JP6880154B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、空調制御に関する技術が知られている。例えば、空調装置から人物までの距離と人物に適した温度とを算出し、算出した距離と温度とに基づいて、室内にいる複数の人間の一人ひとりに対して送風方向と送風量とを調整する技術が知られている。
特開2008−304083号公報
しかしながら、上記の従来技術では、適切に空調を制御することができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、空調制御の制御対象となる空間に今いる人の情報に基づいて、空調制御の制御対象となる空間の空調を制御するにすぎず、適切に空調を制御することができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、適切に空調を制御することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提案する。
本願に係る情報処理装置は、第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する推定部と、前記推定部によって推定された第1利用者の特徴に基づいて、前記第1空間の空調を制御する空調制御部と、を備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、適切に空調を制御することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態に係るPMV(Predicted Mean Vote)について説明するための図である。 図2は、実施形態に係る情報処理の概要を説明するための図である。 図3は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る情報処理手順を示すフローチャートである。 図6は、変形例に係る情報処理の概要を説明するための図である。 図7は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.情報処理の概要〕
従来、人の暑さ寒さに関する温熱環境における快適さを評価する指標であるPMV(Predicted Mean Vote)に基づいて空調制御する技術が知られている。図1を用いて、実施形態に係るPMVについて説明する。図1は、実施形態に係るPMVについて説明するための図である。人間は、体内での熱産生をほどよく外部環境に逃がし熱平衡を保ち、深部体温を一定に保っている。この人体と環境との熱交換に影響を与える要素を温熱環境要素と呼ぶ。
PMVは、6つの温熱環境要素から算出される。図1の左側に示すように、6つの温熱環境要素は、着衣量[clo]、代謝量(活動量)[met]の2つの人的要素と、温度[℃]、湿度[%]、(熱)放射[℃]、気流[m/s]の4つの環境要素とを含む。ここで、着衣量、代謝量(活動量)の2つの人的要素は、人物に対するセンシングによって得られる。一方、温度、湿度、放射、気流の4つの環境要素は、空間に対するセンシングによって得られる。
PMVは、着衣量、代謝量(活動量)の2つの人的要素と、温度、湿度、放射、気流の4つの環境要素をPMVの算出式に代入することにより算出される。図1の右側に示すように、PMVでは、PMV=0の状態を熱的中立とし、−3から3のあいだで人間の温熱快適性を表現する。
ところで、6つの温熱環境要素のうち、温度、湿度、放射、気流の4つの環境要素に関する情報は、空間に環境センサを設置することにより、取得することができる。具体的には、空間にUSB型の環境センサを設置することにより、温度、湿度といった環境要素に関する情報を取得することができる。このようなUSB型の環境センサは、比較的安価であり、小型であるため、空間に設置する際のコストや手間といったハードルはそこまで高くない。
一方、6つの温熱環境要素のうち、着衣量と代謝量(活動量)の2つの人的要素に関する情報は、環境要素に関する情報に比べると、取得が困難である。具体的には、着衣量は、空間にRGBカメラを設置し、空間に存在する利用者のRGB画像を画像解析することにより推定される。また、代謝量(活動量)は、空間に赤外線カメラを設置し、空間に存在する利用者のサーマル画像を画像解析することにより推定される。このように、着衣量と代謝量(活動量)に関する情報を取得するには、RGBカメラや赤外線カメラといった画像センサを各空間に設置する必要がある。また、各空間に設置された画像センサによって撮影された画像を画像解析する必要がある。さらに、RGBカメラや赤外線カメラといった画像センサは、USB型の環境センサに比べると、空間に設置する際のコストや手間といったハードルが高い。そのため、6つの温熱環境要素のうち、着衣量と代謝量(活動量)の2つの人的要素に関する情報は、環境要素に関する情報に比べると、取得が困難である。
また、従来は、6つの温熱環境要素のうち、着衣量と代謝量(活動量)の2つの人的要素は取得が困難であるため、着衣量と代謝量(活動量)を固定値としてPMVを算出することもあった。ところが、着衣量と代謝量(活動量)を固定値としてPMVを算出すると、PMVは実質的に温度、湿度、放射、気流の4つの環境要素に依存することとなり、PMVの算出精度が下がるという問題があった。
ここで、着衣量や代謝量(活動量)といった人的要素には、何らかの周期性があることが推定される。例えば、着衣量については、夏と比べると、冬の方が大きいというような周期性があると推定される。また、オフィス街に所在するビルの会議室であれば、毎週月曜日の朝9時から同じようなメンバーで1時間ほど会議が行われるといった周期性があることが予想されることから、その会議室の利用者の特徴にも何らかの周期性があることが推定される。また、このような周期性があるとすれば、同じオフィス街に所在する、似たような構造のビルの会議室であれば、毎週月曜日の朝9時に同じような利用者が存在すると推定されるため、そのような会議室の利用者の特徴も類似することが予想される。
そこで、本願に係る情報処理装置は、第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。また、本願に係る情報処理装置は、推定した第1利用者の特徴に基づいて、第1空間の空調を制御する。これにより、情報処理装置は、空調制御の制御対象となる各空間に画像センサが設置されていない場合であっても、各空間に存在すると推定される利用者の特徴(着衣量と代謝量(活動量)といった人的要素)を推定することができる。また、情報処理装置は、例えば、着衣量と代謝量(活動量)を固定値としてPMVを算出する場合と比べると、PMVの算出精度を高めることができる。さらに、情報処理装置は、より高い精度で算出されたPMVに基づいて空調を制御することができる。すなわち、情報処理装置は、画像センサが設置されていない場合であっても、推定した利用者の特徴(人的要素)に基づいて、適切に各空間の空調を制御することができる。したがって、情報処理装置は、適切に空調を制御することができる。
