体3Aへの電力の供給をオン/オフする押下式のスイッチである。正常装着状態のときに、電源スイッチ52がオンされると、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給が開始される。
図10は、本実施形態に係る無人航空機1Aのハードウェア構成例を示すブロック図である。図10に示すように、無人航空機1Aの本体3Aは、第1実施形態に係る本体側制御ユニット10に代えて、本体側制御ユニット10Aを備えている。
また、バッテリカートリッジ50は、バッテリ4A、出力ユニット7A、バッテリ側制御ユニット60および第3スイッチ61を備えている。出力ユニット7Aは、無線通信モジュール30Aを備えている。図10において、第3スイッチ61は、バッテリ側制御ユニット60の制御によってオン/オフが切り替えられるスイッチであり、オンのときにバッテリ4Aから出力ユニット7Aに対して電力が供給され、オフのときにバッテリ4Aから出力ユニット7Aへの電力の供給が遮断される。バッテリ4A、出力ユニット7Aおよびバッテリ側制御ユニット60は、それぞれ、バッテリカートリッジ50に収容されている。なお、バッテリカートリッジ50が本体3Aから取り外された状態であっても、電源スイッチ52がオンの場合は、バッテリ4Aからバッテリ側制御ユニット60に対して電力が供給され、バッテリ側制御ユニット60が動作する。
バッテリ側制御ユニット60は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、バッテリ4Aに関する制御等、バッテリカートリッジ50の各部を制御する。バッテリ4Aは第1実施形態に係るバッテリ4に対応する部材であり、出力ユニット7Aは第1実施形態に係る出力ユニット7に対応する部材である。正常装着状態の場合、バッテリ4Aと本体3Aとの電気的な接続が確立し、バッテリ4Aから本体3Aの各部に対して電力が供給される。また、正常装着状態の場合、バッテリカートリッジ50のバッテリ側制御ユニット60と、本体3Aの本体側制御ユニット10Aとが通信可能に接続される。
以上の構成の下、本実施形態に係る無人航空機1A(バッテリカートリッジ50)は、発信関連異常が発生した場合に、出力ユニット7Aにより探索用信号を発信する。発信関連異常とは、移動体通信ユニット12によるステータス信号の発信が停止する異常である。以下、無人航空機1Aが、発信関連異常が発生した場合に、出力ユニット7Aにより探索用信号を発信する方法について、5個の例を挙げて説明する。以下の方法は、単独で採用される必要は無く、無人航空機1Aが、複数の方法を組み合わせて処理を実行する構成でもよい。なお、以下のいずれの方法においても、発信関連異常が発生した場合、バッテリカートリッジ50に設けられた出力ユニット7Aを発信源として探索用信号の発信が行われる。従って、無人航空機1Aの墜落に応じてバッテリカートリッジ50が本体3Aから脱落し、本体3Aとバッテリカートリッジ50とが離間した場合であっても、バッテリカートリッジ50の探索が容易化すると共に、バッテリカートリッジ50を発見するまでに要する時間を短縮できる。
<第1方法>
以下、第1方法について説明する。第1方法において、無人航空機1Aの飛行が開始された後、バッテリカートリッジ50のバッテリ側制御ユニット60は、本体側制御ユニット10Aとの通信の状態に基づいて、発信関連異常が発生したか否かを監視し、発信関連異常が発生したことを検出した場合、出力ユニット7Aに探索用信号を発信させる。
詳述すると、バッテリ側制御ユニット60は、無人航空機1Aの飛行が開始された後、定期的に、応答信号の応答を要求する応答要求信号を本体側制御ユニット10Aに送信する。また、本体側制御ユニット10Aは、応答要求信号を受信した場合は、バッテリ側制御ユニット60に応答信号を応答する。そして、バッテリ側制御ユニット60は、応答要求信号を送信した場合、所定時間以内に応答信号の応答があったか否かを判定し、所定時間以内に応答信号の応答がなかった場合、発信関連異常が発生したことを検出する。
