JP6918599B2 - 表面性状測定機、表面性状測定システム及びプログラム - Google Patents

表面性状測定機、表面性状測定システム及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、測定時の姿勢に応じて測定値を補正することが可能な表面性状測定機、表面性状測定システム及びプログラムに関する。
表面性状測定機は、測定対象物の表面を、触針を備える検出器で走査し、粗さやうねりなどの表面性状を測定する装置である(例えば、特許文献1参照)。具体的には、触針を測定対象物の表面(直交座標系のXY平面)に接触させた上で、触針を例えばX軸方向に移動させ、移動中に測定対象物の表面の凹凸により生じた触針の上下方向(z軸方向)の変位を検出器が検出して、この変位をX軸方向の移動距離の関数として表現することで、表面性状を示す様々なパラメータを把握することが可能となる。
特開2011-169616号公報
触針の測定対象物表面への接触は重力に基づくことから、表面性状測定機は水平な角度で使用されることを前提に設計され、その前提の下で所定の測定精度が担保されている。
しかし実際には、特に携帯型の小型表面性状測定機は、屋内屋外問わずに様々な場所で使用され、非水平な角度で使用されることも多い。その場合、精度よく測定するために、例えば、実際に測定対象物を測定する姿勢で粗さ標準片を用いた校正測定を行って当該姿勢における測定誤差を把握した上で、これにより当該測定対象物の表面性状を測定した結果を補正するという方法が採られる。
しかし、この方法は校正測定を行う時間を余分に要し、また、粗さ標準片を用いた測定ができない環境下ではそもそも採用することができない。
そこで、測定する可能性がある姿勢で予め校正測定を実施して補正値を記憶しておき、測定現場で測定姿勢に応じた適切な補正値を選択し適用する方法が考えられる。
しかし、測定現場において作業者が自身の判断で測定姿勢を把握することは、高いスキルが求められ必ずしも容易ではない。そのため、適切な補正値を選択できない、選択できても時間を多く要する、選択ミスをする、といった問題が生じやすい。
このような事情から、現状では非水平な角度で測定されていても、測定結果を補正せずに甘受していることが多い。
本発明は、表面性状測定機が非水平な角度で使用される場合に、容易にかつ迅速に測定結果を補正することが可能な表面性状測定機、表面性状測定システム及びプログラムを提供する事を目的とする。
本発明の表面性状測定機は、検出器の触針により測定対象物の表面のトレースを実行した際の、当該触針の変位の推移として把握される、測定対象物の表面性状の測定結果を出力する表面性状検出手段と、検出器の測定時における姿勢である測定姿勢を検出する姿勢検出センサと、複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値を予め記憶する記憶手段と、測定姿勢と記憶手段に記憶された複数の姿勢とを照合し、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値により測定結果を補正する補正手段と、を備える。
このように構成することで、表面性状の測定時における姿勢を姿勢検出センサにより検出するため、測定姿勢を正確に特定することができ、かつ、予め複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値が用意されているため、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値を用いて、容易にかつ迅速に測定結果を補正することができる。
姿勢検出センサは着脱可能に実装してもよい。具体的には例えば、姿勢検出センサを備えるスマートフォンなどの外部通信機器を、本発明の表面性状測定機の姿勢検出センサとして一体的に利用する、システム的な実現形態が挙げられる。
この方法によれば、従来技術による表面性状測定機をベースに外部通信機器が具備する姿勢検出センサを利用することで、特に、従来技術による表面性状測定機が予め通信機能を備えるものであれば、他の必要な機能の追加はソフトウェアの変更のみで実現できるため、より低いコストで本発明の表面性状測定機と同等の効果が得られるシステムを実現することができる。
検出器が受ける振動の大きさを検出する振動検出センサを更に備え、表面性状検出手段は、表面性状の測定中に検出器が受けた振動の大きさが所定の閾値を越えた場合に測定を停止するように構成してもよい。
表面性状測定機は、測定対象物の表面を検出器の触針によりトレースし、その間の触針の上下方向への変位の推移を検出することで表面性状を測定するという性質上、測定中に検出器自体に振動が加わると、触針の上下方向への変位に変化が生じ、測定結果に検出器自体の振動に基づく誤差が生じる。そこで、検出器の振動を検出し、振動の大きさが所定の閾値を越えた場合に測定を停止することで、検出器自体の振動に基づく誤差が含まれる測定結果を排除することができる。
振動検出センサは着脱可能に実装してもよい。具体的には例えば、振動検出センサを備えるスマートフォンなどの外部通信機器を、本発明の表面性状測定機の振動検出センサとして一体的に利用する、システム的な実現形態が挙げられる。
この方法によれば、従来技術による表面性状測定機をベースに外部通信機器が具備する振動検出センサを利用することで、特に、従来技術による表面性状測定機が予め通信機能を備えるものであれば、他の必要な機能の追加はソフトウェアの変更のみで実現できるため、より低いコストで本発明の表面性状測定機と同等の効果が得られるシステムを実現することができる。
