JP6881569B2 - 第1の基地局、及び第2の基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、第1の基地局、第2の基地局、端末装置、方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
例えば、3GPP TR23.799 v14.0.0において提案されているNext Generation Systemは、第五世代の移動通信システムであり、略して5Gと呼ばれている。
5Gでは、コアネットワーク(CN)及び無線アクセスネットワーク(RAN)のための専用ハードウェアを用いる代わりに、安価な汎用サーバ上に仮想化したネットワーク機能を生成して必要な時及び場所などに応じてネットワーク資源を提供することが検討されている。また、5Gでは、基地局が、端末装置に必要とされる無線帯域を必要な時間だけ割り当てるビームフォーミングの導入が検討されている。
上述した5Gにおいて、端末装置は、ハンドオーバ、セル再選択などによって任意の基地局と接続することにより、上述した仮想化したネットワーク機能を利用することが想定される。
例えば、ハンドオーバ先及びセル再選択先を決定するため、特許文献1には、対象の無線基地局装置の属性と、対象の無線基地局装置の周辺に配置された無線基地局装置の属性に基づいて隣接セル情報を生成することが、開示されている。
国際公開第2011/148883号
基地局は、例えば、設置場所、時間帯などの条件に応じて、特定のネットワーク機能の提供に適したビームフォーミングを行い得る。このため、基地局は、特定のネットワーク機能の提供に適しているものの、他のネットワーク機能の提供に適していない状況が想定される。このような個々のネットワーク機能、基地局が提供する無線リソースは、スライス単位で設定ないし管理されている。
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術などでは、端末装置が利用中または利用可能なスライスが、ハンドオーバ先又はセル再選択先でも利用できるような手法が検討されていなかった。
本発明の目的は、端末装置が利用中または利用可能なスライスがハンドオーバ先又はセル再選択先でも利用可能にする第1の基地局、第2の基地局、端末装置、方法、プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
本発明の第1の基地局は、当該第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得する取得部と、前記スライスの使用状況に関する前記情報を送信する送信処理部と、を備える。
本発明の第2の基地局は、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を受信する受信処理部と、前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶する記憶部と、を備える。
本発明の端末装置は、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を、第2の基地局から受信する受信処理部と、前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶する記憶部と、を備える。
本発明の第1の方法は、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得することと、前記スライスの使用状況に関する前記情報を送信することと、を含む。
本発明の第2の方法は、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を受信することと、前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、を含む。
本発明の第3の方法は、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を、第2の基地局から受信することと、前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、を含む。
本発明の第1のプログラムは、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得することと、前記スライスの使用状況に関する前記情報を送信することと、をプロセッサに実行させるプログラムである。
本発明の第2のプログラムは、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を受信することと、前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、をプロセッサに実行させるプログラムである。
本発明の第3のプログラムは、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を、第2の基地局から受信することと、前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、をプロセッサに実行させるプログラムである。
本発明の第1の記録媒体は、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得することと、前記スライスの使用状況に関する前記情報を送信することと、をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体である。
本発明の第2の記録媒体は、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を受信することと、前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体である。
本発明の第3の記録媒体は、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を、第2の基地局から受信することと、前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体である。
本発明によれば、端末装置が利用中または利用可能なスライスがハンドオーバ先又はセル再選択先でも利用可能になる。なお、本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
図1は、ネットワークの仮想化技術により実現されるネットワーク機能について説明するための図である。 図2は、仮想化技術が適用されたRANの構成の例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。 図4は、第1の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図5は、第1の実施形態に係る基地局200の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図6は、第1の実施形態に係る端末装置300の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図7は、Neighbour Relation Table(NRT)の登録処理について説明するための図である。 図8は、端末装置が使用するスライスインスタンスの例について説明するための図である。 図9は、第1の実施形態の第1の実施例に係るSTEP1について説明するための説明図である。 図10は、第1の実施形態の第1の実施例に係るSTEP2について説明するための説明図である。 図11は、第1の実施形態の第1の実施例に係るSTEP3aについて説明するための説明図である。 図12は、第1の実施形態の第1の実施例に係るSTEP3bについて説明するための説明図である。 図13は、第1の実施形態の第2の実施例に係るRANの構成を示す図である。 図14は、第1の実施形態の第2の実施例に係るSTEP1について説明するための説明図である。 図15Aは、スライスインスタンスの使用状況を要求するためのメッセージの例を示す図である。 図15Bは、スライスインスタンスの使用状況を要求するためのメッセージの例を示す図である。 図16Aは、スライスインスタンスの使用状況を要求するためのメッセージに対する承諾のためのメッセージの例を示す図である。 図16Bは、スライスインスタンスの使用状況を要求するためのメッセージに対する承諾のためのメッセージの例を示す図である。 図17は、第1の実施形態の第2の実施例に係るSTEP2について説明するための説明図である。 図18は、スライスインスタンスの使用状況を報告するためのメッセージの例を示す図である。 図19は、図18に示すSlice Instance Status Report Listの詳細の例を示す図である。 図20は、図18に示すSlice Instance Status Report Listの詳細の例を示す図である。 図21は、第2の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図22は、第2の実施形態に係る基地局200の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図23は、第2の実施形態に係る端末装置300の概略的な構成の例を示すブロック図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.関連技術