ここで、バッテリ側制御ユニット60が応答要求信号を送信した場合において、所定時間以内に応答信号の応答がなかった場合、バッテリ側制御ユニット60と本体側制御ユニット10Aとの通信が突然できなくなったということであり、無人航空機1Aの墜落により、バッテリカートリッジ50が本体3Aから脱落したことが想定される。そして、この場合、バッテリ4Aから本体3Aに電力が供給されなくなるため、移動体通信ユニット12によるステータス信号の発信が停止する。以上を踏まえ、第1方法では、バッテリ側制御ユニット60は、応答要求信号を送信した後に所定時間以内に応答信号の応答がなかった場合、発信関連異常が発生したことを検出する。
発信関連異常が発生したことを検出した場合、バッテリ側制御ユニット60は、出力ユニット7Aに探索用信号を発信させる。具体的には、バッテリ側制御ユニット60は、第3スイッチ61をオフからオンに切り替え、バッテリ4Aから出力ユニット7Aへの電力の供給を開始する。
第1方法によれば、移動体通信ユニット12によるステータス信号の発信が停止する異常が発生した場合、探索用信号の発信が開始されるため、墜落後に無人航空機1Aから全く信号が発信されないという状態とならず、ステータス信号と探索用信号とのいずれかが発信された状態となる。このため、無人航空機1Aが墜落した場合に、管理者は、ステータス信号と探索用信号とのいずれかを利用して、無人航空機1Aの探索を行うことができ、無人航空機1Aの探索が容易化する。その上で、第1方法によれば、墜落後、ステータス信号および探索用信号の両方が同時に発信されることがなく、いずれか一方の信号の発信のみが行われる。このため、バッテリ4Aが無駄に消費されることを防止でき、墜落後、より長時間にわたって無人航空機1Aの探索に用いることが可能な信号(ステータス信号または探索用信号)を発信できる。
なお、第1方法は、バッテリ側制御ユニット60が応答要求信号を送信した場合において、所定時間以内に応答信号の応答がない場合は、バッテリカートリッジ50が本体3Aから脱落したものとして、探索用信号の発信を開始する。しかしながら、所定時間以内に応答信号の応答がない事態は、バッテリカートリッジ50が本体3Aから脱落したとき以外にも発生し得る。ただし、所定時間以内に応答信号の応答がない場合は、バッテリカートリッジ50が本体3Aから脱落していないとしても、何らかの異常が発生しているということであり、発生した異常に起因してステータス信号の発信が停止している可能性がある。従って、所定時間以内に応答信号の応答がない場合に、探索用信号の発信を開始することにより、ステータス信号と探索用信号とが同時に発信されてしまう可能性が生じるが、墜落後に無人航空機1Aから全く信号が発信されないという状態は、確実に防止することができる。
なお、バッテリ側制御ユニット60が、本体側制御ユニット10Aとの通信の状態に基づいて、発信関連異常が発生したか否かを監視し、発信関連異常が発生したことを検出する方法は、第1方法の説明で例示した方法に限られない。例えば、本体側制御ユニット10Aについて、応答要求信号によらずに所定の信号をバッテリ側制御ユニット60に出力する構成とし、バッテリ側制御ユニット60が、所定の信号を受信した後に、所定時間が経過しても次の所定の信号を受信しなかった場合に、発信関連異常を検出する構成でもよい。
<第2方法>
次に、第2方法について説明する。第2方法において、無人航空機1Aの飛行が開始された後、バッテリカートリッジ50のバッテリ側制御ユニット60は、本体側制御ユニット10Aから受信する発信関連異常に関する通知に基づいて、発信関連異常が発生したか否かを監視し、発信関連異常が発生したことを検出した場合、出力ユニット7Aに探索用信号を発信させる。
詳述すると、本体側制御ユニット10Aは、無人航空機1Aの飛行が開始された後、随時、移動体通信ユニット12の動作確認を行い、移動体通信ユニット12にステータス信号の発信が停止するエラーが発生したか否かを監視する。無人航空機1Aが墜落した場合において、正常装着状態が維持され、本体側制御ユニット10Aがバッテリ4Aから電力の供給を受けて正常に動作する一方、移動体通信ユニット12が故障した場合に、このようなエラーが発生し得る。本体側制御ユニット10Aが、エラー関連センサ17の各種センサの検出値に基づいて、このようなエラーが発生した否かを監視する構成でもよい。このようなエラーが発生したことを検出した場合、本体側制御ユニット10Aは、発信関連異常が発生したことを通知する信号(以下、「発信関連異常通知信号」という)を、バッテリ側制御ユニット60に送信する。
