この出願は、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの正常なハンドオーバが確保できるような、ハンドオーバ方法、端末デバイス及びネットワークデバイスを提供する。
第1の態様によれば、ハンドオーバ方法が提供され、第1のネットワークノードにより、端末デバイスがハンドオーバを必要とすることを習得するステップであり、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、ステップと、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、第1のネットワークノードにより、無線リンク確立命令情報を第3のネットワークノードに送信するステップであり、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用される、ステップと、ハンドオーバが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであるとき、第1のネットワークノードにより、無線リンク変更命令情報を第2のネットワークノードに送信するステップであり、無線リンク変更命令情報は、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される、ステップと、第1のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するステップであり、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスに対してハンドオーバを実行するように命令するために使用される、ステップとを含む。
第1の態様を参照して、第1の態様の第1の可能な実現方式では、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第2の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、当該方法は、第1のネットワークノードにより、第2のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信するステップであり、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される、ステップと、第1のネットワークノードにより、データ送信状態に基づいて、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信するステップとを更に含む。
いくつかの可能な実現方式では、第1のネットワークノードは、第2のネットワークノードにより送信されたデータに基づいて、端末デバイスのデータ送信状態を決定し、データ送信状態は、送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用され、第1のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を端末デバイスに送信し、それにより、端末デバイスは、第3のネットワークノードにハンドオーバされた後に、送信するのに失敗したデータを第1のネットワークノードに送信し続ける。
第1の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第3の可能な実現方式では、第1のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信する前に、当該方法は、第1のネットワークノードにより、第1のハンドオーバ要求メッセージを第3のネットワークノードに送信するステップと、第1のネットワークノードにより、第3のネットワークノードにより送信された第1のハンドオーバ要求確認メッセージを受信するステップとを更に含む。
第1の態様の第2又は第3の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第4の可能な実現方式では、第1のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信した後に、当該方法は、第1のネットワークノードにより、端末デバイスにより送信されたランダムアクセス要求を受信するステップと、第1のネットワークノードにより、ランダムアクセス応答を端末デバイスに送信するステップと、第1のネットワークノードにより、端末デバイスにより送信された無線リソース制御設定完了メッセージを受信するステップと、第1のネットワークノードにより、命令情報を第2のネットワークノードに送信するステップであり、命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される、ステップとを更に含む。
第1の態様を参照して、第1の態様の第5の可能な実現方式では、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを含む。
第1の態様の第5の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第6の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、当該方法は、第1のネットワークノードにより、第2のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信するステップであり、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータを示すために使用される、ステップと、第1のネットワークノードにより、データ送信状態を第4のネットワークノードに送信し、それにより、第4のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信するステップであり、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される、ステップとを更に含む。
第1の態様の第5又は第6の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第7の可能な実現方式では、第1のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信する前に、当該方法は、第1のネットワークノードにより、第2のハンドオーバ要求メッセージを第4のネットワークノードに送信するステップと、第1のネットワークノードにより、第4のネットワークノードにより送信された第2のハンドオーバ要求確認メッセージを受信するステップとを更に含む。
第1の態様の第6又は第7の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第8の可能な実現方式では、第1のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信した後に、当該方法は、第1のネットワークノードにより、命令情報を第2のネットワークノードに送信するステップであり、命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される、ステップを更に含む。
この出願のこの実施形態におけるハンドオーバ方法によれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの正常なハンドオーバが確保できる。
第2の態様によれば、メモリ及びプロセッサを含むネットワークデバイスが提供される。メモリは、命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリ内の命令を呼び出し、第1の態様又は第1の態様のいずれかの実現方式における方法の動作を実行するように構成される。
第3の態様によれば、ハンドオーバ方法が提供され、端末デバイスにより、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信するステップであり、第1のメッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように第1のネットワークノードに要求するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、ステップと、端末デバイスにより、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信するステップであり、ハンドオーバコマンドは、ハンドオーバを実行するように命令するために使用される、ステップとを含む。
第3の態様を参照して、第3の態様の第1の可能な実現方式では、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
いくつかの可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、端末デバイスは、第1のネットワークノードにより送信された、送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を受信し、それにより、端末デバイスは、第3のネットワークノードにハンドオーバされた後に、送信するのに失敗したデータを第1のネットワークノードに送信し続ける。
第3の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第2の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、端末デバイスにより、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信する前に、当該方法は、端末デバイスにより、第1のリンク及び第2のリンクを確立するステップであり、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのものであり、第2のリンクは、第1のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものである、ステップと、無線リンク障害が第1のリンク上で発生した場合、端末デバイスにより、第1のリンクから第2のリンクにハンドオーバすることを決定するステップと、端末デバイスにより、第2のリンク上でデータを送信するステップとを更に含む。
第3の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第3の可能な実現方式では、端末デバイスが第1のリンクから第2のリンクにハンドオーバする前に、当該方法は、端末デバイスにより、第1の周期に基づいて第2のリンクを測定及び/又は監視するステップを更に含む。
第3の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第4の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、端末デバイスにより、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信する前に、当該方法は、端末デバイスにより、第1のリンクを確立するステップであり、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのリンクである、ステップと、無線リンク障害が第1のリンク上で発生した場合、端末デバイスにより、第1のリンクを測定及び/又は監視し続けるステップと、第1のリンクが回復したとき、端末デバイスにより、第1のリンク上でデータを送信するステップとを更に含む。
第3の態様の第2〜第4の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第3の態様の第5の可能な実現方式では、端末デバイスにより、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信した後に、当該方法は、端末デバイスにより、ランダムアクセス要求を第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードに送信するステップと、端末デバイスにより、第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードにより送信されたランダムアクセス応答を受信するステップと、端末デバイスにより、無線リソース制御設定完了メッセージを第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードに送信するステップとを更に含む。
第3の態様を参照して、第3の態様の第6の可能な実現方式では、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含む。
第3の態様の第6の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第7の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、当該方法は、端末デバイスにより、ランダムアクセス要求を第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードに送信するステップと、端末デバイスにより、第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードにより送信されたランダムアクセス応答を受信するステップと、端末デバイスにより、無線リソース制御設定完了メッセージを第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードに送信するステップとを更に含む。
この出願のこの実施形態におけるハンドオーバ方法によれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの正常なハンドオーバが確保できる。
第4の態様によれば、メモリ及びプロセッサを含む端末デバイスが提供される。メモリは、命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリ内の命令を呼び出し、第3の態様又は第3の態様のいずれかの実現方式における方法の動作を実行するように構成される。
第5の態様によれば、ハンドオーバ方法が提供され、第2のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信するステップであり、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、ステップと、ハンドオーバが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであるとき、第2のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信された無線リンク変更命令情報を受信するステップであり、無線リンク変更命令情報は、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される、ステップと、第2のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドに基づいて端末デバイスのコンテキスト情報を解放するステップとを含む。
第5の態様を参照して、第5の態様の第1の可能な実現方式では、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
第5の態様を参照して、第5の態様の第2の可能な実現方式では、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを含む。
第5の態様の第1又は第2の可能な実現方式を参照して、第5の態様の第3の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、当該方法は、第2のネットワークノードにより、データ送信状態を第1のネットワークノードに送信するステップであり、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される、ステップを更に含む。
この出願のこの実施形態におけるハンドオーバ方法によれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの正常なハンドオーバが確保できる。
第6の態様によれば、メモリ及びプロセッサを含むネットワークデバイスが提供される。メモリは、命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリ内の命令を呼び出し、第5の態様又は第5の態様のいずれかの実現方式における方法の動作を実行するように構成される。
第7の態様によれば、ハンドオーバ方法が提供され、第3のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信された第1のハンドオーバ要求メッセージを受信するステップであり、第1のハンドオーバ要求メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、ステップと、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、第3のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信された無線リンク確立命令情報を受信するステップであり、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用される、ステップと、第3のネットワークノードにより、第1のハンドオーバ要求確認メッセージを第1のネットワークノードに送信するステップであり、第1のハンドオーバ要求確認メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを確認するために使用される、ステップとを含む。
第7の態様を参照して、第7の態様の第1の可能な実現方式では、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
第7の態様を参照して、第7の態様の第2の可能な実現方式では、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを含む。
第7の態様の第1又は第2の可能な実現方式を参照して、第7の態様の第3の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、当該方法は、第3のネットワークノードにより、第2のネットワークノードにより送信されたデータ分割情報を受信するステップであり、データ分割情報は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータセグメントを示すために使用される、ステップを更に含む。
