JP6918258B1 - 空気調和機及び熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】交換のための冷媒として非共沸混合冷媒を用いた場合の熱交換性能を向上させることを目的とする。【解決手段】非共沸混合冷媒を用いる空気調和機であって、蒸発器及び凝縮器として動作可能な熱交換器を備え、熱交換器が蒸発器として動作する場合の冷媒入口側である蒸発器入口側には、空気の流れる方向に複数列の伝熱管が形成され、熱交換器が蒸発器として動作する場合の冷媒出口側である蒸発器出口側には、空気の流れる方向に1列の伝熱管が形成され、蒸発器入口側における冷媒の流れる方向が空気の流れに対して並行流となるように形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機及び熱交換器に関する。
空気調和機においては、地球温暖化防止のため、GWP(Global Warming Potential:地球温暖化係数)が低い冷媒を使う必要がある。低GWP冷媒として、非共沸混合冷媒が多く提案されている。非共沸混合冷媒は、単一冷媒と違い、組成成分それぞれの沸点の違いから温度勾配があるため、同じ圧力で乾き度が大きくなるにつれて、温度が上昇する。このため、凝縮器基準で冷媒と空気の流れを対向流にし、蒸発器として利用する場合には、空気と冷媒との温度差を取るのが難しい。これに対し、特許文献1には、熱交換器を蒸発器あるいは凝縮器として利用する場合に、空気流に対して冷媒の流れが並行流となる伝熱管と、対向流となる伝熱管とを備える技術が開示されている。
特開2002−195675号公報
特許文献1の技術においては、熱交換器が蒸発器として動作する場合に、対向流となる区間では、風上側の熱交換器列に対し風下側の熱交換器列は、同じ蒸発圧力の場合に、冷媒温度が下がり、冷媒と空気に温度差があるため、熱交換性能の低下を抑制することができる。しかしながら、蒸発器として動作する場合に対向流となる区間は、熱交換器が凝縮器として動作する場合には並行流となる。このため、風上側の熱交換器列において冷媒ガスと熱交換した空気が、風下側の熱交換列を通過する際には、冷媒と空気の温度差が確保されない可能性がある。また、空気と風上側の熱交換列で2相冷媒と熱交換した後の空気が風下側の熱交換器列で低乾き度の冷媒と熱交換する際に温度が確保されず、単一冷媒相当の過冷却を達成できない可能性がある。これらのことから、熱交換性能が大幅に低下し、空気調和機の総合的な性能低下に繋がる可能性があるという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、熱交換のための冷媒として非共沸混合冷媒を用いた場合の熱交換性能を向上させることを目的とする。
本発明は、非共沸混合冷媒を用いる空気調和機であって、蒸発器及び凝縮器として動作可能な熱交換器を備え、前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒入口側である蒸発器入口側には、空気の流れる方向に複数列の伝熱管が形成され、前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒出口側である蒸発器出口側には、空気の流れる方向に1列の伝熱管が形成され、前記蒸発器入口側における冷媒の流れる方向が空気の流れに対して並行流となるように冷媒流路が形成され、前記蒸発器出口は、前記蒸発器入口よりも鉛直方向の上側に設けられる
また、本発明の他の形態は、非共沸混合冷媒を用いる空気調和機であって、蒸発器及び凝縮器として動作可能な熱交換器を備え、前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒入口側である蒸発器入口側には、空気の流れる方向に複数列の伝熱管が形成され、前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒出口側である蒸発器出口側には、空気の流れる方向に1列の伝熱管が形成され、前記蒸発器入口側における冷媒の流れる方向が空気の流れに対して並行流となるように冷媒流路が形成され、前記熱交換器は、前記複数列の伝熱管に対応した伝熱面積が、前記1列の伝熱管に対応した伝熱面積以下となるように形成される。
