JP6932260B2 - 画素補間装置及び画素補間方法、並びに画像処理装置、並びにプログラム及び記録媒体 - Google Patents

画素補間装置及び画素補間方法、並びに画像処理装置、並びにプログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画素補間装置及び画素補間方法、並びに画像処理装置、並びにプログラム及び記録媒体に関する。
読取対象物(原稿)を一次元撮像部(ラインセンサ)で読取り、原稿に対応する画像データを生成する画像読取装置が実用されている。ラインセンサとしては、各々その長手方向に直線に沿って配列された複数の光電変換素子を有する、複数のセンサチップを連結したものが広く用いられている。
センサチップは、半導体製造技術で製造されるため、センサチップ上の光電変換素子間の間隔は比較的小さい。これに対し、ラインセンサは、複数のセンサチップを連結して基板に固定する方法等で製造されるため、連結されるセンサチップの隣接端部に位置する光電変換素子間の間隔が比較的大きい。このようなラインセンサで原稿を読み取って画像データを取得した場合、連結されるセンサチップの隣接端部間の位置では画素値が得られない。このような画素については画素値を補間する必要がある。
また、センサーチップ内の光電変換素子の不具合、光電変換素子と原稿との光路中に存在する本来透明であるべき部品の汚れ等によって、光電変換素子での読取りで得られた画素信号の画素値が不正なもの、或いは信頼性の低いものとなる場合がある。そのような画素値についても補間が必要となる。
光電変換素子が存在しない位置の画素、並びに画素値が不正である或いは画素値の信頼性が低い等の理由で補間が必要となる画素を、画素値が欠落した画素或いは単に欠落画素と言う。
欠落画素の補間のために、種々の補間方法が提案されている。特許文献1では欠落画素が、画素値が周期的に変化する画像領域内にあると判定された場合に、欠落画素の補間にパターンマッチング法を用いることが示されている。
特許第5699621号(段落0037〜0068、図2)
特許文献1に記載された方法では、画素値の変化の周期毎に最適なパターンを予め用意しておく必要がある。パターンの数が少ないと欠落画素が不自然に見える画素値が算出されてしまう。一方、パターンの数が増大すると必要な記憶容量或いはデータ処理量が増えるという問題がある。
本発明に係る画素補間装置は、
各々入力画像中の欠落画素の画素値を、当該入力画像を構成する画素の画素値に基づいて補間する複数の補間演算部と、
判定部と、
出力部とを有し、
前記複数の補間演算部の各々は、前記欠落画素の画素値を補間し、補間された画素値を、補間候補値として出力し、前記欠落画素の近傍の複数の非欠落画素をテスト画素として、前記テスト画素の各々の画素値を補間し、補間された画素値を、当該テスト画素のテスト補間値として出力し、
前記テスト画素の補間は、前記欠落画素の補間と同じ補間演算方法で行われ、
前記複数の補間演算部は、第1群の補間演算部と、第2群の補間演算部とを含み、
前記第1群の補間演算部は、平均維持補間演算により補間を行うものであり、
前記第1群の補間演算部相互間では、参照される画素の数が互いに異なり、
前記第2群の補間演算部は、前記平均維持補間演算とは異なる補間演算で補間を行うものであり、
前記第2群の補間演算部相互間では、補間演算方法及び参照される画素の数の少なくとも一方が互いに異なり、
前記判定部は、各欠落画素の近傍の複数のテスト画素の各々についての前記テスト補間値と、当該テスト画素の画素値との差分絶対値に基づいて、各補間演算部についての誤差指標値を算出し、算出した誤差指標値に基づいて前記複数の補間演算部のいずれかを選択し、
前記出力部は、各欠落画素について前記複数の補間演算部から出力される補間候補値のうち、前記判定部で選択された補間演算部から出力される補間候補値を選択して出力する。
本発明によれば、補間した画素が不自然に見えないように補間を行うことができ、しかも必要な記憶容量及びデータ処理量が比較的少なくて済む。
本発明の実施の形態1の画素補間装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 密着イメージセンサの概要を示す図である。 図2の密着イメージセンサを構成するセンサチップ間の連結部分を詳細に示す図である。 図1に示される平均維持補間演算部における補間で参照される画素を示す図である。 図1に示される平均維持補間演算部の構成例を示す機能ブロック図である。 実施の形態2で用いられる平均維持補間演算部における補間で参照される画素を示す図である。 実施の形態2で用いられる平均維持補間演算部の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態3の画素補間装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 図8に示される平均維持補間演算部における補間で参照される画素を示す図である。 図8に示される平均維持補間演算部の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態4の画像処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の画素補間装置1の概略構成を示す機能ブロック図である。
画素補間装置1は入力端子1aに供給される画像データDiで表される画像中の欠落画素の画素値を補間する。
画像データDiは、例えば、図2に示される密着イメージセンサー900を備えた撮像部により読取対象物(原稿)を読み取ることで得られるものである。
図2に示される密着イメージセンサー900は複数のセンサーチップ902を基板904上に、直線に沿って並べて互いに連結することで構成されている。密着イメージセンサー900の長手方向が主走査方向となる。
図3は、隣り合うセンサーチップ902相互間の連結部分をより詳細に示す。
センサーチップ902の各々は、図示のように、複数の光電変換素子906を有する。
各センサーチップ902内では、複数の光電変換素子906は、一定の間隔daで直線上に配置されている。一方、連結される2つのセンサーチップ902の隣接端部に位置する光電変換素子は互いに距離dbだけ隔てられている。一般に距離dbは間隔daほどに小さくすることはできない。
その場合、dbが、daの2倍になるようにセンサーチップを配置するのが望ましい。そうすれば、センサーチップ相互間に一つの画素が欠落しているものとして補間処理をすることができ、高品質な補間結果を得ることができるためである。以下そのような場合について説明する。