バッテリ側制御ユニット60は、無人航空機1Aの飛行が開始された後、発信関連異常通知信号を受信したか否かを監視する。バッテリ側制御ユニット60は、発信関連異常通知信号を受信した場合、発信関連異常が発生したことを検出する。発信関連異常が発生したことを検出した場合、バッテリ側制御ユニット60は、第3スイッチ61を制御して、出力ユニット7Aに探索用信号を発信させる。
第2方法によれば、発信関連異常が発生した場合、探索用信号の発信が開始されるため、第1方法と同様の効果を奏することができる。特に、無人航空機1Aが、第1方法に係る処理に加えて、第2方法に係る処理を実行することにより、バッテリ側制御ユニット60と本体側制御ユニット10Aとが正常に通信できる状態で発信関連異常が発生した場合に、的確に探索用信号の発信を開始することができる。
なお、バッテリ側制御ユニット60が、本体側制御ユニット10Aから受信する発信関連異常に関する通知に基づいて、発信関連異常が発生したか否かを監視し、発信関連異常が発生したことを検出する方法は、第2方法の説明で例示した方法に限られない。例えば、本体側制御ユニット10Aは、発信関連異常に対応するエラーか否かにかかわらず、何らかのエラーが発生したことを検出した場合、発生したエラーの種類を特定する情報を含む信号をバッテリ側制御ユニット60に送信し、バッテリ側制御ユニット60が、受信した信号に含まれる情報の内容を分析し、発信関連異常が発生したか否かを監視する構成でもよい。
<第3方法>
次に、第3方法について説明する。第3方法において、バッテリカートリッジ50のバッテリ側制御ユニット60は、無人航空機1Aの飛行が開始された後、電源スイッチ52がオンの状態で、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給が遮断されたか否かを監視し、そのことを検出した場合、出力ユニット7Aに探索用信号を発信させる。
詳述すると、バッテリカートリッジ50では、電源スイッチ52がオンの場合に、バッテリ4Aからバッテリ側制御ユニット60に電力が供給される。従って、本体側制御ユニット10Aが動作している場合、電源スイッチ52がオンの状態ということである。バッテリ側制御ユニット60は、無人航空機1Aの飛行が開始された後、随時、バッテリ4Aから本体3Aへ電力を供給する電力供給ラインの電流の状態に基づいて、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給が遮断されたか否かを監視する。つまり、バッテリ側制御ユニット60は、電源スイッチ52がオンの状態で、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給が遮断されたか否かを監視する。
ここで、本実施形態では、取付部51からバッテリカートリッジ50を取り外す場合、バッテリカートリッジ50の電源スイッチ52をオフしてから取り外すべきことが管理者等の無人航空機1Aを使用する者に対して周知されている。従って、電源スイッチ52がオンの状態で、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給が遮断された場合、イレギュラーな形でバッテリカートリッジ50が取付部51から取り外されており、墜落による強い衝撃で、バッテリカートリッジ50が本体3Aから脱落したものと想定される。この場合、本体3A側への電力の供給が遮断され、移動体通信ユニット12によるステータス信号の発信が行われない。すなわち、電源スイッチ52がオンの状態で、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給が遮断された場合は、発信関連異常が発生しているものと想定される。
