JP6886682B2 - Molding method of hollow plate material - Google Patents
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Description
本発明は、中空板材を成形する方法に関する。 The present invention relates to a method for forming a hollow plate material.
従来、内部に複数のセルが区画された中空板材が知られている。例えば、特許文献1に記載の中空板材は、規則的な凹凸形状を有するシート材であるコア層の両面に、熱可塑性樹脂製のシート材であるスキン層が接合されている。特許文献1の中空板材においては、コア材における凹形状部分の開口がスキン層によって閉塞されることにより複数のセルが区画されている。また、例えば、特許文献2に記載の中空板材は、所定形状の熱可塑性樹脂製のシート材を折り畳むことにより、複数の六角柱形状のセルが区画されたコア層が形成されている。このコア層の上下両面には、熱可塑性樹脂製のシート材であるスキン層が接合されていて、これらコア層及びスキン層全体で板形状をなしている。
Conventionally, a hollow plate material in which a plurality of cells are partitioned inside is known. For example, in the hollow plate material described in
特許文献1及び2に記載の中空板材は、比較的に軽量で且つ十分な強度を有していることから、様々な用途で使用されることが想定される。そして、中空板材の用途によっては、中空板材を折り曲げて所定の形状に成形することも考えられる。しかし、特許文献1及び2に記載の中空板材は、高い強度を有しているが故に、折り曲げ加工を施す際に非常に大きな力を要する。また、大きな力で無理に折り曲げ加工を施そうとすると、ひびや割れ等が発生する可能性もある。いずれにしても、中空板材における強度が高いという特性は、折り曲げ加工という観点からは、生産性の向上の妨げとなってしまう。
Since the hollow plate materials described in
上記の課題を解決するため、本発明は、内部に複数のセルが区画された熱可塑性樹脂製の中空板材に折り曲げ成形を施す中空板材の成形方法であって、前記熱可塑性樹脂の溶融温度よりも高い温度に加熱された加熱部材を、前記中空板材の一方側の面に押し当てて前記熱可塑性樹脂を溶融させることにより、前記中空板材の一方側の面に複数の折曲溝部を形成する溝形成工程と、前記中空板材を前記一方側の面から見て前記折曲溝部で谷折りし、その状態で溶融した熱可塑性樹脂を固化させて溶着する折曲工程とを有し、前記折曲工程では、底板部材及び当該底板部材から立設された側板部材を備える折曲治具を用い、前記中空板材の他方側の面を、前記折曲治具の底板部材及び側板部材に押し付けることにより、複数の前記折曲溝部における中空板材の谷折りを行う。 In order to solve the above problems, the present invention is a method for forming a hollow plate material by bending a hollow plate material made of a thermoplastic resin in which a plurality of cells are partitioned, and is based on the melting temperature of the thermoplastic resin. A plurality of bent grooves are formed on one surface of the hollow plate material by pressing the heating member heated to a high temperature against one surface of the hollow plate material to melt the thermoplastic resin. It has a groove forming step and a folding step in which the hollow plate material is valley-folded at the bent groove portion when viewed from the one side surface, and the molten thermoplastic resin is solidified and welded in that state. In the bending process, a bending jig including a bottom plate member and a side plate member erected from the bottom plate member is used, and the other surface of the hollow plate material is pressed against the bottom plate member and the side plate member of the bending jig. The hollow plate material is valley-folded in the plurality of bent groove portions.
上記の発明によれば、折曲溝部に沿って中空板材を折り曲げるため、折曲工程にあたって過度に大きな力は必要ない。また、折曲工程では複数の折曲溝部における中空板材の谷折りを折曲治具を用いて行う。このように比較的に小さな力で複数の折り曲げ加工を行うことにより、生産性の向上が期待できる。 According to the above invention, since the hollow plate material is bent along the bent groove portion, an excessively large force is not required in the bending step. Further, in the bending step, valley folding of the hollow plate material in a plurality of bending grooves is performed using a folding jig. By performing a plurality of bending processes with a relatively small force in this way, improvement in productivity can be expected.
上記の発明において、前記折曲治具は、平面視多角形状の底板部材と、前記底板部材の一辺に沿って立設された前記側板部材としての第1側板部材と、前記底板部材の一辺に隣接する他辺に沿って立設された前記側板部材としての第2側板部材とを有し、前記第1側板部材の側縁部と前記第2側板部材の側縁部との間には隙間が設けられていてもよい。 In the above invention, the bending jig is provided on a bottom plate member having a polygonal shape in a plan view, a first side plate member as the side plate member erected along one side of the bottom plate member, and one side of the bottom plate member. It has a second side plate member as the side plate member erected along other adjacent sides, and a gap is provided between the side edge portion of the first side plate member and the side edge portion of the second side plate member. May be provided.
本発明によれば、内部に複数のセルが区画された中空板材の折り曲げ加工において生産性が向上する。 According to the present invention, productivity is improved in the bending process of a hollow plate material in which a plurality of cells are partitioned inside.
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。先ず、本発明の中空板材の成形方法を適用した製造方法で製造された第1実施形態の折り畳みコンテナ(以下、コンテナ10と略記する。)について説明する。
(First Embodiment)
Hereinafter, the first embodiment of the present invention will be described. First, the folding container of the first embodiment (hereinafter, abbreviated as container 10) manufactured by the manufacturing method to which the molding method of the hollow plate material of the present invention is applied will be described.
図1及び図2に示すように、コンテナ10は、内部に複数のセルが区画された熱可塑性樹脂製の中空板材からなる本体部20を備えている。本体部20は、全体として長方形板状をなす底壁部21と、底壁部21の対向する短側縁に沿って立設された一対の短側壁部22と、底壁部21の対向する長側縁に沿って立設された一対の長側壁部23とを備えている。短側壁部22は全体として長方形板状をなしていて、その上縁部には、下方側に向けて略長方形状に切り欠かれた第1切欠部22aが設けられている。長側壁部23は全体として長方形板状をなしていて、その上縁部には、下方側に向けて略長方形状に切り欠かれた第2切欠部23aが設けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図2及び図3に示すように、本体部20は、所定形状に抜き取られた一枚の中空板材1を折り曲げることにより形成されている。本体部20における底壁部21の短側縁上には、断面視V字状をなす第1折曲溝部11が設けられている。この第1折曲溝部11において本体部20をそれぞれ折り曲げることにより、底壁部21に対して各短側壁部22が立設されている。本体部20における底壁部21の長側縁上には、断面視V字状をなす第2折曲溝部12が設けられている。この第1折曲溝部11において本体部20をそれぞれ折り曲げることにより、底壁部21に対して各長側壁部23が立設されている。本体部20が折り曲げられた状態では、第1折曲溝部11は、対向する内面同士が接合された状態である。同様に、本体部20が折り曲げられた状態では、第2折曲溝部12は、対向する内面同士が接合された状態である。なお、図2では、第1折曲溝部11及び第2折曲溝部12を実線で図示し、図3では、第1折曲溝部11及び第2折曲溝部12が形成される箇所を二点鎖線で図示している。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
図2及び図3に示すように、本体部20における短側壁部22には、第1折曲溝部11と平行に第1薄肉部13が設けられている。第1薄肉部13は、第1折曲溝部11よりも上方に設けられている。第1薄肉部13では、内部のセルが潰されていて、短側壁部22の他の部分よりも薄肉にされている。そのため、短側壁部22は、第1薄肉部13において曲げ強度が小さくなっており、短側壁部22を第1薄肉部13に沿って内側に折り畳むことが可能となっている。長側壁部23には、第2折曲溝部12と平行に第2薄肉部14が設けられている。長側壁部23の第2薄肉部14は、短側壁部22の第1薄肉部13よりも上方に設けられている。第1薄肉部13では、内部のセルが潰されていて、長側壁部23の他の部分よりも薄肉にされている。そのため、長側壁部23は、第1薄肉部13において曲げ強度が小さくなっており、長側壁部23を第1薄肉部13に沿って内側に折り畳むことが可能となっている。なお、図2では、第1薄肉部13及び第2薄肉部14を実線で図示し、図3では、第1薄肉部13及び第2薄肉部14が形成される箇所を二点鎖線で図示している。
As shown in FIGS. 2 and 3, the short
図1及び図2に示すように、本体部20に対して、射出成形や押し出し成形等により成形される別体の各種部材が取り付けられることによって、コンテナ10が構成されている。本体部20における底壁部21の四隅部には、それぞれ平面視略三角形状の隅部材31が取り付けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図1及び図2に示すように、短側壁部22の上縁部には、平面視長方形板状の短側係合部材32が取り付けられている。短側係合部材32の横寸法は、短側壁部22の横寸法とほぼ同一になっている。したがって、短側係合部材32は、短側壁部22の上縁部全体を覆っている。また、短側係合部材32の上下寸法は、短側壁部22の第1切欠部22aの上下寸法よりも大きくなっている。したがって、短側係合部材32は、短側壁部22の第1切欠部22aの全域を覆っている。短側係合部材32の外面には、長尺状のロックバー33が短側壁部22の横方向に取り付けられている。ロックバー33の両端部は、それぞれ短側壁部22の両側端よりも外側に突出している。また、ロックバー33は、付勢片33aを有し、当該付勢片33aによって上側に付勢されている。ロックバー33は、付勢片33aの付勢力に抗して下側にスライド移動可能になっている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a short
図1及び図2に示すように、長側壁部23の上縁部には、フレーム部材35が取り付けられている。フレーム部材35は、平面視略長方形状の中央部35aと中央部35aから両側へと突出するフレーム部35bで構成されている。フレーム部材35の中央部35aは、長側壁部23における第2切欠部23aの上下寸法及び横寸法よりもやや大きく形成されている。したがって、フレーム部材35の中央部35aは、第2切欠部23a全体を覆っている。フレーム部材35のフレーム部35bは、長側壁部23の上縁部を覆っている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a
図1及び図2に示すように、長側壁部23の側縁部には、平面視コ字状の長側係合部材36が取り付けられている。長側係合部材36の上下寸法は、長側壁部23の上下寸法とほぼ同一になっている。したがって、長側係合部材36は、長側壁部23の側縁部全体を覆うとともに、長側壁部23の上縁部の端及び下縁部を覆っている。長側係合部材36には、前述したロックバー33の先端が係合する係合穴が設けられている。ロックバー33が上側に位置している場合には、長側係合部材36の係合穴とロックバー33の先端が係合している。そして、ロックバー33が下側にスライド移動すると、長側係合部材36の係合穴とロックバー33の先端との係合状態が解除される。このように係合状態が解除された状態では、短側壁部22及び長側壁部23をそれぞれ独立して内側に折り畳むことが可能となる。
As shown in FIGS. 1 and 2, a long
次に、一枚の中空板材1を折り曲げて、コンテナ10の本体部20を得る加工方法について、その作用とともに説明する。なお、図4〜図6及び図8では、中空板材1の内部構造(セルの構造)の図示を省略する。
Next, a processing method for obtaining the
図3に示すように、材料となる中空板材1は、長方形状の1枚の板材であり、熱可塑性樹脂により形成されている。中空板材1としては、例えば、特許文献1に記載の中空板材や特許文献2に記載の中空板材が適用できる。また、他にも、波状のシートの上下両面にシートを接合したプラスチックダンボール等が適用できる。
As shown in FIG. 3, the
先ず、中空板材1は、所定の形状にトリミングする(切り取る)ためのトリミング工程に供される。図3に示すように、中空板材1は、トリミング工程に供されることにより、底壁部21と、底壁部21の向かい合う短側縁に連結された短側壁部22と、底壁部21の向かい合う長側縁に連結された長側壁部23とを有する全体として十字状にトリミングされる。また、短側壁部22の第1切欠部22a、長側壁部23の第2切欠部23aも同時にトリミングされる。さらに、本実施形態では、トリミング工程において、同時に第1薄肉部13及び第2薄肉部14も形成される。すなわち、本実施形態のトリミング工程は、薄肉部形成工程を兼ねている。
First, the