2.本発明の実施形態の概要
3.システムの構成
4.第1の実施形態
4.1.第1の基地局の構成
4.2.第2の基地局の構成
4.3.端末装置の構成
4.4.技術的特徴
4.5.実施例
5.第2の実施形態
5.1.第1の基地局の構成
5.2.第2の基地局の構成
5.3.端末装置の構成
5.4.技術的特徴
6.他の形態
<<1.関連技術>>
本発明の実施形態に関連する技術として、ネットワークの仮想化技術について説明する。
図1は、ネットワークの仮想化技術により実現されるネットワーク機能について説明するための図である。
図1に示すように、ネットワークが仮想化される場合、「高速大容量の通信を実現する機能」、「信頼性が高く遅延の小さい通信を実現する機能」、及び「大量のIoT(Internet of things)向け機器との接続を実現する機能」などの要求が異なる機能群が、それぞれ「ネットワークスライス」としてコアネットワーク1100(CN)から無線アクセスネットワーク1200(RAN)にわたる、移動通信事業者のネットワーク内に設定される。これらのネットワークスライスによるサービスは、RANに接続されている端末装置であるUE(User Equipment)に提供される。
例えば、図1に示すように、端末装置1310(UE#1)と端末装置1320(UE#2)がRANに接続した場合、RANは、それぞれのUEが要求する機能に対応した機能部へ接続要求を行う。
図1に示す例において、端末装置1310(UE#1)は、「高速大容量の通信を実現する機能」と「信頼性が高く遅延の小さい通信を実現する機能」のネットワークスライスを利用可能である。また、端末装置1320(UE#2)は、「信頼性が高く遅延の小さい通信を実現する機能」と「大量のIoT向け機器との接続を実現する機能」のネットワークスライスを利用可能である。RANは、UEの要求に応じてUEに接続させる機能部を決定する。
図2は、仮想化技術が適用されたRANの構成の例を示す図である。
図2に示す例において、基地局1410(BS#1)、基地局1420(BS#2)、基地局1430(BS#3)、基地局1440(BS#4)は、仮想化された基地局であり、図1に示すような3つのネットワークスライスが使用可能であるものとする。
また、基地局1410(BS#1)、基地局1420(BS#2)、基地局1430(BS#3)、基地局1440(BS#4)は、それぞれ電波を送信する装置であるRemote Radio Head(RRH)と接続し、それぞれが独自にビームを形成し、セル1411−1、セル1422−1、セル1433−1、セル1444−1を構成する。
また、基地局1450(BS#5)は、仮想化されていても仮想化されていなくてもよく、セル1411−1、セル1422−1、セル1433−1、セル1444−1を包含するセル1455−1を構成する。
例えば、基地局1450(BS#5)は、Dual Connectivityのマスター基地局である。基地局1410(BS#1)、基地局1420(BS#2)、基地局1430(BS#3)、基地局1440(BS#4)は、Dual Connectivityのセカンダリ基地局である。
また、UE1300は、基地局1450(BS#5)のセル1455−1に在圏し、その近傍の基地局1410(BS#1)、基地局1420(BS#2)、基地局1430(BS#3)、基地局1440(BS#4)のRRHが送信する電波を受信できる位置に存在するものとする。
また、図2に示すように、セル1433−1には高速道路1500、セル1444−1にはIoTデバイス群1600が存在するものとする。
ここで、セル1433−1は、「信頼性が高く遅延の小さい通信を実現する機能」のネットワークスライスを主に使用するような、高速道路1500の利用者のUEが圧倒的に多い傾向にある。このため、基地局1430(BS#3)は、一時的または恒久的にRRHの送信するビームが高速で移動するUEに最適な形となるように制御することで、「信頼性が高く遅延の小さい通信を実現する機能」のネットワークスライスに多くのネットワーク資源を割り当てる。これにより、セル1433−1は、「高速大容量の通信を実現する機能」のネットワークスライスと「大量のIoT向け機器との接続を実現する機能」のネットワークスライスの使用が制限され得る。
また、セル1444−1は、「大量のIoT向け機器との接続を実現する機能」のネットワークスライスを使用するUE(IoTデバイス群1600)が圧倒的に多い傾向にある。このため、基地局1440(BS#4)は、一時的または恒久的にRRHの送信するビームが、IoTデバイス群1600に最適な形となるように制御することで、「大量のIoT向け機器との接続を実現する機能」のネットワークスライスに多くのネットワーク資源を割り当てる。これにより、セル1444−1では、「高速大容量の通信を実現する機能」のネットワークスライスと「信頼性が高く遅延の小さい通信を実現する機能」のネットワークスライスの使用が制限され得る。
<<2.本発明の実施形態の概要>>
まず、本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)技術的課題
UEが移動したり、無線環境が変化したり、基地局BS#5の負荷が変化したりすると、基地局は、通信中のUEを他のセルにハンドオーバさせたり、通信中でないUEに対してセル再選択先を報知することにより、ユーザー経験の劣化を防止する必要がある。
ここで、図2に示した例のように、一部のネットワークスライスにネットワーク資源が優先的に割り当てられると、他のネットワークスライスに割り当てられる資源が限定的となる。このため、ハンドオーバ後またはセル再選択後に、当該他のネットワークスライスによるサービスを受けるユーザー経験が不十分になり得る、という問題がある。
図2に示す例では、UEが高速大容量の通信を継続中であれば、ハンドオーバのための測定対象として、セル1433−1及びセル1444−1を指定すべきではない。つまり、セル1411−1とセル1422−1を指定すべきである。
また、UEが通信中では無くてもUEの能力がIoTデバイスとしての能力、高速移動体としての能力などを有していなければ、やはりセル1433−1及びセル1444−1を指定すべきではない。つまり、セル1411−1とセル1422−1を指定すべきである。
本発明の実施形態の目的は、端末装置が利用中または利用可能なスライス(例えばネットワーク機能)がハンドオーバ先又はセル再選択先でも確実に利用可能にすることにある。
(2)技術的特徴
本発明の実施形態では、例えば、第1の基地局は、当該第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得し、上記スライスの使用状況に関する上記情報を送信する。
また、本発明の実施形態では、例えば、第2の基地局は、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を受信し、上記スライスの使用状況に関する上記情報を記憶する。
さらに、本発明の実施形態では、例えば、端末装置は、第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を、第2の基地局から受信し、上記スライスの使用状況に関する上記情報を記憶する。
これにより、例えば、端末装置が利用中または利用可能なスライス(例えば、ネットワーク機能)がハンドオーバ先又はセル再選択先でも利用可能になる。
なお、上述した技術的特徴は本発明の実施形態の具体的な一例であり、当然ながら、本発明の実施形態は上述した技術的特徴に限定されない。
<<3.システムの構成>>
図3を参照して、本発明の実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図3は、本発明の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図3を参照すると、システム1は、基地局100−1、100−2、100−3、100−4(以下、総称した場合、基地局100という。)、基地局200、及び端末装置300を含む。
例えば、システム1は、3GPP(Third Generation Partnership Project)の規格(standard)に準拠したシステムである。より具体的には、システム1は、LTE/LTE−Advanced及び/又はSAE(System Architecture Evolution)に準拠したシステムであってもよい。あるいは、システム1は、第5世代(5G)の規格に準拠したシステムであってもよい。当然ながら、システム1は、これらの例に限定されない。
(1)基地局100、200
基地局100、200は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)のノードであり、カバレッジエリア内に位置する端末装置(例えば、端末装置300)との無線通信を行う。