本発明の他の形態は、蒸発器及び凝縮器として動作可能で、かつ非共沸混合冷媒を用いる熱交換器であって、前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒入口側である蒸発器入口側には、空気の流れる方向に複数列の伝熱管が形成され、前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒出口側である蒸発器出口側には、空気の流れる方向に1列の伝熱管が形成され、前記蒸発器入口側における冷媒の流れる方向が空気の流れに対して並行流となるように形成され、前記蒸発器出口は、前記蒸発器入口よりも鉛直方向の上側に設けられる
また、本発明の他の形態は、蒸発器及び凝縮器として動作可能で、かつ非共沸混合冷媒を用いる熱交換器であって、前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒入口側である蒸発器入口側には、空気の流れる方向に複数列の伝熱管が形成され、前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒出口側である蒸発器出口側には、空気の流れる方向に1列の伝熱管が形成され、前記蒸発器入口側における冷媒の流れる方向が空気の流れに対して並行流となるように形成され、前記複数列の伝熱管に対応した伝熱面積が、前記1列の伝熱管に対応した伝熱面積以下となるように形成される。
本発明によれば、熱交換のための冷媒として非共沸混合冷媒を用いた場合の熱交換性能を向上させることができる。
空気調和機の全体図である。 熱交換器を模式的に示す図である。 p−h線図を示す図である。 伝熱管内冷媒の温度変化を示す図である。 2列部伝熱面積の割合と、効率増加率との関係を示すグラフを示す図である。 第2の変形例に係る熱交換器を模式的に示す図である。 第3の変形例に係る熱交換器を模式的に示す図である。 第3の変形例に係る熱交換器を模式的に示す図である。 扁平管を用いた熱交換器における流路面積の説明図である。 第6の変形例に係る熱交換器を模式的に示す図である。
図1は、実施形態に係る空気調和機1の全体図である。空気調和機1は、冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)で冷媒を循環させることによって、空調を行う。本実施形態の空気調和機1においては、熱交換のための冷媒として非共沸混合冷媒が用いられる。図1に示すように、空気調和機1は、屋外(室外)に設置される室外機10と、室内(被空調空間)に設置される室内機20と、を備えている。
室外機10は、圧縮機11と、四方弁12と、アキュムレータ13と、室外熱交換器114と、室外ファン15と、室外膨張弁16と、を有している。圧縮機11は、低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐出する機器である。室外熱交換器14において、冷凍サイクルを循環する冷媒と、室外ファン15から送り込まれる外気と、の間で熱交換が行われる。室外熱交換器14は、四方弁12の切り替えにより凝縮器及び蒸発器として動作する。
室内機20は、室内熱交換器21と、室内ファン22、を有している。室内熱交換器21において、冷凍サイクルを循環する冷媒と、室内ファン22から送り混まれる室内空気と、の間で熱交換が行われる。室内熱交換器21は、四方弁12の切り替えにより凝縮器及び蒸発器として動作する。なお、他の例としては、空気調和機1がビル用マルチエアコン等の場合には、室内機20は、室内熱交換器21から延びる冷媒管2及び室外膨張弁16から延びる冷媒管2と接続する室内膨張弁23をさらに備えてもよい。
冷房運転では、実線矢印で示すように、圧縮機11より吐出された高温高圧のガス冷媒は、室外熱交換器14に送られ、室外熱交換器14に付設された室外ファン15の駆動により室外空気と熱交換して凝縮し、高圧の液冷媒となる。液冷媒は、全開の室外膨張弁16を通過し、冷媒管2を通じて室内機20に送られる。そして、液冷媒は、室内熱交換器21で、付設された室内ファン22の駆動により室内空気と熱交換して低圧低温のガス冷媒となり、四方弁12、アキュムレータ13を通り圧縮機11に戻る。
一方、暖房運転では、破線矢印で示すように、圧縮機11で圧縮された高圧ガス冷媒が四方弁12を通り、冷媒管2を通して、室内機20の室内熱交換器21に供給される。ガス冷媒は、室内熱交換器21で室内空気を加熱しながら凝縮されて液冷媒となり、冷媒管2を通じて室外機10に戻る。その後、冷媒は室外膨張弁16を通り、室外熱交換器14で室外空気と熱交換をすることで蒸発してガス冷媒となり、四方弁12、アキュムレータ13を通り、圧縮機11に戻る。
