JP6908441B2 - 空調システムのアドバイス装置 - Google Patents

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Description

本開示は、空調システムのアドバイス装置に関するものである。
従来から、建物が備える空調システムに対する使用方法をアドバイス可能な空調システムのアドバイス装置が、提案されている(例えば特許文献1参照)。
この従来装置は、季節に応じ、夏には冷房設定温度の上昇を、冬には暖房設定温度の低減をアドバイスして、電力使用量の節減を図るようにしている。
特開2009−112075号公報
しかしながら、上述の従来技術は、単に、季節に応じて設定温度を上下させるアドバイスを行うだけであり、建物の所在地に応じた適切な設定温度とするようアドバイスするものではなく、快適な空調環境を得ることが難しかった。
具体的には、北海道あるいは本州の高地など地域と、沖縄、九州や本州の南部などの地域とは、外気温が全く異なる。例えば、前者の地域の場合、夏でも寒かったり涼しかったりする場合があり、冷房設定温度を高くするアドバイスだけでは、快適な空調環境を得ることができる適切な設定温度に設定するのが難しい。また、前者の地域の場合、冬の外気温が後者の地域と比較して大幅に低いため、暖房設定温度を低くするアドバイスでは、快適な空調環境を得ることが難しい。
加えて、設定温度を上下させるにしても、どの程度上下させるのが良いのか不明確であり、適切な設定温度に設定するのが難しい。
本開示は、ユーザが設定した設定温度を、建物の所在地、季節に応じた適切な設定温度と相対的に比較しながら的確にアドバイスし、快適な空調環境を得ることが可能空調システムのアドバイス装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本開示の空調システムのアドバイス装置は、
建物に設けられた空調機器に関する情報を表示する表示手段と、
前記建物に関する情報および前記空調機器に関する情報を取得する管理サーバと、
前記情報ごとに対応付けられたアドバイスを記憶する記憶部と、
前記管理サーバに含まれ、取得した前記情報に基づいて前記記憶部に記憶されたアドバイスを読み出して前記表示手段に表示させるアドバイス制御部と、
を有し、
前記取得される前記情報として、
前記空調機器の設定された運転モードの情報と、
前記空調機器の設定温度の情報と、
前記建物の所在地の情報と、
現在の季節の情報と、
が含まれ、
前記アドバイス制御により表示されるものに、
前記設定温度と推奨温度とを比較可能な比較表示部の表示が含まれる
空調システムのアドバイス装置とした。
本開示の空調システムのアドバイス装置では、ユーザが設定した設定温度を、建物の所在地、季節に応じた適切な設定温度と相対的に比較しながら的確にアドバイスし、快適な空調環境を得ることが可能である。
本発明の実施の形態1の空調システムのアドバイス装置を適用した住宅用機器制御システムを表した説明図である。 実施の形態1の空調システムのアドバイス装置を備えた邸(建物)の概略構成を示す概略構成図である。 モニタ表示部において、アドバイスの表示を行うアドバイス表示部を示す図であり、1月上旬のアドバイス表示の一例を示している。 モニタ表示部において、アドバイスの表示を行うアドバイス表示部を示す図であり、3月上旬のアドバイス表示の一例を示している。 モニタ表示部のメータ表示部における設定温度および推奨温度の表示の一例ならびに警告表示の一例を示す図である。 設定温度に対するアドバイス処理の流れを示すフローチャートである。 アドバイスコードの設定に用いるコンサルコードの設定の流れを示すフローチャートであり、吹き出し先が1階居室空間と2階居室空間とのいずれかあるいは両方となっている場合の処理の流れを示す。 アドバイスコードの設定に用いるコンサルコードの設定の流れを示すフローチャートであり、吹き出し先が床下空間の場合の処理の流れを示す。 コンサルコード、地域情報および季節情報と、アドバイスコードとの関係を示す関係図である。 アドバイスコードに応じて表示するアドバイスの内容を示す図である。 HEMS制御およびタイマー制御(おすすめタイマー)に関するアドバイス制御の処理の流れを示すフローチャートであって、主として第2の機種(HEMS無)に対する処理を実行する部分を示している。 HEMS制御およびタイマー制御(おすすめタイマー)に関するアドバイス制御の処理の流れを示すフローチャートであって、主として第1の機種(HEMS有)に対する処理を実行する部分を示している。 コンサルコードの設定ロジックの説明図である。 コンサルコードの設定ロジックの説明図である。 コンサルコード、地域情報、季節と、これに対応するアドバイスコードとの関係を示す説明図である。 コンサルコード、地域情報、季節と、これに対応するアドバイスコードとの関係を示す説明図である。 アドバイスコードと、これに対応するアドバイスとの関係を示す説明図である。 アドバイスコードと、これに対応するアドバイスとの関係を示す説明図である。 アドバイスコードと、これに対応するアドバイスとの関係を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の空調システムのアドバイス装置を適用した住宅用機器制御システムCを表した説明図である。
住宅用機器制御システムCは、邸H1、邸H2、邸H3・・として示した各住宅(建物)に設置した各種機器を制御するためのシステムである。
各邸に設置された後述する各種機器は、制御機器HGWにより消費電力などが監視され、かつ、その運転が、制御機器HGWにより制御される。
