JP6899222B2 - 青果物包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、二軸延伸ポリプロピレン系フィルムの技術分野に属する。本発明は、かかる樹脂フィルムからなる包装用袋に青果物が密封された青果物包装体に関するものであり、また当該樹脂フィルムからなる包装用袋や当該樹脂フィルムに関するものである。
生野菜、果物、芋、キノコ等の青果物は、鮮度の保持や外部との接触による損傷から守るため袋状に加工された樹脂フィルムにより包装され、流通している。当該樹脂フィルムとしては、透明性、光沢性および剛性に優れることから、ポリプロピレン系フィルムが一般に利用されている。
この樹脂フィルムを袋状に加工し、生野菜等の青果物を自動包装する装置として、縦ピロー機等の包装機が用いられている。縦ピロー機とは、まず樹脂フィルムを筒状にし、袋の底をシール後、袋上方より内容物を投入し、最後に袋上部をシールすることにより、内容物を袋状の樹脂フィルムで包装する装置である。
このような青果物を自動包装するための樹脂フィルムとして、例えば、表面層、基材層、およびシール層の少なくとも3層を有する二軸延伸ポリプロピレン系フィルムであって、シール層にプロピレン系ランダム共重合体を75〜93重量%、およびポリエチレン系樹脂を7〜25重量%含有することを特徴とする樹脂フィルムが知られている(特許文献1参照)。この樹脂フィルムはヒートシール強度に優れ、内容物充填時のホットタック性に優れていることから、この樹脂フィルムを袋状に加工したものは青果物を包装するのに適している。
現在、例えば、カット野菜を樹脂フィルムからなる包装用袋に入れ流通販売された場合、その販売期間は、一般にカット野菜を袋詰めしてからおよそ3日間程度であるが、青果物の鮮度をできる限り長く保持することも当該樹脂フィルムないしその包装用袋には求められる。そのような生鮮食品の長期保持を追及した樹脂フィルムとして、例えば、防曇剤を含んでなるポリエチレン系樹脂よりなる基材層の表面にポリプロピレン系樹脂よりなる表面層(A)と、もう一方の表面にも独立してポリプロピレン系樹脂よりなる表面層(B)とを積層し、下記要件(a)〜(c)を満足する3層積層体を含む無延伸防曇性積層フィルムが知られている(特許文献2参照)。
(a)基材層中に含まれる防曇剤量が、該3層積層体中に含まれる防曇剤量の60〜100重量%である。
(b)表面層(A)厚み/基材層厚み/表面層(B)厚み=1.0〜4.0/1.0〜8.0/1.0の範囲内にあり、該3層積層体の厚みが10〜60μmの範囲内にある。
(c)酸素透過度Tが2000〜8000cc/m×24hr×atmの範囲内である。
上記フィルムは、フィルムに適度な酸素透過性を持たせることにより、生鮮食品の鮮度を保持している。
特開2015−199228号公報 特開2015−164790号公報
本発明は、一定の新規な樹脂フィルムからなる包装用袋により、青果物の鮮度(外観(褐変抑制)、菌数抑制など)が比較的長く保持された青果物包装体を提供することを主な課題とする。また、当該樹脂フィルムからなる包装用袋や当該樹脂フィルムを提供することも課題とする。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、シール層にプロピレン系ランダム共重合体を含有する混合樹脂であって、一定の酸素透過度と炭酸ガス透過度を有する樹脂フィルムからなる包装用袋を用い、当該包装用袋内を、炭酸ガスを含む不活性ガスで充填し、そこに青果物を入れ密封することにより、上記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成した。
本発明としては、例えば、下記の青果物包装体を挙げることができる。
[1]シール層、および基材層の少なくとも2層を有する二軸延伸ポリプロピレン系フィルムからなる包装用袋に青果物が密封されており、次の事項(a)〜(d)を有することを特徴とする、青果物包装体。
(a)前記フィルムが、シール層にプロピレン系ランダム共重合体を含有すること、
(b)前記フィルムが、差圧法により測定した場合、酸素透過度が900〜2,600cm/m・24h・atmの範囲内、および炭酸ガス透過度が2,500〜7,600cm/m・24h・atmの範囲内であること、
(c)前記包装用袋内が、炭酸ガスを含む不活性ガスで充填され、前記不活性ガス中の炭酸ガス濃度の割合が1〜20体積%の範囲内であること、ならびに
