JP6907721B2 - 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示制御装置、表示制御方法及びプログラムに関する。
近年、街頭やショッピングモール等にデジタルサイネージを設置し、デジタルサイネージを用いて各種の案内、宣伝、広告等が行われている。このような場所に設置されるデジタルサイネージに表示される情報は不特定の人に向けて発信されるので、デジタルサイネージの表示情報を必要とするユーザ又は表示情報を提供すべきユーザに適切に届けることは難しい。
特許文献1には、表示画面を見る視聴者の目の状態に応じて、表示中の文字の読みやすさを判定し、判定結果に基づいて、表示中の文字の背景、色、大きさ等を変更することにより、読みやすい表示状態に変更する表示装置が開示されている。特許文献1に開示された装置によれば、視聴者の指示がなくても自動的に読みやすい表示状態で文字が表示される。
特開2010−258940号公報
特許文献1に開示された装置では、特定の視聴者が視聴する状況において、視聴者が読みやすい表示状態で文字を表示することができる。
しかし、街頭等に設置されたデジタルサイネージは、不特定の人に向けて情報を提供するので、デジタルサイネージの表示情報を必要とするユーザ又は表示情報を提供すべきユーザにとって読みやすい表示状態を実現することは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、不特定の人を対象とした状況において、表示情報を提供すべき対象者に適切に表示情報を提供することが可能な表示制御装置等を提供することにある。
本発明の一態様に係る表示制御装置は、表示部に画像を表示させる表示制御を行う表示制御装置において、前記表示部から、前記表示部の表示面側に存在する人までの距離を取得する距離取得部と、前記距離取得部が取得した距離が所定距離未満である場合、前記表示部に表示させる画像を第1画像に切り替え、前記距離取得部が取得した距離が前記所定距離以上である場合、第2画像に切り替える画像切替部と、前記画像切替部が切り替えた前記第1画像又は第2画像と、案内情報とを含む表示データを生成する表示データ生成部とを備え、前記表示データ生成部は、前記距離取得部が取得した距離が前記所定距離未満である場合、前記距離が前記所定距離以上である場合よりも、前記案内情報の表示領域を小さくするか、又は、前記案内情報のフォントサイズを小さくするようにしてあり、前記画像切替部が切り替えた前記第1画像の表示領域を、前記距離が前記所定距離以上である場合に前記画像切替部が切り替える前記第2画像の表示領域よりも大きくするようにしてあることを特徴とする。
本発明の一態様に係る表示制御方法は、表示部に画像を表示させる表示制御装置による表示制御方法において、前記表示制御装置が、前記表示部から、前記表示部の表示面側に存在する人までの距離を取得し、取得した距離が所定距離未満である場合、前記表示部に表示させる画像を第1画像に切り替え、前記取得した距離が前記所定距離以上である場合、第2画像に切り替え、切り替えた前記第1画像又は第2画像と、案内情報とを含む表示データを生成することとし、前記取得した距離が前記所定距離未満である場合、前記距離が前記所定距離以上である場合よりも、前記案内情報の表示領域を小さくするか、又は、前記案内情報のフォントサイズを小さくするようにしてあり、前記切り替えた前記第1画像の表示領域を、前記距離が前記所定距離以上である場合に切り替えられる前記第2画像の表示領域よりも大きくするようにしてあることを特徴とする。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、表示部に画像を表示させる処理を実行させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータに、前記表示部から、前記表示部の表示面側に存在する人までの距離を取得し、取得した距離が所定距離未満である場合、前記表示部に表示させる画像を第1画像に切り替え、前記取得した距離が前記所定距離以上である場合、第2画像に切り替え、切り替えた前記第1画像又は第2画像と、案内情報とを含む表示データを生成することとし、前記取得した距離が前記所定距離未満である場合、前記距離が前記所定距離以上である場合よりも、前記案内情報の表示領域を小さくするか、又は、前記案内情報のフォントサイズを小さくし、前記切り替えた前記第1画像の表示領域を、前記距離が前記所定距離以上である場合に切り替えられる前記第2画像の表示領域よりも大きくする処理を実行させることを特徴とする。
本発明の一態様にあっては、不特定の人を対象とした状況において、表示情報を提供すべき対象者に対して適切に表示情報を提供することができる。
実施形態1に係る表示装置の外観模式図である。 実施形態1に係る表示装置の内部構成例を示すブロック図である。 制御部によって実現される機能を示すブロック図である。 表示パネルの画面例を示す模式図である。 表示装置が行う表示処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2の表示装置の内部構成例を示すブロック図である。 実施形態2の表示装置が行う表示処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2の表示パネルの画面例を示す模式図である。 実施形態3の表示装置の制御部によって実現される機能を示すブロック図である。 実施形態3の表示装置が行う表示処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本開示の表示制御装置、表示制御方法及びプログラムについて、表示部を備える表示装置に適用した実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る表示装置の外観模式図、図2は、実施形態1に係る表示装置の内部構成例を示すブロック図である。
実施形態1の表示装置1は、例えばデジタルサイネージであり、街頭、ショッピングモール、ホテル、空港、駅等の施設の適宜箇所に設置されて使用される。図1には、例えば壁面に設置されて使用される構成の表示装置1を示しているが、表示装置1は、スタンド(不図示)を用いて床面に設置されて使用される構成でもよい。
