JP6901648B1 - 販売機制御システム、自動販売機、及び情報出力方法 - Google Patents

販売機制御システム、自動販売機、及び情報出力方法 Download PDF

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Abstract

販売機制御システムSは、自動販売機1の扉13を開けようとする利用者に関する情報に基づいて、当該利用者を認証するための認証処理を行い、当該利用者が認証された場合に、自動販売機1の扉13を解錠する制御を行う。そして、販売機制御システムSは、扉13の解錠後に格納庫12から取り出された商品を特定し、特定された商品に予約商品が含まれるか場合に、認証された利用者が当該予約商品の予約者であるか否かに応じて異なる情報を出力する。

Description

本発明は、予約された予約商品を含む商品を格納する自動販売機を制御する技術分野に関する。
従来から、予約者により予約された予約商品を当該予約者が確実に受け取ることを可能とした自動販売機が検討されている。特許文献1には、予約者以外の者が予約者により予約された予約商品にアクセスできないように構成された自動販売機が開示されている。例えば、特許文献1には、自動販売機内に商品が2個しかない状態で1個の予約が入った場合において、その後2個のうち1個を予約者以外が購入した段階で売り切れ表示を行うこと、及び自動販売機内に商品が1個しかない状態で1個の予約が入った場合は、この時点で売り切れ表示を行うことが記載されている。
特開2013-125490号公報
しかしながら、予約者以外の者が予約者により予約された予約商品にアクセスできる(つまり、予約商品を取り出しできる)ように構成された自動販売機において、従来技術では予約者と予約者以外とを区別して柔軟な対応を図ることはできなかった。
そこで、本発明は、予約者以外の者が予約者により予約された予約商品にアクセスできる場合であっても、予約者と予約者以外とを区別して柔軟な対応を図ることが可能な販売機制御システム、自動販売機、及び情報出力方法を提供する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、予約された予約商品を含む商品を格納するための格納庫と、前記格納庫から前記商品が取り出される開口部を塞ぐための扉とを備える自動販売機を制御する販売機制御システムであって、利用者に関する情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部により取得された情報に基づいて、前記利用者を認証するための認証処理を行う認証処理部と、前記利用者が認証された場合に、前記自動販売機の扉を解錠する制御を行う解錠制御部と、前記扉の解錠後に前記格納庫から取り出された商品を特定する商品特定部と、前記特定された商品に前記予約商品が含まれるか否かを判定する判定部と、前記特定された商品に前記予約商品が含まれると判定された場合に、前記認証された利用者が当該予約商品の予約者であるか否かに応じて異なる情報を出力する出力部と、を備えることを特徴とする。これにより、予約者以外の者が予約者により予約された予約商品にアクセスできる場合であっても、予約者と予約者以外とを区別して柔軟な対応を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の販売機制御システムにおいて、前記認証された利用者が前記予約商品の予約者である場合、前記出力部は、当該予約商品が決済完了であることを示す情報を出力することを特徴とする。これにより、利用者が取り出した商品が当該利用者の予約商品であり、なおかつ決済完了であることを当該利用者に効果的に把握させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の販売機制御システムにおいて、前記認証された利用者が前記予約商品の予約者である場合、前記出力部は、当該予約商品の価格としてゼロを示す情報を出力することを特徴とする。これにより、利用者が取り出した商品が当該利用者の予約商品であり、なおかつ決済完了であることを当該利用者に効果的に把握させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の販売機制御システムにおいて、前記認証された利用者が前記予約商品の予約者以外の者である場合、前記出力部は、前記予約商品の価格として通常の価格を出力することを特徴とする。これにより、利用者が取り出した商品が他の人により予約された商品であっても、当該利用者に当該商品を購入させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の販売機制御システムにおいて、前記認証された利用者が前記予約商品の予約者以外の者である場合、前記出力部は、前記予約商品の購入不可を示す警告情報を出力することを特徴とする。これにより、利用者が取り出した商品が他の人により予約された商品であるので購入できないことを当該利用者に効果的に把握させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の販売機制御システムにおいて、前記格納庫に同じ前記予約商品が複数格納されており、当該予約商品の予約者以外の者により当該予約商品が購入されたときに前記格納庫に前記予約商品の在庫が無くなる場合に限り、前記出力部は、前記警告情報を出力することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか一項に記載の販売機制御システムにおいて、前記利用者が使用する端末から、前記格納庫に格納されていない商品の予約要求を受け付けた場合に、当該予約要求に係る商品を予約商品として登録する予約処理部を更に備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の販売機制御システムにおいて、前記予約要求に係る商品が前記予約商品として登録された場合に、前記利用者に対して当該予約商品が自動販売機に格納される予定日時に関する情報を通知する通知部を更に備えることを特徴とする。これにより、予約者は予約商品を取りに行く日程を事前に効率良く調整することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の販売機制御システムにおいて、前記予約商品として登録された前記商品が前記格納庫に格納された場合に、前記通知部は、前記利用者に対して当該商品が前記自動販売機に格納されたことを示す情報を通知することを特徴とする。これにより、予約者は予約商品をタイミリーに取りに行くことができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の販売機制御システムにおいて、前記通知部は、前記予約商品として登録された前記商品が格納された自動販売機を人により特定可能な情報を通知する。これにより、利用者は予約商品を格納する自動販売機を迅速に特定することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項9または10に記載の販売機制御システムにおいて、前記通知部は、前記予約商品として登録された前記商品が格納された自動販売機の設置場所情報を通知する。これにより、利用者は予約商品を格納する自動販売機を迅速に特定することができる。
