JP6871625B2 - 発電装置及び吸気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液流を用いて発電を行う発電装置、及び、液流を用いて吸気を行う吸気装置に関するものである。
発電装置としては、風力発電や水力発電などの各種発電方法を用いた装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
風力発電では、風の力を利用して発電を行うため、風が生じていない状態では発電を行うことができない。したがって、風力発電には、連続的に発電を行うことができないという課題がある。
一方、水力発電では、一般的に大きな高低差を利用するため、大きな設備が必要となる。小さな高低差で水力発電を行うことも可能ではあるが、その場合、発電規模は小さくなり流水中の異物を取り除いたり、増速機のような消耗する機械の維持管理の負担が便益に見合わないことが多い。また増速機の機械損失が生じるため発電効率が落ちることがある。また形式によっては発電部が浸水するリスクがあるという課題がある。
特開昭58−18569号公報
上記のように、従来の発電装置では、風力においては連続的に発電を行うことができない、水力においては流水中の異物の処理、消耗する機械の維持管理、増速機の機械損失による発電電力の低下、発電部の浸水のリスクという課題があった。また、発電装置に限らず、外気を吸気するための吸気装置においても、電源を必要とせず連続的に安定した吸気を行うことができるような構成が望まれている。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、連続的に吸気を行い、発電を行うことができる発電装置を提供することを目的とする。また、本発明は、流水中の異物の処理や消耗する機械の維持管理を軽減し、かつ発電部の浸水のリスクを低減した発電を行うことができる発電装置を提供することを目的とする。また、本発明は、電源を用いずに連続的に安定した吸気を行うことができる吸気装置を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る発電装置は、外気の吸気口を有する本体を備える。前記発電装置は、液流を用いて前記本体内を負圧にすることにより、前記吸気口から外気を吸い込ませて発電する。
このような構成によれば、液流を用いて直接発電を行うのではなく、液流を用いて本体内に外気を吸い込ませ、その外気の流れを用いて発電を行うことができる。したがって、川などの常に液流がある場所に本発明の発電装置を設置すれば、連続的に吸気を行い、発電を行うことができる。
(2)前記発電装置は、前記吸気口から外気が吸い込まれることにより回転する気流回転体をさらに備えていてもよい。この場合、前記発電装置は、液流を用いて前記本体内を負圧にすることにより、前記吸気口から外気を吸い込ませ、それに伴う前記気流回転体の回転により発電してもよい。
このような構成によれば、液流を用いて本体内に外気を吸い込ませ、その外気の流れを用いて気流回転体を回転させることにより発電を行うことができる。これにより、液流を用いて回転体を直接回転させるよりも流水中の異物の処理や消耗する機械の維持管理を軽減し、かつ発電部の浸水のリスクを低減して効率よく気流回転体を回転させて発電を行うことができる。また前記吸気口の大きさを調整し外気の流速を早くすることで、気流回転体の回転速度を上げることが可能であり、低落差の水力発電で用いられる増速装置を省略することができ、消耗する機械の維持管理を低減することができる。また増速機を用いた場合の効率より水力を風力に変換する効率が勝る条件においてはより効率の高い発電ができる。
(3)前記発電装置は、液流により回転する液流回転体をさらに備えていてもよい。この場合、前記発電装置は、前記吸気口から外気を吸い込ませることによる発電に加え、前記液流回転体の回転により発電してもよい。
このような構成によれば、液流を用いて気流回転体及び液流回転体を回転させ、それぞれの回転により発電を行うことができるため、より多様な発電特性を有する発電装置となる。またそれぞれの発電機に接続する電力負荷を変化させることで液流回転体、気流回転体、吸気量のより複雑な調整が可能となる。
(4)前記発電装置は、前記液流回転体の回転に対する負荷を調整する電気的もしくは動力的な負荷調整機構をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、液流回転体の回転に対する負荷を調整することにより、液流を制御することができる。例えば発電装置を水門に設置した場合、水門を通過する液流により液流回転体を回転させて発電を行うことができるとともに、液流回転体に対する負荷を大きくすれば、水門を通過する液流を減少又は遮断させ、水門としての機能を実現することができる。また同様の負荷調整により吸気能力も調整することができる。
