JP6868766B2 - レーザ加工システム - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ発振器およびレーザ加工システムに関し、特にレーザビームをプロセスファイバにより導光するレーザ加工システムに関する。
レーザ発振器により発振されるレーザ光は、単色性および指向性に優れており、かつ、コヒーレントな光であるため、切断、穴あけ、溶接、表面処理、マーキング等の様々な工業的な加工に用いられている。
従来のレーザ加工システムについて、図13を参照しながら説明する。図13は、レーザ加工システムの構成を模式的に示す斜視図である。図中、同様の構成および機能を備える部材には、同じ符号を付している。
レーザ加工システム2000は、レーザ発振器2100と、レーザ発振器2100から出射されるレーザビームLB100の光路を切り替えるビーム光路切替部2200と、レーザビームLB100が入射する複数のプロセスファイバ2300(2300a〜2300c)と、を備える。
ビーム光路切替部2200の内部は例えば大気雰囲気であり、ビーム光路切替部2200内では、レーザビームLB100は大気を媒体にして伝搬される。ビーム光路切替部2200にはプロセスファイバ2300の一方の端部が接続しており、レーザビームLB100は、ビーム光路切替部2200を経て、プロセスファイバ2300に入射する。プロセスファイバ2300は、レーザビームLB100を、ビーム光路切替部2200から加工対象物(ワークW)近傍にまで伝搬するための媒体である。
通常、1台のレーザ発振器2100には、複数の多関節ロボット2500(図示例では3台)が接続され、それぞれの先端には加工ヘッド2400が取り付けられている。ビーム光路切替部2200は、レーザビームLB100の光路を切り替えて、レーザビームLB100を複数のプロセスファイバ2300(2300a〜2300c)のうちのいずれかに導光する。プロセスファイバ2300の内部に導光されたレーザビームLB100は、やがて、プロセスファイバ2300の他方の端部に接続された加工ヘッド2400に到達する。
このように、レーザビームLB100が導光される加工ヘッド2400をビーム光路切替部2200により切り替えて、ワークWに対して、多関節ロボット2500の動きによって、様々な角度及び位置から溶接や切断といったレーザ加工を行う。以下、加工ヘッド2400からワークWに照射されるレーザビームLBをLB400と称する。
加工ヘッド2400は、コリメータレンズ2410および第1集光レンズ2420を備える。加工ヘッド2400に到達したレーザビームLB400は、第1集光レンズ2420によって密度が高められて、ワークWに照射される。加工ヘッド2400は、多関節ロボット2500によって、ワークWに対してその位置や角度を相対的に移動させることが可能であり、その動作によって3次元的に所定の加工が施される。レーザ発振器2100、ビーム光路切替部2200、多関節ロボット2500は加工制御部2600により制御されており、その状態は、加工制御部2600に同期されている。
レーザ発振器2100には、通常、複数のレーザモジュール(図示せず)が配置されて
いる。1つのレーザモジュールの出力には限界があるため、複数のレーザモジュールを用いることにより、レーザ発振器2100の出力を高めている。各レーザモジュールから出射されるレーザ光は、空間合成および/または偏波合成されたレーザビームLBとして、レーザ発振器2100から出射される。空間合成および偏波合成の方法は、例えば、特許文献1および2に開示されている。
レーザ発振器2100の出力は、加工内容、ワークWの厚みや材質、加工形状等により調整される。レーザ発振器2100内では、複数のレーザモジュールが1台の電源に直列に接続されており、各レーザモジュールに流す電流の大きさを制御することにより、レーザ発振器2100の出力が調整される。
特表2015−508241号公報 特開2007−41388号公報