上記トリミング工程では、トリミング治具40を用いてトリミング等が行われる。図4に示すように、トリミング治具40の支持台41上には、中空板材1を所定の形状にトリミングするための金属製の刃物のトムソン刃42が固定されている。トムソン刃42は、図3に示す底壁部21、短側壁部22(第1切欠部22a含む)、及び長側壁部23(第2切欠部23a含む)の外縁形状に沿って設置されている。なお、トムソン刃42は、直線形状や直線形状の一部に湾曲形状が形成されたものであり、複数の板状の刃物が中空板材1の外縁形状に沿って順に整列されることにより設置されることがある。また、トリミング治具40の支持台41上には、中空板材1に薄肉部を形成するための金属製の凸状体43が固定されている。凸状体43は、直線状の長尺形状をなしていて、短手方向に断面視すると長方形状の基部43aと当該基部43aから上方に突出する凸部43bとを有している。凸状体43は、中空板材1の底壁部21の各長側縁と平行に1本ずつ、各短側縁と平行に1本ずつ、合計4本配置されている。なお、これら4本の凸状体43は、2箇所(2本)の第1薄肉部13、2箇所(2本)の第2薄肉部14に対応するものである。凸状体43には電熱ヒータが連結されていて、電熱ヒータを駆動させることにより、凸状体43を、中空板材1を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度以上に加熱することができる。
In the trimming step, trimming or the like is performed using the trimming
図4に示すように、トリミング治具40の支持台41上には、板状のクッション材44が配置されている。クッション材44は、支持台41上においてトムソン刃42及び凸状体43が配置されていない部分全体に敷かれている。クッション材44は、例えばポリウレタンのようにクッション性のある材料で形成されていて、厚み方向に圧縮できるようになっている。そして、クッション材44の板厚及びクッション性は、非圧縮時の厚みと圧縮時の厚みとの差が中空板材1の厚みよりも大きくなるように設定されている。
As shown in FIG. 4, a plate-shaped
トリミング工程を行う際には、先ず、トムソン刃42及び凸状体43を、中空板材1を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度以上に加熱する。また、図4(a)に示すように、トリミング治具40上に中空板材1を配置する。そして、図4(b)に示すように、中空板材1の下面をトリミング治具40のクッション材44の上面に押し付けて、クッション材44を厚み方向に圧縮させつつ、中空板材1を下降移動させる。このとき、トムソン刃42が中空板材1の下面側から上面側へと貫通し、中空板材1が所定の箇所で切断される。その結果、中空板材1のうち本体部20を構成しない不要部分1aが生じる。また、中空板材1を下降移動させると、加熱された凸状体43の凸部43bが中空板材1の下面に当接する。そして、中空板材1の下面が凸状体43の凸部43bによって上面側へ押し潰されて内部のセル構造が変形又は潰される。その結果、中空板材1には、他の箇所よりも薄肉な第1薄肉部13及び第2薄肉部14が形成される。
When performing the trimming step, first, the
図4(c)に示すように、中空板材1を下降移動させてトムソン刃42によって切断した後、中空板材1の本体部20の部分を支持して上昇移動させる。このとき、厚み方向に圧縮されていたクッション材44が元の厚み戻ろうとして復元する。そのため、中空板材1の不要部分1aがクッション材44の上面によって上側に押し出され、中空板材1の本体部20とともに上昇移動する。したがって、中空板材1の本体部20が上昇移動したにも拘わらず、中空板材1の不要部分1aがトリミング治具40上に取り残され、その後、次の中空板材1にトリミングを施す際に邪魔なることは少ない。なお、中空板材1の本体部20がトリミング治具40のクッション材44から離間した状態であっても、中空板材1の本体部20と不要部分1aの間に働く摩擦力により、不要部分1aが本体部20から脱落することが防がれる。
As shown in FIG. 4C, the
トリミング工程の後、中空板材1は、不要部分1aを打ち抜くための打抜工程に供される。図5に示すように、打抜工程で使用される打抜治具50は、支持台51上に固定された打抜板52を有する。打抜板52は、周縁部52aが支持台51の外縁よりも外側に位置している。すなわち、打抜板52の周縁部52aの下方には、支持台51が存在していない。この打抜板52の周縁部52aには、中空板材1の不要部分1aの形状と同じ形状の打抜孔53が形成されている。打抜孔53の寸法は、中空板材1の不要部分1aの寸法と同一に形成されている。なお、ここでいう「寸法が同一」とは、不要部分1aが打抜孔53を通過できる程度の若干の寸法差を許容するものである。打抜治具50は、打抜板52の打抜孔53の上方に配置された押出装置54を有する。押出装置54は、例えば油圧シリンダ等に駆動連結されることにより、下降移動できるように構成されている。押出装置54は、先端が打抜板52の下面よりも下方に位置するまで下降する。なお、図5では、1つの押出装置54のみを図示しているが、中空板材1の不要部分1aの全体を均等に押し出せるように、打抜治具50は複数の押出装置54を備えている。
After the trimming step, the
打抜工程を行う際には、先ず、中空板材1を打抜板52上に載置する。そして、図5(a)に示すように、中空板材1の不要部分1aの位置が打抜板52の打抜孔53の位置と一致するように、中空板材1を位置決めする。その状態で、図5(b)に示すように、押出装置54を下降移動させていく。すると、押出装置54によって中空板材1の不要部分1aが下方側に押し出され、打抜板52の打抜孔53の内側を通過する。
When performing the punching process, first, the
ここで、上述したとおり、トリミング工程で用いられるトリミング治具40のトムソン刃42は複数の板状の刃物で構成されることもあり、この場合には隣り合う刃物の端部同士の間には若干の隙間が生じる。そして、この隙間部分においては中空板材1の切断が行われないため、中空板材における本体部20と不要部分1aとは、僅かに繋がった状態にある。この点、本実施形態の打抜工程においては、打抜板52の打抜孔53の寸法が中空板材1の不要部分1aの寸法と同一に形成されている。そのため、不要部分1aが打ち抜かれる際には、不要部分1aの切断面が打抜孔53の内面に摺動する。この摺動の作用により、不要部分1aの切断面と本体部20の切断面とが多少繋がっていても、その繋がっている部分を断ち切ることができる。また、不要部分1aの外面を構成する樹脂シートが本体部20の切断面に引っかかったとしても確実に打ち抜くことができる。その結果、打抜工程では、中空板材1の不要部分1aを確実に打ち抜いて、本体部20から分離させることができる。
Here, as described above, the
打抜工程の後、中空板材1(本体部20)は、溝形成工程に供される。溝形成工程で使用される加熱部材としての加熱刃61は、全体として板状をなしている。そして、図6に示すように、加熱刃61は、断面視すると先端部が尖った形状になっている。本実施形態では、加熱刃61の先端部がなす角θ1は約90度になっている。加熱刃61には、電熱ヒータが連結されており、電熱ヒータを駆動させることにより、加熱刃61を、中空板材1を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度以上に加熱することができる。加熱刃61は、中空板材1における底壁部21の各短側縁上に1つずつ、各長側縁上に1つずつ、合計4つ配置されている。これら4つの加熱刃61は、本体部20の2つの第1折曲溝部11及び2つの第2折曲溝部12の位置に対応するものである。
After the punching step, the hollow plate material 1 (main body portion 20) is subjected to the groove forming step. The
溝形成工程を行う際には、先ず、中空板材1を、載置台62上に載せて所定の位置に固定する。そして、図6(a)及び(b)に示すように、中空板材1を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度以上に加熱した加熱刃61を、中空板材1の上面(一方側の面)に押し当てる。このとき、加熱刃61の先端が中空板材1の下面に至らないようにして、加熱刃61が中空板材1を貫通しないようにする。加熱刃61が押し当てられると、中空板材1を構成する熱可塑性樹脂が加熱刃61からの熱により溶融する。そして、図6(c)に示すように、加熱刃61の先端形状に応じた断面V字状の第1折曲溝部11及び第2折曲溝部12が形成される。加熱刃61の先端がなす角θ1は約90度であるので、第1折曲溝部11及び第2折曲溝部12の内角も同じく約90度(θ1)である。なお、本実施形態では、2つの第1折曲溝部11及び2つの第2折曲溝部12が、4つの加熱刃61により同時に形成される。
When performing the groove forming step, first, the
溝形成工程の直後は、第1折曲溝部11及び第2折曲溝部12の内面には、溶融した熱可塑性樹脂が付着した状態にある。これら溶融した熱可塑性樹脂が完全に固化する前に、中空板材1(本体部20)は、当該中空板材1を第1折曲溝部11及び第2折曲溝部12で折り曲げる折曲工程に供される。なお、第1折曲溝部11及び第2折曲溝部12を形成してから溶融した熱可塑性樹脂が完全に固化するまで時間は、加熱刃61の加熱温度、熱可塑性樹脂の種類、中空板材1の厚み、外気温度などによって変化するが、例えば、数秒〜数十秒である。
Immediately after the groove forming step, the molten thermoplastic resin is in a state of adhering to the inner surfaces of the first
図7に示すように、折曲工程では、折曲治具70が使用される。折曲治具70は、長方形板状の底板部材71を有する。底板部材71には、その両短辺に沿って平行に一対の短側板部材72が設置されている。図8に示すように、短側板部材72は、向かい合う他の短側板部材72に対向する側の内側面72aと底板部材71とがなす角θ2が約90度になるよう立設されている。各短側板部材72の長さ寸法は、中空板材1における底壁部21の短手方向の長さ寸法よりも小さく、且つ第1折曲溝部11の長さよりも長くなっている。また、一対の短側板部材72の間隔は、中空板材1における底壁部21の長側縁の長さ寸法と同一になっている。短側板部材72の先端部は、断面視すると先細の形状をなしている。また、図8に示すように、短側板部材72の先端部には、下方側ほど底板部材71の中央側へ向かうように傾斜した傾斜面72bが設けられている。
As shown in FIG. 7, a
図7に示すように、底板部材71には、その両長辺に沿って平行に一対の長側板部材74が設置されている。図8に示すように、長側板部材74は、向かい合う他の長側板部材74に対向する側の内側面74aと底板部材71とがなす角θ2が約90度になるよう立設されている。各長側板部材74の長さ寸法は、中空板材1における底壁部21の長手方向の長さ寸法よりも小さく、且つ第2折曲溝部12の長さよりも長くなっている。各長側板部材74は、いずれの短側板部材72とも当接しない位置に配置されている。すなわち、長側板部材74の側縁部と短側板部材72の側縁部との間には、隙間が設けられている。一対の長側板部材74の間隔は、中空板材1における底壁部21の短側縁の長さ寸法と同一になっている。図8に示すように、長側板部材74の先端部は、断面視すると先細の形状をなしている。また、図8に示すように、長側板部材74の先端部には、下方側ほど底板部材71の中央側へ向かうように傾斜した傾斜面74bが設けられている。
As shown in FIG. 7, a pair of long
折曲工程を行う際には、先ず、中空板材1(本体部20)を、折曲治具70における一対の短側板部材72及び一対の長側板部材74で囲われる部分の上方に配置する。このとき、中空板材1を厳密に位置合わせする必要はなく、多少の位置ずれは許容される。次に、図8(a)に示すように、中空板材1を、折曲治具70の底板部材71に向けて徐々に下降移動させる。なお、中空板材1の水平方向の位置がずれている場合、中空板材1が短側板部材72の傾斜面72bや長側板部材74の傾斜面72bに接触する。そして、中空板材1が下降移動するにつれて底板部材71の中央側に案内されて、中空板材1が一対の短側板部材72及び一対の長側板部材74で囲われる部分に案内される。
When performing the folding step, first, the hollow plate material 1 (main body portion 20) is arranged above the portion of the
また、中空板材1を、折曲治具70の底板部材71に向けて下降移動させると、中空板材1のうち短側壁部22が折曲治具70の短側板部材72の傾斜面72bに接触する。上述したとおり、中空板材1には、溝形成工程において既に第1折曲溝部11が形成されており、この部分における曲げ剛性が小さくなっている。したがって、中空板材1を折曲治具70の底板部材71に向けて下降移動させるにつれて、中空板材1が上面側から見て第1折曲溝部11に沿って徐々に谷折りされる。
Further, when the
図8(b)に示すように、中空板材1をさらに下降移動させると、中空板材1の底壁部21の下面が折曲治具70の底板部材71に押し付けられる。また、中空板材1の短側壁部22の外面(折り曲げる前の下面)が折曲治具70の短側板部材72に押し付けられる。折曲治具70の短側板部材72の長さは中空板材1の第1折曲溝部11よりも長く形成されている。したがって、中空板材1は、第1折曲溝部11が形成されている領域全体が折曲治具70の短側板部材72に押し付けられる。折曲治具70において短側板部材72の内側面72aと底板部材71とがなす角θ2は約90度である。したがって、中空板材1の底壁部21に対して短側壁部22が約90度の角度をなすように谷折りされる。ここで、上述したとおり、中空板材1は、溝形成工程において溶融した熱可塑性樹脂が固化する前に折曲工程に供されている。そのため、中空板材の短側壁部22を底壁部21に対して谷折りする時点では、未だ、第1折曲溝部11の内面には溶融した熱可塑性樹脂が付着している。そして、中空板材1の底壁部21の下面及び短側壁部22の外面をそれぞれ折曲治具70の底板部材71及び短側板部材72に押し付けた状態である程度の時間保持すると、溶融していた熱可塑性樹脂が固化して、第1折曲溝部11の向かい合う内面同士が熱溶着される。その結果、中空板材1は、底壁部21に対して短側壁部22が約90度谷折りされた状態で固定される。なお、中空板材1は、内部に複数のセル(空隙)を有しているため、第1折曲溝部11の内面に付着している溶融した熱可塑性樹脂の量が多少多くとも、その樹脂は中空板材1の上面側だけでなく中空板材1のセルの内部やセルとセルの間の空間にも流入する。そのため、過剰量の樹脂が中空板材1の上面側(内面側)にはみ出すことは抑制できる。なお、熱可塑性樹脂が完全に固化しなくとも、第1折曲溝部11の向かい合う内面同士が多少なりとも熱溶着されていれば、熱可塑性樹脂が固化したと言える。
As shown in FIG. 8B, when the
上記一連の中空板材1の谷折りは、1つの短側壁部22に対してだけでなく、一対の短側壁部22の両方に対して同時に行われる。また、中空板材1の一対の長側壁部23の外面も折曲治具70の長側板部材74に押し付けられ、中空板材1が2箇所の第2折曲溝部12に沿って谷折りされる。したがって、本実施形態では、2箇所の第1折曲溝部11及び2箇所の第2折曲溝部12、合計4箇所の折曲溝部における中空板材1の谷折りが、一回の折曲工程で同時に行われる。
The valley folding of the series of
上記第1実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)上記実施形態によれば、第1折曲溝部11及び第2折曲溝部12に沿って中空板材1を谷折りする。そのため、折曲工程において過度に大きな力は必要ない。また、折曲工程では、2箇所の第1折曲溝部11及び2箇所の第2折曲溝部12、合計4箇所の折曲溝部に沿った中空板材1の谷折りを、折曲治具70を用いて同時に行う。このように比較的に小さな力で4箇所の折曲加工を行うことにより、折曲加工の生産性の向上が期待できる。
According to the first embodiment, the following effects can be obtained.
(1) According to the above embodiment, the
(2)例えば、折曲治具70において各短側板部材72の両側縁部が長側板部材74に連結されていて、折曲治具70が全体として箱状をなしていた場合、中空板材1を下降移動させる際に中空板材1の底壁部21によって、箱状の折曲治具70の開口が塞がれたような状態になる。すると、折曲治具70と中空板材1の底壁部21とで区画された内部空間内に空気が閉じ込められ、その空気が外部に抜けにくくなる。このような現象が生じると、中空板材1を折曲治具70の底板部材71側に向けて速やかに下降移動させることは叶わなくなる。
(2) For example, in the
この点、上記実施形態では、折曲治具70において短側板部材72の側縁部と長側板部材74の側縁部との間に隙間が設けられているため、この隙間から空気が抜ける。したがって、折曲治具70の内部空間に閉じ込められた空気によって、中空板材1の下降移動が妨げられることはない。
In this respect, in the above embodiment, since the bending
(3)上記実施形態では、折曲工程において、中空板材1は、第1折曲溝部11が形成されている領域全体が折曲治具70の短側板部材72に押し付けられる。したがって、第1折曲溝部11の内面同士が熱溶着される際、その長さ方向全体にわたってほぼ均等に押付力を作用させることができ、均一な熱溶着が可能となる。
(3) In the above embodiment, in the bending step, the entire region where the first
(4)上記実施形態では、トリミング治具40の支持台41上に、クッション材44を敷いている。そのため、中空板材1を上昇移動させる際に、圧縮したクッション材44が元に戻ろうと復元する。この際、クッション材44の上面によって、中空板材1の不要部分1aが上側に押し出され、中空板材1の本体部20とともに上昇移動する。その結果、中空板材1の不要部分1aがトリミング治具40上に取り残されて邪魔になることは少ない。
(4) In the above embodiment, the
(5)トリミング工程で用いられるトリミング治具40のトムソン刃42は複数の板状の刃物で構成されることもあり、この場合には、隣り合う刃物の端部同士の間には若干の隙間が生じる。そして、この隙間部分においては中空板材1の切断が行われないため、中空板材における本体部20と不要部分1aとは、僅かに繋がった状態にある。上記実施形態では、打抜治具50における打抜板52の打抜孔を、中空板材1の不要部分1aと同一形状、同一寸法に形成した。そのため、不要部分1aが打ち抜かれる際には、不要部分1aの切断面が打抜孔53の内面に摺動する。この摺動の作用により、不要部分1aの切断面と本体部20の切断面とが多少繋がっていても、その繋がっている部分を断ち切ることができる。その結果、打抜工程では、中空板材1の不要部分1aを確実に打ち抜いて、本体部20から分離させることができる。
(5) The
(6)上記実施形態では、トリミング工程において、トムソン刃42で中空板材を切断するのと同時に、凸状体43で中空板材1に第1薄肉部13及び第2薄肉部14を形成している。したがって、両者を別工程で処理するのに比べて生産性の向上が期待できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について第1実施形態と異なる点を中心に説明する。第1実施形態と共通する部材には、第1実施形態での部材番号に100を足した番号を付している。
(6) In the above embodiment, in the trimming step, the hollow plate material is cut by the
(Second Embodiment)
Next, the second embodiment of the present invention will be described focusing on the differences from the first embodiment. Members common to the first embodiment are numbered by adding 100 to the member number in the first embodiment.
図9(a)に示すように、第2実施形態のコンテナは、一対の短側壁部122の幅方向の寸法が、第1実施形態のコンテナ10の本体部20の短側壁部22の幅方向の寸法より相対的に大きく、短側壁部122の幅方向端部(突出端122a)が、一対の長側壁部123の外側表面から外方へ突出している状態を経て形成される。図9(b)に示すように、短側壁部122の突出端122aは、長側壁部123側に折り曲げられて溶着されることにより、短側壁部122と長側壁部123とが接合された箱型形状とされている。なお、図9は、第1実施形態の図2に対応する図であるが、第1実施形態の本体部20に設けられた第1切欠部22a、第2切欠部23aを省略して示している。
As shown in FIG. 9A, in the container of the second embodiment, the dimension in the width direction of the pair of short
第2実施形態の本体部120は、第1実施形態と同様に、第1折曲溝部111において本体部120を折り曲げることにより、底壁部121に対して各短側壁部122が立設されている。また、第2折曲溝部112において本体部120を折り曲げることにより、底壁部121に対して各長側壁部123が立設されている。一方、本体部120には、第1実施形態の本体部20の第1薄肉部13、第2薄肉部14に対応する箇所は設けられていない。
In the
第2実施形態の本体部120を得る加工方法では、折曲工程を第1実施形態とは異なる態様で行う。トリミング工程、打抜工程、溝形成工程は第1実施形態と同様に行うが、第1薄肉部13、第2薄肉部14に対応する箇所が設けられていないことから、トリミング工程で用いるトリミング冶具に、第1実施形態の凸状体43が設けられていない点が異なっている。
In the processing method for obtaining the
以下、第2実施形態の折曲工程について説明する。
図10に示すように、第2実施形態の折曲工程で使用される折曲冶具170は、底板部材171に設置される一対の長側板部材174の高さH1が、一対の短側板部材172の高さH2より高くなるように形成されている。長側板部材174の高さH1と短側板部材172の高さH2が異なる以外は、第1実施形態の折曲冶具70と同様の構成となっている。
Hereinafter, the bending process of the second embodiment will be described.
As shown in FIG. 10, in the bending
図11に示すように、中空板材1を折曲冶具170に向けて下降移動させると、長側壁部123が折曲冶具170の長側板部材174の傾斜面174bに接触し、第2折曲溝部112に沿って谷折りされる(図11(b))。一方、この状態では、短側壁部122は折曲冶具170の短側板部材172に接触しておらず、第1折曲溝部111に沿って谷折りされていない(図11(a))。
As shown in FIG. 11, when the
この状態からさらに中空板材1を下降移動させると、図12に示すように、短側壁部122が折曲冶具170の短側板部材172の傾斜面172bに接触し、第2折曲溝部111に沿って谷折りされる(図12(a))。一方、この状態では、長側壁部123の外面(折り曲げる前の下面)が折曲冶具170の長側板部材174に押し付けられて、底壁部121に対して長側壁部123が約90度の角度をなすように谷折りされる(図12(b))。さらに、中空板材1を下降移動させると、短側壁部122の外面(折り曲げる前の下面)も折曲冶具170の短側板部材172に押し付けられて、底壁部121に対して短側壁部122も約90度の角度をなすように谷折りされる。
When the
このようにして、図9(a)に示すような形状の本体部120が形成される。長側壁部123は、一対の短側壁部122に挟まれるような態様で、その外面から短側壁部122の突出端122aが外方へ突出した形状となっている。続いて、短側壁部122の突出端122aを加熱しながら長側壁部123側に折り曲げて溶着させ、図9(b)に示すような箱型形状とされる。このとき、突出端122aは加熱溶融されて溶着時には薄肉化され、突出端122aが溶着された部分を含めて、本体部120は全体に均一な板厚となっている。
In this way, the
このように、第2実施形態では、長側板部材174の高さ寸法H1と短側板部材172の高さ寸法H2が異なる折曲冶具170を使用することにより、短側壁部122と長側壁部123との谷折りのタイミングをずらしている。長側板部材174の高さ寸法H1を短側板部材172の高さ寸法H2に対して大きくして、幅方向の寸法が大きく形成された短側壁部122に対して、長側壁部123が先に谷折りされる。
As described above, in the second embodiment, by using the bending
上記第2実施形態によれば、上記第1実施形態による(1)〜(6)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(7)第2実施形態では、折曲冶具170として、長側壁部123を折り曲げるための長側板部材174が、短側壁部122を折り曲げるための短側板部材172より高く形成されているものを使用している。したがって、一対の短側壁部122に挟まれるような態様の長側壁部123を、短側壁部122より先に折り曲げ加工することができる。折曲工程で、短側壁部122の内方にまで長側壁部123を折り曲げる際、長側壁部123の幅方向端縁が、短側壁部122の幅方向端縁に引っ掛かることが抑制される。また、本体部120加工時に使用する各加工装置の寸法精度や、加工時の加工精度の影響による上記引っ掛かりも好適に抑制することができる。
According to the second embodiment, the following effects can be obtained in addition to the effects (1) to (6) according to the first embodiment.
(7) In the second embodiment, as the bending
上記各実施形態は、以下のように変更することができる。また、各実施形態、各変更例を適宜組み合わせて適用することもできる。
・中空板材1としては、上で例示したものに限らず、例えば、円柱状・円錐状のセルを有する板材や、断面がハーモニカ状のプラスチックダンボール等であってもよい。また、中空板材において複数のシートを接合する場合には、熱溶着や融着で接合してもよいし、接着剤を用いて接合してもよい。
Each of the above embodiments can be modified as follows. In addition, each embodiment and each modification can be applied in combination as appropriate.
-The
・上記第1実施形態の折曲治具70において、短側板部材72及び長側板部材74のいくつかを省略してもよい。例えば、一対の長側板部材74を省略してもよいし、一対の短側板部材72を省略してもよい。また、一対の短側板部材72のうちの一つ及び長側板部材74のうちの一つを省略してもよい。すなわち、一対の短側板部材72及び一対の長側板部材74のうち、少なくとも2つの側板部材が底板部材71に立設されていれば、中空板材1を複数の折曲溝部において同時に折り曲げることができる。
-In the bending
・上記第2実施形態の折曲治具170において、一対の短側板部材172のうちの一つ及び長側板部材174のうちの一つを省略してもよい。すなわち、一対の短側板部材172の一方及び一対の長側板部材174の一方が底板部材71に立設されていれば、中空板材1を複数の折曲溝部においてタイミングをずらして折り曲げることができる。
-In the
・上記第2実施形態の折曲冶具170として、一対の短側板部材172と、一対の長側板部材174との高さが異なるものを使用したが、さらに、一対の短側板部材172の高さがそれぞれ異なるようにしてもよく、一対の長側板部材174の高さがそれぞれ異なるようにしてもよく、各側鈑部材の高さがすべて異なるようにしてもよい。このような折曲冶具170を使用することで、本体部120の各側壁部を折り曲げるタイミングをずらしたり、順番に折り曲げたりすることができる。
As the bending
・第1実施形態の本体部20を、第2実施形態の折曲冶具170で折り曲げ加工してもよく、また、第2実施形態の本体部120を、第1実施形態の折曲冶具70で折り曲げ加工してもよい。
The
・上記各実施形態では、底板部材71、171、一対の短側板部材72、172及び一対の長側板部材74、174が一体的に形成された折曲治具70、170を用いたがこれに限らない。例えば、側面視L字状をなす治具を複数用いて、折曲工程を行ってもよい。つまり、折曲治具70、170が複数の治具で構成されていてもよい。なお、この場合には、折曲工程時において、側面視L字状の治具の位置関係を固定しておくことが好ましい。
-In each of the above embodiments, bending
・折曲治具70、170において短側板部材72、172の内側面72a、172aと底板部材71、171とがなす角θ2は、中空板材1の折曲角度に応じて適宜変更できる。この点、長側板部材74、174の内側面74a、174aと底板部材71、171とがなす角θ2についても同様である。また、折曲治具70、170において、短側板部材72、172の内側面72a、172aと底板部材71、171とがなす角θ2と、長側板部材74、174の内側面74a、174aと底板部材71、171とがなす角θ2とが異なっていてもよい。なお、中空板材1の第1折曲溝部11、111及び第2折曲溝部12、112の近傍は、折り曲げた後に収縮する。したがって、折曲治具70、170において短側板部材72、172の内側面72a、172aと底板部材71、171とがなす角θ2は、中空板材1の折曲角度に対して若干大きいことが好ましい。
The angle θ2 formed by the inner side surfaces 72a and 172a of the short
・折曲治具70,170において各側板部材の配置は、中空板材1の折曲位置等に応じて適宜変更できる。例えば、3つの側板部材を、全体として三角形状に配置すれば、中空板材1を三角形箱状に折り曲げることができる。
-The arrangement of the side plate members in the bending jigs 70 and 170 can be appropriately changed according to the bending position of the
・折曲治具70、170において短側板部材72、172の側縁部と長側板部材74、174の側縁部とを連結し、2つの短側板部材72、172及び2つの長側板部材74、174が一体的に形成されていてもよい。例えば、トリミング工程で中空板材1の底壁部21、121に貫通孔が形成されていれば、その貫通孔を介して空気が抜けるので、短側板部材72、172の側縁部と長側板部材74、174の側縁部との間に隙間がなくとも、折曲工程において速やかに中空板材1を下降移動できる。
In the bending jigs 70 and 170, the side edges of the short
・折曲治具70、170において底板部材71、171、短側板部材72、172及び長側板部材74、174に貫通孔を設けて、その貫通孔を介して空気が抜けるようにしてもよい。貫通孔を形成する位置としては、例えば底板部材71、171の四隅部周辺、短側板部材72、172及び長側板部材74、174の側縁部周辺が挙げられる。
-In the bending jigs 70 and 170, through holes may be provided in the
・折曲治具70、170において、向かい合う一対の短側板部材72、172のうちの一方又は両方が、底板部材71、171上において互いに接離する方向に移動可能に構成されていてもよい。具体的には、例えば底板部材71、171に長手方向に溝部を形成する。また、短側板部材72、172の下端から下方に突出する突起部を形成する。そして、底板部材71、171の溝部に短側板部材72、172の突起部を嵌めて、短側板部材72、172が底板部材71、171の溝部に沿って移動可能にしてもよい。この変更例の場合、短側板部材72、172をボルト等で底板部材71、171の任意の位置で固定できるようにすることが好ましい。このようにすれば、向かい合う一対の短側板部材72、172の間隔を状況に応じて変更できる。なお、長側板部材74、174についても同様である。さらに、底板部材71、171に形成する溝部を貫通溝にすれば、その貫通溝を介して空気を抜くこともできる。
-In the bending jigs 70 and 170, one or both of the pair of short
・折曲治具70、170において、各短側板部材72、172の傾斜面72b、172bに、長方形板状の案内板を取り付けてもよい。この場合、各短側板部材72、172の長さ方向全体に亘って案内板を取り付けてもよいし、一部分にとりつけてもよい。この点、各長側板部材74、174についても同様である。
-In the bending jigs 70 and 170, rectangular plate-shaped guide plates may be attached to the
・折曲工程を行う際に、折曲治具70、170の底板部材71、171や短側板部材72、172、長側板部材74、174に向けて、中空板材1を押し付ける治具を用いてもよい。
When performing the bending process, a jig that presses the
・折曲冶具70、170において、各短側板部材72、172に傾斜面72b、172bを形成しなくてもよい。つまり、各短側板部材72、172は、断面視長方形状であってもよい。
-In the bending jigs 70 and 170, it is not necessary to form the
・図13(a)、(b)に示すように、上記第2実施形態の折曲冶具170において、短側板部材172と長側板部材174の高さ方向の寸法を同一として、短側板部材172の傾斜面172bと、長側板部材174の傾斜面174bの傾斜角度を異ならせてもよい。この場合、先に谷折りされる長側壁部123に対応する長側板部材174の傾斜面174bの傾斜角度θ4が、後で谷折りされる短側壁部122に対応する短側板部材172の傾斜面172bの傾斜角度θ3より小さくなるようにする。
As shown in FIGS. 13A and 13B, in the bending
・上記各実施形態では、溝形成工程において中空板材1の上面に折曲溝部を形成したが、下面に折曲溝部を形成してもよいし、両面に形成してもよい。