また、制御機器HGWは、ルータRを経由して通信ネットワークNを介して、直接若しくは間接的に一または複数の管理サーバSv(Sv1、Sv2)と接続されている。この管理サーバSvから制御機器HGWに運転計画や、アドバイス情報が送られる。そして、制御機器HGWは、受信した運転計画に基づいて、各種機器の運転制御を行うとともに、空調システム(空調機器)50に設けられた表示モニタ61に後述するアドバイスを表示する。なお、制御機器HGWは、パーソナルコンピュータ7や、不図示の携帯電話からの指示により、各種機器の運転制御を行うことも可能となっている。
邸H1には、各種機器として、蓄電池2、給湯機器3、空調システム50が設置されている。
蓄電池2は、太陽光発電などのエネルギ生成手段によって生成した電力や、安価な時間帯に取得した電力が蓄えられる。具体的には、タイマーによって設定された時間帯に充電や放電を行う単純な運転や、制御機器HGWが取得した運転計画に基づいて充電や放電などを行うことが可能な機器である。蓄電池2の充放電運転モードには、一例として自立率優先モード、経済性優先モード、出力抑制機能、停電情報対応といった現在備えているモードや、将来的に付加されるモードがある。
給湯機器3は、蓄電池2と同様に太陽光発電や安価な夜間電力を利用して給湯用の湯を生成し、主として日中の利用のために蓄える。詳細には、給湯機器3は、湯の沸き上げや給湯に使用する各種の手段と、これらを制御するCPUなどの演算手段や制御プログラムやデフォルトの運転モードを含めた各種の情報を記憶する記憶部を有した制御部3aを備えている。
また、この給湯機器3の制御部3aは、制御機器HGWとの通信によって給湯機器3用に設定された運転計画を実行する。また、記憶部に記憶されるデフォルトとは、例えば、利用者が決めた湯を沸かし始める開始時刻などの設定である。また、運転状況を制御機器HGWに対して出力し、定期的もしくはその都度新しい運転計画を取得する。
制御機器HGWは、上述のように、管理サーバSvからの指示にしたがって各種機器の運転を直接的、間接的に制御する。この運転制御として、周知のHEMS(Home Energy Management System、ホームエネルギマネジメントシステム)制御と称する家庭内のエネルギ管理のための制御であって、省エネを主体とした制御が含まれる。このHEMS制御により、前述のように、蓄電池2の充放電運転およびインバータ(不図示)の電力変換運転、分電盤(不図示)における電力経路切り替え制御や、給湯機器3への給水や、給湯運転が制御される。
次に、空調システム50について説明するが、この空調システム50の説明に先立ち、まず、邸(建物)H1の概略構成を、図2に基づいて説明する。
図2は、実施の形態1の空調システムのアドバイス装置を備えた邸Hの概略構成を示す概略構成図である。
この邸Hは、地盤に打設された基礎Bと、この基礎Bの上に構築された建物本体10とを備える。
建物本体10は、1階の床部11により、上下で、床部11の下の床下空間20と、床部11の上の床上空間30とに仕切られている。
さらに、床上空間30は、2階の床部12により、上下で、2階の床部12の下の1階居室空間31と、2階の床部12の上の2階居室空間32とに仕切られている。
また、1階居室空間31は、さらに、上下方向に立設された複数の仕切壁13により、複数の居室31a,31b・・・に仕切られている。
同様に、2階居室空間32は、上下方向に立設された複数の仕切壁14により、複数の居室32a,32b,32c・・に仕切られている。
なお、基礎Bにおける立ち上がり側壁部B1の内周面には、グラスウールなどの断熱材40が取り付けられ、床下空間20内の熱が屋外に極力漏れない断熱構造となっている。
次に、邸Hに設けられた空調システム50について説明する。
空調システム50は、屋外機51、屋内機52、計測装置53を備え、さらに、前述した制御機器HGWおよび前述した表示モニタ61を有する設定装置6が含まれる。
屋外機51は、邸Hの屋外に設置され、屋内機52は、床下空間20に設置されている。屋外機51と屋内機52とは、熱媒循環管路54により接続され、ヒートポンプ式の熱交換器を構成している。
さらに、屋内機52は、床下空間20、1階居室空間31(居室31a,31b・・)、2階居室空間32(居室32a,32b・・)に、それぞれに、選択的に送風可能に構成されている。
すなわち、屋内機52は、床下空間20、1階居室空間31、2階居室空間32に接続された送風ダクト52a,52b,52c、これら送風ダクト52a,52b,52cに送風可能なファン(不図示)、各送風パイプを開閉する開閉弁(不図示)を備える。
したがって、空調システム50は、床下空間20、1階居室空間31、2階居室空間32の3系統に対して、それぞれ、独立して温度や風量を調整可能に構成されている。
なお、空調システム50としては、機種や仕様によっては、2階居室空間32に対し、換気のみを可能としたものもある。この場合も、2階居室空間32対し、直接的な温度調整はできないものの、1階居室空間31への吹き出し先および温度を制御することで、2階居室空間32に対して疑似的な温度調整を行うことが可能である。
また、計測装置53は、HENS制御および後述するアドバイス制御を実行するために必要な因子を検出するセンサを含む。このセンサとして、図示は省略するが、床下空間20、1階居室空間31、2階居室空間32のそれぞれの温度を計測するセンサ、外気温度を計測するセンサ、邸Hにおける電力負荷の消費電力を検出するセンサ、太陽光発電装置などのエネルギ生成手段により発電された電力を検出するセンサ、蓄電池2における充放電される電力を検出するセンサが含まれる。
