JP6923914B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
遊技球を用いたパチンコ遊技機として、例えば特許文献1に示されるように、遊技球が所定のゲートを通過したときに、一定時間、始動口が開放されるものがある。
特開2012−115417号公報
しかしながら、遊技球がゲートを通過した結果、始動口が開放されるだけでは、ゲート通過を遊技者が気づきにくく、遊技の興趣の向上に十分に寄与していない場合があった。
本発明は、新たな興趣を奏する遊技機を提供する。
本発明の1つの態様は、遊技機であって、遊技球が流下可能な複数の流路と、前記複数の流路それぞれに設けられる開閉部であって、該流路に対して遊技球の進入が相対的に容易な状態である開状態と、遊技球の進入が相対的に困難な状態である閉状態と、に遷移可能に構成される複数の開閉部と、前記複数の開閉部の状態を制御する制御部と、遊技球が進入可能に構成される複数の進入路と、前記複数の進入路それぞれに設けられ、前記進入路へ遊技球が進入したことを検出する複数の検出部と、を備え、前記制御部は、遊技球が前記複数の進入路のいずれかに進入したことが前記複数の検出部のいずれかにより検出されたときに、該進入路に対応する1つ以上の前記開閉部の状態を遷移させるように構成されている、遊技機である。
このような遊技機は、遊技球が進入路に進入することで開放される流路が複数存在するため、進入路に遊技球が進入した結果を、開放された流路に進入した遊技球の存在により確認することができ、遊技の興趣の向上を図ることができる。
なお、上記遊技機において、前記制御部は、前記検出部により遊技球の前記進入路への進入が検出されていないときは、当該進入路に対応する前記開閉部を閉状態とし、前記検出部により前記進入が検出されたときは、所定の時間、当該進入路に対応する前記開閉部を開状態とするように構成されていてもよい。
このような遊技機であれば、進入路への遊技球の進入があり、それにより開放された流路に遊技球が進入したことを、遊技者が認識しやすくなる。
また上記遊技機は、遊技球が所定の入賞装置に入賞することにより、遊技者に有利な遊技状態となるか、又は前記遊技状態となるための抽選が行われるように構成されており、前記複数の流路は、遊技球が前記入賞装置に入賞する確率が異なる少なくとも2つの流路を含んでいてもよい。
このような遊技機であれば、遊技球の進入した流路によって入賞の期待値が変化するため、遊技の興趣を向上させることができる。
また上記遊技機において、前記複数の流路のうちの少なくとも2つは、遊技球が流下可能である主流路から分岐する流路である副流路であってもよい。さらに上記遊技機において、前記複数の流路のうち、少なくとも2つは、前記副流路であり、前記主流路の下流側において設けられる前記副流路ほど、前記入賞装置に入賞する確率が高くなるように構成されていてもよい。
このような遊技機であれば、主流路を流れる遊技球であっても、進入した流路によってその後の入賞の期待値が変化するため、遊技の興趣を向上させることができる。
また、上記遊技機において、前記複数の進入路のうち少なくとも2つは、1つの役物に設けられていてもよい。このような遊技機であれば、その役物を注目することでどの流路が開閉されるかが分かるため、遊技の興趣を向上させることができる。
例えば、上記役物は、遊技球を上面で保持する皿状形状であって、遊技球が通過可能な複数の貫通孔が設けられた皿状部材を備え、前記皿状部材は、第1の前記進入路に遊技球が進入するように構成された第1貫通孔と、前記第1の進入路とは異なる第2の前記進入路に遊技球が進入するように構成された第2貫通孔と、を少なくとも備えるものすることができる。
パチンコ機の構成を示す正面図である。 振分装置の構造を示す斜視図である。 振分装置の構造を示す斜視図である。 遊技領域に配置される役物を示す正面図である。 開放用クルーンを示す斜視図である。 第1クルーン、テーブル部材、及び振分板を示す斜視図である。 第1クルーン、テーブル部材、振分板を示す平面図である。 波板役物、回転体役物、入賞役物を示す斜視図である。 パチンコ機の機能ブロック図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。
[1.実施形態]
[1−1.全体構成]