請求項12に記載の発明は、予約された予約商品を含む商品を格納するための格納庫と、前記格納庫から前記商品が取り出される開口部を塞ぐための扉とを備える自動販売機であって、利用者に関する情報に基づいて、前記利用者が認証された場合に、前記自動販売機の扉を解錠する制御を行う解錠制御部と、前記扉の解錠後に前記格納庫から取り出された商品を特定する商品特定部と、前記特定された商品に前記予約商品が含まれる場合に、前記認証された利用者が当該予約商品の予約者であるか否かに応じて異なる情報を出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、予約された予約商品を含む商品を格納するための格納庫と、前記格納庫から前記商品が取り出される開口部を塞ぐための扉とを備える自動販売機により実行される情報出力方法であって、利用者に関する情報を取得するステップと、前記取得された情報に基づいて、前記利用者を認証するための認証処理を行うステップと、前記利用者が認証された場合に、前記自動販売機の扉を解錠するステップと、前記扉の解錠後に前記格納庫から取り出された商品を特定するステップと、前記特定された商品に前記予約商品が含まれる場合に、前記認証された利用者が当該予約商品の予約者であるか否かに応じて異なる情報を出力するステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、予約者以外の者が予約者により予約された予約商品にアクセスできる場合であっても、予約者と予約者以外とを区別して柔軟な対応を図ることができる。
本実施形態に係る販売機制御システムSの概要構成例を示す図である。 自動販売機1の外観を示す斜視図である。 自動販売機1の機能構成例を示す図である。 システム制御部19の機能構成例を示す図である。 予約商品の予約者用の商品情報の表示例を示す図である。 予約商品の予約者以外の者用の商品情報の表示例を示す図である。 管理サーバ2の機能構成例を示す図である。 システム制御部23の機能構成例を示す図である。 自動販売機1におけるシステム制御部19の処理の一例を示すフローチャートである。 管理サーバ2におけるシステム制御部23の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、自動販売機を制御する販売機制御システムの実施形態について説明する。
[1.販売機制御システムSの構成及び機能概要]
先ず、図1等を参照して、本実施形態に係る販売機制御システムSの構成及び概要機能について説明する。図1は、本実施形態に係る販売機制御システムSの概要構成例を示す図である。図1に示すように、販売機制御システムSは、自動販売機1、管理サーバ2、及び携帯端末3を含んで構成される。自動販売機1及び携帯端末3は、それぞれ、通信ネットワークNWを介して管理サーバ2との間で通信可能になっている。通信ネットワークNWは、例えば、専用回線により構成されてもよいし、インターネット及び移動体通信ネットワーク等から構成されてもよい。
携帯端末3は、自動販売機1を利用する利用者により使用される。携帯端末3は、情報をディスプレイに表示する表示機能、GPS(Global Positioning System)機能、及び近距離無線通信機能等を有する。GPS機能は、GPS衛星やGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星から発信される電波を利用して携帯端末3の位置情報(緯度及び経度)を取得する機能である。近距離無線通信機能は、例えば、Wi-Fi(登録商標)またはBluetooth(登録商標)規格に基づく無線通信機能である。自動販売機1は、携帯端末3との間で近距離無線通信を行うことが可能になっている。携帯端末3には、利用者のUID(利用者の識別情報)が記憶される。携帯端末3の例として、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、または携帯ゲーム機などが挙げられる。
なお、自動販売機1の設置場所は、特に限定されるものではないが、例えば店舗内や公共施設内に設置される。図1の例では、自動販売機1を1つ示しているが、複数の自動販売機1が1つの店舗内の異なる場所に設置される場合もある。また、管理サーバ2は、自動販売機1の管理及び制御を行うとともに、利用者のアカウントを管理し利用者の認証処理及び商品の決済処理を行う。管理サーバ2は、1つのサーバで構成されてもよいし、複数のサーバから構成されてもよい。また、管理サーバ2は、自動販売機1の管理及び制御を行うサーバと、利用者のアカウントを管理し利用者の認証処理及び商品の決済処理を行うサーバとに分けられてもよい。
図2は、自動販売機1の外観を示す斜視図である。図2に示すように、自動販売機1は、前面に開口部11aを有する本体11、商品を格納する格納庫12、格納庫12から商品が取り出される開口部11aを塞ぐための扉13、本体11と扉13とを繋ぐヒンジ機構(図示せず)、扉13を施解錠する施解錠機構(図示せず)、扉13を自動的に閉鎖する扉駆動機構14(図示しないモーター等を含む)、及びディスプレイ15を備える。格納庫12は、本体11内に設けられる。扉13が閉じられている状態(つまり、扉13により開口部11aが塞がれている状態)では、利用者は格納庫12から商品を取り出すことができない。なお、格納庫12に格納される商品は特に限定されるものではないが、食物、飲物、日用品、雑貨等が一例として挙げられる。
扉13は、例えば透明のガラス材料等から構成されており、扉13が閉じられている状態であっても、利用者は格納庫12の棚12aに陳列された商品を視認することができる。扉13は、本体11の開口部11aの一端縁部にヒンジ機構を介して開閉可能に取り付けられている。また、扉13が施解錠機構により施錠されている状態(つまり、扉13の開放がロックされている状態)では、利用者は扉13を開くことができない。一方、扉13が解錠されると、利用者は、扉13に設けられた把手13aを操作することで、図2の右側に示すように、扉13を開くことが可能となる。ディスプレイ15は、例えば、自動販売機1の扉13の内側の面(例えばガラス面)に取り付けられる。ディスプレイ15には、利用者により格納庫12から取り出された商品の商品情報が表示(表示出力)されるようになっている。なお、利用者により格納庫12から取り出された商品の商品情報が音声出力されてもよい。
図3は、自動販売機1の機能構成例を示す図である。図3に示すように、自動販売機1は、通信部16、記憶部17、センサ部18、及びシステム制御部19等を備える。なお、自動販売機1には、音声を出力するためのスピーカ等が備えられる場合もある。また、自動販売機1には、QRコード(登録商標)等の2次元コードを読み取る読取器が備えられる場合もある。また、通信部16は、通信ネットワークNWを介して行われる通信の制御、及び携帯端末3との間で行われる近距離無線通信の制御を担う。記憶部17は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、自動販売機処理プログラム等を記憶する。記憶部17は、自動販売機1の販売機ID(自動販売機1の識別情報)を記憶する。また、記憶部17は、格納庫12に格納されている商品の商品情報を記憶する。ここで、商品情報には、例えば、商品の商品ID(商品の識別情報)、商品の名称(商品名)、商品の仕様、商品の販売価格(単価)、商品の重量、商品の在庫数、及び商品の写真画像等の情報が含まれる。ここで、販売価格(単価)は、価格の一例である。なお、同じ商品(例えば、メーカ、名称、及び仕様等が同一である複製品)には、同一の商品IDが割り当てられる。このため、格納庫12において同一の商品IDが割り当てられた商品の数が当該商品の在庫数ということになる。
また、利用者により予約された商品の商品IDには、当該商品を予約した利用者のUID及び予約された商品の数等を含む予約情報が対応付けられて記憶部17に記憶される。ここで、利用者により予約された商品を「予約商品」といい、当該商品を予約した利用者を「予約者」という。なお、自動販売機1において、予約された商品の属性が予約品として管理され、予約されていない商品の属性が通常品として管理される。利用者は、例えば、数に限りのある限定品、新たに発売された新製品、或いは、市場で売れている(人気のある)商品などを店舗に行く前に予約することができる。商品の予約とは、商品の受け取り(つまり、自動販売機1からの受け取り)を予約することをいう。商品の予約は、商品の決済処理が完了(つまり、支払い完了)しているか否かを問わない。すなわち、商品の決済処理が完了された場合であっても、自動販売機1からの商品の受け取りが完了していなければ当該商品の予約は継続している。ここで、商品の決済処理の完了とは、商品の購入ということもできる。なお、利用者は、予約した商品をキャンセルすることもできる。予約がキャンセルされた場合、自動販売機1内のキャンセル対象の商品の属性は予約品から通常品へ変更される。
