JP6908455B2 - 情報処理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、情報処理システム及びプログラムに関する。
スーパーマーケット等の店舗においては、買物客が買い上げようとする商品を買い物かごなどに取り置いておき、買物客が買い上げようとする商品の全てが揃った後にそれら商品についての代金を一括で決済することが一般的である。
このような店舗においては、買物客が一旦取り置いた商品を、元の陳列場所に返却することが許容される。そして、返却しようとする商品が複数である場合には、当該複数の商品をどのような順序で返却するかは、買物客の判断に任されている。
このため、店舗側にとって先に返却して貰いたい商品が、他の商品よりも後に返却される場合もあった。例えば、アイスクリームは、買い物かごに取り置かれた状態での劣化が激しいので、店舗側からすれば、返却の際にはいち早く返却してもらいたい。しかしながら、買物客によっては、例えば野菜などのような劣化の少ない商品を返却した後に、アイスクリームの返却が行われる場合もあった。
このような事情から、商品の返却が店舗側にとって適切な順序で行われることが望まれていた。
特開2012−185584号公報
本発明が解決しようとする課題は、商品の返却が店舗側にとって適切な順序で行われるように案内することができる情報処理システム及びプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理システムは、判定手段、決定手段及び処理手段を備える。判定手段は、買上候補として取り置かれている商品のうちで買い上げを取り止める返却商品の候補として指定された商品を、当該商品についての経時的な劣化度と、当該商品が買上候補とされてからの経過時間とを考慮して求めた緊急度が予め定められた条件に合致する場合に返却商品として判定し、そうでなければ返却禁止商品として判定する。決定手段は、判定手段により判定された複数の返却商品のそれぞれの緊急度に基づいて、複数の返却商品の返却順序を決定する。処理手段は、決定手段により決定された返却順序での返却商品の返却をサポートするとともに、返却禁止商品として判定された商品がある場合には、当該商品を予め定められた場所まで持って行くように案内するための処理を行う。
本実施形態に係る販売情報処理システムの概略構成と、当該販売情報処理システムに含まれるショッピングカートが備える電気設備の要部回路構成とを示すブロック図。 図1中に示されるショッピングカートの外観の斜視図。 図1中のCPUの処理手順を示すフローチャート。 図1中のCPUの処理手順を示すフローチャート。 返却案内画面の一例を示す図。
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。
図1は本実施形態に係る販売情報処理システムの概略構成と、当該販売情報処理システムに含まれるショッピングカート100が備える電気設備の要部回路構成とを示すブロック図である。図2はショッピングカート100の外観の斜視図である。なお、ショッピングカート100が備える電気設備は、後述する情報処理を行う情報処理端末としての機能を備える。
図1に示すようにショッピングカート100は、電気設備として、CPU(central processing unit)1、記憶部2、操作部3、客面表示器4、決済ランプ5、タグ通信部6、無線LAN(local area network)通信部7、重量計8、カードリーダ9及びプリンタ10を含む。CPU1、記憶部2、操作部3、客面表示器4、決済ランプ5、タグ通信部6、無線LAN通信部7、重量計8、カードリーダ9及びプリンタ10は、バス11に接続される。なお、客面表示器4、決済ランプ5、タグ通信部6、無線LAN通信部7、重量計8、カードリーダ9及びプリンタ10は、コントローラ及び通信ケーブルを介してバス11に接続されても良い。これらの電気設備は、バッテリから供給される電力により動作する。
図2に示すようにショッピングカート100は、商品かご101、走行機構102、ユーザインタフェースユニット103及びランプユニット104を含む。
CPU1は、記憶部2に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、後述する情報処理を実行する。このCPU1は、記憶部2とともに構成されるコンピュータの中枢をなす。
記憶部2は、ROM(read-only memory)及びRAM(random-access memory)を含む。記憶部2は、例えばハードディスクドライブやSSD(solid state drive)などの補助記憶ユニットを含んでも良い。記憶部2は、上記のオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムを記憶する。記憶部2は、CPU1が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。記憶部2の記憶領域の一部は、CPU1が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておくエリア、つまりワークエリアとして利用される。記憶部2の記憶領域の一部は、それぞれ後述する、買上リスト、候補リスト、返却リスト及び不可リストを記憶する領域として使用される。
