JP6918735B2 - 監視装置、監視方法および監視プログラム - Google Patents

監視装置、監視方法および監視プログラム Download PDF

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Description

本発明は、監視装置、監視方法および監視プログラムに関する。
ニューラルネットワークの一つである自己符号化器は、入力データを教師データとして自らを再現するように学習するモデルである。この自己符号化器は、入力層と出力層のノード数が同じであり、且つ、中間層のノード数が入出力層より少ないのが特徴である。自己符号化器の応用方法としては、いくつか存在する。例えば、学習後のモデルの中間層の出力から主成分分析のようにデータの特徴の抽出を行うことが挙げられる。また、工場の異常検知として、正常なセンサデータや画像を学習させたモデルに対して、入力データと出力データとの差を比べることで異常検知を行うことに使用される。
異常検知の利用例としては、まず、プラントのセンサ等のデータのうち正常であるものだけを学習させたモデルを作成する。このモデルは、学習したデータ、すなわち正常なデータに対してはデータを再現できるため、再現誤差が少なくなる。一方、学習されていない異常なデータに対しては再現が出来ないために再現誤差が大きくなる。このように、再現誤差を見ることで異常検知を行うことができる。
また、ニューラルネットワークを用いずに、異常検知や状態推定等を行う方法として、クラスタリング等が存在する。これらの方法では、正常と異常との間のデータ距離などから異常を抽出する。
特開2017−142654号公報
上記したような従来の手法では、各入力データの出力データに対する重要度を動的かつ容易に確認することができないという課題があった。例えば、上記した正常と異常との間のデータ距離などから異常を抽出する方法では、正常と異常との間のデータ距離などから間接的に重要特徴を得ることはできるが、特徴間の関係等も考慮した詳細な特徴を得ることが難しい。また、ディープラーニング技術はブラックボックスと呼ばれる通り、そのモデルがどのように予測、判断を行ったかを抽出することが難しかった。自己符号化器もその例外ではなく、どの入力が出力に影響を及ぼしたのか確認することが難しい。
例えば、異常検知の例であれば異常なデータに対してどの入力が影響を及ぼして再現誤差を生じているかを特定することが困難なため、異常を防ぐためにどのセンサに関する項目を制御すればよいかなどのアクションに繋げることができなかった。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の監視装置は、監視対象に関する複数のデータを収集する収集手段と、前記収集手段によって収集された複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、前記監視対象の状態を検出する検出手段と、前記自己符号化器に入力された各入力データと、前記自己符号化器から出力された出力データとを用いて、前記自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する算出手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の監視方法は、監視装置によって実行される監視方法であって、監視対象に関する複数のデータを収集する収集工程と、前記収集工程によって収集された複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、前記監視対象の状態を検出する検出工程と、前記自己符号化器に入力された各入力データと、前記自己符号化器から出力された出力データとを用いて、前記自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する算出工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明の監視プログラムは、監視対象設備で取得された複数のデータを収集する収集ステップと、監視対象に関する複数のデータを収集する収集ステップと、前記収集ステップによって収集された複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、前記監視対象の状態を検出する検出ステップと、前記自己符号化器に入力された各入力データと、前記自己符号化器から出力された出力データとを用いて、前記自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する算出ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、各入力データの出力データに対する重要度を動的かつ容易に確認することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る監視装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、自己符号化器の学習について説明する図である。 