但し、dbはdaの2倍でなくても良く、daとdbの比率に応じた補間を行うことも可能である。
また、以下で説明する補間処理は、センサーチップ間の、光電変換素子が存在しない位置の画素の補間に限らず、センサーチップ内の光電変換素子での読み取りで得られた画素信号が存在しても、その画素値が不正なもの、或いは信頼性の低いものである場合の補間にも適用可能である。そのような不正な画素値或いは信頼性が低い画素値が生じる理由としては、光電変換素子の不具合、光路中に存在する本来透明であるべき部品の汚れなどがある。
以下の説明における「欠落画素」には、光電変換素子が存在しない位置の画素のみならず、画素値が不正である或いは画素値の信頼性が低い等の理由で補間が必要となる画素を意味する。一方、画素値が存在し、補間が必要ではない画素を非欠落画素と言う。
密着イメージセンサー900によって撮像を一度行うことで、1ラインの画像を表す撮像信号Aiが得られ、撮像信号AiをA/D変換することで画像データDiが得られる。
密着イメージセンサー900に対して原稿を副走査方向に移動させることで、複数ラインの画像データDiが順次得られる。
以下では、画像データDiで表される画像を入力画像と言い、同じ符号Diで表す。さらに画像データDiで表される画素値を原画素値と言い、同じ符号Diで表す。他の画像及び画素値についても同様である。
画素補間装置1は処理回路で実現可能である。処理回路は、専用のハードウェアで構成されていても良く、ソフトウェアで構成されていても良く、ハードウェアとソフトウェアの組合せで構成されていても良い。ソフトウェアで構成される場合、画素補間装置は、CPU(Central Processing Unit)を備えたマイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)等で構成される。
画素補間装置1は、データ格納部2と、複数の補間演算部11−1〜11−N、21−1〜21−Mと、判定部4と、出力部5と、補間データ挿入部6とを有する。
データ格納部2は、画像データDiを格納する。
データ格納部2に格納された画像データDiは、読み出されて、複数の補間演算部11−1〜11−N、21−1〜21−Mと、判定部4と、補間データ挿入部6とに供給される。
複数の補間演算部11−1〜11−N、21−1〜21−Mの各々は、入力画像Di中の欠落画素の画素値を補間し、補間された画素値(補間値)を、欠落画素の補間候補値P(h)として出力部5に供給するとともに、欠落画素の近傍(近隣)の複数の非欠落画素をテスト画素として、当該テスト画素の各々の画素値を補間し、補間された画素値(補間値)を、当該テスト画素のテスト補間値P(t)として判定部4に供給する。
テスト画素の補間をテスト補間と言う。テスト補間は、テスト画素の画素値が不明であると仮定して行われる。
各欠落画素の補間には、当該欠落画素の周辺の画素が参照される。
各テスト画素の補間(テスト補間)には、当該テスト画素の周辺の画素が参照される。
各テスト画素のテスト補間で参照される周辺の画素の、当該テスト画素に対する相対的位置は、各欠落画素の補間で参照される周辺の画素の、当該欠落画素に対する相対的位置と同じである。
テスト補間で用いられる補間演算方法は、欠落画素の補間で用いられる補間演算方法と同じである。
各欠落画素の近傍の複数の非欠落画素をテスト画素として行われるテスト補間を、当該欠落画素についてのテスト補間と言うことがある。
複数の補間演算部11−1〜11−N、21−1〜21−Mは、第1群の補間演算部11−1〜11−Nと第2群の補間演算部21−1〜21−Mと含む。
第1群の補間演算部11−1〜11−Nは、第1乃至第Nの平均維持補間演算部11−1〜11−Nから成る。Nは2以上の整数である。
第1乃至第Nの平均維持補間演算部11−1〜11−Nは、平均維持補間演算により補間を行う。
第1乃至第Nの平均維持補間演算部11−1〜11−N相互間では、補間で参照される画素の数が互いに異なる。
以下、平均維持補間演算部11−1〜11−Nの動作について説明する。最初に欠落画素の補間を行う場合の動作を説明する。
図4は入力画像Diの一部を示す図であり、平均維持補間演算部11−1〜11−Nの一つ、即ち第nの平均維持補間演算部11−n(nは1からNのいずれか)における補間で参照される画素の位置を示す。入力画像Di中における、欠落画素MPの位置が予め分っているものとする。〇は非欠落画素を示し、×は欠落画素MPを示す。
符号MS及びNAはそれぞれ、複数の相連続する画素から成る画素列を示す。画素列MSは欠落画素MPを含み、画素列NAは欠落画素MPを含まない。画素列MSを欠落部と言い、画素列NAを非欠落部と言う。以下の説明から明らかなように欠落部MS及び非欠落部NAの画素は補間で参照される。欠落部MSを構成する画素の数と非欠落部NAを構成する画素の数とは互いに等しい。この数をkで表す。kは図示の例では3である。
kはパラメータとして各平均維持補間演算部に予め設定されている。
複数の平均維持補間演算部11−1〜11−Nには互いに異なる値のパラメータkが設定されており、その結果、平均維持補間演算部11−1〜11−N間では、補間で参照される画素の数が互いに異なるものとなる。
平均維持補間演算部11−nは、欠落部MSの画素の画素値の平均値が非欠落部NAの画素の画素値の平均値と等しくなるように欠落画素MPの画素値を補間する。即ち、欠落部MSのうちの欠落画素MP以外の画素の画素値と、欠落画素MPの補間値Pとの平均値が、非欠落部NAの画素の画素値の平均値と等しくなるように、上記補間値Pを定める。
図5は平均維持補間演算部11−nの構成例を示す機能ブロック図である。
平均維持補間演算部11−nは、欠落部加算部101と、非欠落部加算部102と、減算部103とを有する。
データ格納部2から読み出された画像データDiは欠落部加算部101及び非欠落部加算部102に入力される。
欠落部加算部101は、欠落部MSに含まれるk個の画素のうち欠落画素MP以外の画素の画素値の和を求め、欠落部合計MQとして出力する。
非欠落部加算部102は、非欠落部NAに含まれるk個の画素の画素値の和を求め、非欠落部合計SAとして出力する。
減算部103は非欠落部合計SAから欠落部合計MQを減算する。
減算の結果得られる差分値が、欠落画素MPの補間値Pとして用いられる。
以上の処理を数式で表すと、以下の通りとなる。
P=SA−MQ (1)