(d)前記包装用袋が、青果物を入れた状態でヒートシールされていること。
[2]シール層に、さらにポリエチレン系樹脂を含有する、上記[1]に記載の青果物包装体。
[3]前記青果物がレタスである、上記[1]または[2]に記載の青果物包装体。
本発明によれば、樹脂フィルムで包装された青果物、主にカット野菜(特にカットレタス)の鮮度を比較的長く保持することができる。
本発明の青果物包装体(以下、「本発明包装体」という。)は、シール層、および基材層の少なくとも2層を有する二軸延伸ポリプロピレン系フィルムからなる包装用袋に青果物が密封されており、次の事項(a)〜(d)を有することを特徴とする。
(a)前記フィルムが、シール層にプロピレン系ランダム共重合体を含有すること、
(b)前記フィルムが、差圧法により測定した場合、酸素透過度が900〜2,600cm/m・24h・atmの範囲内、および炭酸ガス透過度が2,500〜7,600cm/m・24h・atmの範囲内であること、
(c)前記包装用袋内が、炭酸ガスを含む不活性ガスで充填され、前記不活性ガス中の炭酸ガスの割合が1〜20体積%の範囲内であること、ならびに
(d)前記包装用袋が、青果物を入れた状態でヒートシールされていること。
1 本発明に係る樹脂フィルム
本発明に係る樹脂フィルム(以下、「本発明フィルム」という。)は、シール層、および基材層の少なくとも3層を有する二軸延伸ポリプロピレン系フィルムであって、シール層にプロピレン系ランダム共重合体を含有し、差圧法により測定した場合、酸素透過度が900〜2,600cm/m・24h・atmの範囲内、および炭酸ガス透過度が2,500〜7,600cm/m・24h・atmの範囲内であるものである。以下、本発明フィルムについて詳述する。
1.1 本発明フィルムのシール層
本発明フィルムのシール層は、例えば縦ピロー機で青果物等を包装する場合、最初に樹脂フィルムを筒状にするに際して、筒の内側になる層であり、当該シール部では、シール層同士が互いに接着する。
当該シール層は、プロピレン系ランダム共重合体を含有する。
当該プロピレン系ランダム共重合体は、プロピレンとそれ以外のα−オレフィンとの共重合体である。かかるプロピレン以外のα−オレフィンとしては、例えば、炭素数2〜20のプロピレン以外のα−オレフィンを挙げることができ、具体的には、例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、3−メチル−1−ブテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン、シクロペンテン、シクロヘプテン、ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボルネン、テトラシクロドデセン、2−エチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン等が挙げられる。この中、炭素数2〜4の、例えば、エチレン、ブテンが好ましく、エチレンがより好ましい。これらプロピレン以外のα−オレフィンは、1種であっても、2種以上の併用であっても良い。
当該プロピレン系ランダム共重合体中のプロピレン以外のα−オレフィンの含有割合は、14重量%以下が好ましく、10重量%以下がより好ましい。
当該プロピレン系ランダム共重合体としては、プロピレンとそれ以外のα−オレフィンとのランダム共重合体であれば特に限定されないが、具体的には、例えば、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体等を挙げることができる。この中、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体が好ましい。
当該プロピレン系ランダム共重合体の中、ISO1133(1997)に準拠して230℃、21.18N(2.16Kg)荷重の条件で測定された場合のメルトフローレート(MFR)値が0.5〜20g/10分の範囲内であるプロピレン系ランダム共重合体が好ましい。また当該メルトフローレート値が、4〜8g/10分の範囲内であるプロピレン系ランダム共重合体がより好ましい。なお、重合体のメルトフローレート(MFR)値は、プロピレン以外のα−オレフィンの種類や含有量、重合体の分子量や重合度によって適宜調整することができる。
本発明フィルムのシール層には、さらに必要に応じてポリエチレン系樹脂を含んでいてもよい。