図3は、入力データと出力データの再現誤差から異常を判定する処理を説明する図である。 図4は、入力データと出力データの再現誤差から異常を判定する処理を説明する図である。 図5は、自己符号化器に対する重要度算出処理の一例を説明する図である。 図6は、N×Nの重要度を計算する場合の例を説明する図である。 図7は、再現誤差に応じて重要度計算対象を絞り込む処理の一例を説明する図である。 図8は、ニューラルネットワークにおける中間層のノードを重要度計算対象として絞り込む処理の一例を説明する図である。 図9は、監視装置によって実行される全体の処理の概要を説明する図である。 図10は、第1の実施形態に係る監視装置における異常予測処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図11は、第1の実施形態に係る監視装置における重要度算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図12は、第1の実施形態に係る監視装置におけるグラフ表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図13は、監視プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本願に係る監視装置、監視方法および監視プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本願に係る監視装置、監視方法および監視プログラムが限定されるものではない。
[第1の実施形態]
以下の実施の形態では、第1の実施形態に係る監視装置10の構成、監視装置10の処理の流れを順に説明し、最後に第1の実施形態による効果を説明する。なお、以下では、監視装置10が工場やプラントなどの監視対象設備からデータを収集し、自己符号化器を用いて、監視対象設備の異常度を算出する場合の例を説明する。
[監視装置の構成]
まず、図1を用いて、監視装置10の構成を説明する。図1は、第1の実施形態に係る監視装置の構成例を示すブロック図である。監視装置10は、例えば、工場やプラントなどの監視対象設備に設置されるセンサによって取得された複数のデータを収集し、収集した複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、各入力データを再現した出力データを出力し、該入力データと該出力データとを比較して、該入力データに対する該出力データの再現誤差を検出し、再現誤差に応じて、監視対象設備の異常度を算出する。
また、監視装置10は、自己符号化器に入力された各入力データと、自己符号化器から出力された出力データとを用いて、自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する。ここで重要度とは、各入力が出力に対してどれだけ寄与したかを示すものであり、言い換えると、各入力が出力の再現にどれだけ重要であったか示すものであり、重要度の絶対値が大きいほど、その入力は出力に対する影響度が高かったことを意味する。
図1に示すように、この監視装置10は、収集部11、検出部12、出力可視化部13、算出部14、重要度可視化部15、プロセスデータバッファ16、分析フレームバッファ17、フレーム異常評価値バッファ18およびモデルバッファ19を有する。以下に監視装置10が有する各部の処理を説明する。
収集部11、検出部12、出力可視化部13、算出部14および重要度可視化部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)などの電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路である。また、プロセスデータバッファ16、分析フレームバッファ17、フレーム異常評価値バッファ18およびモデルバッファ19は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子等の記憶装置である。
収集部11は、監視対象設備で取得された監視対象に関する複数のデータを収集する。例えば、収集部11は、工場やプラントなどの監視対象設備に設置されるセンサからデータを定期的(例えば、1分ごと)に受信し、プロセスデータバッファ16に格納する。ここでセンサが取得するデータとは、例えば、監視対象設備である工場、プラント内の装置や反応炉についての温度や圧力、音、振動等の各種データである。なお、センサによって取得された時系列のデータを、以下では適宜プロセスデータと記載する。また、収集部11が収集するデータはセンサが取得したデータに限定されるものではなく、例えば、人的に入力された数値データや、材料の種類や銘柄などのラベルデータ等でもよい。
