JP6917970B2 - 模擬運転装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザが車両の夜間運転を模擬的に体験するための模擬運転装置などに関する。
従来、模擬運転装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。この模擬運転装置は、ユーザが車両の夜間運転時における対向車とのすれ違い運転状態を模擬的に体験するためのものであり、スクリーン、プロジェクタ、光源及び制御装置などを備えている。
この模擬運転装置では、夜間の対向車の映像がプロジェクタから出力され、スクリーン上に映し出されているときに、光源の光が映像内の対向車の移動に合わせてスクリーンの裏面側から照射される。それにより、ユーザは、夜間時の対向車とのすれ違い運転状態を模擬的に体験することができる。
特開2012−022027号公報
上記従来の模擬運転装置によれば、ユーザは、すれ違い運転状態しか体験できない関係上、夜間のすれ違い運転時の危険性を把握することはできるものの、それ以外の夜間運転時の危険性を把握することができないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ユーザが車両の夜間運転時の危険性を的確に把握することができる模擬運転装置などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の模擬運転装置1は、出力インターフェース(モニタ11)と、模擬車両2を運転するために第1ユーザ(ユーザM)によって操作される操作手段(ハンドル3、レバー3a,3h,3j、スイッチ3b〜3f、スロットルグリップ3i)と、第1ユーザによる操作手段の操作状態を取得する操作状態取得手段(センサ装置4)と、模擬車両2が夜間走行するときの模擬車両2の進行方向の模擬走行環境を映像化した夜間映像をデータとして記憶する夜間映像記憶手段(コントローラ30)と、第1ユーザによる操作手段の操作状態に応じて、夜間映像記憶手段に記憶された夜間映像を、模擬車両2の光源からの照明光が夜間映像内の物象(歩行者44、車両45、建築物50〜53)に対して模擬的に照射されている状態で、出力インターフェースに表示させる夜間映像表示制御を実行する夜間映像表示制御手段(コントローラ30、STEP14)と、所定の第1変更条件が満たされたときに、夜間映像表示制御の実行中において、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域の照度と、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域の照度を複数のレベル間で変更する第1照度変更手段(コントローラ30、STEP4)と、を備えることを特徴とする。
この模擬運転装置によれば、第1ユーザによる操作手段の操作状態に応じて、夜間映像記憶手段に記憶された夜間映像を、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に対して模擬的に照射されている状態で、出力インターフェースに表示させる夜間映像表示制御が実行される。さらに、所定の第1変更条件が満たされたときに、夜間映像表示制御の実行中において、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域の照度と、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域の照度が複数のレベル間で変更される。
それにより、第1ユーザは、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域の照度と、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域の照度が複数のレベル間で変更された状態での夜間映像を見ながら模擬車両を運転することになるので、照度が低レベルのときには高レベルのときと比べて、運転時の危険性が高まるという事象、言い換えれば運転時の安全性が低下するという事象を体験することができる。その結果、第1ユーザは、夜間運転時において、車両の光源の照度が低下したときの危険性を視覚的に把握することができ、夜間運転時の安全運転の重要性を認識することができる。
なお、本明細書における「照度」は、光学的な「照度」を厳密に意味する用語ではなく、以下に述べるように、夜間の視界の明るさと広さを表現する用語である。すなわち、後述する実施形態の夜間模擬走行制御処理では、模擬車両の前照灯の照射形状を模したビットマップ画像(以下「ローブマップ」という)をテクスチャとしてプログラム内に読み込み、これを走行環境の映像データのテクスチャに論理演算しながら重ね合わせる手法によって、模擬車両の前照灯が夜間の走行環境を照らし出している状態の映像を擬似的/模擬的に表現している。
そのため、前照灯によって照らし出される視界の明るさと広さは、重ね合わせるローブマップ自体の中央部の広さと、周囲へのコントラストの変化によって決定できるので、複数種類のローブマップを用意し、その中から1つを選択することで、前照灯によって照らし出される視界の明るさと広さ、すなわち「照度」を複数のレベル間で切り換えている。したがって、本明細書においては、夜間の視界の明るさと広さを表現する用語として「照度」を用いる。
本発明において、第1ユーザによって操作される第1入力インターフェース(モニタ11)をさらに備え、第1照度変更手段は、第1ユーザにより第1入力インターフェースの所定操作が実行されたときに、所定の第1変更条件が満たされたとして、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域の照度と、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域の照度を変更することが好ましい。
