JP6889065B2 - 発射体の組立体と電気回路遮断装置 - Google Patents

発射体の組立体と電気回路遮断装置 Download PDF

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Description

本発明は、自動車や家庭電化製品などの電気回路に使用することができる電気回路遮断装置と、それに使用する部品の製造方法に関する。
自動車や家庭電化製品などの電気回路自体や前記電気回路を含むシステム全体の異常時などにおいて、電気回路を遮断することで大きな被害を未然に防止する電気回路遮断装置が使用されており、電気自動車の電気回路では電気回路遮断装置の重要性が特に大きくなっている。
電気回路遮断装置は、ハウジング内に点火器、発射体(ピストン)、導体などが収容されたものが知られている(特許文献1〜6)。
特許文献1、2では、ハウジングの材質として、金属、セラミックス、ポリマーが例示されており、特定のポリマーが好ましいと記載されている(特許文献1の2〜3頁、特許文献2の2頁)。
特許文献4では、ケーシング13はステンレスからなるものである(段落番号0011)。
特許文献5では、ケース30は、電気絶縁性を有し、かつ強度の高い材料(例えば樹脂材料)によって形成されている(段落番号0034)。
ポリマー材料(樹脂材料)を使用したときは、例えば、特許文献1、2、5のそれぞれの図1などからも理解できるとおり、必要な強度を付与する点から、ハウジング(ケーシング)を厚肉にする必要がある。
ステンレスのケーシング13を使用したときは、質量の増加が大きくなるほか、絶縁ケース14を組み合わせて配置する必要があるため、構造および組み立てが複雑になる。
米国特許出願公開第2005/0083164号明細書 米国特許出願公開第2005/0083165号明細書 米国特許出願公開第2012/0234162号明細書 特開平11−232979号公報 特開2014−49300号公報
本発明は、複数枚の組み合わせからなる導体片を使用し、かつ各導体片が樹脂を介して接続されたものを使用することで導体片の切断が容易になった電気回路遮断装置と、それに使用される複合体の製造方法を提供することを課題とする。
本発明(第1実施形態)は、両端が開口された筒状空間を有する合成樹脂からなるハウジング内において、前記ハウジングの筒状空間の第1端部側からハウジングの軸方向反対側の第2端部側に向かって順に点火器、合成樹脂からなる発射体、電気回路の一部を形成させるための導体片が配置されており、さらに前記導体片を挟んで、絶縁空間を形成するための凹部を有する合成樹脂からなるボトムクリップが配置され、前記ボトムクリップの凹部が前記ハウジングで閉塞された絶縁空間が形成されており、
前記合成樹脂からなる発射体が、先端部が四角柱形状のものであり、前記先端部の先端面の対向する二辺に接する第1側面部と第2側面部から垂設された第1固定ピンと第2固定ピンを有しており、
前記第1固定ピンが、前記第1側面部側の第1円柱部と先端側の第1先端拡径部を有し、第1円柱部の外径<第1先端拡径部の外径の関係を有しているものであり、
前記第2固定ピンが、前記第2側面部側の第2円柱部と先端側の第2先端拡径部を有し、第2円柱部の外径<第2先端拡径部の外径の関係を有しているものであり、
前記導体片が、両端側の第1接続部、第2接続部および中間部分の切断部からなる板片であり、
前記切断部が、四角形の平面部と、前記四角形の平面部の対向する二辺から同一方向に垂設された第1切断部側面部と第2切断部側面部のそれぞれが厚さ方向に貫通された第1貫通孔と第2貫通孔を有しており、
前記第1接続部が、平面形状が長方形である第1平板部と、前記第1平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第1取り付け孔を有する第1接続端子を有し、
前記第2接続部が、平面形状が長方形である第2平板部と、前記第2平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第2取り付け孔を有する第2接続端子を有しており、
前記発射体、前記切断部、前記第1接続部および前記第2接続部が一体にされた切断用複合体が形成されているものであり、
前記切断用複合体が、
前記発射体の先端面に前記切断部の平面部が当接されており、
前記発射体の第1側面部に形成された第1固定ピンの第1円柱部に対して、前記切断部の第1切断部側面部が有している第1貫通孔が通され、さらに前記第1接続端子の第1取り付け孔が通されており、前記第1接続端子の第1面側が前記第1切断部側面部に当接され、前記第1接続端子の第2面側が前記第1先端拡径部の内側面に当接されており、
前記発射体の第2側面部に形成された第2固定ピンの第2円柱部に対して、前記切断部の第2切断部側面部が有している第2貫通孔が通され、さらに前記第2接続端子の第2取り付け孔が通されており、前記第2接続端子の第1面側が前記第2切断部側面部に当接され、前記第2接続端子の第2面側が前記第2先端拡径部の内側面に当接されているものであり、
前記切断部が前記ハウジングの軸方向に直交し前記絶縁空間に面して配置されているものである、電気回路遮断装置と、その製造方法を提供する。
ハウジングは合成樹脂からなるものであり、外形は取り付け部位に応じて適宜決定されるものである。
ハウジングは、点火器、発射体、シリンダー、導体片などの部品を収容したり、取り付けたりすることができる形状、構造および大きさのものである。
点火器は、公知の電気回路遮断装置で使用されている点火器のほか、自動車のエアバッグ装置のガス発生器で使用する点火器などである。
点火器は、点火薬を備えた点火部と通電するための導電ピンを備えたものであり、作動時には、外部電源から通電することで点火薬を燃焼させ、燃焼ガスや火炎などの燃焼生成物を発生させるものである。
