JP6929735B2 - 通信装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置、制御方法及びプログラムに関する。
パーソナルコンピュータ(PC)やスマートフォン等の端末装置と通信する、プリンタ等の通信装置が知られている。このような通信装置は、例えば、WiFi(登録商標)等の所定の通信方式によって端末装置と通信するための通信設定を実行する。
特許文献1には、無線LAN設定モードで動作する通信装置が、装置情報設定コマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて動作モードを設定することが記載されている。
特開2015−023440
ところで、所定の通信方式によって端末装置と通信するための通信設定の実行をキャンセルするためのキャンセル操作をユーザから受け付け可能な通信装置がある。しかしながら、このような通信装置に対してキャンセル操作を実行した後のユーザの利便性が従来考慮されていなかった。
そこで、本発明は、所定の通信方式によって端末装置と通信するための通信設定の実行をキャンセルするためのキャンセル操作を通信装置に対して実行した後のユーザの利便性を向上させることを目的とする。
上述の課題を解決するために本発明の通信装置は、通信装置であって、
末装置と設定情報を通信するための状態である所定の状態で前記通信装置を動作させる制御手段と、
前記所定の状態で動作している前記通信装置と前記端末装置との間の接続を介した前記設定情報の通信によって実行される前記通信装置の通信設定である第1通信設定の実行をキャンセルするためのキャンセル指示を受け付ける受け付け手段と、
前記所定の状態で前記通信装置が動作している状態で、前記設定情報が前記端末装置から受信された場合、前記第1通信設定を行う設定手段と、
前記所定の状態で前記通信装置が動作している状態で、前記キャンセル指示が受け付けられた場合、前記所定の状態で動作している前記通信装置と前記端末装置との間の接続を介した前記設定情報の通信が行われることなく実行される前記通信装置の通信設定である第2通信設定を行うための所定の画面を表示部に表示する表示手段と、
前記キャンセル指示が受け付けられ、前記所定の画面が表示されたとしても、前記通信装置による前記所定の状態での動作が停止されないよう制御する動作制御手段と、
を有することを特徴とする。
所定の通信方式によって端末装置と通信するための通信設定の実行をキャンセルするためのキャンセル操作を通信装置に対して実行した後のユーザの利便性を向上させることができる。
本実施形態における情報処理システムの概略図である。 本実施形態における情報処理システムに含まれる各装置の概略構成図である。 本実施形態における通信装置が初期設定時に行う処理である着荷時シーケンスの流れを示すフローチャートである。 本実施形態における通信装置が実行する接続設定処理を示すフローチャートである。 本実施形態における通信装置が表示する画面の一例である。 本実施形態における通信装置が表示する画面の一例である。 本実施形態における端末装置が通信装置に通信モードを設定する処理の流れを示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に説明する。ただし、本発明については、その趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下に記載する実施形態に対して適宜変更、改良が加えられたものについても本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
本実施形態に係る通信装置について説明する。通信装置として、本実施形態ではプリンタ(印刷装置)を例示しているが、これに限定されず、後述の端末装置と接続を行うことが可能な装置であれば、種々のものを適用可能である。例えば、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等に適用することができる。またプリンタのみならず複写機やファクシミリ装置、携帯端末、スマートフォン、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、スマートスピーカ等に適用可能である。なお、スマートスピーカとは、ユーザが発する音声に従って、同一のネットワークに存在する機器に対して処理を指示したり、ユーザが発する音声に対応して、ネットワークを介して取得した情報をユーザに通知したりするための装置である。その他、複写機能、FAX機能、印刷機能を備える複合機にも適用可能である。また、端末装置として、本実施形態ではPCを例示しているが、これに限定されず、携帯端末、スマートフォン、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。
図1は、本実施形態の情報処理システムの概略図である。本実施形態の情報処理システムは、プリンタ101、ホスト端末102及びアクセスポイント103を含む。プリンタ101は、本実施形態の通信装置である。ホスト端末102は、本実施形態の端末装置である。アクセスポイント103は、端末装置及び通信装置外部に存在する外部アクセスポイントである。端末装置は、外部アクセスポイントを介して通信することで、当該外部アクセスポイントと接続している通信装置や、インターネットと通信することができる。
本実施形態において、プリンタ101は、ホスト端末102と、アクセスポイント103を介さずピアツーピアで直接接続するダイレクト接続方式によって無線接続することが可能である。また、プリンタ101は、ホスト端末102と、アクセスポイント103を介して接続するインフラストラクチャー接続方式によっても無線接続することが可能である。なお、各接続方式おいて利用される通信方式は特に限定されない。IEEE802.11シリーズの規格に基づく無線LAN104やUSB105、有線LAN106等が用いられて良い。
図2はプリンタ101とホスト端末102とアクセスポイント103の概略構成図である。
プリンタ101は、CPU201、ROM202、RAM203、操作部204、表示部205、通信部206を備えている。
CPU201は、システム制御部であり、プリンタ101の全体を制御する。
ROM202は、CPU201が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(OS)プログラム等の固定データを格納する。本発明では、ROM202に格納されている各制御プログラムは、ROM202に格納されている組み込みOSプログラムの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御等を行う。
RAM203は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成され、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されている。RAM203は、プログラム制御変数等を格納する。また、RAM203には、無線LAN設定などユーザが登録した設定値やプリンタ101の管理データ、電源投入後の最初のプリンタ101の設定時(以下、初期設定時)か否かを示す情報等を格納するメモリエリアも設けられている。なお、初期設定時とは言い換えれば、プリンタ101が後述の初期設定時クリーニング処理を一度も実行していない初期設定状態である時である。
操作部204は、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、キャンセルキー、ホームボタン等のキーやボタンなどから構成される、ユーザから操作を受け付けるための構成である。操作部204に含まれる各種キーやボタンは、物理キーや物理ボタンであっても良いし、ソフトウェアによって表示されるソフトキーやソフトボタンであっても良い。また、表示部205は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などから構成される、ユーザに情報を提示するための構成である。本実施形態では、情報を提示するための表示部はLEDによるセグメントディスプレイで構成されており、ユーザからの操作を受け付けるキーは物理ボタンで構成されているものとする。プリンタ101は、操作部204を介してユーザによって操作されることで、プリンタ101の各種機能の起動や各種設定を行うことができる。なお、表示部205は、LEDやLCDで構成される表示部がない構成としても良い。また、LEDで構成される表示部はあるが、LCDで構成される表示部がない構成としても良い。また、タッチパネル等で構成される操作表示部を用いることで、操作部204と表示部205とが一体となった構成が用いられても良い。
本実施形態において表示部205は、各種画面を表示する。具体的には例えば、表示部205は、ホーム画面や図5、図6に示す画面を表示する。ホーム画面とは、プリンタ101が、初期設定時でない状態における起動(通常起動)をしたことに応じて、表示部205に表示される画面である。また、ホーム画面とは、操作部204におけるホームボタンが押下されたことに応じて、表示部205に表示される画面である。ユーザは、ホーム画面に含まれるキーやボタン等の各種アイコンを選択することで、プリンタ101に対して各種処理を指示することができる。例えば、ユーザは、プリンタ101に対して印刷やコピー、スキャンを指示することができる。また、ユーザは、ユーザが選択するインタフェースをプリンタ101に使用させるための設定処理を指示することができる。
