JP6930024B2 - 気腹装置及び気腹装置の作動方法 - Google Patents

気腹装置及び気腹装置の作動方法 Download PDF

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Description

本発明は、気腹装置及び気腹装置の作動方法に関する。
近年、患者への侵襲を小さくする目的で、開腹することなく、治療処置を行う腹腔鏡下外科手術が行われている。この腹腔鏡下外科手術においては、患者の腹部に、例えば観察用の内視鏡を体腔内に導く第1のトラカールと、処置具を処置部位に導く第2のトラカールとが穿刺される。この腹腔鏡下外科手術では、第1のトラカールの挿通孔を介して腹腔内に挿入された内視鏡を用いて、処置部位と第2のトラカールの挿通孔を介して挿入された処置具とを観察しながら処置等が行われる。
このような腹腔鏡下外科手術においては、内視鏡の視野を確保する目的及び処置具を操作するための領域を確保する目的で、気腹装置が用いられている。気腹装置は、体腔内に気腹用気体として例えば二酸化炭素ガスなどを注入して体腔内の圧力を一定の圧力にして体腔を拡張し、内視鏡の視野や処置具の操作領域を確保する。
一般的に、気腹装置は、体腔への送気を行う送気チューブを用いて体腔内の圧力測定も行う。このため、体腔内への送気を一定時間行った後に、送気を一旦停止させて体腔内の圧力を測定する。そして、体腔内の圧力が設定圧力に到達するまでこのような間欠送気を行う。
また、腹腔鏡下外科手術では、処置具等の使用により発生した煙あるいはミストを体外に排出する排気も行われる。そのため、気腹装置は、病院などの施設が有する吸引設備を利用した排気モードも有している。
例えば、日本国特開平5−329164号公報には、このような排気モードを有する気腹装置が開示されている。
例えば、ユーザがフットスイッチを押すと、気腹装置は、排気モードになる。排気モードになると、体腔内への送気と体外への排気を同時に行うことによって、体腔内を所定の圧力に保っている。排気は、送気の開始と同時に開始され、排気は送気中に終了し、その後送気が終了する。排気が、送気と同時に行われることにより、体腔内の圧力の変動を小さくしている。
気腹装置からの送気量は、ユーザにより設定される。送気量は、単位時間当たりの流量と、送気時間とにより決定される。間欠送気における送気時の送気量は、ユーザにより設定された流量と時間により設定される。
一方、排気量は病院の有する吸引設備等の能力によって異なるので、ユーザにより設定することができない。そこで、ユーザは、排気時間を設定することにより、送気量と排気量のバランスの調整を行う。
しかし、排気は、送気の開始と同時に開始され、送気中に終了するため、送気期間内において、体腔内の圧力の変動が発生する。体腔内の圧力の変動は、術野の変動に繋がり、術者は、処置をし難くなるという問題がある。
そこで、本発明は、送気と排気が同時に行われるときの体腔内の圧力の変動を抑制する気腹装置及び気腹装置の作動方法を提供することを目的とする
本発明の一態様の気腹装置は、気体供給源から送気される所定の気体を体腔内へ送気するための送気管路と、設定圧に応じて所定量の気体が送出されるまでの送気時間を測定する送気時間測定部と、前記送気管路に設けられ前記体腔内の圧力を測定する圧力測定部と、前記設定圧と前記圧力測定部において測定された前記圧力の測定結果とから排気時間を算出する排気時間算出部と、前記送気時間測定部で測定された前記送気時間と前記排気時間算出部で算出された前記排気時間との差分に応じて前記気体の送気流量を調整する制御部と、を有する。
本発明の一態様の気腹装置の作動方法は、気体供給源から送気管路を経て所定の気体を体腔内へ送気する気腹装置の作動方法であって、送気時間測定部が、設定圧に応じて所定量の前記気体が送出されるまでの送気時間を測定、圧力測定部が、前記送気管路に設けられて前記体腔内の圧力を測定排気時間算出部が、前記設定圧と前記圧力測定にて測定された前記圧力の測定結果とから排気時間を算出し、制御部が、前記送気時間測定で測定された前記送気時間と前記排気時間算出で算出された前記排気時間との差分に応じて前記気体の送気流量を調整す