ボトムクリップは、ハウジングと同じ樹脂からなるものが好ましく、絶縁空間となる凹部を有しているものである。
ボトムクリップとハウジングは、導体を間においてボトムクリップの凹部の開口部とハウジングの筒状空間の開口部が合わされた状態で一体化されている。
第1実施形態の電気回路遮断装置では、合成樹脂からなる発射体、切断部、第1接続部、第2接続部が一体化されている切断用複合体を有しているものである。
発射体と導体片は、発射体が有している第1固定ピンが、切断部の第1貫通孔と第1接続部(第1接続端子)の第1取り付け孔の両方に差し込まれた状態で先端部が潰されることで互いに固定され、発射体が有している第2固定ピンが、切断部の第2貫通孔と第2接続部(第2接続端子)の第2取り付け孔の両方に差し込まれた状態で先端部が潰されることで互いに固定されている。
切断部の第1側面部と第1接続端子は厚さ方向に二枚重ねの状態で接触されており、切断部の第2側面部と第2接続端子は厚さ方向に二枚重ねの状態で接触されている。
切断部の第1貫通孔と第2貫通孔は、内径が均一であってもよいし、内径が一方から他方に連続的に拡径された孔でもよい。
第1接続端子の第1取り付け孔と第2接続端子の第2取り付け孔は、いずれも内径が均一であってもよいし、内径が一方から他方に連続的に拡径された孔でもよい。
切断部の第1貫通孔の内径、第1接続端子の第1取り付け孔の内径、第2接続端子の第2取り付け孔の内径は同一でもよいが、切断部の第1貫通孔と第1接続端子の第1取り付け孔を重ね合わせたとき、第1貫通孔から第1取り付け孔に向かって連続的に拡径された孔になり、切断部の第2貫通孔と第2接続端子の第2取り付け孔を重ね合わせたとき、第2貫通孔から第2取り付け孔に向かって連続的に拡径された孔になるように調整されていることが好ましい。
このように第1貫通孔から第1取り付け孔に向かって連続的に拡径された孔になり、第2貫通孔から第2取り付け孔に向かって連続的に拡径された孔になっている場合には、第1固定ピンと第2固定ピンも前記孔形状に対応した形状になっており、相互の結合力が高められるため好ましい。
第1固定ピンは、第1側面部側の第1円柱部と先端側の第1先端拡径部を有し、第1円柱部の外径<第1先端拡径部の外径の関係を有しているものである。第1先端拡径部は、第1円柱部の先端部が潰されることで外径が大きくなった部分である。
第2固定ピンは、第2側面部側の第2円柱部と先端側の第2先端拡径部を有し、第2円柱部の外径<第2先端拡径部の外径の関係を有しているものである。第2先端拡径部は、第2円柱部の先端部が潰されることで外径が大きくなった部分である。
第1固定ピンの先端部と第2固定ピンの先端部は、圧力が加えられて押し潰された状態、熱により溶融されて押し潰されたように変形された状態、圧力と熱が加えられて押し潰された状態になっている。
このように切断部と第1接続部は合成樹脂製の第1固定ピンで連結され、切断部と第2接続部は合成樹脂製の第2固定ピンで連結されているため、作動時には合成樹脂製のピンを破断させることで切断部と第1接続部の間と切断部と第2接続部の間が切断される。
このため、全体が金属である導体片の切断部を切断させる場合に比べると、小さな力で切断することができる。
また全体が金属である導体片のように脆弱部となる切り欠き部が形成されている場合には、切り欠き部が形成されている部分の幅が狭くなるため、通電時には前記部分において発熱し易くなり、発熱を抑制するためには切断部を肉厚にする必要がある。
第1実施形態では切り欠き部が不要となる。
本発明(第2実施形態)は、両端が開口された筒状空間を有する合成樹脂からなるハウジング内において、前記ハウジングの筒状空間の第1端部側からハウジングの軸方向反対側の第2端部側に向かって順に点火器、合成樹脂からなる発射体、電気回路の一部を形成させるための導体片が配置されており、さらに前記導体片を挟んで、合成樹脂からなる、絶縁空間を形成するための凹部を有するボトムクリップが配置され、前記ボトムクリップの凹部が前記ハウジングで閉塞された絶縁空間が形成されており、
前記合成樹脂からなる発射体が、先端部が四角柱形状のものであり、前記先端部の先端面の対向する二辺に接する第1側面部と第2側面部から垂設された第1固定ピンと第2固定ピンを有しており、
前記導体片が、両端側の第1接続部、第2接続部および中間部分の切断部からなる板片であり、
前記切断部が、四角形の平面部と、前記四角形の平面部の対向する二辺から同一方向に垂設された第1切断部側面部と第2切断部側面部のそれぞれが厚さ方向に貫通された第1貫通孔と第2貫通孔を有しており、
前記第1接続部が、平面形状が長方形である第1平板部と、前記第1平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第1取り付け孔を有する第1接続端子を有し、
前記第2接続部が、平面形状が長方形である第2平板部と、前記第2平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第2取り付け孔を有する第2接続端子を有しているものであり、
前記発射体、前記切断部、前記第1接続部、前記第2接続部および前記ボトムクリップが一体にされた第2複合体が形成されているものであり、
前記第2複合体が、
前記発射体の先端面に前記切断部の平面部が当接されており、
前記発射体の第1側面部に形成された第1固定ピンに対して、前記切断部の第1切断部側面部が有している第1貫通孔が通され、さらに前記第1接続端子の第1取り付け孔が通され、前記第1接続端子の第1面側が前記第1切断部側面部に当接されており、
前記発射体の第2側面部に形成された第2固定ピンに対して、前記切断部の第2切断部側面部が有している第2貫通孔が通され、さらに前記第2接続端子の第2取り付け孔が通され、前記第2接続端子の第2面側が前記第2切断部側面部に当接されており、