この模擬運転装置によれば、第1ユーザは、第1入力インターフェースの所定操作を実行することで、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域の照度と、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域の照度を複数のレベル間で任意に変更することができる。それにより、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域の照度と、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域の照度を希望する照度に設定することができる。
本発明において、夜間映像表示制御の実行中における夜間映像を記憶する記憶手段(コントローラ30)と、夜間映像表示制御の終了後、記憶手段に記憶された夜間映像を出力インターフェースに再生表示させる夜間映像再生制御を実行する夜間映像再生制御手段(コントローラ30、STEP24)と、所定の第2変更条件が満たされたときに、夜間映像再生制御の実行中に夜間映像として再生表示される再生映像の少なくとも一部の領域である第2所定領域の照度を複数のレベル間で変更する第2照度変更手段(コントローラ30、STEP23)と、をさらに備えることが好ましい。
この模擬運転装置によれば、夜間映像表示制御の終了後、記憶手段に記憶された夜間映像を出力インターフェースに再生表示させる夜間映像再生制御が実行される。さらに、所定の第2変更条件が満たされたときに、夜間映像再生制御の実行中に夜間映像として再生表示される再生映像の少なくとも一部の領域である第2所定領域の照度が複数のレベル間で変更される。
それにより、第1ユーザ又はそれ以外のユーザは、第2所定領域の照度が複数のレベル間で変更された状態での再生映像が視認することができるので、照度が低レベルのときには高レベルのときと比べて、運転時の危険性が高まるという事象、言い換えれば運転時の安全性が低下するという事象を視覚的に追体験することができる。その結果、第1ユーザ又はそれ以外のユーザは、夜間運転時において、車両の光源の照度が低下したときの危険性を再度、視覚的に把握することができ、夜間運転時の安全運転の重要性を再認識することができる。
本発明において、第2所定領域は、模擬車両2の光源からの照明光が再生映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域であることが好ましい。
この模擬運転装置によれば、模擬車両の光源からの照明光が再生映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域の照度が複数のレベル間で変更される。それにより、第1ユーザ又はそれ以外のユーザは、模擬車両の光源の照度が複数のレベル間で変化した状態、例えば、模擬車両の光源の照度が高いレベルとそれよりも低いレベルとの間で変化した状態を追体験することができる。その結果、第1ユーザ又はそれ以外のユーザは、夜間運転時において、車両の光源の照度変化の影響を再度、視覚的に把握することができる。
本発明において、第2所定領域は、模擬車両2の光源からの照明光が再生映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域であることが好ましい。
この模擬運転装置によれば、模擬車両の光源からの照明光が再生映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域の照度が複数のレベル間で変更されるので、第1ユーザ又はそれ以外のユーザは、模擬車両の光源以外の環境光(例えば、夜明け時などの太陽光)の影響の有無に起因して、夜間運転時の視認性が複数のレベル間で変化する状態を追体験することができる。それにより、第1ユーザ又はそれ以外のユーザは、夜間運転時において、車両の光源以外の環境光の照度変化の影響を再度、視覚的に把握することができる。
本発明において、第2ユーザによって操作される第2入力インターフェース(モニタ11)をさらに備え、第2照度変更手段は、第2ユーザ(ユーザM)により第2入力インターフェースの所定操作が実行されたときに、所定の第2変更条件が満たされたとして、第2所定領域の照度を変更することが好ましい。
この模擬運転装置によれば、第2ユーザは、第2入力インターフェースの所定操作を実行することで、第2所定領域の照度を複数のレベル間で任意に変更することができ、第2所定領域の照度を希望する照度に設定することができる。
前述した目的を達成するために、本発明の模擬運転手法は、第1ユーザ(ユーザM)による操作手段(ハンドル3、レバー3a,3h,3j、スイッチ3b〜3f、スロットルグリップ3i)の操作状態を取得し、模擬車両2が夜間走行するときの模擬車両2の進行方向の模擬走行環境を映像化した夜間映像をデータとして記憶し、第1ユーザによる操作手段の操作状態に応じて、夜間映像を、模擬車両2の光源からの照明光が夜間映像内の物象(歩行者44、車両45、建築物50〜53)に対して模擬的に照射されている状態で出力インターフェース(モニタ11)に表示させる夜間映像表示制御を実行し、所定の第1変更条件が満たされたときに、夜間映像表示制御の実行中において、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域の照度と、模擬車両の光源からの照明光が夜間映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域の照度が複数のレベル間で変更されることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る模擬運転装置の構成を示す正面図である。 