JP6917750B2 - 施設管理装置、および、施設管理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、施設内の監視ポイントの監視および管理を行う施設管理装置、施設管理に用いる、設備間の監視ポイントデータが関連付けられた系統分類データの作成方法、および、施設管理方法に関するものである。
従来、建物施設を監視および管理する施設管理装置は、建物施設内の各監視ポイントからネットワークを介して、例えば、1分、1時間等、一定周期にデータ収集を行い、収集したデータを記録し、当該記録したデータに基づき、各監視ポイントの状態を監視している。
例えば、特許文献1では、施設管理装置において、各監視ポイントから状態を示す監視ポイントデータを収集して記録しておくとともに、監視ポイント毎に、各監視ポイントに関連するグループを管理しておき、監視ポイントの状態変化が生じた際には、当該状態変化が生じた監視ポイント、および、当該状態変化が生じた監視ポイントと関連する監視ポイントのデータを、状態変化発生の原因追究等を行うためのデータとして、蓄積されたデータから抽出する技術が開示されている。
特開2016−154293号公報
一般に、建物施設等の監視、または、当該建物施設等に設置された設備等の操作等を行う場合、オペレータ等の管理者は、当該建物施設内の設備間のつながりを意識して監視作業等を行っている。
これに対し、特許文献1に開示されているような技術では、関連する監視ポイント同士のデータが抽出されるのみであり、設備間の関連は考慮されていなかった。
そのため、管理者等は、監視作業等を行う際には、その都度、監視ポイントが収集される設備間の関連をイメージしながら、監視対象とする監視ポイントデータの収集元の設備と、関連する設備とを対応付け、当該対応関係に基づき、設備間でつながりのある監視ポイントデータを特定し、抽出してくる必要があり、管理者への作業の負担が大きいという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、関連する設備単位で、収集された監視ポイントデータを特定し、抽出することができる施設管理装置を提供することを目的とする。
この発明に係る施設管理装置は、施設における複数の監視ポイントの状態情報を収集し、状態情報蓄積部に蓄積させる監視ポイントデータ収集部と、状態情報蓄積部から、施設内の設備間の関連に応じたグループである系統単位で、当該系統に含まれる監視ポイントを抽出させるための抽出指示情報を受け付ける抽出指示受付部と、建物に関わる情報が集約されたBIMが有する、施設内の複数の設備間のつながりを示す情報に基づく、系統と施設内の複数の設備とが対応付けられた系統情報と、施設内の設備と当該設備に関連する監視ポイントとが対応付けられた設備情報とに基づき作成された、系統ごとに設備と監視ポイントとが対応付けられた系統分類データに基づき、抽出指示情報に対応する監視ポイントを特定するデータ特定部と、データ特定部が特定した監視ポイントの状態情報を、状態情報蓄積部から抽出するデータ抽出部とを備え、データ特定部は、データ抽出部が抽出した状態情報の収集元の監視ポイントに対応付けられた設備のうち、特定の設備の選択を受け付けると、系統分類データに基づき、特定の設備が所属する系統のうち、抽出指示情報に含まれる系統とは異なる、他の系統を特定して、当該他の系統に所属する設備に対応付けられた監視ポイントを特定し、データ抽出部は、データ特定部が特定した他の系統に所属する設備に対応付けられた監視ポイントの状態情報を、状態情報蓄積部から抽出するものである。
この発明によれば、関連する設備単位で、収集された監視ポイントデータを特定し、抽出することができる。
この発明の実施の形態1に係る施設管理装置の構成を示すブロック図である。 BIMで定義されている、建物関連の様々な「もの」を表現するためのエンティティを説明するための図である。 実施の形態1において、設備情報記憶部に記憶されている設備情報の一例を示す図である。 この実施の形態1において、系統情報取得部が作成し、系統データ作成部に出力する系統情報のイメージの一例を説明するための図である。 実施の形態1において、データ作成制御部が作成する系統分類データの内容の一例を示す図である。 実施の形態1において、指示画面表示制御部が表示させる指示画面の一例を示す図である。 実施の形態1において、指示画面表示制御部が表示させる指示画面のその他の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る施設管理装置における「系統分類データ作成処理」の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る施設管理装置における「対象データ抽出処理」の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1において、施設管理装置の表示制御部が表示させるグループリストの一例を示す図である。 実施の形態1において、施設管理装置の表示制御部が表示させるトレンドグラフの一例を示す図である。 実施の形態1において、管理者が、例えば、図10、または、図11に示すような画面にポップアップ表示された切替指示画面から、「サマリ:熱源系統」を選択した場合の、切替後のサマリグラフの一例を示す図である。 実施の形態1において、管理者が、例えば、図10〜図12に示すような画面にポップアップ表示された切替指示画面から、「サマリ:平面図」を選択した場合の、切替後のサマリグラフの一例を示す図である。 実施の形態1において、管理者が、例えば、図10〜図13に示すような画面にポップアップ表示された切替指示画面から、「サマリ:空調系統」を選択した場合の、切替後のサマリグラフの一例を示す図である。 実施の形態1において、施設管理装置の表示制御部が表示させるエネルギー消費量を示すグラフの一例を示す図である。 実施の形態1において、施設管理装置の表示制御部が表示させる設備機器台帳を示す画面の一例を示す図である。 実施の形態1において、施設管理装置の表示制御部が表示させる、設備機器に関する詳細な情報を示す画面の一例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る施設管理装置1の構成を示すブロック図である。
施設管理装置1は、図1に示すように、監視ポイントデータ収集部11、状態情報蓄積部12、受付部13、データ作成制御部14、表示制御部15、系統分類データ作成部16、記憶部17、および、表示部18を備える。
受付部13は、抽出指示受付部131および切替指示受付部132を備える。
データ作成制御部14は、データ特定部141、データ抽出部142、表示用データ作成部143、および、逆引きデータ特定部144を備える。
表示制御部15は、指示画面表示制御部151、および、データ表示制御部152を備える。
系統分類データ作成部16は、系統情報取得部161、設備情報取得部162、系統データ作成部163、および、記憶制御部164を備える。
記憶部17は、系統分類データ記憶部171、および、設備情報記憶部172を備える。
また、施設管理装置1は、通信回線を介して複数(例えば#1〜#N)のコントローラ100と接続されている。
コントローラ100は施設内の複数(例えば#1〜#n)の監視ポイント101を有し、監視ポイント101から、例えば、常時秒周期等、予め設定された周期で、当該監視ポイント101の状態を示す状態情報を施設管理装置1へ通知する。なお、監視ポイントとは、空調機の発停情報を検知するセンサ等、施設内の設備または機器に、予め監視対象として設けられているポイントである。施設内の設備または機器を、以下、単に、施設内の設備ともいうものとする。
なお、図1では、各コントローラ100は、それぞれ、2つの監視ポイント101を有するものとしているが、これは一例に過ぎず、各コントローラ100は、1つ以上の監視ポイント101を有する。
監視ポイントデータ収集部11は、例えば、各監視ポイント101の状態情報を、常時秒周期でコントローラ100を介して収集し、予め決められた一定周期になると、収集時刻とあわせて時系列データとして状態情報蓄積部12に蓄積する。具体的には、監視ポイントデータ収集部11は、コントローラ100を介して常時収集した各監視ポイント101の状態情報を、内部に保有するRAM等のメモリに、収集時刻とあわせて一時保存し、例えば1分毎等、予め決められた一定周期になると、メモリ上に一時保存された、当該一定周期になった時点の各監視ポイント101の状態情報を、収集時刻とあわせて時系列データとして状態情報蓄積部12に蓄積する。
