JP6924194B2 - キャップ付きオリゴマーを含むネイル組成物 - Google Patents

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Description

分野
本開示は一般に、ネイルコーティングのための組成物、および特に、しかし限定されないが、改善された接着、耐久性/靱性、および耐引っ掻き性、ならびに改善された溶媒除去能を提供する、キャップ付きオリゴマーを含む組成物に関する。
背景
以下で提供される情報は、本発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、読み手の理解を補助するためだけに提供されるものである。
光反応性ネイルコーティングは、改善された接着を有する耐久性のある耐引っ掻き性のネイルコーティングを提供する。これらの光反応性コーティングは、1またはこれより多くの重合可能なオリゴマーと光重合開始剤を含み、そのコーティングは、特定の波長のUV光への曝露の際に架橋して、耐久性のある連続コーティングをそのネイルの表面上に形成する。
光反応性コーティングにおいて一般に使用されるオリゴマーは、不飽和部位を含むウレタンジメタクリレートオリゴマーである。その不飽和部位は、適切な光重合開始剤の存在下でUV光源に曝露される場合に、架橋を受け得る。これらのオリゴマーは、重合可能または「非キャップ付き(uncapped)」オリゴマーと記載され得る。非キャップ付きオリゴマーを含む組成物は、望ましくない副反応または事前重合(pre−polymerization)を防止するために、慎重な製剤化および安定化を必要とする。
望ましくない副反応性もUV光誘導性架橋の必要性もない、耐久性のある耐引っ掻き性コーティングを開発する必要がある。本開示におけるキャップ付きオリゴマーは、耐久性のある耐引っ掻き性のネイルコーティングを提供するために制御された機構を与える。
要旨
本開示の一実施形態において、組成物は、少なくとも1種のキャップ付きオリゴマー、少なくとも1種の溶媒、少なくとも1種のフィルム形成材料から構成され、上記組成物は、ガラスプレートに塗布される場合に、1以上かつ10以下の2時間スワード硬度を有する。
本開示の別の実施形態において、上記組成物は、ネイル上で異なる機能を有する少なくとも2層の組成物を含み、各層は、少なくとも1種のキャップ付きオリゴマー、少なくとも1種の溶媒、少なくとも1種のフィルム形成材料を含み、各組成物は、ガラスプレートに塗布される場合に、1より大きくかつ10未満の2時間スワード硬度を有する。上記層は、ベースコート層およびカラー層、またはカラー層およびトップコート層であり得る。
本明細書で開示される組成物は、天然または人工のネイルに塗布され得る。ネイルは、ヒトおよび大部分の他の霊長類の各指および足趾の上端を保護する角質の覆いまたは人工の覆いである。
一実施形態において、本明細書で開示されるキャップ付きオリゴマーは、ウレタンオリゴマーである。キャップ付きウレタンオリゴマーの非限定的例は、ビス−エチルヘキサノールポリ(1,4−ブタンジオール)−13/IPDIコポリマーおよびビス−エチルヘキサノールポリ(カプロラクトンネオペンチルグリコール)/IPDIコポリマーである。
一実施形態において、本明細書で開示される組成物は、少なくとも1種の光重合開始剤を含み得る。光重合開始剤の例としては、ベンゾイルフェニルホスフィネート、シクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルケタール、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィネート、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルジメチルケタール、およびこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で開示される組成物の一実施形態において、上記組成物は、ポリマーを含む。上記組成物中のポリマーの一例は、エステルである。
本明細書で開示される組成物の一実施形態において、上記組成物は、モノマーを含む。モノマーは、その分子が一緒に結合して、ポリマーを形成し得る化合物である。上記組成物中のモノマーの非限定的例は、オイルである。
本明細書で開示される組成物の一実施形態において、上記組成物は、溶媒を含み、上記溶媒としては、ケトン、およびアルキルアセテート、アルコール、アルカン、アルケン、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、イソプロピルアルコール、エタノール、メチルエチルケトン、トルエン、ヘキサン、ならびにこれらの混合物が挙げられ得るが、これらに限定されない。
