JP6913094B2 - 細胞分離器具およびそれを使用する方法 - Google Patents
細胞分離器具およびそれを使用する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6913094B2 JP6913094B2 JP2018532641A JP2018532641A JP6913094B2 JP 6913094 B2 JP6913094 B2 JP 6913094B2 JP 2018532641 A JP2018532641 A JP 2018532641A JP 2018532641 A JP2018532641 A JP 2018532641A JP 6913094 B2 JP6913094 B2 JP 6913094B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- port
- cell
- separation device
- container
- porous mesh
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M25/00—Means for supporting, enclosing or fixing the microorganisms, e.g. immunocoatings
- C12M25/16—Particles; Beads; Granular material; Encapsulation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M33/00—Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
- C12M33/14—Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus with filters, sieves or membranes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M47/00—Means for after-treatment of the produced biomass or of the fermentation or metabolic products, e.g. storage of biomass
- C12M47/02—Separating microorganisms from the culture medium; Concentration of biomass
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N5/00—Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
- C12N5/0068—General culture methods using substrates
- C12N5/0075—General culture methods using substrates using microcarriers
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Immunology (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
1)上向きの細胞分離器具100の上部にある第1のポート106から第1のキャップ124を取り外す。
2)マイクロキャリアまたはスフェロイドを含む液体を、第1のポート106を通じて細胞分離器具100中に注ぎ入れる。
3)細胞分離器具100の上部にある第1のポート106に第1のキャップ124を戻す。次に、例えば、上述したリング・スタンド128を使用することにより、第1のキャップ124が今では下向きであり、第2のキャップ126が今では上向きであるように、細胞分離器具100を反転させる。
4)細胞分離器具100の第2のポート108から第2のキャップ126を取り外す。次に、細胞分離器具100の第2のポート108から、多孔質メッシュ102を通過した液体を注ぎ出す。この注ぎ出し工程中、多孔質メッシュ102は、細胞分離器具100の内部にマイクロキャリアまたはスフェロイドを保持していることに留意のこと。
5)細胞分離器具100の第2のポート108に第2のキャップ126を配置する。次に、例えば、上述したリング・スタンド128を使用することにより、第1のキャップ124が今では上向きであり、第2のキャップ126が今では下向きであるように、細胞分離器具100を反転させる。
6)細胞分離器具100の第1のポート106から第1のキャップ124を取り外す。次に、洗浄液(例えば、リン酸緩衝生理食塩水(PBS))を、第1のポート106を通じて細胞分離器具100中に注ぎ入れる。
7)細胞分離器具100の第1のポート106に第1のキャップ124を戻す。細胞分離器具100を動かす。次に、例えば、上述したリング・スタンド128を使用することにより、第1のキャップ124が今では下向きであり、第2のキャップ126が今では上向きであるように、細胞分離器具100を反転させる。
8)細胞分離器具100の第2のポート108から第2のキャップ126を取り外す。次に、細胞分離器具100の第2のポート108から、多孔質メッシュ102を通過した液体を注ぎ出す。工程6、7および8は、多数回繰り返しても差し支えないことに留意のこと。あるいは、工程6、7および8を省略しても差し支えない。
9)細胞分離器具100の第2のポート108に第2のキャップ126を配置する。次に、例えば、上述したリング・スタンド128を使用することにより、第1のキャップ124が今では上向きであり、第2のキャップ126が今では下向きであるように、細胞分離器具100を反転させる。
10)細胞分離器具100の第1のポート106から第1のキャップ124を取り外す。次に、細胞解離試薬(例えば、トリプシン)を、第1のポート106を通じて細胞分離器具100中に注ぎ入れる。
11)細胞分離器具100の第1のポート106に第1のキャップ124を配置する。細胞分離器具100を水平位置に動かして、マイクロキャリアまたはスフェロイドを細胞解離試薬中でインキュベートさせる。細胞が解離した後、例えば、上述したリング・スタンド128を使用することにより、第1のキャップ124が今では下向きであり、第2のキャップ126が今では上向きであるように、細胞分離器具100を反転させる。
12)細胞分離器具100の第2のポート108から第2のキャップ126を取り外す。次に、細胞分離器具100の第2のポート108から、多孔質メッシュ102を通過した細胞解離試薬および細胞(マイクロキャリアから放出されたまたはスフェロイドから溶解した)を注ぎ出す。
1)多孔質メッシュ202がほぼ水平の向きにあるように細胞分離器具200を配置する。図2に示されたクランプおよびバルブの全てが閉じられているものとする。
2)PBS容器272から細胞分離器具200へのクランプ267およびバルブ236を開く。それに加え、細胞分離器具200に関連するクランプ238およびベント・フィルタ240を開く。PBSが重力によって細胞分離器具200中に流入し、細胞分離器具200中のどの空気も、ベント・フィルタ240を通って外に出る。
3)要求されるような多くのPBSが細胞分離器具200に入った後、PBS管のクランプ267およびバルブ236を閉じる。