センサ部18には、扉開閉検知用センサ18a、及び商品検知用センサ18b等が含まれる。扉開閉検知用センサ18aは、自動販売機1の扉13の開閉を検知するためのセンサである。扉開閉検知用センサ18aは、例えば、本体11と扉13との境界部分に取り付けられる。扉開閉検知用センサ18aは、扉13が開かれている状態(開放状態)では開信号(ON信号)をシステム制御部19へ出力し、扉13が閉じられている状態(閉鎖状態)では閉信号(OFF信号)をシステム制御部19へ出力する。これにより、システム制御部19は、自動販売機1の扉13の開または閉を検知することができる。
商品検知用センサ18bは、自動販売機1の格納庫12から取り出された商品を検知したり、または取り出し後に戻された商品を検知するためのセンサである。商品検知用センサ18bは、カメラであってもよいし、重量センサであってもよい。商品検知用センサ18bがカメラである場合、商品検知用センサ18bは本体11における開口部11a付近に取り付けられる。この場合、商品検知用センサ18bは、カメラにより連続的に撮像された範囲の画像データをシステム制御部19へ出力する。この範囲は、自動販売機1の開口部11a及び格納庫12が収まる範囲である。これにより、システム制御部19は、当該画像データに基づいて、取り出された商品または取り出し後に戻された商品を検知することができる。
一方、商品検知用センサ18bが重量センサである場合、商品検知用センサ18bは格納庫12内の商品が置かれている場所(図2の例では、格納庫12の棚12a)に取り付けられる。この場合、商品検知用センサ18bは、重量センサにより連続的に検出された重量データをシステム制御部19へ出力する。これにより、システム制御部19は、当該重量データに基づいて、取り出された商品または取り出し後に戻された商品を検知することができる。
なお、センサ部18には、利用者の生体情報を取得可能な生体情報取得センサが含まれてもよい。生体情報は、顔、指紋、掌紋、静脈、または虹彩の特徴量を示す情報である。生体情報取得センサがカメラから構成される顔センサである場合、当該顔センサは、利用者の顔画像を取得できるように扉13の内側の面(例えばガラス面、またはディスプレイ15)に取り付けられる。生体情報取得センサが指紋センサである場合、当該指紋センサは、利用者の指紋を取得できるように扉13の把手13aに取り付けられる。また、利用者検知用センサ18aが虹彩センサである場合、当該虹彩センサは、利用者の虹彩を取得できるように、顔センサと同様、扉13の内側の面に取り付けられる。そして、生体情報取得センサは、人物を特定可能な程度に取得された生体情報をシステム制御部19へ出力する。
システム制御部19(コンピュータの一例)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等を備える。図4は、システム制御部19の機能構成例を示す図である。システム制御部19(システム制御部19内のプロセッサ)は、例えば記憶部17に記憶された自動販売機処理プログラムを実行することにより、図4に示すように、利用者情報取得部191、施解錠制御部192、開閉検知部193、商品特定部194、及び情報出力部195等として機能する。ここで、利用者情報取得部191は、情報取得部の一例である。施解錠制御部192は、解錠制御部の一例である。情報出力部195は、出力部の一例である。
利用者情報取得部191は、自動販売機1の扉13が施錠されている状態において扉13を開けようとする利用者に関する利用者情報を取得する。かかる利用者情報には、例えば利用者のUIDが含まれる。例えば、携帯端末3を所持する利用者が自動販売機1の近傍範囲(例えば、近距離無線通信可能な数mの範囲)に入ることにより、自動販売機1と携帯端末3との間で近距離無線通信が確立すると、近距離無線通信により利用者情報が携帯端末3から自動販売機1へ送信される。これにより、利用者情報取得部191は、扉13を開けようとする利用者に関する利用者情報を取得する。なお、利用者情報取得部191により取得された利用者情報を含む認証要求が管理サーバ2へ送信される。当該認証要求に含まれる利用者情報は、利用者を認証するための認証処理に用いられる。当該認証処理において利用者が認証された場合、管理サーバ2から自動販売機1へ解錠命令が送信される。
別の例として、例えば利用者のUIDを含む利用者情報を有するQRコード(登録商標)等の2次元コードが携帯端末3のディスプレイに表示されてもよい。この場合、携帯端末3のディスプレイに表示された2次元コードが自動販売機1の読取器により読み取られる。これにより、利用者情報取得部191は、当該利用者に関する利用者情報を取得する。或いは、利用者情報取得部191は、例えば利用者のUIDを含む利用者情報を記録したカード型記録媒体(例えば、ICカード)から当該利用者情報を取得してもよい。或いは、利用者情報取得部191は、生体情報取得センサにより取得された生体情報を当該利用者に関する利用者情報として取得してもよい。
施解錠制御部192は、扉13を施解錠する制御を行う。例えば、施解錠制御部192は、管理サーバ2から解錠命令が受信された場合に、解錠制御信号を施解錠機構へ出力することで扉13を解錠する制御を行う。一方、施解錠制御部192は、管理サーバ2から施錠命令が受信された場合に、施錠制御信号を施解錠機構へ出力することで扉13を施錠する制御を行う。開閉検知部193は、扉開閉検知用センサ18aから入力された開信号に基づいて自動販売機1の扉13の開を検知(開放状態を検知)する。ここで、扉13の開放状態は、開信号の継続時間が所定時間以上である場合に検知されてもよい。また、開閉検知部193は、扉開閉検知用センサ18aから入力された閉信号に基づいて自動販売機1の扉13の閉を検知(閉鎖状態を検知)する。ここで、扉13の閉鎖状態は、閉信号の継続時間が所定時間以上である場合に検知されてもよい。なお、開閉検知部193により検知された開を示す扉開情報、または閉を示す扉閉情報は管理サーバ2へ送信される。
商品特定部194は、商品検知用センサ18bから入力された画像データに基づいて、扉13の開が検知された後に利用者により格納庫12から取り出された商品または格納庫12からの取り出し後に戻された商品を検知し画像認識により特定する。ここで、画像認識には機械学習(AI)が用いられるとよい。この場合、商品特定部194は、多数の画像データとラベル(画像データが何を表すかの情報)との組合せに基づいてラベル毎に画像データの特徴を学習させた学習済モデルを用いて、商品検知用センサ18bから入力された画像データから商品を特定する。
或いは、商品特定部194は、商品検知用センサ18bから入力された重量データに基づいて、格納庫12から開口部11aを介して取り出された商品または格納庫12からの取り出し後に戻された商品を検知し重量変化により特定してもよい。この場合、商品特定部194は、棚12a上の商品の配置情報(つまり、どの位置にどの商品があるかを示す情報)を予め記憶しておき、重量データに基づいて棚12a上で重量が変化した位置にある商品を上記配置情報から特定することで、取り出された商品または戻された商品を特定する。なお、商品特定部194により特定された商品(取り出された商品または戻された商品)を示す商品情報は管理サーバ2へ送信される。
情報出力部195は、格納庫12から取り出された商品が商品特定部194により特定されたときに、当該特定された商品の商品情報(例えば、名称及び販売価格等)を出力する。ここで、商品特定部194により特定された商品に予約商品が含まれる場合、情報出力部195は、扉13を開けて予約商品を格納庫12から取り出した利用者(つまり、認証された利用者)が当該予約商品の予約者であるか否かに応じて異なる情報を出力する。例えば、認証された利用者が予約商品の予約者であるか否かに応じて、予約者用の商品情報と予約者以外の者用の商品情報との何れか一方が出力される。なお、予約者用の商品情報と予約者以外の者用の商品情報との何れか一方がディスプレイ15(画面)に表示出力されてもよいし、スピーカから音声出力されてもよい(表示出力と音声出力との双方であってもよいし、何れか一方であってもよい)。