一実施形態において、本明細書で開示される組成物は、接着促進性(メタ)アクリレートを含む。接着促進性(メタ)アクリレートの例としては、テトラヒドロフルフラールメタクリレート、エチルメタクリレート、ピロメリト酸二無水物グリセリルジメタクリレート、およびこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
一実施形態において、本明細書で開示される組成物は、少なくとも1種の可塑剤を含み得る。
一実施形態において、上記組成物は、少なくとも1種の着色剤をさらに含む。着色剤の例としては、時間を経ても溶媒中に分散され得かつ組成物の中に懸濁されたままであり得る顔料および色素が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の前述および他の特徴ならびに利点は、添付の図面において図示されるように、以下の本発明の実施形態のより具体的な説明から明らかである。
図1は、本開示で記載されるように改変された透明なネイルエナメルの商業製造サンプルの時間数(h)および日数(d)単位での時間(X軸)に対する種々の製剤の硬度(y軸)を示すグラフである。グラフにおいて、以下は、種々の調製されたサンプルを表す。1135−32.4: 記号 X1135−32.5: 記号 グレー; 1135−32.6: 記号 黒;1135−32.7: 記号 白丸;1135−32.8: 記号 コピーライトマーク;および1135−32.9: 記号 白三角
説明
本発明の実施形態は、以下で詳細に考察される。記載している実施形態において、具体的な用語法が明瞭性のために使用される。しかし、本発明は、そのように選択される具体的用語法に限定されるとは意図されない。具体的な例示的実施形態が考察される一方で、これが、例証目的に過ぎないことは理解されるべきである。関連分野の当業者は、他の構成要素および構成が本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく使用され得ることを認識する。多くの実施形態および特徴が本明細書で記載される一方で、本発明の種々の特徴および実施形態の局面が、たとえ別個に記載されるとしても、相互に排他的でもなければ、具体的説明に矛盾もしない限り、組み合わされ得ることは、理解されるべきである。本明細書で引用される全ての参考文献は、各々が個々に援用されるかのように、参考として援用される。
本開示は一般に、少なくとも1種のキャップ付きオリゴマー、少なくとも1種の溶媒、少なくとも1種のフィルム形成材料から構成される組成物であって、ガラスプレートに塗布される場合に、1より大きくかつ10未満の2時間スワード硬度を有する上記組成物に関する。その組成物は、単一の厚み(層)またはネイル上で異なる機能を有する少なくとも2層の組成物を含み得、各層は、少なくとも1種のキャップ付きオリゴマー、少なくとも1種の溶媒、少なくとも1種のフィルム形成材料を含み、各組成物は、ガラスプレートに塗布される場合に、1より大きくかつ10未満の2時間スワード硬度を有する。その層は、ベースコート層およびカラー層、またはカラー層およびトップコート層であり得る。
本開示で使用される場合、組成物は、天然のネイルまたは人工のネイルに塗布され得る。天然のネイルは、指の爪および足趾の爪として公知の天然のケラチン物質である。人工のネイルは、代表的には100%固体でありかつ非反応性溶媒を要求しない系を作るために、反応性または非反応性ポリマーと組み合わせて、化学反応性モノマー、および/またはオリゴマーから構成される。事前混合およびその後に天然のネイルに塗布する際に、または塗布およびUV照射への曝露の際に、化学反応は、除去するのが困難で、長時間持続する、高度に耐久性のある架橋ネイルコーティングの形成を生じることを確実にする。つけ爪は、ネイルポリッシュと比較した場合、大いに増強された接着、耐久性、ならびに耐引っ掻き性および耐溶媒性を有し得る。しかし、これらの固有の特性が原因で、このようなコーティングは、消費者が除去しようと望む場合、遙かに除去するのが困難である。除去は、代表的には、非反応性溶媒中に30〜90分間浸漬する必要があり(アクリル樹脂および現在市販されている「ソーカブルジェル(soakable gel)」に関しては;溶媒によって旧来のUVネイルジェルを除去するには、希に90分間より長くかかることもある)、代表的には、その表面をひどく研磨するかまたは除去プロセスを補助するために木製もしくは金属のプローブで擦り落とすことをも必要とし得る。
本明細書で使用される場合、溶媒(solvent)は、別の物質を溶解する物質である。
ネイルコーティングは、旧来から、2つのカテゴリーに分類されている:ネイルポリッシュ(ラッカー、マニキュア液(varnish)またはエナメルとしても公知)およびつけ爪(ジェルまたはアクリル樹脂としても公知)。ネイルポリッシュは、代表的には、非反応性溶媒中で溶解および/または懸濁される種々の固体構成要素を含み得る。塗布および乾燥の際に、その固体は、ネイル表面に、透明な、半透明な、または着色したフィルムとして沈着する。代表的には、ネイルポリッシュは、容易に擦り落とされ、かつ溶媒で、通常は、1分以内に容易に除去され、そして記載されるように除去されない場合には、1〜5日間で、天然のネイルから欠けるかまたは剥離する。