以上を踏まえ、バッテリ側制御ユニット60は、電源スイッチ52がオンの状態で、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給が遮断されたことを検出した場合、発信関連異常が発生したものとして、第3スイッチ61を制御して、出力ユニット7Aに探索用信号を発信させる。なお、ユーザが、電源スイッチ52をオフすることなく、バッテリカートリッジ50を本体3Aから取り外してしまうこともあり得る。このことを踏まえ、バッテリ側制御ユニット60が、出力ユニット7Aが探索用信号を発信している間、出力ユニット7Aにより探索用信号が発信されていることを、人間が知覚可能な方法で報知する構成でもよい。一例として、バッテリカートリッジ50にLEDが設けられ、バッテリ側制御ユニット60は、LEDを所定の態様で点灯/消灯することにより、出力ユニット7Aにより探索用信号が発信されていることを報知する。LEDは、当該報知を行うための専用のLEDであってもよく、バッテリの残量を報知するために設けられたLED等、他の用途のために設けられた既存のLEDであってもよい。なお、音や、振動により報知する構成でもよい。この場合、ユーザが、バッテリカートリッジ50を所定の態様で操作することにより、出力ユニット7Aによる探索用信号の発信が停止する構成とされる。一例として、ユーザが、電源スイッチ52や、他のスイッチを所定の態様(一例として長押し)で操作することにより、出力ユニット7Aによる探索用信号の発信が停止する構成とされる。
第3方法によれば、発信関連異常が発生した場合、探索用信号の発信が開始されるため、第1方法と同様の効果を奏することができる。特に、第3方法は、バッテリ側制御ユニット60と本体側制御ユニット10Aとが通信する機能を有しておらず、第1方法または第2方法を採用できない場合であっても、採用することができる。
なお、バッテリ側制御ユニット60が、電源スイッチ52がオンの状態で、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給が遮断されたか否かを監視し、そのことを検出する方法は、第3方法の説明で例示した方法に限られない。例えば、バッテリ側制御ユニット60が、バッテリ4Aの残容量を監視し、残容量の推移に基づいて、本体3Aへの電力の供給が遮断されか否かを監視する構成でもよい。
<第4方法>
次に、第4方法について説明する。第4方法において、バッテリカートリッジ50のバッテリ側制御ユニット60は、無人航空機1Aの飛行が開始された後、電源スイッチ52がオンの状態で、取付部51からバッテリ4Aが外れたか否かを監視し、そのことを検出した場合、出力ユニット7Aに探索用信号を発信させる。
詳述すると、バッテリカートリッジ50には、正常装着状態か否かを検出し、正常装着状態の場合とそうでない場合とでバッテリ側制御ユニット60に対して異なる信号(ハイ信号/ロー信号)を出力するセンサが設けられる。例えば、センサは、上述したロック機構によりバッテリカートリッジ50が正常にロックされたか否かを検出するスイッチ式センサである。そして、バッテリ側制御ユニット60は、無人航空機1Aの飛行が開始された後、随時、当該センサから入力される信号に基づいて、正常装着状態か否かを監視する。つまり、バッテリ側制御ユニット60は、電源スイッチ52がオンの状態で、取付部51からバッテリ4Aが外れたか否かを監視する。上述したように、管理者等が、取付部51からバッテリカートリッジ50を取り外す場合、バッテリカートリッジ50の電源スイッチ52をオフしてから取り外す。このため、電源スイッチ52がオンの状態で、取付部51からバッテリ4Aが外れた場合、イレギュラーな形でバッテリカートリッジ50が取付部51から外れており、墜落による強い衝撃で、バッテリカートリッジ50が本体3Aから脱落したものと想定される。この場合、本体3A側への電力の供給が遮断され、移動体通信ユニット12によるステータス信号の発信が行われない。すなわち、電源スイッチ52がオンの状態で、取付部51からバッテリ4Aが外れた場合は、発信関連異常が発生しているものと想定される。
以上を踏まえ、バッテリ側制御ユニット60は、電源スイッチ52がオンの状態で、取付部51からバッテリ4Aが外れた場合、発信関連異常が発生したものとして、第3スイッチ61を制御して、出力ユニット7Aに探索用信号を発信させる。なお、本例においても、第3方法と同様、バッテリ側制御ユニット60が、出力ユニット7Aが探索用信号を発信している間、出力ユニット7Aにより探索用信号が発信されていることを、人間が知覚可能な方法で報知する構成でもよい。また、この場合は、ユーザが、バッテリカートリッジ50を所定の態様で操作することにより、出力ユニット7Aによる探索用信号の発信が停止する構成とされる。