模擬運転装置の構成を示す側面図である。 ハンドル装置の構成を示す図である。 模擬運転装置の電気的な構成を示すブロック図である。 走行条件設定処理を示すフローチャートである。 走行環境を設定するときのモニタの画面表示を示す図である。 夜間照度レベルを設定するときのモニタの画面表示を示す図である。 模擬走行制御処理を示すフローチャートである。 夜間模擬走行制御処理において、夜間照度レベルが高照度レベルに設定されているときのモニタの表示映像例を示す図である。 図9のA1部の拡大図である。 夜間模擬走行制御処理において、夜間照度レベルが中照度レベルに設定されているときのモニタの表示映像例を示す図である。 図11のA2部の拡大図である。 夜間模擬走行制御処理において、夜間照度レベルが低照度レベルに設定されているときのモニタの表示映像例を示す図である。 図13のA3部の拡大図である。 走行再生制御処理を示すフローチャートである。 夜間照度レベル及び環境照度レベルを設定するときのモニタの画面表示を示す図である。 走行再生制御処理において、環境照度レベルが薄明レベルに設定され、夜間照度レベルが高照度レベルに設定されているときのモニタの表示映像例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る模擬運転装置1について説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の模擬運転装置1は、ユーザMが模擬車両2を用いてその夜間運転を模擬的に体験するものであり、模擬車両2に加えて、表示音響装置10などを備えている。なお、本実施形態では、ユーザMが第1ユーザ及び第2ユーザに相当する。
この模擬車両2は、ユーザMが跨がって運転する二輪車タイプのものであり、MT車用の模擬運転と、AT車用の模擬運転とに切り換えて模擬運転を実行できるように構成されている。なお、図1,2では、ユーザMがAT車用の模擬運転時に足を乗せるステップの図示が省略されている。
模擬車両2は、図3に示すように、ハンドル3を備えており、このハンドル3には、兼用レバー3a、サイドビュースイッチ3b、前照灯上下切換スイッチ3c、方向指示スイッチ3d、ホーンスイッチ3e、スタータスイッチ3f、エンジン停止スイッチ3g、前輪ブレーキレバー3h及びスロットルグリップ3iが設けられている。
この兼用レバー3aは、MT車の模擬運転時には、クラッチレバーとして機能し、AT車の模擬運転時には、後輪ブレーキレバーとして機能するように切換可能に構成されている。また、サイドビュースイッチ3bは、表示音響装置10の後述するモニタ11内へのサイドビュー(サイドミラーの映像)の表示/非表示を切り換えるものである。
さらに、前照灯上下切換スイッチ3cは、前照灯のハイビーム/ロービームを切り換えるものであり、方向指示スイッチ3dは、左右の方向指示器の点滅/停止を切り換えるものである。一方、ホーンスイッチ3eは、押下して警告音を発生するためのものであり、スタータスイッチ3f及びエンジン停止スイッチ3gはそれぞれ、エンジンの始動用及び停止用のものである。
また、前輪ブレーキレバー3hは、前輪ブレーキ操作を実行するためのものであり、スロットルグリップ3iは、回動させることよってエンジン回転数を上昇させるためのものである。
さらに、模擬車両2には、後輪ブレーキレバー3j(図2参照)及び変速レバー(図示せず)が設けられている。この後輪ブレーキレバー3jは、MT車の模擬運転時、右足で後輪ブレーキ操作を実行するためのものであり、変速レバーは、MT車の模擬運転時、左足で変速動作を実行するためのものである。なお、本実施形態では、以上の要素3,3a〜3jが操作手段に相当する。
前述した表示音響装置10は、モニタ11及び左右のスピーカ12,12を備えており、これらのモニタ11及び左右のスピーカ12,12は、図4に示すように、コントローラ30に電気的に接続されている。
この表示音響装置10では、模擬車両2の運転中、後述するコントローラ30からの映像信号によって、模擬運転用の映像がモニタ11に表示され、コントローラ30からの音響信号によって、模擬運転用の走行音などが左右のスピーカ12,12から出力される。
また、モニタ11は、表示装置と位置入力装置を組み合わせた、いわゆるタッチパネルタイプのものである。このモニタ11は、後述するように、走行条件の設定時などに、ボタンタイプのアイコンなどを表示するとともに、これらのアイコンなどがユーザMによってタッチ操作されたときに、その操作状態を表す信号をコントローラ30に出力する。なお、本実施形態では、モニタ11が出力インターフェース、第1入力インターフェース及び第2入力インターフェースに相当する。
一方、コントローラ30は、表示音響装置10に内蔵されており(図2参照)、このコントローラ30によって、模擬運転の実行中、後述するように、走行条件設定処理及び模擬走行制御処理などの制御処理が実行される。なお、本実施形態では、コントローラ30が、夜間映像記憶手段、夜間映像表示制御手段、第1照度変更手段、記憶手段、夜間映像再生制御手段及び第2照度変更手段に相当する。
このコントローラ30には、前述したモニタ11及びスピーカ12に加えて、センサ装置4及びアクチュエータ装置5が電気的に接続されている。
センサ装置4(操作状態取得手段)は、各種のセンサで構成されており、前述した各種の構成要素3a〜3j及び変速レバーの操作状態と、ハンドル3の操舵角とを表す操作状態データを検出して、それらを表す検出信号をコントローラ30に出力する。
また、アクチュエータ装置5は、複数のアクチュエータで構成されている。コントローラ30は、模擬運転の実行中、アクチュエータ装置5を駆動することにより、後述する模擬走行制御処理を実行する。この模擬走行制御処理では、ユーザMが前後方向、上下方向及び左右方向の加減速度などを感じるように、模擬車両2の挙動が制御される。
一方、コントローラ30は、記憶装置31、データベース32及び演算処理装置33を備えている。この記憶装置31は、例えば、RAM及びE2PROMなどで構成されており、前述したセンサ装置4からの検出信号が表す操作状態データ、及び後述する模擬走行制御処理における演算結果などを記憶する。
また、データベース32は、例えば、ROMなどで構成されており、その内部には、運転用の各種コース、各種走行条件及び各種環境条件などを含む模擬走行環境データ(映像データ及び音響データ)が記憶されている。
さらに、演算処理装置33は、例えば、CPUなどで構成されており、模擬運転時には、ユーザMによるモニタ11へのタッチ操作状態及びセンサ装置4からの検出信号などに応じて、以下に述べるように、模擬走行制御処理及び走行再生制御処理などを実行する。
次に、図5を参照しながら、走行条件設定処理について説明する。この走行条件設定処理は、模擬走行を実行するときの走行条件を設定するものであり、コントローラ30によって、模擬走行制御処理の開始前に実行される。以下の説明において算出/設定される各種の値は、コントローラ30の記憶装置31内に記憶されるものとする。
同図に示すように、まず、走行コースを設定する(図5/STEP1)。この場合、走行コースは、市街地コース及び高速道路コースなどの複数種のコースから選択される。
次いで、走行環境を設定する(図5/STEP2)。この走行環境は、以下に述べるように設定される。すなわち、図6に示すように、「昼」、「夜」、「霧」及び「雨」がそれぞれ表示された4つのアイコン11a〜11dがモニタ11に表示されている状態で、これら4つのアイコン11a〜11dのいずれか1つがユーザMによってタッチ操作されることによって、走行環境が設定される。
この場合、「昼」のアイコン11aがタッチ操作されたときには、走行環境が昼間走行環境に設定され、「夜」のアイコン11bがタッチ操作されたときには、走行環境が夜間走行環境に設定される。さらに、「霧」のアイコン11cがタッチ操作されたときには、走行環境として、霧中走行環境が設定され、「雨」のアイコン11dがタッチ操作されたときには、走行環境が雨中走行環境に設定される。
次に、上記のように設定された走行環境が夜間走行環境であるか否かを判定する(図5/STEP3)。この判定が否定であるとき(図5/STEP3…NO)には、そのまま本処理を終了する。
一方、この判定が肯定であるとき(図5/STEP3…YES)、すなわち走行環境が夜間走行環境に設定されたときには、夜間照度レベル設定処理を実行する。この夜間照度レベル設定処理では、以下に述べるように夜間照度レベルが設定される。
すなわち、図7に示すように、「高」、「中」及び「低」がそれぞれ表示された3つのアイコン11e〜11gがモニタ11に表示されるとともに、これら3つのアイコン11e〜11gのいずれか1つがユーザMによってタッチ操作されることによって、夜間照度レベルが設定される。
この場合、「高」のアイコン11eがタッチ操作されたときには、夜間照度レベルが高照度レベルに設定される。それにより、後述する夜間模擬走行制御処理において、模擬車両2の前照灯が所定照度で前方の走行環境を照らしているように、夜間の走行環境の映像(以下「夜間映像」という)がモニタ11に表示される(後述する図9参照)。
また、「中」のアイコン11fがタッチ操作されたときには、夜間照度レベルが中照度レベルに設定される。それにより、後述する夜間模擬走行制御処理において、模擬車両2の前照灯が所定照度よりも若干、低い照度で前方の走行環境を照らしているように、夜間映像がモニタ11に表示される(後述する図11参照)。
さらに、「低」のアイコン11gがタッチ操作されたときには、夜間照度レベルが低照度レベルに設定される。それにより、後述する模擬走行制御処理において、模擬車両2の前照灯が、夜間照度レベルが中照度レベルに設定されているときよりもさらに低い照度で前方の走行環境を照らしているように、夜間映像がモニタ11に表示される(後述する図13参照)。以上のように、夜間照度レベルを設定した後、本処理を終了する。
次に、図8を参照しながら、模擬走行制御処理について説明する。この模擬走行制御処理は、模擬車両2を用いて、ユーザMによる模擬走行状態を制御するものであり、コントローラ30によって実行される。
同図に示すように、まず、走行条件が設定済みであるか否かを判定する(図8/STEP11)。すなわち、上述した図5の走行条件設定処理を実行済みであるか否かを判定する。この判定が否定であるときには(図8/STEP11…NO)、そのまま本処理を終了する。
一方、この判定が肯定であるとき(図8/STEP11…YES)、すなわち走行条件が設定済みであるときには、制御開始操作が実行されたか否かを判定する(図8/STEP12)。この場合、ユーザMによってモニタ11内の制御開始アイコン(図示せず)がタッチ操作されたときに、制御開始操作が実行されたと判定される。
この判定が否定であるときには(図8/STEP12…NO)、そのまま本処理を終了する。一方、この判定が肯定であるとき(図8/STEP12…YES)には、前述したように設定された走行環境が夜間走行環境であるか否かを判定する(図8/STEP13)。
この判定が肯定であるとき(図8/STEP13…YES)には、夜間模擬走行制御処理を実行する(図8/STEP14)。この夜間模擬走行制御処理(夜間映像表示制御)では、前述した夜間照度レベルに応じて、模擬車両2の前方の夜間映像がモニタ11に動画として表示される。この場合、夜間照度レベルが高照度レベルに設定されているときには、例えば、図9に示すように、夜間映像がモニタ11に表示される。
なお、同図においては、夜間映像をそのまま示すと理解不能な状態になってしまうので、理解の容易化のために、模擬車両2の前照灯の光の到達度合に起因する物象の視認性に基づき、物象が線の種類を変更した状態で示されている。すなわち、実線で示される物象は、ユーザMが明確に視認できる状態で表示されているものであり、1点鎖線で示されている物象は、ユーザMが不明確ながら視認できる状態で表示されているものである。さらに、破線で示されている物象は、ユーザMが視認できない状態(すなわち黒色又はそれに近い状態)で表示されているものである。この点は、後述する図10〜14などにおいても同様である。
図9を参照すると明らかなように、夜間照度レベルが高照度レベルに設定されているときには、モニタ11において、模擬車両2のメータパネル40が正面に示されるとともに、前方の走行車線の両側の白線41,41、横断歩道42、停止車両43は、ユーザMが明確に視認できる状態で表示される。また、左の路側帯の白線46などは、ユーザMが不明確ながら視認できる状態で表示される。
さらに、右前方の建築物50などは、ユーザMが視認できない状態で表示されるとともに、その手前の建築物51は、内部照明によって窓や屋根などはユーザMが明確に視認できる状態で表示されるものの、その塀51aなどはユーザMが視認できない状態で表示される。これに加えて、左前方の建築物52(塀)や、その手前の建築物53のフェンス53aなどもユーザMが視認できない状態で表示される。
さらに、図9のA1部を拡大した図10を参照すると明らかなように、横断歩道42を横断しようとしている歩行者44は、下半身が停止車両43に隠れているものの、その上半身は、ユーザMが明確に視認できる状態で表示される。さらに、歩行者44の前方から車道に出てこようとしている車両45も、ユーザMが明確に視認できる状態で表示される。なお、本実施形態では、歩行者44、車両45及び建築物50〜53が夜間映像内の物象に相当する。
一方、夜間照度レベルが中照度レベルに設定されているときには、例えば、図11に示すように、夜間映像がモニタ11に表示される。同図を参照すると明らかなように、夜間照度レベルが中照度レベルに設定されているときには、モニタ11において、前方の走行車線の両側の白線41,41、横断歩道42、停止車両43及び左右の建築物51,53の上部などは、ユーザMが不明確ながら視認できる状態で表示される。また、左の路側帯の白線46などは、ユーザMが視認できない状態で表示される。
さらに、図11のA2部(図9のA1部と同じ部分)を拡大した図12を参照すると明らかなように、車両45は、ユーザMが不明確ながら視認できる状態で表示されるものの、歩行者44は、ユーザMが視認できない状態で表示される。
一方、夜間照度レベルが低照度レベルに設定されているときには、例えば、図13に示すように、夜間映像がモニタ11に表示される。同図を参照すると明らかなように、夜間照度レベルが低照度レベルに設定されているときには、モニタ11において、前方の走行車線の両側の白線41,41、横断歩道42及び停止車両43の外形は、ユーザMが不明確ながら視認できる状態で表示される。
また、図13のA3部(図9のA1部と同じ部分)を拡大した図14を参照すると明らかなように、歩行者44及び車両45はいずれも、ユーザMが視認できない状態で表示される。
図8に戻り、夜間模擬走行制御処理では、以上のように、夜間照度レベルに応じて、模擬車両2の前方の夜間映像がモニタ11に表示される。これに加えて、模擬車両2の走行音、エンジン音及びブレーキ音などがスピーカ12から出力されるとともに、アクチュエータ装置5の動作状態が制御される。
例えば、ユーザMがスロットルグリップ3iを開ける方向に回したときには、加速感が得られるように、模擬車両2の挙動が制御され、ユーザMがブレーキ操作を実行したときには、減速感が得られるように、模擬車両2の挙動が制御される。これと同時に、夜間模擬走行制御処理を実行したときの夜間映像などが、コントローラ30の記憶装置31内に記憶される。以上のように、夜間模擬走行制御処理を実行した後、本処理を終了する。
一方、前述した判定が否定で(図8/STEP13…NO)、走行環境が夜間走行環境以外のものに設定されているときには、各種模擬走行制御処理を実行する(図8/STEP15)。この各種模擬走行制御処理では、前述した走行条件設定処理で設定された走行環境(例えば昼間走行環境)に応じて、模擬車両2の前方の映像がモニタ11に表示される。
さらに、模擬車両2の走行音、エンジン音及びブレーキ音などがスピーカ12から出力されるとともに、アクチュエータ装置5の動作状態が制御される。これと同時に、各種模擬走行制御処理を実行したときの模擬車両2の前方の映像などが、コントローラ30の記憶装置31内に記憶される。以上のように、各種模擬走行制御処理を実行した後、本処理を終了する。
次に、図15を参照しながら、走行再生制御処理について説明する。この走行再生制御処理は、前述した図8の模擬走行制御処理の実行中にコントローラ30の記憶装置31内に記憶された、模擬車両2の走行状態を再生するものであり、コントローラ30によって実行される。
同図に示すように、まず、前述した模擬走行制御処理を実行済みであるか否かを判定する(図15/STEP21)。この判定が否定であるとき(図15/STEP21…NO)には、そのまま本処理を終了する。
一方、この判定が肯定であるとき(図15/STEP21…YES)には、前述した夜間模擬走行制御処理を実行済みであるか否かを判定する(図15/STEP22)。
この判定が肯定であるとき(図15/STEP22…YES)には、照度レベル設定処理を実行する(図15/STEP23)。この照度レベル設定処理では、以下に述べるように、前述した夜間照度レベルに加えて、夜間映像における環境光の照度レベルである環境照度レベルが設定される。
すなわち、図16に示すように、夜間照度レベルを設定するための、前述した「高」、「中」及び「低」のアイコン11e〜11gに加えて、環境照度レベルを設定するための、「通常」及び「薄明」の2つのアイコン11h,11iがモニタ11に表示される。
そして、これら3つのアイコン11e〜11gのいずれか1つがユーザMによってタッチ操作されることにより、前述したように、夜間照度レベルが設定される。また、2つのアイコン11h,11iの一方がユーザMによってタッチ操作されることにより、以下に述べるように、環境照度レベルが設定される。
この場合、「通常」のアイコン11hがタッチ操作されたときには、環境照度レベルが通常レベルに設定される。この通常レベルは、前述した図9などの、通常の夜間時における環境光の照度レベルである。
一方、「薄明」のアイコン11iがタッチ操作されたときには、環境照度レベルが薄明レベルに設定される。この薄明レベルは、環境光が夜明け前のような通常の夜間よりも高いレベルで物象に照射されるようなレベルである。それにより、後述する夜間走行再生制御処理において、環境光が模擬車両2の前方の走行環境に対して通常レベルよりも高いレベルで照射されているように、夜間映像がモニタ11に再生表示される(後述する図17参照)。
次いで、夜間走行再生制御処理を実行する(図15/STEP24)。この夜間走行再生制御処理(夜間映像再生制御)では、夜間模擬走行制御処理を実行したときの模擬車両2の走行音、エンジン音及びブレーキ音などがスピーカ12から出力される。
これと同時に、夜間模擬走行制御処理を実行したときの夜間映像がモニタ11に再生表示される。その際、環境照度レベルが通常レベルに設定されているときには、夜間照度レベルに応じて、前述した図9〜14と同様に、夜間映像がモニタ11に再生表示される。
一方、環境照度レベルが薄明レベルに設定されている場合、環境光が模擬車両2の前方の走行環境を通常レベルよりも高いレベルで照らしているように、夜間映像がモニタ11に再生表示される。例えば、図17に示すように、夜間映像がモニタ11に再生表示される。
この図17は、環境照度レベルが薄明レベルに設定され、かつ夜間照度レベルが高照度レベルに設定されているときの夜間映像である。この図17と前述した図9を比較すると明らかなように、図9においてユーザMが視認できない状態で表示されていた物象が図17においてユーザMが明確に視認できる状態で表示されていることが判る。
例えば、図9の場合、右前方の建築物50及びその手前の建築物51の塀51aと、左前方の建築物52及びその手前の建築物53のフェンス53aなどの物象は、ユーザMが視認できない状態で表示されるのに対して、図17の場合、これらの物象は、ユーザMが明確に視認できる状態で表示されている。
すなわち、環境照度レベルが薄明レベルに設定されている場合には、通常レベルのときと比べて、ユーザMが明確に視認できる領域が拡大された状態で、夜間映像が表示されていることが判る。以上のように夜間走行再生制御処理を実行した後、本処理を終了する。
なお、本実施形態では、図9においてユーザMが明確に視認できる状態及びユーザMが不明確ながら視認できる状態で表示されていた物象が存在する領域が、第1所定領域及び第2所定領域に相当する。さらに、図9において視認できない状態で表示されていたものの、図17においてユーザMが明確に視認できる状態で表示されている物象が存在する領域が第2所定領域に相当する。
図15に戻り、前述した判定が否定であるとき(図15/STEP22…NO)、すなわち前述した各種模擬走行制御処理を実行済みであるときには、各種再生制御処理を実行する(図15/STEP25)。この各種再生制御処理では、各種模擬走行制御処理を実行したときの模擬車両2の走行音、エンジン音及びブレーキ音などが、スピーカ12から出力されるとともに、夜間映像がモニタ11に再生表示される。以上のように各種走行再生制御処理を実行した後、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態の模擬運転装置1によれば、走行条件設定処理において、ユーザMによって、走行環境が夜間走行環境に設定されたときには、夜間照度レベルが、高照度レベル、中照度レベル及び低照度レベルのいずれかに設定される。
そして、夜間模擬走行制御処理の実行中、夜間照度レベルに応じて、模擬車両2の前方の夜間映像が動画としてモニタ11に表示される。この場合、夜間照度レベルが高照度レベルに設定されているときには、図9に示すような夜間映像がモニタ11に表示され、夜間照度レベルが中照度レベルに設定されているときには、図11に示すような夜間映像がモニタ11に表示される。また、夜間照度レベルが低照度レベルに設定されているときには、図13に示すような夜間映像がモニタ11に表示される。
それにより、ユーザMは、模擬車両2の前照灯の照度が3つのレベルで変化したときの夜間映像の変化状態を模擬的に体験することができる。例えば、夜間照度レベルが高照度レベルから中照度レベルに変化したときに、歩行者44が見えなくなり、夜間照度レベルが高照度レベル又は中照度レベルから低照度レベルに変化したときに、車両45が見えなくなる状態を体験することができる。その結果、ユーザMは、夜間運転時において、車両の光源の照度が低下したときの危険性を視覚的に把握することができ、夜間運転時の安全運転の重要性を認識することができる。
また、ユーザMは、モニタ11に表示された3つのアイコン11e〜11gのうちの1つを選択してタッチ操作するだけで、夜間照度レベルを3つのレベルのいずれか1つに容易に設定することができ、夜間照度を希望する照度に容易に設定することができる。
さらに、夜間模擬走行制御処理の実行後、ユーザMによって、夜間照度レベル及び環境照度レベルが設定された後、夜間走行再生制御処理が実行される。そして、夜間走行再生制御処理の実行中、夜間照度レベル及び環境照度レベルに応じて、模擬車両2の前方の再生映像がモニタ11に表示される。
その際、夜間照度レベルが高照度レベルに設定されている場合において、環境照度レベルが通常レベルに設定されているときには、図9に示すような再生映像がモニタ11に表示される。一方、夜間照度レベルが高照度レベルに設定されている場合において、環境照度レベルが薄明レベルに設定されているときには、図17に示すような再生映像がモニタ11に表示される。
それにより、ユーザMは、環境照度レベルが薄明レベルに設定されている場合、通常レベルに設定されていたときに視認できなかった物象(右前方の建築物50)が明確に視認できる状態で表示されるのを体験することができる。すなわち、模擬車両2の光源以外の環境光の影響の有無に起因して、夜間運転時における視認性が変化するのを体験することができる。
さらに、模擬車両2の夜間模擬走行を実行した後、夜間模擬走行中の夜間映像をすぐに再生することによって、ユーザMは、夜間模擬走行を体験したときの感覚及び記憶が明確に残っている状態で、それを追体験することができる。その結果、夜間運転時の安全運転の重要性を再認識することができる。
また、ユーザMは、モニタ11に表示された2つのアイコン11h,11iのうちの1つを選択してタッチ操作するだけで、環境照度レベルを2つのレベルのいずれかに容易に設定することができ、環境照度を希望する照度に容易に設定することができる。
なお、実施形態は、模擬車両として、2輪車両タイプのものを用いた例であるが、本発明の模擬車両はこれに限らず、3輪以上の車輪を備えた車両を用いてもよい。
また、実施形態は、1人のユーザMを第1ユーザ及び第2ユーザとした例であるが、第1ユーザ及び第2ユーザを別人としてもよい。
さらに、実施形態は、操作手段として、ハンドル3、レバー3a,3h,3j、スイッチ3c〜3f及びスロットルグリップ3iを用いた例であるが、本発明の操作手段はこれに限らず、模擬車両を運転するために第1ユーザによって操作されるものであればよい。
一方、実施形態は、出力インターフェースとして、モニタ11を用いた例であるが、本発明の出力インターフェースはこれに限らず、夜間映像を表示可能なものであればよい。例えば、出力インターフェースとして、3Dホログラム装置や、ヘッドマウント式のVR装置を用いてもよい。
また、実施形態は、第1入力インターフェースとして、タッチパネルタイプのモニタ11を用いた例であるが、本発明の第1入力インターフェースはこれに限らず、第1ユーザによって所定操作が実行されるものであればよい。例えば、第1入力インターフェースとして、レーザポインタなどの光学式ポインティングデバイス、タッチペンなどの接触式のデバイス、及び音声を所定操作に変換できる非接触式のデバイスを用いてもよい。
さらに、実施形態は、第2入力インターフェースとして、タッチパネルタイプのモニタ11を用いた例であるが、本発明の第2入力インターフェースはこれに限らず、第2ユーザによって所定操作が実行されるものであればよい。例えば、入力インターフェースとして、レーザポインタなどの光学式ポインティングデバイス、タッチペンなどの接触式のデバイス、及び音声を所定の描画動作に変換できる非接触式のデバイスを用いてもよい。
一方、実施形態は、夜間模擬走行制御処理を実行するときに、夜間照度レベルを3つのレベル間で切り換えるように構成した例であるが、夜間照度レベルを2つのレベル間で切り換えたり、夜間照度レベルを4つ以上のレベル間で切り換えたりするように構成してもよい。また、夜間模擬走行制御処理を実行するときに、環境照度レベルを複数のレベル間で切り換えるように構成してもよい。
また、実施形態は、夜間走行再生制御処理を実行するときに、夜間照度レベルを3つのレベル間で切り換えるように構成した例であるが、夜間照度レベルを2つのレベル間で切り換えたり、夜間照度レベルを4つ以上のレベル間で切り換えたりするように構成してもよい。
さらに、実施形態は、夜間走行再生制御処理を実行するときに、環境照度レベルを2つのレベル間で切り換えるように構成した例であるが、環境照度レベルを3つ以上のレベル間で切り換えるように構成してもよい。
一方、実施形態は、夜間走行再生制御処理の実行前に、夜間照度レベル及び環境照度レベルを予め設定した例であるが、夜間走行再生制御処理の実行中において、夜間照度レベル及び環境照度レベルの少なくとも一方を切り換えるように構成してもよい。
また、実施形態は、ユーザMが模擬運転装置1を1人で使用するように構成した例であるが、ユーザMが模擬車両2を運転するとともに、教官などの他のユーザが模擬運転装置1のモニタ11における各種設定操作を実行することによって、ユーザMに対して運転教習を実行するように構成してもよい。
M ユーザ(第1ユーザ、第2ユーザ)
1 模擬運転装置
2 模擬車両
3 ハンドル(操作手段)
3a 兼用レバー(操作手段)
3b サイドビュースイッチ(操作手段)
3c 前照灯上下切換スイッチ(操作手段)
