以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して本実施形態の全体構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る住宅サービス提供システムの概略構成図である。
図1に示すように、住宅サービス提供システムは、電気事業者2が提供する電気事業者サーバ21と、住宅1と、サービス提供会社3の有するサービス提供サーバ31とを備え、住宅1の有するスマートメーター10、及びサービス提供サーバ31は通信ネットワークを介して接続されている。なお、サービス提供会社3とは、住宅1に関する様々なサービスを直接的又は間接的に提供する会社であり、住宅1そのものを提供する会社であってもよい。
電気事業者2は、住宅1に電力を供給するとともに、住宅1に設置するスマートメーター10から情報を受信する電気事業者サーバ21を備える。
住宅1は、スマートメーター10、集線装置11、通信機器収容部12、Bルート受信可能装置13、分電盤14、分電盤計測ユニット15、発電・蓄電機器16、発電・蓄電制御ユニット17、家電・情報機器18、及びHEMS19を備える。
住宅1は、住宅1内にルーター機能を有する機器を用いた場合に、IPアドレスが割り振られたLAN(ローカルエリアネットワーク)を構成することが可能であり、構成されたLANによってHEMS19が集線装置11を介して、Bルート受信可能装置13、分電盤計測ユニット15、発電・蓄電制御ユニット17、及び家電・情報機器18と情報を送受信する。
スマートメーター10は、図2に示すように住宅1の屋外であって、住宅1に係る敷地内に設置される。スマートメーター10は、電気事業者2によって供給された電力量を測定し、電力量、課金情報等を含む電力データを生成する。また、スマートメーター10は、Aルートの通信ネットワークを用いて電力データを遠隔地にある電気事業者2の備える電気事業者サーバ21に送信する。電気事業者2の電気事業者サーバ21に電力データを送信するために用いられる通信ネットワークは、有線通信方式を用いても無線通信方式を用いてもよい。なお、スマートメーター10は、将来的には電力小売り自由化の一環である発送電分離政策により送配電事業者の所有物となる可能性もある。
また、スマートメーター10は、Bルートの通信ネットワークを用いて住宅1内のBルート受信可能装置13に電力データを送信する。このようにBルート受信可能装置13に電力データを送信するために用いられる通信ネットワークは、有線通信方式を用いても無線通信方式を用いてもよい。以降において、スマートメーター10からBルート受信可能装置13に送信された電力データをBルート電力データという。
スマートメーター10は、住宅1の外側に設置される。スマートメーター10を住宅1の外側に設置することによって、電気事業者等の検針員がスマートメーター10によって測定された電力量についての目視による検針を行う場合、住宅1の住人の許可を得る工程を省くことができ、また、住宅1の住人が不在である場合に検針のために出直す等の不要な手間を削減することができ、電気事業者等の検針員による検針業務の効率化に寄与することができる。
なお、スマートメーター10は住宅1の外壁面に接するように取り付けられることがより好ましい。これによって、住宅1が建築されている敷地における、住宅1以外のスペースを有効に活用することができる。さらに、スマートメーター10を住宅1の外壁面に接するように取り付ける場合、道路に面している外壁面、又は該外壁面に対して概ね直交している外壁面に取付けることが好ましい。道路から訪問する電気事業者等の検針員にとって、目視にて電力量についての検針を行う場合、スマートメーター10を目視しやすいからである。また、比較的大きな敷地に建築された住宅1においては、スマートメーター10は住宅1の外側にある住宅1とは別の構造物、例えば、門、車庫等に取り付けられてもよい。
集線装置11は、ハブ及び無線ネットワーク基地局のうちの1つ以上であり、Bルート受信可能装置13、分電盤計測ユニット15、発電・蓄電制御ユニット17、家電・情報機器18、及びHEMS19が情報を送受信するために、これらの機器等に直接、又は間接的に接続される通信ケーブル111を集線する。集線装置11は、電気信号を受信して、受信した電気信号を送信することによってLANによる通信ネットワークを構成する。本実施形態において、集線装置11は有線ハブである。住宅1内といったある程度、情報通信機器の移動が限られた環境では、移動についての利点を有する無線ハブよりも、通信の安定性が高いという利点を有する有線ハブを用いることが好ましい。また、集線装置11は、イーサネット(登録商標)の規格に対応している。
また、図3に示すように、集線装置11は、電源ケーブル112を介してコンセント等の電源供給手段113に接続されることによって供給された電力によって動作する。電源供給手段113のうち少なくとも1つは壁内から引き込まれている。