管理サーバSvおよび制御機器HGWでは、上述のHEMS制御により邸Hの仕様に応じたエネルギ管理のための制御および空調システム50の運転制御を実行するのに加え、エネルギ管理および空調システム50の作動に対するアドバイス制御を実行する。
また、上記の管理サーバSvおよび制御機器HGWによる空調システム50の運転制御として、冷暖房を、自動的に開始したり停止したりするタイマー制御が含まれる。そして、このタイマー制御には、過去の空調システム50の運転状況や、検出した室温等に基づいて、住人の在宅時間に応じて快適な空調環境が得られるように、タイマーの設定を行う制御(おすすめタイマー)が含まれる。なお、表示モニタ61を備える設定装置6は、図1に示すように、空調システム50における温度設定や、タイマー制御を実行する時間の設定(タイマー設定)などを行う複数の設定スイッチ62を備える。
(アドバイ制御)
次に、アドバイス制御について説明する。
このアドバイス制御は、管理サーバSvにおいて実行され、最終的に得られたアドバイスを、制御機器HGWに送信し、設定装置6の表示モニタ61で表示する。このアドバイス制御としては、設定温度に対するアドバイスと、HEMS制御およびタイマー制御に対するアドバイスとが含まれる。
<アドバイスの表示>
上述のように、アドバイスは、表示モニタ61に表示されるもので、まず、表示モニタ61におけるアドバイスの表示について説明する。
図3A、図3Bは、表示モニタ61において、アドバイスの表示を行うアドバイス表示部610を示している。このアドバイス表示部610は、液晶などのデジタル表示を行うものであり、このアドバイス表示部610は、上側のHEMS・タイマーアドバイス表示部611と、下側の設定温度アドバイス表示部612とに分けられている。
HEMS・タイマーアドバイス表示部611は、前述のように、HEMS制御およびタイマー制御に対するアドバイスを行う領域であり、主として文字によりアドバイスを表示する。
設定温度アドバイス表示部612は、メータ表示部612aと、文字表示部612bとを備える。
メータ表示部612aは、設定温度および後述する推奨温度域を、図示のメータ表示により視覚的に表示する領域である。
また、文字表示部612bは、設定温度に関するアドバイスを、文字により表示する領域である。
<アドバイス制御の処理の流れ>
次に、アドバイス表示部610のHEMS・タイマーアドバイス表示部611と、設定温度アドバイス表示部612とのそれぞれに、アドバイスを表示するアドバイス制御の処理の流れを説明する。
(設定温度に対するアドバイス制御)
まず、設定温度に対するアドバイス制御の処理について図4、図5A、図5Bに基づいて説明する。
図4は、設定温度に対するアドバイス処理の流れを示すフローチャートである。
最初のステップS101では、必要情報の取得を行う。
この必要情報の取得は、制御機器HGWから取得される情報と、予め管理サーバSvの記憶部(不図示)に記憶されている各邸Hに関する情報とが含まれる。
具体的には、必要情報とは、ユーザが設定した運転モード情報、空調システム50の設定温度情報、空調システム50の吹き出し先情報、邸Hの所在地の地域情報、現在の季節情報が含まれる。
運転モード情報とは、現在の空調システム50の運転モードが、暖房、冷房、除湿、送風のいずれの運転モードに設定されているか、あるいは、主電源OFFでそれらのいずれの運転モードでもない非運転状態であるかの情報である。この運転モード情報は、制御機器HGWから通信ネットワークNを介して管理サーバSvに送られ取得される。なお、運転モードは、ユーザが、設定装置6の設定スイッチ62を操作することで設定される。
設定温度情報は、ユーザが設定した空調システム50の現在の設定温度である。この設定温度情報も、制御機器HGWから通信ネットワークNを介して管理サーバSvに送られ取得される。
吹き出し先情報は、空調システム50において、その吹き出し先が、床下空間、1階居室、2階居室のいずれが選択されているかの情報である。ここで、1階居室および2階居室において、さらに、いずれの部屋への吹き出しが選択されているかの情報を取得するのが好ましい。
邸Hの所在地の地域情報は、予め、邸情報として、管理サーバSvの記憶部に記憶されており、管理サーバSvにおいて、記憶部から読み込むことで取得される。なお、地域情報は、国土交通省が定めた住宅・建築物の省エネルギ基準に準じて、全国を、その気候環境から、8通りの地域に区分したもので、邸Hがその8通りの地域の何れに所在しているかの情報である。本実施の形態では、この地域を示す情報である地域情報をR1〜R8とする。なお、地域情報R1が最も寒冷地(例えば、北海道の高地や北部)であることを示しており、地域情報R8が最も温暖な地域(例えば、沖縄)であることを示している。
現在の季節情報は、現在が、何月の上中下旬のいずれに属する季節であるかの情報であり、管理サーバSvにおける時計、暦の機能部分から現在の年月日を読み込むことで取得される。
ステップS101において、必要情報の取得を行った後に進むステップS102では、必要情報に応じたアドバイスコードの選択を行う。このアドバイスコードD1〜D10(図6参照)の選択については後述する。
アドバイスコードD1〜D10の選択後進むステップS103では、アドバイスコードD1〜D10に応じたアドバイスを設定温度アドバイス表示部612に表示する処理を行う。なお、上記のアドバイスコードD1〜D10およびアドバイスコードD1〜D10に応じたアドバイスの文言は、予め、管理サーバSvの記憶部(不図示)に記憶されている。
<アドバイスコードの選択>
次に、上記のステップS102において実行するアドバイスコードD1〜D10を選択する処理の流れについて説明する。