近年、自動車業界などでは安全性向上への要求から、フレーム材料などの高強度化が進んでいる。そのため、従来ではプレス加工などによって行っていた穴あけ加工が困難になっており、新たにレーザ切断による穴あけ加工が注目されている。加えて、従来の溶接工程もレーザ溶接にて対応できるため、レーザ加工による従来システムの置き換えが進んでいる。
レーザ溶接では、加工対象物Wのギャップに対する裕度を確保するため、レーザ照射位置でのビーム径を大きくし照射範囲を広くすることが求められる。しかしながら、エネルギー密度は低くなるため、加工速度を向上させるにはレーザ発振器2100の高出力化が求められる。
一方、レーザ切断ではレーザ照射位置でのビーム径を小さくし、エネルギー密度を可能な限り高めることで、高速切断を行う。そのため、ある程度はレーザ発振器2100の出力が求められるが、多関節ロボット2500の移動速度の制約から、必要以上に高出力のレーザを用いると、入熱過多となり施工不良につながる。
たとえば、レーザ溶接にて必要とされるレーザ発振器2100の出力が8000W程度とすると、レーザ切断ではレーザ発振器2100の出力は4000W程度で十分である。そのため、レーザ溶接およびレーザ切断を兼ね備えたシステムを構築する場合、レーザ溶接に合わせて最大出力8000W程度のレーザ発振器2100を選定し、レーザ切断の際には出力を落として使用する必要がある。
また、図13に示した従来のレーザ加工システム2000では一度にレーザビームLBを導光できる多関節ロボットは一台のため、レーザ切断中にはレーザ発振器2100の出力のうち4000W分を有効活用できず、無駄が生じ、うまく生産性を上げることができないという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明のレーザ加工システムは、
レーザ発振器と、レーザ発振器から出射される、レーザビームを、複数の反射ミラーで反
射させて、前記複数の反射ミラーの各々と対になる複数のプロセスファイバに導光するものであって、前記複数の反射ミラーの各々で反射させるレーザビームの割合を変化させることによって、前記複数のプロセスファイバの各々へ導光される、前記レーザ発振器から出射されるレーザビームの出力の供給割合を変化させるビーム光路切替部と、複数の前記プロセスファイバの他端に設けた複数の加工ヘッドとを、備え、前記反射ミラーは、複数のミラーで構成し、複数の前記ミラーは、前記レーザビームの反射方向に対して多段に配置されたものである。これにより、レーザビームの光軸とプロセスファイバの中心を一致させることができ集光性がよくなるのでレーザビームの反射位置がずれてもレーザビームの品質を維持することができる。
また、複数の前記ミラーのうち少なくとも一部は、前記レーザビームの反射方向への突き出し長さが異なることが望ましい。さらに、複数の前記ミラーの1つは、前記レーザビームの一部を反射しない突き出し長さに設定することが望ましい。これにより、複数の加工ヘッドへの同時出力が可能となり、レーザ加工システムの生産性を上げることができる。
また、前記レーザ発振器は複数のレーザモジュールと、複数の前記レーザモジュールに電力を供給するための複数の電源と、複数の前記電源を独立して制御可能な電源制御部と、複数の前記レーザモジュールから発振されるレーザ光を合波するレーザ光合波部とを備え、複数の前記レーザモジュールの一部は、複数の前記電源の1つと直列に接続され、複数の前記レーザモジュールの他の一部は、複数の前記電源の他の1つと直列に接続することが望ましい。複数の電源を独立して制御することにより、目的に応じた適切な出力を得ることが出来る。
本発明に示す構成により、溶接や切断といったレーザ加工の種類に応じ、最適なレーザ出力で加工可能であるとともに、常にレーザ発振器の能力を最大限使用しながら、必要に応じて複数台の多関節ロボットにより独立した同時加工が可能となり、より生産性に優れたレーザ加工システムを提供出来る。