通信機器収容部12は、図3に示すように、例えば、住宅1内の同一の空間によって形成され、住宅1で用いられる1つ以上の集線装置11、通信ケーブル111、電源ケーブル112、及び電源供給手段113を該空間に収容する。集線装置11は、電源ケーブル112を介して電源供給手段113から電力を供給される必要がある。そのため、住宅1内の通信機器収容部12内にこれらを配置することによって、集線装置11、通信ケーブル111、電源供給手段113等が住宅1内に散在して配線が煩雑になるのを避けることができる。また、これらをまとめて配置することによって施工における効率を向上させ、そのため配置作業に係るコストを低くすることができる。
また、通信機器収容部12は、住宅1の壁に壁内に埋没するように設けられてもよいし、住宅1の壁面に接触するようにして設けられてもよい。また、通信機器収容部12は、住宅1の住人にとって日常生活で通ったり入ったりする頻度の低いデッドスペースに設けられるのが好ましく、この場合デッドスペースを有効活用することができる。通信機器収容部12は、任意の場所に設けることができ、例えば、図2に示すように、2Fの壁内に設けられてもよい。Bルート受信可能装置13との通信の安定性を高くするためには、通信機器収容部12は、Bルート受信可能装置13の近傍に設けられるのが好ましい。
また、通信機器収容部12は、収容する上記の機器等の出し入れをしないときに、住宅1内の人物によってその内部を視認することができないようにボックス状のカバーによって覆われていることが好ましい。これによって住宅1の内観についての美観を維持することができる。また、通信機器収容部12を浴室の脱衣所の壁等に設置する場合、湿気等から機器を保護することができる。
また、通信機器収容部12が形成する空間は、集線装置11に接続される通信ケーブル111、電源ケーブル112を住宅1内の他の空間へ通すための配線路への開口を有する。なお、該配線路は、ボックス状のカバーを開けない限り、住人が通常、存在するスペースからは視認することができない箇所に設けられる。
通信機器収容部12には、アンテナケーブル121、及び電話配線122が、通信機器収容部12が形成する空間を仕切る壁を通って引き込まれる。また、通信機器収容部12には、テレビ放送信号用分配器123、テレビ信号増幅装置(ブースター)124、及び電話端子板125が配置される。
アンテナケーブル121はテレビ放送用信号を伝送する。テレビ信号増幅装置124は、アンテナケーブル121に接続されて、テレビ放送用信号を受信する。また、テレビ信号増幅装置124は、受信したテレビ放送用信号を増幅してテレビ放送信号用分配器123に出力する。また、テレビ放送信号用分配器123は、テレビ端子向けケーブル126に接続され、住宅1内の任意の1つ以上の部屋に設けられたテレビ端子に対してテレビ放送用信号を送信する。
電話配線122は、電話用信号を伝送する。電話端子板125は、電話配線122に接続されて電話用信号を受信する。また、電話端子板125は、電話向けケーブル227に接続され、住宅1内の任意の1つ以上の部屋に設けられた電話端子に対して電話用信号を送信する。なお、電話配線122には、ケーブルテレビ回線、光回線等の、電話を用いて通話を行うための任意の回線が含まれる。
このように、各部屋に向けて配線されるケーブル等は通信機器収容部12である同一の空間内に集められることによって、配線施工が容易でコストを抑えることができる。また、住宅1内での配線が煩雑にならないため施工不良も発生しにくい。
Bルート受信可能装置13は、スマートメーター10から情報を受信し、集線装置11を介してHEMS19へ送信したり、HEMS19から出力された情報をスマートメーター10に送信したりする。なお、Bルート受信可能装置13は、HEMS19に内蔵されてもよいし、HEMS19とは別体の機器であってもよい。Bルート受信可能装置13が、HEMS19と別体の機器である場合、ドングルとしてHEMS19に挿入される。また、Bルート受信可能装置13は、有線又は無線による通信ネットワークを介して集線装置11に直接的又は間接的に接続される。これにより、Bルート受信可能装置13は、集線装置11を介して容易にLAN、ひいてはインターネットに接続することができる。また、Bルート受信可能装置13が有線による通信ネットワークを介して情報を送受信する場合、該通信値ネットワークはイーサネット(登録商標)規格によるものであることがよい。これにより、無線による通信ネットワークを用いる場合に比べて、電波障害等により通信が不安定となるのを防ぐことができる。
Bルート受信可能装置13は、スマートメーター10の位置に基づいて住宅1の屋内に設置される。具体的には、スマートメーター10が設置されている、住宅1の外壁に対応して設けられている内壁によって囲まれる空間に設置される。また、Bルート受信可能装置13は、N階建の住宅1においては1階以上でN階未満のフロアに設置されるのがよい。上述のように、スマートメーター10は、電気事業者等によって目視されるため1階に設置されるのが通常であり、このため、下方のフロアであるほど、スマートメーター10との通信が安定する。そのため、Bルート受信可能装置13は、図3に示すように住宅1の1階のフロアの床面と天井面との間に設置されるのが最も好ましい。なお、通常、住宅1においては玄関付近にデッドスペースが存在する場合が多く、該デッドスペースを活用するためには、Bルート受信可能装置13は、住宅1の玄関、又は玄関に隣接している土間収納部に設置されるのがよい。
