JP6875398B2 - ソフトウエア開発キットによってデータ追跡を実現する方法及びシステム - Google Patents

Description

本発明は、データ処理分野に関し、特にソフトウエア開発キット(Software Development Kit：ＳＤＫ)によってデータ追跡を実現する方法及びシステムに関する。

ＳＤＫとは、特定のソフトウエアパッケージ、ソフトウエアフレームワーク、ハードウエアプラットフォーム、オペレーティングシステム等に対してアプリケーションソフトウエアを構築する開発キットであり、普通は、ただ、プログラミング言語に対してアプリケーションプログラミングインターフェイス(Application Programming Interface：API)を提供するのに用いられる。現在、ＳＤＫによってウェブページまたはAPPユーザーに対してデータ追跡を行う技術的解決手段において、普通は、エンジニアにより手動で追跡点を入力しなければならない。具体的に、エンジニアがＳＤＫをインストールした後、追跡を必要とする各データのために、ＳＤＫが提供するAPIを呼び出して、手動でプロジェクトコード、即ち、追跡点を入力する。例えば、ホームページのログインボタンを追跡する必要があるときは、エンジニアは相応位置にイベント処理関数を嵌め込むことが必要となり、アプリケーション内のページ訪問データを統計する必要があるときは、各ページへアクセスするおよび各ページから離れる位置でonPageStartおよびonPageEnd関数を呼び出す必要がある。

これにより、従来の技術では、データ追跡を実現する時、エンジニアはたくさんの時間を用いて各位置でコードを入力しなければならないため、データ追跡を実現する効率が非常に低くなり、また大量な人的資源を消費する。そして、製品が速やかに開発され、また繰り返し使用される場合に、大量なデータ定義を速やかに補正しなければならないが、これは、さらなる作業效率の低下と人的資源の消費を招来し、また、データの適時性を確保することが難しいので、ミスが発生しやすい。その他、データ追跡はエンジニアによって実現されるが、データの定義およびニーズは、例えば、市場、販売、戦略、製品など業務部門から取られることが多く、従来のデータ追跡の方式では、業務定義と工程実現を分けたため、異なる部門の間のコミュニケーションコストが大きく増加し、作業效率の向上に不利である。

かかる点に鑑みて、本発明で解決しようとする技術的課題は、データ追跡の效率を向上し、かつ人的資源コストを低減させる、ＳＤＫによってデータ追跡を実現する方法及びシステムを提供することである。

上記の課題を解決するために、本発明の一実施例によれば、第一の様態において、
ソフトウエア開発キットによってウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素に対して識別子を割り当てることで、前記識別子は前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける前記要素を識別できることと、
前記要素がトリガされる時に、前記要素と対応する識別子をクラウドサーバに送信することで、クラウドサーバは受信した識別子に基づいて、前記トリガされた要素を取得できることと、
を含むソフトウエア開発キットによってデータ追跡を実現する方法を提供する。

ある実現様態において、ソフトウエア開発キットによってウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素に対して識別子を割り当てることで、前記識別子は前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける前記要素を識別できることは、
ソフトウエア開発キットによって、統一資源位置決め符URL、種類、パッケージ、コントロール(control)、ネスト構造、ラベル構造、要素順序、テキスト内容(text content)及び識別番号IDを含む前記要素の属性に応じて、ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける各要素に、前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素を唯一に識別できる識別子を自動的に割り当てることを含む。

他の実現様態において、前記要素がトリガされる前に、更に、
前記クラウドサーバは、予め設けられたラベル、および、前記予め設けられたラベルと前記識別子と前記要素との対応関係を構築して保存すること、を含む。

可能な実現様態において、前記クラウドサーバが、予め設けられたラベル、および、前記予め設けられたラベルと前記識別子と前記要素との対応関係を構築して保存した後、更に、
前記クラウドサーバは、前記対応関係に基づいて、受信した識別子によって、前記受信した識別子に対応する前記要素及び前記予め設けられたラベルを取得すること、を含む。