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理の概要について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理の概要を説明するための図である。図2に示す例では、情報処理装置100が、地域A1に所在するビルB1のフロアF1に含まれる4つの会議室R11〜R14の2020年8月3日(月)午前9時における空調を制御する。具体的には、情報処理装置100は、画像センサが設置されたフロアF2の各会議室に関する情報と各会議室の利用者の特徴との関係性を学習した第1学習モデルM1に基づいて、画像センサが設置されていないフロアF1の各会議室に関する情報から各会議室の利用者の特徴を推定する。そして、情報処理装置100は、推定した利用者の特徴に基づいて、フロアF1に含まれる各会議室の2020年8月3日(月)午前9時における空調を制御する。
図2の説明に先立って、図3を用いて、実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理システム1には、空調装置10と、センサ装置20と、情報処理装置100とが含まれる。空調装置10と、センサ装置20と、情報処理装置100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図3に示す情報処理システム1には、任意の数の空調装置10と任意の数のセンサ装置20と任意の数の情報処理装置100とが含まれてもよい。
空調装置10は、空間の空気の温度や湿度などを調整する装置である。例えば、空調装置10は、情報処理装置100による空調制御の対象となる各空間に設置されたIoT(Internet of Things)化されたエアコンである。空調装置10は、情報処理装置100の制御に従って制御対象となる空間の空調を調整する。具体的には、空調装置10は、情報処理装置100から空調の制御に関する制御情報を受信する。例えば、空調装置10は、情報処理装置100から空調に設定する設定温度や設定湿度に関する情報を受信する。続いて、空調装置10は、情報処理装置100から受信した制御情報に従って、空間の空調を調整する。例えば、空調装置10は、設定温度や設定湿度に関する情報を受信すると、空間の温度や湿度が、設定温度や設定湿度に保たれるように空調を調整する。
また、図2および図3に示す例においては、空調装置10に応じて、空調装置10を空調装置10−1〜10−2として説明する。例えば、空調装置10−1は、会議室R11に設置されている空調装置10である。また、例えば、空調装置10−2は、会議室R21に設置されている空調装置10である。また、以下では、空調装置10−1〜10−2について、特に区別なく説明する場合には、空調装置10と記載する。
センサ装置20は、空間の物理的な状態や空間に存在する利用者の物理的な状態を検知する装置である。具体的には、センサ装置20は、環境センサである。例えば、USB型の環境センサであるセンサ装置20は、空間の温度、湿度、放射、気流等のセンサ情報を検出する。また、センサ装置20は、画像センサである。例えば、RGBカメラであるセンサ装置20は、空間に存在する利用者のRGB画像を検出する。また、赤外線カメラであるセンサ装置20は、空間に存在する利用者のサーマル画像を検出する。センサ装置20は、センサ情報を検出すると、情報処理装置100の要求に応じて、センサ情報を情報処理装置100に送信する。
また、図2および図3に示す例においては、センサ装置20に応じて、センサ装置20をセンサ装置20−1〜20−3として説明する。例えば、センサ装置20−1は、会議室R11に設置されている環境センサである。また、例えば、センサ装置20−2は、会議室R21に設置されている環境センサである。また、例えば、センサ装置20−3は、会議室R21に設置されている画像センサである。また、以下では、センサ装置20−1〜20−3について、特に区別なく説明する場合には、センサ装置20と記載する。
情報処理装置100は、空調装置10を制御する制御装置である。情報処理装置100は、第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。具体的には、情報処理装置100は、第2空間に関する情報と第2空間に存在する第2利用者の特徴との関係性を学習した第1学習モデルM1を用いて、第1空間に関する情報から第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。
ここで、実施形態に係る第1空間(第2空間)は、時間と場所によって定義される。図2に示す例では、第1空間は、「2020年8月3日(月)午前9時におけるビルB1のフロアF1の各会議室」に対応する空間である。また、第2空間は、「2019年8月5日(月)午前9時におけるビルB1のフロアF2の各会議室」に対応する空間である。
また、実施形態に係る第1空間(第2空間)に関する情報は、時間や場所を含む情報である。具体的には、第1空間(第2空間)に関する情報とは、日付、曜日もしくは時間を示す情報、第1空間(第2空間)を含む建物の構造を示す情報、第1空間(第2空間)の位置を示す情報、または第1空間(第2空間)を含む建物が所在する地域を示す情報である。
また、情報処理装置100は、推定した第1利用者の特徴に基づいて、第1空間の空調を制御する。具体的には、情報処理装置100は、第1利用者の特徴を推定すると、推定した第1利用者の特徴(着衣量、代謝量(活動量))と環境センサによって検出されたセンサ情報(空間の温度、湿度、放射、気流)とに基づいて、PMVを算出する。続いて、情報処理装置100は、PMVを算出すると、算出したPMVに基づいて、第1利用者にとって快適な快適温度を推定する。続いて、情報処理装置100は、推定した快適温度を空調装置10の設定温度とするよう空調装置10に制御情報を送信する。
図2の説明に戻る。図2では、情報処理装置100は、画像センサが設置されたフロアF2の各会議室R21〜R24に関する情報と各会議室R21〜R24の利用者の特徴とを取得する。具体的には、情報処理装置100は、会議室R21に関する情報として、日付、曜日もしくは時間を示す「2019年8月5日(月)午前9時」という情報を取得する。また、情報処理装置100は、会議室R21に関する情報として、ビルB1の構造を示す「6階建て」という情報、会議室R21の広さを示す「100平方メートル」という情報、会議室R21が閉鎖空間であるか否かを示す「閉鎖空間」という情報、会議室R21における窓の有無を示す「窓無し」という情報、会議室R21の向きを示す「南向き」という情報等を取得する。また、情報処理装置100は、会議室R21に関する情報として、会議室R21の位置を示す情報である「ビルB1のフロアF2の「R21」で識別される会議室」という情報を取得する。また、情報処理装置100は、会議室R21に関する情報として、会議室R21を含む建物が所在する地域を示す「地域A1」という情報を取得する。また、情報処理装置100は、会議室R21に関する情報と同様に、他の会議室R22〜R24に関する情報を取得する。
