JP6884492B1 - 固形化処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水分の多い被処理物を固形化できる固形化処理装置を提供する。【解決手段】固形化処理装置1は、ケーシング10内に、被処理物が投入される投入排水部P1と、被処理物の排水を行う混錬排水部P2と、被処理物の圧縮を行う圧縮部P3を有し、ケーシング10の先端側に、被処理物の成形を行う成形部P4を有する。投入排水部P1に投入された被処理物は、螺旋体2,3で混錬されるに伴い、投入排水部P1の下部と混錬排水部P2の下部の有孔板41を通して水が排出される。圧縮部P3で更に混錬及び圧縮された被処理物は、入口の断面積よりも出口の断面積を小さく形成された貫通穴を有する成型ノズル52に導かれる。成形ノズル52から被処理物へ作用する抵抗によって圧縮部P3の圧力が上昇し、圧縮部P3の被処理物の水が、高圧の圧縮部P3から低圧の混錬排水部P2へ効果的に導かれて排出される。【選択図】図2

Description

本発明は、水分を含む被処理物を固形化する固形化処理装置に関する。
以前より、廃棄物の再資源化の一環として、廃棄物から古紙や廃プラスチック等の可燃物を抽出し、固形化して固形燃料を製造している。このような固形燃料を製造する固形化処理装置として、被処理物である可燃物が投入されるケーシング内に、回転駆動される2軸の螺旋体を平行に配置し、これらの螺旋体の先端部分が対向する側に、成型ノズルが配列された端面板を配置したものがある。この固形化処理装置は、被処理物を、2軸の螺旋体で混錬して先端側に送ると共に加圧する。被処理物は、混錬に伴う摩擦熱と、端面板に内蔵されたヒータの熱により、溶解成分が溶融した状態で成形ノズルに導かれ、この成型ノズルを通過して棒状に成型される。成形ノズルで成型された被処理物は、カッターで所定長さに切断されて、固形燃料が完成する。
固形燃料の材料として廃棄物から抽出される可燃物は、水分を含有する場合が多い。水分量の比較的多い可燃物を固形化処理装置で処理すると、加熱に伴う水蒸気の発生により、被処理物の加圧が不十分になる不都合や、成型ノズルから被処理物が噴出して成型に失敗する不都合があった。このような不都合を解消するため、出願人は、混錬する被処理物から水分を分離して排出する固形化処理装置を提案している(例えば、特許文献1参照)。
図10は、被処理物の水分を分離して排出する従来の固形化処理装置の主要部を示す断面図である。この固形化処理装置101は、被処理物の投入口112を有するケーシング110と、このケーシング110内に形成された処理室111と、この処理室111内に収容されて回転駆動され、被処理物の混錬及び圧縮を行う螺旋体102を備える。ケーシング110の投入口112の下方に位置する底面と、ケーシング110の投入口112よりも螺旋体102の先端側に位置する周面には、水を透過する有孔板103,103が設けられている。ケーシング110の端面には、螺旋体102を取り囲む圧縮ブロック114が固定され、この圧縮ブロック114の端面には、螺旋体102の先端部分に対向するように端面板115が固定されている。この端面板115は、複数の成形ノズル116が装着されている。
上記従来の固形化処理装置101は、投入口112から投入された被処理物を、処理室111内の螺旋体102で混錬しながら先端側に送る。被処理物がケーシング110の投入口112の近傍に位置するとき、被処理物が螺旋体102で混錬されて分離した水が、処理室111の壁面の一部に設けられた有孔板103の孔を通してケーシング110外に排出される。被処理物が螺旋体102の先端側に送られて、ケーシング110の端面側部分と圧縮ブロック114で取り囲まれた圧縮領域に達すると、被処理物が螺旋体102で圧縮されて高圧になる。高圧になった被処理物は、混錬に伴う摩擦熱と端面板115に内蔵されたヒータの熱により溶解成分が溶融し、成形ノズル116に導かれ、この成型ノズル116を通過するに伴って棒状に成型される。一方、圧縮領域で被処理物から分離した水は、螺旋体102の基端側に向かって被処理物の送り方向と反対方向に流れ、有孔板103の孔を通してケーシング110外に排出される。
特開2018−34192号公報
しかしながら、上記従来の固形化処理装置101は、圧縮領域で被処理物から分離した水が、被処理物の送り方向と反対方向に位置する有孔板103へ流れ難いため、被処理物に水が残留しやすい問題がある。したがって、被処理物からの水の分離が不十分になり易く、固形燃料の品質が低下しやすい問題がある。
そこで、本発明の課題は、被処理物の水分を従来よりも効果的に分離でき、従来よりも良質な固形物を製造できる固形化処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の固形化処理装置は、被処理物を減容及び成形して固形物を製造する固形化処理装置であって、
被処理物が投入される投入口と、この投入口から投入された被処理物を処理する処理室を有するケーシングと、
上記処理室内に収容され、回転力が入力される回転軸と、この回転軸の外周に設けられた螺旋羽根とを有し、回転駆動されるに伴って上記被処理物を回転軸の先端方向へ送る螺旋体と、
上記処理室の上記投入口側に設けられ、上記被処理物から分離された水を排出する排水部と、
上記排水部よりも被処理物が送られる側に配置され、上記処理室の壁面と螺旋体との間に形成された圧縮空間により、上記被処理物を圧縮する圧縮部と、
上記圧縮部に連なり、圧縮された上記被処理物を成形して固形物を製造する成形部と
を備え、