3d 方向指示スイッチ(操作手段)
3e ホーンスイッチ(操作手段)
3f スタータスイッチ(操作手段)
3g エンジン停止スイッチ(操作手段)
3h 前輪ブレーキレバー(操作手段)
3i スロットルグリップ(操作手段)
3j 後輪ブレーキレバー(操作手段)
4 センサ装置(操作状態取得手段)
11 モニタ(出力インターフェース、第1入力インターフェース、第2入力インター フェース)
30 コントローラ(夜間映像記憶手段、夜間映像表示制御手段、第1照度変更手段、 記憶手段、夜間映像再生制御手段、第2照度変更手段)
44 歩行者(夜間映像内の物象)
45 車両(夜間映像内の物象)
50 建築物(夜間映像内の物象)
51 建築物(夜間映像内の物象)
52 建築物(夜間映像内の物象)
53 建築物(夜間映像内の物象)

Claims (7)

  1. 出力インターフェースと、
    模擬車両を運転するために第1ユーザによって操作される操作手段と、
    前記第1ユーザによる当該操作手段の操作状態を取得する操作状態取得手段と、
    前記模擬車両が夜間走行するときの当該模擬車両の進行方向の模擬走行環境を映像化した夜間映像をデータとして記憶する夜間映像記憶手段と、
    前記第1ユーザによる前記操作手段の前記操作状態に応じて、前記夜間映像記憶手段に記憶された前記夜間映像を、前記模擬車両の光源からの照明光が前記夜間映像内の物象に対して模擬的に照射されている状態で、前記出力インターフェースに表示させる夜間映像表示制御を実行する夜間映像表示制御手段と、
    所定の第1変更条件が満たされたときに、前記夜間映像表示制御の実行中において、前記模擬車両の前記光源からの前記照明光が前記夜間映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域の照度と、前記模擬車両の前記光源からの前記照明光が前記夜間映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域の照度を複数のレベル間で変更する第1照度変更手段と、
    を備えることを特徴とする模擬運転装置。
  2. 請求項1に記載の模擬運転装置において、
    前記第1ユーザによって操作される第1入力インターフェースをさらに備え、
    前記第1照度変更手段は、前記第1ユーザにより前記第1入力インターフェースの所定操作が実行されたときに、前記所定の第1変更条件が満たされたとして、前記模擬車両の前記光源からの前記照明光が前記夜間映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている前記領域の前記照度と、前記模擬車両の前記光源からの前記照明光が前記夜間映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている前記領域の前記照度を変更することを特徴とする模擬運転装置。
  3. 請求項1又は2に記載の模擬運転装置において、
    前記夜間映像表示制御の実行中における前記夜間映像を記憶する記憶手段と、
    前記夜間映像表示制御の終了後、前記記憶手段に記憶された前記夜間映像を前記出力インターフェースに再生表示させる夜間映像再生制御を実行する夜間映像再生制御手段と、
    所定の第2変更条件が満たされたときに、前記夜間映像再生制御の実行中に前記夜間映像として再生表示される再生映像の少なくとも一部の領域である第2所定領域の照度を複数のレベル間で変更する第2照度変更手段と、
    をさらに備えることを特徴とする模擬運転装置。
  4. 請求項3に記載の模擬運転装置において、
    前記第2所定領域は、前記模擬車両の前記光源からの前記照明光が前記再生映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域であることを特徴とする模擬運転装置。
  5. 請求項3に記載の模擬運転装置において、
    前記第2所定領域は、前記模擬車両の前記光源からの前記照明光が前記再生映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域であることを特徴とする模擬運転装置。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載の模擬運転装置において、
    第2ユーザによって操作される第2入力インターフェースをさらに備え、
    前記第2照度変更手段は、前記第2ユーザにより前記第2入力インターフェースの所定操作が実行されたときに、前記所定の第2変更条件が満たされたとして、前記第2所定領域の前記照度を変更することを特徴とする模擬運転装置。
  7. 第1ユーザによる操作手段の操作状態を取得し、
    模擬車両が夜間走行するときの当該模擬車両の進行方向の模擬走行環境を映像化した夜間映像をデータとして記憶し、
    前記第1ユーザによる前記操作手段の前記操作状態に応じて、前記夜間映像を、前記模擬車両の光源からの照明光が前記夜間映像内の物象に対して模擬的に照射されている状態で出力インターフェースに表示させる夜間映像表示制御を実行し、
    所定の第1変更条件が満たされたときに、前記夜間映像表示制御の実行中において、前記模擬車両の前記光源からの前記照明光が前記夜間映像内の物象に到達しているように模擬的に表示されている領域の照度と、前記模擬車両の前記光源からの前記照明光が前記夜間映像内の物象に到達していないように模擬的に表示されている領域の照度が複数のレベル間で変更されることを特徴とする模擬運転手法。
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