基地局100、200は、それぞれ端末装置との無線通信を行うノードであり、換言すると無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)のノードである。例えば、基地局100、200は、eNB(evolved Node B)であってもよく、又は、5GにおけるgNB(generation Node B)であってもよい。基地局100、200は、複数のユニット(又は複数のノード)を含んでもよい。当該複数のユニット(又は複数のノード)は、上位のプロトコルレイヤの処理を行う第1ユニット(又は第1ノード)と、下位のプロトコルレイヤの処理を行う第2ユニット(又は第2ノード)とを含んでもよい。一例として、上記第1ユニットは、中央ユニット(Center/Central Unit:CU)と呼ばれてもよく、上記第2のユニットは、分散ユニット(Distributed Unit:DU)又はアクセスユニット(Access Unit:AU)と呼ばれてもよい。別の例として、上記第1ユニットは、デジタルユニット(Digital Unit:DU)と呼ばれてもよく、上記第2ユニットは、無線ユニット(Radio Unit:RU)又はリモートユニット(Remote Unit:RU)と呼ばれてもよい。上記DU(Digital Unit)は、BBU(Base Band Unit)であってもよく、上記RUは、RRH(Remote Radio Head)又はRRU(Remote Radio Unit)であってもよい。当然ながら、上記第1ユニット(又は第1のノード)及び上記第2ユニット(又は第2のノード)の呼称は、この例に限定されない。あるいは、基地局100、200は、単一のユニット(又は単一のノード)であってもよい。この場合に、基地局100、200は、上記複数のユニットのうちの1つ(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの一方)であってもよく、上記複数のユニットのうちの他のユニット(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの他方)と接続されていてもよい。
(2)端末装置300
端末装置300は、基地局との無線通信を行う。例えば、端末装置300は、基地局100、200のそれぞれのカバレッジエリア内に位置する場合に、基地局100、200のそれぞれと無線通信を行う。例えば、端末装置300は、UEである。
<<4.第1の実施形態>>
続いて、本発明の第1の実施形態を説明する。
<4.1.第1の基地局の構成>
次に、図4を参照して、第1の実施形態に係る第1の基地局(基地局100)の構成の例を説明する。図4は、第1の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図4を参照すると、基地局100は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130及び処理部140を備える。
(1)無線通信部110
無線通信部110は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部110は、端末装置からの信号を受信し、端末装置への信号を送信する。
(2)ネットワーク通信部120
ネットワーク通信部120は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
(3)記憶部130
記憶部130は、基地局100の動作のためのプログラム(命令)及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。当該プログラムは、基地局100の動作のための1つ以上の命令を含む。
(4)処理部140
処理部140は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部140は、取得部141及び送信処理部143を含む。なお、処理部140は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。すなわち、処理部140は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。取得部141及び送信処理部143の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
(5)実装例
無線通信部110は、アンテナ及び高周波(Radio Frequency:RF)回路等により実装されてもよく、当該アンテナは、指向性アンテナであってもよい。ネットワーク通信部120は、ネットワークアダプタ並びに/又はネットワークインタフェースカード等により実装されてもよい。記憶部130は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部140は、ベースバンド(Baseband:BB)プロセッサ及び/又は他の種類のプロセッサ等の1つ以上のプロセッサにより実装されてもよい。取得部141及び送信処理部143は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部130)は、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。
基地局100は、プログラム(命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部140の動作(取得部141及び/又は送信処理部143の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部140の動作(取得部141及び/又は送信処理部143の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
上述した各々のプロセッサは、例えば汎用なコンピュータにインストールされたハイパーバイザーなどにより実現される仮想プロセッサであってもよい。また、上述した各々のメモリは、例えば汎用なコンピュータにインストールされたハイパーバイザーなどにより実現される仮想メモリであってもよい。
<4.2.第2の基地局の構成>
次に、図5を参照して、第1の実施形態に係る第2の基地局(基地局200)構成の例を説明する。図5は、第1の実施形態に係る基地局200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図5を参照すると、基地局200は、無線通信部210、ネットワーク通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
(1)無線通信部210
無線通信部210は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部210は、端末装置からの信号を受信し、端末装置への信号を送信する。
(2)ネットワーク通信部220
ネットワーク通信部220は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
(3)記憶部230
記憶部230は、基地局100の動作のためのプログラム(命令)及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。当該プログラムは、基地局200の動作のための1つ以上の命令を含む。
(4)処理部240
処理部240は、基地局200の様々な機能を提供する。処理部240は、受信処理部241、問合せ部243、報知部245、設定部247、及び決定部249を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。すなわち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。受信処理部241、問合せ部243、報知部245、設定部247、及び決定部249の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
(5)実装例
無線通信部210は、アンテナ及び高周波(Radio Frequency:RF)回路等により実装されてもよく、当該アンテナは、指向性アンテナであってもよい。ネットワーク通信部220は、ネットワークアダプタ並びに/又はネットワークインタフェースカード等により実装されてもよい。記憶部230は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部240は、ベースバンド(Baseband:BB)プロセッサ及び/又は他の種類のプロセッサ等の1つ以上のプロセッサにより実装されてもよい。受信処理部241、問合せ部243、報知部245、設定部247、及び決定部249は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部230)は、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。
基地局200は、プログラム(命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部240の動作(受信処理部241、問合せ部243、報知部245、設定部247、及び/又は決定部249の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部240の動作(受信処理部241、問合せ部243、報知部245、設定部247、及び/又は決定部249の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