操作部3は、典型的にはタッチセンサである。操作部3がタッチセンサである場合、操作部3は客面表示器4の表示面に重ねて配置される。操作部3は、客面表示器4の表示画面へのタッチがなされた際に、そのタッチ位置に応じた検出信号を出力する。ただし操作部3としては、タッチセンサ以外の様々な操作デバイスを適宜に用いることもできる。また操作部3としては、タッチセンサ及びその他の様々な操作デバイスのうちの複数を組み合わせて用いることもできる。
客面表示器4は、典型的にはLCD(liquid crystal display)である。客面表示器4は、CPU1の制御の下に画像を表示する。客面表示器4が表示する画像は、通常はショッピングカート100を使用している買物客に対して提示するべき各種の情報を表した画像である。
決済ランプ5は、少なくとも2つの表示状態をCPU1の制御の下に選択的にとり得る。2つの表示状態は、例えば点灯状態と消灯状態とである。あるいは2つの表示状態は、互いに点灯色(例えば赤と青)が異なる2つの点灯状態である。2つの表示状態はこの他、人間が視覚的に違いを認識可能なものであれば任意であってよい。決済ランプ5は、ショッピングカート100の周囲に居る、当該ショッピングカートを使用している買物客以外の人間から表示状態を認識可能である。決済ランプ5は、その表示状態を水平方向についての360度の範囲のどこからでも、かつ遠距離からでも視認できることが望ましい。
タグ通信部6は、商品に取り付けられたRFID(radio frequency identification)タグと通信し、RFIDタグの識別コード(以下、タグコードと記す)と商品の識別コード(以下、商品コードと記す)とを少なくともRFIDタグから取得する。タグ通信部6は、商品かご101の中の空間を通信範囲とする。
無線LAN通信部7は、複数の無線アクセスポイント200のうちの1つとLAN300とを介してサーバ400と通信する。なお、無線アクセスポイント200は、店舗内のさまざまな位置に設置される。サーバ400は、店舗に備えられたいわゆる店舗サーバ、又は複数の店舗を総括する本部に備えられたいわゆる本部サーバ等である。サーバ400は、商品販売データの集計、さらにはショッピングカート100で使用するデータの管理などのための情報処理を行う。サーバ400は、店舗にて販売する商品に関するPLU(price lock up)ファイルを保持している。PLUファイルは、店舗にて販売する商品のそれぞれに対応したデータレコードの集合である。PLUファイルのデータレコードは、対応する商品を識別するために付与された商品コードに関連付けて、対応する商品に関する商品名、単価及び重量などの周知の各種の情報を含んでいる。PLUファイルのデータレコードはさらに、返却フラグ及び劣化度を含む。返却フラグは、対応する商品の返却を許容するか否かを表す。劣化度は、対応する商品の経時的な劣化のしやすさを表すものである。なお本実施形態においては、劣化度は、劣化しやすい商品ほど大きな値とされる。本実施形態においては、劣化し易い商品ほど、早く返却されるべきであるとの想定としている。つまり、劣化度は、優先度の一例である。ただし、返却の際の優先度は、店舗毎の諸事情によっても変化することがあり得る。そこで劣化度は、劣化のしやすさのみではなく、その他の事情も勘案したものとして、例えば店舗の管理者により任意に定められてよい。
重量計8は、商品かご101の中にある商品の総重量を計測する。
カードリーダ9は、決済カードに記録されたカード情報を読み取る。なお、決済カードとは、現金によらずに決済を行うためのカードのことであり、クレジットカード、電子マネー対応IC(integrated circuit)カード、デビットカード及びプリペイドカードなどが含まれ得る。
プリンタ10は、例えばサーマルプリンタやドットインパクトプリンタなどであり、レシート等を印刷する。
商品かご101は、商品を収容する空間を内部に形成している。商品かご101の底部は箱状のケース101aとなっている。ケース101aは、CPU1、記憶部2、タグ通信部6、無線LAN通信部7及び重量計8を収容する。ただし、重量計8以外の各部は、ユーザインタフェースユニット103内などの他の場所に備えられてもよい。商品かご101は、ユーザインタフェースユニット103及びランプユニット104を支持する。
走行機構102は、商品かご101の下方に位置し、商品かご101を支持する。走行機構102は、4つの車輪102aを備え、手押しによる走行可能である。
ユーザインタフェースユニット103は、操作部3、客面表示器4、カードリーダ9及びプリンタ10を収容する。ユーザインタフェースユニット103は、客面表示器4の表示面を買物客に向ける。本実施形態では、カードリーダ9は、磁気ストライプタイプのクレジットカード及び非接触タイプの電子マネー対応ICカードに対応する。カードリーダ9は、スリット9aに沿って買物客によりスライドされるクレジットカードからカード情報を読み取る。カードリーダ9は、読み取りユニット9bに近接したICカードから無線でカード情報を読み取る。なおカードリーダ9は、ICカード以外の媒体に搭載されたICチップからもカード情報と同種の情報を読み取ることができる。プリンタ10は、プリントしたレシートを排出口10aからユーザインタフェースユニット103の外に排出する。