検出部12は、収集部11によって収集された複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、監視対象設備の状態を検出する。具体的には、検出部12は、各入力データを再現した出力データを出力し、該入力データと該出力データとを比較して、該入力データに対する該出力データの再現誤差を検出する。例えば、検出部12は、プロセスデータおよび自己符号化器を用いて、自己符号化器のニューラルネットワークに対して入力される入力データに対する出力データの再現誤差を検出し、該再現誤差に応じて、監視対象設備の異常度を算出する。なお、以下では、自己符号化器を用いて再現誤差を検出し、再現誤差に応じて監視対象設備の異常度を算出することで監視対象設備の状態を検出する場合を例に説明するが、これに限定されるものではなく、自己符号化器を用いてどのように監視対象設備の状態を検出するようにしてもよい。例えば、自己符号化器で学習した後に中間層を可視化することで、監視対象設備の状態を検出できるようにしてもよい。検出部12は、分析フレーム抽出部12aおよびフレーム異常評価値算出部12bを有する。なお、以下で説明する異常度算出処理は、一例であり、これに限定されるものではない。
分析フレーム抽出部12aは、収集部11によって収集されたプロセスデータから、所定時点または所定の時間幅である分析フレームに含まれるプロセスデータを抽出する。具体的には、分析フレーム抽出部12aは、フレーム分のプロセスデータをプロセスデータバッファ16から抽出して読み出し、読み出したプロセスデータを分析フレームバッファ17に格納する。なお、所定の時点とは、現時点であってもよいし、現時点から10秒前等の予め設定された時点であってもよい。
例えば、分析フレーム抽出部12aは、収集部11が1分毎にプロセスデータを収集し、現時刻tに取得されたプロセスデータをプロセスデータバッファ16から抽出して読み出す。また、例えば、分析フレーム抽出部12aは、時間幅が「5」である場合には、現時刻tに取得されたプロセスデータ、現時刻の1分前に取得されたプロセスデータ、現時刻の2分前に取得されたプロセスデータ、現時刻の3分前に取得されたプロセスデータ、現時刻の4分前に取得されたプロセスデータをプロセスデータバッファ16から抽出して読み出す。
プロセスデータバッファ16は、収集部11によって収集されたプロセスデータを記憶する。プロセスデータバッファ16には、プロセスデータとして、少なくとも、所定時点または所定の時間幅のフレーム分の最新のプロセスデータが格納されている。分析フレームバッファ17は、分析フレーム抽出部12aによって抽出されたプロセスデータを記憶する。
フレーム異常評価値算出部12bは、分析フレーム抽出部12aによって抽出されたプロセスデータを入力として、自己符号化器を用いて、自己符号化器のニューラルネットワークに対して入力される入力データに対する出力データの再現誤差を検出し、該再現誤差に応じて、監視対象設備の異常度を算出する。
例えば、フレーム異常評価値算出部12bは、分析フレーム抽出部12aから抽出された時刻tのプロセスデータとして、センサA、センサB、センサC、センサDおよびセンサEのデータを受信する。そして、フレーム異常評価値算出部12bは、時刻tにおけるセンサA、センサB、センサC、センサDおよびセンサEのデータをそれぞれ自己符号化器に入力し、入力データと出力データとの再現誤差を検出し、該再現誤差に応じて、時刻tにおける監視対象設備の異常度であるフレーム異常評価値を算出する。
また、フレーム異常評価値とは、例えば、監視対象設備の異常が発生している確率値であって、「0」〜「1」で表現される数値であってもよい。この場合には、例えば、ある時点において監視対象設備の異常が発生している確率が「40%」と予測された場合には、フレーム異常評価値が「0.4」となる。また、フレーム異常評価値はこれに限定されるものではなく、例えば、監視対象設備の異常が発生している可能性が一定以上存在するか否かを示す値として、「0」または「1」のいずれかで表現される数値であってもよい。
フレーム異常評価値バッファ18は、自己符号化器から出力された出力データと、フレーム異常評価値算出部12bによって検出された入力データに対する出力データの再現誤差と、算出されたフレーム異常評価値を記憶する。なお、フレーム異常評価値バッファ18には、フレーム異常評価値として、少なくとも、所定時点または所定の時間幅のフレーム分の最新のフレーム異常評価値が格納されている。モデルバッファ19は、前述のフレーム異常評価値算出部12bによって利用される自己符号化器、すなわち監視対象設備の異常を検出するための学習済モデルを記憶している。
ここで、図2を用いて、自己符号化器の学習について説明する図である。図2に例示するように、自己符号化器のニューラルネットワークでは、入力層と出力層のノード数が同じであり、中間数のノード数が入出力層より少ない。そして、自己符号化器に対して入力データを入力すると、入力データを教師データとして自らを再現するように学習する。ここで、自己符号化器に学習させるデータは、監視対象設備が正常時におけるセンサが取得したデータ(以下、適宜「正常データ」と記載)のみとする。つまり、正常データのみを入力データとして学習させることで、入力データが正常データである場合だけうまく再現できるように学習させ、入力データが異常データである場合にはうまく再現できないようにする。
