JP6886748B2 - 眼撮影装置及び眼撮影システム - Google Patents

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Description

本発明は、被検者の眼底などを撮影する眼撮影装置及びこの装置を用いた眼撮影システムに関する。
一般に、眼底検査をする際は、被検眼に可視光を照射し、眼底からの反射光を検出して画像化している。一方、可視光照射による撮影は、眩しく、被検者に負担をかけるため、可視光と、赤外光などの人の目で感知されない非可視光線を併用する眼底撮影方法も提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特許文献1に記載の眼底カメラでは、可視光及び赤外光を含む照明光源と、可視域と赤外域に感度を持つ撮像素子を備え、赤外光によるテスト発光を行い、撮影用の可視光照明の発光量を設定している。また、特許文献2に記載の眼底撮影装置では、中心波長940nmの赤外光で前眼部を観察し、可視光で眼底観察を行っている。更に、特許文献3に記載の眼底撮影システムでは、赤外光を照射して撮影した画像と、可視光を照射して撮影した画像を合成することで、眼底画像の鮮明化を図っている。
従来、赤外光のみで眼底を撮影する方法も提案されている(例えば、特許文献4,5参照。)。特許文献4に記載の眼底撮影装置では、被検眼に円偏光の赤外光を照射し、その反射光を直線偏光に変換して偏光方向毎に撮影することで、同一被検者の眼底を異なる偏光状態で撮影している。また、特許文献5に記載の眼底撮影装置では、700〜1000nmの赤外領域の光を照射し、その反射光の分光データから眼底分光像を得ている。
また、近年、静止画だけでなく、眼底の動画像を撮影する眼撮影装置(例えば、特許文献6参照)や、撮影眼底形態画像に加えて眼底血流情報などを測定して表示するシステム(例えば、特許文献7参照)も提案されている。
特開2005−279154号公報 特開2017−100013号公報 特開2013−198587号公報 特開2012−34724号公報 特開2005−296400号公報 特開2018−089480号公報 特開2019−042263号公報
しかしながら、前述した特許文献1〜3に記載の眼底撮影装置は、可視光による撮影も行っているため撮影時の眩しさは低減されず、また、被験者に負担になるため複数枚の連続撮影は困難である。一方、特許文献4,5に記載の装置は、赤外光のみで撮影するため撮影時の眩しさは低減できるが、特許文献4に記載の装置には波長に依存した情報が得られないという問題点があり、また、特許文献5に記載の装置は、走査により画像を取得するため、撮影時間が長くなるという問題点がある。
そこで、本発明は、被検者に負荷をかけずに、従来の可視光によるカラー撮影と同様の眼底画像やその他の眼に関する情報を得ることが可能な眼撮影装置及び眼撮影システムを提供することを目的とする。
本発明に係る眼撮影装置は2以上の波長成分を含む近赤外光を被検眼に照射する照射光学系と、前記被検眼の眼底又は眼内の任意の位置で反射した前記近赤外光に由来の反射光を集光して結像する受光光学系と、前記受光光学系で結像された眼底像又は眼内像を撮像して波長成分毎の画像信号を出力する撮像部と、前記撮像部から出力された各画像信号を合成して前記被検眼の眼底画像又は眼内画像を生成する画像生成部とを有し、前記撮像部には、検出波長が異なる2種以上の画素を備え、中心波長が異なる2以上の近赤外光を同時検出する撮像素子が設けられている。
ここで、前記撮像素子は、例えば第1の近赤外光を受光する第1近赤外画素と、前記第1の近赤外光とは中心波長が異なる第2の近赤外光を受光する第2近赤外画素と、前記第1の近赤外光及び前記第2の近赤外光とは中心波長が異なる第3近赤外画素を有する構成とすることができる。
前述した各画素は同一素子上に設けられていてもよい。
又は、前述した各画素を検出波長毎に異なる素子上に設け、前記被検眼の眼底又は眼内で反射した光を分光して各画素に向けて出射する分光素子を備える構成とすることもできる。
また、前記撮像素子は、更に、第1の可視光を受光する第1可視画素と、前記第1の可視光とは中心波長が異なる第2の可視光を受光する第2可視画素と、前記第1の可視光及び前記第2の可視光とは中心波長が異なる第3可視画素を有していてもよく、その場合、前記照射光学系により近赤外光と共に又は近赤外光とは別に可視光を照射し、前記受光光学系により前記可視光に由来の反射光を結像することができる。
前記照射光学系は、中心波長が異なる2以上の近赤外光を同時に発する光源を備えていてもよい。なお、ここでいう「同時」は、厳密な意味で同時である必要はなく、眼底画像又は眼内画像で許容される程度のタイムラグがある場合も含み、以下の説明においても同様である。
その場合、前記照射光学系に、入射した光を均一化して出射するライトパイプを設け、前記光源からの光が前記ライトパイプを介して被検眼に照射される構成にしてもよい。
本発明に係る他の眼撮影装置は、被検眼の眼底又は眼内の任意の位置から発せられた近赤外光を集光して結像する受光光学系と、前記受光光学系で結像された眼底像又は眼内像を撮像して波長成分毎の画像信号を出力する撮像部と、前記撮像部から出力された各画像信号を合成して前記被検眼の眼底画像又は眼内画像を生成する画像生成部とを有し、前記撮像部には、検出波長が異なる2種以上の画素を備え、中心波長が異なる2以上の近赤外光を同時検出する撮像素子が設けられている。
前述した各眼撮影装置は、更に、眼底画像及び/又は眼内画像が記録されたデータ記憶部と、画像生成部で生成された画像と前記データ記憶部に記憶された画像とを比較する画像データ処理部とを有していてもよい。
本発明に係る眼撮影システムは、前述した眼撮影装置と、眼底画像及び/又は眼内画像が記録されたサーバとを有し、前記眼撮影装置で撮像された画像と、前記サーバに記憶された画像とを比較する。
本発明によれば、可視光による撮影に比べて少ない負荷で、被検眼のカラー眼底画像や眼内画像を撮影し、眼に関する種々の情報を得ることができる。
本発明の第1の実施形態の眼撮影装置の構成を模式的に示す図である。 図1に示す光源21の構成例を示す図である。 図1に示す撮像部4の構成例を模式的に示す図である。 図1に示す撮像部4の他の構成例を模式的に示す図である。 図1に示す撮像部4の他の構成例を模式的に示す図である。 検出波長が異なる2種以上の画素を有する撮像素子の画素配置例を示す図である。 図6に示す各画素の検出波長を示す図である。 可視光と近赤外光の両方を検出可能な撮像素子の画素配置例を示す図である。 図8に示す撮像素子の検出波長を示す図である。 A〜Eは本発明の第1の実施形態の眼撮影装置により撮像された眼底画像であり、Aはカラー合成した画像、B〜Dはそれぞれ図7に示す近赤外光NIR1,NIR2,NIR3による画像である。 本発明の第1の実施形態の眼撮影装置で撮影された血管観察画像である。 A及びBは本発明の第1の実施形態の変形例の眼撮影装置の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の眼撮影システムの概要を示す図である。 図13に示す眼撮影システムの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付の図面を参照して、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態に係る眼撮影装置について説明する。図1は本実施形態の眼撮影装置の構成を模式的に示す図である。図1に示すように、本実施形態の眼撮影装置には、被検眼1に照明光を照射する照射光学系2、被検眼1からの反射光を受光する受光光学系3、眼底像又は眼内像を撮像する撮像部4及び撮像部4から出力された画像信号から眼底画像又は眼内画像を生成する画像生成部5などが設けられている。
[照射光学系2]