以上の処理を行うことで、減算部103から出力される補間値Pは、欠落部MSの画素の画素値の平均値が非欠落部NAの画素の画素値の平均値と等しくなるように定められたものとなる。
以下、その理由を説明する。
欠落部MSの画素の画素値の平均値MSavは、
MSav=(MQ+P)/k (2)
非欠落部NAの画素の画素値の平均値NAavは、
NAav=SA/k (3)
MSavとNAavを等しくするには、下記の式が満たされるように補間値Pが定められれば良い。
(MQ+P)/k=SA/k (4)
式(4)を変形することで、式(1)が得られる。
従って、上記の式(1)で表される処理によって補間値Pを定めれば、欠落部MSの画素の画素値の平均値が非欠落部NAの画素の画素値の平均値と等しくなる。
各平均維持補間演算部11−nで各欠落画素について算出された補間値Pは、補間候補値P(h)として出力部5に供給される。
平均維持補間演算部11−1〜11−Nは、画像のエッジ部分及び画素値が周期的に変化する画像部分で高精度に補間を行うことができる。画素値が周期的に変化する画像部分に関しては、高精度に補間できる画素値の変化の周期(従って空間周波数)は、補間で参照される画素の数によって変わる。そこで、平均維持補間演算部11−1〜11−Nが補間で参照する画素の数は、高精度に補間を行うことが望まれる画素値の変化の周期の範囲(言い換えれば、空間周波数の範囲)に応じて定められる。
図5に示される平均維持補間演算部11−nは、テスト補間にも用いられる。
平均維持補間演算部11−nでテスト補間を行うときの動作は、上記した欠落画素MPの補間(補間候補値P(h)の算出)を行うときの動作と同じである。但し、テスト補間の際は、各テスト画素を欠落画素と見なして補間演算が行われ、算出された画素値Pがテスト補間値P(t)として出力される。
第2群の補間演算部21−1〜21−Mは、第1乃至第Mの補間演算部21−1〜21−Mから成る。Mは2以上の整数である。
第1乃至第Mの補間演算部21−1〜21−Mは、上記の平均維持補間演算とは異なる補間演算方法で補間を行う。
第1乃至第Mの補間演算部21−1〜21−M相互間では、補間に用いられる補間演算方法及び補間で参照される画素の数の少なくとも一方が互いに異なる。
第1乃至第Mの補間演算部21−1〜21−Mで行われる補間演算の例としては、線形補間演算、バイキュービック補間演算、及びランチョス補間演算がある。
第1乃至第Mの補間演算部21−1〜21−Mも、第1乃至第Nの平均維持補間演算部11−1〜11−Nと同様に、各欠落画素の補間候補値P(h)を算出して、出力部5に供給するのみならず、当該欠落画素の近傍の複数の非欠落画素の各々についてテスト補間値P(t)を算出して、判定部4に供給する。
判定部4には、補間演算部11−1〜11−N及び21−1〜21−Mからテスト補間値P(t)が供給されるのみならず、データ格納部2からテスト画素の画素値(原画素値)Diが入力される。
判定部4は、補間演算部11−1〜11−N及び21−1〜21−Mから入力されたテスト補間値P(t)と、データ格納部2から入力された原画素値Diとに基づいて、評価を行い、評価結果を示す誤差指標値を算出する。評価は、補間演算部の各々について、欠落画素毎に行われる。
各補間演算部についての誤差指標値は、例えば、各欠落画素についてのテスト補間の結果を集計することで求められる。例えば、各補間演算部についての誤差指標値は、当該補間演算部で各欠落画素の近傍の複数のテスト画素の各々について算出されたテスト補間値P(t)と当該テスト画素の原画素値Diとの差分絶対値を、当該欠落画素の近傍のすべてのテスト画素について集計することで求められる。
例えば、上記の誤差指標値は、上記の差分絶対値の、全テスト画素についての積算値をテスト画素の数で割ることで得られる値、即ち、上記の差分絶対値の平均値(差分平均値)であっても良い。
テスト補間値P(t)が算出されたテスト画素の数が全ての補間演算部相互間で等しい場合には、上記の誤差指標値は、上記の差分絶対値の、全テスト画素についての積算値(差分積算値)であっても良い。
上記の誤差指標値は、各欠落画素の近傍における、各補間演算部の適性、即ち、各補間演算部による補間演算の精度を表すものであり、当該誤差指標値が小さいほど、精度が高い(誤差の程度が小さい)と見ることができる。
補間演算部11−1〜11−N及び21−1〜21−Mの各々について、上記の誤差指標値が欠落画素毎に算出される。
判定部4は、各欠落画素について、上記の誤差指標値が最も小さい補間演算部を特定し、特定した補間演算部を示す信号(選択信号)HSを出力部5に出力する。
上記のように、補間演算部11−1〜11−N及び21−1〜21−Mで各欠落画素について算出された補間値Pは補間候補値P(h)として出力部5に入力される。
出力部5は、補間演算部11−1〜11−N及び21−1〜21−Mの出力(補間候補値)P(h)の中から、判定部4からの選択信号HSで示される補間演算部の出力を選択して、欠落画素の補間値HVとして出力する。
補間データ挿入部6は、データ格納部2から読み出された画像データDiを受けるとともに、出力部5から出力された補間値HVを受け、入力画像Di中の各欠落画素の画素値として、出力部5から出力された当該欠落画素についての補間値HVを挿入することで、欠落画素の画素値が充填された画像データDuを生成して出力する。
画像データDuは、欠落画素については補間値HVを有し、非欠落画素については原画素値Diを有する。即ち、画像データDuで表される画素値Duは、欠落画素については補間値HVと同じであり、非欠落画素については原画素値Diと同じである。
画素補間装置を以上のように構成することで、欠落画素の補間演算として当該欠落画素の近傍のテスト画素についてのテスト補間値が原画素値Diに最も近い補間演算を選択することができる。従って、画像(欠落画素の近傍の画像部分)の特徴に応じて最適な補間演算の結果を用いた画素補間を行うことができる。
上記のように、平均維持補間演算部11−1〜11−Nは、画像のエッジ部分及び画素値が周期的に変化する画像部分で高精度に補間を行うことができる。そして、画素値が周期的に変化する画像部分に関しては、画素値が変化する周期に応じて、複数の平均維持補間演算部のうちの最適のものが選択される。一方、画像のエッジ部分及び画素値が周期的に変化する画像部分以外では、平均維持補間演算部よりも他の補間演算部のいずれかによる補間の方が高精度となることがあり、その場合には、平均維持補間演算部以外の、補間がより高精度である補間演算部が選択される。従って、本実施の形態の画素補間装置では、画像の特徴に応じて最適な補間演算部が選択される。