また、Bルート受信可能装置13は、スマートメーター10との間に金属板、金属メッシュ等の電波を遮蔽する電磁遮蔽部材が位置しないように配置されるのがよい。これにより、Bルート受信可能装置13とスマートメーター10との間で情報を送受信するための、無線で形成される通信ネットワークにおいて電磁遮蔽部材によって通信が不安定となるのを防ぐことができる。
また、Bルート受信可能装置13は、有線方式又は無線方式の通信ネットワークによって、直接的又は間接的に集線装置11に接続され、集線装置11を介してHEMS19と情報を送受信する。なお、有線方式の通信ネットワークを用いる場合、該通信ネットワークはイーサネット(登録商標)により構成され、Bルート受信可能装置13及び集線装置11を接続するためのケーブルの少なくとも一部は壁内に配線される。
Bルート受信可能装置13は、集線装置11との情報の送受信の安定性の観点から、集線装置11を収容している通信機器収容部12の近傍に配置されるのが好ましい。さらには、Bルート受信可能装置13は、通信機器収容部12に収容され、カバーにより覆われてもよい。これにより、住宅1内の住人によって、Bルート受信可能装置13は視認されず、住宅1内の美観を維持することができる。
ただし、図2に示す例のように、通信機器収容部12が2階以上のフロアに設けられている場合、Bルート受信可能装置13は通信機器収容部12が設けられているフロアより下階に配置されてもよい。Bルート受信可能装置13におけるスマートメーター10との通信の安定化及び集線装置11との通信の安定化を考慮して適宜、その配置を決定することができる。
分電盤14は、電気事業者2から供給される主幹電力を受電し、受電した電力を20以上の分岐回路に分配する。それぞれの分岐回路は、住宅1内に設置されたコンセント、照明器具等に接続され、分岐回路によって分岐された電力がこれらのコンセント、照明器具等に供給される。また、20以上の分岐回路のうちのひとつの分岐回路係る電力はエアーコンディショナー(以下、エアコンという)のみに供給される。また、分電盤14は、アンペアブレーカー、漏電遮断機、配線遮断器等を備える。
分電盤計測ユニット15は、センサー部151及び送信部152を備える。分電盤計測ユニット15は、分電盤14の内部に配置されてもよいし、分電盤14の近傍に配置されてもよい。なお、分電盤計測ユニット15が分電盤14の内部に配置される場合、住宅1内の人物から通常は視認されないため美観の点では優れている。そのため、住宅1を新規に建築する場合には、この点を考慮して分電盤計測ユニット15を内部に配置するよう分電盤14が設けられる。
センサー部151は、分電盤14から住宅1で消費された消費電力量、及び発電・蓄電機器16によって発電された発電力量を測定する。センサー部151は、分電盤14におけるそれぞれの分岐回路に係る電線の磁力変化に基づいて電流を計測するCT(Current Transformer)センサーを含み、CTセンサーによって測定された電流に基づいて電力量を測定する。上述のように分電盤14は、電力を20以上の分岐回路に分配し、それぞれについて電力量を測定するため、多くの情報を取得することができ、これらの情報に基づいて綿密なエネルギーマネジメントを行うことが可能となる。
送信部152は、センサー部151によって測定された電力量を表す分電盤電力データを、集線装置11を介してHEMS19に送信する。また、HEMS19に送信された分電盤データは、インターネット等の通信ネットワークを介して、例えば、サービス提供サーバ31のような、外部のサーバ又はサーバ群に送信される。このとき、送信部152から集線装置11までの分電盤電力データの送信には、周波数帯域が略950MHz、2.5GHz、5GHzである無線方式の通信ネットワークが用いられる。周波数帯域を略950MHzとすることによってWiFi(登録商標)による通信に対応することができ、周波数帯域を略950MHzとすることによってWi−SUN(登録商標)による通信に対応することができる。送信部152から集線装置11までの分電盤電力データの送信には、イーサネット(登録商標)による有線方式の通信ネットワークが用いられてもよく、この場合、送信部152と集線装置11との間を接続するケーブルの少なくとも一部は住宅1の壁内に、住人からは視認できないようにして配線される。これによって、通信の安定性を維持しつつ、美観を保つことができる。また、送信部152は、集線装置11を介さずに、直接、HEMS19に接続されてもよい。
発電・蓄電機器16は、発電部161及び蓄電部162を備える。発電部161は、太陽光(Photovoltaics(PV))及び燃料電池のうちの少なくとも1つによって電力を発生させる。蓄電部162は、発電部161によって発生した電力を蓄積する。