照射光学系2は、2以上の波長成分を含む近赤外光を被検眼1に照射するものであり、例えば、光源21、ライトパイプ22、コンデンサレンズ23、分光素子24、対物レンズ25などで構成されている。光源21は、2以上の波長成分を含む近赤外光を発するものであればよく、例えば、700〜1100nmといった広帯域の近赤外光を出射可能なもの、発光波長が異なる複数の発光ダイオード(LED:light emitting diode)を組み合わせたものなどを用いることができる。
ライトパイプ22は、入射した光を多角柱や多角錐の側面で複数回反射することで均一化して出射する光学素子であり、ホモジナイザーとも呼ばれる。発光波長が異なる複数のLEDを組み合わせた光源21は、各LEDの配置や特性、光源21の位置ずれなどによって照射斑が発生することがある。そのような場合は、光源21と被検眼1との間にライトパイプ22を配置すれば、ライトパイプ22内で均一化された光が出射されるため、被検眼1に2以上の波長成分を含む近赤外光を均一に照射することができる。
なお、2以上の波長成分を含む近赤外光を均一に照射することが可能な光源を用いた場合は、ライトパイプ22は設けなくてもよい。ここで、均一照射が可能な光源としては、例えば、発光波長が異なる複数のLEDを近接配置して封止し、中心波長が異なる2以上の近赤外光の出射位置を近接させたものや、短波長LEDと近赤外蛍光体を使用して、広帯域の近赤外光を同一位置から出射するようにしたものなどが挙げられる。また、ライトパイプ22の後方(出射側)に拡散板及び/又は絞りを配置すれば、擬似的な点光源を生成することができるため、照射斑を更に低減することが可能となる。
LEDを用いた点光源では、各波長の発光位置が離れると照明光に波長斑が生じる虞がある。そこで、本実施形態の眼撮影装置では、光源にLEDを用いる場合には、直径数mm程度の円内に必要な波長の光源を集積して実装することが好ましく、これにより被検眼1に複数波長の近赤外光を分散して照明することができる。
図2は図1に示す光源21の構成例を示す図である。撮像部4における各近赤外光の検出は、用いる撮像素子の種類によっては波長間で感度がばらつくことがある。例えば、撮像素子がSi基板上に形成されている場合、800nmの波長の光の感度に比べて、940nmの波長の光は数十%程度低くなる。そこで、本実施形態の眼撮影装置では、図2及び下記表1に示すように、撮像素子の検出感度に対応し、感度が低い波長の光を発するLEDを、その他の波長の光を発するLEDよりも多く実装して、検出感度の低下を照明光で補うことが好ましい。これにより、撮像素子から出力される各波長信号の検出感度を均一にすることができる。
Figure 0006886748
更に、光源21は、2以上の波長成分を含む近赤外光に加えて、例えば10lux以下の眩しく感じない程度の可視光を発するものでもよい。このような低照度の可視光は、単独で用いると画像のぶれやノイズ増大が生じるため、眼底像などを撮影することは困難であるが、2以上の波長成分を含む近赤外光と組み合わせて使用すると、撮影時の眩しさを抑えつつ、近赤外光と可視光により被検眼の眼底の状態についてより多くの情報を得ることが可能となる。
分光素子24は、光源21から発せられた近赤外光の一部を反射して被検眼1に向けて出射するものであり、例えばビームスプリッタなどを用いることができる。なお、ライトパイプ22と分光素子24の間には、照明光(近赤外光)を集光するコンデンサレンズ23、光源の反射像を除去するための偏光シート(図示せず)及び照明形状を成形するためのマスク(図示せず)を配置することもできる。その場合、偏光シートには、近赤外光にも対応したワイヤグリッド偏光子を用いることが好ましい。
対物レンズ25は、照明光である近赤外光を被検眼1に集光させるものであり、例えば両凸レンズなどを用いることができる。なお、対物レンズ25は、後述する受光光学系において、被検眼1からの反射光を集光する役割もある。
[受光光学系3]
受光光学系3は、被検眼1の眼底又は眼内からの反射光を集光して結像するものであり、対物レンズ25、分光素子24、フォーカスレンズ31などで構成されている。被検眼1に照射された2以上の波長成分を含む近赤外光は、それぞれ眼底又は眼内で反射され、対物レンズ25及び分光素子24を通過して、フォーカスレンズ31により結像される。
なお、前述した偏光シートは、照射光学系2ではなく、受光光学系3に設けてもよい。これにより、レンズや眼球表面における反射や被検眼1からの反射光の写り込みを抑制できる。そして、この場合の偏光シートも、前述した照明光学系2と同様に、近赤外光にも対応したワイヤグリッド偏光子などを用いることができる。
[撮像部4]
撮像部4は、受光光学系3で結像された眼底像又は眼内像を撮像して波長成分毎の画像信号を出力するものであり、1又は2以上の撮像素子を備える。図3〜5は撮像部4の構成例を模式的に示す図である。撮像部4は、近赤外光を波長成分毎に区別して検出可能な構成であればよく、例えば図3に示すように、複数の撮像素子42a〜42cと被検眼からの反射光を特定波長毎に分光して各撮像素子42a〜42cに向けて出射する分光素子(プリズム)41を備える構成とすることができる。
又は、図4に示すように、被検眼に波長が異なる複数の近赤外光を順次又は時分割で照射し、撮像素子43において30FPS以上の高速撮像を行うことで波長成分毎の眼底像又は眼内像を撮像する構成としてもよい。更に、図5に示すように、検出波長が異なる2種以上の画素を備える撮像素子44を用いて、被検眼で反射された波長成分が異なる複数の光を同時に検出可能な構成とすることもできる。なお、図3〜5のいずれの構成においても、撮像素子で検出された光信号は、波長成分毎の画像信号として画像生成部5に出力される。
図6は検出波長が異なる2種以上の画素を有する撮像素子の画素配置例を示す図であり、図7は各画素の検出波長を示す図である。図6に示す撮像素子には、第1の近赤外光を受光する第1近赤外画素NIR1と、第1の近赤外光とは中心波長が異なる第2の近赤外光を受光する第2近赤外画素NIR2と、第1の近赤外光及び第2の近赤外光とは中心波長が異なる第3の近赤外光を受光する第3近赤外画素NIR3が設けられており、中心波長が異なる3種の近赤外光を同時に検出可能となっている。このような撮像素子を用いることで、シンプルな装置構成で、複数の近赤外光を精度よく検出することが可能となる。
図6に示す撮像素子では、例えば、第1近赤外画素NIR1で赤色光(R)と相関関係にある近赤外領域の光を検出し、第2近赤外画素NIR2で青色光(B)と相関関係にある近赤外領域の光を検出し、第3近赤外画素NIR3で緑色光(G)と相関関係にある近赤外領域の光を検出する。これにより、画像生成部5において可視光によるカラー撮影と同様のカラー画像を生成することが可能となる。
ここで、図7に示すように、赤色光(R)と相関関係にある近赤外領域の光は700〜830nmの範囲で任意の波長の光であり、青色光(B)と相関関係にある近赤外領域の光は830〜880nmの範囲で任意の波長の光であり、緑色光(G)と相関関係にある近赤外領域の光は880〜1200nmの範囲で任意の波長の光であり、それぞれ異なる波長の光である。
なお、撮像部4は前述した構成に限定されるものではなく、PCT/JP2018/006193やPCT/JP2018/017925に記載された波長が異なる複数の近赤外光を同時検出可能な固体撮像素子及び固体撮像装置を用いることができる。図8は可視光と近赤外光の両方を検出可能な撮像素子の画素配置例を示す図であり、図9は図8に示す撮像素子の検出波長を示す図である。例えば、近赤外光と共に低照度の可視光を照射する光源21を用いる場合は、前述した第1近赤外画素NIR1、第2近赤外画素NIR2及び第3近赤外画素NIR3で、近赤外光と共に可視光を検出する撮像素子や、図8に示すように近赤外画素とは別に可視光(R,G,Bなど)を検出する画素が設けられている撮像素子を用いればよい。
このように、可視光と近赤外光の両方を検出可能な撮像素子を用いることにより、図9に示すように、可視領域から近赤外領域に亘って複数光を同時に検出することが可能となる。又は、撮像部4に、近赤外光を検出する撮像素子と可視光を検出する撮像素子を設け、分光素子を用いて被検眼1からの反射光をこれらの撮像素子に分配する構成を採ることもできる。
[画像生成部5]
画像生成部5は、撮像部4から出力された各画像信号を合成して被検眼1の眼底画像又は眼内画像を生成するものである。例えば、撮像部4において赤色光(R)、青色光(B)及び緑色光(G)と相関関係にある近赤外領域の光を検出した場合、画像生成部5では、第1近赤外画素NIR1からの画像信号を赤色信号、第2近赤外画素NIR2からの信号を青色信号、第3近赤外画素NIR3からの信号を緑色信号として、カラー画像を生成する。
なお、画像生成部5では、合成画像の他に波長成分毎の眼底像又は眼内像を生成してもよい。カラー画像と共に、波長毎の眼底像又は眼内像を観察することで、眼底の異常や病変及びその他の眼に関する情報がより検出しやすくなる。図10A〜は本発明の第1の実施形態の眼撮影装置により撮像された眼底画像であり、図10Aはカラー合成した画像であり、図10B〜Dはそれぞれ図7に示す近赤外光NIR1,NIR2,NIR3による画像である。
図10Aに示すように、本実施形態の眼撮影装置を用いると、近赤外光による撮影で、可視光照射による撮影と同様のカラー眼底画像を得ることができる。また、図10Aに示すカラーの眼底像と、図10B〜Dに示す波長毎の眼底像は、それぞれ同時に撮影されたものであるから、異常や病変を比較しやすく、それらの位置も特定しやすい。
また、本実施形態の眼撮影装置では、静止画像だけでなく、動画像の撮影も可能である。可視光による観察では、照明光がまぶしいため動画撮影は困難であったが、本実施形態のように近赤外光を用いた場合、被験者への負荷が少なく長時間の観察が可能であるため、眼底又は眼内の動画を撮影することもできる。図11は本実施形態の眼撮影装置で撮影された血管観察画像である。図11に示すような動脈毛細血管の画像を動画で撮影することにより、血流状態を観察することができるため、被験者の眼に関する情報や血圧状態などの体調に関する情報を容易に得ることができる。
以上詳述したように、本実施形態の眼撮影装置は、2以上の波長成分を含む近赤外光で撮影しているため、可視光による撮影に比べて被験者の負荷を低減することができる。近赤外光による撮影は瞳孔の縮小も回避できるため、本実施形態の眼撮影装置は、従来の装置に比べて取り直し回数の低減も期待できる。
また、本実施形態の眼撮影装置は、波長成分が異なる2以上の近赤外光で撮影した眼底像又は眼内像を合成することにより、可視光により撮影した画像と同様のカラー画像を生成することができる。その結果、本実施形態の眼撮影装置を用いることで、被験者への負荷が少ない近赤外光のみで、異常や病変の有無を容易に確認できる眼底画像又は眼内画像を得ることができる。
(第1の実施形態の第1変形例)
次に、本発明の第1の実施形態の第1変形例に係る眼撮影装置について説明する。図1に示す各構成は、一の装置に設けられていてもよいが、2以上の装置に分けて設けられていてもよく、例えば、照射光学系2及び受光光学系3を備える光学部材(撮影キット)と、撮像部4及び画像生成部5を備える撮像装置(カメラ)とで構成されていてもよい。
図12A及び図12Bは本変形例の眼撮影装置の構成を模式的に示す斜視図である。なお、図12A,Bにおいては、図1に示す眼撮影装置の構成要素と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図12A,Bに示すように、本変形例の眼撮影装置は、カメラ機能を備えるスマートデバイス6内に撮像部4及び画像生成部5を設け、このスマートデバイス6のカメラ61に、光源(図示せず)、ライトパイプ22、コンデンサレンズ23、分光素子24、対物レンズ25及びモニター画面観察用レンズ26を備える光学部材(撮影キット)を取り付けた構成となっている。
本変形例の眼撮影装置を用いて眼底画像を撮影する場合は、例えば被検眼1である左眼の前に対物レンズ25が位置し、モニターを見る眼(右眼)11の前にモニター画面観察用レンズ26が位置するようにスマートデバイス6及び光学部材を配置する。そして、右眼(モニターを見る眼)11でスマートデバイス6のモニターを見て画像を確認しながら、左眼(被検眼)1について眼底撮影を行う。
その際、モニター画面上で眼底画像の表示位置を変化させたり、モニター画面に固視誘導するためのマークを表示したりすることで、被検眼1の視点を誘導し、眼底撮影部位を移動させたり、眼底の中心がモニターの中心になるよう目の位置を調整することができる。
このように、本変形例の眼撮影装置は、自分自身で眼底画像又は眼内画像を撮影することが可能であり、手軽に眼の状態を観察することができる。なお、本変形例における上記以外の構成及び効果は、前述した第1の実施形態と同様である。
(第1の実施形態の第2変形例)
次に、本発明の第1の実施形態の第2変形例に係る眼撮影装置について説明する。本変形例の眼撮影装置は、図1に示す第1の実施形態の眼撮影装置の構成に加えて、眼底画像や眼内画像を記憶するデータ記憶部と、画像生成部5で生成された画像とデータ記憶部に記憶された画像とを比較する画像データ処理部を備えている。
本変形例の眼撮影装置は、データ記憶部に記憶されている過去に撮影した画像と、直近で撮影した画像とを比較できるため、被験者自身が眼底又は眼内の変化を容易に把握することができる。なお、本変形例における上記以外の構成及び効果は、前述した第1の実施形態及びその第1変形例と同様である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の眼撮影システムについて説明する。図13は本実施形態の眼撮影システムの概要を示す図である。図13に示すように、本実施形態の眼撮影システムは、図1に示す第1の実施形態の眼撮影装置(眼撮影装置10a)や図12A,Bに示す第1の実施形態の第1変形例の眼撮影装置(眼撮影装置10b)と、サーバ71がインターネット70を介して相互に接続されている。このサーバ71には、例えば被験者自身或いは被験者以外の者が過去に撮影した眼底画像や眼内画像がデータベース情報として記憶されている。
次に、本実施形態の眼撮影システムの動作について説明する。図14は図13に示す眼撮影システムの動作を示すフローチャートである。図14に示すように、本実施形態の眼撮影システムにより眼に関する情報を収集して処理する場合は、先ず、眼撮影装置10a,10bで被検眼1を撮像する。
そして、撮像された眼底画像又は眼内画像は、サーバ71に送られる。サーバ71では、データベースの情報と撮影された眼底画像又は眼内画像とを比較し、その結果をユーザ(被験者)に送信する。なお、本実施形態の眼撮影システムによる比較結果は、必要に応じて医師が確認し、診断に利用することもできる。
本実施形態の眼撮影システムは、被験者自身が毎日継続的に眼底又は眼内を撮影し、その結果をサーバに送信することで、眼底又は眼内の変化を随時追跡することができる。このシステムは、状態観察だけでなく、変化方向も検出することができる。また、予めサーバに病気状態画像を記憶しておくことで、インターネットを通じて眼底画像比較(含動画像)し、病気状態か健康状態かを確認することができる。このシステムでは、被検眼が健康と病気の中間の状態であった場合でも、AIを用いて蓄積された画像データを比較することで、より正確な判定を行うことが可能となる。
更に、本実施形態の眼撮影システムでは、近赤外光のみで眼底又は眼内を観察することができるため、計測にレンズ収差が生じにくく、眼底、瞳及びレンズまで含む広範囲な目の静止画並びに動画撮影を行うことができる。加えて、この眼撮影システムは、眼底だけでなく眼全体の情報を総合的に把握できるので、眼底観察だけでは把握しきれない眼の異常状態を発見することも可能である。
1 被検眼
2 照射光学系
3 受光光学系
4 撮像部
5 画像生成部