本明細書で使用される場合、硬度(hardness)とは、ネイルをコーティングするための可撓性の組成物に言及する。コーティングが硬すぎる場合、その組成物は可撓性ではなく、摩耗によりひびが入る。コーティングが柔らかすぎる場合、その組成物は、摩耗により容易に拭き取られるかまたは洗い流される。所望の組成物は、硬すぎもせず柔らかすぎもしない。
「スワード硬度(sward hardness)」とは、乾燥したコーティングの硬度に関する数値を提供する試験である。この試験は、「スワード硬度ロッカー(sward hardness rocker)」といわれる、2個の円筒形のステンレス鋼リングおよびデジタル測定装置からなる測定デバイスを使用する。この機器は、円筒形のロッカーの振動の振幅が、試験が行われるコーティング表面が柔らかくなるにつれてより迅速に低下するという原理に基づいて作動する。コーティングが柔らかいほど、そのロッカーの振動数が低下する傾向にある一方で、コーティングフィルムが硬いほど、ロッカーの振動数が増大する傾向にある。そのデジタル測定装置は、その機器が終えた振動数を計数し、この情報をデジタル数値ディスプレイスクリーンによってオペレーターに伝える。スワード硬度の数値が低いほど、より柔らかいコーティングを表す一方で、スワード硬度の数値が高いほど、より硬いコーティングを表す。この方法は、コーティング産業において周知であり;それは、ASTM Test Method D2134においてより正式に記載される。
本明細書で使用される場合、キャップ付きオリゴマーは、以下で(1)と表示されるウレタンオリゴマーである:
−N=C=O(イソシアネート)+R−OH(ヒドロキシ官能性化合物)→RNHC=OOR2 (1)
キャップ付きオリゴマーの非限定的例としては、ビス−エチルヘキサノールポリ(1,4−ブタンジオール)−13/IPDIコポリマーおよびビス−エチルヘキサノールポリ(カプロラクトンネオペンチルグリコール)−13/IPDIコポリマーが挙げられる。
本明細書で使用される場合、キャップ付きオリゴマーは、そのオリゴマーが他の化合物と合わされる場合に、そのオリゴマー上の反応部位でのさらなる反応を停止させる、1またはこれより多くの化合物と合わされたオリゴマーである。
その組成物のある種の実施形態は、増強された接着性を導きかつその組成物に溶媒感受性を付与する少なくとも1種のポリマーを含む。界面接着を作り出すある種のポリマーの存在は、その接着を、有機溶媒による破壊に対して感受性にする。
一局面によれば、増強された接着を導きかつそのポリマーの界面接着を溶媒に対して感受性にするポリマーは、エステルであり得る。非限定的な例としては、セルロースエステルが挙げられる。特定の局面によれば、非反応性の溶媒に溶けるポリマーは、ニトロセルロースおよび/または必要に応じてセルロース混合エステル(例えば、セルロースアセテートアルキレート)である。より特定の局面によれば、非反応性の溶媒に溶けるポリマーは、ニトロセルロースおよび/またはセルロースアセテートブチレートおよび/またはセルロースアセテートプロピオネートである。その非反応性の溶媒に溶けるポリマーは、任意の受容可能なポリマーの混合物であり得る。さらなる局面によれば、その非反応性の溶媒に溶けるポリマーは、約0〜約75重量%で存在し得る。
本明細書で使用される場合、ポリマーは、より大きな分子を形成するために単純な反復構造において配置される小分子から作製される化合物である。
組成物のある種の実施形態は、その界面接着に有機溶媒に対する高度の感受性を付与する少なくとも1種のモノマーを含む。一局面によれば、そのモノマーは、オイルである。非限定的な例としては、アセチルトリブチルシトレート、トリアセチン、プロピレングリコールモノベンゾエート、ジプロピレングリコールジベンゾエート、グリセリルトリアセテート、ジエチルヘキシルマレエートおよび類似の化合物が挙げられる。一局面によれば、このようなモノマーは、その組成物のうちの約0〜約70重量%で存在する。
本明細書で使用される場合、表現「少なくとも1(at least one)」とは、1またはこれより多くのを意味し、従って、個々の構成要素、ならびに混合物および組み合わせを含む。
本開示の美容組成物および方法は、本明細書で記載される要素および限定、ならびに任意のさらなるもしくは選択肢的な成分、構成要素、またはネイルコーティングへの適用が意図される、パーソナルケア組成物中で見出されるとおりの別の点で有用な限定からなるか、またはこれらから本質的になる。当業者は、本発明に従う組成物の有利な特性が、予見される追加によって影響を及ぼされないか、または実質的に有害に影響を及ぼされないように、その選択肢的なさらなる添加物および/またはその量を注意して選択する。これらの物質は、所望の特性、例えば、粘稠性またはテクスチャーを有する組成物を調製するために、当業者によって種々に選択され得る。これらの添加物は、その組成物の総重量に対して0%〜99%(例えば、0.01%〜90%)およびさらには例えば、0.1%〜50%(存在すれば)の割合でその組成物中に存在し得る。