本発明の実施の形態1におけるレーザ発振器の構成図 図1のA−A、B−B,C−C,D−D面におけるレーザ光の形状を示す断面図 本発明の実施の形態1におけるビーム光路切替部の構成図 図3のF−F,G−G,H−H面から見た側面図 本発明の実施の形態1における第2反射ミラーの真ん中に位置するミラーにレーザビームが入射した場合を示す図 本発明の実施の形態1における第2反射ミラーの駆動部側に位置するミラーにレーザビームが入射した場合を示す図 本発明の実施の形態1における第2反射ミラーの反駆動部側に位置するミラーにレーザビームが入射した場合を示す図 本発明の実施の形態1における第2反射ミラーのいずれのミラーにもレーザビームが入射しない場合を示す図 本発明の実施の形態1における第2反射ミラーの駆動部側に位置するミラーにレーザビームが入射した場合と、第2反射ミラーの一枚で構成したミラーにレーザビームが入射した場合の比較を示す図 ミラーの反射面とレーザビームの光路との関係を説明する図 本発明の実施の形態2における第2反射ミラーの構成図 本発明の実施の形態3におけるレーザ加工システムの構成図 従来のレーザ加工システムの構成図
以下に本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1を参照しながらレーザ発振器100を説明する。
レーザ発振器100は複数のレーザモジュール110(図示例では、レーザモジュール111a〜111d、112a〜112d)と、複数のレーザモジュール110に電力を供給するための複数の電源130(図示例では130a、130b)と、複数の電源130を独立して制御可能な電源制御部140と、複数のレーザモジュール110から発振されるレーザ光Lを合波するレーザ光合波部120と、を備える。
レーザ光合波部120は、複数の第1反射ミラー121および偏光ビームスプリッター122を備え、複数のレーザモジュール110から発振される2つ以上のレーザ光L(L1、L2)を合成する。複数のレーザモジュール110のそれぞれと複数の電源130は直列に接続される。レーザモジュール110には、電源130から電力が供給され、その状態は電源制御部140によって制御される。
レーザモジュール110は、レーザ光Lを発振するモジュールであり、その内部には、複数のレーザダイオード(図示せず)が配置されている。レーザダイオードは、例えば、n型半導体を含むn−クラッド層と、p型半導体を含むp−クラッド層と、上記両クラッド層の間に介在する活性層と、を含む積層体である。積層体に順電流を流すと、n型半導体の電子とp型半導体の正孔とがそれぞれ活性層に流入して、活性層の内部で両者が再結合し、光が発生する。
発生した光は活性層内で増幅されて、やがて誘導放出を生じて、レーザ光として発振される。レーザモジュール110からは、複数のレーザダイオードにより生じたレーザ光が合成されて発振される。便宜上、レーザモジュール110から発振される光をレーザ光Lと称し、複数のレーザ光Lが合成され、レーザ発振器100から出射される光をレーザビームLB1と称す。レーザモジュール110の出力は、電源130から供給される電力に依存する。半導体レーザモジュールの場合、その最大出力は、例えば1kW程度である。
各レーザモジュール110から出射されたレーザ光Lは、レーザ光合波部120に入射する。このとき、レーザモジュール111a〜111dからレーザ光合波部120に入射するレーザ光L1と、レーザモジュール112a〜112dからレーザ光合波部120に入射するレーザ光L2とは、互いに直交するように偏光されている。
例えば、レーザ光L1はP偏光であり、レーザ光L2はS偏光である。偏光は、例えば、レーザ光Lの発振口あるいは光路中に配置されたポラライザーにより行われる。各レーザモジュール110からレーザ光合波部120に入射するレーザ光LのA−A面における形状は、図2(a)に示すように、楕円形状である。これは、レーザダイオードの特性による。
レーザ光合波部120に入射した複数のレーザ光L1およびL2は、まず、第1反射ミラー121により反射させられて、それぞれ空間合成される。このとき、第1反射ミラー121は、レーザ光L1同士、レーザ光L2同士、さらにはレーザ光L1とL2とが干渉しないような位置に配置されている。
そのため、空間合成されたレーザ光L1の束Lb1は、B−B面において、図2(b)に示すように、レーザモジュール111a〜111dの数だけ楕円が並んだ形状になる。空間合成されたレーザ光L2の束Lb2も同様に、C−C面において、図2(b)に示すように、レーザモジュール112a〜112dの数だけ楕円が並んだ形状になる。
偏光ごとに空間合成されたレーザ光L1およびL2は、続いて、偏光ビームスプリッター122により偏波合成される。偏波合成では直交する偏光同士を合成するため、レーザ光L1およびL2は、その光軸が重なるように合成される。そのため、偏波合成された後のレーザビームLB1のD−D面における形状は、図2(b)に示すように、偏波合成の前後で変わらない。
図2(b)において、レーザビームLB1を構成する4つの楕円を囲む破線で示される円は、偏波合成されたレーザビームLB1のビーム形状を表しており、その直径はレーザビームLB1のビーム径を示している。偏波合成されたレーザビームLB1は、レーザ発振器100から出射される。
ここで、出射されるレーザビームLB1の断面D−Dは図2(b)の右からレーザモジュール111aと112a、111bと112b、111cと112c、111dと112dがそれぞれ偏波合成された楕円が順に並ぶこととなる。そのため、楕円1つの最大出力はレーザモジュール110の2つ分の2kWである。
そのため、図1のように、レーザモジュール111a、111b、112a、112bを電源130aに直列に、レーザモジュール111c、111d、112c、112dを電源130bに直列に接続することで、電源130aを介し右2つ分の楕円、つまり計4kWのビームを制御し、電源130bを介し左2つ分の楕円、つまり計4kWのビームを制御することが可能となる。
すなわち、電源制御部140によって電源130aと130bを同時に最大出力することで、8kWの1つのレーザビームLB1として扱うことや、電源130aと130bを独立して出力させることで最大4kWの2つのレーザビームLB1a、LB1bとして扱うことが可能となる。
ここで、レーザビームLB1a、LB1bをそれぞれ構成する2つの楕円を囲む破線で示される円は、それぞれレーザビームLB1a、LB1bのビーム形状を表しており、その直径はレーザビームLB1a、LB1bのビーム径を示している。
次に、図3〜図8を参照しながらビーム光路切替部について説明する。
図3(a)はビーム光路切替部の内部構成を模式的に示した上面図である。図3(b)は、図3(a)のビーム光路切替部をE−E面側から見た側面図である。図4(a)〜(c)は、図3(a)のビーム光路切替部をそれぞれF−F面、G−G面およびH−H面側から見た側面図である。
ビーム光路切替部200は、複数の第2反射ミラー210(210a〜210c)と、各第2反射ミラー210によって反射されたレーザビームLB1をそれぞれ集光する集光レンズ220(220a〜220c)と、を備える。レーザ発振器100より出力されたレーザビームLB1はレーザ折返部250により、ビーム光路切替部200内部へ導光される。
第2反射ミラー210は、それぞれステッピングモータなどの角度制御が可能な回転駆動部230(230a〜230c)に取り付けられ、回転駆動部230によりその位置が制御される。また、第2反射ミラー210はそれぞれ3枚の反射ミラーにより構成され、3枚のミラーは重ねて回転駆動部230に取り付けることで多段に配置され、それぞれ突き出す方向が異なる。
回転駆動部230により第2反射ミラー210の位置を制御し、いずれかの第2反射ミラーによって、レーザビームLB1はその光路を90度折り曲げられ、集光レンズ220へ導光される。あるいは、いずれの第2反射ミラーにも入射せず、光路終端に設置されたビームアブソーバ240へ入射する。
集光レンズ220へ導光されたレーザビームLB1は集光され、プロセスファイバ300(300a〜300c)に入射する。このとき、第2反射ミラー210と集光レンズ220とプロセスファイバ300とは、一対一で対応するようにそれぞれ配置されている。例えば、第2反射ミラー210aで反射されたレーザビームLB1は、集光レンズ220aで集光されて、プロセスファイバ300aに入射する。
同様に、第2反射ミラー210bで反射されたレーザビームLB1は、第2集光レンズ220bで集光されて、プロセスファイバ300bに入射する。第2反射ミラー210cで反射されたレーザビームLB1は、集光レンズ220cで集光されて、プロセスファイバ300cに入射する。プロセスファイバ300は、例えば、集光レンズ220によって集光されるレーザビームLB1の焦点に対応するように配置されている。
次に、図5〜図8を参照しながら第2反射ミラー210の動作の詳細を説明する。ここでは1つの第2反射ミラー210bを例に説明する。
第2反射ミラー210bは3枚のミラーを重ねて構成している。図5は3枚重ねたミラーのうち真ん中に位置するミラー210b2にレーザビームLB1が入射した場合を示す。上側が平面図で下側が側面図を示している。
この場合、レーザビームLB1を構成する4つの楕円全てが等しくミラー210b2に反射され、集光レンズ220bにより集光され、プロセスファイバ300bへ導光される。この際、ミラー210b2によって反射されたレーザビームLB1の光軸が集光レンズ220bおよびプロセスファイバ300bの中心と一致するよう各構成要素が配置される。この場合、レーザビームLB1全てが1つのプロセスファイバ300bへ導光されるため、プロセスファイバ300bのもう一端では最大8kWの出力を取り出すことができる。
図6は3枚重ねたミラーで構成される第2反射ミラーの回転駆動部230寄りに位置するミラー210b3にレーザビームLB1が入射した場合を示す。回転駆動部230寄りに位置するミラー210b3は他の2枚のミラーよりも長さが短くレーザビームLB1の半分にしかかからないように長さが調節されている。この場合、レーザビームLB1を構成する4つの楕円の内、LB1aを構成する楕円2つのみがミラーに反射され、集光レンズ220bにより集光され、プロセスファイバ300bへ導光される。
この際、各構成要素が図5と同様の位置に配置されているが、ミラー210b3の厚み分、反射位置がレーザビームLB1進行方向後方(図の上方向)にずれ、結果として、ミラーよって反射されたレーザビームLB1aの光軸が集光レンズ220bおよびプロセスファイバ300bの中心と一致する。
この場合、レーザビームLB1aが1つのプロセスファイバ300bへ導光されるため、プロセスファイバ300bのもう一端では最大4kWの出力を取り出すことができる。なお反射されなかったレーザビームLB1bはミラー210b3を通過し、そのまま直進する。そのため、反射されなかったレーザビームLB1bはさらに後段に位置する他の第2反射ミラー210cによって前記と異なるプロセスファイバ300cへ導光可能となる。
図7は3枚重ねたミラーで構成される第2反射ミラーの回転駆動部230から一番離れて位置するミラー210b1にレーザビームLB1が入射した場合を示す。この場合は、前段に位置する他の第2反射ミラー210aでレーザビームLB1の内、すでにレーザビームLB1aが反射されている場合を想定している。4つの楕円の内、LB1bを構成する残り2つの楕円がミラー210b1に反射され、集光レンズ220bにより集光され、プロセスファイバ300bへ導光される。
この際、各構成要素が図5と同様の位置に配置されているが、ミラー210b1の厚み分、反射位置がレーザビームLB1進行方向前方(図の下方向)にずれ、結果として、ミラー210b1によって反射されたレーザビームLB1bの光軸が集光レンズ220bおよびプロセスファイバ300bの中心と一致する。
この場合、レーザビームLB1bが1つのプロセスファイバ300bへ導光されるため、プロセスファイバ300bのもう一端では最大4kWの出力を取り出すことができる。
図8は3枚重ねたミラーで構成される第2反射ミラーのいずれのミラーにもレーザビームLB1が入射しない場合を示す。プロセスファイバ300bへレーザビームLB1を導光したくない場合は、回転駆動部230bを制御し、第2反射ミラー210bを図8の位置にすればよい。
