JP6875164B2 - 信号処理装置およびアクティブノイズキャンセルシステム - Google Patents

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Description

本発明は、信号処理装置およびアクティブノイズキャンセルシステムに関する。
ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセル)は、従来からイヤホンやヘッドホンで実現されている技術である。例えば、イヤホンに組み込んだマイクロフォンで周囲の音を環境音(環境ノイズ)として取り込み、取り込んだ音の位相を反転してスピーカーからの再生信号に加算する。外部からイヤホン内部に侵入するノイズは、位相が反転された信号で打ち消され、ユーザは、スピーカーからの再生信号のみを聞くことができる。
従来のANCにおいて、マイクロフォンに強い風が当たり、風切音が生じた場合、再生信号とともに大きなノイズとしてスピーカーから出力され、ユーザに不快感を与えることがあった。風切音は外部からイヤホン内部に侵入するノイズではないため、キャンセルノイズ信号が適切ではなく、風切音に関する成分が余分に出力されてしまう(特許文献1,2参照)。
特許文献1 特開2008−60759号公報
特許文献2 米国特許9020157号明細書
ノイズキャンセル処理において、環境ノイズの中から風切音等の異音を検知して、ユーザに不快感を与えないようにノイズキャンセル信号を生成することが望まれる。
本発明の第1の態様においては、音を出力する異なるチャネルの第1出力部と第2出力部とにそれぞれ配置され、環境ノイズを検出する2以上の入力部と、2以上の入力部が検出した環境ノイズから、キャンセルノイズ信号を生成するキャンセルノイズ信号生成部と、2つ以上の入力部が検出した環境ノイズから異音を検知する異音検知部と、異音検知部の検知結果に応じて、キャンセルノイズ信号生成部から出力されるキャンセルノイズ信号のレベルを調整する調整部と、キャンセルノイズ信号と再生信号とを混合する第1混合器とを備える信号処理装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、第1の態様の信号処理装置と、再生信号を出力する信号源と、を備えるアクティブノイズキャンセルシステムを提供する。
上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となりうる。
本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステムの構成を示す。 本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステムの第1構成例のブロック図を示す。 異音検知部のブロック図を示す。 本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステムのノイズキャンセル動作のフロー図を示す。 本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステムの第2構成例のブロック図を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステム100の構成を示す。アクティブノイズキャンセルシステム100は、信号源110から供給される再生信号に対して、信号処理装置120において入力部210および215で検出した環境ノイズを用いてノイズキャンセル処理を行い、ノイズキャンセル処理された再生信号を第1出力部200と第2出力部205から出力する。
図2は、本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステム100の第1の構成例のブロック図を示す。アクティブノイズキャンセルシステム100は、信号源110と、信号処理装置120とを備える。
信号源110は、音楽信号等の再生信号を供給する。信号源110は、CD、DVD,ハードディスクドライブ、またはフラッシュメモリ等の記憶装置に記憶されたデジタルデータから再生信号を生成して供給してよい。また、信号源110は、特定のウェブサイトまたはクラウドサービス等から無線でデータを受信し、再生信号を生成してもよい。
信号処理装置120は、信号源110から供給された再生信号に対してノイズキャンセル信号を混合して出力する。信号処理装置120は、一例として、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)であってよい。信号処理装置120は、第1出力部200と、第2出力部205と、2以上の入力部210および215と、異音検知部220と、調整部230と、キャンセルノイズ信号生成部240と、第1混合器250とを備える。
