JP6882825B2 - 実験動物飼育装置 - Google Patents

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Description

本発明は、研究所等の研究施設でマウス・ラット・ハムスター・モルモット・ウサギ等の実験動物を飼育する際に好適に用いることができる実験動物飼育装置に関する技術である。
実験動物を使用して行われる各種の実験は、安全性や有効性を問うための非臨床試験をはじめとして、薬理・病理の基礎研究分野にまで広く及んでおり、近年、著しい増加をみせているものの、実験内容によっては危険な側面を持ち合わせていることから、上記実験動物の安全な飼育にも種々の構造的な特徴を有する専用の実験動物飼育装置が従来から用いられてきている。
図6は、特許文献1に図1として示されている実験動物飼育装置を引出し符号を変えて再掲した概略構成図であり、図7は、同様に特許文献1に図2として示されている飼育ケージを引出し符号を変えて再掲した概略的な断面図である。
再表2005/082130号公報
特許文献1の実験動物飼育装置101は、図6に示されているように実験動物飼育室100内に配置されて多数の飼育ケージ112の保管が可能な飼育ラック102と、該飼育ラック102に保管される飼育ケージ112とで構成されている。
この場合、飼育ラック102は、水平方向に延びる複数の棚板103を垂直方向に所定の間隔をあけて並べ、これら各棚板103を支柱で支持して構成されたラック本体を備えている。
飼育ラック102における各棚板103間の空間は、複数の飼育ケージ112を配置するケージ収容部104であり、各ケージ収容部104には、複数の飼育ケージ112が横方向にほぼ所定の間隔をあけて配置され、実験動物は、これらに飼育ケージ112に収容されて飼育される。これらケージ収容部104の背面側を塞いでいる板は、ラック本体の背面側に取り付けられている排気ボックス105のケーシング板である。該ケーシング板で形成される飼育ラック102の背面板には、ケージ収容部104に配置される各飼育ケージ112の位置にほぼ対応して排出口106が形成されており、各ケージ収容部104は、各排気口106を介して排気ボックス105の排気チャンバー107に連通している。排気ボックス105は、排気ダクト108により室外に設置された排気ファン109に接続され、排気ボックス105の排気チャンバー107内に排気された空気は、排気ファン109により実験動物飼育室100の外に排出される。なお、図5中の引出し符号130は、空調用の室内吹出口を、131は、空気調和機を、132は、電源を、133は、情報処置装置をそれぞれ示す。
一方、図7に示す飼育ケージ112は、上部が開口したケージ本体113と、該ケージ本体113の上面を塞ぐように取り外し自在に設けられたカバー114とから構成されている。該カバー114の上面には、飼育ケージ112内の換気を行う給気装置115と排気装置119とが設けられ、給気装置115は、ファン装置117と、HEPAフィルターからなる第1フィルター118とを備えたファンフィルターユニット116で構成されている。排気装置119は、カバー114の上面に形成された排気口と、該排気口を覆うように取り付けられた第2フィルター15とから構成されている。
このため、特許文献1の実験動物飼育装置101によれば、飼育ケージ112のカバー114に取り付けられたファンフィルターユニット116からなる給気装置115により飼育ケージ112の外部から空気を取り込むとともに清浄化するので、給気装置115の動作を監視するだけで飼育ケージ112内の換気の有無を容易に確認することができることになる。また、飼育ケージ112には、ファンフィルターユニット116により外部から空気が清浄化されながら取り込まれ、また、飼育ケージ112の空気は、第2フィルター120を介して排気口106から排気することができることになる。さらに、ある一つの飼育ケージ112で換気のトラブルが発生しても、他の飼育ケージ112の換気に影響を与えることがないため、他の飼育ケージ112の内の飼育動物に対する飼育環境に変動を与えることがないとしている。
しかし、特許文献1の開示技術による場合、飼育ケージ112は、ケージ本体113と、該ケージ本体113の上面を塞ぐように取り外し自在に設けられたカバー114とで構成されているほか、各カバー114の上面には、飼育ケージ112内の換気を行う給気装置115と排気装置119とが各別に設けておく必要があるため、それだけ飼育ケージ112自体の構造が複雑化してコストアップを招く不都合があるだけでなく、構造が複雑な分だけメンテナンス頻度も相対的に高くなってしまう不具合があった。