また、情報処理装置100は、会議室R21の利用者U12の特徴として、会議室R21に存在する利用者U12の着衣量、代謝量、性別に関する情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、会議室R21に設置された画像センサ20−2によって撮影された利用者U12の画像を画像センサ20−2から取得する。続いて、情報処理装置100は、利用者U12の画像を取得すると、取得した利用者U12の画像に基づいて、利用者U12の着衣量、代謝量、性別に関する情報を取得する。また、情報処理装置100は、会議室R21の利用者U12の特徴と同様に、他の会議室R22〜R24の利用者の特徴を取得する。
なお、情報処理装置100は、各会議室に複数の利用者が存在する場合は、各利用者の着衣量もしくは代謝量の平均、または性別の割合を各会議室の利用者の特徴として取得する。例えば、情報処理装置100は、ある会議室に5人の利用者が存在する場合は、5人の利用者の着衣量の平均をその会議室の利用者の着衣量に関する情報として取得する。また、情報処理装置100は、5人の利用者の代謝量の平均をその会議室の利用者の代謝量に関する情報として取得する。また、情報処理装置100は、5人の利用者の性別が男性3人、女性2人である場合には、例えば、男性の割合を示す「0.6」をその会議室の利用者の性別に関する情報として取得する。
続いて、情報処理装置100は、各会議室R21〜R24に関する情報と各会議室R21〜R24の利用者の特徴とを取得すると、各会議室R21〜R24に関する情報が入力された際に各会議室R21〜R24の利用者の特徴を出力するよう学習された第1学習モデルM1を生成する。なお、情報処理装置100は、会議室R21〜R24に加えて、第1学習モデルM1の学習に十分な量の情報に基づいて学習された第1学習モデルM1を生成する。
続いて、情報処理装置100は、第1学習モデルM1を生成すると、生成された第1学習モデルM1を用いて、画像センサが設置されていないフロアF1の各会議室R11〜R14に関する情報から各会議室R11〜R14に存在すると推定される利用者の特徴を推定する。具体的には、情報処理装置100は、会議室R11に関する情報として、日付、曜日もしくは時間を示す「2020年8月3日(月)午前9時」という情報を取得する。また、情報処理装置100は、会議室R11に関する情報として、ビルB1の構造を示す「6階建て」という情報、会議室R11の広さを示す「100平方メートル」という情報、会議室R11が閉鎖空間であるか否かを示す「閉鎖空間」という情報、会議室R11における窓の有無を示す「窓無し」という情報、会議室R11の向きを示す「南向き」という情報等を取得する。また、情報処理装置100は、会議室R11に関する情報として、会議室R11の位置を示す情報である「ビルB1のフロアF1の「R11」で識別される会議室」という情報を取得する。また、会議室R11に関する情報として、会議室R11を含む建物が所在する地域を示す「地域A1」という情報を取得する。また、情報処理装置100は、会議室R11に関する情報と同様に、他の会議室R12〜R14に関する情報を取得する。
続いて、情報処理装置100は、会議室R11に関する情報を取得すると、取得した会議室R11に関する情報を第1学習モデルM1に入力して、会議室R11に存在すると推定される利用者U11の特徴を推定する。より具体的には、情報処理装置100は、会議室R11に存在すると推定される利用者U11の特徴として、会議室R11に存在すると推定される利用者U11の着衣量、代謝量、性別に関する情報を推定する。また、情報処理装置100は、会議室R11に存在すると推定される利用者U11の特徴と同様に、他の会議室R12〜R14に存在すると推定される利用者の特徴を推定する。
続いて、情報処理装置100は、各会議室R11〜R14に存在すると推定される利用者の特徴を推定すると、各会議室R11〜R14に存在すると推定される利用者の特徴に基づいて、PMV(Predicted Mean Vote)を算出する。具体的には、情報処理装置100は、会議室R11に存在すると推定される利用者U11の着衣量および代謝量と、環境センサから取得した会議室R11の温度、湿度、放射、気流に基づいて、PMVを算出する。また、情報処理装置100は、会議室R11と同様に、他の会議室R12〜R14についても、PMVを算出する。
続いて、情報処理装置100は、PMVを算出すると、算出したPMVに基づいて、会議室R11に存在すると推定される第1利用者が快適であると感じる第1快適温度(以下、会議室R11の第1快適温度ともいう)を推定する。続いて、情報処理装置100は、会議室R11の第1快適温度を推定すると、推定した第1利用者の性別に基づいて、会議室R11に存在すると推定される第1利用者が快適であると感じる第2快適温度(以下、会議室R11の第2快適温度ともいう)を推定する。例えば、情報処理装置100は、推定した利用者U11の性別が男性寄り(例えば、推定した男性の割合が0.5以上)である場合には、推定した利用者U11の性別が女性寄り(例えば、推定した男性の割合が0.5未満)である場合と比べて、PMVに基づいて推定された第1快適温度よりも所定の温度(例えば、1度)だけ高い温度を会議室R11の第2快適温度と推定する。また、情報処理装置100は、会議室R11の第2快適温度と同様に、他の会議室R12〜R14の第2快適温度を推定する。
続いて、情報処理装置100は、快適温度を推定すると、推定した快適温度を設定温度とするよう会議室R11に設置された空調装置10−1に制御情報を送信する。また、情報処理装置100は、会議室R11と同様に、他の会議室R12〜R14の快適温度を推定すると、推定した快適温度を設定温度とするよう他の会議室R12〜R14に設置された各空調装置に制御情報を送信する。
上述したように、情報処理装置100は、第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。また、情報処理装置100は、推定した第1利用者の特徴に基づいて、第1空間の空調を制御する。これにより、情報処理装置100は、空調制御の制御対象となる各空間に画像センサが設置されていない場合であっても、各空間に存在すると推定される利用者の特徴(着衣量と代謝量(活動量)といった人的要素)を適切に推定することができる。また、情報処理装置100は、例えば、着衣量と代謝量(活動量)を固定値としてPMVを算出する場合と比べると、PMVの算出精度を高めることができる。さらに、情報処理装置100は、より高い精度で算出されたPMVに基づいて空調を制御することができる。すなわち、情報処理装置100は、画像センサが設置されていない場合であっても、推定した利用者の特徴(人的要素)に基づいて、適切に各空間の空調を制御することができる。したがって、情報処理装置100は、適切に空調を制御することができる。