上述した各々のプロセッサは、例えば汎用なコンピュータにインストールされたハイパーバイザーなどにより実現される仮想プロセッサであってもよい。また、上述した各々のメモリは、例えば汎用なコンピュータにインストールされたハイパーバイザーなどにより実現される仮想メモリであってもよい。
<4.3.端末装置の構成>
次に、図6を参照して、第1の実施形態に係る端末装置300の構成の例を説明する。図6は、第1の実施形態に係る端末装置300の概略的な構成の例を示すブロック図である。図6を参照すると、端末装置300は、無線通信部310、記憶部320及び処理部330を備える。
(1)無線通信部310
無線通信部310は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部310は、基地局(例えば、基地局100、200)からの信号を受信し、基地局(例えば、基地局100、200)への信号を送信する。
(2)記憶部320
記憶部320は、端末装置300の動作のためのプログラム(命令)及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。当該プログラムは、端末装置300の動作のための1つ以上の命令を含む。
(3)処理部330
処理部330は、端末装置300の様々な機能を提供する。処理部330は、受信処理部331及び制御部333を含む。なお、処理部330は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。すなわち、処理部330は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。受信処理部331及び制御部333の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
(4)実装例
無線通信部310は、アンテナ及び高周波(Radio Frequency:RF)回路等により実装されてもよく、当該アンテナは、指向性アンテナであってもよい。記憶部320は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部330は、ベースバンド(Baseband:BB)プロセッサ及び/又は他の種類のプロセッサ等の1つ以上のプロセッサにより実装されてもよい。受信処理部331及び制御部333は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部320)は、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。
端末装置300は、プログラム(命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部330の動作(受信処理部331及び/又は制御部333の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部330の動作(受信処理部331及び/又は制御部333の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
<4.4.技術的特徴>
次に、第1の実施形態の技術的特徴を説明する。
基地局100(取得部141)は、基地局100が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得する。そして、基地局100(送信処理部143)は、上記スライスの使用状況に関する上記情報を送信する。
また、基地局200(受信処理部241)は、基地局100が提供する上記スライスの使用状況に関する上記情報を受信する。そして、基地局200(記憶部230)は、上記スライスの使用状況に関する上記情報を記憶する。
(1)スライスの使用状況に関する情報の送信
−スライス
上記スライスは、例えば基地局100に論理的に生成されるネットワーク機能のスライス、すなわちネットワークスライスを含む。とりわけ、上記ネットワークスライスは、例えば機能の種別、用途に応じた1以上のスライスインスタンスを含む。以下では、例えば、基地局100は、「高速大容量の通信を実現する機能」のスライスインスタンスS1、「信頼性が高く遅延の小さい通信を実現する機能」のスライスインスタンスS2、及び「大量のIoT向け機器との接続を実現する機能」のスライスインスタンスS3を含む合計3つのスライスインスタンスを、端末装置(端末装置300)に提供するものとする。
なお、上記スライスは、上記ネットワークスライスに限らず、基地局100が提供する無線リソースをスライス毎に設定したRANスライスを含んでもよい。
−識別子
上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報は、上記スライスインスタンスの識別子を含む。例えば、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報は、上記スライスインスタンスS1を識別する識別子Sid1、上記スライスインスタンスS2を識別する識別子Sid2、及び上記スライスインスタンスS3を識別する識別子Sid3を含む。
−使用状況を示す情報
上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報は、上記スライスインスタンスの使用状況を示す情報を含む。例えば、上記スライスインスタンスの使用状況を示す情報は、normalであれば当該スライスインスタンスが使用可能を示し、limitedであれば当該スライスインスタンスの使用が制限されることを示す。
−送信先
基地局100(送信処理部143)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を基地局200に送信する。例えば、基地局100(送信処理部143)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を、X2インターフェース、Xnインターフェース、又はXxインターフェースなどを介して、基地局200に直接送信する。
また、基地局100(送信処理部143)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報をコアネットワークに送信してもよい。この場合、コアネットワークに送信された上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報は、例えば、コアネットワークのノードから基地局200に送信される。
−送信タイミング
基地局100(送信処理部143)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報が変化した場合に、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を送信してもよい。基地局100(送信処理部143)は、例えば、3つのスライスインスタンスS1〜S3のうち少なくとも一のスライスインスタンスの使用状況が変化した場合に、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を送信してもよい。なお、基地局100(送信処理部143)は、定期的なタイミングで、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を送信してもよい。
−隣接基地局に関する情報の送信
基地局100(取得部141)は、基地局100に隣接する基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を更に取得してもよい。そして、基地局100(送信処理部143)は、上記隣接する基地局が提供するスライスの使用状況に関する上記情報を更に送信してもよい。
例えば、基地局100−1と基地局100−2とが互いに隣接する場合、基地局100−1は、基地局100−2が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得して、例えば基地局200に送信する。
(2)ネットワークスライスの使用状況に関する情報の受信
基地局200(受信処理部241)は、例えば、基地局100またはコアネットワークのノードから、基地局100が提供する上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を受信する。
−Neighbour Relation Table
基地局200(記憶部230)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を、Automatic Neighbour Relation FunctionのためのNeighbour Relation Tableに記憶する。上記Automatic Neighbour Relation Functionは、例えば3GPP TS36.300 v14.1.0の22.3.2a章に記載されているように、モビリティの制御、及び近隣の基地局との接続の制御を行うための近隣セル関係を構築する機能である。
例えば、図3及び図7に示すように、基地局200(記憶部230)は、基地局100−1、100−2、100−3、100−4のそれぞれが構成するセル1−1、2−1、3−1、4−1を、基地局200が構成するセル5−1のNeighbour Relation Table(NRT)に登録する。そして、基地局200(記憶部230)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を、セル1−1、2−1、3−1、4−1のそれぞれに対応付けてセル5−1のNeighbour Relation Tableに記憶する。
−問合せ
基地局200(問合せ部243)は、基地局100に、基地局100が提供する上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を問い合わせる。基地局200は、例えば、3GPPに定義されているRESOURCE STATUS REQUESTなどのメッセージを用いて、基地局に問合せてもよい。上記問合せにより、基地局200(受信処理部241)は、基地局100が提供する上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を受信することができる。
−報知
基地局200(報知部245)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を、端末装置(例えば端末装置300)に報知する。例えば、基地局200は、Neighbour Relation Tableに記憶される上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を定期的なタイミングで、端末装置(例えば端末装置300)に報知する。なお、報知は、Neighbour Relation Tableが更新されたタイミングごとに行われてもよい。
一方、端末装置300(受信処理部331)は、基地局100が提供する上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を、基地局200から受信する。そして、端末装置300(記憶部320)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を記憶する。例えば端末装置300(制御部333)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報に基づいてセル再選択などを行う。
−測定対象の設定
基地局200(設定部247)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報に基づいて、端末装置(例えば端末装置300)が測定を行う対象セルを設定する。例えば、図8に示すように、端末装置300がスライスインスタンスS1を使用中である場合、基地局200(設定部247)は、スライスインスタンスS1の使用状況がnormalである基地局が構成するセルを、上記対象セルに設定する。そして、基地局200(設定部247)は、設定した上記対象セルを示す情報を、端末装置300に通知する。
−ハンドオーバ先の決定
基地局200(決定部249)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報に基づいて、端末装置のためのハンドオーバ先を決定する。言い換えれば、基地局200(決定部249)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報に基づき、端末装置のためのモビリティの制御を行う。
例えば、図8に示すように、端末装置300がスライスインスタンスS1を使用中である場合、基地局200(決定部249)は、スライスインスタンスS1の使用状況がnormalである基地局が構成するセルを、端末装置300のためのハンドオーバ先に決定する。
<4.5.実施例>
(1)第1の実施例
次に、第1の実施形態に係る第1の実施例について説明する。
本実施例において、基地局100−1、100−2、100−3、100−4は、仮想化された基地局であり、3つのスライスインスタンスS1、S2、S3が使用可能であるものとする。
また、基地局100−1、100−2、100−3、100−4は、それぞれ電波を送信する装置であるRemote Radio Head(RRH)と接続し、それぞれが独自にビームを形成し、セル1−1、セル2−1、セル3−1、セル4−1を構成する。
また、基地局200は、仮想化されていても仮想化されていなくてもよく、セル1−1、セル2−1、セル3−1、セル4−1を包含するセル5−1を構成する。
例えば、基地局200は、Dual Connectivityのマスター基地局である。一方、基地局100は、セカンダリ基地局である。
また、端末装置300は、基地局200が構成するセル5−1に在圏し、その近傍の基地局100−1、100−2、100−3、100−4のRRHが送信する電波を受信できる位置に存在する。
また、図3に示すように、セル3−1には高速道路50、セル4−1にはIoTデバイス群60が存在するものとする。
ここで、セル3−1は、「信頼性が高く遅延の小さい通信を実現する機能」のスライスインスタンスS2を主に使用するような、高速道路50の利用者のUEが圧倒的に多い傾向にある。このため、基地局100−3は、一時的または恒久的にRRHの送信するビームが高速で移動するUEに最適な形となるように制御することで、「信頼性が高く遅延の小さい通信を実現する機能」のスライスインスタンスS2に多くのネットワーク資源を割り当てる。これにより、セル3−1では、「高速大容量の通信を実現する機能」のスライスインスタンスS1と「大量のIoT向け機器との接続を実現する機能」のスライスインスタンスS3の使用が制限され得る。
また、セル4−1は、「大量のIoT向け機器との接続を実現する機能」のスライスインスタンスS3を使用するUE(IoTデバイス群60)が圧倒的に多い傾向にある。このため、基地局100−4は、一時的または恒久的にRRHの送信するビームがIoTデバイス群に最適な形となるように制御することで、「大量のIoT向け機器との接続を実現する機能」のスライスインスタンスS3に多くのネットワーク資源を割り当てる。これにより、セル4−1では、「高速大容量の通信を実現する機能」のスライスインスタンスS1と「信頼性が高く遅延の小さい通信を実現する機能」のスライスインスタンスS2の使用が制限され得る。
このような状況の下、STEP1において、それぞれの基地局100−1〜100−4は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を、基地局200に送信する。
図9は、STEP1を説明するための説明図である。
具体的に、基地局100−1、100−2のそれぞれは、識別子Sid1〜Sid3で識別されるスライスインスタンスS1〜S3の使用状況がnormalを示す情報901、902を、基地局200に送信する。
基地局100−3は、識別子Sid1及びSid3で識別されるスライスインスタンスS1及びスライスインスタンスS3の使用状況がlimitedを示すとともに識別子Sid2で識別されるスライスインスタンスS2の使用状況がnormalを示す情報903を、基地局200に送信する。
基地局100−4は、識別子Sid1及びSid2で識別されるスライスインスタンスS1及びスライスインスタンスS2の使用状況がlimitedを示すとともに識別子Sid3で識別されるスライスインスタンスS3の使用状況がnormalを示す情報904を、基地局200に送信する。
続いて、STEP2において、基地局200は、セル5−1のためのNeighbour Relation Tableに記憶される上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を更新する。
図10は、STEP2を説明するための説明図である。
例えば、図10に示すように、更新前のNeighbour Relation Table(NRT)において、セル1−1、セル2−1、セル3−1、及びセル4−1において全てのスライスインスタンスS1〜S3の使用状況がnormalであった場合、セル3−1のスライスインスタンスS1(高速大容量の通信を実現する機能)とスライスインスタンスS3(大量のIoT向け機器との接続を実現する機能)とのそれぞれの使用状況が、normalからlimitedへ更新される。また、セル4−1のスライスインスタンスS1(高速大容量の通信を実現する機能)とスライスインスタンスS2(信頼性が高く遅延の小さい通信を実現する機能)とのそれぞれの使用状況が、normalからlimitedに更新される。
続いて、STEP3において、基地局200は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報に基づいて、次のような処理を行う。
まず、基地局200は、スライスインスタンスS1を使用中の端末装置300と接続している場合には、STEP3aを行う。図11は、STEP3aを説明するための説明図である。
ここで、セル3−1とセル4−1は、上述したSTEP2により、スライスインスタンスS1(高速大容量の通信を実現する機能)の使用状況がlimitedに更新されている。このため、基地局200(設定部247)は、端末装置300のハンドオーバのための測定対象にセル1−1とセル2−1を設定して、設定した情報を端末装置300に送信する。設定完了後に、端末装置300は、設定完了の通知メッセージを基地局200に送信する。
続いて、基地局200(決定部249)は、ハンドオーバ実行時に、SINR(signal-to-interference-plus-noise ratio)のような指標ととともにネットワークスライスの使用状況を考慮してハンドオーバ先となるセルを決定する。
一方、基地局200は、スライスインスタンスS1を使用中の端末装置300と接続していない場合には、STEP3bを行う。図12は、STEP3bを説明するための説明図である。
基地局200(報知部245)は、STEP2で更新したNeighbour Relation Tableに記憶されている上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を、端末装置(例えば端末装置300)に報知する。すなわち、基地局200(報知部245)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を、隣接セルの情報として端末装置300に報知する。
一方、端末装置300は、基地局200からの報知情報によって、セル3−1とセル4−1についてスライスインスタンスS1(高速大容量の通信を実現する機能)の使用状況がlimitedであることを認識することで、例えば、セル3−1とセル4−1をセル再選択先から除外することができる。
上記実施例によれば、例えば、端末装置が利用中または利用可能なネットワークスライスがハンドオーバ先又はセル再選択先でも、より確実に利用可能になる。
なお、本実施例は、種々の変形が可能である。
例えば、上述したStep 3aでハンドオーバのための測定対象をセル1−1とセル2−1に決定した後、ハンドオーバに失敗した場合、基地局200(設定部247)は、セル3−1またはセル4−1を測定対象に追加してもよい。これにより、ハンドオーバの成功する確率を高めることができる。
また、第1の実施例では、既存のスライスインスタンスの使用状況が変わる場合に限らず、スライスインスタンスが追加または削除された場合にも、上述したStep1乃至Step3の処理を行うようにしてもよい。
また、基地局200は、例えば自セル(セル5−1)のスライスインスタンスの使用状況と近隣セル(セル1−1〜4−1)のスライスインスタンスの使用状況との両方を考慮して、ハンドオーバのための測定対象の再設定、ハンドオーバ先の決定及び報知情報の更新を実行してもよい。
(2)第2の実施例
本実施例では、基地局100及び基地局200のそれぞれが、5GのgNBを構成しているものとする。図13は、第2の実施例に係るRANの構成を示す図である。例えば、図13に示すように、基地局200(gNB#1)と基地局100(gNB#2)がそれぞれセル1−1とセル2−1を構成している。また、基地局200(gNB#1)と基地局100(gNB#2)は、Xnインターフェースを確立し相互に情報交換が可能となっている。
ところで、3GPP TR38.913 v14.0.0に記載されているように、5Gのネットワークでは、例えば、eMBB(enhanced Mobile Broadband)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)、及びmMTC(massive Machine Type Communication)を含む複数のシナリオを考慮することになっている。
このため、基地局200(gNB#1)と基地局100(gNB#2)は、eMBBのためのスライスインスタンス(以下、スライスインスタンスSI1)、URLLCのためのスライスインスタンス(以下、スライスインスタンスSI2)、mMTCのためのスライスインスタンス(以下、スライスインスタンスSI3)を提供する。
また、本実施例では、図13に示すように、端末装置300はセル1−1に在圏している。
上述した条件の下、本実施例では、STEP1において、基地局100(gNB#2)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報を、基地局200(gNB#1)に送信する。図14は、STEP1を説明するための説明図である。
STEP1において、まず、基地局200(gNB#1)が基地局100(gNB#2)に対し、各々のスライスインスタンスの使用状況を、指定した周期で報告するように要求する。一方、基地局100(gNB#2)は、上記要求を承諾する。
上記要求のためのメッセージは、例えば図15A及び図15Bに示すように、3GPP TS36.423 v14.1.0に定義されているX2AP: RESOURCE STATUS REQUEST内に含まれる。具体的に、図15A中の太文字の下線で示すような、Report Characteristics内に含まれるビットデータ(Eighth Bit = Slice Instance Status Report Periodic)が、上記要求のためのメッセージとして用いられる。
また、上記要求に対する承諾のためのメッセージは、例えば図16A及び図16Bに示すように、3GPP TS36.423 v14.1.0に定義されているX2AP: RESOURCE STATUS RESPONSE内に含まれる。具体的に、図16A中の太文字の下線で示すような、Measurement Failed Report Characteristics内に含まれるビットデータ(Eighth Bit = Slice Instance Status Report Periodic)が、上記要求に対する承諾のためのメッセージとして用いられる。
Step2において、基地局100(gNB#2)は、上記Step1で指定された周期毎に、各々のスライスインスタンスの使用状況を報告する。図17は、STEP2を説明するための説明図である。
上記報告のためのメッセージは、例えば、図18に示すように、3GPP TS36.423 v14.1.0に定義されているX2AP: RESOURCE STATUS UPDATE内に含まれる。具体的に、X2AP: RESOURCE STATUS UPDATEのIEとして、図18中の太文字の下線で示すような、Slice Instance Status Report Listが、上記報告のためのメッセージとして用いられる。
ここで、同じ基地局の配下にあるセルにおいて、端末装置が利用可能なスライスインスタンスが同じである場合、図18に示すSlice Instance Status Report Listの詳細として、図19に示すようなデータテーブルを用いることができる。一方、同じ基地局の配下のセルにおいて端末装置が利用可能なスライスインスタンスが異なる場合、図18に示すSlice Instance Status Report Listの詳細として、図20に示すようなデータテーブルを用いることができる。
Step3において、基地局200(gNB#1)は、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報に基づいて、上述した実施例1のSTEP3と同様の処理を行うことができる。
以上のように、本実施例によれば、5Gのネットワークにおいて、端末装置が利用中または利用可能なネットワークスライスが、ハンドオーバ先又はセル再選択先でも、より確実に利用可能になる。
本実施例は、種々の変形が可能である。
例えば、既存のスライスインスタンスの使用状況が変化する場合に限らず、スライスインスタンスが追加または削除された場合にも、上述したStep1−3の処理を行うようにしてもよい。具体的に図19及び図20の例に当てはめた場合、Slice Instance Status Listは、つぎのように更新される。スライスインスタンスが追加されると、対応する識別子(Slice Instance Id)及び使用状況(Status)がSlice Instance Status Listに追加される。また、スライスインスタンスが削除されると、対応する識別子(Slice Instance Id)及び使用状況(Status)が、Slice Instance Status Listから削除される。
また、基地局100及び基地局200は、3GPP TR38.801v2.0.0で提案されているOption 3/3A/3xのようなアーキテクチャにおいて3GPP TS36.300 10.1.2.8.4章のChange of SgNBに類する手順を実行することにより、LTE eNBとgNBとの間に確立するXxインターフェースを介して、Step1、2で用いられるメッセージの送受信を行ってもよい。
また、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報は、例えば、NG2/NG−cインターフェースを介してコアネットワーク(例えば、NextGen Core、5G Core Network)、またはTR−069のようなインターフェースを介して管理装置に通知してもよい。
また、3GPP TS36.423 8.3.3章のX2 Setup及び8.3.4章のeNB Configuration Update手順などの他の手順と同様の手順を利用して、上記ネットワークスライスの使用状況に関する上記情報の送受信に関する処理を実行してもよい。
また、基地局100は、自セルで利用可能なネットワークスライスの使用状況に関する情報に限らず、上記自セルの隣接セルで利用可能なネットワークスライスの使用状況に関する情報を、基地局200に送信してもよい。
(3)他の実施例
本実施形態は、上述した実施例に限定されない。
例えば、本実施形態は、5G及びLTE以外の方式の移動通信システムにも適用可能である。
また、スライスの使用状況を示す値は、normal及びlimitedに限らず、使用率など他の値であってもよい。具体的に、スライスの使用状況を示す値は、スライスごと(例えば、スライスの識別子ごと、スライスインスタンスごと)の無線リソース使用率、ハードウェア使用率、またはTNL使用率であってもよい。
また、Network Slicingは、コアネットワーク(例えば、NextGen Core、5G Core Network)の論理ノードをスライス(ネットワークスライス)として個別(独立)に管理または制御する機能であり、無線ネットワーク(例えば、RAN、gNB)では、当該ネットワークスライスに対応する個別無線リソース(RANスライス)の割り当てを行ってもよい。
よって、基地局(gNB)は、ネットワークスライスそれぞれに個別の無線リソースを設定(または付与)してもよいし、複数のネットワークスライスからなるスライス群毎に個別の無線リソースを設定(または付与)してもよい。また、スライスの使用状況は、スライス群毎の情報(例えば、無線リソース使用率、ハードウェア使用率、またはTNL使用率)でもよい。さらに、gNB間でスライス使用状況を共有する場合には、ネットワークスライスとRANスライスとの関係も一緒に又は事前に共有してもよい。
<<5.第2の実施形態>>
続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第2の実施形態は、より一般化された実施形態である。
<5.1.第1の基地局の構成>
まず、図21を参照して、第2の実施形態に係る第1の基地局(基地局100)の構成の例を説明する。図21は、第2の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図21を参照すると、基地局100は、取得部151及び送信処理部153を備える。取得部151及び送信処理部153の具体的な動作は、後に説明する。
取得部151及び送信処理部153は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。取得部151及び送信処理部153は、プログラム(命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよく、当該1つ以上のプロセッサは、取得部151及び送信処理部153の動作を行ってもよい。上記プログラムは、取得部151及び送信処理部153の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
なお、上述した各々のプロセッサは、例えば汎用なコンピュータにインストールされたハイパーバイザーなどにより実現される仮想プロセッサであってもよい。また、上述した各々のメモリは、例えば汎用なコンピュータにインストールされたハイパーバイザーなどにより実現される仮想メモリであってもよい。
<5.2.第2の基地局の構成>
まず、図22を参照して、第2の実施形態に係る第2の基地局(基地局200)の構成の例を説明する。図22は、第2の実施形態に係る基地局200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図22を参照すると、基地局200は、受信処理部251及び記憶部253を備える。受信処理部251及び記憶部253の具体的な動作は、後に説明する。
受信処理部251及び記憶部253は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。受信処理部251及び記憶部253は、プログラム(命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよく、当該1つ以上のプロセッサは、受信処理部251及び記憶部253の動作を行ってもよい。上記プログラムは、受信処理部251及び記憶部253の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
なお、上述した各々のプロセッサは、例えば汎用なコンピュータにインストールされたハイパーバイザーなどにより実現される仮想プロセッサであってもよい。また、上述した各々のメモリは、例えば汎用なコンピュータにインストールされたハイパーバイザーなどにより実現される仮想メモリであってもよい。
<5.3.端末装置の構成>
まず、図23を参照して、第2の実施形態に係る端末装置300の構成の例を説明する。図23は、第2の実施形態に係る端末装置300の概略的な構成の例を示すブロック図である。図23を参照すると、端末装置300は、受信処理部341及び記憶部343を備える。受信処理部341及び記憶部343の具体的な動作は、後に説明する。
受信処理部341及び記憶部343は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。受信処理部341及び記憶部343は、プログラム(命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよく、当該1つ以上のプロセッサは、受信処理部341及び記憶部343の動作を行ってもよい。上記プログラムは、受信処理部341及び記憶部343の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
<5.4.技術的特徴>
次に、第2の実施形態の技術的特徴を説明する。
第2の実施形態では、基地局100(取得部151)は、基地局100が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得する。そして、基地局100(送信処理部153)は、上記スライスの使用状況に関する上記情報を送信する。
例えば、取得部151は、上述した第1の実施形態に係る取得部141の動作を行ってもよい。また、送信処理部153は、上述した第1の実施形態に係る送信処理部143の動作を行ってもよい。
また、基地局200(受信処理部251)は、基地局100が提供する上記スライスの使用状況に関する上記情報を受信する。そして、基地局200(記憶部253)は、上記スライスの使用状況に関する上記情報を記憶する。
例えば、受信処理部251は、上述した第1の実施形態に係る受信処理部241の動作を行ってもよい。また、記憶部253は、上述した第1の実施形態に係る記憶部230の動作を行ってもよい。
さらに、端末装置300(受信処理部341)は、基地局100が提供するスライスの使用状況に関する情報を、基地局200から受信する。そして、端末装置300(記憶部320)は、上記スライスの使用状況に関する上記情報を記憶する。
例えば、受信処理部341は、上述した第1の実施形態に係る受信処理部331の動作を行ってもよい。また、記憶部343は、上述した第1の実施形態に係る記憶部320の動作を行ってもよい。
以上、第2の実施形態を説明した。第2の実施形態によれば、例えば、端末装置が利用中または利用可能なスライスがハンドオーバ先又はセル再選択先でも、より確実に利用可能になる。
<<6.他の形態>>
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び方針から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
例えば、本明細書において説明した第1の基地局の構成要素(例えば、取得部及び/又は送信処理部)を備える装置(例えば、基地局を構成する複数の装置(又はユニット)のうちの1つ以上の装置(又はユニット)、又は上記複数の装置(又はユニット)のうちの1つのためのモジュール)が提供されてもよい。本明細書において説明した第2の基地局の構成要素(例えば、受信処理部、記憶部、問合せ部、報知部、設定部、及び/又は決定部)を備える装置(例えば、基地局を構成する複数の装置(又はユニット)のうちの1つ以上の装置(又はユニット)、又は上記複数の装置(又はユニット)のうちの1つのためのモジュール)が提供されてもよい。本明細書において説明した端末装置の構成要素(例えば、受信処理部、記憶部、及び/又は制御部)を備える装置(例えば、端末装置のためのモジュール)が提供されてもよい。また、上記構成要素の処理を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の処理をプロセッサに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体(Non-transitory computer readable medium)が提供されてもよい。当然ながら、このような装置、モジュール、方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体も本発明に含まれる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
第1の基地局であって、
当該第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得する取得部と、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を送信する送信処理部と、
を備える、第1の基地局。
(付記2)