本発明の第1の実施の形態に係わる気腹装置を備えた腹腔鏡下外科手術システムの全体構成の一例を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、術中において、フットスイッチが踏まれて排気モードになったときに実行される処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係わる、術中において、フットスイッチが踏まれて排気モードになったときに実行される処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係わる、排気モードが開始された後における、体腔内の圧力の変化と、送気及び排気のタイミングを示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係わる、本実施の形態の処理を行わない場合における、排気モードが開始された後における、体腔内の圧力の変化と、送気及び排気のタイミングを示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係わる、術中において、フットスイッチが踏まれて排気モードになったときに実行される処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係わる、術中において、フットスイッチが踏まれて排気モードになったときに実行される処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係わる、送気圧が上限値を超えたため、排気がディレイ時間だけ遅れて開始された場合における、体腔内の圧力の変化と、送気及び排気のタイミングを示すグラフである。 排気チューブの接続確認のときの体腔内の圧力の変化を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる気腹装置を備えた腹腔鏡下外科手術システムの全体構成の一例を説明する図である。図1に示す腹腔鏡下外科手術システム1は、気腹装置2を含む。気腹装置2は、間欠的に送気を行う。間欠的な送気は、送気を行った後、送気を停止させて体腔内の圧力を測定する測定期間と、送気を行う送気期間とを交互に行うことにより行われる。
気腹装置2は、患者Kの腹腔内の圧力(以下、腔内圧力という)が所定の圧力になるように気体の送気量と排気量を調整する。気腹装置2内には、制御部11と、減圧器12と、電空レギュレータ13と、電磁弁14と、圧力センサ15と、流量センサ16と、電磁弁17を有している。
また、気腹装置2には、フットスイッチ18が接続されている。フットスイッチ18は、術者が排気を行う指示をするための装置である。フットスイッチ18は、気腹装置2の制御部11に接続されている。
制御部11は、気腹装置2の各種機能のための処理を実行するプロセッサである。制御部11は、中央処理装置(以下、CPUという)、ROM、RAM等を含み、各機能のためのプログラムがROMに格納されている。
CPUがROMからプログラムを読み出して実行されることにより、各機能が実現される。
なお、制御部11は、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウエア回路で構成したプロセッサでもよい。
制御部11は、気腹装置2内の各装置と電気的に接続されている。制御部11は、気腹装置2内の各装置を制御する。具体的には、制御部11は、圧力センサ15等のセンサからの信号を受信して各種演算を行って、電空レギュレータ13等の制御を行う。
気腹装置2には、高圧ガス用チューブ21を介して、気体供給源GB、例えば炭酸ガスボンベ、が接続されている。また、気腹装置2には、患者Kの腹腔に挿入されたトラカールT1を介して体腔内に炭酸ガスなどの気腹用気体を送気するための送気チューブ22が接続されている。
送気管路3には、気体供給源GBから送気される所定の気体を体腔内へ送気するための送気チューブ22が接続される。
一方、気腹装置2には、送気管路3のほかに、排気管路4も設けられている。電磁弁17は、排気管路4に設けられている。気腹装置2には、排気チューブ23が接続されている。排気チューブ23は、排気管路4に接続され、患者Kの腹腔に挿入されたトラカールT2を介して体腔内の煙などを排出するための管路である。
減圧器12は、気体供給源GBから供給される高圧の気体を、所定の圧力に減圧する。例えば、気体供給源GBから6MPa程度の高圧で供給される気体を、0.4MPa程度にまで減圧する。
