JP6904098B2 - 文書変換装置、文書変換プログラム及び文書変換方法 - Google Patents

文書変換装置、文書変換プログラム及び文書変換方法 Download PDF

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Description

本発明は、文書変換装置、文書変換プログラム及び文書変換方法に関し、特に、OOXML(Office Open XML)形式やODF(OpenDocument Format)などの文書をHTML(Hyper Text Markup Language)形式などの文書に変換する文書変換装置、当該文書変換装置で動作する文書変換プログラム及び当該文書変換装置を含むシステムにおける文書変換方法に関する。
文書作成や表計算などの処理が可能なオフィススイートアプリケーションは、オフィスワーク、教育、家庭など、あらゆる場面で一般的に使用されている。代表的なオフィススイートアプリケーションとして、Microsoft(登録商標、以下省略)のWord(登録商標、以下省略)、Excel(登録商標、以下省略)、PowerPoint(登録商標、以下省略)などのOfficeが挙げられる。また、Apache OpenOfficeなど、同様の機能を有するアプリケーションも複数流通している。上記MicrosoftのOfficeやオープンソースのApache OpenOfficeは標準化団体で標準化が行われており、それらのファイルフォーマット(OOXMLやODF)をサポートした多数の互換アプリケーションも提供されている。
このようなオフィススイートアプリケーションを用いて作成した文書を、例えばモバイル端末で閲覧できるようにするために、標準的なウェブブラウザで閲覧可能なHTML形式に変換するニーズが存在する。それ以外にも、オフィススイートアプリケーションを用いてウェブページの下書きを作成するために、HTML形式に変換・保存するニーズも存在する。
このようなフォーマットの変換に関する技術として、例えば、下記特許文献1には、少なくとも1つのセキュリティポリシーが仕様としてサポートされた第1の電子文書フォーマットの電子文書を、前記第1の電子文書フォーマットとは異なる第2の電子文書フォーマットの電子文書にフォーマット変換する電子文書変換装置であって、前記第1の電子文書フォーマットの電子文書に設定されているセキュリティポリシーが、前記第2の電子文書フォーマットが仕様としてサポートしている同様のセキュリティポリシーで継承可能か否かを判断する継承判断手段と、前記継承判断手段で継承不可能と判断した場合、当該設定されているセキュリティポリシーを代替処理で継承可能か否かを判断する代替判断手段と、前記継承判断手段で継承可能と判断した場合は当該設定されているセキュリティポリシーを前記同様のセキュリティポリシーで継承するように設定し、前記代替判断手段で継承可能と判断した場合は当該設定されているセキュリティポリシーを前記代替処理で継承するように設定して、前記電子文書を前記第2の電子文書フォーマットへ変換する変換手段と、前記代替判断手段で継承不可能と判断した場合、前記電子文書の前記第2の電子文書フォーマットへの変換を中止する中止手段と、を備える構成が開示されている。
また、下記特許文献2には、オフィススイートアプリケーションを用いて作成した第1のフォーマットの元文書をウェブブラウザで利用可能な第2のフォーマットの文書に変換する装置で動作する文書変換プログラムであって、前記装置を、前記元文書を解析し、前記第1のフォーマットに従って所定の書式で記述されたオブジェクトを特定する解析部、予め記憶した対応付け情報を参照して、前記所定の書式で記述されたオブジェクトを、前記ウェブブラウザを動作させる装置の操作部で操作可能な前記第2のフォーマットの機能オブジェクトに変換する変換部、として機能させる構成が開示されている。
特開2009−271780号公報 特開2016−218698号公報
上述したオフィススイートアプリケーションでは、文書の再利用に関する制限をいくつかの方法で設定することができる。例えば、文書の全体あるいは一部を読み取り専用に設定するなどして、配布先のユーザによる編集を制限することが可能である。また、書式(文字のフォントやサイズ、行間等)の編集を制限することも可能であり、この場合、制限されたユーザからは内容の編集(修正や削除)は可能であるが、書式変更ができなくなる。
一方、HTMLでは、このような制限を扱うための機能が仕様上存在しない。そのため、例えば、HTML形式の文書を読み取り専用のコンテンツにしたい場合は、画像やFlashコンテンツといったオブジェクトに変換して挿入する方法などが用いられる。しかしながら、このような方法では、変換したオブジェクトの内容を編集することができず、書式編集制限が適用された部分について内容の編集を可能にするといった設定ができないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、OOXMLやODF等のオフィススイートアプリケーションを用いて作成した元文書をHTML等のウェブブラウザで利用可能な文書に変換する際に、元文書に設定された書式編集に関する制限を反映しつつ、内容の編集を可能にする文書変換装置、文書変換プログラム及び文書変換方法を提供することにある。
本発明の一側面は、オフィススイートアプリケーションを用いて作成された第1のフォーマットの元文書を、ウェブブラウザで利用可能な第2のフォーマットの文書に変換する文書変換装置であって、前記元文書を取得して解析し、前記第1のフォーマットのオブジェクトを特定すると共に、前記元文書に設定された編集制限の設定を読み取る解析部と、前記編集制限の設定に従って、前記第1のフォーマットのオブジェクトを変換して前記第2のフォーマットの文書を生成し、生成した前記第2のフォーマットの文書を出力する変換部と、を備え、前記変換部は、前記元文書の書式に対する編集制限が設定されている場合に、前記編集制限が適用されない前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記第2のフォーマットのオブジェクトに変換し、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記元文書の書式を反映して画像化したイメージオブジェクトに変換し、更に、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトがテキストオブジェクトの場合は、テキストの内容を前記イメージオブジェクトの属性として挿入することを特徴とする。