当該ポリエチレン系樹脂は、エチレンとそれ以外のα−オレフィンとの共重合体である。かかるエチレン以外のα−オレフィンとしては、例えば、炭素数3〜20のα−オレフィンを挙げることができ、具体的には、例えば、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン等が挙げられる。この中、炭素数3〜8の、例えば、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンが好ましい。これらエチレン以外のα−オレフィンは1種であっても、また2種以上の併用であってもよい。
当該ポリエチレン系樹脂中のエチレンとそれ以外のα−オレフィンとの含有割合としては、通常エチレンが75〜100重量%、それ以外のα−オレフィンが0〜25重量%であり、好ましくはエチレンが85〜99.9重量%、それ以外のα−オレフィンが0.1〜15重量%であり、より好ましくはエチレンが90〜99.5重量%、それ以外のα−オレフィンが0.5〜10重量%であり、更に好ましくはエチレンが90〜99重量%、それ以外のα−オレフィンが1〜10重量%である。
当該ポリエチレン系樹脂の中、ISO1133(1997)に準拠して190℃、21.18N(2.16Kg)荷重の条件で測定されたメルトフローレート(MFR)値が0.5〜20g/10分の範囲内であるポリエチレン系樹脂が好ましい。また、当該メルトフローレート値が、2〜4g/10分の範囲内であるポリエチレン系樹脂がより好ましい。
更に当該ポリエチレン系樹脂の中、JIS K 7112に準拠して測定した場合の密度が0.85〜0.90g/cmの範囲内であるポリエチレン系樹脂が好ましく、0.86〜0.89g/cmの範囲内であるポリエチレン系樹脂がより好ましい。
シール層中にポリエチレン系樹脂を添加する場合、プロピレン系ランダム共重合体とポリエチレン系樹脂の含有量としては、プロピレン系ランダム共重合体が75〜93重量%、ポリエチレン系樹脂が7〜25重量%であり、好ましくはプロピレン系ランダム共重合体が80〜90重量%、ポリエチレン系樹脂が10〜20重量%であり、より好ましくはプロピレン系ランダム共重合体が80〜85重量%、ポリエチレン系樹脂が15〜20重量%である。
シール層には、樹脂フィルムの表面が平滑になり、樹脂フィルム同士が密着することを防ぐ目的で、透明性を損なわない範囲で、アンチブロッキング剤または滑剤を含んでいても良い。かかるアンチブロッキング剤としては、一般的に用いられている無機系のシリカやカオリン、ゼオライト等、または有機系の架橋アクリルビーズ等が挙げられる。また、滑剤としては、ステアリン酸カルシウム等が挙げられる。アンチブロッキング剤および滑剤は、いずれも1種のみでもよく、また2種以上を併用してもよい。
上記アンチブロッキング剤または滑剤の添加量は、樹脂の種類等により適宜調整することができるが、層を構成する樹脂100重量部に対して、0.05〜30重量部が適当であり、好ましくは0.5〜20重量部である。
シール層は1層だけでなく、2層以上で構成されていてもよい。最外層のシール層と基材層との間にさらに層を設けることで、基材層とシール層との層間強度が向上するとともに、シール強度も向上することになり好ましい。
1.2 本発明フィルムの基材層
本発明フィルムの基材層は、結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分として含有することが好ましい。
当該結晶性ポリプロピレン系樹脂は、結晶性のプロピレン系樹脂であれば特に限定されないが、融点155℃〜165℃の結晶性ポリプロピレン系樹脂が好ましい。
ここで、主成分とは、通常、基材層中の当該結晶性ポリプロピレン系樹脂が50重量%以上であり、好ましくは70重量%以上、より好ましくは90重量%以上であることをいう。
融点155℃〜165℃の当該結晶性ポリプロピレン系樹脂は、プロピレン単独重合体またはプロピレンとそれ以外のα−オレフィンとの共重合体である。プロピレン以外のα−オレフィンとしては、例えば、炭素数2〜10のプロピレン以外のα−オレフィンを挙げることができ、具体的には、例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン等のα−オレフィンを挙げることができる。この中、炭素数2〜4の、例えば、エチレン、1−ブテンが好ましく、エチレンがより好ましい。これらプロピレン以外のα−オレフィンは、1種であっても、2種以上の併用であっても良い。プロピレン以外のα−オレフィンの含有割合は、1.3重量%以下が適当であり、0.5重量%以下が好ましい。
融点155℃〜165℃の当該結晶性ポリプロピレン系樹脂の中、ISO1133(1997)に準拠して230℃、21.18N(2.16Kg)荷重の条件で測定された場合のメルトフローレート(MFR)値が0.5〜20g/10分の範囲内にあることが好ましい。また、当該メルトフローレート値が、2〜4g/10分の範囲内である融点155℃〜165℃の結晶性ポリプロピレン系樹脂がより好ましい。なお、重合体のメルトフローレート(MFR)値は、プロピレン以外のα−オレフィンの種類や含有量、重合体の分子量や重合度によって適宜調整することができる。
更に、融点155℃〜165℃の当該結晶性ポリプロピレン系樹脂の中、13C核磁気共鳴スペクトルによるアイソタクチックペンタッド分率(IP)が94.0%〜96.0%であるものがより好ましい。
当該基材層は、1層であっても、同一または異なる種類の当該結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分として含有する2層以上であってもよい。
基材層には、フィルムに防曇性能を付与する目的で防曇剤を含有することができる。かかる防曇剤は基材層に添加するのが一般的であるが、本発明フィルム成膜後は、表面層やシール層に拡散していくため、水分の多い内容物を包装する用途に使用された場合、良好な防曇性を発現する。かかる防曇剤としては、その目的に適うものであれば特に限定されず、従来、防曇性フィルムに用いられている防曇剤をそのまま使用することができる。具体的には、例えば、アルキルジエタノールアミン、アルキルジエタノールアミン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの3系が挙げられる。
アルキルジエタノールアミンにおけるアルキル基は、通常、炭素数8〜22、好ましくは炭素数12〜18のものである。具体的なアルキルジエタノールアミンとしては、ラウリルジエタノールアミン、ミリスチルジエタノールアミン、パルミチルジエタノールアミン、ステアリルジエタノールアミン、オレイルジエタノールアミン等を挙げることができる。
アルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステル基は、通常、炭素数8〜22、好ましくは炭素数12〜22の飽和または不飽和の脂肪酸エステルであり、好ましくは後者の不飽和の脂肪酸エステルである。具体的なアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルとしては、ラウリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、ミリスチルジエタノールアミンモノオレイン酸エステル、ラウリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、パルミチルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、ステアリルジエタノールアミンモノパルミチル酸エステル、ステアリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、オレイルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル等を挙げることができる。
グリセリン脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステル基は、上記のアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステル基と同様のものを挙げることができる。また、グリセリンの−OHに結合する脂肪酸エステル基数は1または2個が好ましく、より好ましいのは1個の脂肪酸エステルモノグリセライドである。
以上の各防曇剤は、上記同系の中で1種または2〜3種の混合で、異系の中で2〜3種の混合の形で使用されるが、中でも異系の中での3種混合の形での使用、つまりアルキルジエタノールアミンとアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルおよび脂肪酸エステルモノグリセライドの3成分混合で、且つアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルを主成分として組成するのがより好ましい。