発電・蓄電制御ユニット17は、制御部171及び送信部172を備える。制御部171は、発電部161によって発電された電力量、及び蓄電部162によって蓄電されている電力量を表す発電・蓄電データを取得し、発電・蓄電データに基づいて発電部161に発生させる電力量を制御する。制御部171は、発電・蓄電機器16の発電部161、又は発電された電力を変換するパワーコンディショナー(不図示)に接続して電力量を計測する。このようにすることによって、CTセンサーを介さずに電力量を取得することができ、PV及び燃料電池による発電を抑制することが可能となる。
また、制御部171が発電部161、又はパワーコンディショナーに接続するには、例えばRS485といったシリアル通信を用いればよく、その少なくとも一部をイーサネット(登録商標)によるネットワークとしても、WiFi、Wi−SUN等の無線によるネットワークとしてもよい。また、イーサネット(登録商標)によるネットワークである場合、通信ケーブル111は壁内に配線されることが美観の点からも電波障害を防ぐという点からも好ましい。
また、送信部172は、制御部171によって取得した発電・蓄電データを、集線装置11を介して、HEMS19に送信する。
家電・情報機器18は、ECHONET Liteの通信規格に対応しており、集線装置11を介してHEMS19に接続される。また、家電・情報機器18は、家電・情報機器18の状態、使用期間等を表す使用状況データをHEMS19に送信したり、使用状況データに基づいてHEMS19から制御されたりする。また、家電・情報機器18は、集線装置11にイーサネット(登録商標)による通信ネットワークを介して直接的に接続されてもよいし、間接的に接続されてもよい。また、家電・情報機器18と、集線装置11とを接続するための通信ネットワークのケーブルは住宅1の壁内に配線される。住人によって視認されることがなく、美観の点において優れている。
家電・情報機器18の例としては、冷房機器、暖房機器、電動シャッター、電気錠、給湯器、床暖房等が含まれる。また、家電・情報機器18の例としては、住宅1の内部で用いられるコンピュータ、スマートフォン、任意の情報システムの専用端末等の情報通信機器も含まれる。また、住宅1を介して電気自動車の充電装置に電力が供給される場合には、使用状況データに電気自動車の状態、使用期間等を含んでもよい。
HEMS19は、スマートメーター10から送信されたBルート電力データ、分電盤計測ユニット15の送信部152から送信された分電盤電力データ、発電・蓄電制御ユニット17から送信された発電・蓄電データ等を管理する。上述のようにHEMS19は、スマートメーター10、分電盤計測ユニット15、発電・蓄電機器16、及び家電・情報機器18それぞれと情報を送受信するために、イーサネット(登録商標)による通信ネットワークのインターフェースを有する。さらに、HEMS19は、インターネット等の外部の通信回線を介して、Bルート電力データ、分電盤電力データ、発電・蓄電データ、及び使用状況データを含む住宅電力データをサービス提供会社3のサービス提供サーバ31に送信する。
HEMS19は、スマートメーター10、分電盤計測ユニット15、発電・蓄電制御ユニット17、及び家電・情報機器18とともに形成するLANのルーターとなることが可能であるように、ルーター機能を有する。そのため、通信ケーブル111で接続された機器等にルーターが含まれない場合、HEMS19はルーター機能を有効にしてルータ(LANの親)としても機能する。また、通信ケーブル111で接続され機器等にルーターが含まれる場合、HEMS19はルーター機能を無効にしてノード(LANの子)として機能する。
HEMS19は、通信機器収容部12の近傍、例えば、通信機器収容部12を埋設する壁と同一又は隣接している壁の内部に配置されるのが好ましい。これによってHEMS19と集線装置11との間の距離を短くし、通信の安定性を図り、配線の複雑化を防ぐことができる。より好ましくは、HEMS19は、集線装置11が収容されている通信機器収容部12の内部に配置されるのが好ましい。HEMS19を集線装置11の近傍に配置できるとともに、上述のとおり、通信機器収容部12はカバーで覆われているため美観の維持を図ることができる。また、HEMS19、集線装置11等が同一の場所に収容されていることによって、効率よくメンテナンス作業を行うことが可能となる。
また、HEMS19は、ウェブサーバ機能を有し、LAN上で接続されているウェブブラウザ又は専用のアプリケーションを有する表示装置191に対して各種情報の表示を行う。また、HEMS19は、HEMS19が生成した情報を、例えばクラウド上の別のサーバ及び表示用ウェブサーバに提供し、該別のウェブサーバ上の各種情報を、表示装置191を介して表示を行ってもよい。表示装置191はHEMS19専用の表示端末であってもよいし、汎用のPC、スマートフォン等であってもよい。また、HEMS19は、テレビ放送を受信するテレビ放送受信部、ラジオ放送を受信するラジオ放送受信部、及びテレビ放送やラジオ放送により受信した映像及び音声を記録する記録部、を備え、受信した映像を表示装置191に表示させてもよい。また、HEMS19は、緊急地震速報を受信する緊急地震速報受信部、及び気象特別警報を受信する気象特別警報受信部を備えてもよい。