前記第1固定ピンの前記発射体側と反対側端部および前記第2固定ピンの前記発射体側と反対側端部が前記ボトムクリップの凹部の内壁面と一体にされたものであり、
前記切断部が前記ハウジングの軸方向に直交し前記絶縁空間に面して配置されているものである、電気回路遮断装置と、その製造方法を提供する。
第2実施形態の電気回路遮断装置では、発射体、切断部、第1接続部、第2接続部に加えて、さらにボトムクリップの凹部の内壁面も一体化されている第2複合体を含んでいることが第1実施形態と異なっている。
第2実施形態の電気回路遮断装置においても、発射体と切断部が一体にされ、切断部と第1接続部、切断部と第2接続部が、発射体の第1固定ピンと第2固定ピンを介して連結されているため、第1実施形態と同じ作用効果が得られるものである。
本発明(第3実施形態)は、両端が開口された筒状空間を有する合成樹脂からなるハウジング内において、前記ハウジングの筒状空間の第1端部側からハウジングの軸方向反対側の第2端部側に向かって順に点火器、合成樹脂からなる発射体、電気回路の一部を形成させるための導体片が配置されており、さらに前記導体片を挟んで、絶縁空間を形成するための凹部を有する合成樹脂からなるボトムクリップが配置され、前記ボトムクリップの凹部が前記ハウジングで閉塞された絶縁空間が形成されており、
前記合成樹脂からなる発射体が、先端部が四角柱形状のものであり、前記先端部の先端面の対向する二辺に接する第1側面部と第2側面部から垂設された第1固定ピンと第2固定ピンを有しており、
前記導体片が、両端側の第1接続部、第2接続部および中間部分の切断部からなる板片であり、
前記切断部が、四角形の平面部と、前記四角形の平面部の対向する二辺から同一方向に垂設された第1切断部側面部と第2切断部側面部のそれぞれが厚さ方向に貫通された第1貫通孔と第2貫通孔を有しており、
前記第1接続部が、平面形状が長方形である第1平板部と、前記第1平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第1取り付け孔を有する第1接続端子を有し、
前記第2接続部が、平面形状が長方形である第2平板部と、前記第2平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第2取り付け孔を有する第2接続端子を有しており、
前記発射体、前記切断部、前記第1接続部および前記第2接続部が一体にされた第3複合体が形成されているものであり、
前記第3複合体が、
前記発射体の先端面に前記切断部の平面部が当接されており、
前記発射体の第1側面部に形成された第1固定ピンに対して、前記切断部の第1切断部側面部が有している第1貫通孔が通され、さらに前記第1接続端子の第1取り付け孔が通され、前記第1接続端子の第1面側が前記第1切断部側面部に当接されており、
前記発射体の第2側面部に形成された第2固定ピンに対して、前記切断部の第2切断部側面部が有している第2貫通孔が通され、さらに前記第2接続端子の第2取り付け孔が通され、前記第2接続端子の第2面側が前記第2切断部側面部に当接されており、
前記第1固定ピンの前記発射体側と反対側端部および前記第2固定ピンの前記発射体側と反対側端部が前記ハウジングの筒状空間の内壁面と一体にされたものであり、
前記切断部が前記ハウジングの軸方向に直交し前記絶縁空間に面して配置されているものである、電気回路遮断装置と、その製造方法を提供する。
第3実施形態の電気回路遮断装置では、発射体、切断部、第1接続部、第2接続部に加えて、さらにハウジングの筒状空間の内壁面も一体化された第3複合体を含んでいることが第1実施形態と異なっている。
第3実施形態の電気回路遮断装置においても、発射体と切断部が一体にされ、切断部と第1接続部、切断部と第2接続部が、発射体の第1固定ピンと第2固定ピンを介して連結されているため、第1実施形態と同じ作用効果が得られるものである。
本発明は、導体片の切断が容易であり、導体片を切断するために必要な点火器の出力を小さくすることができることから、点火器と電気回路遮断装置を小型化することができる。
また本発明は、導体片に切り欠きのような脆弱部を形成する必要がないため、通電時に脆弱部で発熱し易いという問題が起こり難くなっている。
(a)、(b)、(c)は、電気回路遮断装置の組み立て方法の説明図であり、(a)は電気回路遮断装置で使用する切断用複合体の軸方向断面図、(b)は(a)とは異なる実施形態の部分拡大断面図、(c)は(a)の切断用複合体を組み込んだ電気回路遮断装置の軸方向断面図。 (a)〜(c)は、図1(a)で示す切断用複合体の製造方法の説明図。 図2(c)とは一部構造が異なる別実施形態である切断用複合体の軸方向断面図。 (a)、(b)は、図1とは別実施形態である電気回路遮断装置の組み立て方法の説明図であり、(a)は電気回路遮断装置で使用する第2複合体の軸方向断面図、(b)は(a)の第2複合体を組み込んだ電気回路遮断装置の軸方向断面図。 (a)、(b)は、図1とは別実施形態である電気回路遮断装置の組み立て方法の説明図であり、(a)は電気回路遮断装置で使用する第3複合体の軸方向断面図、(b)は(a)の第3複合体を組み込んだ電気回路遮断装置の軸方向断面図。
<図1に示す電気回路遮断装置>
図1、図2により本発明の電気回路遮断装置1の実施形態を説明する。
図1(c)に示す電気回路遮断装置1は、ハウジング51とボトムクリップ60が組み合わされた内側に発射体30と導体片(切断部20、第1接続部40および第2接続部45)が一体にされた切断用複合体10が配置されているものである。
ハウジング51とボトムクリップ60は、いずれも合成樹脂からなるものである。
合成樹脂からなる発射体30は、先端面31が四角形のものであり、先端面31の対向する二辺に接する第1側面部32、第2側面部33のそれぞれから垂設された、第1固定ピン35と第2固定ピン36を有している。先端面31の形状は、正方形または長方形が好ましい。
第1固定ピン35は、第1側面部32側の第1円柱部35aと先端側の第1先端拡径部35bを有し、第1円柱部35aの外径<第1先端拡径部35bの外径の関係を有している。
第2固定ピン36は、第2側面部33側の第2円柱部36aと先端側の第2先端拡径部36bを有し、第2円柱部36aの外径<第2先端拡径部36bの外径の関係を有している。
導体片は、両端側の第1接続部40、第2接続部45および中間部分の切断部20からなる板片であり、電気回路遮断装置1を電気回路に取り付けたとき、電気回路の一部を形成させるためのものである。
第1接続部40と第2接続部45は、電気回路において他の導体(例えば、リードワイヤ)と接続するためのものであり、切断部20は、作動時において切断されて電気回路を遮断できるようにするためのものである。
切断部20は、四角形の平面部21と、四角形の平面部21の対向する二辺から同一方向に垂設された第1切断部側面部22と第2切断部側面部23のそれぞれが厚さ方向に貫通された第1貫通孔22aと第2貫通孔23aを有している。
四角形の平面部21は正方形または長方形が好ましく、先端面31の形状と同じものでも異なっていてよいが、切断が容易であることから、四角形の平面部21は先端面31よりも幅が狭いものが好ましい。例えば平面部21が長方形で、先端面31が正方形の組み合わせで、前記長方形の短辺長さ<前記正方形の一辺長さの関係を有するものが好ましい。
切断部20には、切断され易くするための切り欠きなどの脆弱部は不要である。
第1接続部40は、平面形状が長方形である第1平板部41と、第1平板部41の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第1取り付け孔43を有する第1接続端子42を有している。
第2接続部45は、平面形状が長方形である第2平板部46と、第2平板部46の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第2取り付け孔48を有する第2接続端子47を有している。
図1(a)、図2(c)に示すとおり、切断用複合体10は、切断部20と発射体30が一体化されたものが、さらに第1接続部と第2接続部と連結されているものである。
切断部20と発射体30は、発射体30の先端面31に切断部20の平面部21が当接され、発射体30の第1側面部32に形成された第1固定ピン35の第1円柱部35aに切断部20の第1切断部側面部22が有している第1貫通孔22aが通され、発射体30の第2側面部33に形成された第2固定ピン36の第2円柱部36aに切断部20の第2切断部側面部23が有している第2貫通孔23aが通されることで一体化されている。
第1固定ピン35の第1円柱部35aに通された切断部20の第1貫通孔22aの上に、第1接続端子42の第1取り付け孔43が通されている。このため、第1接続端子42の第1面42aと切断部20の第1切断部側面部22が当接され、第1接続端子42の第2面42bが第1先端拡径部35bの内側面と圧接されることで、切断部20と第1接続端子42が電気的に連結されている。第1先端拡径部35bは、外側から第1接続端子42を上から押さえつけた状態になっている。
第2固定ピン36の第1円柱部36aに通された切断部20の第2貫通孔23aの上に、第2接続端子47の第1取り付け孔48が通されている。このため、第2接続端子47の第1面47aと切断部20の第2切断部側面部23が当接され、第2接続端子47の第2面47bが第2先端拡径部36bの内側面と圧接されることで、切断部20と第2接続端子47が電気的に連結されている。第2先端拡径部36bは、外側から第2接続端子47を上から押さえつけた状態になっている。
図1(b)は、切断部20の第1貫通孔22aと第1接続端子42の第1取り付け孔43を重ね合わせたとき、第1貫通孔22aから第1取り付け孔43に向かって連続的に拡径された孔になるように調整した実施形態である。
図示していないが第2貫通孔23aから第2取り付け孔48に向かって連続的に拡径された孔になるように調整する。
図1(b)に示す実施形態にすると、第1先端拡径部35b、第2先端拡径部36bを形成するための工程が不要になり、第1先端拡径部35b、第2先端拡径部36bに相当する部分も射出成形により製造できるようになる。
図1(c)に示すとおり、ハウジング51の筒状空間55の第1端部50a側から軸方向反対側の第2端部50b側に向かって順に、点火器52、切断用複合体10が配置されており、さらに切断用複合体10を挟んで、凹部61を有する合成樹脂からなるボトムクリップ60が配置されている。
点火器52と第1端部50aの間にはコネクタ挿入空間53が形成されている。
ボトムクリップ60の凹部61の開口部がハウジング51で閉塞されることで、絶縁空間62が形成されている。絶縁空間62は、作動時に切り離された切断部20を保持するための空間である。
ハウジング51とボトムクリップ60は、ハウジング51、点火器52、切断用複合体10を組み合わせたものを金型内に配置した後で、射出成形してボトムクリップ60を形成する方法、ハウジング51、点火器52、切断用複合体10を組み合わせたものとボトムクリップ60を接着剤などで一体化する方法により製造することができる。
切断用複合体10に含まれている切断部20は、ハウジング51(ボトムクリップ60)と軸方向に直交し、絶縁空間62に面して配置されている。
図1(c)に示す電気回路遮断装置1は、点火器52とハウジング51の間にシリンダーが配置されていてもよい。
シリンダーは、例えば特開2016−85947号公報の図1、図2に示すものを一部改変したシリンダーを使用することができる。
次に、図1(c)に示す電気回路遮断装置1を電気自動車の電気回路の一部に配置したときの動作を説明する。