前記スライスは、1以上のスライスインスタンスを含む、付記1記載の第1の基地局。
(付記3)
前記スライスの使用状況に関する前記情報は、前記スライスインスタンスの識別子を含む、付記2記載の第1の基地局。
(付記4)
前記スライスの使用状況に関する前記情報は、前記スライスインスタンスの使用状況を示す情報を含む、付記2又は3記載の第1の基地局。
(付記5)
前記送信処理部は、前記スライスの使用状況に関する前記情報を、第2の基地局に送信する、付記1乃至4のうちいずれか1項記載の第1の基地局。
(付記6)
前記送信処理部は、前記スライスの使用状況に関する前記情報を、コアネットワークに送信する、付記1乃至4のうちいずれか1項記載の第1の基地局。
(付記7)
前記送信処理部は、前記スライスの使用状況に関する前記情報が変化した場合に、前記スライスの使用状況に関する前記情報を送信する、付記1乃至6のうちいずれか1項記載の第1の基地局。
(付記8)
前記取得部は、当該第1の基地局に隣接する第3の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を更に取得し、
前記送信処理部は、前記第3の基地局が提供するスライスの使用状況に関する前記情報を更に送信する、付記1乃至7のうちいずれか1項記載の第1の基地局。
(付記9)
第2の基地局であって、
第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を受信する受信処理部と、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶する記憶部と、
を備える、第2の基地局。
(付記10)
前記記憶部は、前記スライスの使用状況に関する前記情報を、Automatic Neighbour Relation FunctionのためのNeighbour Relation Tableに記憶する、付記9記載の第2の基地局。
(付記11)
前記第1の基地局に、前記第1の基地局が提供する前記スライスの使用状況に関する前記情報を問い合わせる問合せ部を、更に備える付記9又は10記載の第2の基地局。
(付記12)
前記スライスの使用状況に関する前記情報を、端末装置に報知する報知部を更に備える、付記9乃至11のうちいずれか1項記載の第2の基地局。
(付記13)
前記スライスの使用状況に関する前記情報に基づいて、端末装置が測定を行う対象セルを設定する設定部を更に備える付記9乃至12のうちいずれか1項記載の第2の基地局。
(付記14)
前記スライスの使用状況に関する前記情報に基づいて、端末装置のためのハンドオーバ先を決定する決定部を更に備える付記9乃至13のうちいずれか1項記載の第2の基地局。
(付記15)
第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を、第2の基地局から受信する受信処理部と、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶する記憶部と、
を備える、端末装置。
(付記16)
第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得することと、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を送信することと、
を含む方法。
(付記17)
第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を受信することと、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、
を含む方法。
(付記18)
第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を、第2の基地局から受信することと、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、
を含む方法。
(付記19)
第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得することと、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を送信することと、
をプロセッサに実行させるプログラム。
(付記20)
第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を受信することと、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、
をプロセッサに実行させるプログラム。
(付記21)
第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を、第2の基地局から受信することと、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、
をプロセッサに実行させるプログラム。
(付記22)
第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を取得することと、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を送信することと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
(付記23)
第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を受信することと、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
(付記24)
第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を、第2の基地局から受信することと、
前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶部に記憶することと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
この出願は、2017年4月12日に出願された日本出願特願2017−078695を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
移動体通信システムにおいて、端末装置が利用中または利用可能なスライスが、ハンドオーバ先又はセル再選択先でも利用することができる。
1 システム
100、200 基地局
141、151 取得部
143、153 送信処理部
130、230、253、320、343 記憶部
241、251、331、341 受信処理部
243 問合せ部
245 報知部
247 設定部
249 決定部
300 端末装置

Claims (6)

  1. 第2の基地局であって、
    第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を受信する受信処理部と、
    前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶する記憶部と、
    前記スライスの使用状況に関する前記情報に基づいて、端末装置が測定を行う対象セルを設定する設定部と
    を備え
    前記設定部は、
    前記端末装置が使用中のスライスが利用可能なセルを、前記対象セルとして設定し、
    前記端末装置が使用中のスライスが利用可能なセルを前記対象セルとして設定した後にハンドオーバが失敗した場合、前記端末装置が使用中のスライスが制限されているセルを、前記対象セルとして更に設定する、第2の基地局。
  2. 前記記憶部は、前記スライスの使用状況に関する前記情報を、Automatic Neighbour Relation FunctionのためのNeighbour Relation Tableに記憶する、請求項1記載の第2の基地局。
  3. 前記第1の基地局に、前記第1の基地局が提供する前記スライスの使用状況に関する前記情報を問い合わせる問合せ部を更に備える、請求項1又は2記載の第2の基地局。
  4. 前記スライスの使用状況に関する前記情報を、前記端末装置に報知する報知部を更に備える、請求項1乃至のうちいずれか1項記載の第2の基地局。
  5. 前記スライスの使用状況に関する前記情報に基づいて、前記端末装置のためのハンドオーバ先を決定する決定部を更に備える、請求項1乃至のうちいずれか1項記載の第2の基地局。
  6. 第1の基地局が提供するスライスの使用状況に関する情報を受信する受信ステップと、
    前記スライスの使用状況に関する前記情報を記憶する記憶ステップと、
    前記スライスの使用状況に関する前記情報に基づいて、端末装置が測定を行う対象セルを設定する設定ステップと
    を含み、
    前記設定ステップでは、
    前記端末装置が使用中のスライスが利用可能なセルを、前記対象セルとして設定し、
    前記端末装置が使用中のスライスが利用可能なセルを前記対象セルとして設定した後にハンドオーバが失敗した場合、前記端末装置が使用中のスライスが制限されているセルを、前記対象セルとして更に設定する方法。
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