電空レギュレータ13は、送気管路3内を流れる気体の流量を調整する電空比例弁である。電空レギュレータ13は、電気駆動弁の一種で、弁部に作用する減圧ばねの力を変化させることにより弁部の開度を電気的に多段階調整する。電空レギュレータ13は、弁部の開度を電気的に多段階調整することにより減圧率を可変に制御可能して、送気圧を所定の圧力値に調整することができる。制御部11から入力される制御信号に基づいて、減圧器12で減圧された炭酸ガスの圧力を、3〜10kPa程度の範囲内の送気圧に変化させる。
電磁弁14は、送気管路3の開閉を行う切替部である。第1の電磁弁としての電磁弁14は、制御部11から入力される制御信号に基づいて開閉動作を行う。
圧力測定部としての圧力センサ15は、送気管路3内の圧力すなわち腔内圧力を測定する。電磁弁14が開の状態の場合、すなわち送気中の場合は、電空レギュレータ13から出力される気体の圧力を計測する。電磁弁14が閉の状態の場合(送気停止中)は、送気チューブ22を介して患者Kの腔内圧力を測定する。圧力センサ15での測定結果は、制御部11へ出力される。
流量センサ16は、送気される気体の流量を測定する。ここでは、流量センサ16は、体腔内に供給される単位時間当たりの炭酸ガスの流量を測定し、測定結果を制御部11へ出力する。
送気チューブ22は、気腹装置2から送出された気体をトラカールT1へと導くチューブである。一般的に、柔軟性を有する材質で形成されており、約3m程度の長さを有する。
排気チューブ23は、排気管路4に接続され、患者Kの腔内の煙などを排出するためのチューブである。排気チューブ23は、送気チューブ22と同様のチューブである。
排気管路4には、電磁弁17が設けられている。第2の電磁弁としての電磁弁17は、制御部11により制御される。
排気管路4は、吸引チューブ24により病院の有する吸引設備SFに接続されている。
電磁弁17は、排気管路4の開閉を行う切替部である。電磁弁17は、制御部11から入力される制御信号に基づいて開閉動作を行う。電磁弁17が開になると、体腔内の煙などが吸引される。
トラカールT1には、内視鏡31の挿入部31aが挿通可能となっている。内視鏡31には、ビデオプロセッサ32と光源装置33が接続されている。ビデオプロセッサ32には、モニタ34が接続されている。内視鏡31により得られた内視鏡画像は、モニタ34に表示される。
トラカールT2には、腔内の生体組織の切除などを行う処置具35が挿通可能となっている。
よって、腹腔鏡下外科手術は、モニタ34に表示される内視鏡画像を見ながら、術者は、処置を行うと共に、必要に応じてフットスイッチ18を踏むことによって気腹装置2を排気モードにして腔内の煙などを排気することができる。
(作用)
気腹装置2は、術中は、患者Kの腔内圧力が所定の圧力になるように気体の送気量を調整する。送気は間欠的に実行され、連続する2つ送気期間の間には、腔内圧力の測定が圧力センサ15により行われる。制御部11は、測定された腔内圧力に基づいて、腔内圧力が所定の圧力になる送気量を算出して、電空レギュレータ13に制御信号を出力する。
その結果、術中における腔内圧力を一定して、内視鏡の視野及び処置具の操作領域が確保される。
処置具等の使用により体腔内に煙等が発生すると、術者は、フットスイッチ18を操作して気腹装置2を排気モードにすることができる。
次に、その排気モードにおける気腹装置2の動作について説明する。
図2及び図3は、術中において、フットスイッチ18が踏まれて排気モードになったときに実行される処理の流れの例を示すフローチャートである。図2及び図3の処理は、制御部11により実行される。
なお、排気モードにおける送気量QS1及び排気量QD1は、予め設定されている。
制御部11は、排気モードになると、圧力センサ15の出力から腔内圧力を測定する(ステップ(以下、Sと略す)1)。
制御部11は、排気時間TEを計算する(S2)。排気時間TEは、術者などのユーザにより予め設定された腔内圧力の設定値と、S1で得られた腔内圧力値との差に応じて、算出される。例えば、S1で得られた腔内圧力値が設定値よりも高いときは、排気時間TEを、デフォルトで設定された排気時間よりも長くし、S1で得られた腔内圧力値が設定値よりも低いときは、排気時間TEを、デフォルトで設定された排気時間よりも短くするように、排気時間TEは調整されて算出される。
例えば、spが設定値で、pvが腔内圧力値で、x1が初期値であり、αが係数とすると、排気時間TEは、次の式(1)により算出される。
TE=α×(sp−pv)+x1 ・・・(1)