また、このように、正常データのみで学習を行うことで、監視対象設備が工場やプラント内の装置等のように通常時に異常が発生しにくいために正常データが異常データに比べて圧倒的に多く、異常データが少ないような場合でも、適切に学習させることが可能となる。なお、監視装置10では、学習済の自己符号化器がモデルバッファ19に予め記憶されている場合を例として説明するが、監視装置10が学習処理を行うようにしてもよい。
次に、図3を用いて、入力データと出力データの再現誤差から異常を判定する処理を説明する。図3および図4は、入力データと出力データの再現誤差から異常を判定する処理を説明する図である。図3の例では、正常データが入力データとして入力され、図4の例では、異常データが入力データとして入力された場合を例示している。図3に例示するように、例えば、検出部12は、正常データを入力データとして自己符号化器に入力し、出力データを出力する。自己符号化器は、正常データだけを再現できるように学習しているので、入力データと出力データとの再現誤差が小さい。
一方、図4に例示するように、例えば、検出部12は、異常データを入力データとして自己符号化器に入力し、出力データを出力する。自己符号化器は、正常データだけを再現できるように学習しているので、入力データと出力データとの再現誤差が大きい。
つまり、検出部12は、入力データに対する出力データの再現誤差を検出し、該再現誤差が大きければ大きいほど監視対象設備の異常度が大きくなるように算出し、再現誤差が小さければ小さいほど監視対象設備の異常度が小さくなるように算出する。
図1の説明に戻って、出力可視化部13は、異常予測評価値に基づき警告サインを出力したり、異常予測評価値の時系列データをチャート画面として出力したりする。出力可視化部13は、異常判定部13aおよびチャート表示部13bを有する。
異常判定部13aは、フレーム異常評価値算出部12bによって算出されたフレーム異常評価値が所定の閾値以上であるか否かを判定し、異常予測評価値が所定の閾値以上である場合には、異常発生に関する警告を出力する。例えば、異常判定部13aは、異常予測評価値が所定の閾値以上である場合には、警告サインとして、一定時間後に監視対象設備に異常が発生する可能性がある旨の警告メッセージを出力してもよいし、警告を報知する音を出力するようにしてもよい。
チャート表示部13bは、フレーム異常評価値算出部12bによって算出されたフレーム異常評価値の時系列データをチャート画面として表示する。例えば、チャート表示部13bは、ユーザからの表示要求を受け付けると、異常予測評価値の時系列データをチャート画面として表示する。
算出部14は、自己符号化器に入力された各入力データと、自己符号化器から出力された出力データとを用いて、自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する。例えば、算出部14は、Saliency Mapを始めとする重要度特徴手法を用いて、各入力データの出力データに対する重要度を算出する。算出部14は、重要度算出部14aおよび重要度ノイズ除去部14bを有する。
重要度算出部14aは、自己符号化器に入力された入力データ(プロセスデータ)を分析フレームバッファ17から読み出すとともに、自己符号化器から出力された出力データと、入力データに対する出力データの再現誤差と、フレーム異常評価値とをフレーム異常評価値バッファ18から読み出し、自己符号化器に入力された各入力データと、自己符号化器から出力された出力データとを用いて、自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する。
ここで、重要度を計算する具体例について説明する。例えば、重要度算出部14aは、入力値から出力値を算出する学習済モデルにおいて、出力値の各入力値に関する偏微分値またはその概算値を用いて、各時刻におけるセンサごとに、重要度を算出する。一例としては、重要度算出部14aは、Saliency Mapを用いて、各時刻におけるセンサごとに、重要度を算出する。Saliency Mapは、ニューラルネットワークの画像分類において利用される技術であり、ニューラルネットワークの出力の各入力に関する偏微分値を出力に寄与する重要度として抽出する技術である。
なお、Saliency Map以外の手法で重要度を算出してもよく、例えば、出力値をニューラルネットワークの各層に伝播させることで入力の重要度を求める手法(参考文献1参照)や、ニューラルネットワークを単純なモデル(決定木等)に近似してデータに対する入力の重要度を求める手法であってもよい(参考文献2参照)。
参考文献1:Bach, Sebastian, et al. "On pixel-wise explanations for non-linear classifier decisions by layer-wise relevance propagation." PloS one 10.7 (2015): e0130140.
参考文献2:Shrikumar, Avanti, Peyton Greenside, and Anshul Kundaje. "Learning important features through propagating activation differences." arXiv preprint arXiv:1704.02685 (2017).