防曇剤の添加量としては、防曇剤の種類等により適宜調整すれば良いが、5,000〜15,000ppmが適当であり、4,000〜10,000ppmが好ましい。防曇剤の添加量が5,000ppm未満であると充分な防曇効果が得られない場合があり、15,000ppmを超えると必要以上に表面へのブリードアウトが起こり、透明性が劣化する場合がある。
1.4 本発明フィルムのガス透過度
本発明フィルムは、一定のガス透過度を有する。具体的には、本発明フィルムは、差圧法により測定した場合、酸素透過度が900〜2,600cm/m・24h・atmの範囲内であり、炭酸ガス透過度が2,500〜7,600cm/m・24h・atmの範囲内である。好ましくは、酸素透過度が950〜2,000cm/m・24h・atmの範囲内であり、炭酸ガス透過度が3,000〜5,000cm/m・24h・atmの範囲内である。より好ましくは、酸素透過度が1,000〜1,500cm/m・24h・atmの範囲内であり、炭酸ガス透過度が3,500〜4,000cm/m・24h・atmの範囲内である。当該差圧法はJIS K−7126-1:2006に準拠して測定される。
酸素透過度が900cm/m・24h・atmより小さい場合、臭気が発生するおそれがある。酸素透過度が2,600cm/m・24h・atmより大きい場合、褐変のおそれがある。炭酸ガス透過度が2,500cm/m・24h・atmより小さい場合、菌の抑制作用が低下するおそれがある。炭酸ガス透過度が7,600cm/m・24h・atmより大きい場合、萎れや苦みの原因となるおそれがある。
1.5 その他
本発明フィルムは、シール層および基材層の少なくとも2層を有しており、これら各層は、本発明フィルムを包装用袋に成形した際、外側が基材層、内側がシール層の順になる。
本発明フィルムにおける各層の厚さは次のとおりである。
該フィルムの総厚みを20〜50μmの範囲内、好ましくは25〜45μmの範囲内としたとき、シール層は1.5〜12μmの範囲内、好ましくは2〜6μmの範囲内であり、基材層は8〜48.5μmの範囲内、好ましくは16〜48μmの範囲内である。シール層の厚さがこの範囲にあると良好なシール強度を有し、取り扱いやすいフィルムとなり好ましい。
本発明フィルム中には、種々の添加剤を適量更に混合することができる。かかる添加剤としては、造核剤、酸化防止剤、難燃剤、静電気防止剤、充填剤、顔料等を挙げることができる。
また、本発明フィルムは、前記2層のほかに、開口性付与層、ガスバリア性付与層等その他の層を有していても構わない。
本発明フィルムの製造方法は、特に制限はなく公知の方法を用いることができるが、生産性や出来上がったフィルムの物性等を考慮すると、フラット状シートを押出成形により製膜し、次いで逐次二軸延伸して本発明フィルムを製造するのが好ましい。
より具体的には、適正な温度に設定されたそれぞれの押出機に、シール層を構成する樹脂および基材層を構成する樹脂をそれぞれ投入し、押出機内で樹脂を溶融・混練した後、210℃〜250℃のTダイスよりシート状に押出す。この場合、2層の多層構成を形成するのに、フィードブロック方式を用いても、マルチマニホールド方式を用いても良い。押出されたシートは25℃の冷却ロールにて冷却固化され、縦延伸工程へと送られる。縦延伸は130℃〜140℃に設定された加熱ロールにより構成されており、ロール間の速度差によって縦方向(以下、MD方向という。)に延伸される。この加熱ロールの本数には特に制限はないが、少なくとも低速側と高速側の2本は必要である。縦延伸の延伸倍率は4〜6倍、好ましくは4.5〜5.5倍である。次にテンターによる横延伸工程に送られ、横方向(以下、TD方向という。)に延伸される。テンター内は予熱、延伸、アニールゾーンに分かれており、予熱ゾーンは165℃〜170℃に、延伸ゾーンは165℃〜170℃に、そしてアニールゾーンは165℃〜170℃に設定されている。延伸ゾーンでの延伸倍率は6〜10倍程度が好ましい。延伸されたのち、アニールゾーンで冷却、固定されたのち、巻き取り機にて巻き取ってフィルムロールとなる。
本発明フィルムの製造においては、テンターのアニールゾーンを出た後、巻き取り機で巻き取る前に、コロナ放電処理、火炎処理、紫外線照射処理等公知の表面処理を施すことが好ましく、簡便性の点から特に、コロナ放電処理を行うことが好ましい。当該表面処理を施すことにより、フィルムの表面にぬれ張力を持たせ、防曇効果を高めることができるだけでなく、フィルム表面に印刷をする場合の印刷インキとの密着性を高めることもできる。このコロナ放電処理は表面層面、シール層面の両面を処理しても良いし、表面層面またはシール層面のどちらか一方の面を処理しても良い。コロナ放電処理の強度としては、1.8×10〜9.0×10J/mの範囲内にあるのが好ましく、両面処理する場合に、両面とも同じ強度であっても、異なっていても良い。