このアドバイスコードD1〜D10の選択は、まず、空調システム50による吹き出し先情報と運転モード情報とに基づいてコンサルコードu〜y(図6参照)を設定する。そして、このコンサルコードu〜yと、邸Hの所在地の地域情報と、季節情報とに基づいてアドバイスコードD1〜D10を選択するという手順で行う。
そこで、まず、コンサルコードu〜yの設定を説明する。
このコンサルコードの設定は、図5A、図5Bのフローチャートに示す処理の流れに基づいて行う。
図5Aは、空調システム50による吹き出し先が各居室空間31,32となっている場合の処理を示すものであり、図5Bは、吹き出し先が床下空間20となっている場合の処理を示す。
両フローチャートのステップS204〜S207およびS304〜S307に示すように、空調システム50の吹き出し先および運転モードに基づいてコンサルコードu〜yを設定する。また、ステップS204、S207およびS304では、コンサルコードu〜yの設定に加え、設定温度情報の読み込みを行う。
そして、ステップS208、S308では、コンサルコードu〜y、地域情報R1〜R8および季節情報に基づくアドバイスコードD1〜D10の設定を行う。さらに、ステップS209、S309では、アドバイスコードD1〜D10と、設定温度情報に基づいて、アドバイスの表示を行う。
ここで、ステップS208、S308におけるコンサルコードu〜y、地域情報R1〜R8および季節情報に基づくアドバイスコードD1〜D10の設定について、図6に基づいて説明する。
図6は、コンサルコードu〜y、地域情報R1〜R8および季節情報と、アドバイスコードD1〜D10との関係を示す関係図である。
すなわち、ステップS208,S308では、図6に示すように、縦行に示す、コンサルコードu〜yと、横列に示す、地域情報R1〜R8別の季節との組み合わせによりアドバイスコードD1〜D10を決定する。
なお、図6に示すように、地域情報R1〜R4が与えられる寒冷地域では、夏場にはアドバイスコードの設定は行わない、すなわち、設定温度に関するアドバイスは行わない。また、アドバイスコードD1〜D10の設定が無いグレーアウトの表示は、暖房および冷房が実行されない季節であって、アドバイス表示を行わず、設定温度アドバイス表示部612をグレー表示する。
図7は、アドバイスコードD1〜D10に応じて表示するアドバイスの内容を示す。すなわち、ステップS209、S309において表示するアドバイスを示している。
以下に、地域情報R1〜R8、コンサルコードu〜yおよび季節と、アドバイスコートD1〜D10との関係、および、アドバイスコードD1〜D10によるアドナイスの内容について説明する。
まず、夏の時期のアドバイス制御について説明する。
図6に示すように、寒冷地域(R1〜R4)を除く、地域情報R5〜R8が与えられた地域では、7月〜9月上旬までの夏場に、運転モードが暖房(コンサルコードu)の場合、アドバイスコードD−1のアドバイスを表示する(図7参照)。
すなわち、夏場に暖房運転を行っている場合には、冷房運転を勧めるアドバイスを表示するとともに、図3A〜図3Cに示すメータ表示部612aによる推奨温度域と設定温度との表示を行う。なお、このメータ表示部612aによる表示については、後述する。
また、地域情報R5〜R8が与えられた地域では、7月〜9月上旬までの夏場に、運転モードが冷房(コンサルコードw)の場合、アドバイスコードD−2のアドバイスを表示する(図7参照)。
すなわち、図3A〜図3Cに示すメータ表示部612aにより、推奨温度域と設定温度との比較表示を行うとともに、文字表示部612bにより、設定温度の適否についてのコメントを表示する。
同じく地域情報R5〜R8が与えられた地域では、7月〜9月上旬までの夏場に、運転モードが除湿(コンサルコードw)の場合、アドバイスコードD−3のアドバイスを表示する(図7参照)。
すなわち、文字表示部612bにより、現在、除湿設定であること、および、暑いと感じた場合には冷房運転を行うことを勧める表示を行う。なお、この場合、メータ表示部612aによる推奨温度域と設定温度との表示は行わない。
同じく地域情報R5〜R8が与えられた地域では、7月〜9月上旬までの夏場に、運転モードが送風(コンサルコードx)の場合、アドバイスコードD−4のアドバイスを表示する(図7参照)。
すなわち、文字表示部612bにより、現在、送風設定であること、および、暑いと感じた場合には冷房運転を行うことを勧める表示を行う。なお、この場合、メータ表示部612aによる推奨温度域と設定温度との表示は行わない。
同じく地域情報R5〜R8が与えられた地域では、7月〜9月上旬までの夏場に、主電源がOFF(コンサルコードy)の場合、アドバイスコードD−5のアドバイスを表示する(図7参照)。
すなわち、文字表示部612bにより、現在、オフ設定であること、および、暑いと感じた場合には冷房運転を行うことを、むしむしする場合には除湿運転を行うことを、勧める表示を行う。なお、この場合、メータ表示部612aによる推奨温度域と設定温度との表示は行わない。
次に、冬の時期のアドバイス制御について説明する。
図6に示すように、地域情報R1〜R4が与えられた寒冷地域における12月上旬〜4月上旬および地域情報R5〜R8が与えられた温暖地域における12月上旬〜3月の冬場に、運転モードが暖房(コンサルコードu)の場合、アドバイスコードD−6のアドバイスを表示する(図7参照)。
この場合、メータ表示部612aにより、推奨温度域と設定温度との比較表示を行うとともに、文字表示部612bにより、設定温度の適否に関するコメントや、床下空間20の設定温度を1階居室空間31の設定温度よりも高く設定することを勧める表示を行う。