表示装置191は、取得部191aと、出力部191bとを備える。取得部191aは、HEMS19が受信した住宅電力データを取得する。出力部191bは、取得部191aが取得した住宅電力データを表示する。例えば、表示装置191は、図4(a)に例を示すようなトップ画面から「メニュー」アイコン41が押下されることによって、図4(b)に例を示すような画面に遷移する。また、「エアコン」アイコン51、「照明」アイコン52、「冷蔵庫」アイコン53がそれぞれ押下されると、取得部191aが家電・情報機器18のうちのそれぞれエアコン、照明、冷蔵庫の使用状況データを取得し、出力部191bは、取得部191aがが取得した使用状況データを表示する。
ただし、図4に示す文字列そのものは該機能をイメージ、連想させるロゴ、絵文字等に置き換えられ、文字列自体は表示されていない場合を含むことは言うまでもない。
また、「テレビ」アイコン42が押下されると、取得部191aは、HEMS19がテレビ放送によって受信した情報を取得し、出力部191bは、取得した情報に含まれる映像を表示し、音声を出力する。また、「ラジオ」アイコン43が押下されると、HEMS19が受信したラジオ放送によって受信した情報を取得し、出力部191bは情報に含まれる音声を出力する。また、「再生」アイコン44が押下されると、出力部191bは、HEMS19によって記録されたテレビ放送の映像を表示し、音声を出力したり、HEMS19によって記録されたラジオ放送の音声を出力したりする。
なお、これらのテレビ放送の映像の表示、音声の出力は、図4(a)に例を示す表示装置191のトップ画面から「テレビ」アイコン42を押下することによって行われる。同様にして、ラジオ放送の音声の出力は、表示装置191のトップ画面から「ラジオ」アイコン43を押下することによって行われる。また、テレビ放送の録画、ラジオ放送の録音の再生は、表示装置191のトップ画面から「再生」アイコン44を押下することによって行われる。
また、取得部191aは、サービス提供会社3によって送信された各種情報を、HEMS19を介して取得し、出力部191bは、取得部191aが取得した各種情報を表示する。そのため、表示装置191には、1つの操作でHEMS19を介してサービス提供サーバ31へ各種情報を要求するためのショートカットアイコンが表示されていることが好ましい。図4(b)に示される例では、「お知らせ」ショートカットアイコン54が押下されることによって、取得部191aは、HEMS19を介してサービス提供サーバ31から情報を取得し、出力部191bが取得された情報を表示する。また、「問合せ」ショートカットアイコン55が押下されると、取得部191aは、HEMS19を介してサービス提供サーバ31から問合せを入力するための画面を取得し、出力部191bは、取得された画面を表示する。この場合、HEMS19は該画面に入力された問合せを表示装置191から取得してサービス提供会社3に送信する。なお、表示装置191が、該画面に入力された問合せをHEMS19に送信してもよい。
また、「設定」アイコン56が押下されると、取得部191aは、HEMS19、及びHEMS19と連携する家電・情報機器18に係る設定を行うための画面をHEMS19から取得し、出力部191bは、取得部191bが取得した画面を表示する。「トップ」アイコン57が押下されると、取得部191a、図4(a)に示すトップ画面をHEMS19から取得し、出力部191bが取得された画面を表示する。
また、表示装置191は、表示装置191自体を起動させるための操作に次ぐ2つ以内のアクションで、サービス提供会社3のサービス提供サーバ31へ各種情報を要求できるよう設計されているとよい。図4に示す例では、表示装置191を起動させると図4(a)に示すトップ画面が表示される。ユーザが1回目のアクションでトップ画面の「メニュー」ボタンを押下することによって、図4(b)に示す画面に「お知らせ」ショートカットアイコン54が表示されている。この状態において、ユーザが2回目のアクションで「お知らせ」ショートカットアイコン54を押下することによって、サービス提供サーバ31から情報が送信されて表示される。
また、上記の「お知らせ」ショートカットアイコン54としてサービス提供会社3の商標、キャラクターを表す画像が利用されていることが好ましい。また、サービス提供会社3のポータルサイトへのショートカットアイコンである「ポータルサイト」ショートカットアイコン58を用意することで、ポータルサイト内のサービスに含まれる「問い合わせ」や「お知らせ」を廃止することも可能であり、住人とサービス提供会社3との関係を密接にする効果が期待できる。
また、取得部191aは、所定の間隔でHEMS19を介してサービス提供サーバ31にお知らせ情報の取得を要求し、サービス提供サーバ31にお知らせ情報がある場合には、当該お知らせ情報を取得する。出力部191bは、表示装置191上にアラートとして、またはポップアップにより表示する。お知らせとは、例えば、HEMS19が取得した家電・情報機器18の使用状況、修繕履歴等に基づくサービス提供サーバ31によって作成された修繕、消耗部品の交換等の提案や、HEMS19から受信した電力データに基づく電力契約プランの提案である。
また、取得部191aは、テレビ放送及びラジオ放送による情報、緊急地震速報、気象特別警報等の情報を、HEMS19を介して取得してもよい。この場合、出力部191bは、取得部191aが取得した情報に含まれる映像を表示したり、音声を出力したりする。また、HEMS19と表示装置191とは上述のLANを介して接続されるのではなく、直接的に接続されるのが好ましい。これにより、HEMS19及び表示装置191のいずれかに何らかの不具合が発生した場合に、その不具合がどちらで発生したのかを切り分けて特定することが容易となる。
表示装置191は、表示装置191が有するメモリ、又は表示装置191の外部記憶メディアに記憶されている画像及び動画(HEMS19に記憶されているものを含む)を所定の順に表示するデジタルフォトフレーム部を備えてもよい。
表示装置191は、ハンディテレビ、専用タブレット、汎用タブレット、スマートフォン、及びPC(Personal Computer)のいずれによって実現されてもよい。表示装置191が、ハンディテレビや専用タブレットによって実現される場合、汎用タブレット、スマートフォン、PCに比べて、サービス提供会社3の提供するサービスに特化したインターフェースを設けることができるため、サービス提供会社3にとっては、ポップアップ機能やアラート機能により自社サービスに関連した情報を通知したり、自社の物販サイトのみを表示させたりすることによってサービス提供の拡大を図ることが可能となる。
サービス提供会社3は、1つのサーバ又は複数のサーバ群からなるサービス提供サーバ31を備える。サービス提供サーバ31は、インターネット等の外部の通信ネットワークを介して、住宅1内のHEMS19と情報を送受信する。
サービス提供サーバ31は、ウェブサーバとしての機能を有し、ウェブブラウザを有する情報通信機器等に各種情報を表示させる。この場合、ウェブブラウザを備える表示装置191の取得部191aが、サービス提供サーバ31から各種情報を取得し、出力部191bが各種情報を表示する。
サービス提供サーバ31は、表示装置191から送信されたユーザアカウントに基づく認証を経たログイン状態においてのみ、サービスに関する画面を表示装置191に表示させるようにしてもよい。また、サービス提供サーバ31は、ログイン状態においてのみ提供するお知らせを表示装置191に表示させるようにしてもよい。また、ログインに係るユーザアカウントのユーザごとに情報を表示させるようにしてもよい。
また、サービス提供サーバ31は、インターネット等の外部の通信回線を介して、住宅電力データを住宅1のHEMS19から受信する。そして、サービス提供サーバ31は、HEMS19から受信した住宅電力データに基づいて電力契約プランの提案を作成し、表示装置191に表示させる。また、表示装置191のユーザの入力によって表示装置191から電力契約プランの詳細についての参照要求を受けた場合には、当該電力契約プランの説明や手続きへと導く表示を表示装置191に対して行う。
また、サービス提供サーバ31は、インターネット等の外部の通信回線を介して、家電・情報機器18に関する情報をHEMS19から受信する。そして、サービス提供サーバ31は、HEMS19から受信した家電・情報機器18に関する情報に基づいて修繕、消耗部品の交換等の提案を作成し、表示装置191に表示させる。また、表示装置191のユーザによる入力によって表示装置191から修繕、消耗部品の交換の詳細についての参照要求を受けた場合には、物販サイトや修繕受付へと導く情報を表示装置191に対して表示させる。
サービス提供サーバ31は、インターネット等の外部の通信回線を介して、家電・情報機器18のうちの電子錠に関する情報をHEMS19から受信する。そして、サービス提供サーバ31は、HEMS19から受信した電子錠に関する情報に基づいて住宅1、又は該住宅1の敷地への人物の訪問又は侵入を示す情報を表示装置191に表示させる。
次に、上記のような構成による情報及びサービスの流れについて図5を参照して説明する。
図5に示すように、HEMS19は、スマートメーター10、分電盤計測ユニット15、発電・蓄電制御ユニット17、及び家電・情報機器18からそれぞれBルート電力データ、分電盤電力データ、発電・蓄電データ、及び使用状況データを含む住宅電力データを取得し、該住宅電力データをサービス提供サーバ31に送信する。
また、サービス提供会社3は、サービス提供サーバ31で受信された住宅電力データを電気事業者2に提供し、電気事業者2が住宅電力データに基づいて作成して電力プランをサービス提供会社3に提供する。また、サービス提供会社3は、上述のように住宅電力データに基づいて修繕、消耗部品の交換等の提案を作成する。さらに、サービス提供サーバ31が、このようにして作成された電力プラン及び修繕、消耗部品の交換等の提案を表示装置191に表示させることができる。また、修繕、消耗部品の交換等の提案に基づいて、例えば、サービス提供会社3が利用者を訪問して修繕や交換を推奨することもできる。また、サービス提供会社3は、上述の分電盤電力データに基づいて、家電・情報機器18の清掃、交換等を含むメンテナンスの提案を示すメンテナンス情報を提供することもできる。メンテナンス情報には、メンテナンスの提案とともに、該メンテナンスの請負サービスの提案を示す情報が含まれてもよい。