ランプユニット104は、決済ランプ5を含む。ランプユニット104は、決済ランプ5の点灯状態を、買物客以外の周囲の人間から容易に目視可能なように決済ランプ5を位置させる。
次に以上のように構成された販売情報処理システムの動作について説明する。
CPU1は、通常の動作状態にあるとき、記憶部2に記憶されたアプリケーションプログラムに基づき、以下のような情報処理を実行する。
図3及び図4はCPU1の処理手順を示すフローチャートである。
Act1としてCPU1は、決済要求がなされたか否かを確認する。そしてCPU1は、当該要求がなされていなければNoと判定し、Act2へと進む。
Act2としてCPU1は、返却要求がなされたか否かを確認する。そしてCPU1は、当該要求がなされていなければNoと判定し、Act3へと進む。
Act3としてCPU1は、スキャンタイミングが到来したか否か確認する。そしてCPU1は、スキャンタイミングが到来していなければNoと判定し、Act1へと戻る。
かくしてCPU1は、Act1−Act3においては、決済要求又は返却要求がなされるか、スキャンタイミングが到来するのを待ち受ける。そしてCPU1は、スキャンタイミングが到来したならば、Act3にてYesと判定し、Act5へ進む。なお、スキャンタイミングは、例えばアプリケーションプログラムの作成者等により任意に定められてよいが、例えば一定時間間隔とすることが想定される。
Act4としてCPU1は、商品かご101に入っている商品をスキャンする。具体的には、商品かご101に入っている商品に取り付けられたRFIDタグから情報を取得するようにタグ通信部6に指示し、この指示に応じてタグ通信部6がRFIDタグから取得した情報を取り込む。
Act5としてCPU1は、Act3で取り込んだ情報と商品リストエリアの情報とを照合することによって、商品リストに登録されている商品と今回検出された商品とに不一致があるか否かを確認する。そしてCPU1は、不一致があるならばYesと判定し、Act6へと進む。
Act6としてCPU1は、商品かご101に既に入れられていた商品が商品かご101から取り出されたか否かを確認する。CPU1は具体的には、商品リストには含まれていて、今回検出された商品には含まれていない商品が存在するかどうかを確認し、そのような商品が存在するならば、商品の取り出しがなされたと判定する。そしてCPU1はこの場合はYesと判定し、Act7へと進む。
Act7としてCPU1は、警告画面を客面表示器4に表示させる。警告画面は、返却操作なしに商品を返却することができないことを買物客に報知するとともに、商品かごから101から取り出した商品を商品かご101に戻すよう買物客に案内するものとして予め定められる。こののちにCPU1は、Act8へと進む。なおCPU1は、商品の取り出しがなされていないならばAct6にてNoと判定し、Act7をパスしてAct8へと進む。
Act8としてCPU1は、商品リストを更新する。具体的には、今回新たに検出された商品に関するタグコード及び商品コードを商品リストエリアに追加する。またCPU1は、その商品コードに基づいて、サーバ400から商品名、単価及び重量の情報を取得し、それらの情報を上記のタグコード及び商品コードに関連付けて商品リストエリアに書き込むとともに、決済フラグは未決済を表す状態とする。またCPU1は、現在の時刻を登録時刻として、上記のタグコード及び商品コードに関連付けて商品リストエリアに書き込む。なお、PLUファイルをサーバ400から取得して記憶部2に記憶しておき、商品名、単価及び重量の情報をCPU1が記憶部2から読み出しても良い。また、商品リストに登録されていながら今回は検出されなかった商品に関する情報を商品リストエリアから削除する。つまり、警告画面を表示しても、買物客がそのまま商品を返却してしまうことがありえるので、商品かご101から取り出された商品に関する情報を商品リストエリアから削除しておく。なお、警告画面での案内に従って買物客が商品を商品かご101に戻せば、以後のスキャンタイミングにおいてCPU1がAct8を行うことにより、当該商品の情報が商品リストにも戻される。ただしこの場合、登録時刻は取り出し前の情報を引き継ぐ。
Act9としてCPU1は、更新後の商品リストの内容を表すように客面表示器4の表示画面を更新する。なおCPU1は、商品リストに1つでも商品が含まれる場合には、その商品リストに含まれた商品の一覧などを示した画面を客面表示器4に表示させている。
Act10としてCPU1は、商品リストに含まれる商品の全てが決済済みであるか否かを確認する。なお、商品リストには、決済が完了しているか否かを表すよう後述するように設定される決済フラグが含まれる。そこでCPU1は、商品リストに登録された全商品に関する決済フラグの全てが「決済済み」を表す状態となっているか否かを確認することにより、商品かご101に入っている全商品が決済済みであるか否かを判断する。そしてCPU1は、全商品が決済済みであるならばYesと判定し、Act11へと進む。