(5)前記吸気口から吸い込まれる外気が、液体中に気泡となって取り込まれてもよい。
このような構成によれば、河川などで使用した場合、水中に気泡となって取り込まれる外気により曝気が起きることで微生物による水中の有機物の分解が進み、流水を浄化することができる。これにより、浄化装置としての機能を発電装置に付加することができる。
(6)本発明に係る吸気装置は、外気の吸気口を有する本体と、液流により回転する液流回転体とを備える。前記吸気装置は、液流により前記液流回転体を回転させ、前記本体内を負圧にすることにより、前記吸気口から外気を吸い込ませる。
このような構成によれば、液流を用いて液流回転体を回転させ、本体内を負圧にすることにより、電源を用いずに吸気を行うことができる。また、川などの常に液流がある場所に本発明の吸気装置を設置すれば、連続的に安定した吸気を行うことができる。
本発明に係る発電装置によれば、液流を用いて本体内に外気を吸い込ませ、その外気の流れを用いて発電を行うことにより、連続的に吸気を行い、発電を行うことができる。また前記吸気口の大きさを調整し外気の流速を早くすることで、気流回転体の回転速度を上げることが可能であり、低落差の水力発電で用いられる増速装置を省略することができ、消耗する機械の維持管理を低減することができる。また増速機を用いた場合の効率より水力を風力に変換する効率が勝る条件においてはより効率の高い発電ができる。
また、本発明に係る吸気装置によれば、液流を用いて液流回転体を回転させ、本体内を負圧にすることにより、電源を用いずに連続的に安定した吸気を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る発電装置の斜視図である。 図1の発電装置の正面図である。 図2の発電装置のA−A断面図である。 発電装置の設置例を示した概略図である。 本発明の第2実施形態に係る発電装置の斜視図である。 図5の発電装置の正面図である。 図6の発電装置のB−B断面図である。 発電装置の設置例を示した概略図である。
1.発電装置の第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係る発電装置1の斜視図である。図2は、図1の発電装置1の正面図である。図3は、図2の発電装置1のA−A断面図である。図4は、発電装置1の設置例を示した概略図である。この発電装置1は、円筒状の本体2を備えており、当該本体2を液中に設置することにより、その液流を用いて発電を行うことができる。本体2は、川などの水の中に設置されてもよいし、水以外の液体の中に設置されてもよい。
本体2の一方の端面は、第1端面壁21により覆われている。また、本体2の他方の端面は、第2端面壁22により覆われている。第1端面壁21には、流入口23が形成されており、当該流入口23から本体2内に液体を流入させることができる。第2端面壁22には、流出口24が形成されており、本体2内の液体は当該流出口24から流出する。すなわち、この発電装置1は、流入口23から本体2内を介して流出口24へと流れる液体の液流を用いて、発電を行うことができるようになっている。
本体2内には、流入口23から流入する液体の液流により回転する液流回転体3が設けられている。液流回転体3は、円筒状の軸部31と、軸部31の外周面に形成された羽根部32とを有している。軸部31は、本体2の中心軸線に沿って延びる回転軸33に対して同軸上に取り付けられている。回転軸33の両端部は、本体2の外部に設けられた軸受34により、それぞれ回転可能に保持されている。
羽根部32は、軸部31の外周面に対して螺旋状に形成されている。具体的には、羽根部32は、軸部31の一端部から他端部まで、均一な高さで軸部31の外周面上を螺旋状に延びている。羽根部32の基端縁は軸部31の外周面に結合され、羽根部32の先端縁は本体2の内周面に対向している。羽根部32の先端縁と本体2の内周面との隙間は非常に小さく、羽根部32を挟んで軸線方向に隣り合う空間35同士で液体が容易に流れ込むのを防止できるようになっている。
図2に示すように、流入口23は、本体2の円形の端面における下半分に対向する領域内に設けられている。したがって、流入口23から本体2内に流入する液体は、本体2内における中心軸線よりおおよそ下側の領域を通って流出口24側へと送られ、流出口24から本体2の外部に流出する。より具体的には、本体2内の中心軸線よりも下側の領域において羽根部32を挟んで軸線方向に隣り合う複数の空間35内に、それぞれ液体が溜まった状態となり、液流により羽根部32が流出口24側に押されて液流回転体3が回転する。この液流回転体3の回転に伴って、各空間35内の液体が流出口24側へと順次送られる。
第1端面壁21には、本体2の円形の端面における上半分に対向する領域内に吸気口25が形成されている。この吸気口25は、本体2内に外気を取り込むための開口である。液流によって液流回転体3が回転すると、本体2内が負圧となり、吸気口25から外気が吸い込まれる。吸気口25から本体2内に吸い込まれた外気は、本体2内の中心軸線よりも上側の領域において、羽根部32を挟んで軸線方向に隣り合う複数の空間36内を通って、第2端面壁22側から排気される。
吸気口25の近傍には、気流回転体4が設けられている。気流回転体4は回転可能に保持されており、吸気口25から本体2内に吸い込まれる外気の風力によって回転する。発電装置1は、気流回転体4の回転に伴って発電を行う発電部(図示せず)を備えている。このように、本実施形態に係る発電装置1は、液流を用いて本体2内を負圧にすることにより、吸気口25から外気を吸い込ませ、それに伴う気流回転体4の回転により発電を行うことができるようになっている。
流入口23は、本体2の円形の端面における下半分に対向する領域内において、回転軸33を中心とする円弧状に形成されることにより、大きく開口している。一方、吸気口25は、流入口23よりも小さい開口であり、本体2の円形の端面における上半分に対向する領域内において、できるだけ流入口23から離した位置に形成されている。
図4に示すように、流入口23は、当該流入口23に流入する液体の液面6よりも低い位置に設けられ、吸気口25は、流入口23に流入する液体の液面6よりも高い位置に設けられている。気流回転体4は、吸気口25の近傍に設けられることにより、流入口23に流入する液体の液面6よりも高い位置に設けられている。ただし、吸気口25に連通する配管内に気流回転体4を設けるような構成の場合には、気流回転体4は吸気口25の近傍に設けられていなくてもよい。
本実施形態では、液流を用いて直接発電を行うのではなく、液流を用いて本体2内に外気を吸い込ませ、その外気の流れを用いて発電を行うことができる。したがって、川などの常に液流がある場所に本実施形態の発電装置1を設置すれば、連続的に吸気を行い、発電を行うことができる。また、本体2内に吸い込まれる外気の流れを利用することにより、発電部を液流から遠ざけることができ、発電部が液流に接触するリスクを低減できる。
特に、本実施形態では、液流を用いて本体2内に外気を吸い込ませ、その外気の流れを用いて気流回転体4を回転させることにより発電を行うことができる。吸気口25の大きさを調整し外気の流速を早くすることで、気流回転体4の回転速度を上げることが可能であり、低落差の水力発電で用いられる増速装置を省略することができ、消耗する機械の維持管理を低減することができる。また増速機を用いた場合の効率より水力を風力に変換する効率が勝る条件においてはより効率の高い発電ができる。なお、図4に示すように、発電装置1の設置位置には、多少の高低差があることが好ましい。
上記発電部(図示せず)は、気流回転体4の回転に伴う発電に加え、液流回転体3の回転により発電を行うものであってもよい。この場合、液流を用いて気流回転体4及び液流回転体3を回転させ、それぞれの回転により発電を行うことができるため、より多様な発電特性を有する発電装置となる。またそれぞれの発電機に接続する電力負荷を変化させることで液流回転体3、気流回転体4、吸気量のより複雑な調整が可能となる。
また、図3に示すように、回転軸33には負荷調整機構5により電気的、機械的に負荷を作用させることができる。負荷調整機構5は、回転軸33への抵抗を変化させることにより、液流回転体3の回転速度を調整することができる。このように液流回転体3の回転速度を調整することにより、液流を制御することができる。例えば発電装置1を水門に設置した場合、水門を通過する液流により液流回転体3を回転させて発電を行うことができるとともに、液流回転体3に対する負荷を大きくすれば、水門を通過する液流を減少又は遮断させ、水門としての機能を実現することができる。また同様の負荷調整により吸気能力も調整することができる。
なお、発電装置1ではなく、吸気装置として上記のような構成を採用することも可能である。すなわち、液流により液流回転体3を回転させ、本体2内を負圧にすることにより、吸気口25から外気を吸い込ませる吸気装置として機能させることができる。この場合、気流回転体4は省略されてもよい。
2.発電装置の第2実施形態
図5は、本発明の第2実施形態に係る発電装置101の斜視図である。図6は、図5の発電装置101の正面図である。図7は、図6の発電装置101のB−B断面図である。図8は、発電装置101の設置例を示した概略図である。この発電装置101は、矢形状の本体102を備えており、当該本体102を液中に設置することにより、その液流を用いて発電を行うことができる。本体102は、川などの水の中に設置されてもよいし、水以外の液体の中に設置されてもよい。
