JP6867756B2 - アイロンおよび衣類スチーマー - Google Patents
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Description
従来、図17(a)に示すように、アイロン201のかけ面202は、前部に尖った舳先202aがある一方、後部202bは横方向に直線状に延びた形状で舳先がない形状のものが大半であった(特許文献1)。
図1は、本発明の実施形態に係るアイロンを斜め上前方から見た斜視図である。
コードレスアイロン10は、下面に衣類等のシワを伸ばすためのかけ面2を有するアイロン本体1と、アイロン本体1が載置され給電して加熱する給電台8とを備えている。
ベース3は、かけ面2を加熱するためのヒータ(図示せず)が埋設されている。
ハンドル5は、ヒーターカバー4の上部に形成されアイロンがけ、スチーム使用およびアイロンの持ち運びに際し使用者に把持される。
ハンドル5には、その上面に、液晶表示部(図示せず)と、アイロンのかけ面2の温度を、切、低、中、高の各レベルの温度に切り替え操作を行うための操作釦(図示せず)とが配設されている。
図2は、アイロン本体を下方から見た斜視図である。
ヒーターカバー4の下方後部には、図2に示すように、略直方体状の空間を成す凹状の受電部4aが形成されている。受電部4aの後面4a1には、アイロン本体1を加熱する際に給電に使用される導電性の一対の接続端子7、7が、後方に向けて突設されている。
図3は、ベース3のかけ面2を下方から見た下面図である。なお、図3では、スチーム孔sは省略して示す。
かけ面2は、前後方向に長い略ひし形の形状に形成されている。かけ面2は、前先端縁2aと後先端縁2dと右側先端縁2bと左側先端縁2cとが、舳先状に尖ったまたは尖った形状に形成されている。
図4は、前後方向にアイロンがけを行っている状態を示す上面図である。
ベース3のかけ面2の前先端縁2aが尖って形成される。これにより、図4の矢印α1に示すように、アイロン本体1を前方に移動(図3の矢印α1)させるアイロンがけにおいて、ベース3のかけ面2により衣類等に押圧力を加えつつ前方にアイロン本体1を移動させた場合、始めに細幅の寸法の尖った前先端縁2aが衣類等に当たる。そして、衣類等を先端が尖った形状の前先端縁2a(図3のA領域)で抑えつつ進む。
使用者が前後方向に幅広い領域のアイロンがけを行いたい場合、図5に示すように、使用者はハンドル5を持ち替えて、ベース3のかけ面2の右側先端縁2bと左側先端縁2cとを前後方向に向ける。この状態で、アイロン本体1を前後方向(図5の矢印α3、矢印α4)に動かしてアイロンがけを行う。
これに対して、従来、図17(a)に示すように、アイロン201のかけ面202の側端縁201cは、曲線状に形成されているため、アイロン本体201を横方向に移動させる動作を行った場合、衣類等を巻き込みスムーズに進むことができず、シワが発生し、スムーズなアイロンがけは不可能であった。
従って、左右方向への広い面でのアイロンがけが可能である。
そのため、アイロンがけ作業に際して腕を往復運動させる際に、常にアイロンがけ作業が行え、動作に無駄がない効率的かつ効果的なアイロンがけ作業を行える。
そのため、ベース3のかけ面2を平らな面に形成できる。従って、常にかけ面2の全面を衣類等にあてつつアイロンがけが行え、効果的なアイロンがけが可能である。
図6は、変形例1のかけ面を下方から見た下面図である。なお、図6〜図16では、スチーム孔sは省略して示す。
変形例1のかけ面12は、前後左右に舳先状に尖ったまたは尖った形状をもつ枠形状にしたものである。
かけ面12は、実施形態のかけ面2と同様、前部と後部にそれぞれに舳先状に尖ったまたは尖った形状の前先端縁12aと後先端縁12dとを有し、左右側部にそれぞれ舳先状に尖ったまたは尖った形状の左側先端縁12cと右側先端縁12bとを有している。
