JP6877955B2 - 間仕切りパネル - Google Patents

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Description

本発明は、建造物の室内空間を仕切る間仕切りパネルの技術分野に関するものである。
今日、室内空間を仕切るにあたり間仕切りパネルを用いることがあるが、該間仕切りパネルとして、床から間隔を存して複数の支柱を立設し、隣接する支柱間にパネル板を組込むようにしたものが広く知られている。さらにこのような間仕切りパネルにおいて、前記支柱を床から立設するにあたり、床にベース金具(受け具)を固定し、該ベース金具に、中空状の型材で形成された支柱の下端部を外嵌することで、支柱の下端部を床に起立状に固定するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、前記支柱は、その上下方向の長さ(高さ)に応じて必要な強度が異なる。例えば、天井の高さが異なる高天井部と低天井部とを有した室内空間に間仕切りパネルを設置する場合、床から高天井部に至る支柱と、床から低天井部に至る支柱とでは上下方向の長さが異なり、このような場合には、長い支柱の方が短い支柱よりも高い強度が必要であって、該強度を確保するため、長い支柱は短い支柱よりも肉厚に形成される。
しかしながら、同一の室内空間に設けられる支柱の外観形状(左右前後の幅寸法)が異なると外観上好ましくなく、このため、長い支柱の強度に合う肉厚のものを短い支柱にも用いていたが、この場合には短い支柱は必要以上の強度を有することになって、材料が無駄でありコストダウンの妨げになる。一方、左右前後の幅寸法を同一にして、長い支柱を短い支柱よりも肉厚にすると、中空状の支柱の内径寸法が長い支柱と短い支柱とで異なってしまい、このため長い支柱と短い支柱とで同じベース金具を用いることができず、ベース金具の製造コストが高くなるうえ、納入時や施工時にミスを招来する惧れがある。
これに対し、前記特許文献1のものでは、パネル板を平面視で一直線上に接続する場合に用いる支柱と、パネル板を平面視で交差した姿勢に接続する場合に用いる支柱とで、一種類のベース金具に横ずれ不能に嵌合する係合部を形成し、これにより前記両方の支柱に同一のベース金具を用いることができる技術を提唱している。
特開2001−152579号公報
ところが、前述した上下方向の長さが長い支柱と短い支柱とを設ける場合に、材料の無駄をなくすために短い支柱を長い支柱よりも肉薄とし、且つ、特許文献1のように同一のベース金具を用いるべく長短両方の支柱の内径寸法を同一にすると、肉厚の長い支柱の外径寸法(左右前後の幅寸法)が肉薄の短い支柱よりも大きくなってしまい、外観が損なわれるうえ、支柱間に組み込まれるパネル板の左右幅も、短い支柱間と長い支柱間とで異なってしまうという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、間隔を存して立設される複数の中空状の支柱と、隣接する支柱間に組込まれるパネル板とを備えるとともに、前記支柱の下端部を、床に固定されるベース金具に外嵌せしめることで支柱を床から立設せしめるように構成してなる間仕切りパネルにおいて、前記支柱として上下方向の長さの異なる第一、第二の支柱を備え、該第一支柱、第二支柱に同一のベース金具が備えられるものであり、ベース金具の外周部には、第一、第二支柱の内周面に当接して支柱を起立支持する当接部が間隔を存して複数形成され、第一、第二支柱は、パネル板が組込まれることで外観視されない内側面部を備え、該内側面部の内側面が前記ベース金具の当接部10dが当接する被当接部となっており、上下方向の長さが第二支柱よりも短い第一支柱の被当接部は、前記当接部が当接する部位の表側面の肉が第二支柱よりも削がれた表側肉薄部と、当接部が当接しない部位の内側面の肉が第二支柱よりも削がれた内側肉薄部とが交互に続くように形成され
第二支柱の被当接部は、第一支柱の表側肉薄部および内側肉薄部に相当するものがない略平板状に形成されていることを特徴とする間仕切りパネルである。