また補間演算として平均維持補間を含むことで高い周波数で周期的に変化する画像部分及びエッジ部分を高精度で再現することができるようになる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る画素補間装置1の全体的構成は、図1に示す如くである。
実施の形態2では平均維持補間演算部11−1〜11−Nの各々での処理内容が実施の形態1とは異なる。
即ち、実施の形態1では、各平均維持補間演算部11−nが補間で参照する欠落部の画素の数と非欠落部の画素の数とが同じであるが、実施の形態2では、非欠落部の画素の数が欠落部の画素の数よりも多い。
図6は入力画像Diの一部を示す図であり、本実施の形態における平均維持補間演算部11−nにおける補間で参照される画素の位置を示す。
図4と同様に、入力画像Di中における、欠落画素MPの位置が予め分っているものとする。〇は非欠落画素を示し、×は欠落画素MPを示す。
欠落部MS及び非欠落部NAは、図4と同様に、複数の画素から成る画素列であり、欠落部MSは、欠落画素MPを含み、非欠落部NAは欠落画素MPを含まない。
図4とは異なり、欠落部MSを構成する画素の数kaより、非欠落部NAを構成する画素の数kbが多い。
図示の例ではka=3、kb=6である。
ka及びkbはパラメータとして各平均維持補間演算部に予め設定されている。
複数の平均維持補間演算部11−1〜11−Nは、パラメータka及びkbの少なくとも一方の値が互いに異なる。
パラメータka、kbの値によって補間で参照される画素の数が決まる。従って、複数の平均維持補間演算部11−1〜11−Nは、補間で参照される画素の数が互いに異なる。
実施の形態1と同様に、平均維持補間演算部11−nは、欠落部MSの画素の画素値の平均値が非欠落部NAの画素の画素値の平均値と等しくなるように欠落画素MPの画素値Pを補間する。
図7は実施の形態2で用いられる平均維持補間演算部11−nの構成例を示す機能ブロック図である。
図7の平均維持補間演算部11−nは図5の平均維持補間演算部11−nと概して同じである。異なるのは、乗算部104が付加されている点である。
乗算部104は、非欠落部加算部102の出力SAにパラメータ比ka/kbを掛ける。
減算部103は、乗算部104の出力(SA・ka/kb)から欠落部加算部101の出力MQを減算する。
減算の結果得られる差分値が、欠落画素MPの補間値Pとして用いられる。
以上の処理を数式で表すと、以下の通りとなる。
P=SA・ka/kb−MQ (5)
以上の処理を行うことで、減算部103から出力される補間値Pは、欠落部MSの画素の画素値の平均値が非欠落部NAの画素の画素値の平均値と等しくなるように定められたものとなる。
欠落画素MPについて算出された補間値Pは補間候補値P(h)として出力部5に供給される。
テスト補間は欠落画素の補間と同様に行われ、補間値Pがテスト補間値P(t)として判定部4に供給される。
なお図6では非欠落部は連続した複数の画素から成るが、不連続な複数の画素で非欠落部を構成しても良い。例えば、欠落画素MPの一方の側(図で左側)に位置する複数の相連続する画素と、欠落画素MPの他方の側(図で右側)に位置する複数の相連続する画素とで、非欠落部を構成しても良い。
平均維持補間演算部11−1〜11−Nを上記のような構成にすることで、非欠落部の画素の画素数が多くなり、実施の形態1の方法に比べて欠落画素の補間値がより自然なものとなる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る画素補間装置1cの概略構成は、図8に示す如くである。
図8に示される画素補間装置1cは、図1の画素補間装置1と概して同じであるが、以下の点で異なる。
即ち、図1の平均維持補間演算部11−1〜11−Nの代わりに、平均維持補間演算部13−1〜13−Nが設けられている。
第1乃至第Nの平均維持補間演算部13−1〜13−Nはいずれも平均維持補間演算を行うものであるが、補間で参照する画素の数が互いに異なる。
第1乃至第Nの平均維持補間演算部13−1〜13−Nの各々、即ち第nの平均維持補間演算部13−nは、実施の形態1の第nの平均維持補間演算部11−nと同様のものであるが、補間で参照する画素の配置が異なり、さらに欠落画素の一方の側に位置する複数の非欠落画素の画素値の和と他方の側に位置する複数の非欠落画素の画素値の和との差分を算出する機能を有する。
以下、実施の形態3の平均維持補間演算部13−1〜13−Nの動作について、実施の形態1及び2の平均維持補間演算部11−1〜11−Nと比較しながら説明する。最初に欠落画素の補間について説明する。
図9は、入力画像Diの一部を示す図であり、本実施の形態における平均維持補間演算部13−nにおける補間で参照される画素の位置を示す。
図4及び図6と同様に、入力画像Di中における、欠落画素MPの位置が予め分っているものとする。〇は非欠落画素を示し、×は欠落画素MPを示す。
欠落部MSは、図6と同様に、ka個の画素から成る画素列であり、欠落部MSは、欠落画素MPを含む。
非欠落部NAは、図4及び図6とは異なり、欠落画素MPの一方の側に位置する第1の部分NLと、欠落画素MPの他方の側に位置する第2の部分NRとに分かれている。
以下では、第1の部分NLを左側部と言い、第2の部分NRを右側部と言う。
左側部NL及び右側部NRの各々は複数の画素から成る画素列であり、いずれも欠落画素MPを含まない。
左側部NLと右側部NRとは、互いに同じ数の画素から成り、欠落画素MPを中心として対称となるように形成されている。
例えば左側部NL及び右側部NRの各々を構成する画素の数kcは、欠落部MSを構成する画素の数kaと同じである。
図示の例ではka=kc=3である。
従って、左側部NLと右側部NRから成る非欠落部NAを構成する画素の数kbはkcの2倍である。
ka及びkcは、パラメータとして各平均維持補間演算部に予め設定されている。
第1乃至第Nの平均維持補間演算部13−1〜13−Nは、パラメータka及びkcの少なくとも一方の値が互いに異なる。従って補間で参照される画素の数が異なる。
なお、ka及びkcの代わりに、ka及びkbをパラメータとして各平均維持補間演算部に予め設定しておくこととしても良い。
第nの平均維持補間演算部13−nは、実施の形態1及び2の第nの平均維持補間演算部11−nと同様に、欠落部MSの画素の画素値の平均値が非欠落部NAの画素の画素値の平均値と等しくなるように欠落画素MPの画素値を補間する。但し、非欠落部NAには、左側部NLと右側部NRとが含まれる。