図2は、室外熱交換器14及び室内熱交換器21として用いられる熱交換器30を模式的に示す図である。なお、図2に示す3次元座標におけるX軸方向(紙面の奥行方向)を熱交換器30の横方向、Y軸方向(紙面の縦方向)を熱交換器30の上下方向(紙面上側が上方向)、Z軸方向(紙面の横方向)を熱交換器30の奥行方向とする。熱交換器30は、室外機10及び室内機20が設置された状態において、熱交換器30の上下方向が鉛直方向に沿うように設けられる。また、ファン(室外ファン15、室内ファン22)により空気の流れる方向を矢印Aで示す。熱交換器30のうち紙面において左側が風上側、右側が風下側となる。
熱交換器30は、複数の伝熱管31と、複数のフィン32とを有している。フィン32は、その面方向がX軸に垂直になるように設けられている。図2においては、1つのフィン32のみを示しているが、複数のフィン32が一定の間隔でX軸方向に配置されている。複数の伝熱管31は、フィン32を貫通するように設けられている。
さらに、熱交換器30の下側の領域には、空気の流れる方向Aに沿って2列の伝熱管31が配設されている。また、熱交換器30の上側の領域においては、空気の流れる方向Aに沿って1列の伝熱管31が配設されている。以下においては、2列の伝熱管が配設された領域を2列部322と称し、1列の伝熱管が配設された領域を1列部321と称する。また、2列部322のうち、風上側の列を風上列331と称し、風下側の列を風下列332と称する。1列部321の伝熱管31には、その内側の断面積M1が、2列部322の伝熱管31の内側の断面積M2よりも大きいものが用いられる。
熱交換器30は、2列部322と、1列部321のすべての伝熱管31とフィン32が一体に形成されたものとする。ただし、他の例としては、1列部321のユニットと、風上列331のユニットと、風下列332のユニット、というように、複数のユニットを組み合わせることで熱交換器30が形成されてもよい。
伝熱管31の第1冷媒出入口311は、風上側に設けられ、冷媒管2を介して膨張弁(室外膨張弁16)に接続する。伝熱管31の第2冷媒出入口312は、1列部321の上側に設けられ、四方弁12及びアキュムレータ13を介して圧縮機11に接続する。熱交換器30において、伝熱管31の第1冷媒出入口311及び第2冷媒出入口312は、それぞれ、熱交換器30が蒸発器として動作する場合に、冷媒入口及び冷媒出口となる。以下、蒸発器として動作する場合の冷媒入口及び冷媒出口をそれぞれ蒸発器入口及び蒸発器出口と称する。
熱交換器30が蒸発器として動作する場合に、蒸発器入口(第1冷媒出入口311)から風下に向かい、2列部322の端部313から、1列部321の下側の端部314へ入り、1列部321を経由して、蒸発器出口(第2冷媒出入口312)へ向かう冷媒経路が形成されている。なお、熱交換器30が凝縮器として動作する場合には、この冷媒流路を熱交換器30が蒸発器として動作する場合と逆向きに冷媒が流れる。
このような冷媒流路においては、熱交換器30が凝縮器として動作する場合に、蒸発器入口側、すなわち2列部322において、冷媒の流れが空気の流れに対して対向流となる。したがって、凝縮器として動作する場合の熱交換効率を向上させることができる。また、従来例のように、熱交換器30を蒸発器として動作させた場合に、蒸発器出口側が対向流となるようにした場合には、熱交換器30を凝縮器として動作させた場合に、蒸発器出口側の冷媒の流れが並行流となり、熱交換効率が低下してしまう。これに対し、本実施形態においては、蒸発器出口側を1列の伝熱管とすることで、凝縮器としての性能が低下するのを防ぐことができる。
さらに、熱交換器30においては、蒸発器としての性能の低下を防ぐため、圧力損失による温度低下が非共沸混合冷媒の温度勾配による温度上昇に比べて優勢になるように、2列部322の伝熱管31の断面積M2が設計されている。ここで、温度勾配とは、熱交換器での蒸発又は凝縮における開始温度と終了温度が異なることである。圧力損失が大きくなると、圧力損失による温度低下が温度勾配による温度上昇に比べて優勢となる。このように圧力損失が優勢となる結果、蒸発器入口から伝熱管を流れるにつれて冷媒の温度が徐々に低下する。すなわち、蒸発器入口から、空気の流れに沿って、冷媒の温度が低下する。これにより、風上から風下に向かう方向において、空気と冷媒の温度差を同程度とすることができる。このため、風上側及び風下側の伝熱管がいずれも熱交換に有効に利用され、熱交換の効率を向上させることができる。
