JP6902419B2 - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用のスパークプラグに関する。
自動車のエンジン等の内燃機関における着火手段として、スパークプラグが用いられている。スパークプラグは、中心電極と接地電極との間に放電ギャップを形成しており、この放電ギャップに放電を生じさせる。この放電により生じた火花が燃焼室内の混合気と熱接触することにより、燃焼室内の混合気が着火される。
特許文献1には、接地電極を複数形成し、これにより前記放電ギャップを複数にしたスパークプラグが開示されている。このスパークプラグは、まず、複数の放電ギャップのうちの、燃焼室内の混合気の上流側に配された放電ギャップにおいて一次放電を発生させ、この一次放電によって一次プラズマを生じさせる。生じた一次プラズマは、燃焼室内の混合気の気流にのり、下流側の放電ギャップに流入される。下流側の放電ギャップに一次プラズマが流入することにより、下流側の放電ギャップにおける放電の発生を促進しようとしている。
特開2013−161523号公報
しかしながら、特許文献1に記載のスパークプラグにおいては、例えば高タンブルエンジン等、燃焼室内の気流が速くなりやすい環境において、上流側の放電ギャップで生成した一次プラズマを、安定して下流側の放電ギャップに流し入れることはできない。それゆえ、特許文献1に記載のスパークプラグは、混合気への着火性を向上させる観点から改善の余地がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、混合気への着火性の向上を図ることができる内燃機関用のスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の第1の態様は、筒状のハウジング(2)と、
前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
前記ハウジングに接続されたメイン接続部(511)を有するとともに、前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成するメイン接地電極(5)と、
プラグ周方向において前記メイン接続部と異なる位置において前記ハウジングに接続されたサブ接続部(611)を有するサブ接地電極(6)と、を有し、
プラグ軸方向(Z)から見たとき、前記メイン接続部とプラグ中心軸との並び方向は、燃焼室内の気流の流通方向(F)と交差するよう構成されており、
前記サブ接続部は、前記メイン接続部よりも、燃焼室(100)内の気流の下流側に配されるよう構成されており、
前記サブ接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置は、前記メイン接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置よりも先端側に位置しており、
前記サブ接地電極は、前記放電ギャップに生じた放電火花の起点が前記メイン接地電極から前記サブ接地電極に移動したとき、前記放電火花の起点が前記サブ接地電極上を移動できるよう構成されており
前記メイン接地電極は、前記ハウジングからプラグ軸方向の先端側へ立設したメイン立設部(51)と、前記メイン立設部からプラグ径方向の内周側へ延設されたメイン内向部(52)とを有し、前記メイン内向部におけるプラグ径方向の内周側の端面であるメイン内向端面(522)は、プラグ中心軸よりも、前記メイン接続部側に位置している、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
本発明の第2の態様は、筒状のハウジング(2)と、
前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
前記ハウジングに接続されたメイン接続部(511)を有するとともに、前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成するメイン接地電極(5)と、
プラグ周方向において前記メイン接続部と異なる位置において前記ハウジングに接続されたサブ接続部(611)を有するサブ接地電極(6)と、を有し、
プラグ軸方向(Z)から見たとき、前記メイン接続部とプラグ中心軸との並び方向は、燃焼室内の気流の流通方向(F)と交差するよう構成されており、
前記サブ接続部は、前記メイン接続部よりも、燃焼室(100)内の気流の下流側に配されるよう構成されており、
前記サブ接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置は、前記メイン接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置よりも先端側に位置しており、
前記サブ接地電極は、前記放電ギャップに生じた放電火花の起点が前記メイン接地電極から前記サブ接地電極に移動したとき、前記放電火花の起点が前記サブ接地電極上を移動できるよう構成されており、
前記絶縁碍子の先端部は、プラグ軸方向の基端側に向かって凹んだ溝部(31)を有し、前記溝部の一端は、前記メイン接続部と前記サブ接続部との間に向って開口している、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
本発明の第3の態様は、筒状のハウジング(2)と、
前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
前記ハウジングに接続されたメイン接続部(511)を有するとともに、前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成するメイン接地電極(5)と、
プラグ周方向において前記メイン接続部と異なる位置において前記ハウジングに接続されたサブ接続部(611)を有するサブ接地電極(6)と、を有し、
プラグ軸方向(Z)から見たとき、前記メイン接続部とプラグ中心軸との並び方向は、燃焼室内の気流の流通方向(F)と交差するよう構成されており、
前記サブ接続部は、前記メイン接続部よりも、燃焼室(100)内の気流の下流側に配されるよう構成されており、
前記サブ接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置は、前記メイン接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置よりも先端側に位置しており、
前記サブ接地電極は、前記放電ギャップに生じた放電火花の起点が前記メイン接地電極から前記サブ接地電極に移動したとき、前記放電火花の起点が前記サブ接地電極上を移動できるよう構成されており、
前記絶縁碍子の先端部は、プラグ軸方向の先端側に突出した突出部(32)を有し、前記突出部における前記中心電極側を向く面である導風面(321)は、プラグ周方向の前記メイン接続部と前記サブ接続部との間のいずれかの部位とプラグ中心軸とを結ぶ直線と、プラグ中心軸との双方に平行である、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
本発明の第4の態様は、筒状のハウジング(2)と、