図10は平均維持補間演算部13−nの構成例を示す機能ブロック図である。
図10の平均維持補間演算部13−nは、欠落部加算部101と、左側部加算部105と、右側部加算部106と、合計算出部107と、乗算部104と、減算部103と、差分算出部108とを有する。
欠落部加算部101は欠落部MSに含まれるka個の画素のうち欠落画素MP以外の画素の画素値の和を求め、欠落部合計MQとして出力する。
左側部加算部105は左側部NLに含まれるkc個の画素の画素値の和を求め、左側部分和SLとして出力する。
右側部加算部106は右側部NRに含まれるkc個の画素の画素値の和を求め、右側部分和SRとして出力する。
合計算出部107は、左側部分和SLと右側部分和SRとを加算し、加算結果を非欠落部合計SAとして出力する。
左側部加算部105と、右側部加算部106と、合計算出部107とで、非欠落部加算部102cが構成されている。
乗算部104は、非欠落部加算部102cの出力SAにパラメータ比ka/kbを掛ける。
減算部103は、乗算部104の出力(SA・ka/kb)から欠落部加算部101の出力MQを減算する。
減算の結果得られる差分値が、欠落画素MPの補間値Pとして用いられる。
以上の処理を数式で表すと、以下の通りとなる。
P=(SL+SR)・ka/kb−MQ (6)
以上の処理を行うことで、減算部103からは、部分和SL、SR、及び欠落部合計MQに基づいて、欠落部MSの画素の画素値の平均値が非欠落部NAの画素の画素値の平均値と等しくなるように定められた欠落画素MPの補間値Pが出力される。
欠落画素MPについて算出された補間値Pは補間候補値P(h)として出力部5に供給される。
差分算出部108は、左側部加算部105の出力(左側部分和)SLと、右側部加算部106の出力(右側部分和)SRとの差分絶対値を算出する。算出された差分絶対値は、左右差分値DLRとして判定部4cに送られる。
各欠落画素について算出された左右差分値DLRは、当該欠落画素の左側に位置する左側部(一方の側に位置する第1の部分)の画素の画素値の和と、当該欠落画素の右側に位置する右側部(他方の側に位置する第2の部分)の画素の画素値の和との差分を表すものである。
テスト補間値の演算も上記と同様に行われる。即ち、各平均維持補間演算部13−nは、平均維持補間演算部11−nと同様に、欠落画素の近傍の複数の非欠落画素をテスト画素として、当該テスト画素の各々について補間演算を行って補間値Pを算出し、算出した補間値Pをテスト補間値P(t)として判定部4cに供給する。
但し、テスト画素については、左右差分値DLRの算出は行わない。
補間演算部21−1〜21−Mの動作は実施の形態1と同じである。
平均維持補間演算部13−1〜13−N及び補間演算部21−1〜21−Mから供給されたテスト補間値P(t)に基づいて、判定部4cが誤差指標値を算出する点は、実施の形態1及び2と同じである。
実施の形態3の判定部4cは、誤差指標値が最も小さい補間演算部が平均維持補間演算部13−1〜13−Nのいずれかである場合の動作が実施の形態1及び実施の形態2の判定部4とは異なる。
上記のような場合、判定部4cは誤差指標値が最も小さいと判断された平均維持補間演算部に対応する左右差分値DLRが予め定められた閾値DLRthよりも大きいかどうかの判定を行い、当該左右差分値DLRが閾値DLRthよりも大きい場合には、判定部4cは、補間演算部21−1〜21−Mのうちの予め指定された補間演算部を選択し、選択結果を出力部5に通知する。
予め指定された補間演算部は、例えば、欠落画素に近接する画素、例えば隣接する画素を用いて補間演算を行うものである。補間演算としては、例えば線形補間演算又はバイキュービック補間演算が用いられる。線形補間演算を行う場合には、欠落画素に隣接する一対の非欠落画素の平均値を求める。バイキュービック補間演算を行う場合には、欠落画素に隣接する一対の非欠落画素及び当該一対の非欠落画素に隣接する画素(当該一対の非欠落画素のいずれかに隣接し、欠落画素とは反対側に位置する画素)を参照画素として用いる。
欠落画素の左側と右側とで画素値の差が大きい場合には、平均維持補間では不自然な画素値が算出される場合がある。そこで、本実施の形態では、そのような場合に適した補間演算方法を用いることで、より自然な画素値が得られるようにしている。
上記の実施の形態では、複数の平均維持補間演算部13−1〜13−Nの各々において、左右差分値を求め、複数の平均維持補間演算部13−1〜13−Nのうちの、誤差指標値に基づいて選択された平均維持補間演算部で求められた左右差分値が閾値よりも大きいかどうかの判定をしている。
このようにする代わりに、複数の平均維持補間演算部13−1〜13−Nのいずれか一つで左右差分値を求め、求められた左右差分値が閾値よりも大きいかどうかの判定をすることとしても良い。
また、第2群の補間演算部21−1〜21−Mのいずれか一つで左右差分値を求め、求められた左右差分値が閾値よりも大きいかどうかの判定をすることとしても良い。
さらに、複数の補間演算部のうちの2以上の補間演算部で左右差分値を求め、求められた2以上の左右差分値に基づいて差分指標値を求め、求められた差分指標値が閾値よりも大きいか否かの判定をすることとしても良い。
要するに、複数の補間演算部(13−1〜13−N、21−1〜21−M)のうちの一つ以上の補間演算部で左右差分値を求め、求めた左右差分値、又は、左右差分値に基づいて算出した差分指標値が、閾値よりも大きいか否かの判定を行うこととすれば良い。
以上の実施の形態3で画素の位置、非欠落部の位置に関し「左」、「右」と言った表現を用いたが、これは便宜上のものであって、要するに欠落画素の一方の側、他方の側を意味する。
即ち、判定部は、第1の部分NLの画素値の和と第2の部分NRの画素値の和との差分絶対値又は該差分絶対値に基づいて定められた差分指標値が予め定められた閾値よりも大きい場合には、第2群の補間演算部のうちの予め指定された補間演算部を選択することとすれば良い。
実施の形態1〜3で、データ格納部2から出力される画像データは画像の輝度を表すものであっても良く、色成分を表すものであっても良い。言い換えれば、画素補間装置で処理の対象となる画素値は輝度値であっても良く、色成分値であっても良い。
画像がカラー画像である場合には、実施の形態1〜3で説明した画素補間装置を色成分値毎に設けることとすれば良い。
次に、3つの色成分値にそれぞれ対応して設けられた3つの画素補間装置を備えるとともに、色差成分値に対してクリップ処理を行う画像処理装置を、実施の形態4として説明する。
実施の形態4.