ここで、3枚重ねたミラーそれぞれの位置関係について詳細に説明する。
レーザ加工に用いられるレーザビームLBの品質を表現するのに、一般的にBPP(Beam Parameter Product)というパラメータが用いられる。BPPは、ビームの拡がりの半角度θ(ミリラジアン、mrad)と、焦点(ビームウエスト)におけるビーム半径w(ミリメートル、mm)との積で求められる。プロセスファイバ導光型ではθはプロセスファイバへの入射角(あるいはプロセスファイバからの出射角)、wはプロセスファイバのコア半径で置き換えられる。BPPはその値が小さいほど集光性に優れるため、切断といった集光性が重要となるレーザ加工ではBPPは小さいことが望ましい。
ここで、図6のようにレーザビームLB1aのみを反射・導光する場合において、第2反射ミラー210bの3枚のミラーを仮に同一平面上に配置した場合の光路を図9(a)に、前述したように3枚のミラーを重ねて多段的に配置した場合の光路を図9(b)に示す。図9(a)と(b)を比較してわかるように、第2反射ミラー210bを構成する3枚のミラーを同一平面上に配置した際のレーザビームLB1aの入射角θaと、3枚のミラーを重ねて多段に配置した場合のレーザビームLB1aの入射角θbでは後者のほうが小さい。
つまり、同一コア径のプロセスファイバへ導光する場合、後者のほうがよりBPPを小さくできる。レーザビームLB1aのみを導光する場合、つまりレーザビームの最大出力が小さくても良い場合はレーザ切断を想定しているため、BPPが小さいほうが有利である。以上の理由から、第2反射ミラー210bを構成する3枚のミラーは重ねて多段的に配置するほうが望ましい。
また、この場合、図5〜図7の全ての場合においてレーザビームの光軸と集光レンズ220およびプロセスファイバ300の中心が一致するよう、3枚のミラーの厚みを設計する必要がある。図10を参照しながら本実施の形態におけるミラー厚みの設計方法を説明する。
図10に図5および図6における反射面とレーザビームLB1を構成する各楕円の光路を示す。図10で示す図5におけるレーザビームLB1の反射後の光軸(破線)と、図6におけるレーザビームLB1aの反射後の光軸(点線)を一致させるためには、レーザビームLB1を構成する右から2つ目の楕円の図5における反射面での反射後の光軸と、レーザビームLB1を構成する右端の楕円の図6における反射面での反射後の光軸を一致させる必要がある。
つまり、光軸の入射角θが45度の場合、レーザビームLB1を構成する楕円の間隔dだけ、楕円の光軸をずらすように反射面を決めればよい。したがって図10のように光軸の入射角θが45度の場合において、必要な反射面のずれ量、つまり、第2反射ミラー210を構成する3枚のミラーの反射面間の距離tはdを等しい2つの辺とする直角二等辺三角形の斜辺に対する高さとなるため、d/√2で求められる。図5と図7での反射面のずれ量も、図5の反射面に対して平行にずらす向きが異なるだけで、そのずれ量tは同様にd/√2で求められる。
なお、入射角θとずれ量tの関係は、t=d/(2sinθ) で表される。
(実施の形態2)
第2反射ミラーの別の構成例を図5で説明する。実施の形態1では第2反射ミラーの駆動系に回転駆動部を用いたが、本形態では直動駆動部を使用している。前述と同様に、1つの第2反射ミラー210bを例に説明する。
図11において、直動駆動部260bにはその移動量を制御可能な直動アクチュエータ等を持ちいればよい。この場合、第2反射ミラー210bを構成する3枚のミラー210b1、210b2、210b3は階段状に多段配置され、直動駆動部260b上に設置される。なお3枚のミラーの突き出す方向は同一方向である。直動駆動部260bの上下動によって、レーザビームLB1の入射するミラーが選択され、レーザビームLB1全体、レーザビームLB1aあるいはレーザビームLB1bのみの導光を選択できる。
(実施の形態3)
