JP6891699B2 - 嵌合検知コネクタ装置および雌コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、嵌合検知コネクタ装置および雌コネクタに関する。
ロックビーク(突状に形成されたロック部、以下、突状ロック部と称す)を有する雄コネクタハウジングと、可撓ロックアームを有する雌コネクタハウジングと、雌雄コネクタハウジング相互の嵌合方向に沿ってスライド移動可能に雌コネクタハウジングに装着され、スライド可否により雌雄コネクタハウジングの嵌合状態を検知する嵌合検知部材(スライド部材)と、を備える半嵌合防止コネクタが提案されている(例えば特許文献1参照)。
雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジングとが完全に嵌合した状態から、雌コネクタハウジングと雄コネクタハウジングとを互いに離脱させる場合、まず、可撓ロックアームの押圧部を押圧して雌コネクタハウジングの嵌合検知部材との係止状態を解除する。次に、可撓ロックアームの押圧部を押圧した状態で、可撓係止アームを撓ませてその先端部を可撓ロックアームに形成された係止孔の内側へ移動させる。続いて、可撓ロックアームを元の状態に戻してから、嵌合検知部材を、雌雄コネクタに対する完全嵌合位置から嵌合初期位置へスライドさせる。その後、再び可撓ロックアームの押圧部を押圧した状態で雄コネクタハウジングを雌コネクタハウジングから離脱させる。
特開2004−220970号公報
しかしながら、特許文献1に記載の半嵌合防止コネクタでは、可撓ロックアームの押圧部を押圧した状態で、可撓係止アームを係止孔の内側へ移動させる際、可撓係止アームの先端部が可撓ロックアームの係止孔の外周部に引っ掛かってしまう場合がある。この場合、嵌合検知部材を嵌合初期位置へ移動していない状態で、雌コネクタハウジングを雄コネクタハウジングから離脱させてしまう虞がある。この場合、次に雌コネクタハウジングを雄コネクタハウジングに嵌合させるときに、嵌合検知部材がその機能を発揮できず、雌雄コネクタの接続不良が生じる虞がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、接続不良を防止できる嵌合検知コネクタ装置および雌コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る嵌合検知コネクタ装置は、
筒状であり、内側に導電性の第1端子が配置され、外壁に突状ロック部が設けられた絶縁性の一方のコネクタハウジングと、
内側に導電性の第2端子が配置されたハウジング本体と、一端部に前記突状ロック部をロックする第1ロック部が設けられ他端部に前記第1ロック部により前記突状ロック部がロックされた状態を解除する際に押下される第1操作部が設けられ、前記第1ロック部と前記第1操作部との間に位置する中央部で前記ハウジング本体に揺動可能に接続されている第1ロックアームと、を有し、前記一方のコネクタハウジングに装着される絶縁性の他方のコネクタハウジングと、
筒状であり前記ハウジング本体に外嵌される本体部と、一端部に前記第1ロック部をロックする第2ロック部が設けられ他端部に前記第2ロック部により前記第1ロック部がロックされた状態を解除する際に押下される第2操作部が設けられ、前記第2ロック部と前記第2操作部との間に位置する中央部で前記本体部に揺動可能に接続されている第2ロックアームと、を有し、前記他方のコネクタハウジングを前記一方のコネクタハウジングに着脱する際に前記他方のコネクタハウジングが前記一方のコネクタハウジングに対して移動する方向である着脱方向にスライド自在であるスライド部材と、を備え、
前記本体部は、前記第1ロック部が前記突状ロック部に係合し前記第2ロック部が前記第1ロック部に係合した状態において、前記第1操作部の少なくとも一部を覆う形状を有する。
本発明によれば、第1ロック部が突状ロック部に係合し第2ロック部が第1ロック部に係合した状態において、スライド部材の本体部が、第1操作部の少なくとも一部を覆う形状を有する。これにより、2つのコネクタハウジング同士が嵌合した状態で、第2操作部だけを選択的に押下できるので、第1ロック部により突状ロック部がロックされた状態を維持しつつ、スライド部材をスライドさせることができる。従って、一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングへ嵌合させる場合、スライド部材の機能を発揮させることができるので、2つのコネクタハウジング同士の接続不良の発生が防止される。
