JP6914670B2 - シミュレータドーム - Google Patents
シミュレータドーム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6914670B2 JP6914670B2 JP2017033221A JP2017033221A JP6914670B2 JP 6914670 B2 JP6914670 B2 JP 6914670B2 JP 2017033221 A JP2017033221 A JP 2017033221A JP 2017033221 A JP2017033221 A JP 2017033221A JP 6914670 B2 JP6914670 B2 JP 6914670B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- panel
- ribs
- rib
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Description
例えば特許文献1には、平面視略円環状に形成されたスクリーン及び背面板とその上端部に設置された天井部とを備えたシミュレータドームが開示されている。シミュレータドームの天井部はトラス構造からなる骨格部を備えており、天井部の内側で骨格部にプロジェクタが配設されている。
本発明によれば、シミュレータドームの天井部をリブとパネルを交互に配設して組み立て固定したため、軽量でありながら所定間隔で配列したリブによって高強度を得られ、組み立ても容易である。
リブを天井部の球面形状に沿って頂部に向けて略円弧状に形成することで軽量でありながらシミュレータドームを高剛性に形成できる。
換気装置を設置すればシミュレータドームの換気ができる上に、リブを換気装置を介して固定すれば剛性が一層高くなる。また、リブにカバーを設置すれば剛性が高くなる上に雨水等の浸入を防ぐことができる。
しかも、リブとパネルを個別に形成することで製作時の金型が単純化されてリブとパネルの設計の自由度が増すことになる。
図1及び図2に示すように、本実施形態によるシミュレータドーム1は、例えば球体面の下部を切除した形状に形成されており、映像を投射するためのスクリーン部2とその上部に設置した天井部3とを備えている。スクリーン部2は側面周囲に平面視略円環状または筒状に形成されたスクリーン本体5とその上端部で径方向内側に延びて形成された天板部6とを有している。
本体リブ8と本体パネル9は別体に形成することが金型製作上好ましいが、一体に形成してもよい。
天井部3は、スクリーン部2の上端部の天板部6の上面に設置されている。天井部3の外周面において、周方向に所定間隔で配列された略円弧板状の天井側リブ15と天井側リブ15の間に配設された天井側パネル16とを備えている。天井側リブ15は本体リブ8の延長状に設置され、天井側パネル16は本体パネル9の延長状に設置されていて両側の天井側リブ15にそれぞれ連結されている。本体リブ8と天井側リブ15とで略円弧状をなす骨部が周方向に所定間隔で配列されたシミュレータドーム1の骨組構造を形成している。
図4に示すように、天井側リブ15は例えばアルミ等の金属または炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等からなり、略円弧状の板材からなる。しかも、天井側リブ15には長さ方向に沿って所定間隔でボルト挿通孔をなすねじ穴部15aが形成されている。天井側リブ15の長手方向中間部の内側には部分的に幅広になる拡幅部15bが形成されているが、拡幅部15bはなくてもよい。
天井側パネル16は例えば炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等からなり、球面の一部をなすように曲面形状を有し且つ天板部6側の下端部から頂部側に向かって次第に幅が狭くなるように略二等辺三角形曲面状に形成されている。天井側パネル16の対向する二辺の側部には外側に折り曲げられたフランジ部16aが突出して形成され、その長手方向に沿ってボルト挿通孔をなすねじ穴部16bが所定間隔で形成されている。
天井部3において、図2のA−A線で示す天井側リブ15と天井側パネル16の連結構造が図6(a)に示されている。天井側リブ15の両側に配設された天井側パネル16はそのフランジ部16aが天井側リブ15に当接され、互いにねじ穴部15a、16bを通して固定具をなす固定ボルト18とナット19とで共締めされて固定されている。天井側リブ15は幅方向一端部がフランジ部16aと共に天井側パネル16の外側に突出し、他端部が内側に突出する構成を有している。
また、換気装置23の下側には外部からの光がスクリーン面に届くことを妨げる例えば板状の遮光部材25が設置されている。遮光部材25の縁部には連結棒26の一端が固定され、他端は天井側リブ15の長手方向途中部分に設けた拡幅部15bに接続されている。連結棒26は少なくとも2本設置すればよく、必要に応じて適宜の本数を天井側リブ15の拡幅部15bに接続できる。
まず、シミュレータドーム1のスクリーン部2を組み立てるには、図示しない基台上に1本の本体リブ8を固定し、その一側部に本体リブ8のフランジ部を当接させて固定ねじ18とナット19で仮固定する。そして、次に、所定間隔を開けて設置した本体リブ8の両側に本体パネル9のフランジ部を当接させて固定ボルト18とナット19で共締めし、順次同様に本体リブ8と本体パネル9を連結していく。