本体102は、円筒状の軸部121と、軸部121の外周面に形成された羽根部122とを有するホウキ型に形成されている。羽根部122は、軸部121の軸線方向における一端部に設けられている。羽根部122は、軸部121を中心として周方向に複数設けられており、互いに等間隔を隔てて配置されることにより、隣り合う羽根部122の間に空間123が形成されている。
各羽根部122の基端縁は軸部121の外周面に結合され、各羽根部122は軸部121の径方向に真っ直ぐ延びている。各羽根部122の先端縁は、尖った形状に形成されている。このような本体102の構成により、液中のゴミなどが各羽根部122に引っ掛かりにくく、かつ、各羽根部122が液流を阻害するのを防止することができる。この例では、側面視三角形状の羽根部122が6つ設けられているが、羽根部122の形状及び数は任意である。
各羽根部122内にはスリット124が形成されており、各スリット124が本体102の軸部121内に連通している。本体102は、各羽根部122が液中に挿入された状態で保持される。これにより、各空間123を液流が通過するときに、ベルヌーイの定理に基づいて各スリット124から軸部121内の空気が引き出され、本体102内が負圧となる。これらスリット124を放射状に設けることで、液流とスリット124の接触部分を大きくし、引き出す空気量を大きくすることができる。
軸部121の軸線方向における他端部には、吸気口122が形成されている。この吸気口122は、本体102の軸部121内に外気を取り込むための開口である。液流によって本体102内が負圧になると、吸気口122から外気が吸い込まれる。吸気口122から本体102内に吸い込まれた外気は、軸部121内を通って各羽根部122のスリット124から排気される。
吸気口122の近傍には、気流回転体104が設けられている。気流回転体104は回転可能に保持されており、吸気口122から本体102内に吸い込まれる外気の風力によって回転する。発電装置101は、気流回転体104の回転に伴って発電を行う発電部(図示せず)を備えている。このように、本実施形態に係る発電装置101は、液流を用いて本体102内を負圧にすることにより、吸気口122から外気を吸い込ませ、それに伴う気流回転体104の回転により発電を行うことができるようになっている。
図8に示すように、本体102の各羽根部122は、液体の液面106よりも低い位置に設けられ、吸気口122は、液体の液面106よりも高い位置に設けられている。気流回転体104は、吸気口122の近傍に設けられることにより、液体の液面106よりも高い位置に設けられている。ただし、吸気口122に連通する配管内に気流回転体104を設けるような構成の場合には、気流回転体104は吸気口122の近傍に設けられていなくてもよい。
本実施形態においても、液流を用いて直接発電を行うのではなく、液流を用いて本体102内に外気を吸い込ませ、その外気の流れを用いて発電を行うことができる。したがって、川などの常に液流がある場所に本実施形態の発電装置101を設置すれば、連続的に吸気を行い、発電を行うことができる。また、本体102内に吸い込まれる外気の流れを利用することにより、発電部を液流から遠ざけることができ、発電部が液流に接触するリスクを低減できる。
特に、本実施形態では、液流を用いて本体102内に外気を吸い込ませ、その外気の流れを用いて気流回転体104を回転させることにより発電を行うことができる。吸気口122の大きさを調整し外気の流速を早くすることで、気流回転体104の回転速度を上げることが可能であり、低落差の水力発電で用いられる増速装置を省略することができ、消耗する機械の維持管理を低減することができる。また増速機を用いた場合の効率より水力を風力に変換する効率が勝る条件においてはより効率の高い発電ができる。なお、図8に示すように、発電装置101の設置位置には、多少の高低差があることが好ましい。
本実施形態では、各スリット124が液体の液面106よりも低い位置に設けられている。そのため、吸気口122から本体102内に取り込まれて各スリット124から排気される外気は、液体中に気泡となって取り込まれる。したがって河川などで利用した場合、水中に気泡となって取り込まれる外気により、曝気が起きることで微生物による水中の有機物の分解が進み、流水を浄化することができる。これにより、浄化装置としての機能を発電装置101に付加することができる。
3.その他の変形例
本発明に係る発電装置又は吸気装置の構成は、上述のような構成に限られるものではなく、他の各種構成を採用することができる。例えば、軸部31,121を中心に羽根部32,122が設けられた構成に限らず、ベルトコンベアのような構成を採用してもよいし、吸気口25,122の位置も特に限定されるものではない。