図5は、予約商品の予約者用の商品情報の表示例を示す図である。図5の例では、格納庫12から取り出された複数の商品のうち、予約商品I1とI4の名称の近くに予約商品であることを示す文字“予約済”が表示されている(当該文字の代わりにマーク等で強調表示されてもよい)。さらに、図5の例では、予約商品I1とI4の販売価格及び小計(「価格」の一例)として“0円”が表示されている。ここで、“0円”は、ゼロを示す情報の一例であり(通過単位は国毎に異なる)、予約商品の決済処理が完了していることを意味する。これにより、利用者が取り出した商品が当該利用者の予約商品であり、なおかつ決済完了であることを当該利用者に効果的に把握させることができる。或いは、この場合、ゼロを示す情報に代えて(或いは、ゼロを示す情報とともに)、当該予約商品が決済完了であることを示す情報が表示されてもよい。なお、販売価格として通常の価格が表示され、小計として“0円”が表示されてもよい。
一方、図示しないけれども、認証された利用者が予約商品の予約者であるが当該予約商品の決済処理が未だ完了していない場合、予約商品I1とI4の名称の近くに予約商品であることを示す文字またはマーク等が表示されるとともに、予約商品の販売価格として通常の価格(例えば、定価、または割引価格)が表示される。なお、図5において、商品I2、I3、及びI5は予約商品I1とI4の予約者により予約されていない商品であるので、商品I2、I3、及びI5の販売価格として通常の価格(例えば、定価、または割引価格)が表示されている。
図6は、予約商品の予約者以外の者用の商品情報の表示例を示す図である。図6の例では、格納庫12から取り出された複数の商品のうち予約商品I1の販売価格及び小計として“330円”が表示されている。ここで、“330円”は、通常の価格の一例である。また、図6の例では、予約商品I4の販売価格等が表示されることに代えて、予約商品I4の購入不可を示す警告情報(この例では、「この商品は購入できません。自動販売機に戻してください」というメッセージ)が表示されている。これにより、利用者が取り出した商品が他の人により予約された商品であるので購入できないことを当該利用者に効果的に把握させることができる。ただし、格納庫12に同じ予約商品が複数格納されており、当該予約商品の予約者以外の者により当該予約商品が購入されたときに格納庫12に予約商品の在庫が無くなる場合(つまり、予約者が予約商品を受け取れなくなる場合)に限り、上記警告情報が表示される。なお、予約商品I4の販売価格等が表示されるとともに、予約商品I4の購入不可を示す警告情報が表示されてもよい。
図7は、管理サーバ2の機能構成例を示す図である。図7に示すように、管理サーバ2は、通信部21、記憶部22、及びシステム制御部23を備える。通信部21は、通信ネットワークNWを介して行われる通信の制御を担う。自動販売機1から送信された認証要求、扉開情報、扉閉情報、及び商品情報等は通信部21により受信される。記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、管理サーバプログラム等を記憶する。また、記憶部22には、店舗情報データベース(DB)22a、及び利用者情報データベース(DB)22b等が構築される。
店舗情報データベース22aには、店舗の店舗ID(店舗の識別情報)、店舗内に設置された自動販売機1の販売機ID、自動販売機1の特徴情報、自動販売機1の設置場所情報、自動販売機1で販売可能な商品の商品情報、及び自動販売機1のIPアドレス等が店舗毎に対応付けられて格納される。ここで、自動販売機1の特徴情報は、自動販売機1を外部から人により特定可能な情報の一例であり、当該特徴情報には、自動販売機1の名称、形態(色や形状)などが該当する。自動販売機1の設置場所情報は、自動販売機1がどこに設置されているか(例えば、店舗1階の1フロア内の東端部)を示す。
また、自動販売機1で販売可能な商品には、自動販売機1の格納庫12に格納されている商品(つまり、格納庫12に在庫が有る商品)と、自動販売機1に格納されていない商品(つまり、格納庫12に在庫が無い商品)とが含まれる。かかる商品の商品情報には、例えば、商品の商品ID、商品の名称、商品の仕様、商品の属性(例えば、予約品または通常品)、商品の販売価格(単価)、商品の重量、及び商品の在庫数等が含まれる。なお、1つの店舗に複数の自動販売機1が設置される場合、それぞれの自動販売機1の販売機ID、特徴情報、設置場所情報、及び商品情報等が格納される。
利用者情報データベース22bには、アカウントが作成された利用者のUID、パスワード、氏名、電話番号、メールアドレス、登録済生体情報、及び決済用情報等が利用者毎に対応付けられて格納される。ここで、利用者のUIDは、利用者の認証処理(ID認証)に用いられる。登録済生体情報は、利用者から前もって取得された顔、指紋、掌紋、静脈、または虹彩の特徴量を示す情報である。登録済生体情報は、利用者の認証処理(顔認証、指紋認証、掌紋認証、静脈認証、または虹彩認証等の生体認証)に用いられる。なお、認証処理においてID認証が行われる場合、登録済生体情報は利用者情報データベース22bに格納されなくてもよい。
また、決済用情報は、利用者が購入する商品の決済処理に用いられる情報である。決済用情報には、利用者により前もって指定された決済方法に応じた情報が含まれる。利用可能な決済方法の例として、クレジット決済、UID決済(例えば、スマートフォン決済)、電子マネー決済、即時引落決済、及びポイント決済等が挙げられる。利用可能な決済方法がクレジット決済である場合、決済用情報には、クレジットカード番号、名義、有効期限、与信限度額(与信枠)、利用可能額(与信限度額から当月利用額を減じた額)、及び口座情報等が含まれる。利用可能な決済方法がUID決済である場合、決済用情報には、支払い元として紐づけられた決済方法(例えば、電子マネー決済、即時引落決済、クレジット決済)の情報(例えば、電子マネーカード番号、デビットカード番号、クレジットカード番号)、及び上限金額等が含まれる。
また、利用可能な決済方法が電子マネー決済である場合、決済用情報には、電子マネーカード番号、及び電子バリューの残高等の情報が含まれる。利用可能な決済方法が即時引落決済である場合、デビットカード番号、名義、有効期限、預金(利用者により所有される決済手段の一例)の残高、及び口座情報等が含まれる。利用可能な決済方法がポイント決済である場合、決済用情報には、ポイントカード番号、及びポイント(利用者により所有される決済手段の一例)の残高等の情報が含まれる。ここで、ポイントとは、金銭(貨幣)や電子マネーと同等の金銭的価値を有するものである。なお、利用者の決済用情報は、決済方法に応じたサーバ(例えば、クレジット決済処理サーバ、電子マネー決済処理サーバ、即時引落決済処理サーバ、ポイント決済処理サーバ等)により管理されてもよい。この場合、管理サーバ2は、必要に応じて、決済方法に応じたサーバと通信を行い、利用者の決済用情報を取得する。
システム制御部23(コンピュータの一例)は、CPU、ROM、及びRAM等を備える。図8は、システム制御部23の機能構成例を示す図である。なお、システム制御部23は、自動販売機1から受信された扉開情報または扉閉情報により、扉13の開閉状態を認識する。また、システム制御部23は、自動販売機1から受信された商品情報により、自動販売機1の格納庫12から取り出された商品または格納庫12に戻された商品を認識する。
さらに、システム制御部23(システム制御部23内のプロセッサ)は、例えば記憶部22に記憶された管理サーバプログラムを実行することにより、図8に示すように、予約処理部231、情報通知部232、認証処理部233、販売機制御部234、予約商品判定部235、及び決済処理部236等として機能する。ここで、情報通知部232は、通知部の一例である。販売機制御部234は、自動販売機1の施解錠制御部192と連携して扉13を施解錠する制御を行う。予約商品判定部235は、判定部の一例である。なお、システム制御部23は、扉13が開かれた状態が所定時間以上継続した場合に、閉鎖制御信号を扉駆動機構14へ出力することで扉13を自動的に閉じる制御を行ってもよい。