記録部212は、レーザービームプリンタやインクジェットプリンタ等からなる記録部であり、記録制御部112で生成したカラー画像データ、またはモノクロ画像データに基づき、記録媒体上に記録剤を付加することによって画像を印刷する。なお、使用される記録媒体は紙に限定されず、フィルム等の種々の媒体が利用されて良い。また、使用される記録媒体のサイズや形状も特に限定されない。また、使用される記録剤は、インク、トナー等である。
なお、本実施形態では、プリンタ101は、インクジェットプリンタであるものとし、記録部212は、記録媒体上にインクを吐出するための記録ヘッド及び、記録ヘッドに供給されるインクを保持するインクタンクを含むものとする。また、記録部212は、記録ヘッドとインクタンクとが一体型に形成されているインクカートリッジを用いる形態であるものとし、記録部212は、インクカートリッジが着脱され、印刷時に記録媒体上を走査するキャリッジを含むものとする。プリンタ101は、キャリッジにインクカートリッジが取り付けられているか否かを、不図示のカートリッジセンサ(検知部)によって検知することができる。なお、記録ヘッドとインクタンクとが別体として形成されており、記録ヘッドとインクタンクとが、記録部212内のそれぞれ異なる取り付け部に取り付けられる形態であっても良い。
なお、プリンタ101には、プリンタ101の開口部を覆うカバーが備えられている。カバーは、プリンタ101の開口部を開放する開放位置と、プリンタ101の開口部を覆う閉じ位置との間で回動ないし移動可能である。カバーが開放位置に位置することで、ユーザは、プリンタ101の開口部からプリンタ101の内部を視認して、インクカートリッジを記録部212に取り付けることができる。プリンタ101は、カバーが閉じ位置に位置するか否かを検知するための不図示のカバーセンサを有している。そしてプリンタ101は、カバーセンサによりカバーが閉じ位置から移動したことを検知した場合、キャリッジを待機位置から開口部の位置(カートリッジ取り付け位置)まで移動させる。そして、ユーザは、キャリッジにインクカートリッジを取り付ける。その後プリンタ101は、センサによりカバーが閉じ位置に戻ったことを検知した場合、キャリッジをカートリッジ取り付け位置から待機位置まで移動させる。
通信部206は、他の装置と通信するための構成である。
USBホスト制御部207は、USB(Universal Serial Bus)インターフェースの接続制御を行うものであり、USB接続規格で定められたプロトコルで接続を行う為の制御部を行う。USB接続規格は、双方向のデータ接続を高速に行うことが出来る規格であり、該規格を利用することで、1台のホスト(マスター)に対し、複数台のハブまたはファンクション(スレーブ)を接続することが出来る。USBホスト制御部207は、USB接続におけるホストの機能を有する。具体的には、USBホスト制御部207は、CPU201が実行するUSBファンクション制御タスクからのデータをパケットに変換し、ホスト端末102にUSBパケット送信を行う。さらに、USBホスト制御部207は、外部のPCからのUSBパケットをデータに変換してCPU201に対し送信を行う。
無線LANユニット208は、無線接続によってネットワーク(TCP/IPに従った接続が可能なネットワーク)上の端末と接続する。無線LANユニット208は、アクセスポイント(以下、APという。)118やホスト端末102と無線接続を行うためのユニットである。無線LANユニット208は、例えばIEEE802.11シリーズに準拠したWireless LAN(以後、WLANという。)システムにおけるデータ(パケット)接続が可能である。すなわち、無線LANユニット208は、例えばWi−Fi(登録商標)によって、他の装置と接続及び通信が可能である。
有線LANユニット210は、有線LANケーブルを用いてイーサネット(登録商標)(Ethernet)による通信を行うための構成である。
プリンタ101は、通信モードを設定することによって、該通信モードに応じた接続形態によって無線LANユニット208を介して通信可能に動作する。すなわち、本実施形態では、プリンタ101は、設定された通信モードに応じた接続形態による通信を、WLANによって実行するものとする。プリンタ101には、例えば、接続設定モード、Wi−Fi Direct(登録商標)(以後、WFDという。)モード、ソフトAPモード、インフラストラクチャーモード(以後、インフラモードという。)、アドホックモードなどの通信モードが設定される。
接続設定モードは、プリンタ101に通信モードを設定するためのモードである。プリンタ101に通信モードを設定する処理とは、プリンタ101と、プリンタ101の外部の装置とを、WiFi等の所定の通信方式によって接続させるための接続設定処理である。プリンタ101は、設定された通信モードに応じた接続形態で、プリンタ101の外部の装置と接続する。なお、本実施形態において、プリンタ101は、接続設定処理に関するネットワーク接続情報を受信することで、接続設定処理を行う。すなわち、接続設定モードは、接続設定処理に関するネットワーク接続情報を受信可能な状態ともいえる。
プリンタ101は、接続設定モードで動作する場合、ソフトウェアの設定によりAP209を有効にする有効化処理を行う。なおAP209は、接続設定モード時のみ有効にされるAPであり、いうなれば、接続設定モード専用のAPである。AP209が有効化されると、プリンタ101は定期的にAP209のSSID等を含むビーコン信号(パケット)を送出する。このため、プリンタ101と通信可能な端末装置は、AP探索を行うことによりAP209を検出することができる。AP209のSSIDは予め決められた規則に沿った形式で構成されており、端末装置は、該規則を認識することでプリンタ101を特定可能となる。端末装置は、AP209を特定することで、AP209を介してピアツーピア(以後、P2Pという。)でプリンタ101と通信する。なお、P2Pによる通信は、プリンタ101の外部且つ端末装置の外部の装置(例えば、無線LANルータのAP等)を介さずに、端末装置と直接通信する形態を指す。該規則としては、例えばプリンタ101の機種や当該機種を含むシリーズを特定する情報、プリンタ101のMACアドレス、メーカー名などが利用される。このSSIDは、ROM202などに予め記憶されている。プリンタ101は、接続設定モードとなることで、プリンタ101周辺のネットワーク状況に応じた通信モードを自身に設定することができる。例えば、通信モードの設定は、設定情報を端末装置から受信する受信処理を実行することで行われる。設定情報は例えば、後述するAP情報や、プリンタ101に設定される通信モードに関する情報である。この処理はケーブルレスで行うことが可能なため、接続設定モードはケーブルレスセットアップモードと呼ばれることもある。接続設定モードは、接続設定モード専用のAPを単に有効化している状態とみなしても良いし、接続設定モード専用のAPを有効化しており、且つ当該APを介して端末装置と接続している状態とみなしても良い。
WFDモードは、WFDの規格に基づいた無線接続を行うモードである。プリンタ101がWFDモードで動作している場合、プリンタ101は、端末装置とP2Pの接続方式で直接無線接続を行う。このとき、どちらの装置内のAPを介して接続するかはGroup Owner Negotiationによって決まる。なお、WFDモードのプリンタ101は、Group Owner Negotiationを実行せずに、必ずプリンタ101内のAPを介して端末装置と接続しても良い。ホスト端末102は、WFDモードをプリンタ101に設定する場合、WFDモードを示す設定情報を接続設定モードで動作するプリンタ101に送信する。
ソフトAPモードは、プリンタ101内のAPを介して、端末装置とP2Pで直接無線接続を行うためのモードである。なお、このとき有効にされるAPは、接続設定モード時に有効にされるAPやWFDモード時に有効にされるAPと異なるAPであるものとする。すなわち、接続設定モード時に有効にされるAPと、WFDモード時に有効にされるAPと、ソフトAPモード時に有効にされるAPは、それぞれSSIDやパスワードが異なるものとする。ホスト端末102は、ソフトAPモードをプリンタ101に設定する場合、ソフトAPモードを示す設定情報を接続設定モードで動作するプリンタ101に送信する。
インフラモードは、プリンタ101が、プリンタ101や端末装置以外の装置(無線LANルータ内のAP等)を介して接続する接続方式で端末装置との無線接続を行うモードである。なお、プリンタ101は、インフラモードで動作するためには、プリンタ101がインフラモードで利用するAPのSSID及びプリンタ101が該APを利用するためのパラメータ(以後、これらをAP情報という。)を端末装置等から受信し、プリンタ101自身に登録する必要がある。
アドホックモードは、プリンタ101と端末装置がP2Pで直接無線接続を行うモードである。アドホックモードは、WFDモードやソフトAPモードとは異なり、接続を行う装置内のAPを介さず接続を行う。プリンタ101がアドホックモードで動作するためには、端末装置と共通の無線接続パラメータを設定情報として受信して、プリンタ101に登録する必要がある。
なお、これらのモードは排他的に設定されるものに限らず、複数のモードが同時に設定されることもある。具体的には例えば、プリンタ101は、ソフトAPモードとインフラモードで同時に動作したり、WFDモードとインフラモードで同時に動作したりしても良い。
上記の構成要素は、CPU201が管理するCPUバス(不図示)を介して、相互に接続されている。
