JP6867754B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
近年、ファームウェアを実行するCPUのマルチコア化が進み、ジョブの処理や装置の管理に関し、複数のコアを使用して並列又は独立した複数の処理を同時に実行することができるようになっている。一般に、前者の並列処理はSMP(Symmetric Multiprocessing)と呼ばれ、後者の独立処理はAMP(Asymmetric Multiprocessing)と呼ばれている。SMPでは個々のコアが対等にメモリーを共有して処理を分担するのに対し、AMPでは個々のコア毎にメモリーを割り当てて独立した処理を実行する(別々のOSやプログラムを実行する)点が特徴となる。
従来、コピー、FAX、プリント等の複数の機能を備えた複合機であるMFP(Multi-Function Peripheral)においては、処理速度を高速にすべく、画面表示用、COPY/SCAN/PRINT制御用、メカ制御用、FAX通信制御用などの独立した複数のプログラムを、それぞれ個別のCPUにて実行する構成が一般的であった。その一方で、CPUのマルチコア化に伴い、従来は複数のCPUを利用して実現していた機能につき、複数のコアを有する単一のマルチコアCPU又は周辺ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を統合したSoC(System on a Chip)にて実現可能となり、コストダウンを目的としたCPUの統廃合が行われている。
一般に、従来の複数のCPUやOSにて実行されていたファームウェアを単一のマルチコアCPU又はSoCにて実行する場合、複数のコアのそれぞれと従来の複数のCPU(OS)とを1対1で置換することが可能な、移植性の高いAMP構成が優位である。また、待機時の消費電力の面でも、コア毎に独立して電源供給をカットすることが容易なAMP構成が優位である。一方で、CPU全体としての実行効率については、一又は複数の処理に対し使用可能なコア数が多い(即ち、一又は複数の処理に対し複数のコアを併用して対応することが可能な)SMP構成が、特に並列可能な処理において優位である。
AMP構成を適用した一例として、リアルタイム性を必要とする処理(リアルタイム処理)の遅延を抑制してリアルタイム性能を確保する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、AMP構成を適用した他の一例として、リアルタイム処理の迅速な実行を可能とする技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−226283号公報 特開2007−193744号公報
しかしながら、CPUの統廃合に際し、移植性や待機時の消費電力、リアルタイム性能を重視してAMP構成を選択した場合、SMP構成と比較して実行効率が劣るという課題がある。また、AMP構成においてSMP構成と同等の処理速度を得ようとすると、より高性能なCPUを選択する必要があり、コストアップするため、CPUの統廃合の目的と矛盾が生じるという課題がある。
本発明は、動作中の実行効率向上と待機中の消費電力低減とを両立させることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
複数のコアを備えたマルチコアCPUを有し、独立したプログラムを実行することにより実現される所定動作を同時に複数制御することが可能な制御部を備える画像形成装置において、
前記制御部は、前記複数のコアの各々に個別に前記所定動作を割り当てるAMP構成と、前記複数のコアを併用して一又は複数の前記所定動作を実行するSMP構成と、を切り替える切替部を備え、
前記切替部は、前記所定動作の待機中は前記AMP構成に切り替えるとともに、前記所定動作中は前記SMP構成に切り替え、
前記所定動作の待機中に前記AMP構成に切り替える際に、動作待機時の処理を1つの前記コアに割り当てるとともに、残りの前記コアの電源をオフにすることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記切替部は、前記SMP構成で複数の前記所定動作が行われる場合であって、前記行われる所定動作にリアルタイム性を必要とする所定処理を行うための所定処理期間が存在する場合、前記所定処理期間は前記AMP構成に切り替えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記切替部は、前記SMP構成で行われる複数の所定動作のうち一がFAX通信である場合、着信処理中の期間及び相手機との能力交換処理中の期間は前記AMP構成に切り替えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記切替部は、前記所定動作がFAX通信である場合、FAXの着信待ち状態時は前記AMP構成に切り替えるとともに、前記FAX通信中は前記SMP構成に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、動作中の実行効率向上と待機中の消費電力低減とを両立させることができる。