可能な実現様態において、前記対応関係は、マッピング関係であり、前記マッピング関係が変化すると、クラウドサーバは、新たなマッピング関係を構築する。

上記の技術課題を解決するために、本発明の他の一実施例によれば、第二の様態において、
ソフトウエア開発キットが設けられるとともにソフトウエア開発キットのインターフェイスが配置され、前記ソフトウエア開発キットによってウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素に対して識別子を割り当てることで、前記識別子が前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける前記要素を識別できる端末と、
インターネットを介して前記端末に接続され、ソフトウエア開発キットが設けられるとともにソフトウエア開発キットのインターフェイスが配置され、前記要素がトリガされる時に、前記要素に対応する識別子を受信し、受信した識別子に応じて、トリガされた前記要素を取得するクラウドサーバと、
を含むソフトウエア開発キットによってデータ追跡を実現するシステムを提供する。

他の実現様態において、前記端末は、ソフトウエア開発キットによって、統一資源位置決め符(uniform resource locator)URL、種類、パッケージ、コントロール、ネスト構造、ラベル構造、要素順序、テキスト内容及び識別番号IDを含む前記要素の属性に応じて、ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける各要素に、前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素を唯一に位置決め(positioning)できる識別子を自動的に割り当てる。

他の実現様態において、前記クラウドサーバは、前記要素がトリガされる前に、予め設けられたラベル、および、前記予め設けられたラベルと前記識別子と前記要素との対応関係を構築して保存する。

他の実現様態において、前記クラウドサーバは、予め設けられたラベル、および、前記予め設けられたラベルと前記識別子と前記要素との対応関係を構築して保存した後、更に、前記対応関係に基づいて、受信した識別子によって、前記受信した識別子に対応する前記要素及び前記予め設けられたラベルを取得する。

他の実現様態において、前記対応関係は、マッピング関係であり、前記マッピング関係が変化する時に、クラウドサーバは、新たなマッピング関係を構築する。

本発明の有利な効果は以下を含む。
本発明で提供するＳＤＫによってデータ追跡を実現する方法では、ＳＤＫによって、ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素に対して識別子を割り当てて、前記要素がトリガされる時に、前記要素に対応する識別子をクラウドサーバに送信することで、クラウドサーバは受信した識別子に応じて前記トリガされた要素を取得することができる。これによって、手動に大量な追跡点を入力することを避けて、データ追跡の效率を大幅に向上させるとともにエンジニアの多くの時間を節約し、人的資源コストを節約する。また、データ定義を自動的に管理するので、自動で高効率のデータ管理及びバージョン制御を実現する。

本発明で提供するＳＤＫによってデータ追跡を実現する方法では、前記要素と前記識別子と予め設けられたラベルとの対応関係を構築して保存すること、並びに、前記クラウドサーバは前記対応関係に基づいて、受信した識別子を前記予め設けられたラベルにマッチングさせることによって、事務人員は、必要とするデータを直接に定義できるようにして、製品体験とデータ分析を一体化させて、データ管理の效率を向上させ、ニーズと実現の一致性を補完する。

本発明で提供するＳＤＫによってデータ追跡を実現する的方法では、クラウドサーバは前記マッピング関係が変化する時に新たなマッピング関係を構築し、前記新たなマッピング関係で元の前記マッピング関係を代替し、かつ元の前記マッピング関係を記憶することによって、データ定義の変更に対して優れたバージョン制御及び履歴追跡機能を提供し、速やかに替わられる製品及び詳細機能が多い製品に適している。

以下の図面を参照しながら詳細に説明する例示的な実施例によれば、本発明の他の特徴及び様態は、明瞭になる。

明細書に含まれて明細書の一部を構成する図面は、明細書とともに本発明の例示的な実施例、特徴及び様態を示して、本発明の原理を解釈するのに用いられる。

図１は、本発明の一実施例によるＳＤＫによってデータ追跡を実現する方法を示すフローチャートである。 図２は、本発明の他の実施例によるＳＤＫによってデータ追跡を実現する方法を示すフローチャートである。 図３は、本発明の他の実施例において企業のサイトをロードする時にステップＳ３を行うことを示す模式図である。 図４は、クラウドサーバは対応関係に基づいて識別子とラベルとの変換を行うことを示す模式図である。 図５は、ラベルを図面作成に用いることを示す模式図である。 図６は、本発明の一実施例によるＳＤＫによってデータ追跡を実現するシステムを示す構造模式図である。 図７は、本発明によるＳＤＫによってデータ追跡を実現する方法を実行するための運算設備を模式的に示すブロック図である。 図８は、本発明によるＳＤＫによってデータ追跡を実現する方法を実現するプログラムコードを保持または携えるための記憶手段を模式的に示す模式図である。