また、例えば液体が流れる管を本体として、その管の途中部に外気の吸気口を形成してもよい。このような構成によれば、管内を液体が流れることにより管内が負圧となり、その結果、吸気口から外気が吸い込まれて発電されることとなる。この場合、吸気口に接続された外気の流路に気流回転体が設けられていてもよい。また、管(本体)における吸気口が形成された領域は、他の領域よりも内径が小さいことが好ましい。これにより、吸気口の近傍における管内(本体内)の流速を速くすることができるため、より効率よく発電を行うことができる。
1 発電装置
2 本体
3 液流回転体
4 気流回転体
5 負荷調整機構
6 液面
21 第1端面壁
22 第2端面壁
23 流入口
24 流出口
25 吸気口
31 軸部
32 羽根部
33 回転軸
34 軸受
35 空間
36 空間
101 発電装置
102 本体
104 気流回転体
106 液面
121 軸部
122 吸気口
122 羽根部
123 空間
124 スリット

Claims (11)

  1. 外気の吸気口を有する本体を備え、
    液流を用いて前記本体内を負圧にすることにより、前記吸気口から外気を吸い込ませて発電し、
    前記本体は、円筒状の軸部と、前記軸部の外周面に形成された羽根部とを有し、前記羽根部に形成されたスリットから液流を用いて前記軸部内の空気が引き出されることにより、前記本体内が負圧になることを特徴とする発電装置。
  2. 液体の流入口及び外気の吸気口を有する円筒状の本体と、
    液流により回転する液流回転体とを備え、
    液流を用いて前記本体内を負圧にすることにより、前記吸気口から外気を吸い込ませて発電し、
    前記吸気口から外気を吸い込ませることによる発電に加え、前記液流回転体の回転により発電し、
    前記液流回転体は、軸部と、前記軸部の外周面に形成された螺旋状の羽根部とを有し、前記軸部を中心に回転可能に保持されており、
    前記流入口から前記本体内に流入する液体が、前記本体内の中心軸線よりも下側の領域を通過可能であり、
    前記吸気口から前記本体内に吸い込まれる外気が、前記本体内の前記中心軸線より上側の領域を通過可能であることを特徴とする発電装置。
  3. 前記吸気口は、前記中心軸線よりも上側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の発電装置。
  4. 前記吸気口は、前記流入口よりも小さいことを特徴とする請求項2又は3に記載の発電装置。
  5. 前記液流回転体の回転に対する負荷を調整する負荷調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の発電装置。
  6. 前記吸気口から外気が吸い込まれることにより回転する気流回転体をさらに備え、
    液流を用いて前記本体内を負圧にすることにより、前記吸気口から外気を吸い込ませ、それに伴う前記気流回転体の回転により発電することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の発電装置。
  7. 前記吸気口から吸い込まれる外気が、液体中に気泡となって取り込まれることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の発電装置。
  8. 液体の流入口及び外気の吸気口を有する円筒状の本体と、
    液流により回転する液流回転体とを備え、
    液流により前記液流回転体を回転させ、前記本体内を負圧にすることにより、前記吸気口から外気を吸い込ませ、
    前記液流回転体は、軸部と、前記軸部の外周面に形成された螺旋状の羽根部とを有し、前記軸部を中心に回転可能に保持されており、
    前記流入口から前記本体内に流入する液体が、前記本体内の中心軸線よりも下側の領域を通り、
    前記吸気口から前記本体内に吸い込まれる外気が、前記本体内の前記中心軸線より上側の領域を通ることを特徴とする吸気装置。
  9. 前記吸気口は、前記軸部の外周面よりも上側に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の吸気装置。
  10. 前記吸気口は、前記流入口よりも小さいことを特徴とする請求項8又は9に記載の吸気装置。
  11. 外気の吸気口を有する本体を備え、
    前記本体の近傍を流れる液体の液流により、前記本体内を負圧にすることで、前記吸気口から外気を吸い込ませ、
    前記本体は、円筒状の軸部と、前記軸部の外周面に形成された羽根部とを有し、前記羽根部に形成されたスリットから液流を用いて前記軸部内の空気が引き出されることにより、前記本体内が負圧になることを特徴とする吸気装置。
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