さらに、1列部321の伝熱管として、その断面積M1が2列部322の断面積M2よりも大きいものが用いられる。すなわち、1列部321の流路面積は、2列部322の流路面積よりも大きくなる。これにより、1列部321において冷媒の流速が遅くなり、圧力損失が小さくなる。したがって、2列部321においては、非共沸混合冷媒の温度勾配による温度上昇が圧力損失による温度上昇に比べて優勢になり、1列部321において圧力損失が増加することによる、蒸発器としての熱交換性能の低下を防ぐことができる。
図3は、p−h線図を示す図である。グラフの横軸及び縦軸は、それぞれ比エンタルピー及び圧力を示す。実線は、本実施形態の冷凍サイクルを模式的に示している。またT1、T2は、等温線の一部である。図中の冷凍サイクルでの各状態を説明する。図中においてH1は圧縮機吸入、H2は圧縮機吐出および凝縮器入口、H3は凝縮器出口、H4は蒸発器入口、H5は蒸発器入口部と蒸発器出口の中間部を示している。このような順序で冷媒状態が変化し冷凍サイクルが形成される。熱交換のための冷媒として非共沸混合冷媒を用いることから、圧力が一定の場合、冷媒蒸発時に温度が上昇する。しかしながら、前述の通り、蒸発器入口側では、非共沸混合冷媒の温度勾配に対し圧力損失が優勢となることに起因して、温度が低下する。図3におけるS1の範囲は、この圧力損失に起因して、冷媒の温度が徐々に低下する蒸発器入口側の領域である。S1の範囲は、熱交換器30が蒸発器として動作する場合に並行流となる、2列部322の伝熱管31に対応する。また、S2の範囲は、圧力損失よりも非共沸混合冷媒の温度勾配が優勢となり、冷媒の温度が徐々に上昇する蒸発器出口側の領域である。S2の範囲は、1列部321の伝熱管31に対応する。
図4は、冷媒の流れによる、伝熱管内の冷媒の温度変化を示す図である。図4に示すグラフの横軸及び縦軸はそれぞれ、伝熱管長及び伝熱管内冷媒温度を示す。ここで、伝熱管長は、蒸発器入口からの冷媒流路の距離である。図4に示すように、2列部322に対応する範囲(S1)においては、圧力損失に起因して伝熱管内冷媒温度は、蒸発器入口における冷媒温度T11から徐々に低下する。その後、非共沸混合冷媒の温度勾配が優勢になり、伝熱管内冷媒温度は低下から上昇に切り替わり、1列部321に対応する範囲(S2)においては、2列部322における最低温度T12から蒸発器出口における冷媒温度T13まで伝熱管内冷媒温度は徐々に上昇する。
すなわち、前述の通り、1列部321においては、風上側から風下側に向けて空気の温度が低下するため、伝熱管内の冷媒の温度変化を空気の温度変化と同様にすることができる。これにより、熱交換効率を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、図4に示すように、蒸発器出口における冷媒温度T13が、1列部321と2列部322の切り替え点の冷媒温度T12よりも高く、かつ空気の温度Taよりも低くなるように、伝熱管31(伝熱管31の流路面積)が設計されているものとする。このように、1列部321の冷媒温度T12よりも高くように設計されることで、1列部321における圧力損失を減らし、吸い込み圧力を下げ過ぎないようにすることができる。また、1列部321の冷媒温度を空気の温度Taよりも低い温度とすることで、熱交換効率が低下するのを防ぐことができる。なお、空気の温度は、熱交換器30により熱交換される空気の温度であり、熱交換される空気の温度は、天候等により変動する。そこで、実際には、空気調和機1が設置される地域において取り得るすべての温度条件において、空気の温度TaとT12の温度差が、T13とT12の温度差よりも大きくなるように設計れればよい。
さらに、熱交換器30は、蒸発器入口と蒸発器出口の温度が等しくなるように設計されるのが好ましい。1列部321と2列部322の伝熱管の流路面積等を設計することにより、蒸発器入口と蒸発器出口の温度を等しくすることができる。このように、蒸発器入口と蒸発器出口の温度を等しくすることにより、熱交換器30の全体の熱交換効率を向上させることができる。