本発明の実施形態に係る嵌合検知コネクタ装置の斜視図である。 実施形態に係る嵌合検知コネクタ装置の断面図である。 (A)は実施形態に係る雌コネクタハウジングの斜視図であり、(B)は雌コネクタの斜視図である。 (A)は実施形態に係る雌コネクタの断面図であり、(B)は雌コネクタを雄コネクタへ挿入する様子を示すコネクタの断面図である。 実施形態に係る嵌合検知コネクタ装置を示し、(A)は雌コネクタを雄コネクタへ挿入する様子を示す断面図であり、(B)は雌コネクタを雄コネクタに接続した状態における断面図である。 実施形態に係る嵌合検知コネクタ装置を示し、(A)は第2ロックアームの第2操作部が押下された状態を示す断面図であり、(B)はスライド部材を雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジングとに対してスライドさせた状態を示す断面図である。 実施形態に係る嵌合検知コネクタ装置について、第1ロックアームの第1操作部と第2ロックアームの第2操作部とを同時に押下した状態を示す断面図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る嵌合検知コネクタ装置について添付図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る嵌合検知コネクタ装置は、嵌合検知機能を備える。嵌合検知コネクタ装置は、図1および図2に示すように、一方のコネクタハウジングとなる雄コネクタハウジング1と、雄コネクタハウジング1に装着される他方のコネクタハウジングとなる雌コネクタハウジング2と、スライド部材3と、パッキン4と、を備える。以下、適宜、雌コネクタハウジング2を雄コネクタハウジング1に装着する際に、雌コネクタハウジング2が雄コネクタハウジング1に対して移動する方向を+Y方向、雌コネクタハウジング2を雄コネクタハウジング1から離脱させる際に、雌コネクタハウジング2が雄コネクタハウジング1に対して移動する方向を−Y方向として説明する。即ち、雌コネクタハウジング2を雄コネクタハウジング1に着脱する際に雌コネクタハウジング2が雄コネクタハウジング1に対して移動する方向である着脱方向AR0を±Y方向とする。また、図1および図2における±Z方向を、適宜、上下方向として説明する。
図1および図2に示すように、雄コネクタハウジング1は、絶縁性の材料で形成された筒状の部材であり、内側に4つの第1端子となる雄端子11が配置され、外壁に突状ロック部12が設けられている。4つの雄端子11は、それぞれが導電性の材料で形成された細長状の部材であり、+Y方向の端部11aが外方へ突出している。また、雄コネクタハウジング1は、端部11aに対して、−Z方向に延出する板状の延出部13を有する。
図3(A)および図3(B)に示すように、雌コネクタハウジング2は、絶縁性の材料で形成され内側に4つの第2端子となる雌端子21が配置されたハウジング本体20と、第1ロックアーム22と、を有する。雌コネクタハウジング2が雄コネクタハウジング1に装着された状態において、4つの雄端子11の−Y方向に配置された端部11bが、雌端子21に嵌合され、お互いが電気的に接続される。第1ロックアーム22は、図3(A)に示すように、2つの長尺のアーム本体223を有する。2つのアーム本体223の一端部には、雄コネクタハウジング1の突状ロック部12をロックする第1ロック部221が設けられている。また、2つのアーム本体223の他端部のそれぞれには、第1ロック部221により突状ロック部12がロックされた状態を解除する際に押下される第1操作部222が設けられている。そして、第1ロックアーム22は、図3(A)および図4(A)に示すように、第1ロック部221と第1操作部222との間に位置する中央部でハウジング本体20に揺動可能に接続されている。ここで、「中央部」とは、厳密に第1ロックアーム22の長手方向(±Y方向)における中心を意味するものではなく、第1ロックアーム22の長手方向(±Y方向)における中心から長手方向に沿ってずれていてもよい。また、第1ロック部221は、第1ロックアーム22が雌コネクタハウジング2の中心軸J2に対して傾くと、第1ロックアーム22とハウジング本体20との接続部分の弾性により第1ロックアーム22が中心軸J2に平行な姿勢へ復帰する方向の力が働く。また、図3(A)に示すように、2つのアーム本体223のうち中心軸J2に対して、−X方向側のアーム本体223の−X方向側の端縁と、+X方向側のアーム本体223の+X方向側の端縁とには、切欠部224が設けられている。これらの切欠部224は、スライド部材3が雌コネクタハウジング2に対して予め設定された位置に配置された状態で、突起33が挿通可能となっている。
パッキン4は、環状であり、図2に示すように、雌コネクタハウジング2に取り付けられている。パッキン4は、例えば、シリコーン等のエラストマのような弾性材料から形成されている。パッキン4は、雌コネクタハウジング2が雄コネクタハウジング1に装着された状態において、雄コネクタハウジング1の−Y方向の端部と雌コネクタハウジング2との間に介在する。これにより、雄コネクタハウジング1および雌コネクタハウジング2の外方から内側への水、異物等の浸入が防止されている。
スライド部材3は、雌コネクタハウジング2と雄コネクタハウジング1との嵌合状態を検知する嵌合検知部材である。スライド部材3は、図1および図2に示すように、雌コネクタハウジング2を雄コネクタハウジング1に着脱する際の移動方向となる±Y方向へスライド自在となっている。スライド部材3は、絶縁性の材料で形成された筒状の部材であり、ハウジング本体20に外嵌される本体部31と、第2ロックアーム32と、を有する。本体部31は、外方に開放された開口部311が形成されている。
第2ロックアーム32は、一端部に第1ロック部221をロックする第2ロック部321が設けられ、他端部に第2ロック部321により第1ロック部221がロックされた状態を解除する際に押下される第2操作部322が設けられている。第2ロックアーム32は、第2ロック部321と第2操作部322との間に位置する中央部における、着脱方向(±Y方向)と第1操作部222および第2操作部322の押下方向AR2(図1参照)とに直交する幅方向(±X方向)において開口部311を形成する内壁に接続されている。そして、第2ロックアーム32は、第2ロック部321と第2操作部322との間に位置する中央部を支点として揺動可能となっている。ここで、「中央部」とは、厳密に第2ロックアーム32の長手方向(±Y方向)における中心を意味するものではなく、第2ロックアーム32の長手方向(±Y方向)における中心から長手方向(±Y方向)に沿ってずれていてもよい。また、第2ロック部321は、第2ロックアーム32がスライド部材3の中心軸J1に対して傾くと、第2ロックアーム32と本体部31との接続部分の弾性により第2ロックアーム32が中心軸J1に平行な姿勢へ復帰する方向の力が働く。本体部31における開口部311の−Y方向寄りの外周部には、第1ロック部221が突状ロック部12に係合し、第2ロック部321が第1ロック部221に係合した状態において、第1操作部222の少なくとも一部を覆う押下防止部34が設けられている。
また、スライド部材3は、図3(B)に示すように、本体部31の開口部311を形成する内壁から開口部311の内側(中心)へ突出する突起33を有する。この突起33は、第1ロック部221が突状ロック部12に係合し、第2ロック部321が第1ロック部221に係合した状態において、第1ロック部221がスライド部材3の中心軸J1から離れる方向(+Z方向)へ移動するのを規制する移動規制部として機能する。そして、第1ロック部221が突状ロック部12に係合した状態で、スライド部材3と雄コネクタハウジング1および雌コネクタハウジング2とを、Z軸方向において突起33がアーム本体223の切欠部224の内側に配置される状態にしたとする。この場合、第1ロックアーム22は、突起33が切欠部224の内側を挿通する形で揺動可能となっている。そして、第1操作部222を押下することにより、第1ロック部221が突状ロック部12に係合した状態を解除させることが可能となる。
次に、本実施形態に係る雄コネクタ(雄コネクタハウジング1)に雌コネクタ(雌コネクタハウジング2)を接続する方法について詳細に説明する。まず、図4(A)に示すように、スライド部材3の第2ロック部321が、雌コネクタハウジング2の第1ロック部221よりも−Y方向、即ち、第2ロック部321が第1ロック部221よりも雄コネクタハウジング1の挿入方向側に配置された状態にする。このとき、第1ロックアーム22は、突起33が切欠部224の内側を通過する形で揺動可能となっている。
次に、図4(B)に示すように、雌コネクタハウジング2を雄コネクタハウジング1に対して、矢印AR1の方向へ挿入して、第1ロック部221を突状ロック部12の傾斜面12aに当接させる。そして、雌コネクタハウジング2を雄コネクタハウジング1の奥側(+Y方向側)へ更に挿入すると、第1ロックアーム22が撓んで第1ロック部221が突状ロック部12の傾斜面12aを摺動し、図5(A)に示すように突状ロック部12の頂部12bに乗り上げた状態となる。
続いて、雌コネクタハウジング2を雄コネクタハウジング1の奥側(+Y方向側)へ更に挿入すると、第1ロック部221が突状ロック部12の頂部12bにおいて+Y方向へ摺動するとともに、第2ロック部321が突状ロック部12の傾斜面12aに当接し、第2ロックアーム32が撓んで第2ロック部321が突状ロック部12の傾斜面12aを摺動する。そして、図5(B)に示すように、突状ロック部12が第1ロック部221により係合された状態となる。このとき、第2ロック部321は、突状ロック部12の頂部12bに乗り上げた状態となる。
その後、スライド部材3を奥側(+Y方向側)へ更に挿入すると、第2ロック部321が突状ロック部12の頂部12b、第1ロック部221の上面221aに沿って摺動していく。そして、図2に示すように、第2ロック部321が第1ロック部221に係合した状態となる。
次に、本実施形態に係る雄コネクタハウジング1から雌コネクタハウジング2を離脱させる方法について詳細に説明する。まず、図2に示すように、第2ロック部321が第1ロック部221に係合した状態において、図6(A)の矢印AR2に示すように、スライド部材3の第2操作部322を押下する。これにより、第2ロック部321が+Z方向へ持ち上がり、第2ロック部321が第1ロック部221に係合した状態から解除される。このとき、第1操作部222が押下防止部34により覆われた状態となっているため、作業者等により第1操作部222が誤って押下されることが防止される。
次に、スライド部材3を雄コネクタハウジング1および雌コネクタハウジング2に対して離れる方向となる−Y方向へスライドさせると、第2ロック部321が第1ロック部221の上面221a、突状ロック部12に沿って摺動していく。また、雌コネクタハウジング2の第1操作部222は、押下防止部34に覆われた位置から+Y方向へ移動していく。そして、図6(B)に示すように、第2ロック部321が突状ロック部12の頂部12bに乗り上げた状態となり、第1操作部222が押下防止部34に覆われない位置に到達する。
続いて、図7の矢印AR2に示すように、第1操作部222を押下することにより、第1ロック部221が突状ロック部12に係合した状態から解除される。そして、第1操作部222を押下した状態で、雌コネクタハウジング2を雄コネクタハウジング1に対して分離する方向となる−Y方向へ引き抜くことにより、雌コネクタハウジング2を雄コネクタハウジング1から離脱させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る嵌合検知コネクタ装置は、スライド部材3の本体部31が、第1ロック部221が突状ロック部12に係合し第2ロック部321が第1ロック部221に係合した状態において、第1操作部222を覆う押下防止部34を有する。具体的には、本体部31に開口部311が形成され、本体部31における開口部311の外周部には、第1ロック部221が突状ロック部12に係合し第2ロック部321が第1ロック部221に係合した状態において、第1操作部222の少なくとも一部を覆う押下防止部34が設けられている。これにより、雄コネクタハウジング1、雌コネクタハウジング2同士が嵌合した状態で、第2操作部322だけを選択的に押下できるので、第1ロック部221により突状ロック部12がロックされた状態を維持しつつ、スライド部材3をスライドさせることができる。従って、雌コネクタハウジング2を雄コネクタハウジング1へ嵌合させる場合、スライド部材3の機能を発揮させることができるので、雄コネクタハウジング1、雌コネクタハウジング2同士の接続不良の発生が防止される。
また、本実施の形態に係る嵌合検知コネクタ装置では、雌コネクタハウジング2と雄コネクタハウジング1とが嵌合した状態で、スライド部材3の第2操作部322だけを押下することにより、スライド部材3を、初期位置、即ち、第2ロック部321が第1ロック部221の−Y方向側に配置される位置へ移動させることができる。従って、雄コネクタハウジング1に雌コネクタハウジング2が嵌合する前の状態において、スライド部材3を確実に初期位置に位置させることができる。
更に、本実施形態に係るスライド部材3は、第1ロック部221が突状ロック部12に係合し、第2ロック部321が第1ロック部221に係合した状態において、第1ロックアーム22に当接して第1ロック部221の+Z方向への移動を規制する突起33を有する。ここで、突起33は、本体部31の開口部311を形成する内壁から開口部311の内側へ突出している。これにより、第2ロックアーム32の第2操作部322を押下してスライド部材3を雄コネクタハウジング1および雌コネクタハウジング2に対して離れる方向へとスライドさせる際、第2ロック部321が第1ロック部221に引っ掛かることを防止できる。従って、雌コネクタハウジング2を雄コネクタハウジング1からスムーズに離脱させることができる。
また、更に、本実施形態に係る第1ロックアーム22は、2つのアーム本体223を有する。そして、図3(A)に示すように、2つのアーム本体223のうち中心軸J2に対して、−X方向側のアーム本体223の−X方向側の面と、+X方向側のアーム本体223の+X方向側の面とには、突起33が挿通される切欠部224が設けられている。これにより、スライド部材3と雄コネクタハウジング1および雌コネクタハウジング2とを+Z方向から見て突起33が切欠部224の内側に配置された状態にすれば、第1ロックアーム22は、突起33が切欠部224の内側を挿通する形で揺動可能となる。従って、+Z方向から見て突起33が切欠部224の内側に配置された状態で、第1ロック部221を+Z軸方向へ大きく移動させることができるので、第1ロック部221が突状ロック部12に係合した状態をスムーズに解除することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述の実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、スライド部材3の押下防止部34が、第1ロック部221が突状ロック部12に係合し第2ロック部321が第1ロック部221に係合した状態において、第1操作部222の一部を覆う構成であってもよい。
実施形態では、第1ロック部221が突状ロック部12に係合し、第2ロック部321が第1ロック部221に係合した状態で、第1ロックアーム22に当接する突起33を有するスライド部材3を備える例について説明した。但し、第1ロックアーム22の+Z方向への移動を規制できれば、突起33を有するスライド部材3を備える構成に限定されない。例えば、雌コネクタハウジング2の第1ロックアーム22に突起を設け、スライド部材3の開口部311に切欠部が設けられた構成であってもよい。
実施形態では、4つの雄端子11と4つの雌端子21とを備える嵌合検知コネクタ装置の例について説明したが、雄端子11、雌端子21の数は4つに限定されない。また、実施形態では、第1ロックアーム22がX軸方向に並ぶ2つのアーム本体223を有し、+Z方向から見て第2ロックアーム32が2つのアーム本体223の間に位置する例について説明した。但し、第1ロックアームおよび第2ロックアームの構成はこれに限定されるものではなく、例えば第2ロックアームが2つのアーム本体を有し、+Z方向から見て第1ロックアームが第2ロックアームの2つのアーム本体の間に位置する構成であってもよい。
以上、本発明の各実施形態および変形例(なお書きに記載したものを含む。以下、同様。)について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施形態及び変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
本発明の嵌合検知コネクタ装置は、電気電子機器産業分野や自動車産業分野において広く利用される。
1:雄コネクタハウジング(一方のコネクタハウジング)、2:雌コネクタハウジング(他方のコネクタハウジング)、3:スライド部材、4:パッキン、11:雄端子(第1端子)、11a,11b:端部、12:突状ロック部、12a:傾斜面、12b:頂部、13:延出部、20:ハウジング本体、21:雌端子(第2端子)、22:第1ロックアーム、31:本体部、32:第2ロックアーム、33:突起、34:押下防止部、41:パッキン、221:第1ロック部、221a:上面、222:第1操作部、223:アーム本体、224:切欠部、311:開口部、321:第2ロック部、322:第2操作部、J1,J2:中心軸

Claims (6)

  1. 筒状であり、内側に導電性の第1端子が配置され、外壁に突状ロック部が設けられた絶縁性の一方のコネクタハウジングと、
    内側に導電性の第2端子が配置されたハウジング本体と、一端部に前記突状ロック部をロックする第1ロック部が設けられ他端部に前記第1ロック部により前記突状ロック部がロックされた状態を解除する際に押下される第1操作部が設けられ、前記第1ロック部と前記第1操作部との間に位置する中央部で前記ハウジング本体に揺動可能に接続されている第1ロックアームと、を有し、前記一方のコネクタハウジングに装着される絶縁性の他方のコネクタハウジングと、
    筒状であり前記ハウジング本体に外嵌される本体部と、一端部に前記第1ロック部をロックする第2ロック部が設けられ他端部に前記第2ロック部により前記第1ロック部がロックされた状態を解除する際に押下される第2操作部が設けられ、前記第2ロック部と前記第2操作部との間に位置する中央部で前記本体部に揺動可能に接続されている第2ロックアームと、を有し、前記他方のコネクタハウジングを前記一方のコネクタハウジングに着脱する際に前記他方のコネクタハウジングが前記一方のコネクタハウジングに対して移動する方向である着脱方向にスライド自在であるスライド部材と、を備え、
    前記本体部は、前記第1ロック部が前記突状ロック部に係合し前記第2ロック部が前記第1ロック部に係合した状態において、前記第1操作部の少なくとも一部を覆う形状を有する、
    嵌合検知コネクタ装置。
  2. 前記スライド部材は、前記第1ロック部が前記突状ロック部に係合し前記第2ロック部が前記第1ロック部に係合した状態において、前記第1ロックアームに当接することにより前記第1ロック部が前記スライド部材の中心軸から離れる方向へ移動を規制する移動規制部を有する、
    請求項1に記載の嵌合検知コネクタ装置。
  3. 前記本体部は、外方に開放された開口部が形成され、
    前記第2ロックアームは、前記第2ロック部と前記第2操作部との間に位置する中央部における、前記着脱方向と前記第1操作部および前記第2操作部の押下方向とに直交する幅方向において前記開口部を形成する内壁に接続され、
    前記本体部における前記開口部の外周部は、前記第1ロック部が前記突状ロック部に係合し前記第2ロック部が前記第1ロック部に係合した状態において、前記第1操作部の少なくとも一部を覆う、
    請求項2に記載の嵌合検知コネクタ装置。
  4. 前記移動規制部は、前記開口部を形成する内壁から前記開口部の内側へ突出し、前記第1ロック部が前記突状ロック部に係合し前記第2ロック部が前記第1ロック部に係合した状態において、前記第1ロックアームに当接する突起である、
    請求項3に記載の嵌合検知コネクタ装置。
  5. 前記第1ロックアームには、前記スライド部材が前記他方のコネクタハウジングに対して予め設定された位置に配置された状態で、前記突起が挿通される切欠部が設けられている、
    請求項4に記載の嵌合検知コネクタ装置。
  6. 筒状であり、内側に導電性の第1端子が配置され、外壁に突状ロック部が設けられた絶縁性の雄コネクタハウジングが装着される雌コネクタであって、
    内側に導電性の第2端子が配置されたハウジング本体と、一端部に前記突状ロック部をロックする第1ロック部が設けられ他端部に前記第1ロック部により前記突状ロック部がロックされた状態を解除する際に押下される第1操作部が設けられ、前記第1ロック部と前記第1操作部との間に位置する中央部で前記ハウジング本体に揺動可能に接続されている第1ロックアームと、を有し、前記雄コネクタハウジングに装着される絶縁性の雌コネクタハウジングと、
    筒状であり前記ハウジング本体に外嵌される本体部と、一端部に前記第1ロック部をロックする第2ロック部が設けられ他端部に前記第2ロック部により前記第1ロック部がロックされた状態を解除する際に押下される第2操作部が設けられ、前記第2ロック部と前記第2操作部との間に位置する中央部で前記本体部に揺動可能に接続されている第2ロックアームと、を有し、前記雌コネクタハウジングを前記雄コネクタハウジングに着脱する際に前記雌コネクタハウジングが前記雄コネクタハウジングに対して移動する方向である着脱方向にスライド自在であるスライド部材と、を備え、
    前記本体部は、前記第1ロック部が前記突状ロック部に係合し前記第2ロック部が前記第1ロック部に係合した状態において、前記第1操作部の少なくとも一部を覆う形状を有する、
    雌コネクタ。
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