S2の後、制御部11は、送気圧が初期値x2になるように、電空レギュレータ13の出力を設定する(S3)。すなわち、排気モードの最初のサイクルC1では、電空レギュレータ13の出力は、送気圧が初期値x2になるように設定される。その結果、電空レギュレータ13は、設定された初期値x2の送気圧で気体を送気管路3に供給する。
なお、排気モードにおける各サイクルにおける送気量の目標値QDは、ユーザによって予め設定される。
S3の後、制御部11は、電磁弁14と17に制御信号を送信し、第1の電磁弁である電磁弁14と、第2の電磁弁である電磁弁17を開にする(S4)。
S4の後、制御部11は、S2で算出された排気時間TEが経過したかを判定する(S5)。
排気時間TEが経過すると(S5:YES)、制御部11は、第2の電磁弁である電磁弁17を閉にする(S6)。
排気時間TEが経過していなければ(S5:NO)、制御部11は、カウンタのインクリメントにより送気時間TSをカウントする(S7)。よって、S7の処理は、設定圧である設定値spに応じて所定量の気体が送出されるまでの送気時間を測定する送気時間測定部を構成する。
S7の後、制御部11は、流量センサ16の出力から送気流量を算出する(S8)。
S8の後、制御部11は、送気流量の積算値、すなわち積算流量を計算する(S9)。積算流量は、時刻t0から積算値である。積算流量は、S7のカウント値で得られた送気時間TSと、S8で検出された単位時間当たりの送気流量との乗算により算出される。
制御部11は、S9で計算された積算流量が目標値QDになったかを判定する(S10)。
S10において、積算流量が目標値QDになると(S10:YES)、制御部11は、第1の電磁弁である電磁弁14を閉じる(S11)。
S11の後、制御部11は、第1と第2の電磁弁の両方が閉じているかを判定する(S12)。
電磁弁14と17の両方が閉じているときは、圧力センサで腔内圧力を測定し(S13)、最初のサイクルは終了する。
なお、送気時間TSより排気時間TEが長いとき、電磁弁14は閉じているが、電磁弁17が開となる状態になる場合がある。その場合、電磁弁14と17が閉じていないため、S12でNOとなり、処理は、S5へ戻り、排気時間TEが経過すると、電磁弁17が閉じられる。その結果、S12でYESとなる。
積算流量が目標値QDになっていないとき(S10:YES)、及び第1と第2の電磁弁の両方が閉じていないとき(S12:NO)、処理は、S5に戻る。
ここで、最初のサイクルにおける腔内圧力と、送気及び排気のタイミングを説明する。
図4は、排気モードが開始された後における、腔内圧力の変化と、送気及び排気のタイミングを示すグラフである。
排気モードになると、図4において時刻t0のタイミングで、電磁弁14と17が開く(S4)。
電磁弁17が開くことにより、腔内圧力は下がり始める。排気時間TE1が経過して時刻t1のタイミングで、電磁弁17が閉じる(S6)。
送気流量の積算値が目標値QDになるまで、送気が行われるので、腔内圧力は上がり始める。送気流量の積算値が目標値になると、電磁弁14が閉じて、最初のサイクルC1における送気時間TS1は終了する。
図4では、時刻t2のタイミングで電磁弁14が閉じている。時刻t1とt2の時間差は、ΔTである。すなわち、ΔTは、送気時間TS1と排気時間TE1の差分である。
図3に示すように、制御部11は、S13において測定された腔内圧力に基づいて、排気時間TEを計算する(S14)。S14における排気時間TEの計算方法は、S2と同じである。
よって、S14の処理は、設定圧の設定値spと圧力センサ15において測定された圧力の測定結果とから排気時間TEを算出する排気時間算出部を構成する。
S14の後、制御部11は、S7でカウントした送気時間TSと、S14で計算した排気時間TEとの差分に応じて、送気圧を計算する(S15)。すなわち、S15の処理は、送気管路3に設けられ体腔内の圧力を測定する圧力測定部を構成する。
例えば、x2が初期値で、βを係数とすると、送気圧Psは、次の式(2)により計算される。
Ps=β×ΔT+x2 ・・・(2)
制御部11は、S15で計算された送気圧になるように、電空レギュレータ13の出力を設定する(S16)。
すなわち、制御部11は、気腹装置2が排気を行う排気モードになると、最初の測定期間における排気時間と送気時間に基づいて気体の送気流量を調整する。