本発明の一側面は、オフィススイートアプリケーションを用いて作成された第1のフォーマットの元文書を、ウェブブラウザで利用可能な第2のフォーマットの文書に変換する装置で動作する文書変換プログラムであって、前記装置に、前記元文書を取得して解析し、前記第1のフォーマットのオブジェクトを特定すると共に、前記元文書に設定された編集制限の設定を読み取る解析処理、前記編集制限の設定に従って、前記第1のフォーマットのオブジェクトを変換して前記第2のフォーマットの文書を生成する変換処理、生成した前記第2のフォーマットの文書を出力する出力処理、を実行させ、前記変換処理では、前記元文書の書式に対する編集制限が設定されている場合に、前記編集制限が適用されない前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記第2のフォーマットのオブジェクトに変換し、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記元文書の書式を反映して画像化したイメージオブジェクトに変換し、更に、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトがテキストオブジェクトの場合は、テキストの内容を前記イメージオブジェクトの属性として挿入することを特徴とする。
本発明の一側面は、オフィススイートアプリケーションを用いて作成された第1のフォーマットの元文書を、ウェブブラウザで利用可能な第2のフォーマットの文書に変換する文書変換装置を含むシステムにおける文書変換方法であって、前記文書変換装置は、前記元文書を取得して解析し、前記第1のフォーマットのオブジェクトを特定すると共に、前記元文書に設定された編集制限の設定を読み取る解析処理と、前記編集制限の設定に従って、前記第1のフォーマットのオブジェクトを変換して前記第2のフォーマットの文書を生成する変換処理と、生成した前記第2のフォーマットの文書を出力する出力処理と、を実行し、前記変換処理では、前記元文書の書式に対する編集制限が設定されている場合に、前記編集制限が適用されない前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記第2のフォーマットのオブジェクトに変換し、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記元文書の書式を反映して画像化したイメージオブジェクトに変換し、更に、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトがテキストオブジェクトの場合は、テキストの内容を前記イメージオブジェクトの属性として挿入することを特徴とする。
本発明の文書変換装置、文書変換プログラム及び文書変換方法によれば、OOXMLやODF等のオフィススイートアプリケーションを用いて作成した元文書をHTML等のウェブブラウザで利用可能な文書に変換する際に、元文書に設定された書式編集に関する制限を反映しつつ、内容の編集を可能にすることができる。
その理由は、オフィススイートアプリケーションを用いて作成した第1のフォーマットの元文書をウェブブラウザで利用可能な第2のフォーマットの文書に変換する文書変換装置に、元文書を取得して解析し、第1のフォーマットのオブジェクトを特定すると共に、元文書に設定された編集制限の設定を読み取る解析部と、編集制限の設定に従って、第1のフォーマットのオブジェクトを変換して第2のフォーマットの文書を生成し、生成した第2のフォーマットの文書を出力する変換部と、を設け、変換部では、元文書の書式に対する編集制限が設定されている場合に、編集制限が適用されない第1のフォーマットのオブジェクトは第2のフォーマットのオブジェクトに変換し、編集制限が適用される第1のフォーマットのオブジェクトは元文書の書式を反映して画像化したイメージオブジェクトに変換し、更に、編集制限が適用される第1のフォーマットのオブジェクトがテキストオブジェクトの場合は、テキストの内容をイメージオブジェクトの属性として挿入する制御を行うからである。
本発明の一実施例に係るシステムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る文書変換装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る閲覧装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るシステムの全体処理を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る文書変換装置の処理(HTML変換処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る文書変換装置に表示される画面(モード選択画面)の一例である。 本発明の一実施例に係る文書変換装置の処理(編集制限反映変換処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る閲覧装置の処理(HTML文書編集処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る文書変換装置の処理(再変換処理)を示すフローチャート図である。 OOXML文書ファイルのフォルダ構造を示す図である。 本発明の一実施例に係る書式編集が制限されたOOXML文書の一例である。 本発明の一実施例に係るHTML変換の一例である。
背景技術で示したように、オフィススイートアプリケーションを用いて作成した文書を、モバイル端末で閲覧するために標準的なウェブブラウザで閲覧可能なHTML形式に変換するニーズや、オフィススイートアプリケーションを用いてウェブページの下書きを作成するためにHTML形式へ変換・保存するニーズが存在する。