この出願のこの実施形態におけるハンドオーバ方法によれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの正常なハンドオーバが確保できる。
第8の態様によれば、メモリ及びプロセッサを含むネットワークデバイスが提供される。メモリは、命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリ内の命令を呼び出し、第7の態様又は第7の態様のいずれかの実現方式における方法の動作を実行するように構成される。
第9の態様によれば、ハンドオーバ方法が提供され、第4のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信された第2のハンドオーバ要求メッセージを受信するステップであり、第2のハンドオーバ要求メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであり、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第1のネットワークノード及び第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、ステップと、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、第4のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信するステップであり、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される、ステップと、第4のネットワークノードにより、第2のハンドオーバ要求確認メッセージを第1のネットワークノードに送信するステップであり、第2のハンドオーバ要求確認メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを確認するために使用される、ステップとを含む。
第9の態様を参照して、第9の態様の第1の可能な実現方式では、当該方法は、第4のネットワークノードにより、データ送信状態に基づいて、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信するステップを更に含む。
第9の態様又は第9の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第9の態様の第2の可能な実現方式では、当該方法は、第4のネットワークノードにより、端末デバイスにより送信されたランダムアクセス要求を受信するステップと、第4のネットワークノードにより、ランダムアクセス応答を端末デバイスに送信するステップと、第4のネットワークノードにより、端末デバイスにより送信された無線リソース制御設定完了メッセージを受信するステップと、第4のネットワークノードにより、命令情報を第1のネットワークノードに送信するステップであり、命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される、ステップとを更に含む。
第9の態様又は第9の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第9の態様の第3の可能な実現方式では、当該方法は、第4のネットワークノードにより、第3のハンドオーバ要求メッセージをコアネットワークに送信するステップと、第4のネットワークノードにより、コアネットワークにより送信された第3のハンドオーバ要求確認メッセージを受信するステップとを更に含む。
この出願のこの実施形態におけるハンドオーバ方法によれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの正常なハンドオーバが確保できる。
第10の態様によれば、メモリ及びプロセッサを含むネットワークデバイスが提供される。メモリは、命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリ内の命令を呼び出し、第9の態様又は第9の態様のいずれかの実現方式における方法の動作を実行するように構成される。
第11の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、端末デバイスがハンドオーバを必要とすることを習得するように構成された処理モジュールであり、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、処理モジュールと、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、無線リンク確立命令情報を第3のネットワークノードに送信するように構成されたトランシーバモジュールであり、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用される、トランシーバモジュールとを含み、トランシーバモジュールは、ハンドオーバが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであるとき、無線リンク変更命令情報を第2のネットワークノードに送信するように更に構成され、無線リンク変更命令情報は、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用され、トランシーバモジュールは、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するように更に構成され、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスに対してハンドオーバを実行するように命令するために使用される。
第11の態様を参照して、第11の態様の第1の可能な実現方式では、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
第11の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第11の態様の第2の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、トランシーバモジュールは、第2のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信するように更に構成され、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用され、処理モジュールは、データ送信状態に基づいて、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信するように更に構成される。
第11の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第11の態様の第3の可能な実現方式では、トランシーバモジュールは、第1のハンドオーバ要求メッセージを第3のネットワークノードに送信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、第3のネットワークノードにより送信された第1のハンドオーバ要求確認メッセージを受信するように更に構成される。
第11の態様の第2又は第3の可能な実現方式を参照して、第11の態様の第4の可能な実現方式では、トランシーバモジュールは、端末デバイスにより送信されたランダムアクセス要求を受信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、ランダムアクセス応答を端末デバイスに送信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、端末デバイスにより送信された無線リソース制御設定完了メッセージを受信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、命令情報を第2のネットワークノードに送信するように更に構成され、命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される。
第11の態様を参照して、第11の態様の第5の可能な実現方式では、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを含む。
第11の態様の第5の可能な実現方式を参照して、第11の態様の第6の可能な実現方式では、トランシーバモジュールは、第2のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信するように更に構成され、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータを示すために使用され、トランシーバモジュールは、データ送信状態を第4のネットワークノードに送信するように更に構成され、それにより、第4のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信する。
第11の態様の第5又は第6の可能な実現方式を参照して、第11の態様の第7の可能な実現方式では、トランシーバモジュールは、第2のハンドオーバ要求メッセージを第4のネットワークノードに送信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、第4のネットワークノードにより送信された第2のハンドオーバ要求確認メッセージを受信するように更に構成される。
第11の態様の第6又は第7の可能な実現方式を参照して、第11の態様の第8の可能な実現方式では、トランシーバモジュールは、命令情報を第2のネットワークノードに送信するように更に構成され、命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの正常なハンドオーバが確保できる。
第12の態様によれば、端末デバイスが提供され、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信するように構成されたトランシーバモジュールを含み、第1のメッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように第1のネットワークノードに要求するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、トランシーバモジュールは、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信するように更に構成され、ハンドオーバコマンドは、ハンドオーバを実行するように命令するために使用される。
第12の態様を参照して、第12の態様の第1の可能な実現方式では、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
いくつかの可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、トランシーバモジュールは、第1のネットワークノードにより送信された、送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を受信するように更に構成され、それにより、端末デバイスは、第3のネットワークノードにハンドオーバされた後に、送信するのに失敗したデータを第1のネットワークノードに送信し続ける。
第12の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第12の態様の第2の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、端末デバイスは、第1のリンク及び第2のリンクを確立するように構成された処理モジュールを更に含み、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのリンクであり、第2のリンクは、第1のネットワークノードから第3のネットワークノードへのリンクであり、無線リンク障害が第1のリンク上で発生した場合、処理モジュールは、第1のリンクから第2のリンクにハンドオーバすることを決定するように更に構成され、トランシーバモジュールは、第2のリンク上でデータを送信するように更に構成される。
第12の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第12の態様の第3の可能な実現方式では、処理モジュールは、第1の周期に基づいて第2のリンクを測定及び/又は監視するように更に構成される。
第12の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第12の態様の第4の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、処理モジュールは、第1のリンクを確立するように更に構成され、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのリンクであり、無線リンク障害が第1のリンク上で発生した場合、処理モジュールは、第1のリンクを測定及び/又は監視し続けるように更に構成され、第1のリンクが回復したとき、トランシーバモジュールは、第1のリンク上でデータを送信するように更に構成される。
第12の態様の第2〜第4の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第12の態様の第5の可能な実現方式では、トランシーバモジュールは、ランダムアクセス要求を第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードに送信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードにより送信されたランダムアクセス応答を受信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、無線リソース制御設定完了メッセージを第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードに送信するように更に構成される。
第12の態様を参照して、第12の態様の第6の可能な実現方式では、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含む。
第12の態様の第6の可能な実現方式を参照して、第12の態様の第7の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、トランシーバモジュールは、ランダムアクセス要求を第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードに送信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードにより送信されたランダムアクセス応答を受信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、無線リソース制御設定完了メッセージを第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードに送信するように更に構成される。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの正常なハンドオーバが確保できる。
第13の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信するように構成されたトランシーバモジュールであり、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、ハンドオーバが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであるとき、トランシーバモジュールは、第1のネットワークノードにより送信された無線リンク変更命令情報を受信するように更に構成され、無線リンク変更命令情報は、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される、トランシーバモジュールと、ハンドオーバコマンドに基づいて端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように構成された処理モジュールとを含む。
第13の態様を参照して、第13の態様の第1の可能な実現方式では、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
第13の態様を参照して、第13の態様の第2の可能な実現方式では、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを含む。
第13の態様の第1又は第2の可能な実現方式を参照して、第13の態様の第3の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、トランシーバモジュールは、データ送信状態を第1のネットワークノードに送信するように更に構成され、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの正常なハンドオーバが確保できる。
第14の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、第1のネットワークノードにより送信された第1のハンドオーバ要求メッセージを受信するように構成されたトランシーバモジュールであり、第1のハンドオーバ要求メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、トランシーバモジュールは、第1のネットワークノードにより送信された無線リンク確立命令情報を受信するように更に構成され、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用される、トランシーバモジュールと、第1のハンドオーバ要求確認メッセージを第1のネットワークノードに送信するように、トランシーバモジュールを制御するように構成された処理モジュールであり、第1のハンドオーバ要求確認メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを確認するために使用される、処理モジュールとを含む。
第14の態様を参照して、第14の態様の第1の可能な実現方式では、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
第14の態様を参照して、第14の態様の第2の可能な実現方式では、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを含む。