図11は、本発明の実施の形態4の画像処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
図11に示される画像処理装置は、R画素補間装置201、G画素補間装置202、B画素補間装置203、輝度色差算出部205、色差算出部206、クリップ値決定部207、クリップ処理部208、及び色成分復元部209を有する。
R画素補間装置201、G画素補間装置202及びB画素補間装置203の各々は、実施の形態1、2又は3の画素補間装置と同様の構成を有する。実施の形態1、2又は3の画素補間装置においては画像データDiを入力し、画像データDuを出力するが、本実施の形態のR画素補間装置201、G画素補間装置202、B画素補間装置203はそれぞれR画像データRi、G画像データGi、B画像データBiを入力し、R画像データRu、G画像データGu、B画像データBuを出力するものである。
R画像データRi、G画像データGi、B画像データBiは、例えば、それぞれR、G、Bの光(波長成分)に感度を有する光電変換素子を含む撮像部で原稿を読み取ることで得られる。R、G、Bの光に感度を有する光電変換素子は、例えば、R、G、Bの光を透過させるカラーフィルタを備えた光電変換素子である。
R画素補間装置201は、入力されるR画像データRiで表される画像中の欠落画素の画素値(R成分値)を補間する。即ち、R画像データRiで表される原画素値(R成分値)Riに基づいて、欠落画素の補間値を決定し、補間値が欠落画素のR成分値として充填された画像データRuを出力する。
画像データRuで表されるR成分値Ruは、欠落画素については補間値と同じであり、非欠落画素については原画素値(入力されたR成分値)Riと同じである。
G画素補間装置202は、入力されるG画像データGiで表される画像中の欠落画素の画素値(G成分値)を補間する。即ち、G画像データGiで表される原画素値(G成分値)Giに基づいて、欠落画素の補間値を決定し、補間値が欠落画素のG成分値として充填された画像データGuを出力する。
画像データGuで表されるG成分値Guは、欠落画素については補間値と同じであり、非欠落画素については原画素値(入力されたG成分値)Giと同じである。
B画素補間装置203は、入力されるB画像データBiで表される画像中の欠落画素の画素値(B成分値)を補間する。即ち、B画像データBiで表される原画素値(B成分値)Biに基づいて、欠落画素の補間値を決定し、補間値が欠落画素のB成分値として充填された画像データBuを出力する。
画像データBuで表されるB成分値Buは、欠落画素については補間値と同じであり、非欠落画素については原画素値(入力されたB成分値)Biと同じである。
R画素補間装置201、G画素補間装置202及びB画素補間装置203の各々で行われる画素補間は、例えば、実施の形態1、2及び3のいずれかの画素補間装置で行われる画素補間と同じである。但し、画素補間装置に含まれる補間演算部の数、各補間演算部における補間で用いられる補間演算方法及び補間で参照される画素の数を、色成分毎に異なるものとしても良い。そうすることで、色成分毎に、当該色成分の画像の特徴に応じてより適切な補間を行うことが可能となる。
輝度色差算出部205は、画像データRu、Gu、Bu中の、同じ画素についてのR成分値Ru、G成分値Gu、B成分値Buを、輝度値Yuと色差成分値Cbu、Cruとに変換し、変換で得られた輝度値Yuと色差成分値Cbu、Cruとを出力する。
変換には公知の変換式が用いられる。例えば色成分値が8ビットで表されるものである場合には、以下の式が用いられる。
Yu=0.257・Ru+0.504・Gu+0.098・Bu+16
Cbu=−0.148・Ru−0.291・Gu+0.439・Bu+128
Cru=0.439・Ru−0.368・Gu−0.071・Bu+128
色差算出部206は、画像データRi、Gi、Bi中の、同じ画素についてのR成分値Ri、G成分値Gi及びB成分値Biを、色差成分値Cbi、Criに変換し、変換で得られた色差成分値Cbi、Criを出力する。色差成分値Cbi、Criへの変換には、RGBからYCbCrへの公知の変換式を利用することができる。但し、Y(輝度値)は用いないので算出不要である。例えば、色成分値が8ビットで表されるものである場合には以下の式が用いられる。
Cbi=−0.148・Ri−0.291・Gi+0.439・Bi+128
Cri=0.439・Ri−0.368・Gi−0.071・Bi+128
クリップ値決定部207では、入力画像の予め定められた範囲内の画素を、クリップ値の算出のために参照する画素(クリップ値算出参照画素)と指定し、クリップ値算出参照画素について色差算出部206での変換で得られたCb成分値及びCr成分値から、クリップ値を決定する。
クリップ値決定部207は、例えば各欠落画素に対してクリップ値を決定する。その場合、上記の予め定められた範囲は、当該欠落画素の周辺の画素から成る範囲である。
欠落画素の周辺とは、例えば欠落画素からの距離が予め定められた値以下である範囲を言う。
クリップ値としては、例えば、Cb成分及びCr成分の各々に対して上側クリップ値及び下側クリップ値が決定される。
例えば、クリップ値算出参照画素の色差成分値Cbiのうちの最大値又は最大値に近い値がCb成分上側クリップ値Cbmaxと決定され、クリップ値算出参照画素の色差成分値Cbiのうちの最小値又は最小値に近い値がCb成分下側クリップ値Cbminと決定され、クリップ値算出参照画素の色差成分値Criのうちの最大値又は最大値に近い値がCr成分上側クリップ値Crmaxと決定され、クリップ値算出参照画素の色差成分値Criのうちの最小値又は最小値に近い値がCr成分下側クリップ値Crminと決定される。
「最大値に近い値」とは、例えば、色差成分値を大きいものから順に並べたときに予め定められた順位のものが有する値である。予め定められた順位は、クリップ値算出参照画素の数に応じて定められていても良い。例えば、クリップ値算出参照画素のうちの、予め定められた割合に相当する数に等しい値に定められていても良い。