第4方法によれば、発信関連異常が発生した場合、探索用信号の発信が開始されるため、第1方法と同様の効果を奏することができる。特に、第4方法は、バッテリ側制御ユニット60と本体側制御ユニット10Aとが通信する機能が実装されず、第1方法または第2方法を採用できない構成の場合であっても、採用することができる。
なお、バッテリ側制御ユニット60が、電源スイッチ52がオンの状態で、取付部51からバッテリ4Aが外れたか否かを監視し、そのことを検出する方法は、第4方法の説明で例示した方法に限られない。例えば、バッテリカートリッジ50に取付部51からバッテリ4Aが外れたことを検出するためのセンサとして、光学式センサを設け、バッテリ側制御ユニット60が、光学式センサの検出値に基づいて、取付部51からバッテリ4Aが外れたか否かを監視する構成でもよい。
<第5方法>
次に、第5方法について説明する。第5方法において、バッテリカートリッジ50のバッテリ側制御ユニット60は、無人航空機1Aの飛行が開始された後、バッテリ4Aが取付部51に取り付けられている状態で、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給に異常が発生しているか否かを監視し、そのことを検出した場合、出力ユニット7Aに探索用信号を発信させる。
詳述すると、バッテリ側制御ユニット60は、例えば第4方法の説明で例示した方法で、正常装着状態か否かを監視することによって、バッテリ4Aが取付部51に取り付けられていることを認識する。そして、バッテリ4Aが取付部51に取り付けられている場合、バッテリ側制御ユニット60は、バッテリ4Aから本体3Aへ電力を供給する電力供給線の電流の状態に基づいて、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給に異常が発生しているか否かを監視する。バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給に異常が発生したとは、例えば、電力の供給が行われていない状態等、想定される正常な状態で本体3Aへの電力の供給が行われておらず、このことに起因して移動体通信ユニット12によるステータス信号の発信が行われない状態である。
バッテリ4Aが取付部51に取り付けられている状態(正常装着状態)で、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給に異常が発生している場合、無人航空機1Aの墜落に起因して、バッテリ4Aと本体3Aとの電気的な接続が行われる接続部や、電力供給に関する機構に、破損や故障が発生していることが想定され、このような場合、移動体通信ユニット12によるステータス信号の発信が行われない。
以上を踏まえ、バッテリ側制御ユニット60は、バッテリ4Aが取付部51に取り付けられている状態(正常装着状態)で、バッテリ4Aから本体3Aへの電力の供給に異常が発生している場合、発信関連異常が発生したものとして、第3スイッチ61を制御して、出力ユニット7Aに探索用信号を発信させる。
第5方法によれば、発信関連異常が発生した場合、探索用信号の発信が開始されるため、第1方法と同様の効果を奏することができる。特に、第5方法は、バッテリカートリッジ50が外れていない状態で、発信関連異常を検出する方法であり、第4方法と組み合わせて用いることが有効である。
以上、無人航空機1Aに発信関連異常が発生した場合に、出力ユニット7Aにより探索用信号を発信する方法について、5個の例を挙げて説明した。ただし、発信関連異常が発生した場合に、出力ユニット7Aにより探索用信号を発信する方法は、第1方法〜第5方法によって例示した方法に限られず、発信関連異常が発生した場合に、出力ユニット7Aに探索用信号が発信されるようになる方法であれば、どのような方法であってもよい。
以上、第1実施形態および第2実施形態により、本発明の実施形態について説明した。ただし、上記各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えば、出力ユニット7(第2実施形態では、出力ユニット7A)が、探索用信号を発信する構成について、出力ユニット7が、探索用信号に代えて、または、探索用信号と共に、「音」を出力する構成でもよい。この場合、出力ユニット7には、無線通信モジュール30(第2実施形態では、無線通信モジュール30A)に代えて、または、無線通信モジュール30と共に、音を出力するモジュールが設けられる。