以上のように、制御部11は、S14からS16の処理により、S7で測定された送気時間TSとS14で算出された排気時間TEとの差分に応じて気体の送気流量を調整する。
制御部11は、送気時間TSが排気時間TEよりも長いときは送気流量を増加し、送気時間TSが排気時間TEよりも短いときは送気流量を減少するように、前記気体の送気流量を調整する。
図4では、サイクルC2における送気流量は、サイクルC1における送気流量よりもΔpsだけ多い。
S16の後、制御部11は、図3に示すS17からS26の処理を実行する。図3のS17からS26の処理は、それぞれ図2のS4からS13の処理と同じであるので、説明は省略する。
サイクルC2においても、送気時間TS2と排気時間TE2の差分Δtが出る場合がある。よって、図3のS26の後、処理は、S14に戻り、3サイクル以降も、Δtが0になるまで、あるいは所定の値以下になるまで、2サイクル目と同様の動作が行われる。
図4に示すように、2サイクル目C2では、S15で計算された送気圧になるように、電空レギュレータ13の出力が設定されるので(S16)、送気量は、Δpsだけ増加する。
排気モードにおける送気量の目標値は、予め設定されているので、2サイクル目においてもS10において送気量が目標値になると、送気が停止される。送気量がΔpsだけ増加したため、2サイクル目における送気時間TS2は、前のサイクルC1における送気時間TS1よりも短くなる。
その結果、図4に示すように、サイクルC2において送気が開始された後の腔内圧力の下がり方dsは緩やかになり、サイクルC2における腔内圧力の低下量Δp2は、前のサイクルC1における腔内圧力の低下量Δp1よりも小さくなる。
よって、間欠送気において排気モードにおいて、腔内圧力の変動が抑制される。
なお、図5は、本実施の形態の処理を行わない場合における、排気モードが開始された後における、腔内圧力の変化と、送気及び排気のタイミングを示すグラフである。
図5に示すように、2回目以降のサイクルにおいて、送気圧は変わらないため、腔内圧力の変動は、抑制されていない。
以上のように、上述した実施の形態によれば、送気と排気が同時に行われるときの腔内圧力の変動を抑制する気腹装置を提供することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、送気時間と排気時間の差分に応じて、次のサイクルにおける送気圧を上げ、単位時間当たりの送気流量を増加させることによって、排気期間における腔内圧力の変動を抑制している。しかし、送気圧には上限及び下限があるため、腔内圧力の変動が抑制できない場合がある。
本実施の形態は、このような送気圧には上限及び下限があっても、腔内圧力の変動を抑制できる気腹装置に関する。
本実施の形態の気腹装置の構成は、図1に示すような第1の実施の形態と気腹装置の構成と同じであるので、説明は省略する。以下、第2の実施の形態の気腹装置について、第1の実施の形態と異なる排気モード時の処理の流れについて説明する。
最初のサイクルにおける処理は、第1の実施の形態の図2に示す処理と同じである。本実施の形態の2回目以降のサイクルにおける処理が、第1の実施の形態の図3とは異なる。
なお、図6及び図7において、第1の実施の形態の図2及び図3中のステップと同じ処理については、図2及び図3中のステップ番号を付して説明は省略する。
図6及び図7は、術中において、フットスイッチ18が踏まれて排気モードになったときに実行される処理の流れの例を示すフローチャートである。図6及び図7の処理は、制御部11により実行される。
次に、その排気モードにおける気腹装置2の動作について説明する。
本実施の形態においても、術中において、フットスイッチ18が踏まれて排気モードになると、第1の実施の形態で説明した図2の処理が最初に実行される。よって、最初のサイクルC1における処理は、第1の実施の形態と同じなので、説明は省略する。
2回目のサイクルC2の処理が開始されると、制御部11は、図6及び図7の処理を実行する。
図6及び図7は、2回目以降のサイクルにおける処理の流れの例を示すフローチャートである。図6及び図7の処理は、制御部11により実行される。
図6の処理は、図3の処理と略同じであるが、処理S31が追加されている点で図3とは異なる。図6において、図3と同じ処理S14からS26については、説明は省略する。
S26において、腔内圧力が測定された後、制御部11は、送気圧が上又は下限値を超えたかを判定する(S31)。送気圧が上限値あるいは下限値を超えているとき(S31:YES)、図7の処理が実行される。