ホスト端末102は、CPU221、ROM222、RAM223、通信部224、操作部225、表示部226を備えている。ホスト端末102の各構成は、上述したプリンタ101の各構成と同様であるため説明を省略する。ホスト端末102は、通信部224によって、プリンタ101およびアクセスポイント103と、無線LAN104、USB105、有線LAN106等の通信方式で接続することができる。
アクセスポイント103は、CPU231、ROM232、RAM233、通信部234を備えている。アクセスポイント103の各構成は、上述したプリンタ101の各構成と同様であるため説明を省略する。アクセスポイント103は、通信部234によって、プリンタ101およびホスト端末102と無線LAN104、USB105、有線LAN106等の通信方式で接続することができる。
プリンタ101は、上述したように、センサの検知結果に基づいてキャリッジをカートリッジ取り付け位置に移動させることで、ユーザからインクカートリッジの取り付け(装着)のための操作を受け付ける。なお、センサは、ソフトオフ状態やハードオフ状態では稼働しない。そのため、カートリッジ取り付け位置にてインクカートリッジが適切にキャリッジに取り付けられるためには、プリンタ101は、ユーザからインクカートリッジの取り付けのための操作をソフトオン状態で受け付けることが好ましい。ゆえに本実施形態では、プリンタ101に同梱される設置マニュアルには、インクカートリッジの取り付けのための操作をプリンタ101がソフトオン状態で行うことをユーザに促すための記載がなされている。
しかしながらプリンタ101は、例えばユーザが設置マニュアルを読んでいなかった場合等には、ユーザからインクカートリッジの取り付けのための操作をソフトオフ状態で受け付けることがある。ソフトオフ状態のプリンタ101にインクカートリッジを取り付けさせるためには、例えばユーザは、無理やりキャリッジをカートリッジ取り付け位置に移動させる等の操作を実行することになる。このような操作は、例えばキャリッジの駆動系の損傷等の、記録部212に関するエラーを引き起こすことがある。
すなわち、プリンタ101は、ユーザからインクカートリッジの取り付けのための操作をソフトオフ状態で受け付けた場合は、記録部212に関するエラー状態となっている可能性が高い。
なお、プリンタ101は、記録部212に関するエラーが発生している状態(エラー状態)であるかどうかを検知する検知処理を、インクカートリッジのクリーニング処理時に実行する。プリンタ101がエラー状態である場合、プリンタ101と通信する端末装置に対して、プリンタ101がエラー状態である旨を通知する通知処理が実行されることが好ましい。通知処理が実行されることで、端末装置が備える表示部に、プリンタ101がエラー状態である旨を通知するための画面が表示され、端末装置を操作しているユーザは、プリンタ101のメンテナンスを行うことができる。なお、プリンタ101が表示部を有していなかったり、セグメントディスプレイ等の簡易な表示部しか有していなかったりすることから、プリンタ101がエラー状態である旨を通知するための画面をプリンタ101が自身で表示できない場合がある。このような場合は、プリンタ101と通信する端末装置に対して通知処理が実行されることはなおさら好ましい。
しかしながら例えば、インクカートリッジのクリーニング処理時に端末装置がプリンタ101に接続していない場合、プリンタ101は、端末装置に対して、リアルタイムでエラーを通知することができないことがある。そのため、クリーニング処理後に端末装置との接続設定が行われる形態では、端末装置にエラーを通知することができないことがあるという課題がある。
また例えば、プリンタ101がエラー状態である場合、クリーニング処理が完了しなかったり、着荷シーケンスが中断されたりすることがある。そのため、クリーニング処理後に端末装置との接続設定が行われる形態では、接続設定が開始されないことがあるという課題がある。
そこで、本実施形態では、プリンタ101は、接続設定処理を適切なタイミングで行う。具体的にはプリンタ101は、ユーザからインクカートリッジの取り付けのための操作をソフトオフ状態で受け付けていた場合は、インクカートリッジのクリーニング処理の前に接続設定処理を行う。
図3は、本実施形態におけるプリンタ101が初期設定時に行う処理である着荷時シーケンスの流れを示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、CPU201が、ROM202や外部記憶装置(不図示)に格納されているフローチャートに関する制御プログラムをRAM203にロードし、その制御プログラムを実行することにより実現されるものとする。なお、本フローチャートは、プリンタ101がソフトオフ状態で開始されるものとする。
まず、S301にて、CPU201は、表示操作部108の電源ボタンが押下されたことを検知した場合、プリンタ101をソフトオフ状態からソフトオン状態に移行させる。
次に、S302において、CPU201は、RAM203に保存されている初期設定時か否かを示す情報を参照して、初期設定時か否かを判定する。具体的には、ユーザがプリンタ101を着荷後に初めて起動した場合、RAM203において初期設定時フラグがONとなっている。一方、着荷後2回目以降のプリンタ101の起動処理では、RAM203において初期設定時フラグがOFFとなっている。CPU201は、初期設定時フラグのONとOFFを参照することによりS302の判定が実現される。なおこの判定は、例えば、プリンタ101が過去に着荷時シーケンスを実行したか否かを判定しても良い。
CPU201は、初期設定時でない場合、処理を終了する。プリンタ101の接続環境が変化した等の場合を除いて、通常、初期設定時でない場合に通信モードの設定が再度行われる必要はない。そのため、このような形態とすることで、プリンタ101がソフトオン状態に移行する度に通信モードを設定する処理を行うことを避けることができる。なお、このとき、ユーザに通信モードを設定する処理を行うか否かを問うUI等を表し、ユーザの返答に応じて、通信モードを設定する処理を行う構成としても良い。
一方、CPU201は、初期設定時である場合、S303において、初期設定時か否かを示す情報を変更し、次回以降にプリンタ101がソフトオン状態に移行した時が初期設定時でないことを示せるようにする。具体的には、CPU201は、初期設定時フラグの内容を変更する。なお、本実施形態では初期設定時フラグのON、OFFを用いてS302の処理を実行するがフラグ以外の情報を用いても良い。その場合例えば、着荷時からRAM203に初期設定時であることを示す情報を保存されているものとする。そして、S302では、初期設定時であることを示す情報がRAM203に保存されるか否かが判定され、その後の処理で初期設定時であることを示す情報が削除される。また、S303における処理は、初期設定時か否かの判定後であればいつ行われても良い。例えば、S314においてプリンタ101に通信モードを設定した後に行われても良いし、ステップS316においてプリンタ101の無線LAN設定の情報を無効にした後に行われても良い。
S304にて、CPU201は、検知部による検知結果に基づいて、記録部212にインクカートリッジが取り付けられているか否かを判定する。なお、記録ヘッドとインクタンクとが別体として形成されている形態であれば、少なくとも記録ヘッドが記録部212に取り付けられているか否かを判定する。CPU201は、YES判定であればS305に進み、NO判定であれば、S30に進む。
本実施形態では、S301にてプリンタ101がソフトオン状態に移行した後からS304が実行されるまでの間はキャリッジに対するインクカートリッジや記録ヘッドの着脱が不可な構成であるものとする。すなわち、カバーが閉じ位置から移動しても、キャリッジがカートリッジ取り付け位置に移動しない構成であるものとする。そのため、S304にてYES判定が行われた場合は、プリンタ101がソフトオン状態に移行する前から(すなわち、プリンタ101がソフトオフ状態やハードオフ状態で)、記録部212にインクカートリッジが取り付けられていたことになる。
そのためS305にて、CPU201は、インクカートリッジがソフトオフ状態又はハードオフ状態で取り付けられたか否かを示す装着フラグ情報を、インクカートリッジがソフトオフ状態又はハードオフ状態で取り付けられたことを示す情報に設定する。これにより、装着フラグ情報がON状態となる。なお装着フラグ情報はRAM203に保存されている。その後、CPU201は、初期設定時クリーニング処理を実行することなく、S310に進む。なお、CPU201は、記録ヘッドによる記録媒体への記録位置の調整(以後、レジ調整)も、S310の前に実行しなくても良い。
一方、S304にてNO判定が行われた場合は、プリンタ101がソフトオン状態に移行する前には(すなわち、プリンタ101がソフトオフ状態やハードオフ状態で)、記録部212にインクカートリッジが取り付けられていないことになる。
そこで、S306にてCPU201は、表示操作部108のLED(発光ダイオード)を点滅させたり、表示操作部108のLCDに特定の画面を表示させたりすることにより、ユーザに対して記録部212に関する通知を行う。具体的には、CPU201は、プリンタ101がインクカートリッジの取り付け待ちの状態であることを通知したり、インクカートリッジの取り付け方法を通知したりする。なお、通知の方法は特に限定されず、CPU201は、通知のための画面を表示操作部108のLCDに表示したり、表示操作部108のLEDを特定の方法で点滅させたり、音声によって通知をしたりして良い。