Act11としてCPU1は、商品リストエリアに記憶された重量の総和として求まる総重量と、重量計8での計量値との重量差を算出し、当該重量差が予め定められた許容値以下であるか否かを確認する。そしてCPU1は、重量差が許容値以下であるならばYesと判定し、Act12へ進む。
Act12としてCPU1は、決済ランプ5の点灯状態を決済状態とする。決済状態とは例えば、点灯状態や青色での点灯状態などである。
CPU1は一方、一部の商品でも決済が済んでいない場合はAct10にてNoと判定し、また重量差が許容値よりも大きい場合はAct11にてNoと判定し、いずれの場合もAct13へ進む。
Act13としてCPU1は、決済ランプ5の点灯状態を未決済状態とする。未決済状態とは例えば、消灯状態や赤色での点灯状態などである。
Act12又はAct13を終えたらCPU1は、Act1−Act3の待ち受け状態に戻る。
CPU1は、未決済であることを表す状態である決済フラグが商品リストに含まれる場合には、客面表示器4の画面に決済ボタンを含める。CPU1は、Act1−Act3の待ち受け状態にあるときに、当該決済ボタンを買物客がタッチし、それが操作部3により検出されたならば、Act1にてYESと判定し、Act14へと進む。
Act14としてCPU1は、商品リストにおいて未決済であることを表す状態である決済フラグが対応付けられている商品についての代金の決済を行う。そしてCPU1は、決済が完了した商品に対応付けられた決済フラグを、決済済みであることを表す状態に変更する。そしてCPU1は、決済を完了したならば、Act1−Act3の待受状態に戻る。
CPU1は、商品リストに1つでも商品が含まれる場合には、客面表示器4の画面に返却ボタンを含める。CPU1は、Act1−Act3の待ち受け状態にあるときに、当該返却ボタンを買物客がタッチし、それが操作部3により検出されたならば、Act2にてYESと判定し、図4中のAct21へと進む。
Act21としてCPU1は、商品リストに含まれる商品のなかで買物客が返却しようとしている商品を1つ、候補商品として判定する。CPU1は例えば、商品リストに含まれる商品のリストを、各商品に対応付けた返却ボタンを含んで示した画面を客面表示器4に表示させる。そしてCPU1は、返却ボタンのいずれかを買物客がタッチし、それが操作部3により検出された場合に、当該タッチされた返却ボタンに対応する商品を候補商品として判定する。
Act22としてCPU1は、候補商品の返却が許容されているか否かを確認する。CPU1は例えば、サーバ400が保持しているPLUファイルを参照し、候補商品に関するデータレコードに含まれた返却フラグの状態を確認する。またCPU1は例えば、商品リストで候補商品の商品コードに関連づけられた決済フラグの状態を確認する。そしてCPU1は、候補商品の返却が許容されており、かつ決済フラグが未決済状態であるならばYesと判定し、Act23へと進む。
Act23としてCPU1は、候補商品の返却に関する緊急度を算出する。CPU1は、予め定められた方法で、より早く返却されるべき商品に対してより大きな値として緊急度を算出する。CPU1は例えば、候補商品の劣化度が大きい程に大きな値として緊急度を決定する。本実施例ではさらに、候補商品の登録時刻からの経過時間により緊急度を補正する。なお、当該補正の度合いは、各商品で共通であってもよいし、商品毎に異ならせてもよい。
一例として緊急度は、劣化度に応じた係数を経過時間に乗じて求まる値を、劣化度に応じた基本値に加えた値として求めることが考えられる。ここで基本値及び係数は、ともに劣化度が大きい程に大きな値として予め定められる。また基本値及び係数は、より劣化度の低い商品についてのある経過時間における緊急度が、より劣化度の高い商品についてのより短い経過時間における緊急度よりも大きくなることがあるように定められる。なお、最低の劣化度に関する係数は、「0」として、経過時間を無視してもよい。例えば、常温で保管されるべき商品の多くは、経時的な劣化は非常に小さいので、そのような商品についての係数を「0」としてもよい。
Act24としてCPU1は、上記のように算出した緊急度が予め定めた限度値以上となっているか否かを確認する。そしてCPU1は、緊急度が限度値未満であるならばNoと判定してAct25へと進み、緊急度が限度値以上であるならばYesと判定してAct26へと進む。なおCPU1は、候補商品の返却が許容されておらず、Act22にてNoと判定した場合にも、Act26へと進む。
Act25としてCPU1は、候補商品の識別コードとAct23で算出した緊急度とをセットとして返却リストに追加する。これにより返却リストは、買物客が返却を希望し、かつ返却が許容される商品のリストとなる。そして返却リストに含まれる商品が買い上げを取り止める返却商品に相当する。かくしてアプリケーションプログラムに基づく情報処理をCPU1が実行し、返却リストの作成に係る上記の処理を実行することによって、CPU1を中枢部分とするコンピュータは、返却商品を判定する判定手段として機能する。CPU1は、この処理を終えると、Act27へと進む。