図1は、本発明に係る遊技機の一例としてパチンコ機101の実施の一形態を示した外観図である。
弾球遊技機の一種であるパチンコ機101の前面部には、上から順に盤面窓枠102、皿扉103、下部ユニット104が配されている。皿扉103には演出ボタン103aが配されており、下部ユニット104にはハンドル104aや灰皿104bが取り付けられている。
また、盤面窓枠102には窓107が設けられ、その周辺に電飾108が配されている。また、盤面窓枠102には、窓107を閉塞するためのガラス板107aが窓107の背後に装着される。盤面窓枠102の背後の窓107に臨んだ位置には、中枠に保持された遊技盤109が配されている。遊技盤109は、ガラス板107aとの間に遊技領域110を形成する。この遊技領域110は、遊技球が流下する領域であって、パチンコ機101内に形成される。
遊技盤109には、ガイドレール111、振分装置10、入賞装置112、及び複数の役物(後述する中央役物群133など)が設けられている。
遊技者がハンドル104aを回すと、発射装置104cにより、ハンドル104aの回転量に対応した速度で遊技球が発射される。
発射された遊技球はガイドレール111に沿って上昇し、遊技領域110における上方の領域に移動する。遊技球は、遊技領域110の上方側に設けられた複数のブロック121に接触し、振分装置10の開口11に流入する。振分装置の詳細は後述する。但し、発射速度が小さく、最も左側に位置するブロック121aに接触した遊技球、及び、ガイドレール111を離れてすぐに落下した遊技球に限り、アウト口122に落下し、遊技領域110(遊技盤109)から排出される。
振分装置10の開口11から振分装置10の内部に入った遊技球は、左排出口35L,右排出口35Rのいずれか一方から振分装置10の外部に排出される。左排出口35Lから排出された遊技球は、左レール36Lに乗って左に進み、遊技領域110における左側の範囲に送られる。また、右排出口35Rから排出された遊技球は、右レール36Rに乗って右に進み、遊技領域110における右側の範囲に送られる。
振分装置10から排出された遊技球は、遊技領域110の左側に配置された左側役物ユニット131と、遊技領域110の右側に配置された右側役物ユニット132と、のいずれかに移動する。左側役物ユニット131と右側役物ユニット132の間には、複数の役物(第1クルーン201、テーブル部材211、振分板221、波板役物231、回転体役物241、入賞役物251)が上下に並んで配置されている。これら複数の役物を、中央役物群133と記載する。
遊技球が左側役物ユニット131及び右側役物ユニット132のいずれかから中央役物群133に戻り、中央役物群133の最下段にある入賞装置112に入賞すれば、遊技者に有利な大当たり遊技が開始される。
[1−2.振分装置の構成]
パチンコ機101では、放出手段(ハンドル104a及び発射装置104c)によって遊技領域に放出された遊技球が、最初に振分装置10に進入するように構成されている。
振分装置10は、遊技球が進入する開口11が形成されている。遊技者が発射した遊技球の大部分は開口11から振分装置10の内部に進入する。
図2を用いて振分装置10の具体的な構成を説明する。振分装置10は、遊技領域110の左右中央、かつ、上部側の領域に配置されている。
開口11から進入した遊技球は、奥側(後方側)が下がった傾斜面12を転がり、複数の突起13に衝突しながら奥に進む。奥部には複数の貫通孔14が形成されており、遊技球はそのいずれかの貫通孔14から落下する。
貫通孔14の下方には、左右に延びる回転軸22を中心として回転可能に構成された左右に広がる回転板21が設けられている。貫通孔14から落下した遊技球は、この回転板21に当接する。通常の動作モードのとき、言い換えると大当たり遊技の実行時以外は、回転板21は前方が下になるように傾斜した状態となっている。そのため貫通孔14から落下して回転板21に当接した遊技球は前方に移動し、流路24に入る。流路24は、前端部分が遊技球1つのみ進入可能な狭路25として形成されているため、遊技球は1つずつ狭路25に進入する。
狭路25の下流には、回転体31が設けられている。回転体31は、上方から流下した遊技球を左右に交互に振り分ける装置である。その機構や動作自体は公知の構成を採用することができるため、詳細な説明を割愛する。