図1に示す電気回路遮断装置1は、異常電流を検知するセンサーなどと組み合わせて、例えば電気回路に異常電流が流れたときに自動的に作動を開始するようにすることができるほか、人為的に作動するようにすることもできる。
電気回路遮断装置1を電気回路に配置するときは、導体片の第1接続部40と第2接続部45において電気回路を構成するリードワイヤと接続する。
電気回路に異常が生じたときには、点火器52が作動して点火部から燃焼ガスを含む燃焼生成物が発生する。
点火部から発生した燃焼生成物は、切断用複合体10の発射体30に衝突する。
燃焼生成物による圧力を受けた発射体30は軸方向に移動して、切断部20と第1接続部40を連結する第1固定ピン35と切断部20と第2接続部45を連結する第2固定ピン36が切断される。
このように金属製の切断部20、金属製の第1接続部40、金属製の第2接続部45が直接切断されるのではなく、樹脂製の第1固定ピン35と第2固定ピン36が切断されるため、切断に要する点火器52の出力を小さくすることができる。
その後、切断部20が絶縁空間62内に移動すると、絶縁空間62は切断部20と一体になった発射体30で蓋がされた状態になっているため、切断部20が元の位置に戻ることはない。
この動作により第1接続部40と第2接続部45は電気的に不通状態となるため、電気回路遮断装置1を配置した電気回路は遮断される。
<図1(a)に示す切断用複合体の製造方法>
図1(a)に示す切断用複合体10の第1の製造方法を図1、図2により説明する。
第1工程では、図2(a)に示す切断部20(発射体30と一体化されていないもの)を金型内に配置する。
第2工程では、図2(a)に示すとおり、発射体30となる樹脂を射出成形して、発射体30の先端面31に切断部20の平面部21が当接され、発射体30の第1側面部32の第1固定ピン35に切断部20の第1切断部側面部22の第1貫通孔22aが通され、発射体30の第2側面部33の第2固定ピン36に切断部20の第2切断部側面部23の第2貫通孔23aが通された中間成形体を得る。
第3工程では、図2(b)、(c)に示すとおり、第2工程で得た中間成形体の第1固定ピン35の第1円柱部35aに第1接続端子42の第1取り付け孔43を通し、第2固定ピン36の第2円柱部36aに第2接続端子47の第2取り付け孔48を通す。
その後、第1固定ピン35の先端部を加熱溶融させて第1先端拡径部35bを形成し、同様にして第2固定ピン36の先端部に第2先端拡径部36bを形成して、切断用複合体10を得る。
第1先端拡径部35bは、切断部20の第1切断部側面部22と第1接続端子42の両方を発射体30の第1側面部32側に押しつけるように作用している。このため、切断部20の第1切断部側面部22と第1接続部40の第1接続端子42は電気的に接続されている。
ここで切断部20と第1接続端子42の接続部は、発熱防止のために二枚重ねの状態になっており、切断部20の平面部21、第1接続部40の第1平板部41と比べると厚くなっている。
第2先端拡径部36bは、切断部20の第2切断部側面部23と第2接続端子47の両方を発射体30の第2側面部33側に押しつけるように作用している。このため、切断部20の第2切断部側面部23と第2接続部45の第2接続端子47は電気的に接続されている。
ここで切断部20と第2接続端子47の接続部は、発熱防止のために二枚重ねの状態になっており、切断部20の平面部21、第2接続部45の第2平板部46と比べると厚くなっている。
図3の切断用複合体10は、図2(c)とは第1接続部40と第2接続部45の接続の向きが異なっているほかは全く同じものである。
上記した第1工程〜第3工程に代えて、次の各工程からなる製造方法を実施することもできる。
第1工程にて、発射体30として、第1側面部32と第2側面部のそれぞれの同じ位置に第1孔と第2孔が形成されてものを用意する。
第2工程にて、発射体30に切断部20を被せて、第1側面部32の第1孔と第1貫通孔22aを重ね合わせ、第2側面部33の第2孔と第2貫通孔23aを重ね合わせる。
第3工程にて、第1孔と第1貫通孔22aに対して第1接続端子42の第1取り付け孔43を重ね合わせ、第2孔と第2貫通孔23aに対して第2接続端子47の第2取り付け孔48を重ね合わせる。
第4工程にて、第1孔、第1貫通孔22aおよび第1取り付け孔43に対して、合成樹脂製の第1リベット(第1固定ピン35)を差し込んだ後、第1取り付け孔43から飛び出した部分を加熱溶融させて第1先端拡径部35bを形成させ、第2孔、第2貫通孔23aおよび第2取り付け孔48に対して、合成樹脂製の第2リベット(第2固定ピン36)を差し込んだ後、第2取り付け孔48から飛び出した部分を加熱溶融させて第2先端拡径部36bを形成させて、切断用複合体10を得る。
図1(c)に示す電気回路遮断装置1は、ハウジング51内に点火器52を挿入配置した後、さらに切断用複合体10を配置したものを金型内に配置し、樹脂を射出成形してボトムクリップ60を形成することで製造することができる。
<図4(b)に示す電気回路遮断装置>
図4(b)に示す電気回路遮断装置で使用している図4(a)に示す第2複合体10Aは、図1(a)に示す切断用複合体10に相当するものがボトムクリップ60と一体にされたものであるほかは、切断用複合体10と同じものである。
但し、第1接続部40と第2接続部45の取り付けの向きは図3に示す実施形態と同じものである。
第2複合体10Aは、発射体30、切断部20、第1接続部40、第2接続部45およびボトムクリップ60が一体にされたものである。
発射体30の先端面31に切断部20の平面部21が当接され、発射体30の第1側面部32と第2側面部33に形成された第1固定ピン35と第2固定ピン36に切断部20の第1切断部側面部22と第2切断部側面部23が有している第1貫通孔22aと第2貫通孔23aが通されている。