ここで、オフィススイートアプリケーションでは、文書の再利用に関する制限を設定することができ、例えば、文書の全体あるいは一部を読み取り専用に設定するなどして、配布先のユーザによる編集を制限したり、書式(文字のフォントやサイズ、行間等)の編集を制限しつつ、内容の編集(修正や削除)を可能にしたりすることができる。
一方、HTMLではこのような制限を扱うための機能が仕様上存在しないため、例えば、読み取り専用のコンテンツにしたい場合は、画像やFlashコンテンツといったオブジェクトに変換して挿入する方法などが用いられる。しかしながら、この方法では、変換した後は内容の編集もできなくなり、オフィススイートアプリケーションのように、書式編集は制限しつつ、内容編集は可能にするといった設定ができないという問題があった。
そこで、本発明の一実施の形態では、OOXMLやODF等のオフィススイートアプリケーションを用いて作成した第1のフォーマットの文書(オフィス文書と呼ぶ。)を解析し、HTML等のウェブブラウザで利用可能な第2のフォーマットの文書(HTML文書と呼ぶ。)に変換する装置において、オフィス文書に設定された書式編集に関する制限を反映しつつ、内容の編集を可能にしたHTML文書を生成する。具体的には、オフィス文書に書式に対する編集制限が設定されている場合、編集制限が適用されないオブジェクトは第2のフォーマットのオブジェクトに変換し、編集制限が適用されるオブジェクトは画像化してイメージオブジェクトに変換し、当該イメージオブジェクトをHTML文書に挿入する。その際、編集制限が適用されるオブジェクトがテキストオブジェクトであった場合には、テキストの内容をイメージオブジェクトの属性(ALT属性)として挿入する。
上記制御により、HTML変換された後において、編集制限が適用されるオブジェクトは画像化されているためにユーザは書式の編集を行うことができない一方、テキストオブジェクトについてはテキストの内容がイメージオブジェクトの属性として挿入されているため、属性を編集することにより容易に内容の編集を行うことができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る文書変換装置、文書変換プログラム及び文書変換方法について、図1乃至図12を参照して説明する。図1は、本実施例のシステムの構成を示す模式図であり、図2は、本実施例の文書変換装置の構成を示すブロック図、図3は、本実施例の閲覧装置の構成を示すブロック図である。また、図4は、本実施例のシステムの全体動作を示すフローチャート図であり、図5、7、9は、本実施例の文書変換装置の処理を示すフローチャート図、図8は、本実施例の閲覧装置の処理を示すフローチャート図である。また、図6は、本実施例の文書変換装置に表示される画面(モード選択画面)の一例であり、図10は、OOXML文書ファイルのフォルダ構造を示す図、図11は、書式の編集制限が適用されたOOXML文書の一例、図12は、本発明の一実施例に係るHTML変換の一例である。
図1に示すように、本実施例のシステムは、OOXMLやODF等のオフィススイートアプリケーションを用いて作成したオフィス文書を解析し、HTML等のウェブブラウザで利用可能なHTML文書に変換する文書変換装置10と、変換されたHTML文書の閲覧や編集を行う閲覧装置20と、で構成される。これらは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク30を介して接続されている。以下、各装置について詳細に説明する。
[文書変換装置]
文書変換装置10は、パーソナルコンピュータ、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末、通信ネットワーク30上に配置されたサーバなどであり、図2(a)に示すように、制御部11、ネットワークI/F部16、入力部17、表示部18などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)12とROM(Read Only Memory)13やRAM(Random Access Memory)14などのメモリと、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶部15とで構成され、CPU12は、ROM13や記憶部15に記憶した制御プログラムをRAM14に展開して実行することにより、文書変換装置10全体の動作を制御する。
また、図2(b)に示すように、上記制御部11により、OS(Operating System)11a、オフィススイートアプリケーション11b、文書変換プログラム11cなどが実行される。
OS11aは、Windows(登録商標)やMac OS(登録商標)、Android(登録商標)などであり、文書変換装置10でオフィススイートアプリケーション11bや文書変換プログラム11cを動作可能にする。
オフィススイートアプリケーション11bは、文章作成や表計算、画像加工などを行うソフトウェアであり、OOXMLやODF等のオフィス文書を作成する。なお、本実施例では、オフィススイートアプリケーション11bとして、MicrosoftのWordを例にして説明する。
文書変換プログラム11cは、オフィス文書とHTML文書間の変換を制御するプログラムであり、解析部、変換部、再変換部などとして機能する。
解析部は、OOXMLやODF等(第1のフォーマット)のオフィス文書を取得して解析し、第1のフォーマットに従って所定の書式で記述されたオブジェクトを特定する。また、解析部は、オフィス文書を構成する所定のファイルの記述から、オフィス文書に設定された編集制限の設定を読み取る。
変換部は、オフィス文書をHTML形式(第2のフォーマット)のHTML文書に変換する際の変換モード(編集制限反映オブジェクト変換モード又はHTML通常オブジェクト変換モード)をユーザに選択させるモード選択画面を表示部18に表示させ、入力部17のユーザ操作に従って変換モードを切り替える。そして、選択された変換モードに従って第1のフォーマットのオブジェクトを変換して第2のフォーマットのHTML文書を生成し、生成したHTML文書を閲覧装置20に送信するなどして出力する。
具体的には、HTML通常オブジェクト変換モードが選択された場合は、オフィス文書の書式に対する編集制限の設定の有無に係わらず、第1のフォーマットの全てのオブジェクトを第2のフォーマットのオブジェクトに変換する。また、編集制限反映オブジェクト変換モードが選択された場合において、オフィス文書の書式に対する編集制限が設定されていない場合は、第1のフォーマットの全てのオブジェクトを第2のフォーマットのオブジェクトに変換し、オフィス文書の書式に対する編集制限が設定されている場合は、編集制限が適用されない第1のフォーマットのオブジェクトは第2のフォーマットのオブジェクトに変換し、編集制限が適用される第1のフォーマットのオブジェクトは、オフィス文書の書式指定を予め反映した状態で画像化してイメージオブジェクトに変換して第2のフォーマットのHTML文書に挿入する。その際に、当該編集制限が適用される第1のフォーマットのオブジェクトがテキストオブジェクトである場合には、イメージオブジェクトに変換する際に、テキストの内容を、例えばビューワ上では視覚化されないがファイル上で編集可能な形式で、画像化に付随する属性(ALT属性:HTMLのイメージ要素の中に記述される画像の代替となるテキスト情報)として挿入する。なお、本実施例では、編集制限が適用される第1のフォーマットのオブジェクトに対して、画像化及び画像化に付随する属性へのテキストの挿入を実施する構成とするが、この画像化及びテキストの挿入は、編集制限が適用されない第1のフォーマットのオブジェクトに対しても実施してもよい。
再変換部は、閲覧装置20から、第2のフォーマットのオブジェクト及び/又は属性が編集されたHTML文書を取得したら、当該HTML文書を、第1のフォーマットのオフィス文書に再変換する。その際、HTML文書のイメージオブジェクトの内容と当該イメージオブジェクトの属性(ALT属性)の内容と、を比較し、両者が異なる場合は、属性(ALT属性)の内容に基づいて、イメージオブジェクトに対応するオフィス文書のオブジェクトを編集する。なお、イメージオブジェクトの内容は、オフィススイートアプリケーション11bが作成した元のオフィス文書から取得してもよいし、HTML文書を解析して取得してもよい。
ネットワークI/F部16は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、文書変換装置10を通信ネットワーク30に接続し、閲覧装置20との通信を可能にする。
入力部17は、マウスやキーボード、タッチパネルなどで構成され、オフィススイートアプリケーション11bを用いた文書の作成、後述する変換モードの選択などの操作を可能にする。
表示部18は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置などで構成され、オフィススイートアプリケーション11bの文書作成画面、変換モードの選択画面などを表示する。
[閲覧装置]
閲覧装置20は、パーソナルコンピュータ、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末などであり、図3(a)に示すように、制御部21、ネットワークI/F部26、入力部27、表示部28などで構成される。
制御部21は、CPU22とROM23やRAM24などのメモリと、HDDやSSDなどの記憶部25とで構成され、CPU22は、ROM23や記憶部25に記憶した制御プログラムをRAM24に展開して実行することにより、閲覧装置20全体の動作を制御する。
また、図3(b)に示すように、上記制御部21により、OS21a、ウェブブラウザ21b、文書編集プログラム21cなどが実行される。
OS21aは、Windows(登録商標)やMac OS(登録商標)、Android(登録商標)などであり、閲覧装置20でウェブブラウザ21bや文書編集プログラム21cを動作可能にする。
ウェブブラウザ21bは、MicrosoftのInternet Explorer(登録商標)、Microsoft Edge(登録商標)、Safari(登録商標)、Firefox(登録商標)、Google Chrome(登録商標)、Opera(登録商標)などであり、文書変換装置10から受信したHTML文書を表示部28に表示させる。
文書編集プログラム21cは、HTML文書の編集を制御するプログラムであり、編集部として機能する。
編集部は、HTML文書のオブジェクトに対する編集操作を監視し、オブジェクトに対する編集が行われた場合は、編集操作に従ってオブジェクトの内容を編集する。その際、第2のフォーマットのオブジェクトに対する編集が行われた場合は、編集操作に従って当該オブジェクトの内容を編集する。また、イメージオブジェクトに対する編集が行われた場合は、編集操作に従ってALT属性の内容を編集する。
ネットワークI/F部26は、NICやモデムなどで構成され、閲覧装置20を通信ネットワーク30に接続し、文書変換装置10との通信を可能にする。
入力部27は、マウスやキーボード、タッチパネルなどで構成され、ウェブブラウザ21bによって表示されたHTML文書に対する編集操作などを可能にする。
表示部28は、液晶表示装置や有機EL表示装置などで構成され、ウェブブラウザ21bの画面などを表示する。
なお、図1乃至図3は、本実施例のシステムの一例であり、その構成や制御は適宜変更可能である。例えば、図1では、文書変換装置10をコンピュータ装置として説明したが、例えば、MFP(Multi-Functional Peripherals)などの画像形成装置としてもよい。また、図1では、文書変換装置10でオフィス文書を作成する構成としているが、通信ネットワークに接続された他のコンピュータ装置で作成したOOXMLやODF等のオフィス文書を受信してHTML文書に変換する構成としてもよいし、文書変換装置10でHTML文書の編集を実施する構成としてもよい。すなわち、本実施例の文書変換装置10は、少なくとも文書変換プログラムが動作する構成であればよい。
以下、本実施例のシステムの動作について、図面を参照して説明する。まず、本実施例のシステムの全体動作について、図4のフローチャート図を参照して説明する。なお、以下の説明では、オフィス文書をOOXML文書とし、OOXML文書のオブジェクトをOOXMLオブジェクトと呼ぶ。また、HTML文書のオブジェクトをHTMLオブジェクトと呼ぶ。
[全体処理]
文書変換装置10は、オフィススイートアプリケーション11bを用いてOOXML文書ファイルを作成する。そして、文書変換プログラム11c(変換部)は、OOXML文書ファイルをHTML文書ファイルに変換して閲覧装置20に送信する。その際、後述するモード選択画面で編集制限反映オブジェクト変換モードが選択された場合は、書式に対する編集制限が適用されるOOXMLオブジェクトは画像化してイメージオブジェクトに変換し、更に、OOXMLオブジェクトがテキストオブジェクトの場合は、テキストの内容をイメージオブジェクトの属性として挿入する。また、書式に対する編集制限が適用されないOOXMLオブジェクトはHTMLオブジェクトに変換する。
閲覧装置20は、文書変換装置10からHTML文書ファイルを受信すると、ウェブブラウザ21bは、表示部28にHTML文書を閲覧可能に表示し、入力部27によりHTML文書の編集操作が行われた場合は、文書編集プログラム21c(編集部)は、編集操作に従ってHTML文書ファイルを編集して文書変換装置10に送信する。その際、HTMLオブジェクトに対する編集操作が行われた場合は、編集操作に従ってHTMLオブジェクトを編集し、イメージオブジェクトに対する編集操作が行われた場合は、編集操作に従ってALT属性を編集する。
文書変換装置10は、閲覧装置20から編集後のHTML文書ファイルを受信すると、文書変換プログラム11c(再変換部)は、HTML文書ファイルを解析してオブジェクトを読み込み、イメージオブジェクトの内容とALT属性の内容とを比較してイメージオブジェクトに対する編集が行われたかを確認し、編集が行われた場合はALT属性の内容に基づいてイメージオブジェクトに対応するOOXMLオブジェクトを編集してOOXML文書ファイルに再変換する。
以下、文書変換装置10におけるHTML変換処理と、閲覧装置20におけるHTMLファイルの編集処理と、文書変換装置10におけるOOXMLファイルへの再変換処理と、について説明する。CPU12は、ROM13や記憶部15に記憶した文書変換プログラムをRAM14に展開して実行することにより、図5(HTML変換処理)、図7(編集制限反映変換処理)及び図9(OOXMLファイルへの再変換処理)のフローチャート図に示す各ステップの処理を行う。また、CPU22は、ROM23や記憶部25に記憶した文書編集プログラムをRAM24に展開して実行することにより、図8(編集処理)のフローチャート図に示す各ステップの処理を行う。
[HTML変換処理]
図5に示すように、文書変換プログラム11c(解析部)は、コンピュータ装置10内部のオフィススイートアプリケーション11bや外部のコンピュータ装置などからOOXML文書ファイルを取得すると(S101)、文書変換プログラム11c(変換部)は、HTML変換モードを特定する(S102)。このHTML変換モードとして、OOXMLオブジェクトを編集制限を反映させたオブジェクトに変換する第1モード(すなわち、OOXML文書の書式に対する編集制限を反映させる編集制限反映オブジェクト変換モード)と、OOXMLオブジェクトをOOXML文書の表現に従ってHTMLオブジェクトに変換する(OOXMLオブジェクトと同一又は類似の書式のHTMLオブジェクトに変換する)第2モード(すなわち、OOXML文書の書式に対する編集制限を反映させないHTML通常オブジェクト変換モード)の2つのモードが存在する。
これらのモードの切り替えは、文書変換プログラム11cにGUI(Graphical User Interface)が搭載されている場合は、そのGUI経由で設定することができる。図6は、GUIでモードを設定する場合のダイアログ(モード選択画面40)の一例であり、ユーザがモード選択画面40でモードを選択すると、文書変換プログラム11c(変換部)は、HTML変換モードを選択されたモードに切り替える。
そして、文書変換プログラム11c(変換部)は、HTML変換モードが編集制限反映オブジェクト変換モードに設定された場合は(S103のYes)、編集制限反映オブジェクト変換処理を行い(S104)、HTML変換モードがHTML通常オブジェクト変換モードに設定された場合は(S103のNo)、OOXML表現に従ったHTMLオブジェクト変換処理を行う(S105)。
そして、文書変換プログラム11c(変換部)は、OOXMLオブジェクトを変換して生成したHTML文書ファイルを閲覧装置20に送信する(S106)。
図7は、上記S104の編集制限反映オブジェクト変換処理の詳細を示している。まず、文書変換プログラム11c(解析部)は、OOXML文書ファイルを解析し(S201)、OOXML文書からOOXMLオブジェクトを読み込む(S202)。
次に、文書変換プログラム11c(解析部)は、読み込んだOOXMLオブジェクトの編集制限種別を判断する(S203)。編集制限種別が「変更不可」の場合(すなわち、書式編集及び内容編集が制限される場合)は、文書変換プログラム11c(変換部)は、OOXMLオブジェクトを画像化してイメージオブジェクトに変換する(S204)。また、編集制限種別が「書式編集不可」の場合(すなわち、書式編集は制限されるが内容編集は制限されない場合)は、文書変換プログラム11c(変換部)は、OOXMLオブジェクトを画像化してイメージオブジェクトに変換した後(S205)、テキスト内容をALT属性に挿入する(S206)。また、編集制限種別が「編集制限なし」の場合(すなわち、書式編集及び内容編集が制限されない場合)は、文書変換プログラム11c(変換部)は、OOXMLオブジェクトを、通常のOOXML表現に従ってHTMLオブジェクトに変換する(S207)。
その後、文書変換プログラム11c(解析部)は、読み込んだOOXMLオブジェクトが、OOXML文書ファイルの終端オブジェクトであるかを判断し(S208)、終端オブジェクトでなければ(S208のNo)、S202に戻って、次のOOXMLオブジェクトに対して同様の処理を繰り返す。
[HTML文書ファイル編集処理]
図8に示すように、閲覧装置20の制御部21は、文書変換装置10からHTML文書ファイルを受信すると、ウェブブラウザ21bは、表示部28にHTML文書ファイルを表示してユーザに閲覧させる(S301)。
次に、文書編集プログラム21c(編集部)は、HTML文書ファイルに対する編集を監視する(S302)。HTML文書ファイルに対する編集操作を検出しない場合は(S302のNo)、一連の処理を終了し、HTML文書ファイルに対する編集操作を検出したら(S302のYes)、その編集操作がHTMLオブジェクトに対する編集操作であるかを判断する(S303)。編集操作がHTMLオブジェクトに対する編集操作の場合は(S303のYes)、文書編集プログラム21c(編集部)は、編集操作に従ってHTMLオブジェクトを編集し(S304)、HTMLオブジェクトに対する編集操作でない場合は(S303のNo)、ALT属性の編集操作であるかを判断する(S305)。編集操作がALT属性の編集操作の場合は(S305のYes)、文書編集プログラム21c(編集部)は、編集操作に従ってALT属性の編集を行い(S306)、編集操作がALT属性の編集操作でない場合は(S305のNo)、その他の編集を行う(S307)。
その後、文書編集プログラム21c(編集部)は、編集が終了したかを判断し(S308)、編集が終了していない場合は(S308のNo)、S303に戻って同様の処理を繰り返す。一方、編集が終了した場合は(S308のYes)、編集済みのHTML文書ファイルを文書変換装置10に送信する(S309)。
[OOXML文書ファイルへの再変換処理]
図9に示すように、文書変換装置10の制御部11は、閲覧装置20から編集済みのHTML文書ファイルを受信したら(S401)、HTML文書ファイルを解析してオブジェクトを読み込む(S402)。次に、文書変換プログラム11c(再変換部)は、イメージオブジェクトの内容と当該イメージオブジェクトのALT属性の内容とが同じであるかを判断する(S403)。なお、イメージオブジェクトの内容は、元のOOXML文書ファイルから取得してもよいし、HTML文書ファイルを解析して取得してもよい。
イメージオブジェクトの内容とALT属性の内容とが同じ場合は(S403のYes)、S405の遷移し、イメージオブジェクトの内容とALT属性の内容とが異なる場合は(S403のNo)、文書変換プログラム11c(再変換部)は、ALT属性の内容に基づいて、イメージオブジェクトに対応するOOXMLオブジェクトを編集する(S404)。そして、文書変換プログラム11c(再変換部)は、読み込んだオブジェクトが、HTML文書ファイルの終端オブジェクトであるかを判断し(S405)、終端オブジェクトでなければ(S405のNo)、S402に戻って、次のオブジェクトに対して同様の処理を繰り返し、終端オブジェクトであれば(S405のYes)、OOXML文書ファイルに再変換する(S406)。
このように、本実施例では、OOXMLやODF等のオフィススイートアプリケーションを用いて作成したオフィス文書をHTML等のウェブブラウザで利用可能なHTML文書に変換する際に、HTML変換モードが編集制限反映オブジェクト変換モードに設定されている場合、書式に対する編集制限が適用されるOOXMLオブジェクトは画像化してイメージオブジェクトに変換し、更に、OOXMLオブジェクトがテキストオブジェクトの場合はテキスト内容をALT属性として挿入し、書式に対する編集制限が適用されないOOXMLオブジェクトはHTMLオブジェクトに変換するため、オフィス文書に設定された書式に対する編集制限を反映しつつ、内容の編集を可能にすることができる。
以下、本実施例の文書変換方法について、具体例を挙げて説明する。
図10は、MicrosoftのWordなどで作成されたOOXML文書ファイルのフォルダ構造を示している。OOXML文書ファイルは、パーツと各パーツへの参照関係を定義したファイルとで構成され、これらのパッケージがZIP圧縮された状態になっている。具体的には、OOXML文書ファイルは、「[Content_Types].xml」ファイル、「_rels」フォルダ、「docProps」フォルダ、「word」フォルダなどで構成される。文書の内容を記述する「word」フォルダは、「document.xml」ファイル、「fontTable.xml」ファイル、「comments.xml」ファイル、「settings.xml」ファイル、「style.xml」ファイル、「webSetting.xml」ファイル、「_rels」フォルダ、「theme」フォルダなどで構成される。なお、OOXMLの仕様の詳細については、「http://www.ecma-international.org/publications/standards/Ecma-376.htm」等に詳細に記載されている。
オフィススイートアプリケーション11bで作成したOOXML文書ファイルにおける上記「word」フォルダ内の各ファイルはマークアップ言語で記述され、マークアップ言語では、タグ(トークン)と呼ばれるコードを使用して、データの構造、外観、意味が定義される。図11(a)は、OOXML文書ファイルの「settings.xml」ファイル内の編集制限に関する部分のマークアップ記述例であり、破線で囲んだ「<w:documentProtection w:enforcement=“1” w:formatting=“1”/>」に編集制限が記述される。具体的には、「w:enforcement=“1”」は、ドキュメント保護の設定を強制することを示し、「w:formatting=“1”」は、ロックされていないスタイルでのみ書式の編集を許可することを示している。また、図11(b)は、OOXML文書ファイルの「style.xml」ファイル内の編集制限に関する部分のマークアップ記述例であり、破線で囲んだ「<w:locked/>」によって書式の編集制限を適用するか否かを設定することができる。従って、文書変換プログラム11c(解析部)は、これらの記載を確認することによって、書式に対する編集制限の設定を判断することができる。
図12は、オフィススイートアプリケーション11bとしてMicrosoftのWordを使用してOOXML文書を作成した場合のHTML変換の具体例である。図12(a)は、編集前のOOXML文書及びdocument.xmlの記述例であり、図12(b)は、書式に対する編集制限が適用されたOOXMLオブジェクト(「はじめに」のテキストオブジェクト)を画像化したイメージオブジェクトの一例であり、図12(c)は、編集後のHTML文書及びdocument.htmlの記述例である。図12(c)に示すように、HTML文書では、「はじめに」のイメージオブジェクトは、そのテキスト内容がdocument.htmlの破線で示すALT属性に記述されているため、そのALT属性を編集することにより、HTML文書ファイルをOOXML文書ファイルに変換する際に、イメージオブジェクトの内容を編集することができる。また、書式に対する編集制限が適用されない「色相、明度、彩度…球状の立体として考えることが出来ます。」の部分は通常のHTMLオブジェクト(テキスト)に変換されるため、document.htmlの記述を編集することによって、HTMLオブジェクトの内容を編集することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、オフィススイートアプリケーション11bで作成された第1のフォーマットの文書としてOOXML文書を例示したが、第1のフォーマットはOOXMLに限定されず、ODFなどに対しても本発明の文書変換方法を同様に適用することができる。
また、上記実施例では、ウェブブラウザ21bで利用可能な第2のフォーマットの文書としてHTML文書を例示したが、第2のフォーマットHTMLに限定されず、他のマークアップ言語に対しても本発明の文書変換方法を同様に適用することができる。
本発明は、OOXMLやODFなどの文書をHTML形式の文書に変換する文書変換装置、当該文書変換装置で動作する文書変換プログラム、当該文書変換プログラムを記録した記録媒体及び当該文書変換装置を含むシステムにおける文書変換方法に利用可能である。
10 文書変換装置
11 制御部
11a OS
11b オフィススイートアプリケーション
11c 文書変換プログラム
12 CPU
13 ROM
14 RAM
15 記憶部
16 ネットワークI/F部
17 入力部
18 表示部
20 閲覧装置
21 制御部
21a OS
21b ウェブブラウザ
21c 文書編集プログラム
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 記憶部
26 ネットワークI/F部
27 入力部
28 表示部
30 通信ネットワーク
40 モード選択画面

Claims (18)

  1. オフィススイートアプリケーションを用いて作成された第1のフォーマットの元文書を、ウェブブラウザで利用可能な第2のフォーマットの文書に変換する文書変換装置であって、
    前記元文書を取得して解析し、前記第1のフォーマットのオブジェクトを特定すると共に、前記元文書に設定された編集制限の設定を読み取る解析部と、
    前記編集制限の設定に従って、前記第1のフォーマットのオブジェクトを変換して前記第2のフォーマットの文書を生成し、生成した前記第2のフォーマットの文書を出力する変換部と、を備え、
    前記変換部は、前記元文書の書式に対する編集制限が設定されている場合に、前記編集制限が適用されない前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記第2のフォーマットのオブジェクトに変換し、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記元文書の書式を反映して画像化したイメージオブジェクトに変換し、更に、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトがテキストオブジェクトの場合は、テキストの内容を前記イメージオブジェクトの属性として挿入する、
    ことを特徴とする文書変換装置。
  2. 前記変換部は、表示部に、前記元文書の書式に対する編集制限を反映させる第1モードと、前記元文書の書式に対する編集制限を反映させない第2モードと、を選択可能に表示させ、前記第1モードが選択された場合は、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトを前記イメージオブジェクトに変換する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の文書変換装置。
  3. 前記文書変換装置は、前記第2のフォーマットのオブジェクト及び/又は前記属性が編集された前記第2のフォーマットの文書を取得し、当該第2のフォーマットの文書を前記第1のフォーマットの元文書に再変換する再変換部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の文書変換装置。
  4. 前記再変換部は、前記イメージオブジェクトの内容と当該イメージオブジェクトの前記属性の内容とが異なる場合は、前記属性の内容に基づいて、前記イメージオブジェクトに対応する前記元文書のオブジェクトを編集する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の文書変換装置。
  5. 前記第1のフォーマットは、OOXML(Office Open XML)又はODF(OpenDocument Format)であり、前記第2フォーマットは、HTML(Hyper Text Markup Language)である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の文書変換装置。
  6. 前記イメージオブジェクトの属性は、ALT属性である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の文書変換装置。
  7. オフィススイートアプリケーションを用いて作成された第1のフォーマットの元文書を、ウェブブラウザで利用可能な第2のフォーマットの文書に変換する装置で動作する文書変換プログラムであって、
    前記装置に、
    前記元文書を取得して解析し、前記第1のフォーマットのオブジェクトを特定すると共に、前記元文書に設定された編集制限の設定を読み取る解析処理、
    前記編集制限の設定に従って、前記第1のフォーマットのオブジェクトを変換して前記第2のフォーマットの文書を生成する変換処理、
    生成した前記第2のフォーマットの文書を出力する出力処理、を実行させ、