表示装置1は、制御部10、記憶部11、表示パネル(表示部)12、スピーカ13及びカメラ14等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等のプロセッサを含む。制御部10は、記憶部11に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、表示パネル12に画像を表示させる表示制御処理を含む種々の制御処理を行う。
記憶部11は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等を含む。記憶部11は、制御部10が実行する制御プログラム(例えば、画像処理プログラム11a)及び各種のデータ(例えば、キャラクタデータ11b及び案内情報11c)等を予め記憶している。また記憶部11は、制御部10が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。
キャラクタデータ11b及び案内情報11cは、制御部10が画像処理プログラム11aを実行した際に用いられる。
キャラクタデータ11bは、キャラクタを表示するための画像データであり、少なくとも2つのデータを含む。例えば、キャラクタデータ11bは、7頭身〜8頭身の人型キャラクタの画像(第1画像)を表示するための第1キャラクタデータ11ba(図3,図4参照)と、2頭身〜3頭身の人型キャラクタの画像(第2画像)を表示するための第2キャラクタデータ11bb(図3,図4参照)とを含む。第1キャラクタデータ11ba及び第2キャラクタデータ11bbは、同一のキャラクタを表示するための画像データである。第2キャラクタデータ11bbは、第1キャラクタデータ11baのキャラクタの特徴部分を強調した画像データ、所謂デフォルメした画像データであり、離れた場所からでも見易い画像であることが望ましい。なお、キャラクタデータ11bは、人型キャラクタに限らず、犬又は猫等の動物のキャラクタを表示するための画像データであってもよい。
案内情報11cは、表示装置1が設置されている場所、施設、近隣の店舗の案内、お知らせ等のコンテンツであり、表示パネル12に表示されるテキストデータ及び画像データ等を含む。また、案内情報11cは2種類のコンテンツを含み、例えば、表示装置1から近い場所(例えば、2m〜3m程度離れた場所)で視認できる程度のフォントサイズで表示される第1案内情報11ca(図3,図4参照)と、表示装置1から離れた場所からでも視認できるように比較的大きいフォントサイズで表示される第2案内情報11cb(図3,図4参照)とを含む。第1案内情報11ca及び第2案内情報11cbは、例えば1つの店舗に関する案内情報11cとして用意される。
案内情報11cには、表示パネル12に表示される表示データだけでなく、スピーカ13から音声出力される音声データ又は音楽データが含まれていてもよい。
表示パネル12は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等であり、制御部10からの指示に従って各種の情報を表示する。
スピーカ13は、制御部10からの指示に従った内容(メッセージ)を音声出力する。
カメラ14は、制御部10からの指示に従って撮像し、表示装置1の周囲の撮像画像を取得する。カメラ14は、取得した撮像画像を記憶部11へ送出し、記憶部11に記憶させる。
図1に示す表示装置1では、表示パネル12は矩形の表示面を有しており、スピーカ13及びカメラ14は表示パネル12の表示面側に設けられている。スピーカ13は、表示面の下側に設けられており、表示面側へ音声を出力する。カメラ14は、表示面の上側に設けられており、表示面側を撮像する。スピーカ13は、表示パネル12の表示面側にいる人に音声が届く位置であれば配置位置は限定されず、カメラ14は、表示パネル12の表示面側を撮像できれば配置位置は限定されない。
実施形態1の表示装置1は、上述した構成のほかに、操作部及び通信部等を備えてもよい。操作部は、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部10へ送出する。操作部は、表示パネル12と一体として構成されてもよく、この場合、表示パネル12の代わりに操作パネルが設けられる。
通信部は、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワークに接続するためのインタフェースであり、ネットワークに接続可能な外部装置との間で通信を行う。
次に、表示装置1の制御部10が画像処理プログラム11aを実行することによって実現する機能について説明する。図3は、制御部10によって実現される機能を示すブロック図、図4は、表示パネル12の画面例を示す模式図である。
表示装置1の制御部10は、記憶部11に記憶してある画像処理プログラム11aを実行した場合、撮像処理部21、人検知部22、距離検出部23、表示データ生成部24、表示処理部25の各機能を実現する。なお、本実施形態では、上述した各機能を制御部10が画像処理プログラム11aを実行することにより実現するが、上述した各機能の一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。
撮像処理部21は、カメラ14に撮像処理を行わせ、表示装置1の表示面側(正面側)の撮像画像を取得する。
人検知部22は、撮像処理部21が取得した撮像画像に基づいて、表示装置1の正面に人がいるか否かを検知する。例えば、人検知部22は、テンプレートマッチング技術によって撮像画像中に人が含まれているか否かを判断する。具体的には、一般的な人の顔又は全身の画像を示すテンプレートが予め記憶部11に記憶されており、人検知部22は、撮像画像からテンプレートに一致する領域を検知した場合、検知した領域を人の領域として抽出する。
距離検出部(距離取得部)23は、人検知部22が人を検知した場合、表示装置1(表示面)から、人検知部22が検知した人までの距離を検出(取得)する。例えば、複数の距離毎に、それぞれの距離離れた位置から人を撮像した場合の撮像画像中の人の顔領域の大きさを予め取得して記憶部11に記憶しておく。そして、距離検出部23は、人検知部22が抽出した人の領域から人の顔領域を抽出し、抽出した顔領域の大きさに対応する距離を、記憶部11に記憶してある距離から特定する。距離検出部23は、特定した距離を、表示装置1から検知された人までの距離に決定する。
なお、人検知部22が複数人を検知した場合、距離検出部23は、検知された複数人のうちのいずれかの人を対象者に選定し、選定した対象者までの距離を検出する。距離検出部23が距離を検出する対象者としては、以下のような人を選定することが考えられる。