第14の態様の第1又は第2の可能な実現方式を参照して、第14の態様の第3の可能な実現方式では、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、トランシーバモジュールは、第2のネットワークノードにより送信されたデータ分割情報を受信するように更に構成され、データ分割情報は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータセグメントを示すために使用される。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの正常なハンドオーバが確保できる。
第15の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、第1のネットワークノードにより送信された第2のハンドオーバ要求メッセージを受信するように構成されたトランシーバモジュールであり、第2のハンドオーバ要求メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであり、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第1のネットワークノード及び第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、トランシーバモジュールは、第1のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信するように更に構成され、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される、トランシーバモジュールと、第2のハンドオーバ要求確認メッセージを第1のネットワークノードに送信するように、トランシーバモジュールを制御するように構成された処理モジュールであり、第2のハンドオーバ要求確認メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを確認するために使用される、処理モジュールとを含む。
第15の態様を参照して、第15の態様の第1の可能な実現方式では、トランシーバモジュールは、処理モジュールの制御で、データ送信状態に基づいて、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信するように更に構成される。
第9の態様又は第15の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第15の態様の第2の可能な実現方式では、トランシーバモジュールは、端末デバイスにより送信されたランダムアクセス要求を受信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、ランダムアクセス応答を端末デバイスに送信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、端末デバイスにより送信された無線リソース制御設定完了メッセージを受信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、命令情報を第1のネットワークノードに送信するように更に構成され、命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される。
第15の態様又は第15の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第15の態様の第3の可能な実現方式では、トランシーバモジュールは、第3のハンドオーバ要求メッセージをコアネットワークに送信するように更に構成され、トランシーバモジュールは、コアネットワークにより送信された第3のハンドオーバ要求確認メッセージを受信するように更に構成される。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの正常なハンドオーバが確保できる。
第16の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供され、命令がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータが上記の態様における方法を実行することを可能にする命令を記憶する。
第17の態様によれば、入力/出力インタフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、バスとを含むシステムチップが提供され、少なくとも1つのメモリは、命令を記憶するように構成され、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリ内の命令を呼び出し、上記の態様における方法の動作を実行するように構成される。
以下に、添付の図面を参照して、この出願の技術的解決策について説明する。
この出願の実施形態は、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が分散される様々な形式のシステムに適用可能である。図1は、この出願の実施形態による技術的解決策の適用シナリオの概略図である。図1に示すように、ネットワークデバイス内のいくつかの機能は、第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードに分散される。
具体的には、図2は、この出願の実施形態による技術的解決策の他の適用シナリオの概略図である。図2に示すように、CU-DU分離は、CRANアーキテクチャに導入される。CUは、図1における第1のネットワークノードに対応してもよく、DUは、図1における第2のネットワークノードに対応してもよい。
第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードは、完全なネットワークアーキテクチャにおいて2つの物理的或いは論理的に分離されたモジュールでもよく、或いは、2つの完全に独立した論理的なネットワークエレメントでもよいことが理解されるべきである。
この出願の実施形態は、CU-DUアーキテクチャにおける様々なハンドオーバ手順に適用可能であることが更に理解されるべきである。ハンドオーバ手順は、CU内(Intra-CU)ハンドオーバと、DU内(Intra-DU)ハンドオーバと、CU間(Inter-CU)ハンドオーバとを含むが、これらに限定されない。
図3は、この出願の実施形態による技術的解決策の更に他の適用シナリオの概略図である。適用シナリオは、主にCU内ハンドオーバを含む。
図4は、この出願の実施形態による技術的解決策の更に他の適用シナリオの概略図である。適用シナリオは、主にDU内ハンドオーバを含む。
図5は、この出願の実施形態による技術的解決策の更に他の適用シナリオの概略図である。適用シナリオは、主にCU間ハンドオーバを含む。
CUは、既存の基地局の全部又は一部のプロトコル層機能を含む、無線リソース制御(Radio Resource Control, RRC)機能又はいくつかのRRC制御機能を有する。例えば、RRC機能のみ又はいくつかのRRC機能が含まれるか、或いは、RRC機能又はサービスデータ適応プロトコル(Service Data Adaptation Protocol, SDAP)層機能が含まれるか、或いは、RRC機能/パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol, PDCP)層機能が含まれるか、或いは、RRC機能/PDCP層機能及びいくつかの無線リンク制御(Radio Link Control, RLC)層機能が含まれるか、或いは、RRC機能/PDCP層機能/媒体アクセス制御(Media Access Control, MAC)層機能が含まれ、さらには一部又は全部の物理層PHY機能が含まれる。いずれかの他の可能性は除外されない。
DUは、既存の基地局の全部又は一部のプロトコル層機能、具体的には、RRC/SDAP/PDCP/RLC/MAC/PHYのいくつかのプロトコル層機能ユニットを有する。例えば、PDCP/RLC/MAC/PHYのプロトコル層機能が含まれるか、或いは、RLC/MAC/PHYのプロトコル層機能が含まれるか、或いは、いくつかのRLC/MAC/PHY機能が含まれるか、或いは、全部又は一部のPHY機能のみが含まれる。ここで議論したプロトコル層機能に変更が行われてもよく、変更は全てこの出願の保護範囲内に入る点に、ここで留意すべきである。
この出願の実施形態における技術的解決策は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications, GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access, CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access, WCDMA)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex, FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex, TDD)システム、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System, UMTS)システム、将来の第5世代(5th-Generation, 5G)通信システム及びCRANシステムのような様々な通信システムに適用されてもよいことが理解されるべきである。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するように構成されたデバイスでもよく、例えば、GSMシステム又はCDMAシステムにおける基地送受信局(Base Transceiver Station, BTS)と基地局コントローラ(Base Station Controller, BSC)との組み合わせでもよく、或いは、WCDMAシステムにおけるノードB(NodeB, NB)又は無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller, RNC)でもよく、或いは、LTEシステムにおける進化型ノードB(Evolved Node B, eNB又はeNodeB)でもよいことが更に理解されるべきである。代替として、ネットワークデバイスは、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるアクセスネットワークデバイス、例えば、次世代基地局、又は将来の進化型公衆陸上移動ネットワーク(Public Land Mobile Network, PLMN)におけるアクセスネットワークデバイス等でもよい。
具体的には、第3世代(3rd-Generation, 3G)移動通信技術におけるUMTSシステムは、無線ネットワーク制御ノード及び基地局が分離されるシナリオを含む。LTEシステムは、ベースバンドモジュール及び無線周波数モジュールが分離されるシナリオ、すなわち、リモート無線周波数シナリオと、2つの異なるネットワークが相互接続される必要があるデータセンタ(Data Center, DC)シナリオと、マクロ基地局及びマイクロ基地局がインタフェースを通じて互いに接続されるマクロ・マイクロ基地局シナリオと、LTE-WiFi集約(LTE-WiFi aggregation, LWA)シナリオとを含む。5Gシステムは、制御ノードが全てのセルに接続されるか、或いは、セルが様々な送信ノードに接続される様々な非セル(non-cell)シナリオ(端末はセルの間で自由にハンドオーバでき、セルの間に明確な境界は存在しない)と、BBUが分割されるCRANシナリオと、BBUのいくつかの機能が一緒に配置されて仮想化され、いくつかの他の機能が別々に配置され、一緒に配置された機能から物理的に分離されてもよいCRAN仮想化シナリオとを含む。異なるシステム/標準が共存するシナリオは全て、この出願の適用範囲内に入ることが理解されるべきである。
この出願の端末デバイスと組み合わせて、実施形態について説明する。端末デバイスは、ユーザ機器(User Equipment, UE)、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザ局、移動局、移動コンソール、遠隔局、遠隔端末、移動デバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント又はユーザ装置でもよい。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッションイニシエーションプロトコル(Session Initiation Protocol, SIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop, WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant, PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、無線モデムに接続されたコンピュータデバイス又は他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末デバイス、PLMN内の端末デバイス等でもよい。
図6は、この出願の実施形態によるハンドオーバ方法100の概略フローチャートである。第1のネットワークノードは、図3におけるCUに対応してもよく、第2のネットワークノードは、図3におけるDU1に対応してもよく、第3のネットワークノードは、図3におけるDU2に対応してもよい。代替として、第1のネットワークノードは、図4におけるCUに対応してもよく、第2のネットワークノードは、図4におけるDUに対応してもよい。代替として、第1のネットワークノードは、図5におけるソース制御ノード(S-CU)に対応してもよく、第2のネットワークノードは、図5におけるソースデータユニット(S-DU)に対応してもよく、第3のネットワークノードは、図5におけるターゲットデータユニット(T-DU)に対応してもよい。図6に示すように、方法100は以下のステップを含む。
S110:第1のネットワークノードは、端末デバイスがハンドオーバを必要とすると決定し、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む。
S120:ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、第1のネットワークノードは、無線リンク確立命令情報を第3のネットワークノードに送信し、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用される。
S130:ハンドオーバが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであるとき、第1のネットワークノードは、無線リンク変更命令情報を第2のネットワークノードに送信し、無線リンク変更命令情報は、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される。
S140:第1のネットワークノードは、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信し、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスに対してハンドオーバを実行するように命令するために使用される。
具体的には、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む。端末デバイスがハンドオーバを必要とすると第1のネットワークノードが決定した後に、第1のネットワークノードは、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信し、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスに対して、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードにハンドオーバするように、或いは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルにハンドオーバするように命令するために使用される。
例えば、図3に示すように、CUは、PDCP及びRRC機能を有し、DU1及びDU2は、RLC/MAC/PHY機能を有し、DU1及びDU2は、CUにより管理される。端末デバイスから第1のメッセージを受信した後に、CUは、端末デバイスがCUにより制御されるDU1からCUにより制御されるDU2にハンドオーバされる必要があると決定する。
他の例では、図4に示すように、CUは、PDCP及びRRC機能を有し、DUは、RLC/MAC/PHY機能を有する。端末デバイスから第1のメッセージを受信した後に、CUは、端末デバイスがCUにより制御される第1のセルからCUにより制御される第2のセルにハンドオーバされる必要があると決定する。
更に他の例では、図5に示すように、S-CU及びT-CUは、PDCP及びRRC機能を有し、S-DU及びT-DUは、RLC/MAC/PHY機能を有し、S-DUは、S-CUにより管理され、T-DUは、T-CUにより管理される。端末デバイスから第1のメッセージを受信した後に、CUは、端末デバイスがS-CUにより制御されるS-DUからT-CUにより制御されるT-DUにハンドオーバされる必要があると決定する。
この出願のこの実施形態におけるハンドオーバ方法によれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの高速ハンドオーバが確保できる。
図7は、この出願の実施形態によるハンドオーバ方法200の概略フローチャートである。第1のネットワークノードは、図3におけるCUに対応してもよく、第2のネットワークノードは、図3におけるDU1に対応してもよく、第3のネットワークノードは、図3におけるDU2に対応してもよい。図7に示すように、方法200は以下のステップを含む。
S210:第1のネットワークノードは、端末デバイスがハンドオーバを必要とすると決定し、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む。例えば、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを有してもよく、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とをそれぞれ有してもよい。
任意選択で、第1のネットワークノードにより、端末デバイスがハンドオーバを必要とすると決定するS210の前に、方法200は以下のステップを更に含む。
S201:端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第1のメッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように第1のネットワークノードに要求するために使用される。