本実施形態に係る画像形成装置の制御構造を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 開始された複数の所定動作のうちの一つがFAX通信であった場合の所定処理及び所定処理期間の一例を示す図である。 動作待機時にFAX通信が開始された場合の制御部の具体的な処理を示すタイムチャートである。 コピー動作中にFAX通信が開始された場合の制御部の具体的な処理を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置10は、会社や事務所等に設置されたコピー、FAX、プリント等の機能を備えたMFPであり、複数種のジョブを実行可能となっている。
画像形成装置10は、図1に示すように、制御部11と、操作部12と、表示部13と、画像読取部14と、画像形成部15と、通信部16と、記憶部17と、を備えて構成されている。
制御部11は、2つのコア(コアX、コアY)を備えたマルチコアCPU111と、RAM112と、を備えて構成され、画像形成装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。マルチコアCPU111は、記憶部17に記憶されている各種プログラムを読み出してRAM112に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。なお、マルチコアCPU111のコアの数は、2つに限らず、3つ以上であってもよい。
本実施形態では、制御部11は、マルチコアCPU111が備える個々のコアが対等にメモリー(RAM112)を共有して処理を分担するSMP構成と、個々のコア毎にメモリー(RAM112)を割り当てて独立した処理を実行するAMP構成と、を自由に切り替え可能に構成されている。即ち、制御部11は、本発明の切替部として機能する。
操作部12は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによるキー操作を受け付けて、その操作信号を制御部11に出力する。また、操作部12は、表示部13の表示画面の上面を覆うように透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルを有し、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出して、検出された位置信号を操作信号として制御部11に出力する。なお、タッチパネルは、感圧式に限らず、他の静電式、光式等であってもよい。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。
画像読取部14は、光源、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー、A/D変換器等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することで原稿の画像を読み取り、読み取った画像をA/D変換して、得られた画像データを制御部11に出力する。
画像形成部15は、外部装置から送信されたプリントジョブや画像読取部14から出力された画像データ、通信部16が受信したFAXのデータ等に基づいて、給紙トレイから供給された用紙に電子写真方式の画像形成を行う。画像形成部15は、感光体ドラム、感光体ドラムの帯電を行う帯電部、画像データに基づいて感光体ドラムの表面を露光走査して静電潜像を形成する露光部、感光体ドラム上の静電潜像にトナーを付着させる現像部、感光体ドラム上に形成されたトナー像を用紙に転写する転写部、用紙上に形成されたトナー像を定着させる定着部等から構成される。なお、画像形成部15による画像形成の方式としては、電子写真方式に限らず、インクジェット方式、熱転写方式など、任意の周知の方法を採用することができる。
通信部16は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークを介して接続された外部装置との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部16は、外部装置から送信されたプリントジョブを受信する。また、通信部16は、公衆回線に接続し、FAXのデータの送受信を行う。
記憶部17は、不揮発性の半導体メモリーやHDD(Hard Disc Drive)等により構成され、画像形成装置10で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、制御部11によって演算処理された処理結果のデータ等を記憶する。
次に、本実施形態に係る画像形成装置10の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。この処理は、画像形成装置10の電源がオンされた後、画像形成装置10がアイドル(IDLE)状態となったことを契機として開始される。
まず、制御部11は、AMP構成に切り替え、動作待機時に処理を割り当てる必要のないコア(以下非動作コア)の電源をオフにする(ステップS101)。即ち、制御部11は、動作待機時の処理を1つのコアに割り当てるとともに、残りの非動作コアの電源をオフにする。これにより、動作待機時の消費電力を低減することができる。
次に、制御部11は、所定動作が開始されたか否かを判定する(ステップS102)。所定動作とは、独立したプログラムを実行することにより実現される動作(機能)のことである。所定動作としては、例えば、コピー、FAX、プリント等が挙げられる。
制御部11は、所定動作が開始されたと判定した場合(ステップS102:YES)、次のステップS103へと移行する。
一方、制御部11は、所定動作が開始されていないと判定した場合(ステップS102:NO)、所定動作が開始されるまでステップS102の処理を繰り返す。
次に、制御部11は、SMP構成に切り替え、開始された所定動作を、マルチコアCPU111が備える全てのコアで分担して処理を行う(ステップS103)。これにより、所定動作の実行効率を向上させることができる。
次に、制御部11は、他の所定動作が開始されたか否かを判定する(ステップS104)。即ち、制御部11は、ステップS104の処理以降、複数の所定動作を同時に行う必要があるか否かを判定する。
制御部11は、他の所定動作が開始されたと判定した場合(ステップS104:YES)、次のステップS105へと移行する。
一方、制御部11は、他の所定動作が開始されていないと判定した場合(ステップS104:NO)、ステップS110へと移行する。
次に、制御部11は、開始された複数の所定動作において、リアルタイム性を必要とする処理(所定処理)を行うための処理期間(所定処理期間)が存在するか否かを判定する(ステップS105)。図3に、開始された複数の所定動作のうちの一つがFAX通信であった場合の所定処理及び所定処理期間の一例を示す。FAX通信は、図3に示すように、5つのフェーズ(処理)A〜Eにより構成される。フェーズAは、着信処理である。フェーズBは、相手機との能力交換処理である。フェーズCは、画像データの送受信処理である。フェーズDは、データ確認処理である。フェーズEは、回線切断処理である。5つのフェーズA〜EのうちフェーズA(着信処理)及びフェーズB(相手機との能力交換処理)がリアルタイム性を必要とする処理(所定処理)であるため、フェーズA及びフェーズBの期間が所定処理期間H1となる。
制御部11は、所定処理期間が存在すると判定した場合(ステップS105:YES)、ステップS107へと移行する。
一方、制御部11は、所定処理期間が存在しないと判定した場合(ステップS105:NO)、次のステップS106へと移行する。
ステップS106において、制御部11は、開始された複数の所定動作を、マルチコアCPU111が備える全てのコアで分担して処理を行い(ステップS106)、ステップS110へと移行する。これにより、複数の所定動作を実行する場合であっても実行効率を向上させることができる。
ステップS107において、制御部11は、所定処理が開始されるタイミングでAMP構成に切り替え、所定処理を1つのコアに優先して割り当てるとともに、残りのコアに所定処理を含まない所定動作を割り当てる(ステップS107)。これにより、所定処理を確実に実行することができるので、複数の所定動作を同時に行う場合であっても、リアルタイム性能を確保することができる。
次に、制御部11は、所定処理が終了したか否かを判定する(ステップS108)。
制御部11は、所定処理が終了したと判定した場合(ステップS108:YES)、次のステップS109へと移行する。
一方、制御部11は、所定処理が終了していないと判定した場合(ステップS108:NO)、所定処理が終了するまでステップS108の処理を繰り返す。
次に、制御部11は、SMP構成に切り替え、開始された複数の所定動作を、マルチコアCPU111が備える全てのコアで分担して処理を行い(ステップS109)、次のステップS110へと移行する。
ステップS110において、制御部11は、開始された全ての所定動作が終了したか否かを判定する(ステップS110)。
制御部11は、全ての所定動作が終了したと判定した場合(ステップS110:YES)、次のステップS111へと移行する。
一方、制御部11は、全ての所定動作が終了していないと判定した場合(ステップS110:NO)、ステップS104へと移行して、ステップS104以降の処理を繰り返す。
次に、制御部11は、AMP構成に切り替え、非動作コアの電源をオフにする(ステップS111)。
次に、制御部11は、画像形成装置10の電源をオフにする操作が行われたか否かを判定する(ステップS112)。
制御部11は、画像形成装置10の電源をオフにする操作が行われたと判定した場合(ステップS112:YES)、処理を終了して画像形成装置10の電源をオフにする。
一方、制御部11は、画像形成装置10の電源をオフにする操作が行われていないと判定した場合(ステップS112:NO)、ステップS102へと移行して、ステップS102以降の処理を繰り返す。
図4に、動作待機時にFAX通信が開始された場合の制御部11(マルチコアCPU111)の具体的な処理を示すタイムチャートの一例を示す。
動作待機時、制御部11は、動作待機中の期間T11の制御として、AMP構成に切り替え、マルチコアCPU111が備える2つのコアのうち、コアXに動作待機時の処理を割り当ててアイドル状態(着信待ちの状態)とするとともに、残りのコアYの電源をオフ(OFF)にする。
FAX通信が開始されると、制御部11は、FAX通信中の期間T12の制御として、SMP構成に切り替え、開始されたFAX通信に係る制御(FAX通信制御)を、マルチコアCPU111が備える全てのコア(コアX及びコアY)で分担して処理を行う。
そして、FAX通信が終了すると、制御部11は、動作待機中の期間T13の制御として、AMP構成に切り替え、コアXに動作待機時の処理を割り当ててアイドル状態とするとともに、残りのコアYの電源をオフにする。