以下、本発明の各種の例示的な実施例、特徴及び様態について図面を参考して詳細に説明する。各図において、同じ図面符号は、機能が同じまたは相似である要素を示す。各図において実施例のいろいろな面が示されたが、特に指摘されていない限り、比率によって図面を作成することは要しない。

ここで使われている用語「例示的」とは、「例示、実施例または説明的として用いられる」という意味である。ここで、“例示的”として説明されている何れの実施例は、他の実施例よりも優れているまたは良いと解釈される必要はない。

また、本発明をさらに明瞭に説明するために、下記の具体的な実施形態において多くの具体的な詳細(detail)が記載されている。当業者は、一部の具体的な詳細がなくても、本発明が相変わらず実施されることができるという点を理解すべきである。本発明の実施例は、典型的にwebインターネット、アンドロイド（android）、アップル社のモバイルオペレーティングシステムiOSなどのプラットフォームのapp、スマートハードウエア、社内または第三者のデータシステム等に適用することができる。一部の実例において、本発明の主旨を顕著に表れるように、当業者によく知られている方法、手段、要素についてはその詳細な説明を省略する。

図１は、本発明の一実施例によるＳＤＫによってデータ追跡を実現する方法を示すフローチャートである。図１に示すように、この方法は、ステップＳ１とステップＳ２を含む。ステップＳ１において、ＳＤＫによって、ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素に識別子を割り当てることで、前記識別子が前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける前記要素を位置決め(position)できる。

ＳＤＫによって、ウェブページwebまたはアプリケーションプログラムappにおける各要素にラベルを付けて、webまたはappページの各要素に、その統一資源位置決め符URL、種類、パッケージ、コントロール、ネスト構造、ラベル構造、要素順序、テキスト内容及びID属性等によって、自動的に識別子を割り当てる。各識別子は、例えばwebにおける全頁(トップページまたは有料ページ等)、一つのボタン(追加ボタンまたはソートボタン及びサイドバー広告欄等)などのページの要素を唯一に（固有に(uniquely)識別（測位）(identify)できる。

ステップＳ２において、前記要素がトリガされる時に、前記要素と対応する識別子をクラウドサーバ(cloud-end server)に送信することで、クラウドサーバは受信された識別子によって、トリガされた前記要素を取得できる。識別子は、要素を識別するためのものである。要素自身はオブジェックトである。要素がトリガされる時に、主体(ユーザー)、時間、位置などの情報を全てサーバに伝送する。

これによって、エンジニアが手動で追跡点を入力することなく、クラウドサーバは、以下のようなデータ内容を自動的に追跡できるので、人的資源コストを節約してデータ追跡の效率を向上させる。上記データ内容とは：
「オブジェクト」は、web appまたはnative appにおける要素またはページを含み、
「アクション」は、閲覧、クリック、スクロール、スライドなどジェスチャーを含み、
「だれ」、すなわち主体は、ユーザーIDを含み、
「何時」は、時間、タイムゾーンを含み、
「場所」は、位置情報、国家、都市、またはより精確なＧＰＳを含み、
「その他の收集できる情報」は、設備情報、オペレーティングシステム、バージョン番号、音声、ビデオ、テキスト等を含む。

可能な実現形態において、図２に示すように、前記要素がトリガされる前に、更に、前記クラウドサーバは予め設けられたラベル、及び前記予め設けられたラベルと前記識別子と前記要素との対応関係を構築して保存するステップＳ３を含む。そして、前記要素がトリガされた後に、更に、前記クラウドサーバは前記対応関係に基づいて、受信した識別子によって、前記受信した識別子と対応する要素を判断して、作業者に、友好的で分かりやすい予め設けられたラベルをマッチングして表示するステップＳ４を含む。

具体的に、データ採取者、例えば、エンタープライズユーザーは、クラウドアプリケーションにログインして、企業のwebサイトまたはappをロードし、編集モードに入って、必要な要素またはページを選択して、それに予め設けられたラベルを設定する。例えば、要素またはページに対して一つの直観的で分かりやすい名前(即ち、予め設けられたラベル)を設定してから保存する。図３に示すように、例えば、要素またはページに対して「検索結果-商品リスト」という名前を設定する。クラウドサーバは、この予め設けられたラベルと要素と識別子との対応関係を構築して保存する。また、クラウドサーバは、前記対応関係を基づいて、受信した識別子によって、前記受信した識別子と対応する要素及び予め設けられたラベルを取得することができる。これによって、エンタープライズユーザーは、web及びapp製品で各ラベルに対応する視覚要素を直接見ることもできるし、管理ページにおいて全てのラベルをソート、検索、フィルタリング及び組み合わせることもできる。過程全体では、エンジニアは手動でコードを書く必要がなく、全ては直観的に見たもの、つまり所得であり、マウスをドラッグしたり、範囲を選択(circling)したり、批点(pointing)することで完成し、操作が簡単明瞭であるので、作業效率を向上させるのに有利で、人的資源コストを低減し、業務側の作業者は、データを直接に定義して、取得することができる。

他の可能な実現様態において、すでに取得したラベルの名前またはマッピング関係を変更する時に、クラウドサーバは、新たな対応関係バージョンを構築し、旧いバージョンを記憶する。こうすると、定義されたディテルが変更される毎に、相応のスナップショットが生成されるので、データ的履歴変化は、自動的に管理させることができる。

図４に示すように、webまたはappの要素がトリガされると、クラウドサーバは、この対応関係に基づいて、識別子とラベルとを自動的に変換することができ、これにより、要素と対応する識別子を、エンタープライズユーザーによって定義されている簡単で分かりやすいラベルに変換され、ラベルによって、トリガされた要素の情報(例えば、時間、場所、人物、アクション、オブジェクト)を取得することができ、追跡オブジェクトに対応されるページ要素に対する操作を取得することができる。ここで、web側の識別符号の主な組成部分は、URL、xpath、表示されたテキスト内容及び同じページのxpath構造においての要素の順序番号を含む。

ここで、URL：ページレベルの内容、例えば、http://www.example.com/test？a＝1を識別する。主に、プロトコル、サブドメイン、ドメイン、パス(path)、及び検索(query)を含む。

xpath：ページの中の要素、例えば、/div.class1/div.class2/table#id1/spanを識別し、主に、例えば、body、div、table、span、a、button、form等のHTMLラベル及び例えばid、class、name、data-、href、src等のHTMLラベルの属性を含む。

表示されるテキスト内容は、例えば「ログイン」、「登録」、「確認」等を含む。

同じページのxpathの順序番号は、主に兄弟(sibling)ノードを区別するためのものである。

また、App側の識別符号の主な組成は、Appパッケージ名、ページクラス名、xpath及び表示されたテキスト内容を含み、具体的に、以下のものを含む。
Appパッケージ名は、主にappを識別するためのものであって、例えばcom.testapp.stage1のようである。

ページクラス名は、主にページを識別するためのものであって、例えばHomeViewControllerのようである。

Xpathは、主にページの要素を識別するためのものであるとともに、順序番号を含み、例えばUIWindow/UILayoutContainerView#0/UIView#3/UILabel#0のようである。

表示されるテキスト内容は、例えば「ログイン」、「登録」、「確認」等を含む。

また、図５に示すように、エンタープライズユーザーは、すでに定義されたラベル用マウスを図面作成モジュールにドラッグして、各種分析グラフを生成して傾向及び異常を判断することができる。

図６には、本発明の一実施例によるＳＤＫによってデータ追跡を実現するシステムが示されている。図６に示すように、このシステム100は、端末110及びクラウドサーバ120を含む。

