JP6930488B2 - Li析出評価方法 - Google Patents

Li析出評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6930488B2
JP6930488B2 JP2018085747A JP2018085747A JP6930488B2 JP 6930488 B2 JP6930488 B2 JP 6930488B2 JP 2018085747 A JP2018085747 A JP 2018085747A JP 2018085747 A JP2018085747 A JP 2018085747A JP 6930488 B2 JP6930488 B2 JP 6930488B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
negative electrode
pressure
metal
electrode plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018085747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019192553A (ja
Inventor
政裕 吉岡
政裕 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018085747A priority Critical patent/JP6930488B2/ja
Publication of JP2019192553A publication Critical patent/JP2019192553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6930488B2 publication Critical patent/JP6930488B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池の負極板の表面上に生じる金属Liの析出を評価するLi析出評価方法に関する。
リチウムイオン二次電池(以下、単に「電池」ともいう)においては、電池の使用に伴って負極板の表面上に金属Liが析出する場合がある。このような金属Liの析出が生じた電池では、電池の発熱量が増加するなどの問題が生じる。また、析出した金属Liは、負極板の表面近傍のみに留まらずに、デンドライト化することがある。即ち、負極板の表面から金属Liのデンドライトが生長して、セパレータを突き破り正極板にまで達することがあり、電池に微小な内部短絡が生じ得る。従って、電池内における金属Liの析出具合を、非破壊で簡便に検査する方法が望まれている。
例えば特許文献1には、電池内に金属Liの析出が生じているか否かを非破壊で判断する検査手法が開示されている。この検査手法は、電池に定電圧充電を行い、充電電流が下降から上昇に転ずる極小値の有無に基づいて、電池内に金属Liの析出が生じているか否かを判定している。
特開2012−003863号公報
しかしながら、例えば、バイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、電気自動車などの車両に搭載された電池においては、頻繁に充放電が行われる。一方、特許文献1の検査手法は、上述のように定電圧充電を行って充電電流の変化を調べなければならない。このため、車両に搭載される電池などでは、特許文献1の検査手法を行うことが難しい場合があり、別の新たな検査手法が求められていた。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、リチウムイオン二次電池の負極板の表面上に生じる金属Liの析出を、新たな手法により非破壊で評価できるLi析出評価方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、正極板及び負極板がセパレータを介して平板状に積層方向に重なった電極体平板部を含む電極体を有するリチウムイオン二次電池について、上記負極板の表面上に生じる金属Liの析出を評価するLi析出評価方法であって、上記負極板の上記表面上に金属Liの析出が生じている析出リチウムイオン二次電池について、上記電極体平板部が上記積層方向に押圧される形態に当該析出リチウムイオン二次電池を押圧したときに、析出している金属Liが上記負極板に吸収されない大きさの圧力をPb1とし、析出している金属Liが上記負極板に吸収される大きさの圧力をPb2(Pb2>Pb1)としたとき、上記圧力Pb1で上記リチウムイオン二次電池を押圧した状態、または、上記リチウムイオン二次電池を押圧しない状態で、当該リチウムイオン二次電池の第1電池電圧V1を測定する第1電圧測定工程と、上記第1電圧測定工程の後、上記圧力Pb2で当該リチウムイオン二次電池を押圧した状態で、当該リチウムイオン二次電池の第2電池電圧V2を測定する第2電圧測定工程と、上記第2電池電圧V2と上記第1電池電圧V1との比V2/V1の値に基づいて、当該リチウムイオン二次電池で上記負極板の上記表面上に生じる金属Liの析出を評価する評価工程と、を備えるLi析出評価方法である。