同様に、「最小値に近い値」とは、例えば、色差成分値を小さいものから順に並べたときに予め定められた順位のものが有する値である。予め定められた順位は、クリップ値算出参照画素の数に応じて定められていても良い。
クリップ処理部208では、クリップ値決定部207で決定された上側クリップ値及び下側クリップ値をそれぞれ上限及び下限として、色差成分値Cbu、Cruに対してクリップ処理を行い、クリップ処理後の色差成分値Cbe、Creを出力する。
色成分復元部209は、クリップ処理部208から出力された色差成分値Cbe、Creと、輝度色差算出部205から出力された輝度値Yuとから色成分値への変換を行い、変換後のR、G、B成分値Ro、Go、Boを出力する。
変換には公知の変換式を用いることができる。例えば、Yu、Cbe、Creが8ビットで表される場合には、以下の式を用いることができる。
Ro=1.164・(Yu−16)+1.596・(Cre−128)
Go=1.164・(Yu−16)−0.391・(Cbe−128)−0.813・(Cre−128)
Bo=1.164・(Yu−16)+2.018・(Cbe−128)
以上RGBからCbCrへの変換で生成されるCb成分値及びCr成分値に対してクリップ処理をすることとしているが、YPbPrへの変換で生成されるPb成分値及びPr成分値に対してクリップ処理することとしても良い。また、YUVへの変換で生成されるU成分値及びV成分値に対してクリップ処理することとしても良い。
要するに、輝度成分と色差成分への変換で生成される色差成分に対してクリップ処理を行うこととすれば良い。
そうすることで、輝度については変更を加えず、偽色の発生を抑えることが可能である。
上記の例ではクリップ値として、上側クリップ値及び下側クリップ値を含むが上側クリップ値及び下側クリップ値の一方のみであっても良い。
画素補間装置を以上のように構成することで、R、G、Bの色成分毎の補間演算が独立に実施され、カラー画像における欠落画素部分に発生する偽色を抑制することができる。また、カラー画像における補間画素が不自然となるのを抑制することができる。
以上本発明を画素補間装置及び画像処理装置として説明した。上記の画素補間装置で実施される画素補間方法及び上記の画像処理装置で実施される画像処理方法もまた本発明の一部を成す。
また、上記の画素補間装置又は画素補間方法における処理をコンピュータに実行させるためのプログラム、並びに上記の画像処理装置又は画像処理方法における処理をコンピュータに実行させるためのプログラムもまた本発明の一部を成す。
さらに、上記のプログラムを記録した、コンピュータで読取り可能な記録媒体もまた本発明の一部を成す。
1、1c 画素補間装置、 2 データ格納部、 4、4c 判定部、 5 出力部、 6 補間データ挿入部、 11−1〜11−N、13−1〜13−N 平均維持補間演算部、 21−1〜21−M 補間演算部、 101 欠落部加算部、 102 非欠落部加算部、 103 減算部、 104 乗算部、 105 左側部加算部、 106 右側部加算部、 107 合計算出部、 108 差分算出部、 201 R画素補間装置、 202 G画素補間装置、 203 B画素補間装置、 205 輝度色差算出部、 206 色差算出部、 207 クリップ値決定部、 208 クリップ処理部、 209 色成分復元部。

Claims (18)

  1. 各々入力画像中の欠落画素の画素値を、当該入力画像を構成する画素の画素値に基づいて補間する複数の補間演算部と、
    判定部と、
    出力部とを有し、
    前記複数の補間演算部の各々は、前記欠落画素の画素値を補間し、補間された画素値を、補間候補値として出力し、前記欠落画素の近傍の複数の非欠落画素をテスト画素として、前記テスト画素の各々の画素値を補間し、補間された画素値を、当該テスト画素のテスト補間値として出力し、
    前記テスト画素の補間は、前記欠落画素の補間と同じ補間演算方法で行われ、
    前記複数の補間演算部は、第1群の補間演算部と、第2群の補間演算部とを含み、
    前記第1群の補間演算部は、平均維持補間演算により補間を行うものであり、
    前記第1群の補間演算部相互間では、参照される画素の数が互いに異なり、
    前記第2群の補間演算部は、前記平均維持補間演算とは異なる補間演算で補間を行うものであり、
    前記第2群の補間演算部相互間では、補間演算方法及び参照される画素の数の少なくとも一方が互いに異なり、
    前記判定部は、各欠落画素の近傍の複数のテスト画素の各々についての前記テスト補間値と、当該テスト画素の画素値との差分絶対値に基づいて、各補間演算部についての誤差指標値を算出し、算出した誤差指標値に基づいて前記複数の補間演算部のいずれかを選択し、
    前記出力部は、各欠落画素について前記複数の補間演算部から出力される補間候補値のうち、前記判定部で選択された補間演算部から出力される補間候補値を選択して出力する
    画素補間装置。
  2. 前記平均維持補間演算は、
    前記欠落画素を含む複数の画素から成る欠落部の画素の画素値の平均値が前記欠落画素を含まない複数の画素から成る非欠落部の画素の画素値の平均値と等しくなるように前記欠落画素の画素値を補間する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画素補間装置。
  3. 前記欠落部の画素の数と前記非欠落部の画素の数とが互いに等しいことを特徴とする請求項2に記載の画素補間装置。
  4. 前記平均維持補間演算において、
    前記欠落部のうちの前記欠落画素以外の画素の画素値の和を欠落部合計として求め、
    前記非欠落部の画素の画素値の和を非欠落部合計として求め、
    前記非欠落部合計から前記欠落部合計を減算することで得られる差分値を前記欠落画素の画素値として算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画素補間装置。
  5. 前記欠落部の画素の数よりも前記非欠落部の画素の数の方が多いことを特徴とする請求項2に記載の画素補間装置。