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示させるための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、例えば、空調装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、図3に示すように、センサ情報記憶部121とモデル情報記憶部122を有する。
(センサ情報記憶部121)
センサ情報記憶部121は、センサ情報に関する各種情報を記憶する。具体的には、センサ情報記憶部121は、環境センサによって取得された各第1空間における温度、湿度、放射、気流等のセンサ情報を各第1空間に関する情報およびセンサ情報の取得日時と対応付けて記憶する。また、センサ情報記憶部121は、画像センサによって取得された各第2空間における第2利用者の着衣量、代謝量または性別等のセンサ情報を各第2空間に関する情報およびセンサ情報の取得日時と対応付けて記憶する。
(モデル情報記憶部122)
モデル情報記憶部122は、第2空間に関する情報が入力された際に、第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第1学習モデルに関する各種の情報を記憶する。具体的には、モデル情報記憶部124は、モデルを識別する識別情報とモデルのモデルデータとを対応付けて記憶する。例えば、モデル情報記憶部124は、モデルID「M1」で識別される第1学習モデル(第1学習モデルM1)と、「MDT1」で示されるモデルデータ(モデルデータMDT1)とを対応付けて記憶する。
モデルデータMDT1は、第2空間に関する情報が入力される入力層と、出力層と、入力層から出力層までのいずれかの層であって出力層以外の層に属する第1要素と、第1要素と第1要素の重みとに基づいて値が算出される第2要素と、を含み、入力層に入力された第2空間に関する情報に応じて、入力層に入力された第2空間に関する情報に対応する第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力層から出力するよう、情報処理装置100を機能させてもよい。
ここで、モデルデータMDT1が「y=a1*x1+a2*x2+・・・+ai*xi」で示す回帰モデルで実現されるとする。この場合、モデルデータMDT1が含む第1要素は、x1やx2等といった入力データ(xi)に対応する。また、第1要素の重みは、xiに対応する係数aiに対応する。ここで、回帰モデルは、入力層と出力層とを有する単純パーセプトロンと見做すことができる。各モデルを単純パーセプトロンと見做した場合、第1要素は、入力層が有するいずれかのノードに対応し、第2要素は、出力層が有するノードと見做すことができる。
また、モデルデータMDT1がDNN(Deep Neural Network)等、1つまたは複数の中間層を有するニューラルネットワークで実現されるとする。この場合、モデルデータMDT1が含む第1要素は、入力層または中間層が有するいずれかのノードに対応する。また、第2要素は、第1要素と対応するノードから値が伝達されるノードである次段のノードに対応する。また、第1要素の重みは、第1要素と対応するノードから第2要素と対応するノードに伝達される値に対して考慮される重みである接続係数に対応する。
情報処理装置100は、上述した回帰モデルやニューラルネットワーク等、任意の構造を有するモデルを用いて、第2空間に存在する第2利用者の特徴の算出を行う。具体的には、モデルデータMDT1は、第2空間に関する情報が入力された場合に、第2空間に関する情報に対応する第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するように係数が設定される。情報処理装置100は、このようなモデルデータMDT1を用いて、第2空間に関する情報に対応する第2空間に存在する第2利用者の特徴を算出する。
また、情報処理装置100がGAN(Generative Adversarial Networks)を用いた推定処理を行う場合、モデルデータMDT1は、GANの一部を構成するモデルであってもよい。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、生成部132と、推定部133と、算出部134と、空調制御部135とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、各種のセンサ情報を取得する。具体的には、取得部131は、第1空間の温度、湿度、放射、気流に関する情報を第1空間に設置された環境センサから取得する。図2に示す例では、取得部131は、会議室R11に設置された環境センサ20−1から会議室R11の温度、湿度、放射、気流に関する情報を取得する。続いて、取得部131は、センサ情報を取得すると、取得したセンサ情報を各第1空間に関する情報およびセンサ情報の取得日時と対応付けてセンサ情報記憶部121に格納する。
(生成部132)
生成部132は、第2空間に関する情報が入力された際に、第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第1学習モデルを生成する。具体的には、生成部132は、日付、曜日もしくは時間を示す情報、第2空間を含む建物の構造を示す情報、第2空間の位置を示す情報、または第2空間を含む建物が所在する地域を示す情報である第2空間に関する情報が入力された際に、第2空間に存在する第2利用者の着衣量、代謝量および性別を出力するよう学習された第1学習モデルを生成する。続いて、生成部132は、第1学習モデルを生成すると、生成した第1学習モデルをモデル情報記憶部122に格納する。
図2に示す例では、生成部132は、画像センサが設置されたフロアF2の各会議室R21〜R24に関する情報と各会議室R21〜R24の利用者の特徴とを取得する。具体的には、生成部132は、会議室R21に関する情報として、日付、曜日もしくは時間を示す「2019年8月5日(月)午前9時」という情報を取得する。また、生成部132は、会議室R21に関する情報として、ビルB1の構造を示す「6階建て」という情報、会議室R21の広さを示す「100平方メートル」という情報、会議室R21が閉鎖空間であるか否かを示す「閉鎖空間」という情報、会議室R21における窓の有無を示す「窓無し」という情報、会議室R21の向きを示す「南向き」という情報等を取得する。また、生成部132は、会議室R21に関する情報として、会議室R21の位置を示す情報である「ビルB1のフロアF2の「R21」で識別される会議室」という情報を取得する。また、生成部132は、会議室R21に関する情報として、会議室R21を含む建物が所在する地域を示す「地域A1」という情報を取得する。また、生成部132は、会議室R21に関する情報と同様に、他の会議室R22〜R24に関する情報を取得する。