この回転体31により左右に振り分けられた遊技球は、左右方向に並ぶ左側板32、中央板33、右側板34のうち、左側板32及び中央板33により形成される左排出口35Lと、中央板33及び右側板34により形成される右排出口35Rと、のいずれかから排出される。
なお、大当たり遊技時には、図3に示されるように、回転板21がステップモータ23により回転し、後方が下になるように傾斜した状態となる。回転板21の奥側には図示しない大入賞装置が設けられている。つまり図3に示されるように回転板21が移動することにより、大入賞装置が開放される。大入賞装置に入賞すると、遊技者は多くの賞球を得ることができる。
このように、振分装置10は、2段階の振り分けが可能に構成されている。回転板21による振分は、遊技領域110の前面側ではない、後方の領域で実行される。
[1−3.左側役物ユニット]
図4を用いて左側役物ユニット131の構成を説明する。
左排出口35Lから振分装置10の外部に排出された遊技球は、左レール36Lにより遊技領域110の左側の範囲に進み、風車141に向かう。風車141は、回転軸142を中心に回転する。また風車141には9個の溝143が設けられており、遊技球はそのいずれかに収まり、風車141の回転に伴って移動する。
9個の溝143のうちの6個の溝143に入った遊技球は、風車141よりも外側(左側)において上下に伸びる排出流路151に排出される。排出流路151に排出された遊技球は、途中で分岐した流路に進入しない限り下端部151aまで流下し、図示しないアウト口に入り、遊技領域110(遊技盤109)から排出される。この排出流路151が、主流路に相当する。
一方、9個の溝のうちの上述した6個を除く3つの溝に入った遊技球は、背面側に壁が形成されていることにより排出流路151に移動せず、風車の前方に配置されるシーソー144に落下する。シーソー144は常時左右に揺動しており、遊技球を、中央役物群133の最上段に位置する第1クルーン201、及び、排出流路151のいずれかに、一定の割合で振り分ける。
排出流路151には、上流から順に、第1羽根部材161、第2羽根部材162、第3羽根部材163、及び第4羽根部材164が設けられている。第1羽根部材161〜164は、通常は排出流路151における遊技球の流下を妨げない位置にあるが、それぞれに設定された条件を満たしたとき(後述する開放クルーン172のいずれかの貫通孔に遊技球が入ったとき)に、一定の期間のみ、排出流路151から分岐した流路(流路181〜183)に遊技球を導入する位置に移動する。
なお、上記羽根部材のうち、第1羽根部材161を除く、第2羽根部材162、第3羽根部材163、及び第4羽根部材164が開閉部に相当する。
第1羽根部材161は、予め定められた時間が経過するごとに、一定時間、中央側に開いて、排出流路151を流下する遊技球を流路171に移動させる。流路171の下流には開放クルーン172が設けられている。
図5に示されるように、開放クルーン172は、遊技球を上面で保持する皿状形状であって、5つの貫通孔173〜177が設けられており、遊技球はこれらを通過して、アウト口から排出される。貫通孔173〜177には、それぞれ、検出スイッチ173SW〜177SWが設けられており、遊技球がいずれかの貫通孔に進入したことを検出する。なお皿状とは、上面が広さを有しており、上面の外側ほど高さが高くなる形状と言える。
第2羽根部材162は、貫通孔173に遊技球が落下したとき、つまり第1検出スイッチ173SWが遊技球を検出したときに、一定時間、外側に開いて、排出流路151を流下する遊技球を流路181に導入させる。流路181の下流には、中央役物群133の1つである波板役物231が設けられており、流路181に導入された遊技球は、波板役物231に進入する。
第3羽根部材163は、貫通孔174に遊技球が落下したとき、つまり第2検出スイッチ174SWが遊技球を検出したときに、一定時間、外側に開いて、排出流路151を流下する遊技球を流路182に導入させる。流路182の下流には、中央役物群133の1つである回転体役物241が設けられており、流路182に導入された遊技球は、回転体役物241に進入する。
第4羽根部材164は、貫通孔175に遊技球が落下したとき、つまり第3検出スイッチ175SWが遊技球を検出したときに、一定時間、外側に開いて、排出流路151を流下する遊技球を流路183に導入させる。流路183の下流には、中央役物群133の1つである入賞役物251が設けられており、流路183に導入された遊技球は、入賞役物251に進入する。
[1−4.右側役物ユニット]
右側役物ユニット132は、左側役物ユニット131と比較して、第1羽根部材161、流路171、及び開放クルーン172がない。それ以外は、左側役物ユニット131と左右対称となっている。
右側役物ユニット132の第2羽根部材162は、貫通孔176に遊技球が落下したとき、つまり第4検出スイッチ176SWが遊技球を検出したときに、一定時間、外側に開いて、排出流路151を流下する遊技球を流路181に導入させ、波板役物231に進入させる。
右側役物ユニット132の第3羽根部材163は、貫通孔177に遊技球が落下したとき、つまり第5検出スイッチ177SWが遊技球を検出したときに、一定時間、外側に開いて、排出流路151を流下する遊技球を流路182に導入させ、回転体役物241に進入させる。
なお、右側役物ユニット132の第4羽根部材164は、左側役物ユニット131の第4羽根部材164と同様に、第3検出スイッチ175SWが遊技球を検出したときに動作し、遊技球を流路183に導入させる。つまり、貫通孔175に遊技球が落ちたときには、左右の2つの第4羽根部材164が動作する。
なお、貫通孔173〜177及びその先の流路が、遊技球が進入可能に構成される複数の進入路に相当し、検出スイッチ173SW〜177SWが、複数の検出部に相当する。また、流路181〜183が、遊技球が流下可能な複数の流路、かつ、副流路に相当する。
また、羽根部材162〜164において、検出スイッチ173〜177の検出信号に従って外側に開いた状態が開状態に相当し、外側に開かず、排出流路151を流れる遊技球の落下を妨げない状態が閉状態に相当する。
[1−5.中央役物群]
図6に示すように、第1クルーン201は皿状の形状であって、左右のシーソー144から遊技球が流れ込む経路202、203が接続されており、本体の中央近傍に3つの貫通孔204、205、206が形成されている。
第1クルーン201の下方には、左右に長さを有する皿状のテーブル部材211が配置されている。テーブル部材211は、中央に貫通孔212を備えている。このテーブル部材211は、図示しない駆動装置によって左右に繰り返し移動する。なお図6では、理解を容易にするため、第1クルーン201とテーブル部材211との間隔を広く示している。
テーブル部材211の下方には、振分板221が配置されている。振分板221には、中央ルート222と、その左右両側の側方ルート223と、が設けられている。
図7は、第1クルーン201、テーブル部材211、振分板221を上方から見た図である。第1クルーン201に入った遊技球は、貫通孔204に入れば、テーブル部材211を介さずに中央ルート222に入る。貫通孔205、206に入った遊技球は、テーブル部材211が存在しなければ側方ルート223に入るが、左右に移動するテーブル部材211上に落下すれば、テーブル部材211上を移動して貫通孔212から落下する。このとき、貫通孔212が中央ルート222の真上に位置していれば、遊技球は中央ルート222に入り、中央ルート222の真上に位置していなければ側方ルート223に入る。
中央ルート222に入った遊技球は、後方から落下して波板役物231に入る。一方、側方ルート223に入った遊技球は図示しないアウト口を通過して遊技盤109から排出される。
図8に示すように、波板役物231は、上端の高さが不均一な波状にした複数の波板232を前後に並べ、それらが上下動するように構成したものである。中央ルート222に入った遊技球は波板役物231の後方中央部に落下する。また、流路181から流入する遊技球も後方に進入する。複数の波板232は、その上端が、徐々に前方が低くなるように並べられているため、遊技球は前方に移動する。その後、図3に示される中央ルート233、側方ルート234のいずれかに進入する。
中央ルート233に入った遊技球は回転体役物241に入る。一方、側方ルート234に入った遊技球は図示しないアウト口を通過して遊技盤109から排出される。
回転体役物241に遊技球が進入するルートは、中央ルート233か、或いは流路182である。回転体役物241は、中央が低くなった台242と、台242の中央部に配置される回転円盤243と、回転円盤243の周囲に配置される4つの回転体244と、台242の前端部分に設けられ、遊技球が進入する中央ルート245及び側方ルート246と、を備える。回転円盤243と回転体244は、常時回転している。
遊技球は、台242の低く形成された中央に移動するが、回転円盤243や回転体244によって弾き飛ばされる。台242は周囲が壁面に囲われているが、中央ルート245と側方ルート246の部分のみ壁面がなく、遊技球はそれらのいずれかに進入する。
中央ルート245に入った遊技球は入賞役物251に落下する。一方、側方ルート246に入った遊技球は図示しないアウト口を通過して排出される。
入賞役物251に遊技球が進入するルートは、中央ルート245か、或いは流路183である。
入賞役物251は、中央部に配置される回転円盤252と、その周囲に形成される貫通孔255と、を備える。回転円盤252は、中心に貫通孔253が形成され、その周りに4つの柱254が立てられている。貫通孔253は遊技球が通過可能な大きさとして形成されているが、回転円盤252は常時回転しているため、柱254に接触した遊技球は外側に弾かれ、貫通孔253には進入しにくくなっている。貫通孔253に進入した場合、入賞装置112が開き、その間を通過し、入賞となる。一方、貫通孔255に進入した遊技球は、図示しないアウト口を通過して遊技盤109から排出される。
入賞装置112に入賞した場合には、大当たり遊技が開始される。大当たり遊技が開始されると、振分装置10の内部に設けられる大入賞装置が開放される。なお本実施形態では入賞装置112に入賞した場合には大当たりが確定するように構成されているが、入賞装置112に入賞した場合には抽選が行われ、当たりであれば大当たり遊技が開始されるように構成されていてもよい。
[1−6.遊技機の内部構成]
図9は、パチンコ機101の機能ブロックを表す図である。パチンコ機101は、主制御基板400、払出制御基板410、演出制御基板420、ランプ制御基板430、及び発射制御基板440などを備えている。
主制御基板400は、パチンコ機101の基本動作を制御する。主制御基板400は、CPU401、ROM402、RAM403などを含んでいる。主制御基板400には、入賞装置112に遊技球が入球したことを検知するスイッチ、振分装置10の大入賞装置に遊技球が入球したことを検知するスイッチ、検出スイッチ173SW〜177SWなど(これらを総称してスイッチ群501と記載する)のほか、羽根部材161〜164を動作させる複数のソレノイドや中央役物群133を動作させるモーター等(これらを総称してアクチュエータ群502と記載する)が接続されている。
また主制御基板400には、払出制御基板410、演出制御基板420、及び発射制御基板440が接続されている。
主制御基板400において、CPU401は、スイッチ群501に含まれる各種スイッチやタイマからの入力信号に基づき、ROM402に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、アクチュエータ群502を制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。すなわち、主制御基板400は、検出スイッチ173SW〜177SWの検出信号に基づいて羽根部材162〜164を動作させて、一定期間、閉状態から開状態に遷移させる。この主制御基板400が、制御部に相当する。
払出制御基板410は、賞球の払い出しを制御する。演出制御基板420は、ランプ制御基板430等を制御し、パチンコ機101による演出動作を制御する。発射制御基板440は、遊技球を発射する発射装置104cの動作を制御する。
[1−7.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)パチンコ機101では、遊技球が開放クルーン172のいずれの貫通孔に落下するかによって異なる羽根部材162〜164が開状態となり、異なる流路が開放され、遊技球の中央役物群133への移動が可能になる。よって、遊技者は、様々なルートから入賞装置112に向かって移動する遊技球の動きを楽しむことができる。
