JP6867376B2 - 選択的焼結付加製造方法及びそれに使用される粉体 - Google Patents

選択的焼結付加製造方法及びそれに使用される粉体 Download PDF

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Description

本発明は、熱可塑性ポリマー粉体が、例えばレーザー光線などの電磁放射線を使用して、選択的に焼結する、付加製造方法に関する。詳細には、本発明は、付加製造プロセスにおいて、使用される電磁放射線に対して本質的に透過性である熱可塑性ポリマーが、選択的に焼結することを可能にするものである。
選択的レーザー焼結または溶融(SLSまたはSLM)は、粉体床において、粉体を選択的に焼結させることによって、3D部品を作製することに使用されてきた(例えば、米国特許第5,597,589号、同第5,647,931号、同第5,155,324号、同第5,296,062号、同第5,304,329号、同第5,639,070号、及び同第7,569,174号を参照されたい)。SLSにおいて、典型的には、粉体床は、高温で維持され、波長が約10.6マイクロメートルの放射線の干渉光線を有するCOレーザーを通常使用して、選択的に焼結する。ひとたび第1の層が焼結すると、粉体のさらなる層が計量提供され、所望の3D部品が作製されるまで選択的焼結が繰り返される。粉体は、焼結または溶融しなければならないので、SLSは、複雑な装置の必要性と、反り、地崩れのない焼結を可能にし、特に層間で所望の融着を達成するために非常に特別な特性を有する熱可塑性ポリマーの使用によって、制限されてきた。このことは、一般に、適用の可能性を主にポリイミド(例えば、ナイロン)に限定してきた。
粉体の表面下の層の焼結は、粉体の深さを通して粉体温度の慎重な制御を必要とする。粉体温度を制御する様々な方法が用いられてきた。例えば、米国特許第5,017,753号は、粉体床を通して下向きの空気の流動を使用することを記述した。米国特許第5,352,405号及び同第5,427,733号に記述されているような、電磁光線の走査技法を使用して、温度差に取り組む他の方法もまた、記述された。
述べたように、SLSは、層間での十分な焼結を欠くことを欠点としている、なぜなら電磁光線は、下方の粉体が焼結する前に常に焼結する、粉体のトップ層を十分に貫通しないためである。したがって、粉体の表面下の層は、熱伝導に依存して、焼結し、先に焼結した層と結合しなければならない。このことは、使用される粉体が、容易に流動し、粉体が溶融する温度付近で均一な層を設置する必要があるためにさらに複雑であり、したがって、粉体がほとんど球状であること、静電気の影響が優勢でない径(すなわち、直径で10マイクロメートルを超え、約50または100マイクロメートルまで)であること、べたつきまたは粘着性がないこと、が必要である。米国特許第6,007,764号は、電磁放射線に対して非透過性及び透過性の粉体から成る粉体を記述しており、非透過性粉体(例えば、金属粉体、ナイロン、及びセラミック粉体)は、吸収し、粉体層の残りを加熱する。このアプローチの問題は、層の不均一な加熱が存在することで、したがって層内及び層間で傷及び欠陥を引き起こすことがある。同様に、米国特許第5,639,070号及びカナダ特許出願第2,371,181号によって記述されているように、カーボンブラックなどの色素を熱可塑性粉体に導入して、十分な吸光度を達成し、その結果、反り、たるみ、及び粉体床の意図しない部品の焼結をもたらし得る、例えば、既に焼結した層の過熱を回避することが知られている。
上記に説明されたものなどの、先行技術の問題の1つ以上を回避する、選択的焼結付加製造方法、及びそれにより作製される部品を提供することが望ましい。同様に、COレーザーによって生成され、一方で、良好な層と層の接着、及び層内の焼結をなお達成するような、電磁放射線に対して低い吸光度有する、または実質的に透過性である材料(例えば、ポリオレフィン)のための、選択的焼結付加製造方法を提供することが望ましい。
我々は、選択的焼結付加製造の改善された方法であって、