また、熱交換器30は、2列部322に対応した伝熱面積が、1列部321に対応した伝熱面積以下となるように形成される。ここで、2列部322の伝熱面積は、2列部322におけるフィン32の表面積であり、2列部321の伝熱面積は、1列部321におけるフィン32の表面積である。以下、この伝熱面積の関係について説明する。図5は、2列部伝熱面積の割合と、効率増加率との関係を示すグラフを示す図である。横軸は、2列部伝熱面積の割合を示し、縦軸は、効率増加率を示す。ここで、2列部伝熱面積とは、熱交換器30の全体の伝熱面積に対する、2列部に対応した伝熱面積の割合である。また、効率増加率は、蒸発器入口側及び蒸発器出口側がいずれも対向流となる熱交換器を基準とした場合の、本実施形態に示すように蒸発器入口側が並行流となる熱交換器におけるエネルギー効率の増加率である。なお、冷媒としては、同一の非共沸混合冷媒を用いた。エネルギー効率としては、APF(Annual Performance Factor:通年エネルギー消費効率)の値を用いた。
図5に示す線Qは、シミュレーションにより求めた、ある非共沸混合冷媒を用いた場合の効率増加率の変化を示している。同様に、温度勾配の異なる複数の非共沸混合冷媒を用いて、シミュレーション及び実験を行った。これらのシミュレーション及び実験の結果、明らかな効率増加がみられるのは、2列部伝熱面積の割合が10%〜50%の範囲であることが分かった。さらに、効率増加率が最高値を取る範囲は、2列部伝熱面積の割合が20%〜35%の範囲であることがわかった。
以上のことから、熱交換器30は、2列部322の伝熱面積が1列部321の伝熱面積以下となるように形成されるのが好ましい。さらに、2列部伝熱面積の割合が10%以上50%以下の範囲P1となるように形成されるのが好ましい。また、熱交換器30は、2列部伝熱面積の割合が15%以上40%以下の範囲P2となるように形成されるのがさらに好ましい。なお、15%以上40%以下の範囲は、効率増加率が最高値を取る範囲にマージンを含めた範囲である。
なお、フィン32の幅方向の長さが、フィン32の上下方向の位置によらず一定の場合には、上記伝熱面積の割合は、フィン32の高さ方向の割合と等しくなる。ここで、幅方向とは、空気の流れる方向Aに対応した方向である。
さらに、1列部321におけるフィン32の幅と、2列部322におけるフィン32の幅とが、等しくなるように形成されるのが好ましい。ここで、フィン32の横幅とは、空気の流れる方向Aに沿ったフィン32の幅(長さ)である。このように、1列部321におけるフィン32の幅を2列部322におけるフィン32の幅と等しくすることで、所定の高さに含まれる伝熱管31の数が1列部321の方が2列部322に比べて少ないことによる、1列部321の熱交換効率の低下を補うことができる。
なお、例えば、1列部321のフィン32の幅が2列部322のフィン32の幅よりも小さい場合には、1列部321における熱交換性能が低下する。一方で、1列部321のフィン32の幅が2列部322のフィン32の幅よりも大きい場合には、1列部321のフィン32のうち、2列部322のフィン32よりも長い部分に霜が付き、除霜できず、熱交換器30の破損に繋がる可能性がある。したがって、1列部321のフィン32と2列部322のフィンの幅は、両フィンの幅の差が、熱交換性能の低下や及び着霜が起こらない程度に等しければよい。
なお、2列部322の風上列331と風下列332とが別のユニットとして形成されている場合には、風上列331のフィンの幅と風下列のフィンの幅の合計値を2列部322のフィンの幅とし、2列部322のフィンの幅と1列部のフィンの幅が等しいものとする。なお、複数列の伝熱管が複数のユニットで形成されている場合には、各ユニットのフィンの幅の合計値を複数列の伝熱管におけるフィンの幅とする。
本実施形態に係る空気調和機1において利用される非共沸混合冷媒は、熱交換時の温度勾配が2℃以上の冷媒であることが好ましい。温度勾配が2℃以上の非共沸混合冷媒を用いることで、蒸発器として動作する場合に温度勾配が圧力損失に比べて優勢になる領域においても、効率的に熱交換を行うことができる。さらに、非共沸混合冷媒は、熱交換時の温度勾配が7℃以下の冷媒であることが好ましい。温度勾配が7℃を超えると、熱交換時の冷媒温度の低下により熱交換器30に霜が付く可能性が高くなるためである。すなわち、温度勾配が7℃以下の非共沸混合冷媒を用いることにより、霜の付着を防ぐことができる。非共沸混合冷媒としては、R32やR125など熱交換のための性能を確保するための冷媒と、HFO−1234yf、HFO−1234ze(E)、HFO-1123、HFO1132a、HFO−1132(E)R744、R290、R600a、CFI(トリフルオロヨードメタン)のようにGWPが比較的低い冷媒の混合冷媒が挙げられる。これらの冷媒の混合冷媒において、上記温度勾配の範囲になるように、混合割合などが調整されるものとする。