例えば、表示装置1から最も近い場所にいる人を対象者に選定してもよい。この場合、例えば、距離検出部23は、人検知部22が抽出した複数の人の領域からそれぞれ顔領域を抽出し、最も大きい顔領域の人を対象者に選定する。そして、距離検出部23は、選定した対象者の顔領域の大きさに対応する距離を特定する。なお、撮像画像中の顔領域が最も大きい人は、表示装置1に最も近い場所にいる可能性が高いと考えられる。
また、表示装置1の正面で立ち止まっている人を対象者に選定してもよい。この場合、例えば、距離検出部23は、カメラ14によって所定時間間隔(例えば数10m秒毎、数100m秒毎)で取得される複数の撮像画像において、人検知部22が順次検知(抽出)する人の領域が移動しているか否かを判断する。そして、距離検出部23は、人の領域が移動していないと判断した場合、表示装置1の正面で立ち止まっている人がいると判断し、この人を対象者に選定し、選定した対象者までの距離を特定する。具体的には、距離検出部23は、立ち止まっていると判断した人の顔領域の大きさに対応する距離を特定する。なお、表示装置1の正面で立ち止まっている人が複数いる場合、距離検出部23は、立ち止まっていると判断した複数人のうちで、最も大きい顔領域の大きさに対応する距離を特定すればよい。
更に、表示装置1の正面で表示装置1(表示画面)を見ている人を対象者に選定してもよい。この場合、例えば、人検知部22が人の検知処理を行う際に顔検知処理を行い、検知した人の顔が正面(表示装置1の方)を向いているか否かを判断する。人検知部22が検知した人の顔が正面を向いていると判断した場合、距離検出部23は、表示装置1を見ている人がいると判断し、この人を対象者に選定し、選定した対象者までの距離を特定する。具体的には、距離検出部23は、表示装置1を見ていると判断された人の顔領域の大きさに対応する距離を特定する。なお、表示装置1を見ている人が複数いる場合、距離検出部23は、表示装置1を見ていると判断された複数人のうちで、最も大きい顔領域の大きさに対応する距離を特定すればよい。
撮像処理部21、人検知部22及び距離検出部23によって、表示装置1は、表示面側に存在する人(対象者)までの距離を取得する。上述した構成のほかに、例えば、光を照射し、対象物(人)によって反射された光を受光し、受光した反射光に基づいて対象物までの距離を計測する距離センサを用いて、表示面から人(対象者)までの距離を取得する構成でもよい。例えば、Microsoft社製のKinect(登録商標)に搭載されている距離センサを用いることができる。
表示データ生成部24は、距離検出部23が検出した距離に応じて表示パネル12に表示すべき表示データを生成する。まず、表示データ生成部24は、距離検出部23が検出した距離に応じて、キャラクタデータ11bの表示領域12aと、案内情報11cの表示領域12bとを決定する。例えば、距離検出部23が検出した距離が所定距離未満である場合、表示データ生成部24は、図4Aに示すように、キャラクタデータ11bの表示領域12a及び案内情報11cの表示領域12bをそれぞれ、表示パネル12の表示領域の1/3程度及び2/3程度に決定する。一方、距離検出部23が検出した距離が所定距離以上である場合、表示データ生成部24は、図4Bに示すように、キャラクタデータ11bの表示領域12a及び案内情報11cの表示領域12bをそれぞれ、表示パネル12の表示領域の1/10程度及び9/10程度に決定する。
表示領域12a,12bの割合を切り替える基準とする所定距離は、予め設定されて記憶部11に記憶されている。また、所定距離は、例えば表示パネル12に表示された情報を十分視認できる距離であり、2m〜3m程度とすることができる。また、各表示領域12a,12bの大きさは、上述した比率に限らず、表示装置1の使用環境に応じた比率(大きさ)とすればよい。なお、距離検出部23が検出した距離(即ち、対象者との距離)が所定距離未満である場合の表示領域12aは、前記距離が所定距離以上である場合の表示領域12aよりも大きい領域とする。従って、前記距離が所定距離未満である場合の表示領域12bは、前記距離が所定距離以上である場合の表示領域12bよりも小さい領域となる。
次に、表示データ生成部24は、距離検出部23が検出した距離に応じて、第1キャラクタデータ11ba又は第2キャラクタデータ11bbのいずれかを選択する。例えば、表示データ生成部24は、距離検出部23が検出した距離が所定距離未満である場合は第1キャラクタデータ11baを選択し、前記距離が所定距離以上である場合は第2キャラクタデータ11bbを選択する。
また、表示データ生成部24は、距離検出部23が検出した距離が所定距離未満である場合は第1案内情報11caを選択し、前記距離が所定距離以上である場合は第2案内情報11cbを選択する。
表示データ生成部24は、決定した表示領域12aに、選択した第1キャラクタデータ11ba又は第2キャラクタデータ11bbを表示し、決定した表示領域12bに、選択した第1案内情報11ca又は第2案内情報11cbを表示する表示データを生成する。例えば、表示データ生成部24は、決定した表示領域12aの大きさに合わせて、選択したキャラクタデータ11bを拡大又は縮小して表示領域12aに配置し、決定した表示領域12bの大きさに合わせて、選択した案内情報11cを拡大又は縮小して表示領域12bに配置する。なお、キャラクタデータ11b及び案内情報11cが、表示領域12a,12bの大きさに表示できるデータであれば、拡大又は縮小する必要はない。また、第1案内情報11ca及び第2案内情報11cbとして共通の案内情報11cを用いてもよく、この場合、表示データ生成部24は、決定した表示領域12bの大きさに応じて案内情報11cのフォントサイズを変更し、表示領域12bに配置してもよい。
これにより、距離検出部23が検出した距離が所定距離未満である場合、図4Aに示すように、表示領域12aに第1キャラクタデータ11baが表示され、表示領域12bに第1案内情報11caが表示される表示データが生成される。また、距離検出部23が検出した距離が所定距離以上である場合、図4Bに示すように、表示領域12aに第2キャラクタデータ11bbが表示され、表示領域12bに第2案内情報11cbが表示される表示データが生成される。
上述した処理により、表示データ生成部24は、表示装置1の正面にいる人(対象者)までの距離が所定距離未満であるか否かに応じて、表示パネル12に表示するキャラクタデータ11bを、第1キャラクタデータ11ba又は第2キャラクタデータ11bbに切り替える画像切替部として機能する。
表示処理部25は、表示データ生成部24によって生成された表示データに基づいて、図4A又は図4Bに示すようなコンテンツ画面を表示パネル12に表示させる。
次に、表示装置1が行う処理をフローチャートに基づいて説明する。図5は、表示装置1が行う表示処理の手順を示すフローチャートである。以下の処理は、表示装置1の記憶部11に記憶してある画像処理プログラム11aを含む制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
表示装置1の制御部10は、カメラ14によって表示装置1の正面側を撮像し(S1)、取得した撮像画像に基づいて、表示装置1の正面側における人の検知処理を行う(S2)。制御部10は、表示装置1の正面側に人を検知したか否かを判断し(S3)、人を検知したと判断した場合(S3:YES)、表示装置1から、検知した人(対象者)までの距離を検出する(S4)。ここでは、例えば、制御部10は、撮像画像において検知した人の顔領域の大きさに基づいて、検知した人までの距離から特定する。
なお、複数の人を検知した場合、制御部10は、所定の処理を行うことによって距離を検出する対象者を選定し、表示装置1から選定した対象者までの距離を検出する。
制御部10は、検出した距離が、予め設定されている所定距離未満であるか否かを判断し(S5)、所定距離未満であると判断した場合(S5:YES)、キャラクタデータ11bに基づくキャラクタの表示領域12a及び案内情報11cの表示領域12bを決定する(S6)。ここでは、例えば、表示領域12aを表示パネル12の表示領域の1/3程度に決定し、表示領域12bを表示パネル12の表示領域の2/3程度に決定する。そして、制御部10は、記憶部11に記憶してあるキャラクタデータ11bから第1キャラクタデータ11baを読み出し、案内情報11cから第1案内情報11caを読み出す(S7)。
一方、ステップS3で人を検知していないと判断した場合(S3:NO)、又は、ステップS5で、検出した距離が所定距離未満でないと判断した場合(S5:NO)、制御部10は、ステップS8の処理に移行する。
ステップS8では、制御部10は、キャラクタデータ11bに基づくキャラクタの表示領域12a及び案内情報11cの表示領域12bを決定する。ここでは、例えば、表示領域12aを表示パネル12の表示領域の1/10程度に決定し、表示領域12bを表示パネル12の表示領域の9/10程度に決定する。そして、制御部10は、記憶部11に記憶してあるキャラクタデータ11bから第2キャラクタデータ11bbを読み出し、案内情報11cから第2案内情報11cbを読み出す(S9)。
次に、制御部10は、ステップS6で決定した表示領域12a及び12bのそれぞれに、ステップS7で読み出した第1キャラクタデータ11ba及び第1案内情報11caを表示させる表示データ、または、ステップS8で決定した表示領域12a及び12bのそれぞれに、ステップS9で読み出した第2キャラクタデータ11bb及び第2案内情報11cbを表示させる表示データを生成する(S10)。制御部10は、生成した表示データに基づくコンテンツ画面を表示パネル12に表示させ(S11)、処理を終了する。
制御部10は、所定時間間隔で上述したステップS1〜S11の処理を繰り返す。これにより、カメラ14にて所定時間間隔で取得する撮像画像に基づいて、表示装置1の正面に人(対象者)がいるか否かをリアルタイムで検知でき、正面にいる対象者に効率良く案内情報11cを提供することができる。
上述した処理により、表示装置1は、表示面の正面に人(対象者)がいる場合に、表示面から対象者までの距離に応じて、表示パネル12に表示するコンテンツ(キャラクタデータ11b及び案内情報11c)を切り替えることができる。具体的には、表示面から対象者までの距離が所定距離未満である場合(図4A参照)、所定距離以上である場合(図4B参照)と比較して、第1案内情報11caの表示領域12bが小さく設定される。これは、表示装置1の近くから表示画像を見た場合、対象者はテキストコンテンツ等の第1案内情報11caを十分視認できるからである。また、表示領域12bを小さくするだけでなく、第1案内情報11caを表示する際の文字サイズも、表示面から対象者までの距離が所定距離以上である場合と比較して小さくしてもよい。一方、表示面から対象者までの距離が所定距離以上である場合は、表示装置1から離れた場所にいる対象者に第2案内情報11cbを届けるために、表示領域12bを大きく設定し、第2案内情報11cbを表示する際の文字サイズも大きくする必要がある。
上述の通り、表示面から対象者までの距離が所定距離未満である場合、所定距離以上である場合と比較して表示領域12bを小さくできるので、第1キャラクタデータ11baの表示領域12aを大きく設定することができる。これにより、表示装置1の近くで表示画像を見た場合、対象者はキャラクタを細部にわたって視認できるが、第1キャラクタデータ11baを広い表示領域12aに大きく表示できるので、キャラクタを高画質で表示することが可能となる。よって、第1キャラクタデータ11baはより高画質なデータであることが好ましい。例えば、第1キャラクタデータ11baとして、リアルな人間に近いキャラクタの画像データ、任意の人の撮像画像データ等を用いることができる。
一方、表示面から対象者までの距離が所定距離以上である場合、表示領域12bを大きくする必要があるので、第2キャラクタデータ11bbの表示領域12aは小さく設定される。ここで、第2キャラクタデータ11bbを、小さい表示領域12aに表示するために第1キャラクタデータ11baを縮小して生成した場合、画素つぶれ等が生じた見辛いキャラクタ画像が表示される可能性が高い。そこで、本実施形態では、第2キャラクタデータ11bbとして、第1キャラクタデータ11baのキャラクタをデフォルメして、少ない頭身数のキャラクタに変形した画像データを用いる。これにより、小さい表示領域12aに表示した場合であってもキャラクタ画像の画質が劣化せず、表示装置1から離れた場所からでも見易いキャラクタ画像を表示することが可能となる。
また、図4A,Bに示す例では、第1キャラクタデータ11ba及び第2キャラクタデータ11bbは、キャラクタの全身を表示する画像データである。これにより、例えば、モーションデータを予め記憶部11に記憶しておくことにより、第1キャラクタデータ11ba及び第2キャラクタデータ11bbに基づくキャラクタ画像に、モーションデータに基づく動きを付加することができる。よって、静止画のキャラクタだけでなく、動くキャラクタを表示することが可能となる。また、第1キャラクタデータ11ba及び第2キャラクタデータ11bbに対して同一のモーションデータを適用できるので、2つのキャラクタに同じような動きを付加することができる。これにより、第1キャラクタデータ11ba及び第2キャラクタデータ11bb間で切り替えが行われた場合であっても、それぞれ表示されるキャラクタが同じような動きをするので、視認者に与える違和感を抑制できる。なお、例えば、第2キャラクタデータ11bbを小さい表示領域12aに表示するために、第1キャラクタデータ11baのキャラクタの顔領域等の一部を抽出して第2キャラクタデータ11bbを生成することが考えられる。この場合、第1キャラクタデータ11ba及び第2キャラクタデータ11bbの2つのキャラクタに同じような動きを付加することができない。
本実施形態では、対象者との距離が所定距離未満であるか否かに応じて、表示パネル12に表示されるコンテンツ(キャラクタデータ11b及び案内情報11c)が切り替えられる。即ち、本実施形態の表示装置1は、2種類のコンテンツを切り替えて表示する構成である。このほかに、3種類以上のコンテンツを用意しておき、対象者との距離を3段階以上に区分し、各区分に応じたコンテンツを表示させる構成とすることもできる。このとき、キャラクタデータ11bにおいて、基本となる第1キャラクタデータ11baに対する他のキャラクタデータ11bbのデフォルメ度合を段階的に上昇させてもよい。
本実施形態では、対象者との距離が所定距離未満であるか否かに応じて、表示パネル12に表示されるキャラクタデータ11bとして、第1キャラクタデータ11ba又は第2キャラクタデータ11bbが切り替えられる。このような構成において、第1キャラクタデータ11baから第2キャラクタデータ11bbに、又は第2キャラクタデータ11bbから第1キャラクタデータ11baに切り替える際に、モーフィング処理を行ってキャラクタ画像を滑らかに変形させてもよい。また、対象者との距離を3段階以上に区分し、各区分に応じたコンテンツを表示させる構成においても、各コンテンツを切り替える際に、モーフィング処理によってキャラクタ画像を滑らかに変形させてもよい。
また、第1キャラクタデータ11ba及び第2キャラクタデータ11bbを予め記憶部11に記憶させておく構成のほかに、例えば第1キャラクタデータ11baのみを記憶部11に記憶させておき、制御部10が、第1キャラクタデータ11baに対して所定の画像処理を実行することによって第2キャラクタデータ11bbを生成する構成を有してもよい。
また、例えば、対象者との距離が前記所定距離よりも短い(小さい)第1閾値未満である場合に、表示パネル12に表示されるコンテンツとして第1キャラクタデータ11ba及び第1案内情報11caに切り替えられ、対象者との距離が前記所定距離よりも長い(大きい)第2閾値以上である場合に、表示パネル12に表示されるコンテンツとして第2キャラクタデータ11bb及び第2案内情報11cbに切り替えられる構成としてもよい。また、この構成において、対象者との距離が第1閾値以上であり第2閾値未満である場合、対象者との距離が長くなるにつれて、キャラクタデータ11bの表示領域12aの大きさを徐々に小さくし、案内情報11cの表示領域12bの大きさを徐々に大きくするようにしてもよい。なお、キャラクタデータ11bの表示領域12aの大きさを徐々に小さく(又は大きく)することに伴って、表示領域12aに表示されるキャラクタデータ11bに基づくキャラクタ画像を、モーフィング処理等によって滑らかに変形させてもよい。また、案内情報11cの表示領域12bの大きさを徐々に大きく(又は小さく)する代わりに、案内情報11cのフォントサイズを徐々に大きく(又は小さく)するようにしてもよい。
本実施形態の表示装置1において、案内情報11cに表示データだけでなく音声データ又は音楽データが含まれる場合、表示パネル12に表示データを表示させるだけでなく、スピーカ13から音声データ又は音楽データを出力させてもよい。これにより、表示パネル12に表示されたコンテンツ(表示データ)だけでなく、音声メッセージによっても、表示装置1が設置されている場所、施設、近隣の店舗の案内、お知らせ等を、表示装置1の周囲の人に提供することができる。また、音声メッセージを出力する構成において、対象者との距離が所定距離未満であるか否かに応じて、出力する音声メッセージの音量を増減させてもよい。具体的には、表示装置1の制御部(音量変更部)10は、対象者との距離が所定距離未満である場合、表示装置1の近くの人が聞き取れる程度の第1音量に設定し、対象者との距離が所定距離以上である場合、第1音量よりも大きい第2音量に設定する。また、対象者との距離が離れすぎている場合には音声出力を行わないように切り替える構成とすることもできる。
(実施形態2)
上述した実施形態1の表示装置1の変形例について説明する。
図6は、実施形態2の表示装置の内部構成例を示すブロック図である。実施形態2の表示装置1は、制御部10、記憶部11、表示パネル12、スピーカ13及びカメラ14を有し、これらの各部は上述した実施形態1の表示装置1と同様の構成であるので、説明を省略する。本実施形態の表示装置1は、更にタッチパネル15を有し、表示パネル12及びタッチパネル15が一体として構成された操作パネル16を備える。
タッチパネル15は、例えば表示パネル12の表示面側に配置され、ユーザ(表示装置1の近傍にいる人)による接触操作又は近接操作を検知する。操作パネル16は、タッチパネル15が検知した接触操作又は近接操作の操作位置と、表示パネル12に表示された情報とに基づいて、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部10へ送出する。
上述した実施形態1の表示装置1は、表示面から人(対象者)までの距離に応じて、表示パネル12に表示されるコンテンツを切り替える処理を行う。本実施形態2の表示装置1は、実施形態1の表示装置1と同様の処理を行うと共に、更に表示装置1の近傍に人(対象者)がいる場合に、対象者と対話しながら案内情報を提供するインタラクティブモードでの処理を行うように構成されている。
具体的には、表示装置1は、表示面から対象者までの距離が所定距離未満である場合、図4Aに示すようなコンテンツ画面を表示し、更に操作パネル16を介したユーザによる操作が可能となり、ユーザの操作に応じて、表示パネル12に表示するコンテンツを切り替える構成を有する。即ち、ユーザとの対話(ユーザからの要望)に応じて表示画面(コンテンツ)が切り替えられる。
次に、本実施形態の表示装置1が行う処理をフローチャートに基づいて説明する。図7は、実施形態2の表示装置1が行う表示処理の手順を示すフローチャート、図8は、実施形態2の表示パネル12の画面例を示す模式図である。以下の処理は、表示装置1の記憶部11に記憶してある画像処理プログラム11aを含む制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
本実施形態の表示装置1において、制御部10は、図5中のステップS1〜S5と同様の処理を行う。そして、制御部10は、ステップS3で人を検知していないと判断した場合(S3:NO)、又は、ステップS5で、検出した距離が所定距離未満でないと判断した場合(S5:NO)、インタラクティブモードをオフに設定する(S21)。制御部10がインタラクティブモードをオフに設定した場合、表示装置1は、操作パネル16(タッチパネル15)を介したユーザからの操作を受け付けない、又は、受け付けた場合に何も行わない。具体的には、制御部10は、操作パネル16からの制御信号を受け付けない、又は受け付けた場合に何も行わずに破棄する。
また、インタラクティブモードをオフに設定した場合、制御部10は、図5中のステップS8〜S11と同様の処理を行う。即ち、インタラクティブモードがオフの場合、制御部10は、実施形態1と同様の動作を実行する。なお、図7では、ステップS8以降のステップS9〜S11の処理の図示を省略している。
一方、制御部10は、ステップS5で、検出した距離が所定距離未満であると判断した場合(S5:YES)、インタラクティブモードをオンに設定する(S22)。制御部10がインタラクティブモードをオンに設定した場合、表示装置1は、操作パネル16(タッチパネル15)を介したユーザからの操作の受け付けを開始する。具体的には、制御部10は、操作パネル16からの制御信号を受け付け、受け付けた制御信号に応じた処理を行う。
また、インタラクティブモードをオンに設定した場合、制御部10は、図5中のステップS6〜S7及びS10〜S11と同様の処理を行う。これにより、図8Aに示すようなコンテンツ画面が操作パネル16に表示される。
ここで、図8Aに示す実施形態2のコンテンツ画面と、図4Aに示す実施形態1のコンテンツ画面との差異について説明する。図8Aに示すコンテンツ画面には、表示領域12aに表示される第1キャラクタデータ11ba及び表示領域12bに表示される第1案内情報11caのほかに、操作ボタン16b,16cが表示される。「次へ」の操作ボタン16bは、表示領域12bに表示されている第1案内情報11caを、次に表示すべき案内情報11c(第1案内情報11ca)に切り替える指示を行うための操作ボタンである。「終了」の操作ボタン16cは、表示領域12bに表示されている第1案内情報11caの表示を終了して、初期画面の案内情報11c(第1案内情報11ca)の表示に切り替える指示を行うための操作ボタンである。
また、図8Aに示すコンテンツ画面では、表示領域12bに表示される第1案内情報11caに操作ボタン16aが含まれている。「地図表示」の操作ボタン16aは、第1案内情報11caが案内(宣伝)している店舗の地図を表示する指示を行うための操作ボタンである。
インタラクティブモードがオンに設定されて、図8Aに示すようなコンテンツ画面が操作パネル16に表示されている場合、制御部10は、操作パネル16から制御信号を取得したか否かに応じて、操作パネル16を介したユーザの操作を受け付けたか否かを判断する(S23)。ユーザの操作を受け付けたと判断した場合(S23:YES)、制御部10は、記憶部11に記憶してある第1案内情報11caから、ユーザの操作内容に応じた案内情報(第1案内情報11ca)を読み出す(S24)。なお、第1案内情報11caには、例えば異なる案内情報が記載された複数のファイルが含まれており、各ファイル間にはリンクが設定されている。そして、表示中の第1案内情報11caにおける操作ボタンが操作された場合、制御部10は、操作された操作ボタンに設定されたリンク先のファイル(案内情報)を記憶部11(第1案内情報11ca)から読み出す。
そして、制御部10は、読み出した第1案内情報11caを表示パネル12の表示領域12bに表示させ、表示パネル12の表示画面を更新する(S25)。なお、図8Aに示すコンテンツ画面において、「地図表示」の操作ボタン16aがユーザによって操作された場合、制御部10は、表示パネル12の表示画面を、例えば図8Bに示すコンテンツ画面に変更する。
その後、制御部10は、ステップS23の処理に戻り、操作パネル16を介したユーザの操作を受け付ける都度、ユーザの操作内容に応じた案内情報の記憶部11からの読み出し、及び表示パネル12への表示を繰り返す。
操作パネル16を介したユーザの操作を受け付けていないと判断した場合(S23:NO)、制御部10は、ステップS1に処理を戻し、上述した処理を繰り返す。なお、ユーザの操作を受け付けていない場合とは、例えば、ステップS22で制御部10がインタラクティブモードをオンに設定してから所定時間が経過するまでの間にユーザの操作を受け付けなかった場合である。
上述した処理により、本実施形態の表示装置1は、表示面の正面に人(対象者)がいる場合に、表示面から対象者までの距離に応じて、表示パネル12に表示するコンテンツ(キャラクタデータ11b及び案内情報11c)を切り替えることができる。よって、本実施形態の表示装置1では、実施形態1の表示装置1と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の表示装置1は、表示面から対象者までの距離が所定距離未満である場合にはインタラクティブモードでの処理が可能となるので、対象者からの要望に応じたコンテンツ画面を表示することができ、対象者に効率良く案内情報11cを提供することができる。
本実施形態の表示装置1においても、案内情報11cに表示データだけでなく音声データ又は音楽データが含まれる場合、表示パネル12に表示データ(コンテンツ画像)を表示させるだけでなく、スピーカ13から音声データ又は音楽データ等の音声メッセージを出力させてもよい。また、音声メッセージを出力する構成において、対象者との距離が所定距離未満であるか否かに応じて、出力する音声メッセージの音量を増減させてもよい。
また、本実施形態の表示装置1において、タッチパネル15を介したユーザの入力操作だけでなく、表示装置1にマイクを備え、マイクによって収集した音声データに基づく音声入力操作が可能となるように構成してもよい。
(実施形態3)
上述した実施形態1の表示装置1の変形例について説明する。実施形態3の表示装置は、上述した実施形態1の表示装置1と同様の構成によって実現されるので、構成についての説明は省略する。
上述した実施形態1の表示装置1は、表示面から人(対象者)までの距離に応じて、表示パネル12に表示されるコンテンツを切り替える処理を行う。これに対して、本実施形態3の表示装置1は、表示面側に所定の属性(年齢、性別等)を有する人を検知し、このような人を対象者に選定し、表示面から対象者までの距離に応じて、表示パネル12に表示されるコンテンツを切り替える処理を行う。
以下に、本実施形態の表示装置1の制御部10が画像処理プログラム11aを実行することによって実現する機能について説明する。図9は、実施形態3の表示装置1の制御部10によって実現される機能を示すブロック図である。
本実施形態の表示装置1において、制御部10は、撮像処理部21、人検知部22、距離検出部23、表示データ生成部24及び表示処理部25のほかに、対象者選定部26の機能を実現する。なお、本実施形態においても、上述した各機能の一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。
本実施形態の人検知部22は、人(人の領域)を検知した場合、検知した人の属性を判定する。例えば、人検知部22が人(人の領域)を検知する際に用いるテンプレートを、年齢層、性別等を含む人の属性に対応付けて記憶部11に記憶しておく。そして、人検知部22は、撮像画像中に人の領域を検知した場合、人の領域を検知する際に用いたテンプレートに対応する属性を記憶部11から読み出し、検知した人の属性とする。なお、人検知部22は、撮像画像中に複数の人を検知した場合、検知したそれぞれの人の属性を判定する。
対象者選定部26は、人検知部22が判定した各人の属性と、予め登録してある属性とに基づいて、人検知部22が検知した人から、所定の属性を有する人を選定し、対象者とする。具体的には、対象者選定部26は、人検知部22が判定した各人の属性が、予め記憶部11に記憶されている属性であるか否かを判断し、予め記憶部11に記憶されている属性の人を対象者に選定する。
そして、本実施形態の距離検出部23は、表示装置1(表示面)から、対象者選定部26によって選定された対象者までの距離を検出する。ここでは、距離検出部23は、撮像画像において、対象者選定部26によって選定された対象者の顔領域の大きさに対応する距離を特定する。なお、対象者選定部26が複数の対象者を選定した場合、距離検出部23は、選定された対象者のうちで、表示装置1から最も近い場所にいる対象者までの距離を特定すればよい。具体的には、距離検出部23は、選定された対象者のうちで、顔領域が最も大きい対象者の顔領域の大きさに対応する距離を特定すればよい。
次に、本実施形態の表示装置1が行う処理をフローチャートに基づいて説明する。図10は、実施形態3の表示装置1が行う表示処理の手順を示すフローチャートである。以下の処理は、表示装置1の記憶部11に記憶してある画像処理プログラム11aを含む制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
本実施形態の表示装置1において、制御部10は、図5中のステップS1〜S3と同様の処理を行う。そして、制御部10は、ステップS3で人を検知したと判断した場合(S3:YES)、検知した人から対象者を選定する(S21)。ここでは、例えば、制御部10は、検知した人の属性を判定し、判定した属性のうちで、予め登録されている属性の人を対象者に選定する。
そして、制御部10は、表示装置1から、選定した対象者までの距離を検出し(S4)、その後、図5中のステップS5〜S11と同様の処理を行う。
上述した処理により、表示面側に所望の属性の対象者がいる場合に、表示装置1は、表示面から所望の属性の対象者までの距離に応じて、表示パネル12に表示するコンテンツ(キャラクタデータ11b及び案内情報11c)を切り替えることができる。よって、表示装置1の正面にいる所望の対象者に効率良く案内情報11cを提供することができる。また、所望の属性ではない人が、所望の属性の対象者よりも表示装置1の近くにいる場合であっても、所望の属性の対象者に向けて、効率良く案内情報11cを提供できる。
上述した実施形態1〜3の表示装置1において、記憶部11に記憶してあるキャラクタデータ11b及び案内情報11cは、インターネット等のネットワークに接続可能な外部装置で管理してもよい。例えば、表示装置1に、ネットワークに接続するためのインタフェースを設け、必要に応じて制御部10が、ネットワークを介して外部装置からキャラクタデータ11b及び案内情報11cを取得し、表示パネル12に表示する構成としてもよい。
また、上述した実施形態1〜3の表示装置1において、表示パネル12又は操作パネル16は、表示装置1に内蔵される構成のほかに、表示装置1本体(表示制御装置)とは別体の装置として設けられる構成でもよい。この場合、表示装置1本体と、表示パネル12又は操作パネル16とは、ケーブルを介して有線接続される構成でもよいし、無線通信を行う構成でもよい。
また、上述した実施形態1〜3の表示装置1による機能を、スピーカ13、カメラ14、表示パネル12(又は操作パネル16)等を有するディスプレイ装置と、制御部10及び記憶部11等を有するサーバ装置とで実現する構成でもよい。この場合、サーバ装置及びディスプレイ装置を、例えばインターネット等のネットワークを介して通信可能に構成し、街頭、ショッピングモール、ホテル、空港、駅等の適宜箇所にディスプレイ装置を設置する。そして、ディスプレイ装置は、カメラ14によって取得した撮像画像を随時サーバ装置へ送信し、サーバ装置は、受信した撮像画像に基づいて、ディスプレイ装置の正面に人がいるか否かを検知し、検知結果に応じてディスプレイ装置に表示すべきコンテンツ画面(表示データ)を作成してディスプレイ装置へ送信する。これにより、上述した実施形態1〜3の表示装置1と同様に、ディスプレイ装置の正面に人(対象者)がいるか否かをリアルタイムで検知でき、正面にいる対象者に効率良く案内情報11cを提供することができる。