6 スマートデバイス
10a,10b 眼撮影装置
11 モニターを見る目
21 光源
22 ライトパイプ
23 コンデンサレンズ
24 分光素子
25 対物レンズ
26 モニター画面観察用レンズ
31 フォーカスレンズ
41 分光素子(プリズム)
42a〜42c,44,45 撮像素子
61 カメラ
70 インターネット
71 サーバ

Claims (10)

  1. 2以上の波長成分を含む近赤外光を被検眼に照射する照射光学系と、
    前記被検眼の眼底又は眼内の任意の位置で反射した前記近赤外光に由来の反射光を集光して結像する受光光学系と、
    前記受光光学系で結像された眼底像又は眼内像を撮像して波長成分毎の画像信号を出力する撮像部と、
    前記撮像部から出力された各画像信号を合成して前記被検眼の眼底画像又は眼内画像を生成する画像生成部と
    を有し、
    前記撮像部は、検出波長が異なる2種以上の画素を有し、中心波長が異なる2以上の近赤外光を同時検出する撮像素子を備える眼撮影装置。
  2. 前記撮像素子は、第1の近赤外光を受光する第1近赤外画素と、前記第1の近赤外光とは中心波長が異なる第2の近赤外光を受光する第2近赤外画素と、前記第1の近赤外光及び前記第2の近赤外光とは中心波長が異なる第3の近赤外光を受光する第3近赤外画素を有する請求項1に記載の眼撮影装置。
  3. 前記撮像素子は、更に、第1の可視光を受光する第1可視画素と、前記第1の可視光とは中心波長が異なる第2の可視光を受光する第2可視画素と、前記第1の可視光及び前記第2の可視光とは中心波長が異なる第3の可視光を受光する第3可視画素を有し、
    前記照射光学系により近赤外光と共に又は近赤外光とは別に可視光を照射し、前記受光光学系により前記可視光に由来の反射光を結像する請求項2に記載の眼撮影装置。
  4. 各画素が同一素子上に設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼撮影装置。
  5. 前記画素は検出波長毎に異なる素子上に設けられており、
    前記被検眼の眼底又は眼内で反射した光を分光して各画素に向けて出射する分光素子を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼撮影装置。
  6. 前記照射光学系は、中心波長が異なる2以上の近赤外光を同時に発する光源を備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の眼撮影装置。
  7. 前記照射光学系は、入射した光を均一化して出射するライトパイプを備え、前記光源からの光は前記ライトパイプを介して被検眼に照射される前記請求項6に記載の眼撮影装置。
  8. 被検眼の眼底又は眼内の任意の位置から発せられた近赤外光を集光して結像する受光光学系と、
    前記受光光学系で結像された眼底像又は眼内像を撮像して波長成分毎の画像信号を出力する撮像部と、
    前記撮像部から出力された各画像信号を合成して前記被検眼の眼底画像又は眼内画像を生成する画像生成部と
    を有し、
    前記撮像部は、検出波長が異なる2種以上の画素を有し、中心波長が異なる2以上の近赤外光を同時検出する撮像素子を備える眼撮影装置。
  9. 眼底画像及び/又は眼内画像が記憶されたデータ記憶部と、
    画像生成部で生成された画像と前記データ記憶部に記憶された画像とを比較する画像データ処理部と
    を備える請求項1〜のいずれか1項に記載の眼撮影装置。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載の眼撮影装置と、
    眼底画像及び/又は眼内画像が記憶されたサーバと
    を有し、
    前記眼撮影装置で撮像された画像と、前記サーバに記憶された画像とを比較する眼撮影システム。
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