前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
前記ハウジングに接続されたメイン接続部(511)を有するとともに、前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成するメイン接地電極(5)と、
プラグ周方向において前記メイン接続部と異なる位置において前記ハウジングに接続されたサブ接続部(611)を有するサブ接地電極(6)と、を有し、
プラグ軸方向(Z)から見たとき、前記メイン接続部とプラグ中心軸との並び方向は、燃焼室内の気流の流通方向(F)と交差するよう構成されており、
前記サブ接続部は、前記メイン接続部よりも、燃焼室(100)内の気流の下流側に配されるよう構成されており、
前記サブ接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置は、前記メイン接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置よりも先端側に位置しており、
前記サブ接地電極は、前記放電ギャップに生じた放電火花の起点が前記メイン接地電極から前記サブ接地電極に移動したとき、前記放電火花の起点が前記サブ接地電極上を移動できるよう構成されており、
前記絶縁碍子の先端面(34)は、燃焼室内の気流の下流側に向うほどプラグ軸方向の先端側へ向うよう湾曲しており、かつ、燃焼室内の気流の下流側に凸の曲面状である、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
前記スパークプラグにおいて、プラグ軸方向から見たとき、メイン接続部とプラグ中心軸との並び方向は、燃焼室内の気流の流通方向と交差するよう構成されている。それゆえ、プラグ中心軸に向かう気流の流れが、メイン接地電極によって阻害されることを防止できる。また、サブ接続部は、メイン接続部よりも、燃焼室内の気流の下流側に配されている。それゆえ、燃焼室内の混合気は、メイン接地電極とサブ接地電極との間を抜けるよう流れる。これにより、中心電極とメイン接地電極との間に生じた放電火花は、燃焼室内の混合気の気流により、メイン接地電極とサブ接地電極との間に向って引き伸ばされる。引き伸ばされた放電火花は、サブ接地電極に近接しやすく、起点がメイン接地電極からサブ接地電極に移動しやすい。
そして、サブ接地電極は、放電ギャップに生じた放電火花の起点がメイン接地電極からサブ接地電極に移動したとき、放電火花の起点がサブ接地電極上を移動できるよう構成されている。それゆえ、メイン接地電極からサブ接地電極に移動した放電火花の起点は、気流に流され、サブ接地電極の表面を移動する。これにより、放電火花の両起点間の直線距離を稼ぎやすい。これにより、放電火花の両起点間の部位を、下流側に大きく膨らむよう引き伸ばしやすい。その結果、放電火花と混合気との接触面積を稼ぎ、混合気への着火性を向上させることができる。なお、放電火花の両起点間の直線距離が短いと、放電火花が短絡しやすく、大きく引き伸ばされにくいため、前述のごとく放電火花の両起点間の直線距離を大きくすることで、放電火花の両起点間の部位を、下流側に大きく膨らむよう引き伸ばしやすい。
また、サブ接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置は、メイン接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置よりも先端側に位置している。それゆえ、放電火花がメイン接地電極からサブ接地電極へ移動することにより、放電火花の両起点間の直線距離が一層拡大され、放電火花を一層引き伸ばしやすい。
以上のごとく、前記態様によれば、混合気への着火性の向上を図ることができる内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
参考形態1における、スパークプラグの正面図。 参考形態1における、スパークプラグの側面図。 参考形態1における、スパークプラグの平面図。 参考形態1における、メイン接地電極と中心電極との間に放電が生じている様子を示すスパークプラグの正面図。 参考形態1における、メイン接地電極と中心電極との間において放電火花が引き伸ばされている様子を示すスパークプラグの平面図。 参考形態1における、サブ接地電極と中心電極との間において放電火花が引き伸ばされている様子を示すスパークプラグの正面図。 参考形態1における、サブ接地電極と中心電極との間において放電火花が引き伸ばされている様子を示すスパークプラグの平面図。 比較形態における、メイン接地電極と中心電極との間において放電火花が引き伸ばされている様子を示すスパークプラグの正面図。 比較形態における、メイン接地電極と中心電極との間において放電火花が引き伸ばされている様子を示すスパークプラグの平面図。 参考形態2における、スパークプラグの側面図。 参考形態2における、スパークプラグの正面図。 参考形態2における、サブ接地電極の平面図。 参考形態2における、サブ接地電極をサブ内向部の形成方向から見た図。 実施形態1における、スパークプラグの側面図。 実施形態1における、スパークプラグの平面図。 参考形態3における、スパークプラグの正面図。 参考形態3における、スパークプラグの平面図。 参考形態4における、スパークプラグの正面図。 参考形態4における、スパークプラグの平面図。 実施形態2における、スパークプラグの平面図。 実施形態2における、スパークプラグの、溝部を通り、かつ、溝部の長手方向に直交する断面図。 実施形態2における、サブ接地電極と中心電極との間において放電火花が引き伸ばされている様子を示すスパークプラグの平面図。 実施形態3における、サブ接地電極と中心電極との間において放電火花が引き伸ばされている様子を示すスパークプラグの平面図。 実施形態4における、スパークプラグの平面図。 実施形態4における、溝部を通り、かつ、溝部の長手方向に直交する断面図。 実施形態5における、スパークプラグの平面図。 実施形態6における、スパークプラグの平面図。 実施形態6における、溝部を通り、かつ、溝部の長手方向に平行な断面図。 実施形態7における、溝部を通り、かつ、溝部の長手方向に直交する断面図。 実施形態8における、スパークプラグの平面図。 実施形態8における、導風面に直交するスパークプラグの断面図。 実施形態9における、気流の流通方向に平行な、スパークプラグの断面図。 実施形態10における、スパークプラグの平面図。 実施形態10における、導風面に直交するスパークプラグの断面図。 実施形態11における、気流の流通方向に平行な、スパークプラグの断面図。 実施形態11における、スパークプラグの正面図。
参考形態1
内燃機関用のスパークプラグ1の参考形態につき、図1〜図7を用いて説明する。
本形態の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1、図2に示すごとく、筒状のハウジング2と、ハウジング2の内側に保持された筒状の絶縁碍子3と、絶縁碍子3の内側に保持された中心電極4と、メイン接地電極5とサブ接地電極6とを有する。メイン接地電極5は、ハウジング2に接続されたメイン接続部511を有する。また、メイン接地電極5は、中心電極4との間に放電ギャップGを形成している。図3に示すごとく、サブ接地電極6は、プラグ周方向においてメイン接続部511と異なる位置においてハウジング2に接続されたサブ接続部611を有する。プラグ軸方向Zから見たとき、メイン接続部511とプラグ中心軸との並び方向は、燃焼室100内の気流の流通方向Fと交差するよう構成されている。また、サブ接続部611は、メイン接続部511よりも、燃焼室100内の気流の下流側に配されるよう構成されている。サブ接地電極6におけるプラグ軸方向Zの先端の位置は、メイン接地電極5におけるプラグ軸方向Zの先端の位置よりも先端側に位置している。サブ接地電極6は、放電ギャップGに生じた放電火花の起点がメイン接地電極5からサブ接地電極6に移動したとき、放電火花の起点がサブ接地電極6上を移動できるよう構成されている。本形態においては、サブ接地電極6は、ハウジング2からプラグ軸方向Zの先端側へ立設したサブ立設部61と、サブ立設部61からプラグ径方向の内周側へ延設されたサブ内向部62とを有する。そして、サブ内向部62は、気流の流通方向Fに沿うよう形成されている。これにより、サブ接地電極6のサブ内向部62上を、放電火花の起点が移動できるよう構成されている。以下、本形態のスパークプラグ1につき詳説する。
スパークプラグ1は、例えば、自動車、コージェネレーション等の内燃機関における着火手段として用いることができる。プラグ軸方向Zにおけるスパークプラグ1の一端は、図示しない点火コイルと接続され、プラグ軸方向Zにおけるスパークプラグ1の他端は、内燃機関の燃焼室100内に配される。
本明細書において、プラグ軸方向Zはスパークプラグ1の軸方向を意味するものとし、プラグ径方向はスパークプラグ1の径方向を意味するものとし、プラグ周方向はスパークプラグ1の周方向を意味するものとする。また、プラグ軸方向Zにおいて、スパークプラグ1が燃焼室100に挿入される側を先端側、その反対側を基端側という。
ハウジング2は、外周面に、スパークプラグ1をエンジンヘッドに取り付けるための取付ネジ部21が形成されている。例えば、取付ネジ部21のネジの切り方などを調整することにより、内燃機関におけるスパークプラグ1の取付姿勢を調整することもできる。これにより、メイン接続部511とプラグ中心軸との並び方向を燃焼室100内の気流の流通方向Fと交差するよう構成できる。
絶縁碍子3は、その先端部をハウジング2から先端側に突出させ、基端部をハウジング2から基端側に突出させつつ、ハウジング2に保持されている。絶縁碍子3内における先端部に、中心電極4が保持されている。
中心電極4は、その中心軸をスパークプラグ1の中心軸と略一致させるよう配されている。中心電極4は、全体として略円柱形状を呈している。中心電極4は、中心電極母材41と、中心電極母材41の先端面に配されるとともに、メイン接地電極5との間に放電ギャップGを形成する中心電極チップ42とを有する。なお、図3においては、中心電極チップ42の外形位置を破線で示している。
メイン接地電極5は、メイン接続部511において、ハウジング2の先端面22に接合されている。メイン接地電極5は、ハウジング2からプラグ軸方向Zの先端側へ立設したメイン立設部51と、メイン立設部51からプラグ径方向の内周側へ延設されたメイン内向部52とを有する。以後、メイン接続部511とプラグ中心軸との並び方向を縦方向Yという。縦方向Yは、プラグ軸方向Zに直交する。また、プラグ軸方向Zと縦方向Yとの双方に直交する方向を横方向Xという。
メイン立設部51は、矩形柱状を呈しており、プラグ軸方向Zに形成されている。メイン立設部51の厚み方向は、縦方向Yである。メイン立設部51の基端側端面が、メイン接続部511である。図1〜図3に示すごとく、メイン接続部511は、その全面においてハウジング2の先端面22に接続されている。
メイン内向部52は、メイン立設部51の先端側の端部から、径方向の内周側に向って延設されている。メイン内向部52は、矩形柱状を呈しており、縦方向Yに形成されている。メイン内向部52の厚み方向は、プラグ軸方向Zである。メイン内向部52における基端側の面であるメイン内向基面521は、その一部が、中心電極チップ42の先端面とプラグ軸方向Zに重なるよう形成されている。すなわち、メイン内向基面521は、中心電極チップ42の先端面とプラグ軸方向Zに対向している。プラグ軸方向Zにおけるメイン内向基面521と中心電極チップ42の先端面との間が、放電ギャップGである。メイン内向部52における縦方向Yの端面であるメイン内向端面522は、プラグ中心軸よりも、縦方向Yのメイン接続部511側と反対側の位置に配されている。
図3に示すごとく、サブ接地電極6は、サブ接続部611において、ハウジング2の先端面22に接合されている。サブ接続部611は、メイン接続部511からプラグ周方向に180°未満離れた位置に接合されている。本形態において、サブ接続部611は、メイン接続部511からプラグ周方向に90°以上、180°未満、ずれた位置に接合されている。サブ接続部611は、プラグ中心軸と流通方向Fに重ならない位置に配されている。
サブ接地電極6は、前述のごとく、ハウジング2からプラグ軸方向Zの先端側へ立設したサブ立設部61と、サブ立設部61からプラグ径方向の内周側へ延設されたサブ内向部62とを有する。
サブ立設部61は、矩形柱状を呈しており、プラグ軸方向Zに形成されている。サブ立設部61の厚み方向は、プラグ軸方向Zに直交する方向のうち、サブ接続部611とプラグ中心軸との並び方向である。サブ立設部61の基端側端面が、サブ接続部611である。サブ接続部611は、その全面においてハウジング2の先端面22に接続されている。
サブ内向部62は、サブ立設部61の先端側の端部から、径方向の内周側に向って延設されている。サブ内向部62は、矩形柱状を呈しており、プラグ径方向に形成されている。前述のごとく、サブ内向部62は、燃焼室100内の気流の流通方向Fに沿うように形成されている。ここで、「サブ内向部62が気流の流通方向Fに沿うように形成されている」とは、サブ内向部62が気流の流通方向Fに平行に形成されているもの、及び、サブ内向部62が気流の流通方向Fに略平行に形成されているものを含む。サブ内向部62が気流の流通方向Fに略平行に形成されているとは、例えば、サブ内向部62の形成方向と気流の流通方向Fとが、45°以下であることとすることができる。本形態において、サブ内向部62は、燃焼室100内の気流の流通方向Fに対して若干傾斜するよう形成されている。
サブ内向部62の先端側の面であるサブ内向先端面623は、メイン内向部52の先端側の面であるメイン内向先端面523よりも、プラグ軸方向Zの先端側に位置している。これにより、サブ接地電極6におけるプラグ軸方向Zの先端の位置は、メイン接地電極5におけるプラグ軸方向Zの先端の位置よりも先端側に位置している。
サブ内向部62の厚み方向は、プラグ軸方向Zである。メイン内向基面521と異なり、サブ内向部62における基端側の面であるサブ内向基面621は、中心電極チップ42の先端面とプラグ軸方向Zに重なっていない。すなわち、サブ内向部62における、サブ立設部61と反対側の端面であるサブ内向端面622は、プラグ中心軸とサブ接続部611との並び方向において、中心電極チップ42の先端面よりも、サブ接続部611側に位置している。また、サブ内向部62のサブ内向基面621は、メイン内向部52のメイン内向基面521よりも、プラグ軸方向Zの先端側に配されている。これにより、サブ内向部62のサブ内向基面621と中心電極4とのプラグ軸方向Zの距離は、放電ギャップGよりも長い。
メイン接地電極5及びサブ接地電極6は、例えば、長尺な金属板材をその厚み方向に曲げ加工してなる。
スパークプラグ1は、メイン接続部511とプラグ中心軸との並び方向(すなわち縦方向Y)に直交する方向(すなわち横方向X)が、放電ギャップGを通過する混合気の気流の方向となるような姿勢で、エンジンヘッドに取り付けられている。これにより、スパークプラグ1先端部を流れる気流は、放電ギャップGを通過した後、メイン接地電極5とサブ接地電極6との間を、横方向Xに通り抜ける。
次に、図4〜図7を用いて、スパークプラグ1において生じた放電火花Sが気流によって引き伸ばされる様子の一例を説明する。
まず、中心電極4に所定の電圧を印加することにより、放電ギャップGに放電が生じる。放電ギャップGに生じた放電によって生じた放電火花Sは、燃焼室100内の気流に押され、放電火花Sの両起点間の部位が下流側に膨らむよう引き伸ばされる。すなわち、図5に示すごとく、放電火花Sは、メイン接地電極5とサブ接地電極6との間に向って膨らむよう引き伸ばされる。これにより、図6、図7に示すごとく、放電火花Sの一部がサブ接地電極6に近接し、放電火花Sの中心電極4側と反対側の起点がメイン接地電極5からサブ接地電極6に移動する。以後、放電火花Sにおける中心電極4側と反対側の起点を、接地側起点S1ということもある。
放電火花Sの接地側起点S1がメイン接地電極5からサブ接地電極6に移動することにより、放電火花Sにおける両起点間のプラグ軸方向Zの距離が大きくなるとともに、放電火花Sにおける両起点間の直線距離も大きくなる。
そして、放電火花Sの接地側起点S1は、メイン接地電極5から、サブ接地電極6のサブ内向部62の角部上を這うように移動する。放電火花Sの両起点間の部位は、下流側に大きく膨らむよう引き伸ばされ、この間、放電火花Sの接地側起点S1は、サブ内向部62の角部を、プラグ中心軸とサブ接続部611との並び方向に進む。これにより、放電火花Sは、両起点間の部位の直線距離を更に拡大しながら、その両起点間の部位が大きく下流側に膨らむように引き伸ばされる。また、図6に示すごとく、放電火花Sは、プラグ軸方向にも大きく膨らみ、かつ、図7に示すごとく、縦方向Yにも大きく膨らむ。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
本形態のスパークプラグ1において、プラグ軸方向Zから見たとき、メイン接続部511とプラグ中心軸との並び方向は、燃焼室100内の気流の流通方向Fと交差するよう構成されている。それゆえ、プラグ中心軸に向かう気流の流れが、メイン接地電極5によって阻害されることを防止できる。また、サブ接続部611は、メイン接続部511よりも、燃焼室100内の気流の下流側に配されている。それゆえ、燃焼室100内の混合気は、メイン接地電極5とサブ接地電極6との間を抜けるよう流れる。これにより、中心電極4とメイン接地電極5との間に生じた放電火花Sは、燃焼室100内の混合気の気流により、メイン接地電極5とサブ接地電極6との間に向って引き伸ばされる。引き伸ばされた放電火花Sは、サブ接地電極6に近接しやすく、起点がメイン接地電極5からサブ接地電極6に移動しやすい。
そして、サブ接地電極6は、放電ギャップGに生じた放電火花Sの起点がメイン接地電極5からサブ接地電極6に移動したとき、放電火花Sの起点が移動できるよう構成されている。それゆえ、メイン接地電極5からサブ接地電極6に移動した放電火花Sの起点は、サブ内向部62の表面を、気流の流通方向Fに沿うよう移動しやすい。これにより、放電火花Sの両起点間の直線距離を稼ぎやすい。これにより、放電火花Sの両起点間の部位を、下流側に大きく膨らむよう引き伸ばしやすい。その結果、放電火花Sと混合気との接触面積を稼ぎ、混合気への着火性を向上させることができる。なお、放電火花Sの両起点間の直線距離が短いと、放電火花Sが短絡しやすく、大きく引き伸ばされにくいため、前述のごとく放電火花Sの両起点間の直線距離を大きくすることで、放電火花Sの両起点間の部位を、下流側に大きく膨らむよう引き伸ばしやすい。
また、サブ接地電極6におけるプラグ軸方向Zの先端の位置は、メイン接地電極5におけるプラグ軸方向Zの先端の位置よりも先端側に位置している。それゆえ、放電火花Sがメイン接地電極5からサブ接地電極6へ移動することにより、放電火花Sの両起点間の直線距離が一層拡大され、放電火花Sを一層引き伸ばしやすい。
また、サブ内向部は、気流の流通方向Fに沿うよう形成されている。それゆえ、サブ接地電極6に移動した放電火花Sの起点は、サブ内向部62の表面を、流通方向Fに沿うように移動しやすい。これにより、放電火花Sの両起点間の直線距離が一層拡大され、放電火花Sを一層引き伸ばしやすい。
以上のごとく、本形態によれば、混合気への着火性の向上を図ることができる内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
(比較形態)
本比較形態は、図8、図9に示すごとく、参考形態1に対して、サブ接地電極を排除した形態である。すなわち、本比較形態において、中心電極4との間に形成される放電ギャップG9は、メイン接地電極5との間のみである。その他は、参考形態1と同様であり、以後、参考形態1と同様の構成は、本形態においても同じ名称を用いて説明する。
次に、図8、図9を用いて、本比較形態のスパークプラグ9において生じた放電火花Sが気流によって引き伸ばされる様子の一例を説明する。
初期の放電火花Sは、中心電極4とメイン接地電極5のメイン内向部52のメイン内向基面521との間に生じる。そして、図8、図9に示すごとく、放電火花Sは、気流によって押され、両起点間の部位が下流側に鋭く膨らむ。すなわち、本比較形態は、参考形態1と異なりサブ接地電極がなく、放電火花Sの接地側起点S1における電極間の移動がないため、放電火花Sの両起点間の距離が稼げない。それゆえ、放電火花Sの両起点間の部位が下流側に引き伸ばされるにつれて、放電火花Sの最も下流側の部位である折り返し部Stの曲率が大きくなっていく。そのため、放電火花Sの両起点間の部位が下流側に引き伸ばされるにつれて、放電火花Sにおける折り返し部Stの両側に隣接する部位Sa同士が近接しやすく、やがて短絡する。このような短絡の発生により、本比較形態においては、放電火花Sの両起点間の部位を下流側に大きく膨らむように引き伸ばし難い。
一方、参考形態1においては、前述のごとく、放電火花Sの両起点間の距離を、プラグ軸方向Zにおいても、縦方向Yにおいても、直線距離においても稼ぐことができる。それゆえ、放電火花Sの下流側端部の曲率が過度に大きくなり、短絡が生じることを抑制でき、放電火花Sを下流側に大きく引き伸ばしやすい。
参考形態2
本形態は、図10〜図13に示すごとく、参考形態1に対して、サブ接地電極6の形状を変更した形態である。具体的には、サブ内向部62は、線状に連続形成されたエッジ部63を有し、エッジ部63は、下流側に向うほど、プラグ軸方向Zの先端側へ向うよう傾斜している。サブ内向部62は、その幅方向に直交するサブ内向側面64と、サブ内向側面64に隣接するサブテーパ面65とを有する。サブテーパ面65は、径方向外周側へ向うほどサブ内後部の幅方向の外側へ向うとともに、プラグ軸方向Zの先端側へ向うほど幅方向内側へ向うよう傾斜している。サブ内向側面64とサブテーパ面65との境界がエッジ部63である。
サブテーパ面65は、例えば、矩形柱状に形成したサブ内向部62における、先端側の2つの角部を平面状に削ることにより形成される。サブテーパ面65は、サブ内向端面622、サブ内向部62の先端側の面、サブ内向側面64に隣接している。そして、エッジ部63は、周囲に電界が集中するよう、鋭利に形成されている。なお、エッジ部63は、周囲に電界が集中するよう構成されていれば、角状に形成されていなくてもよい。例えば、エッジ部63を、曲率が大きい曲面状に形成してもよい。
サブ接地電極6は、例えば、長尺な金属板材をその厚み方向に曲げ加工し、その後、テーパ部の側面や、接地母材端部の側面を切削加工により形成することができる。
その他は、参考形態1と同様である。
なお、参考形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本形態において、サブ内向部62のエッジ部63は、下流側に向うほど、プラグ軸方向Zの先端側へ向うよう傾斜している。それゆえ、放電火花Sの両起点間のプラグ軸方向Zの距離および直線距離を、拡大させやすい。すなわち、メイン接地電極5からサブ接地電極6に移動した放電火花Sの接地側起点S1は、サブ内向部62に設けられたエッジ部63上を這うように移動する。これにより、放電火花Sの両起点間のプラグ軸方向Zの距離、及びプラグ径方向の距離の双方が、いずれも拡大される。これに伴い、放電火花Sの両起点間の部位を、一層大きく膨らましやすく、混合気に対する着火性を一層向上させやすい。
また、サブ内向側面64とサブテーパ面65との境界がエッジ部63である。それゆえ、エッジ部63を容易に形成することができ、スパークプラグ1の生産性向上を図ることができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態1
本実施形態は、図14、図15に示すごとく、メイン内向部52におけるプラグ径方向の内周側の端面であるメイン内向端面522は、プラグ中心軸Cよりも、メイン接続部511側に位置している実施形態である。これにより、本実施形態において、中心電極4とメイン接地電極5とは、プラグ軸方向Zに対向していない。中心電極4とメイン接地電極5との間に形成される放電ギャップGは、プラグ軸方向Zに対して若干傾斜した方向に形成される。これにより、本実施形態において、中心電極4とメイン接地電極5との間に形成される初期の火花放電は、中心電極チップ42の先端面から、若干径方向外周側に形成される。なお、図15において、中心電極4は、中心電極チップ42のみを表している。
その他は、参考形態1と同様である。
本実施形態においては、初期の放電火花Sと絶縁碍子3先端部の表面との距離を近づけやすい。それゆえ、例えば内燃機関の低温始動時等のように内燃機関内の燃焼温度が比較的低い状態において絶縁碍子3の表面にカーボン等が堆積した場合であっても、放電火花Sにより、カーボンを焼き切ることができる。そのため、いわゆるくすぶり現象が生じることを防止しやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態3
本形態は、図16、図17に示すごとく、サブ接地電極6を、プラグ軸方向Zに延在する矩形柱状に形成した形態である。すなわち、本形態において、サブ接地電極6は、参考形態1のサブ内向部に相当する構成を有さない。サブ接地電極6の先端位置は、メイン内向基面521よりも先端側に位置している。本形態においては、サブ接地電極6の上を、放電火花の起点が、プラグ軸方向Zの先端側に移動できるよう構成されている
その他は、参考形態1と同様である。
本形態において、メイン接地電極5からサブ接地電極6に移った放電火花Sの接地側起点S1は、サブ接地電極6の内周側の角部上を、プラグ軸方向Zの先端側に移動させやすい。それゆえ、放電火花Sの両起点間の距離を、特にプラグ軸方向Zに拡大させやすい。これにより、放電火花Sを先端側に向かって大きく引き伸ばしやすい。これに伴い、放電火花Sが燃焼室100内のエンジンヘッドに近づくことに起因して放電火花Sによって形成された火炎の熱がエンジンヘッドに奪われる消炎作用が生じることを防止しやすい。それゆえ、混合気への着火性を一層向上させることができる。
また、本形態においては、サブ接地電極6の形状を簡素にしやすく、スパークプラグ1の生産性を向上させやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態4
本形態は、図18、図19に示すごとく、参考形態3に対し、基本構造を同様にしつつ、サブ接地電極6の形状を変更した形態である。本形態において、サブ接地電極6は、プラグ軸方向Zに延在する矩形柱状の金属材料におけるプラグ軸方向Zの中央部を、45°捻った形状を有する。すなわち、サブ接地電極6は、サブ接続部611を有する矩形柱状の根元部6aと、根元部6aから先端側に延在するとともに、プラグ軸方向Zを中心としたらせん状にねじれた捻れ部6bと、捻れ部6bからさらに先端側に延在する矩形柱状の先端柱部6cとを有する。これにより、プラグ軸方向Zから見たとき、根元部6aと先端柱部6cとは、互いに周方向に45°ずれた姿勢になっている。
先端側から見たとき、根元部6aは、サブ接続部611とプラグ中心軸との並び方向に厚みを有し、プラグ中心軸側を向く面の両側に一対の内側角部6dを有する。そして、捻れ部6bは、一対の内側角部6dと連続する一対の捻れ角部6eを有する。図18に示すごとく、一対の捻れ角部6eのうちの1つである特定捻れ角部6fは、先端側へ向かうほど、径方向の外周側へ向かう。そして、先端柱部6cの角部は、プラグ軸方向Zにまっすぐ形成されている。
その他は、参考形態3と同様である。
本形態においては、メイン接地電極5からサブ接地電極6に移った放電火花Sの接地側起点S1は、特定捻れ角部6f上を螺旋状に移動する。これにより、特定捻れ角部6f上を移動する放電火花Sの接地側起点S1は、先端側へ向かうほど、径方向外側へ向かうように移動する。これにより、一層放電火花Sの両起点間の直線距離を拡大させやすく、混合気への着火性の向上を図りやすい。
その他、参考形態3と同様の作用効果を有する。
実施形態2
本実施形態は、図20〜図22に示すごとく、絶縁碍子3の先端部が、プラグ軸方向Zの基端側に向かって凹んだ溝部31を有する実施形態である。そして、溝部31の一端は、周方向におけるメイン接続部511とサブ接続部611との間に向って開口している。本実施形態において、溝部31は、絶縁碍子3の先端部において1つ形成されている。溝部31は、プラグ軸方向Zに直交する方向において、両側に開口している。すなわち、溝部31は、プラグ軸方向Zに直交する方向において、絶縁碍子3先端部の一端から他端までにわたって連続的に形成されている。本実施形態において、溝部31の一端は、周方向におけるメイン接続部511とサブ接続部611との中央に向かって開口している。溝部31は、中心電極4に対してサブ接続部611側に形成されている。そして、溝部31は、サブ内向部62の形成方向に略直交する方向に直線状に形成されている。なお、図21において、メイン接地電極5の図示は省略している。以後においても、図面において、説明のために図示が不要な構成は適宜省略している。
その他は、参考形態1と同様である。
本実施形態においては、図22に示すごとく、燃焼室100内の気流が溝部31内を通る。これにより、気流の向きが、気流がメイン接続部511とサブ接続部611との間を吹き抜けるよう導かれる。それゆえ、気流の乱流を防ぐことができ、放電火花Sを一層引き伸ばしやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態3
本実施形態は、図23に示すごとく、溝部31を、中心電極4に対してサブ接続部611側と反対側のみに形成した実施形態である。すなわち、溝部31が、中心電極4に対して上流側に形成されている。
その他は、実施形態2と同様である。
本実施形態においては、燃焼室100内の気流が中心電極4とぶつかる前に、溝部31によって向きが変えられる。これにより、気流が中心電極4にぶつかって乱されることを防止することができる。
その他、実施形態2と同様の作用効果を有する。
実施形態4
本実施形態は、図24、図25に示すごとく、絶縁碍子3の先端部に、2つの溝部31を形成した実施形態である。溝部31は、中心電極4に対してサブ接続部611側と、その反対側との双方に形成されている。2つの溝部31は、互いに平行に形成されている。
その他は、実施形態2、3と同様である。
本実施形態においては、溝部31を複数形成することにより、気流の向きをメイン接続部511とサブ接続部611との間に一層向けやすい。
その他、実施形態2、3と同様の作用効果を有する。
実施形態5
本実施形態は、図26に示すごとく、実施形態4と基本構造を同様としつつ、絶縁碍子3において、溝部31を複数有し、プラグ軸方向Zから見たとき、各溝部31の長手方向Lを、互いに傾斜する方向とした実施形態である。本実施形態において、2つの溝部31は、下流側に向かうほど、互いに近づくよう傾斜している。
その他は、実施形態4と同様である。
本実施形態においては、2つの溝部31によって、気流を一点に集中させやすい。それゆえ、メイン接続部511とサブ接続部611との間を抜ける気流を一層確保しやすく、これによって、一層放電火花Sを引き伸ばしやすい。
その他、実施形態4と同様の作用効果を有する。
なお、2つの溝部31を、下流側に向かうほど、互いに遠ざかるよう傾斜させてもよい。この場合、プラグ軸方向Zから見たとき、メイン接続部511とサブ接続部611との間に抜ける気流の幅が広くなり、放電火花Sをワイドに引き伸ばしやすい。
実施形態6
本実施形態は、図27、図28に示すごとく、基本構造を実施形態2と同様としつつ、溝部31の形状を変更した実施形態である。具体的には、溝部31は、その長手方向及びプラグ軸方向Zの双方に平行な断面形状が、プラグ軸方向Zの基端側に凸の曲線状である実施形態である。本実施形態において、溝部31は、前記断面形状が、プラグ軸方向Zに基端側に凸の曲線状を呈している。
その他は、実施形態2と同様である。
本実施形態においては、溝部31を抜ける気流が、プラグ軸方向Zの先端側、すなわち燃焼室100の中央側に向かうようになる。これにより、放電火花Sを、燃焼室100の中央側に向かって引き伸ばしやすい。それゆえ、放電火花Sが、エンジンヘッドに近づき、放電火花Sの熱がエンジンヘッドに奪われることによる消炎作用を防止することができる。
その他は、参考形態1と同様である。
実施形態7
本実施形態は、図29に示すごとく、実施形態6と基本構造を同様としつつ、溝部31の湾曲の仕方を変更した実施形態である。本実施形態において、溝部31は、前記断面において、上流側の曲率が大きく、下流側の曲率が小さくなるよう湾曲している。
その他は、実施形態6と同様である。
本実施形態においては、気流を、プラグ軸方向Zの先端側、すなわち燃焼室100の中央側に向かうように一層しやすい。これにより、放電火花Sを、燃焼室100の中央側に向かって引き伸ばしやすい。それゆえ、放電火花Sが、エンジンヘッドに近づき、放電火花Sの熱がエンジンヘッドに奪われることによる消炎作用を防止することができる。
その他、実施形態6と同様の作用効果を有する。
実施形態8
本実施形態は、図30、図31に示すごとく、絶縁碍子3の先端部が、プラグ軸方向Zの先端側に突出した突出部32を有する実施形態である。突出部32における中心電極4側を向く面である導風面321は、プラグ周方向のメイン接続部511とサブ接続部611との間のいずれかの部位とプラグ中心軸とを結ぶ直線と、プラグ中心軸との双方に平行である実施形態である。
絶縁碍子3の先端部は、ハウジング2よりも先端側に突出した部分である。絶縁碍子3の先端部は、突出部32と、それ以外の基本部33とを有する。すなわち、突出部32は基本部33から先端側に突出している。本実施形態において、導風面321は、プラグ周方向におけるメイン接続部511とサブ接続部611との略中央部と、プラグ中心軸とを結ぶ直線と、プラグ軸方向Zとの双方に平行な面上に形成されている。また、基本部33の先端面は、プラグ軸方向Zに略直交するよう形成されている。
その他は、参考形態1と同様である。
本実施形態においては、突出部32の導風面321によって、気流の向きが、メイン接続部511とサブ接続部611との間を吹き抜けるよう導かれる。それゆえ、気流の乱流を防ぐことができ、放電火花Sを一層引き伸ばしやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態9
本実施形態は、図32に示すごとく、実施形態8に対して、絶縁碍子3の先端部の基本部33の形状を変更した実施形態である。すなわち、基本部33の先端面は、プラグ軸方向Zの基端側に凸の曲線状である。基本部33の先端面は、上流側の曲率が大きく、下流側の曲率が小さくなるよう湾曲している。なお、図2は、気流の流通方向Fと平行な断面であって、突出部32の図示は省略している。
その他は、実施形態8と同様である。
本実施形態においては、実施形態8の効果を得つつ、基本部33によって、プラグ軸方向Zの先端側に向かって気流を導くこともができる。これにより、放電火花Sの熱がエンジンヘッドに奪われる消炎作用を防止しやすい。
その他、実施形態8と同様の作用効果を有する。
実施形態10
本実施形態は、図33、図34に示すごとく、実施形態8と基本構造を同様としつつ、プラグ軸方向Zにおいて、突出部32の先端位置を、中心電極4の先端位置と同等の位置、又は、中心電極の先端位置よりもプラグ軸方向Zの先端側に位置させた実施形態である。なお、本実施形態において、絶縁碍子3の先端部の基本部33の先端面は、中心電極チップ42の基端部の位置と略同等の位置に形成されている。そして、突出部32の先端は、中心電極チップ42の先端面と略同等の位置に形成されている。
その他は、実施形態8と同様である。
本実施形態においては、気流が中心電極4の先端部によって乱されることを防ぎやすい。
その他、実施形態8と同様の作用効果を有する。
実施形態11
本実施形態は、図35、図36に示すごとく、参考形態1に対して、絶縁碍子3の先端面34の形状を変更した実施形態である。すなわち、絶縁碍子3の先端面34は、燃焼室100内の気流の下流側に向うほどプラグ軸方向Zの先端側へ向うよう湾曲しており、かつ、燃焼室100内の気流の下流側に凸の曲面状である。本実施形態において、絶縁碍子3の先端面34は、中心電極4の上流側端部から下流側の領域に形成されている。
その他は、参考形態1と同様である。
本実施形態においては、図36に示すごとく、絶縁碍子3の先端面34によって、気流の向きを、プラグ軸方向Zの先端側に向かわせることができる。これにより、放電火花Sの熱がエンジンヘッドに奪われる消炎作用を防止しやすい。
その他、参考形態1と同様作用効果を有する。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、各実施形態において、メイン内向部を、プラグ径方向の内周側へ向うほど、プラグ軸方向の先端側へ向うよう傾斜するよう構成してもよい。また、複数のサブ接地電極を設けてもよい。
1 内燃機関用のスパークプラグ
4 中心電極
5 メイン接地電極
511 メイン接続部
6 サブ接地電極
61 サブ立設部
611 サブ接続部
62 サブ内向部

Claims (20)

  1. 筒状のハウジング(2)と、
    前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
    前記ハウジングに接続されたメイン接続部(511)を有するとともに、前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成するメイン接地電極(5)と、
    プラグ周方向において前記メイン接続部と異なる位置において前記ハウジングに接続されたサブ接続部(611)を有するサブ接地電極(6)と、を有し、
    プラグ軸方向(Z)から見たとき、前記メイン接続部とプラグ中心軸との並び方向は、燃焼室内の気流の流通方向(F)と交差するよう構成されており、
    前記サブ接続部は、前記メイン接続部よりも、燃焼室(100)内の気流の下流側に配されるよう構成されており、
    前記サブ接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置は、前記メイン接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置よりも先端側に位置しており、
    前記サブ接地電極は、前記放電ギャップに生じた放電火花の起点が前記メイン接地電極から前記サブ接地電極に移動したとき、前記放電火花の起点が前記サブ接地電極上を移動できるよう構成されており
    前記メイン接地電極は、前記ハウジングからプラグ軸方向の先端側へ立設したメイン立設部(51)と、前記メイン立設部からプラグ径方向の内周側へ延設されたメイン内向部(52)とを有し、前記メイン内向部におけるプラグ径方向の内周側の端面であるメイン内向端面(522)は、プラグ中心軸よりも、前記メイン接続部側に位置している、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  2. 前記絶縁碍子の先端部は、プラグ軸方向の基端側に向かって凹んだ溝部(31)を有し、前記溝部の一端は、前記メイン接続部と前記サブ接続部との間に向って開口している、請求項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 前記溝部は、その長手方向(L)及びプラグ軸方向の双方に平行な断面形状が、プラグ軸方向の基端側に凸の曲線状である、請求項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 前記絶縁碍子は、前記溝部を複数有し、プラグ軸方向から見たとき、前記各溝部の長手方向(L)は、互いに傾斜する方向である、請求項又はに記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  5. 前記絶縁碍子の先端部は、プラグ軸方向の先端側に突出した突出部(32)を有し、前記突出部における前記中心電極側を向く面である導風面(321)は、プラグ周方向の前記メイン接続部と前記サブ接続部との間のいずれかの部位とプラグ中心軸とを結ぶ直線と、プラグ中心軸との双方に平行である、請求項1〜のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  6. プラグ軸方向において、前記突出部の先端位置は、前記中心電極の先端位置と同等の位置、又は、前記中心電極の先端位置よりもプラグ軸方向の先端側に位置している、請求項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  7. 前記絶縁碍子の先端面(34)は、燃焼室内の気流の下流側に向うほどプラグ軸方向の先端側へ向うよう湾曲しており、かつ、燃焼室内の気流の下流側に凸の曲面状である、請求項1〜のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  8. 筒状のハウジング(2)と、
    前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
    前記ハウジングに接続されたメイン接続部(511)を有するとともに、前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成するメイン接地電極(5)と、
    プラグ周方向において前記メイン接続部と異なる位置において前記ハウジングに接続されたサブ接続部(611)を有するサブ接地電極(6)と、を有し、
    プラグ軸方向(Z)から見たとき、前記メイン接続部とプラグ中心軸との並び方向は、燃焼室内の気流の流通方向(F)と交差するよう構成されており、
    前記サブ接続部は、前記メイン接続部よりも、燃焼室(100)内の気流の下流側に配されるよう構成されており、
    前記サブ接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置は、前記メイン接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置よりも先端側に位置しており、
    前記サブ接地電極は、前記放電ギャップに生じた放電火花の起点が前記メイン接地電極から前記サブ接地電極に移動したとき、前記放電火花の起点が前記サブ接地電極上を移動できるよう構成されており
    前記絶縁碍子の先端部は、プラグ軸方向の基端側に向かって凹んだ溝部(31)を有し、前記溝部の一端は、前記メイン接続部と前記サブ接続部との間に向って開口している、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  9. 前記溝部は、その長手方向(L)及びプラグ軸方向の双方に平行な断面形状が、プラグ軸方向の基端側に凸の曲線状である、請求項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  10. 前記絶縁碍子は、前記溝部を複数有し、プラグ軸方向から見たとき、前記各溝部の長手方向(L)は、互いに傾斜する方向である、請求項又はに記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  11. 前記絶縁碍子の先端部は、プラグ軸方向の先端側に突出した突出部(32)を有し、前記突出部における前記中心電極側を向く面である導風面(321)は、プラグ周方向の前記メイン接続部と前記サブ接続部との間のいずれかの部位とプラグ中心軸とを結ぶ直線と、プラグ中心軸との双方に平行である、請求項8〜10のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  12. プラグ軸方向において、前記突出部の先端位置は、前記中心電極の先端位置と同等の位置、又は、前記中心電極の先端位置よりもプラグ軸方向の先端側に位置している、請求項11に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  13. 前記絶縁碍子の先端面(34)は、燃焼室内の気流の下流側に向うほどプラグ軸方向の先端側へ向うよう湾曲しており、かつ、燃焼室内の気流の下流側に凸の曲面状である、請求項8〜12のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  14. 筒状のハウジング(2)と、
    前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
    前記ハウジングに接続されたメイン接続部(511)を有するとともに、前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成するメイン接地電極(5)と、
    プラグ周方向において前記メイン接続部と異なる位置において前記ハウジングに接続されたサブ接続部(611)を有するサブ接地電極(6)と、を有し、
    プラグ軸方向(Z)から見たとき、前記メイン接続部とプラグ中心軸との並び方向は、燃焼室内の気流の流通方向(F)と交差するよう構成されており、
    前記サブ接続部は、前記メイン接続部よりも、燃焼室(100)内の気流の下流側に配されるよう構成されており、
    前記サブ接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置は、前記メイン接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置よりも先端側に位置しており、
    前記サブ接地電極は、前記放電ギャップに生じた放電火花の起点が前記メイン接地電極から前記サブ接地電極に移動したとき、前記放電火花の起点が前記サブ接地電極上を移動できるよう構成されており
    前記絶縁碍子の先端部は、プラグ軸方向の先端側に突出した突出部(32)を有し、前記突出部における前記中心電極側を向く面である導風面(321)は、プラグ周方向の前記メイン接続部と前記サブ接続部との間のいずれかの部位とプラグ中心軸とを結ぶ直線と、プラグ中心軸との双方に平行である、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  15. プラグ軸方向において、前記突出部の先端位置は、前記中心電極の先端位置と同等の位置、又は、前記中心電極の先端位置よりもプラグ軸方向の先端側に位置している、請求項14に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  16. 前記絶縁碍子の先端面(34)は、燃焼室内の気流の下流側に向うほどプラグ軸方向の先端側へ向うよう湾曲しており、かつ、燃焼室内の気流の下流側に凸の曲面状である、請求項14又は15に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  17. 筒状のハウジング(2)と、
    前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
    前記ハウジングに接続されたメイン接続部(511)を有するとともに、前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成するメイン接地電極(5)と、
    プラグ周方向において前記メイン接続部と異なる位置において前記ハウジングに接続されたサブ接続部(611)を有するサブ接地電極(6)と、を有し、
    プラグ軸方向(Z)から見たとき、前記メイン接続部とプラグ中心軸との並び方向は、燃焼室内の気流の流通方向(F)と交差するよう構成されており、
    前記サブ接続部は、前記メイン接続部よりも、燃焼室(100)内の気流の下流側に配されるよう構成されており、
    前記サブ接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置は、前記メイン接地電極におけるプラグ軸方向の先端の位置よりも先端側に位置しており、
    前記サブ接地電極は、前記放電ギャップに生じた放電火花の起点が前記メイン接地電極から前記サブ接地電極に移動したとき、前記放電火花の起点が前記サブ接地電極上を移動できるよう構成されており
    前記絶縁碍子の先端面(34)は、燃焼室内の気流の下流側に向うほどプラグ軸方向の先端側へ向うよう湾曲しており、かつ、燃焼室内の気流の下流側に凸の曲面状である、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  18. 前記サブ接地電極は、前記ハウジングからプラグ軸方向の先端側へ立設したサブ立設部(61)と、前記サブ立設部からプラグ径方向の内周側へ延設されたサブ内向部(62)とを有し、前記サブ内向部は、前記気流の流通方向に沿うよう形成されている、請求項1〜17のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  19. 前記サブ接地電極は、前記ハウジングからプラグ軸方向の先端側へ立設したサブ立設部(61)と、前記サブ立設部からプラグ径方向の内周側へ延設されたサブ内向部(62)とを有し、前記サブ内向部は、線状に連続形成されたエッジ部(63)を有し、前記エッジ部は、燃焼室内の気流の下流側に向うほど、プラグ軸方向の先端側へ向うよう傾斜している、請求項1〜18のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  20. 前記サブ内向部は、その幅方向に直交するサブ内向側面(64)と、前記サブ内向側面に隣接するサブテーパ面(65)とを有し、前記サブテーパ面は、径方向外周側へ向うほど幅方向外側へ向うとともに、プラグ軸方向の先端側へ向うほど幅方向内側へ向うよう傾斜しており、前記サブ内向側面と前記サブテーパ面との境界が前記エッジ部である、請求項19に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
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