また、図2に示すように、室外機10及び室内機20が設置された状態において、熱交換器30の蒸発器出口は、蒸発器入口よりも鉛直方向の上側に設けられている。熱交換器30においては、フィン32に霜が付くことがある。この場合に、熱交換器30を凝縮器として動作させることで除霜を行う。除霜を行う場合に、凝縮入口側(蒸発器出口側)は冷媒が流れにくく、霜が溶けにくい。一方、凝縮出口側(蒸発器入口側)は流速が速く、冷媒が流れやすいため、霜が溶けやすい。本実施形態の熱交換器30においては、蒸発器入口側の流速が蒸発器出口側の流速に比べて速いため、上記の通り、蒸発器出口側を蒸発器入口側よりも鉛直方向上側に設けられるようにした。これにより、熱交換器30の下側において徐霜において霜が溶け切らずに残ってしまうのを防ぐことができる。さらには、熱交換器30の下側にはドレン水を受けるためのドレンパン(不図示)やドレン水の排出口(不図示)において氷が成長し、徐霜により生じた水を排出できなくなるのを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態に係る空気調和機1の室外熱交換器14及び室内熱交換器21として利用される熱交換器30においては、蒸発器入口側に1列の伝熱管が設けられ、蒸発器出口側に2列の伝熱管が設けられている。さらに、熱交換器30は、蒸発器として動作する場合に、蒸発器入口側の冷媒の流れが並行流になるように形成され、2列部の流路面積が1列部の流路面積よりも大きくなるように形成されている。これにより、熱交換器30は、蒸発器として動作する場合も凝縮器として動作する場合も、熱交換性能が低下するのを防ぐことができる。すなわち、熱交換のための冷媒として、非共沸混合冷媒を用いた場合の熱交換器の熱交換性能を向上させることができる。
第1の変形例としては、本実施形態においては、室外熱交換器14及び室内熱交換器21として熱交換器30が用いられることとしたが、室外熱交換器14及び室内熱交換器21の少なくとも一方に熱交換器30が用いられればよい。
次に第2の変形例としては、1列部321の伝熱管31の流路面積が2列部322の流路面積よりも大きくなるように設計されていればよく、そのための具体的な構成は実施形態に限定されるものではない。例えば、1列部321における冷媒流路(パス)の数が2列部322におけるパスの数よりも多くなるように設計されてもよい。図6は、第2の変形例に係る熱交換器40を模式的に示す図である。熱交換器40においては、1列部321と2列部322において、内側の断面積の等しい伝熱管31が用いられる。そして、熱交換器40においては、1列部321の端部313から2つの冷媒経路(2パス)に分岐する。これら2つの冷媒流路のうち一方は、1列部321において、上側の端部314aから第2冷媒出入口312aまで下方向に流れ、他方は、1列部321において、下側の端部314bから冷媒出口312bまで上方向に流れる。このように、1列部321と2列部322において断面積の等しい伝熱管を用いた上で、1列部321のパスの数を増やすことで、1列部321の流路面積を2列部322の流路面積よりも大きくしてもよい。
なお、このように、断面積の等しい伝熱管31を用いる場合において、1列部321におけるパスの数は、3以上でもよい。また、他の例としては、1列部321における伝熱管31の断面積が2列部322における伝熱管31の断面積よりも大きく、かつ2列部322におけるパスの数を1列部のパスの数よりも多い、というように、目標の圧力損失となるように伝熱管の断面積及びパスの数の両方をパラメータとして設計してもよい。