同様に、地域情報R1〜R4が与えられた寒冷地域における12月上旬〜4月上旬および地域情報R5〜R8が与えられた温暖地域における12月上旬〜3月の冬場に、運転モードが冷房(コンサルコードw)の場合、アドバイスコードD−7のアドバイスを表示する(図7参照)。
すなわち、メータ表示部612aにより、推奨温度域と設定温度との表示を行うとともに、文字表示部612bにより、設定温度の適否に関するコメントと、寒いと感じたら暖房運転を行うことを勧める表示を行う。
同様に、地域情報R1〜R4が与えられた寒冷地域における12月上旬〜4月上旬および地域情報R5〜R8が与えられた温暖地域における12月上旬〜3月の冬場に、運転モードが除湿(コンサルコードw)の場合、アドバイスコードD−8のアドバイスを表示する(図7参照)。
すなわち、文字表示部612bにより、現在、除湿設定であること、および、寒いと感じた場合には暖房運転を行うことを勧める表示を行う。なお、この場合、メータ表示部612aによる推奨温度域と設定温度との表示は行わない。
同様に、地域情報R1〜R4が与えられた寒冷地域における12月上旬〜4月上旬および地域情報R5〜R8が与えられた温暖地域における12月上旬〜3月の冬場に、運転モードが送風(コンサルコードx)の場合、アドバイスコードD−9のアドバイスを表示する(図7参照)。
すなわち、文字表示部612bにより、現在、送風設定であること、および、寒いと感じた場合には暖房運転を行うことを勧める表示を行う。なお、この場合、メータ表示部612aによる推奨温度域と設定温度との表示は行わない。
同様に、地域情報R1〜R4が与えられた寒冷地域における12月上旬〜4月上旬および地域情報R5〜R8が与えられた温暖地域における12月上旬〜3月の冬場に、主電源がOFF(コンサルコードy)の場合、アドバイスコードD−10のアドバイスを表示する(図7参照)。
すなわち、文字表示部612bにより、現在、オフ設定であること、および、寒いと感じた場合には暖房運転を行うことを、勧める表示を行う。なお、この場合、メータ表示部612aによる推奨温度域と設定温度との表示は行わない。
<設定温度アドバイス表示部およびメータ表示部によるアドバイス表示>
次に、設定温度アドバイス表示部612およびメータ表示部612aにおけるアドバイス表示の具体例を、図3A、図3B、図3Cに基づいて説明する。
図3Aは、設定温度アドバイス表示部612における1月上旬のアドバイス表示の一例を示している。また、図3Bは、設定温度アドバイス表示部612における3月上旬のアドバイス表示の一例を示している。図3Cは、メータ表示部612aにおける設定温度および推奨温度の表示の一例ならびに警告表示の一例を示している。
ここで、まず、メータ表示部612aによる表示について説明する。
このメータ表示部612aは、設定温度と推奨温度との比較表示を行う。本実施の形態1では、空調システム50は、前述したように、床下空間(ベース)20と、1階居室空間31の居室31a,31b・・と、2階居室空間32の居室32a,32b・・との三系統の吹き出し先を独立して行うことができる。つまり、3系統で、独立して空調を行うことができ、それぞれの系統に対し、独立して設定温度の設定が可能である。
そこで、メータ表示部612aでは、設定温度と推奨温度との比較表示を、これら3系統について、第1系統表示部612aa、第2系統表示部612ab、第3系統表示部612acの3つの表示部において、それぞれ、独立して行っている。
これら図3A〜図3Cの表示例では、第1系統表示部612aaでは、床下空間20の設定温度、推奨温度の比較表示を行っている。また、第2系統表示部612abでは、1階居室空間31のいずれかの居室31a、31b(例えば、リビング)の設定温度、推奨温度の比較表示を行っている。さらに、第3系統表示部612acでは、2階居室空間32のいずれかの居室32a,32bの設定温度、推奨温度の比較表示を行っている。
上記の設定温度と推奨温度との比較表示を行うにあたり、実施の形態では、メータ表示により行っている。
すなわち、メータ表示部612aの各系統表示部612aa,612ab,612acは、目盛部613と、温度表示部614とを備える。
目盛部613は、半円状に形成され、温度の単位を表す目盛が一定間隔で配置されている。本実施の形態では、目盛は、16℃から30℃までの範囲で、1℃刻みで配置されている。
温度表示部614は、設定温度と推奨温度とを表示するもので、設定温度を表示する指針表示部614aと、温度幅を有して推奨温度を表す推奨温度域表示部614bとを備える。
指針表示部614aは、指針の先端が設定温度を指すように表示する。
推奨温度域表示部614bは、推奨温度を中心に±2℃の範囲を表示する。ここで、推奨温度は、±0.5℃程度の幅を持たせて表示しているとともに、推奨温度は、推奨温度域よりも濃い色により表示している。
さらに、推奨温度域表示部614bは、暖房運転モード時と、冷房運転モード時とで異なる色で表示する。具体的には、運転モードが暖房運転モードの場合は、推奨温度域表示部614bを、暖色系の色(例えば、オレンジ色や黄色)により表示する。一方、運転モードが冷房運転モードの場合は、推奨温度域表示部614bを、寒色系の色(例えば、青色や緑色)により表示する。
また、指針表示部614aは、推奨温度域表示部614bとは異なる色)例えば、黒色や紺色や赤色など)により表示する。
さらに、図3Cに示すように、メータ表示部612aにおいて、各系統表示部612aa,612ab,612acは、警告表示部615を備える。この警告表示部615は、各系統表示部612aa,612ab,612acに設けられているが、図3Cでは、第2系統表示部612abおよび第3系統表示部612acにおいて警告表示を行った状態を示している。