続いて、図12を用いて本実施の形態におけるレーザ加工システム1000を説明する。
レーザ加工システム1000は、レーザ発振器100と、レーザ発振器100から出射されるレーザビームLB1の光路を切り替えるビーム光路切替部200と、レーザビームLB1が入射する複数のプロセスファイバ300(300a〜300c)と、を備える。ビーム光路切替部200にはプロセスファイバ300の一方の端部が接続しており、レーザビームLB1は、ビーム光路切替部200を経て、プロセスファイバ300に入射する。プロセスファイバ300は、レーザビームLB1を、ビーム光路切替部200から加工対象物(ワークW)近傍にまで伝搬するための媒体である。
レーザ発振器100には、複数の多関節ロボット500(500a〜500c)の先端に取り付けられた複数の加工ヘッド400(図示例では、3台)が接続している。ビーム光路切替部200は、レーザビームLB1の光路を切り替えて、レーザビームLB1を複数のプロセスファイバ300(300a〜300c)のうちのいずれかに導光する。プロセスファイバ300の内部に導光されたレーザビームLB1は、やがて、プロセスファイバ300の他方の端部に接続された加工ヘッド400に到達する。
このように、レーザビームLB1が導光される加工ヘッド400をビーム光路切替部200により切り替えて、ワークWに対して、多関節ロボット500の動きによって、様々な角度及び位置から溶接や切断といったレーザ加工を行う。以下、加工ヘッド400から
ワークWに照射されるレーザビームLBをLB4と称する。
加工ヘッド400は、コリメータレンズ410および第1集光レンズ420を備える。加工ヘッド400に到達したレーザビームLB4は、第1集光レンズ420によって密度が高められて、ワークWに照射される。加工ヘッド400は、多関節ロボット500によって、ワークWに対してその位置や角度を相対的に移動させることが可能であり、その動作によって3次元的に所定の加工施される。レーザ発振器100、ビーム光路切替部200、多関節ロボット500は加工制御部600により制御されており、その状態は、加工制御部600に同期されている。
前述したようにレーザ発振器100は複数の電源130を備え、電源制御部140にて独立に制御される。電源制御部140は加工制御部600からの指令を受け、電源130の出力度合いを制御する。ビーム光路切替部200は加工制御部600から制御され、備えられた複数の回転駆動部230の角度を変えることで導光するプロセスファイバ300を切り替える。
前述したように、ビーム光路切替部200は選択したプロセスファイバ300にレーザビームLB1全体を導光することや、レーザビームLB1を構成するレーザビームLB1aおよびLB1bを選択的に導光することも可能である。そのため、目的に応じた効率的なレーザ加工が可能となる。
例えば、多関節ロボット500cにてレーザ溶接を行いたい場合、ビーム光路切替部200に備えられた第2反射ミラー210aおよび210bを図8の位置に、第2反射ミラー210cを図5の位置になるよう各回転駆動部230を制御し、レーザ発振器100に備えられた複数の電源130a、130bを同時に出力することで、多関節ロボット500cに備えられた加工ヘッド400へ最大8kWの出力を導光可能である。
また、多関節ロボット500aおよび500cにて同時にレーザ切断を行いたい場合、ビーム光路切替部200に備えられた第2反射ミラー210aを図6の位置に、210bを図8の位置に、210cを図7の位置になるよう各回転駆動部230を制御し、レーザ発振器100に備えられた複数の電源130a、130bをそれぞれ出力することで、多関節ロボット500aおよび500cに備えられた加工ヘッド400へそれぞれ最大4kWの出力を導光可能である。
また、電源130a、130bは独立して制御されるため、多関節ロボット500aと電源130aを、多関節ロボット500cと電源130bを加工制御部600によりそれぞれ同期して制御することで、それぞれで同時に異なる切断加工が可能となる。
なお、本実施の形態ではレーザ発振器に備えられたレーザモジュールを8個、電源2個、ビーム光路切替部に接続されたプロセスファイバは3本であったが、これに限定されない。用途や目的に応じ、適宜設定すればよい。また、その場合第2反射ミラーを構成するミラー数などは適宜変更する必要がある。
本発明のレーザ加工システムによれば、溶接や切断といったレーザ加工の種類に応じ、最適なレーザ出力で加工可能であるとともに、常にレーザ発振器の能力を最大限使用しながら、必要に応じて複数台の多関節ロボットにより独立した同時加工が可能となり、高い汎用性を備える。
100 レーザ発振器
110、111a〜111d、112a〜112d レーザモジュール
120 レーザ光合波部
121 第1反射ミラー
122 偏光ビームスプリッター
130、130a、130b 電源
140 電源制御部
200 ビーム光路切替部
210、210a〜210c 第2反射ミラー
210b1、210b2、210b3 ミラー
220、220a〜220c 集光レンズ
230、230a〜230c 回転駆動部
240 ビームアブソーバ
250 レーザ折返部
260b 直動駆動部
300、300a〜300c プロセスファイバ
400 加工ヘッド
410 コリメータレンズ
420 第1集光レンズ
500、500a〜500c 多関節ロボット
600 加工制御部
1000 レーザ加工システム
2000 レーザ加工システム
2100 レーザ発振器
2200 ビーム光路切替部
2300、2300a〜2300c プロセスファイバ
2400 加工ヘッド
2410 コリメータレンズ
2420 第1集光レンズ
2500 多関節ロボット
2600 加工制御部

Claims (7)

  1. レーザ発振器と、
    レーザ発振器から出射される、レーザビームを、複数の反射ミラーで反射させて、前記複数の反射ミラーの各々と対になる複数のプロセスファイバに導光するものであって、前記複数の反射ミラーの各々で反射させるレーザビームの割合を変化させることによって、前記複数のプロセスファイバの各々へ導光される、前記レーザ発振器から出射されるレーザビームの出力の供給割合を変化させるビーム光路切替部と、
    複数の前記プロセスファイバの他端に設けた複数の加工ヘッドとを、備え、
    前記反射ミラーは、複数のミラーで構成し、
    複数の前記ミラーは、前記レーザビームの反射方向に対して多段に配置された、
    レーザ加工システム。
  2. 前記レーザビームは複数のレーザ光からなり、隣り合うレーザ光の距離をd、前記レーザ光の入射角をθとした場合、多段に配置された前記ミラーの反射面間の距離tは、t=d/(2sinθ)である、請求項1に記載のレーザ加工システム。
  3. 複数の前記ミラーのうち少なくとも一つは、前記レーザビームの反射方向への突き出し長さが異なる、請求項1または2に記載のレーザ加工システム。
  4. 複数の前記ミラーの少なくとも1つは、前記レーザビームの一部のみを反射するような突き出し長さに設定した、請求項3に記載のレーザ加工システム。
  5. 複数の前記ミラーは回転駆動部の軸方向に重ねられ、前記回転駆動部により回転可能とした、請求項1〜4のいづれか1項に記載のレーザ加工システム。
  6. 複数の前記ミラーは、階段状に設けられ、直動駆動部により直線移動が可能である、請求項1〜4のいづれか1項に記載のレーザ加工 システム。
  7. 前記レーザ発振器は複数のレーザモジュールと、複数の前記レーザモジュールに電力を供給するための複数の電源と、複数の前記電源を独立して制御可能な電源制御部と、複数の前記レーザモジュールから発振されるレーザ光を合波するレーザ光合波部とを備え、
    複数の前記レーザモジュールの一部は、複数の前記電源の1つと直列に接続され、
    複数の前記レーザモジュールの他の一部は、複数の前記電源の他の1つと直列に接続される、請求項1〜6のいづれか1項に記載のレーザ加工システム。
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