こうして得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルム(本発明フィルム)の表面のぬれ張力は、38〜44mN/mが好ましい。ぬれ張力が38mN/m未満であると、防曇性の発現が充分でなく、また印刷する場合には印刷インキの密着性に劣り好ましくない。ぬれ張力が44mN/mを超えると、防曇剤の表面へのブリードアウトが激しく白化やブロッキングの原因となるほか、溶断シール強度の低下の原因となり好ましくない。
2 本発明フィルムからなる包装用袋
次に、本発明フィルムからなる包装用袋(以下、「本発明袋」という。)について詳述する。
本発明袋は、本発明フィルムを用いて、自動包装機等により成形し得ることができる。
本発明フィルムは、内容物充填時のホットタック性に優れるため、縦ピロー包装機で包装用袋を成形する際に特に好適に用いられるが、横ピロー包装機等その他包装機で成形する際にも用いることができる。
本発明袋に封入される内容物としては、例えば、青果物(例:生野菜、果物、芋、キノコ)等の農産物を挙げることができ、青果物が好ましい。かかる青果物としては、例えば、ネギ、もやし、ホウレン草、ブロッコリー、ピーマン等の野菜類;またはキャベツ、レタス、ニンジン等のカット野菜類を挙げることができる。中でも、カットレタス等のカット野菜類が好ましい。
3 本発明袋への青果物の密封
本発明袋へ青果物を密封するに際して、本発明袋内は炭酸ガス(二酸化炭素)を含む不活性ガスで十分に充填(ガスパージ)される。かかる炭酸ガス以外の不活性ガスとしては、例えば、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス等を挙げることができる。この中、炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスが好ましい。
不活性ガス中における炭酸ガスの割合としては、1〜20体積%の範囲内が適当であり、3〜18体積%の範囲内が好ましく、5〜15体積%の範囲内がより好ましい。1体積%より少ない場合、静菌作用や褐変抑制作用が十分に得られないおそれがあり、20体積%より多い場合、青果物に苦みや臭い、早期の萎れが懸念されうる。
炭酸ガスを含む不活性ガスで十分に充填された後、本発明袋に青果物が入った状態で、常法によりヒートシールされ密封されて、本発明包装体が製造される。
以下に実施例や比較例などを掲げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
二軸延伸ポリプロピレン系フィルムの製造
使用した原料は、次のとおりである。
PP−1:プロピレン単独重合体(MFR:3.0g/10分、融点:161℃、密度:0.9g/cm
PP−2:プロピレン−エチレン共重合体(エチレン成分:7重量%、MFR:5.0g/10分、融点:132℃、密度:0.9g/cm
PP−3:プロピレン−エチレン−ブテン共重合体(エチレン成分:3.4重量%、ブテン成分:1.4重量%、MFR:5.0g/10分、融点:125℃、密度:0.9g/cm
PE:直鎖状低密度ポリエチレン(MFR:3.5g/10分、融点:60℃、密度:0.88g/cm
防曇剤:ステアリルモノグリセライド15.6重量%、ステアリルジエタノールアミンモノステアレート76.9重量%、およびステアリルジエタノールアミン7.5重量%の混合物
AB剤:シリカ
下記表1に示す樹脂の配合で、シール層および基材層からなる二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを以下の手順で製造した。
これら各層を構成する樹脂をそれぞれの押出機に投入し、基材層/シール層の順に積層されるようにして、温度230℃の多層Tダイスから共押出し、25℃の冷却ロールで冷却、固化して原反シートを得た。次いで当該シートを130℃に加熱し、MD方向に4.6倍ロール延伸した後、テンターにて設定温度165℃で予熱し、設定温度165℃でTD方向に10倍延伸した後、設定温度165℃でアニールし、テンターを出た後、基材層側を6.6×10J/mで、シール層側を4.8×10J/mでコロナ放電処理を施した後、巻き取り機で巻き取って、フィルムの総厚みが、15μm、20μm、30μm、40μm、50μm、または60μmであって、下記表1に示すガス透過度を有する二軸延伸ポリプロピレン系フィルム(本発明フィルム等)を得た。