請求項1の発明とすることにより、上下方向の長さの異なる第一支柱と第二支柱とを同じ肉厚にした場合の材料の無駄をなくすことができるものでありながら、第一支柱と第二支柱とでベース金具を共通化でき、製造コストの削減や部品管理の簡素化が図れるとともに、両方の支柱の外観形状を同一とすることができて意匠性にも優れる。
間仕切りパネルの正面図である。 (A)(B)は図1のA−A、B−B断面図である。 (A)(B)(C)は床レール部位の一部断面正面図、一部断面平面図、縦断面側面図である。 (A)(B)は第一支柱部位の水平断面平面図、第二支柱部位の水平断面平面図である。 (A)(B)(C)は第一支柱の平面図、第二支柱の平面図、第二支柱に対して肉薄にした部位を太線で示した第一支柱の平面図である。 (A)(B)(C)はベース金具の平面図、正面図、側面図である。 (A)(B)(C)(D)は天井レールの遊端部位の断面正面図、側面図、断面底面図、天井レールの側面図である。 (A)(B)(C)(D)(E)は塞ぎ具の正面図、左側面図、右側面図、平面図、斜視図である。 (A)(B)は塞ぎ具を第一支柱の上端に載置した状態を示す正面断面図、右側面図である。 (A)(B)(C)は塞ぎ具が載置された第一支柱を天井レール遊端部に組込んだ状態を示す正面断面図、左側面図、右側断面図である。 (A)(B)(C)は第一固定片を天井側に固定した状態を示す正面断面図、左側面図、右側断面図である。 (A)(B)は第二固定片を第一支柱に固定した状態を示す正面断面図、右側断面図である。 第二の実施の形態を示す図であって、(A)(B)(C)(D)(E)(F)は第一支柱の主支柱構成部材の平面図、第一支柱の副支柱構成部材の平面図、ベース金具に外嵌した状態の第一支柱の平面図、第二支柱の主支柱構成部材の平面図、第二支柱の副支柱構成部材の平面図、ベース金具に外嵌した状態の第二支柱の平面図である。 第三の実施の形態を示す図であって、(A)(B)(C)(D)は第一支柱の平面図、ベース金具に外嵌した状態の第一支柱の平面図、第二支柱の平面図、ベース金具に外嵌した状態の第二支柱の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、Pは間仕切りパネルであって、該間仕切りパネルPは高さが低い第一間仕切りパネル1と高い第二間仕切りパネル2との二種類が隣接するようにして設けられている。そしてこれら第一、第二間仕切りパネル1、2は、左右に間隔を存して立設される第一、第二支柱(ポスト)3、4と、これら左右に隣接する第一、第二支柱3、4間に組込まれる(介装される)パネル板5とによりそれぞれ構成されるが、パネル板5は、本実施の形態では表裏面板5aと該表裏面板5a間に内装される内装材(例えばペーパーコア)5bとにより構成されているが、単純な板材や複層板状のガラス板等の板材の一種類あるいは複数種類を組み合わせたものとして構成できること等は何れも従来通りである。
因みに、本実施の形態では、第一、第二間仕切りパネル1、2の厚み方向(見込方向)を前後方向、左右方向(見付け方向)を左右方向、間仕切りパネル1、2の左右方向中央側を左右方向内側、左右方向中央から外れる(遠くなる)側を左右方向外側、図面において間仕切りパネル1、2の厚み方向を前後方向と便宜上定義するが、これに拘泥されるものではないことは勿論である。
本実施の形態の第一、第二支柱3、4は、前後左右方向の長さ(幅)が等しく設定された中空状のものであって、左右の両前側コーナー部3a、3a同士と4a、4a同士、左右の両後側コーナー部3b、3b同士と4b、4b同士をそれぞれ連結する前後側面部3c、3dと4c、4dと、前後側コーナー部3a、3b同士と4a、4b同士の対向側に向けて前後方向に延設され、中央部に前記パネル板5が嵌入するよう切欠き部3e、4eが形成された左右外側面部3f、4fと、各前後側コーナー部3a、3bおよび4a、4bから筒中心方向(対角方向)に向けて延設された前後両側の脚片部3g、3h及び4g、4hと、該前後側脚片部3g、3h及び4g、4hの先端(内端)同士を連結する左右内側面部(本発明の「側板」に相当する。)3i、4iとを備えて構成されている。さらに左右外側面部3f、4fの先端(切欠き端)は、筒中心側に向けて段差状になった段差部3j、4jが形成されている。