負極板の表面上に金属Liの析出が生じていないリチウムイオン二次電池では、上述の圧力Pb1で電池を押圧した状態、または電池を押圧しない状態での正極電位と、上述の圧力Pb2で電池を押圧した状態での正極電位とは、ほぼ同じである。また、圧力Pb1で電池を押圧した状態、または電池を押圧しない状態での負極電位と、圧力Pb2で電池を押圧した状態での負極電位も、ほぼ同じである。このため、金属Liの析出が生じていない電池では、正極電位と負極電位との差として現れる電池電圧についても、圧力Pb1で押圧した状態、または電池を押圧しない状態で測定される第1電池電圧V1と、圧力Pb2で押圧した状態で測定される第2電池電圧V2とは、ほぼ同じ値となる。
これに対し、負極板の表面上に金属Liの析出が生じている電池では、正極電位については、金属Liの析出が生じていない電池と同様に、圧力Pb1で電池を押圧した状態、または電池を押圧しない状態と、圧力Pb2で電池を押圧した状態とで、正極電位がほぼ同じである。しかし、負極電位については、金属Liの析出が生じている電池では、圧力Pb1で電池を押圧した状態、または電池を押圧しない状態での負極電位よりも、圧力Pb2で電池を押圧した状態での負極電位の方が、高くなることが判ってきた。
その理由は、以下であると考えられる。即ち、金属Liの電位は、負極板の負極活物質層の電位(充電された黒鉛等の負極活物質の電位)よりも低い。また、電池反応は、負極板の負極活物質層のうち、正極板との距離が近い表面近傍で特に活発に生じるため、負極電位は、負極活物質層の表面近傍の影響を受け易い。このため、負極板の表面上(負極活物質層の表面上)に金属Liの析出が生じている電池では、圧力Pb1で電池を押圧した状態、または電池を押圧しない状態においては、析出している金属Liが負極板に吸収されずに、負極活物質層の表面上に金属Liが存在するため、金属Liの析出が生じていない電池に比べて、負極電位が低くなる。
なお、析出している金属Liは、負極活物質層の表面に接触しているが、導電パスが少ない状態になっていると考えられる。これに対し、負極板の表面上に金属Liの析出が生じている電池について、圧力Pb2で電池を押圧すると、析出していた金属Liが負極板に吸収される。具体的には、析出していた金属Liがより確実に負極活物質層の表面に接触して導電パスが多くなり、負極活物質層との導電性が良好となる。すると、析出していた金属Liが速やかにイオン化して(リチウムイオンとなって)、負極活物質内に挿入されていくと考えられる。このため、圧力Pb1で電池を押圧した状態、または電池を押圧しない状態での負極電位よりも、圧力Pb2で電池を押圧した状態での負極電位の方が高くなると考えられる。
このため、金属Liの析出が生じている電池では、圧力Pb1で電池を押圧した状態、または電池を押圧しない状態での第1電池電圧V1よりも、圧力Pb2で電池を押圧した状態での第2電池電圧V2の方が低くなる。従って、金属Liの析出が生じている電池では、金属Liの析出が生じていない電池に比べて、第2電池電圧V2と第1電池電圧V1との比V2/V1の値が小さくなる。
上述のLi析出評価方法では、第1電圧測定工程(圧力Pb1で電池を押圧、または電池を押圧しない)で取得した第1電池電圧V1と、第2電圧測定工程(圧力Pb2で電池を押圧)で取得した第2電池電圧V2との比V2/V1の値に基づいて、当該電池で負極板の表面上に生じる金属Liの析出を評価する。例えば、前述のように、負極板の表面上に金属Liの析出が生じている電池では、金属Liの析出が生じていない電池に比べて、電池電圧の比V2/V1の値が小さくなるため、比V2/V1の値に基づいて金属Liの析出を評価できる。このように、上述のLi析出評価方法では、負極板の表面上に生じる金属Liの析出を、新たな手法により非破壊で評価できる。
なお、「評価工程」において、「電池電圧の比V2/V1の値に基づいて、負極板の表面上に生じる金属Liの析出を評価する」具体的な手法としては、例えば、電池電圧の比V2/V1が、予め定めた基準比Ak以下である場合(V2/V1≦Ak)に、当該電池の負極板の表面上に金属Liの析出が生じていると判定する手法が挙げられる。また、電池電圧の比V2/V1を、例えば複数の基準比と比較するなどして、検査した電池を金属Liの析出具合について複数のグループにクラス分けする手法も挙げられる。
また、「電極体」としては、例えば、帯状の正極板と帯状の負極板とを一対の帯状のセパレータを介して重ねて、軸線周りに扁平状に捲回した扁平状捲回型の電極体や、それぞれ矩形状等をなす複数の正極板及び複数の負極板を、セパレータを介して交互に複数積層した積層型の電極体が挙げられる。