その後、CPU201は、S307にて、検知部による検知結果に基づいて、記録部212にインクカートリッジが取り付けられたか否かを判定する。なお、記録ヘッドとインクタンクとが別体として形成されている形態であれば、記録ヘッドとインクタンクの両方が記録部212に取り付けられたか否かを判定する。CPU201は、YES判定であれば、S308に進み、NO判定であれば、S307の処理を再度実行する。なお、S307の判定にタイムアウトはなく、YES判定となったり、プリンタ101がソフトオフ状態やハードオフ状態に移行したりするまで、S307の判定は繰り返される。また、CPU201は、S307の判定がYES判定となるまで、S306における通知を継続して実行していても良い。
CPU201は、S308では、初期設定時クリーニング処理を開始する。具体的にはまず、CPU201は、廃インク吸収帯や、記録ヘッドの吐出口をキャッピングするキャッピング機構等のクリーニング部材が設置されている位置へ、キャリッジを移動させる。その後、CPU201は、キャッピング機構によって記録ヘッドの吐出口をキャッピングし、キャッピング機構に接続されているポンプを作動させる。これにより、CPU201は、キャッピング機構内部に負圧を発生させて吐出口から増粘インクや気泡等の異物を吸引排出することにより、吐出口内のインクをリフレッシュさせる。また、CPU201は記録ヘッドの吐出口面に付着したインク等の異物をワイパーによってワイピング(拭き取り清掃)する。なお、クリーニング処理は、例えば印刷開始前や、前回の印刷から所定の時間が経過した時、異常終了後のソフトオン時等、初期設定時以外のタイミングでも実行される。このような通常のクリーニング処理と初期設定時クリーニング処理とが異なっていても良い。具体的には、初期設定時には、ヘッドからノズル、またはインクタンクからヘッドまでの流路に対してインクを充填させることを目的として、通常のクリーニング動作よりも負圧吸引力を強くしたり、吸引量を多くしたり、吸引回数を多くしたりしても良い。あるいは、記録ヘッド内のインクを加熱して粘度を低下させても良い。
なお、CPU201は、初期設定時クリーニング処理を実行する際に、記録部212において生じているエラーを検出する。このとき検出されるエラーは、例えば、ヘッド不完全装着エラーやキャリッジ位置エラーである。
ヘッド不完全装着エラーは、インクカートリッジ(記録ヘッド)が、キャリッジに不完全な形で取り付けられているエラーである。例えば、インクカートリッジがキャリッジに不完全な形で取り付けられていると、キャリッジの駆動経路にインクカートリッジがはみ出すことがある。この場合、キャリッジの移動時にインクカートリッジがプリンタ101内部の所定の構成にぶつかり、キャリッジが当該構成の位置でストップしてしまう。CPU201は、例えば、キャリッジの移動量を検知し、検知した移動量が、カートリッジ取り付け位置から当該構成の位置までの移動量に相当すれば、ヘッド不完全装着エラーが発生していることを検知する。また、例えば、インクカートリッジがキャリッジに不完全な形で取り付けられていると、キャリッジの移動中やクリーニング処理中にインクカートリッジがキャリッジから外れることがある。CPU201は、例えば、カートリッジセンサによってインクカートリッジがキャリッジに取り付けられているかを検知する。そして、CPU201は、キャリッジの移動中やクリーニング処理中に、インクカートリッジがキャリッジに取り付けられていないことがカートリッジセンサによって検知されたら、ヘッド不完全装着エラーが発生していることを検知する。なお、ヘッド不完全装着エラーは、ユーザが再びカバーを開けてインクカートリッジを正しく取り付け直すことで解消されるため、ヘッド不完全装着エラーの解消のためにプリンタ101がソフトオフ状態に移行する必要はない。
キャリッジ位置エラーは、キャリッジの駆動経路に異物があるエラーである。例えば、キャリッジの駆動経路に異物があると、異物がキャリッジの移動を阻害するため、キャリッジの移動量が小さくなる。そのため、CPU201は、例えば、キャリッジの実際の移動量とキャリッジを駆動させるのに要した力(駆動力)を検知し、駆動力に対して実際の移動量が小さければ、キャリッジ位置エラーが発生していることを検知する。キャリッジ位置エラーは、プリンタ101がソフトオフ状態に移行し、異物が取り除かれることで解消される。
CPU201は、エラーを検知すると、検知したエラーを通知するためのエラー通知処理を実行する。具体的には例えば、表示操作部108に、検知したエラーを通知するための画面を表示する。また、後述のS318にて開始する初期設定時クリーニング処理においてエラーを検知した場合等は、プリンタ101が端末装置と接続している。その場合は、CPU201は、検知したエラーを通知するための画面を端末装置が備える表示部に表示させるための情報を、端末装置に送信する。これにより、端末装置は地震が備える表示部に、プリンタ101において発生したエラーに関する画面を表示する。なお、CPU201は、プリンタ101が接続している端末装置から問い合わせがあった場合に、エラー通知処理を実行する形態であっても良い。
続いて、CPU201は、S309にて、初期設定時に必要な処理が完了したか否かを判定する。初期設定時に必要な処理が完了していない場合、CPU201は、該処理が終わるまでS309を繰り返し、初期設定時に必要な処理が完了している場合、S310以降の接続設定処理を行う。なお、本実施形態においては初期設定時に必要な処理が、初期設定時クリーニング処理であるものとしてS309の処理が実行されるが、この形態に限定されない。例えば、初期設定時に必要な処理にレジ調整が含まれていても良い。
このように、S304にてインクカートリッジが取り付けられていないと判定された場合は、S306及びS307の処理によりプリンタ101がソフトオン状態に移行した後に、インクカートリッジが取り付けられる。本実施形態では、このようにソフトオン状態のプリンタ101にインクカートリッジが取り付けられたケースでは、インクカートリッジのクリーニング処理の後に接続設定処理を行う。この理由について説明する。
後述するように、プリンタ101は、接続設定処理を実行するにあたり、接続設定モードとなるためにAP209を有効にする。AP209は、接続設定モード時のみ有効となるAPであり、接続設定処理のためにホスト端末102と簡易に接続可能である必要があるため、セキュリティが比較的低いAPである。そのため、AP209が長時間有効となっていることは好ましくなく、接続設定処理には、タイムアウト処理が設けられている。また、接続設定処理がタイムアウトして中断されると、クリーニング処理を含む着荷時シーケンス全てが中断されることがある。そのため、接続設定処理の後にクリーニング処理が実行される形態では、クリーニング処理が実行されないことがあるという課題がある。
また、接続設定処理が実行された後には、ホスト端末102とプリンタ101が通信可能な状態となるため、ホスト端末102が印刷ジョブをプリンタ101に送信可能な状態となってしまう。そのため、接続設定処理の後にクリーニング処理が実行される形態では、クリーニング処理が完了していない状態で印刷ジョブが送信され、クリーニング処理が適切に完了しなかったり、印刷ジョブの開始が遅れたりすることがあるという課題がある。
以上の理由から、ソフトオン状態のプリンタ101にインクカートリッジが取り付けられたケースでは、ソフトオフ状態のプリンタ101にインクカートリッジが取り付けられたケースと異なり、クリーニング処理の後に接続設定処理が行われる。なお、このような処理は本実施形態においては必須ではない。具体的には、ソフトオン状態のプリンタ101にインクカートリッジが取り付けられたケースも、ソフトオフ状態のプリンタ101にインクカートリッジが取り付けられたケースと同様にクリーニング処理の前に接続設定処理が行われても良い。
S310では、CPU201は、接続設定処理を実行する。本処理の詳細は図4を用いて後述する。
CPU201はS311にて、装着フラグ情報が、インクカートリッジがソフトオフ状態又はハードオフ状態で取り付けられたことを示す(ON状態)か否かを判定する。フラグ情報がON状態でない場合は、インクカートリッジがソフトオン状態で取り付けられたため、初期設定時クリーニング処理が実行されている。そのため、CPU201は、処理を終了する。一方、装着フラグ情報がON状態である場合は、インクカートリッジがソフトオフ状態又はハードオフ状態で取り付けられたため、初期設定時クリーニング処理が実行されていない。そのため、CPU201は、S312において、S308と同様にして初期設定時クリーニング処理を開始する。その後、CPU201は、S313において、装着フラグ情報を、インクカートリッジがソフトオフ状態又はハードオフ状態で取り付けられていないことを示す情報(OFF状態の情報)に更新し、処理を終了する。
なお、プリンタ101は、USB(Universal Serial Bus)によって端末装置と通信することも可能である。上述で説明した通信モードは無線通信方式によって通信するためのモードであるため、プリンタ101は、USBによって端末装置と通信する場合には、通信モードが設定される必要がない。そのため、例えば、プリンタ101は、ソフトオン状態に移行した際に、USBによって端末装置と接続している場合には、接続設定処理を実行しない(接続設定モードに移行しない)形態としても良い。また例えば、プリンタ101は、接続設定処理を実行している最中に、USBによって端末装置と接続した場合には、接続設定処理が完了していない状態でも接続設定処理を終了する(接続設定モードを終了する)形態としても良い。
ここで、本発明が解決する課題について説明する。本実施形態において、プリンタ101は、「無線LAN」や、「有線LAN」、「USB」等、種々のインタフェースによって他の装置と通信可能である。なおプリンタ101は、これらのインタフェースのうち、プリンタ101が使用するインタフェースとして特定されたインタフェースによって通信を行う。プリンタ101が使用するインタフェースはユーザが所望するものが選択されるが、一般には、「無線LAN」が選択されることが多い。そのため本実施形態では、着荷時シーケンスにおける接続設定処理では、「無線LAN」による通信を行うための設定処理(すなわち、接続設定モードにおける処理)が自動で(ユーザの指示無しに)実行される。一方で、プリンタ101が使用するインタフェースとして、「無線LAN」以外のインタフェースを所望するユーザもいる。そのようなユーザは、「無線LAN」以外のインタフェースをプリンタ101に使用させるために、「無線LAN」による通信を行うための設定処理をキャンセルするための操作(キャンセル操作)を実行する。
ところで、当該操作が実行された場合に、「無線LAN」による通信を行うための設定処理を単にキャンセルし、プリンタ101が表示する画面をホーム画面や、「無線LAN」だけに関する設定処理の実行指示を受け付ける画面に遷移させるだけの形態がある。そのような形態では、ユーザは、当該操作を実行した後、「無線LAN」以外のインタフェースによる通信を行うための設定処理のための操作を最初から実行しなければならないという課題がある。ひいては、キャンセル操作を実行したユーザの利便性が低いという課題がある。
そのため本実施形態では、キャンセル操作を実行したユーザの利便性が向上するような画面を表示する。具体的は、「無線LAN」による通信を行うための設定処理をキャンセルするための操作が実行された場合、「無線LAN」以外のインタフェースによる通信を行うための設定処理を実行するための、ホーム画面以外の画面を自動で表示する。
図4は、プリンタ101が実行する接続設定処理を示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、CPU201が、ROM202や外部記憶装置(不図示)に格納されているフローチャートに関する制御プログラムをRAM203にロードし、その制御プログラムを実行することにより実現されるものとする。なお、本フローチャートが示す処理は、図3におけるS310に対応する処理であるものとする。
S401にて、CPU201は、接続設定モードの動作を開始することをユーザに通知するための開始画面(例えば、図5の開始画面501)を表示する。開始画面には、接続設定モードの動作の開始指示をユーザから受け付けるためのボタンが含まれている。
S402にて、CPU201は、プリンタ101にエラーが発生したか否かを判定する。具体的にはCPU201は、無線LANユニット208にエラーが発生している(無線LAN通信ができない状態となっている)か否かを判定する。CPU201は、プリンタ101にエラーが発生したと判定した場合、S415に進み、プリンタ101にエラーが発生していないと判定した場合、S403に進む。なお、エラー発生により接続設定処理が終了した場合は、S311〜S313の処理が省略されて、クリーニング処理が実行されなくても良い。
S415では、CPU201は、プリンタ101に利用させるインタフェースの候補として、「無線LAN」以外のインタフェースを含む複数のインタフェースをユーザに提示する。具体的にはCPU201は、表示部205に、図6に示す候補画面601を表示する。プリンタ101に利用させるインタフェースの候補は例えば、「有線LAN」や、「USB」等である。なお、プリンタ101に利用させるインタフェースの候補に、「無線LAN」以外のインタフェースだけでなく、「無線LAN」が含まれていても良い。また、例えば、画面601が表示される前に、「無線LAN」以外のインタフェースによる通信を行うための設定処理を実行するか否かをユーザに問う画面等が表示されても良い。この場合例えば、当該画面が表示されている状態で、「無線LAN」以外のインタフェースによる通信を行うための設定処理を実行することを示す操作が実行された場合、画面601が表示される。
S416にて、CPU201は、プリンタ101に利用させるインタフェースの候補から、いずれかがユーザによって選択されたか否かを判定する。具体的にはCPU201は、プリンタ101が利用するインタフェースの候補からいずれかを選択するための操作をユーザから受け付けたか否かを判定する。CPU201は、プリンタ101が利用するインタフェースの候補から、いずれかがユーザによって選択されたと判定した場合、S417に進む。一方、CPU201は、プリンタ101が利用するインタフェースの候補から、いずれかがユーザによって選択されていないと判定した場合、ユーザによる選択を受け付けるまでS416を繰り返す。
なお、S415にて「無線LAN」以外のインタフェースを含む複数のインタフェースがユーザに提示される前に、他の画面が表示部205に表示されても良い。具体的には例えば、「無線LAN」による通信を行うための設定処理をキャンセルしても良いか否かをユーザに問う画面や、「無線LAN」以外のインタフェースによる通信を行うための設定処理を実行するか否かをユーザに問う画面が表示されても良い。
S417にて、CPU201は、ユーザから受け付けた選択操作に基づく設定処理を行う。具体的にはCPU201は、プリンタ101が利用するインタフェースとして、ユーザが選択したインタフェースを特定し、特定されたインタフェースによってプリンタ101が以後通信を行うように設定する。より具体的には、CPU201は、ユーザによって「無線LAN」が選択された場合、まず、図6の画面602のような、「無線LAN」によってホスト端末102とプリンタ101を接続させるか否かをユーザに確認する画面を表示する。そして、CPU201は、「無線LAN」によってホスト端末102とプリンタ101を接続させることが確認されたら(「はい」ボタンが押されたら)、プリンタ101の周囲のアクセスポイントを検索する。そして、CPU201は、検索されたアクセスポイントのうちユーザによって選択されたアクセスポイントと接続する。また、CPU201は、ユーザによって「有線LAN」が選択された場合、まず、図6の画面603のような、「有線LAN」によってホスト端末102とプリンタ101を接続させるか否かをユーザに確認する画面を表示する。そして、「有線LAN」によってホスト端末102とプリンタ101を接続させることが確認されたら(「はい」ボタンが押されたら)、有線LANによってプリンタ101とホスト端末102とを接続させるようにユーザを促すための画面を表示する。また、CPU201は、ユーザによって「USB」が選択された場合、まず、図6の画面604のような、「USB」によってホスト端末102とプリンタ101を接続させるか否かをユーザに確認する画面を表示する。そして、「USB」によってホスト端末102とプリンタ101を接続させることが確認されたら(「はい」ボタンが押されたら)、USBケーブルによってプリンタ101とホスト端末102とを接続させるようにユーザを促すための画面を表示する。なお、CPU201は、ユーザによって「今は接続しない」が選択された場合は、まず、図6の画面605のような、設定処理を行わなくて良いか否かをユーザに確認する画面を表示する。そして、設定処理を行わなくて良いことが確認されたら(「はい」ボタンが押されたら)、いずれの設定処理も行わない。S417の後、CPU201は、図4に示す接続設定処理を終了し、S311に進む。
S403では、CPU201は、プリンタ101にUSBケーブルが接続されたか否かを判定する。CPU201は、プリンタ101にUSBケーブルが接続されていないと判定した場合、S404に進む。一方、CPU201は、USBケーブルが接続されたと判定した場合、S418に進む。
プリンタ101にUSBケーブルが接続されるケースとは、例えばユーザが、プリンタ101とホスト端末102間の通信方式としてUSBを選択したため、プリンタ101とホスト端末102をUSBケーブルで接続させたケースである。このケースにおいて、プリンタ101とホスト端末102との間の通信は、以後USBによって行われることが好ましいため、無線通信のための接続設定は必要なくなる。そのため、プリンタ101にUSBケーブルが接続された場合には、接続設定処理が終了される。
S404では、CPU201は、開始画面501が表示されている状態で、プリンタ101を接続設定モードに移行させるためのユーザ操作が行われたか否かを判定する。CPU201は、プリンタ101を接続設定モードに移行させるためのユーザ操作が行われたと判定した場合、S405に進み、プリンタ101を接続設定モードに移行させるためのユーザ操作が行われていないと判定した場合、S402に戻る。
S405にて、CPU201は、プリンタ101を接続設定モードに移行させる。これにより、プリンタ101は、接続設定モード用のAP209を有効にする。すなわち、プリンタ101のSSIDなどを含むビーコンを定期的に送出する状態となるため、端末装置(ホスト端末102等)からのAPサーチに対し、該ビーコンに含まれる情報を提供可能な状態となる。この状態で、ホスト端末102から接続要求があると、装置間で接続パラメータの交換等が行われ、プリンタ101とホスト端末102が、AP209を介して接続する。また、このとき、CPU201は、表示操作部108のLED(発光ダイオード)点滅をさせたり、LCDに特定の表示をしたりして、ユーザに対してプリンタ101が接続設定モードに移行したことを通知してもいい。また、CPU201は、接続設定モードに移行したため、ホスト端末102との接続の準備が整ったことをユーザに通知するための接続待ち画面(例えば、図5の画面502)を表示する。なお、接続設定処理においてユーザが実行すべき操作は、プリンタ101に同梱されているマニュアルに記載されている。そのため接続待ち画面には、マニュアルにしたがって操作を進めることをユーザに通知するためのメッセージが表示されても良い。