ここで、端末110には、ＳＤＫが設けられ、またＳＤＫ APIが配置されている。前記端末110は、ＳＤＫによって、ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素に識別子を割り当てることで、前記識別子が前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける前記要素を識別することができる。具体的には、ステップＳ1で述べたとおりで、ここでは説明を省略する。

クラウドサーバ120は、インターネットを介して前記端末110と接続する。前記クラウドサーバ120には、ＳＤＫが設けられ、またＳＤＫインターフェイスが配置されている。前記要素がトリガされる時、前記クラウドサーバ120は、前記要素に対応される識別子を受信し、受信した識別子によって、前記トリガされた要素を取得する。具体的には、ステップＳ２で述べたとおりで、ここでは説明を省略する。

他の可能な実現様態において、前記端末110は、ＳＤＫによって、前記要素の属性に応じて、ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける各要素に、自動的に前記識別子を割り当てる。前記識別子は、前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素を唯一に識別することができる。ここで、前記要素の属性は、統一資源位置決め符URL、種類、パッケージ、コントロール、ネスト構造、ラベル構造、要素順序、テキスト内容及び識別番号IDを含む。

他の可能な実現様態において、前記クラウドサーバ120は、前記要素がトリガされる前に、予め設けられたラベル、及び前記予め設けられたラベルと前記識別子と前記要素との対応関係を構築して保存し、前記対応関係に基づいて、受信した識別子によって、前記受信した識別子に対応する前記要素及び前記予め設けられたラベルを取得する。具体的には、ステップＳ３〜Ｓ４で述べたとおりで、ここでは説明を省略する。

さらなる他の可能な実現様態において、前記対応関係は、マッピング関係であり、前記マッピング関係が変更すると、クラウドサーバ120は、新たなマッピング関係を構築して、元のマッピング関係を記憶する。

本発明の多様な各コンポーネントの実施例は、ハードウエアで実現することもできるし、または、一つまたは複数のプロセッサで実行されるソフトウエアモジュールで実現することもでき、または、これらの組合せで実現することもできる。当業者は、実践において、マイクロプロセッサまたはデジタルシグナルプロセッサ(DSP)を用いて本発明の実施例によるソフトウエア開発キットによってデータ追跡を実現するシステムの一部またはすべてのコンポーネントの一部または全ての機能を実現することができることを理解しなければならない。本発明は、ここで述べた方法の一部または全てを実行するための設備または装置プログラム(例えば、コンピュータプログラム及びコンピュータプログラム製品)として実施されてもよい。このような本発明を実現するプログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されることができ、または、一つまたは複数の信号形式を有することができる。このような信号は、インターネットサイトからダウンロードしてもよいし、またはキャリア信号(carrier signal)によって提供してもよいし、または他の形式で提供してもよい。

例えば、図７には、ソフトウエア開発キットによってデータ追跡を実現する方法を実現できる運算設備(computing device)が示されている。この運算設備は、従来には、プロセッサ710、及び、記憶装置720の形のコンピュータプログラム製品またはコンピュータ読み取り可能な媒体を含む。記憶装置720は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM、ハードディスクまたはROMなどのような電子記憶装置でも良い。記憶装置720は、上記した方法の中の何れのステップを実行するためのプログラムコード731を記憶する記憶空間730を有する。例えば、プログラムコードのための記憶空間730は、上記の方法における各種ステップをそれぞれ実現するための各プログラムコード731を含むことができる。これらのプログラムコードは、一つまたは複数のコンピュータプログラム製品から読み出されるか、またはその一つまたは複数のコンピュータプログラム製品に書き込まれることができる。これらのコンピュータプログラム製品は、例えば、ハードディスク、コンパクトディスク(CD)、メモリカードまたはフロッピーディスクなどのようなプログラムコードキャリアを含む。このようなコンピュータプログラム製品は、通常、図８を参照しながら説明した携帯式または固定式の記憶手段である。この記憶手段は、図７の運算設備における記憶装置720と類似に配置される記憶セグメント、記憶空間等を有することができる。プログラムコードは、例えば、適当な形式で圧縮されることができる。一般的には、記憶手段は、コンピュータ読み取り可能なコード731’、即ち、例えばプロセッサ710のようなプロセッサによって読み取られるコードを含むことができる。これらのコードが運算設備によって実行されるとき、当該運算設備は、上記で説明した方法における各ステップを実行することになる。