予約処理部231は、通信ネットワークNW上の商取引サイト(例えば管理サーバ2により提供されるウェブサイト)において利用者により指定された商品の予約要求を受け付け、当該予約要求に係る商品を予約商品として登録(つまり、当該予約要求に係る商品の属性を予約品として登録)する。例えば、利用者は、携帯端末3(利用者が使用するパーソナルコンピュータ等の端末でもよい)から商取引サイトにアクセスし当該利用者のUID及びパスワードを用いてログインした後、当該商取引サイトから提供されたページ上で所望の店舗を選択し、選択された店舗で購入可能な所望の商品を1または複数指定する。そして、利用者により指定された店舗の店舗ID及び指定された商品の商品IDを含む予約要求が携帯端末3から管理サーバ2へ送信される。なお、ページ上で検索及び選択可能な商品には、当該店舗に設置された自動販売機1の格納庫12に格納されていない商品(つまり、在庫が無い商品)が含まれてもよい。この場合、予約処理部231は、自動販売機1の格納庫12に格納されていない商品の予約要求を受け付けることになる。また、予約処理部231は、利用者により予約された商品の予約キャンセル要求を受け付けることもできる。
予約処理部231は、予約要求を受け付けると、当該予約要求に含まれる店舗ID及び商品IDに対応付けて利用者のUID等を含む予約情報を店舗情報データベース22aに格納することで予約商品として登録する。なお、予約処理部231は、予約要求に係る商品が自動販売機1の格納庫12に格納されていない商品であっても、当該予約要求に係る商品を予約商品として登録(仮登録)してもよい。また、予約処理部231は、利用者により指定された商品の在庫を確認し、商品の在庫が有る場合に予約要求に係る商品を予約商品として本登録する一方、商品の在庫が無い場合に予約要求に係る商品を予約商品として仮登録してもよい。ここで、商品の在庫が無い場合とは、利用者により指定された店舗の自動販売機1に当該商品が格納されていない場合、または、利用者により指定された店舗の自動販売機1に当該商品が格納されているが他の予約者により予約されている(つまり、当該他の予約者分の商品のみが格納されている)場合である。また、予約処理部231は、予約キャンセル要求を受け付けると、当該予約キャンセル要求に係る商品の予約情報を店舗情報データベース22aから削除し、当該商品の属性を予約品から通常品に変更する。
なお、予約処理部231は、予約要求を行った利用者の決済用情報に基づいて当該予約要求に係る商品の決済処理を行い、当該決済処理が完了(正常終了)した場合に、当該予約要求に係る商品を予約商品として登録してもよい。この決済処理では、当該利用者の決済用情報に含まれる決済方法にしたがって当該商品の価格に相当する額の支払い処理(つまり、利用者に対して当該額の支払いを課す処理)が行われる。或いは、予約処理部231は、予約要求を行った利用者の決済用情報に基づいて当該利用者に支払い能力があるか否を判定し、当該利用者に支払い能力があると判定した場合に、当該予約要求に係る商品を予約商品として登録してもよい。この場合、予約要求を受け付けた段階では当該予約要求に係る商品の決済処理は行われず、当該商品が自動販売機1から取り出された段階で決済処理が行われる。なお、利用者の決済方法としてクレジット決済が指定されている場合、利用可能額が所定価格以上である場合に利用者に支払い能力があると判定される。或いは、利用者の決済方法として電子マネー決済が指定されている場合、電子バリューの残高が所定価格(所定額)以上である場合に利用者に支払い能力があると判定される。
情報通知部232は、予約要求に応じて予約商品が登録された場合に、当該予約要求を行った利用者(予約者)に対して、当該予約商品が格納されている自動販売機1の特徴情報と設置場所情報とのうち少なくとも何れか一方の情報を通知する。これにより、利用者は予約商品を格納する自動販売機1を迅速に特定することができる。例えば、情報通知部232は、予約商品が格納された自動販売機1の特徴情報と設置場所情報とのうち少なくとも何れか一方の情報を利用者の携帯端末3に送信することで当該情報を利用者に知らせる。或いは、情報通知部232は、予約商品が格納された自動販売機1の特徴情報と設置場所情報とのうち少なくとも何れか一方の情報を示す電子メールを利用者のメールアドレス宛に送信することで当該情報を利用者に知らせる。
また、情報通知部232は、予約要求に応じて在庫が無い商品が予約商品として登録された場合に、当該予約要求を行った利用者(予約者)に対して、当該予約商品が自動販売機1に格納される予定日時に関する情報(例えば、「2020年x月x日に自動販売機に格納されます」というメッセージ)を通知する。これにより、予約者は予約商品を取りに行く日程を事前に効率良く調整することができる。この場合も、情報通知部232は、予定日時に関する情報を利用者の携帯端末3に送信するか、或いは、当該情報を示す電子メールを利用者のメールアドレス宛に送信することで当該情報を利用者に知らせる。
さらに、情報通知部232は、予約商品として登録された商品(つまり、在庫が無い商品)が自動販売機1の格納庫12に格納された場合に、予約要求を行った利用者(予約者)に対して、当該予約商品が自動販売機1に格納されたことを示す情報を通知するとよい。これにより、予約者は予約商品をタイミリーに取りに行くことができる。この場合も、情報通知部232は、予約商品が自動販売機1に格納されたことを示す情報を利用者の携帯端末3に送信するか、或いは、当該情報を示す電子メールを利用者のメールアドレス宛に送信することで当該情報を利用者に知らせる。なお、情報通知部232は、予約商品が自動販売機1に格納されたことを示す情報とともに、当該予約商品が格納された自動販売機1の特徴情報と設置場所情報とのうち少なくとも何れか一方の情報を通知してもよい。
認証処理部233は、自動販売機1の扉13が施錠されている状態において扉13を開けようとする利用者(予約者、または予約者以外の者)に関する利用者情報を含む認証要求が自動販売機1から受信された場合に、当該利用者を認証するための認証処理を行う。ここで、認証要求に利用者情報としてUIDが含まれる場合における認証処理では、認証要求に含まれるUIDが利用者情報データベース22bに格納されているか否かが判定される(つまり、ID認証が行われる)。そして、当該UIDが利用者情報データベース22bに格納されている場合(換言すると、認証要求に含まれるUIDと、利用者情報データベース22bに格納されているUIDとが一致する場合)には利用者が認証(特定)される。なお、認証要求に利用者情報として生体情報が含まれる場合における認証処理では、認証要求に含まれる生体情報との一致度が閾値以上である登録済生体情報が利用者情報データベース22bに格納されているか否かが判定されるる(つまり、生体認証が行われる)。そして、当該生体情報との一致度が閾値以上である登録済生体情報が利用者情報データベース22bに格納されている場合には利用者が認証される。
販売機制御部234は、認証処理部233により利用者が認証された場合に、自動販売機1の扉13の解錠命令を自動販売機1へ送信する。つまり、販売機制御部234は、自動販売機1の扉13を解錠する制御を行う。また、販売機制御部234は、自動販売機1の扉13の閉が検知された場合に、扉13の施錠命令を自動販売機1へ送信する。つまり、販売機制御部234は、自動販売機1の扉13を施錠する制御を行う。
予約商品判定部235は、自動販売機1の扉13の解錠後に格納庫12から取り出され、且つ特定された商品(つまり、商品特定部194により特定された商品)に予約商品が含まれるか否かを判定する。例えば、当該特定された商品の中に、商品IDに対して予約情報が対応付けられた商品がある場合、予約商品が含まれると判定される。予約商品判定部235は、特定された商品に予約商品が含まれると判定した場合に、当該予約商品の商品ID及びその予約情報を自動販売機1へ送信する。これにより、自動販売機1において、認証された利用者が予約商品の予約者であるか否かに応じて異なる商品情報が出力(表示出力と音声出力との双方または一方)される。
決済処理部236は、自動販売機1の格納庫12から取り出された商品が特定された後に扉13の閉が検知された場合に、認証処理部233により認証された利用者の決済用情報に基づいて、当該取り出された商品の決済処理を行う(予約時に決済処理が完了している予約商品の決済処理は除く)。
[2.販売機制御システムSの動作]
次に、販売機制御システムSの動作について説明する。
(2.1.自動販売機1の処理)
先ず、図9を参照して、自動販売機1におけるシステム制御部19の処理について説明する。図9は、自動販売機1におけるシステム制御部19の処理の一例を示すフローチャートである。例えば、携帯端末3を所持する利用者が、自動販売機1の近傍範囲(例えば、近距離無線通信可能な数mの範囲)に入ることにより、自動販売機1と携帯端末3との間で近距離無線通信が確立すると、図9に示す処理が開始される。或いは、携帯端末3を所持する利用者が携帯端末3のディスプレイに表示された2次元コードを自動販売機1の読取器により翳すことにより、当該読取器が当該2次元コードを読み取ると、図9に示す処理が開始される。
図9に示す処理が開始されると、システム制御部19は、携帯端末3を所持する利用者(つまり、扉13を開けようとする利用者)に関する利用者情報を取得する(ステップS1)。次いで、システム制御部19は、ステップS1で取得された利用者情報(例えば、利用者のUIDまたは生体情報を含む)、及び自動販売機1の販売機IDを含む認証要求を、通信ネットワークNWを介して管理サーバ2へ送信して(ステップS2)、管理サーバ2からの応答を待つ。このとき、システム制御部19は、タイマーA1を起動する。なお、利用者情報及び販売機IDを含む認証要求は、携帯端末3から通信ネットワークNWを介して管理サーバ2へ送信されてもよい。この場合、販売機IDは、近距離無線通信により自動販売機1から携帯端末3へ送信される。
次いで、システム制御部19は、管理サーバ2から扉13の解錠命令を受信したか否かを判定する(ステップS3)。扉13の解錠命令が受信されていない場合(ステップS3:NO)、処理はステップS4へ進む。一方、管理サーバ2の認証処理により利用者が認証されることで扉13の解錠命令が受信された場合(ステップS3:YES)、処理はステップS5へ進む。ここで、認証された利用者のUIDとともに解錠命令が受信されてもよい。
ステップS4では、システム制御部19は、認証要求の送信から所定時間が経過したか否かを判定する。例えば、上記タイマーA1により設定された時間(例えば、数十秒程度)がカウントアップした場合に、所定時間が経過したと判定され(ステップS4:YES)、処理は終了する。つまり、利用者が認証されなかったと管理サーバ2により判定された場合、扉13は解錠されない。一方、所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS4:NO)、処理はステップS3に戻る。
ステップS5では、システム制御部19は、解錠制御信号を施解錠機構へ出力することで扉13を解錠する制御を行う。次いで、システム制御部19は、扉13の開を検知したか否かを判定する(ステップS6)。扉13の開が検知されない場合(ステップS6:NO)、処理はステップS7へ進む。一方、認証された利用者が扉13に設けられた把手13aを操作することで扉13を開くと、扉13の開が検知され(ステップS6:YES)、処理はステップS8へ進む。このとき、システム制御部19は、タイマーA2を起動する。
ステップS7では、システム制御部19は、管理サーバ2から扉13の施錠命令を受信したか否かを判定する。扉13の施錠命令が受信されていない場合(ステップS7:NO)、処理はステップS6に戻る。一方、扉13の施錠命令が受信された場合(ステップS7:YES)、処理はステップS22へ進む。ステップS8では、システム制御部19は、扉13の開を示す扉開情報を、通信ネットワークNWを介して管理サーバ2へ送信する。
次いで、システム制御部19は、利用者により格納庫12から商品が取り出されたか否かを判定する(ステップS9)。格納庫12から商品が取り出されたと判定された場合(ステップS9:YES)、処理はステップS10へ進む。ステップS10では、取り出された商品が画像認識により特定され、当該特定された商品の商品情報が通信ネットワークNWを介して管理サーバ2へ送信され、処理はステップS11へ進む。一方、利用者により格納庫12から商品が取り出されていないと判定された場合(ステップS9:NO)、処理はステップS16へ進む。
ステップS11では、システム制御部19は、管理サーバ2から予約商品の商品ID及びその予約情報を受信したか否かを判定する。管理サーバ2から予約商品の商品ID及びその予約情報が所定時間受信されない(或いは、予約情報が無いことを示す情報が受信された)場合(ステップS11:NO)、取り出された商品に関する通常の商品情報(例えば、商品の名称及び販売価格等)がディスプレイ15に表示される(ステップS12)。一方、管理サーバ2から予約商品の商品ID及びその予約情報が受信された場合(ステップS11:YES)、処理はステップS13へ進む。
ステップS13では、システム制御部19は、認証された利用者が予約商品の予約者であるか否かを判別する。例えば、ステップS1で取得された利用者情報に含まれるUIDと、ステップS11で受信された予約情報に含まれるUID(または、解錠命令とともに受信されたUID)とが一致する場合、認証された利用者が予約商品の予約者であると判別される。
そして、認証された利用者が予約商品の予約者であると判別された場合(ステップS11:YES)、システム制御部19は、例えば図5に示すように、予約商品の予約者用の商品情報(例えば、販売価格または小計として“0円”)をディスプレイ15に表示(つまり、画面に表示出力)させる(ステップS14)。ここで、システム制御部19は、予約商品の予約者用の商品情報をスピーカから音声出力させてもよく、この場合、当該商品情報は画面に表示出力されなくともよい。
一方、認証された利用者が予約商品の予約者でない(つまり、予約者以外の者である)と判別された場合(ステップS11:NO)、システム制御部19は、例えば図6に示すように、予約商品の予約者以外の者用の商品情報(例えば、販売価格として定価)をディスプレイ15に表示させる(ステップS15)。なお、予約商品の予約者以外の者用の商品情報は、当該予約商品の購入不可を示す警告情報であってもよい。ここで、システム制御部19は、予約商品の購入不可を示す警告情報をスピーカから音声出力させてもよく、この場合、当該警告情報は画面に表示出力されなくともよい。
ステップS16では、システム制御部19は、利用者により取り出された商品が格納庫12に戻されたか否かを判定する。取り出された商品が格納庫12に戻されたと判定された場合(ステップS16:YES)、当該戻された商品が画像認識により特定され、当該特定された商品の商品情報が通信ネットワークNWを介して管理サーバ2へ送信される(ステップS17)。次いで、例えば、戻された商品の商品情報がディスプレイ15から表示消去されることで、当該商品情報の表示更新が行われる(ステップS18)。一方、商品が格納庫12に戻されていないと判定された場合(ステップS16:NO)、処理はステップS19へ進む。
ステップS19では、システム制御部19は、扉13の閉を検知したか否かを判定する。扉13の閉が検知されない場合(ステップS19:NO)、処理はステップS23へ進む。一方、利用者は取り出した商品の販売価格等をディスプレイ15で確認した上で当該商品の決済処理に進めるべく、扉13を閉じると、扉13の閉が検知され(ステップS19:YES)、処理はステップS20へ進む。
ステップS20では、システム制御部19は、扉13の閉を示す扉閉情報を、通信ネットワークNWを介して管理サーバ2へ送信する。次いで、システム制御部19は、管理サーバ2から扉13の施錠命令を受信したか否かを判定する(ステップS21)。扉13の施錠命令が受信されていない場合(ステップS21:NO)、処理はステップS21に戻る。一方、扉13の施錠命令が受信された場合(ステップS21:YES)、処理はステップS22へ進む。ステップS22では、システム制御部19は、施錠制御信号を施解錠機構へ出力することで扉13を施錠する制御を行い、処理を終了する。
ステップS23では、システム制御部19は、扉13の開から所定時間が経過したか否かを判定する。例えば、上記タイマーA2により設定された時間(例えば、数分程度)がカウントアップした場合に、所定時間が経過した(つまり、扉13が開かれた状態が所定時間以上継続した)と判定され(ステップS23:YES)、処理はステップS24へ進む。一方、所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS23:NO)、処理はステップS9に戻る。ステップS24では、システム制御部19は、閉鎖制御信号を扉駆動機構14へ出力することで扉13を閉じる制御を行う。その後、処理はステップS20へ移行し、扉13の閉を示す扉閉情報が管理サーバ2へ送信される。
(2.2.管理サーバ2の処理)
次に、図10を参照して、管理サーバ2におけるシステム制御部23の処理について説明する。図10は、管理サーバ2におけるシステム制御部23の処理の一例を示すフローチャートである。図10に示す処理は、自動販売機1からの認証要求が通信部21を通じて受信されることにより開始される。
図10に示す処理が開始されると、システム制御部23は、受信された認証要求に含まれる利用者情報に基づいて、利用者を認証するための認証処理を行う(ステップS31)。この認証処理では、上述したように、ID認証または生体認証が行われる。次いで、管理サーバ2のシステム制御部23は、ステップS31の認証処理により利用者が認証されたか否かを判定する(ステップS32)。利用者が認証された場合(ステップS32:YES)、処理はステップS33へ進む。一方、利用者が認証されなかった場合(ステップS32:NO)、処理は終了する。
ステップS33では、システム制御部23は、扉13の解錠命令を、通信ネットワークNWを介して自動販売機1へ送信して、自動販売機1からの応答を待つ。このとき、システム制御部23は、タイマーA3を起動する。こうして送信された解錠命令は、自動販売機1の処理の上記ステップS3で受信される。これにより、自動販売機1の扉13が解錠される。
次いで、システム制御部23は、自動販売機1から扉開情報を受信したか(つまり、扉13の開が検知されたか)否かを判定する(ステップS34)。扉開情報が受信されていない場合(ステップS34:NO)、処理はステップS35へ進む。一方、扉開情報が受信された場合(ステップS34:YES)、処理はステップS36へ進む。
ステップS35では、システム制御部23は、扉13の解錠命令の送信から所定時間が経過したか否かを判定する。例えば、上記タイマーA3により設定された時間(例えば、数十秒程度)がカウントアップした場合に、所定時間が経過したと判定され(ステップS35:YES)、処理はステップS45へ進む。一方、所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS35:NO)、処理はステップS34に戻る。
ステップS36では、システム制御部23は、自動販売機1の格納庫12から取り出された商品の商品情報を自動販売機1から受信したか否かを判定する。取り出された商品の商品情報が受信されていない場合(ステップS36:NO)、処理はステップS40へ進む。一方、取り出された商品の商品情報が受信された場合(ステップS36:YES)、処理はステップS37へ進む。
ステップS37では、システム制御部23は、自動販売機1の格納庫12から取り出された商品(つまり、格納庫12から取り出されて特定された商品)に予約商品が含まれるか否かを判定する。例えば、取り出された商品が複数であるとすると、それらの商品の全部または一部が予約商品であるか否かが予約商品判定部235により判定される。或いは、取り出された商品が1つであるとすると、当該商品が予約商品であるか否かが予約商品判定部235により判定される。
そして、取り出された商品に予約商品が含まれる(例えば、取り出された商品の中に、商品IDに対して予約情報が対応付けられた商品がある)と判定された場合(ステップS37:YES)、処理はステップS38へ進む。ステップS38では、システム制御部23は、予約商品の商品IDに対応付けられた予約情報を店舗情報データベース22aから取得し、当該取得した予約情報を、通信ネットワークNWを介して自動販売機1へ送信し、処理はステップS39へ進む。
一方、取り出された商品に予約商品が含まれないと判定された場合(ステップS37:NO)、処理はステップS39へ進む。なお、取り出された商品に予約商品が含まれないと判定された場合、予約情報が無いことを示す情報が通信ネットワークNWを介して自動販売機1へ送信されてもよい。ステップS39では、取り出された商品の商品情報が記録され、処理はステップS40へ進む。ここで、商品情報を記録とは、例えば、決済対象となる商品のリストに記録(登録)されることをいう。なお、予約商品の決済処理が完了している場合、当該予約商品は決済対象となる商品のリストに記録されない。
ステップS40では、システム制御部23は、自動販売機1の格納庫12に戻された商品の商品情報を自動販売機1から受信したか否かを判定する。戻された商品の商品情報が受信されていない場合(ステップS40:NO)、処理はステップS42へ進む。一方、戻された商品の商品情報が受信された場合(ステップS40:YES)、戻された商品の商品情報が消去(例えば、上記リストから消去)され(ステップS41)、処理はステップS42へ進む。
ステップS42では、システム制御部23は、自動販売機1から扉閉情報を受信したか(つまり、扉13の閉が検知されたか)否かを判定する。扉閉情報が受信されていない場合(ステップS42:NO)、処理はステップS36に戻る。一方、扉閉情報が受信された場合(ステップS42:YES)、処理はステップS43へ進む。
ステップS43では、システム制御部23は、商品情報が記録(例えば、上記リストに記録)されているか否かを判定する。商品情報が記録されていると判定された場合(ステップS43:YES)、処理はステップS44へ進む。一方、商品情報が記録されていないと判定された場合(ステップS43:NO)、処理はステップS45へ進む。
ステップS44では、システム制御部23は、ステップS32で認証された利用者の決済用情報及び上記記録された商品情報に基づいて、上記取り出された商品の決済処理を行う。この決済処理により、上記利用者に対して当該商品の価格に相当する額の支払いが課され、処理はステップS45へ進む。
ステップS45では、システム制御部23は、扉13の施錠命令を、通信ネットワークNWを介して自動販売機1へ送信し、処理を終了する。こうして送信された施錠命令は、自動販売機1の処理の上記ステップS21で受信される。これにより、自動販売機1の扉13が施錠される。
以上説明したように、上記実施形態によれば、販売機制御システムSは、自動販売機1の扉13を開けようとする利用者に関する情報に基づいて、当該利用者を認証するための認証処理を行い、当該利用者が認証された場合に、自動販売機1の扉13を解錠する制御を行う。そして、販売機制御システムSは、扉13の解錠後に格納庫12から取り出された商品を特定し、特定された商品に予約商品が含まれるか場合に、認証された利用者が当該予約商品の予約者であるか否かに応じて異なる情報を出力するように構成したので、予約者以外の者が予約者により予約された予約商品にアクセスできる場合であっても、予約者と予約者以外とを区別して柔軟な対応を図ることができる。