ガス透過度は下記の方法により測定した。
<ガス透過度試験>
フィルムのガス透過度試験は、10cm角としたフィルム片を測定試料として、ガス透過率測定装置(差圧式)(東洋精機製作所社製)を用い、機器のマニュアルに従い、差圧法により、設定圧力101.3kPa、設定温度23.0℃で行った。
Figure 0006899222
[実施例1〜6、比較例1〜5] 本発明包装体の製造
得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを用いて本発明包装体を以下の手順で製造した。
縦ピロー包装機(大生機械社製)にセットし製袋を行った。まず、フォーマーにて、シール層を内面とした筒状(幅200mm)のフィルムにし、フィルムの端部を流れ方向に沿って220℃の温度でヒートシールし、続いて筒状フィルムの下端部を流れ方向に対し直交する方向に130℃の温度でヒートシールし、底の部分と背の部分がヒートシールされた上部分が開いている筒状フィルムを形成した。次いで、一定量に計量された内容物(カットレタス、95g)を筒状のフィルム内に投入し、袋内にガスを充填(ガスパージ)した。その後、フィルムの流れ方向に対し直交する方向にピッチ250mmの間隔で、210℃の温度でヒートシールをし、そしてヒートシール部分の中央部分を横方向にカットした。
以上の工程により内容物が充填された袋は、上側のシール、および底部のシールがされ、本発明包装体を成形した。当該製造におけるヒートシールのシール幅は10mmである。製造された包装体の袋サイズは、流れ方向に250mm×幅方向に200mmである。
得られた包装袋を用いて、鮮度保持評価を行った。結果は表2に示す。
Figure 0006899222
鮮度保持評価試験は、次の通り行った。
<鮮度保持評価試験>
(1)菌数測定
菌数測定は、カットレタスを封入した包装体を5℃に設定した冷蔵庫中で5日間の期間保存し、食品衛生検査器「BACcT」(日本細菌検査社製)を用いて機器のマニュアルに従い行い、包装体の内容物であるカットレタスにおける一般生菌の数として評価した。
菌の数が10個/g未満を「○」、10個/g以上を「×」とした。
(2)外観
外観は、内容物としてカットレタスを封入した包装体を5℃に設定した冷蔵庫中で5日間の期間保存し、カットレタスの変化を観察することにより行った。「外観」は内容物の褐変を目視で評価した。褐変が確認されないものを「○」、褐変が確認されるものを「×」とした。
(3)臭気
臭気は、内容物としてカットレタスを封入した包装袋を5℃に設定した冷蔵庫中で5日間の期間保存し、内容物の臭いを官能で評価した。臭気のないものを「○」、臭気のあるものを「×」とした。臭気としては、アミン臭や二酸化炭素臭が確認された。
本発明包装体は、青果物、特にカットレタス等のカット野菜の鮮度を比較的長く保持することができるので、青果物市場における流通販売において有用である。

Claims (3)

  1. シール層、および基材層の少なくとも2層を有する二軸延伸ポリプロピレン系フィルムからなる包装用袋に青果物が密封されており、次の事項(a)〜(d)を有することを特徴とする、青果物包装体。
    (a)前記フィルムが、シール層にプロピレン系ランダム共重合体を含有すること、
    (b)前記フィルムが、差圧法により測定した場合、酸素透過度が900〜2,600cm/m・24h・atmの範囲内、および炭酸ガス透過度が2,500〜7,600cm/m・24h・atmの範囲内であること、
    (c)前記包装用袋内が、青果物が密封される際において、二酸化炭素および窒素の2成分からなる無酸素ガスで充填された状態であり、前記2成分ガス中の二酸化炭素(炭酸ガス)の割合が1〜20体積%の範囲内であること、ならびに
    (d)前記包装用袋が、青果物を入れた状態でヒートシールされていること。
  2. シール層に、さらにポリエチレン系樹脂を含有する、請求項1に記載の青果物包装体。
  3. 前記青果物がレタスである、請求項1または2記載の青果物包装体。
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