同様に、右側先端縁12bと後先端縁12dとを結ぶ後右端縁12bdと、左側先端縁12cと後先端縁12dとを結ぶ後左端縁12cdとは、中央部が外方に突き出た形状に形成されている。
かけ面12の中央部12oは上方に凹んだ形状に形成されている
図7は、変形例2のかけ面を下方から見た下面図である。
変形例2のかけ面22は、前後左右の舳先状に尖ったまたは尖った形状を鋭角形状としたものである。
かけ面22は、実施形態のかけ面2と同様、前部、後部、左右側部にそれぞれ舳先状に尖ったまたは尖った形状の前先端縁22a、後先端縁22d、左側先端縁22c、および右側先端縁22bを有している。
同様に、右側先端縁22bと後先端縁22dとを結ぶ後右端縁22bdと、左側先端縁22cと後先端縁22dとを結ぶ後左端縁22cdとは、中央部が内方に湾曲した形状に形成されている。
図8は、変形例3のかけ面を下方から見た下面図である。
変形例3のかけ面32は、前後左右の舳先状に尖ったまたは尖った形状の先端を鋭角形状としたものである。
かけ面32は、前部、後部、左右側部のそれぞれの前先端縁32a、後先端縁32d、左側先端縁32c、および右側先端縁32bの各舳先状に尖ったまたは尖った形状の先端を鋭角とし、前部、後部、左右側部のそれぞれに細く突き出る形状としたものである。
同様に、右側先端縁32bと後先端縁32dとを結ぶ後右端縁32bdと、左側先端縁32cと後先端縁32dとを結ぶ後左端縁32cdとは、中央部が外方に突き出た形状に形成されている。
また、前右端縁32ab、前左端縁32ac、後右端縁32bd、および後左端縁32cdは外方に突き出た形状であるので、布を巻きこまずシワの発生を抑えてアイロンがけを行える。
図9は、変形例4のかけ面を下方から見た下面図である。
変形例4のかけ面42は、前後の舳先状に尖ったまたは尖った形状の前先端縁42aと後先端縁42dとが鈍角の舳先であり、左右の舳先状に尖ったまたは尖った形状の左側先端縁42cと右側先端縁42bとが鋭角の舳先としたものである。
そして、前先端縁42aと右側先端縁42bとを結ぶ前右端縁42abと、前先端縁42aと左側先端縁42cとを結ぶ前左端縁42acとは、中央部が外方に突き出た形状に形成されている。
使用者がハンドル5を把持してかけ面42を、前後左右方向や、上下左右方向に移動させて、幅が広い布に対して、シワを作ることなく、アイロンがけが行える。また、使用者がハンドル5を横に持ち替えることで、幅が狭い布に対して、シワを作ることなく、アイロンがけが行える。
図10は、変形例5のかけ面を下方から見た下面図である。
変形例5のかけ面52は、ハンドル5の前後方向に対して斜め方向に、舳先状に尖ったまたは尖った形状を有するものである。
かけ面52は、前左部、後右部にそれぞれ舳先状に尖ったまたは尖った形状の前先端縁52a、後先端縁52dを有している。また、かけ面52は、右中間部、左中間部にそれぞれ舳先状に尖ったまたは尖った形状の右側先端縁52b、左側先端縁52cを有している。
同様に、右側先端縁52bと後先端縁52dとを結ぶ後右端縁52bdと、左側先端縁52cと後先端縁52dとを結ぶ後左端縁52cdとは、中央部が外方に突き出た形状に形成されている。
また、前先端縁52a、後先端縁52d、左側先端縁52c、および右側先端縁52bが斜めに傾いて形成されるので、斜め方向にある狭い領域のアイロンがけを、シワを発生させることなく行える。
図11は、変形例6のかけ面を下方から見た下面図である。
変形例6のかけ面62は、舳先状に尖ったまたは尖った鋭角の形状の前先端縁62a、後先端縁62d、鈍角の形状の右側先端縁62b、および左側先端縁62cとが、それぞれ直線の外形状で接続されたものである。
右側先端縁62bと後先端縁62dとが、直線形状の後右端縁62bdで接続され、左側先端縁62cと後先端縁62dとが、直線形状の後左端縁62cdで接続されている。
舳先状に尖ったまたは尖った形状の前先端縁62a、後先端縁62d、右側先端縁62b、および左側先端縁62cが、直線形状の前右端縁62ab、前左端縁62ac、後右端縁62bd、および後左端縁62cdで接続されるので、かけ面62の製作が容易である。
図12は、変形例7のかけ面を下方から見た下面図である。
変形例7のかけ面72は、前後左右の舳先状に尖ったまたは尖った形状をほぼ同角度としたものである。
かけ面72は、前後左右の前先端縁72a、後先端縁72d、左側先端縁72c、および右側先端縁72bが、それぞれほぼ同角度または同角度もって外方に舳先状に尖ったまたは尖った形状としたものである。
同様に、右側先端縁72bと後先端縁72dとを結ぶ後右端縁72bdと、左側先端縁72cと後先端縁72dとを結ぶ後左端縁72cdとは、中央部が外方に突き出た形状に形成されている。
図13は、変形例8のかけ面を下方から見た下面図である。
変形例8のかけ面82は、前後左右の舳先状に尖ったまたは尖った形状の前先端縁82a、後先端縁82d、左側先端縁82c、および右側先端縁82bを、それぞれ丸みを強調した形状としたものである。
図14は、変形例9のかけ面を下方から見た下面図である。
変形例9のかけ面92は、左右の舳先状に尖ったまたは尖った形状が前後方向の中央より後側の斜め方向に形成されたものである。
かけ面92は、前部に鋭角に舳先状に尖ったまたは尖った形状の前先端縁92aが形成され、後部に鈍角に舳先状に尖ったまたは尖った形状の後先端縁92dが形成されている。
かけ面92の右側、左側には、それぞれ舳先状に尖ったまたは尖った形状の右側先端縁92b、左側先端縁92cが前後方向の中央より後方側にそれぞれ配置されている。
かけ面92の前先端縁92aと左右の左側・右側先端縁92c、92bとを結ぶ前左・前右端縁92ac、92abは、それぞれ外方に突出した形状に形成されている。
また、後方、右後方、左後方の各方向に向けたアイロンがけが行える。
図15、変形例10のかけ面を下方から見た下面図である。
変形例10のかけ面102は、前後左右が丸みを帯びた(曲率を有した)舳先状に尖ったまたは尖ったほぼ同形状としたものである。
かけ面102は、前後左右方向のほぼ中央にそれぞれ前先端縁102a、後先端縁102d、左側先端縁102c、および右側先端縁102bが、丸みを帯びた(曲率を有した)舳先状に尖ったまたは尖ったほぼ同形状または同形状としている。
かけ面102の前右端縁102ab、前左端縁102ac、後右端縁102bd、後左端縁102cdは、内方に湾曲した形状に形成されている。
図16、変形例11のかけ面を下方から見た下面図である。
変形例11のかけ面112は、前後左右と斜め方向にも舳先状に尖ったまたは尖った形状をもつものである。
具体的には、かけ面112は、舳先状に尖ったまたは尖った形状の前先端縁112a、後先端縁112d、左側先端縁112c、および右側先端縁112bを有している。加えて、かけ面112は、前右斜め方向に前右先端縁112e、前左斜め方向に前左先端縁112f、後右斜め方向に後右先端縁112g、後左斜め方向に後左先端縁112hが、それぞれ外側に突出して舳先状に尖ったまたは尖った形状に形成されている。
1.なお、本実施形態においては、給電台に載置し給電を行うコードレスのスチームアイロンを例示して説明したが、電源コードがアイロンに直接設置されたコード付きアイロンやスチーム無しのアイロンにおいても、本発明を有効に適用し得ることは言うまでもない。
2a、12a、22a 前先端縁(前端縁の先端縁、鋭角の先端縁)
2b、12b、22b 右側先端縁 (右の端縁の先端縁、鈍角の先端縁)
2c、12c、22c 左側先端縁(左の端縁の先端縁、鈍角の先端縁)
2d、12d、22d 後先端縁(後端縁の先端縁、鋭角の先端縁)
6 水タンク(スチーマー部)
10 コードレスアイロン(衣類スチーマー)
42a 前先端縁(鈍角の先端縁)
42b 右側先端縁(鋭角の先端縁)
42c 左側先端縁(鋭角の先端縁)
42d 後先端縁(鈍角の先端縁)
52a 前先端縁(前方向に対して斜め方向の先端縁)
52b 右側先端縁(右方向に対して斜め方向の先端縁)
52c 左側先端縁(左方向に対して斜め方向の先端縁)
52d 後先端縁(後方向に対して斜め方向の先端縁)
72a 前先端縁(前端縁のほぼ同角度の先端縁)
72b 右側先端縁(右の端縁のほぼ同角度の先端縁)
72c 左側先端縁(左の端縁のほぼ同角度の先端縁)
72d 後先端縁(後端縁のほぼ同角度の先端縁)
112e 前右先端縁(前右の方向の先端縁)
112f 前左先端縁(前左の方向の先端縁)
112g 後右先端縁(後右の方向の先端縁)
112h 後左先端縁(後左の方向の先端縁)
s スチーム孔(スチーマー部)
Claims (2)
- 衣類等のシワを伸ばすため下面に配置されるかけ面と内部に配置され通電されて前記かけ面を加熱するヒータと利用者が持つハンドルとを有するアイロンであって、
前記かけ面を向かって見て、前記ハンドルの長手方向に沿った方向を前後方向とするとともに前記前後方向の左右の方向を左右方向として、
前記かけ面は、
前先端縁と後先端縁と右側先端縁と左側先端縁は、それぞれ衣類にシワがよることなくアイロンがけが行える先端が次第に細くなる形状の先端縁を有し、かつ、
前記かけ面の中央部が上方に凹んだ形状に形成され、かつ、
前先端部と後先端部とが線対称に形成されるとともに、左先端部と右先端部とが線対称に形成され、
前記前先端部の成す角度は、前記左先端部の成す角度または前記右先端部の成す角度より小さく、
前記後先端部の成す角度は、前記左先端部の成す角度または前記右先端部の成す角度より小さい
ことを特徴とするアイロン。 - 衣類等のシワを伸ばすため下面に配置されるかけ面と内部に配置され通電されて前記かけ面を加熱するヒータと利用者が持つハンドルとを有する衣類スチーマーであって、
前記かけ面を向かって見て、前記ハンドルの長手方向に沿った方向を前後方向とするとともに前記前後方向の左右の方向を左右方向として、
前記かけ面は、
前先端縁と後先端縁と右側先端縁と左側先端縁は、それぞれ衣類にシワがよることなくスチーマーがけが行える先端が次第に細くなる形状の先端縁を有し、かつ、
前記かけ面の中央部が上方に凹んだ形状に形成され、かつ、
前先端部と後先端部とが線対称に形成されるとともに、左先端部と右先端部とが線対称に形成され、
前記前先端部の成す角度は、前記左先端部の成す角度または前記右先端部の成す角度より小さく、
前記後先端部の成す角度は、前記左先端部の成す角度または前記右先端部の成す角度より小さい
ことを特徴とする衣類スチーマー。
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JP2016107941A JP6867756B2 (ja) | 2016-05-30 | 2016-05-30 | アイロンおよび衣類スチーマー |
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JP2016107941A Active JP6867756B2 (ja) | 2016-05-30 | 2016-05-30 | アイロンおよび衣類スチーマー |
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-
2016
- 2016-05-30 JP JP2016107941A patent/JP6867756B2/ja active Active
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