図7において、制御部11は、S26において測定された腔内圧力に基づいて、排気時間を計算する(S41)。
続いて、制御部11は、S20でカウントした送気時間と、S41で計算した排気時間との差分に応じて、送気圧を計算する(S42)。
制御部11は、送気圧が上又は下限値を超えたかを判定する(S43)。すなわち、電空レギュレータ13により設定された送気圧が上限値を上回ったあるいは下限値を下回ったかが判定される。
送気圧が上又は下限値を超えた場合(S43:YES)、制御部11は、排気の開始のタイミングのディレイ時間dxを計算する(S44)。
排気の開始のタイミングのディレイ時間dxは、例えば、次の式(3)により算出される。
dx=ΔT/2 ・・・(3)
すなわち、送気時間TSと排気時間TEの差分の半分が、ディレイ時間dxとなる。
ディレイ時間dxが正値であるときは、送気圧が上限値に達していて、それ以上送気量を増加できない状況であることを意味する。
ディレイ時間dxが負値であるときは、送気圧が下限値に達していて、それ以上送気量を減少できない状況であることを意味する。
ディレイ時間dxは、ディレイ時間dxに対応するディレイカウント値として所定のカウンタに設定され、その後、当該サイクル中、時間経過と共に減算される。送気開始の時刻からディレイ時間dxが経過していなければ、ディレイカウント値は、0よりも大きい。送気開始の時刻からディレイ時間dxが経過していれば、ディレイカウント値は、0以下となる。
次に、制御部11は、電空レギュレータ13の出力の設定を行う(S45)。送気圧が上限値を上回っているときは、電空レギュレータ13の出力は、送気圧が送気の上限値と一致する出力に設定される。送気圧が下限値を下回っているときは、電空レギュレータ13の出力は、送気圧が送気の下限値と一致する出力に設定される。
次に、制御部11は、ディレイ時間dxが0を超えているかを判定する(S46)。
ディレイ時間dxが0を超えているとき(S46:YES)、制御部11は、第1の電磁弁である電磁弁14を開く(S47)。すなわちディレイ時間dxが正値であるとき(S46:YES)、電磁弁14が開かれ、送気が排気よりも先に行われる。
ディレイカウント値が0を超えていないとき(S46:NO)、制御部11は、第2の電磁弁である電磁弁17を開く(S48)。すなわちディレイカウント値が負値であるとき(S46:NO)、電磁弁17が開かれ、排気が送気よりも先に行われる。
S47の後、制御部11は、排気の開始のディレイ時間dxが経過したかを判定する(S49)。排気の開始のディレイ時間dxが経過すると(S49:YES)、制御部11は、電磁弁17を開き(S51)、排気を開始する。
S48の後、制御部11は、排気の開始のディレイ時間dxが経過したかを判定する(S50)。排気の開始のディレイ時間dxが経過すると(S50:YES)、制御部11は、電磁弁14を開き(S52)、送気を開始する。
排気の開始のディレイ時間dxが経過するまで、電磁弁17あるいは14は開かれない。
以上のように、S44からS52の処理は、送気時間と排気時間の開始のタイミングを調整する開始タイミング調整部を構成する。制御部11は、その調整されたタイミングだけ、送気時間又は排気時間の開始タイミングをずらす。
S51及びS52の後は、S53からS61の処理が実行される。図7のS53からS61の処理は、第1の実施の形態の図3のS18からS26の処理と同じである。すなわち、排気時間TEが経過するまで電磁弁17は開いた状態で、排気時間TEが経過すると電磁弁17は閉じる(S54)。
また、送気量が目標値になるまで、電磁弁14は開いた状態で、送気量が目標値になると電磁弁14は閉じる(S59)。
電磁弁14と17の両方が閉じると(S60:YES)、制御部11は、圧力センサ15の出力から腔内圧力を測定し、処理は、S41に戻る。
3回目以降のサイクルにおいて、送気圧が上又は下限値を超えているとき(S43:YES)、制御部11は、S44以降の処理を実行する。
3回目以降のサイクルにおいて、送気圧が上又は下限値を超えないとき(S43:NO)、処理は、図6のS14に戻る。
図8は、送気圧が上限値を超えたため、排気がディレイ時間dxだけ遅れて開始された場合における、腔内圧力の変化と、送気及び排気のタイミングを示すグラフである。