Act26としてCPU1は、候補商品の識別コードを不可リストに追加する。これにより、不可リストは、返却が許容されていないか、著しい劣化の恐れがある候補商品のリストを示し、返却リストは返却可能な商品のリストを示すことになる。なおCPU1は、この処理を終えると、Act27へと進む。
Act27としてCPU1は、次の候補商品が有るか否かを確認する。CPU1は例えば、別の商品に対応付けられた返却ボタンを買物客がタッチし、それが操作部3により検出された場合にYesと判定し、Act21へと戻る。かくして、新たにタッチされた返却ボタンが対応付けられた商品が、返却リスト又は不可リストに追加される。そしてCPU1は、例えば客面表示器4の画面に含めた完了ボタンを買物客がタッチするなどの所定の操作により候補商品の設定の完了が宣言され、それが操作部3により検出されたならば、Act27にてNoと判定し、Act28へと進む。
Act28としてCPU1は、返却リストに含まれる商品コードを、その商品コードに対応付けられた緊急度が大きい順にソートする。なおCPU1は、等しい緊急度が対応付けられた商品コードが複数存在する場合には、当該複数の商品のなかの順番を予め定められたルールに従って決める。当該ルールは例えば、「該当する複数の商品コードで識別される複数の商品のうち、その陳列場所が1つ前の商品コードで識別される商品の陳列場所に最も近い商品に関する順番をより上位とする。」などとすることができる。ここでソートされた返却リストにおける商品コードの順番は、後述するように返却順序となる。かくしてアプリケーションプログラムに基づく情報処理をCPU1が実行することによって、CPU1を中枢部分とするコンピュータは、優先度の一例である劣化度に基づいて返却順序を決定する決定手段として機能する。
Act29としてCPU1は、返却案内画面を客面表示器4に表示させる。返却案内画面は、1つの返却対象商品を、その商品の陳列場所に返却するように買物客に案内するものである。CPU1は具体的には、ソート後の返却リストの最初に位置する商品コードで識別される1つの商品を最初の返却対象商品として選ぶ。CPU1は、当該選んだ返却対象商品を、その陳列場所に返却させるための返却案内画面を客面表示器4に表示させる。この返却案内画面は、例えば、文字メッセージと、店舗の見取図に返却すべき陳列場所を表したマップとを表すものとすることが想定される。返却案内画面としては、文字メッセージのみを表すもの、あるいは返却すべき陳列場所の写真又はイラスト等を文字メッセージに加えて表すもの等であってもよい。
図5は返却案内画面の一例を示す図である。
図5に示す返却案内画面は、返却対象商品の商品名が「×××アイスクリーム」である場合の例であり、その旨を示した文字メッセージME1を含む。また図5に示す返却案内画面は、返却すべき場所を星形のシンボルSY1により表したマップMA1を含む。
Act30としてCPU1は、返却対象商品が商品かご101から取り出されたか否かを確認する。CPU1は具体的には、商品かご101に入っている商品に取り付けられたRFIDタグから情報を取得するようにタグ通信部6に指示し、この指示に応じてタグ通信部6がRFIDタグから取得した情報を取り込む。そしてCPU1は、商品リストに登録されている商品に対して今回検出された商品において返却対象商品のみが減少しているか否かを確認する。なおCPU1は、商品リストに登録されている商品に対して今回検出された商品が一致するならば、当該確認を繰り返す。そしてCPU1は、返却対象商品とは別の商品が減少しているならばNoと判定し、Act31へと進む。
Act31としてCPU1は、エラー画面を客面表示器4に表示させる。エラー画面は、買物客に対して、商品の取り出しが誤りであることを通知するとともに、その取り出した商品を商品かご101へと戻すよう促すものとする。
Act32としてCPU1は、上記の取り出された商品が商品かご101に再投入されたか否かを確認する。CPU1は具体的には、商品かご101に入っている商品に取り付けられたRFIDタグから情報を取得するようにタグ通信部6に指示し、この指示に応じてタグ通信部6がRFIDタグから取得した情報を取り込む。そしてCPU1は、商品リストに登録されている商品と今回検出された商品とが一致するか否かを確認する。そしてCPU1は、一致しないならばNoと判定し、Act32を繰り返す。かくしてAct32としてCPU1は、取り出された商品が再投入されるのを待ち受ける。そしてCPU1は、商品リストに登録されている商品と今回検出された商品とが一致したならば、Act32にてYesと判定し、Act30へと戻る。
CPU1は、Act30において、商品リストに登録されている商品に対して今回検出された商品において返却対象商品のみが減少しているならばYesと判定し、Act33へと進む。
Act33としてCPU1は、返却リストに示された全ての商品を返却し終えたか否かを確認する。CPU1は具体的には、返却リストに示された全ての商品を返却対象商品として選択し終えているか否かを確認する。そしてCPU1は、まだ選択していない商品があるならばNoと判定し、Act34へと進む。
