JP6913464B2 - 飛行システム、飛行管理方法及び飛行プログラム - Google Patents

飛行システム、飛行管理方法及び飛行プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6913464B2
JP6913464B2 JP2017003670A JP2017003670A JP6913464B2 JP 6913464 B2 JP6913464 B2 JP 6913464B2 JP 2017003670 A JP2017003670 A JP 2017003670A JP 2017003670 A JP2017003670 A JP 2017003670A JP 6913464 B2 JP6913464 B2 JP 6913464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airspace
route
information
flight
unmanned aerial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017003670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018112495A (ja
Inventor
智幸 伊豆
智幸 伊豆
一則 高橋
一則 高橋
Original Assignee
智幸 伊豆
智幸 伊豆
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 智幸 伊豆, 智幸 伊豆 filed Critical 智幸 伊豆
Priority to JP2017003670A priority Critical patent/JP6913464B2/ja
Publication of JP2018112495A publication Critical patent/JP2018112495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6913464B2 publication Critical patent/JP6913464B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)

Description

本発明は、飛行システム、飛行管理方法及び飛行プログラムに関する。
従来、小型無人飛行体(「ドローン」とも呼ばれる)の利用が提案されている。このようなドローンを利用して、映像情報を収取する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2006−27331号公報
ところで、ドローンを複雑な地形(以下、「複雑地形」という。)の上空を飛行させ、空撮などを行う場合がある。ここで、複雑地形とは、自然の山や谷または人工の斜面、あるいは建物などの構造物が入り組んだ地形を意味する。複雑地形においては、大きな起伏、小さな凹凸、特殊な形状の建物や樹木などが、気流に影響を及ぼしている。ドローンを飛行させる際には、墜落の回避、飛行姿勢の維持、あるいは、バッテリーの節約のために、気流の流れの静かな空域や上昇気流が存在する空域を飛行させることが望ましい。ところが、複雑地形における気流の計算は、上述の自然物や構造物のほかに、気圧、日照、湿度などの影響を受けて複雑であるから、短時間で正確に算出することは困難である。
本発明はかかる問題の解決を試みたものであり、飛行装置を効率よく飛行させるための飛行システムを提供することを目的とする。
第一の発明は、自律飛行が可能な第一の飛行体と通信可能な管理装置を有する飛行システムであって、前記第一の飛行体は、飛行した空域の状況を示す空域情報を生成する空域情報生成段手段と、前記空域情報を送信する空域情報送信手段と、を有し、前記管理装置は、前記空域情報を受信する空域情報受信手段と、前記空域情報に基づいて、前記空域内を移動するための経路を算出する経路算出手段と、前記経路を示す経路情報を第二の飛行体に送信する経路情報送信手段と、を有する飛行システムである。
第一の発明の構成によれば、管理装置は、第一の飛行体が実際に空域を飛行して収取した空域情報に基づいて、その空域内を移動するために、電力消費量が最も少ないなど、適切な経路を算出することができる。これにより、第二の飛行体を効率よく飛行させることができる。
第二の発明は、第一の発明の構成において、前記管理装置は前記空域を所定の部分空域に区分し、前記第一の飛行体はすべての前記部分空域を飛行して、前記空域情報を生成する、飛行システムである。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の構成において、前記空域情報は気流の方向を示す情報を含む、飛行システムである。