図8に示すように、3回目以降のサイクルにおいて、送気圧は変わらないため、腔内圧力の変動は、抑制されていない。送気圧は上限値に達しているため、送気流量は、最大値pmである。
しかし、ディレイ時間dxが設定されたため、排気の開始がディレイ時間dxだけ遅れている。
さらに、ディレイ時間dxは、上記の式(3)から、排気が、送気期間のちょうど中央で行われるように算出されている。
よって、腔内圧力Pは、送気の開始直後は上昇して、設定値spよりも大きくなり、排気が始まると低下する。排気は送気期間の途中で行われるため、腔内圧力Pの変動は、設定値spを中心に上下するため、設定値spからの腔内圧力Pのずれ量Δpが、小さい。
特に、式(3)により、排気期間の半分のタイミングは、送気期間の中央の時刻tcのタイミングと一致しているので、設定値spからの腔内圧力Pのずれ量Δpが、最も小さくなる。
すなわち、制御部11は、送気時間TSと排気時間TEが一致しないとき、排気時間TEの半分のタイミングが、送気時間TSの半分のタイミングと一致するように、送気時間TS又は排気時間TEの開始タイミングを調整する。
図8は、送気圧が上限値を上回った場合を示すが、送気圧が下限値を下回ったときは、送気は排気期間の途中で行われるため、腔内圧力Pの変動は、設定値spを中心に上下するため、設定値spからの腔内圧力Pのずれ量Δpが、小さい。
以上のように、上述した実施の形態によれば、送気と排気が同時に行われるときの腔内圧力の変動を抑制する気腹装置を提供することができる。
なお、第1及び第2の実施の形態において、排気チューブ23が適切に気腹装置2に接続されていなければ、腔内の気体の排気が適切に行われないため、排気チューブ23の接続状態の確認処理が行われる。
そこで、処置の開始前に、制御部11は、次のような排気チューブ23の接続確認処理を実行する。
制御部11は、電磁弁17を開き、所定のタイミングで腔内圧力を測定し、その腔内圧力の低下の傾きを算出する。
図9は、排気チューブ23の接続確認のときの腔内圧力の変化を示すグラフである。
制御部11は、電磁弁14を開にして腔内圧力Pを所定の圧力p0にした後、時刻t0において電磁弁17を開にすると、図9に示すように腔内圧力Pは低下し始める。
制御部11は、圧力センサ15の信号から所定の周期で腔内圧力Pを測定する。所定の周期は、ここでは10ms(ミリ秒)である。
排気チューブ23が気腹装置2に正しく接続されていれば、電磁弁17を開にした後、所定の期間経過後に所定の圧力値になる。しかし、排気チューブ23が気腹装置2に正しく接続されていなければ、電磁弁17を開にした後、所定の期間経過前に所定の圧力値以下になる。
よって、制御部11は、電磁弁17を開にした後の経過時間と腔内圧力Pに基づいて、排気チューブ23が気腹装置2に正しく接続されているかを判定することができる。
しかし、制御部11は、腔内圧力Pが所定の圧力になったときに電磁弁17を閉にするが、電磁弁17には、閉の制御信号を受信してから電磁弁17が完全に閉になるまでの遅れ、すなわち閉ディレイがある。
そのため、腔内圧力Pが所定の圧力PEになった後に制御部11が電磁弁17を閉の制御信号を出力しても、腔内圧力Pは、閉ディレイにより所定の圧力PEよりも低くなってしまう。腔内圧力Pが不必要に低下すると、術野の変化も大きくなってしまう。
そこで、ここでは、制御部11は、腔内圧力Pの時間的変化から、閉ディレイを考慮して腔内圧力Pが所定の圧力PEになるまでの時間を推定し、腔内圧力Pが所定の圧力になる前に閉の制御信号を電磁弁17へ出力する。
その結果、腔内圧力Pが不必要に低下することがない。
図9に示すように、制御部11は、所定の周期で腔内圧力Pを測定し、次の式(4)に基づき、腔内圧力Pの低下量pestを推測する。
ここでは、電磁弁17の閉ディレイが30msであるとする。そのため、式(4)により、閉ディレイを考慮して推測した腔内圧力Pの低下量pestが算出される。
pest=(p(i−3)−p(i−2))+((p(i−3)−p(i−1))/2)+((p(i−3)−pi))/3) ・・・(4)
ここで、piは、現時点で測定された腔内圧力であり、p(i−1)は、現時点よりの1つ前に測定された腔内圧力であり、p(i−2)は、現時点よりの2つ前に測定された腔内圧力であり、p(i−3)は、現時点よりの3つ前に測定された腔内圧力である。
所定の圧力Pestは、排気チューブ23の接続確認のために電磁弁17を開にして、所定期間経過後に達するとされる圧力であり、予め決められた値である。