第1出力部200および第2出力部205は、信号処理された再生信号を受信し、音響信号に変換して音楽等の音を出力する。第1出力部200および第2出力部205は、受信した信号がデジタル信号の場合は、当該信号をデジタルアナログ変換してアナログ信号を生成し、当該アナログ信号を増幅して音として出力してよい。第1出力部200および第2出力部205は、互いにチャネルが異なり、例えば第1出力部200は右チャネルで、第2出力部205は左チャネルであり、互いに別個の筐体に設けられてよい。第1出力部200および第2出力部205は、一例として、イヤホンまたはヘッドホン等を有してよい。
2以上の入力部210、215は、第1出力部200と第2出力部205とにそれぞれ配置され、周囲の環境ノイズを検出する。2以上の入力部210および215は、入力された環境ノイズを電気信号に変換して、当該電気信号をデジタル信号に変換して出力してよい。2つの入力部210および215は、第1出力部200が設けられた筐体と第2出力部205が設けられた筐体とにそれぞれ1つずつ組み込まれることで、信号処理装置120の使用時には、入力部210および215が所定の間隔で互いに離れて配置される。2以上の入力部210および215は、第1出力部200と第2出力部205との少なくとも一方に複数設けられてもよい。2つの入力部210および215は、互いに異なるチャネルであってよく、一例として右チャネルのマイクロフォンと左チャネルのマイクロフォンであってよい。
異音検知部220は、2以上の入力部210および215の出力に接続され、2以上の入力部210および215が検出した環境ノイズから異音を検知して検知結果を出力する。異音検知部220は、検知結果として、例えば調整部230で用いられるゲイン設定値を出力してよい。異音検知部220は、第1出力部200および第2出力部205の内部に侵入しにくく、ユーザの耳には届きにくいノイズを異音として検知してよい。一例として異音検知部220は、異音として風切音を検知してよい。風切音は、例えば第1出力部200または第2出力部205等に強い風が当たって生じるノイズである。
調整部230は、入力部210および215と異音検知部220とに接続され、異音検知部220の検知結果に応じて、キャンセルノイズ信号生成部240から出力されるキャンセルノイズ信号のレベルを調整する。調整部230は、異音検知部220が異音を検知した場合(例えば、異音レベルが閾値を超える場合)、キャンセルノイズ信号生成部240に入力される環境ノイズのデジタル信号のレベルを下げて出力してよい。これにより、調整部230は、キャンセルノイズ信号生成部240から出力されるキャンセルノイズ信号のレベルを調整することができる。調整部230は、2つの入力部210および215のうちの一方または両方から受信したデジタル信号についてレベル調整して出力してよい。なお、調整部230は、入力部210および215から第1混合器までの間のいずれの位置に設けられてもよい。ここで、調整等される信号または環境ノイズのレベルは、例えば、音量、音圧レベル、または振幅等を示すものであり、以下同様である。
キャンセルノイズ信号生成部240は、2以上の入力部210および215が検出した環境ノイズのデジタル信号から、キャンセルノイズ信号を生成して出力する。キャンセルノイズ信号生成部240は、調整部230に接続され、調整部230が出力したデジタル信号の位相を反転させて、当該デジタル信号に対して逆位相であるキャンセルノイズ信号を生成してよい。キャンセルノイズ信号生成部240は、調整部230により既にレベル調整されたデジタル信号からキャンセルノイズ信号を生成するため、異音の検知結果に応じたレベルのキャンセルノイズ信号を出力できる。キャンセルノイズ信号生成部240は、チャネルの異なる入力部210および215が検出した環境ノイズから、右チャネルのキャンセルノイズ信号と、左チャネルのキャンセルノイズ信号とをそれぞれ生成してもよい。また、キャンセルノイズ信号生成部240は、入力部210および215の一方が検出した環境ノイズから、右チャネルと左チャネル共通のキャンセルノイズ信号を生成してもよい。
第1混合器250は、キャンセルノイズ信号生成部240の出力と信号源110の出力とに接続され、キャンセルノイズ信号生成部240からのキャンセルノイズ信号と信号源110からの再生信号とを混合(例えば加算)して、混合信号を第1出力部200および第2出力部205に出力する。このようにキャンセルノイズ信号が混合された混合信号は、第1出力部200および第2出力部205から出力されると、周囲の環境ノイズがキャンセルノイズ信号の成分と合成されて打ち消される。その結果、ユーザは、再生信号の音のみが聞こえることとなる。
次に、異音検知部220について詳細に説明する。図3は、異音検知部220のブロック図を示す。異音検知部220は、第2混合器300と、第3混合器310と、比較部320と、ゲイン計算部330とを有する。