ここで、図5の例を用いて、自己符号化器に対する重要度算出処理の一例を説明する。図5は、自己符号化器に対する重要度算出処理の一例を説明する図である。図5に例示するように、重要度算出部14aは、x1〜xnまでの入力データを自己符号器に入力すると、y1〜ynまでの出力データを出力する。ここで、出力データのうちy2に着目すると、重要度算出部14aは、y2の再現に重要な各入力データx1〜xnの重要度をそれぞれ算出することになる。
ここで、重要度算出部14aは、全ての出力データについて、各入力データx1〜xnの重要度をそれぞれ算出するようにしてもよい。この場合には、図6に例示するように、N個の入力データを入力した場合には、出力データもN個になるため、N×Nの重要度を算出することとなる。図6は、N×Nの重要度を計算する場合の例を説明する図である。このため、入力次元が大きな状況下では、監視装置10の処理負荷が重く、また、人間が見て分析や制御判断を行うには数が多すぎる場合がある。
そこで、重要度算出部14aは、検出部12によって検出された再現誤差が所定の閾値以上である出力データを抽出し、自己符号化器に入力された各入力データと抽出した出力データとを用いて、抽出した出力データに対する各入力データの重要度を算出するようにしてもよい。例えば、上記の図5の例を用いて説明すると、重要度算出部14aは、入力データx1と出力データy1との再現誤差、入力データx2と出力データy2との再現誤差、・・・入力データxnと出力データynとの再現誤差が所定の閾値以上であるか否かをそれぞれ判定する。この結果、重要度算出部14aは、再現誤差が所定の閾値以上であると判定された出力データのみを抽出し、抽出した出力データに対する各入力データの重要度を算出する。
図7の例を用いて、再現誤差に応じて重要度計算対象を絞り込む処理について説明する。図7は、再現誤差に応じて重要度計算対象を絞り込む処理の一例を説明する図である。図7に例示するように、N個の入力データを入力した場合には、出力データもN個になるが、各出力データのうち再現誤差が大きな出力データのみを重要度計算の対象とした結果、3つの出力データが重要度計算の対象となった場合には、3×N個の重要度を算出することとなり、N×Nの重要度を算出することと比べて、監視装置10の処理負荷が軽くなり、また、人間が分析や制御判断を行うことを容易にする。
また、重要度算出部14aは、ニューラルネットワークにおける中間層ごとに、各入力データの重要度を算出するようにしてもよい。例えば、重要度算出部14aは、自己符号化器に入力された各入力データと自己符号化器のニューラルネットワークにおける中間層のノードの出力データとを用いて、該中間層の出力データに対する各入力データの重要度を算出する。
図8の例を用いて、ニューラルネットワークにおける中間層のノードを重要度計算対象として絞り込む処理の一例を説明する。図8は、ニューラルネットワークにおける中間層のノードを重要度計算対象として絞り込む処理の一例を説明する図である。図8に例示するように、N個の入力データを入力した場合には、出力データもN個になるが、入出力層よりもノード数が少ない中間層のノードを重要度計算の対象とした結果、3つの中間層のノードの出力データが重要度計算の対象となった場合には、3×N個の重要度を算出することとなり、N×Nの重要度を算出することと比べて、監視装置10の処理負荷が軽くなり、また、人間が分析や制御判断を行うことを容易にする。
重要度ノイズ除去部14bは、重要度算出部14aによって計算された重要度を所定の時間幅でスムージングしてノイズを除去する。例えば、重要度ノイズ除去部14bは、ノイズを除去する技術としてSmooth Gradの手法を用いて、重要度をスムージングしてもよい。Smooth Gradは、入力画像にランダムなガウシアンノイズをかけた複製を数十枚作成し、それぞれから抽出された重要度を平均することでノイズを取り除く手法である。なお、上述のノイズを除去する処理については、省略してもよく、その場合には、監視装置10は重要度ノイズ除去部14bの機能部を有していなくてもよい。
重要度可視化部15は、各センサデータの重要度の推移を示すグラフを表示したり、異常判定部13aの判定結果と同期して重要なセンサを報知したりする。重要度可視化部15は、取得部15a、作成部15b、重要度表示部15cおよび報知部15dを有する。なお、重要度可視化部15の各機能を監視装置10とは別の表示装置に持たせるようにしてもよい。
取得部15aは、自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を取得する。例えば、取得部15aは、重要度ノイズ除去部14bによってノイズが除去された各センサの重要度を取得する。
作成部15bは、取得部15aによって取得された重要度を用いて、各入力項目の重要度の推移を示すグラフを作成する。重要度表示部15cは、作成部15bによって作成されたグラフを表示する。
報知部15dは、監視対象設備の異常が検知された場合に、取得部15aによって取得された各重要度のうち、重要度が所定の閾値以上である入力項目を報知する。例えば、報知部15dは、異常判定部13aによる判定結果を取得し、監視対象設備の異常が検知された場合、すなわち、異常予測評価値が所定の閾値以上であった場合には、異常が検知された時刻に対応する各センサの重要度のうち、重要度が所定の閾値以上であるセンサを報知する。これにより、異常が発生した際に、特に重要度の高いセンサ同士の関係を報知することが可能である。
ここで、図9を用いて、監視装置10によって実行される異常予測処理の概要を説明する図である。図9は、監視装置によって実行される異常予測処理の概要を説明する図である。