・上記各実施形態において加熱刃61の先端がなす角θ1は、中空板材1を折り曲げようとする角度に応じて適宜変更できる。例えば、折り曲げた後の状態において中空板材1の底壁部21、121と短側壁部22、122との内角が135度となるように、中空板材1を折り曲げるのであれば、加熱刃61の先端がなす角θ1は45度程度が好ましい。すなわち、中空板材1を折り曲げるにあたって短側壁部22、122を回動させた角度と、中空板材1に形成される第1折曲溝部11、111の内角とが同程度であることが好ましい。なお、これらの角度は厳密に同じでなくともよく、±10度程度の違いは許容できる。
-In each of the above embodiments, the bent groove portion is formed on the upper surface of the
The angle θ1 formed by the tip of the
・上記各実施形態において加熱刃61の先端が尖っていなくともよい。例えば、加熱刃61の先端が断面視円弧状になっていてもよい。この場合、第1折曲溝部11、111及び第2折曲溝部12、112は、断面視円弧状に形成される。
-In each of the above embodiments, the tip of the
・上記各実施形態においてトリミング治具40のトムソン刃42に電熱ヒータを連結して、トムソン刃42を、中空板材1を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度以上に加熱できるようにしてもよい。この場合、中空板材1を溶かしながら切断するのでトムソン刃42の刃先を傷めにくい。また、樹脂が柔らかくなってトムソン刃42を中空板材から抜き取り易くなる。
In each of the above embodiments, an electric heater may be connected to the
・上記各実施形態においてトリミング治具40のトムソン刃42に代えて、例えば金型に刃を掘ったプレス型を使用しても、中空板材1をトリミングすることができる。
・上記各実施形態において、中空板材1を載置台に載置し、トリミング治具40を下降移動させることにより、トリミング工程を行ってもよい。すなわち、中空板材1及びトリミング治具40の少なくとも一方が互いに接離する方向に移動可能であれば、中空板材1及びトリミング治具40の上下関係や姿勢は問わない。
-In each of the above embodiments, the
-In each of the above embodiments, the trimming step may be performed by placing the
・上記第1実施形態においてトリミング治具40の凸状体43を加熱しなくてもよい。すなわち、凸状体43に電熱ヒータを連結しなくともよい。凸状体43を加熱しなくとも、相応の力で中空板材1を下降移動させれば、中空板材1に第1薄肉部13及び第2薄肉部14を形成できる。
-In the first embodiment, it is not necessary to heat the
・上記第1実施形態において、トリミング治具40から凸状体43を省略してもよい。凸状体43を備える治具をトリミング治具40とは別に用意して、トリミング工程とは別の薄肉部形成工程において中空板材1に薄肉部を形成してもよい。なお、この場合、薄肉部形成工程は、打抜工程の後に行われることが好ましい。また、例えばコンテナ10において短側壁部22及び長側壁部23を折り畳み可能にしないのであれば、凸状体43で中空板材1に第1薄肉部13及び第2薄肉部14を形成する必要はない。
-In the first embodiment, the
・上記第1実施形態において、トリミング治具40の凸状体43の形状を変更してもよい。例えば凸状体43を断面視円弧状に形成してもよい。また、凸状体43を断面視円形状の棒状体で構成してもよい。つまり、中空板材1を線状に押し潰すことができるのであればどのような形状であってもよい。
-In the first embodiment, the shape of the
・トリミング治具40の凸状体43で第1薄肉部13及び第2薄肉部14を形成するのに代えて他の治具で第1薄肉部13及び第2薄肉部14を形成してもよい。例えば、厚み方向において中空板材1の一部を切り取ることによって薄肉部を形成してもよいし、厚み方向において中空板材1の一部をドリルで削ることによって薄肉部を形成してもよい。
-Even if the first thin-
・上記第1実施形態では、コンテナ10の短側壁部22を第1薄肉部13に沿って内側に折り畳み可能にしたが、外側に折り畳むことも可能である。この場合、中空板材1の外面側から内面側に向かって窪むように第1薄肉部13を形成することが好適である。なお、この点、長側壁部23及び第2薄肉部14についても同様である。
-In the first embodiment, the short
・トリミング治具40においてクッション材44を省略してもよい。例えば、中空板材1の材質や、不要部分1aの形状、トムソン刃42の刃厚等の条件によっては、中空板材1の不要部分1aが本体部20から外れてトリミング治具40上に残される可能性が低いこともある。このような場合には、クッション材44を省略する弊害は少ない。
-The
・トリミング治具40のクッション材44の弾性度を場所によって変化させてもよい。例えば、中空板材1の不要部分1aの形状によっては、本体部20、120からの外れやすさが異なる。不要部分1aにおいて本体部20、120から外れやすい部分に対応して、より弾性度の高いクッション材44を配置しておけば、中空板材1を上昇移動させる際に、そのクッション材44によって不要部分1aが強く上側に押し出されるので、不要部分1aがトリミング治具40上に取り残される可能性は低減できる。
-The elasticity of the
・打抜治具50における打抜板52の打抜孔53の寸法は、必ずしも中空板材1の不要部分1aの寸法と同一でなくてもよい。打抜板52の打抜孔53の寸法は、中空板材1の不要部分1aが通過できるに足る寸法であればよい。
The size of the punching
・上記各実施形態では、中空板材1の本体部20、120の周囲を取り囲むように不要部分1aが存在しているが、これに限らない。例えば、短側壁部22、122に貫通穴を設ける場合には、不要部分1aの周囲が本体部20、120の短側壁部22、122に取り囲まれることになる。なお、この場合には、トリミング治具40に、短側壁部22、122の貫通穴の形状に沿ってトムソン刃42を配置すればよい。また、打抜治具50における打抜板52に、短側壁部22、122の貫通穴(不要部分)と同一形状の打抜孔53を設ければよい。
-In each of the above embodiments, an
上記実施形態及び変更例から以下の技術思想が導き出せる。
(イ)支持台上に切断刃が固定されたトリミング治具に向かって中空板材を移動させることにより中空板材を切断するトリミング工程を有し、支持台上には、クッション性のあるクッション材が配置されている。
The following technical ideas can be derived from the above embodiments and modified examples.
(B) It has a trimming step of cutting the hollow plate material by moving the hollow plate material toward a trimming jig in which the cutting blade is fixed on the support base, and a cushioning material having cushioning property is provided on the support base. Have been placed.
(ロ)トリミング工程で切断された後の中空板材を打抜板上に配置し、中空板材における不要部分を打抜板側へ押し出すことにより中空板材の不要部分を打ち抜く打抜工程を有し、打抜板には不要部分が通過する打抜孔が形成され、打抜孔の形状及び寸法は、不要部分の形状及び寸法と同一である。 (B) The hollow plate material after being cut in the trimming step is placed on the punched plate, and the unnecessary part of the hollow plate material is extruded toward the punched plate side to punch out the unnecessary part of the hollow plate material. A punched hole through which an unnecessary portion passes is formed in the punched plate, and the shape and dimensions of the punched hole are the same as the shape and dimensions of the unnecessary portion.