Act34としてCPU1は、返却リストに示された商品のなかでまだ返却対象商品として選択していない商品を新たな返却対象商品として選択し、当該新たな返却対象商品に応じた返却案内画面を客面表示器4に表示させる。そしてCPU1はこののち、Act30に戻る。かくして、複数の返却商品のそれぞれに対応した返却案内画面が、返却リストでの順番に応じた順序で順次に表示されることになる。このように返却案内画面を客面表示器4に表示させる処理は、前述のように決定された返却順序での返却商品の返却をサポートする処理に相当する。かくしてアプリケーションプログラムに基づく情報処理をCPU1が実行することによって、CPU1を中枢部分とするコンピュータは処理手段として機能する。
CPU1は、Act30にてYesと判断したときに、返却リストに示された全ての商品を返却し終えているならば、Act33にてYesと判定し、Act35へと進む。
Act35としてCPU1は、候補商品として指定された商品の中に返却することができない商品が有るか否かを確認する。CPU1は具体的には、不可リストに商品コードが示されているか否かを確認する。そしてCPU1は、不可リストに商品コードが示されているならばYesと判定し、Act36へと進む。
Act36としてCPU1は、不可リストに示された商品コードで識別される商品を返却することができないことを買物客に案内する内容の不可案内画面を客面表示器4に表示させる。かくして、不可リストに示された商品は返却禁止商品として判定されたものである。ただし、不可リストに含まれる商品の中には、本来は返却されても問題の無い商品が含まれることもあり得る。そこで、不可案内画面には、必要に応じてサービスカウンタなどに出向き、店員に相談してもよいことを通知する内容を含んでもよい。CPU1は、この処理を終えると、図4のAct1−Act3の待受状態に戻る。
なお、CPU1は、不可リストに商品コードが示されていないならば、Act35にてNoと判定し、Act36をパスして、図3中のAct1−Act3の待受状態に戻る。なお、不可案内画面の表示は、例えば不可案内画面に表した確認ボタンが操作されたことに応じて、CPU1の制御の下に終了される。
買物客は、購入しようとする全ての商品を商品かご101に入れ、かつそれら商品についての決済を終えたならば、ショッピングカート100とともに店舗内の袋詰めコーナーに移動する。袋詰めコーナーにおいて買物客は、商品を、商品かご101からレジ袋又はマイバッグなどの任意の容器に移す。そして買物客は、商品かご101が空となったショッピングカート100を所定の返却場所に返却した後、退店する。袋詰めコーナーの監視を担当する店員は、決済ランプ5の点灯状態を確認し、これが未決済状態であるショッピングカート100が袋詰めコーナーに移動してきた場合には、そのショッピングカート100を使用している買物客に対して、決済を行うように案内する。ただし、この買物客及び店員の動作は一例であって、店舗毎の事情などにより任意に変更されてもよい。
CPU1は、ショッピングカート100が返却場所に返却された場合などの予め定められイベントの発生に応じて、買い上げられた商品のリストや決済の結果などを表した取引データをサーバ400に送る。具体的にはCPU1は、サーバ400に宛てて、無線LAN通信部7から無線アクセスポイント200を介してLAN300へと取引データを送信する。そしてこの後にCPU1は、買上リスト、候補リスト、返却リスト及び不可リストを、いずれもクリアする。
以上のようにショッピングカート100によれば、商品かご101へと入れられた商品を複数返却することを買物客が希望する場合には、それら返却対象となる商品のそれぞれに関して予め定められた劣化度が大きい程に大きな値として緊急度が決定される。そして、返却対象となる商品のそれぞれに関しての返却を案内する返却案内画面が、対応する商品の緊急度が高い順に表示される。従って、商品の返却が店舗側にとって適切な順序で行われるような案内が行われることになる。そして、この案内に従って買物客が商品を返却すれば、商品の返却が店舗側にとって適切な順序で行われることになる。
またショッピングカート100によれば、商品かご101に入れられてからの経過時間が長い程に大きくなるように緊急度が補正される。従って、各商品の経時的な劣化の度合いを考慮した順序での返却を買物客に促すことができ、より適切な順序での返却を行わせることが可能となる。
またショッピングカート100によれば、緊急度が予め定められた限度値以上となるほどに高い商品については、返却対象商品とはせず、返却を案内しない。このため、溶けてしまったアイスクリームなどのような商品価値を失った商品が返却されてしまうことを防止できる。
またショッピングカート100によれば、返却案内画面で案内している商品とは別の商品が商品かご101から取り出された場合には、エラー画面の表示により、誤った商品を取り出したことが通知されるとともに、その商品を商品かご101へと戻すよう促される。従って、商品の返却が店舗側にとって適切な順序とは異なる順序で行われてしまうことを防止できる。