図9では、プラント内の反応炉や装置などにセンサや運転用の信号などを収集するデバイスが取り付けられ、一定時間毎にデータを収集していることを図示している。そして、図9では、収集部11が各センサA〜センサEから収集したプロセスデータの推移を示したものを図示しており(図9の(A)参照)、検出部12は、プロセスデータおよび自己符号化器を用いて、自己符号化器のニューラルネットワークに対して入力される入力データに対する出力データの再現誤差を検出し、該再現誤差に応じて、監視対象設備の異常予測評価値を算出する(図9の(B)参照)。そして、出力可視化部13は、算出された異常予測評価値の時系列データをチャート画面として出力する(図9の(C)参照)。
また、算出部14は、自己符号化器に入力された各入力データと、自己符号化器から出力された出力データとを用いて、自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する(図9の(D)参照)。そして、重要度可視化部15は、各センサデータの重要度の推移を示すグラフを表示する(図9の(E)参照)。図9の例では、センサAについての出力データに対する各センサA〜センサEについての入力データの重要度の推移を示すグラフを表示している。
[監視装置の処理手順]
次に、図10〜図12を用いて、第1の実施形態に係る監視装置10による処理手順の例を説明する。図10は、第1の実施形態に係る監視装置における異常予測処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11は、第1の実施形態に係る監視装置における重要度算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図12は、第1の実施形態に係る監視装置におけるグラフ表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図11に例示する処理は、再現誤差が大きい入力項目(センサ)のみを重要度計算の対象として絞り込む場合の処理である。
まず、図10を用いて、監視装置10による異常予測処理の流れを説明する。図10に例示するように、収集部11が、プロセスデータを収集すると(ステップS101肯定)、収集部11によって収集されたプロセスデータから、所定時点または所定の時間幅である分析フレームにおけるプロセスデータを抽出する(ステップS102)。
そして、フレーム異常評価値算出部12bは、オートエンコーダ(自己符号化器)を用いて、入力データを再現し(ステップS103)、オートエンコーダのニューラルネットワークに対して入力される入力データに対する出力データの再現誤差を検出し、該再現誤差に応じて、監視対象設備の異常度であるフレーム異常評価値を算出する(ステップS104)。
その後、出力可視化部13の異常判定部13aは、フレーム異常評価値算出部12bによって算出されたフレーム異常評価値が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS105)。この結果、異常判定部13aは、異常予測評価値が所定の閾値未満である場合には(ステップS105否定)、そのまま処理を終了する。また、異常判定部13aは、異常予測評価値が所定の閾値以上である場合には(ステップS105肯定)、警告サインを出力する(ステップS106)。
次に、図11を用いて、監視装置10による重要度算出処理の流れを説明する。図11に例示するように、重要度算出部14aは、学習済モデルに入力されたプロセスデータを分析フレームバッファ17から取得するとともに、学習済モデルから出力されたフレーム異常評価値をフレーム異常評価値バッファ18から取得すると(ステップS201肯定)、再現誤差が大きい入力項目(センサ)を重要度計算の対象として抽出する(ステップS202)。
そして、重要度算出部14aは、重要度計算の対象として抽出した項目の出力データに対する各入力データの重要度を算出する(ステップS203)。そして、重要度ノイズ除去部14bは、重要度算出部14aによって計算された重要度を所定の時間幅でスムージングしてノイズを除去する(ステップS204)。例えば、重要度ノイズ除去部14bは、ノイズを除去する技術としてSmooth Gradの手法を用いて、重要度をスムージングする。
次に、図12を用いて、監視装置10によるグラフ表示処理の流れを説明する。図12に例示するように、取得部15aが、自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を取得すると(ステップS301肯定)、作成部15bは、取得部15aによって取得された重要度を用いて、各センサの重要度の推移を示すグラフを作成する(ステップS302)。そして、重要度表示部15cは、作成部15bによって作成されたグラフを表示する(ステップS303)。
(第1の実施形態の効果)
第1の実施形態に係る監視装置10は、監視対象設備に関する複数のデータを収集し、収集された複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、各入力データを再現した出力データを出力し、該入力データと該出力データとを比較して、該入力データに対する該出力データの再現誤差を検出する。そして、監視装置10は、自己符号化器に入力された各入力データと、自己符号化器から出力された出力データとを用いて、自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する。このため、監視装置10では、各入力データの出力データに対する重要度を動的かつ容易に確認することが可能となる。
つまり、第1の実施形態に係る監視装置10では、センサ等の入力値から自己符号化器の学習済モデルを通すことで通常の異常検知や状態判定などを行い、その状態において出力に対してどの入力値が重要であるかを動的に確認することができる。その結果、出力値に応じてどの入力値を操作すればよいか判別し易くなる。