(ハ)折曲治具の底板部材には、向かい合うように一対の側板部材が立設されており、一対の側板部材のうちの少なくとも一方は、底板部材上において他方の側板部材に接離する方向に移動可能である。 (C) A pair of side plate members are erected on the bottom plate member of the bending jig so as to face each other, and at least one of the pair of side plate members is brought into contact with and separated from the other side plate member on the bottom plate member. It is movable in the direction.
(ニ)折曲工程では、底板部材及び当該底板部材から立設された側板部材を備える折曲治具を用い、中空板材の他方側の面を、折曲治具の底板部材及び側板部材に押し付けることにより、複数の折曲溝部における中空板材の谷折りを同時に行う。 (D) In the bending step, a bending jig including a bottom plate member and a side plate member erected from the bottom plate member is used, and the other surface of the hollow plate material is used as the bottom plate member and the side plate member of the bending jig. By pressing, the hollow plate material is valley-folded at the same time in a plurality of bent grooves.
(ホ)折曲工程では、底板部材及び当該底板部材から立設された側板部材を備える折曲治具を用い、側鈑部材は高さの異なる複数で構成され、中空板材の他方側の面を、折曲治具の底板部材及び側板部材に押し付けることにより、複数の折曲溝部における中空板材の谷折りをタイミングをずらして行う。 (E) In the bending step, a folding jig including a bottom plate member and a side plate member erected from the bottom plate member is used, and the side plate member is composed of a plurality of members having different heights, and the other side surface of the hollow plate material. Is pressed against the bottom plate member and the side plate member of the folding jig, so that the valley folding of the hollow plate material in the plurality of bending grooves is performed at different timings.
1…中空板材、1a…(中空板材の)不要部分、10…折り畳みコンテナ、11、111…第1折曲溝部、12、112…第2折曲溝部、13…第1薄肉部、14…第2薄肉部、20、120…本体部、21、121…底壁部、22、122…短側壁部、23、123…長側壁部、61…加熱刃、62…載置台、70、170…折曲治具、71、171…底板部材、72、172…短側板部材、74、174…長側板部材。
1 ... Hollow plate material, 1a ... Unnecessary part (of hollow plate material), 10 ... Folding container, 11, 111 ... 1st bent groove, 12, 112 ... 2nd bent groove, 13 ... 1st thin wall, 14 ... 2 Thin-walled part, 20, 120 ... Main body part, 21, 121 ... Bottom wall part, 22, 122 ... Short side wall part, 23, 123 ... Long side wall part, 61 ... Heating blade, 62 ... Mounting stand, 70, 170 ... Fold Bending jig, 71, 171 ... bottom plate member, 72, 172 ... short side plate member, 74, 174 ... long side plate member.
Claims (2)
前記熱可塑性樹脂の溶融温度よりも高い温度に加熱された加熱部材を、前記中空板材の一方側の面に押し当てて前記熱可塑性樹脂を溶融させることにより、前記中空板材の一方側の面に複数の折曲溝部を形成する溝形成工程と、
前記中空板材を前記一方側の面から見て前記折曲溝部で谷折りし、その状態で溶融した熱可塑性樹脂を固化させて溶着する折曲工程とを有し、
前記折曲工程では、底板部材及び当該底板部材から立設された側板部材を備える折曲治具を用い、前記中空板材の他方側の面を、前記折曲治具の底板部材及び側板部材に押し付けることにより、複数の前記折曲溝部における中空板材の谷折りを行い、
前記折曲治具は、平面視多角形状の前記底板部材と、前記底板部材の一辺に沿って立設された前記側板部材としての第1側板部材と、前記底板部材の一辺に隣接する他辺に沿って立設された前記側板部材としての第2側板部材とを有し、前記第1側板部材の側縁部と前記第2側板部材の側縁部との間には隙間が設けられている
ことを特徴とする中空板材の成形方法。 It is a molding method of a hollow plate material in which a hollow plate material made of a thermoplastic resin in which a plurality of cells are partitioned is bent and molded.
A heating member heated to a temperature higher than the melting temperature of the thermoplastic resin is pressed against one surface of the hollow plate material to melt the thermoplastic resin, thereby forming the hollow plate material on one side surface. A groove forming process for forming a plurality of bent grooves, and
It has a folding step in which the hollow plate material is valley-folded at the bent groove portion when viewed from the one side surface, and the thermoplastic resin melted in that state is solidified and welded.
In the bending step, a folding jig including a bottom plate member and a side plate member erected from the bottom plate member is used, and the other surface of the hollow plate material is used as the bottom plate member and the side plate member of the bending jig. by pressing, have rows valley fold of the hollow plate member at a plurality of said bent groove portion,
The bending jig includes the bottom plate member having a polygonal shape in a plan view, a first side plate member as the side plate member erected along one side of the bottom plate member, and another side adjacent to one side of the bottom plate member. It has a second side plate member as the side plate member erected along the above, and a gap is provided between the side edge portion of the first side plate member and the side edge portion of the second side plate member. A method for forming a hollow plate material, which is characterized by being present.
前記熱可塑性樹脂の溶融温度よりも高い温度に加熱された加熱部材を、前記中空板材の一方側の面に押し当てて前記熱可塑性樹脂を溶融させることにより、前記中空板材の一方側の面に複数の折曲溝部を形成する溝形成工程と、
前記中空板材を前記一方側の面から見て前記折曲溝部で谷折りし、その状態で溶融した熱可塑性樹脂を固化させて溶着する折曲工程とを有し、
前記折曲工程では、底板部材及び当該底板部材から立設された側板部材を備える折曲治具を用い、前記中空板材の他方側の面を、前記折曲治具の底板部材及び側板部材に押し付けることにより、複数の前記折曲溝部における中空板材の谷折りを行い、
前記折曲治具は、平面視多角形状の前記底板部材と、前記底板部材の一辺に沿って立設された前記側板部材としての第1側板部材と、前記底板部材の一辺に隣接する他辺に沿って立設された前記側板部材としての第2側板部材とを有し、前記第1側板部材と前記第2側板部材とは、前記底板部材からの高さ寸法が異なっている
ことを特徴とする中空板材の成形方法。 It is a molding method of a hollow plate material in which a hollow plate material made of a thermoplastic resin in which a plurality of cells are partitioned is bent and molded.
A heating member heated to a temperature higher than the melting temperature of the thermoplastic resin is pressed against one surface of the hollow plate material to melt the thermoplastic resin, thereby forming the hollow plate material on one side surface. A groove forming process for forming a plurality of bent grooves, and
It has a folding step in which the hollow plate material is valley-folded at the bent groove portion when viewed from the one side surface, and the thermoplastic resin melted in that state is solidified and welded.
In the bending step, a folding jig including a bottom plate member and a side plate member erected from the bottom plate member is used, and the other surface of the hollow plate material is used as the bottom plate member and the side plate member of the bending jig. by pressing, have rows valley fold of the hollow plate member at a plurality of said bent groove portion,
The bending jig includes the bottom plate member having a polygonal shape in a plan view, a first side plate member as the side plate member erected along one side of the bottom plate member, and another side adjacent to one side of the bottom plate member. It has a second side plate member as the side plate member erected along the above, and the first side plate member and the second side plate member are characterized in that the height dimension from the bottom plate member is different. A method for forming a hollow plate material.
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