この警告表示部615は、指針表示部614aにより表示する設定温度が、推奨温度域表示部614bが表示する推奨温度域から所定温度(例えば、3℃)以上離れている場合に、警告表示を行う。
具体的には、暖房時に、設定温度が推奨温度域に対し、高温側に所定温度以上大きい場合、「高温注意」との警告表示を行う。
また、冷房時に、設定温度が推奨温度域に対し、冷温側に所定温度以上大きい場合に、「低温注意」との警告表示を行う。
次に、推奨温度について説明する。
推奨温度は、予め、各邸Hの仕様情報、地域情報、季節情報、吹き出し先情報(部屋)に応じ、温度幅を持って設定され、管理サーバSvの記憶部に記憶されている。したがって、ステップS101において取得した必要情報に応じた推奨温度および推奨温度域を読み込み、これを表示する。
図3Aの表示例では、床下空間20の設定温度および推奨温度を比較表示する第1系統表示部612aaでは、推奨温度域表示部614bは、24℃〜28℃の領域を表示している。これは、1月上旬の床下空間20の推奨温度域を示している。
そして、1階居室空間31(例えば、リビング)の設定温度および推奨温度を比較表示する第2系統表示部612abでは、推奨温度域表示部614bは、21℃〜25℃の領域を表示している。また、2階居室空間32(例えば、子供部屋)の設定温度および推奨温度を比較表示する第3系統表示部612acも、推奨温度域表示部614bは、21℃〜25℃の領域を表示している。
(HEMS・タイマーアドバイス表示部によるアドバイス制御>
次に、HEMS・タイマーアドバイス表示部611によるHEMS制御およびタイマー制御に対するアドバイス制御について説明する。
ここで、タイマー制御に関するアドバイスついて簡単に説明する。
このタイマー制御のアドバイス(おすすめタイマー)は、推奨時刻に空調システム50の運転開始および運転停止を行うようにタイマーの設定を促すものである。なお、推奨時刻は、過去の空調システム50の運転状況に基づいて、その運転パターンを分類した上で求めた、各邸Hの生活パターンに対して理想的な空調システム50の運転開始時刻および運転停止時刻である。
また、このタイマー制御によるアドバイス(おすすめタイマー)としては、タイマーの設定が成されていない場合に、過去の運転パターンに基づく推奨時刻にタイマーを設定することを促したり、あるいはタイマーの設定時刻が、推奨時刻と異なる場合に、推奨時刻への設定変更を促したりするアドバイスが含まれる。
なお、上述の各邸Hの生活パターンに応じた運転パターンとしては、例えば、朝7時に起床する住人の空調システム50の運転状況として、概ね4つのパターンに分類することができる。
第1のパターンは、深夜電力をフルに利用し、タイムスケジュール運転(タイマー)も出掛けるまでオン状態とするパターンである。
第2のパターンは、深夜は運転せず、朝から深夜電力を少し利用して運転を開始し、出掛けるまでタイムスケジュール運転(タイマー)をオン状態とするか、手動で運転するパターンである。
第3のパターンは、深夜電力は全く利用せず、朝から手動で運転するパターンである。
第4のパターンは、空調システム50を全く使用しないパターンである。
このように、住人の過去の空調システム50の運転状態に基づいて、複数の運転パターンに分類し、この分類した運転パターンに基づいて、空調システム50自体の運転および空調システム50の電力の供給などの運転、運転停止の推奨時間を設定する。
図8は、HEMS制御およびタイマー制御(おすすめタイマー)に関するアドバイス制御の処理の流れを示すフローチャートである。
最初のステップS201では、空調システム50の機種の判別を行う。本実施の形態1では、ステップS201では、HEMS制御を実行可能な第1の機種T1か、HEMS制御に対応していない第2の機種T2かの判別を行う。また、本実施の形態1で用いた空調システム50は、前述したように、HEMS制御を実行しており(第1の機種)、本実施の形態1の場合には、ステップS212に進む。
次のステップS202、S212では、空調システム50の運転モード、タイマーの設定の有無(タイマーON/OFF)を読み込む。なお、運転モードとしては、床下空間20、1階居室空間31、2階居室空間32の3系統に対する空調状態(冷房、暖房、除湿、送風)を読み込む。
さらに、ステップS203、S213では、空調システム50が動作中であるか否か(主電源ON/OFF)を判定し、動作中(周電源ON)であれば、ステップS205,S215に進む。また、空調システム50が非動作中(主電源OFF)の場合、第1の機種の場合は、ステップS214に進み、第2の機種の場合は、ステップS204に進む。
そして、ステップS204では、コンサルコード=aに設定し、ステップS214では、コンサルコード=bに設定する。
ステップS205,S215では、空調システム50の運転モードおよびタイマーの設定状態を判定し、この判定結果に応じステップS206〜S209、S216〜S219に進む。
そして、ステップS206〜S209、S216〜S219では、空調システム50の運転モードおよびタイマーのON、OFFに基づいて、コンサルコードc〜m、n〜pを設定する。
なお、これらステップS206〜S209、S216〜S219におけるコンサルコードa〜tの設定ロジックを、図9A,図9Bに示す。
次に、コンサルコードa〜tの設定の後に進むステップS210では、コンサルコードa〜tと、地域情報R1〜R8と、季節と、に基づいて、アドバイスコードA−1〜A−6、B−1〜B−16、C−1〜C−16を設定する。