    前記変換処理では、前記元文書の書式に対する編集制限が設定されている場合に、前記編集制限が適用されない前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記第2のフォーマットのオブジェクトに変換し、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記元文書の書式を反映して画像化したイメージオブジェクトに変換し、更に、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトがテキストオブジェクトの場合は、テキストの内容を前記イメージオブジェクトの属性として挿入する、
    ことを特徴とする文書変換プログラム。
  8. 前記変換処理では、表示部に、前記元文書の書式に対する編集制限を反映させる第1モードと、前記元文書の書式に対する編集制限を反映させない第2モードと、を選択可能に表示させ、前記第1モードが選択された場合は、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトを前記イメージオブジェクトに変換する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の文書変換プログラム。
  9. 前記装置に、更に、
    前記第2のフォーマットのオブジェクト及び/又は前記属性が編集された前記第2のフォーマットの文書を取得し、当該第2のフォーマットの文書を前記第1のフォーマットの元文書に再変換する再変換処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の文書変換プログラム。
  10. 前記再変換処理では、前記イメージオブジェクトの内容と当該イメージオブジェクトの前記属性の内容とが異なる場合は、前記属性の内容に基づいて、前記イメージオブジェクトに対応する前記元文書のオブジェクトを編集する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の文書変換プログラム。
  11. 前記第1のフォーマットは、OOXML(Office Open XML)又はODF(OpenDocument Format)であり、前記第2フォーマットは、HTML(Hyper Text Markup Language)である、
    ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一に記載の文書変換プログラム。
  12. 前記イメージオブジェクトの属性は、ALT属性である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の文書変換プログラム。
  13. オフィススイートアプリケーションを用いて作成された第1のフォーマットの元文書を、ウェブブラウザで利用可能な第2のフォーマットの文書に変換する文書変換装置を含むシステムにおける文書変換方法であって、
    前記文書変換装置は、
    前記元文書を取得して解析し、前記第1のフォーマットのオブジェクトを特定すると共に、前記元文書に設定された編集制限の設定を読み取る解析処理と、
    前記編集制限の設定に従って、前記第1のフォーマットのオブジェクトを変換して前記第2のフォーマットの文書を生成する変換処理と、
    生成した前記第2のフォーマットの文書を出力する出力処理と、を実行し、
    前記変換処理では、前記元文書の書式に対する編集制限が設定されている場合に、前記編集制限が適用されない前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記第2のフォーマットのオブジェクトに変換し、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトは前記元文書の書式を反映して画像化したイメージオブジェクトに変換し、更に、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトがテキストオブジェクトの場合は、テキストの内容を前記イメージオブジェクトの属性として挿入する、
    ことを特徴とする文書変換方法。
  14. 前記変換処理では、表示部に、前記元文書の書式に対する編集制限を反映させる第1モードと、前記元文書の書式に対する編集制限を反映させない第2モードと、を選択可能に表示させ、前記第1モードが選択された場合は、前記編集制限が適用される前記第1のフォーマットのオブジェクトを前記イメージオブジェクトに変換する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の文書変換方法。
  15. 前記システムに閲覧装置を含み、
    前記閲覧装置は、
    前記第2のフォーマットの文書を受信して閲覧し、前記第2のフォーマットのオブジェクト及び/又は前記属性を編集する編集処理と、
    前記編集された前記第2のフォーマットの文書を送信する送信処理と、実行し、
    前記文書変換装置は、更に、
    前記編集された前記第2のフォーマットの文書を取得し、当該第2のフォーマットの文書を前記第1のフォーマットの元文書に再変換する再変換処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の文書変換方法。
  16. 前記再変換処理では、前記イメージオブジェクトの内容と当該イメージオブジェクトの前記属性の内容とが異なる場合は、前記属性の内容に基づいて、前記イメージオブジェクトに対応する前記元文書のオブジェクトを編集する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の文書変換方法。
  17. 前記第1のフォーマットは、OOXML(Office Open XML)又はODF(OpenDocument Format)であり、前記第2フォーマットは、HTML(Hyper Text Markup Language)である、
    ことを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一に記載の文書変換方法。
  18. 前記イメージオブジェクトの属性は、ALT属性である、
    ことを特徴とする請求項17に記載の文書変換方法。
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