JP6911506B2 - 口栓 - Google Patents

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Description

本発明は、液体用紙容器などに用いられる口栓であって、特にヒンジキャップを有し、口栓を開口後、前記ヒンジキャップで再封鎖可能な口栓に関する。
主に牛乳やジュースなどの液体内容物に使用される液体用紙容器には、充填時や使用する時の使い易さから、胴部が直方体形状の筒で、切妻屋根型であるゲーブルトップの液体用紙容器が多く使用されている。
このゲーブルトップの斜面に孔を開口し、そこに融着用のフランジが設けられた口栓を孔内面に融着して使用される。
もちろん、フラットトップの上面に孔を開口して融着用のフランジが設けられた口栓を孔内面に融着しても良い。
特に、これらの口栓には輸送時の漏れを防ぐ目的で、脆弱線で囲まれた閉鎖部を設けておき、使用する直前まで、外部に漏れ出ないようにしている。
そして、周囲の脆弱線を破断して閉鎖部を取り除き、開口した後は、螺合するネジキャップや、ヒンジを軸に回動して開閉可能なヒンジキャップが開口部を覆って閉鎖させていた。しかしながら、螺合するネジキャップは、落としたりして汚し易く、なくしてしまう恐れも大きい。また、ヒンジキャップは、密封しにくく、確実に酸素などによる劣化を抑えることができない、などの問題があった。
特に、最近では、過酸化酸素などを殺菌などに使用し、アセプティック容器とする期待が増加している。この過酸化酸素などによる殺菌時に、殺菌液が内容物に混じったり、容器の一部に滞留や残留し、これが開封時に内容物に混入したりする恐れがあった。
例えば、特許文献1では、蓋部がヒンジを介して開閉可能に接続する1ピース口栓で、口栓本体は、環状台座の下端外周面に外周が円形の溶着用フランジを設け、環状台座にプルリングで開封する注出筒を設けた口栓を提案している。
しかしながら、注出筒先端と蓋部との嵌合部では、蓋部内側の咬合リングやインナー封止リングとが当接するだけなので、過酸化水素水などによるアセプティック殺菌を行なった後に残った過酸化水素水などの殺菌液が残りやすい。この為、封鎖板の開封時に殺菌液が内容物に混入したり、蓋部の開閉後に落下した場合、浸み漏れしやすいなどの恐れがあった。
特許文献2では、口栓本体の後方にベルト巻き方式ヒンジで蓋部が接続する1ピース口栓で、口栓本体は、外周下端にフランジをもち内周面の下方開きの傾斜角度が75°以下である台座リングに、外周上端に咬合リングをもつ注出筒を立設し、注出筒の内側下方を封鎖板で封鎖し、封鎖板の上面の開口予定位置に環状切込みを設けて環状薄肉の脆弱線を形成し、環状薄肉の脆弱線の後方の内側近傍に後方へ矢印形状の支柱を立設し、支柱先端にV字状に接続し前方上向きのプルリングを設け、蓋部は、前方の周壁部下端外周に開閉用つまみを設け、天板下面にインナー封止リングを垂設し、周壁部下端内周面に咬合リングを設けた口栓1を提案している。
このような口栓1の基本的な構造を図で示すと、図8−1、図8−2となるが、ヒンジキャップ3のキャップ周状突起34と注出筒22の環状突起220が咬合し、ヒンジキャップ3内面に設けたインナーリング33が注出筒の先端部内周面と密接している。注出筒外側の環状突起220は単純な環状の突起になっていて、注出筒の環状突起220の1箇所だけで当接している。この為、もし、殺菌剤がキャップ周状突起34の下端近傍に残留していた場合、注出時に混入する恐れがある。
また、環状突起220面に傷などを抱えていた場合、容易に注出筒先端とキャップ側壁32との間に、殺菌液が流入し、注出時の殺菌液混入の恐れが増すことになる。
この口栓1では、キャップ周状突起34と環状突起220咬合し、ヒンジキャップ内面に設けたインナーリングが注出筒の先端部内周面と密接しているので、通常時には密封できるが、落下などの衝撃が加わると、衝撃で嵌合部が変形して浸み漏れするなどの問題があった。
さらに、この口栓は、開封する時に、閉鎖板23の端部に一体的に形成されるプルリング232を引き上げ、閉鎖板23を囲む脆弱部231を破断して開封する。従来、図9−1の平面図で示すように、脆弱部231はほぼ円形で、閉鎖板23の一端に支柱233を設け、支柱233を介してプルリング232が形成されているのが一般的であった。図9−2に、脆弱部231形状が鮮明にするように、支柱233の途中で切断した横断面図を示した。