これら、コンサルコードa〜tと、地域情報R1〜R8と、季節と、これに対応するアドバイスコードA−1〜A−6、B−1〜B−16、C−1〜C−16との関係を、図10A、図10Bに示す。
そして、ステップS210に続くS211では、アドバイスコードA−1〜A−6、B−1〜B−16、C−1〜C−16に応じたアドバイスを表示する。
なお、各アドバイスコードA−1〜A−6、B−1〜B−16、C−1〜C−16と、アドバイスの関係は、図11A、図11B,図11Cに示す。
このHEMS制御およびタイマー制御に対するアドバイス制御としては、以下のアドバイスを有する。
・タイマー制御(おすすめタイマー)の設定を行っていない場合に、タイマー制御の設定を促すアドバイス(A−1,A−4,B−2、B−12,B−14,C−2,C−12,C−14など)。
・タイマー制御(おすすめタイマー)の設定を行っているので、そのままタイマー制御の設定を継続することを促すアドバイス(B−1、B−9,C−1,C−9など)。
・タイマー制御(おすすめタイマー)の設定を特定の空間に行っているが、他の空間にも必要に応じタイマー制御の設定を行うことを促すアドバイス(B−10、B−11,C−10,C−11など)。
・HEMS制御の設定を行っているので、そのまま継続してHEMS制御の設定を継続することを促すアドバイス(B−5、B−15,C−5,C−15など)。
に示すように、HEMSを進める、タイマーを勧める。
・HEMS制御の設定を行っていない場合に、HEMS制御の設定を促すアドバイス(B−6、B−16,C−6,C−16など)。なお、図10Bに示すように、B−6、B−16,C−6,C−16は、夏および冬に実行されるもので、HEMS制御の設定を促すアドバイスは、夏および冬に実行する。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態の1の空調システムのアドバイス装置の効果を列挙する。
1)実施の形態1の空調システムのアドバイス装置は、
邸H(建物)に設けられた空調システム50に関する情報を表示する表示モニタ61と、
邸Hに関する情報および空調システム50に関する情報を取得する管理サーバSvと、
情報ごとに対応付けられたアドバイスを記憶する管理サーバSvの記憶部と、
管理サーバSvに含まれ、取得した情報に基づいて記憶部に記憶されたアドバイスを読み出して表示モニタ61に表示させるアドバイス制御部と、
を有し、
取得される情報として、
空調システム50の設定された運転モード(冷房、暖房、除湿、送風)の情報と、
空調システム50の設定温度の情報と、
邸の建物の所在地を示す地域情報R1〜R8と、
現在の季節の情報と、
が含まれ、
アドバイス制御により表示されるものに、
設定温度と推奨温度とを比較可能な比較表示部としてのメータ表示部612aの表示が含まれる空調システムのアドバイス装置とした。
したがって、ユーザが設定した設定温度を、邸Hの所在地、季節に応じた適切な設定温度と相対的に比較しながら的確にアドバイスし、快適な空調環境を得ることが可能である。
2)実施の形態1の空調システムのアドバイス装置は、
メータ表示部612aは、温度の単位を表す目盛部613と、この目盛部613を基準に温度を示す温度表示部614と、を備え、
アドバイス制御部は、メータ表示部612aの温度表示部614により、設定温度と推奨温度とを表示する。
空調システムのアドバイス装置とした。
したがって、設定温度と推奨温度とを目盛部613により視覚的に相対比較しながら認識でき、両者の比較表示がより明確になる。
3)実施の形態1の空調システムのアドバイス装置は、
アドバイス制御部は、設定温度を指針表示部614aにより示し、推奨温度は温度幅を持たせた推奨温度表示域表示部614bにより表示する空調システムのアドバイス装置とした。
したがって、ユーザは、温度幅を有した推奨温度表示域の範囲で温度設定が可能、すなわち、推奨温度域の範囲内で、高めの温度、低めの温度に設定可能であり、単一の推奨温度に設定するものと比較して、設定温度の自由度が広がる。
4)実施の形態1の空調システムのアドバイス装置は、
推奨温度は、情報に対応付けされて記憶部に記憶され、
アドバイス制御部は、取得された情報に応じた推奨温度を読み出してメータ表示部612aに表示する空調システムのアドバイス装置とした。
したがって、地域情報などに基づいた適切な推奨温度を、容易に読み出し表示することができる。これにより、快適性の高い設定温度とするのを促すことが可能となる。
5)実施の形態1の空調システムのアドバイス装置は、
アドバイス制御部は、アドバイスとして、設定温度と推奨温度とが離れている場合に、設定温度が不適切であることを警告するアドバイスが含まれる空調システムのアドバイス装置とした。
これにより、不適切な設定温度に設定することが生じにくくなる。
6)実施の形態1の空調システムのアドバイス装置は、
アドバイス制御部は、取得する情報として、空調システム50の機種情報が含まれ、かつ、空調システム50の機種に応じたアドバイスを行う空調システムのアドバイス装置とした。
したがって、空調システム50の機種の違いに応じたアドバイスを行わないものと比較して、より適切なアドバイスを行うことが可能となる。
7)実施の形態1の空調システムのアドバイス装置は、
アドバイス制御部は、アドバイス制御を行うにあたり、空調システム50の機種がHEMS制御を実行可能である場合、アドバイスとしてHEMS制御の実行を推奨するアドバイスが含まれる空調システムのアドバイス装置とした。
したがって、より適切なアドバイスが可能となる。
8)実施の形態1の空調システムのアドバイス装置は、
アドバイス制御部は、HMES制御の実行の推奨を、季節が夏と冬である場合に行う空調システムのアドバイス装置とした。