上記の説明はただ本発明の具体的な実施様態に過ぎなく、本発明の保護範囲はこれに限られない。何れの当業者は、本発明に開示された技術範囲内で、変更または代替を容易に想到でき、これは本発明の保護範囲に属するべきである。従って、本発明の保護範囲は、請求の範囲の保護範囲を基準にするべきである。

Claims (6)

1. ソフトウエア開発キットによってウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素に識別子を割り当てることで、前記識別子は、前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける前記要素を識別できることと、
   前記要素がトリガされる時に、前記要素と対応する識別子をクラウドサーバに送信することで、クラウドサーバは、受信した識別子に基づいて、トリガされた前記要素を取得できることと、を含み、
   ここで、
   ソフトウエア開発キットによってウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素に識別子を割り当てることで、前記識別子は、前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける前記要素を識別できることは、さらに、
   ソフトウエア開発キットによって、統一資源位置決めURL、種類、パッケージ、コントロール、ネスト構造、ラベル構造、要素順序、テキスト内容及び識別番号IDを含む前記要素の属性に応じて、ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける各要素に、前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素を唯一に識別できる識別子を自動的に割り当てることを含み、
   前記要素がトリガされる前に、さらに、
   前記クラウドサーバは、予め設けられたラベル、および、前記予め設けられたラベルと前記識別子と前記要素との対応関係を構築して保存すること、
   を含むソフトウエア開発キットによってデータ追跡を実現する方法。
2. 請求項１に記載のソフトウエア開発キットによってデータ追跡を実現する方法において、
   前記クラウドサーバは、予め設けられたラベル、および、前記予め設けられたラベルと前記識別子と前記要素との対応関係を構築して保存した後、更に、
   前記クラウドサーバは、前記対応関係に基づいて、受信した識別子によって、前記受信した識別子に対応する前記要素及び前記予め設けられたラベルを取得すること、を含む。
3. 請求項２に記載のソフトウエア開発キットによってデータ追跡を実現する方法において、
   前記対応関係は、マッピング関係であり、前記マッピング関係が変化すると、クラウドサーバは、新たなマッピング関係を構築する。
4. ソフトウエア開発キットが設けられるとともにソフトウエア開発キットのインターフェイスが配置され、前記ソフトウエア開発キットによってウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素に対して識別子を割り当てることで、前記識別子が前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける前記要素を識別できる端末と、
   インターネットを介して前記端末に接続され、ソフトウエア開発キットが設けられるとともにソフトウエア開発キットのインターフェイスが配置され、前記要素がトリガされる時に、前記要素に対応する識別子を受信し、受信した識別子に応じて、トリガされた前記要素を取得するクラウドサーバと、を含み、
   前記端末は、ソフトウエア開発キットによって、統一資源位置決めURL、種類、パッケージ、コントロール、ネスト構造、ラベル構造、要素順序、テキスト内容及び識別番号IDを含む前記要素の属性に応じて、ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける各要素に対して、前記ウェブページまたはアプリケーションプログラムにおける要素を唯一に識別できる識別子を自動的に割り当て、
   前記クラウドサーバは、前記要素がトリガされる前に、予め設けられたラベル、および、前記予め設けられたラベルと前記識別子と前記要素との対応関係を構築して保存する、
   ソフトウエア開発キットによってデータ追跡を実現するシステム。
5. 請求項４に記載のソフトウエア開発キットによってデータ追跡を実現するシステムにおいて、
   前記クラウドサーバは、予め設けられたラベル、および、前記予め設けられたラベルと前記識別子と前記要素との対応関係を構築して保存した後、更に、前記対応関係に基づいて、受信した識別子によって、前記受信した識別子に対応する前記要素及び前記予め設けられたラベルを取得する。
6. 請求項５に記載のソフトウエア開発キットによってデータ追跡を実現するシステムにおいて、
   前記対応関係は、マッピング関係であり、前記マッピング関係が変化すると、クラウドサーバは、新たなマッピング関係を構築する。

Images