そして、最後の本体パネル9のフランジ部を最初の本体リブ8と仮固定したフランジ部と共に固定ボルト18及びナット19で共締め固定することで略円環状のスクリーン部2が形成される。また、天板部6における梁部12の内側に2組の支持枠13を固定ボルト18とナット19で固定すればスクリーン部2を強固に固定できる。
そして、最後の天井側パネル16のフランジ部16aを最初の天井側リブ15と仮固定したフランジ部16aと共に固定ボルト18及びナット19で共締め固定することで略球面上部の天井部3が形成される。
そして、各天井側リブ15の頂部に設けた環状の固定枠22上に換気装置23をボルト等で固定することで、天井部3の天井側リブ15は一層強固で高剛性の骨組み構造が得られる。なお、各天井側リブ15の頂部には換気装置23に代えてカバー等を設置してもよい。
また、組み立て工程の途中で、或いはスクリーン部2及び天井部3の組み立て終了後に複数のプロジェクタ10、遮光部材25等を適宜取り付けるようにすればよい。
そのため、従来のシミュレータドームのように、パネル状の分割体のリブ同士を結合することで順次連結した構成よりも高強度を有する。
天井側リブ15と天井側パネル16の組み立て時に生じる誤差を、天井側リブ15を複数枚重ねたり厚みの異なるものに交換したり厚みを増減調整したりする等して解消できる。
なお、天井部3に限らず、スクリーン部2における本体リブ8及び本体パネル9においても同様な作用効果を発揮できる。
例えば、図6(b)に示すスクリーン部2の本体リブ8とその両側の本体パネル9の連結構造と同様に、第一変形例として、天井側リブ15は屋内側に突出せず、天井側パネル16の内面と面一になるように天井側リブ15を形成してもよい。このような構成を採用すれば、シミュレータドーム1の屋内側において、天井部3の内面側の連結構造がスクリーン部2の内面側の連結構造と共通化するため、外観上の見栄えがよくなる。
本変形例では、天井側パネル16の両端部に形成したフランジ部16aは内側に屈曲した構成を有している。両側のフランジ部16aに挟まれた天井側リブ15は外側端部が天井側パネル16の外面と面一であり、内側端部がフランジ部16aと同一位置またはより内側に突出している。そして、天井側リブ15と両側のフランジ部16aとがねじ穴部15a、16bを通して固定ボルト18とナット19で共締めされている。
本第二変形例によれば、天井部3の外面が面一になるので外観上の見栄えがよいという利点がある。
図9に示す天井部3の連結構造において、天井側パネル28はフランジ部を有しておらず、端面に凹陥部28aが形成されている。両側の天井側パネル28の間に連結される天井側リブ29はその両端面に凸部29aが形成されており、しかも天井側パネル28の内外に突出していない。そのため、天井側リブ29の両端面に両側の天井側パネル28の凹陥部28aを嵌入させることで互いに連結できる。連結に際し、各端面に接着剤等を塗布して連結強度を高めてもよい。或いは天井側パネルの端面に凸部を形成し、天井側リブ29の両端面に凹部を形成してもよい。
上述した第三変形例の連結構造によれば、天井側パネル28も天井側リブ29も連結状態において、内面と外面に突出せずいずれも面一に形成されるため、一層外観上の見栄えが良くなる。
本第二実施形態によれば、分割体31の製造時の金型が複雑化するが、天井部3の組み立てが一層容易になり、強度も向上する。
また、シミュレータドーム1はスクリーン部2と天井部3を略半球状または球体の下部を切除した形状に形成したが、本発明はそのような構成に限定されない。例えば、球体面の半割り状であってもよいし、球面の一部の形状に形成されていてもよい。
なお、天井側リブ15、本体リブ8はリブに、天井側パネル16、本体パネル9はパネルに含まれる。
2 スクリーン部
3 天井部
8 本体リブ
9 本体パネル
15、29 天井側リブ
16、28 天井側パネル
16a フランジ部
18 固定ボルト
19 ナット
23 換気装置
31 分割体
Claims (3)
- 側面周囲に設けたスクリーン部と、
前記スクリーン部の上部に設置された天井部とを備え、
前記天井部は、所定間隔で設置されたリブと前記リブの間に設置して前記リブに連結されたパネルとを備え、
前記リブとパネルは別体に形成され、
前記リブはその両側に配設された前記パネルのフランジ部と固定具で固定され、
前記リブは前記パネルの内側及び外側の一方または両方に突出していることを特徴とするシミュレータドーム。 - 前記天井部は略半球状または球面の一部の形状に形成され、前記リブは球面形状に沿って下端部から頂部に向けて略円弧状に形成されている請求項1に記載されたシミュレータドーム。
- 前記天井部の上部において、複数の前記リブの頂部側端部に換気装置及びカバーの一方が固定されている請求項2に記載されたシミュレータドーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017033221A JP6914670B2 (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | シミュレータドーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017033221A JP6914670B2 (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | シミュレータドーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018138723A JP2018138723A (ja) | 2018-09-06 |