切断部20の第1貫通孔22aに通された第1固定ピン35に第1接続部40の第1接続端子42の第1取り付け孔43が通され、切断部20の第2貫通孔23aに通された第2固定ピン36に第2接続部45の第2接続端子47の第2取り付け孔48が通されている。
第1固定ピン35の発射体30の接続部と反対側の端部および第2固定ピン36の発射体30の接続部と反対側の端部は、ボトムクリップ60の凹部61の内壁面と一体にされている。
第1接続端子42と切断部20の第1切断部側面部22、第2接続端子47と切断部20の第2切断部側面部23は、二枚重ねの状態で電気的に連結されている。
<図4(a)に示す第2複合体10Aの製造方法>
図4(a)に示す第2複合体10Aの製造方法を説明する。
第1工程では、金型内に導体片(切断部20、第1接続部40、第2接続部45)を配置する。
第1工程では、切断部20、第1接続部40および第2接続部45を、切断部20の第1貫通孔22aと第1接続端子42の第1取り付け孔43をそれぞれの中心が一致するように重ね合わせ、切断部20の第2貫通孔23aと第2接続端子47の第2取り付け孔48をそれぞれの中心が一致するように重ね合わせる。
第2工程では、樹脂を射出成形して、図4(a)に示す第2複合体10Aを得る。
図4(b)に示す電気回路遮断装置100は、図4(a)の第2複合体10Aを金型内に配置し、樹脂を射出成形してハウジング51を形成した後、点火器52を挿入して製造することができる。
<図5(b)に示す電気回路遮断装置>
図5(b)に示す電気回路遮断装置で使用している図5(a)に示す第2複合体10Bは、図1(a)に示す切断用複合体10に相当するものがハウジング51と一体にされたものであるほかは、切断用複合体10と同じものである。
第2複合体10Bは、発射体30、切断部20、第1接続部40、第2接続部45およびハウジング51が一体にされたものである。
発射体30の先端面31に切断部20の平面部21が当接され、発射体30の第1側面部32と第2側面部33に形成された第1固定ピン35と第2固定ピン36に切断部20の第1切断部側面部22と第2切断部側面部23が有している第1貫通孔22aと第2貫通孔23aが通されている。
切断部20の第1貫通孔22aに通された第1固定ピン35に第1接続部40の第1接続端子42の第1取り付け孔43が通され、切断部20の第2貫通孔23aに通された第2固定ピン36に第2接続部45の第2接続端子47の第2取り付け孔48が通されている。
第1固定ピン35の発射体30の接続部と反対側の端部および第2固定ピン36の発射体30の接続部と反対側の端部は、ハウジング51の筒状空間55の内壁面と一体にされている。
第1接続端子42と切断部20の第1切断部側面部22、第2接続端子47と切断部20の第2切断部側面部23は、二枚重ねの状態で電気的に連結されている。
<図5(a)に示す第3複合体10Bの製造方法>
図5(a)に示す第3複合体10Bの製造方法を説明する。
第1工程では、貫通した筒状空間55を有しているハウジング51を金型内に配置する。
第2工程では、さらに金型内にハウジング51の筒状空間55の第2端部50b側の開口部に導体片(第1接続部40、切断部20および第2接続部45)を配置する。
切断部20は、貫通した樹脂注入孔(図示せず)を有する四角形の平面部21と、四角形の平面部21の対向する二辺から同一方向に垂設された第1切断部側面部22と第2切断部側面部23を有しており、第1切断部側面部22と第2切断部側面部23のそれぞれが厚さ方向に貫通された第1貫通孔22aと第2貫通孔23aを有しているものである。
図1で示されている電気回路遮断装置1で使用している切断部20には、上記した樹脂注入孔は不要であるが、貫通孔があってもよい。
第1接続部40と第2接続部45は、図1で示されている電気回路遮断装置1で使用しているものと同じものである。
第2工程では、切断部20と第1接続部40は、切断部20の第1貫通孔22aと第1接続端子42の第1取り付け孔43をそれぞれの中心が一致するように重ね合わせ、切断部20の第2貫通孔23aと第2接続端子47の第2取り付け孔48をそれぞれの中心が一致するように重ね合わせる。
その後、切断部20の樹脂注入孔となる貫通孔から樹脂を射出成形して、筒状空間の第2端部50a側の開口部に切断用複合体10を形成する。
図5(b)に示す電気回路遮断装置200は、図5(a)のハウジング51と切断用複合体10を組み合わせたものを金型内に配置し、樹脂を射出成形してボトムクリップ60を形成することで製造することができる。
本発明の電気回路遮断装置は、各種電気回路に配置することができ、特に自動車のバッテリー(例えば、リチウムイオンバッテリー)を含む電気回路用、電気自動車の電気回路用および家庭電化製品の電気回路用、発電所、太陽光発電装置、各種工場における分電盤、産業用リチウムイオン電池、産業用鉛蓄電池などの産業用電池を使用した定置型電池として適している。
1、100、200 電気回路遮断装置
10、10B、10A 切断用複合体
20 切断部
30 発射体
40 第1接続部
45 第2接続部
51 ハウジング
52 点火器
60 ボトムクリップ
62 絶縁空間

Claims (6)

  1. 両端が開口された筒状空間を有する合成樹脂からなるハウジング内において、前記ハウジングの筒状空間の第1端部側からハウジングの軸方向反対側の第2端部側に向かって順に点火器、合成樹脂からなる発射体、電気回路の一部を形成させるための導体片が配置されており、さらに前記導体片を挟んで、絶縁空間を形成するための凹部を有する合成樹脂からなるボトムクリップが配置され、前記ボトムクリップの凹部が前記ハウジングで閉塞された絶縁空間が形成されており、
    前記合成樹脂からなる発射体が、先端部が四角柱形状のものであり、前記先端部の先端面の対向する二辺に接する第1側面部と第2側面部から垂設された第1固定ピンと第2固定ピンを有しており、