上記したように、図4に示す例では、FAX非通信時はAMP構成に切り替えて動作待機中の消費電力を抑制することができるとともに、FAX通信時はSMP構成に切り替えて実行効率を向上させることができる。
なお、図4に示す例では、動作待機中の期間T11及びT13の制御において、コアXに動作待機時の処理を割り当てるようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、待機時の処理をコアYに割り当てるようにし、コアXの電源をオフにするようにしてもよい。
図5に、コピー(COPY)動作中にFAX通信が開始された場合の制御部11(マルチコアCPU111)の具体的な処理を示すタイムチャートの一例を示す。図5に示す例では、FAX通信にリアルタイム性を必要とする処理(所定処理)を行うための処理期間(所定処理期間)が存在するケースを説明する。
コピー動作が開始されると、制御部11は、コピー動作中の期間T21の制御として、SMP構成に切り替え、開始されたコピー動作に係る制御を、マルチコアCPU111が備える全てのコア(コアX及びコアY)で分担して処理を行う。
コピー動作中にFAX通信が開始されると、制御部11は、コピー動作及びFAX通信の複合動作中の期間T22の制御を行う。図5に示す例では、複合動作中の期間T22は、3つの期間T23〜T25により構成される。第1の期間T23は、FAX通信の所定処理が開始されるまでの期間である。第2の期間T24は、FAX通信の所定処理が行われる期間(所定処理期間)である。第3の期間T25は、FAX通信の所定処理が終了して所定処理が行われていない期間である。
具体的には、制御部11は、所定処理が開始されるまでの第1の期間T23において、コピー動作及びFAX通信に係る制御を、マルチコアCPU111が備える全てのコア(コアX及びコアY)で分担して処理を行う。
所定処理が行われる第2の期間T24において、制御部11は、所定処理が開始されるタイミングでAMP構成に切り替え、FAX通信の所定処理を1つのコアYに優先して割り当てるとともに、残りのコアXに所定処理を含まない所定動作(コピー動作)を割り当てる。
所定処理が終了した第3の期間T25において、制御部11は、SMP構成に切り替え、第1の期間T23と同様、コピー動作及びFAX通信に係る制御を、マルチコアCPU111が備える全てのコア(コアX及びコアY)で分担して処理を行う。
複合動作のうちFAX通信が終了すると、制御部11は、コピー動作中の期間T26の制御として、SMP構成に切り替え、コピー動作に係る制御を、マルチコアCPU111が備える全てのコア(コアX及びコアY)で分担して処理を行う。
そして、コピー動作が終了すると、制御部11は、動作待機中の期間T27の制御として、AMP構成に切り替え、コアXに動作待機時の処理を割り当ててアイドル状態とするとともに、残りのコアYの電源をオフにする。
上記したように、図5に示す例では、コピー動作と並列にFAX通信を行う場合、各動作の予め処理負荷を予測するようにし、リアルタイム性を必要とする処理(所定処理)を行うための処理期間(所定処理期間)においては、AMP構成に切り替えてリアルタイム性能を確保することができる。
なお、図5に示す例では、複合動作中にFAX通信の所定処理が行われる第2の期間T24の制御において、FAX通信の所定処理を1つのコアYに優先して割り当てるようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、FAX通信の所定処理をコアXに優先して割り当てるようにし、コアYに所定処理を含まない所定動作(コピー動作)を割り当てるようにしてもよい。また、動作待機中の期間T27の制御において、コアXに動作待機時の処理を割り当てるようにしているが、これに限定されるものではなく、待機時の処理をコアYに割り当てるようにし、コアXの電源をオフにするようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置10は、複数のコアを備えたマルチコアCPU111を有し、独立したプログラムを実行することにより実現される所定動作を同時に複数制御することが可能な制御部11を備える。また、制御部11は、複数のコアの各々に個別に所定動作を割り当てるAMP構成と、複数のコアを併用して一又は複数の所定動作を実行するSMP構成と、を切り替える切替部(制御部11)を備える。また、切替部は、所定動作の待機中はAMP構成に切り替えるとともに、所定動作中はSMP構成に切り替える。
従って、本実施形態に係る画像形成装置10によれば、開始された所定動作をマルチコアCPU111が備える全てのコアで分担して処理を行うことができるので、所定動作の実行効率を向上させることができる。また、動作待機時の処理を1つのコアに割り当てるとともに残りの非動作コアの電源をオフにする制御を行うことができるので、動作待機時の消費電力を低減することができる。よって、動作中の実行効率向上と待機中の消費電力低減とを両立させることが可能となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置10によれば、切替部は、SMP構成で複数の所定動作が行われる場合であって、行われる所定動作にリアルタイム性を必要とする所定処理を行うための所定処理期間が存在する場合、所定処理期間はAMP構成に切り替える。
従って、本実施形態に係る画像形成装置10によれば、リアルタイム性を必要とする所定処理を1つのコアに優先して割り当てることで確実に実行することができるので、複数の所定動作を同時に行う場合であっても、動作中の実行効率を確保しつつリアルタイム性能を確保することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置10によれば、切替部は、SMP構成で行われる複数の所定動作のうち一がFAX通信である場合、着信処理中の期間及び相手機との能力交換処理中の期間はAMP構成に切り替える。
従って、本実施形態に係る画像形成装置10によれば、特に、リレー切替処理やモデム制御が頻繁に発生しリアルタイム性能が必要な処理と、リアルタイム性能が必要でない処理と、が混在するFAX通信においても、リアルタイム性を必要とする所定処理を確実に実行することができるので、通信速度の遅延や通信エラーの発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置10によれば、切替部は、所定動作がFAX通信である場合、FAXの着信待ち状態時はAMP構成に切り替えるとともに、FAX通信中はSMP構成に切り替える。
従って、本実施形態に係る画像形成装置10によれば、開始されたFAX通信をマルチコアCPU111が備える全てのコアで分担して処理を行うことができるので、所定動作の実行効率を向上させることができる。また、FAXの着信待ち状態時の処理を1つのコアに割り当てるとともに残りの非動作コアの電源をオフにする制御を行うことができるので、FAXの着信待ち状態時の消費電力を低減することができる。よって、通信に係る制御が比較的複雑なFAX通信においても、動作中の実行効率向上と待機中の消費電力低減とを両立させることが可能となる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、図2のステップS104〜ステップS109の処理において、複数の所定動作が同時に行われる場合に所定処理期間中はAMP構成に切り替える制御を行うようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、ステップS104〜ステップS109の処理を行わないようにしてもよく、その場合、ステップS103の処理後、開始された所定動作が全て終了した場合にAMP構成に切り替えることで、動作待機時の消費電力を低減することができる。
また、上記実施形態では、所定処理期間として、FAX通信の着信処理中の期間及び相手機との能力交換処理中の期間を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。所定処理期間としては、リアルタイム性を必要とする処理を行うための期間であればいかなる期間であってもよい。
また、上記実施形態では、動作待機中の期間として、FAX通信の着信待ち状態時を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、コピー動作やプリント動作の待機状態(指示待ち状態)時であってもよい。
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、
本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
10 画像形成装置
11 制御部(切替部)
111 マルチコアCPU
112 RAM
12 操作部
13 表示部
14 画像読取部
15 画像形成部
16 通信部
17 記憶部

Claims (4)

  1. 複数のコアを備えたマルチコアCPUを有し、独立したプログラムを実行することにより実現される所定動作を同時に複数制御することが可能な制御部を備える画像形成装置において、
    前記制御部は、前記複数のコアの各々に個別に前記所定動作を割り当てるAMP構成と、前記複数のコアを併用して一又は複数の前記所定動作を実行するSMP構成と、を切り替える切替部を備え、
    前記切替部は、前記所定動作の待機中は前記AMP構成に切り替えるとともに、前記所定動作中は前記SMP構成に切り替え、
    前記所定動作の待機中に前記AMP構成に切り替える際に、動作待機時の処理を1つの前記コアに割り当てるとともに、残りの前記コアの電源をオフにすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記切替部は、前記SMP構成で複数の前記所定動作が行われる場合であって、前記行われる所定動作にリアルタイム性を必要とする所定処理を行うための所定処理期間が存在する場合、前記所定処理期間は前記AMP構成に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記切替部は、前記SMP構成で行われる複数の所定動作のうち一がFAX通信である場合、着信処理中の期間及び相手機との能力交換処理中の期間は前記AMP構成に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記切替部は、前記所定動作がFAX通信である場合、FAXの着信待ち状態時は前記AMP構成に切り替えるとともに、前記FAX通信中は前記SMP構成に切り替えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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