上記成形部は、上記被処理物が内側に導かれる貫通穴を有する成形ノズルを含み、この成形ノズルは、上記貫通穴の入口の断面積よりも出口の断面積が小さく形成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、投入口と処理室を有するケーシングの上記処理室内に、回転軸と螺旋羽根を有する螺旋体が配置されている。上記投入口から被処理物が投入されると、処理室内で螺旋体の作用により、被処理物が混錬され、螺旋体の回転軸の先端方向へ送られる。被処理物が圧縮部に達すると、処理室の壁面と螺旋体の間に形成された圧縮空間により、被処理物が圧縮される。被処理物が、例えば汚泥や製紙残渣等のように水分を比較的多く含む場合、螺旋体で混錬又は圧縮されるに伴って水分が分離し、分離した水分が排水部から排出される。処理室の排水部で被処理物から分離した水分は、排水部から排出される。一方、処理室の圧縮部で被処理物から分離した水分は、被処理物が送られる方向と反対方向に移動して、排水部から排出する必要がある。ここで、成形部は、被処理物が内側に導かれる貫通穴を有する成形ノズルを含み、この成形ノズルは、上記貫通穴の入口の断面積よりも出口の断面積が小さく形成されている。したがって、成形ノズルの貫通穴に導かれた被処理物が排出に伴う抵抗を受け、これにより圧縮部内の圧力が上昇する。こうして上昇した圧力により、処理室の圧縮部に存在する被処理物の水分が、螺旋体で送られる被処理物の動きに抗して、圧縮部から排水部に向かって効果的に移動する。その結果、被処理物を効果的に脱水できて、水分の少ない固形物を製造することができる。
一実施形態の固形化処理装置は、上記排水部は、上記螺旋体の少なくとも一部を取り囲んで水を透過させる水透過体を有する。
上記実施形態によれば、処理室に設けられた排水部において、螺旋体の少なくとも一部を取り囲む水透過体により、被処理物からの水を透過して処理室から排出させることができる。その結果、水透過体で透過されない被処理物の固形物を、螺旋体で回転軸の先端方向へ送り、成形部で成形して固形物を安定して製造できる。ここで、水透過体とは、例えば有孔板、スリット、グリッド又は網等を用いて構成することができ、被処理物の固形成分を処理室に残留させたまま水を処理室外に排出する機能を有するものであれば、どのような形態のものでもよい。
一実施形態の固形化処理装置は、上記排水部に、上記螺旋体の下部を取り囲んで水を透過させる第1水透過体と、この第1水透過体を上記螺旋体よりも遠い側から支持すると共に、上記第1水透過体を透過した水を透過させる第2水透過体とが設けられている。
上記実施形態によれば、処理室と螺旋体との間に位置する被処理物に含まれる水が、排水部に設けられた第1水透過体を通して処理室外へ導かれる。この水は、上記第1水透過体を上記螺旋体よりも遠い側から支持する第2水透過体を通して排出される。このように、排水部に第1透過体を設け、この第1透過体と、この第1透過体を支持する第2透過体とを通して排水を行うことにより、排水機能を有する固形化処理装置の小型化を行うことができる。
一実施形態の固形化処理装置は、上記螺旋体は、上記排水部に位置する螺旋羽根のピッチよりも、上記圧縮部に位置する螺旋羽根のピッチの方が小さく形成されている。
上記実施形態によれば、排水部で螺旋体によって送られる被処理物の量よりも、圧縮部で螺旋体によって送られる被処理物の量が小さい。したがって、被処理物が排水部から圧縮部に送られるに伴い、被処理物に作用する圧縮力が効果的に増大する。その結果、圧縮部で被処理物の固形成分を効果的に圧縮できると共に、圧縮部で分離した水を、圧縮力の高い圧縮部から圧縮力の低い排水部へ効果的に導いて排出することができる。
一実施形態の固形化処理装置は、上記螺旋体は、上記排水部に位置する螺旋羽根の厚みよりも、上記圧縮部に位置する螺旋羽根の厚みの方が大きく形成されている。
上記実施形態によれば、排水部で螺旋体によって送られる被処理物の量よりも、圧縮部で螺旋体によって送られる被処理物の量が小さい。したがって、被処理物が排水部から圧縮部に送られるに伴い、被処理物に作用する圧縮力が効果的に増大する。その結果、圧縮部で被処理物の固形成分を効果的に圧縮できると共に、圧縮部で分離した水を、圧縮力の高い圧縮部から圧縮力の低い排水部へ効果的に導いて排出することができる。
一実施形態の固形化処理装置は、上記螺旋体は、上記排水部に位置する回転軸の外径よりも、上記圧縮部に位置する回転軸の外径の方が大きく形成されている。
上記実施形態によれば、排水部における処理室の壁面と螺旋体との間の空間よりも、圧縮部における処理室と螺旋体との間の空間が小さく形成される。したがって、被処理物が排水部から圧縮部に送られるに伴い、被処理物に作用する圧縮力が効果的に増大する。その結果、圧縮部で被処理物の固形成分を効果的に圧縮できると共に、圧縮部で分離した水を、圧縮力の高い圧縮部から圧縮力の低い排水部へ効果的に導いて排出することができる。
一実施形態の固形化処理装置は、上記螺旋体の先端面と、この先端面に対向して上記ケーシングの端部に固定された端面板の内側面との間に、上記螺旋体の螺旋羽根の直径の2〜10%の大きさの隙間が設けられている。
上記実施形態によれば、螺旋体の先端側に送られた被処理物は、この螺旋体の先端面と、ケーシングの端部に固定された端面板の内側面との間に導かれる。この螺旋体の先端面と端面板の内側面との間に、螺旋体の螺旋羽根の直径の2〜10%の大きさの隙間が設けられているので、この隙間の被処理物の水が効果的に排水部へ導かれる。その結果、効果的に被処理物を脱水できて、水分の少ない固形物を製造することができる。
ここで、螺旋体の先端面と端面板の内側面との間の隙間の大きさが、螺旋羽根の直径の2%未満であると、この隙間の被処理物に含まれる水が排水部へ排出され難くなる。一方、螺旋体の先端面と端面板の内側面との間の隙間の大きさが、螺旋羽根の直径の10%を超えると、この隙間の被処理物の圧力上昇が不十分となる。
一実施形態の固形化処理装置は、上記螺旋体の先端面に、中心から径方向外側に向かって延在する突起が設けられている。
上記実施形態によれば、螺旋体が回転駆動されるに伴い、上記螺旋体の先端面に設けられた突起が旋回し、これにより、螺旋体の先端面と端面板の内側面との間の被処理物を効果的に混合させることができる。したがって、螺旋体の先端面と端面板の内側面との間に被処理物が停滞することなく、被処理物を効率的に成形して固形化するとともに、被処理物を効果的に脱水することができる。
一実施形態の固形化処理装置は、上記成形部は、上記端面板と、この端面板に内蔵されて上記被処理物を加熱するヒータと、上記端面板に取り付けられ、上記圧縮部で圧縮された被処理物が上記貫通穴に導かれる上記成形ノズルとを有する。
上記実施形態によれば、成形部は、ケーシングの端部に固定された端面板と、この端面板に取り付けられた成形ノズルを有する。端面板の内側面により、処理室の先端側の壁面が形成される。螺旋体の先端面と、処理室の壁面との間に形成される圧縮空間で圧力が高まった被処理物が、端面板に内蔵されたヒータで加熱されて成形ノズルを通過することにより、被処理物を効果的に固形化して、十分な強度を有する固形物を製造できる。ここで、成形ノズルは、貫通穴の出口の断面積が入口の断面積よりも小さく形成されているので、上記圧縮空間の被処理物の圧力が効果的に上昇すると共に、被処理物が効果的に脱水される。その結果、高密度かつ低水分の固形物を製造できる。
本発明の第1実施形態の固形化処理装置を示す平面図である。 固形化処理装置の主要部を示す縦断面図である。 投入排水部を示す横断面図である。 第1水透過体を示す平面展開図である。 第1水透過体を示す断面図である。 第1水透過体と第2水透過体の固定構造を示す断面図である。 混錬排水部を示す横断面図である。 螺旋体を示す縦断面図である。 圧縮部の先端部分を示す横断面図である。 圧縮部に設けられた端面板を示す正面図である。 成形ノズルが端面板に取り付けられた様子を示す断面図である。 従来の固形化処理装置を示す縦断面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の固形化処理装置を示す図であり、図2は、第1実施形態の固形化処理装置の主要部であって、螺旋体が配置された部分を示す縦断面図である。本実施形態の固形化処理装置は、被処理物として、溶融物としての例えばプラスチックと非溶融物としての例えば古紙や木屑等を含む廃棄物を、減容及び成形して固形燃料を製造するものである。
本実施形態の固形化処理装置1は、被処理物を混練及び圧縮する2個の螺旋体2,3と、これらの螺旋体2,3に各々連結されて回転力を伝達する回転駆動軸6,7と、一方の回転駆動軸6にカップリングCを介して連結された減速機R、伝動装置T及びモータMを備える。
上記螺旋体2,3は、ケーシング10内に形成されて被処理物の処理を行う処理室4に収容されている。ケーシング10内は、被処理物が投入されると共に被処理物の混錬と排水を行う投入排水部P1と、被処理物の混錬と排水を行う混錬排水部P2と、被処理物の圧縮を主に行う圧縮部P3とに分けることができる。ケーシング10の端面側には、圧縮部P3に隣接して、圧縮部P3で圧縮された被処理物の成形を行う成形部P4が位置している。ケーシング10は、被処理物が投入される投入部ケーシング11と、投入部ケーシング11の被処理物の送り側に隣接する先端部ケーシング14を含んでいる。
図3は、固形化処理装置1を投入排水部P1で回転駆動軸6,7の直角方向に切断した様子を示す断面図である。投入排水部P1は、上端に被処理物の投入口11aが形成された投入部ケーシング11内に形成されている。投入部ケーシング11は、矩形断面を有するダクト状のダクト部材12と、ダクト部材12の下側に連結されて被処理物からの水分を排出可能な格子状の第2水透過としての格子部材13とを有する。投入部ケーシング11の処理室4の下部は、壁面が螺旋体2,3の下部に沿った半瓢状断面に形成されている。この処理室4の下部の壁面は、第1水透過体としての有孔板41で形成されている。この有孔板41は、複数の排水孔を有して円弧状に湾曲した板部材で形成され、格子部材13の螺旋体2,3側の表面に、ボルト42で固定されている。有孔板41は、螺旋体2,3の下部に、夫々1つずつ配置されている。第2水透過としての格子部材13は、横断方向に延びる板状の横材13aと、縦断方向に延びる板状の縦材13aと、縦断方向に延びて螺旋体2,3の螺旋羽根21bが重なり合う部分の下方に位置する中央材13cとを含んで形成されている。この格子部材13は、横材13aと、縦材13b及び中央材13cとが互いに直角に交差して、格子を形成している。
図4Aは、有孔板41を展開して示した平面図であり、図4Bは、有孔板41を示す側面図である。有孔板41は、格子部材13と接する部分以外の部分に、水を透過する複数の排水孔41a,41a,41a・・・が形成されている。この有孔板41は、螺旋体2,3に臨む側と反対側にナット43が溶接によって固定されており、このナット43に、格子部材13に挿通されたボルト42が螺着されて、格子部材13に固定されている。
ここで、上記有孔板41は、図4Cに示すように、螺旋体2,3に臨む側から挿入された皿ネジ45により、格子部材13の縦材13bに固定してもよい。この場合、有孔板41の螺旋体2,3に臨む側の表面に、皿ネジ45の頭部を没入させるため、円錐台形状の面取り41bを形成する必要がある。螺旋体2,3に臨む側から有孔板41に取り付けられた皿ネジ45は、軸部を縦材13b内の貫通穴に挿通させ、縦材13bの螺旋体2,3と反対側の端面から露出した軸部の先端に、ナット46が螺合される。こうして、格子部材13に有孔板41を固定することができる。
図5は、固形化処理装置1を混錬排水部P2で回転駆動軸6,7の直角方向に切断した様子を示す断面図である。混錬排水部P2は、投入部ケーシング11の被処理物の送り側に隣接する先端部ケーシング14内に形成されている。先端部ケーシング14は、螺旋体2,3が収容された処理室4の上部を覆うように形成され、下側に格子部材15が連結されている。格子部材15は、処理室4の下部を覆うように形成され、投入排水部P1と同様の第1水透過体としての有孔板41が、格子部材15の螺旋体2,3に臨む側に固定されている。この有孔板41は、格子部材15の螺旋体2,3側の表面に、ボルト42で固定されている。有孔板41は、螺旋体2,3の下部に、夫々1つずつ配置されている。第2水透過としての格子部材15は、横断方向に延びる板状の横材15aと、縦断方向に延びる板状の縦材15aと、縦断方向に延びて螺旋体2,3の螺旋羽根21bが重なり合う部分の下方に位置する中央材15cとを含んで形成されている。この格子部材15は、螺旋体2,3の中心から径方向に視て、横材15aと、縦材15b及び中央材15cとが互いに直角に交差して格子を形成している。