4)細胞分離器具200を左右に傾けて、収集したPBS中でスフェロイドを洗浄する。
5)細胞分離器具200から廃液容器274へのバルブ246およびクランプ269と271を開く。それに加え、廃液容器274のクランプ273(もしあれば)およびベント・フィルタ275(もしあれば)を開く。
6)多孔質メッシュ202が実質的に垂直向きになり、PBSが重力によって廃液容器274に流れ出るように、細胞分離器具200を位置付ける。
7)廃液容器274へのクランプ271を閉じ。細胞分離器具200に関連するバルブ246を閉じる。細胞解離試薬容器270から細胞分離器具200への管路にあるクランプ277およびバルブ236を開く。細胞解離試薬が重力によって細胞分離器具200中に流れ込む。
8)多孔質メッシュ202が水平であるような面に、細胞分離器具200を位置付ける。細胞がスフェロイドから解離できるように、細胞分離器具200を穏やかに揺り動かす。
9)細胞が一旦解離したら、多孔質メッシュ202が実質的に垂直向きになるように、細胞分離器具200を垂直に向ける。
10)細胞収集容器276へのバルブ246およびクランプ269と279を開く。それに加え、細胞収集容器276に取り付けられたベント・フィルタ283(もしあれば)へのクランプ281(もしあれば)を開く。解離した細胞は、重力により細胞収集容器276中に流れ込む。
1)細胞分離器具300が位置1にある状態で、キャップ324および326を取り外す。
2)細胞分離器具300の第2のポート308を含む下端を空の廃液収集容器中に入れる。
3)培養容器からの細胞で覆われたマイクロキャリアおよび培地を細胞分離器具300の第1のポート306に注ぎ入れる。培地は細胞分離器具300内の多孔質メッシュ302を通り第2のポート308から廃液収集容器中に流れ込むが、細胞で覆われたマイクロキャリアは、細胞分離器具300内の多孔質メッシュ302により保持される(保持されたマイクロキャリアは、画像において斜線の三角形303により示されている)。
4)廃液収集容器から細胞分離器具300を持ち上げ、細胞分離器具300を位置2(水平の向き)に置く。
5)多量の洗浄液(例えば、PBS)を加え、細胞分離器具300をわずかに左右に揺り動かすことにより、細胞で覆われたマイクロキャリアを洗浄する。
6)廃液収集容器上に細胞分離器具300を保持し、細胞分離器具300を位置1に保持することによって、PBS洗浄液をそこから出す。所望であれば、洗浄工程4〜6を繰り返す。
7)細胞分離器具300を位置2に置き、細胞分離器具300の第1のポート306中に細胞解離試薬を加える。細胞をマイクロキャリアから解離させるのに必要なインキュベーション期間中、細胞分離器具300を時折左右に穏やかに揺り動かす。
8)細胞がマイクロキャリアから解離した後、細胞収集容器上で細胞分離器具300を位置1に置くことにより、細胞および解離試薬(例えば、トリプシン)を収集する。
9)細胞分離器具300を位置2に置く。多量の細胞収集溶液(例えば、新たな培地)を細胞分離器具300に加え、細胞分離器具300を左右に穏やかに揺り動かして、残留する細胞をマイクロキャリアから洗い落とす。
10)細胞分離器具300を位置1に置くことによって、細胞収集容器内の細胞に細胞収集溶液を加える。マイクロキャリアは細胞分離器具300内に残され、細胞は細胞収集容器中にある。
1)細胞分離器具300が位置1にある状態で、キャップ324および326を取り外す。
2)細胞分離器具300の第2のポート308を含む下端を空の廃液収集容器中に入れる。
3)培養容器からの細胞−スフェロイドおよび培地を細胞分離器具300の第1のポート306に注ぎ入れる。培地は細胞分離器具300の多孔質メッシュ302を通り第2のポート308から廃液収集容器中に流れ込むが、細胞−スフェロイドは、細胞分離器具300内に保持される(保持されたスフェロイドは、画像において斜線の三角形303により示されている)。
4)廃液収集容器から細胞分離器具300を持ち上げ、細胞分離器具300を位置2(水平の向き)に置く。
5)多量の洗浄液(例えば、PBS)を加え、細胞分離器具300をわずかに左右に揺り動かすことにより、細胞−スフェロイドを洗浄する。
6)廃液収集容器上で細胞分離器具300を位置1に保持し、PBS洗浄液を細胞分離器具300から出す。所望であれば、洗浄工程4〜6を繰り返す。
7)細胞分離器具300を位置2に置き、第1のポート306を通して細胞分離器具300中に細胞解離試薬(例えば、トリプシン)を加える。単細胞をスフェロイドから解離させるのに必要なインキュベーション期間中、細胞分離器具300を時折左右に穏やかに揺り動かす。細胞分離器具300をインキュベーター内に入れて、細胞をスフェロイドから完全に解離させる必要があることがある。そうであれば、細胞分離器具300を安全キャビネットから移す前に、細胞分離器具300に再びキャップをする。
8)細胞が単細胞懸濁液を形成した後、細胞収集容器上で細胞分離器具300を、特に第2のポート308を位置1に置くことにより、細胞および解離試薬を収集する。細胞分離器具300は、この工程後に細胞を持っていないはずである。
1)細胞分離器具400が位置1にある状態で、キャップ424および426を取り外す。
2)細胞分離器具400の第2のポート408を含む下端を空の廃液収集容器中に入れる。
3)培養容器からの細胞で覆われたマイクロキャリアおよび培地を細胞分離器具400の第1のポート406に注ぎ入れる。培地は細胞分離器具400内の多孔質メッシュ402を通り第2のポート408から廃液収集容器中に流れ込むが、細胞で覆われたマイクロキャリアは、細胞分離器具400内の多孔質メッシュ402により保持される(保持されたマイクロキャリアは、画像において斜線の三角形403により示されている)。
4)廃液収集容器から細胞分離器具400を持ち上げ、細胞分離器具400を位置2(水平の向き)に置く。
5)多量の洗浄液(例えば、PBS)を加え、細胞分離器具400をわずかに左右に揺り動かすことにより、細胞で覆われたマイクロキャリアを洗浄する。
6)廃液収集容器上に細胞分離器具400を保持し、細胞分離器具400を位置1に保持することによって、PBS洗浄液をそこから出す。所望であれば、洗浄工程4〜6を繰り返す。
7)細胞分離器具400を位置2に置き、細胞分離器具400の第1のポート406中に細胞解離試薬(例えば、トリプシン)を加える。細胞をマイクロキャリアから解離させるのに必要なインキュベーション期間中、細胞分離器具400を時折左右に穏やかに揺り動かす。
8)細胞がマイクロキャリアから解離した後、無菌容器上で細胞分離器具400を位置1に置くことにより、細胞および細胞解離試薬を収集する。
9)細胞分離器具400を位置2に置く。多量の細胞収集溶液(例えば、新たな培地)を細胞分離器具400に加え、細胞分離器具400を左右に穏やかに揺り動かして、残留する細胞をマイクロキャリアから洗い落とす。
10)細胞分離器具400を位置1に置くことによって、細胞収集容器内の細胞に細胞収集溶液を加える。マイクロキャリアは細胞分離器具400内に残され、細胞は細胞収集容器中にある。
1)細胞分離器具400が位置1にある状態で、キャップ424および426を取り外す。
2)細胞分離器具400の第2のポート408を含む下端を空の廃液収集容器中に入れる。