例えば、第1の実施形態に係る監視装置10では、各時刻、各サンプルの入力に対して、自己符号化器の出力に重要な入力をその重要度とともに逐一抽出して提示することができる。これにより、その時々の状態に対して重要なセンサを提示することができるようになり、状態の変化する系に対しても対応できるようになった。また、状態を熟知している専門家でなくとも、その状態に対してどの項目に対して操作を行うかといった特定も行いやすくなった。
また、第1の実施形態に係る監視装置10では、例えば、再現誤差が大きな出力データの項目のみを重要度計算の対象とした場合には、処理負荷を軽減するとともに処理を高速化し、重要な入力を効率的に特定することが出来る。
(システム構成等)
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUやGPUおよび当該CPUやGPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施の形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
(プログラム)
また、上記実施形態において説明した監視装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、実施形態に係る監視装置10が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述した監視プログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータが監視プログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかる監視プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録された監視プログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。
図13は、監視プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図13に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有し、これらの各部はバス1080によって接続される。
メモリ1010は、図13に例示するように、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、図13に例示するように、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、図13に例示するように、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、図13に例示するように、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、図13に例示するように、例えばディスプレイ1130に接続される。
ここで、図13に例示するように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、上記の、監視プログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。
また、上記実施形態で説明した各種データは、プログラムデータとして、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出し、各種処理手順を実行する。
なお、監視プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、監視プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
上記の実施形態やその変形は、本願が開示する技術に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 監視装置
11 収集部
12 検出部
12a 分析フレーム抽出部
12b フレーム異常評価値算出部
13 出力可視化部
13a 異常判定部
13b チャート表示部
14 算出部
14a 重要度算出部
14b 重要度ノイズ除去部
15 重要度可視化部
15a 取得部
15b 作成部
15c 重要度表示部
15d 報知部
16 プロセスデータバッファ
17 分析フレームバッファ
18 フレーム異常評価値バッファ

Claims (8)

  1. 監視対象に関する複数のデータを収集する収集手段と、
    前記収集手段によって収集された複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、前記監視対象の状態を検出する検出手段と、
    前記自己符号化器に入力された各入力データと、前記自己符号化器から出力された出力データとを用いて、前記自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する算出手段と
    を有し、
    前記検出手段は、前記収集手段によって収集された複数のデータを入力データとして、前記自己符号化器を用いて、各入力データを再現した出力データを出力し、該入力データと該出力データとを比較して、該入力データに対する該出力データの再現誤差を検出し、
    前記算出手段は、前記検出手段によって検出された再現誤差が所定の閾値以上である出力データを抽出し、前記自己符号化器に入力された各入力データと抽出した出力データとを用いて、抽出した出力データに対する前記各入力データの重要度を算出することを特徴とする監視装置。
  2. 監視対象に関する複数のデータを収集する収集手段と、