第2混合器300は、2以上の入力部210および215が検出した環境ノイズの同位相成分を生成する。第2混合器300は、2つの入力部210および215の出力に接続され、入力部210および215からの環境ノイズに応じたデジタル信号を混合することで、同位相成分を生成する。例えば、第2混合器300は、2つの入力部210および215からのデジタル信号を反転することなく互いに加算することにより、当該2つのデジタル信号の互いに対する逆位相成分は実質的に打ち消され、同位相成分の信号を生成することができる。ここで、第1出力部200および第2出力部205内に侵入する、ノイズキャンセル対象の環境ノイズは、一定距離離れた位置から発せられるノイズであるため、入力部210および215により検出される時点でほぼ同じ位相の音である。従って、第2混合器300により生成された同位相成分は、ノイズキャンセル対象の環境ノイズに応じたものとなる。
第3混合器310は、2以上の入力部210および215が検出した環境ノイズの逆位相成分を生成する。第3混合器310は、2つの入力部210および215の出力に接続され、2つの入力部210および215からのデジタル信号を混合することで、逆位相成分を生成する。例えば、第3混合器310は、2つの入力部210および215からのデジタル信号の一方のみの位相を反転させ、2つのデジタル信号を互いに加算する。これにより、第3混合器310は、入力部210および215からのデジタル信号の互いに対する同位相成分は実質的に打ち消され、逆位相成分の信号を生成することができる。ここで、第1出力部200および第2出力部205内に侵入しにくい異音(例えば風切音)は、入力部210および215の近くで発せられるノイズであり、当該ノイズは、一定距離離れた2つの入力部210および215により検出される時点で互いに異なる位相の音となる。従って、第3混合器310により生成された逆位相成分は、異音に応じたものとなる。
比較部320は、環境ノイズの同位相成分と逆位相成分とを比較する。比較部320は、第2混合器300と第3混合器310とに接続され、第2混合器300からの同位相成分と第3混合器310からの逆位相成分とを比較して比較結果を出力してよい。例えば、比較部320は、異音の有無および異音のレベルの少なくとも1つを検知してよい。
ゲイン計算部330は、比較部320と調整部230とに接続され、調整部230においてレベル調整に用いられるゲイン設定値を、比較部320の比較結果に応じて生成する。ゲイン計算部330は、比較結果が異音のレベルが閾値(例えば0以上の値)を超えることを示す場合には、ゲイン設定値を減少させ、比較結果の異音のレベルが閾値以下であることを示す場合には、ゲイン設定値を増加または維持してよい。ゲイン設定値は、一例として0以上1以下の範囲で設定されてよい。
次に、本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステム100のノイズキャンセル動作について説明する。図4は、本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステム100のノイズキャンセル動作のフロー図を示す。
まず、信号処理装置120の電源がオンされる、または信号処理装置120が環境ノイズを検出することに応じてノイズキャンセル動作が開始する。
S410では、入力部210および215は環境ノイズを検出する。入力部210および215は、環境ノイズに応じたデジタル信号を生成して出力する。
S420では、異音検知部220において異音の検知を行う。異音検知部220は、第2混合器300からの同位相成分と第3混合器310からの逆位相成分とを比較して、比較結果に応じたゲイン設定値を出力する。異音検知部220は、異音を検知したまたは異音のレベルが閾値を超える場合には1未満のゲイン設定値を出力し、異音を検知しないまたは異音のレベルが閾値以下である場合には、1のゲイン設定値を出力してよい。
異音検知部220は、環境ノイズの逆位相成分の信号のレベルがより大きいほどゲイン設定値をより小さく設定してよい。例えば、比較部320は、同位相成分の信号のレベルに対する逆位相成分の信号のレベルの比(逆位相成分の信号のレベル/同位相成分の信号のレベル)または差(逆位相成分の信号のレベル−同位相成分の信号のレベル)を算出する。ゲイン計算部330は、当該比または差がより大きいほどゲイン設定値をより小さく設定してよい。また、比較部320は、環境ノイズの逆位相成分のレベルを予め定められた閾値(例えば0以上の値)と比較し、逆位相成分のレベルが閾値より大きい場合には異音を検知したとして予め定められたゲイン設定値(例えば、1未満の値)を設定してもよい。