また、上述した各実施形態では、移動体通信ユニット12がステータス信号を発信する構成であった。しかしながら、ステータス信号を移動体通信ユニット12ではなく、無線通信ユニット13が発信する構成でもよい。この場合、無線通信ユニット13が、特許請求の範囲の「ステータス信号発信ユニット」に相当する。
また、上述した各実施形態では、発信関連異常が発生した場合に、無線通信モジュール30(第2実施形態では、無線通信モジュール30A)への電力の供給が開始され、探索用信号が発信される構成であった。この点について、以下の構成でもよい。すなわち、無線通信モジュール30Aを、動作モードとして、探索用信号の発信を行わず、消費電力が極めて少ない省電力モードと、探索用信号の発信を行う通常モードとを有する構成とする。そして、発信関連異常が発生していない間は、無線通信モジュール30を省電力モードで動作させる一方、発信関連異常が発生した場合に、無線通信モジュール30の動作モードを通常モードに切り替えて探索用信号が発信される構成でもよい。また、上述した各実施形態では、飛行機構2は、4枚のプロペラ6を有していた。しかしながら、飛行機構2が、各実施形態で例示した構造に限定されないことは勿論である。例えば、プロペラの数は、4枚である必要は無く、例えば、3枚や、6枚、8枚等であってもよい。また例えば、飛行機構2は、通常のヘリコプターのように、メインローター(回転翼)を有し、無人航空機は、メインローターの揚力により浮上し、飛行する構成でもよい。また、無人航空機は、主翼や、操舵翼等の翼を有する航空機(主翼の他に、プロペラを有していてもよいことは勿論である)であってもよい。
1、1A 無人航空機
3、3A 本体
4、4A バッテリ
7、7A 出力ユニット
10、10A 本体側制御ユニット
12 移動体通信ユニット(ステータス信号発信ユニット)
21 バッテリ側コネクタ
24 本体側コネクタ
30 無線通信モジュール(モジュール)
40 制御回路(制御部)
50 バッテリカートリッジ
52 電源スイッチ
60 バッテリ側制御ユニット

Claims (18)

  1. 飛行機構を有する本体と、
    前記本体に脱着可能なバッテリと、
    前記バッテリから電力の供給を受けて、前記本体の状態を示すステータス信号を電波により発信するステータス信号発信ユニットと、
    前記本体の探索に用いる探索用信号を電波により発信する出力ユニットとを備え、
    少なくとも前記ステータス信号発信ユニットによるステータス信号の発信が停止する異常である発信関連異常が発生した後に、前記バッテリから前記出力ユニットに電力が供給されるように構成し、
    前記発信関連異常が発生した場合に、前記出力ユニットが前記バッテリから電力の供給を受けて前記探索用信号を発信するように構成し
    前記バッテリ側のケーブルに接続するバッテリ側コネクタと、
    前記本体側のケーブルに接続する本体側コネクタとを備え、
    前記出力ユニットを、前記バッテリ側コネクタと前記本体側コネクタとの両方に接続して、これらコネクタの間に介在させ、
    前記バッテリ側のケーブルおよび前記本体側のケーブルに対して、前記出力ユニットから前記バッテリ側コネクタおよび前記本体側コネクタを引き抜く力が加わったときに、前記出力ユニットと前記バッテリ側コネクタとの接続は解除されない一方、前記出力ユニットと前記本体側コネクタとの接続は解除される構成とし、
    前記出力ユニットと前記バッテリ側コネクタとの接続が解除されない状態で、前記出力ユニットと前記本体側コネクタとの接続が解除された場合に、前記出力ユニットが前記バッテリから電力の供給を受けて前記探索用信号を発信するように構成した
    ことを特徴とする無人航空機。
  2. 前記出力ユニットは、電力供給があった場合に自動で前記探索用信号を発信するモジュールを備え、
    前記出力ユニットが、前記バッテリ側コネクタおよび前記本体側コネクタの両方に接続されている間、前記バッテリから前記モジュールへの電力の供給が遮断される構成とし、