この脆弱部231形状では、開封するため、プルリング232を引き上げる最初の開封時に、大きな力が必要で、子供や老人など、大きな力を持たない人にとって、開封しにくい問題があった。
また、開封開始されても、最後に、開封して閉鎖板23を切り取る段階では、閉鎖板23を切り取る支柱233の反対側部分が大きな曲率でできているので、一番大きな力が必要になり、開封しにくい問題があった。
特許第4479415号公報 特許第4525127号公報
そこで、アセプティック殺菌などの殺菌液などが混入しがたく、かつ、落下しても嵌合部が変形して、浸み漏れしにくい口栓を得ることが本発明の課題である。
本発明の口栓は、
円筒状の注出筒と、注出筒の外周下端に容器本体と融着可能なフランジを周設し、注出筒の下端内側に設けた閉鎖板を破断して開口可能なキャップ本体と、ヒンジを介してキャップ本体の注出筒に嵌合するヒンジキャップと、からなる口栓において、
前記ヒンジキャップの内面にインナーリングを有し、
インナーリングが注出筒先端の周縁内側に当接し、
注出筒先端の外側周縁に、上下に並んだ二重の環状突起を有しており、ヒンジキャップの内壁先端の内側に前記二重の環状突起のそれぞれが当接して密封可能としたことを特徴とする口栓である。
本発明の口栓は、注出筒先端内側と、先端外側2ヶ所とで当接するので、一箇所が落下衝撃で隙間が発生しても、他の当接箇所が封鎖することによって、確実に密封し、浸み漏れることがない。また、アセプティック殺菌などで殺菌液が容器周囲に残った場合でも、内容物に殺菌液が混入したりすることもなくすことができる。
本発明の第1実施形態例における口栓で、口栓を成形した直後の断面図と、口栓のヒンジキャップを閉じた状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態例におけるプルリングの形状と沈み込みを防止した第2実施形態例における口栓で、口栓を成形した直後の断面図と、口栓のヒンジキャップを閉じた状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態例における口栓で、口栓を成形した直後の断面図と、口栓のヒンジキャップを閉じた状態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態例における口栓で、口栓を成形した直後の断面図と、口栓のヒンジキャップを閉じた状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態例におけるプルリングの沈み込みを防止した第5実施形態例における口栓で、口栓を成形した直後の断面図と、口栓のヒンジキャップを閉じた状態を示す断面図である。 本発明の第6実施形態例における口栓で、成形直後のヒンジキャップが開いた状態の平面図と、プルリング支柱部分(図1−1のA―A面)で切断した横断面図である。 本発明の第6実施形態例における口栓におけるプルリング支柱部分(図1−1のA―A面)で切断した横断面図と、プルリングを引き上げて閉鎖板を開封する状態において、b部を支点にa部を切り裂く工程を示す、支柱中心のB−B面で切断した縦断面図と、その拡大図である。 従来の形態例における口栓で、口栓を成形した直後の断面図と、口栓のヒンジキャップを閉じた状態を示す断面図である。 従来品の口栓における成形直後のヒンジキャップが開いた状態の平面図と、プルリング支柱部分(図8−1のC−C面)で切断した横断面図である。
以下、本発明の口栓の実施形態例について、図を用いて詳細に説明する。
本発明の口栓は、図1の第1実施形態例で示すように、円筒状の注出筒と、注出筒の外周下端に容器本体と融着可能なフランジを周設し、注出筒の下端内側に設けた閉鎖板を破断して開口可能なキャップ本体と、ヒンジを介してキャップ本体の注出筒に嵌合するヒンジキャップと、からなる口栓1である。
この口栓1を使用した容器は、フランジ内径よりもわずかに大きい径の開口部51を容器本体5となるシートに設け、その内側から突き出すように口栓1を突出させ、フランジ21とシートの開口部51周縁とを融着させて製造される。
本発明の口栓1は、キャップ本体2と、ヒンジキャップ3と、から構成されている。