図5に示すように、混錬排水部P2の上部には、先端部ケーシング14の内側に、処理室4の上部の壁面を確定する第1乃至第4壁面部材61,62,63,64が設けられている。上記第1乃至第4壁面部材61乃至64は、図5に示すように、先端部ケーシング14の内側面に沿うように配列される。第1壁面部材61に関して、第3壁面部材63が、螺旋体2,3の互いの中心軸から等距離に位置する面に関して対称に形成されている。また、第2壁面部材62に関して、第4壁面部材64が、螺旋体2,3の互いの中心軸から等距離に位置する面に関して対称に形成されている。このように、第1壁面部材61と第2壁面部材62を対称に形成してなる第3及び第4壁面部材63,64により、螺旋体2,3を取り囲む壁面を形成している。上記第1乃至第4壁面部材61乃至64は、先端部ケーシング14の内側面に接する面に、法線方向に突出する突出部70を有し、この突出部70の先端近傍に楔孔71が設けられている。
上記第1乃至第4壁面部材61乃至64の内側面部分は、耐磨耗鋼で形成している。耐摩耗鋼は、ロックウェル硬さが50以上であるのが好ましい。上記第1乃至第4壁面部材61乃至64は、先端部ケーシング14に形成された貫通孔から第1乃至第4壁面部材61乃至64の突出部70を外側に突出させて、先端部ケーシング14の内側に配置される。上記突出部70の先端部ケーシング14の外側に露出した楔孔71に、先端部ケーシング14の外側から楔69を装着して、第1乃至第4壁面部材61乃至64を先端部ケーシング14に固定している。これにより、簡易な構成で第1乃至第4壁面部材61乃至64を先端部ケーシング14内に容易に着脱でき、容易に補修や交換等の保守作業を行うことができる。なお、第1乃至第4壁面部材61乃至64は、突出部70に雄螺子を設け、先端部ケーシング14の貫通孔から突出させた突出部70に、雌螺子を有するナットを螺着して先端部ケーシング14に固定してもよい。
圧縮部P3は、先端部ケーシング14の先端側部分と、この先端部ケーシング14の端面に固定された圧縮室ブロック16の内側に形成されている。先端部ケーシング14の先端側部分は、この先端部ケーシング14の下側に連結される格子部材15の先端側部分が、横断方向に延在する板状体で形成されている。これにより、先端部ケーシング14の先端側部分は、螺旋体2,3の全周が、第1乃至第4壁面部材61乃至64及び格子部材15の板状体で取り囲まれている。
圧縮部P3の先端側に位置する圧縮室ブロック16は、単一の鋼材又は螺旋体2,3の軸方向に重ねられた複数の鋼板で形成され、先端部ケーシング14の先端に設けられたフランジにボルトで固定されている。この圧縮室ブロック16の内部には、螺旋体2,3の先端部を取り囲む瓢箪状断面の貫通孔が形成されている。この圧縮室ブロック16の貫通孔の内側面が、圧縮部P3の大部分の内壁面を形成している。上記圧縮室ブロック16の前端には、端面板5がボルトで固定されている。上記先端部ケーシング14の先端側部分における第1乃至第4壁面部材61乃至64及び格子部材15の板状体と、圧縮室ブロック16と、螺旋体2,3の先端部と、端面板5との間に、被処理物の圧縮を行う圧縮空間が形成される。圧縮部P3の圧縮空間では、被処理物の圧縮と共に混錬も行われる。
上記圧縮室ブロック16の前端に固定された端面板5には、処理室4で処理された廃棄物を成形しながら排出する複数の成形ノズル52,52,・・・が取り付けられている。この端面板5の側面と、先端部ケーシング14のフランジの縁部とがリンクヒンジ装置50で接続されており、上記ボルトを外した状態で、上記リンクヒンジ装置50によって端面板5が先端部ケーシング14の端面から離脱可能に形成されている。端面板5には、廃棄物を加熱するヒータ54と、成形ノズル52から排出される廃棄物の温度を検出する温度センサ55が設けられている。これらの成形ノズル52と端面板5を含んで、成形部P4が構成されている。
投入部ケーシング11の後側の壁面には軸挿通口11bが形成され、この軸挿通口11bに、一対の回転駆動軸6,7が挿通されている。回転駆動軸6,7の後側部分は、ギヤボックス17内に収容され、軸受により回転自在に支持されている。回転駆動軸6,7の前側部分は六角形断面に形成された嵌合部6a,7aに形成され、一対の上記嵌合部6a,7aは、端面板5の内側面の近傍まで互いに平行に延びている。上記一対の回転駆動軸6,7の嵌合部6a,7aに、上記螺旋体2,3が外嵌して取り付けられている。なお、実施形態において、螺旋体2,3及び回転駆動軸6,7の延在する方向について、端面板5に向かう側を前側といい、減速機Rに向かう側を後側という。
螺旋体2,3は、上記回転駆動軸6,7の嵌合部6a,7aに取り付けられる回転軸と、この回転軸の周面に形成された螺旋羽根とを有する。一対の回転駆動軸6,7の嵌合部6a,7aに取り付けられた一対の螺旋体2,3は、螺旋羽根が互いに逆回りに形成されている。これらの螺旋体2,3は、軸方向視において互いの螺旋羽根が重なり合うように水平方向に並んで配置されている。一対の回転駆動軸6,7は、図1の矢印R1,R2で示すように、互いに逆向きに回転駆動される。これにより、螺旋体2,3は、互いに重なり合う幅方向の中央部分において、螺旋羽根が上から下に向かうように回転駆動される。これにより、螺旋体2,3は、投入口11aから投入された被処理物を挟み込み、混練及び圧縮しながら端面板5側に移送するように形成されている。これらの2つの螺旋体2,3は、回転軸の先端面に夫々固定された円筒形状のボス25,35を有する。
図6は、本実施形態の固形化処理装置1が備える一方の螺旋体2を示す縦断面図である。図6に示すように、螺旋体2は、投入部ケーシング11から圧縮室ブロック16に向かって順に、第1螺旋体部21と、第2螺旋体部22と、第3螺旋体部23と、ボス25で形成されている。なお、図2及び図6には一方の螺旋体2の第1乃至第3螺旋体部21,22,23及びボス25のみを示しているが、他方の螺旋体3も同様に、第1乃至第3螺旋体部及びボスで形成されている。図2に関して、一方の螺旋体2のみの符号を引用するが、他方の螺旋体3も同様の構成を有する。第1乃至第3螺旋体部21,22,23は、回転軸部21a,22a,23aと、螺旋羽根21b,22b,23bとで形成されている。第1及び第2螺旋体の回転軸部21a,22aは、嵌合部6aに挿通される断面六角形の貫通孔21c,22cが中心軸と同軸に形成されている。一方、第3螺旋体の回転軸部23aは、嵌合部6aの先端部に嵌合する断面六角形の有底孔23cが中心軸と同軸に形成されている。この第3螺旋体の回転軸部23aの端面には、上記有底孔23cに連なるボルト孔が設けられている。上記回転駆動軸6の嵌合部6aに、上記貫通孔21c,22cが挿通されて第1及び第2螺旋体21,22が取り付けられ、上記有底孔23cが嵌合して第3螺旋体部23が取り付けられる。この第3螺旋体部23の端面のボルト孔にボルト28を挿通し、このボルト28を回転駆動軸6の嵌合部6aの端面に螺着して、第1乃至第3螺旋体部21,22,23を回転駆動軸6に固定している。一方の螺旋体2の第1乃至第3螺旋体部21,22,23の螺旋羽根21b,22b,23bと、他方の螺旋体3の第1乃至第3螺旋体の螺旋羽根は、互いに反対方向巻きに形成されている。
上記螺旋体2,3は、第1螺旋体部21の長さL1と、第2螺旋体部22の長さL2と、第3螺旋体部23の長さL3を、この順に小さく形成している。また、上記螺旋体2,3は、第1螺旋体部21の回転軸部21aの径D1と、第2螺旋体部22の回転軸部22aの径D2を、この順に大きく形成している。一方、第2螺旋体部22と第3螺旋体部23は、回転軸部22a,23aの径D2,D3を同一に形成している。また、上記螺旋体2,3は、螺旋羽根21b,22b,23bの軸方向の間隔であるピッチを、この順に小さく形成している。さらに、第1乃至第3螺旋体部21,22,23の螺旋羽根21b,22b,23bの厚みを、この順に大きく形成している。これにより、各螺旋体部21,22,23の外周に接する円筒と、各螺旋体部21,22,23の外側面との間に形成される室の容積を、上記第1螺旋体部21と、第2螺旋体部22と、第3螺旋体部23との順で小さくなるようにしている。これにより、螺旋体2,3が回転し、被処理物が処理室4と第1螺旋体部21、第2螺旋体部22及び第3螺旋体部23との間に導かれるに伴い、被処理物に作用する圧力が順次増大するように形成されている。具体的には、第1螺旋体部21に対応する室の容積に対して、第3螺旋体部23に対応する室の容積を、1/2から1/3の間の比(以下、減容比という)となるように形成することができる。このような減容比を有する螺旋体2,3を用いることにより、投入時にカサ比重が0.025の被処理物を、端面板の成形ノズル52の排出時には、カサ比重が概ね0.45から0.5の間となる程度に圧縮できる。また、投入時にカサ比重が0.025の被処理物を、成形ノズル52からの排出時には、真比重が概ね0.6から1.2の間となる程度に圧縮できる。
上記螺旋体2,3は、第2螺旋体の回転軸部22aの第1螺旋体21側の端部が、テーパー状に形成されている。これにより、被処理物を第1螺旋体部21から第2螺旋体部22へ導くとき、回転軸部21a,22aの径が大きくなっても、被処理物に与える抵抗が少なくなるようにしている。
また、上記螺旋体2,3は、上記第1螺旋体部21,31と、第2螺旋体部22,32と、第3螺旋体部23,33において、いずれも、螺旋羽根21b,22b,23bの巻き数を1巻きに形成している。すなわち、各螺旋体の螺旋羽根21b,22b,23bの一端が、軸方向から見て、その螺旋羽根21b,22b,23bの他端と略同じ周方向位置にある。これにより、第1乃至第3螺旋体部21,31,22,32,23,33の製造を容易にし、また、第1乃至第3螺旋体部21,31,22,32,23,33の修理及び交換等の保守作業を行い易くしている。
上記第3螺旋体部23,33は、螺旋状に延在する螺旋羽根23bの先端に、回転軸部23aの中心軸と略直角に形成された平面部が連なっている。この平面部が回転することにより、ボス25と圧縮室ブロック16と端面板5の間の圧縮空間に被処理物を押し込んで、この圧縮空間の被処理物の圧力を十分に上昇させるようになっている。この第3螺旋体部23は、廃棄物に各螺旋体部21,31,22,32,23,33が与える圧縮力のうち最大の圧縮力を与えるので、磨耗量が他の螺旋体よりも多く、また、被処理物に混入する金属片等によって欠けが生じやすい。そこで、第3螺旋体部23を、クロム鋼で形成した本体と、この本体の表面に溶接によって形成された肉盛部とで構成している。この肉盛部は、例えばタングステンカーバイド系材料等のような耐磨耗材料を用いて形成するのが好ましい。
また、第3螺旋体部23,33は、回転軸部23aに、径方向に延びる油孔24が形成され、この油孔24を通して回転軸部23aの有底孔23cと回転駆動軸6,7の嵌合部6a,7aとの間に潤滑油が供給される。潤滑油としては、黒鉛グリスを用いるのが好ましい。これにより、被処理物に与える圧縮力が大きいにもかかわらず、第3螺旋体の回転軸部23aと嵌合部6a,7aの間に、応力腐食や、固着や、廃棄物の微粒子の噛み込み等の不都合が生じることを防止できる。また、第3螺旋体部23,33と同様に、第1乃至第2螺旋体部21,31,22,32についても、各螺旋体に形成した油孔24を通して各螺旋体と嵌合部6a,7aとの間に潤滑油を供給する。
また、第3螺旋体部23,33は、回転軸部23aの端面にジャッキネジ孔を有する。このジャッキネジ孔にジャッキネジを螺合し、このジャッキネジで嵌合部6a,7aの端面に力を与えることにより、第3螺旋体部23,33を嵌合部6a,7aから容易に引き抜くことができる。
第3螺旋体部23,33の先端に夫々固定されたボス25,35は円筒形状を有し、クロム鋼等の鋼製材料で形成されている。図7は、処理室4の圧縮部P3の先端部分を、前側から後側に向かって視た正面図である。ボス25,35は、圧縮室ブロック16の貫通孔の内側に配置されている。このボス25,35の側面と圧縮室ブロック16の内壁面との間に形成された圧縮空間に、第3螺旋体部23,33で圧縮された被処理物が導かれる。この圧縮空間では、第3螺旋体部23,33により被処理物が押し込まれて被処理物の圧力が上昇する。これと共に、圧縮空間の前側の壁面を形成する端面板5のヒータ54の熱と、ボス25,35の側面と被処理物との間に生じる摩擦熱により、圧縮空間内の被処理物の溶融物が十分に溶解する。こうして溶融物が融解して高圧になった被処理物を、端面板5に設けられた成型ノズル52に導き、成型ノズル52により成形する。
螺旋体2,3の先端面であってボス25,35の先端面には、図7に示すように、中心から径方向外側に向かって、径方向に延在する径方向突起26,36が設けられている。径方向突起26,36は、径方向に対する傾斜角度が径方向外側ほど大きくなるように、湾曲した形状を有する。径方向突起26,36は、例えばタングステンカーバイド系材料等のような耐磨耗材料の肉盛部によって形成されている。ボス25,35の先端面は、端面板5の内側面に対向して配置されるので、ボス25,35が矢印R11及びR12で示されるように回転駆動されるに伴い、このボス25,35と端面板5との間の被処理物を、径方向突起26,36で径方向外側に排出するようになっている。ボス25,35は、軸方向に螺着されたネジ27,37により、第3螺旋体部23,33の端面に固定されている。
ボス25,35の先端面と、このボス25,35の先端面に対向する端面板5の内側面との間の距離は、螺旋体2,3の直径の2〜10%の大きさに設定されている。ボス25,35の先端面と端面板5の内側面との間の距離を、螺旋体2,3の直径の2〜10%に設定することにより、ボス25,35と端面板5との間の隙間に導かれた被処理物から、水を混錬排水部P2の下部の有孔板41へ容易に導いて排水を行うようにしている。ここで、ボス25,35の先端面と端面板5の内側面との間の距離は、螺旋体2,3の直径の3〜7%が更に好ましく、5%前後が特に好ましい。
図8は、端面板5を、圧縮室ブロック16の側から視た様子を示す正面図である。この端面板5は、鋼板で形成された端面板本体51と、端面板本体51の上端面に設けられた端子ケース53を有する。
端面板本体51には、第3螺旋体部23,33の先端の平面部が対向して通過する横8の字状の領域に、複数のノズル孔51cが形成されている。このノズル孔51cの縁部には、段部51dが形成されている。この段部51dに、図9の断面図に示すように、成形ノズル52の端部に設けられたフランジ52bを係止させて、ノズル孔51cに成形ノズル52を取り付けている。この段部51dは、端面板本体51のノズル孔51cの両面に形成されている。これにより、端面板本体51のいずれの側からもノズル孔51cに成型ノズル52を装着できるようにして、端面板本体51の両面を、ケーシング10の内側に臨ませて固定できるようにしている。ノズル孔51cに装着された成形ノズル52は、端面板本体51の他方の面から先端側部分が突出している。
上記端面板本体51には、この端面板本体51の表面と圧縮室ブロック16の内側との間に形成される圧縮空間に導かれる被処理物と、成形ノズル52内を通る被処理物とを加熱するための複数のヒータ54が内蔵されている。このヒータ54は、抵抗加熱式のヒータであり、幅方向に6列配置されている。また、このヒータ54は、端面板5の厚み方向に2列設けられており、圧縮室ブロック16に近い側のヒータ54に電力が供給されるようになっている。なお、2列のヒータ54の両方に電力を供給してもよい。また、ヒータ54の幅方向の配列数は、6以外であってもよい。
上記端面板本体51には、複数のノズル孔51cのうちの1つに、温度センサ55が内蔵されている。この温度センサ55によって、ノズル孔51cに嵌合された成形ノズル52を通る材料の温度を検出し、検出温度が予め設定された値となるように、図示しない制御装置によってヒータ54の制御が行われる。上記投入部ケーシング11には、図示しないポンプによって水が供給される注水ノズルが設けられており、上記ポンプは制御装置によって動作が制御される。温度センサ55の検出温度が異常に高い場合に、制御装置による制御のもと、上記ポンプが作動して注水ノズルを通じて投入部ケーシング11内に注水を行い、被処理物の温度を低下させるようになっている。上記制御装置、ポンプ及び注水ノズルにより、注水装置が形成されている。また、注水装置は、上水を投入部ケーシング11内に供給してもよく、この場合は、上水管に接続された注水ノズルを開閉する電磁弁を設け、この電磁弁の開閉を、温度センサ55の検出温度に基づいて制御装置で制御すればよい。すなわち、上記制御装置、上水管、注水ノズル及び電磁弁により、注水装置を形成してもよい。
端面板本体51の上端に取り付けられた端子ケース53は、上記6本のヒータ54に接続された電力配線54aを収容しており、この電力配線54aに連なるコネクタが他方の面に設けられている。また、端子ケース53は、上記温度センサ55に接続された信号配線を収容しており、この信号配線に連なるコネクタ55aが上端に設けられている。上記端子ケース53は、図示しないボルトで端面板本体51の上端に連結されており、端子ケース53の上端面に固定されたアイボルト56によって、端面板5を吊り下げ可能になっている。
端面板本体51の周縁部には、複数のボルト穴51b,51b,・・・が設けられており、このボルト穴51b,51b,・・・に挿通されたボルトにより、端面板本体51が圧縮室ブロック16の端面に固定される。
上記端面板本体51に取り付けられた成形ノズル52は、図9の縦断面図に示すように、円筒形状のノズル本体52aと、このノズル本体52aの端部に形成されたフランジ52bを有する。この成形ノズル52は、加圧された被処理物が導かれる貫通穴57が、入口57aの断面積よりも出口57bの断面積を小さく形成している。この成形ノズル52の貫通穴57は、出口57bの断面積を、入口57aの断面積に対して5〜80%に設定するのが好ましい。特に、出口57bの断面積を、入口57aの断面積に対して10〜35%に設定するのが好ましい。具体的には、入口57aの直径が60mmである場合、出口57bの直径を20〜35mm程度に設定するのが好ましい。この成形ノズル52は、図9の断面図に示すように、フランジ52bを端面板本体51のノズル孔51cの段部51dに係止して端面板本体51に取り付けられたとき、入口57aが形成された端面が、端面板本体51の表面と同一平面を成すように形成されている。
端面板5の前面には、成形ノズル52から排出されて成型された被処理物を切断するための切断機8が配置されている。この切断機8は、切断機ヒンジ81を介して先端部ケーシング14のフランジに取り付けられている。この切断機8は、一端に連結された回転軸周りに回転して被処理物を切断する回転刃82,82と、この回転刃82を駆動する回転刃モータ83を備える。上記切断機の切断機ヒンジ81は、上記端面板5のリンクヒンジ装置50が固定された側と反対側の縁に固定されていて、端面板5が回動する方向と逆方向に切断機8が回動可能になっている。この切断機8は、端面板5が処理室4を閉じた状態で、この端面板5の外側面から突出した成形ノズル52の先端に回転刃82,82が近接するように配置される。端面板5を開く場合は、切断機8を切断機ヒンジ81回りに回動させて、図1に示す位置と90°の角度をなす位置に配置した後、この切断機8の回動方向と逆方向に端面板5を回動させる。これにより、端面板5の保守作業や、処理室4内の螺旋体2,3の保守作業や、先端部ケーシング14内の壁面部材の保守作業を容易に行うことができる。