なお、上記実施形態は本発明の一実施形態であり、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態から種々構成等に変更を加えてもよく、その場合も本発明の技術的範囲に含まれる。例えば、上記実施形態においては、商品を予約した利用者が自動販売機1から予約商品を取り出す場合を例にとって説明したが、本発明は、予約商品を予約した予約者の代わりに配達員(利用者の一例)が予約者により指定された店舗に赴き当該店舗に設置された自動販売機1から予約商品を取り出す場合にも適用することができる。この場合、利用者である配達員が所持する携帯端末には、予約商品の予約時等に管理サーバ2により発行された認証用コード(利用者に関する利用者情報の一例)が配達員の携帯端末に送信されて記憶される。この認証用コードは、予約商品を予約した予約者のUIDに対応付けられて管理サーバ2内に記憶される。
そして、配達員である利用者が自動販売機1の近傍範囲に入ることにより、自動販売機1と配達員の携帯端末との間で近距離無線通信が確立すると、近距離無線通信により認証用コードが自動販売機1により取得される。或いは、配達員である利用者の携帯端末のディスプレイに表示された2次元コード(認証用コード含む)を自動販売機1の読取器により翳すことにより、当該認証用コードが自動販売機1により取得される。そして、自動販売機1は、取得された認証用コード等を含む認証要求を管理サーバ2へ送信する。これにより、管理サーバ2において、配達員である利用者を認証するための認証処理が行われる。この認証処理では、認証要求に含まれる認証用コードが管理サーバ2に記憶されているか否かが判定される。そして、認証要求に含まれる認証用コードが管理サーバ2に記憶されている場合(換言すると、認証要求に含まれる認証用コードと、管理サーバ2に記憶されている認証用コードとが一致する場合)には利用者が認証され、管理サーバ2から自動販売機1へ解錠命令が送信される(以降の処理は上記実施形態と同様)。
また、上記実施形態において、自動販売機1が店舗情報データベース22a及び利用者情報データベース22bにアクセス可能に構成してもよい。この場合、自動販売機1は、利用者情報データベース22bを参照して利用者を認証するための認証処理を行い、当該利用者が認証された場合に自動販売機1の扉13を解錠する制御を行う。そして、自動販売機1は、格納庫12から取り出された商品を特定し、特定された商品に予約商品が含まれるか否かを、店舗情報データベース22aを参照して判定し、予約商品が含まれる場合に、認証された利用者が当該予約商品の予約者であるか否かに応じて異なる情報を出力する。
1 自動販売機
2 管理サーバ
3 携帯端末
11 本体
12 格納庫
13 扉
14 扉駆動機構
15 ディスプレイ
16 通信部
17 記憶部
18 センサ部
19 システム制御部
191 利用者情報取得部
192 施解錠制御部
193 開閉検知部
194 商品特定部
195 情報出力部
21 通信部
22 記憶部
23 システム制御部
231 予約処理部
232 情報通知部
233 認証処理部
234 販売機制御部
235 予約商品判定部
236 決済処理部
S 販売機制御システム
NW 通信ネットワーク

Claims (13)

  1. 予約された予約商品を含む商品を格納するための格納庫と、前記格納庫から前記商品が取り出される開口部を塞ぐための扉とを備える自動販売機を制御する販売機制御システムであって、
    利用者に関する情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得された情報に基づいて、前記利用者を認証するための認証処理を行う認証処理部と、
    前記利用者が認証された場合に、前記自動販売機の扉を解錠する制御を行う解錠制御部と、
    前記扉の解錠後に前記格納庫から取り出された商品を特定する商品特定部と、
    前記特定された商品に前記予約商品が含まれるか否かを判定する判定部と、
    前記特定された商品に前記予約商品が含まれると判定された場合に、前記認証された利用者が当該予約商品の予約者であるか否かに応じて異なる情報を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする販売機制御システム。
  2. 前記認証された利用者が前記予約商品の予約者である場合、前記出力部は、当該予約商品が決済完了であることを示す情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の販売機制御システム。
  3. 前記認証された利用者が前記予約商品の予約者である場合、前記出力部は、当該予約商品の価格としてゼロを示す情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の販売機制御システム。
  4. 前記認証された利用者が前記予約商品の予約者以外の者である場合、前記出力部は、前記予約商品の価格として通常の価格を出力することを特徴とする請求項1に記載の販売機制御システム。
  5. 前記認証された利用者が前記予約商品の予約者以外の者である場合、前記出力部は、前記予約商品の購入不可を示す警告情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の販売機制御システム。
  6. 前記格納庫に同じ前記予約商品が複数格納されており、当該予約商品の予約者以外の者により当該予約商品が購入されたときに前記格納庫に前記予約商品の在庫が無くなる場合に限り、前記出力部は、前記警告情報を出力することを特徴とする請求項5に記載の販売機制御システム。
  7. 前記利用者が使用する端末から、前記格納庫に格納されていない商品の予約要求を受け付けた場合に、当該予約要求に係る商品を予約商品として登録する予約処理部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の販売機制御システム。
  8. 前記予約要求に係る商品が前記予約商品として登録された場合に、前記利用者に対して当該予約商品が自動販売機に格納される予定日時に関する情報を通知する通知部を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の販売機制御システム。
  9. 前記予約商品として登録された前記商品が前記格納庫に格納された場合に、前記通知部は、前記利用者に対して当該商品が前記自動販売機に格納されたことを示す情報を通知することを特徴とする請求項8に記載の販売機制御システム。
  10. 前記通知部は、前記予約商品として登録された前記商品が格納された自動販売機を人により特定可能な情報を通知する請求項9に記載の販売機制御システム。
  11. 前記通知部は、前記予約商品として登録された前記商品が格納された自動販売機の設置場所情報を通知する請求項9または10に記載の販売機制御システム。
  12. 予約された予約商品を含む商品を格納するための格納庫と、前記格納庫から前記商品が取り出される開口部を塞ぐための扉とを備える自動販売機であって、
    利用者に関する情報に基づいて、前記利用者が認証された場合に、前記自動販売機の扉を解錠する制御を行う解錠制御部と、
    前記扉の解錠後に前記格納庫から取り出された商品を特定する商品特定部と、
    前記特定された商品に前記予約商品が含まれる場合に、前記認証された利用者が当該予約商品の予約者であるか否かに応じて異なる情報を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする自動販売機。
  13. 予約された予約商品を含む商品を格納するための格納庫と、前記格納庫から前記商品が取り出される開口部を塞ぐための扉とを備える自動販売機により実行される情報出力方法であって、
    利用者に関する情報を取得するステップと、
    前記取得された情報に基づいて、前記利用者を認証するための認証処理を行うステップと、
    前記利用者が認証された場合に、前記自動販売機の扉を解錠するステップと、
    前記扉の解錠後に前記格納庫から取り出された商品を特定するステップと、
    前記特定された商品に前記予約商品が含まれる場合に、前記認証された利用者が当該予約商品の予約者であるか否かに応じて異なる情報を出力するステップと、
    を含むことを特徴とする情報出力方法。
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