本発明の表面性状測定システムは、外部通信機器からのコマンドの受信を契機に検出器の触針により測定対象物の表面のトレースを実行した際の、当該触針の変位の推移として把握される、測定対象物の表面性状の測定結果を、外部通信機器に送信する表面性状測定機と、表面性状測定機に固定される外部通信機器と、を備える表面性状測定システムであって、外部通信機器が、検出器の測定時における姿勢である測定姿勢を検出する姿勢検出センサと、複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値を予め記憶する記憶手段と、表面性状測定機に対して表面性状の測定の実行及び測定結果の送信を要求するコマンドを送信する測定制御手段と、測定姿勢と記憶手段に記憶された複数の姿勢とを照合し、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値により表面性状測定機から受信した測定結果を補正する補正手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することで、表面性状の測定時における姿勢を姿勢検出センサにより検出するため、測定姿勢を正確に特定することができ、かつ、予め複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値が用意されているため、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値を用いて、容易にかつ迅速に測定結果を補正することができる。
また、従来技術による表面性状測定機をベースにシステムを実現する場合、外部通信機器が具備する姿勢検出センサを利用することで、特に、従来技術による表面性状測定機が予め通信機能を備えるものであれば、他の必要な機能の追加はソフトウェアの変更のみで実現できるため、より低いコストで本発明の表面性状測定機と同等な効果を得ることができる。
外部通信機器が、検出器が受ける振動の大きさを検出する振動検出センサを更に備え、測定制御手段は、表面性状の測定中に検出器が受けた振動の大きさが所定の閾値を越えた場合に測定を停止させるコマンドを表面性状測定機に送信するように構成してもよい。
表面性状測定機は、測定対象物の表面を検出器の触針によりトレースし、その間の触針の上下方向への変位の推移を検出することで表面性状を測定するという性質上、測定中に検出器自体に振動が加わると、触針の上下方向への変位に変化が生じ、測定結果に検出器自体の振動に基づく誤差が生じる。そこで、検出器の振動を検出し、振動の大きさが所定の閾値を越えた場合に測定を停止することで、検出器自体の振動に基づく誤差を含む測定結果を排除することができる。
測定制御手段及び補正手段の機能をプログラムにより記述し、当該プログラムをコンピュータである外部通信機器において実行することにより、測定制御手段及び補正手段の機能を実現してもよい。
表面性状測定機100の機能ブロック図である。 表面性状測定機100及び800の外観の例を示す図である。 表面性状測定機800の内部構成の例を示す図である。 表面性状測定機100の内部構成の例を示す図である。 演算部810と駆動検出部820とが分離されている例を示す図である。 表面性状測定システム300の機能ブロック図である。 表面性状測定システム300及び400を構成する表面性状測定機と外部通信機器のそれぞれ内部構成の例を示す図である。 外部通信機器201を固定手段310により表面性状測定機101に固定する方法の一例を示す図である。 表面性状測定システム400の機能ブロック図である。
<第1実施形態>
〔各機能の説明〕
図1に本発明の表面性状測定機100の機能ブロック図を示す。
表面性状測定機100は、表面性状検出手段110、姿勢検出センサ120、記憶手段130、及び補正手段140を備える。
表面性状検出手段110は、検出器の触針により測定対象物の表面のトレースを実行した際の、当該触針の変位の推移として把握される、測定対象物の表面性状の測定結果を出力する。
姿勢検出センサ120は、検出器の測定時における姿勢である測定姿勢を検出する。なお、ここでいう測定時とは基本的には測定中を意味するが、測定の前後で姿勢に大きな変化が無い場合にはその変化の無い範囲で測定前や測定後も含む。姿勢検出センサ120の種別は任意であり、例えば、ジャイロセンサが好適である。
記憶手段130は、複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値を予め記憶する。各姿勢における補正値は、例えば、各姿勢において粗さ標準片を測定対象物とする表面性状の測定を予め行い、その測定結果を粗さ標準片の設計値と対比することにより把握される誤差として得ることができる。
補正の精度を高める観点から、記憶手段130には可能な限り多くの姿勢に対応する補正値を用意しておくのが望ましい。しかし、姿勢ごとの粗さ標準片の測定には一定の手間を要するため、現実的には各姿勢の補正値を順次追加していくことになる。
本発明の表面性状測定機100は姿勢検出センサ120を備えるため、新たな姿勢において測定する際に、当該新たな姿勢を正確に把握できる。そのため、当該新たな姿勢での粗さ標準片の表面性状の測定結果に基づき補正値を算出し、算出結果を記憶手段130に記憶させるという作業を繰り返すことで、姿勢のバリエーションを充実させていくことができる。
補正手段140は、姿勢検出センサ120により検出された測定姿勢と記憶手段130に記憶された複数の姿勢とを照合し、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値が記憶手段130に記憶されていた場合に、当該補正値により測定結果を補正する。
なお、測定姿勢に相当する姿勢とは、姿勢検出センサ120により検出された測定姿勢と記憶手段130に記憶された複数の姿勢との照合に際し、測定姿勢と記憶手段130に記憶された或る姿勢との姿勢の相違が所定の範囲内にある場合における当該或る姿勢をいう。
これは、予め用意した補正値により補正を行う場合、想定しうるすべての姿勢について補正値を用意できているのが理想であるが、実際には測定姿勢と完全に一致する姿勢を用意しておくことは極めて困難である一方、測定姿勢に近い姿勢における補正値を適用すれば測定精度の向上が十分に期待できるためである。
補正値の適用射程に係る、姿勢の相違の所定の範囲は、任意に設定してよい。例えば、補正値が用意されている姿勢が少ないほど、姿勢ごとの所定の範囲を広く設定する。もっとも、このように広く設定すると補正値が必ずしも最適なものではなくなり、測定精度の向上効果の低下につながる。そこで例えば、補正値が用意されている姿勢が少なくても、あえて広く設定せずに、測定姿勢に相当する姿勢が存在する場合において測定精度の向上効果を確保する一方、測定姿勢に相当する姿勢が存在しない場合には補正ができないという状況を甘受するという対応もありうる。