第1のメッセージは、測定レポート(Measurement Report)でもよく、或いは、負荷情報又は干渉情報でもよいことが理解されるべきである。この出願は、これに限定されない。
具体的には、第1のメッセージを受信した後に、第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づいて、端末デバイスが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードにハンドオーバされる必要があると決定する。第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む。
任意選択で、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
例えば、図3において、DU1及びDU2は、CUにより管理される。端末デバイスから第1のメッセージを受信した後に、CUは、端末デバイスがCUにより制御されるDU1からCUにより制御されるDU2にハンドオーバされる必要があると決定する。CUは、PDCP及びRRC機能を有し、DU1及びDU2は、RLC/MAC/PHY機能をそれぞれ有する。
S220:ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、第1のネットワークノードは、無線リンク確立命令情報を第3のネットワークノードに送信し、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用される。
任意選択で、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用され、無線リンクは、第1のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものである。
具体的には、端末デバイスが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードにハンドオーバされる必要があると第1のネットワークノードが決定したとき、第1のネットワークノードは、無線リンク確立命令情報を第3のネットワークノードに送信し、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用され、それにより、第1のネットワークノード若しくは端末デバイス又は双方が、新たな無線リンク上でデータを送信する。
具体的には、無線リンク確立命令情報は、ユーザ機器コンテキスト設定要求メッセージでもよい。第1のネットワークノードは、ユーザ機器コンテキスト設定要求メッセージを第3のネットワークノードに送信する。第3のネットワークノードは、ユーザ機器コンテキスト設定要求メッセージに基づいて端末デバイスのための無線リンクを確立する。
例えば、ユーザ機器コンテキスト設定要求メッセージは、端末デバイスのために確立されるべきベアラについての情報、セル情報等を含む。ユーザ機器コンテキスト設定要求メッセージを受信した後に、第3のネットワークノードは、端末デバイスのためのベアラ設定のようなコンテキスト設定を完了し、言い換えると、無線リンクが正常に確立される。
任意選択で、方法200は以下のステップを更に含む。
S221:ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、第1のネットワークノードは、第2のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信し、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される。
具体的には、第1のネットワークノードは、端末デバイスが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードにハンドオーバされるとき、データ転送が存在すると決定する。例えば、ダウンリンクデータの送信が第1のリンク(第1のネットワークノード-第2のネットワークノード-端末デバイス)から第2のリンク(第1のネットワークノード-第3のネットワークノード-端末デバイス)に切り替えられるとき、データが失われる可能性がある。この場合、第1のネットワークノードは、失われたデータを再送する必要がある。具体的には、第2のネットワークノードは、データ送信状態を第1のネットワークノードに送信し、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用され、第1のネットワークノードは、データ送信状態に基づいて、端末デバイスに送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信し続ける。
他の例では、アップリンクデータについて、第1のネットワークノードは、第2のネットワークノードにより送信されたデータを受信し、第2のネットワークノードにより送信されたデータに基づいてアップリンクデータ送信状態を決定する。
例えば、ダウンリンクデータについて、送信するのに失敗したデータは、1つの完全なデータでもよく、或いは、1つの完全なデータの一部又はセグメントでもよい。送信するのに失敗したデータが1つの完全なデータである場合、端末デバイスは、まず、第1のデータ状態レポートを第2のネットワークノードに送信し、第2のネットワークノードは、第1のデータ状態レポートをデータ送信状態に変換し、データ送信状態を第1のネットワークデバイスに通知してもよい。
他の例では、無線リンク障害(Radio Link Failure, RLF)が第1のリンク上で発生した場合、第2のネットワークノードは、最新のデータ状態レポートをデータ送信状態に変換し、データ送信状態を第1のネットワークノードに通知する。
第1のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を決定するために、データ送信状態を識別し、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信してもよく、それにより、第3のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータを端末デバイスに送信することが理解されるべきである。
1つの完全なデータの一部又はセグメントが送信するのに失敗したとき、データ分割が第2のネットワークノード又は第3のネットワークノード上で完了しているので、データ送信状態を第1のネットワークノードに送信することに加えて、第2のネットワークノードは、データ分割情報を第3のネットワークノードに更に送信する必要があることが更に理解されるべきである。分割情報を受信した後に、第3のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータセグメントを端末デバイスに送信するために、第1のネットワークノードにより送信された、送信するのに失敗したデータを分割してもよい。
アップリンクデータについて、第1のネットワークノードは、第2のネットワークノードにより送信されたアップリンクデータに基づいて端末デバイスのアップリンクデータ送信状態を決定し、送信するのに成功したデータのシーケンス番号を決定し、送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を端末デバイスに送信し、それにより、端末デバイスは、第3のネットワークノードにハンドオーバされた後に、送信するのに失敗したデータを第1のネットワークノードに送信し続けることが理解されるべきである。
図8は、CU-DUアーキテクチャにおけるデータ転送の概略図である。2つの形式の失われた無線リンク制御プロトコルデータユニット(Lost RLC PDU)、すなわち、Lost RLC PDU及びLost RLC PDU segment(データセグメント)が存在する。
Lost RLC PDUについて、UEは、第1のリンク(CU-DU1-UE)上で元のRLC状態レポート(RLC status report)をRLCエンティティ(DU1)に送信し、第1のリンク上のRLCエンティティは、RLC状態レポートをPDCP状態レポートに変換し、PDCP状態レポートをPDCPエンティティ(CU)に通知する。
第1のリンク上のRLCエンティティは、最新のRLC状態レポートをPDCP状態レポートに変換し、PDCP状態レポートをPDCPエンティティに通知する。
RLCエンティティは、受信した連続するRLC PDUのうち最後のもののシーケンス番号(SN)、又は最初に失われたRLC PDUのSN、又は連続するRLC PDUのうち失われたRLC PDUのSN、及び最後に受信したRLC PDUのSNをPDCPエンティティに通知しさえすればよい。このように、PDCP及びRLCのSNの間の対応関係は、PDCP DUとRLC PDUとの間の直接変換のために使用されてもよく、再送される必要があるデータは、第2のリンク(CU-DU2-UE)に送信される。
Lost RLC PDU segmentについて、第1のリンク上のRLCエンティティは、PDCP状態レポートをPDCPエンティティに送信する必要があり、第2のリンク上でデータ分割情報をRLCエンティティ(DU2)に更に送信する必要がある。データ分割情報を受信した後に、DU2は、送信するのに失敗したデータセグメントを端末デバイスに送信するために、PDCPエンティティにより送信された再送データを分割してもよい。
S230:第1のネットワークノードは、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信し、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスに対してハンドオーバを実行するように命令するために使用される。
任意選択で、端末デバイスがハンドオーバコマンドを受信する前に、方法200は以下のステップを更に含む。
S222:端末デバイスは、第1のリンク及び第2のリンクを確立し、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのリンクであり、第2のリンクは、第1のネットワークノードから第3のネットワークノードへのリンクである。
任意選択で、第1のリンク及び第2のリンクは、無線リソース制御構成をそれぞれ含み、無線リソース制御構成は、無線リンク制御層と、媒体アクセス制御層と、物理層とのうち少なくとも1つを含む。
具体的には、図8に示すように、UEは、ハンドオーバコマンドを受信する前に2つのプロトコルスタックを確立してもよく、一方のプロトコルスタック(第1のリンクでもよい)が活性化され、他方のプロトコルスタック(第2のリンクでもよい)が非活性化される。UEが活性化リンクから非活性化リンクにハンドオーバされる必要があるとき、UEは、非活性化リンクに迅速にハンドオーバされる。この場合、RLC/MAC/PHYを含む全ての構成は、最初に完了する。UEが非活性化リンクにハンドオーバされる必要があるとき、非活性化リンクは、最初に活性化される必要があり、UEは、非活性化リンクが利用可能であると決定するために非活性化リンクを測定し、次いで、ユーザプレーンデータを直接送信する。
任意選択で、端末デバイスにより第1のリンク及び第2のリンクを確立するS221の後に、端末デバイスは、第2のリンクが迅速に利用可能であることを確保するために、特定の周期に基づいて第2のリンクを測定及び/又は監視してもよい。
例えば、図8に示すように、RLFが活性化リンク(UE-DU1-CU)上で発生し、次いでUEが非活性化リンク(UE-DU2-CU)にハンドオーバされる必要があるとき、UEは、測定結果に基づいて、非活性化リンクが直接利用可能であると決定し、次いで、ユーザプレーンデータを直接送信してもよい。
実現方式では、リソースを節約するために、端末デバイスが特定の周期に基づいて第2のリンクを測定及び/又は監視するとき、端末デバイスは、タイマ1を設定してもよく、非活性化リンクは、タイマがタイムアウトする前に絶えず測定及び/又は監視される。測定及び/又は監視周期は、タイマ1がタイムアウトしたときに調整されてもよく、現在の測定周期よりも長い測定及び/又は監視周期が設定される。
S221において、端末デバイスは、代替として、1つのリンク、例えば、第1のリンクを確立してもよく、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのものであることが理解されるべきである。無線リンク障害が第1のリンク上で発生した場合、端末デバイスは、第1のリンクを測定及び/又は監視し続ける。
例えば、図8に示すように、RLF又は他の理由により第1のリンクが切断されたとき、UEは、RLC/MAC/PHYの構成を含む全ての構成を保存し、UEは、このリンクを測定又は監視し続ける。UEとDU1との間の無線リンクが回復した後に、ユーザプレーンデータは、このリンク上で直ちに送信できる。
実現方式では、リソースを節約するために、端末デバイスは、タイマ2を設定する。タイマ2がタイムアウトする前に、構成は保持され、測定又は監視状態は維持される。タイマ2がタイムアウトした後に、測定又は監視周期が延長される。したがって、リソースが節約され、端末デバイスは高速ハンドオーバを容易にするために監視状態に留まる。
任意選択で、第1のネットワークノードによりハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するS230の前に、当該方法は以下のステップを更に含む。
S223:第1のネットワークノードは、第1のハンドオーバ要求メッセージを第3のネットワークノードに送信する。
S224:第1のネットワークノードは、第3のネットワークノードにより送信された第1のハンドオーバ要求確認メッセージを受信する。
具体的には、端末デバイスが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードにハンドオーバされる必要があると決定したとき、第1のネットワークノードは、第1のハンドオーバ要求メッセージを第3のネットワークノードに送信してもよい。第1のハンドオーバ要求メッセージは、端末デバイスが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードにハンドオーバされる必要があることを第3のネットワークノードに示すために使用される。第3のネットワークノードは、第1のハンドオーバ要求メッセージを受信し、第1のハンドオーバ要求確認メッセージを第1のネットワークノードに送信する。
任意選択で、方法200は以下のステップを更に含む。
S231:端末デバイスは、ランダムアクセス要求を第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードに送信する。
S232:第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、ランダムアクセス応答を端末デバイスに送信する。
S233:端末デバイスは、無線リソース制御RRC設定完了メッセージを第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードに送信する。
S234:第1のネットワークノードは、第1の命令情報を第2のネットワークノードに送信し、第1の命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される。
この出願のこの実施形態におけるハンドオーバ方法によれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの高速ハンドオーバが確保できる。
図9は、この出願の実施形態によるハンドオーバ方法300の概略フローチャートである。第1のネットワークノードは、図4におけるCUに対応してもよく、第2のネットワークノードは、図4におけるDUに対応してもよい。図4に示すように、方法300は以下のステップを含む。
S310:第1のネットワークノードは、端末デバイスがハンドオーバを必要とすると決定し、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つを含む。
任意選択で、第1のネットワークノードにより、端末デバイスがハンドオーバを必要とすると決定するS310の前に、方法300は以下のステップを更に含む。
S301:端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第1のメッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように第1のネットワークノードに要求するために使用される。
第1のメッセージは、測定レポートでもよく、或いは、負荷情報又は干渉情報でもよいことが理解されるべきである。この出願は、これに限定されない。
具体的には、第1のメッセージを受信した後に、第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づいて、端末デバイスが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルにハンドオーバされる必要があると決定する。第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つを含む。
任意選択で、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
S320:ハンドオーバが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであるとき、第1のネットワークノードは、無線リンク変更命令情報を第2のネットワークノードに送信し、無線リンク変更命令情報は、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される。
具体的には、端末デバイスが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルにハンドオーバされる必要があると決定した後に、第1のネットワークノードは、無線リンク変更命令情報を第2のネットワークノードに送信する。無線リンク変更命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される。
無線リンク更新命令情報の具体的な実現方式は、端末デバイスのためのコンテキスト変更要求メッセージでもよい。端末デバイスのためのコンテキスト変更要求メッセージは、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される情報を含む。
RLC層は第2のネットワークノードにあるので、第2のネットワークノードは、送信するのに成功した全てのデータについての情報を有することが理解されるべきである。データ転送は、第2のネットワークノードのセルの間のハンドオーバ中に必要とされない。