投入部ケーシング11の後側に位置するギヤボックス17内には、上記一対の回転駆動軸6,7に各々設けられて互いに噛み合う平歯車18,19が収容されている。一方の回転駆動軸6は、ギヤボックス17に隣接して設けられたカップリングCに接続されている。上記カップリングCは減速機Rに接続されており、モータMから伝動機Tを介して伝達された回転力が、この減速機Rで減速され、カップリングCを介して上記一方の回転駆動軸6に伝達される。この一方の回転駆動軸6の平歯車18と他方の回転駆動軸7の平歯車19を介して他方の回転駆動軸7に回転力が伝達されて、上記一対の回転駆動軸6,7が互いに反対方向に等速で回転するように形成されている。
上記構成の固形化処理装置1が作動すると、モータMの回転力が、伝動機T、減速機R及びカップリングCを介して回転駆動軸6に伝達され、この回転駆動軸6に伝達された回転力が平歯車18,19によって他方の回転駆動軸7に伝達されて、一対の回転駆動軸6,7が互いに逆向きに回転駆動される。回転駆動軸6,7の嵌合部6a,7aに取り付けられた一対の螺旋体2,3が、投入部ケーシング11、排水ケーシング13及び先端部ケーシング14内で互いに逆向きに回転すると共に、螺旋体2,3の先端のボス25,25が圧縮室ブロック16内で互いに逆向きに回転する。一対の螺旋体2,3は、平面視において幅方向の内側に向かうと共に、正面視において、図3,5及び7の矢印R11及びR12で示すように、互いのラップする部分が上から下に向かう方向に回転駆動される。螺旋体2,3は30rpm(回転毎分)以上85rpm以下の比較的低速度で回転するのが好ましい。
螺旋体2,3の回転駆動が開始されると、投入部ケーシング11の投入口11aに、被処理物である廃棄物が投入される。廃棄物は、プラスチック等の溶融物と、紙屑や木屑等の非溶融物との混合物が好ましい。特に、廃棄物は、その構成物の割合が、乾燥状態の溶融物と非溶融物の合計が100wt%であって、溶融物が20wt%(質量パーセント)以上80wt%以下の間であり、かつ、非溶融物が20wt%以上80wt%以下であるのが好ましい。
投入部ケーシング11内の投入排水部P1では、投入された被処理物を、一対の第1螺旋体部21,31によって挟み込んで混練するとともに、混錬排水部P2へ向かって移送する。このとき、被処理物に含まれる水が、上記第1螺旋体部21,31の下部を取り囲む有孔板41の排水孔41a,41a,41a・・・を通して、有孔板41の外側に排出される。有孔板41の外側に排出された水は、格子部材13を通って固形化処理装置1の外部へ排出される。投入排水部P1で水分の一部が除かれた被処理物は、混錬排水部P2へ送られる。
投入排水部P1から混錬排水部P2へ送られた被処理物は、一対の第2螺旋体部22,32と、一対の第3螺旋体部23,33の後側部分により、更に挟み込まれて混錬される。これと共に、被処理物は、第2螺旋体部22,32の全部及び第3螺旋体部23の後側部分と、第1乃至第4壁面部材61乃至64及び有孔板41との間の空間を前方に搬送される。このとき、被処理物に含まれる水が、上記第2螺旋体部22,32及び第3螺旋体部23,33の後側部分の下部を取り囲む有孔板41の排水孔41a,41a,41a・・・を通して、有孔板41の外側に排出される。有孔板41の外側に排出された水は、格子部材15を通って固形化処理装置1の外部へ排出される。ここで、混錬排水部P2の第2螺旋体部22は、投入排水部P1の第1螺旋体部21よりも、回転軸部22aの径が大きく形成され、螺旋羽根22bのピッチが小さく形成され、螺旋羽根22bの厚みが大きく形成されている。これらにより、第2螺旋体部22は第1螺旋体部21よりも大きい圧縮力を被処理物に与えて混練を行うことができる。これにより、被処理物から水を効果的に分離することができる。混錬排水部P2で水分の一部が除かれた被処理物は、圧縮部P3へ送られる。
圧縮部P3へ送られた被処理物は、まず、一対の第3螺旋体部23,33の前側部分により、更に混錬されると共に圧縮される。第3螺旋体部23,33の前側部分で混錬及び圧縮された被処理物は、回転する第3螺旋体部23,33の先端の平面部により、ボス25と圧縮室ブロック16と端面板5の間の圧縮空間に押し込まれる。このとき、被処理物に残留していた水が、被処理物から分離する。第3螺旋体部23の圧縮作用により被処理物から分離した水は、圧縮部P3の後側に隣接して圧縮部P3よりも被処理物に作用する圧力が低い混錬排水部P2へ流れる。この混錬排水部P2へ流れた水は、混錬排水部P2の有孔板41の排水孔41a,41a,41a・・・を通り、格子部材15を通って固形化処理装置1から排出される。このようにして、被処理物は、投入排水部P1と混錬排水部P2と圧縮部P3で水が除去される。
圧縮部P3の第3螺旋体部23,33で圧縮され、ボス25と圧縮室ブロック16と端面板5の間の圧縮空間に送られた被処理物は、端面板5のヒータ54による熱と、ボス25,35の周面と被処理物との間の摩擦熱により加熱される。このように高い圧力下で加熱されることにより、被処理物の溶融物が十分に溶解すると共に、被処理物の固形成分が十分に圧縮される。
上記ボス25,35と圧縮室ブロック16と端面板5の間の圧縮空間で圧縮された廃棄物は、溶融した溶融物と非溶融物が混合した状態で、端面板5の成形ノズル52から棒状に押し出される。ここで、上記成形ノズル52は、貫通穴57が、入口57aの断面積よりも出口57bの断面積を小さく形成されているので、この貫通穴57内を通る際に被処理物が抵抗を受ける。これにより上記圧縮空間内の被処理物の圧力が上昇し、圧縮空間を含む圧縮部P3の被処理物の水分が、螺旋体2,3で送られる被処理物の動きに抗して、圧力の高い圧縮部P3から、圧力の低い混錬排水部P2へ効果的に移動する。その結果、被処理物を効果的に脱水でき、成形ノズル52から、水分が少なく密度の高い被処理物を成形して吐出することができる。