また、生成部132は、会議室R21の利用者U12の特徴として、会議室R21に存在する利用者U12の着衣量、代謝量、性別に関する情報を取得する。例えば、生成部132は、会議室R21に設置された画像センサ20−2によって撮影された利用者U12の画像を画像センサ20−2から取得する。続いて、生成部132は、利用者U12の画像を取得すると、取得した利用者U12の画像に基づいて、利用者U12の着衣量、代謝量、性別に関する情報を取得する。また、生成部132は、会議室R21の利用者U12の特徴と同様に、他の会議室R22〜R24の利用者の特徴を取得する。
なお、生成部132は、各会議室に複数の利用者が存在する場合は、各利用者の着衣量もしくは代謝量の平均、または性別の割合を各会議室の利用者の特徴として取得する。例えば、生成部132は、ある会議室に5人の利用者が存在する場合は、5人の利用者の着衣量の平均をその会議室の利用者の着衣量に関する情報として取得する。また、生成部132は、5人の利用者の代謝量の平均をその会議室の利用者の代謝量に関する情報として取得する。また、生成部132は、5人の利用者の性別が男性3人、女性2人である場合には、例えば、男性の割合を示す「0.6」をその会議室の利用者の性別に関する情報として取得する。
続いて、生成部132は、各会議室R21〜R24に関する情報と各会議室R21〜R24の利用者の特徴とを取得すると、各会議室R21〜R24に関する情報が入力された際に各会議室R21〜R24の利用者の特徴を出力するよう学習された第1学習モデルM1を生成する。なお、生成部132は、会議室R21〜R24に加えて、第1学習モデルM1の学習に十分な量の情報に基づいて学習された第1学習モデルM1を生成する。
(推定部133)
推定部133は、第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。推定部133は、第2空間に関する情報に基づいて、第1利用者の特徴を推定する。具体的には、推定部133は、日付、曜日もしくは時間を示す情報、第2空間を含む建物の構造を示す情報、第2空間の位置を示す情報、または第2空間を含む建物が所在する地域を示す情報である第2空間に関する情報に基づいて、第1利用者の特徴を推定する。より具体的には、推定部133は、生成部132によって生成された第1学習モデルを用いて、第1利用者の特徴を推定する。推定部133は、生成部132によって生成された第1学習モデルを用いて、第1空間に関する情報から第1利用者の特徴を推定する。
例えば、推定部133は、日付、曜日もしくは時間を示す情報、第1空間を含む建物の構造を示す情報、第1空間の位置を示す情報、または第1空間を含む建物が所在する地域を示す情報である第1空間に関する情報を第1学習モデルに入力することにより、第1利用者の着衣量、代謝量および性別を推定する。
また、推定部133は、第1空間に存在すると推定される第1利用者が快適であると感じる快適温度を推定する。図2に示す例では、推定部133は、算出部134がPMVを算出すると、算出部134が算出したPMVに基づいて、会議室R11に存在すると推定される第1利用者が快適であると感じる第1快適温度(以下、会議室R11の第1快適温度ともいう)を推定する。続いて、推定部133は、会議室R11の第1快適温度を推定すると、推定した第1利用者の性別に基づいて、会議室R11に存在すると推定される第1利用者が快適であると感じる第2快適温度(以下、会議室R11の第2快適温度ともいう)を推定する。例えば、推定部133は、推定した利用者U11の性別が男性寄り(例えば、推定した男性の割合が0.5以上)である場合には、推定した利用者U11の性別が女性寄り(例えば、推定した男性の割合が0.5未満)である場合と比べて、PMVに基づいて推定された第1快適温度よりも所定の温度(例えば、1度)だけ高い温度を会議室R11の第2快適温度と推定する。また、推定部133は、会議室R11の第2快適温度と同様に、他の会議室R12〜R14の第2快適温度を推定する。
また、第1空間とは、ビルのあるフロアの一区画(例えば、一室)に対応する空間、ビルのあるフロア全体に対応する空間、またはビル全体に対応する空間を指す。すなわち、推定部133は、フロアの一区画に対応する第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。また、推定部133は、フロアに対応する第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。また、推定部133は、建物に対応する第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。
図2に示す例では、推定部133は、生成部132が第1学習モデルM1を生成すると、生成された第1学習モデルM1を用いて、画像センサが設置されていないフロアF1の各会議室R11〜R14に関する情報から各会議室R11〜R14に存在すると推定される利用者の特徴を推定する。具体的には、推定部133は、会議室R11に関する情報として、日付、曜日もしくは時間を示す「2020年8月3日(月)午前9時」という情報を取得する。また、推定部133は、会議室R11に関する情報として、ビルB1の構造を示す「6階建て」という情報、会議室R11の広さを示す「100平方メートル」という情報、会議室R11が閉鎖空間であるか否かを示す「閉鎖空間」という情報、会議室R11における窓の有無を示す「窓無し」という情報、会議室R11の向きを示す「南向き」という情報等を取得する。また、推定部133は、会議室R11に関する情報として、会議室R11の位置を示す情報である「ビルB1のフロアF1の「R11」で識別される会議室」という情報を取得する。また、会議室R11に関する情報として、会議室R11を含む建物が所在する地域を示す「地域A1」という情報を取得する。また、推定部133は、会議室R11に関する情報と同様に、他の会議室R12〜R14に関する情報を取得する。
続いて、推定部133は、会議室R11に関する情報を取得すると、取得した会議室R11に関する情報を第1学習モデルM1に入力して、会議室R11に存在すると推定される利用者U11の特徴を推定する。より具体的には、推定部133は、会議室R11に存在すると推定される利用者U11の特徴として、会議室R11に存在すると推定される利用者U11の着衣量、代謝量、性別に関する情報を推定する。また、推定部133は、会議室R11に存在すると推定される利用者U11の特徴と同様に、他の会議室R12〜R14に存在すると推定される利用者の特徴を推定する。
(算出部134)
算出部134は、推定部133によって推定された第1利用者の特徴に基づいて、PMV(Predicted Mean Vote)を算出する。具体的には、算出部134は、推定部133によって推定された第1利用者の着衣量および代謝量と、取得部131によって取得された第1空間の温度、湿度、放射、気流に基づいて、PMVを算出する。
図2に示す例では、算出部134は、推定部133が各会議室R11〜R14に存在すると推定される利用者の特徴を推定すると、各会議室R11〜R14に存在すると推定される利用者の特徴に基づいて、PMVを算出する。具体的には、算出部134は、推定部133が推定した会議室R11に存在すると推定される利用者U11の着衣量および代謝量と、取得部131が取得した会議室R11の温度、湿度、放射、気流に基づいて、PMVを算出する。また、算出部134は、会議室R11と同様に、他の会議室R12〜R14についても、PMVを算出する。
(空調制御部135)
空調制御部135は、推定部133によって推定された第1利用者の特徴に基づいて、第1空間の空調を制御する。具体的には、空調制御部135は、算出部134によって算出されたPMVに基づいて、第1空間の空調を制御する。より具体的には、空調制御部135は、推定部133によって推定された快適温度を空調装置10の設定温度とするよう空調装置10に制御情報を送信する。
また、空調制御部135は、フロアの一区画に対応する第1空間の空調を制御する。また、空調制御部135は、フロアに対応する第1空間の空調を制御する。また、空調制御部135は、建物に対応する第1空間の空調を制御する。
図2に示す例では、空調制御部135は、推定部133が第2快適温度を推定すると、第2快適温度を設定温度とするよう会議室R11に設置された空調装置10−1に制御情報を送信する。また、情報処理装置100は、会議室R11と同様に、推定部133が他の会議室R12〜R14の第2快適温度を推定すると、第2快適温度を設定温度とするよう他の会議室R12〜R14に設置された各空調装置に制御情報を送信する。
〔3.情報処理のフロー〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理手順を示すフローチャートである。図5に示す例では、情報処理装置100は、第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する(ステップS101)。続いて、情報処理装置100は、推定した第1利用者の特徴に基づいて、PMVを算出する(ステップS102)。続いて、情報処理装置100は、算出したPMVに基づいて、第1空間の空調を制御する(ステップS103)。
〔4.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム1の他の実施形態について説明する。なお、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
まず、図6を用いて、変形例に係る情報処理の概要について説明する。図6は、変形例に係る情報処理の概要を説明するための図である。図6では、推定部133は、第1空間を含む建物が所在する地域に向かう交通機関の乗り物に対応する第2空間に存在する第2利用者の特徴に基づいて、第1利用者の特徴を推定する。あるいは、推定部133は、第1空間を含む建物から所定の範囲内に位置する第2空間に存在する第2利用者の特徴に基づいて、第1利用者の特徴を推定してもよい。
具体的には、生成部132は、第2空間に設置された防犯カメラの画像が入力された際に、第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第2学習モデルを生成する。より具体的には、生成部132は、RGB画像またはサーマル画像である防犯カメラの画像が入力された際に、第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第2学習モデルを生成する。例えば、生成部132は、RGB画像である防犯カメラの画像が入力された際に、第2空間に存在する第2利用者の着衣量と性別を出力するよう学習された第2学習モデルを生成する。また、生成部132は、サーマル画像である防犯カメラの画像が入力された際に、第2空間に存在する第2利用者の代謝量を出力するよう学習された第2学習モデルを生成する。
続いて、推定部133は、生成部132によって生成された第2学習モデルを用いて、第1利用者の特徴を推定する。例えば、推定部133は、生成部132によって生成された第2学習モデルを用いて、第1空間を含む建物が所在する地域Aに向かう各交通機関の乗り物に対応する第2空間に存在する第2利用者の着衣量、代謝量または性別を推定する。続いて、推定部133は、推定した各第2空間に存在する第2利用者の着衣量、代謝量または性別を平均化する。続いて、推定部133は、平均化された第2利用者の特徴を第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴と推定する。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、推定部133と空調制御部135とを備える。推定部133は、第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。空調制御部135は、推定部133によって推定された第1利用者の特徴に基づいて、第1空間の空調を制御する。
これにより、情報処理装置100は、空調制御の制御対象となる各空間に画像センサが設置されていない場合であっても、各空間に存在すると推定される利用者の特徴(着衣量と代謝量(活動量)といった人的要素)を適切に推定することができる。また、情報処理装置100は、例えば、着衣量と代謝量(活動量)を固定値としてPMVを算出する場合と比べると、PMVの算出精度を高めることができる。さらに、情報処理装置100は、より高い精度で算出されたPMVに基づいて空調を制御することができる。すなわち、情報処理装置100は、画像センサが設置されていない場合であっても、推定した利用者の特徴(人的要素)に基づいて、適切に各空間の空調を制御することができる。したがって、情報処理装置100は、適切に空調を制御することができる。
また、推定部133は、第2空間に関する情報に基づいて、第1利用者の特徴を推定する。
これにより、情報処理装置100は、例えば、第1空間とは異なる他の第2空間の情報に基づいて、第1利用者の特徴を推定することができる。例えば、RGBカメラや赤外線カメラといった画像センサが設置されている第2空間に関する情報に基づいて、RGBカメラや赤外線カメラといった画像センサが設置されていない第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定することができる。したがって、情報処理装置100は、適切に空調を制御することができる。
また、推定部133は、日付、曜日もしくは時間を示す情報、第2空間を含む建物の構造を示す情報、第2空間の位置を示す情報、または第2空間を含む建物が所在する地域を示す情報である第2空間に関する情報に基づいて、第1利用者の特徴を推定する。
これにより、情報処理装置100は、時間と場所の情報に基づいて、第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定することができるため、適切に空調を制御することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、生成部132をさらに備える。生成部132は、第2空間に関する情報が入力された際に、第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第1学習モデルを生成する。推定部133は、生成部132によって生成された第1学習モデルを用いて、第1利用者の特徴を推定する。
これにより、情報処理装置100は、例えば、第1空間とは異なる他の第2空間の情報を学習した第1学習モデルを用いて、第1利用者の特徴を推定することができる。例えば、RGBカメラや赤外線カメラといった画像センサが設置されている第2空間に関する情報の情報を学習した第1学習モデルを用いて、RGBカメラや赤外線カメラといった画像センサが設置されていない第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定することができる。したがって、情報処理装置100は、適切に空調を制御することができる。
また、推定部133は、フロアの一区画に対応する第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。空調制御部135は、フロアの一区画に対応する第1空間の空調を制御する。
これにより、情報処理装置100は、フロアの一区画に対応する第1空間の空調を制御することができるため、適切に空調を制御することができる。
また、推定部133は、フロアに対応する第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。空調制御部135は、フロアに対応する第1空間の空調を制御する。
これにより、情報処理装置100は、フロアに対応する第1空間の空調を制御することができるため、適切に空調を制御することができる。
また、推定部133は、建物に対応する第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する。空調制御部135は、建物に対応する第1空間の空調を制御する。
これにより、情報処理装置100は、建物に対応する第1空間の空調を制御することができるため、適切に空調を制御することができる。
また、推定部133は、第1空間を含む建物から所定の範囲内に位置する第2空間に存在する第2利用者の特徴に基づいて、第1利用者の特徴を推定する。
これにより、情報処理装置100は、第1空間とは異なる第2空間に存在する第2利用者の特徴に基づいて、第1利用者の特徴を推定することができるため、適切に空調を制御することができる。
また、推定部133は、第1空間を含む建物が所在する地域に向かう交通機関の乗り物に対応する第2空間に存在する第2利用者の特徴に基づいて、第1利用者の特徴を推定する。
これにより、情報処理装置100は、第1空間を含む建物が所在する地域に向かう交通機関の乗り物に対応する第2空間に存在する第2利用者の特徴に基づいて、第1利用者の特徴を推定することができるため、適切に空調を制御することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、生成部132をさらに備える。生成部132は、第2空間に設置された防犯カメラの画像が入力された際に、第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第2学習モデルを生成する。推定部133は、生成部132によって生成された第2学習モデルを用いて、第1利用者の特徴を推定する。また、生成部132は、RGB画像またはサーマル画像である防犯カメラの画像が入力された際に、第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第2学習モデルを生成する。
これにより、情報処理装置100は、防犯カメラの画像に基づいて、第1利用者の特徴を推定することができるため、適切に空調を制御することができる。
また、推定部133は、第1利用者の着衣量、代謝量または性別である第1利用者の特徴を推定する。
これにより、情報処理装置100は、空調制御の制御対象となる各空間にRGBカメラや赤外線カメラといった画像センサを設置するコストや手間を省いて、取得が困難な人的要素を取得することができるため、適切に空調を制御することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、算出部134をさらに備える。算出部134は、推定部133によって推定された第1利用者の特徴に基づいて、PMV(Predicted Mean Vote)を算出する。空調制御部135は、算出部134によって算出されたPMVに基づいて、第1空間の空調を制御する。
これにより、情報処理装置100は、推定した第1利用者の人的要素を用いてPMVを算出することができるため、PMVの算出精度を向上させることができる。また、情報処理装置100は、算出精度を向上したPMVに基づいて第1空間の空調を制御することができるため、空調制御の精度を向上させることができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を備える。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔7.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、決定部は、決定手段や決定回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 空調装置
20 センサ装置
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 センサ情報記憶部
122 モデル情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 生成部
133 推定部
134 算出部
135 空調制御部

Claims (16)