S330:第1のネットワークノードは、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信し、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスに対してハンドオーバを実行するように命令するために使用される。
任意選択で、第1のネットワークノードによりハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するS330の前に、当該方法は以下のステップを更に含む。
S321:第1のネットワークノードは、第1のハンドオーバ要求メッセージを第2のネットワークノードの第2のセルに送信する。
S322::第1のネットワークノードは、第2のネットワークノードの第2のセルにより送信された第1のハンドオーバ要求確認メッセージを受信する。
具体的には、端末デバイスが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルにハンドオーバされる必要があると決定したとき、第1のネットワークノードは、第1のハンドオーバ要求メッセージを第2のネットワークノードの第2のセルに送信してもよい。第1のハンドオーバ要求メッセージは、端末デバイスが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルにハンドオーバされる必要があることを第2のネットワークノードの第2のセルに示すために使用される。第2のネットワークノードの第2のセルは、第1のハンドオーバ要求メッセージを受信し、第1のハンドオーバ要求確認メッセージを第1のネットワークノードに送信する。
任意選択で、方法300は以下のステップを更に含む。
S331:端末デバイスは、ランダムアクセス要求を第1のネットワークノード及び第2のセルに送信する。
S332:第1のネットワークノード及び第2のセルは、ランダムアクセス応答を端末デバイスにそれぞれ送信する。
S333:端末デバイスは、無線リソース制御RRC設定完了メッセージを第1のネットワークノード及び第2のセルに送信する。
S334:第1のネットワークノードは、第2の命令情報を第1のセルに送信し、第2の命令情報は、第1のセルに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される。
この出願のこの実施形態におけるハンドオーバ方法によれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの高速ハンドオーバが確保できる。
図10A及び図10Bは、この出願の実施形態によるハンドオーバ方法400の概略フローチャートである。第1のネットワークノードは、図5におけるソース制御ノード(S-CU)に対応してもよく、第2のネットワークノードは、図5におけるソースデータユニット(S-DU)に対応してもよく、第3のネットワークノードは、図5におけるターゲットデータユニット(T-DU)に対応してもよく、第4のネットワークノードは、図5におけるターゲット制御ノード(S-CU)に対応してもよい。図10A及び図10Bに示すように、方法400は以下のステップを含む。
S410:第1のネットワークノードは、端末デバイスがハンドオーバを必要とすると決定し、ハンドオーバは、第1のネットワークノードにより制御される第2のネットワークノードから第4のネットワークノードにより制御される第3のネットワークノードへのものであり、第1のネットワークノード及び第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む。
任意選択で、第1のネットワークノードにより、端末デバイスがハンドオーバを必要とすると決定するS410の前に、方法400は以下のステップを更に含む。
S401:端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第1のメッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように第1のネットワークノードに要求するために使用される。
第1のメッセージは、測定レポートでもよく、或いは、負荷情報又は干渉情報でもよいことが理解されるべきである。この出願は、これに限定されない。
具体的には、第1のメッセージを受信した後に、第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づいて、端末デバイスが第1の制御ノードにより制御される第2のネットワークノードから第4のネットワークノードにより制御される第3のネットワークノードにハンドオーバされる必要があると決定する。第1のネットワークノード及び第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む。
S420:ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、第1のネットワークノードは、無線リンク確立命令情報を第3のネットワークノードに送信し、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用される。
任意選択で、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用され、無線リンクは、第1のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものである。
具体的には、端末デバイスが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードにハンドオーバされる必要があると第1のネットワークノードが決定したとき、第1のネットワークノードは、無線リンク確立命令情報を第3のネットワークノードに送信し、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用され、それにより、第1のネットワークノード若しくは端末デバイス又は双方が、新たな無線リンク上でデータを送信する。
任意選択で、方法400は以下のステップを更に含む。
S421:第1のネットワークノードは、第2のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信し、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される。
S422:第1のネットワークノードは、データ送信状態を第4ネットワークノードに送信する。
具体的には、第1のネットワークノードは、端末デバイスが第1のネットワークノードにより制御される第2のネットワークノードから第4のネットワークノードにより制御される第3のネットワークノードにハンドオーバされるとき、データ転送が存在すると決定する。具体的には、ダウンリンクデータの送信が第1のリンク(第1のネットワークノード-第2のネットワークノード-端末デバイス)から第2のリンク(第4のネットワークノード-第3のネットワークノード-端末デバイス)に切り替えられるとき、データが失われる可能性がある。この場合、第1のネットワークノードは、失われたデータを再送する必要がある。第2のネットワークノードは、自動再送要求(Automatic Repeat Request, ARQ)を第1のネットワークノードに送信してもよい。具体的には、第2のネットワークノードは、データ送信状態を第1のネットワークノードに送信し、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用され、第1のネットワークノードは、データ送信状態を第4のネットワークノードに転送し、それにより、第4のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信する。第4のネットワークノードは、データ送信状態に基づいて、端末デバイスに送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信し続ける。
他の例では、アップリンクデータについて、第1のネットワークノードは、第2のネットワークノードにより送信されたデータを受信し、第2のネットワークノードにより送信されたデータに基づいてアップリンクデータ送信状態を決定する。
例えば、送信するのに失敗したデータは、1つの完全なデータでもよく、或いは、1つの完全なデータの一部又はセグメントでもよい。送信するのに失敗したデータが1つの完全なデータである場合、端末デバイスは、まず、第1のデータ状態レポートを第2のネットワークノードに送信し、第2のネットワークノードは、第1のデータ状態レポートをデータ送信状態に変換する。
アップリンクデータについて、第1のネットワークノードは、第2のネットワークノードにより送信されたアップリンクデータに基づいて端末デバイスのアップリンクデータ送信状態を決定し、送信するのに成功したデータのシーケンス番号を決定し、送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を端末デバイスに送信し、それにより、端末デバイスは、第3のネットワークノードにハンドオーバされた後に、送信するのに失敗したデータを第4のネットワークノードに送信し続けることが理解されるべきである。
他の例では、無線リンク障害(Radio Link Failure, RLF)が第1のリンク上で発生した場合、第2のネットワークノードは、最新のデータ状態レポートをデータ送信状態に変換し、データ送信状態を第1のネットワークノードに通知する。
第1のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を決定するために、データ送信状態を識別し、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信してもよく、それにより、第3のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータを端末デバイスに送信することが理解されるべきである。
1つの完全なデータの一部又はセグメントが送信するのに失敗したとき、データ分割が第2のネットワークノード又は第3のネットワークノード上で完了しているので、データ送信状態を第1のネットワークノードに送信することに加えて、第2のネットワークノードは、データ分割情報を第3のネットワークノードに更に送信する必要があることが更に理解されるべきである。分割情報を受信した後に、第3のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータセグメントを端末デバイスに送信するために、第1のネットワークノードにより送信された、送信するのに失敗したデータを分割してもよい。
図11は、CU-DUアーキテクチャにおけるデータ転送の概略図である。2つの形式の失われた無線リンク制御プロトコルデータユニット(Lost RLC PDU)、すなわち、Lost RLC PDU及びLost RLC PDU segment(データセグメント)が存在する。
Lost RLC PDUについて、UEは、第1のリンク((S-CU)-(S-DU)-UE)上で元のRLC状態レポート(RLC status report)をRLCエンティティ(S-DU)に送信し、第1のリンク上のRLCエンティティは、RLC状態レポートをPDCP状態レポートに変換し、PDCP状態レポートを第1のリンク上のPDCPエンティティ(S-CU)に通知する。S-CUは、PDCP状態レポートを第2のリンク((T-CU)-(T-DU)-UE)上のPDCPエンティティ(T-CU)に転送する。
RLFが第1のリンク上で発生した場合、第1のリンク上のRLCエンティティは、最新のRLC状態レポートをPDCP状態レポートに変換し、PDCP状態レポートをPDCPエンティティに通知する。
S-CU又はT-CUは、RLC状態レポート、すなわち、Lost RLC PDUを識別することを試みる必要がある。Lost RLC PDUのSNは、PDCPのSNに対応する。したがって、S-DUは、受信した連続するRLC PDUのうち最後のもののSN、又は最初に失われたRLC PDUのSN、又は連続するRLC PDUのうち失われたRLC PDUのSN、及び最後に受信したRLC PDUのSNをS-CUに通知しさえすればよい。このように、T-CUは、PDCP及びRLCのSNの間の対応関係を使用することにより、PDCP DUとRLC PDUとの間の直接変換を実行し、再送される必要があるデータをT-DUに送信してもよい。
Lost RLC PDU segmentについて、S-DUは、PDCP状態レポートをS-CUに送信する必要があり、データ分割情報をT-DUに更に送信する必要がある。データ分割情報を受信した後に、T-DUは、送信するのに失敗したデータセグメントを端末デバイスに送信するために、T-CUにより送信された再送データを分割してもよい。
S430:第1のネットワークノードは、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信し、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスに対してハンドオーバを実行するように命令するために使用される。
任意選択で、端末デバイスがハンドオーバコマンドを受信する前に、方法400は以下のステップを更に含む。
S431:端末デバイスは、第1のリンク及び第2のリンクを確立し、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのリンクであり、第2のリンクは、第4のネットワークノードから第3のネットワークノードへのリンクである。
任意選択で、第1のリンク及び第2のリンクは、無線リソース制御構成をそれぞれ含み、無線リソース制御構成は、無線リンク制御層と、媒体アクセス制御層と、物理層とのうち少なくとも1つを含む。
具体的には、図11に示すように、UEは、ハンドオーバコマンドを受信する前に2つのプロトコルスタックを確立してもよく、一方のプロトコルスタック(第1のリンクでもよい)が活性化され、他方のプロトコルスタック(第2のリンクでもよい)が非活性化される。UEが活性化リンクから非活性化リンクにハンドオーバされる必要があるとき、UEは、非活性化リンクに迅速にハンドオーバされる。この場合、RLC/MAC/PHYを含む全ての構成は、最初に完了する。UEが非活性化リンクにハンドオーバされる必要があるとき、非活性化リンクは、最初に活性化される必要があり、UEは、非活性化リンクが利用可能であると決定するために非活性化リンクを測定し、次いで、ユーザプレーンデータを直接送信する。
任意選択で、端末デバイスにより第1のリンク及び第2のリンクを確立するS431の後に、端末デバイスは、第2のリンクが迅速に利用可能であることを確保するために、特定の周期に基づいて第2のリンクを測定及び/又は監視してもよい。
例えば、図11に示すように、RLFが活性化リンク((S-CU)-(S-DU)-UE)上で発生し、UEが非活性化リンク((T-CU)-(T-DU)-UE)にハンドオーバされる必要があるとき、UEは、測定レポートに基づいて、非活性化リンクが直接利用可能であると決定し、次いで、ユーザプレーンデータを直接送信してもよい。
実現方式では、リソースを節約するために、端末デバイスが特定の周期に基づいて第2のリンクを測定及び/又は監視するとき、端末デバイスは、タイマtimer3を設定してもよく、非活性化リンクは、タイマがタイムアウトする前に絶えず測定及び/又は監視される。測定及び/又は監視周期は、タイマ3がタイムアウトしたときに調整されてもよく、現在の測定周期よりも長い測定及び/又は監視周期が設定される。
S431において、端末デバイスは、代替として、1つのリンク、例えば、第1のリンクを確立してもよく、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのものであることが理解されるべきである。無線リンク障害が第1のリンク上で発生した場合、端末デバイスは、第1のリンクを測定及び/又は監視し続ける。
例えば、図11に示すように、RLF又は他の理由により第1のリンクが切断されたとき、UEは、RLC/MAC/PHYの構成を含む全ての構成を保存し、UEは、このリンクを測定又は監視し続ける。UEとS-DUとの間の無線リンクが回復した後に、ユーザプレーンデータは、このリンク上で直ちに送信できる。
実現方式では、リソースを節約するために、端末デバイスは、タイマ4を設定する。タイマ4がタイムアウトする前に、構成は保持され、測定又は監視状態は維持される。タイマ4がタイムアウトした後に、測定又は監視周期が延長される。したがって、リソースが節約され、端末デバイスは高速ハンドオーバを容易にするために監視状態に留まる。
任意選択で、第1のネットワークノードによりハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するS440の前に、当該方法は以下のステップを更に含む。
S432:第1のネットワークノードは、第3のハンドオーバ要求メッセージを第4のネットワークノードに送信する。
S433:第1のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより送信された第3のハンドオーバ要求確認メッセージを受信する。
具体的には、端末デバイスが第1のネットワークノードにより制御される第2のネットワークノードから第4のネットワークノードにより制御される第3のネットワークノードにハンドオーバされる必要があると決定したとき、第1のネットワークノードは、第3のハンドオーバ要求メッセージを第4のネットワークノードに送信してもよい。第3のハンドオーバ要求メッセージは、端末デバイスが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードにハンドオーバされる必要があることを第4のネットワークノードに示すために使用される。第4のネットワークノードは、第3のハンドオーバ要求メッセージを受信し、第3のハンドオーバ要求確認メッセージを第1のネットワークノードに送信する。
任意選択で、方法400は以下のステップを更に含む。
S441:端末デバイスは、ランダムアクセス要求を第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードに送信する。
S442:第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードは、ランダムアクセス応答を端末デバイスにそれぞれ送信する。
S443:端末デバイスは、無線リソース制御RRC設定完了メッセージを第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードに送信する。
S444:第1のネットワークノードは、第3の命令情報を第1のネットワークノードに送信し、第3の命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される。
S445:第1のネットワークノードは、第3の命令情報を第2のネットワークノードに送信する。
この出願のこの実施形態におけるハンドオーバ方法によれば、CU-DUアーキテクチャにおけるCU間ハンドオーバが実現でき、これは、CU-DUアーキテクチャにおける端末デバイスの正常な通信を確保するのに役立つ。
任意選択で、第4のネットワークノードは、ハンドオーバを実行するようにコアネットワークノードに更に要求する必要があり、この手順は以下のステップを使用することにより実現されてもよい。
S451:第4のネットワークノードは、高速ハンドオーバ要求メッセージをコアネットワークノードに送信する。
S452:コアネットワークノードは、高速ハンドオーバベアラ管理を実行する。
S453:コアネットワークノードは、高速ハンドオーバ要求確認メッセージを第4のネットワークノードに送信する。
この出願のこの実施形態におけるハンドオーバ方法によれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの高速ハンドオーバが確保できる。
この出願の実施形態によるハンドオーバ方法は、図6〜図11を参照して上記に詳細に記載されている。この出願の実施形態による端末デバイス及びネットワークデバイスについて、図12〜図21を参照して以下に詳細に説明する。
図12は、この出願の実施形態によるネットワークデバイス500の概略ブロック図である。図12に示すように、ネットワークデバイス500は、
端末デバイスがハンドオーバを必要とすると決定するように構成された処理モジュール510であり、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、処理モジュール510と、
ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、第1のネットワークノードにより、無線リンク確立命令情報を第3のネットワークノードに送信するように構成されたトランシーバモジュール520であり、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用される、トランシーバモジュール520と
を含み、
トランシーバモジュール520は、ハンドオーバが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであるとき、第1のネットワークノードにより、無線リンク変更命令情報を第2のネットワークノードに送信するように更に構成され、無線リンク変更命令情報は、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用され、
トランシーバモジュール520は、第1のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するように更に構成され、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスに対してハンドオーバを実行するように命令するために使用される。
任意選択で、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
任意選択で、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、トランシーバモジュール520は、第2のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信するように更に構成され、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用され、トランシーバモジュール520は、処理モジュール510の制御で、データ送信状態に基づいて、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信するように更に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール520は、
第1のハンドオーバ要求メッセージを第3のネットワークノードに送信し、
第3のネットワークノードにより送信された第1のハンドオーバ要求確認メッセージを受信する
ように更に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール520は、
端末デバイスにより送信されたランダムアクセス要求を受信し、
ランダムアクセス応答を端末デバイスに送信し、
端末デバイスにより送信された無線リソース制御設定完了メッセージを受信し、
命令情報を第2のネットワークノードに送信し、命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される
ように更に構成される。
任意選択で、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを含む。
任意選択で、トランシーバモジュール520は、
第2のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信し、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータを示すために使用され、
データ送信状態を第4のネットワークノードに送信し、それにより、第4のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信する
ように更に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール520は、
第2のハンドオーバ要求メッセージを第4のネットワークノードに送信し、
第4のネットワークノードにより送信された第2のハンドオーバ要求確認メッセージを受信する
ように更に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール520は、
命令情報を第2のネットワークノードに送信し、命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される
ように更に構成される。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの高速ハンドオーバが確保できる。
図13は、この出願の実施形態による端末デバイス600の概略ブロック図である。図13に示すように、端末デバイス600は、
第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信するように構成されたトランシーバモジュール610を含み、第1のメッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように第1のネットワークノードに要求するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、
トランシーバモジュール610は、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信するように更に構成され、ハンドオーバコマンドは、ハンドオーバを実行するように命令するために使用される。
任意選択で、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
任意選択で、端末デバイス600は、第1のリンク及び第2のリンクを確立するように構成された処理モジュール620を更に含み、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのリンクであり、第2のリンクは、第1のネットワークノードから第3のネットワークノードへのリンクであり、
処理モジュール620は、第1のリンクから第2のリンクにハンドオーバすることを決定するように更に構成され、
トランシーバモジュール610は、第2のリンク上でユーザプレーンデータを送信するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール620は、第1の周期に基づいて第2のリンクを測定及び/又は監視するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール620は、第1のリンクを確立するように更に構成され、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのリンクであり、
処理モジュール620は、無線リンク障害が第1のリンク上で発生した場合、第1のリンクを測定及び/又は監視し続けるように更に構成され、
トランシーバモジュール610は、第1のリンクが回復したとき、端末デバイスにより、第1のリンク上でユーザプレーンデータを送信するように構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール610は、
ランダムアクセス要求を第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードに送信し、
第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードにより送信されたランダムアクセス応答を受信し、
無線リソース制御設定完了メッセージを第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードに送信するように更に構成される。
任意選択で、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含む。
任意選択で、トランシーバモジュール610は、
ランダムアクセス要求を第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードに送信し、
第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードにより送信されたランダムアクセス応答を受信し、
無線リソース制御設定完了メッセージを第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードに送信する
ように更に構成される。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの高速ハンドオーバが確保できる。
図14は、この出願の実施形態によるネットワークデバイス700の概略ブロック図である。図14に示すように、ネットワークデバイス700は、
第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信するように構成されたトランシーバモジュール710であり、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、
ハンドオーバが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであるとき、トランシーバモジュール710は、第1のネットワークノードにより送信された無線リンク変更命令情報を受信するように更に構成され、無線リンク変更命令情報は、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される、トランシーバモジュール710と、
ハンドオーバコマンドに基づいて端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように構成された処理モジュール720と
を含む。
任意選択で、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
任意選択で、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを含む。
任意選択で、トランシーバモジュール710は、データ送信状態を第1のネットワークノードに送信し、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用されるか、或いは
第1のネットワークノードにより送信されたセル変更命令情報を受信し、セル変更命令情報は、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される
ように更に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール710は、
データ分割情報を第3のネットワークノードに送信するように更に構成され、データ分割情報は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータの分割情報を示すために使用される。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの高速ハンドオーバが確保できる。
図15は、この出願の実施形態によるネットワークデバイス800の概略ブロック図である。図15に示すように、ネットワークデバイス800は、
第1のネットワークノードにより送信された第1のハンドオーバ要求メッセージを受信するように構成されたトランシーバモジュール810であり、第1のハンドオーバ要求メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、
ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、トランシーバモジュール810は、第1のネットワークノードにより送信された無線リンク確立命令情報を受信するように更に構成され、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用される、トランシーバモジュール810と、
第1のハンドオーバ要求確認メッセージを第1のネットワークノードに送信するように、トランシーバモジュール810を制御するように構成された処理モジュール820であり、第1のハンドオーバ要求確認メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを確認するために使用される、処理モジュール820と
を含む。
任意選択で、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
任意選択で、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを含む。
任意選択で、トランシーバモジュール810は、第2のネットワークノードにより送信されたデータ分割情報を受信するように更に構成され、データ分割情報は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータセグメントを示すために使用され、
処理モジュール820は、データ分割情報に基づいて、送信するのに失敗したデータを端末デバイスに送信するように更に構成される。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの高速ハンドオーバが確保できる。
図16は、この出願の実施形態によるネットワークデバイス900の概略ブロック図である。図16に示すように、ネットワークデバイス900は、
第1のネットワークノードにより送信された第2のハンドオーバ要求メッセージを受信するように構成されたトランシーバモジュール910であり、第2のハンドオーバ要求メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであり、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第1のネットワークノード及び第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、
ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、トランシーバモジュール910は、第1のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信するように更に構成され、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される、トランシーバモジュール910と、
第2のハンドオーバ要求確認メッセージを第1のネットワークノードに送信するように、トランシーバモジュール910を制御するように構成された処理モジュール920であり、第2のハンドオーバ要求確認メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを確認するために使用される、処理モジュール920と
を含む。
任意選択で、処理モジュール920は、データ送信状態に基づいて、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信するように更に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール910は、
端末デバイスにより送信されたランダムアクセス要求を受信し、
ランダムアクセス応答を端末デバイスに送信し、
端末デバイスにより送信された無線リソース制御設定完了メッセージを受信し、
命令情報を第1のネットワークノードに送信し、命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される
ように更に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール910は、第3のハンドオーバ要求メッセージをコアネットワークに送信し、
コアネットワークにより送信された第3のハンドオーバ要求確認メッセージを受信する
ように更に構成される。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、ネットワークデバイス内のいくつかの機能が異なるネットワークノードに分散されるときに端末デバイスの高速ハンドオーバが確保できる。
図17は、この出願の実施形態によるネットワークデバイス1000の概略構造図である。図17に示すように、ネットワークデバイス1000は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、受信機1003と、送信機1004とを含む。これらの部分は、互いに通信接続されている。メモリ1002は、命令を記憶するように構成され、プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶された命令を実行し、情報を受信するように受信機1003を制御し、情報を送信するように送信機1004を制御するように構成される。
プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶された命令を実行するように構成され、プロセッサ1001は、ネットワークデバイス500内の処理モジュール510に対応する動作及び/又は機能を実行するように構成されてもよく、受信機1003及び送信機1004は、ネットワークデバイス500内のトランシーバモジュール520に対応する動作及び/又は機能を実行するように構成されてもよい。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
図18は、この出願の実施形態による端末デバイス1100の概略構造図である。図18に示すように、端末デバイス1100は、プロセッサ1101と、メモリ1102と、受信機1103と、送信機1104とを含む。これらの部分は、互いに通信接続されている。メモリ1102は、命令を記憶するように構成され、プロセッサ1101は、メモリ1102に記憶された命令を実行し、情報を受信するように受信機1103を制御し、情報を送信するように送信機1104を制御するように構成される。
プロセッサ1101は、メモリ1102に記憶された命令を実行するように構成され、プロセッサ1101は、端末デバイス600内の処理モジュール620に対応する動作及び/又は機能を実行するように構成されてもよく、受信機1103及び送信機1104は、端末デバイス600内のトランシーバモジュール610に対応する動作及び/又は機能を実行するように構成されてもよい。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
図19は、この出願の実施形態によるネットワークデバイス1200の概略構造図である。図19に示すように、ネットワークデバイス1200は、プロセッサ1201と、メモリ1202と、受信機1203と、送信機1204とを含む。これらの部分は、互いに通信接続されている。メモリ1202は、命令を記憶するように構成され、プロセッサ1201は、メモリ1202に記憶された命令を実行し、情報を受信するように受信機1203を制御し、情報を送信するように送信機1204を制御するように構成される。
プロセッサ1201は、メモリ1202に記憶された命令を実行するように構成され、プロセッサ1201は、ネットワークデバイス700内の処理モジュール720に対応する動作及び/又は機能を実行するように構成されてもよく、受信機1203及び送信機1204は、ネットワークデバイス700内のトランシーバモジュール710に対応する動作及び/又は機能を実行するように構成されてもよい。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
図20は、この出願の実施形態によるネットワークデバイス1300の概略構造図である。図20に示すように、ネットワークデバイス1300は、プロセッサ1301と、メモリ1302と、受信機1303と、送信機1304とを含む。これらの部分は、互いに通信接続されている。メモリ1302は、命令を記憶するように構成され、プロセッサ1301は、メモリ1302に記憶された命令を実行し、情報を受信するように受信機1303を制御し、情報を送信するように送信機1304を制御するように構成される。
プロセッサ1301は、メモリ1302に記憶された命令を実行するように構成され、プロセッサ1301は、ネットワークデバイス800内の処理モジュール820に対応する動作及び/又は機能を実行するように構成されてもよく、受信機1303及び送信機1304は、ネットワークデバイス800内のトランシーバモジュール810に対応する動作及び/又は機能を実行するように構成されてもよい。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
図21は、この出願の実施形態によるネットワークデバイス1400の概略構造図である。図21に示すように、ネットワークデバイス1400は、プロセッサ1401と、メモリ1402と、受信機1403と、送信機1404とを含む。これらの部分は、互いに通信接続されている。メモリ1402は、命令を記憶するように構成され、プロセッサ1401は、メモリ1402に記憶された命令を実行し、情報を受信するように受信機1403を制御し、情報を送信するように送信機1404を制御するように構成される。
プロセッサ1401は、メモリ1402に記憶された命令を実行するように構成され、プロセッサ1401は、ネットワークデバイス900内の処理モジュール920に対応する動作及び/又は機能を実行するように構成されてもよく、受信機1403及び送信機1404は、ネットワークデバイス900内のトランシーバモジュール910に対応する動作及び/又は機能を実行するように構成されてもよい。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
この出願の実施形態は、入力/出力インタフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、バスとを含むシステムチップを更に提供する。少なくとも1つのメモリは、命令を記憶するように構成され、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリ内の命令を呼び出し、上記の態様における方法の動作を実行するように構成される。
この出願は、以下の関連する実施形態を提供する(この出願の明細書において上記で使用された番号付けの方式は、以下の実施形態では使用されない点に留意すべきである)。
実施形態1:ハンドオーバ方法は、第1のネットワークノードにより、端末デバイスがハンドオーバを必要とすることを習得するステップであり、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、ステップと、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、第1のネットワークノードにより、無線リンク確立命令情報を第3のネットワークノードに送信するステップであり、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用される、ステップと、ハンドオーバが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであるとき、第1のネットワークノードにより、無線リンク変更命令情報を第2のネットワークノードに送信するステップであり、無線リンク変更命令情報は、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される、ステップと、第1のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信するステップであり、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスに対してハンドオーバを実行するように命令するために使用される、ステップとを含む。
実施形態2:実施形態1に記載の方法において、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
実施形態3:実施形態2に記載の方法において、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、当該方法は、第1のネットワークノードにより、第2のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信するステップであり、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される、ステップと、第1のネットワークノードにより、データ送信状態に基づいて、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信するステップとを更に含む。
実施形態4:実施形態3に記載の方法において、第1のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信する前に、当該方法は、第1のネットワークノードにより、第1のハンドオーバ要求メッセージを第3のネットワークノードに送信するステップと、第1のネットワークノードにより、第3のネットワークノードにより送信された第1のハンドオーバ要求確認メッセージを受信するステップとを更に含む。
実施形態5:実施形態3又は4に記載の方法において、第1のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信した後に、当該方法は、第1のネットワークノードにより、端末デバイスにより送信されたランダムアクセス要求を受信するステップと、第1のネットワークノードにより、ランダムアクセス応答を端末デバイスに送信するステップと、第1のネットワークノードにより、端末デバイスにより送信された無線リソース制御設定完了メッセージを受信するステップと、第1のネットワークノードにより、命令情報を第2のネットワークノードに送信するステップであり、命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される、ステップとを更に含む。
実施形態6:実施形態1に記載の方法において、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを含む。
実施形態7:実施形態6に記載の方法において、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、当該方法は、第1のネットワークノードにより、データ送信状態を第4のネットワークノードに送信し、それにより、第4のネットワークノードは、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信するステップであり、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される、ステップを更に含む。
実施形態8:実施形態6又は7に記載の方法において、第1のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信する前に、当該方法は、第1のネットワークノードにより、第2のハンドオーバ要求メッセージを第4のネットワークノードに送信するステップと、第1のネットワークノードにより、第4のネットワークノードにより送信された第2のハンドオーバ要求確認メッセージを受信するステップとを更に含む。
実施形態9:実施形態7又は8に記載の方法において、第1のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドを端末デバイスに送信した後に、当該方法は、第1のネットワークノードにより、命令情報を第2のネットワークノードに送信するステップであり、命令情報は、第2のネットワークノードに対して端末デバイスのコンテキスト情報を解放するように命令するために使用される、ステップを更に含む。
実施形態10:ネットワークデバイスは、命令を記憶するように構成されたメモリと、メモリ内の命令を呼び出し、実施形態1乃至9のうちいずれか1つに記載の方法の動作を実行するように構成されたプロセッサとを含む。
実施形態11:ハンドオーバ方法は、端末デバイスにより、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信するステップであり、第1のメッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように第1のネットワークノードに要求するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、ステップと、端末デバイスにより、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信するステップであり、ハンドオーバコマンドは、ハンドオーバを実行するように命令するために使用される、ステップとを含む。
実施形態12:実施形態11に記載の方法において、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
実施形態13:実施形態12に記載の方法において、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、端末デバイスにより、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信する前に、当該方法は、端末デバイスにより、第1のリンク及び第2のリンクを確立するステップであり、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのものであり、第2のリンクは、第1のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものである、ステップと、端末デバイスにより、第1のリンクから第2のリンクにハンドオーバすることを決定するステップと、端末デバイスにより、第2のリンク上でデータを送信するステップとを更に含む。
実施形態14:実施形態13に記載の方法において、端末デバイスが第1のリンクから第2のリンクにハンドオーバする前に、当該方法は、端末デバイスにより、第1の周期に基づいて第2のリンクを測定及び/又は監視するステップを更に含む。
実施形態15:実施形態14に記載の方法において、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、端末デバイスにより、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信する前に、当該方法は、端末デバイスにより、第1のリンクを確立するステップであり、第1のリンクは、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのものである、ステップと、無線リンク障害が第1のリンク上で発生した場合、端末デバイスにより、第1のリンクを測定及び/又は監視し続けるステップと、第1のリンクが回復したとき、端末デバイスにより、第1のリンク上でデータを送信するステップとを更に含む。
実施形態15:実施形態13乃至15のうちいずれか1つに記載の方法において、端末デバイスにより、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信した後に、当該方法は、端末デバイスにより、ランダムアクセス要求を第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードに送信するステップと、端末デバイスにより、第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードにより送信されたランダムアクセス応答を受信するステップと、端末デバイスにより、無線リソース制御設定完了メッセージを第1のネットワークノード及び第3のネットワークノードに送信するステップとを更に含む。
実施形態17:実施形態11に記載の方法において、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含む。
実施形態18:実施形態17に記載の方法において、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、当該方法は、端末デバイスにより、ランダムアクセス要求を第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードに送信するステップと、端末デバイスにより、第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードにより送信されたランダムアクセス応答を受信するステップと、端末デバイスにより、無線リソース制御設定完了メッセージを第3のネットワークノード及び第4のネットワークノードに送信するステップとを更に含む。
実施形態19:端末デバイスは、命令を記憶するように構成されたメモリと、メモリ内の命令を呼び出し、実施形態11乃至18のうちいずれか1つに記載の方法の動作を実行するように構成されたプロセッサとを含む。
実施形態20:ハンドオーバ方法は、第2のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信されたハンドオーバコマンドを受信するステップであり、ハンドオーバコマンドは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、ステップと、ハンドオーバが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであるとき、第2のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信された無線リンク変更命令情報を受信するステップであり、無線リンク変更命令情報は、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される、ステップと、第2のネットワークノードにより、ハンドオーバコマンドに基づいて端末デバイスのコンテキスト情報を解放するステップとを含む。
実施形態21:実施形態20に記載の方法において、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
実施形態22:実施形態20に記載の方法において、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、無線リソース制御機能とを含む。
実施形態23:実施形態21又は22に記載の方法において、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、当該方法は、第2のネットワークノードにより、データ送信状態を第1のネットワークノードに送信するステップであり、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される、ステップを更に含むか、或いは、ハンドオーバが第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであるとき、当該方法は、第2のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信されたセル変更命令情報を受信するステップであり、セル変更命令メッセージは、端末デバイスのサービングセルを第1のセルから第2のセルに切り替えるように命令するために使用される、ステップを更に含む。
実施形態24:ネットワークデバイスは、命令を記憶するように構成されたメモリと、メモリ内の命令を呼び出し、実施形態20乃至23のうちいずれか1つに記載の方法の動作を実行するように構成されたプロセッサとを含む。