またショッピングカート100によれば、返却不可とした商品が有る場合には、その旨を買物客に案内する不可案内画面が表示される。従って、買物客は、返却を希望したものの返却案内画面により返却が案内されない商品がある場合に、その商品を返却することができないことを認識できる。これにより、買物客に不信感又は不安感を持たせることを防ぐことができるとともに、返却できないことを買物客が知らずに返却がなされてしまうことを防止できる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
CPU1は、劣化度が低い商品であっても、何らかの店舗側の事情で早く返却されることが望ましい商品の緊急度を高く設定してもよい。
CPU1はAct22においては、候補商品の返却が許容されていれば、決済フラグが決済状態であってもYesと判定してもよい。なおこの場合にCPU1は、例えばAct33にてYesと判定したのちなどにおいて、決済フラグが決済状態であった商品に関しての返金処理を行う。このような決済済みの商品の返却に伴う返金は、店員によって行われてもよい。
各種の画面の全て又は一部を、例えば買物客が所持しているスマートフォンなどの任意の情報端末で表示させてもよい。
図3及び図4に示す処理の一部を、サーバ400又はLAN300に接続された別の情報処理装置にて実行してもよい。例えば、各種リストをサーバ400で作成、記憶することとし、Act1−Act3以外の処理をサーバ400で行ってもよい。ただし、買物客の操作はショッピングカート100で受け付け、CPU1がそれをサーバ400に通知する。また各種の画面表示は、サーバ400からの指示の下に客面表示器4で行われる。
手持ちのかごなどのような、ショッピングカート100とは別形態の商品運搬器具を用いる場合においても、上記実施形態と同様に実施が可能である。
決済は、従来のように決済コーナーにおいて、ショッピングカート100とは別の決済端末において行われても良い。なお、この場合には重量計8、カードリーダ9及びプリンタ10の一部又は全てを、ショッピングカート100に設けなくても良い。
商品の識別情報は、商品に表示されたバーコードをスキャナにより読み取ることや、客面表示器4に表示した商品選択画面での買物客による商品選択操作を操作部3で入力するなどの別の手法により行っても良いし、複数の手法をいずれも利用可能としても良い。また、店内に陳列された商品及び買物客を撮影する多数のビデオカメラで得られた動画像を解析することによって、買物客が購入しようとする商品を識別してもよい。
どの報知動作も、表示、鳴動又は振動などの人間が知覚できる任意の動作により行われてよい。
CPU1が行う前述した情報処理の一部は省略してもよい。例えばCPU1は、Act6,Act7を省略してもよい。またCPU1は、Act24を省略し、Act23からAct25へと進んでもよい。またCPU1は、Act22、Act24及びAct26を省略し、Act21、Act23、Act25の順で処理してもよい。この場合にCPU1は、Act35及びAct36も省略してもよい。またCPU1は、Act31及びAct32を省略して、Act30においては返却対象商品が取り出されるのを待ち受けるようにしてもよい。
図3及び図4に示す情報処理をCPU1に実行させるためのアプリケーションプログラムは、ショッピングカート100の譲渡の際に記憶部2に記憶されていてもよいし、ショッピングカート100とは別に譲渡されてもよい。後者の場合、当該アプリケーションプログラムは、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して譲渡される。当該アプリケーションプログラムは、ショッピングカート100の記憶部2に記憶された同種の別のアプリケーションプログラムに置き換えられるか、又は一部を改変するバージョンアッププログラムとして譲渡されてもよい。
図3及び図4に示す情報処理によりCPU1が実現する各機能は、その一部又は全てをロジック回路などのようなプログラムに基づかない情報処理を実行するハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各機能のそれぞれは、上記のロジック回路などのハードウェアにソフトウェア制御を組み合わせて実現することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 買上候補として取り置かれている商品のうちで買い上げを取り止める複数の返却商品を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された複数の前記返却商品のそれぞれに予め定められた優先度に基づいて、複数の前記返却商品の返却順序を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記返却順序での前記返却商品の返却をサポートするための処理を行う処理手段と、
を具備した情報処理システム。
[付記2] 前記決定手段は、商品毎の経時的な劣化度を考慮して定められた前記優先度に基づいて前記返却順序を決定する、
付記1に記載の情報処理システム。
[付記3] 前記決定手段は、前記優先度の他に、前記返却商品のそれぞれが前記買上候補とされてからの経過時間に基づいて、前記返却順序を決定する、
付記1又は付記2に記載の情報処理システム。