S430では、調整部230は、異音検知部220が検知した異音の有無または異音のレベルに応じて、環境ノイズのレベルを調整する。調整部230は、異音検知部220からのゲイン設定値に応じて環境ノイズのレベルを調整して出力してよい。例えば、調整部230は、入力部210および215からの環境ノイズのデジタル信号のレベルをゲイン設定値倍してレベル調整してよい。この際ゲイン設定値=1の場合は(異音検知部220が異音を検知しない場合または異音レベルが閾値以下である場合)、調整部230は、環境ノイズのデジタル信号を、入力部210および215が出力した元のレベルのままで出力することになる。
また、調整部230は、異音検知部220が検知した異音が閾値を超える場合、環境ノイズのレベルを徐々に下げてよい。例えば調整部230は、予め定められた期間で、ゲイン設定値により規定されたレベルまで段階的にレベルを下げてよい。また、調整部230は、予め定められた変化速度で環境ノイズのレベルをゲイン設定値により規定されたレベルまで下げてよい。
また、調整部230は、環境ノイズのレベルを下げた後に異音検知部220が検知する異音のレベルが閾値以下になると、環境ノイズのレベルを上げてよく、好ましくは環境ノイズのレベルを徐々に上げる。例えば調整部230は、異音検知部220が異音を検知しなくなると、環境ノイズのデジタル信号のレベルを、予め定められた期間または変化速度で、入力部210および215が出力した元のレベルにまで上げる。具体的には、調整部230は、ゲイン設定値=0.3を受信して環境ノイズのレベルを下げた後に、ゲイン設定値=1を受信すると、用いるゲイン設定値を0.3から1まで段階的に、予め定められた期間または変化速度で、上げてよい。このようにレベルの調整を徐々に行うことで、ユーザに不快感をより与えないように自然にレベル調整を行うことができる。
S440では、キャンセルノイズ信号生成部240は、調整部230からの環境ノイズのデジタル信号からノイズキャンセル信号を生成して出力し、第1混合器250は、再生信号とキャンセルノイズ信号とを混合する。このように混合された信号を、第1出力部200および第2出力部205から出力することで、異音による影響を抑制して、環境ノイズを打ち消すことができる。なお、第1混合器250は、右チャネルからの環境ノイズにより生成されたノイズキャンセル信号は右チャネルの再生信号と混合し、左チャネルからの環境ノイズにより生成されたノイズキャンセル信号は左チャネルの再生信号と混合してよい。
S450では、信号処理装置120がオフされる、または信号処理装置120が環境ノイズを検出しなくなることに応じてノイズキャンセル動作が終了する。また、信号処理装置120がオフされずに、さらに環境ノイズを検出すると、動作はS410に戻る。
本実施形態のアクティブノイズキャンセルシステム100は、ANC動作中に、異音が検出されるとノイズキャンセル信号のレベルを下げ、ユーザに不快感を与えることを抑制できる。
次に、本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステム100の第2の構成例について説明する。図5は、本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステム100の第2の構成例のブロック図を示す。図2に示された第1の構成例のアクティブノイズキャンセルシステム100の構成と略同一の構成については説明を省略する。第2の構成例のアクティブノイズキャンセルシステム100は、構成および動作は第1の構成例のアクティブノイズキャンセルシステム100と同様である。ただし、調整部230は、キャンセルノイズ信号生成部240の出力と、第1混合器250の入力との間に配置される。
調整部230は、キャンセルノイズ信号生成部240から出力されるキャンセルノイズ信号を受信し、異音検知部220が検知した異音の有無または異音のレベルに応じて、当該キャンセルノイズ信号のレベルを調整して出力してよい。調整部230は、異音検知部220が検知する異音のレベルが閾値を超えると、キャンセルノイズ信号のレベルを下げてよく、好ましくは徐々に下げてよい。また、調整部230は、キャンセルノイズ信号のレベルを下げた後に異音検知部220が検知する異音のレベルが閾値以下になると、キャンセルノイズ信号のレベルを徐々に上げてよい。ここで、調整部230は、キャンセルノイズ信号のレベル調整を、第1の構成例のアクティブノイズキャンセルシステム100の調整部230による環境ノイズのレベル調整と同様に行ってよい。
