JP6900624B2 - データ通信システム、光回線終端装置およびベースバンドユニット - Google Patents

データ通信システム、光回線終端装置およびベースバンドユニット Download PDF

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Description

本願は、光通信分野に関し、特に、データ通信システム、光回線終端装置(Optical Line Terminal、OLT)およびベースバンドユニット(Baseband Unit、BBU)に関する。
受動光ネットワーク(Passive Optical Network、PON)は、ポイント・ツー・マルチポイントネットワークトポロジ構造を有し、通常、中央局に位置する光回線終端装置(Optical Line Terminal、OLT)、ユーザ側に位置する複数の光ネットワークユニット(Optical Network Unit、ONU)、光回線終端装置と複数の光ネットワークユニットとの間に位置する光分配ネットワーク(Optical Distribution Network、ODN)を含む。
PONシステムにおいて、新たに追加されたONUは、OLTに登録された後にのみ、アップストリームチャネルを通じてアップストリームサービスデータをOLTへ送信し得る。イーサネット(登録商標)受動光ネットワーク(Ethernet Passive Optical Network、EPON)システムにおいて、OLTは、登録応答パケットに保持されたメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)アドレスに基づいて論理リンク識別子(Logical Link Identifier、LLID)を新たに追加されたONUに割り当てるためにアップストリームチャネルを通じて新たに追加されたONUにより送信された登録応答パケットを、サイレントウィンドウを開くことにより受信すると共に、新たに追加されたONUに対して範囲設定を実行して、新たに追加されたONUをEPONシステムに登録する。ギガビット対応型受動光ネットワーク(Gigabit−Capable Passive Optical Network、GPON)システムにおいて、OLTは、サイレントウィンドウを開くことにより、新たに追加されたONUにより送信された登録応答パケットを受信して、登録応答パケットにおいて保持されるシリアル番号(Serial Number、SNR)に基づいて、ONU IDを割り当て、さらに、新たに追加されたONUに対して範囲設定を完了して、新たに追加されたONUをGPONシステムに登録する。
登録が完了した後に、登録されたONUは、異なるONUにより送信されたアップストリームサービスデータがアップストリームチャネル上で互いに競合することを防止するために、OLTにより割り当てられたアップストリーム送信タイムスロットに基づいて、時分割多元接続(Time Division Multiple Access、TDMA)方式で、アップストリームチャネルを通じて、アップストリームサービスデータをOLTへ送信する。加えて、新たに追加されたONUの登録中に、OLTは、アップストリームチャネル上での登録応答パケットとアップストリームサービスデータとの間の競合を回避するために、登録されたONUへの帯域幅の許可を停止する。具体的には、登録されたONUは、アップストリームサービスデータの送信を停止する。
PONシステムでは、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない。例えば、PONシステムがモバイルベアラシステムに適用されるシナリオにおいて、ベースバンドユニット(Baseband Unit、BBU)と遠隔無線ユニット(Remote Radio Unit、RRU)との間のインタフェースには、100μs未満の遅延が必要とされる。PONシステムにおけるOLTは、新たに追加されたONUの登録を完了するので、サイレントウィンドウは通常、200μsから250μsにわたって一度開かれる。この場合、全ての登録されたONUは、200μsから250μsにわたって待機した後にのみ、正常なデータ通信を実行し得る。結果的に、モバイルベアラシステムのシナリオにおける遅延は、サービスの送信に必要とされる100μという遅延の性能要件を満たし得ない。
サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題を解決するために、技術的解決手段は、以下のとおりである。
第1の設計解決手段において、登録方法が提供され、モバイルベアラシステムに適用される。 方法は、
光回線終端装置OLTが、光ネットワークユニット登録要求メッセージ(ONU登録要求メッセージ)をベースバンドユニットBBUへ送信する段階と、
OLTが、BBUから応答メッセージを受信した後に、ONU登録を開始する段階と
を含む。
可能な設計において、登録要求は、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含む。
可能な設計において。BBUの応答メッセージは、BBUにより決定されたONU登録応答識別子を含む。
可能な設計において、方法は、
OLTがONU登録完了メッセージをBBUへ送信する段階
をさらに含む。
この設計解決手段において、OLTは、ONU登録要求メッセージをBBUへ送信し、BBUは、ONU登録要求メッセージを受信した後に、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止し、OLTは、ONU登録中、UEがアップストリームサービスを一時的に停止すること、およびアップストリームデータがRRUおよびONUに到達しないことを保証するために、BBUから応答メッセージを受信した後にONU登録を開始する。従って、ONU登録に起因してデータがBBUへタイムリーに送信され得ず、遅延がBBUとRRUとの間のインタフェースの遅延要件を超える場合が回避され、それに応じて、ONU登録が遅延感応型サービスに影響を及ぼすという問題が解決される。これにより、PONシステムがモバイルベアラシステムに適用される場合でもサービス送信要件は依然として満たされ得、ユーザ満足度が向上する。
第2の設計解決手段において、別の登録方法が提供され、モバイルベアラシステムにおけるネットワーク側デバイスに適用される。ネットワーク側デバイスは、ベースバンドユニットBBUと、BBUに接続された光回線終端装置OLTとを含む。 方法は、
BBUが、OLTにより送信された登録要求メッセージを受信する段階と、
BBUが、登録要求メッセージに基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止する段階と
を含む。
設計解決手段に基づいて、可能な設計において、登録要求メッセージは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含む。
設計解決手段に基づいて、別の可能な設計において、方法は、
BBUが、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズに基づいて、ONU登録開始時刻を決定する段階と、
決定したONU登録開始時刻をOLTへ送信する段階と
をさらに含む。
設計解決手段に基づいて、可能な設計において、方法は、
BBUが、BBUにより決定されたONU登録応答識別子をOLTへ送信する段階
をさらに含み、
ONU登録応答識別子は、OLTがONU登録応答メッセージを受信した後にONU登録を実行し得るかどうか、を識別するために用いられる。
この設計解決手段において、OLTは、ONU登録要求メッセージをBBUへ送信し、BBUは、ONU登録要求メッセージを受信した後に、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止し、OLTは、ONU登録中、UEがアップストリームサービスを一時的に停止すること、およびアップストリームデータがRRUおよびONUに到達しないことを保証するために、BBUから応答メッセージを受信した後にONU登録を開始する。従って、ONU登録に起因してデータがBBUへタイムリーに送信され得ず、遅延がBBUとRRUとの間のインタフェースの遅延要件を超える場合が回避され、それに応じて、ONU登録が遅延感応型サービスに影響を及ぼすという問題が解決される。これにより、PONシステムがモバイルベアラシステムに適用される場合でもサービス送信要件は依然として満たされ得、ユーザ満足度が向上する。
第3の設計解決手段において、登録方法が提供され、モバイルベアラシステムに適用される。 方法は、
光回線終端装置OLTが、ベースバンドユニットBBUにより送信されたサブフレーム構成情報を受信する段階と、
OLTが、受信したサブフレーム構成情報に基づいて、光ネットワークユニット登(ONU登録)のために用いられるタイムスロットを計算する段階と、
OLTが、計算したタイムスロットに基づいて、ONU登録を開始する段階と
を含む。
第3の設計解決手段に基づいて、OLTが、受信したサブフレーム構成情報に基づいて、ONU登録のために用いられるタイムスロットを計算する段階は、具体的には、
OLTが、ダウンリンクサブフレームの構成情報に対応する、サブフレーム構成情報中のタイムスロットを計算する段階と、
OLTが、計算したタイムスロットを、ONU登録のために用いられるタイムスロットとして選択する段階と
を含む。
第3の設計解決手段に基づいて、OLTは、受信したサブフレーム構成情報と、モニタリングしたダウンストリームデータ分配ステータスおよび/またはアップストリームデータ分配ステータスとに基づいて、BBUにより提供されるサブフレーム構成情報を用いることにより、光ネットワークユニット登(ONU登録)のために用いられるタイムスロットを計算して、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避しつつダウンリンクサブフレームの、BBUのサブフレーム構成情報中の送信タイムスロットを用いることにより、ONU登録を実行する。これにより、アップストリームサービスデータの送信レートが向上すると共に、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題が解決される。
第4の設計解決手段において、登録方法が提供され、モバイルベアラシステムにおけるネットワーク側デバイスに適用される。ネットワーク側デバイスは、クラウドコントローラと、ベースバンドユニットBBUと、BBUに接続された光回線終端装置OLTとを含む。 方法は、
クラウドコントローラがONU登録開始時刻を決定する段階と、
クラウドコントローラが、ONU登録開始時刻に基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するようBBUに命令する段階と
を含む。
第4の設計解決手段に基づいて、可能な設計において、クラウドコントローラがONU登録開始時刻を決定する段階は、具体的には、
クラウドコントローラが、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとを含む、ONU登録を開始するための命令を受信する段階と、
ONU登録命令中の、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ONU登録開始時刻を決定する段階を含む。
この設計解決手段において、クラウドコントローラは、OLTおよびBBUのリソースを一元的に割り当ておよびスケジューリングすることで、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避しつつ、アップストリームサービスデータの送信レートを向上させる。これにより、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題が解決される。
第5の設計解決手段において、ネットワーク側デバイスが提供される。 ネットワーク側デバイスは、
光ネットワークユニット登録要求メッセージ(ONU登録要求メッセージ)をベースバンドユニットBBUへ送信し、かつ、BBUから応答メッセージを受信するように構成される送受信機と、
送受信機がBBUから応答メッセージを受信した後にONU登録を開始するように構成されるプロセッサと
を含む。
この設計解決手段において、OLTは、ONU登録要求メッセージをBBUへ送信し、BBUは、ONU登録要求メッセージを受信した後に、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止し、OLTは、ONU登録中、UEがアップストリームサービスを一時的に停止すること、およびアップストリームデータがRRUおよびONUに到達しないことを保証するために、BBUから応答メッセージを受信した後にONU登録を開始する。従って、ONU登録に起因してデータがBBUへタイムリーに送信され得ず、遅延がBBUとRRUとの間のインタフェースの遅延要件を超える場合が回避され、それに応じて、ONU登録が遅延感応型サービスに影響を及ぼすという問題が解決される。これにより、PONシステムがモバイルベアラシステムに適用される場合でもサービス送信要件は依然として満たされ得、ユーザ満足度が向上する。
第5の設計解決手段に基づいて、可能な設計解決手段において、登録要求は、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含む。
第5の設計解決手段に基づいて、別の可能な設計解決手段において、BBUの応答メッセージは、BBUにより決定されたONU登録応答識別子を含む。
第5の設計解決手段に基づいて、別の可能な設計解決手段において、送受信機はさらに、ONU登録完了メッセージをBBUへ送信するように構成される。
第6の設計解決手段において、ネットワーク側デバイスが提供される。
ネットワーク側デバイスは、
OLTにより送信された登録要求メッセージを受信するように構成される送受信機と、
登録要求メッセージに基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するように構成されるコントローラと
を含む。
この設計解決手段において、OLTは、ONU登録要求メッセージをベースバンドユニットBBUへ送信し、BBUは、ONU登録要求メッセージを受信した後に、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止し、OLTは、ONU登録中、UEがアップストリームサービスを一時的に停止すること、およびアップストリームデータがRRUおよびONUに到達しないことを保証するために、BBUから応答メッセージを受信した後にONU登録を開始する。従って、ONU登録に起因してデータがBBUへタイムリーに送信され得ず、遅延がBBUとRRUとの間のインタフェースの遅延要件を超える場合が回避され、それに応じて、ONU登録が遅延感応型サービスに影響を及ぼすという問題が解決される。これにより、PONシステムがモバイルベアラシステムに適用される場合でもサービス送信要件は依然として満たされ得、ユーザ満足度が向上する。
第6の設計解決手段に基づいて、可能な設計解決手段において、登録要求メッセージは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含む。
第6の設計解決手段に基づいて、別の可能な設計解決手段において、
コントローラはさらに、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズに基づいて、ONU登録開始時刻を決定するように構成され、
送受信機はさらに、決定したONU登録開始時刻をOLTへ送信するように構成される。
第6の設計解決手段に基づいて、別の可能な設計解決手段において、送受信機はさらに、BBUにより決定されたONU登録応答識別子をOLTへ送信するように構成される。ONU登録応答識別子は、OLTがONU登録応答メッセージを受信した後にONU登録を実行し得るかどうか、を識別するために用いられる。
第7の設計解決手段において、ネットワーク側デバイスが提供される。ネットワーク側デバイスは、ベースバンドユニットBBUにより送信されたサブフレーム構成情報を受信するように構成される送受信機と、受信したサブフレーム構成情報に基づいて、光ネットワークユニットONU登録のために用いられるタイムスロットを計算し、かつ、計算したタイムスロットに基づいてONU登録を開始するように構成されるコントローラとを含む。
第7の設計解決手段に基づいて、OLTは、受信したサブフレーム構成情報と、モニタリングしたダウンストリームデータ分配ステータスおよび/またはアップストリームデータ分配ステータスとに基づいて、BBUにより提供されるサブフレーム構成情報を用いることにより、光ネットワークユニット登(ONU登録)のために用いられるタイムスロットを計算して、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避しつつダウンリンクサブフレームの、BBUのサブフレーム構成情報中の送信タイムスロットを用いることにより、ONU登録を実行する。これにより、アップストリームサービスデータの送信レートが向上すると共に、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題が解決される。
第7の設計解決手段に基づいて、可能な設計において、コントローラは、具体的には、ダウンリンクサブフレームの構成情報に対応する、サブフレーム構成情報中のタイムスロットを計算し、かつ、計算したタイムスロットを、ONU登録のために用いられるタイムスロットとして選択するように構成される。
第8の設計解決手段において、ネットワーク側デバイスが提供される。ネットワーク側デバイスは、ONU登録開始時刻を決定するように構成される計算ユニットと、ONU登録開始時刻に基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するように構成される処理ユニットとを含む。
この設計解決手段において、ネットワーク側デバイスは、OLTおよびBBUのリソースを一元的に割り当ておよびスケジューリングすることで、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避しつつ、アップストリームサービスデータの送信レートを向上させる。これにより、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題が解決される。
計第8の設計解決手段に基づいて、可能な設計において、計算ユニットは、具体的には、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとを含む、ONU登録を開始するための命令を受信し、かつ、ONU登録命令中の、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ONU登録開始時刻を決定するように構成される。
第9の設計解決手段において、データ通信システムが提供される。システムは、ベースバンドユニットBBUと、遠隔無線ユニットRRUと、BBUに接続された光回線終端装置OLTと、RRUに接続された光ネットワークユニットONUとを含む。OLTは、光分配ネットワークODNを用いることにより、各ONUに接続される。OLTは、第5の設計解決手段において説明されるネットワーク側デバイスを含み、BBUは、第6の設計解決手段において説明されるネットワーク側デバイスを含む。または、OLTは、第7の設計解決手段において説明されるネットワーク側デバイスを含み、BBUは、第8の設計解決手段において説明されるネットワーク側デバイスを含む。
この設計解決手段において、OLTは、ONU登録要求メッセージをベースバンドユニットBBUへ送信し、BBUは、ONU登録要求メッセージを受信した後に、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止し、OLTは、ONU登録中、UEがアップストリームサービスを一時的に停止すること、およびアップストリームデータがRRUおよびONUに到達しないことを保証するために、BBUから応答メッセージを受信した後にONU登録を開始する。従って、ONU登録に起因してデータがBBUへタイムリーに送信され得ず、遅延がBBUとRRUとの間のインタフェースの遅延要件を超える場合が回避され、それに応じて、ONU登録が遅延感応型サービスに影響を及ぼすという問題が解決される。これにより、PONシステムがモバイルベアラシステムに適用される場合でもサービス送信要件は依然として満たされ得、ユーザ満足度が向上する。
第10の設計解決手段において、データ通信システムが提供される。システムは、クラウドコントローラと、ベースバンドユニットBBUと、遠隔無線ユニットRRUと、BBUに接続された光回線終端装置OLTと、RRUに接続された光ネットワークユニットONUとを含む。OLTは、光分配ネットワークODNを用いることにより、各ONUに接続される。
クラウドコントローラは、ONU登録開始時刻を決定し、かつ、ONU登録開始時刻に基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するようBBUに命令するように構成される。
BBUは、クラウドコントローラの命令に基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するように構成される。
この設計解決手段において、クラウドコントローラは、OLTおよびBBUのリソースを一元的に割り当ておよびスケジューリングすることで、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避しつつ、アップストリームサービスデータの送信レートを向上させる。これにより、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題が解決される。
本願の実施形態によるデータ通信システムのシステムアーキテクチャの図である。
本願の別の実施形態によるデータ通信システムのシステムアーキテクチャの図である。
本願の第1の実施形態による登録方法の概略フローチャートである。
本願の第2の実施形態による登録方法の概略フローチャートである。
本願の第3の実施形態による登録方法の概略フローチャートである。
本願の第4の実施形態による登録方法の概略フローチャートである。
本願の第5の実施形態による登録方法の概略フローチャートである。
本願の第6の実施形態による登録方法の概略フローチャートである。
本願の実施形態による第1のネットワーク側デバイスの概略構造図である。
本願の実施形態による第2のネットワーク側デバイスの概略構造図である。
本願の実施形態による第3のネットワーク側デバイスの概略構造図である。
本願の実施形態による第4のネットワーク側デバイスの概略構造図である。
本願の実施形態による第5のネットワーク側デバイスの概略構造図である。
本願の目的、技術的解決手段および利点をより明確にするために、以下では、添付の図面を参照して、本願の実装を詳細にさらに説明する。
本明細書において言及される「複数の」は、2以上を意味する。「および/または」という用語は、関連対象物を説明するための対応関係を説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合を表し得る。すなわち、Aのみが存在すること、AおよびBの両方が存在すること、およびBのみが存在することである。「/」という文字は概して、関連対象物間の「または」の関係を示す。
図1は、本願の実施形態によるデータ通信システムのシステムアーキテクチャの図である。データ通信システムは、ベースバンドユニット(Baseband Unit、BBU)、光回線終端装置(Optical Line Terminal、OLT)、光ネットワークユニット(Optical Network Unit、ONU)、遠隔無線ユニット(Remote Radio Unit、RRU)およびユーザ機器デバイスを含む。受動光ネットワーク(Passive Optical Network、PON)システムは、OLTおよびONUを含む。OLTは、当該システムにおける中央局デバイスであり、例えば、中央局(Central Office、CO)に位置し、ONU登録、帯域幅割り当ておよびダウンストリームデータ送信などの機能を提供する。ONUは、端末側に位置するデバイスである。以下に言及される全てのONUは、光ネットワーク端末(Optical Network Terminal、ONT)に適用され得る。OLTは、光分配ネットワーク(Optical Distribution Network、ODN)を用いることにより各ONUに接続される。OLTは、フィーダファイバを用いることによりODNに接続され、ODNは、分配ファイバを用いることにより各ONUに接続される。
モバイルベアラシステムは、基地局およびユーザ機器デバイスを含む。図1は、PONシステムがモバイルベアラに適用されるシナリオにおいて形成されるシステムアーキテクチャを示す。基地局は、BBUおよびRRUを含む。BBUは、機器室において中央に配置されるが、RRUは依然として、電柱または屋根の筐体内に留っている。BBUが中央に配置された後、BBUとRRUとの間のインタフェースは、共通公衆無線インタフェース(Common Public Radio Interface、CPRI)、オープン・ベースステーション・アーキテクチャ・イニシアチブ(Open Base Station Architecture Initiative、OBASI)等を含む。CPRIは、基地局により用いられる主流のインタフェースである。技術の発展に伴い、BBUとRRUとの間の次世代フロントホールインタフェース(Next−Generation Fronthaul Interface、NGFI)の使用が、BBUとRRUとの間の帯域幅を減少させ、統計的な多重化がサポートされ得るようにしつつ、BBUとRRUとの間のインタフェースがイーサネット(登録商標)インタフェースになるようにBBUとRRUとの間のインタフェースを再分割するために、現在、業界内で模索されている。このように、帯域幅は、アンテナの数およびキャリアの数とは無関係であるが、ユーザ機器UEの実際のサービストラフィックに依存する。
図1に示されるように、ネットワーク側に位置するデバイスは、BBUおよびOLTを含む。OLTは、BBUに接続される。ユーザ側に位置するデバイスは、ONU、RRUおよびUEを含む。光分配ネットワークを用いることにより、ONUはRRUに接続され、UEはRRUに無線でアクセスし、OLTは各ONUに接続される。
図1に示されるPONシステムは、EPONシステムまたはGPONシステムであり得るか、10GのEPONシステムまたは100GのEPONシステムであり得るか、または、XG−PONシステム、XGS−PONシステムまたはTWDM−PONシステムであり得ることが留意されるべきである。このことは、本願の本実施形態において限定されない。
以下で説明される様々な登録方法は、図1における前述のシステムに適用可能である。
図2は、モバイルベアラシステムに適用される登録方法を示すと共に、図1における前述のシステムアーキテクチャに適用される本願の実施形態を示す。モバイルベアラシステムは、図1に示されるデータ通信システムである。モバイルベアラシステムの構造および接続関係の両方が図1に示される。
方法は、以下の段階を含む。
S200。OLTがONU登録要求メッセージをBBUへ送信する。
具体的には、OLTがONU登録のためにサイレントウィンドウを開く必要がある場合、OLTは、ONU登録要求メッセージをBBUへ送信する。
ONU登録要求メッセージは、ONU登録のために用いられるメッセージである。BBUとRRUとの間のシステムがGPONシステムである場合、ONU登録要求メッセージは、ONUのアクティブ化を要求するためのメッセージであり得る。BBUとRRUとの間のシステムがEPONシステムである場合、ONU登録要求メッセージは、ONUの発見を要求するためのメッセージであり得る。
ONU登録要求メッセージのメッセージフォーマットは、GPONシステムまたはEPONシステムなどの様々なPONシステムにおける規格に記録されたメッセージフォーマット、例えば、オペレーション、管理および保守(Operation, Administration, and Maintenance、OAM)メッセージ、物理層オペレーション、管理および保守(Physical Layer OAM、PLOAM)メッセージ、光ネットワーク端末管理および制御インタフェース(optical network terminal management and control interface、OMCI)メッセージであり得るか、無線フィールドにおけるモバイルベアラシステムの規格において指定される様々なメッセージフォーマットであり得るか、または、別のカスタマイズされたメッセージフォーマットであり得る。本明細書において用いられるメッセージフォーマットは、限定されない。加えて、これらのメッセージフォーマットは、以下の様々な実施形態にも適用され得る。
任意選択的に、登録要求メッセージは、前述の様々なメッセージのうちのいずれか1つであり得、メッセージコンテンツは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含み得る。
メッセージコンテンツは、OLT識別子、BBU識別子、メッセージタイプおよびONU登録期間のうちの1つまたは複数をさらに含み得る。ONU登録期間は、秒または分の単位で表され得る。例えば、OLTがONU登録を10秒毎に実行する場合、ONU登録期間は10秒である。
ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズは、OLTとONUとの間の光ファイバの長さに基づいて決定され得る。例えば、OLTとONUとの間の光ファイバの最大長が20kmである場合、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズは通常、250マイクロ秒である。
S202。BBUが、OLTにより送信された登録要求メッセージを受信する。
S204。BBUが、登録要求メッセージに基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止する。
具体的には、BBUは、OLTにより送信されたONU登録要求を受信した後に、リソース割り当てメカニズムを調整する。ONU登録が始まった場合、BBUは、UEへのリソースの割り当てを一時的に停止する、具体的には、UEのアップストリームサービスを一時的に停止する。
任意選択的に、OLTにより送信されたONU登録要求を受信した後、BBUは、直ちにリソース割り当てを変調してUEへのリソースの割り当てを一時的に停止し得る、具体的には、UEのアップストリームサービスを一時的に停止し得るか、または、ある期間の遅延の後に、リソース割り当てを調整してUEへのリソースの割り当てを一時的に停止し得る、具体的には、UEのアップストリームサービスを一時的に停止し得る。
任意選択的に、BBUは、OLTにより送信されたONU登録要求を受信した後に、現在のサービスステータスを評価し得る。救急サービスが現在利用できない場合、BBUは、リソース割り当てを調整してUEへのリソースの割り当てを一時的に停止し得る、具体的には、UEのアップストリームサービスを一時的に停止し得る。救急サービスが現在利用できる場合、BBUは、UEへのリソースの割り当てを続け、OLTからのONU登録要求を拒否し、ONU登録を拒否するためのONU登録応答メッセージを生成し得る。
任意選択的に、BBUは、登録要求における、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいてONU登録開始時刻を決定すると共に、決定されたONU登録開始時刻と、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとをOLTに送信する。
S206。BBUがONU登録応答メッセージをOLTへ送信する。
ONU登録応答メッセージのメッセージフォーマットは、GPONまたはEPONなどの様々なPONシステムにおける規格に記録されたメッセージフォーマット、例えば、オペレーション、管理および保守(Operation, Administration, and Maintenance、OAM)メッセージ、物理層オペレーション、管理および保守(Physical Layer OAM、PLOAM)メッセージ、光ネットワーク端末管理および制御インタフェース(optical network terminal management and control interface、OMCI)メッセージであり得るか、無線フィールドにおけるモバイルベアラシステムの規格において指定される様々なメッセージフォーマットであり得るか、または、別のカスタマイズされたメッセージフォーマットであり得る。本明細書において用いられるメッセージフォーマットは、限定されない。加えて、これらのメッセージフォーマットは、以下の様々な実施形態にも適用され得る。
任意選択的に、ONU登録応答メッセージは、前述の様々なメッセージのうちのいずれか1つであり得、メッセージコンテンツは、ONU登録応答識別子および/またはONU登録開始時刻を含む。
具体的には、BBUは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズと、現在のサービスステータスとに基づいて、OLTがONU登録を実行することを可能にすべきかどうかを判断すると共に、ONU登録応答識別子を生成する。ONU登録応答識別子は、OLTがONU登録応答メッセージを受信した後にONU登録を実行し得るかどうか、を識別するために用いられ得る。さらに、BBUは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズと、現在のサービスステータスとに基づいて、ONU登録開始時刻を決定する。
ONU登録応答メッセージは、BBU識別子と、OLT識別子と、メッセージタイプと、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとのうちの1つまたは複数をさらに含み得る。
任意選択的に、一連の段階S204および段階S206は、交換可能であり得る。具体的には、BBUは、まず、ONU登録応答メッセージをOLTへ送信し、次に、ONU登録が始まった場合、ONU登録要求メッセージおよびONU登録応答メッセージに基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止する。
S208:OLTが、BBUから応答メッセージを受信した後に、ONU登録を開始する。
OLTおよびONUは、TDM−PON動作メカニズムを用いる。OLTは、ONU登録を実行する場合、サイレントウィンドウを開く。距離が不明な新しいONUが別のONUのアップストリームデータの送信に影響を及ぼすことなく発見されてPONシステムにスムーズに登録されるように、サイレントウィンドウは、新たにアクセスされたONUを登録するために、OLTにより用いられる。サイレントウィンドウ内で、全てのオンラインONUは、アップストリームデータの送信を停止する必要がある。全てのオンラインONUがアップストリームデータの送信を停止していない場合、新しいONUによりOLTへ送信された登録応答パケットは、オンラインONUのアップストリーム送信パケットと競合し得る。サイレントウィンドウをどのように指定するかについての詳細に関しては、GPONシリーズ規格および/またはEPONシリーズ規格を参照されたい。これは、本願の本実施形態において限定されない。
ONU登録プロセスは、ONUのユーザ情報の取得と、ONUへの識別子の割り当てと、RTTの測定とを含む。プロセスは、具体的には以下のとおりである。すなわち、OLTがONU登録要求メッセージを受信し、ONUのユーザ情報を取得する。例えば、GPONシステムにおいて、OLTは、ONUのシリアル番号(Serial Number、SNR)を取得する。EPONシステムにおいて、OLTは、ONUのメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)アドレスを取得し、識別子をONUに割り当てる。ONUの識別子は、ONU識別子(Identifier、ID)または論理リンク識別子(Logical Link Identifier、LLID)を含む。具体的には、ギガビット対応型受動光ネットワーク(Gigabit−Capable Passive Optical Network、GPON)システムにおいて、OLTは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウを開くことにより、新たに追加されたONUデバイスにより送信された登録要求パケットを受信して、登録要求パケットにおいて保持されるシリアル番号(Serial Number、SNR)に基づいて、ONU IDを割り当て、さらに、新たに追加されたONUデバイスに対して範囲設定を完了する。イーサネット(登録商標)受動光ネットワーク(Ethernet Passive Optical Network、EPON)システムにおいて、OLTデバイスは、登録応答パケットにおいて保持される、EPON規格において指定されたメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)アドレスに基づいてLLIDを新たに追加されたONUデバイスへ割り当てるために、サイレントウィンドウを開くことにより、新たに追加されたONUデバイスにより送信された登録要求パケットを受信し、各ONUとOLTとの間のラウンドトリップタイム(Round Trip Time、RTT)を、計算および範囲設定を通して取得し、かつ、ユーザ端末デバイスの論理距離が同じになるように、指定された最も遠いONU距離に基づいて、各ONUによるアップストリームデータの送信の予め均等化された遅延を設定し得る。従って、ユーザ端末のアップストリームバーストデータは、互いに競合することなく、OLTに順番に到達する。
ONU登録が完了した後に、OLTが、動的帯域幅割り当て(Dynamic Bandwidth Allocation、DBA)技術を用いることにより全てのONUのアップストリーム送信を一元的にスケジューリングする場合、各ユーザ端末は、中央局の許可に従って指定タイムスロット内でデータをOLTへ送信して、ONUからOLTへのアップストリーム方向におけるデータバーストの競合を効果的に解決する。
ONU登録のより詳細なプロセスについては、GPONシリーズ規格および/またはEPONシリーズ規格を参照されたい。このことは、本願の本実施形態において限定されない。
任意選択的に、OLTは、BBUにより送信された、ONU登録を拒否するためのONU登録応答メッセージを受信した後は、ONU登録プロセスを実行せず、ある期間の遅延の後に、ONU登録要求をBBUへ改めて送信し得る。
S210.BBUがユーザ機器デバイスへのリソースの割り当てを再開する。
任意選択的に、以下の段階が含まれる。
S208.OLTが、ONU登録プロセスを完了した後に、ONU登録完了メッセージをBBUへ送信する。
S210.BBUが、ONU登録完了メッセージを受信した後に、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当てを再開する。
任意選択的に、BBUはさらに、ONU登録開始時刻と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当てを独立して再開し得る。具体的には、BBUは、ONU登録開始時刻に、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当てを一時的に停止する。リソースの割り当てを一時的に停止する時間は、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズと等しい。サイレントウィンドウが終了した後に、BBUは、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当てを再開する。
任意選択的に、ONU登録を周期的に実行せよとの要求をOLTがBBUへ送信した場合、BBUは、決定したONU登録開始時刻をOLTへ送信した後に、決定したONU登録開始時刻と、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、UEへのリソースの割り当てを周期的に、一時的に停止し得、OLTは、決定したONU登録開始時刻と、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ONU登録を周期的に実行し得る。
本実施形態において、OLTは、ONU登録要求メッセージをBBUへ送信し、BBUは、ONU登録要求メッセージを受信した後に、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止し、ONU登録応答メッセージをOLTへ送信し、OLTは、ONU登録応答メッセージを受信した後に、ONU登録中、UEがアップストリームサービスを一時的に停止すること、およびアップストリームデータがRRUおよびONUに到達しないことを保証するためにONU登録を開始する。従って、ONU登録に起因してデータがBBUへタイムリーに送信され得ず、BBUとRRUとの間の遅延がBBUとRRUとの間のインタフェースの遅延要件を超える場合が回避され、それに応じて、ONU登録が遅延感応型サービスに影響を及ぼすという問題が解決される。これにより、PONシステムがモバイルベアラシステムに適用される場合でもサービス送信要件は依然として満たされ得、ユーザ満足度が向上する。
前述の実施形態は、以下の2つの特定の実装に分割され得る。本明細書において説明される実施形態は、モバイルベアラ用の周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)無線システムまたは時分割複信(Time Division Duplex、TDD)無線システムに適用され得る。
第1の実施形態が図3に示される。図3は、登録方法のうちの1つのフローチャートである。
S300.OLTがONU登録要求メッセージをBBUへ送信する。
具体的には、OLTがONU登録のためにサイレントウィンドウを開ける必要がある場合、OLTは、ONU登録要求メッセージをBBUへ送信する。
登録要求メッセージは、ONU登録のために用いられるメッセージである。BBUとRRUとの間のシステムがGPONシステムである場合、ONU登録要求メッセージは、ONUのアクティブ化を要求するためのメッセージであり得る。BBUとRRUとの間のシステムがEPONシステムである場合、ONU登録要求メッセージは、ONUの発見を要求するためのメッセージであり得る。
登録要求メッセージのメッセージフォーマットは、GPONシステムまたはEPONシステムなどの様々なPONシステムにおける規格に記録されたメッセージフォーマット、例えば、オペレーション、管理および保守(Operation, Administration, and Maintenance、OAM)メッセージ、物理層オペレーション、管理および保守(Physical Layer OAM、PLOAM)メッセージ、光ネットワーク端末管理および制御インタフェース(optical network terminal management and control interface、OMCI)メッセージであり得るか、無線フィールドにおけるモバイルベアラシステムの規格において指定される様々なメッセージフォーマットであり得るか、または、別のカスタマイズされたメッセージフォーマットであり得る。本明細書において用いられるメッセージフォーマットは、限定されない。加えて、これらのメッセージフォーマットは、以下の様々な実施形態にも適用され得る。
任意選択的に、登録要求メッセージは、前述の様々なメッセージのうちのいずれか1つであり得、メッセージコンテンツは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含み得る。
ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズは、OLTとONUとの間の光ファイバの長さに基づいて決定され得る。例えば、OLTとONUとの間の光ファイバの最大長が20kmである場合、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズは通常、250マイクロ秒である。
メッセージコンテンツは、OLT識別子、BBU識別子およびメッセージタイプのうちの1つまたは複数をさらに含み得る。
S302.BBUが、OLTにより送信されたONU登録要求メッセージを受信した後に、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当てを一時的に停止する。
具体的には、BBUは、OLTにより送信されたONU登録要求メッセージを受信した後に、リソース割り当てメカニズムを調整する。ONU登録が始まった場合、BBUは、UEへのリソースの割り当てを一時的に停止する、具体的には、UEのアップストリームサービスを一時的に停止する。
任意選択的に、OLTにより送信されたONU登録要求を受信した後、BBUは、直ちにリソース割り当てを変調してUEへのリソースの割り当てを一時的に停止し得る、具体的には、UEのアップストリームサービスを一時的に停止し得るか、または、ある期間の遅延の後に、リソース割り当てを調整してUEへのリソースの割り当てを一時的に停止し得る、具体的には、UEのアップストリームサービスを一時的に停止し得る。
任意選択的に、BBUは、OLTにより送信されたONU登録要求を受信した後に、現在のサービスステータスを評価し得る。救急サービスが現在利用できない場合、BBUは、リソース割り当てを調整してUEへのリソースの割り当てを一時的に停止し得る、具体的には、UEのアップストリームサービスを一時的に停止し得る。救急サービスが現在利用できる場合、BBUは、UEへのリソースの割り当てを続け、OLTからのONU登録要求を拒否し、ONU登録を拒否するためのONU登録応答メッセージを生成し得る。
S304.BBUがONU登録応答メッセージをOLTへ送信する。
ONU登録応答メッセージのメッセージフォーマットは、GPONシステムまたはEPONシステムなどの様々なPONシステムにおける規格に記録されたメッセージフォーマット、例えば、オペレーション、管理および保守(Operation, Administration, and Maintenance、OAM)メッセージ、物理層オペレーション、管理および保守(Physical Layer OAM、PLOAM)メッセージ、光ネットワーク端末管理および制御インタフェース(optical network terminal management and control interface、OMCI)メッセージであり得るか、無線フィールドにおけるモバイルベアラシステムの規格において指定される様々なメッセージフォーマットであり得るか、または、別のカスタマイズされたメッセージフォーマットであり得る。本明細書において用いられるメッセージフォーマットは、限定されない。加えて、これらのメッセージフォーマットは、以下様々な実施形態にも適用され得る。
任意選択的に、ONU登録応答メッセージは、前述の様々なメッセージのうちのいずれか1つであり得、メッセージコンテンツは、ONU登録応答識別子を含む。
具体的には、BBUは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズと、現在のサービスステータスとに基づいて、OLTがONU登録を実行することを可能にすべきかどうかを判断すると共に、ONU登録応答識別子を生成する。ONU登録応答識別子は、OLTがONU登録応答メッセージを受信した後にONU登録を実行し得るかどうか、を識別するために用いられ得る。
さらに、BBUは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズと、現在のサービスステータスとに基づいて、ONU登録開始時刻を決定する。ONU登録応答メッセージは、BBU識別子と、OLT識別子と、メッセージタイプと、ONU登録開始時刻と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとのうちの1つまたは複数をさらに含み得る。
任意選択的に、一連の段階S304および段階S306は交換可能であり得る。具体的には、BBUは、まず、ONU登録応答メッセージをOLTへ送信し、次に、ONU登録が始まった場合、ONU登録要求メッセージおよびONU登録応答メッセージに基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止する。
S306.OLTが、BBUにより送信されたONU登録応答メッセージを受信した後に、ONU登録プロセスを開始し、ONU登録を完了する。
ONU登録プロセスについては、GPONシリーズ規格および/またはEPONシリーズ規格を参照されたい。このことは、本願の本実施形態において限定されない。
任意選択的に、BBUとUEとの間に救急サービスがあり、BBUがOLTからのONU登録要求を拒否した場合、OLTは、BBUにより送信された、ONU登録を拒否するためのONU登録応答メッセージを受信した後は、ONU登録プロセスを実行せず、ある期間の遅延の後に、ONU登録要求をBBUへ改めて送信し得る。
S308.BBUがユーザ機器デバイスへのリソースの割り当てを再開する。
任意選択的に、OLTが、ONU登録プロセスを完了した後に、ONU登録完了メッセージをBBUへ送信する。BBUが、ONU登録完了メッセージを受信した後に、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当てを再開する。
任意選択的に、BBUはさらに、ONU登録開始時刻と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当てを独立して再開し得る。具体的には、BBUは、ONU登録開始時刻に、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当てを一時的に停止する。リソースの割り当てを一時的に停止する時間は、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズと等しい。サイレントウィンドウが終了した後に、BBUは、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当てを再開する。
前述の実施形態において、OLTは、ONU登録を実行する度に、BBUに通知する必要がある。BBUは、ONU登録要求を受信した後に、UEへのリソースの割り当てを一時的に停止し、次に、ONU登録が完了するまで、UEのデータ送信を一時的に停止する。ONU登録が完了した後に、BBUは、ONU登録中、UEがアップストリームサービスを一時的に停止すること、およびアップストリームデータがRRUおよびONUに到達しないことを保証するために、UEへのリソースの割り当てを再開すると共に、UEのデータ送信を再開する。従って、ONU登録に起因してデータがBBUへタイムリーに送信され得ず、遅延がBBUとRRUとの間のインタフェースの遅延要件を超える場合が回避され、それに応じて、ONU登録が遅延感応型サービスに影響を及ぼすという問題が解決される。これにより、PONシステムがモバイルベアラシステムに適用される場合でもサービス送信要件は依然として満たされ得、ユーザ満足度が向上する。
別の実施形態が図4に示される。
S400.OLTがONU登録要求メッセージをBBUへ送信する。
具体的には、OLTがONU登録のためにサイレントウィンドウを開ける必要がある場合、OLTは、ONU登録要求メッセージをBBUへ送信する。
登録要求メッセージのメッセージコンテンツは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズと、ONU登録期間とを含み得る。
メッセージコンテンツは、OLT識別子、BBU識別子およびメッセージタイプのうちの1つまたは複数をさらに含み得る。
ONU登録期間は、秒または分の単位で表され得る。例えば、OLTがONU登録を10秒毎に実行する場合、ONU登録期間は10秒である。
ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズは、OLTとONUとの間の光ファイバの長さに基づいて決定され得る。例えば、OLTとONUとの間の光ファイバの最大長が20kmである場合、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズは通常、250マイクロ秒である。
S402.BBUが、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ONU登録開始時刻を決定する。
BBUは、OLTにより送信された、ONU登録期間と、およびONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、現在のサービスステータス、UEに割り当てられる必要があるリソース等を評価し、ONU登録開始時刻を決定し、ONU登録応答メッセージを生成することが留意されるべきである。
S404.BBUが、ONU登録応答識別子を含むONU登録応答メッセージをOLTへ送信する。
ONU登録応答メッセージは、BBU識別子と、OLT識別子と、メッセージタイプと、ONU登録開始時刻と、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとのうちの1つまたは複数をさらに含み得る。ONU登録応答メッセージは、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとを含むと共に、BBUがONU登録中にアップストリーム許可を一時的に停止するように、BBUがONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとを正確に受信しているかどうかをOLTが確認するために主に用いられることが本明細書において留意されるべきである。
S406.BBUがユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを周期的に、一時的に停止する。
具体的には、ONU登録が始まった場合、BBUは、決定したONU登録開始時刻と、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、UEへのリソースの割り当てを周期的に、一時的に停止する。
S408.OLTは、ONU登録を周期的に開始する。
具体的には、OLTは、BBUにより配信される、ONU登録開始時刻と、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ONU登録期間中にONU登録を周期的に開始する。
ONU登録については、GPONシリーズ規格および/またはEPONシリーズ規格を参照されたい。このことは、本願の本実施形態において限定されない。
S410.BBUが、ONU登録が完了したと判断した後に、UEへのリソースの割り当てを再開する。
BBUが、OLTと事前にネゴシエーションされたサイレントウィンドウのサイズ、ONU登録開始時刻等に基づいて、ONU登録完了時刻を決定し、ONU登録が完了した後に、UEへのリソースの割り当てを再開する方式、または、OLTが、登録を完了する度にその後、登録完了メッセージをBBUへ送信し、次に、BBUがUEへのリソースの割り当てを再開する方式のいずれも用いられ得、本明細書において限定されない。
本実施形態と図3に対応する実施形態との間の違いは、BBUが、前述の保持された情報に基づいて、ONU登録開始時刻を決定し、決定したONU登録開始時刻に基づいて、UEへのリソースの割り当てを周期的に、一時的に停止し得る、具体的には、UEによる中央局へのデータの送信を一時的に停止し得るように、OLTが、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとを事前にBBUへ送信するという点にあることが留意されるべきである。このように、OLTは、ONU登録中、UEがアップストリームサービスを一時的に停止すること、およびアップストリームデータがRRUおよびONUに到達しないことを保証するために、ONU登録が開始される必要があることをBBUに通知すべく、ONU登録を実行する度にメッセージをBBUへ送信する必要はない。従って、ONU登録に起因してデータがBBUへタイムリーに送信され得ず、遅延がBBUとRRUとの間のインタフェースの遅延要件を超える場合が回避され、それに応じて、ONU登録が遅延感応型サービスに影響を及ぼすという問題が解決される。これにより、PONシステムがモバイルベアラシステムに適用される場合でもサービス送信要件は依然として満たされ得、ユーザ満足度が向上する。
図5は、無線ネットワークがTDDモードであるシナリオに適用される別の登録方法のフローチャートである。詳細は以下のとおりである。
TDDモードでは、送信および受信は、同じ周波数チャネルの異なるタイムスロットにおいて生し、時間は、送信チャネルを受信チャネルと分離するために用いられる。例えば、時点Aで、基地局は、信号をUEへ送信のみし得るが、UEから信号を受信し得ない。言い換えると、ダウンリンク信号のみが基地局とUEとの間で送信される。時点Bで、基地局は、UEから信号を受信のみし得るが、UEへ信号を送信し得ない。言い換えると、アップリンク信号のみが基地局とUEとの間で送信される。
ネットワーク側デバイスは、ベースバンドユニットBBUと、BBUに接続された光回線終端装置OLTとを含む。詳細については、図1に示されるシステムアーキテクチャを参照されたい。方法は、以下の段階を含む。
S500.BBUがサブフレーム構成情報をOLTへ送信する。
TDD−LTEシステムの一例において、各無線フレームは、10msの時間領域長を有し、2つの5msの半フレームに分割され、各半フレームはさらに、5つの1msサブフレームに分割される。サブフレームは、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレームおよび特別サブフレームに分類される。7つのサブフレーム構成が、プロトコルにおいてサポートされ、異なるサービス要件に適用可能である。
表1は、サブフレーム構成情報を示す。 表1:サブフレーム構成情報
Figure 0006900624
TDD−LTEシステムは、2つのダウンリンクからアップリンクへの切り替えポイント周期:5msおよび10msをサポートすることが表1から分かり得る。切り替えポイント周期にかかわらず、サブフレーム0および5の両方がダウンリンクサブフレームであり、詳細は以下のとおりである。
5msの切り替えポイントは、サブフレーム構成0、1、2および6を含み、両方の半フレームに特別サブフレームを有する。特別サブフレームはそれぞれ、サブフレーム1および6に位置する。
10ms切り替えポイントは、サブフレーム構成3、4および5を含み、サブフレーム1のみに特別サブフレームを有する。サブフレームは、DwPTS長が1msである特別サブフレームとみなされ得る。
異なるアップリンク‐ダウンリンクサブフレーム比が異なるサブフレーム構成において規定される。例えば、構成5では、アップリンク‐ダウンリンクサブフレーム比は、1:8である。この比は、ダウンリンクアプリケーションが注目されるシナリオに適用可能である。構成0では、アップリンク‐ダウンリンクサブフレーム比は3:1である。この比は、アップリンクアプリケーションが注目されるシナリオに適用可能である。
BBUは、前述のサブフレーム構成情報をOLTへ送信する。
S502.OLTが、BBUにより送信されたサブフレーム構成情報を受信する。
S504.OLTがダウンストリーム配ステータスおよび/またはアップストリームデータ分配ステータスをモニタリングし、受信したサブフレーム構成情報に基づいて、ONU登録のために用いられるタイムスロットを計算する。
OLTは、ダウンストリームデータ到達ステータスおよび/またはアップストリームデータ到達ステータスをモニタリングし、OLTがダウンリンクサブフレームに対応するタイムスロットを、ONU登録のために用いられるタイムスロットとして選択し得るように、サブフレーム構成情報に基づいて、ダウンリンクサブフレームに対応する、サブフレーム構成情報中のタイムスロットを、計算を通して取得する。
本明細書において、OLTは主に、BBUによりフィードバックされたサブフレーム構成情報と、モニタリングしたダウンストリームデータ分配ステータスおよび/またはアップストリームデータ配ステータスとを用いることにより、ダウンリンクサブフレームに対応する、サブフレーム構成情報中のタイムスロットを、計算を通して取得する。この場合、タイムスロットは単なるアップリンクアイドルタイムスロットであり、UEは、データを有さない、具体的には、OLTとONUとの間のアップストリームチャネルもアイドルである。これにより、OLTは、タイムスロットを用いてONU登録を完了し得る。このことにより、タイムスロットの利用率およびシステムの送信効率が向上する。
任意選択的に、OLTは、ダウンストリームデータ到達ステータスおよび/またはアップストリームデータ到達ステータスを長時間モニタリングし、評価を通じて無線リンクアップリンク‐ダウンリンクサブフレーム構成情報を取得し、かつ、OLTがダウンリンクサブフレームに対応するタイムスロットを、ONU登録のために用いられるタイムスロットとして選択し得るように、サブフレーム構成情報に基づいて、ダウンリンクサブフレームに対応する、サブフレーム構成情報中のタイムスロットを、計算を通して取得し得る。
S506.OLTが、計算したタイムスロットに基づいて、ONU登録を開始する。
OLTは、計算したタイムスロットに基づいてONU登録を開始し、ONU登録プロセスを完了する。
本実施形態において、OLTは、受信したサブフレーム構成情報と、モニタリングしたダウンストリームデータ分配ステータスおよび/またはアップストリームデータ分配ステータスとに基づいて、BBUにより提供されるサブフレーム構成情報を用いることにより、光ネットワークユニット登(ONU登録)のために用いられるタイムスロットを計算して、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避しつつダウンリンクサブフレームの、BBUのサブフレーム構成情報中の送信タイムスロットを用いることにより、ONU登録を実行する。これにより、アップストリームサービスデータの送信レートが向上すると共に、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題が解決される。
図6は、図1aに示されるデータ通信システムのアーキテクチャに適用される別の登録方法を示す。
図1aにおいて、システムアーキテクチャは、クラウドコントローラと、BBUと、OLTと、ONUと、RRUと、UEとを含む。図1aに示されるように、クラウドコントローラは、BBUに接続され得、BBUを用いることによりOLTに接続され得る、または、クラウドコントローラは、BBUおよびOLTに別個に接続され得る。OLTは、光分配ネットワークODNを用いることにより各ONUに接続され、ONUは、RRUに接続され、RRUは、UEに無線接続される。UEは、様々なユーザ機器デバイス、例えば、携帯電話またはコンピュータであり得る。
図1aにおけるシステムアーキテクチャと図1におけるシステムアーキテクチャとの間の違いは、図1aでは、クラウドコントローラがさらにネットワーク側に追加されるという点にある。クラウドコントローラは、無線モバイルベアラおよびPONネットワーク帯域幅を共同でスケジューリングするように構成される。具体的には、他のネットワーク要素および接続関係は、図1におけるものと同じである。
図1aに適用される登録方法は、図6に示され、具体的には、以下の段階を含む。
S600.クラウドコントローラが、ONU登録を開始するための命令を受信し、ONU登録開始時刻を決定する。
具体的には、クラウドコントローラは、単一のONU登録を開始するための命令を受信し得る。具体的には、オペレータが、PONデバイス管理システム内および/またはPON管理プラットフォーム上でONU登録を開始し、PONデバイス管理システムおよび/またはPON管理プラットフォームは、クラウドコントローラに対するONU登録命令を開始する。
さらに、オペレータは、設定を通じて、PONデバイス管理システム内および/またはPON管理プラットフォーム上でONU登録を周期的に開始し得、PONデバイス管理システムおよび/またはPON管理プラットフォームは、クラウドコントローラに対するONU登録命令を周期的に開始する。
さらに、オペレータは、クラウドコントローラが、指定されたONU登録期間に基づいてONU登録を周期的にトリガし得るように、設定を通じて、クラウドコントローラでのONU登録を周期的に開始し得る。
ONU登録命令は、限定されるものではないが、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズと、ONU登録を開始するOLTの識別子とのうちの1つまたは複数を含み得る。
具体的には、クラウドコントローラは、ONU登録期間と、ONU登録命令中のONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ONU登録開始時刻を決定する。
ONU登録命令は、ONU登録を開始するOLTに接続されたBBUの識別子をさらに含み得る。
任意選択的に、クラウドコントローラは、ONU登録命令に含まれる、ONU登録を開始するOLTの識別子に基づいて、OLTに接続されたBBUの識別子を決定し得る。さらに、クラウドコントローラは、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズと、BBUがUEにリソースを割り当てるステータスとに基づいて、ONU登録開始時刻を決定し得る。
任意選択的に、クラウドコントローラは、ONU登録を開始するための命令を受信した後に、現在のサービスステータスを評価し得る。救急サービスが現在利用できない場合、クラウドコントローラは、ONU登録を直ちに開始する、言い換えると、現時点をONU登録開始時刻に設定する。救急サービスが現在利用できる場合、クラウドコントローラは、ONU登録の開始を延期し得、例えば、救急サービスが完了した後の時点をONU登録開始時刻に設定し得る。
さらに、方法が、無線ネットワークがTDDモードであるシナリオに適用される場合、クラウドコントローラは、無線ネットワークにおけるアップリンク‐ダウンリンクサブフレーム構成に基づいてONU登録開始時刻を決定し、無線ネットワークにおけるアップリンクアイドルタイムスロットにおいてONU登録を実行する。
S602.クラウドコントローラが、UEへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止する。
具体的には、クラウドコントローラは、ONU登録開始時刻に基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止する。
さらに、クラウドコントローラは、ONU登録を開始するOLTに接続されたBBUのUEへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止する。
任意選択的に、さらに、方法が、無線ネットワークがTDDモードであるシナリオに適用される場合、クラウドコントローラは、無線ネットワークにおけるアップリンク‐ダウンリンクサブフレーム構成に基づいてONU登録開始時刻を決定し、無線ネットワークにおけるアップリンクアイドル時点においてONU登録を実行する。従って、クラウドコントローラは、UEへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止する必要がない。
S604.クラウドコントローラが、ONU登録を完了するようOLTに命令する。
具体的には、クラウドコントローラは、ONU登録開始時刻とサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ONU登録を開始するOLTの全てのONUへのサービス帯域幅の許可を一時的に停止し、サイレントウィンドウを開く。
S606.OLTが、クラウドコントローラの命令に基づいて、ONU登録を完了する。
具体的には、OLTは、クラウドコントローラの命令に基づいて、決定したサイレントウィンドウにおいてONU登録を完了する。
S608.クラウドコントローラが、UEおよびONUへの帯域幅リソースの割り当てを再開する。
具体的には、クラウドコントローラは、OLTがONU登録を完了した後に、ONU登録を開始するOLTに接続されたBBUのUEへの帯域幅リソースの割り当てを再開する。
さらに、クラウドコントローラは、OLTがONU登録を完了した後に、OLTのONUへのサービス帯域幅の許可を再開する。
帯域幅リソースの割り当ては、一時的に停止される。
具体的には、実施形態が以下のとおり説明される。
段階S700からS708は、クラウドコントローラが無線リソースおよびPON帯域幅リソースを共同でスケジューリングするプロセスである。クラウドコントローラに基づいてONU登録を実行するための方法の手順が、段階S710からS716において説明される。
S700.UEが、BBUを用いることにより、クラウドコントローラからの帯域幅リソースを要求する。
S702.ONUが、OLTを用いることにより、クラウドコントローラからの帯域幅リソースを要求する。
S704.クラウドコントローラが無線リソースおよびPON帯域幅を計算する。
具体的には、クラウドコントローラは、UEにより要求された帯域幅リソース、すなわち、無線リソースと、ONUにより要求された帯域幅リソース、すなわち、PON帯域幅リソースとに基づいて、計算を実行して、UEに割り当てられる無線リソースおよびONUに割り当てられるPON帯域幅リソースを決定する。
S706.クラウドコントローラが、BBUを用いることにより、UEへの割り当てられる無線リソースを配信する。
S708.クラウドコントローラがOLTへのPON帯域幅許可を配信する。
以下では、クラウドコントローラに基づいてONU登録を実行するための方法の手順を説明する。
S710.クラウドコントローラが、無線リソースおよびPON帯域幅の割り当てを一時的に停止する。
具体的には、クラウドコントローラは、UEにより要求された帯域幅リソースと、ONUにより要求された帯域幅リソースと、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、無線リソースの割り当ておよびPON帯域幅の割り当てを一時的に停止する。
具体的には、単一のONU登録を開始するための命令をクラウドコントローラが受信した場合、クラウドコントローラは、UEにより要求された帯域幅リソースと、ONUにより要求された帯域幅リソースと、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ONU登録開始時刻を決定する。ONU登録が始まった場合、クラウドコントローラは、無線リソースの割り当ておよびPON帯域幅の割り当てを一時的に停止する。
ONU登録を周期的に開始するための命令をクラウドコントローラが受信した場合、クラウドコントローラは、UEにより要求された帯域幅リソースと、ONUにより要求された帯域幅リソースと、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ONU登録開始時刻を決定すると共に、ONU登録が始まった場合、ONU登録期間に基づいて、無線リソースの割り当ておよびPON帯域幅の割り当てを周期的に、一時的に停止する。
S712.クラウドコントローラが、ONU登録を開始するようOLTに命令する。
具体的には、クラウドコントローラがONU登録を開始するようOLTに命令するメッセージコンテンツは、ONU登録開始時刻を含み得る。
メッセージコンテンツは、OLT識別子と、メッセージタイプと、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとのうちの1つまたは複数をさらに含み得る。
S714.OLTが、サイレントウィンドウを開き、ONU登録を開始する。
ONU登録については、GPONシリーズ規格および/またはEPONシリーズ規格を参照されたい。このことは、本願の本実施形態において限定されない。
S716.クラウドコントローラが、UEへの無線リソースの割り当ておよびPON帯域幅の割り当てを再開する。
具体的には、クラウドコントローラはさらに、ONU登録開始時刻と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当ておよびPON帯域幅の割り当てを再開し得る。具体的には、クラウドコントローラは、ONU登録開始時刻に、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当ておよびPON帯域幅の割り当てを一時的に停止する。リソースの割り当ておよびPON帯域幅の割り当てを一時的に停止する時間は、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズと等しい。サイレントウィンドウが終了した後に、クラウドコントローラは、ユーザ機器デバイスへのリソースの割り当ておよびPON帯域幅の割り当てを再開する。
本実施形態において、クラウドコントローラは、OLTおよびBBUのリソースを一元的に割り当ておよびスケジューリングすることで、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避しつつ、アップストリームサービスデータの送信レートを向上させる。これにより、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題が解決される。
以下では、装置の実施形態およびシステムの実施形態を具体的に説明する。繰り返しを回避するために、以下の装置およびシステムの実施形態における全ての装置およびシステムは、前述の様々な実施形態における登録方法手順に適用可能であることが留意されるべきである。本明細書における説明を簡潔にするために、様々な登録方法の前述の実施形態は、必要な場合、さらなる説明のために引用され得る。
図8は、ネットワーク側デバイスを示す。ネットワーク側デバイスは、PONシステムにおける光回線終端装置OLTであり得る。詳細は以下のとおりである。
ネットワーク側デバイスは、光ネットワークユニット登録要求メッセージ(ONU登録要求メッセージ)をベースバンドユニットBBUへ送信し、BBUから応答メッセージを受信するように構成される送受信機800と、送受信機802がBBUから応答メッセージを受信後にONU登録を開始するように構成されるプロセッサ802とを含む。
さらに、任意選択的に、登録要求は、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含む。
さらに、任意選択的に、BBUの応答メッセージは、BBUにより決定されたONU登録応答識別子を含む。
送受信機はさらに、ONU登録完了メッセージをBBUへ送信するように構成される。
プロセッサ800は、メディアアクセスコントローラMACまたは別のマイクロプロセッサであり得る。送受信機は、OLTの光モジュールに配置され得、送受信機は、送信機および受信機を含み得る。送信機および受信機は、共に統合され得るか、または独立して分離され得る。
図9は、ネットワーク側デバイスを示す。ネットワーク側デバイスは、ベースバンドユニットBBUであり得る。
ネットワーク側デバイスは、OLTにより送信された登録要求メッセージを受信するように構成される送受信機900と、登録要求メッセージに基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するように構成されるコントローラ902とを含む。
さらに、任意選択的に、登録要求メッセージは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含む。
さらに、任意選択的に、コントローラ902はさらに、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズに基づいて、ONU登録開始時刻を決定するように構成される。
送受信機900はさらに、決定したONU登録開始時刻をOLTへ送信するように構成される。
送受信機900はさらに、BBUにより決定されたONU登録応答識別子をOLTへ送信するように構成される。ONU登録応答識別子は、OLTがONU登録応答メッセージを受信した後にONU登録を実行し得るかどうか、を識別するために用いられる。
コントローラ902は、マイクロプロセッサまたは別のプロセッサであり得、無線モバイルベアラネットワークにおけるユーザ機器デバイスへリソースを割り当てるように構成される。
図8および図9におけるネットワーク側デバイス(OLTおよびBBU)については、図1におけるシステムアーキテクチャを参照されたい。ONU登録プロセスにおいてOLTおよびBBUにより完了される機能についての詳細に関しては、対応する実施形態における方法の実施形態および具体的な説明における図2から図6を参照されたい。詳細は、ここでは改めて説明されない。
具体的には、OLTとBBUとの間のインタラクションの詳細なプロセスについては、図2から図4と、対応する方法の実施形態における具体的な説明とを参照されたい。
前述の実施形態において、OLTは、ONU登録要求メッセージをBBUへ送信し、BBUは、ONU登録要求メッセージを受信した後に、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止し、OLTは、ONU登録中、UEがアップストリームサービスを一時的に停止すること、およびアップストリームデータがRRUおよびONUに到達しないことを保証するために、BBUから応答メッセージを受信した後にONU登録を開始する。従って、ONU登録に起因してデータがBBUへタイムリーに送信され得ず、遅延がBBUとRRUとの間のインタフェースの遅延要件を超える場合が回避され、それに応じて、ONU登録が遅延感応型サービスに影響を及ぼすという問題が解決される。これにより、PONシステムがモバイルベアラシステムに適用される場合でもサービス送信要件は依然として満たされ得、ユーザ満足度が向上する。
図10は、ネットワーク側デバイスを示す。ネットワーク側デバイスは、PONシステムにおける光回線終端装置OLTであり得る。
ネットワーク側デバイスは、ベースバンドユニットBBUにより送信されたサブフレーム構成情報を受信するように構成される送受信機1000と、受信したサブフレーム構成情報に基づいて、光ネットワークユニットONU登録のために用いられるタイムスロットを計算し、かつ、計算したタイムスロットに基づいてONU登録を開始するように構成されるコントローラ1002とを含む。
さらに、任意選択的に、コントローラ1002はさらに、送受信機1000を用いることにより、ONU登録要求メッセージをBBUへ送信するように構成される。
さらに、任意選択的に、コントローラは、具体的には、ダウンリンクサブフレームの構成情報に対応する、サブフレーム構成情報中のタイムスロットを計算し、かつ、計算したタイムスロットを、ONU登録のために用いられるタイムスロットとして選択するように構成される。
ネットワーク側デバイスは、BBUのサブフレーム構成情報を用いることにより、ダウンリンクサブフレームの構成情報に対応する、サブフレーム構成情報中のタイムスロットを、ONU登録のために用いられるタイムスロットとして決定する。このタイムスロットにおいて、UEは、アップリンクサブフレームをBBUへ送信せず、ONU登録は、タイムスロットを用いることにより実行される。これにより、低遅延という既存の問題が解決されるのみでなく、アップストリームサービスデータの送信レートおよび送信効率も向上し得る。このことにより、帯域幅の利用率が大きく向上する。
具体的には、OLTとBBUとの間のインタラクションの詳細なプロセスについては、図5と、対応する方法の実施形態における具体的な説明とを参照されたい。
本実施形態において、OLTは、受信したサブフレーム構成情報に基づいて、ベースバンドユニットBBUのサブフレーム構成情報を用いることにより、光ネットワークユニット登(ONU登録)のために用いられるタイムスロットを計算して、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避しつつダウンリンクサブフレームの、BBUのサブフレーム構成情報中の送信タイムスロットを用いることにより、ONU登録を実行する。これにより、アップストリームサービスデータの送信レートが向上すると共に、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題が解決される。
図11は、ネットワーク側デバイスを示す。ネットワーク側デバイスは、クラウドコントローラであり得、具体的には、図1aに示されるシステムにおけるクラウドコントローラであり得る。
ネットワーク側デバイスは、ONU登録開始時刻を決定するように構成される計算ユニット1100と、ONU登録開始時刻に基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するように構成される処理ユニット1102とを含む。
さらに、任意選択的に、計算ユニット1100は、具体的には、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとを含む、ONU登録を開始するための命令を受信し、かつ、ONU登録命令中の、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ONU登録開始時刻を決定するように構成される。
具体的には、OLTとBBUとの間のインタラクションの詳細なプロセスについては、図1a、図6および図7と、対応する方法の実施形態における具体的な説明とを参照されたい。
クラウドコントローラは、OLTおよびBBUとは無関係であり、ネットワーク側に別個に存在するデバイスであることが留意されるべきである。クラウドコントローラは、メッセージまたは指示情報をOLTまたはBBUへ送信し、OLTの動的帯域幅割り当て(Dynamic Bandwidth Allocation、DBA)モジュールが、このメッセージまたは指示情報を受信し、これに対応して処理し、または、BBUのプールがこのメッセージまたは指示情報を受信し、これに対応して処理する。
本実施形態において、クラウドコントローラは、OLTおよびBBUのリソースを一元的に割り当ておよびスケジューリングすることで、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避しつつ、アップストリームサービスデータの送信レートを向上させる。これにより、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題が解決される。
図1は、データ通信システムを示す。システムは、ベースバンドユニットBBUと、遠隔無線ユニットRRUと、BBUに接続された光回線終端装置OLTと、RRUに接続された光ネットワークユニットONUとを含む。OLTは、光分配ネットワークODNを用いることにより、各ONUに接続される。
OLTは、光ネットワークユニット登録要求メッセージ(ONU登録要求メッセージ)をBBUへ送信し、BBUから応答メッセージを受信した後にONU登録を開始する。
BBUは、OLTにより送信されたONU登録要求メッセージを受信し、かつ、登録要求メッセージに基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するように構成される。
さらに、任意選択的に、登録要求は、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含む。
さらに、任意選択的に、BBUの応答メッセージは、BBUにより決定されるONU登録応答識別子を含む。
さらに、任意選択的に、OLTは、ONU登録完了メッセージをBBUへ送信する。
さらに、任意選択的に、BBUは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズに基づいて、ONU登録開始時刻を決定し、決定したONU登録開始時刻をOLTへ送信する。
さらに、任意選択的に、BBUは、BBUが決定したONU登録応答識別子をOLTへ送信する。ONU登録応答識別子は、OLTがONU登録応答メッセージを受信した後にONU登録を実行し得るかどうか、を識別するために用いられる。
図2から図4において説明される登録方法および対応する実施形態は、図1に示されるシステムに適用され得る。OLTおよびBBUにより完了される特定の機能についての詳細に関しては、対応する実施形態における説明を参照されたい。
本実施形態において提供されるデータ通信システムにおいて、OLTは、ONU登録要求メッセージをBBUへ送信し、BBUは、ONU登録要求メッセージを受信した後に、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止し、OLTは、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避するために、ONU登録中、BBUがUEへのリソースの割り当てを一時的に停止するように、BBUから応答メッセージを受信した後にONU登録を開始する。これにより、ユーザ満足度が向上する。
図1は、データ通信システムを示す。システムは、ベースバンドユニットBBUと、遠隔無線ユニットRRUと、BBUに接続された光回線終端装置OLTと、RRUに接続された光ネットワークユニットONUとを含む。OLTは、光分配ネットワークODNを用いることにより、各ONUに接続される。
OLTは、BBUにより送信されたサブフレーム構成情報を受信し、受信したサブフレーム構成情報に基づいて、ONU登録のために用いられるタイムスロットを計算し、かつ、計算したタイムスロットに基づいて、ONU登録を開始するように構成される。
BBUは、サブフレーム構成情報をOLTへ送信するように構成される。
図5において説明される登録方法および対応する実施形態は、図1に示されるシステムに適用され得る。OLTおよびBBUにより完了される特定の機能についての詳細に関しては、対応する実施形態における説明を参照されたい。
本実施形態において、OLTは、受信したサブフレーム構成情報に基づいて、ベースバンドユニットBBUのサブフレーム構成情報を用いることにより、光ネットワークユニット登(ONU登録)のために用いられるタイムスロットを計算して、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避しつつダウンリンクサブフレームの、BBUのサブフレーム構成情報中の送信タイムスロットを用いることにより、ONU登録を実行する。これにより、アップストリームサービスデータの送信レートが向上すると共に、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題が解決される。
図1aは、データ通信システムを示す。システムは、クラウドコントローラと、ベースバンドユニットBBUと、遠隔無線ユニットRRUと、BBUに接続された光回線終端装置OLTと、RRUに接続された光ネットワークユニットONUとを含む。OLTは、光分配ネットワークODNを用いることにより、各ONUに接続される。
クラウドコントローラは、ONU登録開始時刻を決定し、かつ、ONU登録開始時刻に基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するようBBUに命令するように構成される。
OLTは、ONU登録を開始するために、クラウドコントローラから命令を受信するように構成される。
BBUは、クラウドコントローラの命令に基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するように構成される。
さらに、クラウドコントローラがONU登録開始時刻を決定することは、具体的には、
クラウドコントローラが、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとを含む、ONU登録を開始するための命令を受信することと、
ONU登録命令中の、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとに基づいて、ONU登録開始時刻を決定することと
を含む。
図6および図7において説明される登録方法および対応する実施形態は、図1aに示されるシステムに適用され得る。OLTおよびBBUにより完了される特定の機能についての詳細に関しては、対応する実施形態における説明を参照されたい。
本実施形態において提供されるデータ通信システムにおいて、クラウドコントローラは、OLTおよびBBUのリソースを一元的に割り当ておよびスケジューリングすることで、遅延感応型サービスに対するONU登録の影響を回避しつつ、アップストリームサービスデータの送信レートを向上させる。これにより、サイレントウィンドウが終了した後にのみ、登録されたONUがアップストリームサービスデータを送信し得るので、アップストリームサービスデータの送信中に比較的大きい遅延が存在し、結果的に、遅延感応型サービスのシステム遅延要件が満たされ得ない、という問題が解決される。
本発明の実施形態は、データ通信デバイスをさらに提供する。図12に示されるように、データ通信デバイスは、プロセッサと、メモリと、バスシステムとを含む。プロセッサおよびメモリは、バスシステムを用いることにより接続され、メモリは、命令を格納するように構成され、プロセッサは、メモリに格納された命令を実行するように構成される。