このように、例えば、状態情報蓄積部12がハードディスクである場合には、書き込み時間がかかり、CPU負荷が高くなってしまうことを考慮し、監視ポイントデータ収集部11では、常時秒周期で収集した状態情報を一旦メモリに保存するようにする。ただし、メモリは容量が少なく、秒周期で状態情報を保存していると、短い期間の情報しか保存できない。このため、監視ポイントデータ収集部11は、メモリ上の古い情報は適宜のタイミングで削除可能とする。
なお、これは一例に過ぎず、監視ポイントデータ収集部11は、例えば、各監視ポイント101の状態情報を、コントローラ100を介して収集すると、その都度、収集時刻とあわせて時系列データとして状態情報蓄積部12に蓄積するようにしてもよい。
状態情報蓄積部12は、監視ポイントデータ収集部11が収集した監視ポイント101の状態情報を蓄積する。
系統分類データ作成部16は、BIM(Building Information Modeling。図1においては図示省略)が有する系統に関する情報と、予め記憶部17の設備情報記憶部172に記憶されている設備情報とに基づき、系統分類データを作成する。BIMの情報は、施設管理システムにおいて、施設管理装置1が参照可能な場所に備えられる。
ここで、BIM、および、当該BIMが有する情報に含まれる情報について説明する。
BIMとは、一般に建築業界で用いられる、各種アプリケーションソフト間での交換を意識したデータ表現であり、コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称および面積、材料および部材の仕様および性能、仕上げ等、建築物の属性情報を合わせ持つ建築情報モデルである。すなわち、BIMは、建物とそれに関わる多様な情報を3次元建物モデルに集約、または、統合し、一種の建物データベースとしたものである。
当該BIMを使用することで、一度投入されたデータを、建築物に関わる全作業者間で共有できる。
BIM内には、例えば、施設等において、ダクトまたは配管等の流体搬送部材と、施設内の各設備とのつながりを示す情報が含まれる。
また、BIM内には、当該系統情報の他、例えば、空間とその内部に含まれる設備機器に関する情報、建物と空間との位置関係に関する情報、または、設備機器の諸属性およびドキュメント等へのリンクに関する情報等が含まれる。
このように、BIMは建物に関わる多様な情報を有するため、当該BIMの情報を利用することで、設備に関する情報、または、系統に関する情報等を抽出してくることができ、施設管理システムにおけるエンジニアリング業務での調整工数等を削減し、作業効率を向上できる。
なお、BIMによって作成されたモデルデータをソフトウェアアプリケーション間で共有する際の標準データモデル、または、データ交換フォーマットとして、IFC(Industry Foundation Classes)がある(図2参照)。IFCは、建物にまつわるあらゆる物または情報を、オブジェクト指向的に表現しようとするモデリング手法である。
IFCでは、電気設備または照明器具等のタイプ、建設機械、作業員、作業に必要なスキル等建設に関するリソースの定義情報、作業指示書またはコストに関する定義情報、あるいは、敷地、建物、階、部屋の空間要素および建物を構成する要素等、建物関連の様々な「もの」を表現するためのエンティティ(図2参照)が定義されている。
次に、設備情報記憶部172に記憶されている設備情報について説明する。
設備情報とは、施設内の設備と、当該設備に関連する監視ポイントとが対応付けられた情報である。
当該設備情報は、予め、施設管理装置1の設置時等に、管理者等の指示に基づき、当該施設管理装置1が用いられる施設管理システムに応じて設定され、設備情報記憶部172に記憶される。
図3は、実施の形態1において、設備情報記憶部172に記憶されている設備情報の一例を示す図である。図3Aは、施設内の設備を空調機とした場合の設備情報の一例を示し、図3Bは、施設内の設備をVAV(Variable Air Volume、可変定風量装置)とした場合の設備情報の一例を示し、図3Cは、施設内の設備を熱源機とした場合の設備情報の一例を示している。
例えば、図3Aでは、設備ID=11(「5F 東_空調機」)に対応する監視ポイントとして、監視ポイントID=1(「発停」)、監視ポイントID=2(「給気温度」)、監視ポイントID=3(「冷水温度」)、監視ポイントID=4(「冷水バルブ開度」)、監視ポイントID=5(「温水温度」)、監視ポイントID=6(「温水バルブ開度」)、監視ポイントID=7(「FAN周波数」)、監視ポイントID=8(「加湿弁」)等が設定されていることを示している。
なお、図3では、説明の便宜上、施設内の設備を空調機、VAV、および、熱源機とした場合の設備情報の一例を示しているが、これに限らず、施設内の各設備について、当該設備と関連する監視ポイントが対応付けられた設備情報が設定され、設備情報記憶部172に記憶されている。
また、図3に示した内容は一例に過ぎず、例えば、設備および監視ポイントの名称が付与されないようにしてもよい。設備情報は、設備ごとに、当該設備と対応付けられた監視ポイントが特定できるようになっていればよい。
図1の説明に戻る。
系統分類データ作成部16は、BIM内に格納されている、ダクトまたは配管等の流体搬送部材と、施設内の各設備とのつながりを示す情報と、図3に一例を示したような設備情報とに基づき、系統分類データを作成する。
系統分類データ作成部16の系統情報取得部161は、例えば、ネットワークを介してBIMにアクセスし、当該BIMからBIM内に格納されている、ダクトまたは配管等の流体搬送部材と、施設内の各設備とのつながりを示す情報を取得する。
系統情報取得部161は、BIM内から取得した、ダクトまたは配管等の流体搬送部材と、施設内の各設備とのつながりを示す情報を、当該つながりごとにグループ化する。当該グループを、この実施の形態1では、「系統」という。また、系統情報取得部161は、当該「系統」ごとに、例えば、IDおよび名称を付与し、BIM内から取得した、ダクトまたは配管等の流体搬送部材と、施設内の各設備とのつながりを示す情報と、系統IDの情報と、系統の名称の情報とを紐付けた情報を系統情報として作成し、系統分類データ作成部16の系統データ作成部163に出力する。系統IDと、系統の名称は、「系統」が一意に特定できる情報であればよい。
図4は、この実施の形態1において、系統情報取得部161が作成し、系統データ作成部163に出力する系統情報のイメージの一例を説明するための図である。
上述のとおり、BIM内には、ダクトまたは配管等の流体搬送部材と、施設内の各設備とのつながりを示す情報が格納されている。系統情報取得部161は、例えば、BIMから、ある配管と、当該配管とつながりのある設備機器(例えば、温熱源、空調機、FCU、ポンプ、バルブ、センサ等)の情報を「系統」とする対象として特定してグループ化し、系統IDの情報および系統の名称(例えば、「温水配管系統」)を付与して、系統情報とする。なお、図4では、系統IDの情報については図示を省略している。
系統分類データ作成部16の設備情報取得部162は、設備情報記憶部172を参照し、当該設備情報記憶部172から、設備情報を取得する。
設備情報取得部162は、取得した設備情報を、系統データ作成部163に出力する。
系統データ作成部163は、系統情報取得部161から出力された系統情報と、設備情報取得部162から出力された設備情報とに基づき、系統分類データを作成する。
ここで、図5は、実施の形態1において、系統データ作成部163が作成する系統分類データの内容の一例を示す図である。
図5に示すように、系統分類データとは、系統ごとに、当該系統に所属する設備と、当該設備に対応付けられた監視ポイントとが紐付けられたデータである。
系統データ作成部163は、作成した系統分類データを、系統分類データ作成部16の記憶制御部164に出力する。
記憶制御部164は、系統データ作成部163から出力された系統分類データを、記憶部17の系統分類データ記憶部171に記憶させる。
受付部13は、オペレータ等の管理者からの各種指示を受け付ける。
受付部13の抽出指示受付部131は、管理者から、例えば、系統単位、または、設備単位等での監視ポイントの状態情報の抽出指示を受け付ける。
抽出指示受付部131は、受け付けた抽出指示情報を、データ作成制御部14に出力する。
管理者は、例えば、マウスまたはキーボード等の入力装置(図示省略)を操作して、監視ポイントの状態情報の抽出指示を入力する。具体的には、管理者は、例えば、ある「系統」に関連する監視ポイントの状態情報を表示させたい場合であれば、入力装置を用いて、表示部18に表示されている指示画面上で、所望の「系統」に対応する抽出指示ボタン等をクリックする。
また、抽出指示受付部131は、管理者から、逆引きデータ抽出指示を受け付ける。
管理者は、例えば、表示部18に表示された画面から、入力装置を操作して、ある特定の監視ポイントについて、当該特定の監視ポイントに関連する設備に関する情報、あるいは、当該特定の監視ポイントが所属する系統に関する情報を表示させる指示を入力することができる。抽出指示受付部131は、当該指示を、逆引きデータ抽出指示として受け付ける。
抽出指示受付部131は、逆引きデータ抽出指示を受け付けた場合、逆引きデータ抽出指示を受け付けた旨の情報を、データ作成制御部14の逆引きデータ特定部144に出力する。
なお、管理者は、監視ポイントの状態情報の抽出指示を入力する際、状態情報を表示させる監視画面の画面タイプを指定する。例えば、管理者は、監視画面の画面タイプとして、「サマリグラフ」、「グループリスト」、「トレンドグラフ」等を指定できるものとする。「サマリグラフ」、「グループリスト」、および、「トレンドグラフ」は、BAS(Building Automation System)において、管理者の指示に基づき表示される画面である。
「サマリグラフ」は、空調、電気、熱源、衛生、防災、または、防犯等の各設備の状態を、平面図、断面図、または、系統図等のグラフィック形式で表示する画面である。「サマリグラフ」では、壁または床等の建築構造や、熱源、空調機、ダクト、または、配管等の設備等、状態変化のない要素は静止画として描かれ、その上に、空調機、ポンプ、バルブ、または、センサ等の、状態変化のある要素が動画として描画される。
「グループリスト」は、バルブ、または、センサ等の状態監視、または、設定値指定のためのポイントを、設備、フロア、または、ゾーン等、利用者に分かりやすいまとまりでグループ化し、一覧表示した画面である。
「トレンドグラフ」は、複数の監視ポイントの状態、または、現在地の時間変化等をグラフ形式で示す画面である。
なお、これは一例に過ぎず、その他のタイプの画面であってもよい。例えば、この実施の形態1に係る施設管理装置1は、BEMS(Building Energy Management System)において、管理者の指示に基づき表示される、エネルギー消費量を示すグラフを表示する画面等、あるいは、FM(Facility Management)において、管理者の指示に基づき表示される、設備機器台帳等の表示画面等を表示することができる。このように、この実施の形態1に係る施設管理装置1は、異なるシステムで用いられ、当該異なるシステムにおいて、BIMで管理されているダクトまたは配管等の流体搬送部材と、施設内の各設備とのつながりを示す情報に基づき系統分類データ作成部16で作成された系統分類データに基づき、管理者の指示に基づく状態情報の抽出および画面表示を行うことも可能である。また、例えば、上述のBAS、BEMS、および、FMを統合し、統合されたシステムにおいて当該施設管理装置1を備えるようにすることも可能である。
抽出指示受付部131は、受け付けた、系統等および画面タイプの情報を、抽出指示情報としてデータ作成制御部14に出力する。
受付部13の切替指示受付部132は、管理者からの画面の切替指示を受け付ける。
管理者は、例えば、マウスまたはキーボード等の入力装置を操作することで、表示部18にポップアップ表示された切替指示画面(詳細は後述する)より、画面の切替指示を入力する。
切替指示受付部132は、受け付けた切替指示情報を、データ作成制御部14に出力する。
データ作成制御部14は、受付部13の抽出指示受付部131から出力された抽出指示情報に基づき、当該抽出指示情報で指示された系統に所属する設備等に関連する監視ポイントを特定し、特定した監視ポイントから収集された状態情報を抽出する。そして、データ作成制御部14は、抽出した状態情報を表示部18に表示させるための表示用データを作成する。また、データ作成制御部14は、受付部13の抽出指示受付部131から出力された逆引きデータ抽出指示に基づき、当該逆引きデータ抽出指示情報で指定された監視ポイントに関連する設備情報、または、当該指定された監視ポイントが所属する系統に関する情報を表示させるための表示用データを作成する。
データ作成制御部14のデータ特定部141は、抽出指示受付部131から出力された抽出指示情報を取得し、記憶部17の系統分類データ記憶部171を参照して、系統分類データに基づき、抽出指示情報で指定された系統等に対応する監視ポイントを特定する。
データ特定部141は、特定した監視ポイントの情報を、データ抽出部142に出力する。
データ作成制御部14のデータ抽出部142は、データ特定部141が出力した監視ポイントの状態情報を、状態情報蓄積部12から抽出する。
データ抽出部142は、抽出した状態情報を、表示用データ作成部143に出力する。
データ作成制御部14の逆引きデータ特定部144は、抽出指示受付部131から逆引きデータ抽出指示を受け付けた旨の情報が出力されると、当該逆引きデータ抽出指示に基づき、系統分類データ記憶部171に記憶された系統分類データを参照して、当該逆引きデータで特定される設備あるいは系統の情報を特定し、逆引きデータとする。
逆引きデータ特定部133は、逆引きデータを、表示用データ作成部143に出力する。
データ作成制御部14の表示用データ作成部143は、データ抽出部142から出力された状態情報と、抽出指示情報で指示された画面タイプとに基づき、状態情報を、指示された画面タイプの画面で表示させるための表示用データを作成する。
また、表示用データ作成部143は、逆引きデータ特定部144から出力された逆引きデータに基づき、設備に関する情報、あるいは、系統に関する情報を表示させるための表示用データを作成する。
表示用データ作成部143は、作成した表示用データを、表示制御部15に出力する。
表示制御部15は、表示部18に表示させる情報を制御する。
表示制御部15の指示画面表示制御部151は、例えば、管理者からの指示画面表示指示を受け付けると、表示部18に、状態情報抽出のための指示画面を表示させる。
管理者は、例えば、表示部18に表示されている指示画面呼出ボタンを、入力装置を用いてクリック等することで、指示画面表示指示を入力する。
図6は、実施の形態1において、指示画面表示制御部151が表示させる指示画面の一例を示す図である。
指示画面表示制御部151は、指示画面表示指示を受け付けると、記憶部17の系統分類データ記憶部171に記憶されている系統分類データに基づき、図6に示すような指示画面を表示させる。
管理者は、当該指示画面から、状態情報を抽出させたい系統を指定する。例えば、管理者は、入力装置を用いて、図6に示す詳細表示ボタン601をクリック等することで、状態情報を抽出させたい系統を指定する。
ここで管理者が指定した系統の情報は、抽出指示情報として、抽出指示受付部131が受け付ける。
なお、図6に示す指示画面は一例に過ぎず、指示画面は、当該指示画面から、管理者が、状態情報を抽出させたい系統を指定できるようになっていればよい。
例えば、指示画面を、図7に示すような、設備構成図を表示させた画面とし、管理者は、当該設備構成図から、バルブまたは設備等を指定するようにしてもよい。その場合、抽出指示受付部131は、該当の設備等に関する情報を抽出指示情報として受け付け、データ特定部141は、系統分類データに基づき、当該抽出指示情報で指定された設備等が所属する系統を特定し、当該系統に対応する監視ポイントを特定する。
表示制御部15のデータ表示制御部152は、データ作成制御部14から出力された表示用データに基づく画像または映像を、表示部18に表示させる。
記憶部17は、各種情報を記憶する。
記憶部17の系統分類データ記憶部171は、系統分類データ(図5参照)を記憶する。
記憶部17の設備情報記憶部172は、設備情報(図3参照)を記憶する。
表示部18は、例えば、ディスプレイ等であり、表示制御部15の制御に基づく画像または映像を表示する。
なお、ここでは、図1に示すように、状態情報蓄積部12、および、記憶部17は、施設管理装置1が備えるものとしたが、これに限らず、状態情報蓄積部12、および、記憶部17は、施設管理装置1の外部に備えるようにしてもよく、施設管理装置1が、状態情報蓄積部12、および、記憶部17を参照可能になっていればよい。
また、ここでは、図1に示すように、施設管理装置1は、表示部18を備えるようにしたが、これに限らず、表示部18は、施設管理装置1の外部に備えられ、施設管理装置1と、例えば、ネットワーク等を介して接続されるようにしてもよい。
次に、この発明の実施の形態1に係る施設管理装置1の動作を説明する。
この実施の形態1に係る施設管理装置1の動作は、大きく、当該施設管理装置1の設置時等に行われる「系統分類データ作成処理」と、各監視ポイント101から状態情報を適宜のタイミングで収集し、管理者からの状態情報の抽出指示に基づき、該当の監視ポイントの状態情報を抽出する「対象データ抽出処理」とに分けられる。
まず、「系統分類データ作成処理」について説明する。
図8は、この発明の実施の形態1に係る施設管理装置1における「系統分類データ作成処理」の動作を説明するフローチャートである。
当該「系統分類データ作成処理」は、例えば、施設管理装置1の設置時等に、系統分類データ作成部16によって行われる。
系統分類データ作成部16の系統情報取得部161は、例えば、ネットワークを介してBIMにアクセスし、当該BIM内に格納されている、ダクトまたは配管等の流体搬送部材と、施設内の各設備とのつながりを示す情報を取得する(ステップST801)。そして、系統分類データ作成部16は、取得したダクトまたは配管等の流体搬送部材と、施設内の各設備とのつながりを示す情報に基づき、図4に一例を示したような系統情報を作成し、当該系統情報を、系統分類データ作成部16の系統データ作成部163に出力する。
系統分類データ作成部16の設備情報取得部162は、設備情報記憶部172を参照し、当該設備情報記憶部172から、図3に一例を示したような、設備情報を取得する(ステップST802)。
設備情報取得部162は、取得した設備情報を、系統データ作成部163に出力する。
なお、ステップST801とステップST802の処理の順番は逆でもよい。
系統データ作成部163は、ステップST801において系統情報取得部161から出力された系統情報と、ステップST802において設備情報取得部162から出力された設備情報とに基づき、図5に一例を示したような、系統分類データを作成する(ステップST803)。
系統データ作成部163は、作成した系統分類データを、系統分類データ作成部16の記憶制御部164に出力する。
記憶制御部164は、ステップST803において系統データ作成部163から出力された系統分類データを、記憶部17の系統分類データ記憶部171に記憶させる(ステップST804)。
次に、「対象データ抽出処理」について説明する。
図9は、この発明の実施の形態1に係る施設管理装置1における「対象データ抽出処理」の動作を説明するフローチャートである。
なお、「対象データ抽出処理」は、予め、系統分類データ作成部16によって、図5に示すような系統分類データが作成され、系統分類データ記憶部171に記憶されていることを前提とする。
また、ここでは、各監視ポイント101の状態情報を状態情報蓄積部12に蓄積させる周期は、予め、1分に設定されているものとする。
監視ポイントデータ収集部11は、コントローラ100を介して常時収集した各監視ポイント101の状態情報を取得し、内部に保有するRAM等のメモリに、収集時刻とあわせて一時保存する(ステップST901)。
監視ポイントデータ収集部11は、予め決められた周期になったかどうかを判断する(ステップST902)。
ステップST902において、予め決められた周期になっていない場合(ステップST902の“NO”の場合)、ステップST901に戻る。
ステップST902において、予め決められた周期になった場合(ステップST902の“YES”の場合)、監視ポイントデータ収集部11は、内部に保有するメモリに一時保存した各監視ポイント101の状態情報を、収集時刻とあわせて時系列データとして状態情報蓄積部12に蓄積させる(ステップST903)。すなわち、ここでは、1分ごとに、監視ポイントデータ収集部11により、コントローラ100を介して常時収集した各監視ポイント101の状態情報が、状態情報蓄積部12に蓄積される。
受付部13の抽出指示受付部131は、管理者からの監視ポイント101の状態情報の抽出指示を受け付けるまで待機し(ステップST904の“NO”の場合)、管理者からの監視ポイント101の状態情報の抽出指示を受け付けると(ステップST904の“YES”の場合)、受け付けた抽出指示に関する情報を、データ作成制御部14に出力する。
具体的には、指示画面表示制御部151が、例えば、管理者からの指示画面表示指示を受け付けると、表示部18に、状態情報抽出のための指示画面を表示させる(図6,図7参照)。
そして、管理者は、例えば、当該指示画面から、所望の系統に対応する詳細表示ボタン601(図6参照)を指定することで、状態情報の抽出指示を入力し、抽出指示受付部131は、管理者から入力された抽出指示情報を受け付ける。
ここでは、例えば、管理者は、系統ID=21の監視ポイントの状態情報を、「グループリスト」で表示させる旨の抽出指示を入力し、抽出指示受付部131は、当該内容の抽出指示情報を受け付けたものとする。
管理者は、抽出指示を入力する際に、状態情報を表示させる画面タイプについても指定する。管理者は、当該画面タイプについて、名前を入力して指定するものであってもよいし、画面タイプには予め画面IDを付与しておくようにし、当該画面IDを入力して指定するものであってもよいし、画面タイプ一覧から選択するようにしてもよい。
抽出指示受付部131は、受け付けた、系統および画面タイプの情報を、抽出指示情報としてデータ作成制御部14に出力する。
データ作成制御部14のデータ抽出部142は、ステップST904において抽出指示受付部131から出力された抽出指示情報を取得し、記憶部17の系統分類データ記憶部171を参照して、系統分類データに基づき、抽出指示情報で指定された系統に対応する監視ポイントを特定する(ステップST905)。
例えば、ここでは、系統として、ID=21が指定されているので、データ特定部141は、系統分類データに基づき、系統ID=21に所属する設備である設備ID=11,501,502の設備に対応付けられた、監視ポイントID=1〜8・・・,101〜104の監視ポイントを特定する。
データ特定部141は、特定した監視ポイントの情報を、データ作成制御部14のデータ抽出部142に出力する。
データ抽出部142は、ステップST905においてデータ特定部141が出力した監視ポイントの状態情報を、状態情報蓄積部12から抽出する(ステップST906)。
なお、データ抽出部142は、例えば、状態情報蓄積部12から、該当の監視ポイントの状態情報を、予め設定された期間分抽出するようにする。具体的には、例えば、データ抽出部142は、最新の状態情報から過去1か月分を抽出する。あるいは、データ抽出部142は、最新の状態情報から過去1週間分を抽出するようにしてもよい。また、例えば、データ抽出部142は、状態情報蓄積部12に蓄積されている、該当の監視ポイントの状態情報を全て抽出するようにしてもよい。また、例えば、管理者は、抽出指示を入力する際に、抽出させる状態情報の収集期間も入力するようにし、データ抽出部142は、管理者によって入力された期間に従って、当該期間分の、該当の監視ポイントの状態情報を抽出するようにしてもよい。データ抽出部142は、適宜設定された条件に従って、状態情報を抽出する。
データ抽出部142は、抽出した状態情報を、データ作成制御部14の表示用データ作成部143に出力する。
表示用データ作成部143は、ステップST906においてデータ抽出部142から出力された状態情報と、抽出指示情報で指示された画面タイプとに基づき、状態情報を、指示された画面タイプの画面で表示させるための表示用データを作成する(ステップST907)。
ここでは、抽出指示情報では、画面タイプとして「グループリスト」が指示されているので、表示用データ作成部143は、ステップST906においてデータ抽出部142が抽出した、系統ID=21の系統に所属する設備(設備ID=11,501,502の設備)に対応付けられた、監視ポイントID=1〜8,101〜104の監視ポイントから収集された状態情報を、グループリストとして表示させるための表示用データを作成する。
表示用データ作成部143は、作成した表示用データを、表示制御部15に出力する。
表示制御部15のデータ表示制御部152は、ステップST907においてデータ作成制御部14から出力された表示用データに基づく画像または映像を、表示部18に表示させる(ステップST908)。
表示部18は、データ表示制御部152の制御に基づき、画像または映像を表示する。
ここでは、表示部18は、系統ID=21に所属する設備(設備ID=11,501,502の設備)に対応付けられた監視ポイントID=1〜8,101〜104の監視ポイントから収集された状態情報を示すグループリストを表示することになる。
図10は、実施の形態1において、施設管理装置1の表示制御部15が表示させるグループリストの一例を示す図である。
なお、図10で示す例は、説明の便宜上、上述の、状態情報を表示する監視ポイントとして監視ポイントID=1〜8,101〜104の監視ポイントが特定された場合とは異なる監視ポイントが特定された場合の、グループリストの表示例としている。
図10に示すように、グループリストには、施設名(図10の「100建物」)を表示させるようにしてもよい。その場合、表示用データ作成部143は、作成用データを作成する際に、当該作成用データに施設名の情報も含めるようにする。監視対象の施設名の情報は、予め記憶されているものとし、表示用データ作成部143は、当該予め記憶されている情報から、施設名の情報を取得すればよい。
また、図10に示すように、表示制御部15は、切替指示画面10aを、表示部18にポップアップ表示させる。
切替指示画面10aは、管理者が、画面タイプの切り替えを指示するための画面であり、切り替え可能な画面タイプを表示する。
この実施の形態1では、例えば、画面タイプとして、BASで表示される「サマリグラフ」、「グループリスト」、および、「トレンドグラフ」の画面タイプと、BEMSで表示される「エネルギー消費量」の画面タイプと、FMで表示される「設備機器台帳」の画面タイプを指定できるものとする。この場合、現在表示中の「グループリスト」を除く、「サマリグラフ」、「トレンドグラフ」、「エネルギー消費量」、「設備機器台帳」が切り替え可能な画面タイプとして表示される。なお、「サマリグラフ」については、図10に示すように、例えば、空調系統の静止画に、該当の監視ポイントの状態情報を重畳させて表示させたサマリグラフ(「サマリ:空調系統」)とするか、熱源系統の静止画に、該当の監視ポイントの状態情報を重畳させて表示させたサマリグラフ(「サマリ:熱源系統」)とするか、類似空調系統一覧を表示させたサマリグラフ(「サマリ:類似空調系統一覧」)とするかを選択できるようにすることができる。
管理者は、表示部18を確認し、画面を切り替えたい場合は、切替指示画面10aより、切替指示を入力する。例えば、管理者は、入力装置を用いて、切替指示画面10aに表示された、切り替え可能な画面タイプを、クリックする等することで、切替指示を入力する。
ここでは、例えば、管理者は、図10に示すようなグループリストでの表示から、トレンドグラフへの画面タイプの切替指示を入力したものとする。
切替指示受付部132は、入力装置から、切替指示を受け付けたかどうかを判断する(ステップST909)。
切替指示を受け付けていない場合(ステップST909の“NO”の場合)、ステップST901に戻り、以降の処理を繰り返す。
切替指示を受け付けた場合(ステップST909の“YES”の場合)、切替指示受付部132は、データ作成制御部14に、切替指示を受け付けた旨の通知と、受け付けた、切替後の画面タイプの情報を通知する。そして、ステップST907に戻る。
ここでは、切替指示受付部132は、トレンドグラフへの画面タイプの切替指示が行われた旨の通知を、データ作成制御部14に出力する。
データ作成制御部14の表示用データ作成部143は、ステップST906においてデータ抽出部142が抽出した、系統ID=21に所属する設備(設備ID=11,501,502の設備)に対応付けられた、監視ポイントID=1〜8,101〜104の監視ポイントから収集された状態情報を、トレンドグラフとして表示させるための表示用データを作成する(ステップST907)。
表示用データ作成部143は、作成した表示用データを、表示制御部15に出力する。
そして、ステップST908の処理を行う。ステップST908の処理の詳細については、上述したとおりであるので、重複した説明を省略する。
図11は、実施の形態1において、施設管理装置1の表示制御部15が表示させるトレンドグラフの一例を示す図である。
なお、図11で示す例は、説明の便宜上、上述の、状態情報を表示する監視ポイントとして監視ポイントID=1〜8,101〜104の監視ポイントが特定された場合とは異なる監視ポイントが特定された場合の、トレンドグラフの表示例としている。
図11に示すように、状態情報をトレンドグラフで画面表示した場合も、表示制御部15は、切替指示画面10aをポップアップ表示させるようにする。
また、同様に、管理者は、画面タイプをサマリグラフとするよう、切替指示を行うこともできる。具体的な切り替え動作は、上述した切り替え動作と同様である。
図12は、実施の形態1において、管理者が、例えば、図10、または、図11に示すような画面にポップアップ表示された切替指示画面10aから、「サマリ:熱源系統」を選択した場合の、切替後のサマリグラフの一例を示す図である。
なお、図12で示す例は、説明の便宜上、上述の、状態情報を表示する監視ポイントとして監視ポイントID=1〜8,101〜104の監視ポイントが特定された場合とは異なる監視ポイントが特定された場合の、サマリグラフの表示例としている。
図12に示すように、表示部18には、熱源の系統図を静止画とし、当該静止画に、状態情報が重畳表示されたサマリグラフが表示される。
また、管理者は、切替指示画面10aから、「サマリ:平面図」への切替指示を行うこともできる。
図13は、実施の形態1において、管理者が、例えば、図10〜図12に示すような画面にポップアップ表示された切替指示画面10aから、「サマリ:平面図」を選択した場合の、切替後のサマリグラフの一例を示す図である。
なお、図13で示す例は、説明の便宜上、上述の、状態情報を表示する監視ポイントとして監視ポイントID=1〜8,101〜104の監視ポイントが特定された場合とは異なる監視ポイントが特定された場合の、サマリグラフの表示例としている。
図13に示すように、表示部18には、フロア平面図を静止画とし、当該静止画に、状態情報が重畳表示されたサマリグラフが表示される。
また、管理者は、切替指示画面10aから、「サマリ:空調系統」への切替指示を行うこともできる。
図14は、実施の形態1において、管理者が、例えば、図10〜図13に示すような画面にポップアップ表示された切替指示画面10aから、「サマリ:空調系統」を選択した場合の、切替後のサマリグラフの一例を示す図である。
なお、図14で示す例は、説明の便宜上、上述の、状態情報を表示する監視ポイントとして監視ポイントID=1〜8,101〜104の監視ポイントが特定された場合とは異なる監視ポイントが特定された場合の、サマリグラフの表示例としている。
図14に示すように、表示部18には、空調機の系統図を静止画とし、当該静止画に、状態情報が重畳表示されたサマリグラフが表示される。
このように、管理者は、切替指示画面10aから画面タイプの切替指示を行うことができ、施設管理装置1では、切替指示を受け付けると、同一系統の状態情報について、当該状態情報を表示させる画面タイプを切り替えて、表示部18に表示させるようにすることができる。
これにより、管理者は、所望の画面タイプを選択等するだけで、容易に、状態情報を表示させる種々の画面タイプを切替えることができ、効率よく施設内の設備の監視または操作等を行うことができる。
また、従来の技術では、同一系統の設備に対応付けて監視ポイントが管理されていないため、同一系統の設備に対応付けられた監視ポイントの状態情報を、画面タイプを切り替えて表示させようとすると、管理者は、表示対象とする監視ポイントを頼りに逐一利用者が画面を切り替える必要があり、労力が必要であったが、この実施の形態1に係る施設管理装置1では、上述のとおり、管理者は、切替指示画面10aから、表示させたい画面タイプを指定するだけで、同一系統の状態情報を表示させる画面タイプを切り替えることができる。これにより、管理者は、労力を要さず、簡単に、画面タイプの異なる画面で、同一系統の設備に対応付けられた監視ポイントの状態情報を表示させることができる。
上記の説明では、同一系統の状態情報について、当該状態情報を表示させる画面タイプを適宜切り替えることについて説明したが、この実施の形態1に係る施設管理装置1では、さらに、表示中の画面から、当該画面で表示されている、特定の施設内の設備を指定すると、当該特定の施設内の設備が所属する、他の系統に所属する設備に関する状態情報を表示する画面へと切り替えることもできる。