なお、本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステム100の信号処理装置120において、キャンセルノイズ信号生成部240と、異音検知部220と、調整部230と、第1混合器250とは、デジタル信号処理を行うものである。信号処理装置120は、デジタル構成のノイズキャンセル処理によって、より効果的にノイズを打ち消すことができる。ただし、本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステム100の信号処理装置120は、入力部210および215からの環境ノイズに対応するアナログ信号に対して、アナログ処理を行ってノイズキャンセル処理を行ってもよい。
また、本実施形態に係るアクティブノイズキャンセルシステム100の信号処理装置120は、第1出力部200および第2出力部205を含まなくてもよく、第1出力部200および第2出力部205は、信号処理装置120に有線または無線で外部接続されたものであってよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 アクティブノイズキャンセルシステム、110 信号源、120 信号処理装置、200 第1出力部、205 第2出力部、210 入力部、215 入力部、220 異音検知部、230 調整部、240 キャンセルノイズ信号生成部、250 第1混合器、300 第2混合器、310 第3混合器、320 比較部、330 ゲイン計算部

Claims (10)

  1. 音を出力する互いに異なるチャネルの第1出力部と第2出力部とにそれぞれ配置され、環境ノイズを検出する2以上の入力部と、
    前記2以上の入力部が検出した前記環境ノイズから、キャンセルノイズ信号を生成するキャンセルノイズ信号生成部と、
    前記2以上の入力部が検出した前記環境ノイズから異音を検知する異音検知部と、
    前記異音検知部の検知結果に応じて、前記キャンセルノイズ信号生成部から出力されるキャンセルノイズ信号のレベルを調整する調整部と、
    前記キャンセルノイズ信号と再生信号とを混合する第1混合器と
    を備え
    前記調整部は、前記異音検知部が異音を検知した場合、前記キャンセルノイズ信号生成部に入力される前記環境ノイズのレベルまたは前記キャンセルノイズ信号生成部から出力される前記キャンセルノイズ信号のレベルを下げる
    信号処理装置。
  2. 前記異音検知部は、
    前記2以上の入力部が検出した前記環境ノイズの同位相成分を生成する第2混合器と、
    前記2以上の入力部が検出した前記環境ノイズの逆位相成分を生成する第3混合器と、
    を有する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記異音検知部は、前記環境ノイズの同位相成分と逆位相成分とを比較する比較部を有する
    請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 前記異音検知部は、前記異音として風切音を検知する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の信号処理装置。
  5. 前記調整部は、前記異音検知部が検知した異音のレベルに応じて、前記キャンセルノイズ信号生成部に入力される前記環境ノイズのレベルまたは前記キャンセルノイズ信号のレベルを下げる
    請求項1から4のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  6. 前記調整部は、前記キャンセルノイズ信号生成部に入力される前記環境ノイズのレベルまたは前記キャンセルノイズ信号のレベルを徐々に下げる
    請求項1から5のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  7. 前記調整部は、前記キャンセルノイズ信号生成部に入力される前記環境ノイズのレベルまたは前記キャンセルノイズ信号のレベルを下げた後に前記異音検知部が検知する異音のレベルが閾値以下になると、前記キャンセルノイズ信号生成部に入力される前記環境ノイズのレベルまたは前記キャンセルノイズ信号のレベルを徐々に上げる
    請求項からのいずれか1項に記載の信号処理装置。
  8. 前記2以上の入力部は、入力された環境ノイズをデジタル信号に変換し、
    前記キャンセルノイズ信号生成部と、前記異音検知部と、前記調整部と、前記第1混合器とは、前記デジタル信号に対してデジタル信号処理を行う
    請求項1からのいずれか1項に記載の信号処理装置。
  9. 前記第1出力部と前記第2出力部とを備える
    請求項1からのいずれか1項に記載の信号処理装置。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載の信号処理装置と、
    再生信号を供給する信号源と、
    を備えるアクティブノイズキャンセルシステム。
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