プロセッサは、光ネットワークユニット登録要求メッセージ(ONU登録要求メッセージ)をベースバンドユニットBBUへ送信し、かつ、BBUから応答メッセージを受信した後にONU登録を開始するように構成される。
別の実施形態において、プロセッサは、OLTにより送信されたONU登録要求メッセージを受信し、かつ、登録要求メッセージに基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するように構成され得る。
別の実施形態において、プロセッサはさらに、ベースバンドユニットBBUにより送信されたサブフレーム構成情報を受信し、受信したサブフレーム構成情報に基づいて、光ネットワークユニットONU登録のために用いられるタイムスロットを計算し、かつ、計算したタイムスロットに基づいてONU登録を開始するように構成され得る。
別の実施形態において、プロセッサはさらに、ONU登録開始時刻を決定し、かつ、ONU登録開始時刻に基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するようBBUに命令するように構成され得る。
本願の連続番号の前述の実施形態は、例示目的のためのものに過ぎず、実施形態の優先順位を示すようには意図されていない。
本実施形態において、データ通信デバイスは、ONU登録要求メッセージを受信した後に、登録中にアップストリームデータがRRUおよびONUに到達しないことを保証するために、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止する。従って、ONU登録に起因してデータがBBUへタイムリーに送信され得ず、遅延がBBUとRRUとの間のインタフェースの遅延要件を超える場合が回避され、ONU登録が遅延感応型サービスに影響を及ぼすという問題が解決される。これにより、PONシステムがモバイルベアラシステムに適用される場合でもサービス送信要件は依然として満たされ得、ユーザ満足度が向上する。
当業者であれば、実施形態の段階の全てまたはいくつかは、ハードウェアまたは関連するハードウェアに命令するプログラムにより実行され得ることを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。上述の記憶媒体は、リードオンリメモリ、磁気ディスク、光ディスク等を含み得る。
前述の説明は、本願の特定の実施形態に過ぎず、本願を限定することを意図してはいない。本願の趣旨および原理から逸脱することなく行われるあらゆる修正、均等な置き換え、または改良は、本願の保護範囲に含まれるべきである。

Claims (22)

  1. モバイルベアラシステムに適用される登録方法であって、
    光回線終端装置(OLT)が光ネットワークユニット(ONU)登録要求メッセージをベースバンドユニット(BBU)へ送信する段階と、
    前記OLTが、前記BBUから応答メッセージを受信した後に、ONU登録を開始する段階と
    を備え、
    前記ONU登録要求メッセージは、前記ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含み、前記サイレントウィンドウのサイズは、前記OLTと前記ONUとの間の光ファイバの長さに基づいて決定される、登録方法。
  2. 前記BBUの前記応答メッセージは、前記BBUにより決定されるONU登録応答識別子を含む、
    請求項に記載の登録方法。
  3. 前記OLTがONU登録完了メッセージを前記BBUへ送信する段階をさらに備える、請求項1または2に記載の登録方法。
  4. モバイルベアラシステムにおけるネットワーク側デバイスに適用される登録方法であって、
    前記ネットワーク側デバイスは、ベースバンドユニット(BBU)と、前記BBUに接続された光回線終端装置(OLT)とを含み、
    前記登録方法は、
    前記BBUが、前記OLTにより送信された登録要求メッセージを受信する段階と、
    前記BBUが、前記登録要求メッセージに基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止する段階と、
    前記BBUが、ONU登録を完了するよう前記OLTに命令する段階と
    を備え、
    前記登録要求メッセージは、前記ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含み、前記サイレントウィンドウのサイズは、前記OLTとONUとの間の光ファイバの長さに基づいて決定される、登録方法。
  5. 前記BBUが、前記ONU登録に必要とされる前記サイレントウィンドウの前記サイズに基づいて、ONU登録開始時刻を決定する段階と、
    前記BBUが、決定した前記ONU登録開始時刻を前記OLTへ送信する段階と
    をさらに備える、請求項に記載の登録方法。
  6. 前記BBUが、前記BBUにより決定されたONU登録応答識別子を前記OLTへ送信する段階
    をさらに備え、
    前記ONU登録応答識別子は、前記OLTがONU登録応答メッセージを受信した後に前記ONU登録を実行し得るかどうか、を識別するために用いられる、
    請求項4または5に記載の登録方法。
  7. モバイルベアラシステムにおけるネットワーク側デバイスに適用される登録方法であって、
    前記ネットワーク側デバイスは、クラウドコントローラと、ベースバンドユニット(BBU)と、前記BBUに接続された光回線終端装置(OLT)とを含み、
    前記登録方法は、
    前記クラウドコントローラがONU登録開始時刻を決定する段階と、
    前記クラウドコントローラが、前記ONU登録開始時刻に基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止する段階と、
    前記クラウドコントローラが、前記ONU登録開始時刻に基づいて、ONU登録を完了するよう前記OLTに命令する段階と
    を備え、
    前記クラウドコントローラがONU登録開始時刻を決定する前記段階は、具体的には、前記ONU登録を開始するための命令であって、前記ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含む命令を前記クラウドコントローラが受信し、前記命令中の、前記ONU登録に必要とされる前記サイレントウィンドウの前記サイズに基づいて、前記ONU登録開始時刻を決定する段階を有し、
    前記サイレントウィンドウのサイズは、前記OLTとONUとの間の光ファイバの長さに基づいて決定される、登録方法。
  8. 光ネットワークユニット登録要求メッセージ(ONU登録要求メッセージ)をベースバンドユニット(BBU)へ送信し、かつ、前記BBUからONU登録応答メッセージを受信するように構成される送受信機と、
    前記送受信機が前記BBUから前記ONU登録応答メッセージを受信した後にONU登録を開始するように構成されるプロセッサと
    を備え、
    前記ONU登録要求メッセージは、前記ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含み、前記サイレントウィンドウのサイズは、OLTとONUとの間の光ファイバの長さに基づいて決定される、ネットワーク側デバイス。
  9. 前記BBUの前記ONU登録応答メッセージは、前記BBUにより決定されるONU登録応答識別子を含み、
    前記ONU登録応答識別子は、OLTが前記ONU登録応答メッセージを受信した後に前記ONU登録を実行し得るかどうか、を識別するために用いられる、
    請求項に記載のネットワーク側デバイス。
  10. 前記送受信機はさらに、ONU登録完了メッセージを前記BBUへ送信するように構成される、
    請求項8または9に記載のネットワーク側デバイス。
  11. OLTにより送信された登録要求メッセージを受信するように構成される送受信機と、
    前記登録要求メッセージに基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するように構成されるコントローラと
    を備え、
    前記登録要求メッセージは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズを含み、前記サイレントウィンドウのサイズは、前記OLTとONUとの間の光ファイバの長さに基づいて決定される、ネットワーク側デバイス。
  12. 前記コントローラはさらに、前記ONU登録に必要とされる前記サイレントウィンドウの前記サイズに基づいて、ONU登録開始時刻を決定するように構成され、
    前記送受信機はさらに、決定した前記ONU登録開始時刻を前記OLTへ送信するように構成される、
    請求項11に記載のネットワーク側デバイス。
  13. 前記送受信機はさらに、BBUにより決定されたONU登録応答識別子を前記OLTへ送信するように構成され、
    前記ONU登録応答識別子は、前記OLTがONU登録応答メッセージを受信した後に前記ONU登録を実行し得るかどうか、を識別するために用いられる、
    請求項11または12に記載のネットワーク側デバイス。
  14. ONU登録開始時刻を決定するように構成される計算ユニットと、
    前記ONU登録開始時刻に基づいて、ユーザ機器デバイスへの帯域幅リソースの割り当てを一時的に停止するように構成される処理ユニットと
    を備え、
    前記計算ユニットは、具体的には、ONU登録期間と、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズとを含む、前記ONU登録を開始するための命令を受信し、かつ、前記命令中の、前記ONU登録期間と、前記ONU登録に必要とされる前記サイレントウィンドウの前記サイズとに基づいて、前記ONU登録開始時刻を決定するように構成され、前記サイレントウィンドウの前記サイズは、OLTとONUとの間の光ファイバの長さに基づいて決定される、ネットワーク側デバイス。
  15. ベースバンドユニット(BBU)と、
    遠隔無線ユニット(RRU)と、
    前記BBUに接続された光回線終端装置(OLT)と、
    前記RRUに接続された光ネットワークユニット(ONU)と
    を備え、
    前記OLTは、光分配ネットワーク(ODN)を用いることにより各ONUに接続され、かつ、
    前記OLTは、請求項8から10のいずれか一項に記載のネットワーク側デバイスを有し、前記BBUは、請求項11から13のいずれか一項に記載のネットワーク側デバイスを有する、または、
    記BBUは、請求項14に記載のネットワーク側デバイスを有する、
    データ通信システム。
  16. クラウドコントローラと、
    ベースバンドユニット(BBU)と、
    遠隔無線ユニット(RRU)と、
    前記BBUに接続された光回線終端装置(OLT)と、
    前記RRUに接続された光ネットワークユニット(ONU)と
    を備え、
    前記OLTは、光分配ネットワーク(ODN)を用いることにより各ONUに接続され、
    前記クラウドコントローラは、ONU登録に必要とされるサイレントウィンドウのサイズに基づいてONU登録開始時刻を決定し、前記サイレントウィンドウのサイズは、前記OLTと前記ONUとの間の光ファイバの長さに基づいて決定され、前記ONU登録開始時刻に基づいて、前記BBUのUEへの帯域幅リソースの割り当てと、前記OLTのONUへの帯域幅の割り当てとを一時的に停止し、かつ、ONU登録を開始するよう前記OLTに命令するように構成され、
    前記OLTは、前記クラウドコントローラの命令に基づいて、前記ONU登録を完了する、データ通信システム。
  17. 請求項1からのいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラムが記録されたコンピュータ可読記憶媒体。
  18. 請求項1からのいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  19. 請求項4から6のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラムが記録されたコンピュータ可読記憶媒体。
  20. 請求項4から6のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  21. 請求項に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラムが記録されたコンピュータ可読記憶媒体。
  22. 請求項に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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