JP6910497B1 - 電源電圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源電圧制御装置のコイルとコンデサは固定されているので、スイッチング周波数が変化した場合、出力電圧のリップルおよび発振の誘発のおそれがある。【解決手段】複数のコイルとコンデンサのペアを設け、切り替え器を用いて、選択したスイッチング周波数に適合したコイルとコンデンサを接続し、それ以外のコイルとコンデンサを電気的に切り離し、スイッチング素子と接続してスイッチングレギュレータを構成した。これにより、出力電圧の発振懸念がなくなるとともに電圧リップルを抑制し、安定した出力電圧を得ることができる。【選択図】図1

Description

本願は、電源電圧制御装置に関する。
車両がネットワークに接続され、様々な情報サービスを受けることが可能になるコネクテッドカーが普及し始めている。そのような、ネットワークに接続される車両に搭載されている電子機器と、車両外の電子機器との間では、様々な情報を送受信することになる。このため、送受信する情報量、処理量が膨大となる。それゆえ、様々な、情報処理装置、集積回路、電子部品を搭載する制御装置において、各部品に適合した安定した電源を供給する必要が生じる。
特許文献1には、負荷電流を安定化させるスイッチング回路が開示されている。そのスイッチング回路では、低負荷時にPFM(Pulse Frequency Modulation)すなわちパルス周波数変調、高負荷時にPWM(Pulse Width Modulation)すなわちパルス幅変調により、電圧を制御している。
直流電源の正極側に接続された正極側スイッチング素子と、直流電源の負圧側に接続された負圧側スイッチング素子とが直列に接続線によって接続されている。接続線に設けられた接続点には、接続点と出力端子の間に設けられたコイルと、出力端子と直流電源の負極側との間に設けられたコンデンサとが設けられている。接続点と出力端子の間に設けられたコイルと、出力端子と直流電源の負極側との間に設けられたコンデンサは各1個であって固定されている。
特許第5855418号公報
電圧制御に必須であるコイルの最適なインダクタンスの値は、直流電源電圧Vin、出力電圧Vout、出力電流Iout、スイッチング周波数fsw、によって変化する。出力電流Iout、スイッチング周波数fswは実使用時に変動するにもかかわらず、インダクタンスの値が固定であると、電流リップルが増加し、最悪の場合発振を誘発する。
また、コイルの出力端子側と直流電源の負極側の間に接続するコンデンサの容量は、組み合わせられるインダクタンスの値、スイッチング周波数fsw、インダクタンスのリップル電流の変化に応じて、静電容量、ESR(Equivalent Series Resistance)すなわち等価直列抵抗、ESL(Equivalent Series Inductance)すなわち等価直列インダクタンスを変化させることが理想である。コンデンサの特性を固定した場合、スイッチング周波数fsw、インダクタンスのリップル電流の変化に対して、出力の電圧リップルが増加するおそれがある。
本願は、従来の電源電圧制御装置に於ける前述の課題を解決するためになされたものであり、スイッチング素子の制御による電源の供給において、スイッチング周波数fswが変化した場合においても、出力電圧のリップルおよび発振の誘発を防止する電源電圧制御装置を提供することを目的とする。
本願に係る電源電圧制御装置は、
直流電源の正極側に接続された正極側スイッチング素子と、
直流電源の負極側に接続された負極側スイッチング素子と、
直列に接続された正極側スイッチング素子と負極側スイッチング素子との中間点と出力端子の間に設けられた複数のコイルと、出力端子と直流電源の負極側との間に設けられた複数のコンデンサとの組み合わせと、
複数のコイルと複数のコンデンサから、ひとつのコイルとひとつのコンデンサの組合せが選択された場合、選択された以外のコイルとコンデンサの組合せを選択されたコイルとコンデンサの組合せから電気的に切り離す切替え器と、
正極側スイッチング素子と、負極側スイッチング素子とをオン、オフ制御し、オン、オフする周波数に応じてコイルとコンデンサの組合せを決定し、切り替え器を操作する制御部とを備えたものである。
本願に係る電源電圧制御装置によれば、選択したスイッチング周波数に適合したコイルとコンデンサを採用することができるため、出力電圧の発振懸念がなくなるとともに電圧リップルを抑制し、安定した出力電圧を得ることができる。
実施の形態1に係る電源電圧制御装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る電源電圧制御装置のハードウェア構成図である。 実施の形態1に係るスイッチング周期とコイル、コンデンサを選択するためのデータを示す図である。 実施の形態1に係る負荷電流が一定時の電圧制御を示すタイミングチャートである。 実施の形態1に係る負荷電流が増加する場合の電源電圧制御を示すタイミングチャートである。 実施の形態2に係る電源電圧制御装置の構成を示す図である。 実施の形態3に係る電源電圧制御装置の構成を示す図である。 実施の形態4に係るスイッチング周期とコイル、コンデンサを選択するためのデータを示す図である。
以下、本願に係る電源電圧制御装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
1.実施の形態1
図1は、実施の形態1に係る電源電圧制御装置100の構成を示す図である。図2は、実施の形態1に係る電源電圧制御装置100のハードウェア構成図である。図3は、実施の形態1に係るスイッチング周期とコイル、コンデンサを選択するためのデータを示す図である。図4は、実施の形態1に係る負荷電流が一定時の電圧制御を示すタイミングチャートである。図5は、実施の形態1に係る負荷電流が増加する場合の電源電圧制御を示すタイミングチャートである。
図1は、実施の形態1に係る電源電圧制御装置100の構成を示す。電源電圧制御装置100は、発振回路65と、再書き込み可能なプログラムとデータ、並びにタイマ、分周器を保有した制御モジュール60を有する。制御モジュール60は、出力電圧Voutをモニタするためのモニタ電圧Vf、リファレンス電圧Vr、フィードバック電流の電圧変換した値である電流余裕値Vlを入力する。
制御モジュール60はこれらの入力に応じて、負荷が変動しても出力電圧を目標の電圧に安定させるために、直列に接続された正極側スイッチング素子1と負極側スイッチング素子2、コイル、コンデンサから構成されたスイッチングレギュレータの周波数とデューティを適切に制御する。そして、スイッチングレギュレータに接続する最適なコイルとコンデンサのペアを複数のコイルとコンデンサのペアの中からスイッチング周波数に応じて選択し、切り替え器5と切り替え器7を操作する。すなわち、スイッチング周波数を選択すると、切り替え器5と切り替え器7によって、当該周波数に適合したコイルとコンデンサペアのみが回路に接続され、それ以外のペアが電気的に切り離される構成となっている。
<制御モジュールのハードウェア構成>
図2は、実施の形態1に係る電源電圧制御装置100の構成要素である、制御モジュール60のハードウェア構成図である。本実施の形態では、制御モジュール60は、電源電圧制御装置100のスイッチングレギュレータを制御し、また切り替え器5と切り替え器7を操作して、スイッチングレギュレータが駆動するコイルとコンデンサをスイッチングレギュレータの駆動周波数に応じて切り替えている。制御モジュール60の各機能は、制御モジュール60が備えた処理回路により実現される。具体的には、制御モジュール60は、図2に示すように、処理回路として、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置90(コンピュータ)、演算処理装置90とデータのやり取りをする記憶装置91、演算処理装置90に外部の信号を入力する入力回路92、及び演算処理装置90から外部に信号を出力する出力回路93等を備えている。
演算処理装置90として、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、IC(Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、各種の論理回路、及び各種の信号処理回路等が備えられてもよい。また、演算処理装置90として、同じ種類のものまたは異なる種類のものが複数備えられ、それらが各処理を分担して実行してもよい。記憶装置91として、演算処理装置90からデータを読み出し及び書き込みが可能に構成されたRAM(Random Access Memory)、演算処理装置90からデータを読み出し可能に構成されたROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が備えられている。入力回路92は、各種のセンサ及びスイッチが接続され、これらセンサ及びスイッチの出力信号を演算処理装置90に入力するA/D変換器等を備えている。出力回路93は、電気負荷が接続され、これら電気負荷に演算処理装置90からの制御信号を変換して出力する駆動回路等を備えている。
制御モジュール60が備える各機能は、演算処理装置90が、ROM等の記憶装置91に記憶されたソフトウェア(プログラム)を実行し、記憶装置91、入力回路92、及び出力回路93等の制御モジュール60の他のハードウェアと協働することにより実現される。なお、制御モジュール60が用いる閾値、判定値等の設定データは、ソフトウェア(プログラム)の一部として、ROM等の記憶装置91に記憶されている。
図1の制御モジュール60の内部に記載されたタイマ、分周器、そして正極側スイッチング素子1と負極側スイッチング素子2を駆動するドライバ、切り替え器5と切り替え器7を操作する出力は、それぞれソフトウェアのモジュールで構成されるものであってもよいが、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって構成されるものであってもよい。
<電圧調整>
図1の、個別の回路、信号について説明する。電源電圧制御装置100の出力端子11の出力電圧Voutは、抵抗R1、R2で分圧されたモニタ電圧Vfとして制御モジュール60に入力線9から入力される。また、電源電圧制御装置100の出力すべき電圧が、リファレンス電圧Vrとして入力線10から入力される。
電源電圧制御装置100の出力電流ILの過不足に関するパラメータである電流余裕値Vlが入力線8から入力される。出力電流ILから負荷電流Ioutを差し引いた差分にオフセット電流Iosを加算した電流値(IL−Iout+Ios)の電圧変換値である電流余裕値Vlが制御モジュールへ入力される。(IL−Iout)がマイナスの値を取る場合、すなわち電流が図1の矢印と逆の向きに流れる場合の電流値も正確に制御モジュールへ伝えるために、オフセット電流Iosを加算している。これによって、制御モジュール60へは必ず正の電圧が入力される。
制御モジュール60は、発振回路65から供給される基準クロックを分周する分周器、およびこれをカウントするタイマとプログラム、データを格納する記憶装置91を内蔵している。制御モジュール60は、基準クロックに同期して正極側スイッチング素子1(M1)、負極側スイッチング素子2(M2)のオン、オフ制御を行う。正極側スイッチング素子1(M1)は直流電源の正極側3に接続され、負極側スイッチング素子2(M2)は直流電源の負極側4に接続されている。正極側スイッチング素子1(M1)と負極側スイッチング素子2(M2)は直列に中間点で接続されている。
<スイッチング周期、コイル、コンデンサの選択>
電源電圧制御装置100は、スイッチング周波数に適合する複数のコイルL1、L2、・・・、Lnと、複数のコンデンサC1、C2、・・・、Cnの組み合わせ、(L1、C1)、(L2、C2)、・・・、(Ln、Cn)を搭載している。図1では、コイル、コンデンサともn種類の組合せの例を示している。これらのコイルとコンデンサは、例えば半導体チップの中に作りこんでおくこともできるし、ディスクリート部品を制御モジュール60の印刷配線基板に実装して内蔵させてもよい。
図3は、実施の形態1に係るスイッチング周期とコイル、コンデンサを選択するためのデータを示している。閾値Vth1、Vth2、Vth3を設け、電流余裕値Vlの値に応じて、スイッチング周期、コイル、コンデンサのセット(Tswk、Lk、Ck)を決定する(k=1から4)。図3では、4種類のスイッチング周期Tsw、コイル、コンデンサの組合せを示している。
選択可能なスイッチング周期Tswkはここでは、基準クロック周期Tbaseの逓倍とし、電流余裕値Vlに応じて最適なスイッチング周期Tswk、コイルLkとコンデンサCkの組み合わせを選択する。基本的には、大きくなる負荷電流Ioutに追随させることで大きくなる出力電圧Voutのノイズを抑えるために、Tswkを短くしてスイッチング周波数を高くし、かつ、小さなインダクタを持つコイルを選択するようにする。
制御モジュール60は決定したスイッチング周期Tswkに適合したLkとCkを選択するため、スイッチで構成された切り替え器5と切り替え器7へ制御指示を出力し、これによって切り替え器5と切り替え器7は、選択されたLk、Ckのみを回路に接続し、それ以外のコイルとコンデンサを回路から切り離す。切り替え器5と切り替え器7は、リレーにより構成され機械的スイッチで切り換えることとしてもよいが、半導体スイッチからなるマルチプレクサを使用してもよい。
制御モジュール60は、スイッチングレギュレータを構成する、正極側スイッチング素子1(M1)と、負極側スイッチング素子2(M2)を駆動するが、デッドタイム(両方のスイッチング素子が同時にオフする期間)を設けることとしてもよい。制御モジュール60内のプログラムとデータは外部から読み出し、書き込み可能とすることができる。
実施の形態1では、直流電源の正極側3に接続された正極側スイッチング素子1と、直流電源の負極側4に接続された負極側スイッチング素子2とを備えている。直列に接続された正極側スイッチング素子1と負極側スイッチング素子2との中間点6と出力端子11の間には、複数のコイル31、32、33が備えられ、出力端子11と直流電源の負極側4との間に複数のコンデンサ41、42、43が備えられ、コイルとコンデンサとの組み合わせが複数接続される。切り替え器5、7によって複数のコイルと複数のコンデンサの組合せから、ひとつのコイルとひとつのコンデンサの組合せが選択され、選択された以外のコイルとコンデンサの組合せが、電気的に切り離される。制御モジュール60は、定電圧制御のために電流余裕値Vlを算出し、電流余裕値Vlに応じて、スイッチング周波数、コイル、コンデンサのセットを決定し、即ちスイッチング周波数からコイルとコンデンサの種類が決定されることとなる。これによって、スイッチング周波数に応じた、最適なコイルとコンデンサによって、安定した電源電圧を得ることができ、発振の恐れ、リップルの増大などを回避することができる。
また、図1に示されているように、切り替え器5、7に示されているように、複数のコイル31、32、33はそれぞれ複数の選択入力端子21、22、23と複数の選択出力端子51、52、53の間に設けられ、複数のコンデンサ41、42、43はそれぞれ複数の選択出力端子51、52、53と直流電源の負極側4との間に設けられている。切り替え器5、7は、選択されたコイルとコンデンサの組合せに対応する選択入力端子21、22、23を中間点6に接続し、選択されたコイルとコンデンサの組合せに対応する選択出力端子51、52、53を出力端子11に接続する。比較的簡単な回路で、最適なコイルとコンデンサを選択して接続することができるので、効果的である。
2.実施の形態2
図6は、実施の形態2に係る電源電圧制御装置101の構成を示す図である。図6では、特定のコイルとコンデンサのペアを選択するための配線の別の構成を示している。
図6では。複数のコイル31、32、33はそれぞれ複数の選択入力端子21、22、23と出力端子11の間に設けられている。そして、複数のコンデンサ41、42、43はそれぞれ出力端子11と複数の選択接地端子71、72、73との間に設けられている。切り替え器5、12では、正極側スイッチング素子と負極側スイッチング素子の間の中間点6と選択入力端子21、22、23のいずれかが接続される。
切り替え器5、71は、選択されたコイルとコンデンサの組合せに対応する選択入力端子21、22、23を中間点6に接続し、選択されたコイルとコンデンサの組合せに対応する選択接地端子71、72、73のいずれかが直流電源の負極側4に接続される。制御モジュール61が、電流余裕値Vlに応じて、スイッチング周波数、コイル、コンデンサのセットを決定し、選択したコイル、コンデンサだけを接続し、他のコイルとコンデンサの組み合わせは回路から切り離している。切り替え器5によって、正極側スイッチング素子と負極側スイッチング素子の間の中間点6が、コイルのつながる選択入力端子21、22、23のいずれかに接続される。この時接続したコイルとペアになっているコンデンサの選択接地端子71、72、73のいずれかが、直流電源の負極側4と接続される。
図6のように構成することで、比較的簡単な回路で、最適なコイルとコンデンサを選択して接続することができるので、効果的である。切り替え器5と切り替え器12は、リレーにより構成され機械的スイッチで切り換えることとしてもよいが、半導体スイッチからなるマルチプレクサを使用してもよい。また、図5では、各コンデンサの接地側に切り替え器12を設けたが、各コンデンサの出力端子11側に設けてもよい。
3.実施の形態3
図7は、実施の形態3に係る電源電圧制御装置102の構成を示す図である。図7では、スイッチングレギュレータを構成する、複数のコイル131、132、133と複数のコンデンサ141、142、143を同一チップ上に集積する、もしくは制御モジュールの印刷配線基板に設けるのではなく、制御モジュールの外側に取り付ける構成である。この場合、コイルLとコンデンサCの選択できる組み合わせ数に応じて、外部端子121、122、123を設ける。
実施の形態1に係る図1と同様に、制御モジュールからの操作によって切り替え器5と切り替え器7によって、複数のコイルLとコンデンサCの組み合わせのうちの1つのみが、スイッチングレギュレータ回路を構成し、他の組み合わせのコイルLとコンデンサCは電気的に切り離される。
このように構成することにより、複数のコイルと複数のコンデンサを同一チップ上に集積する場合は使用が困難であった、大きなインダクタンスを有するコイル、大容量のコンデンサを使用することができる。また、制御モジュールに内蔵された印刷配線基板に実装した場合は、取り外し、後付け、別の種類の部品への交換作業に手間がかかっていた。制御モジュールの外側、複数のコイルと複数のコンデンサを設置することで、取り外し、後付け、別の種類の部品への交換が容易となるので意義が大きい。
4.実施の形態4
図8は、実施の形態4に係るスイッチング周期とコイル、コンデンサを選択するためのデータを示す図である。実施の形態4に係る電源電圧制御装置は、制御仕様の変更が必要となった場合に、スイッチングレギュレータを構成する複数のコイルと複数のコンデンサを交換し、制御モジュールのソフトウェアを書き換えることで対応できるものである。
電源電圧制御装置に対する想定負荷が当初の仕様から変更された場合について説明する。例えば、想定負荷が減少した場合、最適な(スイッチング周期Tsw、コイルL、コンデンサC)のセットが新たに必要となることが考えられる。
新たな要求仕様に対して、実施の形態3に係る図7の電源電圧制御装置102のような構成としておけば、インダクタンスの異なるコイルL、容量が異なるコンデンサCへの交換が容易である。必要とされる電流仕様に対応した外付けのコイルL、コンデンサCの組み合わせを外部端子に接続すればよい。
新たな仕様に対応させるため、スイッチング周期とコイル、コンデンサを選択するためのデータを差し替える必要がある。例えば、実施の形態1に係る、図3のスイッチング周期とコイル、コンデンサを選択するためのデータが設定されていた場合に、図8のスイッチング周期とコイル、コンデンサを選択するためのデータに変更する場合を想定する。
図3に示したデータを図8のデータにリモートチャンネル(外部書き換え機)66を使って書き換える。リモートチャンネル66は、図1、6、7でリモートCHと記載しているが、ROMライターであってもよいし、制御モジュールの取り外しが不要な専用の外部書き込み機であってもよい。これにより、電源電圧制御装置の開発当初に想定されなかった仕様の変更に対しても、外付け部品との組み合わせにより、最適な電源を安定供給することが可能となる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 正極側スイッチング素子、2 負極側スイッチング素子、3 直流電源の正極側、4 直流電源の負極側、5、7、12 切り替え器、6 中間点、11 出力端子、21、22、23 選択入力端子、31、32、33、131、132、133 コイル、41、42、43、141、142、143 コンデンサ、51、52、53 選択出力端子、60、61 制御モジュール、71、72、73 選択接地端子、100、101、102 電源電圧制御装置

Claims (6)

  1. 直流電源の正極側に接続された正極側スイッチング素子と、
    前記直流電源の負極側に接続された負極側スイッチング素子と、
    直列に接続された前記正極側スイッチング素子と前記負極側スイッチング素子との中間点と出力端子の間に設けられた複数のコイルと、前記出力端子と前記直流電源の負極側との間に設けられた複数のコンデンサとの組み合わせと、
    前記コイルと前記コンデンサの複数の組合せから、前記コイルと前記コンデンサのひとつの組合せが選択された場合、選択された以外の前記コイルと前記コンデンサの組合せを選択された前記コイルと前記コンデンサの組合せから電気的に切り離す切り替え器と、
    前記正極側スイッチング素子と、前記負極側スイッチング素子とをオン、オフ制御し、オン、オフする周波数に応じて前記コイルと前記コンデンサの組合せを決定し、前記切り替え器を操作する制御部とを備えた電源電圧制御装置。
  2. 複数の前記コイルはそれぞれ複数の選択入力端子と複数の選択出力端子の間に設けられ、
    複数の前記コンデンサはそれぞれ複数の前記選択出力端子と前記直流電源の負極側との間に設けられ、
    前記切り替え器は、選択された前記コイルと前記コンデンサの組合せに対応する前記選択入力端子を前記中間点に接続し、選択された前記コイルと前記コンデンサの組合せに対応する前記選択出力端子を前記出力端子に接続する請求項1に記載の電源電圧制御装置。
  3. 複数の前記コイルはそれぞれ複数の選択入力端子と前記出力端子の間に設けられ、
    複数の前記コンデンサはそれぞれ前記出力端子と複数の選択接地端子との間に設けられ、
    前記切り替え器は、選択された前記コイルと前記コンデンサの組合せに対応する前記選択入力端子を前記中間点に接続し、選択された前記コイルと前記コンデンサの組合せに対応する前記選択接地端子を前記直流電源の負極側に接続する請求項1に記載の電源電圧制御装置。
  4. 前記制御部は、前記制御部の記憶装置に格納された書き換え可能なソフトウェアに基づいて、前記出力端子の出力電圧とフィードバック電流に応じて、前記正極側スイッチング素子と前記負極側スイッチング素子の制御周波数とデューティを制御し、前記制御周波数に応じて前記切り替え器を操作する請求項1から3のいずれか一項に記載の電源電圧制御装置。
  5. 前記中間点と前記出力端子の間に設けられた複数の前記コイルと、前記出力端子と前記直流電源の負極側との間に設けられた複数の前記コンデンサとは、前記制御部の外部に取り付けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の電源電圧制御装置。
  6. 前記中間点と前記出力端子の間に設けられた前記コイルと、前記出力端子と前記直流電源の負極側との間に設けられたコンデンサが変更されるとともに、記憶装置に格納されたソフトウェアが書き換えられることによって仕様変更が可能である請求項4または5に記載の電源電圧制御装置。
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