キャップ本体2は中央に注出筒22を有する。注出筒22の外側下端には台座211を介して、容器本体5となるシートに融着するフランジ21を有している。
さらに、注出筒22の内側下端近傍には閉鎖板23を有している。
閉鎖板23は脆弱部231で囲まれ、閉鎖板23の一端に支柱233を介してプルリング232を有している。閉鎖板23は容器の内部と外部を隔てているが、脆弱部231を破断させ、閉鎖板23を除去することによって開口し、注出可能となる。
口栓1のフランジ21上方には、図に示す係止爪24を設け、融着する前に容器本体5に口栓を仮止めできるようにしておいても良い。
注出筒の上端から離れた一端に、ヒンジ4を介してヒンジキャップ3を有している。
ヒンジキャップ3は、キャップ天板31と、天板周縁から下方に伸びるキャップ側壁32とからなる。さらに、天板31の内側周縁近傍から、下方に向ってインナーリング33を有している。
また、キャップ側壁32の内側端部にはキャップ周状突起34を有している。
図1−2は、ヒンジ4を軸に回動させて、ヒンジキャップ3をキャップ本体2に嵌合した状態を示す断面図で、注出筒先端の嵌合部を部分的に拡大した図を添付した。
ヒンジキャップ3のインナーリング33が、注出筒22先端の内側周縁に当接している。
また、注出筒22先端の外側周縁は、環状突起220を有している。この環状突起220は、下方と上方にそれぞれ第1環状突起221と第2環状突起222を持つ二重の環状突起からなる嵌合構造になっている。
このような二重の環状突起によって、注出筒先端外側周縁では、環状突起220がキャップ周状突起34とキャップ側壁32の2箇所で当接する。
この為、口栓に何らかの力が掛かって、少しくらいの変形があっても、いずれかの当接部が当接して液漏れを発生させることはなく、密封性が高い。
また、過酸化水素水などの殺菌液を霧状に噴霧するなどして殺菌する場合、キャップ周状突起34の下端近傍に残留しやすいが、第2環状突起222によって、二重に殺菌液を掻き取ることができるので、注出時に混入する恐れが少ない。
図2−1、図2−2は、第1実施形態例の口栓1のプルリング232の形状と、沈み込みを防止した第2実施形態例で、図2−1は口栓を成形した直後の断面図、図2−2は口栓のヒンジキャップを閉じた状態を示す断面図である。
このプルリング232は一定の幅に設計され、プルリング232先端側の下端に突部234が設けられている。
プルリング232の支柱233と先端との中間の左右に、沈み込み防止用の突部234を有している。
ヒンジキャップ3を閉じると、プルリング232は上方から押され、注出筒22内部に押し込まれる。この時、プルリング232が必要以上に深くまで押し込められたとしても、突部234の先端は、閉鎖板に当接するので、一定以上深くまで入らないようにしている。
その為、ヒンジキャップを開けると、直ぐにプルリングが浮き上がり、開封しやすい。
また、使用時における開口に際して、プルリング内に指先等を挿入して摘む際、指先等に追随する形で押し下げられて、プルリングが摘みにくくなるのを防止している。突部と閉鎖板との隙間としては、プルリングの沈み込み防止と摘み易さを考慮して、1mm以上2mm以下、好ましくは1.5mm以下が好ましい。
図3−1、図3−2は、第3実施形態例の口栓1で、注出筒先端周縁の環状突起220の形状が、やや寸胴な突起になっている例である。
この環状突起220は、キャップ側壁32が傾斜しているので、その傾斜したキャップ側壁32の傾斜面に上端が当接し、下端がキャップ周状突起34に当接し、注出筒22先端外側周縁において、2箇所で当接している。
もちろん、注出筒先端内側は、インナーリング33が当接し、注出筒22先端を内側から支え、確実に注出筒22先端外側の当接を確実に支えている。
この為、容器を落下したりして衝撃が掛かっても、キャップ側壁32先端に殺菌液が残留していても、注出筒22内側に入り込むことがない。
図4−1、図4−2は、第4実施形態例の口栓1で、注出筒先端周縁の環状突起220の形状は断面が楕円を傾けたような突起である。環状突起220の外側において、環状突起下側に当接するキャップ周状突起34と共に、環状突起220の上側に包み込むように当接するキャップ周状係合突起341を有している例である。
この環状突起220の内側には、インナーリング33が当接し、内側に逃げにくくしているので、確実に液止めも可能である。
図5−1、図5−2は、第3実施形態例の口栓1の改良で、プルリング232の沈み込みを防止した第5実施形態例で、図5−1は口栓を成形した直後の断面図、図5−2は口栓のヒンジキャップを閉じた状態を示す断面図である。
プルリング232の支柱233と先端との中間の左右に、沈み込み防止用の突部234を有している。
ヒンジキャップ3を閉じると、プルリング232は上方から押され、注出筒22内部に押し込まれる。この時、プルリング232が必要以上に深くまで押し込められたとしても、突部234の先端は、閉鎖板に当接するので、一定以上深くまで入らないようにしている。
その為、ヒンジキャップを開けると、直ぐにプルリングが浮き上がり、開封しやすい。
また、使用時における開口に際して、プルリング内に指先等を挿入して摘む際、指先等に追随する形で押し下げられて、プルリングが摘みにくくなるのを防止している。突部と閉鎖板との隙間としては、プルリングの沈み込み防止と摘み易さを考慮して、1mm以上2mm以下、好ましくは1.5mm以下が好ましい。
図6は、本発明の口栓1で、閉鎖板23を囲む脆弱部231をより開封しやすくした第6実施形態例である。
図6−1は本発明の口栓1で、ヒンジキャップ3を開口した状態の平面図で、図6−2はプルリング232を支える支柱233の途中で切断した横断面図である。
閉鎖板23周囲の脆弱部231を破断させて開封するには、大きな力が必要で、子供やお年寄りなど、大きな力が出せない人には開封しにくい問題があった。
大きな力が必要な場合、閉鎖板23とプルリング232を繋ぐ支柱233が引きちぎれるなどの問題が発生する場合もある。
閉鎖板23周囲の脆弱部231を容易に破断させ、開封しやすいようにするには、プルリングを固定する支柱233の周囲における脆弱部231に角度を持たせ、引き裂く力を低下させた開封開始部とすることが好ましい。支柱233の周囲における脆弱部231の角度を、大きくとも120度以下の角度にすることが好ましい。
また、開封開始部の先端に小さなRの曲線部を設けることが好ましい。この開始部先端のRは、半径2mm以下、好ましくは半径1〜0.5mmの曲線にすることが好ましい。
図7は、本発明の第6実施形態例における口栓におけるプルリング支柱部分(図1−1のA―A面)で切断した横断面図と、プルリングを引き上げて閉鎖板を開封する状態において、外方に向って凹状のb部を支点に外方に向って凸状のa部を切り裂く工程を示す、支柱中心のB−B面で切断した縦断面図と、その拡大図である。
プルリング232を引き上げると、まず先に、プルリング232に接続した支柱233近傍の脆弱部231が破断する。さらに、プルリング232を引き上げ、破断した脆弱部先端がb部分に到達すると、図7−2の拡大図で示すように、左右のb部を支点にして、梃子の原理で、プルリングの引き上げる力が数十倍の強い力に強化され、a部を引き裂く力になる。この為、a部が小さな力で破断し、支点になった左右のb部のみが繋がった状態になるので、引き続き、プルリング232を引き上げると、容易に開封することが出来る。
図9のように、大きな径のRのままだと、切り取る最終位置で最大の力が必要になり、切り取りにくかった。
さらに、図7−1に示すように、プルリング232反対側端部は、注ぎ口方向になる。この方向に、凸のR形状部と、凸のR形状部両側に凹のR形状部を有することによって、注出方向とする容器の傾け方向が多少ずれても、凸のR形状部に内容物が寄って集中し、凸のR形状部から注出されることになる。凸のR形状部と凹のR形状部とのずれる角度は、ずれると予想される最大の位置に合わせるとよい。
凸のR形状部や凹のR形状部のRの大きさは、注出口の大きさや、内容物の粘度、容器の容量や形状などにもよるが、半径1〜5mmが好ましい。
本発明の口栓に使用する材料は、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンが好ましいが、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレンランダム共重合体、エチレン・プロピレンブロック共重合体、などを用いても良い

そして、これらを用い、口栓の製造は、射出成形金型を用い、一般的な射出成形機で量産することができる。