実施形態に係る電池モジュールを示す説明図である。 実施形態に係る電池集合体を示す説明である。 実施形態に係る電池の斜視図である。 実施形態に係る電池の縦断面図である。 実施形態に係る電池モジュールの制御方法のフローチャートである。 第2電池電圧V2を測定するにあたり電池を押圧した圧力Pbと、電池電圧の比V2/V1との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態に係る電池モジュール1を示す。また、図2に、電池モジュール1に含まれる電池集合体5を示す。また、図3及び図4に、リチウムイオン二次電池(以下、単に「電池」ともいう)10の斜視図及び縦断面図を示す。なお、以下では、電池10の縦方向BH、横方向CH及び厚み方向DHを、図1〜図4に示す方向と定めて説明する。
この電池モジュール1は、電気自動車やプラグインハイブリッドカーなどの車両に搭載される車載用の電池モジュールである。電池モジュール1は、電池10、スペーサ30及び圧力センサ40を列置してなる電池集合体5と、この電池集合体5を列置方向EHに押圧する一対の押圧部材(第1押圧部材50及び第2押圧部材55)と、第1押圧部材50を列置方向EHに移動させる移動装置60と、この移動装置60を制御する制御装置80とを備える。
このうち電池集合体5は、複数の角型の電池10と複数の板状のスペーサ30とが交互に列置され、この列置方向EHの一方(図1及び図2中、右方)に、板状の圧力センサ40が配置されている。
電池10は、直方体状で密閉型のリチウムイオン二次電池である。電池集合体5に含まれる複数の電池10は、その厚み方向DHに列置されている。電池10同士は、バスバ25を介して直列に接続されている。電池10は、直方体箱状で金属(本実施形態ではアルミニウム)からなる電池ケース11の内部に、電極体15が電解液13と共に収容されている。電極体15は、帯状の正極板16と帯状の負極板17とを一対の帯状のセパレータ18,18を介して互いに重ねて扁平状に捲回したものである。
電極体15のうち、正極板16、負極板17及びセパレータ18,18が積層方向FHに平板状に重なった部位が、電極体平板部15fである。電極体平板部15fの積層方向FHは、電池10の厚み方向DHと同じである。一方、電極体15のうち、電極体平板部15fの両端(図3及び図4中、上端及び下端)にそれぞれ位置し、正極板16、負極板17及びセパレータ18,18が半円筒状に曲げられた部位が、電極体R部15r,15rである。
電池ケース11の上面には、アルミニウムからなる正極端子部材21、及び、銅からなる負極端子部材23が、それぞれ電池ケース11と絶縁された状態で凸設されている。正極端子部材21は、電池ケース11内で電極体15の正極板16に接続し導通する一方、電池ケース11の上面を貫通して電池外部まで延びている。また、負極端子部材23は、電池ケース11内で電極体15の負極板17に接続し導通する一方、電池ケース11の上面を貫通して電池外部まで延びている。
スペーサ30は、矩形板状で絶縁性の樹脂からなる。このスペーサ30は、電池集合体5を構成した状態で、隣り合う電池10同士の間にそれぞれ介在するほか、第2押圧部材55と電池10との間、及び、圧力センサ40と電池10との間にもそれぞれ介在する。
圧力センサ40は、矩形板状の圧力センサである。この圧力センサ40は、電池集合体5の列置方向EHの一方(図1及び図2中、右方)の端に配置されている。この圧力センサ40の外側(図1及び図2中、右方)には、後述する第1押圧部材50が配置される。これにより、圧力センサ40は、電池10をその厚み方向DHに押圧する圧力Pbを検知できる。また、圧力センサ40は、検知した圧力Pbに応じた電気信号を後述する制御装置80に送信可能に制御装置80に接続されている。
第1押圧部材50及び第2押圧部材55は、それぞれ矩形板状で金属(本実施形態ではアルミニウム)からなる。第1押圧部材50及び第2押圧部材55は、電池集合体5の列置方向EHの両端に配置され、電池10を含む電池集合体5を挟持して圧力Pb=Pb0で列置方向EHに押圧する。なお、この圧力Pb=Pb0を「初期圧力」ともいう。この初期圧力Pb=Pb0の値をどのようして決定したかについては、後述する。これにより、電池10は、その厚み方向DHに初期圧力Pb=Pb0で押圧され、電池ケース11内に収容された電極体15の電極体平板部15fは、その積層方向FHに押圧される。なお、一対の第1押圧部材50及び第2押圧部材55のうち、一方(図1及び図2中、右方)の第1押圧部材50は、後述する移動装置60によって列置方向EHに移動可能に構成されている。
次に、移動装置60について説明する。この移動装置60は、第1押圧部材50を列置方向EH(積層方向FH)に移動させて、電池10を押圧する圧力Pbを変化させる装置である。移動装置60は、複数の拘束ロッド61と複数の駆動モータ63とを有する。
拘束ロッド61は、それぞれ、ボールネジであり、第1押圧部材50と第2押圧部材55を連結して電池集合体5を拘束する。拘束ロッド61は、それぞれ、電池集合体5の列置方向EHに延出する形態で配置され、拘束ロッド61の一方端部61aが、第2押圧部材55に回転可能に保持されている。また、拘束ロッド61は、第1押圧部材50を貫通して、拘束ロッド61の他方端部61bは、駆動モータ63の出力軸と連結されている。
一方、第1押圧部材50には、この第1押圧部材50を貫通する形態に複数の移動ナット56が設けられており、これらの移動ナット56に、ボールネジである拘束ロッド61がそれぞれ螺合している。これにより、駆動モータ63によって拘束ロッド61がそれぞれ回転すると、第1押圧部材50は、列置方向EH(積層方向FH)に移動する。
駆動モータ63は、上述のように、拘束ロッド61を回転させる駆動源であり、本実施形態では、拘束ロッド61毎に設けられている。各駆動モータ63は、後述する制御装置80に接続されており、制御装置80からの出力信号により駆動される。
このような移動装置60によって、第1押圧部材50を第2押圧部材55に近づける方向(積層方向FHの第1方向FH1)に移動させることで、電池10を押圧する圧力Pbを高くできる。逆に、第1押圧部材50を第2押圧部材55から遠ざける方向(積層方向FHの第2方向FH2)に移動させることで、電池10を押圧する圧力Pbを低くできる。
次に、制御装置80について説明する。この制御装置80は、移動装置60を制御する装置であり、記憶部や演算部を備える。制御装置80には、前述のように、圧力センサ40及び移動装置60の駆動モータ63が接続されている。また、電池モジュール1は、電池電圧Vを検知する電圧計90を電池10毎に有し、これらの電圧計90も制御装置80にそれぞれ接続されている。そして、制御装置80は、後述するように、各電圧計90により検知された電池電圧V、及び、圧力センサ40により検知された圧力Pbに基づいて、移動装置60の駆動モータ63を制御する。
(予備試験1)
ここで、前述の初期圧力Pb=Pb0の値を定めるために行った予備試験1について説明する。新品の電池モジュール1を多数用意し、電池モジュール1に充放電装置を接続して、「充放電サイクル試験」をそれぞれ行う。具体的には、環境温度−10℃下において、開始SOCをSOC50%とし、充電電流値Ixで10sec充電した後、5分間休止する。その後、充電電流値Ixと同じ大きさの放電電流値で10sec放電する。この充放電を1サイクルとして、充放電サイクルを5000回行う。この充放電サイクル試験を、電池10を押圧する圧力Pbの大きさと充電電流値Ixの大きさをそれぞれ変更して、多数の電池モジュール1で行った。
その後、各電池モジュール1をなす電池10をそれぞれ解体して、負極板17を取り出し、負極板17の表面17a(負極活物質層17cの表面17ca)上に金属Liの析出があるか否かを目視にて調査した。そして、圧力Pb及び充電電流値Ixを変更した多数の電池モジュール1についての調査結果から、負極板17の表面17a上に金属Liの析出が生じない限界(最大)の充電電流値Ig、及び、この限界の充電電流値Igで金属Liの析出が生じない限界(最小)の圧力Pbgを求め、これを初期圧力Pb0(=Pbg)及び基準電流値Ik(=Ig)とした。
(予備試験2)
次に、後述する「第1電圧測定工程S1」で電池10を押圧する圧力Pb1の値、後述する「第2電圧測定工程S2,S3」で電池10を押圧する圧力Pb2の値、及び、後述する「評価工程S4」で判定基準に用いる基準比Akの値をそれぞれ定めるために行った予備試験2について説明する。まず、負極板17の表面17a上に金属Liの析出が生じていない電池10からなる電池モジュール1と、負極板17の表面17a上に金属Liの析出が生じている析出リチウムイオン二次電池(析出電池)10yからなる電池モジュール1を、それぞれ複数用意した。
具体的には、金属Liの析出が生じていない電池10からなる電池モジュール1として、新品の実施形態に係る電池モジュール1を複数用意した。
一方、金属Liの析出が生じている析出電池10yからなる電池モジュール1として、「充放電サイクル試験」を行って、電池10の負極板17の表面17a上に金属Liを析出させた電池モジュール1を複数用意した。この充放電サイクル試験は、初期圧力Pb=Pb0で電池10を押圧した状態で行い、充電電流値を前述の基準電流値Ikの1.5倍(1.5×Ik)とすると共に、放電電流値を基準電流値Ikの1.5倍(1.5×Ik)とした。それ以外は、前述の充放電サイクル試験と同様とした。このように充電電流値(1.5×Ik)を大きくすることで、電池10の負極板17の表面17a上に金属Liを析出させることができる。但し、金属Liの析出が生じるものの、金属Liのデンドライトの生長に起因した内部短絡までは生じないことを確認している。
次に、金属Liの析出が生じていない電池10からなる電池モジュール1、及び、金属Liの析出が生じている析出電池10yからなる電池モジュール1のそれぞれについて、まず、初期圧力Pb=Pb0で電池10を押圧した状態で、電池10の第1電池電圧V1をそれぞれ測定した。その後、電池10を押圧する圧力Pbの大きさをPb=1.0×Pb0〜Pb=1.8×Pb0の範囲で変更した。その後、圧力Pbを変更した後の電池10について、第2電池電圧V2をそれぞれ測定した。そして、各電池10の第1電池電圧V1及び第2電池電圧V2から、比V2/V1をそれぞれ求めた。この結果を図6に示す。図6の横軸は、第2電池電圧V2の測定に当たり電池10を押圧した圧力Pbを示し、縦軸は、電池電圧の比V2/V1を示している。
図6のグラフから明らかなように、金属Liの析出が生じていない電池10(図6中、□印)では、第2電池電圧V2の測定に当たり電池10を押圧する圧力Pbの大きさに拘わらず、電池電圧の比V2/V1は、およそ1.00である。
これに対し、金属Liの析出が生じている析出電池10y(図6中、◆印)では、第2電池電圧V2の測定に当たり電池10を押圧する圧力Pbが、Pb≦1.4×Pb0では、電池電圧の比V2/V1が1.00に近い値(0.98を上回る値)であるが、Pb≧1.5×Pb0になると、電池電圧の比V2/V1が0.94未満に大きく下がった。このような結果が生じた理由は、以下であると考えられる。
金属Liの析出が生じていない電池10では、電池10を押圧する圧力Pbの大きさに拘わらず、正極電位はほぼ同じである。また、電池10を押圧する圧力Pbの大きさに拘わらず、負極電位もほぼ同じである。このため、金属Liの析出が生じていない電池10では、第1電池電圧V1と第2電池電圧V2とは、ほぼ同じ値となる。従って、電池電圧の比V2/V1は、第2電池電圧V2の測定に当たり電池10を押圧する圧力Pbの大きさに拘わらず、およそ1.00となる。
これに対し、金属Liの析出が生じている析出電池10yでは、正極電位については、析出電池10yを押圧する圧力Pbの大きさに拘わらず、正極電位がほぼ同じである。しかし、負極電位については、圧力Pb≦1.4×Pb0で析出電池10yを押圧した状態での負極電位に比べ、圧力Pb≧1.5×Pb0で析出電池10yを押圧した状態での負極電位は、高くなる。
その理由は、金属Liの電位は、負極板17の負極活物質層17cの電位(充電された負極活物質(黒鉛)の電位)よりも低い。また、電池反応は、負極板17の負極活物質層17cのうち、正極板16との距離が近い表面17ca近傍で特に活発に生じるため、負極電位は、負極板17の負極活物質層17cの表面17ca近傍の影響を受け易い。このため、析出電池10yでは、圧力Pb≦1.4×Pb0で析出電池10yを押圧した状態においては、析出している金属Liが負極板17に吸収されずに、負極活物質層17cの表面17ca上に金属Liが存在するため、金属Liの析出が生じていない電池10に比べて、負極電位が低くなる。
なお、析出した金属Liは、負極板17の負極活物質層17cの表面17caに接触しているが、導電パスが少ない状態になっていると考えられる。これに対し、析出電池10yについて、析出電池10yを圧力Pb≧1.5×Pb0で押圧すると、析出していた金属Liがより確実に負極活物質層17cの表面17caに接触して導電パスが多くなり、負極活物質層17cとの導電性が良好となる。すると、析出していた金属Liが速やかにイオン化して(リチウムイオンとなって)、負極活物質である黒鉛の中に挿入されていく。つまり、析出していた金属Liが負極板17に吸収される。このため、圧力Pb≦1.4×Pb0で析出電池10yを押圧した状態での負極電位に比べ、圧力Pb≧1.5×Pb0で析出電池10yを押圧した状態での負極電位は、高くなると考えられる。
このため、析出電池10yでは、圧力Pb≦1.4×Pb0で析出電池10yを押圧した状態での第2電池電圧V2に比べ、圧力Pb≧1.5×Pb0で析出電池10yを押圧した状態での第2電池電圧V2が低くなる。その結果、析出電池10yでは、前述のように、第2電池電圧V2測定の際の圧力PbがPb≦1.4×Pb0では、電池電圧の比V2/V1が1.00に近い値(0.98を上回る値)となった。一方、この圧力PbがPb≧1.5×Pb0では、電池電圧の比V2/V1が0.94未満に小さくなったと考えられる。
このような予備試験2の結果から、析出電池10yを押圧する圧力PbがPb≦1.4×Pb0では、負極板17の表面17a上に析出している金属Liが負極板17に吸収されない。一方、この圧力PbがPb≧1.5×Pb0では、負極板17の表面17a上に析出している金属Liが負極板17に吸収されると考えられる。
そこで、後述する「第1電圧測定工程S1」で電池10を押圧する圧力Pb1を、Pb1≦1.4×Pb0、本実施形態ではPb1=Pb0とした。また、後述する「第2電圧測定工程S2,S3」で電池10を押圧する圧力Pb2を、Pb2≧1.5×Pb0、本実施形態ではPb2=1.5×Pb0とした。また、後述する「評価工程S4」で判定基準に用いる基準比Akを、Ak=0.94とした。
次いで、車両に搭載した電池モジュール1の制御方法について、図5を参照しつつ説明する。運転者が車両のキースイッチをオン位置からオフ位置にすると、ステップS1において、電池モジュール1に含まれる各電池10の第1電池電圧V1をそれぞれ測定する。このステップS1は、前述の「第1電圧測定工程」に該当する。ステップS1では、具体的には、各電池10に接続された電圧計90でそれぞれ検知された第1電池電圧V1を、制御装置80に取り込む。
なお、電池モジュール1をなす各電池10は、運転者がキースイッチをオン位置からオフ位置にする以前から、前述の初期圧力Pb=Pb0(=Pb1)で押圧されている。従って、ステップS1で測定される第1電池電圧V1は、圧力Pb=Pb1=Pb0で電池10を押圧した状態における電池電圧である。なお、前述のように、この初期圧力Pb=Pb1=Pb0は、負極板17の表面17a上に析出している金属Liが負極板17に吸収されない大きさの圧力である。
次に、ステップS2において、電池10を押圧する圧力Pbを、初期圧力Pb=Pb1(=Pb0)から、Pb=Pb2(=1.5×Pb0)とする。なお、前述のように、この圧力Pb=Pb2=1.5×Pb0は、負極板17の表面17a上に析出している金属Liが負極板17に吸収される大きさの圧力である。具体的には、制御装置80は、移動装置60の各駆動モータ63をそれぞれ駆動して、移動装置60により第1押圧部材50を第2押圧部材55に近づける方向(積層方向FHの第1方向FH1)に移動させて、圧力センサ40で検知される圧力Pbを、Pb=Pb2(=1.5×Pb0)とする。
次に、ステップS3において、電池モジュール1に含まれる各電池10の第2電池電圧V2をそれぞれ測定する。上述のステップS2とこのステップS3が、前述の「第2電圧測定工程」に該当する。ステップS3では、具体的には、各電池10に接続された電圧計90でそれぞれ検知された第2電池電圧V2を、制御装置80に取り込む。
なお、電池モジュール1をなす各電池10は、ステップS2を行ったことにより、圧力Pb=Pb2(=1.5×Pb0)でそれぞれ押圧されている。従って、ステップS3で測定される第2電池電圧V2は、圧力Pb2で電池10を押圧した状態における電池電圧である。
次に、ステップS4において、各電池10について、第2電池電圧V2と第1電池電圧V1との比V2/V1の値が、予め定めた基準比Ak(本実施形態では、Ak=0.94)以下(V2/V1≦Ak)か否かをそれぞれ判断する。なお、この基準比Ak=0.94は、前述のように、予備試験2の結果(図6参照)に基づいて予め定めた値である。
このステップS4でYES、即ち、電池電圧の比V2/V1の値が基準比Ak以下(V2/V1≦Ak)である場合には、当該電池10の負極板17の表面17a上に金属Liの析出が生じていると判断して、ステップS5に進む。一方、ステップS4でNO、即ち、電池電圧の比V2/V1の値が基準比Akよりも大きい場合(V2/V1>Ak)には、当該電池10の負極板17の表面17a上に金属Liの析出が生じていないと判断して、ステップS6に進む。このステップS4が、前述の「評価工程」に該当する。
ステップS4で当該電池内に金属Liの析出が生じていると判断された場合、ステップS5において、車両のメータ内の警告灯を点灯させる。これにより、運転者は、電池モジュール1に問題が生じていることを知ることができる。
また、このステップS5において、電池10を押圧する圧力Pbを、Pb=Pb2(=1.5×Pb0)から、初期圧力Pb=Pb1(=Pb0)よりも低い、Pb=0.5×Pb0とする。具体的には、制御装置80は、移動装置60の各駆動モータ63をそれぞれ駆動して、移動装置60により第1押圧部材50を第2押圧部材55から遠ざかる方向(積層方向FHの第2方向FH2)に移動させて、圧力センサ40で検知される圧力Pbを、Pb=0.5×Pb0とする。このように圧力Pbを下げることで、電極体15の極板間距離(電極体平板部15fにおける正極板16と負極板17の間隙)が広がるため、金属Liのデンドライトが負極板17の表面17aからセパレータ18を突き破って正極板16に達し、電池10に微小な内部短絡が生じることを防止できる。その後、この制御を終了する。
一方、ステップS4で当該電池内に金属Liの析出が生じていないと判断された場合、ステップS6において、電池10を押圧する圧力Pbを、Pb=Pb2(=1.5×Pb0)から、初期圧力Pb=Pb1(=Pb0)に戻す。具体的には、制御装置80は、移動装置60の各駆動モータ63をそれぞれ駆動して、移動装置60により第1押圧部材50を第2押圧部材55から遠ざかる方向(積層方向FHの第2方向FH2)に移動させて、圧力センサ40で検知される圧力Pbを、初期圧力Pb=Pb1(=Pb0)とする。その後、この制御を終了する。
以上で説明したように、上述の実施形態では、第1電圧測定工程(ステップS1)で取得した各電池10の第1電池電圧V1と、第2電圧測定工程(ステップS2及びステップS3)で取得した各電池10の第2電池電圧V2との比V2/V1の値に基づいて、評価工程(ステップS4)で各電池10内における金属Liの析出をそれぞれ評価している。負極板17の表面17a上に金属Liの析出が生じている析出電池10yでは、前述のように、金属Liの析出が生じていない電池10に比べて、電池電圧の比V2/V1の値が小さくなるため、比V2/V1の値に基づいて金属Liの析出を評価できる。このように、実施形態のLi析出評価方法では、電池10の負極板17の表面17a上に生じる電池10内における金属Liの析出を、新たな手法により非破壊で評価できる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、電極体として、扁平状捲回型の電極体15を例示したが、電極体の形態はこれに限られない。電極体は、例えば、矩形状をなす複数の正極板及び複数の負極板を、セパレータを介して交互に複数積層した積層型の電極体としてもよい。