以下、具体的に説明する。
例えば、図14に示すような、空調系統のサマリグラフを確認し、管理者が、設備ID=11の空調機を、入力装置を用いてクリックする等して選択したとする。
この場合、抽出指示受付部131は、設備ID=11の空調機の選択指示を受け付け、設備ID=11の空調機が選択された旨の情報を、データ作成制御部14に出力する。
データ作成制御部14のデータ特定部141は、記憶部17の系統分類データ記憶部171に記憶されている系統分類データを参照し、設備ID=11の空調機が所属する、現在表示中の系統とは別の系統を検索する。
すなわち、データ特定部141は、系統分類データに基づき、設備ID=11の空調機が所属する系統のうち、抽出指示情報に含まれていた(ステップST904参照)系統とは異なる、他の系統を特定する。
ここでは、例えば、現在表示中の系統が、系統ID=21の系統で、系統分類データ記憶部171には、図5で示したような系統分類データが記憶されているものとすると、データ特定部141は、設備ID=11の空調機が所属する、系統ID=21とは異なる、系統ID=2の系統を特定する。さらに、データ特定部141は、系統分類データより、系統ID=2の系統に所属する設備を特定する。その結果、データ特定部141は、系統ID=2の系統に所属する設備として、設備ID=1,11・・・の設備を特定し、さらに、当該設備ID=1,11・・・の設備に対応付けられた監視ポイントを特定する。ここでは、データ特定部141は、監視ポイントID=1〜8・・・、31〜33・・・の監視ポイントを特定する。
そして、データ特定部141は、特定した監視ポイントの情報を、データ抽出部142に出力する。
このように、データ特定部141は、設備に関する情報に基づき、管理者から指示された、管理者の所望の監視ポイントを特定することもできる。
データ抽出部142は、データ特定部141が出力した監視ポイントの状態情報を、状態情報蓄積部12から抽出する(図9のステップST906参照)。
以降の処理は、上述した、図9のステップST907以降の処理と同様であるため、重複した説明を省略する。
この結果、表示部18には、系統ID=2に所属する設備に対応付けられた監視ポイントの状態情報が、空調系統のサマリグラフとして表示されるようになる。
このように、表示中の系統に所属する特定設備が所属する別の系統について、当該別の系統に対応付けられた設備に対応する監視ポイントの状態情報を表示させるような切替を行うこともできる。
なお、例えば、表示中の系統に所属する特定の設備が所属する他の系統が複数存在する場合は、データ表示制御部152が、当該複数の他の系統の情報を表示部18に表示させるようにし、管理者から、表示させる系統の選択を受け付けるようにすればよい。また、その他の方法によって、表示させる系統の絞り込みを行うようにしてもよい。
また、上記の説明では、同一システム、具体的には、BASにおいて、状態情報を表示させる画面タイプを適宜切り替えることについて説明したが、この実施の形態1に係る施設管理装置1では、さらに、表示中の画面から、当該画面を表示させるシステムとは、別のシステムで表示される、状態情報を表示する画面へと切り替えることもできる。
以下、具体的に説明する。
例えば、図10〜図14に示すような画面にポップアップ表示された切替指示画面10aから、管理者は、「エネルギー消費量」を表示する画面へと切り替える切替指示を入力したとする。
切替指示を受け付けると、切替指示受付部132は、データ作成制御部14に、切替指示を受け付けた旨の通知と、切替後の画面タイプ、すなわち、「エネルギー消費量」の情報を通知する。
データ作成制御部14の表示用データ作成部143は、該当の状態情報のデータに関するエネルギー消費量を示すグラフを表示させる表示用データを作成する。
具体的には、表示用データ作成部143は、データ抽出部142が抽出した状態情報(ステップST907参照)と、別途、施設管理装置1が参照可能な場所に記憶されている消費エネルギー関連データ(図示省略)とに基づき、エネルギー消費量を示すグラフを表示させる表示用データを作成する。
図15は、実施の形態1において、施設管理装置1の表示制御部15が表示させるエネルギー消費量を示すグラフの一例を示す図である。
なお、図15で示す例は、説明の便宜上、上述の、状態情報を表示する監視ポイントとして監視ポイントID=1〜8,101〜104の監視ポイントが特定された場合とは異なる監視ポイントが特定された場合の、エネルギー消費量を示すグラフの表示例としている。
ここでは、図15に示すように、エネルギー消費量は、グラフで表示されるものとしているが、これは一例に過ぎない。例えば、表示用データ作成部143は、エネルギー消費量を一覧表で表示させる表示用データを作成するようにしてもよい。
また、例えば、図10〜図14に示すような画面にポップアップ表示された切替指示画面10aから、管理者は、「設備機器台帳」を表示する画面へと切り替える切替指示を入力したとする。
切替指示を受け付けると、切替指示受付部132は、データ作成制御部14に、切替指示を受け付けた旨の通知と、切替後の画面タイプ、すなわち、「設備機器台帳」の情報を通知する。
データ作成制御部14の表示用データ作成部143は、該当の状態情報を収集した監視ポイントに関連する設備の設備機器台帳を表示させる表示用データを作成する。
具体的には、表示用データ作成部143は、データ抽出部142が抽出した状態情報(ステップST907参照)と、系統分類データと、別途、施設管理装置1が参照可能な場所に記憶されている設備機器台帳のデータ(図示省略)とに基づき、設備機器台帳を表示させる表示用データを作成する。
図16は、実施の形態1において、施設管理装置1の表示制御部15が表示させる設備機器台帳を示す画面の一例を示す図である。
なお、図16で示す例は、説明の便宜上、上述の、状態情報を表示する監視ポイントとして監視ポイントID=1〜8,101〜104の監視ポイントが特定された場合とは異なる監視ポイントが特定された場合の、設備機器台帳を示す表示例としている。
また、例えば、管理者は、図16に示すような画面から、設備機器に関する保守関連データを確認したい場合、入力装置を用いて、確認したい設備機器に対応する詳細ボタン1601をクリック等して指定すると、抽出指示受付部131が当該指定を受け付け、表示用データ作成部143が、別途、施設管理装置1が参照可能な場所に記憶されている保守関連データ(図示省略)に基づき、該当の設備機器の仕様、定期捕集整備項目、または、適用法規等、該当の設備機器に関する詳細な情報を表示させる表示用データを作成することができる。
そして、データ表示制御部152は、表示用データ作成部143が作成した、設備機器に関する詳細な情報を表示させる表示用データを表示部18に表示させる(図17参照)。
このように、この実施の形態1に係る施設管理装置1は、BIMで管理されている系統情報および設備情報に基づき作成された系統分類データに基づき、例えば、BAS、BEMS、または、FM等、複数の異なるシステムにおいて、管理者等が施設管理作業を行う際に確認するための監視ポイントの状態情報、または、設備の情報等を、抽出することができる。
これにより、管理者は、BAS、BEMS、および、FMにおける機能を連携させて、施設管理に関する業務を行うことができる。また、BAS、BEMS、および、FMにおける機能を統合させることも可能となる。
なお、以上の説明において、サマリグラフの表示について、静止画として表示される、熱源の系統図、フロア平面図、または、空調機の系統図等に関するデータは、予め施設管理装置1が参照可能な場所に記憶されている。表示用データ作成部143は、当該予め記憶された静止画用のデータを参照して、熱源の系統図等を表示部18に表示させる。
また、上記のステップST902において、管理者は、状態情報を表示させる系統を1つ指定するものとしたが、これに限らず、管理者は、状態情報を表示させる系統を複数指定することもできる。その場合、データ作成制御部14では、該当の系統に対応付けられた設備に対応する全ての監視ポイントの状態情報を、状態情報蓄積部12から抽出し、表示用データを作成するようにする。
また、上記ステップST909において、切替指示を受け付けたかどうかを判断するための一定時間を設定するようにしてもよい。例えば、一定時間を3分間とし、状態情報の表示を行ってから3分間、切替指示を受け付けなければ、切替指示を受け付けていないと判断するようにしてもよい。
一般に、建物施設等の監視または操作等を行う場合、管理者は、当該建物施設内の設備間のつながりを意識して監視作業等を行っているが、従来の技術では、関連する監視ポイント同士のデータが提供されるのみであり、設備間の関連は考慮されていなかったため、管理者等への作業の負担が大きかった。
例えば、管理者は、関連する設備の状態を監視したい場合等には、その都度、設備間の関連をイメージしながら、関連する設備に対応付けられる監視ポイントを特定し、当該監視ポイントの状態情報を抽出してくる等の作業が必要であった。また、この場合、関連する設備に対応付けられる監視ポイントを特定し、抽出する等の作業は、サマリグラフ、グループリスト、トレンドグラフといった複数の画面ごとに、繰り返し行う必要がある。
その結果、例えば、事前に予め、設備間の関連を考慮した監視ポイントの対応付け等を行う場合は、管理者の作業負担が大きくなる上、設定ミスも発生し得るという問題があった。
また、例えば、状態情報を画面に表示させる際に、設備間の関連を考慮した監視ポイントの対応付け等を行う場合は、管理者の作業負担が大きくなることはもちろん、建物または設備の知識のない者にとっては、施設管理装置あるいは施設管理システムの使い勝手が悪く、利用を妨げる原因にもなっていた。
これに対し、この発明の実施の形態1に係る施設管理装置1では、上述のとおり、施設内の複数の設備を、監視または操作する単位でグループ分けした系統単位で、監視ポイントの状態を監視できる。そのため、管理者は、その都度、設備間の関連を考慮して監視ポイントの対応付け等を行う必要がなく、管理者の作業負担を低減させることができる。また、管理者は、系統を指定するだけで、関連する設備に対応する監視ポイントの状態情報を確認することができるため、使い勝手も向上する。
また、図10〜14に示すような画面から、管理者が、特定のポイントを指定した場合、当該指定されたポイントが関連する設備、あるいは、当該指定されたポイントが所属する系統に関する情報を表示させることもできる。
例えば、図14に示したような、「サマリ:空調系統」の画面において、ある空調機が給気する空気の温度が異常に冷たい場合には、当該画面で表示されている空調機の給気温度の状態情報を示す監視ポイントに、「下限アラーム」等が表示される。具体的には、該当の監視ポイントの背景が赤色になる等で当該「下限アラーム」等が表示される。なお、当該「下限アラーム」は、例えば、施設管理装置1の制御部(図示省略)が表示させるようにする。
管理者は、当該「下限アラーム」が表示されると、給気温度に異常があると判断し、当該給気温度の状態情報を示す監視ポイントが関連する設備、あるいは、当該監視ポイントが属する系統に関する情報を確認することで、異常発生の原因を追究することになる。
この実施の形態1に係る施設管理装置1では、このような場合に、管理者からの、ある特定の監視ポイントの指定を受け付け、当該指定された監視ポイントが関連する設備、あるいは、当該指定された監視ポイントが所属する系統に関する情報を表示部18に表示させることができる。以下、具体的に説明する。
例えば、図14に示したような、「サマリ:空調系統」の画面において、ある監視ポイントに「下限アラーム」が表示されると、管理者は、入力装置等を操作し、当該監視ポイントをクリックすることで、当該監視ポイントが関連する設備、あるいは、当該監視ポイントが所属する系統に関する情報を表示させるための逆引きデータ抽出指示を入力する。
このとき、管理者は、入力装置等を操作し、該当の監視ポイントが関連する設備に関する情報を表示させるか、該当の監視ポイントが所属する系統に関する情報を表示させるか、指定するようにする。ここでは、例えば、該当の監視ポイントに関連する設備に関する情報を表示させるよう指定したとする。
抽出指示受付部131は、入力装置等から入力された逆引きデータ抽出指示を受け付ける。そして、抽出指示受付部131は、逆引きデータ抽出指示を受け付けた旨の情報を、逆引きデータ特定部144に出力する。
逆引きデータ特定部144は、抽出指示受付部131から、逆引きデータ抽出指示を受け付けた旨の情報が出力されると、系統分類データ記憶部171に記憶された系統分類データを参照し、該当の監視ポイントが関連する設備を特定する。
そして、逆引きデータ特定部144は、特定した、該当の監視ポイントが関連する設備の情報を、逆引きデータとして表示用データ作成部143に出力する。
表示用データ作成部143は、逆引きデータ特定部144から出力された逆引きデータに基づき、該当の監視ポイントに関連する設備に関する情報を、表示部18に表示させる。具体的には、表示用データ作成部143は、例えば、別途、施設管理装置1が参照可能な場所に記憶されている設備機器台帳のデータ(図示省略)に基づき、逆引きデータで特定される設備の設備機器台帳を表示させる表示用データを作成する。
そして、表示部18は、表示用データ作成部143が作成した表示用データを表示する。
管理者は、表示部18に表示された設備に関する情報を確認することで、ある監視ポイント、例えば、給気温度に異常が発生した場合であれば、当該給気温度が関連する設備がどれなのかという知識等がなくても、点検すべき設備、および、当該設備に関する情報を確認し、当該異常発生の原因の追究を行うことができる。
なお、上述の例では、管理者は、逆引きデータ抽出指示を行う際に、該当の監視ポイントに関連する設備に関する情報を表示させるような指定を行ったものとしたが、これに限らず、該当の監視ポイントが所属する系統に関する情報を表示させるような指定を行ってもよい。この場合、逆引きデータ特定部144は、系統分類データ記憶部171に記憶された系統分類データを参照し、該当の監視ポイントが所属する系統の情報を、逆引きデータとして表示用データ作成部143に出力する。
表示用データ作成部143は、逆引きデータ特定部144から出力された逆引きデータに基づき、該当の監視ポイントが所属する系統に関する情報を、表示部18に表示させる。具体的には、表示用データ作成部143は、例えば、BIMの情報、または、別途、施設管理装置1が参照可能な場所に記憶されているフロア系統図(図示省略)に基づき、逆引きデータで特定される系統、すなわち、設備間のつながりを表示させる表示用データを作成する。
このとき、例えば、ダクトと配管の2つの系統が交差する空調機のように、該当の監視ポイントが所属する系統が複数存在する場合、逆引きデータ特定部144は、系統分類データに基づき、当該複数存在する系統を全て抽出し、逆引きデータとして表示用データ作成部143に出力し、表示用データ作成部143は、当該複数存在する全ての系統に関する情報を表示させる表示用データを作成する。
また、管理者は、逆引きデータ抽出指示を行う際に、該当の監視ポイントに関連する設備に関する情報、および、該当の監視ポイントが所属する系統に関する情報の両方を表示させる指示を行うこともできる。
以上のように、実施の形態1によると、施設における複数の監視ポイント101の状態情報を収集し、状態情報蓄積部12に蓄積させる監視ポイントデータ収集部11と、施設内の複数の設備を設備間の関連に応じたグループである系統単位で、当該系統に含まれる監視ポイントを抽出させるための抽出指示情報を受け付ける抽出指示受付部131と、BIMが有する施設内の複数の設備間のつながりを示す情報に基づく系統情報と、施設内の設備と当該設備に関連する監視ポイント101とが対応付けられた設備情報とに基づき作成された、系統ごとに設備と監視ポイント101とが対応付けられた系統分類データに基づき、抽出指示情報に対応する監視ポイント101を特定するデータ特定部141と、データ特定部141が特定した監視ポイントの状態情報を、状態情報蓄積部12から抽出するデータ抽出部142とを備えるようにしたので、関連する設備単位で、収集された監視ポイントデータを特定し、抽出することができる。また、管理者は、例えば、系統を指定するだけで、関連する設備に対応する監視ポイントの状態情報を確認することができるため、使い勝手も向上する。
また、この実施の形態1によると、表示用データ作成部143は、画面タイプの切替指示を受け付けると、当該受け付けた、切り替え後の画面タイプに応じて、状態情報を表示させるための表示用データを作成するようにしたので、管理者は、同一の系統に所属する施設内の設備に対応付けられた状態情報を表示させる種々の画面を容易に切り替え、監視作業等を行うことができる。
また、この実施の形態1によると、データ特定部141は、データ抽出部142が抽出した状態情報の収集元の監視ポイント101に対応付けられた設備のうち、特定の設備の選択を受け付けると、系統情報と設備情報とに基づき、特定の設備が所属する系統のうち、抽出指示情報に含まれる系統とは異なる、他の系統を特定して、当該他の系統に所属する設備に対応付けられた監視ポイントを特定し、データ抽出部142は、データ特定部141が特定した他の系統に所属する設備に対応付けられた監視ポイント101の状態情報を、状態情報蓄積部12から抽出するようにしたので、管理者は、監視中の系統に所属する設備に対応付けられた監視ポイント101の状態について、系統を跨いだ監視を容易に行うことができる。
また、この実施の形態1によると、抽出指示受付部131は、データ抽出部142が抽出した状態情報の収集元の監視ポイントのうち、特定の監視ポイントを指定する逆引きデータ抽出指示を受け付け、抽出指示受付部131が受け付けた逆引きデータ抽出指示と系統分類データとに基づき、特定の監視ポイントが関連する設備、または、特定の監視ポイントが所属する系統を特定する逆引きデータ特定部144を備え、表示用データ作成部143は、逆引きデータ特定部144が特定した設備、または、系統に関する情報を表示させるための表示用データを作成するようにしたので、管理者は、ある監視ポイントに異常が発生した場合に、当該監視ポイントが関連する設備がどれなのかという知識等がなくても、点検すべき設備、および、当該設備に関する情報を確認し、当該異常発生の原因の追究を行うことができる。
また、この実施の形態1によると、系統情報取得部161が、建築物の属性情報を有するBIMから、施設内の複数の設備間のつながりを示す情報を取得し、施設内の複数の設備を設備間の関連に応じてグループ分けした単位である系統と、当該系統に所属する施設内の設備とが対応付けられた系統情報を作成するステップと、設備情報取得部162が、施設内の設備と当該設備に関連する監視ポイント101とが対応付けられた設備情報を取得するステップと、系統データ作成部163が、系統情報取得部161が作成した系統情報と、設備情報取得部162が取得した設備情報とに基づき、系統ごとに設備と監視ポイントとが対応付けられた系統分類データを作成するステップと、記憶制御部164が、系統データ作成部163が作成した系統分類データを記憶させるステップとを備え、施設管理システムにおいて、予め系統分類データを用意しておくことができるようにした。これにより、BIMが有する、施設内の複数の設備間のつながりを示す情報に基づく系統情報を用いた施設管理を行うことができるため、管理者は、事前に、設備間の関連を考慮した監視ポイントの対応付け等を行う必要がなくなり、管理者の作業負担を低減することができる。また、建物または設備の知識のない者にとっても、使い勝手のよい施設管理システムを提供することができる。
なお、実施の形態1における施設管理装置1の制御に用いられる各部は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。
また、実施の形態1における状態情報蓄積部12、記憶部17は、HDD、DVD、メモリなどによって構成される。
また、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 施設管理装置
11 監視ポイントデータ収集部
12 状態情報蓄積部
13 受付部
14 データ作成制御部
15 表示制御部
16 系統分類データ作成部
17 記憶部
18 表示部
100 コントローラ
101 監視ポイント
131 抽出指示受付部
132 切替指示受付部
141 データ特定部
142 データ抽出部
143 表示用データ作成部
144 逆引きデータ特定部
151 指示画面表示制御部
152 データ表示制御部
161 系統情報取得部
162 設備情報取得部
163 系統データ作成部
164 記憶制御部
171 系統分類データ記憶部
172 設備情報記憶部

Claims (6)

  1. 施設における複数の監視ポイントの状態情報を収集し、状態情報蓄積部に蓄積させる監視ポイントデータ収集部と、
    前記状態情報蓄積部から、前記施設内の設備間の関連に応じたグループである系統単位で、当該系統に含まれる監視ポイントを抽出させるための抽出指示情報を受け付ける抽出指示受付部と、
    建物に関わる情報が集約されたBIMが有する、前記施設内の複数の設備間のつながりを示す情報に基づく、前記系統と前記施設内の複数の設備とが対応付けられた系統情報と、前記施設内の設備と当該設備に関連する監視ポイントとが対応付けられた設備情報とに基づき作成された、前記系統ごとに前記設備と前記監視ポイントとが対応付けられた系統分類データに基づき、前記抽出指示情報に対応する監視ポイントを特定するデータ特定部と、
    前記データ特定部が特定した監視ポイントの状態情報を、前記状態情報蓄積部から抽出するデータ抽出部
    とを備え
    前記データ特定部は、
    前記データ抽出部が抽出した状態情報の収集元の監視ポイントに対応付けられた設備のうち、特定の設備の選択を受け付けると、前記系統分類データに基づき、前記特定の設備が所属する系統のうち、前記抽出指示情報に含まれる系統とは異なる、他の系統を特定して、当該他の系統に所属する設備に対応付けられた監視ポイントを特定し、
    前記データ抽出部は、前記データ特定部が特定した他の系統に所属する設備に対応付けられた監視ポイントの状態情報を、前記状態情報蓄積部から抽出する
    ことを特徴とする施設管理装置。
  2. 前記データ抽出部が抽出した状態情報を表示させるための表示用データを作成する表示用データ作成部と、
    前記表示用データ作成部が作成した表示用データを表示部に表示させるデータ表示制御部
    とを備えた請求項1記載の施設管理装置。
  3. 前記抽出指示情報は、画面タイプの情報を含み、
    前記表示用データ作成部は、前記抽出指示情報に含まれる画面タイプに応じて、前記状態情報を表示させるための表示用データを作成する
    ことを特徴とする請求項2記載の施設管理装置。
  4. 前記表示用データ作成部は、
    前記画面タイプの切替指示を受け付けると、当該受け付けた、切り替え後の画面タイプに応じて、前記状態情報を表示させるための表示用データを作成する
    ことを特徴とする請求項3記載の施設管理装置。
  5. 前記抽出指示受付部は、前記データ抽出部が抽出した状態情報の収集元の監視ポイントのうち、特定の監視ポイントを指定する逆引きデータ抽出指示を受け付け、
    前記抽出指示受付部が受け付けた逆引きデータ抽出指示と前記系統分類データとに基づき、前記特定の監視ポイントが関連する設備、または、前記特定の監視ポイントが所属する系統を特定する逆引きデータ特定部を備え、
    前記表示用データ作成部は、前記逆引きデータ特定部が特定した設備、または、系統に関する情報を表示させるための表示用データを作成する
    ことを特徴とする請求項4記載の施設管理装置。
  6. 監視ポイントデータ収集部が、施設における複数の監視ポイントの状態情報を収集し、状態情報蓄積部に蓄積させるステップと、
    抽出指示受付部が、前記状態情報蓄積部から、前記施設内の設備間の関連に応じたグループである系統単位で、当該系統に含まれる監視ポイントを抽出させるための抽出指示情報を受け付けるステップと、
    データ特定部が、建物に関わる情報が集約されたBIMが有する、前記施設内の複数の設備間のつながりを示す情報に基づく、前記系統と前記施設内の複数の設備とが対応付けられた系統情報と、前記施設内の設備と当該設備に関連する監視ポイントとが対応付けられた設備情報とに基づき作成された、前記系統ごとに前記設備と前記監視ポイントとが対応付けられた系統分類データに基づき、前記抽出指示情報に対応する監視ポイントを特定するステップと、
    データ抽出部が、前記データ特定部が特定した監視ポイントの状態情報を、前記状態情報蓄積部から抽出するステップ
    とを備え
    前記データ特定部は、
    前記データ抽出部が抽出した状態情報の収集元の監視ポイントに対応付けられた設備のうち、特定の設備の選択を受け付けると、前記系統分類データに基づき、前記特定の設備が所属する系統のうち、前記抽出指示情報に含まれる系統とは異なる、他の系統を特定して、当該他の系統に所属する設備に対応付けられた監視ポイントを特定し、
    前記データ抽出部は、前記データ特定部が特定した他の系統に所属する設備に対応付けられた監視ポイントの状態情報を、前記状態情報蓄積部から抽出する
    ことを特徴とする施設管理方法。
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