また、特許文献1の給気装置115は、ケージ本体113の底面方向に向けて清浄空気を送気することで飼育ケージ112内の換気を行おうとするものであることから、実験動物に対するストレスもそれだけ高めてしまうという問題もあった。
本発明は、上記特許文献を含む従来技術にみられた上記課題に鑑み、実験動物の飼育環境やメンテナンス性のより一層の向上を図るなかでコストダウンも実現することができる実験動物飼育装置を提供することをその目的とする。
本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであり、水平横方向に向かう棚板部を縦方向に1段以上配置するとともに、該棚板部を支柱部で支持させたラック本体を備えて実験動物飼育室内に配置される飼育ラックと、上面を開口面として実験動物を収容する飼育ケージとを少なくとも備え、該飼育ケージは、前記実験動物飼育室側が備える空調給気口から供給される空調空気を育ケージの前記開口面の前端部側から後端部側へと至る一方向気流のもとで前記実験動物飼育室外への排気ダクトを介しての強制排気を可能に前記飼育ラックに収容される実験動物飼育装置において、前記棚板部前記ラック本体が背面側に備える排気チャンバー側へと至る上面板部と、該上面板部の前端面側から折り返された折返し片部と、該折返し片部との間に飼育ケージの前記開口面方向に向けて開口させた清浄空気の吹出し口を形成すべく前記折返し片部のやや上方に配置されて排気チャンバー側へと至る下面板部と、これら上面板部と折返し片部と下面板部との両側面側を塞ぐ側面板部とで少なくとも前端側には一側中空部を、後端側には他側中空部を各別に確保して形成され、前記一側中空部は、前記ラック本体にあって前記飼育ケージの前端部近傍に位置する前記支柱部を中空支柱部として通さ前記他側中空部は、上方へと向かう排気流を形成する排気口をその下面側に備え、かつ、前記排気ダクトと連通させとともに、前記中空支柱部には、別途用意される送風手段側から供給される清浄空気の送気ダクトとしての機能を兼備させたことを最も主要な特徴とする。
この場合、前記棚板部が前端側に備える前記排気口には、メッシュ構造のプレフィルター部を着脱自在に配置するのが好ましい。また、前記棚板部の前端側は、その上面側には前傾斜面部を、下面コーナー部には曲面部それぞれ具備させておくこともできる。さらに、前記ラック本体は、空気の流れ込み側に位置するそれぞれの前記支柱部のコーナー部位側に整流用斜面部を形成しておくこともできる。
請求項1の発明によれば、実験動物飼育室側が備える空調給気口から空調空気を実験動物飼育装置側に供給するだけでなく、別途用意される送風手段側から供給される清浄空気をラック本体を介して各飼育ケージ側に供給するという2系統の空気流により各飼育ケージを換気することができるので、仮に空調空気側にトラブルが発生しても、別途用意される送風手段側に各飼育ケージの換気を担わせることができ、それだけ実験動物の飼育環境を向上させることができる。
また、2系統の空気流により各飼育ケージを換気することができるということは、実験動物飼育室側からの各飼育ケージへの空調空気の取り込み量を相対的に少なくすることができるということを意味するので、実験動物飼育室内の作業者側から実験動物が汚染される可能性をそれだけ少なくすることができる。
しかも、棚板部の前端側に確保される一側中空部は、折返し片部と該折返し片部のやや上方に配置されて排気チャンバー側へと至る下面板部との間に形成される飼育ケージの開口面方向に向けて開口させた清浄空気の吹出し口を備えているので、該吹出し口を介することで飼育ケージの開口面方向に向けてその前端側から清浄空気を押し込みながら飼育ケージ内の滞留空気を誘引しつつ後端側の排気口を介して上方へと向かう排気流のもとで排気ダクト側に押し出すことで確実に換気することができる。また、換気する際には、飼育ケージ内の実験動物に対し直接的に空気を吹き付けることはないので、それだけストレスをなくして実験動物の飼育環境を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、棚板部の排気口には、メッシュ構造のプレフィルター部が着脱自在に配置されているので、集中的な気流ではなく分散させた柔らかな気流である面状気流として飼育ケージ内から排気することができる結果、実験動物にかかるストレスもそれだけ軽減させてやることができることになる。また、メッシュ構造のプレフィルター部には、除毛フィルターとしての機能をも担わせることで、実験動物由来の毛を含む各種のゴミが排気ダクト側に入り込むのを阻止できるばかりでなく、目詰まりを起こしてもメッシュ構造のプレフィルター部を単に交換するだけで正常化することもできる結果、それだけメンテナンス性の向上に寄与させることができる。
請求項3の発明によれば、棚板部の前端部は、その上面側に前傾斜面部を、下面コーナー部に曲面部それぞれ具備させてあるので、上下の飼育ケージを出し入れする際の操作性をより向上させることができる。
請求項4の発明によれば、ラック本体は、空気の流れ込み側に位置するそれぞれの支柱部のコーナー部位側に整流用斜面部が形成されているので、ラック本体内への流入空気を整流した状態のもとでより円滑に取り込むことができる。
本発明の一例を示す説明図であり、そのうちの(a)は正面図を、(b)は平面図をそれぞれ示す。 図1の縦断面図 図2における飼育ラックのある一つの棚板部と飼育ケージとの配置関係を示す要部説明図。 飼育ラックにおける中空支柱部と棚板部の先端側とを連通させた状態での相互の配置関係を示す要部拡大説明図。 本発明におけるメッシュ構造のプレフィルター部の一例を示す説明図であり、そのうちの(a)は概略全体斜視図を、(b)は(a)縦断面図を、それぞれ示す。 従来からある実験動物飼育装置を備えた実験動物飼育室を概略的に示す構成説明図(特許文献1における図1の再掲図)。 図6において飼育ラックに配置される一つの飼育ケージを示す概略的な縦断面図(特許文献1における図2の再掲図)。
図1は、本発明の一例を示す説明図であり、そのうちの(a)は正面図を、(b)は平面図をそれぞれ示す。また、図2は、図1(a)の縦断面図である。これらの図によれば、実験動物飼育装置11は、水平横方向に向かう棚板部17を縦方向に天板部に相当するものを含めて5段配置するとともに、該棚板部17を支柱部14で支持させたラック本体13を備えて図6に実験動物飼育室100として示されているような実験動物飼育室(図示省略)内に配置される飼育ラック12と、上面を開口面43として実験動物を収容する飼育ケージ42とを少なくとも備えて構成されている。
これらのうち、飼育ラック12は、少なくとも四隅に立設配置される支柱部14と、これらの支柱部14に上下5段構成のもとで等間隔をおいて支持させた棚板部17と、底板部50と、支柱部14を介して床面側の4箇所に配置されるキャスター51とで少なくとも構成されるラック本体13を備えている。また、該ラック本体13において空気の流れ込み側に位置する各支柱部14(中空支柱部15を含む)のコーナー部位側には、図4にも示されているように空気流を整流するための整流用斜面部14aが形成されている。
ラック本体13において天板部に相当する位置にある棚板部17上には、プレフィルター部31を介して実験動物飼育室(図示省略)内の空気を棚板部17側へと送り込むための送風ファンなどで構成される送風手段30と、該送風手段30と棚板部17側との間に介在させて空気を清浄化するHEPAフィルター部32と、点検口34を備える排気ダクト33とのほか、給水往路管35に接続された中継部35aや給水復路管36に接続された中継部3aなどが配置されている。なお、図中の符号37は、給水ノズルを、38はドレン管を、39は後端側に備えるフック部材39aを介してラック本体13側を壁側に固定するための操作ハンドルをそれぞれ示す。
この場合、棚板部17は、図3からも明らかなように、ラック本体13が背面側に備える排気チャンバー16側へと至る上面板部18と、該上面板部18の前端面に前傾斜面部18aを形成するとともに、曲面部19aを確保して折り返された折返し片部19と、該折返し部19のやや上方に配置されて排気チャンバー16側へと至る下面板部20と、これら上面板部18と折返し片部19と下面板部20との両側面側を塞ぐ側面板部23とを備えて形成されている。
このため、折返し片部19と下面板部20との間には、収容された飼育ケージ42の開口面43方向に向けて開口させた清浄空気の吹出し口21が図1における左右方向を長さ方向として確保されることになる。
しかも、ラック本体13にあって少なくとも収容された飼育ケージ42の前端部44との対面位置(対応位置)にある支柱部14は、図4に示されているように送風手段30側から供給される清浄空気の送気ダクトとしての機能を担わせるべく中空支柱部15として形成されている。