そして第一、第二支柱3、4は、後述するように、前後側脚片部3g、3h及び4g、4hと、左右内側面部3i、4iを除いた他の表側面(外面)形状は同じになるように設定される一方で、長さの長い第二支柱4は、短い第一支柱3の肉厚よりも厚い設定になっていて、強度アップが図れるようになっている。
6は前記パネル板5の下端部を支持するべく床面Fに固定される床レールであって、該床レール6は、外幅がパネル板5の厚さと略同じ寸法になっていて第一、第二支柱3、4の切欠き部3e、4eに嵌入するようになった断面凵字形をし、底面部6aが緊締具(例えばタッピンネジやアンカーボルト)6bを介して床面Fに固定されるようになっている。
7は巾木であって、該巾木7は、内幅がパネル板5の厚さに設定され、外幅が段差部3j、4jに突き当てられる寸法設定になった一対の脚片7aと、該脚片7a同士を連結する連結片7bとにより略H字形をしており、連結片7bよりも下側の脚片7a間には床レール6の脚片6cが内嵌し、連結片7bの上面には脚片7aの上端側から嵌入したパネル板5の下端縁が当接するようになっている。
また床レール6の底面部6aには冂字形をしたアジャスタ金具8がセットされ、該アジャスタ金具8の上片8aにアジャスタボルト9の螺子部9aが螺入している。アジャスタボルト9の頭部9bは前記巾木7の連結片7bに下側から当接している。そしてアジャスタボルト9をアジャスタ金具8に対して上下動することで巾木7の上下調節ができ、これによってパネル板5の上下位置調節ができるようになっている。
10は前記支柱3、4の下端部を外嵌支持して立設するためのベース金具であって、該ベース金具10は、緊締具10aによって床面Fに固定される四角形状をした底面部10bと、該底面部10bの外周部から適間隔を存して起立する起立片10cとを備えて構成されるが、起立片10cには外側に向けて突出していて支柱3、4の前後側面部3c、3d、4c、4d、左右内側面部3i、4iの内周面(内側面)に当接することで支柱3、4を立設(起立)支持するための当接部10dが形成されている。
前述したように第二支柱4は、第一支柱3よりも上下方向に長い仕様の間仕切りパネルに用いられるため、肉厚に設定されていて強度アップを図っているのに対し、短い仕様の間仕切りパネルに用いられる第一支柱3は、第二支柱4ほどの強度が必要なく、そのため肉薄になっているが、ベース金具10は共通のもの(同じもの)を用いている。そのため第一支柱3は、前記当接部10dが当接する被当接部3kについては、第二支柱4の被当接部4kと同じ位置に位置するように設定されているが、それ以外の内周面側部位については肉を削いだ内側肉薄部3lとなっていて第二支柱4よりも肉薄となっている(図5(C)の太線部分)。さらに本実施の形態では、前記被当接部3kのうち、パネル板5の端縁部が切欠き部3eに内嵌する等して組み立て後の間仕切りパネルとしては外観されることがない部位である左右内側面部3iの被当接部3kの表側面も、第二支柱4の該当部位よりも肉を削いだ表側肉薄部3mになっており、これによって第一支柱3は長い第二支柱4ほどの強度は必要なく、短い第一支柱3として必要な強度は十分に確保できることになる。
そして第一支柱3の内側面部3iについては、これら内側肉薄部3lと表側肉薄部3mとが表裏凹凸状態となって交互に続くように構成されている。
これに対し、第二支柱4の被当接部4kについては、第一支柱3の内側肉薄部3lと表側肉薄部3mとに相当するものがない略平板状に形成されたものになっている。
尚、本実施の形態では第一支柱3の前後側脚片部3g、3h、左右外側面部3fの内周側面部についても肉薄になっている。