第3の変形例としては、伝熱管の形状は、図2に示すように断面が円形となる丸管に限定されるものではない。例えば、断面が扁平な扁平管が伝熱管として用いられてもよい。また、他の例としては、内面溝付管のように、内側に溝が形成されていてもよい。図7は、扁平管を備えた熱交換器41を示す図である。伝熱管401として扁平管を用いることにより、同一の高さにおいて、流路面積が扁平管と等しい丸管を用いた場合よりも、多い数の伝熱管を配列することができる。さらに、扁平管を用いることで、伝熱管からフィン402の風上側及び風下側の端402a,402bまでの距離を短くすることができるため、丸管に比べて熱交換効率を向上させることができる。なお、この場合、1列の扁平多孔管を2つ固定することで2列部が形成されてもよく、2列の扁平管が2列部として一体に形成されてもよい。また、1列部のユニットと2列部のユニットが上下方向に固定されることで熱交換器41が形成されてもよく、1列部と2列部とが熱交換器41として一体に形成されてもよい。
さらに、扁平管など丸管以外の場合においては、1列部321の伝熱管の管幅が2列部322の伝熱管の管幅に比べて長くなるように伝熱管が形成されてもよい。ここで、管幅とは、空気の流れる方向Aに沿った方向における伝熱管の幅である。図7の例では、1列部321の伝熱管401の管幅はN1であり、2列部322の伝熱管401の管幅はN2である。このように、1列部321の管幅が2列部322の管幅に比べて長くなるように伝熱管を形成することで、1列部321において、伝熱管401からフィン402の端402a、402bまでの距離が遠くなることによる熱交換効率の低下を防ぐことができる。
さらに、扁平管を用いた熱交換器においては、目標の圧力損失に対応した流路面積になるように、伝熱管の断面積と、分岐パスの数とをパラメータとして設計されてもよい。図8に示すように、熱交換器42において、扁平管を用い、分岐ヘッダ421a、421bを使うことで流路面積を調整することができる。扁平多孔管を使用した熱交換器42では扁平管422とフィン423が一体に形成され、さらにこの両端に分岐ヘッダ421a、421bが配置される。そして、熱交換器42においては、分岐ヘッダ421a、421bを用いて一度に複数本の冷媒管(扁平管)へ冷媒を分岐させることができる。このように使用する伝熱管の断面積のみではなく分岐本数の調節によっても、合計の流路面積、すなわち圧力損失が目標値になるよう設計することができる。蒸発器出口側において蒸発器入口部側に比べて分岐させる伝熱管の数を増やしていくことで伝熱管内の流速を低下させ、圧力損失を低下させることができる。また蒸発器出口側において、順次伝熱管の本数を増加させることでも同様に圧力損失を低下させることができる。
第4の変形例としては、熱交換器の下側の伝熱管の列の数は複数であればよく、2列に限定されるものではない。他の例としては、熱交換器は、例えば、3列の伝熱管を備えてもよい。図9は、3列の伝熱管431を備えた熱交換器43を示す図である。図9には、伝熱管が扁平管の例を示している。この場合も、冷媒流路は、蒸発器入口から風上、中央、風下の冷媒管を順に経由して、1列の伝熱管に繋がる。これにより、蒸発器入口側における冷媒の流れる方向を空気の流れに対して並行流とすることができる。
第5の変形例としては、蒸発器出口は、蒸発器入口よりも鉛直方向の上側に設けられていればよく、蒸発器出口と蒸発器入口のX軸方向及びZ軸方向の位置関係は、実施形態に限定されるものではない。例えば、熱交換器30の上部側が風上側に傾いた状態に設けられ、蒸発器出口は、蒸発器入口よりも風上側に設けられていてもよい。
第6の変形例としては、図10に示す熱交換器44のように、1列部321と2列部322の伝熱管の断面積は等しくてもよい。この場合も、蒸発器出口側を1列の伝熱管とすることで、凝縮器としての性能が低下するのを防ぐことができる。
本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、例えばある実施形態の変形例を他の実施形態に適用するなど、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 空気調和機
10 室外機
11 圧縮機
12 四方弁
13 アキュムレータ
14 室外熱交換器
15 室外ファン
16 室外膨張弁
20 室内機
21 室内熱交換器
22 室内ファン
23 室内膨張弁
30、40、41、42、43、44 熱交換器
31 伝熱管
32 フィン
311 第1冷媒出入口
312 第2冷媒出入口

Claims (12)

  1. 非共沸混合冷媒を用いる空気調和機であって、
    蒸発器及び凝縮器として動作可能な熱交換器を備え、
    前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒入口側である蒸発器入口側には、空気の流れる方向に複数列の伝熱管が形成され、