このような構成において、複数のディスプレイ装置のそれぞれに表示されるコンテンツ画面(表示データ)を1つのサーバ装置で生成するようにすることもできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 表示装置(表示制御装置)
10 制御部(音量変更部)
12 表示パネル(表示部)
13 スピーカ
14 カメラ
23 距離検出部(距離取得部)
24 表示データ生成部(画像切替部)

Claims (8)

  1. 表示部に画像を表示させる表示制御を行う表示制御装置において、
    前記表示部から、前記表示部の表示面側に存在する人までの距離を取得する距離取得部と、
    前記距離取得部が取得した距離が所定距離未満である場合、前記表示部に表示させる画像を第1画像に切り替え、前記距離取得部が取得した距離が前記所定距離以上である場合、第2画像に切り替える画像切替部と
    前記画像切替部が切り替えた前記第1画像又は第2画像と、案内情報とを含む表示データを生成する表示データ生成部とを備え、
    前記表示データ生成部は、前記距離取得部が取得した距離が前記所定距離未満である場合、前記距離が前記所定距離以上である場合よりも、前記案内情報の表示領域を小さくするか、又は、前記案内情報のフォントサイズを小さくするようにしてあり、前記画像切替部が切り替えた前記第1画像の表示領域を、前記距離が前記所定距離以上である場合に前記画像切替部が切り替える前記第2画像の表示領域よりも大きくするようにしてある
    ことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記第1画像及び第2画像は、人型又は動物型キャラクタの画像であり、
    前記第2画像は、前記第1画像の人型又は動物型キャラクタをデフォルメした画像である
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記第1画像及び第2画像は、人型キャラクタの画像であり、
    前記第2画像の人型キャラクタは、前記第1画像の人型キャラクタよりも頭身数が少ない
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示データ生成部は、
    前記距離取得部が取得した距離が第1閾値未満である場合、前記案内情報の表示領域の大きさを第1サイズとし、又は、前記案内情報のフォントサイズを第1フォントサイズとし、
    前記距離が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上である場合、前記案内情報の表示領域の大きさを前記第1サイズよりも大きい第2サイズとし、又は、前記案内情報のフォントサイズを前記第1フォントサイズよりも大きい第2フォントサイズとし、
    前記距離が前記第1閾値以上で前記第2閾値未満である場合、前記距離が長くなるにつれて、前記案内情報の表示領域の大きさを前記第1サイズから前記第2サイズまでの範囲内で大きくし、又は、前記案内情報のフォントサイズを前記第1フォントサイズから前記第2フォントサイズまでの範囲内で大きくするようにしてある
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかひとつに記載の表示制御装置。
  5. 前記表示データ生成部は、
    前記距離取得部が取得した距離が、前記所定距離よりも小さい第1閾値未満である場合、前記画像切替部が切り替えた前記第1画像の表示領域の大きさを第1サイズとし、
    前記距離が前記所定距離よりも大きい第2閾値以上である場合、前記画像切替部が切り替えた前記第2画像の表示領域の大きさを第1サイズよりも小さい第2サイズとし、
    前記距離が前記第1閾値以上で前記第2閾値未満である場合、前記距離が長くなるにつれて、前記画像切替部が切り替えた画像の表示領域の大きさを前記第1サイズから前記第2サイズまでの範囲内で小さくするようにしてある
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかひとつに記載の表示制御装置。
  6. 前記距離取得部が取得した距離に応じて、スピーカから出力する音声の音量を変更する音量変更部を更に備えることを特徴とする請求項1からまでのいずれかひとつに記載の表示制御装置。
  7. 表示部に画像を表示させる表示制御装置による表示制御方法において、
    前記表示制御装置が、
    前記表示部から、前記表示部の表示面側に存在する人までの距離を取得し、
    取得した距離が所定距離未満である場合、前記表示部に表示させる画像を第1画像に切り替え、前記取得した距離が前記所定距離以上である場合、第2画像に切り替え
    切り替えた前記第1画像又は第2画像と、案内情報とを含む表示データを生成することとし、前記取得した距離が前記所定距離未満である場合、前記距離が前記所定距離以上である場合よりも、前記案内情報の表示領域を小さくするか、又は、前記案内情報のフォントサイズを小さくするようにしてあり、前記切り替えた前記第1画像の表示領域を、前記距離が前記所定距離以上である場合に切り替えられる前記第2画像の表示領域よりも大きくするようにしてある
    ことを特徴とする表示制御方法。
  8. コンピュータに、表示部に画像を表示させる処理を実行させるためのプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記表示部から、前記表示部の表示面側に存在する人までの距離を取得し、
    取得した距離が所定距離未満である場合、前記表示部に表示させる画像を第1画像に切り替え、前記取得した距離が前記所定距離以上である場合、第2画像に切り替え
    切り替えた前記第1画像又は第2画像と、案内情報とを含む表示データを生成することとし、前記取得した距離が前記所定距離未満である場合、前記距離が前記所定距離以上である場合よりも、前記案内情報の表示領域を小さくするか、又は、前記案内情報のフォントサイズを小さくし、前記切り替えた前記第1画像の表示領域を、前記距離が前記所定距離以上である場合に切り替えられる前記第2画像の表示領域よりも大きくする
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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