  1. 第1空間とは異なる第2空間に関する情報が入力された際に、前記第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第1学習モデルを用いて、前記第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する推定部と、
    前記推定部によって推定された第1利用者の特徴に基づいて、前記第1空間の空調を制御する空調制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記推定部は、
    第2空間に関する情報に基づいて、前記第1利用者の特徴を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記推定部は、
    日付、曜日もしくは時間を示す情報、前記第2空間を含む建物の構造を示す情報、前記第2空間の位置を示す情報、または前記第2空間を含む建物が所在する地域を示す情報である前記第2空間に関する情報に基づいて、前記第1利用者の特徴を推定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2空間に関する情報が入力された際に、前記第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第1学習モデルを生成する生成部をさらに備え、
    前記推定部は、
    前記生成部によって生成された第1学習モデルを用いて、前記第1利用者の特徴を推定する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記推定部は、
    フロアの一区画に対応する前記第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定し、
    前記空調制御部は、
    前記フロアの一区画に対応する前記第1空間の空調を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記推定部は、
    フロアに対応する前記第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定し、
    前記空調制御部は、
    前記フロアに対応する前記第1空間の空調を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記推定部は、
    建物に対応する前記第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定し、
    前記空調制御部は、
    前記建物に対応する前記第1空間の空調を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  8. 前記推定部は、
    前記第1空間を含む建物から所定の範囲内に位置する前記第2空間に存在する第2利用者の特徴に基づいて、前記第1利用者の特徴を推定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 前記推定部は、
    前記第1空間を含む建物が所在する地域に向かう交通機関の乗り物に対応する前記第2空間に存在する第2利用者の特徴に基づいて、前記第1利用者の特徴を推定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記第2空間に設置された防犯カメラの画像が入力された際に、前記第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第2学習モデルを生成する生成部をさらに備え、
    前記推定部は、
    前記生成部によって生成された第2学習モデルを用いて、前記第1利用者の特徴を推定する
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の情報処理装置。
  11. 前記生成部は、
    RGB画像またはサーマル画像である前記防犯カメラの画像が入力された際に、前記第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第2学習モデルを生成する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記推定部は、
    前記第1利用者の着衣量、代謝量または性別である前記第1利用者の特徴を推定する
    請求項1〜11のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  13. 前記推定部によって推定された第1利用者の特徴に基づいて、PMV(Predicted Mean Vote)を算出する算出部をさらに備え、
    前記空調制御部は、
    前記算出部によって算出されたPMVに基づいて、前記第1空間の空調を制御する
    請求項1〜12のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  14. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    第1空間とは異なる第2空間に関する情報が入力された際に、前記第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第1学習モデルを用いて、前記第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する推定工程と、
    前記推定工程によって推定された第1利用者の特徴に基づいて、前記第1空間の空調を制御する空調制御工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. 第1空間とは異なる第2空間に関する情報が入力された際に、前記第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第1学習モデルを用いて、前記第1空間に存在すると推定される第1利用者の特徴を推定する推定手順と、
    前記推定手順によって推定された第1利用者の特徴に基づいて、前記第1空間の空調を制御する空調制御手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  16. 第1空間とは異なる第2空間に存在する第2利用者の特徴を出力するよう学習された第1学習モデルを用いて推定された、前記第1空間に存在する第1利用者の特徴に基づいて、前記第1空間の空調を制御する空調制御部、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
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