(i)互いに散在している第1の熱可塑性ポリマー及び第2の熱可塑性ポリマーを含む複合微粒子を含む粉体を提供する工程と、
(ii)標的表面に前記粉体の層を堆積させる工程と、
(iii)前記粉体が焼結するように前記粉体の選択された部分を照射し、層内の複合粒子の前記部分を結合して、焼結層を形成する工程と、
(iv)工程(i)〜(iii)を繰り返して、同様に互いに結合した連続的な焼結層を形成する工程と、
(v)粉体の未結合部分を除去して、付加製造部品を得る工程と、を含む、方法を見出した。
本発明の第2の態様は、少なくとも2つの粉体層から成る付加製造物品であって、付加製造物品が、層内及び層間で互いに焼結されており、粉体が、第1の熱可塑性ポリマー及び第2の熱可塑性ポリマーから成り、10〜150マイクロメートルの数平均粒子径を有し、第1の熱可塑性ポリマー及び第2の熱可塑性ポリマーが、物品内に粉体の粒子径よりも小さいスケールで散在している、付加製造物品である。
改善された付加製造方法は、付加製造ポリマー部品を形成するために使用することができる。本方法は、SLS法を介して、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィンから主に成る熱可塑性部品を作製するのに特に適切である。
本発明の方法において使用される、第1の熱可塑性ポリマーが、第2の熱可塑性ポリマーの連続マトリックス内に不連続に分散している、複合微粒子の電子顕微鏡写真である。 第2の熱可塑性ポリマーが、第1の熱可塑性ポリマーの連続マトリックス内に不連続に分散している、図1の複合微粒子を使用して作製された本発明の複合物品の電子顕微鏡写真である。
選択的焼結付加方法は、任意の適切な装置、及び選択的焼結の方法を使用して、当該技術分野(すなわち、堆積、照射、繰り返し、及び除去の方法の工程)において既知のものなどの付加製造部品を作製することができる。例えば、本方法は、各々参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第5,597,589号、同第5,647,931号、同第5,155,324号、同第5,296,062号、同第5,304,329号、同第5,639,070号、及び同第7,569,174号、ならびに米国特許公開第2013/0216836号、ならびにWO2012/160344において記述される方法のいずれか1つ、または記述される方法の組み合わせを用いることができる。
本方法は、複合粒子を一緒に焼結させるために有用であり得る任意の電磁放射線を使用することができる。電磁放射線の線源は、任意の有用で、干渉性か非干渉性かにかかわらない既知の線源、例えば集束発光ダイオード、レーザー(例えば、アルゴン、Nd−YAG、及びCOレーザー)、及び集束白熱光源であってもよい。典型的には、電磁放射線は、0.5〜11マイクロメートル内の波長を有する。望ましくは、電磁放射線は、干渉性であり、その広範囲な用途及び市販されていることを考慮に入れて、COレーザーを有するレーザーが特に適切である。
本方法は、複合微粒子を含む粉体を使用することを含む。複合微粒子は、異なる第1及び第2の熱可塑性ポリマーから成る。例えば、熱可塑性ポリマーは、電磁放射線に対する異なる吸光度を有する。実例として、第1及び第2の熱可塑性物質は、吸光度単位に関して、少なくとも20%異なる、好ましくは50%、またはさらに100%異なる吸光度を有する。吸光度単位(AU)は、等式AU=−log10(T)によって定義され、Tは所与の周波数での放射線のパーセントであり、試料を透過する。例えば、第1の熱可塑性ポリマーは、フィルム厚さ1mmあたり最大約2AUのような低い吸光度を有してもよく、第2の熱可塑性ポリマーは、フィルム厚さ1mmあたり少なくとも4、5、8、またはさらに10AUの吸光度を有してもよい。吸光度は、フーリエ変換赤外分光法(FTIR)によって決定することができる。