本発明の容器本体に使用する材料は、内面に口栓と融着可能なシーラント層を有し、内容物の保護性能を有していれば、どのような構成のシートやフィルムであってもかまわない。
例えば、外側から、
ポリエチレン/紙/ポリエチレン、
ポリエチレン/紙/ポリエチレン/アルミ箔/ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、
無機酸化物蒸着ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/紙/ポリエチレン、
ポリエチレン/紙/ポリエチレン/エチレン酢酸ビニル共重合体鹸化物/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/接着樹脂/ポリアミド/接着樹脂/ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート/ポリアミド/接着樹脂/ポリエチレン/アルミ箔/ポリエチレン、
などの一般的な構成が考えられる。
中間層に紙や金属箔などを使用する場合は、シート端面をスカイブヘミング処理やエッジテープ貼りなどによって、確実にエッジプロテクトすることが好ましい。
これらのフィルムやシートは、通常のドライラミネーション、エクストルーダーラミネーションなどの機械を使用して貼り合わせたり、多層インフレーション機などを用いて製造することができる。
本発明の口栓は、以上のようなもので、内容物充填後にアセプティック殺菌を行なう容器に採用した場合、アセプティック殺菌に使用する過酸化水素水などの殺菌液が容器周囲に残っても、殺菌液が内容物に混入するなどの問題が発生しにくい。
また、口栓の閉鎖板を破断して開封しても、注出口とヒンジキャップが二重に嵌合して密閉できるので、容器の多少の変形や輸送等の振動があったとしても、内容物が漏れてしまうなどの問題は発生しにくい。しかも、単に形状の変更だけなので、従来設備で製造できると共に、生産性も変わらず、安価に供給できる。
さらに、閉鎖板の形状を変更することによって、開けやすく、かつ、容器の傾ける角度が多少ずれても、問題なく注ぐことができるなど、本発明のメリットは大きい。
1・・・・・・・・口栓
2・・・・・・・・キャップ本体
21・・・・・・・フランジ
211・・・・・・台座
22・・・・・・・注出筒
220・・・・・・環状突起
221・・・・・・第1環状突起
222・・・・・・第2環状突起
23・・・・・・・閉鎖板
231・・・・・・脆弱部
232・・・・・・プルリング
233・・・・・・支柱
234・・・・・・突部
24・・・・・・・係止爪
3・・・・・・・・ヒンジキャップ
31・・・・・・・キャップ天板
32・・・・・・・キャップ側壁
33・・・・・・・インナーリング
34・・・・・・・キャップ周状突起
341・・・・・・キャップ周状係合突起
4・・・・・・・・ヒンジ
5・・・・・・・・容器本体
51・・・・・・・開口部

Claims (3)

  1. 円筒状の注出筒と、注出筒の外周下端に容器本体と融着可能なフランジを周設し、注出筒の下端内側に設けた閉鎖板を破断して開口可能なキャップ本体と、ヒンジを介してキャップ本体の注出筒に嵌合するヒンジキャップと、からなる口栓において、
    前記ヒンジキャップの内面にインナーリングを有し、
    インナーリングが注出筒先端の周縁内側に当接し、
    注出筒先端の外側周縁に、上下に並んだ二重の環状突起を有しており、ヒンジキャップの内壁先端の内側に前記二重の環状突起のそれぞれが当接して密封可能としたことを特徴とする口栓。
  2. ヒンジキャップの内壁先端内側に、キャップ周状突起を有することを特徴とする請求項1に記載の口栓。
  3. 前記閉鎖板が前記注出筒の底面部に位置すると共に、閉鎖板が破断可能な脆弱部で囲まれており、
    閉鎖板の一端に支柱を介してプルリングを有し、
    脆弱部が、プルリング反対側端部に凸のR形状部と、凸のR形状部両側に凹のR形状部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の口栓。
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