[付記4] 前記判定手段は、返却が予め禁止された商品は前記返却商品として判定しない、付記1−付記3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
[付記5] 前記判定手段は、返却商品の候補として指定された商品を、当該商品についての前記優先度と、当該商品が前記買上候補とされてからの経過時間とが予め定められた条件に合致する場合に返却商品として判定し、そうでなければ返却禁止商品として判定し、
前記処理手段は、前記判定手段により前記返却禁止商品として判定された商品がある場合には、当該商品を予め定められた場所まで持って行くように案内するための処理を行う、
付記1−付記4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
[付記6] 情報処理システムにおける情報処理を実行するコンピュータを、
買上候補として取り置かれている商品のうちで買い上げを取り止める複数の返却商品を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された複数の前記返却商品のそれぞれに予め定められた優先度に基づいて、複数の前記返却商品の返却順序を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記返却順序での前記返却商品の返却をサポートするための処理を行う処理手段と、
して機能させるためのプログラム。
1…CPU、2…記憶部、3…操作部、4…客面表示器、5…決済ランプ、6…タグ通信部、7…無線LAN通信部、8…重量計、9…カードリーダ、10…プリンタ、11…バス、100…ショッピングカート、102…走行機構、103…ユーザインタフェースユニット、104…ランプユニット、200…無線アクセスポイント、300…LAN、400…サーバ。

Claims (6)

  1. 買上候補として取り置かれている商品のうちで買い上げを取り止める返却商品の候補として指定された商品を、当該商品についての経時的な劣化度と、当該商品が前記買上候補とされてからの経過時間とを考慮して求めた緊急度が予め定められた条件に合致する場合に返却商品として判定し、そうでなければ返却禁止商品として判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された複数の前記返却商品のそれぞれの緊急度に基づいて、複数の前記返却商品の返却順序を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記返却順序での前記返却商品の返却をサポートするとともに、前記返却禁止商品として判定された商品がある場合には、当該商品を予め定められた場所まで持って行くように案内するための処理を行う処理手段と、
    を具備した情報処理システム。
  2. 前記判定手段は、商品の緊急度を、当該商品についての前記劣化度に応じた係数を経過時間に乗じて求まる値として求める、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記判定手段は、商品の緊急度を、当該商品についての劣化度が最低である場合は、当該商品が前記買上候補とされてからの経過時間を考慮せずに求める、
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記判定手段は、返却が予め禁止された商品は前記返却禁止商品として判定する
    請求項1−請求項3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記判定手段は、商品の緊急度が予め定められた限度値未満であるならば当該の商品を返却商品として判定し、商品の緊急度が限度値以上であるならば当該の商品を返却禁止商品として判定する
    請求項1−請求項4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 情報処理システムにおける情報処理を実行するコンピュータを、
    買上候補として取り置かれている商品のうちで買い上げを取り止める返却商品の候補として指定された商品を、当該商品についての経時的な劣化度と、当該商品が前記買上候補とされてからの経過時間とを考慮して求めた緊急度が予め定められた条件に合致する場合に返却商品として判定し、そうでなければ返却禁止商品として判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された複数の前記返却商品のそれぞれの緊急度に基づいて、複数の前記返却商品の返却順序を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記返却順序での前記返却商品の返却をサポートするとともに、前記返却禁止商品として判定された商品がある場合には、当該商品を予め定められた場所まで持って行くように案内するための処理を行う処理手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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