実施形態25:ハンドオーバ方法は、第3のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信された第1のハンドオーバ要求メッセージを受信するステップであり、第1のハンドオーバ要求メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるか、或いは、ハンドオーバは、第2のネットワークノードの第1のセルから第2のネットワークノードの第2のセルへのものであり、第1のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つを含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、ステップと、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、第3のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信された無線リンク確立命令情報を受信するステップであり、無線リンク確立命令情報は、第3のネットワークノードに対して端末デバイスのための無線リンクを確立するように命令するために使用される、ステップと、第3のネットワークノードにより、第1のハンドオーバ要求確認メッセージを第1のネットワークノードに送信するステップであり、第1のハンドオーバ要求確認メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを確認するために使用される、ステップとを含む。
実施形態26:第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理される。
実施形態27:ネットワークデバイスは、命令を記憶するように構成されたメモリと、メモリ内の命令を呼び出し、実施形態25又は26に記載の方法の動作を実行するように構成されたプロセッサとを含む。
実施形態28:ハンドオーバ方法は、第4のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信された第2のハンドオーバ要求メッセージを受信するステップであり、第2のハンドオーバ要求メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを実行するように命令するために使用され、ハンドオーバは、第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであり、第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードにより管理され、第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにより管理され、第1のネットワークノード及び第4のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能と、サービスデータ適応プロトコル層機能と、無線リソース制御機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含み、第2のネットワークノード及び第3のネットワークノードは、無線リンク制御層機能と、媒体アクセス制御層機能と、物理層機能とのうち少なくとも1つをそれぞれ含む、ステップと、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第3のネットワークノードへのものであるとき、第4のネットワークノードにより、第1のネットワークノードにより送信されたデータ送信状態を受信するステップであり、データ送信状態は、端末デバイスに送信するのに失敗したデータのシーケンス番号を示すために使用される、ステップと、第4のネットワークノードにより、第2のハンドオーバ要求確認メッセージを第1のネットワークノードに送信するステップであり、第2のハンドオーバ要求確認メッセージは、端末デバイスのハンドオーバを確認するために使用される、ステップとを含む。
実施形態29:実施形態28に記載の方法において、当該方法は、第4のネットワークノードにより、データ送信状態に基づいて、送信するのに失敗したデータを第3のネットワークノードに送信するステップを更に含む。
実施形態30:ネットワークデバイスは、命令を記憶するように構成されたメモリと、メモリ内の命令を呼び出し、実施形態28又は29に記載の方法の動作を実行するように構成されたプロセッサとを含む。
この出願の上記の実施形態で使用される「少なくとも1つ」という用語の意味について、「以下の項目、すなわち、A、B及びCのうち少なくとも1つ」という表現が例として使用され、通常では、別段の記載のない限り、項目が以下もの、すなわち、A;B;C;A及びB;A及びC;B及びC;A、B及びC;A及びA;A、A及びA;A、A及びB;A、A及びC;A、B及びB;A、C及びC;B及びB;B、B及びB;B、B及びC;C及びC;C、C及びC等のいずれか1つでもよいことを意味する。項目の選択肢を記述するための例として、3つの要素A、B及びCが上記で使用されている。「項目が、以下のもの、すなわち、A、B、...、Xのうち少なくとも1つを含む」という表現のとき、言い換えれば、表現がより多くの要素を含むとき、項目の適用可能な選択肢は、上記の規則に従って同様に取得され得る。
この出願に現れ得る様々なメッセージ/情報/デバイス/ネットワークエレメント/システム/装置/アクション/動作/手順/概念のような、様々な種類の対象物に名前が与えられる。これらの特定の名前は、関連する対象物に対する限定を構成しないことが理解され得る。与えられた名前は、シナリオ、コンテキスト、使用習慣のようなの要因により変化し得る。この出願における技術的用語の技術的意味の理解は、主に技術的解決策の技術的用語により具体化/実行される機能及び技術的効果に基づいて決定されるべきである。
この出願の実施形態において、この出願の実施形態の上記の方法の実施形態は、プロセッサに適用されてもよく、或いは、プロセッサにより実現されてもよい点に留意すべきである。プロセッサは、集積回路チップでもよく、信号処理能力を有する。実現プロセスにおいて、上記の方法の実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することにより、或いは、ソフトウェアの形式の命令を使用することにより、実現できる。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor, DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array, FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又は個別のハードウェアコンポーネントでもよい。この出願の実施形態において開示される方法、ステップ及び論理ブロック図は、実現又は実行されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよく、或いは、プロセッサはいずれかの従来のプロセッサ等でもよい。この出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアデコーディングプロセッサにより直接的に実行されて達成されてもよく、或いは、デコーディングプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせを使用することにより実行されて達成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等のような、当該技術分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリ内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
この出願の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリでもよく、或いは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含んでもよいことが理解され得る。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(Programmable ROM, PROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(Erasable PROM, EPROM)、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(Electrically EPROM, EEPROM)又はフラッシュメモリでもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)でもよい。限定ではなく例示として、多くの形式のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM, SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM, DRAM)、シンクロナス・ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM, SDRAM)、ダブルデータレート・シンクロナス・ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM, DDR SDRAM)、拡張シンクロナス・ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM, ESDRAM)、シンクロナスリンク・ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM, SLDRAM)及びダイレクト・ラムバス・ダイナミックランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM, DR RAM)が使用されてもよい。この明細書に記載されるシステム及び方法のメモリは、これら及び他の適切なタイプのいずれかのメモリを含むが、これらに限定されない点に留意すべきである。
全体の明細書で言及されている「一実施形態」又は「実施形態」は、実施形態に関連する特定の機能、構造又は特徴が、この出願の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味することが理解されるべきである。したがって、この明細書を通じて現れる「一実施形態では」又は「実施形態では」は、必ずしも同じ実施形態を示すとは限らない。さらに、これらの特定の機能、構造又は特徴は、いずれかの適切な方式を使用することにより、1つ以上の実施形態において組み合わされてもよい。上記のプロセスのシーケンス番号は、この出願の様々な実施形態における実行順序を意味しないことが理解されるべきである。プロセスの実行順序は、プロセスの機能及び内部ロジックに基づいて決定されるべきであり、この出願の実施形態の実現プロセスに対する限定として解釈されるべきではない。
さらに、「システム」及び「ネットワーク」という用語は、通常では、この明細書では互換的に使用されてもよい。この明細書における「及び/又は」という用語は、関連する対象物を記述するための関連付け関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AとBとの双方が存在する場合、及びBのみが存在する場合を表す。さらに、この明細書における「/」という文字は、一般的に関連する対象物の間の「又は」の関係を示す。
この出願の実施形態において、「Aに対応するB」とは、BがAに関連することを示し、BはAに基づいて決定されてもよいことが理解されるべきである。しかし、Aに基づいてBを決定することは、BがAのみに基づいて決定されることを意味するのではなく、BがA及び/又は他の情報に基づいて決定されてもよいことが更に理解されるべきである。
この出願の上記の実施形態は、第1のネットワークノード、第2のネットワークノード、第3のネットワークノード又は第4のネットワークノードの機能を実現するためのネットワークデバイスを提供し得ることが理解され得る。ネットワークデバイスは、上記の実施形態におけるいずれかの方法において、第1のネットワークノード、第2のネットワークノード、第3のネットワークノード又は第4のネットワークノードにより実行される各方法又はアクションを実行するように構成されたユニットを含む。ネットワークデバイスに含まれるユニットは、ソフトウェア及び/又はハードウェアにより実現されてもよい。この出願の実施形態のいずれかの方法及び方法の設計において、ネットワークデバイスにより実行される必要のある各方法又は動作又はステップ又はアクションは、対応するソフトウェア若しくはハードウェア又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせたユニットモジュールにより実現されてもよいことが理解され得る。これらのユニットモジュールは、この出願において提供される無線アクセスネットワークデバイスのコンポーネントとして使用される。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのいずれかの組み合わせにより実現されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実現するために使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラムプロダクトの形式で完全に或いは部分的に実現されてもよい。コンピュータプログラムプロダクトは、1つ以上のコンピュータ命令を含んでもよい。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされてコンピュータにより実行されるとき、この出願の実施形態による手順又は機能が全部或いは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよく、或いは、コンピュータ読み取り可能記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線、及びマイクロ波等)の方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタに送信されてもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能ないずれかの使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ又はデータセンタのようなデータ記憶デバイスでもよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気ディスク)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスクSSD)等でもよい。
当業者は、この明細書に開示された実施形態に記載の例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよいことを認識し得る。機能がハードウェアにより実行されるかソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計制約条件に依存する。当業者は、特定の用途毎に、記載の機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、実現方式がこの出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
便宜的且つ簡単な説明の目的で、上記のシステム、装置及びユニットの詳細な動作プロセスについて、上記の方法の実施形態における対応するプロセスに参照が行われてもよく、詳細はここでは再び説明しないことが、当業者により明確に理解され得る。
この出願において提供される実施形態では、開示のシステム、装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載の装置の実施形態は、単なる例である。例えば、ユニット分割は、単なる論理的な機能分割であり、実際の実現方式では他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは結合されてもよく或いは他のシステムに統合されてもよく、或いは、いくつかの機能は無視されてもよく或いは実行されなくてもよい。さらに、表示又は議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することにより実現されてもよい。装置又はユニットの間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形式で実現されてもよい。
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に分離されていてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的ユニットでもよく或いは物理的ユニットでなくてもよく、1つの場所に位置してもよく、或いは複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に依存して選択されてもよい。
さらに、この出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、或いは、ユニットのそれぞれは、物理的に単独で存在してもよく、或いは、2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。
これらの機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立したプロダクトとして販売又は使用されるとき、機能は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、この出願の技術的解決策は本質的に、或いは、従来技術に寄与する部分又は技術的解決策のいくつかは、ソフトウェアプロダクトの形式で実現されてもよい。ソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワークデバイスでもよい)に対して、この出願の実施形態に記載の方法のステップの全部又は一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、取り外し可能ハードディスク、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶できるいずれかの媒体を含む。
上記の説明は、この出願の単なる具体的な実現方式であるが、この出願の保護範囲を制限することを意図するものではない。この出願に開示される技術的範囲内で当業者により容易に理解されるいずれかの変更又は置換は、この出願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、この出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。