JP6914670B2 true JP6914670B2 (ja) | 2021-08-04 |
Family
ID=63451130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017033221A Active JP6914670B2 (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | シミュレータドーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6914670B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112878493B (zh) * | 2021-01-08 | 2022-07-26 | 中国航空规划设计研究总院有限公司 | 带斗屏子结构的球面穹顶 |
CN113393713B (zh) * | 2021-06-09 | 2022-06-03 | 南方医科大学深圳医院 | 一种新入科手术室护士电外科手术设备培训的vr设备 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0045305A4 (en) * | 1979-10-22 | 1983-10-06 | Singer Co | SEGMENTED DISC CONSTRUCTION. |
US4663898A (en) * | 1980-10-23 | 1987-05-12 | Yacaboni Joseph D | Dome-shaped building structure |
JP6240908B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-12-06 | 株式会社コナミデジタルエンタテインメント | ゲーム機 |
-
2017
- 2017-02-24 JP JP2017033221A patent/JP6914670B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018138723A (ja) | 2018-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009121479A (ja) | タワーを組立てるための方法及びシステム | |
JP6914670B2 (ja) | シミュレータドーム | |
JPH05287811A (ja) | ドーム式屋根構造 | |
WO2015020235A1 (ja) | 空気膜を利用したドーム状構造物およびその骨組み | |
KR20190007939A (ko) | 내외장재용 흡음판넬의 고정장치 | |
KR101931911B1 (ko) | 트러스 | |
JP5301229B2 (ja) | バルコニーユニット | |
KR20110001689U (ko) | 가설식 트러스 구조물 | |
KR101697423B1 (ko) | 볼 조인트를 갖는 커넥터 허브 분할형 돔 커넥터 | |
JP5972122B2 (ja) | 煙突のユニット構造物及び煙突の施工方法 | |
KR101522810B1 (ko) | 조립이 간편하고 견고한 돔 커넥터 | |
KR20180096035A (ko) | 지오데식 돔용 허브 커넥터 | |
US20090161353A1 (en) | Reinforcement for linear indirect lighting fixtures | |
AU2017331760B2 (en) | Sandwich panel | |
JP7039127B2 (ja) | 空調ダクト装置 | |
JP4594807B2 (ja) | 骨組構造体 | |
JP6628624B2 (ja) | ダクト用フランジ構造とその製造方法 | |
JP4648752B2 (ja) | 免震ダクト | |
KR20160012648A (ko) | 하우스 시공용 이중 허브 커넥터 및 이를 이용한 하우스 시공방법 | |
JP6628542B2 (ja) | 道路情報板 | |
CN219033852U (zh) | 异形装饰板集成照明通风*** | |
JP2003301517A (ja) | パネルユニットを用いた構造物の構築方法 | |
CN210241346U (zh) | 一种天花板嵌入式实木聚光灯罩 | |
KR102143494B1 (ko) | 유리 커튼 월 시스템 및 유리 커튼 월 시스템 시공 방법 | |
JP2007303224A (ja) | 透明パネル装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181102 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210714 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6914670 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |