JP6903028B2 - 水銀濃度測定装置、排ガス処理装置および排ガス処理方法 - Google Patents

水銀濃度測定装置、排ガス処理装置および排ガス処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、水銀濃度測定装置、排ガス処理装置および排ガス処理方法に関する。
都市ごみ等の一般廃棄物を焼却した場合に、水銀を含む排ガスが発生することがある。この場合、排ガス中の水銀を除去するため、排ガスに水銀吸着剤が供給される。一方、排ガスに含まれる水銀は、主に、0価である原子状水銀(以下、「0価水銀」という。)、および、塩化水銀等の水銀化合物を構成する2価の水銀(以下、「2価水銀」という。)として存在している。従来、排ガスに含まれる水銀濃度の測定では、取り込んだガス中の2価水銀を0価水銀に還元し、還元後のガスに含まれる0価水銀(以下、排ガスに元から含まれる0価水銀、および、2価水銀を還元して得られる0価水銀をまとめて「全水銀」という。)の濃度を水銀濃度として検出している。しかしながら、2価水銀を0価水銀に還元するにはある程度の時間を要するため、水銀吸着剤の供給量を応答性よく制御することが困難である。そこで、特許文献1では、2価水銀を0価水銀に還元しない状態で、排ガスに含まれる0価水銀の量を検知する検知装置が提案されている。
国際公開第2016/136714号
ところで、特許文献1の検知装置では、正確な水銀濃度を得ることができず、水銀吸着剤の供給量を適切に(過不足を少なく)制御することが困難である。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、迅速な水銀濃度の測定と、正確な水銀濃度の測定とを選択的に行うことを目的とし、水銀吸着剤の供給量を適切に制御することも目的としている。
請求項1に記載の発明は、ガスに含まれる水銀濃度を測定する水銀濃度測定装置であって、ガス流路に取り付けられる第1取込口と、前記第1取込口で取り込まれたガスに含まれる2価水銀を0価水銀に還元する還元部と、前記ガス流路に取り付けられる第2取込口と、0価水銀に基づいて水銀濃度の測定値を取得する濃度取得部と、前記還元部を通過したガス、または、前記第2取込口で取り込まれたガスの一方を選択的に前記濃度取得部に流入させる切替部とを備え、前記第1取込口で取り込まれたガスが前記還元部に常時流入し、前記切替部が、前記還元部を通過したガスの前記濃度取得部への流入と、所定の排出位置への排出とを切り替える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の水銀濃度測定装置であって、前記第1取込口が、前記第2取込口を兼ねており、前記切替部が、前記第1取込口から前記還元部を経由して前記濃度取得部に接続する第1流路と、前記還元部を迂回して前記第1取込口と前記濃度取得部とを接続する第2流路と、前記濃度取得部に流入するガスの経路を、前記第1流路と前記第2流路とで切り替える流路切替部とを備える。
請求項に記載の発明は、排ガス処理装置であって、排ガスの発生源から外部への排出口に向かって前記排ガスが流れる煙道において、前記排ガスに水銀吸着剤を供給する吸着剤供給部と、前記煙道において前記水銀吸着剤を捕集する吸着剤捕集部と、前記煙道における前記発生源と前記吸着剤捕集部との間の位置において、前記排ガス中の0価水銀濃度を測定する0価水銀濃度測定部と、前記煙道における前記発生源と前記吸着剤捕集部との間の位置において、前記排ガス中に元から含まれる0価水銀、および、前記排ガス中の2価水銀が還元された0価水銀の総濃度を全水銀濃度として測定する全水銀濃度測定部と、前記0価水銀濃度に基づいて前記吸着剤供給部による前記水銀吸着剤の供給量を制御するとともに、所定の場合において、前記水銀吸着剤の供給量の制御を、前記0価水銀濃度に基づく制御から、前記全水銀濃度に基づく制御に切り替える制御部とを備える。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の排ガス処理装置であって、前記0価水銀濃度測定部および前記全水銀濃度測定部を兼ねる、請求項1または2に記載の水銀濃度測定装置を備える。
請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の排ガス処理装置であって、前記制御部が、前記0価水銀濃度に基づく制御において、前記0価水銀濃度が所定の閾値以上となり、前記水銀吸着剤の供給量を増大した後に、前記水銀吸着剤の供給量の制御を、前記0価水銀濃度に基づく制御から、前記全水銀濃度に基づく制御に切り替える。
請求項に記載の発明は、請求項ないしのいずれか1つに記載の排ガス処理装置であって、前記0価水銀濃度が所定の閾値よりも低い場合に、前記吸着剤捕集部により捕集された前記水銀吸着剤を回収吸着剤として貯留する回収吸着剤貯留部と、前記煙道において前記発生源と前記吸着剤捕集部との間の位置に前記回収吸着剤を供給する回収吸着剤供給部とをさらに備え、前記制御部が、前記0価水銀濃度に基づいて前記回収吸着剤供給部による前記回収吸着剤の供給量を制御する。
請求項に記載の発明は、請求項ないしのいずれか1つに記載の排ガス処理装置であって、前記煙道における前記吸着剤捕集部と前記排出口との間の位置において、前記排ガス中に元から含まれる0価水銀、および、前記排ガス中の2価水銀が還元された0価水銀の総濃度を下流側水銀濃度として測定する下流側水銀濃度測定部をさらに備え、前記下流側水銀濃度が所定の閾値以上である場合に、前記制御部において、前記水銀吸着剤の供給量の制御が、前記0価水銀濃度または前記全水銀濃度に基づく制御から、少なくとも前記下流側水銀濃度に基づく制御に切り替えられる。
請求項に記載の発明は、排ガス処理装置における排ガス処理方法であって、前記排ガス処理装置が、排ガスの発生源から外部への排出口に向かって前記排ガスが流れる煙道において、前記排ガスに水銀吸着剤を供給する吸着剤供給部と、前記煙道において前記水銀吸着剤を捕集する吸着剤捕集部と、前記煙道における前記発生源と前記吸着剤捕集部との間の位置において、前記排ガス中の0価水銀濃度を測定する0価水銀濃度測定部と、前記煙道における前記発生源と前記吸着剤捕集部との間の位置において、前記排ガス中に元から含まれる0価水銀、および、前記排ガス中の2価水銀が還元された0価水銀の総濃度を全水銀濃度として測定する全水銀濃度測定部とを備え、前記排ガス処理方法が、前記0価水銀濃度に基づいて前記吸着剤供給部による前記水銀吸着剤の供給量を制御する工程と、所定の場合において、前記水銀吸着剤の供給量の制御を、前記0価水銀濃度に基づく制御から、前記全水銀濃度に基づく制御に切り替える工程とを備える。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の排ガス処理方法であって、前記排ガス処理装置が、前記煙道における前記吸着剤捕集部と前記排出口との間の位置において、前記排ガス中に元から含まれる0価水銀、および、前記排ガス中の2価水銀が還元された0価水銀の総濃度を下流側水銀濃度として測定する下流側水銀濃度測定部をさらに備え、前記排ガス処理方法が、前記下流側水銀濃度が所定の閾値以上である場合に、前記水銀吸着剤の供給量の制御を、前記0価水銀濃度または前記全水銀濃度に基づく制御から、少なくとも前記下流側水銀濃度に基づく制御に切り替える工程をさらに備える。
請求項1および2の発明では、迅速な水銀濃度の測定(0価水銀濃度の測定)と、正確な水銀濃度の測定(全水銀濃度の測定)とを選択的に行うことができる。
請求項ないしの発明では、迅速に得られる0価水銀濃度に基づいて水銀吸着剤の供給量を応答性よく制御するとともに、所定の場合において、全水銀濃度に基づいて水銀吸着剤の供給量を適切に制御することができる。
焼却設備の構成を示す図である。 水銀濃度測定装置の構成を示す図である。 0価水銀濃度の測定時における水銀濃度測定装置を示す図である。 全水銀濃度の測定時における水銀濃度測定装置を示す図である。 排ガス処理装置における排ガス処理の流れを示す図である。 排ガス処理装置の他の例を示す図である。 水銀濃度測定装置の他の例を示す図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る焼却設備1の構成を示す図である。焼却設備1は、都市ごみ等の廃棄物を焼却処理する設備である。焼却設備1は、焼却炉21と、煙道3と、排ガス処理装置4と、煙突22とを備える。焼却炉21では、廃棄物の燃焼と、廃棄物から発生した可燃性ガスの燃焼とが行われる。煙道3は、焼却炉21と煙突22とを接続するガス流路である。排ガス処理装置4は、煙道3に設けられる。煙道3には、図示省略の誘引通風機も設けられる。当該誘引通風機により、焼却炉21にて発生する排ガス(燃焼ガス)が煙道3へと排出され、排ガス処理装置4を介して煙突22へと導かれる。焼却設備1では、焼却炉21を発生源とする排ガスが、焼却炉21から煙突22に向かって煙道3内を流れつつ、排ガス処理装置4により排ガスに対して所定の処理が行われる。煙突22は、排ガスを大気(外部)に排出する排出口を含む。図1では、煙道3を太い実線にて示している。
排ガス処理装置4は、制御部40と、吸着剤供給部41と、アルカリ薬剤供給部42と、バグフィルタ43と、水銀濃度測定装置45と、下流側水銀濃度測定部46と、塩化水素濃度測定部47とを備える。制御部40は、排ガス処理装置4の全体制御を担う。制御部40は、焼却設備1の制御部を兼ねてもよい。バグフィルタ43は、煙道3に設けられる。煙道3では、バグフィルタ43よりも上流側(焼却炉21側)に、水銀濃度測定装置45、吸着剤供給部41およびアルカリ薬剤供給部42が接続され、バグフィルタ43よりも下流側(煙突22側)に、下流側水銀濃度測定部46および塩化水素濃度測定部47が接続される。煙道3では、脱硝装置等も設けられてもよい。
水銀濃度測定装置45は、煙道3を流れる排ガスに含まれる水銀濃度を測定する。水銀濃度測定装置45の構成の詳細については後述する。吸着剤供給部41は、煙道3を流れる排ガスに粉状の水銀吸着剤を供給する(吹き込む)。水銀吸着剤は、例えば活性炭である。水銀吸着剤として、活性炭の表面に例えばヨウ素や硫黄を添着した添着活性炭等が用いられてもよい。アルカリ薬剤供給部42は、煙道3を流れる排ガスにアルカリ薬剤を供給する。アルカリ薬剤は、脱塩および脱硫用の薬剤であり、例えば粉状の消石灰(水酸化カルシウム(Ca(OH)))である。消石灰に代えて、または、消石灰と共に、水酸化ドロマイト[Ca(OH)・Mg(OH)]等の他のカルシウム系薬剤(カルシウム含有薬剤)が、アルカリ薬剤として排ガスに供給されてもよい。重曹(NaHCO)等のナトリウム系薬剤(ナトリウム含有薬剤)が、消石灰に代えて用いられてもよい。
バグフィルタ43は、ろ過式であり、排ガスに含まれる飛灰をろ布により捕集する。また、吸着剤供給部41により供給される水銀吸着剤、および、アルカリ薬剤供給部42により供給される消石灰も、ろ布に捕集される。飛灰、水銀吸着剤および消石灰は、ろ布上に堆積する。バグフィルタ43の内部では、排ガスがろ布を通過する際に、水銀吸着剤が排ガスに含まれる水銀を吸着する。また、排ガスに含まれる酸性ガス(塩化水素、硫黄酸化物等)と消石灰との反応が生じ、当該酸性ガスが除去される。水銀吸着剤における水銀の吸着、および、酸性ガスと消石灰との反応は、煙道3においても生じる。水銀吸着剤が、排ガスに含まれるダイオキシン等をさらに吸着してもよい。
バグフィルタ43では、ろ布に堆積した飛灰等(水銀吸着剤、消石灰、消石灰と酸性ガスとの反応物を含む。)が、圧縮ガスを利用した逆洗動作により、払い落とされる。逆洗動作では、排ガスの流れ方向における下流側から上流側に向かって、ろ布に対して圧縮ガス(パルスジェット)が供給される。圧縮ガスは、例えば圧縮空気である。ろ布から払い落とされた飛灰等、すなわち、バグフィルタ43による捕集物は、図示省略の排出処理部に排出される。排出処理部では、捕集物に対してキレート処理等が必要に応じて施される。既述のように、捕集物は水銀吸着剤を含むため、バグフィルタ43は、水銀吸着剤を捕集する吸着剤捕集部と捉えることが可能である。
図2は、水銀濃度測定装置45の構成を示す図である。水銀濃度測定装置45は、第1取込口51と、第2取込口52と、還元部53と、濃度取得部54と、切替部55とを備える。切替部55は、第1流路551と、第2流路552と、3個の三方弁553〜555と、第1補助流路556と、第2補助流路557とを備える。第1取込口51および第2取込口52は、煙道3に取り付けられる。第1取込口51は、第1流路551により濃度取得部54に接続される。第2取込口52は、第2流路552により濃度取得部54に接続される。詳細には、濃度取得部54の近傍において、第1流路551および第2流路552は三方弁555を介して合流し、1つの流路となる。濃度取得部54は、紫外線吸収法等により、0価水銀(金属水銀)に基づいて水銀濃度の測定値を取得する。水銀濃度の測定値は、制御部40に出力される。
第1流路551では、第1取込口51から三方弁555に向かって順に、フィルタ591、還元部53および三方弁553が設けられる。フィルタ591は、第1取込口51から取り込まれた排ガス(サンプリングガス)に含まれる飛灰を除去する。還元部53は、2価水銀を0価水銀に還元する還元触媒を含む。還元部53は、加熱部531により所定の温度(例えば350〜400℃)に常時加熱される。還元部53には、塩化水素等を除去するスクラバが設けられてもよい。三方弁553には、第1補助流路556の一端が接続される。第1補助流路556の他端は、第1取込口51よりも下流側において煙道3に接続される。三方弁553では、第1流路551を流れるガスの経路が、三方弁555に向かう流路と、第1補助流路556とで切り替えられる。
第2流路552では、第2取込口52から三方弁555に向かって順に、フィルタ592および三方弁554が設けられる。フィルタ592は、第2取込口52から取り込まれた排ガスに含まれる飛灰を除去する。三方弁554には、第2補助流路557の一端が接続される。第2補助流路557の他端は、第2取込口52よりも下流側において煙道3に接続される。三方弁554では、第2流路552を流れるガスの経路が、三方弁555に向かう流路と、第2補助流路557とで切り替えられる。
水銀濃度測定装置45では、煙道3を流れる排ガスに含まれる0価水銀の濃度(以下、「0価水銀濃度」という。)の測定と、当該排ガスに含まれる0価水銀および2価水銀の総濃度(以下、「全水銀濃度」という。)の測定とを選択的に行うことが可能である。図3は、0価水銀濃度の測定時における水銀濃度測定装置45を示す図であり、図4は、全水銀濃度の測定時における水銀濃度測定装置45を示す図である。図3および図4では、各三方弁553〜555を示す3個の三角のうち、2個の三角を塗りつぶすことにより、当該三方弁553〜555により接続される流路を示している。
0価水銀濃度の測定では、図3に示すように、第1取込口51から取り込まれて第1流路551を流れる排ガスが、三方弁553により第1補助流路556に導かれ、煙道3へと戻される。また、第2取込口52から取り込まれて第2流路552を流れる排ガスが、三方弁554により三方弁555側へと導かれ、さらに三方弁555により濃度取得部54に導かれる。これにより、濃度取得部54では、排ガスに含まれる2価水銀を0価水銀に還元しない状態で、排ガスに元から含まれる0価水銀の量に基づいて水銀濃度の測定値(すなわち、0価水銀濃度)が取得される。このように、0価水銀濃度の測定では、0価水銀は検出するが、2価水銀は検出しない。したがって、2価水銀を0価水銀に還元するために要する時間を省略して、水銀濃度の測定値を迅速に取得することが可能となる。
全水銀濃度の測定では、図4に示すように、第2流路552を流れる排ガスが、三方弁554により第2補助流路557に導かれ、煙道3へと戻される。また、第1流路551を流れる排ガスが、三方弁553により三方弁555側へと導かれ、さらに三方弁555により濃度取得部54に導かれる。これにより、濃度取得部54では、排ガス中に元から含まれる0価水銀と、排ガス中の2価水銀が還元された0価水銀との総量に基づいて水銀濃度の測定値(すなわち、全水銀濃度)が取得される。このように、全水銀濃度の測定では、0価水銀および2価水銀の双方を検出するため、水銀濃度の測定値を正確に取得することが可能となる。
既述のように、第1取込口51で取り込まれた排ガスは、全水銀濃度の測定時のみならず、0価水銀濃度の測定時においても還元部53に流入する。すなわち、排ガスが煙道3を流れる間、常時、排ガスが還元部53に流入する。したがって、0価水銀濃度の測定から全水銀濃度の測定に切り替えた直後に、濃度取得部54では、全水銀濃度の測定値を安定して取得することが可能である。同様に、第2取込口52で取り込まれた排ガスは、0価水銀濃度の測定時のみならず、全水銀濃度の測定時においても第2流路552に流入する。したがって、排ガスにより第2流路552を常時暖めることができ、全水銀濃度の測定から0価水銀濃度の測定に切り替えた直後に、0価水銀濃度の測定値が不安定となることが防止または抑制される。
図1の下流側水銀濃度測定部46は、バグフィルタ43よりも下流側において、排ガス中の0価水銀および2価水銀の総濃度、すなわち全水銀濃度を測定する。下流側水銀濃度測定部46は、例えば、図2の水銀濃度測定装置45において、第2流路552、第1補助流路556および第2補助流路557を省略した構成を有する。下流側水銀濃度測定部46による測定値は、制御部40に出力される。下流側水銀濃度測定部46の取込口は、例えば煙突22に設けられる。煙道3において、バグフィルタ43と煙突22との間の複数の位置に下流側水銀濃度測定部46の取込口が設けられ、各位置における全水銀濃度が測定されてもよい。以下の説明では、下流側水銀濃度測定部46により測定される全水銀濃度を「下流側水銀濃度」といい、単に「全水銀濃度」という場合は、上流側に配置される水銀濃度測定装置45により測定される全水銀濃度を意味するものとする。
塩化水素濃度測定部47は、バグフィルタ43よりも下流側において、排ガス中の塩化水素濃度を測定する。塩化水素濃度の測定では、例えばレーザ光等が利用される。塩化水素濃度の測定値は、制御部40に出力される。ここで、排ガス中の塩化水素は活性炭による水銀吸着を促すことが知られている。したがって、水銀吸着剤として活性炭を用いる場合には、活性炭による水銀吸着を適切に行うため、排ガス中の塩化水素濃度が所定値よりも低下しない範囲にて、消石灰の供給量が塩化水素濃度に基づいて制御(増減)されることが好ましい。
図5は、排ガス処理装置4における排ガス処理の流れを示す図である。以下の説明における排ガス処理は、吸着剤供給部41による水銀吸着剤の供給量を制御して、排ガスに含まれる水銀濃度を低下する処理である。実際の排ガス処理装置4では、アルカリ薬剤供給部42による消石灰の供給量の制御も、水銀吸着剤の供給量の制御に並行して行われる。排ガス処理では、原則として、水銀濃度測定装置45による水銀濃度(0価水銀濃度または全水銀濃度)の測定、下流側水銀濃度測定部46による下流側水銀濃度の測定、および、塩化水素濃度測定部47による塩化水素濃度の測定が継続的に行われる。
排ガス処理装置4における通常の状態では、水銀濃度測定装置45において0価水銀濃度が測定されており、制御部40では、0価水銀濃度(の測定値)に基づいて吸着剤供給部41による水銀吸着剤の供給量が制御される。例えば、0価水銀濃度が比較的高い場合に、水銀吸着剤の供給量が増大され、0価水銀濃度が比較的低い場合に、水銀吸着剤の供給量が減少される。なお、水銀吸着剤が活性炭である場合、活性炭はダイオキシンも吸着するため、排ガスが煙道3を流れる間、所定量以上の水銀吸着剤が煙道3に常時供給されることが好ましい。
ここで、水銀吸着剤による水銀の吸着は、主としてバグフィルタ43において生じる。また、0価水銀濃度に基づく制御では、バグフィルタ43よりも下流側で得られる下流側水銀濃度は用いられず、バグフィルタ43よりも上流側で得られる0価水銀濃度が用いられる。したがって、0価水銀濃度に基づく制御は、フィードフォワード制御(FF制御)であるといえる。後述する全水銀濃度に基づく制御において同様である。
既述のように、0価水銀濃度の測定では、2価水銀の還元に起因するタイムラグが生じない。これにより、0価水銀濃度に基づく制御では、第2取込口52の近傍を流れる排ガスにおける、0価水銀濃度の変化に迅速に対応して、すなわち、応答性よく水銀吸着剤の供給量を制御することが可能となる。制御部40において、制御に用いられる0価水銀濃度は、一定時間における移動平均であってもよい(全水銀濃度および下流側水銀濃度において同様)。
水銀を多く含む廃棄物の焼却等により、0価水銀濃度が所定の第1閾値以上となると、制御部40では、0価水銀濃度の測定から全水銀濃度の測定への切替条件が満たされたと判定され(ステップS11)、水銀濃度測定装置45において全水銀濃度の測定に切り替えられる。これにより、制御部40において、水銀吸着剤の供給量の制御が、0価水銀濃度に基づく制御から、全水銀濃度に基づく制御に切り替えられる(ステップS12)。このとき、0価水銀濃度の上昇に伴って、水銀吸着剤の供給量がある程度増大されている。したがって、0価水銀濃度に基づく制御から全水銀濃度に基づく制御への切替は、0価水銀濃度に基づく制御において、水銀吸着剤の供給量を増大した後に行われる。
0価水銀濃度の測定から全水銀濃度の測定への切替は、他の切替条件に基づいて行われてもよい。例えば、0価水銀濃度が第1閾値以上となった後、現在の0価水銀濃度と直前の0価水銀濃度(それぞれ移動平均であってもよい。以下同様。)とが比較される。そして、現在の0価水銀濃度が直前の0価水銀濃度よりも低い、すなわち、0価水銀濃度が下降している場合に、切替条件が満たされたと判定される。さらに、0価水銀濃度が第1閾値以上となり、水銀吸着剤の供給量がある程度増大された後、0価水銀濃度が下降し、所定の閾値以下となった場合に、切替条件が満たされたと判定されてもよい。
全水銀濃度に基づく制御では、全水銀濃度が比較的高い場合に、水銀吸着剤の供給量が増大され、全水銀濃度が比較的低い場合に、水銀吸着剤の供給量が減少される。既述のように、全水銀濃度の測定では、正確な水銀濃度が得られるため、全水銀濃度に基づく制御では、水銀吸着剤の供給量を適切に(過不足を少なく)制御することが可能となる。全水銀濃度の測定時には、排ガス中の水銀濃度が高くなっており、比較的多くの水銀吸着剤が必要となる。全水銀濃度に基づいて水銀吸着剤の供給量を適正な量に設定することにより、水銀吸着剤を効率よく利用することができる。
制御部40では、現在の全水銀濃度と直前の全水銀濃度とが比較される。既述のように、現在の全水銀濃度および直前の全水銀濃度のそれぞれは、移動平均として求められてもよい。現在の全水銀濃度が直前の全水銀濃度以上である場合には(ステップS13)、全水銀濃度に基づく制御が継続される。現在の全水銀濃度が直前の全水銀濃度よりも低い場合には、全水銀濃度が下降していると判定される(ステップS13)。現在の全水銀濃度が直前の全水銀濃度よりも一定時間継続して低い場合に、全水銀濃度が下降していると判定されてもよい。
全水銀濃度が下降している場合、下流側水銀濃度が所定の第2閾値と比較される。ここで、0価水銀濃度に基づく制御、および、全水銀濃度に基づく制御では、水銀吸着剤の供給により、通常、下流側水銀濃度は低い状態が保たれる。下流側水銀濃度が第2閾値よりも低い、すなわち、下流側水銀濃度が低い状態が保たれている場合には(ステップS14)、水銀濃度測定装置45において、全水銀濃度の測定から0価水銀濃度の測定に切り替えられる。これにより、水銀吸着剤の供給量の制御が、全水銀濃度に基づく制御から、0価水銀濃度に基づく制御に切り替えられ、通常の状態の制御に戻される(ステップS17)。この場合、後述のフィードバック制御への切替が行われず、フィードフォワード制御が維持される。
一方、バグフィルタ43のろ布上等、煙道3に存在する水銀吸着剤が多くの水銀を含み、当該水銀吸着剤から水銀が脱離している(水銀吸着剤が破過している)場合等には、下流側水銀濃度と第2閾値との比較において、下流側水銀濃度が第2閾値以上となる(ステップS14)。この場合、制御部40において、水銀吸着剤の供給量の制御が、全水銀濃度に基づく制御から、下流側水銀濃度に基づく制御に切り替えられる(ステップS15)。下流側水銀濃度に基づく制御では、下流側水銀濃度が比較的高い場合に、水銀吸着剤の供給量が増大され、下流側水銀濃度が比較的低い場合に、水銀吸着剤の供給量が減少される。
下流側水銀濃度に基づく制御では、バグフィルタ43よりも上流側で得られる0価水銀濃度または全水銀濃度は用いられず、バグフィルタ43よりも下流側で得られる下流側水銀濃度が用いられる。したがって、下流側水銀濃度に基づく制御は、フィードバック制御(FB制御)であるといえる。下流側水銀濃度に基づく制御により、大気に排出される排ガスの水銀濃度を、より確実に低くすることが可能となる。なお、下流側水銀濃度に基づく制御への切替に伴って、水銀濃度測定装置45では、全水銀濃度の測定から0価水銀濃度の測定に切り替えられてもよい。
バグフィルタ43の上流側の水銀濃度(0価水銀濃度または全水銀濃度)を用いたフィードフォワード制御から、下流側の水銀濃度(下流側水銀濃度)を用いたフィードバック制御への切替は、操作者により手動で行われてもよい。例えば、全水銀濃度に基づく制御の際に、全水銀濃度が下降し、かつ、下流側水銀濃度が第2閾値以上である場合に(ステップS13,S14)、制御部40により、フィードバック制御への切替を促す報知が操作者に対して行われる。切替を促す報知は、例えばディスプレイへの表示、音声の出力等により行われる。排ガス処理装置4では、フィードフォワード制御からフィードバック制御への切替を指示する切替スイッチが設けられており、操作者が、切替を促す報知に応じて切替スイッチを操作することにより、フィードフォワード制御からフィードバック制御への切替が行われる(ステップS15)。
下流側水銀濃度に基づく制御において、水銀濃度測定装置45により得られる水銀濃度(0価水銀濃度または全水銀濃度)が用いられてもよい。すなわち、ステップS15では、フィードフォワード制御から、フィードフォワード制御およびフィードバック制御を併用した制御に切り替えられてもよい。両者を併用した制御への切替も、手動により行われてよい。
制御部40では、下流側水銀濃度が所定の第3閾値と比較される。第3閾値は、第2閾値と同じであってもよい。下流側水銀濃度が第3閾値以上である場合には(ステップS16)、下流側水銀濃度に基づく水銀吸着剤の供給量の制御が継続される。下流側水銀濃度が第3閾値よりも低くなった場合には(ステップS16)、水銀吸着剤からの水銀の脱離が抑制されていると考えられる。この場合、水銀吸着剤の供給量の制御が、下流側水銀濃度に基づく制御から、0価水銀濃度に基づく制御に切り替えられる(ステップS17)。すなわち、排ガス処理装置4における通常の状態の制御に戻される。なお、現在の下流側水銀濃度と直前の下流側水銀濃度とを比較して、下流側水銀濃度が下降している場合に、水銀吸着剤の供給量の制御が、0価水銀濃度に基づく制御に戻されてもよい。排ガス処理装置4では、排ガスが煙道3を流れている間、図5の処理が継続して行われる。
以上に説明したように、水銀濃度測定装置45では、第1取込口51および第2取込口52が煙道3に取り付けられる。また、第1取込口51で取り込まれた排ガスに含まれる2価水銀が還元部53により0価水銀に還元される。そして、還元部53を通過した排ガス、または、第2取込口52で取り込まれた排ガスの一方が、切替部55により選択的に濃度取得部54に流入される。これにより、迅速な水銀濃度の測定(0価水銀濃度の測定)と、正確な水銀濃度の測定(全水銀濃度の測定)とを選択的に行うことができる。また、第1取込口51で取り込まれた排ガスが還元部53に常時流入し、切替部55により、還元部53を通過した排ガスの濃度取得部54への流入と、排出位置である煙道3への排出とが切り替えられる。これにより、0価水銀濃度の測定から全水銀濃度の測定への切り替え後、直ぐに全水銀濃度の測定値を取得することができる。
排ガス処理装置4の制御部40では、0価水銀濃度に基づいて吸着剤供給部41による水銀吸着剤の供給量が制御されるとともに、所定の場合において、水銀吸着剤の供給量の制御が、0価水銀濃度に基づく制御から、全水銀濃度に基づく制御に切り替えられる。その結果、迅速に得られる0価水銀濃度に基づいて水銀吸着剤の供給量を応答性よく制御するとともに、所定の場合において、全水銀濃度に基づいて水銀吸着剤の供給量を適切に(過不足を少なく)制御することができる。また、下流側水銀濃度が所定の閾値以上である場合に、制御部40において、水銀吸着剤の供給量の制御が、全水銀濃度に基づく制御から、下流側水銀濃度に基づく制御に切り替えられる。これにより、大気に排出される排ガスの水銀濃度を、より確実に低くすることができる。
図6は、排ガス処理装置の他の例を示す図である。図6の排ガス処理装置4aでは、図1の排ガス処理装置4に対して、捕集物分配部441、回収灰貯留部442、回収灰供給部443および排出処理部444が追加される。他の構成は、図1と同様であり、同じ構成に同じ符号を付す。なお、図6では、制御部40の図示を省略している。
既述のように、バグフィルタ43では、ろ布に堆積した捕集物が逆洗動作により、払い落とされる。捕集物分配部441は、バグフィルタ43から払い落とされた捕集物を、回収灰貯留部442と排出処理部444とに分配する。排出処理部444では、捕集物に対してキレート処理等が必要に応じて施され、その後、捕集物が廃棄される。回収灰貯留部442は、捕集物分配部441により供給された捕集物を回収灰として貯留する。回収灰供給部443は、煙道3においてバグフィルタ43よりも上流側の位置に回収灰を供給する。回収灰には、水銀吸着剤が含まれているため、回収灰は、回収吸着剤と捉えることができる。また、回収灰貯留部442および回収灰供給部443は、それぞれ回収吸着剤貯留部および回収吸着剤供給部である。
図6の排ガス処理装置4aでは、0価水銀濃度が所定の閾値よりも低い場合に、バグフィルタ43により捕集された捕集物が回収灰として貯留される。例えば、当該閾値が既述の第1閾値と同じである場合には、0価水銀濃度が第1閾値よりも低く、制御部40により0価水銀濃度に基づく制御が行われている際に、捕集物分配部441により、バグフィルタ43からの捕集物が、回収灰貯留部442に供給される。したがって、水銀の吸着量が比較的少ない水銀吸着剤が、回収灰貯留部442において回収灰として貯留される。一方、0価水銀濃度が第1閾値以上である場合には、捕集物分配部441により、バグフィルタ43からの捕集物が、排出処理部444に供給される。したがって、水銀の吸着量が比較的多い水銀吸着剤が、回収灰に含められることはない。
捕集物分配部441における捕集物の分配では、下流側水銀濃度が参照されてもよい。既述のように、下流側水銀濃度が高い状態では、バグフィルタ43のろ布上等に存在する水銀吸着剤が多くの水銀を含み、当該水銀吸着剤から水銀が脱離していると考えられる。したがって、0価水銀濃度が所定の閾値よりも低い場合であっても、下流側水銀濃度が例えば第2閾値以上である場合には、バグフィルタ43からの捕集物が、排出処理部444に供給されることが好ましい。
排ガス処理装置4aにおける通常の状態の制御では、吸着剤供給部41による水銀吸着剤の供給量と同様に、回収灰供給部443による回収灰の供給量が、0価水銀濃度に基づいて制御されてもよい。したがって、0価水銀濃度が比較的高い場合に、回収灰の供給量が増大され、0価水銀濃度が比較的低い場合に、回収灰の供給量が減少されてもよい。また、所定の場合には、吸着剤供給部41から新たな水銀吸着剤を優先的に供給するために、回収灰の供給量が減少されてもよい。全水銀濃度に基づく制御、および、下流側水銀濃度に基づく制御では、回収灰の供給量が、水銀吸着剤の供給量と同様にして増減されてもよく、また、吸着剤供給部41から新たな水銀吸着剤を優先的に供給するために、回収灰の供給量が減少されてもよい。
以上のように、図6の排ガス処理装置4aでは、0価水銀濃度が所定の閾値よりも低い場合に、バグフィルタ43により捕集された、水銀吸着剤を含む捕集物が回収灰として貯留される。そして、回収灰供給部443による回収灰の煙道3への供給量が、0価水銀濃度に基づいて制御されてもよい。これにより、吸着剤供給部41における水銀吸着剤の消費量を削減しつつ、排ガス中の水銀を除去することができる。
排ガス処理装置4aでは、図6の焼却炉21と吸着剤供給部41との間に、他のバグフィルタが配置されてもよい。この場合、当該他のバグフィルタにより、排ガスに含まれる飛灰が捕集され、バグフィルタ43では、吸着剤供給部41により煙道3に供給された水銀吸着剤が主として捕集される。また、図6の排ガス処理装置4aにおいて、バグフィルタ43、吸着剤供給部41、捕集物分配部441、回収灰貯留部442および回収灰供給部443と同様の組合せが、煙道3におけるバグフィルタ43と煙突22との間に追加されてもよい。
図7は、水銀濃度測定装置の他の例を示す図である。図7の水銀濃度測定装置45aでは、図2の水銀濃度測定装置45における第2取込口52が省略されるとともに、切替部56の構成が相違する。他の構成は、図2の水銀濃度測定装置45と同様であり、同じ構成に同じ符号を付す。
切替部56は、第1流路561と、第2流路562と、2個の三方弁563,564ととを備える。第1流路561は、第1取込口51と濃度取得部54とを接続する。第1流路561では、第1取込口51から濃度取得部54に向かって順に、フィルタ591、三方弁563、還元部53および三方弁564が設けられる。フィルタ591および還元部53の構成は、上記と同様である。
第2流路562は、還元部53を経由することなく、三方弁563と三方弁564とを接続する。ここで、第1取込口51と三方弁563との間の流路、および、三方弁564と濃度取得部54との間の流路は、第1流路561および第2流路562により共有されていると捉えられる。したがって、第1流路561は、第1取込口51から還元部53を経由して濃度取得部54に接続し、第2流路562は、還元部53を迂回(バイパス)して第1取込口51と濃度取得部54とを接続する。また、三方弁563,564が、濃度取得部54に流入するガスの経路を、第1流路561と第2流路562とで切り替える流路切替部として動作する。
全水銀濃度の測定では、第1取込口51で取り込まれた排ガスが三方弁563により還元部53に導かれ、さらに三方弁564により濃度取得部54に導かれる。これにより、濃度取得部54では、全水銀濃度が取得される。0価水銀濃度の測定では、第1取込口51で取り込まれた排ガスが三方弁563により第2流路562に導かれ、さらに三方弁564により濃度取得部54に導かれる。これにより、第1取込口51で取り込まれた排ガスが、還元部53を通過することなく濃度取得部54に導かれ、濃度取得部54により0価水銀濃度が取得される。
既述のように、図2の水銀濃度測定装置45では、0価水銀濃度の測定の際に、第2取込口52で取り込まれた排ガスが、還元部53を通過することなく濃度取得部54に導かれる。したがって、図7の水銀濃度測定装置45aでは、第1取込口51が、上記第2取込口52を兼ねているといえる。1つの取込口51のみを用いる水銀濃度測定装置45aでは、煙道3において複数の取込口の設置が困難である場合でも、0価水銀濃度の測定と全水銀濃度の測定とを選択的に行うことができる。なお、水銀濃度測定装置45aにおいて、第1取込口51で取り込まれたガスが還元部53に常時流入する構成が採用されてもよい。
上記水銀濃度測定装置45,45aおよび排ガス処理装置4,4aでは様々な変形が可能である。
排ガス処理装置4,4aにおいて、排ガス中の0価水銀濃度を測定する0価水銀濃度測定部と、排ガス中の全水銀濃度を測定する全水銀濃度測定部とが個別に設けられてもよい。この場合、これらの2つの測定部は、煙道3における焼却炉21とバグフィルタ43との間に配置され、0価水銀濃度および全水銀濃度の双方が常時測定される。制御部40では、通常の状態において、0価水銀濃度に基づいて吸着剤供給部41による水銀吸着剤の供給量が応答性よく制御され、所定の場合において、全水銀濃度に基づいて水銀吸着剤の供給量が適切に制御される。一方、0価水銀濃度測定部および全水銀濃度測定部を兼ねる、図2および図7の水銀濃度測定装置45,45aを用いる場合には、排ガス処理装置4,4aの構成を簡素化することができる。排ガス処理装置4,4aの設計によっては、下流側水銀濃度測定部46において、水銀濃度測定装置45,45aが用いられてもよい。
上記実施の形態では、全水銀濃度に基づく制御から下流側水銀濃度に基づく制御に切り替えられるが、0価水銀濃度に基づく制御中に下流側水銀濃度が第2閾値以上となった場合に、水銀吸着剤の供給量の制御が、下流側水銀濃度に基づく制御に切り替えられてもよい。また、既述のように、下流側水銀濃度に基づく制御において0価水銀濃度または全水銀濃度が参照されてもよい。以上のように、排ガス処理装置4,4aでは、下流側水銀濃度が所定の閾値以上である場合に(好ましくは、0価水銀濃度および全水銀濃度が所定の閾値以下であり、かつ、下流側水銀濃度が所定の閾値以上である場合に)、水銀吸着剤の供給量の制御が、0価水銀濃度または全水銀濃度に基づく制御から、少なくとも下流側水銀濃度に基づく制御に切り替えられればよい。これにより、大気に排出される排ガスの水銀濃度をより確実に低くすることが可能となる。
吸着剤供給部41は、煙道3において、吸着剤捕集部(バグフィルタ43)よりも上流側、すなわち、焼却炉21と吸着剤捕集部との間のいずれの位置に設けられてもよい。回収吸着剤供給部(回収灰供給部443)、並びに、0価水銀濃度測定部および全水銀濃度測定部(水銀濃度測定装置45,45a)も同様である。また、下流側水銀濃度測定部46は、煙道3における吸着剤捕集部と煙突22の排出口との間のいずれの位置に設けられてもよい。
排ガス処理装置4,4aは、焼却設備1以外の設備において用いられてもよく、排ガス処理装置4,4aが設けられる設備等によっては、消石灰の供給や下流側水銀濃度に基づく制御が省略されてもよい。また、水銀濃度測定装置45,45aが、排ガス処理装置4,4a以外に用いられてもよく、この場合に、排ガス以外のガスに含まれる水銀濃度が測定されてよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
3 煙道
4,4a 排ガス処理装置
21 焼却炉
22 煙突
40 制御部
41 吸着剤供給部
43 バグフィルタ
45,45a 水銀濃度測定装置
46 下流側水銀濃度測定部
51 第1取込口
52 第2取込口
53 還元部
54 濃度取得部
55,56 切替部
442 回収灰貯留部
443 回収灰供給部
551,561 第1流路
552,562 第2流路
553〜555,563,564 三方弁
S11〜S17 ステップ

Claims (9)

  1. ガスに含まれる水銀濃度を測定する水銀濃度測定装置であって、
    ガス流路に取り付けられる第1取込口と、
    前記第1取込口で取り込まれたガスに含まれる2価水銀を0価水銀に還元する還元部と、
    前記ガス流路に取り付けられる第2取込口と、
    0価水銀に基づいて水銀濃度の測定値を取得する濃度取得部と、