ここで、再び図1を参照して、分電盤電力データに基づく家電・情報機器18のメンテナンス情報を住人に提供するためのサービス提供システム4について説明する。サービス提供システム4は、サービス提供サーバ31、HEMS19、及び表示装置191を備える。以降においては、家電・情報機器18を単に「機器」という。また、以降において、機器はエアコンであるとして説明する。しかし、機器はこれに限られるものではなく、メンテナンス状況及び設置年数に応じて消費電力量が変化する任意の機器であってよい。
サービス提供サーバ31は、通信部311と、記憶部312と、制御部313とを備える。
通信部311は、HEMS19及び表示装置191と情報を送受信する。具体的には、通信部311は、HEMS19から、エアコンに係る分岐回路から検出された電力量を示す分電盤電力データをエアコンの消費電力量データとして受信する。消費電力量データとは、例えば、単位時間あたりのエアコンによる消費電力量を示すデータであって、例えば、1日ごとの消費電量であってもよいし、1時間ごとの消費電力量であってもよいし、1分ごとの消費電力量であってもよい。また、通信部311は、後述するメンテナンス情報をHEMS19に送信する。
記憶部312は、各種情報を記憶するメモリである。記憶部312は、通信部311がHEMS19から受信した消費電力量データを記憶する。記憶部312は、単位時間ごと、例えば1日ごと、1時間ごと、1分ごとの消費電力量データを記憶する。また、記憶部312は、エアコンのメンテナンスに関するキャンペーン情報を記憶してもよい。キャンペーン情報とは、特定の期間にエアコンの清掃、下取り、交換等のメンテナンスが安価に提供されたり、メンテナンスの提供を受けることによって特典が付与されたりするキャンペーンが実施されていることを示す情報である。
制御部313は、記憶部312に記憶されている、所定の期間の消費電力量データを抽出する。所定の期間は、例えば、各月とすることができる。また、所定の期間は、例えば、エアコンについての消費電力量の多い夏季に含まれる7月から9月、あるいは冬季に含まれる12月から2月までとしてもよい。
そして、制御部313は、消費電力量データに基づいて、エアコンのメンテナンス情報を生成する。具体的には、制御部313は、消費電力量データが示す、エアコンの設置年における所定期間の第1の消費電力量と、機器の直近の所定期間の第2の消費電力量とに基づいてメンテナンス情報を生成する。
さらに具体的には、制御部313は、第1の消費電力量に対する第2の消費電力量の増加率を算出する。制御部313は、この方法に限られず、エアコンを設置したときからの消費電力量の変化を示す任意の値を消費電力量の増加率として算出してもよい。
そして、制御部313は、消費電力量の増加率に基づいて、通信部311がメンテナンス情報を生成する。例えば、制御部313は、消費電力量の増加率が増加率閾値以上であるか否かを判定する。増加率閾値は、一般にエアコンを清掃することが望ましいとされる程度の増加率であり、例えば、10%である。また、増加率閾値は、エアコンを清掃することがより望ましいとされる程度の増加率である20%であってもよい。そして、制御部313は、増加率が増加率閾値以上である場合に、メンテナンス情報を生成する。
また、制御部313は、さらにエアコンの設置年数に基づいてメンテナンス情報の内容を決定してもよい。
具体的には、制御部313は、設置年数が設置年閾値以上であるか否かを判定する。設置年閾値とは、例えば、5年である。そして、制御部313は、消費電力量の増加率が増加率閾値以上であると判定し、かつ設置年数が設置年閾値未満であると判定した場合、エアコン清掃サービスを提案するメンテナンス情報を生成する。制御部313は、消費電力量の増加率が増加率閾値以上であると判定し、かつ設置年数が設置年閾値以上であると判定した場合、フィルター掃除機能付きエアコンに交換する提案を示すメンテナンス情報を生成する。
また、制御部313は、キャンペーン情報に基づいてメンテナンス情報を生成してもよい。具体的には、制御部313は、記憶部312に記憶されているキャンペーン情報にエアコンの下取りキャンペーンが含まれている場合、エアコンの設置年数が上述の設置年閾値(第1の設置年閾値)より短い第2の設置年閾値以上であるか否かを判定する。制御部313は、設置年数が第2の設置年閾値以上である場合、通信部311がエアコンの交換を提案するメンテナンス情報を生成する。
また、制御部313は、外部要因情報に基づいてメンテナンス情報を生成してもよい。外部要因情報とは、例えば、設定温度、環境温度である。環境温度とは、エアコンが設置されている環境の温度である。この場合、HEMS19は、エアコンの動作開始時における設定温度及び環境温度を示す温度データと、該設定温度で動作したときの消費電力量データとをサービス提供サーバ31に送信する。そして、制御部313は、エアコンの設置年における、環境温度が設定温度になるまでのエアコンでの消費電力量と、現在の、環境温度が設定温度になるまでの消費電力量とに基づいてメンテナンス情報を生成する。また、制御部313は、設置年にエアコンが該エアコンの設置環境を設定温度に維持するための消費電力量と、現在、設置環境を設定温度に維持するための消費電力量とに基づいてメンテナンス情報を生成してもよい。