  6. 前記平均維持補間演算において、
    前記欠落部のうちの前記欠落画素以外の画素の画素値の和を欠落部合計として求め、
    前記非欠落部の画素の画素値の和を非欠落部合計として求め、
    前記非欠落部の画素の数に対する前記欠落部の画素の数の比と前記非欠落部合計との積から前記欠落部合計を減算することで得られる差分値を前記欠落画素の画素値として算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画素補間装置。
  7. 複数の前記平均維持補間演算のうちの少なくとも一つの平均維持補間演算における補間で参照される前記非欠落部が、前記欠落画素の一方の側に位置する第1の部分と、前記欠落画素の他方の側に位置する第2の部分とから成り、
    前記判定部は、
    前記第1の部分の画素の画素値の和と前記第2の部分の画素の画素値の和との差分絶対値又は該差分絶対値に基づいて定められる差分指標値が予め定められた閾値よりも大きい場合には、前記第2群の補間演算部のうちの予め指定された補間演算部を選択する
    請求項2に記載の画素補間装置。
  8. 前記予め指定された補間演算部は線形補間演算又はバイキュービック補間演算を行うものである請求項7に記載の画素補間装置。
  9. 前記線形補間演算は、欠落画素に隣接する非欠落画素を参照して行われるものである請求項8に記載の画素補間装置。
  10. 前記バイキュービック補間演算は、欠落画素に隣接する非欠落画素及び当該非欠落画素に隣接し、前記欠落画素とは反対の側に位置する非欠落画素を参照して行われるものである請求項8に記載の画素補間装置。
  11. 前記入力画像は3つの色成分値で表されるカラー画像であり、
    それぞれ色成分値に対応して設けられ、各々対応する色成分値の補間を行う3つの画素補間装置と、
    前記3つの画素補間装置から出力された色成分値を、輝度値と第1及び第2の色差成分値とに変換する輝度色差算出部と、
    前記入力画像の色成分値を、第1及び第2の色差成分値に変換する色差算出部と、
    前記色差算出部での変換で得られた前記第1及び第2の色差成分値から少なくとも一つのクリップ値を決定するクリップ値決定部と、
    前記輝度色差算出部での変換で得られた前記第1及び第2の色差成分値を、前記クリップ値決定部で決定された前記少なくとも一つのクリップ値で制限するクリップ処理部と、
    前記クリップ処理部で制限された前記第1及び第2の色差成分値と、前記輝度色差算出部での変換で得られた前記輝度値とを、色成分値に変換する色成分値復元部とを有し、
    前記画素補間装置の各々が請求項1から10のいずれか1項に記載された画素補間装置であり、対応する色成分値を画素値として補間を行う
    画像処理装置。
  12. 前記クリップ値決定部で決定される前記少なくとも一つのクリップ値が、上側クリップ値と下側クリップ値とを含むことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記クリップ値決定部が、前記入力画像の予め定められた範囲内の画素について前記色差算出部での変換で得られた前記第1及び第2の色差成分値から、前記少なくとも一つのクリップ値を決定することを特徴とする請求項11又は12に記載の画像処理装置。
  14. 前記予め定められた範囲が各欠落画素の周辺の画素から成る範囲であることを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記輝度色差算出部での変換で得られる前記第1の色差成分値及び前記色差算出部での変換で得られる前記第1の色差成分値がCb成分値であり、
    前記輝度色差算出部での変換で得られる前記第2の色差成分値及び前記色差算出部での変換で得られる前記第2の色差成分値がCr成分値である
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16. 各々入力画像中の欠落画素の画素値を、当該入力画像を構成する画素の画素値に基づいて補間する複数の補間演算ステップと、
    判定ステップと、
    出力ステップとを有し、
    前記複数の補間演算ステップの各々は、前記欠落画素の画素値を補間し、補間された画素値を、補間候補値として出力し、前記欠落画素の近傍の複数の非欠落画素をテスト画素として、前記テスト画素の各々の画素値を補間し、補間された画素値を、当該テスト画素のテスト補間値として出力し、
    前記テスト画素の補間は、前記欠落画素の補間と同じ補間演算方法で行われ、
    前記複数の補間演算ステップは、第1群の補間演算ステップと、第2群の補間演算ステップとを含み、
    前記第1群の補間演算ステップは、平均維持補間演算により補間を行うものであり、
    前記第1群の補間演算ステップ相互間では、参照される画素の数が互いに異なり、
    前記第2群の補間演算ステップは、前記平均維持補間演算とは異なる補間演算で補間を行うものであり、
    前記第2群の補間演算ステップ相互間では、補間演算方法及び参照される画素の数の少なくとも一方が互いに異なり、
    前記判定ステップは、各欠落画素の近傍の複数のテスト画素の各々についての前記テスト補間値と、当該テスト画素の画素値との差分絶対値に基づいて、各補間演算ステップについての誤差指標値を算出し、算出した誤差指標値に基づいて前記複数の補間演算ステップのいずれかを選択し、
    前記出力ステップは、各欠落画素について前記複数の補間演算ステップから出力される補間候補値のうち、前記判定ステップで選択された補間演算ステップから出力される補間候補値を選択して出力する
    画素補間方法。
  17. 請求項16に記載の画素補間方法における処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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