したがって、暖房によるエネルギ消費が大きな夏季および冬季において、省エネを図りながら、快適な空調環境が得られる。
9)実施の形態1の空調システムのアドバイス装置は、
空調システム50は、運転を自動で開始するタイマー制御を実行可能であり、
アドバイス制御部は、タイマー制御の実行が設定されていない場合に、タイマー制御の実行を推奨するアドバイスを行う空調システムのアドバイス装置とした。
したがって、ターマー制御により快適な空調環境を得ることを促すことができる。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例では、アドバイス制御を、管理サーバを主体として実施する例を示したが、これに限定されない。すなわち、実施の形態では、複数の建物(邸)に対してアドバイス制御を実施するため、管理サーバを主体として実施したが、1つの建物(邸)に限定して実施する場合、建物(邸)内の制御機器により実施するようにしてもよい。
また、建物として戸建ての住宅(邸)を一例として示したが、建物としてはこれに限定されず、集合住宅、オフィスなど戸建ての住宅以外の建物にも適用可能である。
さらに、設定温度と推奨温度との比較表示としては、実施の形態のようなメータ表示に限定されるものではなく、両者の数値表示したものを並列表示してもよい。また、比較表示部として、メータ表示部を用いる場合であっても、目盛部の形状は、実施の形態で示したような半円形の目盛部に限定されず、例えば、縦方向や横方向に直線状の目盛部などの他の形状・配置の目盛部を用いてもよい。
20 床下空間
30 床上空間
31 1階居室空間
32 2階居室空間
50 空調システム(空調機器)
61 表示モニタ(表示手段)
610 アドバイス表示部
611 HEMS・タイマーアドバイス表示部
612 設定温度アドバイス表示部
612a メータ表示部
613 目盛部
614a 指針表示部
614b 推奨温度域表示部
615 警告表示部
C 住宅用機器制御システム
H 邸(建物)
HGW 制御機器(アドバイス制御部)
Sv 管理サーバ(アドバイス制御部)

Claims (6)

  1. 建物に設けられた空調機器に関する情報を表示する表示手段と、
    前記建物に関する情報および前記空調機器に関する情報を取得する管理サーバと、
    前記情報ごとに対応付けられたアドバイスを記憶する記憶部と、
    前記管理サーバに含まれ、取得した前記情報に基づいて前記記憶部に記憶されたアドバイスを読み出して前記表示手段に表示させるアドバイス制御を行うアドバイス制御部と、
    を有し、
    前記取得される前記情報として、
    前記空調機器の設定された運転モードの情報と、
    前記空調機器の設定温度の情報と、
    前記建物の所在地の情報と、
    現在の季節の情報と、
    が含まれ、
    前記アドバイス制御により表示されるものに、前記設定温度と、前記情報に対応付けされて前記記憶部に記憶された推奨温度とを比較可能な比較表示部の表示が含まれ、
    前記比較表示部は、温度の単位を表す目盛部と、この目盛部を基準に温度を示す温度表示部と、を備えたメータ表示部であり、
    前記アドバイス制御部は、前記メータ表示部の前記温度表示部において、前記設定温度を指針により示し、前記推奨温度を、温度幅を持たせた推奨温度表示域により表示し、
    さらに、前記アドバイス制御部の前記アドバイス制御による前記アドバイスとして、暖房時に、前記設定温度が前記推奨温度表示域に対し、高温側に所定温度以上大きい場合、および、冷房時に、前記設定温度が前記推奨温度表示域に対し、冷温側に所定温度以上大きい場合に、前記設定温度が不適切であることを警告するアドバイスが含まれる
    空調システムのアドバイス装置。
  2. 請求項1に記載の空調システムのアドバイス装置において、
    前記アドバイス制御部は、前記設定温度が不適切であることの警告は、前記メータ表示部の警告表示部により行う
    空調システムのアドバイス装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の空調システムのアドバイス装置において、
    前記アドバイス制御部は、前記取得する情報として、前記空調機器の機種情報が含まれ、かつ、前記空調機器の機種に応じたアドバイスを行う
    空調システムのアドバイス装置。
  4. 請求項に記載の空調システムのアドバイス装置において、
    前記アドバイス制御部は、前記アドバイス制御を行うにあたり、前記空調機器の前記機種がホームエネルギマネジメントシステム制御を実行可能である場合、前記アドバイスとして前記ホームエネルギマネジメントシステム制御の実行を推奨するアドバイスが含まれる
    空調システムのアドバイス装置。
  5. 請求項に記載の空調システムのアドバイス装置において、
    前記アドバイス制御部は、前記ホームエネルギマネジメントシステム制御の実行の推奨を、季節が夏と冬である場合に行う
    空調システムのアドバイス装置。
  6. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の空調システムのアドバイス装置において、
    前記空調機器は、運転を自動で開始するタイマー制御を実行可能であり、
    前記アドバイス制御部は、前記タイマー制御の実行が設定されていない場合に、前記タイマー制御の実行を推奨するアドバイスを行う
    空調システムのアドバイス装置。
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