3)培養容器からの細胞−スフェロイドおよび培地を細胞分離器具400の第1のポート406に注ぎ入れる。培地は細胞分離器具400の多孔質メッシュ402を通り第2のポート408から廃液収集容器中に流れ込むが、細胞−スフェロイドは、細胞分離器具400内に保持される(保持されたスフェロイドは、画像において斜線の三角形403により示されている)。
4)廃液収集容器から細胞分離器具400を持ち上げ、細胞分離器具400を位置2(水平の向き)に置く。
5)多量の洗浄液(例えば、PBS)を加え、細胞分離器具400をわずかに左右に揺り動かすことにより、細胞−スフェロイドを洗浄する。
6)廃液収集容器上で細胞分離器具400を位置1に保持し、PBS洗浄液を細胞分離器具400から出す。所望であれば、洗浄工程4〜6を繰り返す。
7)細胞分離器具400を位置2に置き、第1のポート406を通して細胞分離器具400中に細胞解離試薬(例えば、トリプシン)を加える。単細胞をスフェロイドから解離させるのに必要なインキュベーション期間中、細胞分離器具400を時折左右に穏やかに揺り動かす。細胞分離器具400をインキュベーター内に入れて、細胞をスフェロイドから完全に解離させる必要があることがある。そうであれば、細胞分離器具400を安全キャビネットから移す前に、細胞分離器具400に再びキャップをする。
8)細胞が単細胞懸濁液を形成した後、無菌細胞収集容器上で細胞分離器具400を、特に第2のポート408を位置1に置くことにより、細胞および細胞解離試薬を収集する。細胞分離器具400は、この工程後に細胞を持っていないはずである。
1)細胞分離器具500が位置2にある状態で、キャップ524および526を取り外す。
2)培養容器からの細胞で覆われたマイクロキャリアおよび培地を細胞分離器具500の第1のポート506に注ぎ入れる。
3)右手に廃液収集容器を配置し、細胞分離器具500を位置3に傾けて、細胞分離器具500の第2のポート508から廃液培地を廃液収集容器中に取り出して空にする。培地は細胞分離器具500の多孔質メッシュ502を通り第2のポート508を通じて廃液収集容器中に流れ込むが、細胞で覆われたマイクロキャリアは、細胞分離器具500内に保持される(保持された細胞で覆われたマイクロキャリアは、画像において斜線の三角形503により示されている)。
4)再び細胞分離器具500を位置2に傾け、第1のポート506中に多量の洗浄液(例えば、PBS)を加える。
5)細胞分離器具500をわずかに左右に揺り動かすことにより、細胞で覆われたマイクロキャリアを洗浄する。
6)廃液収集容器上で細胞分離器具500を位置3に保持し、細胞分離器具500の第2のポート508からPBS洗浄液を排出する。所望であれば、洗浄工程4〜6を繰り返す。
7)細胞分離器具500を位置1に置き、第1のポート506を通して細胞分離器具500中に細胞解離試薬(例えば、トリプシン)を加える。細胞をマイクロキャリアから解離させるのに必要なインキュベーション期間中、細胞分離器具500を時折左右に傾ける。細胞分離器具500をインキュベーター内に入れて、細胞を完全に解離させる必要があることがある。そうであれば、細胞分離器具500を安全キャビネットから移す前に、細胞分離器具500に再びキャップをし、インキュベーション中にそれを位置1に配置する。
8)全ての細胞がマイクロキャリアから解離した後、無菌細胞収集容器上で細胞分離器具500の第2のポート508を位置3に置くことにより、細胞および細胞解離試薬を収集する。
9)細胞分離器具500を位置2に置く。多量の細胞収集溶液(例えば、新たな培地)を細胞分離器具500に加え、細胞分離器具500を左右に穏やかに揺り動かして、残留する細胞をマイクロキャリアから洗い落とす。
10)細胞分離器具500を位置3に置くことによって、無菌細胞収集容器内の細胞に細胞収集溶液を加える。マイクロキャリアは細胞分離器具500内に残され、細胞は無菌細胞収集容器中にある。
1)細胞分離器具500が位置2にある状態で、キャップ524および526を取り外す。
2)培養容器からの細胞−スフェロイドおよび培地を細胞分離器具500の第1のポート506に注ぎ入れる。
3)右手に廃液収集容器を配置し、細胞分離器具500を位置3に傾けて、細胞分離器具500の多孔質メッシュ502および第2のポート508を通過した廃液培地を廃液収集容器中に取り出して空にする。培地は細胞分離器具500を通り廃液収集容器中に流れ込むが、細胞−スフェロイドは、細胞分離器具500内に保持される(保持されたスフェロイドは、画像において斜線の三角形503により示されている)。
4)再び細胞分離器具500を位置2に傾け、第1のポート506中に多量の洗浄液(例えば、PBS)を加える。
5)細胞分離器具500をわずかに左右に揺り動かすことにより、細胞−スフェロイドを洗浄する。
6)廃液収集容器上で細胞分離器具500を位置3に保持し、第2のポート508を通じて細胞分離器具500からPBS洗浄液を排出する。所望であれば、洗浄工程4〜6を繰り返す。
7)細胞分離器具500を位置1に置き、細胞分離器具500の第1のポート506に細胞解離試薬(例えば、トリプシン)を加える。単細胞をスフェロイドから解離させるのに必要なインキュベーション期間中、細胞分離器具500を時折左右に傾ける。細胞分離器具500をインキュベーター内に入れて、細胞を完全に解離させる必要があることがある。そうであれば、細胞分離器具500を安全キャビネットから移す前に、細胞分離器具500に再びキャップをし、それを位置1に配置する。
8)細胞が単細胞懸濁液を形成した後、無菌細胞収集容器上で細胞分離器具500の第2のポート508を位置3に置くことにより、細胞および細胞解離試薬を収集する。細胞分離器具500は、この工程後に細胞を持っていないはずである。
1)細胞をスピナーフラスコ678内のマイクロキャリア上で増殖させ、下記に述べられているように、そのマイクロキャリアから解離させ、収集する必要がある。
2)加圧ポンプ680にある管クランプ601、並びにスピナーフラスコ678から細胞分離器具600を通して廃液容器674までの管クランプ603、644、および638を開く。他のクランプは全て、閉じたまま、すなわち閉じられている。
3)加圧ポンプ680を作動させる。細胞、マイクロキャリア、および培地は、浸漬管639を上昇させられ、スピナーフラスコ678から細胞分離器具600へと流れ、そこで、培地が廃液容器674へと流れている間、細胞分離器具600のメッシュが、細胞で覆われたマイクロキャリアを止める。廃液容器674は、この時には開いており、管を通じてベント・フィルタ613に接続されているクランプ611を有することがある。
4)加圧ポンプ680を停止させ、スピナーフラスコ678に付随するベント・フィルタ617へのクランプ615を開き、また、PBS容器672からスピナーフラスコ678への流体管路に沿った管クランプ603および619を開く。他のクランプは閉じている。PBSは、管を通って重力によりスピナーフラスコ678に流れ込む。
5)スピナーフラスコ678を旋回させて、どのような残留する細胞で覆われたマイクロキャリアも再懸濁させる。
6)ベント・フィルタ613および617のクランプ611、615を閉じ、スピナーフラスコ678から細胞分離器具600への管路のためにクランプ603および638を開く。他のクランプは閉じている。
7)クランプ601を開き、加圧ポンプ680を作動させて、スピナーフラスコ678から細胞分離器具600への流れを開始させる。PBSおよび細胞で覆われたマイクロキャリアは、スピナーフラスコ678から細胞分離器具600へと流れる。
8)加圧ポンプ680を停止させ、細胞分離器具600上のベント・フィルタ640へのクランプ636を開く。キャップ624および626が水平であるように細胞分離器具600を位置付け、細胞分離器具600を左右に傾けて、収集されたPBS中のマイクロキャリアを洗浄する。
9)廃液容器674へのクランプ644を開き、キャップ624が上であり、キャップ626が下であるように細胞分離器具600を垂直に位置付け、PBSを廃液容器674へと排出させる(重力により)。
10)クランプ603、644、および619を閉じ、細胞解離試薬容器670から細胞分離器具600への管路にあるクランプ621および638を開く。細胞解離試薬は、重力によって細胞分離器具600に流れ込む。ベントクランプ636を閉じる。
11)キャップ624および626が水平であるような面に細胞分離器具600を位置付ける。細胞がマイクロキャリアから解離できるように、細胞分離器具600を穏やかに揺り動かす。
12)キャップ624が上であり、キャップ626が下であるように細胞分離器具600を垂直に向ける。ベント・フィルタ625へのクランプ623および細胞収集容器676へのクランプ646を開く。解離した細胞は、重力によって、細胞収集容器676に流れ、マイクロキャリアを細胞分離器具600中に残す。
1)スピナーフラスコ778から細胞分離器具700を通して廃液容器774までの流体管路にある管クランプ703、705、738および744を開く。他のクランプは全て、閉じている、すなわち閉じたままである。
2)クランプ746を開き、真空ポンプ780を作動させる。スフェロイドおよび培地は、浸漬管739に吸い上げられ、スピナーフラスコ778から細胞分離器具700へと流れ、そこで、培地が廃液容器774へと流れている間、多孔質メッシュ702がスフェロイドを止める。廃液容器774は、この時には開いており、管を通じてベント・フィルタ713に接続されているクランプ711を有することがある。
3)真空ポンプ780を停止させ、次に、スピナーフラスコ778に付随するベント・フィルタ717へのクランプ715を開き、また、PBS容器772からスピナーフラスコ778への流体管路に沿った管クランプ703および719を開く。他のクランプは閉じている。PBSは、管を通って重力によりスピナーフラスコ778に流れ込む。
4)スピナーフラスコ778を旋回させて、どのような残留するスフェロイドも再懸濁させる。
5)ベント・フィルタ713および717のクランプ711、715を閉じ、スピナーフラスコ778から細胞分離器具700への管路のためにクランプ703および738を開く。他のクランプは閉じている。
6)クランプ746を開き、真空ポンプ780を作動させて、スピナーフラスコ778から細胞分離器具700への流れを開始させる。PBSおよびスフェロイドは、スピナーフラスコ778から細胞分離器具700へと流れる。
7)真空ポンプ780を停止させ、細胞分離器具700上のベント・フィルタ740へのクランプ736を開く。キャップ724および726が水平であるように細胞分離器具700を位置付け、細胞分離器具700を左右に傾けて、収集されたPBS中のマイクロキャリアを洗浄する。
8)廃液容器774へのクランプ705および744を開き、キャップ724が上であり、キャップ726が下であるように細胞分離器具700を垂直に位置付け、PBSを廃液容器774へと排出させる(重力により)。
9)クランプ703、705、719および744を閉じ、細胞解離試薬容器770から細胞分離器具700への管路にあるクランプ721および738を開く。細胞解離試薬は、重力によって細胞分離器具700に流れ込む。ベントクランプ736を閉じる。
10)キャップ724および726が水平であるような面に細胞分離器具700を位置付ける。細胞がスフェロイドから解離できるように、細胞分離器具700を穏やかに揺り動かす。
11)キャップ724が上であり、キャップ726が下であるように細胞分離器具700を垂直に向ける。ベント・フィルタ725へのクランプ723および細胞収集容器776へのクランプ727を開く。解離した細胞は、重力によって、細胞分離器具700から細胞収集容器776に流れる。
液体中のマイクロキャリアまたはスフェロイドから細胞を分離するように構成された細胞分離器具であって、該細胞分離器具は、
第1のポート、第2のポート、および空洞を有する容器;および
前記空洞を第1の区画と第2の区画に分割するために該空洞内に配置された多孔質メッシュ、
を備え、
前記第1のポートは前記空洞の前記第1の区画と連通しており、該第1のポートは前記多孔質メッシュの第一面側に位置しており、
前記第2のポートは前記空洞の前記第2の区画と連通しており、該第2のポートは前記多孔質メッシュの第二面側に位置しており、
前記多孔質メッシュは、該多孔質メッシュを通る液体の流れに対して実質的に垂直な向きまたは傾斜した向きを有するように前記空洞内に配置されている、細胞分離器具。
前記第1のポートが前記容器の一方の端部に位置し、前記第2のポートが該容器の反対の端部に位置している、実施形態1に記載の細胞分離器具。
(1)前記第1のポートが実質的に上向きに位置しており、前記第2のポートが実質的に下向きに位置している場合、または(2)前記第1のポートが実質的に下向きに位置し、前記第2のポートが実質的に上向きに位置している場合、前記多孔質メッシュが前記空洞内で実質的に垂直の向きを有するように、該第1のポートおよび該第2のポートが前記容器上で互いからずれている、実施形態2に記載の細胞分離器具。
(1)前記第1のポートが実質的に上向きに位置しており、前記第2のポートが実質的に下向きに位置している場合、または(2)前記第1のポートが実質的に下向きに位置し、前記第2のポートが実質的に上向きに位置している場合、前記多孔質メッシュが前記空洞内で傾斜した向きを有するように、該第1のポートおよび該第2のポートが前記容器上で互いに一列に並んでいる、実施形態2に記載の細胞分離器具。
前記第1のポートおよび前記第2のポートの両方とも容器の片側に位置しており、(1)該第1のポートおよび該第2のポートが実質的に上向きに位置している場合、または(2)該第1のポートおよび該第2のポートが実質的に下向きに位置している場合、前記多孔質メッシュが前記容器内で実質的に垂直向きを有する、実施形態1に記載の細胞分離器具。
前記第1のポートに取り付けられる第1のキャップ、および
先記第2のポートに取り付けられる第2のキャップ、
をさらに備える、実施形態1から5いずれか1つに記載の細胞分離器具。
前記第1のポートと外部装置に取り付けられた第1の流量制御システム、および
前記第2のポートと外部装置に取り付けられた第2の流量制御システム、
をさらに備える、実施形態1から6いずれか1つに記載の細胞分離器具。
前記多孔質メッシュが、約12マイクロメートルから約200マイクロメートルに及ぶサイズを有する細孔を中に有する、実施形態1から7いずれか1つに記載の細胞分離器具。
前記容器の少なくとも一部を取り囲む外側筐体をさらに備える、実施形態1から8いずれか1つに記載の細胞分離器具。
前記容器に連結されたリング・スタンドであって、該容器の動きと回転を容易にするように構成されたリング・スタンドをさらに備える、実施形態1から9いずれか1つに記載の細胞分離器具。
液体中のマイクロキャリアまたはスフェロイドから細胞を分離する方法において、
細胞分離器具の容器の第1のポートを通じて液体を導入する工程であって、該容器は第2のポートおよび空洞をさらに有し、
多孔質メッシュが、該多孔質メッシュを通る液体の流れに対して実質的に垂直なまたは傾斜した向きを有し、前記空洞を第1の区画と第2の区画に分割するように、該空洞内に配置され、
前記第1のポートが前記多孔質メッシュの第一面側に位置しており、
前記第1のポートは前記空洞の第1の区画と連通しており、前記第2のポートは該空洞の第2の区画と連通している工程;
前記多孔質メッシュを通過する液体を前記第2のポートから排出する工程;
前記多孔質メッシュを通過しない前記マイクロキャリアまたはスフェロイドを処理して、該マイクロキャリアまたはスフェロイドから前記細胞を放出する工程;および
前記細胞を前記第2のポートから排出させる工程;
を有してなる方法。
前記マイクロキャリアまたはスフェロイドを処理する工程が、前記マイクロキャリアまたはスフェロイドを洗浄し、次いで、該マイクロキャリアまたはスフェロイドから細胞を解離させる各工程をさらに含む、実施形態11に記載の方法。
前記マイクロキャリアまたはスフェロイドを洗浄する工程が、
洗浄液を前記空洞に加え、
前記容器を動かし、
前記洗浄液を前記第2のポートから排出する、
各工程を含む、実施形態12に記載の方法。
前記マイクロキャリアまたはスフェロイドから細胞を解離させる工程が、
細胞解離試薬を前記空洞に加え、
前記容器を動かす、
各工程を含み、
前記細胞を第2のポートから排出する工程が、前記細胞解離試薬を前記第2のポートから排出する工程をさらに含む、実施形態12に記載の方法。
前記分離器具が、外部装置に直接的に接続されていない開放系細胞分離器具である、実施形態11から14いずれか1つに記載の方法。
前記分離器具が、外部装置に直接接続された閉鎖系細胞分離器具である、実施形態11から14いずれか1つに記載の方法。
前記第1のポートが前記容器の一方の端部に位置しており、前記第2のポートが該容器の反対の端部に位置している、実施形態11から16いずれか1つに記載の方法。
(1)前記第1のポートが実質的に上向きに位置しており、前記第2のポートが実質的に下向きに位置している場合、または(2)前記第1のポートが実質的に下向きに位置し、前記第2のポートが実質的に上向きに位置している場合、前記多孔質メッシュが前記空洞内で実質的に垂直の向きを有するように、該第1のポートおよび該第2のポートが前記容器上で互いからずれている、実施形態17に記載の方法。
(1)前記第1のポートが実質的に上向きに位置しており、前記第2のポートが実質的に下向きに位置している場合、または(2)前記第1のポートが実質的に下向きに位置し、前記第2のポートが実質的に上向きに位置している場合、前記多孔質メッシュが前記空洞内で傾斜した向きを有するように、該第1のポートおよび該第2のポートが前記容器上で互いに一列に並んでいる、実施形態17に記載の方法。
前記第1のポートおよび前記第2のポートの両方とも容器の片側に位置しており、(1)該第1のポートおよび該第2のポートが実質的に上向きに位置している場合、または(2)該第1のポートおよび該第2のポートが実質的に下向きに位置している場合、前記多孔質メッシュが前記容器内で実質的に垂直向きを有する、実施形態11から16いずれか1つに記載の方法。
102、202、302、402、502、602、702 多孔質メッシュ
104、204、304、404、504、604、704 容器
106、206、306、406、506、606、706 第1のポート
108、208、308、408、508、608、708 第2のポート
110、210、310、410、510、610、710 空洞
112、212、312、412、512、612、712 第1の区画
114、214、214、414、514、614、714 第2の区画
124、324、424、524、624、724 第1のキャップ
126、326、426、526、626、726 第2のキャップ
128 リング・スタンド
130 筐体
232 第1の流量制御システム
234 第2の流量制御システム
238、248、636、638、736、738 クランプ
240、250、640、740 ベント・フィルタ
244、252 多目的コネクタまたは無菌コネクタ
303、403、503 保持されたマイクロキャリアまたはスフェロイド
611a、611b、711a、711b 開口
633、637、731、733、735、737 管
Claims (10)
- 液体中のマイクロキャリアまたはスフェロイドから細胞を分離するように構成された細胞分離器具であって、該細胞分離器具は、
第1のポート、第2のポート、および空洞を有する容器;および
前記空洞を第1の区画と第2の区画に分割するために該空洞内に配置された多孔質メッシュ、
を備え、
前記第1のポートは前記空洞の前記第1の区画と連通しており、該第1のポートは前記多孔質メッシュの第一面側に位置しており、
前記第2のポートは前記空洞の前記第2の区画と連通しており、該第2のポートは前記多孔質メッシュの第二面側に位置しており、
前記多孔質メッシュは、該多孔質メッシュを通る液体の流れに対して実質的に垂直な向きまたは傾斜した向きを有するように前記空洞内に配置されている、細胞分離器具であって、
前記容器が面対称または点対称の形状をしており、反転して前記第1のポートと前記第2のポートの位置を入れ替えられるようにしてなる細胞分離器具。 - 前記第1のポートが前記容器の一方の端部に位置し、前記第2のポートが該容器の反対の端部に位置している、請求項1記載の細胞分離器具。
- (1)前記第1のポートが実質的に上向きに位置しており、前記第2のポートが実質的に下向きに位置している場合、または(2)前記第1のポートが実質的に下向きに位置し、前記第2のポートが実質的に上向きに位置している場合、前記多孔質メッシュが前記空洞内で実質的に垂直の向きを有するように、該第1のポートおよび該第2のポートが前記容器上で互いからずれている、請求項2記載の細胞分離器具。
- (1)前記第1のポートが実質的に上向きに位置しており、前記第2のポートが実質的に下向きに位置している場合、または(2)前記第1のポートが実質的に下向きに位置し、前記第2のポートが実質的に上向きに位置している場合、前記多孔質メッシュが前記空洞内で傾斜した向きを有するように、該第1のポートおよび該第2のポートが前記容器上で互いに一列に並んでいる、請求項2記載の細胞分離器具。
- 前記第1のポートおよび前記第2のポートの両方とも容器の片側に位置しており、(1)該第1のポートおよび該第2のポートが実質的に上向きに位置している場合、または(2)該第1のポートおよび該第2のポートが実質的に下向きに位置している場合、前記多孔質メッシュが前記容器内で実質的に垂直向きを有する、請求項1記載の細胞分離器具。
- 前記多孔質メッシュが、約12マイクロメートルから約200マイクロメートルに及ぶサイズを有する細孔を中に有する、請求項1から5いずれか1項記載の細胞分離器具。
- 液体中のマイクロキャリアまたはスフェロイドから細胞を分離する方法において、
空洞内を2つの区画に仕切るように配された多孔質メッシュを挟んで、面対称または点対称の形状をしており、対称の位置に第1のポートと第2のポートを有する容器を、前記第1のポートと第2のポートの位置を入れ替えるように反転可能にして用意する工程;
前記第1のポートを通じて前記空洞の前記多孔性メッシュの該第1のポート側の区画に液体を導入する工程;
前記多孔質メッシュが、該多孔質メッシュを通る液体の流れに対して実質的に垂直なまたは傾斜した向きを有するように前記マイクロキャリアまたはスフェロイドを含む液体を流す工程;
前記容器を前記第1のポートと第2のポートの位置を入れ替えるように反転させる工程、
前記多孔質メッシュを通過して前記空洞の前記第2のポート側の区画に移動した液体を前記第2のポートから排出する工程;
前記多孔質メッシュを通過しない前記マイクロキャリアまたはスフェロイドを処理して、該マイクロキャリアまたはスフェロイドから前記細胞を放出する工程;および
前記細胞を前記第2のポートから排出させる工程;
を有してなる方法。 - 前記マイクロキャリアまたはスフェロイドを処理する工程が、前記マイクロキャリアまたはスフェロイドを洗浄し、次いで、該マイクロキャリアまたはスフェロイドから細胞を解離させる各工程をさらに含む、請求項7記載の方法。
- 前記マイクロキャリアまたはスフェロイドを洗浄する工程が、
洗浄液を前記空洞に加え、
前記容器を動かし、
前記洗浄液を前記第2のポートから排出する、
各工程を含む、請求項8記載の方法。 - 前記マイクロキャリアまたはスフェロイドから細胞を解離させる工程が、
細胞解離試薬を前記空洞に加え、
前記容器を動かす、
各工程を含み、
前記細胞を第2のポートから排出する工程が、前記細胞解離試薬を前記第2のポートから排出する工程をさらに含む、請求項8記載の方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021032909A JP2021097690A (ja) | 2015-12-22 | 2021-03-02 | 細胞分離器具およびそれを使用する方法 |
JP2021114053A JP7241816B2 (ja) | 2015-12-22 | 2021-07-09 | 細胞分離器具およびそれを使用する方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201562270950P | 2015-12-22 | 2015-12-22 | |
US62/270,950 | 2015-12-22 | ||
PCT/US2016/066327 WO2017112455A2 (en) | 2015-12-22 | 2016-12-13 | Cell separation device and method for using same |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021032909A Division JP2021097690A (ja) | 2015-12-22 | 2021-03-02 | 細胞分離器具およびそれを使用する方法 |
JP2021114053A Division JP7241816B2 (ja) | 2015-12-22 | 2021-07-09 | 細胞分離器具およびそれを使用する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018537993A JP2018537993A (ja) | 2018-12-27 |
JP6913094B2 true JP6913094B2 (ja) | 2021-08-04 |
Family
ID=58995214
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018532641A Active JP6913094B2 (ja) | 2015-12-22 | 2016-12-13 | 細胞分離器具およびそれを使用する方法 |
JP2021032909A Pending JP2021097690A (ja) | 2015-12-22 | 2021-03-02 | 細胞分離器具およびそれを使用する方法 |
JP2021114053A Active JP7241816B2 (ja) | 2015-12-22 | 2021-07-09 | 細胞分離器具およびそれを使用する方法 |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021032909A Pending JP2021097690A (ja) | 2015-12-22 | 2021-03-02 | 細胞分離器具およびそれを使用する方法 |
JP2021114053A Active JP7241816B2 (ja) | 2015-12-22 | 2021-07-09 | 細胞分離器具およびそれを使用する方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US11788051B2 (ja) |
EP (1) | EP3394242A2 (ja) |
JP (3) | JP6913094B2 (ja) |
CN (1) | CN108473936A (ja) |
WO (1) | WO2017112455A2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10100286B2 (en) * | 2014-06-20 | 2018-10-16 | The Board Of Trustees Of The University Of Alabama | Systems and methods of dissociating aggregate spheres of cells |
WO2016190313A1 (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-01 | ニプロ株式会社 | 濃縮装置及び細胞懸濁液の濃縮方法 |
GB2562406B (en) | 2016-01-12 | 2020-09-02 | Cedars Sinai Medical Center | A method of non destructive monitoring of biological processes in microfluidic tissue culture systems |
US11913022B2 (en) | 2017-01-25 | 2024-02-27 | Cedars-Sinai Medical Center | In vitro induction of mammary-like differentiation from human pluripotent stem cells |
US11767513B2 (en) | 2017-03-14 | 2023-09-26 | Cedars-Sinai Medical Center | Neuromuscular junction |
WO2019038577A1 (en) * | 2017-08-23 | 2019-02-28 | Shehadi Imad E | TISSUE PROCESSING APPARATUS, FILTER, AND PROCESS FOR PROCESSING TISSUE THEREFROM |
US12031117B2 (en) | 2017-11-22 | 2024-07-09 | Corning Incorporated | Perfusion bioreactor system and perfusion cell culture method |
EP3717623A1 (en) * | 2017-11-29 | 2020-10-07 | Corning Incorporated | Filtered cell culture caps and cell culture methods |
JP6954159B2 (ja) * | 2018-02-01 | 2021-10-27 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 細胞培養フラスコ、収納容器、キット、細胞懸濁液製造方法及び細胞輸送方法 |
US11981918B2 (en) | 2018-04-06 | 2024-05-14 | Cedars-Sinai Medical Center | Differentiation technique to generate dopaminergic neurons from induced pluripotent stem cells |
US20220041971A1 (en) * | 2018-09-11 | 2022-02-10 | Nissan Chemical Corporation | Separation device and method for separating to-be-separated material using same |
WO2021081237A1 (en) * | 2019-10-22 | 2021-04-29 | Cedars-Sinai Medical Center | Mesh chopping of neural progenitor cell aggregates |
EP3907276A4 (en) * | 2020-03-11 | 2022-03-30 | Showa Denko Materials Co., Ltd. | DEVICE AND METHOD FOR CELL RECOVERY, CELL SEPARATION SYSTEM AND CELL SEPARATION METHOD |
Family Cites Families (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4191182A (en) | 1977-09-23 | 1980-03-04 | Hemotherapy Inc. | Method and apparatus for continuous plasmaphersis |
CA1091593A (en) | 1977-10-05 | 1980-12-16 | Eli I. Robinsky | Gravitational separator having membrane baffles therein |
DE3406928A1 (de) | 1983-03-01 | 1984-09-06 | Biotest-Serum-Institut Gmbh, 6000 Frankfurt | Transfusionsfeinfilter zur entfernung von koageln und aggregaten in blut und blutbestandteilen |
JPS62110713A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-21 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 液体の濾過方法および装置 |
US5820767A (en) | 1996-07-29 | 1998-10-13 | Pall Corporation | Method for quantitation of microorganism contamination of liquids |
US6461513B1 (en) | 2000-05-19 | 2002-10-08 | Filtration Solutions, Inc. | Secondary-flow enhanced filtration system |
DE60144097D1 (de) | 2000-09-13 | 2011-04-07 | Entegris Inc | Vorrichtung zum filtern von flüssigen medien |
US20050054101A1 (en) * | 2003-07-17 | 2005-03-10 | Global Cell Solutions Llc | Automated cell culture system and process |
JP2007307509A (ja) | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Eco Creative Japan:Kk | 水処理装置 |
WO2008060541A2 (en) * | 2006-11-13 | 2008-05-22 | Ethicon, Incorporated | In vitro expansion of postpartum-derived cells using microcarriers |
WO2009139703A1 (en) * | 2008-05-15 | 2009-11-19 | Ge Healthcare Bio-Sciences Ab | Method for cell expansion |
JP2012503540A (ja) | 2008-09-24 | 2012-02-09 | シェビッツ、ジェリー | 交互流濾過用スクリーンフィルタモジュール |
AU2010286628B8 (en) * | 2009-08-26 | 2015-11-19 | Global Life Sciences Solutions Usa Llc | Continuous recovery harvest bag |
US20130071304A1 (en) | 2010-04-15 | 2013-03-21 | Cytogen Co., Ltd. | Microfluidic device |
US20130157353A1 (en) * | 2010-05-12 | 2013-06-20 | Xpand Biotechnology B.V. | Cell-culture-bag |
WO2012006587A2 (en) | 2010-07-09 | 2012-01-12 | The Gid Group, Inc. | Apparatus and methods relating to collecting and processing human biological material containing adipose |
US9296984B2 (en) | 2010-07-09 | 2016-03-29 | The Gid Group, Inc. | Tissue processing apparatus and method for processing adipose tissue |
JP2012065590A (ja) | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Olympus Corp | 細胞処理装置 |
WO2012158108A1 (en) | 2011-05-16 | 2012-11-22 | Ge Healthcare Bio-Sciences Ab | Method of cultivating cells on microcarriers in a bag |
US9376655B2 (en) * | 2011-09-29 | 2016-06-28 | Life Technologies Corporation | Filter systems for separating microcarriers from cell culture solutions |
WO2013154777A1 (en) | 2012-04-12 | 2013-10-17 | Dxv Water Technologies, Llc | Systems and methods of membrane separation |
CN114214192A (zh) * | 2012-12-11 | 2022-03-22 | 颇尔科技英国有限公司 | 用于处理细胞的设备 |
EP2848293B1 (en) * | 2013-09-17 | 2017-11-01 | Siemens Aktiengesellschaft | Filter module |
JP6484942B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2019-03-20 | 日立化成株式会社 | 細胞捕捉装置、前処理部付き細胞捕捉デバイス、及び前処理部 |
JP2018516579A (ja) | 2015-06-08 | 2018-06-28 | コーニング インコーポレイテッド | 細胞および培地からのマイクロキャリアの濾過および分離のための装置 |
-
2016
- 2016-12-13 US US16/061,964 patent/US11788051B2/en active Active
- 2016-12-13 CN CN201680075694.2A patent/CN108473936A/zh active Pending
- 2016-12-13 WO PCT/US2016/066327 patent/WO2017112455A2/en active Application Filing
- 2016-12-13 JP JP2018532641A patent/JP6913094B2/ja active Active
- 2016-12-13 EP EP16871765.0A patent/EP3394242A2/en active Pending
-
2021
- 2021-03-02 JP JP2021032909A patent/JP2021097690A/ja active Pending
- 2021-07-09 JP JP2021114053A patent/JP7241816B2/ja active Active
-
2023
- 2023-09-14 US US18/368,281 patent/US20240002778A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018537993A (ja) | 2018-12-27 |
WO2017112455A3 (en) | 2017-10-05 |
JP7241816B2 (ja) | 2023-03-17 |
US20240002778A1 (en) | 2024-01-04 |
WO2017112455A2 (en) | 2017-06-29 |
US20200270565A1 (en) | 2020-08-27 |
EP3394242A2 (en) | 2018-10-31 |
JP2021168676A (ja) | 2021-10-28 |
CN108473936A (zh) | 2018-08-31 |
JP2021097690A (ja) | 2021-07-01 |
US11788051B2 (en) | 2023-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6913094B2 (ja) | 細胞分離器具およびそれを使用する方法 | |
JP7425100B2 (ja) | 気体透過性細胞培養作業のための閉鎖系装置および方法 | |
JP7280907B2 (ja) | 細胞培養装置、システム及びその使用方法 | |
AU2012303719B2 (en) | A system for isolating stromal vascular fraction (SVF) cells from the adipose tissue and a method thereof | |
JP6452695B2 (ja) | 骨髄脂肪部分単離のデバイスおよび方法 | |
KR20190079660A (ko) | 세포 배양 장치 시스템 및 그의 사용 방법 | |
BR112020015746A2 (pt) | Sistema e método de bioprocessamento. | |
JP7300486B2 (ja) | 衝撃波または機械的衝撃を使用する、細胞の分離、解離、および/または脱凝集 | |
AU2012303719A1 (en) | A system for isolating stromal vascular fraction (SVF) cells from the adipose tissue and a method thereof | |
KR20210102928A (ko) | 자동화된 생물반응기에 사용하기 위한 세포 단리 | |
CN209243072U (zh) | 一种间歇式流式电转染装置 | |
EP3893956B1 (en) | Cell washing apparatus | |
JP7339528B2 (ja) | 遺伝子改変細胞作製システム | |
CN112534040B (zh) | 由生物流体自动制备基因工程细胞的设备和方法 | |
WO2024103070A1 (en) | Systems and devices for suspension therapy preparation and/or infusion and methods for use | |
GB2612496A (en) | Closed centrifuge apparatus and method for separating cells | |
EP1776452B1 (en) | Washing apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191211 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200831 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20201202 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210202 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210609 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210709 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6913094 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |