JP6909574B2 - 形状測定装置の制御方法 - Google Patents

形状測定装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6909574B2
JP6909574B2 JP2016231064A JP2016231064A JP6909574B2 JP 6909574 B2 JP6909574 B2 JP 6909574B2 JP 2016231064 A JP2016231064 A JP 2016231064A JP 2016231064 A JP2016231064 A JP 2016231064A JP 6909574 B2 JP6909574 B2 JP 6909574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement command
speed
measurement
command
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016231064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018087743A (ja
Inventor
野田 孝
孝 野田
博美 出口
博美 出口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2016231064A priority Critical patent/JP6909574B2/ja
Priority to US15/819,274 priority patent/US10724840B2/en
Priority to DE102017221294.2A priority patent/DE102017221294A1/de
Priority to CN201711229180.0A priority patent/CN108120414B/zh
Publication of JP2018087743A publication Critical patent/JP2018087743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6909574B2 publication Critical patent/JP6909574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/004Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points
    • G01B5/008Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points using coordinate measuring machines
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B21/00Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant
    • G01B21/20Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring contours or curvatures, e.g. determining profile
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B21/00Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant
    • G01B21/02Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness
    • G01B21/04Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness by measuring coordinates of points
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/04Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
    • G05B19/041Function-oriented details
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/401Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control arrangements for measuring, e.g. calibration and initialisation, measuring workpiece for machining purposes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

本発明は、形状測定装置の制御方法に関する。
測定対象物の表面に沿って測定子を倣い移動させることで測定対象物の形状を測定する形状測定装置が知られている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
倣い測定にあたっては、倣い測定の経路を生成しておく必要がある。
特許文献1に記載の装置では、CADデータ等に基づいた設計値(例えばNURBS(Non−UniformRationalB−Spline:非一様有理Bスプライン)データ)を所定次数の多項式曲線群に変換する。
この手順を簡単に説明すると、まず、外部のCADシステム等から経路情報を含んだCADデータ(例えばNURBSデータ)を受け取り、このCADデータを点群のデータに変換する。各点のデータは、座標値(x、y、z)と法線方向(P、Q、R)とを組み合わせたデータである(つまり、(x、y、z、P、Q、R)である。)本明細書では、以後の説明のため、(x、y、z、P、Q、R)の情報をもつ点群のデータを輪郭点データと称することにする。
次に、各点の座標値を法線方向に所定量だけオフセットする。(所定量とは、具体的には、測定子半径r―基準押込み量E0である。)このようにして求めた点群データをオフセット済み輪郭点データと称することにする。
そして、オフセット済み輪郭点データを所定次数の多項式曲線群に変換する。
ここでは、多項式として三次関数を用い、PCC曲線群(Parametric Cubic Curves)とする。このPCC曲線を元にワークを測定する経路を生成する。さらに、PCC曲線を分割して分割PCC曲線群とする。
分割PCC曲線群から速度曲線を算出してプローブの移動速度(移動ベクトル)を算出する。(例えば分割PCC曲線群の各セグメントの曲率などに基づいてプローブの移動速度(移動ベクトル)を設定する。)
このように算出された移動速度に基づいてプローブを移動させ、測定対象物の表面に倣って測定子を移動させる(パッシブ設計値倣い測定)。
さらに、プローブの押し込み量を一定にするように押込み修正ベクトルを時々刻々算出して、軌道修正しながら倣い測定する方法も知られている(特許文献2)。ここでは、このような設計値倣いを「アクティブ設計値倣い測定」と称することにする。
特許文献2(特開2013−238573号公報)に開示された「アクティブ設計値倣い測定」を簡単に紹介する。
「アクティブ設計値倣い測定」では、次の(式1)で表わされる合成ベクトルVをプローブの移動指令とする。プローブが合成ベクトルVに基づく移動を行うと、プローブ(測定子)はPCC曲線に沿うように移動しつつ、押込み量を一定としたワーク表面倣い測定、つまり、「アクティブ設計値倣い測定」が実現される。
V=Gf×Vf+Ge×Ve+Gc×Vc ・・・(式1)
図1を参照しながら式の意味を簡単に説明する。
図1において、設計データ(輪郭点データ)から所定量(測定子半径r―基準押込み量E0)オフセットしたところにPCC曲線(つまり、倣い経路)がある。
また、図1においては、実際のワークが設計データから少しずれている。
ベクトルVfは経路速度ベクトルである。
経路速度ベクトルVfは、PCC曲線上の補間点(i)から次の補間点(i+1)に向かう方向をもつ。なお、経路速度ベクトルVfの大きさは、例えば、補間点(i)におけるPCC曲線の曲率に基づいて決定される(例えば特許文献3)。
ベクトルVeは、押込み量修正ベクトルであり、プローブの押込み量Epが所定の基準押込み量E0(例えば0.3mm)になるようにするためのベクトルである。(押込み量修正ベクトルVeは、必然的に、ワーク表面の法線に平行となる。)
ベクトルVcは、軌道修正ベクトルである。軌道修正ベクトルは、プローブ位置からPCC曲線に下ろした垂線に平行である。Gf、Ge、Gcはそれぞれ倣い駆動ゲイン、押込み方向修正ゲイン、軌道修正ゲインである。
特開2008−241420号公報 特開2013−238573号公報 特開2014−21004号公報
PCC曲線を図2に例示する。
点P1から点P7まで一続きのPCC曲線L_PCCがあり、このPCC曲線L_PCCは、点Pにより複数のセグメントに分割されている。(各セグメントもPCC曲線である。)各セグメントの終了点は、次のセグメント(PCC曲線)の開始点となっている。セグメントの開始点の座標を(KX0、KY0、KZ0)と表わし、そのPCC曲線における始点と終点との間の直線の長さをDとする。このように定義すると、PCC曲線上の任意の位置における座標{X(S)、Y(S)、Z(S)}は、3次曲線を表わすための係数(KX3、KX2・・・・KZ1、KZ0)を用い、次の式で表される。
X(S)=KX3+KX2+KX1S+KX0
Y(S)=KY3+KY2+KY1S+KY0
Z(S)=KZ3+KZ2+KZ1S+KZ0
ワークが平面や曲率一定の円で構成されているような単純形状であれば、倣い測定の経路も直線や円といった単純形状でよく、PCC曲線を数多くのセグメントに分割する必要はない。
しかし、ワークの測定部位が複雑な形状をしており、かつ、このような測定部位に精度良く追随しながら高精度の倣い測定を行うためには、PCC曲線を細かく分割してセグメント数を増やさなければならない。例えば、図3のような曲線の輪郭形状を倣い測定するとなると、図4に例示するように例えば曲率が変化するところでセグメントに分割しなければならない。
この場合、次のような問題が生じていた。
セグメント数が増えれば、それだけ測定命令に含まれるパラメータ(PCC曲線の係数)が膨大になってくる。
形状測定機の制御装置(モーションコントローラ)の記憶容量にも上限があり、一続きの倣い測定経路であったとしても、膨大な情報(係数)が含まれた測定指令をまとめて一回で受け取れないし、処理もできない。したがって、制御装置(モーションコントローラ)の記憶容量を超えないように測定指令を分割しなければならない。
例えば、制御装置(モーションコントローラ)の記憶容量として、いま8つのセグメントの係数情報(測定指定)まで記憶できるとする。(実際のマシンでは、数千(例えば2000個分)のセグメントを記憶できるが、ここは分かりやすく数字を小さくしている。)すると、図5に例示するように、測定指令は分割されることになる。測定指令C1には8つ分のセグメントの情報が含まれ、その次の測定指令C2にも8つ分のセグメントの情報が含まれる。
現状、分割された個々の測定指令は分断され、関連の無い別々の測定指令(測定部位)として処理されることになる。測定指令ごとに分離したイメージを図6に例示する。(測定指令C1と測定指令C2との間に繋がりが無くなる。)
一の測定指令(測定コマンド)は「アプローチ→倣い測定→停止→リトラクション」となっているので、一の測定指令と次の測定指令との間に、「停止→リトラクション→アプローチ」という動作が発生する。図7には測定指令Cごとの速度計画を例示している。この図7に例示するように、測定指令C1の最後でプローブの移動速度はゼロになって停止し、リトラクションし、次にアプローチを行って測定指令C2に移行する。
しかも、「リトラクション」してから次の「アプローチ」が開始するまでの時間が結構ある。
リトラクションしたあとで制御装置が次の測定指令を受け取り、それから、各セグメントの曲率に応じて速度計画を作成する。この演算時間が待ち時間となっている。
制御装置(モーションコントローラ)の記憶容量の上限に近い大きなデータを受け取ったり演算したりするとなると、待ち時間がかなり長くなる。
一連であるはずの測定動作の途中で形状測定機が完全に停止してしまうと、ユーザとしてみれば不安を感じる可能性がある。また、データ処理としては、一連の測定経路のはずなので、分割した測定指令で得たサンプリングデータを最終的には繋ぎ合わせる処理が発生することになる。
しかし、このような繋ぎ合わせの処理は煩雑な処理である。また、停止処理が間に入ると、減速や加速の影響を受け、測定精度が低下する要因となる。
本発明の目的は、仮に倣い測定経路が複雑であったとしても、停止せずに一連の動きとして測定動作を継続することができる形状測定装置の制御方法を提供することにある。
本発明の形状測定装置の制御方法は、
先端に測定子を有するプローブと、
前記プローブを移動させる移動機構と、を備え、
前記測定子とワーク表面との接触を検知して前記ワークの形状を測定する形状測定装置の制御方法であって、
前記ワークの設計データに基づいて前記測定子を移動させる倣い経路を求め、前記プローブの前記ワークへの押込み量を基準押込み量に保つように制御しながら前記測定子を前記倣い経路に沿って移動させるにあたって、
前記倣い経路を所定数のセグメントごとに分割して、前記所定数のセグメントごとにひとまとまりの測定指令Ci(iは1からn+1の整数)とし、
測定指令Ciを実行している間に、その次の測定指令Ci+1の速度パターン計画を作成し、
このとき、前記測定指令Ciの速度パターン計画Pviの終速度と、前記測定指令Ci+1の速度パターン計画Pvi+1の初速度と、が同じになるように計画し、
前記測定指令Ciの最後と前記測定指令Ci+1の最初とを連続させて、前記プローブを停止させずに移動させる
ことを特徴とする。
ただし、前記測定指令Ciの速度パターン計画Pviの終速度と、前記測定指令Ci+1の速度パターン計画Pvi+1の初速度と、は0mm/secではない。
本発明の一実施形態では、
前記測定指令Ciの速度パターン計画Pviの終速度は、1mm/sec〜5mm/secの低速に設定される
ことが好ましい。
本発明の一実施形態では、
一の測定指令Ciに対応した速度パターン計画を生成するのに要する時間を計画演算時間Tpとするとき、
測定指令Ciを実行している間に、現在時刻からこの測定指令Ciの終了予定時刻までのギャップタイムを時々刻々算出し、
前記ギャップタイムが前記計画演算時間Tpよりも長い場合には、前記測定指令Ci+1の速度パターン計画Pvi+1の初速度を前記測定指令Ciの速度パターン計画Pviの終速度と同じにする連結用速度計画を生成し、
前記ギャップタイムが前記計画演算時間Tpよりも短い場合には、前記測定指令Ci+1の速度パターン計画Pvi+1の初速度はゼロとする個別用速度計画を生成する
ことが好ましい。
本発明の一実施形態では、
前記測定指令Cnに含まれるセグメントの数と前記測定指令Cn+1に含まれるセグメントの数とを平均化する
ことが好ましい。
設計データ(輪郭点データ)と、PCC曲線と、合成ベクトルVと、の関係を模式的に示す図である。 PCC曲線を例示する図である。 複雑な倣い測定経路(PCC曲線)を例示する図である。 PCC曲線をセグメントに分割した例を示す図である。 分割した測定指令を例示する図である。 分割した測定指令を例示する図である。 測定指令Cごとの速度計画を例示した図である。 形状測定システムの全体構成を示す図である。 モーションコントローラおよびホストコンピュータの機能ブロック図である。 測定指令取得部の構成を示す図である。 移動指令生成部の構成を示す図である。 第1バッファと第2バッファとに測定指令Ci、Ci+1が格納された状態を模式的に表わす図である。 ホストコンピュータ500からモーションコントローラに測定指令を与える動作を説明するためのフローチャートである。 分割した測定指令(分割測定指令)Ciを生成する手順を示すフローチャートである。 PCC曲線を4つのセグメントごとに分割した例を示す図である。 第1バッファと第2バッファとに交互に測定指令を格納する動作を説明するためのフローチャートである。 バッファ321、322に格納された測定指令Ciに基づいて速度パターンを作成する手順を示すフローチャートである。 個別用速度計画を例示する図である。 連結用速度計画を例示する図である。 測定指令Ciと速度パターン計画Pviとに基づき、プローブを倣い移動させる手順を示すフローチャートである。 測定指令Ciと速度パターン計画Pviとに基づき、プローブを倣い移動させる手順を示すフローチャートである。 連結判定の手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
図8は、形状測定システム100の全体構成を示す図である。
形状測定システム100は、三次元測定機200と、三次元測定機200の駆動を制御するモーションコントローラ300と、モーションコントローラ300を制御すると共に必要なデータ処理を実行するホストコンピュータ500と、を備える。
三次元測定機200は、定盤210と、移動機構220と、プローブ230と、を備える。
移動機構220は、定盤210上をY方向にスライド可能に設けられた門型のYスライダ221と、Yスライダ221のX方向のビームに沿ってスライドするXスライダ222と、Xスライダ222に固定されたZ軸コラム223と、Z軸コラム223内をZ方向に昇降するZスピンドル224と、を備える。
Yスライダ221、Xスライダ222およびZスピンドル224には、それぞれ駆動モータ(不図示)とエンコーダ(不図示)とが付設されている。
モーションコントローラ300からの駆動制御信号によって各駆動モータが駆動制御される。
エンコーダは、Yスライダ221、Xスライダ222およびZスピンドル224それぞれの移動量を検出し、検出値をモーションコントローラ300に出力する。
Zスピンドル224の下端にプローブ230が取り付けられている。
プローブ230は、測定子232を先端側(−Z軸方向側)に有するスタイラス231と、スタイラス231の基端側(+Z軸方向側)を支持する支持部233と、を備える。測定子232は、球状であって、測定対象物Wに接触する。
支持部233は、スタイラス231に外力が加わった場合、すなわち測定子232が測定対象物に当接した場合にはスタイラス231が一定の範囲内でX、Y、Z軸の各軸方向に移動可能となるようにスタイラス231を支持している。
さらに、支持部233は、スタイラス231の各軸方向の位置をそれぞれ検出するためのプローブセンサー(不図示)を備える。
プローブセンサは検出値をモーションコントローラ300に出力する。
(モーションコントローラ300の構成)
図9は、モーションコントローラ300およびホストコンピュータ500の機能ブロック図である。
モーションコントローラ300は、測定指令取得部310と、カウンタ部330と、移動指令生成部340と、駆動制御部350と、を備える。
測定指令取得部310は、ホストコンピュータ500からPCC曲線データを取得する。
測定指令取得部310の構成を図10に示す。
測定指令取得部310は、メモリコントローラ311と、第1バッファ321と、第2バッファ322と、メモリフラグ情報格納部312と、を有する。
測定指令取得部310は、メモリ装置なのであるが、敢えて、メモリを複数(ここでは2つ)に分離している。測定指令取得部310の全容量として、例えば、セグメント2000個分の測定指令を格納できるとすると、第1バッファ321と第2バッファ322とはそれぞれセグメント1000個分ずつの測定指令を格納できる。
図12は、第1バッファ321と第2バッファ322とに測定指令Ci、Ci+1が格納された状態を模式的に表わす図である。
本実施形態の説明を分かりやすくするため、数字を小さくして、測定指令取得部310の全容量としてセグメント8個分の測定指令を格納でき、それを第1バッファと第2バッファとに振り分け、第1バッファと第2バッファとはそれぞれセグメント4個分ずつの測定指令を格納できるとする。
後の説明のため、一のバッファに格納できるセグメント数の最大値をPとおく。
測定指令取得部310には、メモリフラグ情報格納部312が付設されている。
メモリフラグ情報格納部312には、バッファ識別フラグBと、バッファステータスフラグSB(1)、SB(2)と、が格納される。
バッファ識別フラグBは、第1バッファ321と第2バッファと322を交互に使用するため、次に使用するバッファを示すフラグであって、値が1と2とで交互に切り替わる。
バッファステータスフラグSB(1)、SB(2)としては、
第1バッファ321のステータスフラグである第1ステータスフラグSB(1)と、
第2バッファ322のステータスフラグである第2ステータスフラグSB(2)と、がある。
第1ステータスフラグSB(1)も第2ステータスフラグSB(2)も値が0と1とで交互に切り替わる。本実施形態では、"0"は書き込み可能状態を表わし、"1"は書き込み不可状態を表わすとする。
カウンタ部330は、エンコーダから出力される検出信号をカウントして各スライダの変位量を計測するとともに、プローブセンサから出力される検出信号をカウントしてプローブ230(スタイラス231)の変位量を計測する。
計測されたスライダおよびプローブ230の変位から測定子232の座標位置PP(以下、プローブ位置PP)が得られる。また、カウンタ部330にて計測されたスタイラス231の変位(プローブセンサの検出値(Px,Py,Pz))から、測定子232の押込み量(ベクトルEpの絶対値)が得られる。
移動指令生成部340は、プローブ230(測定子232)で測定対象物表面を測定するためのプローブ230(測定子232)の移動経路を算出し、その移動経路に沿った速度ベクトルを算出する。
移動指令生成部340の構成を図11に示す。
移動指令生成部340は、速度パターン計画部341と、ベクトル指令生成部344と、連結判定部345と、中央処理装置(CPU)348と、を備える。また、連結判定部345には、連結判定フラグ格納部346と、時間計測部347と、が付設されている。
各機能部の動作についてはフローチャートを参照しながら後述する。
駆動制御部350は、移動指令生成部340にて算出された移動ベクトルに基づいて、各スライダを駆動制御する。
なお、モーションコントローラ300には、手動コントローラ400が接続されている。
手動コントローラ400は、ジョイスティックおよび各種ボタンを有し、ユーザからの手動入力操作を受け付け、ユーザの操作指令をモーションコントローラ300に送る。
この場合、モーションコントローラ300(駆動制御部350)は、ユーザの操作指令に応じて各スライダを駆動制御する。
(ホストコンピュータ500の構成)
ホストコンピュータ500は、CPU511(CentralProcessingUnit)やメモリ等を備えて構成され、モーションコントローラ300を介して三次元測定機200を制御する。
ホストコンピュータ500は、さらに、記憶部520と、形状解析部530と、を備える。
記憶部520は、測定対象物(ワーク)Wの形状に関する設計データ(CADデータや、NURBSデータ等)、測定で得られた測定データ、および、測定動作全体を制御する測定制御プログラムを格納する。
形状解析部530は、モーションコントローラ300から出力された測定データに基づいて測定対象物の表面形状データを算出し、算出した測定対象物の表面形状データの誤差や歪み等を求める形状解析を行う。
また、形状解析部530は、設計データ(CADデータや、NURBSデータ等)からPCC曲線への変換等の演算処理も担う。
CPU511(中央処理装置)で測定制御プログラムを実行することにより本実施形態の測定動作が実現される。
ホストコンピュータ500には、必要に応じて、出力装置(ディスプレイやプリンタ)および入力装置(キーボードやマウス)が接続されている。
フローチャートを参照しながら本実施形態に係る形状測定装置の制御方法を説明する。
図13および図14を参照しながら、ホストコンピュータ500の動作を説明する。図13および図14の動作は、記憶部520に格納された制御プログラムおよび形状解析部530により実現されるものである。
図13は、ホストコンピュータ500からモーションコントローラ300に測定指令を与える動作を説明するためのフローチャートである。
まず、形状解析部530が外部から与えられたCADデータ等を利用して倣い測定経路となるPCC曲線を生成する(ST110)。この動作については背景技術で説明済みである。(例えば、図1−図3を参照されたい。)
さらに、PCC曲線の全セグメント数をMとおく(ST120)。
さて、モーションコントローラ300の測定指令取得部310は第1バッファ321と第2バッファ322とを有し、各バッファが受領できるセグメント数の最大値をPとした。したがって、もしPCC曲線の全セグメント数MがP以下であれば(ST130:NO)、一続きのPCC曲線に含まれる全セグメントの係数情報を1つの測定指令として測定指令取得部310は受領できる。
この場合、形状解析部530は、全セグメントの係数情報を1つの測定指令C1として生成し(ST131)、モーションコントローラ300の測定指令取得部310に送信する(ST132)。
この動作自体は従来技術と同じである。
一方、PCC曲線の全セグメント数MがPを超えてしまっていると(ST130:YES)、全セグメントの係数情報を1つの測定指令として測定指令取得部は受け取れない。本実施形態では、意図的に測定指令取得部310を2つのバッファに分割して一度に受領できるセグメント数(P)を小さくしているので、全セグメント数MがPを超える可能性が高い。
この場合、形状解析部530は、分割した測定指令Ciを生成する(ST140)。
基本的には、従来と同じように、1つの測定指令に含まれるセグメント数がバッファの容量以下になるようにすればよい。
本実施形態では、さらに、各測定指令に含まれるセグメント数が平均化するように工夫も加えているので、図14で順を追って紹介する。
図14は、分割した測定指令(分割測定指令)Ciを生成する手順を示すフローチャートである。
まず、全セグメント数Mとバッファ容量Pとの関係から、分割数(n+1)を決定する(ST141)。つまり、M=P×n+mを満たす最大の商nを決定し、残りを余りmとする。
単純にPCC曲線をP個のセグメントごとに分割して(n+1)個の測定指令を生成してもよいが、最後の余りmの部分を少し考慮して各測定指令Ciに含まれるセグメント数を平均化するようにする。すなわち、余りmが(P/4)よりも小さい場合には(ST142:YES)、最後の測定指令Cn+1だけが極端に情報量が少ない。そこで、測定指令C1から測定指令Cn−1については従来通りセグメント数をバッファ容量の最大値に合わせてPとするが、最後のところで、測定指令Cnと測定指令Cn+1とについては平均化して{(P+m)/2}とする(ST143)。
いま、PCC曲線を4つのセグメントごとに分割した例を図15に示した。
ここでは、最後の余りmが"1"であり、これは、P/4=1であるので(ST142:NO)、平均化処理(ST143)はせずに(ST144)、P(=4)ずつにPCC曲線を分割して、最後の測定指令Cn+1のセグメント数は1である。
なお、図14中では、Ns(Ci)は、測定指令Ciに含まれるセグメント数Nsを表わすと解釈されたい。
このようにして、測定指令Ci(i=1〜n+1)が生成される。
図13に戻って、以後、ホストコンピュータ500は、測定指令取得部310のバッファ321、322のいずれかが受信可能な態勢になると(ST160:YES)、測定指令C1から順番にモーションコントローラ300の測定指令取得部310に向けて測定指令Ciを送信する(ST170)。
測定指令取得部310のバッファ321、322が受信可能か否かはバッファステータスフラグSB(1)、SB(2)の値("0"か"1"か)で表わされ、ホストコンピュータ500は常にバッファステータスフラグSB(1)、SB(2)をモニタしている。
バッファステータスフラグSB(1)、SB(2)の値がどういうタイミングで更新されるかについては、後述する(図16のST214、ST224、図20のST441)。
次にモーションコントローラ側の動作を説明していく。
図16は、測定指令取得部310の第1バッファ321と第2バッファ322とに交互に測定指令を格納する動作を説明するためのフローチャートである。
図16の制御動作はメモリコントローラ311によって実行される。
メモリコントローラ311は、メモリフラグ情報格納部312に格納されているバッファ識別フラグB、および、バッファステータスフラグSB(1)、SB(2)の状態を参照することによってどちらのバッファにいつデータを格納するかを判断する。
まず、メモリコントローラ311は、バッファ識別フラグBの状態を確認する(ST210)。
バッファ識別フラグBの値は"1"と"2"とで交互に切り替わるのであるが、どのタイミングで切り替わるかについては後述する(図20のST402)。
バッファ識別フラグBの値が"1"ならば(ST210:YES)、第1バッファ321を使用する番であり、第1バッファ321のステータスを示す第1ステータスフラグSB(1)を確認する(ST211)。
ステータスフラグSB(1)、SB(2)は、バッファに書き込み可能なステータスならば"0"であり、バッファに書き込みできないステータスであれば"1"である。
(ステータスフラグSB(1)、SB(2)がどのタイミングで"0"に更新されるかについては後述する(図16のST214、ST224、図20のST441)。)
第1バッファ321のステータスフラグSB(1)が"0"(=書き込み可能状態)であれば(ST211:YES)、第1バッファ321が書き込み可能になっているということである(ST212)。
第1バッファ321が書き込み可能になったら(ST212)、ホストコンピュータ500から測定指令取得部310に向けて測定指令Ciを送信可能になったということなので(図13のST160:YES)、ホストコンピュータ500から測定指令取得部310に向けて測定指令Ciが送信される。
このように送信された測定指令Ciは、メモリコントローラ311により第1バッファ321に格納される(ST213)。
メモリコントローラ311は、第1バッファ321に測定指令Ciが新たに格納されたら、第1バッファ321のステータスフラグSB(1)を"1"(=書き込み不可)に更新しておく。
一方、ST210においてバッファ識別フラグBが"2"であれば、第2バッファ322を使用する番ということなので、メモリコントローラ311は、第2バッファ322のステータスを示す第2ステータスフラグSB(2)を確認しにいく(ST221)。
このあとの動作は、第1バッファ321にデータを書き込む動作に対応しているので、冗長な説明は割愛する。
このようにして、第1バッファ321と第2バッファ322とに交互に測定指令が順番に格納されていく(例えば図12参照)。
次に、図17は、測定指令取得部310の各バッファ321、322に格納された測定指令Ciに基づいて速度パターンを作成する手順を示すフローチャートである。
速度パターン計画部341は、測定指令取得部310の各バッファ321、322に格納された測定指令Ciを順次読み出し、その測定指令Ciに合った速度パターンを生成する。速度パターンの一例は例えば背景技術の図7を参照されたい。
速度パターンは、例えば、PCC曲線(セグメント)の各点における曲率や、要求されている測定精度、許容される測定時間などを考慮して適切に生成される。与えられた各PCC曲線(セグメント)に合った個々の速度パターンを作成すること自体は既知である。
速度パターン計画部341は、常にバッファステータスフラグSB(1)、SB(2)をモニタしている(ST310)。
SB(B)の"B"は、そのときのバッファ識別フラグBの値("1"か"2")のことである。したがって、詳しく言うと、速度パターン計画部341は、まずバッファ識別フラグBの値(1か2か)を確認し、続いて、バッファ識別フラグBが示すバッファ321、322のステータス(SB(B))を確認する。
そして、バッファステータスフラグSB(B)が"1"になるのを待ち(ST310:NO)、バッファステータスフラグSB(B)が"1"になったら(ST310:YES)、速度パターン計画部341は、第Bバッファ(321、322)に格納されている測定指令Ciを読み出す(ST320)。
バッファステータスフラグSB(B)が"1"になるタイミングについては図16で説明した通り、第Bバッファ321、322に新たに測定指令Ciが格納されたらバッファステータスフラグSB(B)は"1"になる(ST214、ST224)。
速度パターン計画部341は、新たに測定指令Ciを読み出したら(ST320)、連結判定フラグLFを確認しにいく(ST330)。
連結判定フラグLFは、連結判定フラグ格納部346に格納されたフラグLFであり、実行中の測定指令Ci−1とその次の測定指令Ciとを連続して実行できるか否かを示すフラグLFである。
連結判定フラグLFは連結判定部345の判断によって随時更新されるものであるが、連結判定部345がどのような判断で連結判定フラグLFの値(1か0か)を決定するかは図22のフローチャートを参照しながら後ほど詳述する。
ここでは、連結判定フラグLFの値が"1"のときには「実行中の測定指令Ci−1とその次の測定指令Ciとが連結可能」と判断されており、逆に、連結判定フラグLFの値が"0"のときには「実行中の測定指令Ci−1とその次の測定指令Ciとが連結できない」と判断されている、として次の説明に進む。
さて、速度パターン計画部341が連結判定フラグLFを確認したところ(ST330)、連結判定フラグLFの値が"0"であったとする(ST340:NO)。つまり、「実行中の測定指令Ci−1とその次の測定指令Ciとが連結できない」と判定されていることになる。
この場合、速度パターン計画部341は、測定指令Ciに基づき、「個別用速度計画」を作成する。
個別用速度計画というのは、一点を除けば、従来の速度計画と同じである。
いま、図15に例示したように、測定指令Ciは4つのセグメントごとに分割されている。そして、例えば、測定指令Ciに対して図18に例示するような個別用速度計画を生成するとする。
測定指令Ciは、その前の測定指令Ci−1と連結せず、個別に処理される。
この場合、測定指令Ciを実行する速度パターンは、測定開始点にアプローチし、測定開始点で速度ゼロからスタートである。そして、最初のセグメントからはじまって各セグメントの曲率等に応じて各セグメント(PCC曲線)を倣い移動する移動速度を決定していく。
ここまでの処理は従来通りである。
ただし、本実施形態の特徴として、速度パターンの最後の終端部分において移動速度をゼロに落とすのではなく、極低速度(例えば3mm/sec)の移動領域(低速移動領域L)を設定する。
低速移動領域の長さ(L)は例えば3mm程度にする。
仮に測定指令Ciの最後のセグメントが3mmに満たない場合には、その前方のセグメントへ順次遡って低速移動領域を確保する。
仮に測定指令Ciの全長が3mmに満たなければ、「低速移動領域」を適用しない。
したがって、測定指令Ciに対応する個別用速度計画の生成にあたっては、測定指令Ciの最後部から低速移動領域の長さLの分を引き、残った部分に対し、初速度が0mm/sec、終速度が3mm/secとする速度パターンを生成する。そして、最後の部分は、低速移動領域で3mm/secで一定である。
作成された速度パターン計画PViは、速度パターン格納部343に格納される(ST370)。
測定指令Ciに対して速度パターン計画が作成されると、自動的にこの測定指令Ciを実行する開始(予定)時刻tsiと終了(予定)時刻teiとが決まる。
後の説明のため、速度パターン計画PViに基づき測定指令Ciを実行する開始時刻を"tsi"で表わし、終了時刻teiで表わすこととする。
また、一の測定指令Ciに含まれるセグメント数は決まっているので、一の測定指令に対応した速度パターン計画を生成するのに要する時間はほぼ一定である。
後の説明のため、一の測定指令に対応した速度パターン計画を生成するのに要する時間を計画演算時間Tpで表わす。
計画演算時間Tpとしては、速度パターン計画を生成するのに必要な正味の時間に設定してもよいが、少し余裕をみて、その1.3倍ぐらいを計画演算時間Tpに設定しておくとよい。
次に、図17のST340に戻って、連結判定フラグLFの値が"1"であったとする(ST340:YES)。つまり、「実行中の測定指令Ci−1とその次の測定指令Ciとが連結できる」と判定されていることになる。
この場合、速度パターン計画部341は、連結用速度計画を作成する。
連結用速度計画が個別用速度計画と異なるのは一点だけである。
測定指令Ciに対応する連結用速度計画の生成にあたっては、初速度を3mm/secとする(図19参照)。
測定指令Ciの1つ前の速度計画が個別用速度計画であっても連結用速度計画であっても最後の部分は低速移動領域で3mm/secになっているはずである。そこで、測定指令Ciの実行処理にあたって、プローブの初速度が3mm/secに設定されていれば、1つ前の測定指令Ci−1の最後と次の測定指令Ciの最初とでプローブの移動速度が同じになる。
したがって、測定指令Ci−1の最後に続いて、間髪入れずにすぐに測定指令Ciの先頭に移行すれば、プローブ230は止まることなく連続して移動できることになる。そして、連結用速度計画が作成される場合(つまり連結判定フラグLFの値が"1"である場合(ST340:YES))、測定指令Ci−1の最後に続けて測定指令Ciの先頭に移行することが必ずできる。
その理由は、図22のフローチャートの説明のなかで明らかになる。
作成された速度パターン計画PViは、速度パターン格納部343に格納される(ST370)。
ここで、測定指令Ciに対して連結用速度計画が作成されると、この測定指令Ciを実行する開始(予定)時刻tsiと終了(予定)時刻teiとが決まるのは個別用速度計画の場合と同じであるが、連結用速度計画の場合、測定指令Ciを実行する開始時刻tsiというのは、その1つ前の測定指令Ci−1の終了時刻tei−1と同じである。
では次に、図20−図22を参照してプローブ移動制御について説明する。
図20−図22は、測定指令Ciと速度パターン計画Pviとに基づき、プローブ230を倣い移動させる手順を示すフローチャートである。
また、このなかでバッファ識別フラグBおよびバッファステータスフラグSB(1)、SB(2)がプローブ移動制御の進行に連動して更新されることも説明する。
図20−図22の制御動作は、移動指令生成部340、より具体的には、移動指令生成部340のCPU348、ベクトル指令生成部344および連結判定部345の協働で実行される。
順を追って説明していく。
なお、起動後に少し待ち時間を置き、図20のプローブ移動制御の最初の開始までに最初の測定指令C1に対応する速度パターン計画(図17)が既にできているようにする。
その後は、図20−図22のフローチャートに従って動作を進めていけばよい。
まず、ST401において、移動指令生成部340は、バッファフラグ情報格納部312から現在のバッファ識別フラグBの値(1か2)を取り出し、これをパラメータkに保存しておく。このように現在のバッファ識別フラグBの値を取り出したら(ST401)、バッファ識別フラグBの値を更新する(ST402)。つまり、移動指令生成部340は、バッファフラグ情報格納部312にアクセスして、バッファ識別フラグBの値を1→2か、あるいは、2→1に更新する。
移動指令生成部340がプローブ移動制御のためにこれからアクセスするバッファ(1か2)に格納されている測定指令Ciはこれから使用されるのであるから、ホストコンピュータ500からの測定指令Ci+1で上書きされてはいけない。
その一方、移動指令生成部340がアクセスしない方のバッファ(2か1)は、待機状態にある。
したがって、この待機状態にあるバッファ(2か1)に次の測定指令Ci+1を受け入れてしまい、速度パターン計画部341によって速度パターンの生成をやってしまえばよいのである。そこで、バッファ識別フラグBの値を更新(1→2か、あるいは、2→1)しておき、前述のメモリ制御動作(図16)により待機状態のバッファの方に次の測定指令Ci+1を受け入れるようにする(ST213、ST223)。
移動指令生成部340は、速度パターン格納部343に格納されている速度計画Pviを読み出す(ST403)。
ここから、測定指令Ciを先頭から順番に処理してプローブ230の倣い移動制御を実行していくのであるが、その前に、時間計測部347の内部時刻tに測定指令Ciの実行開始時間tsiを入れる(ST404)。
以後、時間計測部347は1制御周期ごとに内部時刻tに制御周期(Δt)を加算していき(ST420)、測定指令Ciの実行中にリアルタイムで時間を計測する。
ここまでの前段階が完了したら、移動指令生成部340は、測定指令Ciに基づくプローブ230の倣い移動制御を実行する(ST410)。
ベクトル指令生成部344で合成ベクトルVを生成し、合成ベクトルVに従って駆動制御部350がモータ駆動等をしてプローブを移動させる。
これ自体はよく知られた処理である。
図21のフローチャートに従い、ベクトル指令生成部344は、第kバッファに格納された測定指令Ciを順に読み出し(ST411)、次の補間点に向けた合成ベクトルVを算出する(ST412)。
駆動制御部350はこの合成ベクトルVに従って各モータを駆動制御し、プローブ230の移動を実行する(ST413)。
図20に戻って、プローブ移動の一制御周期ごとに時間計測部347は内部時刻tをアップし(ST420)、この最新の内部時刻tを参照しながら連結判定部345は「連結判定(ST430)」」を行う。
図22を参照しながら、連結判定(ST430)を説明する。
連結判定部345は、測定指令Ciの速度計画Pviから測定指令Ciの終了時刻teiを取得しておく。そして、時間計測部347の内部時刻tとこの終了時刻teiとを対比して、現時点から測定指令Ciの終了時刻teiまでのギャップタイム(tei−t)を求める。
このようにして時々刻々算出されるギャップタイム(tei−t)が速度計画処理に要する計画演算時間Tpよりも長ければ(ST431:YES)、それはすなわち、現在実行中の測定指令Ciが終了するまでに、次の測定指令Ci+1の速度計画を生成できることを意味する。したがって、この場合、連結判定フラグLFの値を、連結可能を意味する"1"に設定する。
連結判定フラグLFの値が"1"に設定されているときに、速度パターン計画部341が連結判定フラグLFを読みにいく態勢が整った場合(ST310−ST330)、その時点から次の速度パターンの生成を開始すれば現在実行中の測定指令Ciが終了するまでに、次の測定指令Ci+1の速度計画を生成できる。
次の測定指令Ciの速度パターンの生成が完了してしまえば、現在実行中の測定指令Ciのあとすぐに次の測定指令Ci+1に移行でき、これはすなわち、現在実行中の測定指令Ciと次の測定指令Ci+1とが連結できることを意味する。したがって、速度パターン計画部341は、連結用速度計画を生成する。
一方、測定指令Ciの処理が進んできて、だんだんとギャップタイム(tei−t)が短くなっていき、速度計画処理に要する計画演算時間Tpよりも短くなってしまうと、その時点から次の測定指令Ci+1の速度パターンを生成しても現在実行中の測定指令Ciが終了するまでに次の測定指令Ci+1の速度計画が間に合わない。したがって、ギャップタイム(tei−t)が計画演算時間Tpよりも短くなれば(ST431:NO)、連結判定フラグLFの値を"0"に書き換える。
連結判定フラグLFの値が"0"に設定されているときに、速度パターン計画部341が連結判定フラグLFを読みにいくことになった場合(ST310−ST330)、速度パターン計画部341は、個別用速度計画を生成する。
なお、ST432において、「n+1」は測定指令の数(つまりiの最大値)であり、iがn+1に達したということは、その測定指令Cn+1は最後の指令なのであり、測定指令Cn+1の最終速度を0にするため、個別用速度計画が生成されるように便宜上連結判定フラグが0に設定されるようにしておく(ST432:NO)。
図20に戻って、内部時刻tがteiに達するまでは測定指令Ciが残っているのでST410からST440をループして測定指令Ciに従ったプローブ230の倣い移動を実行する。
そして、内部時刻tがTeiに達したとき(ST440:YES)、測定指令Ciの処理は終了したことになる。
このとき、測定指令Ciを格納していた第kバッファの測定指令は実行済みということであるから、第kバッファにはさらに次の測定指令Ci+2の書き込みを行ってもよいわけである。そこで、第kバッファのバッファステータスフラグSB(k)の値を"0"に更新しておく。
バッファステータスフラグSBの値が"0"に更新されると(ST211、ST221)、メモリ制御動作として図16にて説明したように、バッファが受信可能ということになって(ST212、ST222)、新たな測定指令Cがバッファに格納される(図16のST213、ST214、ST223、ST224)。すると、バッファステータスフラグSB(B)が"1"になったので(ST310)、新たな速度パターン計画が生成される(ST350、ST360)。
あとは冗長なので繰り返さないが、このようにして各機能部が自身に割り当たられた制御ループを回すことでプローブ移動(ST410)が順番に実行されることが理解されるであろう。
図20のST410(図21のST411−ST413)においてベクトル指令とそれに基づくモータ制御でプローブ230を移動させる制御動作自体は従来と同じものである。
本発明の大事な工夫はその他の部分、すなわち、PCC曲線を(細かく)分割すること、バッファの分割、メモリ制御、速度パターン計画、などにあり、ST410自体は従来通りなのである。
ただし、ST410で得られるプローブ移動の様子は従来と違ったものになる。
従来、PCC曲線(倣い測定の経路)が長かったり、PCC曲線に複雑な曲率変化が含まれていたりすると、測定指令Cの情報量がバッファ容量を超えてしまい、その結果必然的にプローブ230は一続きの測定経路なのに途中で一時停止してリトラクションとアプローチを行っていた。
このことは、測定効率やその後のデータ処理にとって大きなマイナス要因であった。
この点、本実施形態においては、意図的にPCC曲線を比較的少数のセグメントごとに分割し、バッファも2つに分割し、そして、バッファを交互に使用することで、測定指令自体は分割されているとしても、プローブ移動の動作としては分断されずに連続するようにしている。すなわち、測定指令Ciの実行中にその次の測定指令Ci+1をバッファに受領して、次の速度パターン計画(連結用速度計画)を行ってしまい、あとは、測定指令Ciのあとに測定指令Ci+1を繋げてしまうわけである。
ただし、次の速度パターン計画(連結用速度計画)が必ず間に合う保証はない。そこで、本実施形態では、速度パターン計画において各測定指令の終端部分に低速移動領域Lを設定し、プローブ230の移動速度を極低速(例えば3mm/sec)に落とすようにしている。
もし、次の速度パターン計画(連結用速度計画)が間に合わなかったとしても、十分に速度が落ちているので(低速移動領域Lの手前で減速は完了済み)、そのままモータを停止し、その後リトラクション等の処理を行えばよい。
ここで、測定指令Ciと次の測定指令Ci+1とを連結できるのに、その繋ぎの部分を毎回低速(例えば3mm/sec)に落としてしまうのは時間効率の点でややマイナスと思われるかもしれない。
理想を言えば、測定指令Ciの最後のセグメントと次の測定指令Ci+1の最初のセグメントとを合わせて考えて、測定指令Ciの最後と測定指令Ci+1の最初とで最適な速度を割り出し、繋ぎ部分を最適速度で通過するのがよいのかもしれない。
このようなことはリングバッファを用いたりすれば可能と思われるかもしれないが、現状、速度パターン計画を生成するにあたってはセグメントを小出しに処理することはできず、あるまとまった区間ごと(測定指令Ciごと)に速度パターンの計画を行っている。
測定指令Ciの最後と測定指令Ci+1の最初とを繋ぐ部分の最適速度を毎回求めるには、速度パターンの生成法を大がかりに変える必要がある。
また、途中で計算が間に合わなくなれば、やはりプローブ230を一時停止してリトラクションとアプローチを挿入することになるが、この場合、後のデータ処理でデータの繋ぎ目を処理するのが難しくなるだろう。
(どこで止まったかはメモリアドレスを追跡することによってわかるかもしれないが、かなり複雑な処理になるだろう。)
このような理由を考慮して、本実施形態では、バッファを分割すること、分割された測定指令同士の繋ぎ目は決まった低速で通過すること(停止はしない)と、したわけである。
実際のところ、本実施形態では、測定指令Ciの実行中に次の測定指令Ci+1の速度計画を行っているのであるから、必ず低速領域が入るとしても、従来方式に比べて測定時間を相当に短縮できるのは明らかであるし、プローブが一時停止しないのでその後のデータ処理も簡単かつ高速で済む。
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態ではアクティブ設計値倣い測定を例にしているが、パッシブ設計値倣い測定でもよいことはもちろんである。
100…形状測定システム、
200…三次元測定機、210…定盤、220…移動機構、
221…Yスライダ、222…Xスライダ、223…Z軸コラム、224…Zスピンドル、
230…プローブ、231…スタイラス、232…測定子、233…支持部、
300…モーションコントローラ、
310…測定指令取得部、311…メモリコントローラ、312…メモリフラグ情報格納部、312…バッファフラグ情報格納部、321…第1バッファ、322…第2バッファ、
330…カウンタ部、
340…移動指令生成部、
341…速度パターン計画部、343…速度パターン格納部、344…ベクトル指令生成部、
345…連結判定部、
346…連結判定フラグ格納部、347…時間計測部、
348…CPU、
350…駆動制御部、
400…手動コントローラ、
500…ホストコンピュータ、
520…記憶部、530…形状解析部。

Claims (4)

  1. 先端に測定子を有するプローブと、
    前記プローブを移動させる移動機構と、を備え、
    前記測定子とワーク表面との接触を検知して前記ワークの形状を測定する形状測定装置の制御方法であって、
    前記ワークの設計データに基づいて前記測定子を移動させる倣い経路を求め、前記プローブの前記ワークへの押込み量を基準押込み量に保つように制御しながら前記測定子を前記倣い経路に沿って移動させるにあたって、
    前記倣い経路を所定数のセグメントごとに分割して、前記所定数のセグメントごとにひとまとまりの測定指令Ci(iは1からn+1の整数)とし、
    測定指令Ciを実行している間に、その次の測定指令Ci+1の速度パターン計画を作成し、
    このとき、前記測定指令Ciの速度パターン計画Pviの終速度と、前記測定指令Ci+1の速度パターン計画Pvi+1の初速度と、が同じになるように計画し、
    前記測定指令Ciの最後と前記測定指令Ci+1の最初とを連続させて、前記プローブを停止させずに移動させ、
    このとき、さらに、1からnのすべてのiについて、前記測定指令Ciの速度パターン計画Pviの終速度は、1mm/sec〜5mm/secの低速に設定される
    ことを特徴とする形状測定装置の制御方法。
  2. 請求項1に記載の形状測定装置の制御方法において、
    一の測定指令Ciに対応した速度パターン計画を生成するのに要する時間を計画演算時間Tpとするとき、
    測定指令Ciを実行している間に、現在時刻からこの測定指令Ciの終了予定時刻までのギャップタイムを時々刻々算出し、
    前記ギャップタイムが前記計画演算時間Tpよりも長い場合には、前記測定指令Ci+1の速度パターン計画Pvi+1の初速度を前記測定指令Ciの速度パターン計画Pviの終速度と同じにする連結用速度計画を生成し、
    前記ギャップタイムが前記計画演算時間Tpよりも短い場合には、前記測定指令Ci+1の速度パターン計画Pvi+1の初速度はゼロとする個別用速度計画を生成する
    ことを特徴とする形状測定装置の制御方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の形状測定装置の制御方法において、
    前記測定指令Cnに含まれるセグメントの数と前記測定指令Cn+1に含まれるセグメントの数とを平均化する
    ことを特徴とする形状測定装置の制御方法。
  4. 先端に測定子を有するプローブと、
    前記プローブを移動させる移動機構と、を備え、
    前記測定子とワーク表面との接触を検知して前記ワークの形状を測定する形状測定装置の制御方法であって、
    前記ワークの設計データに基づいて前記測定子を移動させる倣い経路を求め、前記プローブの前記ワークへの押込み量を基準押込み量に保つように制御しながら前記測定子を前記倣い経路に沿って移動させるにあたって、
    前記倣い経路を所定数のセグメントごとに分割して、前記所定数のセグメントごとにひとまとまりの測定指令Ci(iは1からn+1の整数)とし、
    測定指令Ciを実行している間に、その次の測定指令Ci+1の速度パターン計画を作成し、
    このとき、前記測定指令Ciの速度パターン計画Pviの終速度と、前記測定指令Ci+1の速度パターン計画Pvi+1の初速度と、が同じになるように計画し、
    前記測定指令Ciの最後と前記測定指令Ci+1の最初とを連続させて、前記プローブを停止させずに移動させ、
    このとき、
    前記測定指令Ciの速度パターン計画Pviの終速度と、前記測定指令Ci+1の速度パターン計画Pvi+1の初速度と、は0mm/secではなく
    さらに、
    前記測定指令Cnに含まれるセグメントの数と前記測定指令Cn+1に含まれるセグメントの数とを平均化する
    ことを特徴とする形状測定装置の制御方法。
JP2016231064A 2016-11-29 2016-11-29 形状測定装置の制御方法 Active JP6909574B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016231064A JP6909574B2 (ja) 2016-11-29 2016-11-29 形状測定装置の制御方法
US15/819,274 US10724840B2 (en) 2016-11-29 2017-11-21 Control method of shape measuring apparatus
DE102017221294.2A DE102017221294A1 (de) 2016-11-29 2017-11-28 Steuerverfahren für Formmessgerät
CN201711229180.0A CN108120414B (zh) 2016-11-29 2017-11-29 形状测量设备的控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016231064A JP6909574B2 (ja) 2016-11-29 2016-11-29 形状測定装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018087743A JP2018087743A (ja) 2018-06-07
JP6909574B2 true JP6909574B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=62117943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016231064A Active JP6909574B2 (ja) 2016-11-29 2016-11-29 形状測定装置の制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10724840B2 (ja)
JP (1) JP6909574B2 (ja)
CN (1) CN108120414B (ja)
DE (1) DE102017221294A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019110508A1 (de) * 2019-04-23 2020-10-29 Carl Zeiss Industrielle Messtechnik Gmbh Verfahren zum Steuern eines Koordinatenmessgerätes und Koordinatenmessgerät
CN112498355B (zh) * 2020-11-02 2022-11-25 浙江吉利控股集团有限公司 一种速度规划方法及装置
US11644294B2 (en) * 2021-01-29 2023-05-09 Autodesk, Inc. Automatic generation of probe path for surface inspection and part alignment

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE59711570D1 (de) * 1996-12-21 2004-06-03 Zeiss Carl Verfahren zur Steuerung eines Koordinatenmessgerätes und Koordinatenmessgerät
JP3763124B2 (ja) * 2001-05-31 2006-04-05 株式会社ミツトヨ タッチ信号プローブの信号処理装置および信号処理方法
JP4348976B2 (ja) * 2003-03-20 2009-10-21 トヨタ自動車株式会社 表面形状の測定方法
JP4782990B2 (ja) * 2004-05-31 2011-09-28 株式会社ミツトヨ 表面倣い測定装置、表面倣い測定方法、表面倣い測定プログラムおよび記録媒体
GB0508217D0 (en) * 2005-04-25 2005-06-01 Renishaw Plc Method for scanning the surface of a workpiece
JP4972764B2 (ja) * 2006-03-30 2012-07-11 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 検出器、形状測定装置、及び形状測定方法
JP5274782B2 (ja) * 2007-03-27 2013-08-28 株式会社ミツトヨ 表面性状測定装置、表面性状測定方法及び表面性状測定プログラム
EP1983297B1 (en) * 2007-04-18 2010-04-07 Hexagon Metrology AB Scanning probe with constant scanning speed
JP5089428B2 (ja) * 2008-02-21 2012-12-05 株式会社ミツトヨ 倣い測定装置
JP5848873B2 (ja) * 2011-01-05 2016-01-27 株式会社ミツトヨ 制御装置、および測定装置
JP6030339B2 (ja) * 2012-05-17 2016-11-24 株式会社ミツトヨ 形状測定装置
JP6063161B2 (ja) 2012-07-20 2017-01-18 株式会社ミツトヨ 形状測定装置及び形状測定装置の制御方法
JP6050636B2 (ja) * 2012-08-30 2016-12-21 株式会社ミツトヨ 産業機械、産業機械の制御方法、形状測定装置及び形状測定装置の制御方法
CN103411574B (zh) * 2013-08-14 2016-01-20 西北工业大学 航空发动机叶片型面三坐标测量方法
JP6487227B2 (ja) * 2015-02-03 2019-03-20 ローランドディー.ジー.株式会社 検出方法および検出装置
CN106524980A (zh) * 2016-10-19 2017-03-22 北京海普瑞森科技发展有限公司 一种测量仪的控制方法、装置和***

Also Published As

Publication number Publication date
US10724840B2 (en) 2020-07-28
CN108120414A (zh) 2018-06-05
CN108120414B (zh) 2021-07-27
US20180149458A1 (en) 2018-05-31
JP2018087743A (ja) 2018-06-07
DE102017221294A1 (de) 2018-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7643963B2 (en) Apparatus, method and program for measuring surface texture
JP6030339B2 (ja) 形状測定装置
JP6909574B2 (ja) 形状測定装置の制御方法
EP3106944B1 (en) Method for controlling shape measuring apparatus
JP5221004B2 (ja) 測定装置、表面性状測定方法、及び表面性状測定プログラム
JP5615706B2 (ja) 動作コースの判定
JP6063161B2 (ja) 形状測定装置及び形状測定装置の制御方法
EP1818647B1 (en) Form measuring instrument, form measuring method and form measuring program
JP2000046541A (ja) 測定エラ―低減方法および該方法を用いる測定機械
US9366522B2 (en) Form measuring apparatus and form measurement method
US10379520B2 (en) Method for controlling shape measuring apparatus
JP6173628B1 (ja) 形状測定装置の制御方法
JP2009098981A (ja) 加工時間算出装置およびそのプログラム
JP2018128986A (ja) 経路補正方法及び多軸加工機の制御装置
JP5629883B2 (ja) 形状測定装置、形状測定方法及び形状測定プログラム
JP2019049462A (ja) 形状測定装置の制御方法
JP2017078691A (ja) 形状測定装置の制御方法
CN116086272A (zh) 形状测量设备的控制方法和记录存储器
JP5205643B2 (ja) 表面性状測定装置、その接触子モデル生成方法、及びプログラム
JP4652011B2 (ja) 三次元座標測定システム及びそれに用いるパートプログラム
JP2016057082A (ja) 形状測定装置、及び形状測定方法
JP6932585B2 (ja) 形状測定装置の制御方法
JP7186625B2 (ja) 形状測定装置の制御方法
JP7002892B2 (ja) 形状測定装置の制御方法
JP7402653B2 (ja) 形状測定装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6909574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150