第四の発明は、自律飛行が可能な第一の飛行体を管理する管理装置が実施する飛行管理方法であって、前記第一の飛行体が飛行した空域の状況を示す空域情報を受信する空域情報受信ステップと、前記空域情報に基づいて、前記空域内を移動するための経路を算出する経路算出ステップと、前記経路を示す経路情報を第二の飛行体に送信する経路情報送信ステップと、を有する飛行管理方法である。
第五の発明は、自律飛行が可能な第一の飛行体を管理する管理装置を制御するコンピュータを、前記第一の飛行体が飛行した空域の状況を示す空域情報を受信する空域情報受信手段、前記空域情報に基づいて、前記空域内を移動するための経路を算出する経路算出手段と、前記経路を示す経路情報を第二の飛行体に送信する経路情報送信手段、として機能させるための飛行プログラムである。
本発明によれば、無人飛行装置を効率よく飛行させることができる。
本発明の実施形態に係る飛行システムの作用を示す概略図である。 飛行体を示す概略図である。 飛行システムによる情報収集の方法を示す概略図である。 飛行体の機能ブロックを示す図である。 基地局の機能ブロックを示す図である。 第一の飛行体の動作を示すフローチャートである。 基地局の動作を示すフローチャートである。 第二の実施形態の飛行システムによる情報収集の方法を示す概略図である。 第三の実施形態の飛行システムによる情報収集の方法を示す概略図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以下の説明においては、同様の構成には同じ符号を付し、その説明を省略又は簡略する。なお、当業者が適宜実施できる構成については説明を省略し、本発明の基本的な構成についてのみ説明する。
<第一の実施形態>
図1に示すように、本実施形態の飛行システムは、飛行体1A及び1B(以下、「無人機1A」、「無人機1B」と呼ぶ。)と、無人機1A等と通信可能な基地局100を有する無人機1Aは第一の飛行体の一例であり、無人機1Bは第二の飛行体の一例である。無人機1A等は、所定の経路を自律飛行して、所定の作業を行う。基地局100は、パーソナルコンピュータであり、無人機1A等の充電装置(図示せず)も備えている。本実施形態において、無人機1A等は、出発位置Sから所定の経路を飛行して目標位置Gに至り、撮影作業を行うものとして、説明する。出発位置Sから目標位置Gに至る最短の経路は直線的な経路であるが、障害物の状況や気流の状況によっては、最短経路をとるのは理想的ではない。採用可能な経路が存在する領域は、例えば、最短経路を中心として、水平方向に50メートルずつ拡大するものと仮定する。図1に示す領域は、山200、202、204、206及び208、川210が存在し、自然物が入り組んだ複雑地形である。山202の東側斜面、山204の東側斜面及び山206の東側斜面には、上昇気流Uが流れている。一方、山202の西側斜面、山204の西側斜面及び山206の西側斜面には、下降気流Dが流れている。無人機1A等は、自律飛行可能であり、所定の飛行経路が緯度・経度・高度によって与えられると、その所定の経路を飛行する。無人機1A等は、気流などによって飛行姿勢が乱れたり、所定の経路を外れた場合には、推力を調整して、自動的に所定の経路を維持し、姿勢を修正するようになっている。無人機1A等が、山202の東側斜面、山204の東側斜面及び山206の東側斜面を経て目標位置Gに至る場合には、上昇気流Uを利用できるから、無人機1A等が発生させる上向きの推力は、上昇気流Uを利用しない場合に比べて小さくてもよい。これに対して、無人機1A等が、山202の西側斜面、山204の西側斜面及び山206の西側斜面を経て目標位置Gに至る場合には、下降気流Dの影響を受けるから、無人機1A等が発生させる上向きの推力は、下降気流Dが流れていない場合に比べて大きい。
図1においては、出発位置Sから目標位置Gに至る飛行経路は、上昇気流Uを利用できるRoute1が、電力消費量が少ないので望ましい。しかし、複雑地形であるうえに、気流は日照などの気象条件によっても変動するから、どの部分で上昇気流Uが生じているのか、短時間で計算することは困難である。この点、本実施形態の無人飛行システムにおいては、無人機1Aが実際に飛行して生成した空域情報を基地局100において処理し、電力消費量が少ない効率的な飛行経路を算出するようになっている。また、気流によっては、無人機が飛行することが危険な空域も存在するから、例えば、無人機1Aを軽量かつ頑丈な構成にして空域情報を生成させ、基地局100において、危険な経路を回避でき、かつ、電力消費量が少ない飛行経路を算出し、その飛行経路を無人機1Bに適用することもできる。
無人機1A等は、基地局100からの指示で飛行を開始し、また、基地局100において充電等を行うようになっている。
図2に示すように、無人機1A等は、筐体2を有する。筐体2には、無人機1A等の各部を制御するコンピュータ、自律飛行装置、無線通信装置、GPS(Global Positioning System)を利用した測位装置、慣性センサー、気圧センサー、バッテリー等が配置されている。また、筐体2には、固定装置12を介して、カメラ14が配置されている。カメラ14は、可視光カメラ、または、近赤外線カメラであるが、切り替え可能なハイブリッドカメラであってもよい。固定装置12は、カメラ14による撮影画像のぶれを最小化し、かつ、カメラ14の光軸を任意の方向に制御することができる3軸の固定装置(いわゆる、ジンバル)である。
筐体2には、丸棒状のアーム4が接続されている。各アーム4にはモーター6が接続されており、各モーター6にはプロペラ8が接続されている。
アーム4には保護枠10が接続され、プロペラ8が外部の物体に直接接触することを防止している。アーム4及び保護枠10は、例えば、炭素繊維強化プラスチックで形成されており、強度を保ちつつ、軽量に構成されている。
図3に、出発位置Sから目標位置Gの間の空域(以下、「飛行空域」と呼ぶ)と、出発位置Sから目標位置Gに至る飛行経路を示す。基地局100は、飛行空域を示す情報を、例えば、A1、A2、A3、A4・・・E4という部分空域に区分して保持している。基地局100は、各部分空域における気流の方向を、無人飛行体1Aから取得する空域情報に基づいて判断する。
飛行空域において、上昇気流U及び下降気流Dが図3に示すように分布しているとする。しかし、基地局100にとって、上昇気流U及び下降気流Dの分布は未知である。そこで、基地局100は、例えば、現実的に経路として採用可能な空域として、例えば、図3に示す部分空域A1、A2、A3、A4・・・E4を経路R1を採用して、無人機1Aを飛行させる。無人機1Aは、経路R1を飛行しつつ、各部分空域の空域情報を収集する。空域情報は、各部分空域における無人機1Aの推力を示す情報であり、例えば、各モーター6の出力や回転数である。基地局100は、無人機1Aの仕様と飛行経路の高度等から、気流がない場合の無人機1Aの各モーター6の出力や回転数を示す情報(以下、「予定推力」と呼ぶ)を算出して、保持している。基地局100は、無人機1Aから受信した空域情報に含まれる推力と、予定推力の差分を計算する。基地局100は、その差分によって、気流が上昇気流なのか下降気流なのかを判断する。そして、基地局100は、経路の長さも勘案し、できるだけ上昇気流を利用し、下降気流を回避する最適経路R2を算出する。基地局100は、次に飛行する無人機1Bには、最適経路R2を飛行させる。
図4は、無人機1A等の機能構成を示す図である。無人機1A等は、CPU(Central Processing Unit)50、記憶部52、無線通信部54、GPS(Global Positioning System)部56、慣性センサー部58、駆動制御部60、画像処理部62、及び、電源部64を有する。
無人機1A等は、無線通信部54によって、基地局100と通信可能になっている。無人機1A等は、無線通信部54によって、基地局100から、発進等の指示を受信する。
無人機1A等は、GPS部56と慣性センサー部58によって、無人機1A等自体の位置を測定することができる。GPS部56は、基本的に、3つ以上のGPS衛星からの電波を受信して無人機1A等の位置を計測する。慣性センサー部58は、例えば、加速度センサー及びジャイロセンサーによって、出発点からの無人機1A等の移動を積算して、無人機1A等の位置を計測する。無人機1A等自体の位置情報は、無人機1A等の移動経路の決定及び自律移動のために使用するほか、無人機1A等の推力を示す情報と座標(位置)とを紐づけするために使用する。
画像処理部62によって、無人機1A等はカメラ14を作動させて外部の画像を取得することができる。
駆動制御部60によって、無人機1A等は各プロペラ8に接続された各モーター6の回転を制御し、上下水平移動や空中停止、傾きなどの姿勢を制御するようになっている。
電源部64、例えば、交換可能な可充電電池であり、無人機1A等の各部に電力を供給するようになっている。
記憶部52には、出発点から目的位置まで自律移動するための移動計画を示すデータ等の自律移動に必要な各種データ及びプログラム、作業予定領域の地形、形状や構造物の位置を示す情報のほか、以下の各プログラムが格納されている。
記憶部52には、飛行制御プログラム、駆動制御プログラム、バッテリー残量確認プログラム、空域情報生成プログラム、及び、空域情報送信プログラムが格納されている。CPU50と飛行制御プログラムは、飛行制御手段の一例である。CPU50と駆動制御プログラムは、駆動制御手段の一例である。CPU50とバッテリー残量確認プログラムは、バッテリー残量確認手段の一例である。CPU50と空域情報生成プログラムは、空域情報生成手段の一例である。CPU50と空域情報送信プログラムは、空域情報送信手段の一例である。
無人機1A等は、飛行制御プログラムによって、無人機1A等の自律飛行を制御する。具体的には、無人機1A等は、各モーター6の出力を調整し、予定した飛行経路を外れたり、飛行姿勢が乱れた場合には修正し、予め規定された飛行経路及び高度を維持するようになっている。飛行経路は、基地局100から受信する。無人機1A等は、飛行している空域に上昇気流が流れているときには、上昇するための推力を低下させ、下降気流が流れているときには上昇するための推力を増加する。
無人機1A等は、バッテリー残量確認プログラムによって、無人機1A等のバッテリー残量が基準値以下になったか否かを確認する。そして、無人機1A等は、バッテリー残量が基準値以下になった場合には、基地局100にその旨を示す情報を送信するようになっている。基準値は、例えば、無人機1A等が、所定の経路を経て基地局100に帰還するまでに必要なバッテリー残量に適宜の余裕を加えた残量である。
そして、無人機1A等は、上述の駆動制御プログラムによって、モーター6の出力を制御する。
無人機1A等は、空域情報生成プログラムによって、現在位置における推力を示す情報と現在位置を示す現在位置情報と紐づけし、空域情報を生成する。推力を示す情報は、例えば、モーター6の回転数や電力消費量である。また、空域情報には、筐体2内に格納した気圧センサーによる気圧を含めてもよい。
無人機1Aは、空域情報送信プログラムによって、基地局100に空域情報を送信する。
図5は、基地局100の機能構成を示す図である。基地局100は、CPU110、記憶部112、通信部114、画像処理部116、無人機制御部118、無人機充電部120、電源部122を有する。
基地局100は、通信部114によって、無人機1A等と通信可能になっている。基地局100は、画像処理部116によって、無人機1A等から受信した画像を処理するようになっている。基地局100は、無人機制御部118によって、無人機1A等に発進等の指示を出すようになっている。基地局100は、無人機充電部120によって、無人機1A等のバッテリーの充電を行うようになっている。
基地局100の記憶部112には、空域情報受信プログラム、経路算出プログラム、経路情報送信プログラムが格納されている。CPU110と空域情報受信プログラムは、空域情報受信手段の一例である。CPU110と経路算出プログラムは、経路算出手段の一例である。CPU110と経路情報送信プログラムは、経路情報送信手段の一例である。
基地局100は、空域情報受信プログラムによって、無人機1Aから空域情報を受信すると、経路算出プログラムによって、出発位置Sから目標位置Gに到達するために、最も電力消費量が少ない最適経路を算出する。基地局100は、例えば、図3に示すように、出発位置Sから目標位置Gに至る一定の広がりを有する飛行空域の地図データを有し、複数の部分空域に区分して記憶している。図3は平面的に表現されているが、実際には、緯度、経度及び高度で座標が規定される3次元のデータである。基地局100は、無人機1Aが最初に飛行する経路を規定する時点で、経路の各部分空域ごとに、無人機1Aの仕様によって規定される予定推力を示す予定推力情報を生成する。基地局100は、経路の各部分空域ごとに、予定推力F0と実際の推力F1との差分ΔF(F0−F1)を算出し、ΔFがプラスであれば上昇気流Uが流れていると判断し、ΔFがマイナスであれば下降気流Dが流れていると判断する。これにより、空域の地図データにおける上昇気流Uの部分、下降気流Dの部分を認識する。そして、可能な限り、上昇気流Uの部分を通過して、かつ、距離が短い最適経路R2を算出する。
基地局100は、経路情報送信プログラムによって、最適経路R2を示す経路情報を無人機1Bに送信する。無人機1Bは、経路情報に示される最適経路R2によって、出発位置Sから目標位置Gに向かう。
以下、無人機1Aの動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。無人機1Aは、基地局から飛行経路R1(図3参照)を示す情報と発進指示を受信すると発進位置Sから発進し、目標位置Gまでの飛行経路において、継続的に位置情報及び推力情報を生成する(ステップST1)。そして、無人機1Aは、位置情報と推力情報を紐づけして空域情報を生成し(ステップST2)、基地局100へ送信する(ステップST3)。無人機1Aは、空域情報収集の任務が終了したと判断した場合、あるいは、バッテリー残業が基準値以下であると判断すると(ステップST4)、基地局100へ帰還する(ステップST5)。
続いて、図7を参照して、基地局100の動作を説明する。基地局100は、1番機である無人機1Aに発進指示を行うと(ステップST201)、無人機1Aから空域情報を受信する(ステップST202)。基地局100は、無人機1Aからの空域情報を参照して、各部分空域ごとの予定推力F0と実際の推力F1との差分ΔF(F0−F1)を算出する(ステップST203)。基地局100は、各部分空域ごとの差分ΔFに基づいて、最適経路R2を算出し(ステップST204)、2番機である無人機1Bに最適経路R2を示す最適経路情報を送信し(ステップST205)、無人機1Bに発進指示を送信する(ステップST206)。
<第二の実施形態>
第二の実施形態について、第一の実施形態と異なる部分について、説明する。
図8に示すように、基地局100は、1番機である無人機1Aをすべての部分空域を通過するように飛行させる。そのために、例えば、飛行経路R1を適用する。無人機1Aの任務は、目標位置Gにおいて撮影などを行うのではなくて、すべての部分空域における空域情報を生成することであから、無人機1Aの構成は、空域情報の収集のための最小限度で足り、例えば、カメラ14及び固定装置12(図2参照)は備えなくてもよい。
基地局100は、無人機1Aから受信した空域情報から、各部分空域ごとの予定推力F0と実際の推力F1との差分ΔF(F0−F1)を算出する。第一の実施形態とは異なり、ΔFがプラスかマイナスかによって、上昇気流Uが流れているか下降気流Dが流れているかの判断は行なわず、ΔFの数値を最適経路の算出に利用する。上昇気流でも、弱い上昇気流と強い上昇気流があり、ΔFの値は異なる。ΔFが+12の場合と+9の場合とでは、ΔFが+12の方が上昇気流は強い。また、下降気流でも、弱い下降気流と強い下降気流があり、ΔFの値は異なる。飛行経路として採用可能な部分空域として、上昇気流が流れている部分空域が複数ある場合、ΔFの数値を使用することによって、2番機である無人機1Bの飛行において、より消費電力量の少ない部分空域を選択することができる。例えば、図8に示すように、部分空域B2と部分空域C2のいずれを通過しても、出発位置Sから目標位置Gまでの距離が大きく変わらない場合、部分空域B2のΔFは「−7」であり、部分空域C2のΔFは「−5」であるから、より下降気流の弱い部分空域C2を選択する。同様に、部分空域C3のΔFは「+5」であり、部分空域D3のΔFは「+3」であるから、より上昇気流の強い部分空域C3を選択する。なお、上昇気流が強すぎると無人機1Bの飛行が困難になるから、上昇気流の許容範囲Wを規定している。基地局100は、上昇気流の許容範囲Wの範囲内において、より強い上昇気流の部分空域を選択するようになっている。また、基地局100は、出発位置Sと目標位置Gを直線で結ぶ最短距離から乖離するほど、最適経路R2を算出する際の評価を下げる。例えば、部分空域E2のΔFは「+10」であるが、最短距離から乖離しているから評価を下げ、ΔFがマイナスであっても、部分空域C2を通過する経路を最適経路R2として算出する。
<第三の実施形態>
第三の実施形態について、第二の実施形態と異なる部分について、説明する。
図9に示すように、基地局100は、1番機である無人機1Aをすべての部分空域を通過するように飛行させる。ただし、無人機1Aから受信した空域情報に示される実際の推力をそのまま使用して、最適経路R2を算出する。すなわち、推定推力F0と実際の推力F1との差分ΔFを計算せずに、実際の推力F1を使用し、出発位置Sから目標位置Gまでの空域において、実際の推力F1が最も小さい経路を最適経路R2とする。これにより、基地局100が最適経路R2を算出するための処理が簡易になる。
なお、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。また、第二の飛行体は、無人機に限らず、例えば、有人のヘリコプターであってもよい。
1 無人飛行体
2 筐体
6 モーター
8 プロペラ

Claims (4)

  1. 自律飛行が可能な第一の飛行体と通信可能な管理装置を有する飛行システムであって、
    前記第一の飛行体は、
    飛行した空域の状況を示す空域情報を生成する空域情報生成段手段と、
    前記空域情報を送信する空域情報送信手段と、を有し、
    前記第一の飛行体は、固定翼を有さず、複数のプロペラの回転によって推力を得て飛行し、前記推力を調整することによって予め規定された高度を飛行するように構成されており、
    前記空域情報は、前記推力を示す情報であり、
    前記管理装置は、
    前記空域情報を受信する空域情報受信手段と、
    前記空域情報に基づいて、前記空域内を移動するための経路を算出する経路算出手段と、
    前記経路を示す経路情報を第二の飛行体に送信する経路情報送信手段と、を有する飛行システム。
  2. 前記空域情報は前記第一の飛行体の推力を示す情報を含む、請求項に記載の飛行システム。