    前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒出口側である蒸発器出口側には、空気の流れる方向に1列の伝熱管が形成され、
    前記蒸発器入口側における冷媒の流れる方向が空気の流れに対して並行流となるように冷媒流路が形成され
    前記蒸発器出口は、前記蒸発器入口よりも鉛直方向の上側に設けられる、空気調和機。
  2. 非共沸混合冷媒を用いる空気調和機であって、
    蒸発器及び凝縮器として動作可能な熱交換器を備え、
    前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒入口側である蒸発器入口側には、空気の流れる方向に複数列の伝熱管が形成され、
    前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒出口側である蒸発器出口側には、空気の流れる方向に1列の伝熱管が形成され、
    前記蒸発器入口側における冷媒の流れる方向が空気の流れに対して並行流となるように冷媒流路が形成され、
    前記熱交換器は、前記複数列の伝熱管に対応した伝熱面積が、前記1列の伝熱管に対応した伝熱面積以下となるように形成される、空気調和機。
  3. 前記熱交換器は、前記1列の伝熱管の流路面積が前記複数列の伝熱管の流路面積よりも大きくなるように形成される、請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記複数列の伝熱管よりも断面積の大きい伝熱管が前記1列の伝熱管として用いられる、請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記1列の伝熱管及び前記複数列の伝熱管として、断面積の等しい伝熱管が用いられ、
    前記1列の伝熱管における冷媒流路の数は、前記複数列の伝熱管における冷媒流路の数よりも多い、請求項3に記載の空気調和機。
  6. 前記1列の伝熱管に対応したフィンの幅と前記複数列の伝熱管に対応したフィンの幅が等しい、請求項1乃至の何れか1項に記載の空気調和機。
  7. 前記蒸発器出口の前記非共沸混合冷媒の温度が前記1列の伝熱管における最低温度よりも高く、前記非共沸混合冷媒と熱交換される空気の温度よりも低くなるように伝熱管が形成される、請求項に記載の空気調和機。
  8. 前記1列の前記伝熱管の、前記空気の流れる方向における管幅が前記複数列の前記伝熱管の前記管幅よりも大きい、請求項1乃至の何れか1項に記載の空気調和機。
  9. 前記1列の前記伝熱管は、扁平管である、請求項1乃至の何れか1項に記載の空気調和機。
  10. 前記複数列の前記伝熱管は、扁平管である、請求項1乃至の何れか1項に記載の空気調和機。
  11. 蒸発器及び凝縮器として動作可能で、かつ非共沸混合冷媒を用いる熱交換器であって、
    前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒入口側である蒸発器入口側には、空気の流れる方向に複数列の伝熱管が形成され、
    前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒出口側である蒸発器出口側には、空気の流れる方向に1列の伝熱管が形成され、
    前記蒸発器入口側における冷媒の流れる方向が空気の流れに対して並行流となるように形成され
    前記蒸発器出口は、前記蒸発器入口よりも鉛直方向の上側に設けられる、熱交換器。
  12. 蒸発器及び凝縮器として動作可能で、かつ非共沸混合冷媒を用いる熱交換器であって、
    前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒入口側である蒸発器入口側には、空気の流れる方向に複数列の伝熱管が形成され、
    前記熱交換器が前記蒸発器として動作する場合の冷媒出口側である蒸発器出口側には、空気の流れる方向に1列の伝熱管が形成され、
    前記蒸発器入口側における冷媒の流れる方向が空気の流れに対して並行流となるように形成され、
    前記複数列の伝熱管に対応した伝熱面積が、前記1列の伝熱管に対応した伝熱面積以下となるように形成される、熱交換器。
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