S406では、CPU201は、プリンタ101にUSBケーブルが接続されたか否かを判定する。CPU201は、プリンタ101にUSBケーブルが接続されていないと判定した場合、S407に進み、USBケーブルが接続されたと判定した場合、S418に進む。
S418では、CPU201は、プリンタ101の接続設定モードを解除する。具体的には、CPU201は、接続設定モード用のAP209を無効にし、ビーコンの送信を停止する。その後、CPU201は、図4に示す接続設定処理を終了し、S311に進む。
S407では、CPU201は、プリンタ101にエラーが発生したか否かを判定する。S407の詳細は、S402と同様であるため説明を省略する。CPU201は、プリンタ101にエラーが発生したと判定した場合、S419に進み、プリンタ101にエラーが発生していないと判定した場合、S408に進む。
S419の詳細は、S418と同様であるため説明を省略する。S419の後、CPU201は、S420に進む。
S408では、CPU201は、接続設定処理のキャンセルのための操作をユーザから受け付けたか否かを判定する。接続設定処理のキャンセルのための操作とは、例えば、接続設定処理のキャンセルのための所定のキーを押下する操作である。接続設定処理のキャンセルのための所定のキーは、操作部204に含まれる物理キーであっても良いし、表示部205が表示するソフトキーであっても良い。CPU201は、接続設定処理のキャンセルのための操作をユーザから受け付けていないと判定した場合、S409に進み、接続設定処理のキャンセルのための操作をユーザから受け付けたと判定した場合、S42に進む。
S40にてキャンセル操作が受け付けられたと判定された場合、CPU201は、すぐに接続設定モードを解除するのではなく、S42に進み、「無線LAN」以外のインタフェースを含む複数のインタフェースをユーザにまず提示する。S42の詳細は、S415と同様であり、S42の詳細は、S416と同様であるため説明を省略する。
S42では、CPU201は、AP209を介してホスト端末102とプリンタ101とが接続したか否かを判定する。CPU201は、ホスト端末102とプリンタ101とが接続したと判定した場合、S410に進み、ホスト端末102とプリンタ101とが接続していないと判定した場合、S42に進む。
S42では、CPU201は、AP209を介して接続しているホスト端末102から設定情報を受信したか否かを判定する。CPU201は、ホスト端末102から設定情報を受信したと判定した場合、S414に進み、ホスト端末102から設定情報を受信していないと判定した場合、S42に進む。
S42では、CPU201は、接続設定処理がタイムアウトしたか否か判定する。接続設定処理におけるタイムアウトとは、S405にてプリンタ101が接続設定モードに移行してから所定の時間以上、プリンタ101がプリンタ101の外部の装置と接続しない、または設定情報を受信しないことをいう。CPU201は、接続設定処理がタイムアウトしたと判定した場合、S42に進む。なお、このとき、CPU201は、タイムアウトした旨や、端末装置とのUSB接続を推奨する旨を表示操作部108に表示させてユーザに知らせても良い。CPU201は、接続設定処理がタイムアウトしていないと判定した場合、S42に戻る。
S42の詳細は、S41と同様であり、S42の詳細は、S416と同様であるため説明を省略する。
S409の詳細は、S42と同様であるため説明を省略する。CPU201は、ホスト端末102とプリンタ101とが接続したと判定した場合、S410に進み、ホスト端末102とプリンタ101とが接続していないと判定した場合、S406に戻る。
S410では、CPU201は、ホスト端末102とプリンタ101が接続したため、接続設定処理を実行中であることをユーザに通知するための接続中画面(例えば、図5の画面503)を表示する。
S411の詳細は、S402と同様であるため説明を省略する。CPU201は、YES判定であれば、S419に進み、NO判定であれば、S412に進む。
S412では、CPU201は、AP209を介して接続しているホスト端末102から、接続設定モードを解除するためのキャンセル情報を受信したか否かを判定する。キャンセル情報は、ユーザがホスト端末102上で接続設定モードを解除するためのキャンセル操作を実行した場合に、ホスト端末102から送信される。CPU201は、ホスト端末102からキャンセル情報を受信したと判定した場合、S42に進み、ホスト端末102からキャンセル情報を受信していないと判定した場合、S413に進む。
S413の詳細は、S42と同様であるため説明を省略する。CPU201は、ホスト端末102から設定情報を受信したと判定した場合、S414に進み、ホスト端末102から設定情報を受信していないと判定した場合、S42に進む。
S42の詳細は、S42と同様であるため説明を省略する。CPU201は、YES判定であれば、S430に進み、NO判定であれば、S411に戻る。
S414では、CPU201は、受信した設定情報に基づく設定処理を行う。具体的にはまず、CPU201は、接続設定モードを解除し、AP209を無効化する。これにより、AP209と端末装置との接続が一旦解除される。その後、CPU201は、受信した設定情報に基づく通信モードの設定を行う。具体的には、CPU201は、設定情報としてインフラモードに対応する情報(AP情報等)を受信した場合、設定情報に対応するAPをインフラモードで利用するAPとしてRAM203に登録し、当該APとの接続処理を実行する。また、APを利用するために暗号キーが必要な場合は、CPU201は、暗号キーの登録等を行う。そして、適切にAPの登録が終了したら、CPU201は、登録したAP経由での接続が可能なインフラモードにプリンタ101を設定する。これにより、プリンタ101は、登録したAP経由での端末装置との無線接続が可能な状態で動作する。またCPU201は、設定情報としてWFDモードやソフトAPモードに対応する情報を受信した場合は、WFDモードやソフトAPモードに対応するAPと接続するための接続情報を、設定情報の送信元の端末装置に、接続設定モードを解除する前に送信する。そして、CPU201は、接続設定モードを解除した後、WFDモードやソフトAPモードに対応するAPを有効化して、WFDモードやソフトAPモードで動作する。CPU201は、この状態で、設定情報の送信元の端末装置から、接続設定モードを解除する前に送信した接続情報を含む接続要求を受信した場合、プリンタ101と端末装置とをP2P方式で接続させる。これにより、プリンタ101は、端末装置とP2Pによる無線接続が可能な状態で動作する。その後、CPU201は、図4に示す接続設定処理を終了し、S311に進む。
このように、本実施形態では、ユーザによってキャンセル操作が行われた段階では、まだ接続設定モードが解除されない。キャンセル操作が行われた後、ユーザから選択操作を受け付けた場合に、接続設定モードが解除される。これは、キャンセル操作がユーザによる誤操作である可能性があるためである。このような形態とすることで、ユーザによる誤操作により、接続設定モードが解除されて無線LANの通信モードを設定する処理が中断されてしまうことを抑制できる。なお、この形態は必須の構成でないため、例えば、ユーザによってキャンセル操作が行われた段階で、接続設定モードが解除されても良い。
図7は、ホスト端末102が本実施形態の通信装置に通信モードを設定する処理の流れを示すフローチャートである。なお、該フローチャートは、CPU221が、ROM222や外部記憶装置(不図示)に格納されているフローチャートに関する制御プログラムをRAM223にロードし、その制御プログラムを実行することにより実現されるものとする。
まず、S701にて、CPU221は、ユーザの操作を受け付けて無線LAN設定アプリを起動させる。無線LAN設定アプリとは、プリンタ101に通信モードを設定するためのアプリケーションである。なお、無線LAN設定アプリは、プリンタ101に印刷ジョブを送信して印刷を実行させる機能等の、他の機能を有していても良い。無線LAN設定アプリは、ホスト端末102の内部の記憶装置(不図示)に記憶されているプログラムであり、事前にユーザがホスト端末102にインストールさせておくものである。以下の通信モードを設定するための処理は、CPU221が無線LAN設定アプリを実行することにより実現される。
ここでは、無線LAN設定アプリによって、インフラモードで利用するAPをプリンタ101に登録することで、プリンタ101をインフラモードに設定する例について説明する。なお、APの登録は、無線LAN設定アプリを利用せず、ウェブブラウザを介してインターネット上のサービスや、ホスト端末102及びプリンタ101の他の機能等を利用して行われても良い。また、このとき、CPU221は、ホスト端末102が接続しているAPのAP情報を一時的にRAM223に保存しておく。
次に、S702では、CPU221は、通信部224を介して、ホスト端末102がアクセス可能なAPのサーチを行う。APのサーチは、無線LAN設定アプリの起動時に自動で実行されてもよいし、ユーザによる指示に応答して実行されてもよい。APのサーチは、各APが送出するビーコンを、通信部224が受信することによって行われる。
S703では、CPU221は、表示部226に、S702のAPサーチによって発見されたAPの一覧(APサーチ結果)を表示させる。このとき、例えば、CPU221は、各APの持つSSIDの一覧を表示させる。なお、S703において、CPU221は、AP209のSSIDを構成する上述の規則に沿った形式のSSIDを有するAPを自動で抽出し、表示する構成としても良い。このとき、上述の規則に沿った形式のSSIDが複数あった場合、それら複数のSSIDを表示させ、そこからユーザに選択させる。また、この構成とする場合、後述のS705における処理は行わなくても良い。