しかも第一支柱3は、間仕切りパネルPとして組み立てられた後は、第二支柱4と同じ外観形状となるように設定されているが、間仕切りパネルPとして組み立てたときにはパネル板5が切欠き部3eに内嵌することで外観視することができない表側肉薄部3mの有無を確認することによって、第一支柱3であるか第二支柱4であるかの区別ができるようになっていて、端部まで行って内側肉薄部3lの存否により何れの支柱3または4であるかの確認をする必要がないように設定されている。
一方、11は冂字形をした天井レールであって、該天井レール11は間仕切りパネル全長に亘って設けられるものであるが、跨部11aが緊締具11bによって天井Cに固定される。そして天井レール11の脚片11cの内幅は、前記第一、第二支柱3、4が内嵌する寸法設定になっている。
12は天井レール11の遊端(壁Wや柱等の躯体側部材に突き当たらない端縁であって、例えば通路として使用されるため間仕切りパネル1が設けられない部位における天井レール11の端縁)11dを塞ぐための塞ぎ具であって、該塞ぎ具12は、前記遊端11dに突き当てられて該遊端11dを塞ぐための塞ぎ板12aと、逆L字形をし、縦片12cが塞ぎ板12aの左右方向内面に固定され、上片12dが第一支柱3(塞ぎ具12は、第二支柱4側の天井レール11側に遊端があった場合、該遊端についても第一支柱3と同じ取付け構造となって設けられることは言うまでもない。)の左右内側面部3iの上端に載置される本体12bと、上片12dの左右方向内端(塞ぎ板が設けられる側とは逆側の左右内側面部3iの表側面に当接する位置)から上方に向けて起立する起立片12eと、該起立片12eの上端から塞ぎ板12aに対して遠ざかる方向に向けて水平状に延出する第一固定片12fと、起立片12eの下端縁から前記逆側の左右内側面部3iの表側面に当接する状態で下方に向けて延出するが、その延出長さは塞ぎ具12を持ち上げて前記第一固定片12fを天井レール11の跨部(溝底部)11aに当接させてもまだ前記逆側の左右内側面部3iの表側面に当接しているように長さ設定された第二固定片12gとを備えて構成され、第一、第二固定片12f、12gにはそれぞれビス孔12h、12iが形成されている。
そして塞ぎ具12は、図9(A)(B)に示すように、塞ぎ板12aが天井レール遊端11dに当接し、本体上片12dが第一支柱3の左右内側面部3iの上端に載置され、かつ第二固定片12gが前記逆側の左右内側面部3iの表側面に当接する状態で第一支柱3の上端にセットし、この状態で図10(A)(B)(C)に示すように第一支柱3の上端部を天井レール11の遊端11d側から持ち上げ状に嵌入した後、第一支柱3の下端をベース金具10に外嵌セットして第一支柱を起立させる。次に図11(A)(B)(C)に示すように、塞ぎ具12を持ち上げて第一固定片12fを天井レール11の跨部11aに当接させた状態で、該第一固定片12fをビス(緊締具)12jを介し該跨部11aおよび天井Cに固定する。しかる後、図12(A)(B)に示すように、第二固定片12gを前記逆側の左右内側面部3iにビス(緊締具)12jを介して固定することで、天井レール遊端11dを塞ぎ板12aで塞いだ状態で第一支柱3の上端部を天井C側に固定できるようになっている。
尚、第一間仕切りパネル1の遊端となる第一支柱3は、このままでは左右内側面部3iの遊端11d側の面が凹溝状に外観されるため、塞ぎ材13を用いで塞ぐようにしている。
また本実施の形態において、壁や柱等の躯体側部材で塞がれる遊端を有した天井レールについては、図2に示すように、逆L字形をした支持金具14を用いて天井C側に固定するようにしているが、中間の第一、第二支柱3、4についても同様に支持金具14を介して天井C側に固定しても勿論よい。
叙述の如く構成された本実施の形態において、間仕切りパネルPは、高さの低い第一間仕切りパネル1と高い第二間仕切りパネル2とが隣接して設けられているが、これら第一、第二間仕切りパネル1,2は、間隔を存して立設される複数の中空状の第一、第二支柱3、4と、隣接する第一、第二支柱3、4間に組込まれるパネル板5とを備えるとともに、前記第一、第二支柱3、4の下端部を、床面Fに固定されるベース金具10に外嵌せしめることで第一、第二支柱3、4を床面Fから立設せしめるように構成されている。このものにおいて、高さの低い第一間仕切りパネル1に用いられる第一支柱3は、高さの高い第二間仕切りパネル2に用いられる第二支柱4よりも上下長さが短く、第二支柱4ほどの強度を必要としないが、これら上下方向の長さの異なる第一、第二支柱3、4は、共通のベース金具10を用いて立設されることになる。この場合に、ベース金具10の外周部には、第一、第二支柱3、4の内周面に当接して第一、第二支柱3、4を起立支持する当接部10dが間隔を存して複数形成される一方、上下方向の長さが第二支柱4よりも短くて第二支柱4ほどの強度を必要としない第一支柱3は、ベース金具10の当接部10dが当接する被当接部3k以外の部位の内周面が、第二支柱4の内周面よりも削がれた内側肉薄部3lに形成されることになる。
この様に本発明が実施されたものにおいては、第一支柱3に内側肉薄部3lを形成し、これにより第一支柱3を第二支柱4と同じ肉厚にした場合の材料の無駄をなくすことができるものでありながら、内側肉薄部3lは、ベース金具10の当接部10dが当接する被当接部3k以外の部位の内周面に形成されているから、第一支柱3と第二支柱4とで共通のベース金具10を用いることができるとともに、第一支柱3と第二支柱4とで同一の外観形状とすることができる。この結果、ベース金具10の製造コストの削減、納入管理や在庫管理の簡素化、施工現場での取り違えミスの防止等が図れるとともに、第一支柱3と第二支柱4とを同一の外観形状で統一することができ、意匠性の向上も図れることになる。
さらにこのものにおいて、第一、第二支柱3、4は、パネル板5が組込まれることで外観視されない左右内側面部3i、4iを備えており、該左右内側面部3i、4iの内周面に前記ベース金具10の当接部10dが当接する被当接部3k、4kが設けられているが、第一支柱3の左右内側面部3iは、被当接部3k以外の部位の内周面が内側肉薄部3lになっているだけでなく、被当接部3kの表側面(外周側面)も第二支柱4よりも削がれた表側肉薄部3mになっている。これにより、第一支柱3の材料の無駄をより一層なくすことができるが、表側肉薄部3mが形成される左右内側面部3i、4iはパネル板5が組込まれることで外観視されなくなるため、表側肉薄部3mが形成されていてもパネル板5組込み後の第一支柱3の外観形状には影響しないことになる。一方、パネル板5組込み前においては、表側肉薄部3mの有無によって第一支柱3と第二支柱4とを容易に判別できて、施工現場等における作業効率の向上に貢献できる。
尚、本発明は上記実施の形態(第一の実施の形態)に限定されないことは勿論であって、本発明を実施するにあたり、支柱やベース金具の形状は種々の形状のものを採用できる。例えば、図13に示す第二の実施の形態では、支柱の構成部材が二つに分割された第一、第二支柱15、16に本発明が実施されている。つまり、第二の実施の形態の第一、第二支柱15、16は、ベース金具17に外嵌する主支柱構成部材15A、16Aと、該主支柱構成部材15A、16Aの後側(或いは前側)に図示しないネジを介して一体的に組付けられる副支柱構成部材15B、16Bとによって形成されるとともに、これら主支柱構成部材15A、16Aと副支柱構成部材15B、16Bとにより形成された第一、第二支柱15、16には、左右両側および後側(或いは前側)にパネル板が嵌入する切欠き部15a、16aが形成されていて、パネル板をT字状に接続できるようになっている。そしてこの第二の実施の形態のものにおいても、第一支柱15は上下方向の長さが第二支柱16よりも短くて第二支柱16ほどの強度を必要としないが、該第一支柱15は、ベース金具17の当接部17aが当接する被当接部15b以外の部位の内周面が、第二支柱16の内周面よりも削がれた内側肉薄部15cに形成されているとともに、左右内側面部15dにおける被当接部15bの表側面も第二支柱16の表側面よりも削がれた表側肉薄部15eに形成されており、而して、前述した第一の実施の形態と同様の作用効果を奏することになる。さらに、第二実施の形態の第一支柱15は、主支柱構成部材15Aに副支柱構成部材15Bを組付けた状態で互いに対向して外観視されない組付け面15f、15gについても肉薄部が形成されており、これにより第一支柱3の材料の無駄をより一層なくすことができる構成になっている。
また、図14に示す第三の実施の形態においては、パネル板をL字状、T字状、或いは十字状に接続する場合に用いられるコーナー用第一、第二支柱18、19に本発明が実施されている。該コーナー用第一、第二支柱18、19は、前後両側および左右両側にパネル板が嵌入する切欠き部18a、19aが形成されていて、前後左右にパネル板を接続できるとともに、パネル板を接続しない切欠き部18a、19aについては図示しない塞ぎ材(第一の実施の形態の塞ぎ材と同様の塞ぎ板)で塞ぐことによって、パネル板をL字状、T字状、或いは十字状に接続することができる。そしてこの第三の実施の形態のものにおいても、第一支柱18は上下方向の長さが第二支柱19よりも短くて第二支柱19ほどの強度を必要としないが、該第一支柱18は、ベース金具20の当接部20aが当接する被当接部18b以外の部位の内周面が、第二支柱19の内周面よりも削がれた内側肉薄部18cに形成されているとともに、前後左右の内側面部18dにおける被当接部18bの表側面も第二支柱19の表側面よりも削がれた表側肉薄部18eに形成されており、而して、前述した第一の実施の形態と同様の作用効果を奏することになる。
尚、前述した第二、第三の実施の形態のベース金具17、20は、第一の実施の形態のベース金具10と若干形状は異なるが、第一の実施の形態のベース金具10と同様の底面部17b、20b、起立片17c、20c、当接部17a、20aをそれぞれ備えて構成されている。
さらに、前記第一〜第三の実施の形態において、第一支柱は、ベース金具の当接部が当接する被当接部以外の内周面の全ての部位が肉薄状に形成されており、これにより第一支柱の材料の無駄を確実になくすことができるようになっているが、本発明はこれに限定されることなく、被当接部以外の内周面の少なくとも一部が肉薄状に形成されていれば良く、肉薄状に形成される部位は第一支柱の必要強度等に応じて適宜設定できる。
本発明は、建造物の室内空間を仕切る間仕切りパネルに利用することができる。
1 第一間仕切りパネル
2 第二間仕切りパネル
3 第一支柱
3i 左右内側面部
3k 被当接部
3l 内側肉薄部
3m 表側肉薄部
4 第二支柱
5 パネル板
10 ベース金具
10d 当接部
F 床面
P 間仕切りパネル

Claims (1)

  1. 間隔を存して立設される複数の中空状の支柱と、隣接する支柱間に組込まれるパネル板とを備えるとともに、前記支柱の下端部を、床に固定されるベース金具に外嵌せしめることで支柱を床から立設せしめるように構成してなる間仕切りパネルにおいて、
    前記支柱として上下方向の長さの異なる第一、第二の支柱を備え、該第一支柱、第二支柱に同一のベース金具が備えられるものであり、
    ベース金具の外周部には、第一、第二支柱の内周面に当接して支柱を起立支持する当接部が間隔を存して複数形成され、
    第一、第二支柱は、パネル板が組込まれることで外観視されない内側面部を備え、該内側面部の内側面が前記ベース金具の当接部10dが当接する被当接部となっており、
    上下方向の長さが第二支柱よりも短い第一支柱の被当接部は、前記当接部が当接する部位の表側面の肉が第二支柱よりも削がれた表側肉薄部と、当接部が当接しない部位の内側面の肉が第二支柱よりも削がれた内側肉薄部とが交互に続くように形成され
    第二支柱の被当接部は、第一支柱の表側肉薄部および内側肉薄部に相当するものがない略平板状に形成されていることを特徴とする間仕切りパネル。
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