また、該中空支柱部15にあって棚板部17の側面板部23側と密着する部位には、開口部15aが設けられているほか、該開口部15aと対面する棚板部17の側面板部23にも開口部23aが設けられているため、棚板部17の前端側横方向(図1における左右方向が長さ方向)に確保される一側中空部22は中空支柱部15側と相互に連通した状態となって配置されることになる。
しかも、棚板部17の後端側に位置する下面板部20には、上面板部18側へやや持ち上げられた突出部25が図1における左右方向を長さ方向として形成されており、該突出部25の上記長さ方向には、上面板部18と下面板部20との間に確保される他側中空部24と連通する適宜幅の排気口25aが設けられている。
そして、突出部25には、断面L字形を呈して突出部25の排気口25a側と対面する位置関係で通気口27aが形成された取付け金具27と、該取付け金具27の通気口27aを覆うようにして貼り付けられたメッシュ構造のフィルター28とからなるプレフィルター部26が板バネ材等の着脱手段29を介し交換可能に取り付けられている。
一方、飼育ケージ42は、図6に示されている実験動物飼育室100が備える空調給気口130のように、図示しない実験動物飼育室側が備える空調給気口(図示省略)から供給される空調空気をその前端部44側から後端部45側へと至る一方向気流のもとで実験動物飼育室外への排気ダクト33を介しての強制排気を可能に飼育ラック12内に出入自在に吊持させたり、掛止させたり、載置させたりして収容できる適宜の構造を備えて形成されている。
すなわち、飼育ケージ42は、上面に開口面43を有する適宜深さと広さとを有する容器状に形成されており、その前端部44側は、棚板部17側が備える清浄空気の吹出し口21近傍位置に、後端部45側は、棚板部17側が備えるプレフィルター部26近傍に位置するようにしてラック本体13側に収容・配置される。
次に、上記構成に係る本発明の作用・効果について説明する。すなわち、実験動物飼育装置1は、その棚板部17側に送風手段30から供給される空気をHEPAフィルター部32を経させることで清浄空気とした上で、ラック本体13の中空支柱部15の開口部15aから棚板部17の一側中空部22内へと開口部23aを介して清浄空気を送り込み、吹出し口21を介して飼育ケージ42の開口面方向へと押し出すことができる。
したがって、図示しない実験動物飼育室側が備える空調給気口(図示省略)から空調空気を実験動物飼育装置11における飼育ケージ42の前端部44側から後端部45側へと一方向気流として送り込めるだけでなく、別途用意される送風手段30側から供給される清浄空気をラック本体13を介して各飼育ケージ42側に供給するという2系統の空気流により各飼育ケージ42を換気することができることになるので、仮に空調空気側にトラブルが発生しても、別途用意される送風手段30側に各飼育ケージ42の換気を担わせることができ、それだけ実験動物の飼育環境を向上させることができる。
また、2系統の空気流により各飼育ケージ42を換気することができるということは、実験動物飼育室側からの各飼育ケージ42への空調空気の取り込み量を相対的に少なくすることができるということを意味するので、実験動物飼育室内の作業者側から実験動物が汚染される可能性をそれだけ少なくすることができる。
しかも、棚板部17の前端側に確保される一側中空部22は、折返し片部19と該折返し片部19のやや上方に配置されて排気チャンバー16側へと至る下面板部20との間に形成される飼育ケージ42の開口面43方向に向けて開口させた清浄空気の吹出し口21を備えているので、該吹出し口21を介することで飼育ケージ42の開口面43方向に向けてその前端側から清浄空気を押し込みながら飼育ケージ42内の滞留空気(太線矢印参照)を図3に示すように誘引しつつ後端側の排気口25aを介して上方へと向かう排気流のもとで排気チャンバー16から排気ダクト33を経て図示しない実験動物飼育室外へと送り出すことで確実に換気することができる。
また、換気する際には、実験動物に対し直接的に空気を吹き付けることなく、飼育ケージ42内の滞留空気を誘引しながら排気口25aへと向かわせることができるので、それだけストレスをなくして実験動物の飼育環境を向上させることができる。
さらに、棚板部17の排気口25aにメッシュ構造のプレフィルター部26が着脱自在に配置されている場合には、集中的な気流ではなく分散させた柔らかな気流である面状気流として飼育ケージ42内から排気することができる結果、実験動物にかかるストレスもそれだけ軽減させてやることができることになる。
また、メッシュ構造のプレフィルター部26に除毛フィルターとしての機能をも担わせる場合は、実験動物由来の毛を含む各種のゴミが排気チャンバー16や排気ダクト33内に入り込むのを阻止できるので、それだけメンテナンス頻度を低減することができる。
さらに、メッシュ構造のプレフィルター部26が目詰まりを起こした場合には、該プレフィルター部26を単に交換するだけで正常化することもできる結果、それだけメンテナンス性の向上に寄与させることができる。
また、棚板部17の前端部における上面板部18側には前傾斜面部18aを、折返し片部19である下面コーナー部側には曲面部19aをそれぞれ具備させてある場合には、上下の飼育ケージ42を出し入れする際の操作性をより向上させることができる。
さらに、ラック本体13にあって空気の流れ込み側に位置するそれぞれの支柱部14のコーナー部位側に図4に示すように整流用斜面部14aが形成されている場合には、ラック本体13内への流入空気を整流した状態のもとでより円滑に取り込むことができる。
以上は、本発明を図示例に基づき説明したものであり、その具体的な構造は、これらに限定されるものではない。例えば、図示例には、5段構成で棚板部17が配置されているが、一段以上であれば、適宜の段数のもとで棚板部17を配置することができる。また、送風手段30は、飼育ラック12毎に配置された例が示されているが、所望により1台以上の飼育ラック12に対し同じ送風手段30で送風できるように配置することもできる。
11 実験動物飼育装置
12 飼育ラック
13 ラック本体
14 支柱部
14a 整流用斜面部
15 中空支柱部
15a 開口部
16 排気チャンバー
17 棚板部
18 上面板部
18a 前傾斜面部
19 折返し片部
19a 曲面部
20 下面板部
21 吹出し口
22 一側中空部
23 側面板部
23a 開口部
24 他側中空部
25 突出部
25a 排気口
26 プレフィルター部
27 取付け具
27a 通気口
28 メッシュ構造フィルター
29 着脱手段
30 送風手段
31 プレフィルター部
32 HEPAフィルター部
33 排気ダクト
34 点検口
35 給水往路管
35a 中継部
36 給水復路管
36a 中継部
37 給水ノズル
38 ドレン管
39 操作ハンドル
39a フック
42 飼育ケージ
43 開口面
44 前端部
45 後端部
50 底板部
51 キャスター

Claims (4)

  1. 水平横方向に向かう棚板部を縦方向に1段以上配置するとともに、該棚板部を支柱部で支持させたラック本体を備えて実験動物飼育室内に配置される飼育ラックと、上面を開口面として実験動物を収容する飼育ケージとを少なくとも備え、該飼育ケージは、前記実験動物飼育室側が備える空調給気口から供給される空調空気を育ケージの前記開口面の前端部側から後端部側へと至る一方向気流のもとで前記実験動物飼育室外への排気ダクトを介しての強制排気を可能に前記飼育ラックに収容される実験動物飼育装置において、
    前記棚板部前記ラック本体が背面側に備える排気チャンバー側へと至る上面板部と、該上面板部の前端面側から折り返された折返し片部と、該折返し片部との間に飼育ケージの前記開口面方向に向けて開口させた清浄空気の吹出し口を形成すべく前記折返し片部のやや上方に配置されて排気チャンバー側へと至る下面板部と、これら上面板部と折返し片部と下面板部との両側面側を塞ぐ側面板部とで少なくとも前端側には一側中空部を、後端側には他側中空部を各別に確保して形成され、
    前記一側中空部は、前記ラック本体にあって前記飼育ケージの前端部近傍に位置する前記支柱部を中空支柱部として通さ前記他側中空部は、上方へと向かう排気流を形成する排気口をその下面側に備え、かつ、前記排気ダクトと連通させとともに、
    前記中空支柱部には、別途用意される送風手段側から供給される清浄空気の送気ダクトとしての機能を兼備させたことを特徴とする実験動物飼育装置。
  2. 前記棚板部が後端側に備える前記排気口には、メッシュ構造のプレフィルター部を着脱自在に配置した請求項1に記載の実験動物飼育装置。
  3. 前記棚板部の前端側は、その上面側には前傾斜面部を、下面コーナー部には曲面部それぞれ具備させた請求項1または2に記載の実験動物飼育装置。
  4. 前記ラック本体は、空気の流れ込み側に位置するそれぞれの前記支柱部のコーナー部位側に整流用斜面部を形成した請求項1ないし3のいずれかに記載の実験動物飼育装置。
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