    前記第1固定ピンが、前記第1側面部側の第1円柱部と先端側の第1先端拡径部を有し、第1円柱部の外径<第1先端拡径部の外径の関係を有しているものであり、
    前記第2固定ピンが、前記第2側面部側の第2円柱部と先端側の第2先端拡径部を有し、第2円柱部の外径<第2先端拡径部の外径の関係を有しているものであり、
    前記導体片が、両端側の第1接続部、第2接続部および中間部分の切断部からなる板片であり、
    前記切断部が、四角形の平面部と、前記四角形の平面部の対向する二辺から同一方向に垂設された第1切断部側面部と第2切断部側面部のそれぞれが厚さ方向に貫通された第1貫通孔と第2貫通孔を有しており、
    前記第1接続部が、平面形状が長方形である第1平板部と、前記第1平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第1取り付け孔を有する第1接続端子を有し、
    前記第2接続部が、平面形状が長方形である第2平板部と、前記第2平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第2取り付け孔を有する第2接続端子を有しており、
    前記発射体、前記切断部、前記第1接続部および前記第2接続部が一体にされた切断用複合体が形成されているものであり、
    前記切断用複合体が、
    前記発射体の先端面に前記切断部の平面部が当接されており、
    前記発射体の第1側面部に形成された第1固定ピンの第1円柱部に対して、前記切断部の第1切断部側面部が有している第1貫通孔が通され、さらに前記第1接続端子の第1取り付け孔が通されており、前記第1接続端子の第1面側が前記第1切断部側面部に当接され、前記第1接続端子の第2面側が前記第1先端拡径部の内側面に当接されており、
    前記発射体の第2側面部に形成された第2固定ピンの第2円柱部に対して、前記切断部の第2切断部側面部が有している第2貫通孔が通され、さらに前記第2接続端子の第2取り付け孔が通されており、前記第2接続端子の第1面側が前記第2切断部側面部に当接され、前記第2接続端子の第2面側が前記第2先端拡径部の内側面に当接されているものであり、
    前記切断部が前記ハウジングの軸方向に直交し前記絶縁空間に面して配置されているものである、電気回路遮断装置。
  2. 両端が開口された筒状空間を有する合成樹脂からなるハウジング内において、前記ハウジングの筒状空間の第1端部側からハウジングの軸方向反対側の第2端部側に向かって順に点火器、合成樹脂からなる発射体、電気回路の一部を形成させるための導体片が配置されており、さらに前記導体片を挟んで、合成樹脂からなる、絶縁空間を形成するための凹部を有するボトムクリップが配置され、前記ボトムクリップの凹部が前記ハウジングで閉塞された絶縁空間が形成されており、
    前記合成樹脂からなる発射体が、先端部が四角柱形状のものであり、前記先端部の先端面の対向する二辺に接する第1側面部と第2側面部から垂設された第1固定ピンと第2固定ピンを有しており、
    前記導体片が、両端側の第1接続部、第2接続部および中間部分の切断部からなる板片であり、
    前記切断部が、四角形の平面部と、前記四角形の平面部の対向する二辺から同一方向に垂設された第1切断部側面部と第2切断部側面部のそれぞれが厚さ方向に貫通された第1貫通孔と第2貫通孔を有しており、
    前記第1接続部が、平面形状が長方形である第1平板部と、前記第1平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第1取り付け孔を有する第1接続端子を有し、
    前記第2接続部が、平面形状が長方形である第2平板部と、前記第2平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第2取り付け孔を有する第2接続端子を有しているものであり、
    前記発射体、前記切断部、前記第1接続部、前記第2接続部および前記ボトムクリップが一体にされた第2複合体が形成されているものであり、
    前記第2複合体が、
    前記発射体の先端面に前記切断部の平面部が当接されており、
    前記発射体の第1側面部に形成された第1固定ピンに対して、前記切断部の第1切断部側面部が有している第1貫通孔が通され、さらに前記第1接続端子の第1取り付け孔が通され、前記第1接続端子の第1面側が前記第1切断部側面部に当接されており、
    前記発射体の第2側面部に形成された第2固定ピンに対して、前記切断部の第2切断部側面部が有している第2貫通孔が通され、さらに前記第2接続端子の第2取り付け孔が通され、前記第2接続端子の第2面側が前記第2切断部側面部に当接されており、
    前記第1固定ピンの前記発射体側と反対側端部および前記第2固定ピンの前記発射体側と反対側端部が前記ボトムクリップの凹部の内壁面と一体にされたものであり、
    前記切断部が前記ハウジングの軸方向に直交し前記絶縁空間に面して配置されているものである、電気回路遮断装置。
  3. 両端が開口された筒状空間を有する合成樹脂からなるハウジング内において、前記ハウジングの筒状空間の第1端部側からハウジングの軸方向反対側の第2端部側に向かって順に点火器、合成樹脂からなる発射体、電気回路の一部を形成させるための導体片が配置されており、さらに前記導体片を挟んで、絶縁空間を形成するための凹部を有する合成樹脂からなるボトムクリップが配置され、前記ボトムクリップの凹部が前記ハウジングで閉塞された絶縁空間が形成されており、
    前記合成樹脂からなる発射体が、先端部が四角柱形状のものであり、前記先端部の先端面の対向する二辺に接する第1側面部と第2側面部から垂設された第1固定ピンと第2固定ピンを有しており、
    前記導体片が、両端側の第1接続部、第2接続部および中間部分の切断部からなる板片であり、