補正された測定結果は、例えば記憶手段130に測定姿勢とともに記憶させる。
なお、測定姿勢に相当する姿勢が無く補正ができなかった場合には、測定結果を破棄してもよいし、記憶手段130に補正されていない測定結果を測定姿勢とともに記憶させてもよい。補正ができなかった場合にも測定結果を測定姿勢とともに記憶させておくことで、例えば、測定姿勢ごとの未補正の測定結果を比較したり、事後的に当該測定姿勢での補正値が用意された場合に、記憶されていた未補正の測定結果を当該補正値により補正したりすることができる。
以上説明した表面性状測定機100は、表面性状の測定時における姿勢を姿勢検出センサにより検出するため、測定姿勢を正確に特定することができ、かつ、予め複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値が用意されているため、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値を用いて、容易にかつ迅速に測定結果を補正することができる。
表面性状測定機100は、検出器が受ける振動の大きさを検出する振動検出センサ150を更に備え、表面性状の測定中に検出器が受けた振動の大きさが所定の閾値を越えた場合には、表面性状検出手段110が測定を停止するように構成してもよい。振動検出センサ150の種別は任意であり、例えば、加速度センサが好適である。
表面性状測定機100は、測定対象物の表面を検出器の触針によりトレースし、その間の触針の上下方向への変位の推移を検出することで表面性状を測定するという性質上、測定中に検出器自体に振動が加わると、触針の上下方向への変位に変化が生じ、測定結果に検出器自体の振動に基づく誤差が生じる。そこで、検出器の振動を検出し、振動の大きさが所定の閾値を越えた場合に測定を停止することで、検出器自体の振動に基づく誤差を含む測定結果を排除することができる。
なお、姿勢検出センサ120と振動検出センサ150は、必ずしも別々に備える必要はなく、双方の機能を備えるひとつのセンサを採用しても構わない。
〔実際の機器への各機能の実装方法〕
本発明の表面性状測定機100は、従来の表面性状測定機800に以下で説明する変更を加えることで実現することができる。
まず、従来の表面性状測定機800について説明する。図2は、従来の表面性状測定機800の外観の例を示す図であり、図3は、その内部構成の例を示す図である。
表面性状測定機800は、演算部810と、測定対象物の表面性状を検出して演算部810に対して検出情報を提供する駆動検出部820とを備える。
演算部810は、制御部811、記憶部812、入力部813、及び表示部814を備える。
制御部811は、一般的にはCPU(Central Processing Unit)であり、各種プログラムの実行により各部を制御する。記憶部812は、一般的にはRAM(Random Access Memory)やHDD(Hard disk drive)であり、RAMは制御部811の作業領域として、HDDは各種プログラムや各種データの記憶領域として、それぞれ主に使用される。入力部813は、オペレータから測定に関する情報の入力を受け付けるための入力手段であり、例えば、ボタンやタッチパネルディスプレイなどが用いられる。表示部814は、測定結果などを表示するための表示手段であり、例えば、一般的な液晶ディスプレイやタッチパネルディスプレイが用いられる。なお、表示部814に加えて又はその代わりに、図示しないプリンタなどの出力部を備えても構わない。
駆動検出部820は、駆動軸821aを備える駆動部821と、触針822aを備える検出器822とを備える。
駆動部821は、一端が検出器822に固定された駆動軸821aの他端を把持して、駆動軸821aを図2に示すX軸方向に駆動することで、検出器822をX軸方向に移動させるとともに、X軸方向の移動距離を制御部811に提供する。検出器822は、先端に取り付けられた触針822aが、XY平面上に置かれた測定対象物の表面に接触した状態で駆動部821がX軸方向に移動することにより逐次生じる、触針822aのZ軸方向の変位を制御部811に提供する。
このように構成された表面性状測定機800において、記憶部812には、入力部813から入力された測定指示に基づき、駆動部821を駆動して、触針822aが測定対象物の表面に接した状態にある検出器822をX軸方向に移動させ、駆動部821からX軸方向の移動距離を逐次取得するとともに、検出器822から駆動部821の現在位置に対応する触針822aのZ軸方向の変位を逐次取得して、これらの測定結果を記憶部812に記憶させる、という制御内容が記述された表面性状検出プログラムが予め記憶されている。なお、X軸方向の移動距離とZ軸方向の変位を記憶部812に記憶させるに際しては、例えば、Z軸方向の変位をX方向の移動距離の関数として記憶させるとよい。
そして、表面性状検出プログラムが制御部811に読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われる。
一方、図4は本発明の表面性状測定機100の内部構成の例を示す図である。表面性状測定機100は、表面性状測定機800に姿勢検出センサ120を加えた構成を備える。なお、表面性状測定機100の演算部810と駆動検出部820とが、図2に示すように一体化されているのではなく、図5に示すように分離している場合、又は分離可能とされている場合には、姿勢検出センサ120は、検出器822が設けられる駆動検出部820に実装する必要がある。
図4に示す表面性状測定機100の記憶部812は、図1に示す機能ブロック図における記憶手段130に相当し、複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値が予め記憶される。
また、記憶部812には、表面性状測定機800と同様の表面性状検出プログラムと、表面性状検出プログラムの実行時に姿勢検出センサ120に対して測定姿勢の提供を要求するコマンドを送出し、その応答として提供された測定姿勢を記憶部812に記憶させる、という制御内容が記述された測定姿勢取得プログラムと、が予め記憶される。
そして、各プログラムが制御部811に読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われ、これにより図1に示す機能ブロック図における表面性状検出手段110の機能が実現される。
なお、表面性状の測定結果とその際の測定姿勢を記憶部812に記憶させるに際しては、表面性状検出プログラムか測定姿勢取得プログラムのいずれかの記述に基づき、両者が対応付けられて記憶される。
更に、記憶部812には、姿勢検出センサ120により検出された測定姿勢と記憶手段130に予め記憶された複数の姿勢とを照合し、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値が記憶手段130に記憶されていた場合に、当該補正値により測定結果を補正して、補正後の測定結果を測定姿勢とともに記憶部812に記憶させる、という制御内容が記述された補正プログラムが予め記憶される。
そして、補正プログラムが制御部811に読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われ、これにより図1に示す機能ブロック図における補正手段140の機能が実現される。
なお、表面性状測定機800に、振動検出センサ150を加えて振動時の停止制御が可能な表面性状測定機100を構成する場合には、記憶部812には更に、振動検出センサ150から振動の検出を示す信号が入力されるのを待機し、信号が入力された際に当該信号に基づき振動の大きさを特定するとともに、振動が所定の大きさより大きいか否かを判定し、大きい場合に表面性状検出プログラムの実行を停止させる、という制御内容が記述された振動検出プログラムが予め記憶される。
そして、振動検出プログラムが制御部811に読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われ、これにより図1に示す機能ブロック図における補正手段140の機能が実現される。
また、表面性状測定機100の演算部810と駆動検出部820とが、図2に示すように一体化されているのではなく、図5に示すように分離している場合、又は分離可能とされている場合には、振動検出センサ150は、検出器822が設けられる駆動検出部820に実装する必要がある。
<第2実施形態>
本発明の表面性状測定機100は、従来の表面性状測定機800自体に新たな機能を追加することで実現される。一方、本発明の表面性状測定システム300は、従来の表面性状測定機800をベースにしつつ、新たな機能の多くを外部通信機器が実装するものを利用して、より経済的に本発明の表面性状測定機100と同等の効果を得ることを可能とするシステムである。
〔各機能の説明〕
図6に本発明の表面性状測定システム300の機能ブロック図を示す。
表面性状測定システム300は、表面性状測定機101と表面性状測定機101に固定される外部通信機器201とを備える。
表面性状測定機101は、外部通信機器201からのコマンドの受信を契機に検出器の触針により測定対象物の表面のトレースを実行した際の、当該触針の変位の推移として把握される、測定対象物の表面性状の測定結果を、外部通信機器201に送信する表面性状検出手段111を備える。
外部通信機器201は、測定制御手段210、姿勢検出センサ120、記憶手段230、及び補正手段240を備える。
測定制御手段210は、表面性状測定機101に対して表面性状の測定の実行及び測定結果の送信を要求するコマンドを送信する。
姿勢検出センサ120は、検出器の測定時における姿勢である測定姿勢を検出する。なお、ここでいう測定時とは基本的には測定中を意味するが、測定の前後で姿勢に大きな変化が無い場合にはその変化の無い範囲で測定前や測定後も含む。姿勢検出センサ120の種別は任意であり、例えば、ジャイロセンサが好適である。
記憶手段230は、複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値を予め記憶する。各姿勢における補正値は、例えば、各姿勢において粗さ標準片を測定対象物とする表面性状の測定を予め行い、その測定結果を粗さ標準片の設計値と対比することにより把握される誤差として得ることができる。
補正の精度を高める観点から、記憶手段230には可能な限り多くの姿勢に対応する補正値を用意しておくのが望ましい。しかし、姿勢ごとの粗さ標準片の測定には一定の手間を要するため、現実的には各姿勢の補正値を順次追加していくことになる。
本発明の表面性状測定システム300は姿勢検出センサ120を備えるため、新たな姿勢において測定する際に、当該新たな姿勢を正確に把握できる。そのため、当該新たな姿勢での粗さ標準片の表面性状の測定結果に基づき補正値を算出し、算出結果を記憶手段230に記憶させるという作業を繰り返すことで、姿勢のバリエーションを充実させていくことができる。
補正手段240は、姿勢検出センサ120により検出された測定姿勢と記憶手段230に記憶された複数の姿勢とを照合し、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値が記憶手段230に記憶されていた場合に、当該補正値により測定結果を補正する。
なお、測定姿勢に相当する姿勢とは、姿勢検出センサ120により検出された測定姿勢と記憶手段230に記憶された複数の姿勢との照合に際し、測定姿勢と記憶手段230に記憶された或る姿勢との姿勢の相違が所定の範囲内にある場合における当該或る姿勢をいう。
これは、予め用意した補正値により補正を行う場合、想定しうるすべての姿勢について補正値を用意できているのが理想であるが、実際には測定姿勢と完全に一致する姿勢を用意しておくことは極めて困難である一方、測定姿勢に近い姿勢における補正値を適用すれば測定精度の向上が十分に期待できるためである。
補正値の適用射程に係る、姿勢の相違の所定の範囲は、任意に設定してよい。例えば、補正値が用意されている姿勢が少ないほど、姿勢ごとの所定の範囲を広く設定する。もっとも、このように広く設定すると補正値が必ずしも最適なものではなくなり、測定精度の向上効果の低下につながる。そこで例えば、補正値が用意されている姿勢が少なくても、あえて広く設定せずに、測定姿勢に相当する姿勢が存在する場合において測定精度の向上効果を確保する一方、測定姿勢に相当する姿勢が存在しない場合には補正ができないという状況を甘受するという対応もありうる。
補正された測定結果は、例えば記憶手段230に測定姿勢とともに記憶させる。
なお、測定姿勢に相当する姿勢が無く補正ができなかった場合には、測定結果を破棄してもよいし、記憶手段230に補正されていない測定結果を測定姿勢とともに記憶させてもよい。補正ができなかった場合にも測定結果を測定姿勢とともに記憶させておくことで、例えば、測定姿勢ごとの未補正の測定結果を比較したり、事後的に当該測定姿勢での補正値が用意された場合に、記憶されていた未補正の測定結果を当該補正値により補正したりすることができる。
以上説明した表面性状測定システム300は、表面性状の測定時における姿勢を姿勢検出センサ120により検出するため、測定姿勢を正確に特定することができ、かつ、予め複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値が用意されているため、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値を用いて、容易にかつ迅速に測定結果を補正することができる。
また、従来技術による表面性状測定機800をベースに表面性状測定システム300を実現する場合、外部通信機器201が具備する姿勢検出センサ120を利用することで、特に、従来技術による表面性状測定機800が予め通信機能を備えるものであれば、他の必要な機能の追加はソフトウェアの変更のみで実現できるため、より低いコストで本発明の表面性状測定機100と同等の効果を得ることができる。
表面性状測定システム300において、外部通信機器201が、表面性状検出手段111の検出器が受ける振動の大きさを検出する振動検出センサ150を更に備え、表面性状の測定中に検出器が受けた振動の大きさが所定の閾値を越えた場合には、表面性状検出手段111が測定を停止するように構成してもよい。振動検出センサ150の種別は任意であり、例えば、加速度センサが好適である。
表面性状検出手段111は、測定対象物の表面を検出器の触針によりトレースし、その間の触針の上下方向への変位の推移を検出することで表面性状を測定するという性質上、測定中に検出器自体に振動が加わると、触針の上下方向への変位に変化が生じ、測定結果に検出器自体の振動に基づく誤差が生じる。そこで、検出器の振動を検出し、振動の大きさが所定の閾値を越えた場合に測定を停止することで、検出器自体の振動に基づく誤差を含む測定結果を排除することができる。
なお、姿勢検出センサ120と振動検出センサ150は、必ずしも別々に備える必要はなく、双方の機能を備えるひとつのセンサを採用しても構わない。
〔実際の機器への各機能の実装方法〕
本発明の表面性状測定システム300は、図3に示す従来の表面性状測定機800に以下で説明する変更を加えた表面性状測定機101と、以下で説明する構成を備える外部通信機器201と、を組み合わせることで実現することができる。
図7は、表面性状測定システム300を構成する表面性状測定機101と外部通信機器201のそれぞれの内部構成の例を示す図である。
表面性状測定機101は、演算部810と、測定対象物の表面性状を検出して演算部810に対して検出情報を提供する駆動検出部820とを備える。
演算部810は、制御部811、記憶部812、入力部813、表示部814、及び通信部815を備える。このうち、通信部815以外の各部の機能については、図3に示す従来の表面性状測定機800の説明で同じ符号を付した各部の機能と同様であるため、ここでの説明は省略する。
通信部815は、外部通信機器201から送信されたコマンドを受信して制御部811に提供するとともに、制御部811による処理結果を外部通信機器201に送信する。通信部815の通信方式は任意であり、有線でも無線でも構わない。
駆動検出部820は、駆動軸821aを備える駆動部821と、触針822aを備える検出器822とを備える。これらの機能は、図3に示す従来の表面性状測定機800の駆動検出部820と同じものであるため、ここでの説明は省略する。
このように構成された表面性状測定機101において、記憶部812には、外部通信機器201からの測定実行コマンドの受信を契機に、駆動部821を駆動して、触針822aが測定対象物の表面に接した状態にある検出器822をX軸方向に移動させ、駆動部821からX軸方向の移動距離を逐次取得するとともに、検出器822から駆動部821の現在位置に対応する触針822aのZ軸方向の変位を逐次取得して、これらの測定結果を外部通信機器201に送信する、という制御内容が記述された表面性状検出プログラムが予め記憶されている。なお、測定結果を外部通信機器201に送信するにあたっては、例えば、Z軸方向の変位をX方向の移動距離の関数として両者を関連付けた形で送信するとよい。
そして、表面性状検出プログラムが制御部811に読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われ、これにより図6に示す機能ブロック図における表面性状検出手段111の機能が実現される。
一方、外部通信機器201は、制御部911、記憶部912、入力部913、表示部914、通信部915、及び姿勢検出センサ120を備える。外部通信機器201は、これらの機能部を直接に又は付随的に備える機器であれば、スマートフォンなど任意の通信機器を採用して構わない。
ただし、外部通信機器201は自身が備える姿勢検出センサ120により表面性状測定機101の姿勢を検出する必要から、表面性状測定機101に固定可能な機器である必要がある。
外部通信機器201の表面性状測定機101への固定方法は任意である。例えば、図8に示すように表面性状測定機101に固定手段310を更に備えて、それを用いて固定してもよいし、外部通信機器201に固定手段310を更に備えて、それを用いて固定してもよいし、表面性状測定機101及び外部通信機器201とは別の固定手段310を用いて固定してもよい。
また、表面性状測定機101の演算部810と駆動検出部820とが、図2に示すように一体化されているのではなく、図5に示すように分離している場合、又は分離可能とされている場合には、外部通信機器201は、検出器822が設けられる駆動検出部820に固定する必要がある。
制御部911は、一般的にはCPU(Central Processing Unit)であり、各種プログラムの実行により各部を制御する。記憶部912は、一般的にはRAM(Random Access Memory)やHDD(Hard disk drive)であり、RAMは制御部911の作業領域として、HDDは各種プログラムや各種データの記憶領域として、それぞれ主に使用される。入力部913は、オペレータから測定に関する情報の入力を受け付けるための入力手段であり、例えば、ボタンやタッチパネルディスプレイなどが用いられる。表示部914は、測定結果などを表示するための表示手段であり、例えば、一般的な液晶ディスプレイやタッチパネルディスプレイが用いられる。なお、表示部914に加えて又はその代わりに図示しないプリンタなどの出力部を備えても構わない。通信部915は、表面性状測定機101に対して、制御部911による制御に基づきコマンドを送信するとともに、表面性状測定機101からの応答を受信して制御部911に提供する。通信部915の通信方式は、通信部815と通信可能なものとする。
図7に示す外部通信機器201の記憶部912は、図6に示す機能ブロック図における記憶手段230に相当し、複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値が予め記憶される。
また、更に記憶部912には、入力部913から入力された測定指示に基づき、表面性状測定機101に対して表面性状の測定の実行及び測定結果の送信を要求するコマンドを送信し、表面性状測定機101から提供された測定結果を記憶部912に記憶させる、という制御内容が記述された測定制御プログラムと、姿勢検出センサ120に対して測定姿勢の提供を要求するコマンドを送出し、姿勢検出センサ120から提供された測定姿勢を記憶部912に記憶させる、という制御内容が記述された測定制御プログラムが予め記憶される。
そして、各プログラムが制御部911に読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われ、これにより図6に示す機能ブロック図における測定制御手段210の機能が実現される。
なお、表面性状の測定結果とその際の測定姿勢を記憶部912に記憶させるに際しては、表面性状検出プログラムか測定姿勢取得プログラムのいずれかの記述に基づき、両者が対応付けられて記憶される。
更に、記憶部912には、姿勢検出センサ120により検出された測定姿勢と記憶手段230に予め記憶された複数の姿勢とを照合し、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値が記憶手段230に記憶されていた場合に、当該補正値により測定結果を補正して、補正後の測定結果を測定姿勢とともに記憶部912に記憶させる、という制御内容が記述された補正プログラムが予め記憶される。
そして、補正プログラムが制御部911に読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われ、これにより図1に示す機能ブロック図における補正手段240の機能が実現される。
また、外部通信機器201に、振動検出センサ150を加えて振動時の停止制御が可能な表面性状測定システム300を構成する場合には、記憶部912には更に、振動検出センサ150から振動の検出を示す信号が入力されるのを待機し、信号が入力された際に当該信号に基づき振動の大きさを特定するとともに、振動が所定の大きさより大きいか否かを判定し、大きい場合に表面性状検出プログラムの実行を停止させる、という制御内容が記述された振動検出プログラムが予め記憶される。
そして、振動検出プログラムが制御部811に読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われる。
なお、表面性状測定機101の演算部810と駆動検出部820とが、図2に示すように一体化されているのではなく、図5に示すように分離している場合、又は分離可能とされている場合には、振動検出センサ150は、検出器822が設けられる駆動検出部820に実装する必要がある。
<第3実施形態>
第3実施形態の表面性状測定システム400は、従来の表面性状測定機800をベースとし、姿勢検出センサ(及び振動検出センサ)のみ外部通信機器が実装するものを利用して、より経済的に本発明の表面性状測定機100と同等の効果を得ることを可能とするシステムである。第2実施形態との相違は、第2実施形態の表面性状測定システム300では測定制御を外部通信機器から行うのに対し、本実施形態の表面性状測定システム400では、第1実施形態の表面性状測定機100と同様に表面性状測定機により行う点にある。また、第1実施形態との相違という観点では、実質的に姿勢検出センサ(及び振動検出センサ)が着脱可能である点において異なっている。
〔各機能の説明〕
図9に本発明の表面性状測定システム400の機能ブロック図を示す。
表面性状測定システム400は、表面性状測定機102と表面性状測定機102に固定される外部通信機器202とを備える。
表面性状測定機102は、表面性状検出手段110、記憶手段130、及び補正手段140を備える。すなわち、図1に示す表面性状測定機100から姿勢検出センサ120を除いた構成を備える。各手段の機能は表面性状測定機100のものと同様であるため説明は省略する。
外部通信機器202は姿勢検出センサ120を少なくとも備える。姿勢検出センサ120の機能は表面性状測定機100のものと同様であるため説明は省略する。
以上説明した表面性状測定システム400は、表面性状の測定時における姿勢を姿勢検出センサ120により検出するため、測定姿勢を正確に特定することができ、かつ、予め複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値が用意されているため、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値を用いて、容易にかつ迅速に測定結果を補正することができる。
また、従来技術による表面性状測定機800をベースに表面性状測定システム400を実現する場合、外部通信機器202が具備する姿勢検出センサ120を利用することで、特に、従来技術による表面性状測定機800が予め通信機能を備えるものであれば、他の必要な機能の追加はソフトウェアの変更のみで実現できるため、より低いコストで本発明の表面性状測定機100と同等の効果を得ることができる。
表面性状測定システム400において、外部通信機器202が、表面性状検出手段110の検出器が受ける振動の大きさを検出する振動検出センサ150を更に備えてもよい。振動検出センサ150の機能は表面性状測定機100のものと同様であるため説明は省略する。
振動検出センサ150を更に備え、検出された検出器の振動の大きさが所定の閾値を越えた場合に測定を停止するように構成することで、検出器自体の振動に基づく誤差を含む測定結果を排除することができる。
なお、姿勢検出センサ120と振動検出センサ150は、必ずしも別々に備える必要はなく、双方の機能を備えるひとつのセンサを採用しても構わない。
〔実際の機器への各機能の実装方法〕
本発明の表面性状測定システム400は、図3に示す従来の表面性状測定機800に以下で説明する変更を加えた表面性状測定機102と、以下で説明する構成を備える外部通信機器202と、を組み合わせることで実現することができる。
図7は、表面性状測定システム400を構成する表面性状測定機102と外部通信機器202のそれぞれの内部構成の例を示す図である。
表面性状測定機102は、演算部810と、測定対象物の表面性状を検出して演算部810に対して検出情報を提供する駆動検出部820とを備える。
演算部810は、制御部811、記憶部812、入力部813、表示部814、及び通信部815を備える。このうち、通信部815以外の各部の機能については、図3に示す従来の表面性状測定機800の説明で同じ符号を付した各部の機能と同様であるため、ここでの説明は省略する。
通信部815は、外部通信機器202に対して、制御部811による制御に基づきコマンドを送信するとともに、外部通信機器202からの応答を受信して制御部811に提供する。通信部815の通信方式は任意であり、有線でも無線でも構わない。
駆動検出部820は、駆動軸821aを備える駆動部821と、触針822aを備える検出器822とを備える。これらの機能は、図3に示す従来の表面性状測定機800の駆動検出部820と同じものであるため、ここでの説明は省略する。
このように構成された表面性状測定機102において、記憶部812には、入力部813から入力された測定指示に基づき、駆動部821を駆動して、触針822aが測定対象物の表面に接した状態にある検出器822をX軸方向に移動させ、駆動部821からX軸方向の移動距離を逐次取得するとともに、検出器822から駆動部821の現在位置に対応する触針822aのZ軸方向の変位を逐次取得して、これらの測定結果を記憶部812に記憶させる、という制御内容が記述された表面性状検出プログラムが予め記憶されている。なお、X軸方向の移動距離とZ軸方向の変位を記憶部812に記憶させるに際しては、例えば、Z軸方向の変位をX方向の移動距離の関数として記憶させるとよい。
記憶部812は、図9に示す機能ブロック図における記憶手段130に相当し、表面性状検出プログラムとともに、複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値が予め記憶される。
また、更に記憶部812には、表面性状検出プログラムの実行時に、外部通信機器202の姿勢検出センサ120に対して測定姿勢の提供を要求するコマンドを送出し、その応答として外部通信機器202から提供された測定姿勢を記憶部812に記憶させる、という制御内容が記述された測定姿勢取得プログラムが予め記憶される。
そして、各プログラムが制御部811に読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われ、これにより図9に示す機能ブロック図における表面性状検出手段110の機能が実現される。
なお、表面性状の測定結果とその際の測定姿勢を記憶部812に記憶させるに際しては、表面性状検出プログラムか測定姿勢取得プログラムのいずれかの記述に基づき、両者が対応付けられて記憶される。
更に、記憶部812には、姿勢検出センサ120により検出された測定姿勢と記憶手段130に予め記憶された複数の姿勢とを照合し、測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値が記憶手段130に記憶されていた場合に、当該補正値により測定結果を補正して、補正後の測定結果を測定姿勢とともに記憶部812に記憶させる、という制御内容が記述された補正プログラムが予め記憶される。
そして、補正プログラムが制御部811に読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われ、これにより図9に示す機能ブロック図における補正手段140の機能が実現される。
一方、外部通信機器202は、制御部911、記憶部912、入力部913、表示部914、通信部915、及び姿勢検出センサ120を備える。外部通信機器202は、これらの機能部を直接に又は付随的に備える機器であれば、スマートフォンなど任意の通信機器を採用して構わない。
ただし、外部通信機器202は自身が備える姿勢検出センサ120により表面性状測定機102の姿勢を検出する必要から、表面性状測定機102に固定可能な機器である必要がある。
外部通信機器202の表面性状測定機102への固定方法は任意である。例えば、表面性状測定機102に固定手段を更に備えて、それを用いて固定してもよいし、外部通信機器202に固定手段を更に備えて、それを用いて固定してもよいし、表面性状測定機101及び外部通信機器201とは別の固定手段を用いて固定しても構わない。
また、表面性状測定機102の演算部810と駆動検出部820とが、図2に示すように一体化されているのではなく、図5に示すように分離している場合、又は分離可能とされている場合には、外部通信機器202は、検出器822が設けられる駆動検出部820に固定する必要がある。
外部通信機器202の通信部915以外の各部の機能については、表面性状測定システム300の説明で同じ符号を付した各部の機能と同様であるため、ここでの説明は省略する。
通信部915は、表面性状測定機102から送信されたコマンドを受信して制御部911に提供するとともに、制御部911による処理結果を表面性状測定機102に送信する。通信部915の通信方式は、通信部815と通信可能なものとする。
このように構成された外部通信機器202において、記憶部912には、表面性状測定機102からの測定姿勢の提供を要求するコマンドの受信を契機に、姿勢検出センサ120が検出した姿勢を取得して表面性状測定機102に送信する、という制御内容が記述された姿勢提供プログラムが予め記憶される。
そして、姿勢提供プログラムが制御部911に読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われる。
また、外部通信機器202に、振動検出センサ150を加えて振動時の停止制御が可能な表面性状測定システム400を構成する場合には、記憶部912には更に、振動検出センサ150から振動の検出を示す信号が入力されるのを待機し、信号が入力された際に当該信号に基づき振動の大きさを特定して、この振動の大きさを含む振動情報を表面性状測定機102に送信する、という制御内容が記述された振動情報提供プログラムが記憶される。
また、表面性状測定機102の記憶部812には更に、外部通信機器202からの振動情報の受信を待機し、受信した際に、振動が所定の大きさより大きいか否かを判定し、大きい場合に表面性状検出プログラムの実行を停止させる、という制御内容が記述された振動検出プログラムが予め記憶される。
そして、振動検出プログラムが制御部811に、振動情報提供プログラムが制御部911に、それぞれ読み込まれて実行されることで、各部に対してプログラムに記述された内容の制御が行われる。
なお、表面性状測定機102の演算部810と駆動検出部820とが、図2に示すように一体化されているのではなく、図5に示すように分離している場合、又は分離可能とされている場合には、振動検出センサ150は、検出器822が設けられる駆動検出部820に実装する必要がある。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。すなわち、本発明において表現されている技術的思想の範囲内で適宜変更が可能であり、その様な変更や改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含む。
100、101、102、800…表面性状測定機
110、111…表面性状検出手段
120…姿勢検出センサ
130、230…記憶手段
140、240…補正手段
150…振動検出センサ
201、202…外部通信機器
210…測定制御手段
300、400…表面性状測定システム
310…固定手段
810…演算部
811、911…制御部
812、912…記憶部
813、913…入力部
814、914…表示部
815、915…通信部
820…駆動検出部
821…駆動部
821a…駆動軸
822…検出器
822a…触針

Claims (6)

  1. 検出器の触針により測定対象物の表面のトレースを実行した際の、前記触針の変位の推移として把握される、前記測定対象物の表面性状の測定結果を出力する表面性状検出手段と、
    前記検出器の測定時における姿勢である測定姿勢を検出する、着脱可能に実装される姿勢検出センサと、
    複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値を予め記憶する記憶手段と、
    前記測定姿勢と前記記憶手段に記憶された前記複数の姿勢とを照合し、前記測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値により前記測定結果を補正する補正手段と、
    を備える表面性状測定機。
  2. 前記検出器が受ける振動の大きさを検出する振動検出センサを更に備え、
    前記表面性状検出手段は、前記表面性状の測定中に前記振動の大きさが所定の閾値を越えた場合には測定を停止する、
    ことを特徴とする請求項に記載の表面性状測定機。
  3. 前記振動検出センサは、着脱可能に実装されることを特徴とする請求項に記載の表面性状測定機。
  4. 外部通信機器からのコマンドの受信を契機に検出器の触針により測定対象物の表面のトレースを実行した際の、前記触針の変位の推移として把握される、前記測定対象物の表面性状の測定結果を前記外部通信機器に送信する表面性状測定機と、
    前記表面性状測定機に固定される外部機器と、
    を備える表面性状測定システムであって、
    前記外部通信機器は、
    前記検出器の測定時における姿勢である測定姿勢を検出する姿勢検出センサと、
    複数の姿勢のそれぞれに対応する補正値を予め記憶する記憶手段と、
    前記表面性状測定機に対して前記表面性状の測定の実行及び前記測定結果の送信を要求するコマンドを送信する測定制御手段と、
    前記測定姿勢と前記記憶手段に記憶された前記複数の姿勢とを照合し、前記測定姿勢に相当する姿勢に対応する補正値により前記表面性状測定機から受信した前記測定結果を補正する補正手段と、
    を備える
    ことを特徴とする表面性状測定システム。
  5. 前記外部通信機器は、
    前記検出器が受ける振動の大きさを検出する振動検出センサを更に備え、
    前記測定制御手段は、前記表面性状の測定中に前記振動の大きさが所定の閾値を越えた場合に測定を停止させるコマンドを前記表面性状測定機に送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の表面性状測定システム。
  6. コンピュータを、請求項に記載の表面性状測定システムにおける測定制御手段及び補正手段として機能させるためのプログラム。

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