成形ノズル52から吐出された棒状の被処理物は、切断機8の回転刃82によって所定長さに切断され、下方に配置された容器内に落下して回収される。所定長さに切断された棒状の被処理物は、温度が降下するに伴って溶融物が固化して、固形再生燃料となる。
本実施形態の固形化処理装置1によれば、処理室4内の圧縮部P3よりも投入口11a側に混錬排水部P2を備えるので、混錬排水部P2で被処理物の水の一部を分離して排出した後、圧縮部P3の圧縮力によって被処理物の残りの水の大部分を分離して排出することができる。さらに、圧縮部P3に連なる成形部P4の成形ノズル52により、圧縮部P3の圧力を従来よりも上昇させることにより、圧縮部P3の被処理物の水を混錬排水部P2へ効果的に導いて、成形ノズル52で成形する被処理物への水や水蒸気の混入を効果的に防止できる。ここで、本実施形態の固形化処理装置1は、有機汚泥や製紙残渣等のような水分量の多いものを含む被処理物について、水を分離して排出し、固形化することができる。この固形化処理装置1によれば、水分量が20wt%以上90wt%以下の被処理物を固形化することができる。
上記実施形態の固形化処装置1は、排水部を、投入排水部P1及び混錬排水部P2に設けたが、投入排水部P1に排水部を設けなくてもよい。また、混錬排水部P2は、処理室4の下部に水透過体を配置して水を排出したが、処理室4の上部にも水透過体を配置して螺旋体2,3の全周側から水を排出してもよい。
また、上記実施形態において、固形化処装置1は、2つの螺旋体2,3によって被処理物を混錬、圧縮及び成型する2軸型であったが、1つの螺旋体によって被処理物を混錬、圧縮及び成型する1軸型でもよい。
また、上記実施形態において、螺旋体2,3の先端部分にボス25を設けると共に、このボス25を収容する圧縮室ブロック16を設けたが、上記ボス25及び圧縮室ブロック16は無くてもよい。この場合、先端部ケーシング14の端面に端面板5を固定し、第3螺旋体部23,33の先端に端面板5の内側面を対向させればよい。
また、上記実施形態において、固形化処装置1は、被処理物として、溶融物と非溶融物を含む廃棄物を減容及び成形して固形燃料を製造したが、被処理物は溶融物と非溶融物に限られず、また、廃棄物に限られない。また、固形物の用途は、固形燃料に限られない。本発明は、水分を除去して固形化を行う被処理物について、広く適用可能である。
1 固形化処理装置
2,3 螺旋体
4 処理室
5 端面板
6,7 回転駆動軸
6a,7a 回転駆動軸の嵌合部
10 ケーシング
11 投入部ケーシング
11a 投入口
12 ダクト部材
13,15 格子部材
14 先端部ケーシング
16 圧縮室ブロック
17 ギヤボックス
18,19 平歯車
21,31 第1螺旋体部
21a,22a,23a 回転軸部
21b,22b,23b 螺旋羽根
22,32 第2螺旋体部
23,33 第3螺旋体部
25,35 ボス
41 有孔板
52 成形ノズル
61,62,63,64 壁面部材
C カップリング
M モータ
P1 投入排水部
P2 混錬排水部
P3 圧縮部
P4 成形部
R 減速機
T 伝達装置

Claims (8)

  1. 被処理物を減容及び成形して固形物を製造する固形化処理装置であって、
    被処理物が投入される投入口と、この投入口から投入された被処理物を処理する処理室を有するケーシングと、
    上記処理室内に収容され、回転力が入力される回転軸と、この回転軸の外周に設けられた螺旋羽根とを有し、回転駆動されるに伴って上記被処理物を回転軸の先端方向へ送る螺旋体と、
    上記処理室の上記投入口側に設けられ、上記被処理物から分離された水を排出する排水部と、
    上記排水部よりも被処理物が送られる側に配置され、上記処理室の壁面と螺旋体との間に形成された圧縮空間により、上記被処理物を圧縮する圧縮部と、
    上記圧縮部に連なり、圧縮された上記被処理物を成形して固形物を製造する成形部と
    を備え、
    上記成形部は、上記被処理物が内側に導かれる貫通穴を有する成形ノズルを含み、この成形ノズルは、上記貫通穴の出口の断面積が入口の断面積よりも小さく形成されており、
    上記排水部に、上記螺旋体の下部を取り囲んで水を透過させる第1水透過体と、この第1水透過体を上記螺旋体よりも遠い側から支持すると共に、上記第1水透過体を透過した水を透過させる第2水透過体とが設けられていることを特徴とする固形化処理装置。
  2. 請求項1に記載の固形化処理装置において、
    上記排水部の第1水透過体は有孔板で形成され、上記排水部の第2水透過体は格子部材で形成されていることを特徴とする固形化処理装置。
  3. 請求項1に記載の固形化処理装置において、
    上記螺旋体は、上記排水部に位置する螺旋羽根のピッチよりも、上記圧縮部に位置する螺旋羽根のピッチの方が小さく形成されていることを特徴とする固形化処理装置。
  4. 請求項1に記載の固形化処理装置において、
    上記螺旋体は、上記排水部に位置する螺旋羽根の厚みよりも、上記圧縮部に位置する螺旋羽根の厚みの方が大きく形成されていることを特徴とする固形化処理装置。
  5. 請求項1に記載の固形化処理装置において、
    上記螺旋体は、上記排水部に位置する回転軸の外径よりも、上記圧縮部に位置する回転軸の外径の方が大きく形成されていることを特徴とする固形化処理装置。
  6. 請求項1に記載の固形化処理装置において、
    上記螺旋体の先端面と、この先端面に対向して上記ケーシングの端部に固定された端面板の内側面との間に、上記螺旋体の螺旋羽根の直径の2〜10%の大きさの隙間が設けられていることを特徴とする固形化処理装置。
  7. 請求項に記載の固形化処理装置において、
    上記螺旋体の先端面に、中心から径方向外側に向かって延在する突起が設けられていることを特徴とする固形化処理装置。
  8. 請求項に記載の固形化処理装置において、
    上記成形部は、上記端面板と、この端面板に内蔵されて上記被処理物を加熱するヒータと、上記端面板に取り付けられ、上記圧縮部で圧縮された被処理物が上記貫通穴に導かれる上記成形ノズルとを有することを特徴とする固形化処理装置。
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