    前記還元部を通過したガス、または、前記第2取込口で取り込まれたガスの一方を選択的に前記濃度取得部に流入させる切替部と、
    を備え
    前記第1取込口で取り込まれたガスが前記還元部に常時流入し、
    前記切替部が、前記還元部を通過したガスの前記濃度取得部への流入と、所定の排出位置への排出とを切り替えることを特徴とする水銀濃度測定装置。
  2. 請求項1に記載の水銀濃度測定装置であって、
    前記第1取込口が、前記第2取込口を兼ねており、
    前記切替部が、
    前記第1取込口から前記還元部を経由して前記濃度取得部に接続する第1流路と、
    前記還元部を迂回して前記第1取込口と前記濃度取得部とを接続する第2流路と、
    前記濃度取得部に流入するガスの経路を、前記第1流路と前記第2流路とで切り替える流路切替部と、
    を備えることを特徴とする水銀濃度測定装置。
  3. 排ガス処理装置であって、
    排ガスの発生源から外部への排出口に向かって前記排ガスが流れる煙道において、前記排ガスに水銀吸着剤を供給する吸着剤供給部と、
    前記煙道において前記水銀吸着剤を捕集する吸着剤捕集部と、
    前記煙道における前記発生源と前記吸着剤捕集部との間の位置において、前記排ガス中の0価水銀濃度を測定する0価水銀濃度測定部と、
    前記煙道における前記発生源と前記吸着剤捕集部との間の位置において、前記排ガス中に元から含まれる0価水銀、および、前記排ガス中の2価水銀が還元された0価水銀の総濃度を全水銀濃度として測定する全水銀濃度測定部と、
    前記0価水銀濃度に基づいて前記吸着剤供給部による前記水銀吸着剤の供給量を制御するとともに、所定の場合において、前記水銀吸着剤の供給量の制御を、前記0価水銀濃度に基づく制御から、前記全水銀濃度に基づく制御に切り替える制御部と、
    を備えることを特徴とする排ガス処理装置。
  4. 請求項に記載の排ガス処理装置であって、
    前記0価水銀濃度測定部および前記全水銀濃度測定部を兼ねる、請求項1または2に記載の水銀濃度測定装置を備えることを特徴とする排ガス処理装置。
  5. 請求項またはに記載の排ガス処理装置であって、
    前記制御部が、前記0価水銀濃度に基づく制御において、前記0価水銀濃度が所定の閾値以上となり、前記水銀吸着剤の供給量を増大した後に、前記水銀吸着剤の供給量の制御を、前記0価水銀濃度に基づく制御から、前記全水銀濃度に基づく制御に切り替えることを特徴とする排ガス処理装置。
  6. 請求項ないしのいずれか1つに記載の排ガス処理装置であって、
    前記0価水銀濃度が所定の閾値よりも低い場合に、前記吸着剤捕集部により捕集された前記水銀吸着剤を回収吸着剤として貯留する回収吸着剤貯留部と、
    前記煙道において前記発生源と前記吸着剤捕集部との間の位置に前記回収吸着剤を供給する回収吸着剤供給部と、
    をさらに備え、
    前記制御部が、前記0価水銀濃度に基づいて前記回収吸着剤供給部による前記回収吸着剤の供給量を制御することを特徴とする排ガス処理装置。
  7. 請求項ないしのいずれか1つに記載の排ガス処理装置であって、
    前記煙道における前記吸着剤捕集部と前記排出口との間の位置において、前記排ガス中に元から含まれる0価水銀、および、前記排ガス中の2価水銀が還元された0価水銀の総濃度を下流側水銀濃度として測定する下流側水銀濃度測定部をさらに備え、
    前記下流側水銀濃度が所定の閾値以上である場合に、前記制御部において、前記水銀吸着剤の供給量の制御が、前記0価水銀濃度または前記全水銀濃度に基づく制御から、少なくとも前記下流側水銀濃度に基づく制御に切り替えられることを特徴とする排ガス処理装置。
  8. 排ガス処理装置における排ガス処理方法であって、
    前記排ガス処理装置が、
    排ガスの発生源から外部への排出口に向かって前記排ガスが流れる煙道において、前記排ガスに水銀吸着剤を供給する吸着剤供給部と、
    前記煙道において前記水銀吸着剤を捕集する吸着剤捕集部と、
    前記煙道における前記発生源と前記吸着剤捕集部との間の位置において、前記排ガス中の0価水銀濃度を測定する0価水銀濃度測定部と、
    前記煙道における前記発生源と前記吸着剤捕集部との間の位置において、前記排ガス中に元から含まれる0価水銀、および、前記排ガス中の2価水銀が還元された0価水銀の総濃度を全水銀濃度として測定する全水銀濃度測定部と、
    を備え、
    前記排ガス処理方法が、
    前記0価水銀濃度に基づいて前記吸着剤供給部による前記水銀吸着剤の供給量を制御する工程と、
    所定の場合において、前記水銀吸着剤の供給量の制御を、前記0価水銀濃度に基づく制御から、前記全水銀濃度に基づく制御に切り替える工程と、
    を備えることを特徴とする排ガス処理方法。
  9. 請求項に記載の排ガス処理方法であって、
    前記排ガス処理装置が、
    前記煙道における前記吸着剤捕集部と前記排出口との間の位置において、前記排ガス中に元から含まれる0価水銀、および、前記排ガス中の2価水銀が還元された0価水銀の総濃度を下流側水銀濃度として測定する下流側水銀濃度測定部をさらに備え、
    前記排ガス処理方法が、
    前記下流側水銀濃度が所定の閾値以上である場合に、前記水銀吸着剤の供給量の制御を、前記0価水銀濃度または前記全水銀濃度に基づく制御から、少なくとも前記下流側水銀濃度に基づく制御に切り替える工程をさらに備えることを特徴とする排ガス処理方法。
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