    前記出力ユニットと前記バッテリ側コネクタとの接続が解除されない状態で、前記出力ユニットと前記本体側コネクタとの接続が解除された場合に、前記バッテリから前記モジュールへ電力の供給が開始される構成としたことを特徴とする請求項に記載の無人航空機。
  3. 前記出力ユニットは、電力供給があった場合に自動で前記探索用信号を発信するモジュールを備え、
    前記出力ユニットと前記バッテリ側コネクタとの接続が解除されない状態で、前記出力ユニットと前記本体側コネクタとの接続が解除されたか否かを監視し、前記出力ユニットと前記バッテリ側コネクタとの接続が解除されない状態で、前記出力ユニットと前記本体側コネクタとの接続が解除されたことを検出した場合、前記バッテリから前記モジュールへの電力の供給を開始させる制御部を備える
    ことを特徴とする請求項に記載の無人航空機。
  4. 飛行機構を有し、電力の供給源が設けられていない本体と、
    前記本体に脱着可能なバッテリと、
    前記本体に設けられ、前記本体の状態を示すステータス信号の発信が停止する異常である発信関連異常が発生していないときは、前記バッテリから電力の供給を受けて、前記ステータス信号を所定の周期で電波により発信するステータス信号発信ユニットと、
    前記ステータス信号発信ユニットとは別体のユニットであって、前記本体の探索に用いる探索用信号を電波により発信する機能を有する一方、前記発信関連異常が発生していないときは前記探索用信号の出力を行わない出力ユニットとを備え、
    少なくとも前記発信関連異常が発生した後に、前記バッテリから前記出力ユニットに電力が供給されるように構成し、
    前記発信関連異常が発生した場合に、前記出力ユニットが前記バッテリから電力の供給を受けて前記探索用信号を発信するように構成したことを特徴とする無人航空機。
  5. 前記バッテリに関する制御を行うバッテリ側制御ユニットを備え、
    前記バッテリ、前記出力ユニットおよび前記バッテリ側制御ユニットを、前記本体の取付部に脱着可能なバッテリカートリッジに収容すると共に、前記取付部から前記バッテリカートリッジが取り外された状態であっても、前記バッテリから前記出力ユニットおよび前記バッテリ側制御ユニットに電力が供給される構成とし、
    前記バッテリ側制御ユニットは、
    前記発信関連異常が発生した場合に、前記出力ユニットに前記探索用信号を発信させることを特徴とする請求項に記載の無人航空機。
  6. 前記バッテリ側制御ユニットは、前記バッテリカートリッジが前記取付部に正常に取り付けられている場合、前記本体の本体側制御ユニットと通信可能に接続され、
    前記バッテリ側制御ユニットは、
    前記本体側制御ユニットとの通信の状態、または、前記本体側制御ユニットから受信する前記発信関連異常に関する通知に基づいて、前記発信関連異常が発生したか否かを監視し、前記発信関連異常が発生したことを検出した場合、前記出力ユニットに前記探索用信号を発信させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の無人航空機。
  7. 前記バッテリカートリッジには、前記バッテリから前記本体への電力の供給をオン/オフする電源スイッチが設けられ、
    前記バッテリ側制御ユニットは、
    前記電源スイッチがオンの状態で、前記バッテリから前記本体への電力の供給が遮断されたか否かを監視し、そのことを検出した場合、前記出力ユニットに前記探索用信号を発信させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の無人航空機。
  8. 前記バッテリ側制御ユニットは、前記出力ユニットが前記探索用信号を発信している間、前記出力ユニットにより前記探索用信号が発信されていることを、人間が知覚可能な方法で報知する
    ことを特徴とする請求項7に記載の無人航空機。
  9. 前記バッテリカートリッジには、前記バッテリから前記本体への電力の供給をオン/オフする電源スイッチが設けられ、
    前記バッテリ側制御ユニットは、
    前記電源スイッチがオンの状態で、前記取付部から前記バッテリが外れたか否かを監視し、そのことを検出した場合、前記出力ユニットに前記探索用信号を発信させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の無人航空機。