(1b)遊技球が排出流路151に入ったとしても、いずれかの流路181〜183から中央役物群133に復帰する可能性があるため、遊技者は期待を持って遊技球の動きを楽しむことができる。また、遊技球がいずれの流路181〜183から中央役物群133に戻るかに応じて、入賞装置112に到達するまでに通過すべき役物の数が変化するため、当該遊技球が入賞装置112へ入賞する確率が異なることとなる。そのため、遊技者は、開状態となる流路がどれであるかを楽しむことができる。
(1c)羽根部材162〜164のいずれが動作させるかを決定する貫通孔173〜177は、すべて開放クルーン172に形成されているため、遊技者は開放クルーン172を見て、どの貫通孔に遊技球が進入するかを楽しむことができる。
[2.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(2a)上記実施形態では、開放クルーン172にすべての進入路(貫通孔173〜177)が配置される構成を例示したが、いくつかの進入路は他の役物などに配置されていてもよいし、いずれも分散して配置されていてもよい。
(2b)上記実施形態では、羽根部材162〜164の開閉により遊技球が流入可能となる流路181〜183は、いずれも、中央役物群133のいずれかの役物に接続されている構成を例示した。しかしながら、複数の流路のうちの一部が、遊技領域から排出される排出口や入賞装置に接続されていてもよい。流路は、遊技球が定められた方向に移動可能な空間を形成するものを意味し、具体的な形態、構成は特に限定されない。
(2c)上記実施形態では、貫通孔173〜177のいずれかに遊技球が進入したことが検出スイッチ173SW〜177SWにより検出されたときに、羽根部材162〜164のいずれかが動作し、遊技球を流路181〜183のいずれかに導入する開状態となる構成を例示した。しかしながら、通常時は開状態であって、遊技球が貫通孔173〜177に進入したときに、閉状態となるように構成されていてもよい。
(2d)左側役物ユニット131、右側役物ユニット132、中央役物郡133の各役物、及び振分装置10の構成や配置など、上記実施形態の構成に限定されず、さまざまな態様に変更して実施することができる。例えば、羽根部材162〜164の動作によって開放される流路181〜183の数は左右それぞれに2つ、或いは4つ以上であってもよい。また開放クルーン172に設けられる貫通孔の数も2つ以上とすることができる。
(2e)上記実施形態では、羽根部材162〜164が、対応する流路181〜183に対して遊技球を導入させる開状態と、導入させない閉状態と、の間で遷移可能となる構成を例示した。しかしながら、開状態は、遊技球の進入が相対的に容易な状態であればよく、また閉状態は、遊技球の進入が相対的に困難な状態であればよい。すなわち、開状態であっても対応する流路に遊技球が必ずしも進入しなくともよいし、閉状態であってもその流路に遊技球が進入してもよい。
(2f)上記実施形態では、開状態と閉状態とを構成する開閉部として、第2羽根部材162、第3羽根部材163、及び第4羽根部材164を例示した。しかしながら、開閉部は羽根部材以外の形態、構成であってもよい。所定の範囲(例えば第1位置と第2位置との間)を変位可能、又は変形可能な部材であって、その変位や変形により、遊技球の進行方向を変えることができる様々な部材を用いることができる。
10…振分装置、11…開口、12…傾斜面、13…突起、14…貫通孔、21…回転板、22…回転軸、23…ステップモータ、24…流路、25…狭路、31…回転体、32…左側板、33…中央板、34…右側板、35L…左排出口、35R…右排出口、36L…左レール、36R…右レール、101…パチンコ機、102…盤面窓枠、103…皿扉、103a…演出ボタン、104…下部ユニット、104a…ハンドル、104b…灰皿、104c…発射装置、107…窓、107a…ガラス板、108…電飾、109…遊技盤、110…遊技領域、111…ガイドレール、112…入賞装置、121,121a…ブロック、122…アウト口、131…左側役物ユニット、132…右側役物ユニット、133…中央役物群、141…風車、142…回転軸、143…溝、144…シーソー、151…排出流路、151a…下端部、161…第1羽根部材、162…第2羽根部材、163…第3羽根部材、164…第4羽根部材、171…流路、172…開放クルーン、173〜177…貫通孔、173SW〜177SW…検出スイッチ、181〜183…流路、201…第1クルーン、202…経路、204…貫通孔、211…テーブル部材、212…貫通孔、221…振分板、222…中央ルート、223…側方ルート、231…波板役物、232…板、233…中央ルート、234…側方ルート、241…回転体役物、242…台、243…回転円盤、244…回転体、245…中央ルート、246…側方ルート、251…入賞役物、252…回転円盤、253…貫通孔、254…柱、255…貫通孔、400…主制御基板、401…CPU、402…ROM、403…RAM、410…払出制御基板、420…演出制御基板、430…ランプ制御基板、440…発射制御基板、501…スイッチ群、502…アクチュエータ群

Claims (7)

  1. 遊技機であって、
    内部に主流路が形成され、前記主流路に沿って遊技球を流下させる役物ユニットと、
    遊技球が流下可能な複数の流路と、
    前記複数の流路それぞれに設けられる開閉部であって、該流路に対して遊技球の進入が相対的に容易な状態である開状態と、遊技球の進入が相対的に困難な状態である閉状態と、に遷移可能に構成される複数の開閉部と、
    前記複数の開閉部の状態を制御する制御部と、
    遊技球が進入可能に構成される複数の進入路と、
    前記複数の進入路それぞれに設けられ、前記進入路へ遊技球が進入したことを検出する複数の検出部と、を備え、
    前記制御部は、遊技球が前記複数の進入路のいずれかに進入したことが前記複数の検出部のいずれかにより検出されたときに、該進入路に対応する1つ以上の前記開閉部の状態を遷移させるように構成されており、
    前記複数の流路のうちの少なくとも2つは、前記主流路から分岐する流路である副流路である、遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機であって、
    前記副流路は、前記役物ユニットと前記役物ユニットとは別の役物とを接続し、前記主流路から導入される遊技球を、前記別の役物へ進入させるように構成されている、遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遊技機であって、
    前記主流路は、遊技球の流下方向に直交する断面の形状及び寸法が、遊技球を1球ずつ通過させる形状及び寸法となるように構成されている、遊技機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の遊技機であって、
    前記副流路と前記主流路との分岐箇所に設けられた前記開閉部が前記開状態となった場合に、前記主流路における前記分岐箇所よりも遊技球の流下方向下流側に対しては遊技球の進入が相対的に困難な状態となり、前記分岐箇所に設けられた前記開閉部が前記閉状態となった場合に、前記主流路における前記分岐箇所よりも遊技球の流下方向下流側に対しては遊技球の進入が相対的に容易な状態となるように構成されている、遊技機。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の遊技機であって、
    前記遊技機は、遊技球が所定の入賞装置に入賞することにより、遊技者に有利な遊技状態となるか、又は前記遊技状態となるための抽選が行われるように構成されており、
    前記複数の流路は、遊技球が前記入賞装置に入賞する確率が異なる少なくとも2つの流路を含む、遊技機。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の遊技機であって、
    前記複数の進入路のうち少なくとも2つは、1つの役物に設けられている、遊技機。
  7. 請求項6に記載の遊技機であって、
    前記役物は、遊技球を上面で保持する皿状形状であって、遊技球が通過可能な複数の貫通孔が設けられた皿状部材を備え、
    前記皿状部材は、第1の前記進入路に遊技球が進入するように構成された第1貫通孔と、前記第1の進入路とは異なる第2の前記進入路に遊技球が進入するように構成された第2貫通孔と、を少なくとも備える、遊技機。
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