また、実施形態では、第1電圧測定工程S1において、圧力Pb1=Pb0で電池10を押圧した状態で第1電池電圧V1を測定したが、これに限られない。予備試験2の結果から判るように、第1電池電圧V1を測定するにあたり電池10を押圧する圧力Pb1は、Pb1≦1.4×Pb0であればよい。また、電池10を全く押圧しない状態(圧力Pb1=0)で第1電池電圧V1を測定してもよい。
また、実施形態では、第2電圧測定工程S2,S3において、圧力Pb2=1.5×Pb0で電池10を押圧した状態で第2電池電圧V2を測定したが、これに限られない。予備試験2の結果から判るように、第2電池電圧V2を測定するにあたり電池10を押圧する圧力Pb2は、Pb2≧1.5×Pb0であればよい。
1 電池モジュール
10 リチウムイオン二次電池(電池)
10y 析出リチウムイオン二次電池(析出電池)
15 電極体
15f 電極体平板部
16 正極板
17 負極板
17a (負極板の)表面
17c 負極活物質層
17ca (負極活物質層の)表面
18 セパレータ
30 スペーサ
40 圧力センサ
50 第1押圧部材
55 第2押圧部材
60 移動装置
80 制御装置
90 電圧計
Pb,Pb1,Pb2 圧力
EH 列置方向
FH 積層方向
S1 第1電圧測定工程
S2,S3 第2電圧測定工程
S4 評価工程

Claims (1)

  1. 正極板及び負極板がセパレータを介して平板状に積層方向に重なった電極体平板部を含む電極体を有するリチウムイオン二次電池について、上記負極板の表面上に生じる金属Liの析出を評価する
    Li析出評価方法であって、
    上記負極板の上記表面上に金属Liの析出が生じている析出リチウムイオン二次電池について、上記電極体平板部が上記積層方向に押圧される形態に当該析出リチウムイオン二次電池を押圧したときに、析出している金属Liが上記負極板に吸収されない大きさの圧力をPb1とし、析出している金属Liが上記負極板に吸収される大きさの圧力をPb2(Pb2>Pb1)としたとき、
    上記圧力Pb1で上記リチウムイオン二次電池を押圧した状態、または、上記リチウムイオン二次電池を押圧しない状態で、当該リチウムイオン二次電池の第1電池電圧V1を測定する第1電圧測定工程と、
    上記第1電圧測定工程の後、上記圧力Pb2で当該リチウムイオン二次電池を押圧した状態で、当該リチウムイオン二次電池の第2電池電圧V2を測定する第2電圧測定工程と、
    上記第2電池電圧V2と上記第1電池電圧V1との比V2/V1の値に基づいて、当該リチウムイオン二次電池で上記負極板の上記表面上に生じる金属Liの析出を評価する評価工程と、を備える
    Li析出評価方法。
JP2018085747A 2018-04-26 2018-04-26 Li析出評価方法 Active JP6930488B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018085747A JP6930488B2 (ja) 2018-04-26 2018-04-26 Li析出評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018085747A JP6930488B2 (ja) 2018-04-26 2018-04-26 Li析出評価方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019192553A JP2019192553A (ja) 2019-10-31
JP6930488B2 true JP6930488B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=68390848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018085747A Active JP6930488B2 (ja) 2018-04-26 2018-04-26 Li析出評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6930488B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220020495A (ko) * 2020-08-12 2022-02-21 주식회사 엘지에너지솔루션 퇴화 셀 제조방법 및 퇴화 셀 평가 방법