    前記収集手段によって収集された複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、前記監視対象の状態を検出する検出手段と、
    前記自己符号化器に入力された各入力データと、前記自己符号化器から出力された出力データとを用いて、前記自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する算出手段と
    を有し、
    前記算出手段は、前記自己符号化器に入力された各入力データと前記自己符号化器のニューラルネットワークにおける中間層のノードの出力データとを用いて、該中間層の出力データに対する前記各入力データの重要度を算出することを特徴とする監視装置。
  3. 前記検出手段は、前記入力データに対する前記出力データの再現誤差を検出し、該再現誤差に応じて、前記監視対象の異常度を算出することを特徴とする請求項に記載の監視装置。
  4. 前記算出手段によって算出された重要度を用いて、前記各入力データの出力データに対する重要度の推移を示すグラフを作成する作成手段と、
    前記作成手段によって作成されたグラフを表示する表示手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の監視装置。
  5. 監視装置によって実行される監視方法であって、
    監視対象に関する複数のデータを収集する収集工程と、
    前記収集工程によって収集された複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、前記監視対象の状態を検出する検出工程と、
    前記自己符号化器に入力された各入力データと、前記自己符号化器から出力された出力データとを用いて、前記自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する算出工程と
    を含み、
    前記検出工程は、前記収集工程によって収集された複数のデータを入力データとして、前記自己符号化器を用いて、各入力データを再現した出力データを出力し、該入力データと該出力データとを比較して、該入力データに対する該出力データの再現誤差を検出し、
    前記算出工程は、前記検出工程によって検出された再現誤差が所定の閾値以上である出力データを抽出し、前記自己符号化器に入力された各入力データと抽出した出力データとを用いて、抽出した出力データに対する前記各入力データの重要度を算出することを特徴とする監視方法。
  6. 監視装置によって実行される監視方法であって、
    監視対象に関する複数のデータを収集する収集工程と、
    前記収集工程によって収集された複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、前記監視対象の状態を検出する検出工程と、
    前記自己符号化器に入力された各入力データと、前記自己符号化器から出力された出力データとを用いて、前記自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する算出工程と
    を含み、
    前記算出工程は、前記自己符号化器に入力された各入力データと前記自己符号化器のニューラルネットワークにおける中間層のノードの出力データとを用いて、該中間層の出力データに対する前記各入力データの重要度を算出することを特徴とする監視方法。
  7. 監視対象設備で取得された複数のデータを収集する収集ステップと、
    監視対象に関する複数のデータを収集する収集ステップと、
    前記収集ステップによって収集された複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、前記監視対象の状態を検出する検出ステップと、
    前記自己符号化器に入力された各入力データと、前記自己符号化器から出力された出力データとを用いて、前記自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する算出ステップと
    をコンピュータに実行させ
    前記検出ステップは、前記収集ステップによって収集された複数のデータを入力データとして、前記自己符号化器を用いて、各入力データを再現した出力データを出力し、該入力データと該出力データとを比較して、該入力データに対する該出力データの再現誤差を検出し、
    前記算出ステップは、前記検出ステップによって検出された再現誤差が所定の閾値以上である出力データを抽出し、前記自己符号化器に入力された各入力データと抽出した出力データとを用いて、抽出した出力データに対する前記各入力データの重要度を算出することを特徴とする監視プログラム。
  8. 監視対象設備で取得された複数のデータを収集する収集ステップと、
    監視対象に関する複数のデータを収集する収集ステップと、
    前記収集ステップによって収集された複数のデータを入力データとして、自己符号化器を用いて、前記監視対象の状態を検出する検出ステップと、
    前記自己符号化器に入力された各入力データと、前記自己符号化器から出力された出力データとを用いて、前記自己符号化器に入力された各入力データの出力データに対する重要度を算出する算出ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記算出ステップは、前記自己符号化器に入力された各入力データと前記自己符号化器のニューラルネットワークにおける中間層のノードの出力データとを用いて、該中間層の出力データに対する前記各入力データの重要度を算出することを特徴とする監視プログラム。
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