本開示によれば、組成物は、カラー層を含み得る。そのカラー層は、少なくとも1種の着色剤(着色料)を含む。適切な着色剤としては、顔料、色素(例えば、脂溶性色素)、真珠光沢顔料、およびパール光沢剤が挙げられるが、これらに限定されない。
本開示によれば、組成物は、ベースコート層またはトップコート層を含み得る。そのベースコート層またはトップコート層において、その組成物は、カラー層の塗布の前に(ベースコート)またはカラー層の塗布後(トップコート)に透明または半透明である。しかし、トップコートおよびベースコートが、着色料を含み得ることは可能である。
ベースコートは、天然のまたは人工のネイルとコーティング表面との間の中間の層として記載され得る。開示されるベースコートは、ネイル表面を覆う完全に等角のコーティングを提供するように、重合可能な液体である。
トップコートは、カラー層の露出した表面に塗布されるべき保護的トップコート層として記載され得る。
本開示によれば、組成物の層は、ネイルコーティングの塗布を記載する。組成物は、ネイルの美容的着色または治癒もしくは強化を提供するために、ネイルに塗られる。塗布は、ネイル上に組成物を塗ることによって行われる。一局面によれば、そのネイルコーティング組成物が塗布され、3つの別個の層として少なくとも部分的に乾燥される。一局面によれば、その層のうちのいずれか1つの塗布は、省略され得る。一局面によれば、その層のうちのいずれか2つの塗布は、省略され得る。一局面によれば、カラー層の製剤のみが、着色剤を含む。一局面によれば、その層のうちのいずれかの製剤が着色料を含み得る。
本発明に従って使用され得る代表的な親油性色素としては、Sudan Red、DC Red 17、DC Green 6、β−カロテン、ダイズ油、Sudan Brown、DC Yellow 11、DC Violet 2、DC Orange 5、アナットー、およびキノリンイエローが挙げられる。その親油性色素は、存在する場合、一般に、その組成物の総重量のうちの20重量%まで(例えば、0.0001%〜6%)の範囲の濃度を有する。
本発明に従って使用され得る真珠光沢顔料は、白色真珠光沢顔料(例えば、チタンまたは塩化酸化ビスマスでコーティングされるマイカ)、着色された真珠光沢顔料(例えば、チタン・マイカと酸化鉄、チタン・マイカとフェロシアン化鉄(ferric blue)または酸化クロム、チタン・マイカと上述のものから選択される有機顔料、および塩化酸化ビスマスに基づく真珠光沢顔料から選択され得る。その真珠光沢顔料は、存在する場合、その組成物の総重量のうちの50重量%まで(例えば、0.1%〜20%、好ましくは0.1%〜15%)の範囲の濃度で、その組成物中に存在する。
本発明に従って使用され得る顔料は、白色、着色された、無機の、有機の、ポリマーの、非ポリマーの、コーティングされた、およびコーティングされていない顔料から選択され得る。無機顔料の代表例としては、二酸化チタン(必要に応じて表面処理)、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化鉄、酸化クロム、マンガン紫、ウルトラマリンブルー、クロム水和物(chromium hydrate)、およびフェロシアン化鉄が挙げられる。有機顔料の代表例としては、カーボンブラック、DタイプおよびCタイプの顔料、ならびにコチニールカーマイン、バリウム、ストロンチウム、カルシウム、およびアルミニウムに基づくレーキが挙げられる。
存在する場合、顔料は、組成物の総重量のうちの50重量%まで(例えば、0.01%〜40%、およびさらには例えば、2%〜30%)の範囲の濃度においてその組成物中に存在し得る。ある種の製品の場合、その顔料(真珠光沢顔料を含む)は、例えば、組成物のうちの50重量%までになり得る。
組成物の実施形態は、接着促進性(メタ)アクリレートを含む。ポリマー分野の当業者に公知であるように、用語、(メタ)アクリレートは、アクリレートおよび/またはメタクリレートを包含する。一局面によれば、このような反応性メタクリレートは、ヒドロキシプロピルメタクリレート(HPMA)、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、エチルメタクリレート、テトラヒドロフルフラールメタクリレート、ピロメリト酸二無水物ジ(メタ)アクリレート、ピロメリト酸二無水物グリセリルジメタクリレート、ピロメリト酸ジメタクリレート、メタクリロイルオキシエチルマレエート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート/スクシネート、1,3−グリセロールジメタクリレート/スクシネート付加物、フタル酸モノエチルメタクリレート、およびこれらの混合物からなる群より選択され得る。一局面によれば、接着性が増大した重合化組成物は、約0〜約50重量%で存在する。
非限定的な適切な光重合開始剤は、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンであり、これは、商品名Igracure.184の下で得られ得、組成物のうちの約0〜約20重量%で存在し得る。
他の非限定的な適切な光重合開始剤は、ベンゾイルフェニルホスフィネート、シクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルケタール、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィネート、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルジメチルケタールおよびこれらの混合物であり、これらは、組成物のうちの約0〜約20重量%で存在し得る。
本発明の組成物は、約0.001〜5重量%の可塑剤を含み得る。その可塑剤は、重合化ネイル構造が改善された可撓性および低下した脆性を有するようにされる。可塑剤は、UV照射、日光、または空気への曝露後にその後形成されるポリマーの脆性の効果を最小限にするように作用する。可塑剤はまた、除去時間を僅かに短縮することが見出される。可塑剤は、組成物のうちの0〜約25重量%で存在し得る。ポリマー分野の当業者は、ある種の限界を上回って可塑剤を含めることが、望ましくないことを認識している。なぜならそれらは、コーティングの完全性および耐久性を損ない得るからである。適切な可塑剤は、エステル、低揮発性溶媒、または非イオン性物質(例えば、非イオン性有機性界面活性剤またはシリコーン)であり得る。
ある種の実施形態において、除去可能な接着促進性ネイルコーティング組成物は、5重量%の、エステル、低揮発性溶媒(パラフィン系炭化水素、ブチロラクトン、キシレン、メチルイソブチルケトン)、非イオン性界面活性剤、非イオン性シリコーン、イソノナン酸イソステアリル、シリコーン、ジイソブチルアジペート、トリメチルペンタニルジイソブチレート、アセチルトリブチルシトレート、およびこれらの混合物からなる群より選択される可塑剤をさらに含む。
適切なエステルとしては、一般構造RCO−−OR’(ここでRCO−−は、カルボン酸ラジカルを表し、−−OR’は、アルコール残基である)を有するものが挙げられる。好ましくは、RおよびR’は、6〜30個の炭素原子を有する脂肪ラジカルであり、飽和であっても不飽和であってもよい。適切なエステルの例は、C.T.F.A. Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第7版, 1997(参考として援用される)の第1558〜1564頁に示されるものである。本発明の好ましい組成物において、可塑剤は、式RCO−−OR’(ここでRおよびR’は、各々独立して、直鎖または分枝鎖の6−30アルキルである)のエステルである。適切な可塑剤は、イソノナン酸イソステアリルである。他の適切な可塑剤は、米国特許第6,818,207号(参考として援用される)で開示される。
本開示の組成物は、少なくとも1種の溶媒を含み得る。適切な溶媒は、室温で容易に揮発し、残存成分にとって良好な溶媒である。塗布の際に、その溶媒は容易に揮発して、ネイルコーティング全体に増大した多孔性の領域を残す。これらの多孔性領域は、後に、リムーバー溶媒(これは、アセトンであり得る)の進入を容易にする。
適切な溶媒の例としては、ケトン、アルキルアセテート、アルコール、アルカン、アルケン、およびこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。適切な溶媒は、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、イソプロピルアルコール、エタノール、メチルエチルケトン、トルエン、ヘキサン、およびこれらの混合物からなる群より選択され得る。代表的には、溶媒または溶媒の混合物は、約70重量%までで含まれる。
本開示の組成物において、用語「フィルム形成材料(film former)」とは、乾燥すると、ケラチン基材(例えば、皮膚、毛髪、またはネイル)の上に連続フィルムを生じる材料を意味する。用語「フィルム形成ポリマー(film forming polymer)」とは、そのフィルム形成材料がポリマー形態にあることを意味する。種々のポリマーが、フィルム形成特性を有する:それらは、天然ポリマー、合成ポリマー、または天然部分および合成部分の両方を有するポリマーであり得る。ネイル上にフィルムを形成する場合、そのフィルムが商業的に受容可能な製品を提供するためにある種の特性を有することは、重要である。例えば、その形成されたフィルムがあまりにももろい場合、それは、ひびが入り得るかまたはケラチン表面から欠け得る。他方で、そのフィルムが十分に硬くない場合、それは、触るとべたつく可能性があり、消費者は、その製品が皮膚上で未だ乾いていないという感覚を有する。広く種々のフィルム形成ポリマーは、本発明の美容製品またはパーソナルケア製品の中で使用され得る。そのフィルム形成ポリマーは、皮膚、ネイル、または毛髪上でフィルムを形成することができなければならない。そのフィルム形成ポリマーは、天然であっても合成であっても、またはその両方の組み合わせであってもよく、固体、半固体または液体の形態にあってもよい。そのフィルム形成ポリマーは、特徴において中性またはイオン性(例えば、アニオン性、カチオン性、非イオン性、または両性)であってもよい。
適切な合成ポリマーとしては、ホモポリマー、コポリマー、ならびにアクリル酸もしくはメタクリル酸またはこれらのエステル、ウレタン、エステル、アミド、スチレン、ビニル、ケイ素などのような反復モノマーから構成される、ブロックコポリマーおよびグラフトコポリマーが挙げられる。その合成ポリマーは、全組成物のうちの0.1〜95重量%、好ましくは1〜85重量%、より好ましくは3〜45重量%の範囲でその組成物中に存在し得る。
合成フィルム形成ポリマーの例としては、本明細書でまとめられているものを含め、CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook, 第8版, 2000、第1744〜1747頁(参考として援用される)に示されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
表1は、光重合開始剤ありおよびなしで、非キャップ付きおよびキャップ付きのオリゴマーの組み合わせを比較する。各実験サンプルを、以下のように評価した:
各サンプルの6ミル試験フィルムを、アセトンで予めクリーニングした4”×4” ガラスプレート上に沈着させた;
各試験フィルムに、市販のUVランプで2分間照射した(硬化させた)。
その硬化した試験フィルムを、イソプロピルアルコールを染みこませたティッシュペーパーを使用して、硬化して2時間後に軽く拭った;そして
スワードデジタル硬度ロッカー(Model GS−1, Paul N. Gardner Co., Inc., N.E. 1st Street, Pompano Beach FL 33060)を使用して、硬化後2時間、24時間、および7日間の間に1日1回で、その硬化したフィルムの硬度を測定した。スワード硬度ロッカーを乾燥した試験フィルムの上に置き、デジタル測定装置を作動させ、ロッカーを垂直から約25〜30度で、手で穏やかに回転させ、次いで、その動きが完全に止まってしまうまでロッカーを穏やかに離すことによって、スワード硬度を測定した;そのサンプルのスワード硬度値は、デジタル読み出し装置に示される数値を読んで、その値に2.0を乗算することによって得られる。
試験サンプルを、以下の様式で調製した。ガラスタイル(およそ4”×4”×0.25”)を、アセトンでクリーニングし、Bird Film Applicator(3.5” 通路幅、0.006” 湿潤フィルム厚(wet film thickness);Paul N. Gardner Co., Inc., N.E. 1st Street, Pompano Beach FL 33060)を使用して、各試験製剤の試験基材として使用した。試験フィルムを、ガラスタイル上に沈着させた。次いで、サンプルフィルムを、紫外線ネイル用ランプ(Model D8200, Creative Nail Design,1125 Joshua Way, Vista CA 92081)を使用して2分間硬化させた。硬化直後に、用心として、全ての試験フィルムを、イソプロピルアルコールを染みこませたティッシュペーパーで軽く拭って、UV硬化プロセスの間に形成し得るいかなる酸素阻害層をも除去した。試験フィルムを、周囲温度で貯蔵し、それらのスワード硬度−対−時間プロフィールを2時間後に、および7日間の連続日の間に1日1回測定した。試験結果を、以下のデータ表に示す。
Figure 0006924194
1135−32.4: オリゴマーも光重合開始剤もなし;
1135−32.5: 2 キャップ付きウレタンオリゴマーs (各々1.5%のUR−CND−1SおよびUR−CND−3S) + 光重合開始剤 (1.5% Irgacure 819) (BASF Corporation,100 Park Avenue Florham Park, NJ 07932)
非キャップ付きまたはキャップ付きいずれかのオリゴマーの添加は、コントロールと比較して、光重合開始剤ありまたはなしのいずれかで使用される場合に、フィルム硬度の低下を明らかに生じた。
キャップ付きオリゴマーと光重合開始剤との組み合わせは、コントロールと比較して、フィルム硬度において最も顕著な低下を生じた。キャップ付きオリゴマーは、非キャップ付きオリゴマーおよび/または光重合開始剤のいずれかを使用する場合におそらく遭遇する潜在的な長期安定性の問題を回避すると同時に、ネイルラッカーフィルムを柔らかくする能力を示す。非キャップ付きまたはキャップ付きのいずれかのオリゴマーの添加は、コントロールと比較して、光重合開始剤ありまたはなしのいずれかで使用される場合に、フィルム硬度の低下を明らかに生じた。
本発明の好ましい実施形態においては、例えば、以下が提供される。
(項1)
少なくとも1種のキャップ付きオリゴマー、少なくとも1種の溶媒、少なくとも1種のフィルム形成材料を含む組成物であって、該組成物は、ガラスプレートに塗布される場合に、1以上かつ10以下の2時間スワード硬度を有する、組成物。
(項2)
前記組成物は、天然または人工のネイルに塗布される、上記項1に記載の組成物。
(項3)
前記キャップ付きオリゴマーは、ウレタンオリゴマーである、上記項1に記載の組成物。
(項4)
前記キャップ付きオリゴマーは、ビス−エチルヘキサノールポリ(1,4−ブタンジオール)−13/IPDIコポリマーである、上記項3に記載の組成物。
(項5)
前記キャップ付きオリゴマーは、ビス−エチルヘキサノールポリ(カプロラクトンネオペンチルグリコール)/IPDIコポリマーである、上記項3に記載の組成物。
(項6)
前記組成物は、少なくとも1種の光重合開始剤をさらに含む、上記項1に記載の組成物。
(項7)
前記少なくとも1種の光重合開始剤は、ベンゾイルフェニルホスフィネート、シクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルケタール、およびこれらの混合物からなる群より選択される、上記項6に記載の組成物。
(項8)
前記少なくとも1種の光重合開始剤は、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィネート、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルジメチルケタール、およびこれらの混合物からなる群より選択される、上記項6に記載の組成物。
(項9)
前記ポリマーは、エステルである、上記項1に記載の組成物。
(項10)
前記組成物は、少なくとも1種のモノマーまたは少なくとも1種のオリゴマーをさらに含む、上記項1に記載の組成物。
(項11)
前記溶媒は、ケトン、アルキルアセテート、アルコール、アルカン、アルケン、およびこれらの混合物からなる群より選択される、上記項1に記載の組成物。
(項12)
前記溶媒は、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、イソプロピルアルコール、エタノール、メチルエチルケトン、トルエン、ヘキサン、およびこれらの混合物からなる群より選択される、上記項1に記載の組成物。
(項13)
前記組成物は、接着促進性(メタ)アクリレートをさらに含む、上記項1に記載の組成物。
(項14)
前記接着促進性(メタ)アクリレートは、ヒドロキシプロピルメタクリレート(HPMA)、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、エチルメタクリレート、テトラヒドロフルフラールメタクリレート、ピロメリト酸二無水物ジ(メタ)アクリレート、ピロメリト酸二無水物グリセリルジメタクリレート、ピロメリト酸ジメタクリレート、メタクリロイルオキシエチルマレエート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート/スクシネート、1,3−グリセロールジメタクリレート/スクシネート付加物、フタル酸モノエチルメタクリレート、およびこれらの混合物からなる群より選択される、上記項13に記載の組成物。
(項15)
少なくとも1種の可塑剤をさらに含む、上記項1に記載の組成物。
(項16)
ネイル上で異なる機能を有する少なくとも2層の組成物を含む組成物であって、ここで各層は、少なくとも1種のキャップ付きオリゴマー、少なくとも1種の溶媒、少なくとも1種のフィルム形成材料を有し、各組成物は、ガラスプレートに塗布される場合に、1より大きくかつ10未満の2時間のスワード硬度を有する、組成物。
(項17)
前記層は、ベースコート層およびカラー層である、上記項16に記載の組成物。
(項18)
前記層は、カラー層およびトップコート層である、上記項16に記載の組成物。
(項19)
前記組成物は、天然または人工のネイルに塗布される、上記項16に記載の組成物。
(項20)
前記キャップ付きオリゴマーは、ウレタンオリゴマーである、上記項16に記載の組成物。
(項21)
前記組成物は、少なくとも1種の光重合開始剤をさらに含む、上記項16に記載の組成物
(項22)
前記組成物は、少なくとも1種のオリゴマーをさらに含む、上記項1に記載の組成物。

Claims (19)

  1. 少なくとも1種のキャップ付きオリゴマー、少なくとも1種の溶媒、少なくとも1種のフィルム形成材料を含む組成物であって、ここで、該キャップ付きオリゴマーは、ビス−エチルヘキサノールポリ(1,4−ブタンジオール)−13/IPDIコポリマー;またはビス−エチルヘキサノールポリ(カプロラクトンネオペンチルグリコール)/IPDIコポリマーであり、該組成物は、ガラスプレートに塗布される場合に、1以上かつ10以下の2時間スワード硬度を有する、組成物。