また、制御部313は、設置機器情報に基づいてメンテナンス情報を生成してもよい。この場合、HEMS19は、エアコンが設置されている室温に影響を与える機器(該エアコンとは異なる冷暖房機器、発熱量の大きいオーディオ機器等)の消費電力量データをサービス提供サーバ31に送信する。そして、制御部313は、上述のように算出した消費電力量の増加率を、室温に影響を与える機器の消費電力量を用いて補正した消費電力量の増加率に基づいてメンテナンス情報を生成する。
また、制御部313は、住人情報に基づいて、通信部311がメンテナンス情報を表示装置191に送信するよう制御してもよい。住人情報は、エアコンの消費電力量に影響を与える、住宅1の住人についての情報である。住人情報は、例えば、住宅1の住人数、住人の特性(設定温度、窓の開閉傾向)である。この場合、制御部313は、住人情報の変化に応じて補正した増加率に基づいて、メンテナンス情報を生成してもよい。また、制御部313は、消費電力量の増加率に基づいて、住人情報を推定してもよい。
さらに、制御部313は、通信部311が、該制御部313によって生成されたメンテナンス情報をHEMS19を介して表示装置191に対して送信するよう制御する。
また、住宅1の販売会社が、上記のサービスを住宅1或いは住人に対し提供していると認識させることが好ましい(サービス提供会社への外注、又は内製サービスを含む)。そのようにすることで、住宅1の販売会社は、住宅1のみを販売するのではなく、その後の暮らしや生活のサポートなどをトータルでサポートできるビジネスを確立可能であり、住人から見ても住宅1を販売したのちも継続する多くのサービス群により大きな満足を得ることが可能となる。
以上のように、本実施形態では、サービス提供サーバ31の制御部313は、エアコンについての消費電力量データに基づいて、エアコンのメンテナンス情報を生成し、通信部311がメンテナンス情報を表示装置191に送信するよう制御する。そして、表示装置191の取得部191aがメンテナンス情報を取得し、表示部191bが取得されたメンテナンス情報を表示する。そのため、住人は、消費電力量に基づいてエアコンを清掃したり、交換したりするといったメンテナンスを行うことができ、これによりエアコンの消費電力量を抑制することができる。
また、本実施形態では、制御部313は、消費電力量データが示す、エアコンの設置年における所定期間の第1の消費電力量と、エアコンの直近の所定期間の第2の消費電力量とに基づいてメンテナンス情報を生成する。このため、制御部313は、エアコン設置時の消費電力量と、直近の消費電力量とを比較して、通信部311がメンテナンス情報を表示装置191に送信するよう制御することができる。したがって、住人は、設置時のエアコンの状態、すなわち、汚れや性能劣化がない状態に近づけるようなメンテナンスを適切に行うことができ、これによりエアコンの消費電力量をより適切に抑制することができる。
また、本実施形態では、制御部313は、第1の消費電力量に対する第2の消費電力量の増加率が増加率閾値以上である場合に通信部311がメンテナンス情報を表示装置191に送信するよう制御する。このため、住人は、消費電力量データの変化率に基づいて、より正確な時期にエアコンをメンテナンスすることができ、これによりエアコンの消費電力量を抑制することができる。
また、本実施形態では、制御部313は、エアコンの消費電力と設置年数とに基づいてメンテナンス情報を生成する。このため、住人は、適切なメンテナンス方法を知ることができる。具体的には、エアコンを清掃するべきなのか交換すべきなのかを把握し、適切なメンテナンス方法を採用することによってエアコンの消費電力量を抑制することができる。
また、本実施形態では、制御部313は、設定温度及び環境温度に基づいてメンテナンス情報を送信させる。このため、制御部313は、環境温度に大きな変動があったり、住人の体感温度特性に変動に伴う設定温度の変動があったりした場合にも、このような変動に影響されることなく、エアコンそのものの汚れ及び性能劣化に起因するメンテナンス情報を正確に送信することができる。したがって、住人は、環境温度及び体感温度特性の変動によらず適切にエアコンをメンテナンスすることができ、エアコンの消費電力量を抑制することができる。
上述の実施形態及び実施例は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態及び実施例に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。また、サービス提供サーバの機能は住宅外部に存在することに限定されているわけではなくHEMS19又は表示装置191、その他の宅内機器にその機能の全てまたは一部含まれていてもよい。