  3. 自律飛行が可能な第一の飛行体を管理する管理装置が実施する飛行管理方法であって、
    前記第一の飛行体が飛行した空域の状況を示す空域情報を受信する空域情報受信ステップと、
    前記空域情報に基づいて、前記空域内を移動するための経路を算出する経路算出ステップと、を有し、
    前記経路を示す経路情報を第二の飛行体に送信する経路情報送信ステップと、を有し、
    前記第一の飛行体は、固定翼を有さず、複数のプロペラの回転によって推力を得て飛行し、前記推力を調整することによって予め規定された高度を飛行するように構成されており、
    前記空域情報は、前記推力を示す情報である、
    飛行管理方法。
  4. 自律飛行が可能な第一の飛行体を管理する管理装置を制御するコンピュータを、
    前記第一の飛行体が飛行した空域の状況を示す空域情報を受信する空域情報受信手段、
    前記空域情報に基づいて、前記空域内を移動するための経路を算出する経路算出手段と、
    前記経路を示す経路情報を第二の飛行体に送信する経路情報送信手段、
    として機能させるためのプログラムであり、
    前記第一の飛行体は、固定翼を有さず、複数のプロペラの回転によって推力を得て飛行し、前記推力を調整することによって予め規定された高度を飛行するように構成されており、
    前記空域情報は、前記推力を示す情報である、
    プログラム。
JP2017003670A 2017-01-12 2017-01-12 飛行システム、飛行管理方法及び飛行プログラム Active JP6913464B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017003670A JP6913464B2 (ja) 2017-01-12 2017-01-12 飛行システム、飛行管理方法及び飛行プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017003670A JP6913464B2 (ja) 2017-01-12 2017-01-12 飛行システム、飛行管理方法及び飛行プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018112495A JP2018112495A (ja) 2018-07-19
JP6913464B2 true JP6913464B2 (ja) 2021-08-04

Family

ID=62911064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017003670A Active JP6913464B2 (ja) 2017-01-12 2017-01-12 飛行システム、飛行管理方法及び飛行プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6913464B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114627685B (zh) * 2018-09-27 2023-06-30 北京小米移动软件有限公司 无人机飞行路径提供方法、获取方法、装置及***
JP2022133489A (ja) * 2019-08-02 2022-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 モータ制御装置、移動体、モータ制御方法及びプログラム
WO2021038667A1 (ja) * 2019-08-23 2021-03-04 株式会社トラジェクトリー 無人飛行体の制御装置、無人飛行体の制御システムおよび無人飛行体の制御方法
JP7041111B2 (ja) * 2019-10-15 2022-03-23 本田技研工業株式会社 管理装置
KR102289849B1 (ko) * 2020-02-14 2021-08-17 엘아이지넥스원 주식회사 무인 비행체 및 그의 운용 방법
KR102442281B1 (ko) * 2020-09-28 2022-09-14 한전케이디엔주식회사 무인 비행체 및 무인 비행체 배터리 공급 방법
KR102321352B1 (ko) * 2021-05-28 2021-11-04 주식회사 하나로티앤에스 드론의 온도 제어 장치
US11999377B2 (en) * 2022-02-03 2024-06-04 International Business Machines Corporation Mobile robots enabled wind flow pattern analysis through wavelets
KR102645034B1 (ko) * 2023-11-07 2024-03-08 주식회사 엘와이솔루션 드론 용 배터리의 불량을 실시간으로 체크하고 대응하는 방법 및 장치

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3942570B2 (ja) * 2003-09-09 2007-07-11 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 長期間滞空機とその飛行制御システムならびにその通信および観測システム
US9014880B2 (en) * 2010-12-21 2015-04-21 General Electric Company Trajectory based sense and avoid
ES2589581T3 (es) * 2012-02-17 2016-11-15 The Boeing Company Vehículo aéreo no tripulado que recupera energía de corrientes ascendentes de aire
WO2016041110A1 (zh) * 2014-09-15 2016-03-24 深圳市大疆创新科技有限公司 一种飞行器的飞行控制方法及相关装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018112495A (ja) 2018-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6913464B2 (ja) 飛行システム、飛行管理方法及び飛行プログラム
US10447912B2 (en) Systems, methods, and devices for setting camera parameters
EP3077879B1 (en) Imaging method and apparatus
US10852364B2 (en) Interference mitigation in magnetometers
EP3077880B1 (en) Imaging method and apparatus
CN107820585B (zh) 飞行器降落方法、飞行器和计算机可读存储介质
US11287261B2 (en) Method and apparatus for controlling unmanned aerial vehicle
CN116830057A (zh) 无人机(uav)集群控制
US20160356574A1 (en) Payload delivery
WO2021052334A1 (zh) 一种无人飞行器的返航方法、装置及无人飞行器
JP2020149640A (ja) 飛行システム及び着陸制御方法
JP2020153792A (ja) 気象観測システム及びドローン用飛行管制システム
Bailey Unmanned aerial vehicle path planning and image processing for orthoimagery and digital surface model generation
JP2019182108A (ja) 無人飛行体、無人飛行方法及び無人飛行プログラム
US20180202831A1 (en) Auxiliary control method and system for unmanned aerial vehicle
JP2019188965A (ja) 無人飛行体、学習結果情報、無人飛行方法及び無人飛行プログラム
JP2018090117A (ja) 無人飛行装置、無人飛行方法及び無人飛行プログラム
KR20180095989A (ko) 비행 성능 계측 장치 및 방법
GB2522328A (en) Payload delivery
EP2881827A1 (en) Imaging method and apparatus
WO2015082594A1 (en) Determining routes for aircraft
JP2018112485A (ja) 気象測定装置、その方法及びプログラム
EP2881825A1 (en) Imaging method and apparatus
JPWO2021090352A1 (ja) 航空機の飛行制御を行う制御装置、及び制御方法
JP2019039696A (ja) 無人飛行体及び無人飛行体による測位方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200108

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6913464

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150