S703においてAPの表示が行われると、ユーザは、サーチ結果から、通信モードの設定対象となる通信装置内のAPを選択する。
S704では、CPU221は、ユーザによってAPの選択を受け付けたことを検出する。
S705では、CPU221は、S704で選択されたAPが、無線LAN設定アプリによる設定対象の通信装置内のAPであるか否かを判定する。このとき、具体的には、CPU221は、選択されたAPがAP209のSSIDを構成する上述の規則に沿った形式のSSIDを有するAPであるか否かを判定する。設定対象の通信装置内のAPでないと判定された場合は、CPU221は、再度、ユーザによるAPの選択を検出するのを待つ。なお、このとき、CPU221は、適切でないAPが選択された旨をユーザに伝えるための画面を表示部226に表示してもいい。また、設定対象となる通信装置に対応するAPが存在しない、またはユーザの所望の通信装置内のAPが存在しない場合は、CPU221は、処理を終了する構成としても良い。
なお、上述では、S703〜S705の処理により、通信モードの設定対象となる通信装置のAPをユーザに手動で選択させる構成を説明したが、この形態に限定されない。例えば、CPU221は、S702でサーチしたAPから、上述の規則に沿った形式のSSID有するAPを、通信モードの設定対象となる通信装置のAPとして自動で選択しても良い。
S705で設定対象となる通信装置(ここではプリンタ101内のAP(ここではAP209が選択された場合、CPU221は、ホスト端末102とプリンタ101とが無線接続を行うためのパラメータ(接続情報)の交換などを行う。なお、AP209と接続するための接続情報は、無線LAN設定アプリによって予め保持されている。そうすることで、ホスト端末102は、AP209に接続し、プリンタ101との通信を確立する。
続いて、S706にて、CPU221は、S701にて一時的にRAM223に保存したAP情報を設定情報として、S705にて接続したAP209を介してプリンタ101に送信する。プリンタ101は、該AP情報を受信することで、該AP情報に基づいたAP経由で接続可能なインフラモードに設定される。
最後に、S707にて、CPU221は、AP209への接続をやめて、S701にて一時的にRAM223に保存したAP情報に基づくAPに再度接続することで、プリンタ101と該APを介して通信可能となる。このとき、CPU221は、ホスト端末102が今後接続する通信装置として、プリンタ101をRAM223に登録する。その後、CPU221は、無線LAN設定アプリを終了する。
なお、S702からS704の処理は、無線LAN設定アプリによって行うとは限らず、ホスト端末102にインストール済みの他のアプリなどによってAP209をサーチし、無線LAN設定アプリがその結果を取得する構成としてもよい。
また、上述では、CPU221は、AP209を介してプリンタ101と通信しているため、IEEE802.11シリーズに準拠した通信方式(すなわち、Wi−Fi(登録商標))で、設定情報をプリンタ101に送信していた。しかしながらこの形態に限定されず、CPU221は、例えば、IEEE802.11シリーズに準拠した通信方式と異なる通信方式で、設定情報をプリンタ101に送信してもよい。このとき利用される通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標) Classic、Bluetooth Low Energy(登録商標)、Near Field Communication、Wi−Fi Aware等である。このような形態とすることで、CPU221は、インフラモードで使用されるAPとのWi−Fiによる接続を維持したまま、他の通信方式で、プリンタ101に設定情報を送信することができる。
また、上述では、CPU221が、プリンタ101にインフラモードを設定する形態を説明したが、この形態に限定されない。例えば、WFDモードやソフトAPモード等、他の通信モードをプリンタ101に設定しても良い。プリンタ101に設定する通信モードは、例えば、無線LAN設定アプリによって表示される画面を介してユーザの選択を受け付けることで決定されても良いし、ホスト端末102の通信環境に基づいて無線LAN設定アプリによって自動で決定されても良い。例えば、プリンタ101に通信モードを設定する際に、ホスト端末102がいずれかのAPに接続している場合は、プリンタ101に設定する通信モードとしてインフラモードが選択される。また例えば、プリンタ101に通信モードを設定する際に、ホスト端末102がいずれのAPにも接続していない場合は、プリンタ101に設定する通信モードとしてWFDモードやソフトAPモード等のP2P方式の通信モードが選択される。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、プリンタ101及びホスト端末102の処理は、プリンタ101の初期設定時に行う処理であると説明したが、これに限定されない。例えば、プリンタ101及びホスト端末102の処理は、プリンタ101の無線LAN設定が無効となっている時に実行されても良いし、プリンタ101の初期化処理をした時に実行されても良い。また、例えば、プリンタ101の電源がオンされた時にプリンタ101が初期設定状態か否かに関わらず実行されても良い。
上述では、所定の被取り付け物の取り付けのための操作をユーザから受け付けるための所定の動作を実行する第1の状態と、前記所定の動作を実行しない第2の状態を含む複数の状態のうちいずれかで動作する通信装置において適用される形態を説明した。上述では、所定の被取り付け物が記録ヘッドであり、所定の動作がキャリッジの移動であり、通信装置が印刷装置である形態について説明したが、この形態に限定されない。例えば、通信装置がレーザービームプリンタであれば、被取り付け物が、トナーカートリッジであっても良い。また、例えば通信装置がPCであれば、所定の被取り付け物がCDやDVD等の記憶媒体であり、所定の動作が記憶媒体が取り付けられるカセットの移動や記憶媒体の挿入口の開閉であっても良い。
上述では、上記第1の状態で被取り付け物が取り付けられたか上記第2の状態で被取り付け物が取り付けられたかによって、クリーニング処理より前に接続設定処理を行うか、クリーニング処理より後に接続設定処理を行うかを切り替える形態を説明した。しかしながらこの形態に限定されない。すなわち、上記第1の状態で被取り付け物が取り付けられたか上記第2の状態で被取り付け物が取り付けられたかに関わらず、クリーニング処理より前に接続設定処理が行われても良い。また、上記第1の状態で被取り付け物が取り付けられたか上記第2の状態で被取り付け物が取り付けられたかに関わらず、クリーニング処理より後に接続設定処理が行われても良い。
なお、上述では、プリンタ101が接続設定モードで動作している状態で、設定情報を受信する形態を説明した。しかしながらこの形態に限定されず、例えば、プリンタ101とホスト端末102が、WLAN以外の通信方式で接続している状態で、WLAN以外の通信方式を介して設定情報を受信する形態であっても良い。すなわち、例えば、初期設定時のソフトオン処理に応じて、プリンタ101は、WLAN以外の通信方式によるホスト端末102との通信が可能な状態で動作を開始しても良い。WLAN以外の通信方式は、例えば、Bluetooth Classic(登録商標)や、Bluetooth Low Energy(登録商標)、NFCである。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータで連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
101 プリンタ
102 ホスト端末

Claims (29)

  1. 通信装置であって、
    末装置と設定情報を通信するための状態である所定の状態で前記通信装置を動作させる制御手段と、
    前記所定の状態で動作している前記通信装置と前記端末装置との間の接続を介した前記設定情報の通信によって実行される前記通信装置の通信設定である第1通信設定の実行をキャンセルするためのキャンセル指示を、ユーザによる操作に基づいて、受け付ける受け付け手段と、
    前記所定の状態で前記通信装置が動作している状態で、前記設定情報が前記端末装置から受信された場合、前記第1通信設定を行う設定手段と、
    前記所定の状態で前記通信装置が動作している状態で、前記キャンセル指示が受け付けられた場合、前記所定の状態で動作している前記通信装置と前記端末装置との間の接続を介した前記設定情報の通信が行われることなく実行される前記通信装置の通信設定である第2通信設定を行うための所定の画面を表示部に表示する表示手段と、
    前記キャンセル指示が受け付けられ、前記所定の画面が表示されたとしても、前記通信装置による前記所定の状態での動作が停止されないよう制御する動作制御手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記所定の状態は、前記通信装置内の所定のアクセスポイントが有効化されている状態であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置の電源がオンされたことに応じて、前記通信装置において前記所定の状態での動作が開始されることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記通信装置において前記第1通信設定が一度も実行されていない状態である初期設定状態で前記通信装置の電源がオンされたことに応じて、前記通信装置において前記所定の状態での動作が開始されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置が前記所定の状態での動作を開始するための所定の操作を前記通信装置がユーザから受け付けることに応じて、前記通信装置において前記所定の状態での動作が開始されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記所定の画面において、前記第2通信設定を前記通信装置に実行させるための操作が行われたことに応じて、前記通信装置において前記所定の状態での動作が停止されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記通信装置において前記所定の状態での動作が開始されてから、所定の時間が経過したことに応じて、前記通信装置において前記所定の状態での動作が停止されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記キャンセル指示が受け付けられた場合、前記第1通信設定をキャンセルするか否かをユーザに問う画面が表示部に表示された後、前記所定の画面が表示されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記キャンセル指示が受け付けられた場合、前記通信装置が前記第2の通信方式によって前記端末装置と通信するための通信設定を実行するか否かをユーザに問う画面が表示部に表示された後、前記所定の画面が表示されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記第1通信設定は、IEEE802.11シリーズに準拠した通信方式による前記設定情報の通信によって実行されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記第1通信設定は、WiFi(登録商標)による前記設定情報の通信によって実行されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記第1通信設定は、Bluetooth(登録商標)による前記設定情報の通信によって実行されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 前記第2通信設定は、Universal Serial Busによって前記通信装置が通信するための設定を含むことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 前記第2通信設定は、有線LANによって前記通信装置が通信するための設定を含むことを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1項に記載の通信装置。
  15. 前記第2通信設定は、IEEE802.11シリーズに準拠した通信方式によって前記通信装置が通信するための設定を含むことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の通信装置。
  16. 前記第1通信設定は、IEEE802.11シリーズに準拠した通信方式によって前記通信装置が通信するための設定を含むことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の通信装置。
  17. 前記第1通信設定は、前記通信装置がIEEE802.11シリーズに準拠した通信方式によって前記端末装置と、前記通信装置の外部且つ前記端末装置の外部の装置を介さずに直接通信するための設定であることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の通信装置。
  18. 前記第1通信設定は、前記通信装置がIEEE802.11シリーズに準拠した通信方式によって前記端末装置と、前記通信装置の外部且つ前記端末装置の外部の装置を介して通信するための設定であることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の通信装置。
  19. 前記設定情報は、前記通信装置の外部且つ前記端末装置の外部の装置と接続するための接続情報を含むことを特徴とする請求項18に記載の通信装置。
  20. 前記第2通信設定は、Universal Serial Busによって前記通信装置と前記端末装置とを接続させるようユーザを促すための画面又は有線LANによって前記通信装置と前記端末装置とを接続させるようユーザを促すための画面を表示部に表示する処理を含むことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載の通信装置。
  21. 前記所定の状態で前記通信装置が動作する前に、Universal Serial Busによって、前記通信装置と前記端末装置が接続した場合、前記通信装置において前記所定の状態での動作が開始されないことを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1項に記載の通信装置。
  22. 前記所定の状態で前記通信装置が動作している状態で、Universal Serial Busによって、前記通信装置と前記端末装置が接続した場合、前記通信装置において前記所定の状態での動作が停止されることを特徴とする請求項1乃至21のいずれか1項に記載の通信装置。
  23. 前記通信装置に対して前記ユーザが、前記通信装置が有する所定の物理キー又は前記通信装置が表示する所定のソフトキーを押下することにより、前記キャンセル指示が受け付けられることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の通信装置。
  24. 前記第1通信設定の実行をキャンセルするためのキャンセル情報を前記端末装置から、前記ユーザによる前記端末装置に対する操作に基づいて、前記通信装置が受信することにより、前記キャンセル指示が受け付けられることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の通信装置。
  25. 前記所定の状態で前記通信装置が動作している状態で、前記通信装置においてエラーが発生した場合、前記所定の画面が前記表示部に表示されることを特徴とする請求項1乃至24のいずれか1項に記載の通信装置。
  26. 前記所定の状態で前記通信装置が動作している状態で、前記通信装置においてエラーが発生した場合、前記通信装置において前記所定の状態での動作が停止されることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の通信装置。
  27. 記録剤によって記録媒体上に印刷を行う印刷手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の通信装置。
  28. 通信装置の制御方法であって、
    末装置と設定情報を通信するための状態である所定の状態で前記通信装置を動作させる制御ステップと、
    前記所定の状態で動作している前記通信装置と前記端末装置との間の接続を介した前記設定情報の通信によって実行される前記通信装置の通信設定である第1通信設定の実行をキャンセルするためのキャンセル指示を受け付ける受け付けステップと、
    前記所定の状態で前記通信装置が動作している状態で、前記設定情報が前記端末装置から受信された場合、前記第1通信設定を行う設定ステップと、
    前記所定の状態で前記通信装置が動作している状態で、前記キャンセル指示が受け付けられた場合、前記所定の状態で動作している前記通信装置と前記端末装置との間の接続を介した前記設定情報の通信が行われることなく実行される前記通信装置の通信設定である第2通信設定を行うための所定の画面を表示部に表示する表示ステップと、
    前記キャンセル指示が受け付けられ、前記所定の画面が表示されたとしても、前記通信装置による前記所定の状態での動作が停止されないよう制御する動作制御ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  29. 通信装置のコンピュータに、
    末装置と設定情報を通信するための状態である所定の状態で前記通信装置を動作させる制御ステップと、
    前記所定の状態で動作している前記通信装置と前記端末装置との間の接続を介した前記設定情報の通信によって実行される前記通信装置の通信設定である第1通信設定の実行をキャンセルするためのキャンセル指示を受け付ける受け付けステップと、
    前記所定の状態で前記通信装置が動作している状態で、前記設定情報が前記端末装置から受信された場合、前記第1通信設定を行う設定ステップと、
    前記所定の状態で前記通信装置が動作している状態で、前記キャンセル指示が受け付けられた場合、前記所定の状態で動作している前記通信装置と前記端末装置との間の接続を介した前記設定情報の通信が行われることなく実行される前記通信装置の通信設定である第2通信設定を行うための所定の画面を表示部に表示する表示ステップと、
    前記キャンセル指示が受け付けられ、前記所定の画面が表示されたとしても、前記通信装置による前記所定の状態での動作が停止されないよう制御する動作制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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