  10. 前記バッテリ側制御ユニットは、前記出力ユニットが前記探索用信号を発信している間、前記出力ユニットにより前記探索用信号が発信されていることを、人間が知覚可能な方法で報知する
    ことを特徴とする請求項9に記載の無人航空機。
  11. 前記バッテリ側制御ユニットは、
    前記バッテリカートリッジが前記取付部に取り付けられている状態で、前記バッテリから前記本体への電力の供給に異常が発生しているか否かを監視し、そのことを検出した場合、前記出力ユニットに前記探索用信号を発信させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の無人航空機。
  12. 前記出力ユニットは、前記探索用信号の発信に代えて、または、前記探索用信号の発信と共に、音を出力する
    ことを特徴とする請求項1から11の何れか1項に記載の無人航空機。
  13. 飛行機構を有し、電力の供給源が設けられていない本体と、前記本体の状態を示すステータス信号を発信するステータス信号発信ユニットとを有する無人航空機の取付部に脱着可能に取り付けられるバッテリカートリッジであって、
    前記本体に電力を供給するバッテリと、前記本体の探索に用いる探索用信号を発信する出力ユニットと、前記バッテリに関する制御を行うバッテリ側制御ユニットとを収容し、
    前記ステータス信号の発信が停止する異常である発信関連異常が発生していないときは、前記ステータス信号発信ユニットが前記バッテリから電力の供給を受けて、前記ステータス信号を所定の周期で電波により発信する構成とし、
    前記取付部から前記バッテリカートリッジが取り外された状態のときに前記バッテリから前記ステータス信号発信ユニットへの電力の供給は遮断される一方、前記バッテリから前記出力ユニットおよび前記バッテリ側制御ユニットに電力が供給される構成とし、
    前記発信関連異常が発生していないときは前記出力ユニットが前記探索用信号の出力を行わない構成とし、
    前記バッテリ側制御ユニットは、
    記発信関連異常が発生した場合に、前記出力ユニットに前記探索用信号を発信させる
    ことを特徴とするバッテリカートリッジ。
  14. 前記バッテリ側制御ユニットは、前記取付部に正常に取り付けられている場合、前記本体の本体側制御ユニットと通信可能に接続され、
    前記バッテリ側制御ユニットは、
    前記本体側制御ユニットとの通信の状態、または、前記本体側制御ユニットから受信する前記発信関連異常に関する通知に基づいて、前記発信関連異常が発生したか否かを監視し、前記発信関連異常が発生したことを検出した場合、前記出力ユニットに前記探索用信号を発信させる
    ことを特徴とする請求項13に記載のバッテリカートリッジ。
  15. 前記バッテリから前記本体への電力の供給をオン/オフする電源スイッチが設けられ、
    前記バッテリ側制御ユニットは、
    前記電源スイッチがオンの状態で、前記バッテリから前記本体への電力の供給が遮断されたか否かを監視し、そのことを検出した場合、前記出力ユニットに前記探索用信号を発信させる
    ことを特徴とする請求項13に記載のバッテリカートリッジ。
  16. 前記バッテリから前記本体への電力の供給をオン/オフする電源スイッチが設けられ、
    前記バッテリ側制御ユニットは、
    前記電源スイッチがオンの状態で、前記取付部から前記バッテリが外れたか否かを監視し、そのことを検出した場合、前記出力ユニットに前記探索用信号を発信させる
    ことを特徴とする請求項13に記載のバッテリカートリッジ。
  17. 前記バッテリ側制御ユニットは、
    前記取付部に取り付けられている状態で、前記バッテリから前記本体への電力の供給に異常が発生しているか否かを監視し、そのことを検出した場合、前記出力ユニットに前記探索用信号を発信させる
    ことを特徴とする請求項13に記載のバッテリカートリッジ。
  18. 前記出力ユニットは、前記探索用信号の発信に代えて、または、前記探索用信号の発信と共に、音を出力する
    ことを特徴とする請求項13から17の何れか1項に記載のバッテリカートリッジ。
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