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010153275A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toyota Motor Corp 2次電池の良否判定方法および製造方法
JP5790219B2 (ja) * 2011-07-12 2015-10-07 トヨタ自動車株式会社 組電池の状態検出装置
JP5699970B2 (ja) * 2012-03-16 2015-04-15 トヨタ自動車株式会社 リチウムイオン二次電池システム及び析出判定方法
EP3026450A4 (en) * 2013-07-24 2016-07-20 Automotive Energy Supply Corp TEST PROCEDURE FOR SECONDARY BATTERY
JP6503216B2 (ja) * 2015-03-31 2019-04-17 株式会社Gsユアサ 蓄電素子の検査方法、蓄電装置の検査方法、蓄電素子の製造方法、及び蓄電装置の製造方法
JP6635742B2 (ja) * 2015-10-09 2020-01-29 株式会社ピューズ 蓄電池保全装置、及び、蓄電池保全方法
US10629963B2 (en) * 2015-12-24 2020-04-21 Intel Corporation Battery cell having a detection interface

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019192553A (ja) 2019-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102106949B1 (ko) 축전 디바이스의 단락 검사 방법 및 축전 디바이스의 제조 방법
CN109856555B (zh) 蓄电设备的评价方法和制造方法、以及测试***
US20210197691A1 (en) State Of Battery Health Estimation Based On Swelling Characteristics
EP1770804A1 (en) Battery Pack
KR20200005290A (ko) 파우치형 2차전지의 전극 손상 검사방법 및 파우치형 2차전지의 전극 손상 검사장치
JP2013137249A (ja) 二次電池の劣化診断方法および電池システム
JP2017106867A (ja) 二次電池の製造方法
JP2014002009A (ja) 二次電池の検査方法
JP6930488B2 (ja) Li析出評価方法
JP5974967B2 (ja) 電池の検査方法及び電池の製造方法
Werling et al. Investigation of the electro-mechanical behavior of automotive high voltage busbars under combined electrical load with varying indenter geometry and environmental conditions
JP2003045500A (ja) 電池の検査方法および検査装置
KR20190078532A (ko) 축전 디바이스의 평가 방법, 평가 지그 및 축전 디바이스의 제조 방법
JP4313625B2 (ja) 二次電池の製造方法および二次電池前駆体の検査装置
JP6909406B2 (ja) 電池モジュール
JP2019185906A (ja) 電池モジュール
JP6674636B2 (ja) 電池モジュール
JP7011782B2 (ja) 二次電池の検査方法
JP2018067498A (ja) 電池の製造方法
JP2012221782A (ja) 非水電解質二次電池の製造方法
JP2017126539A (ja) 二次電池の製造方法
JP2016194998A (ja) 蓄電素子の検査方法、蓄電装置の検査方法、蓄電素子の製造方法、及び蓄電装置の製造方法
US20240103096A1 (en) Method for inspecting a power storage device, method for manufacturing a power storage device, and method for manufacturing a device stack
KR20140020660A (ko) 배터리 모듈 검사장치
JP7453203B2 (ja) 蓄電デバイスの評価方法、および蓄電デバイスの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210726

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6930488

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151