  2. 前記組成物は、天然または人工のネイルに塗布される、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記キャップ付きオリゴマーは、ビス−エチルヘキサノールポリ(1,4−ブタンジオール)−13/IPDIコポリマーである、請求項に記載の組成物。
  4. 前記キャップ付きオリゴマーは、ビス−エチルヘキサノールポリ(カプロラクトンネオペンチルグリコール)/IPDIコポリマーである、請求項に記載の組成物。
  5. 前記組成物は、少なくとも1種の光重合開始剤をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記少なくとも1種の光重合開始剤は、ベンゾイルフェニルホスフィネート、シクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルケタール、およびこれらの混合物からなる群より選択される、請求項に記載の組成物。
  7. 前記少なくとも1種の光重合開始剤は、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィネート、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルジメチルケタール、およびこれらの混合物からなる群より選択される、請求項に記載の組成物。
  8. 前記組成物がさらに、エステルであるポリマーを含む、請求項1に記載の組成物。
  9. 前記組成物は、少なくとも1種のモノマーまたは不飽和部位を含むウレタンジメタクリレートオリゴマーである少なくとも1種のオリゴマーをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  10. 前記溶媒は、ケトン、アルキルアセテート、アルコール、アルカン、アルケン、およびこれらの混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
  11. 前記溶媒は、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、イソプロピルアルコール、エタノール、メチルエチルケトン、トルエン、ヘキサン、およびこれらの混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
  12. 前記組成物は、接着促進性(メタ)アクリレートをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  13. 前記接着促進性(メタ)アクリレートは、ヒドロキシプロピルメタクリレート(HPMA)、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、エチルメタクリレート、テトラヒドロフルフラールメタクリレート、ピロメリト酸二無水物ジ(メタ)アクリレート、ピロメリト酸二無水物グリセリルジメタクリレート、ピロメリト酸ジメタクリレート、メタクリロイルオキシエチルマレエート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート/スクシネート、1,3−グリセロールジメタクリレート/スクシネート付加物、フタル酸モノエチルメタクリレート、およびこれらの混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
  14. 少なくとも1種の可塑剤をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  15. ネイル上で異なる機能を有する少なくとも2層の組成物を含む組成物であって、ここで各層は、少なくとも1種のキャップ付きオリゴマー、少なくとも1種の溶媒、少なくとも1種のフィルム形成材料を有し、ここで、該キャップ付きオリゴマーは、ビス−エチルヘキサノールポリ(1,4−ブタンジオール)−13/IPDIコポリマー;またはビス−エチルヘキサノールポリ(カプロラクトンネオペンチルグリコール)/IPDIコポリマーであり、各組成物は、ガラスプレートに塗布される場合に、1より大きくかつ10未満の2時間のスワード硬度を有する、組成物。
  16. 前記層は、ベースコート層およびカラー層である、請求項1に記載の組成物。
  17. 前記層は、カラー層およびトップコート層である、請求項1に記載の組成物。
  18. 前記組成物は、天然または人工のネイルに塗布される、請求項1に記載の組成物。
  19. 前記組成物は、少なくとも1種の光重合開始剤をさらに含む、請求項1に記載の組成物
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