制御部11は、所定の周期ここでは10ms毎に、上記式(4)により、低下量pestを推測する。
そして、制御部11は、次の式(5)が満たされるか否かを判定する。
Pest=pest+(p0−pi) ・・・(5)
Pestは、所定の圧力PEと、電磁弁17を開く前の腔内圧力p0との差分である。
式(5)を満たすとき、図9に示すように、閉ディレイ、ここでは30ms後に所定の圧力PEになるので、制御部11は、電磁弁17の閉ディレイD1を考慮して、時刻t12において電磁弁17に閉の制御信号を出力する。その結果、時刻t12から閉ディレイD1後の時刻t13に、腔内圧力Pは所定の圧力PEになり、腔内圧力Pが所定の圧力PEよりも低下しない。
なお、図9において、D2は、電磁弁17の開ディレイを示す。
よって、以上のような処理を行うことにより、排気チューブ23の接続状態の確認のために、腔内圧力Pが不必要に低下せず、術野が大きく変化することを回避することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本出願は、2018年3月26日に日本国に出願された特願2018−58797号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (7)

  1. 気体供給源から送気される所定の気体を体腔内へ送気するための送気管路と、
    設定圧に応じて所定量の前記気体が送出されるまでの送気時間を測定する送気時間測定部と、
    前記送気管路に設けられ前記体腔内の圧力を測定する圧力測定部と、
    前記設定圧と前記圧力測定部において測定された前記圧力の測定結果とから排気時間を算出する排気時間算出部と、
    前記送気時間測定部で測定された前記送気時間と前記排気時間算出部で算出された前記排気時間との差分に応じて前記気体の送気流量を調整する制御部と、
    を有する気腹装置。
  2. 前記制御部は、間欠的に送気を行う際に、前記送気時間が前記排気時間よりも長いときは前記送気流量を増加し、前記送気時間が前記排気時間よりも短いときは前記送気流量を減少するように、前記気体の前記送気流量を調整する、請求項1に記載の気腹装置。
  3. 前記間欠的な送気は、前記送気を行った後、前記送気を停止させて前記体腔内の前記圧力を測定する測定期間と、前記送気を行う送気期間とを交互に行うことにより行われ、
    前記制御部は、前記気腹装置が前記排気を行う排気モードになると、最初の前記測定期間における前記排気時間と前記送気時間に基づいて前記気体の前記送気流量を調整する、請求項2に記載の気腹装置。
  4. 前記制御部は、前記送気時間と前記排気時間の開始のタイミングを調整する開始タイミング調整部を有し、
    前記制御部は、前記開始タイミング調整部において調整されたタイミングだけ、前記送気時間又は前記排気時間の開始タイミングをずらす、請求項1に記載の気腹装置。
  5. 前記制御部は、前記送気時間と前記排気時間が一致しないとき、前記排気時間の半分のタイミングが、前記送気時間の半分のタイミングと一致するように、前記送気時間又は前記排気時間の開始タイミングを調整する、請求項4に記載の気腹装置。
  6. 前記制御部は、前記送気時間と前記排気時間の開始のタイミングを調整する開始タイミング調整部を有し、
    前記制御部は、前記送気流量が上限値又は下限値に達しており、前記送気時間と前記排気時間が一致しないとき、前記排気時間の半分のタイミングが、前記送気時間の半分のタイミングと一致するように、前記送気時間又は前記排気時間の開始タイミングを調整する、請求項2に記載の気腹装置。
  7. 気体供給源から送気管路を経て所定の気体を体腔内へ送気する気腹装置の作動方法であって
    送気時間測定部が、設定圧に応じて所定量の前記気体が送出されるまでの送気時間を測定
    圧力測定部が、前記送気管路に設けられて前記体腔内の圧力を測定
    排気時間算出部が、前記設定圧と前記圧力測定にて測定された前記圧力の測定結果とから排気時間を算出し、
    制御部が、前記送気時間測定で測定された前記送気時間と前記排気時間算出で算出された前記排気時間との差分に応じて前記気体の送気流量を調整する気腹装置の作動方法
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