    前記切断部が、四角形の平面部と、前記四角形の平面部の対向する二辺から同一方向に垂設された第1切断部側面部と第2切断部側面部のそれぞれが厚さ方向に貫通された第1貫通孔と第2貫通孔を有しており、
    前記第1接続部が、平面形状が長方形である第1平板部と、前記第1平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第1取り付け孔を有する第1接続端子を有し、
    前記第2接続部が、平面形状が長方形である第2平板部と、前記第2平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第2取り付け孔を有する第2接続端子を有しており、
    前記発射体、前記切断部、前記第1接続部および前記第2接続部が一体にされた第3複合体が形成されているものであり、
    前記第3複合体が、
    前記発射体の先端面に前記切断部の平面部が当接されており、
    前記発射体の第1側面部に形成された第1固定ピンに対して、前記切断部の第1切断部側面部が有している第1貫通孔が通され、さらに前記第1接続端子の第1取り付け孔が通され、前記第1接続端子の第1面側が前記第1切断部側面部に当接されており、
    前記発射体の第2側面部に形成された第2固定ピンに対して、前記切断部の第2切断部側面部が有している第2貫通孔が通され、さらに前記第2接続端子の第2取り付け孔が通され、前記第2接続端子の第2面側が前記第2切断部側面部に当接されており、
    前記第1固定ピンの前記発射体側と反対側端部および前記第2固定ピンの前記発射体側と反対側端部が前記ハウジングの筒状空間の内壁面と一体にされたものであり、
    前記切断部が前記ハウジングの軸方向に直交し前記絶縁空間に面して配置されているものである、電気回路遮断装置。
  4. 請求項1記載の発射体、切断部、第1接続部および第2接続部が一体にされた切断用複合体の製造方法であって、
    四角形の平面部と、前記四角形の平面部の対向する二辺から同一方向に垂設された二つの側面部である第1切断部側面部と第2切断部側面部のそれぞれが厚さ方向に貫通された第1貫通孔と第2貫通孔を有している切断部を金型内に配置する第1工程、
    発射体となる樹脂を射出成形して、前記発射体の先端面に前記切断部の平面部が当接され、前記発射体の第1側面部と第2側面部に形成された第1固定ピンと第2固定ピンに前記切断部の第1切断部側面部と第2切断部側面部が有している第1貫通孔と第2貫通孔が通された状態で一体にする第2工程、
    前記第1固定ピンに前記第1接続端子の第1取り付け孔を通し、前記第2固定ピンに前記第2接続端子の第2取り付け孔を通した後、前記第1固定ピンと前記第2固定ピンを潰すことで、前記発射体、前記切断部、前記第1接続部および前記第2接続部を一体にして切断用複合体を得る第3工程を有している、切断用複合体の製造方法。
  5. 請求項2記載の発射体、切断部、第1接続部、第2接続部およびボトムクリップの凹部の内壁面が一体にされた第2複合体の製造方法であって、
    金型内に切断部、第1接続部、第2接続部を配置する工程であり、
    四角形の平面部と、前記四角形の平面部の対向する二辺から同一方向に垂設された二つの側面部である第1切断部側面部と第2切断部側面部のそれぞれが厚さ方向に貫通された第1貫通孔と第2貫通孔を有している切断部と、
    平面形状が長方形である第1平板部と、前記第1平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第1取り付け孔を有する第1接続端子を有する第1接続部と、
    平面形状が長方形である第2平板部と、前記第2平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第2取り付け孔を有する第2接続端子を有する第2接続部を、
    切断部の第1貫通孔と第1接続端子の第1取り付け孔をそれぞれの中心が一致するように重ね合わせ、切断部の第2貫通孔と第2接続端子の第2取り付け孔をそれぞれの中心が一致するように重ね合わせるように配置する第1工程、
    樹脂を射出成形して第2複合体を得る第2工程を有している、第2複合体の製造方法。
  6. 請求項3記載の発射体、切断部、第1接続部、第2接続部およびハウジングの筒状空間の内壁面が一体にされた第3複合体の製造方法であって、
    貫通した筒状空間を有しているハウジングを金型内に配置する第1工程、
    さらに金型内に前記ハウジングの筒状空間の第2端部側の開口部に第1接続部、切断部および第2接続部を配置する工程であり、
    樹脂注入孔となる貫通孔を有する四角形の平面部と、前記四角形の平面部の対向する二辺から同一方向に垂設された二つの側面部である第1切断部側面部と第2切断部側面部のそれぞれが厚さ方向に貫通された第1貫通孔と第2貫通孔を有している切断部と、
    平面形状が長方形である第1平板部と、前記第1平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第1取り付け孔を有する第1接続端子を有する第1接続部と、
    平面形状が長方形である第2平板部と、前記第2平板部の対向する短辺の一方から垂設された、厚さ方向に貫通した第2取り付け孔を有する第2接続端子を有する第2接続部を、
    前記切断部の第1貫通孔と前記第1接続端子の第1取り付け孔をそれぞれの中心が一致するように重ね合わせ、
    前記切断部の第2貫通孔と前記第2接続端子の第2取り付け孔をそれぞれの中心が一致するように重ね合わせるように配置する第2工程、
    前記切断部の樹脂注入孔となる貫通孔から樹脂を射出成形して、前記筒状空間の第2端部側の開口部に切断用複合体を形成する、第3複合体の製造方法。
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