複合粒子から成る粉体は、通常は適切な部品を作製することができないポリマーのSLS方法によって、付加製造部品の形成を可能することが見出された。前記ポリマーを、マイクロまたはナノスケールで、粒子内に分散する能力は、吸光度を調整して、粉体の層内及び層間で、均一に分布するように加熱することができると考えられている。典型的には、複合粒子は、望ましくは、焼結に使用される電磁放射線の線源の、1mmあたり少なくとも2または4AU〜6または8AUの吸光度を有する。
複合微粒子中の第1及び第2の熱可塑性ポリマーの量は、本方法を実行することにおいて、所望の特性及び適切な吸光度次第で、広い範囲にわたって変化することができる。典型的には、第1の熱可塑性ポリマーの質量は10%〜90%、しかし好ましくは50%〜65%であり、第2の熱可塑性ポリマーの質量は約10%〜約70%、50%、または35%である。
複合微粒子はまた、他の成分から成ってもよい。他の成分として、第1及び第2の熱可塑性ポリマーの相溶化、または最終物品の機械的特性などの、1つ以上の特性または機能性を改善するために、他の熱可塑性ポリマーまたは添加剤を含むことができる。複合微粒子としてはまた、通常は充填剤と称される無機粒子、及び色素、及びケーキング防止剤/流動制御剤(例えば、ヒュームドシリカ)を含むことができる。色素は、無機色素(例えば、カーボンブラックまたは金属酸化物顔料混合物)、もしくは有機色素、例えばイソアニリン、オキソノール、ポルフィン誘導体、アントラキノン、メソスチリル、ピリリウム、及びスクアリリウム誘導体化合物であってもよい。充填剤は、プラスチックに使用される任意の典型的な充填剤、例えば炭酸カルシウム、シリケート、酸化物(石英、アルミナ、またはチタニア)などであってもよい。
一般に、粉体は、以下のような径、及び径分布(マイクロメートルでの体積測定等価の球形直径)を有する。粉体は、典型的には、10〜100マイクロメートルのメジアン(D50)、5〜20マイクロメートルのD10、100〜200マイクロメートルのD90を有する。同様に、約1マイクロメートル未満の粉体粒子は、典型的には、ほとんどないか、全くない。D50は、20または25〜約90または75マイクロメートルが好ましく、D90は、約100〜約90マイクロメートルが好ましい。粒子径及び径分布は、既知の技法、例えば顕微鏡的、ふるい分け、または光散乱技法によって決定することができる。所与の数分布において、D10は、粒子の10%がより小さくなる径であり、D90は、粒子の90%がより小さくなる径である。
微粒子は、一般に、最大約10体積%の空隙率を有するが、より典型的には、最大約5%、2%、またはさらに1%の空隙率を有するか、実質的に無孔である。空隙率は、適切な顕微鏡写真技法または水銀圧入式ポロシメトリーによって決定することができる。
微粒子は、典型的には、0.8〜1.0の平均投影真球度または真円度(簡単にするため、さらなる論考において真球度と称される)を有し、それはSLS法を実行する場合、各々の後続の層において粉体が堆積される際、粉体の流動性を向上させる。平均投影真球度は、少なくとも0.9または0.95〜1であることが望ましい。真球度は、The Image Processing Handbook,Sixth Ed.,J.C.Russ,CRC Press,2011(Chapt.11)によって記述されている、ペントランド法(4×A)/(π×L2)(式中、A及びLは、それぞれ、粒子の投影の面積及び長径(最大厚さ)である)によって決定される。
複合粒子内で、第1及び第2のポリマーは分布し、連続して絡み合っている連続マトリックスであってもよい。別の実施形態において、第2の熱可塑性物質が連続マトリックスであり、第1の熱可塑性ポリマーが、第2の熱可塑性ポリマーの連続マトリックス内に不連続に分散しており(本明細書では「結晶粒」と称される)、逆もまた同様である。一般にかつ望ましくは、第1及び第2の熱可塑性ポリマーの形状のスケールは、微粒子の径より実質的に小さいスケールである(例えば、結晶粒の径は、微粒子径より少なくとも5または10倍小さい)。2つの連続マトリックスに関して、言及されるスケールは、2つのマトリックスの間の断面であり、各々の連続体の長さではない。
実例として、微粒子内の結晶粒は、一般に、0.05マイクロメートル〜5マイクロメートルのメジアン(D50)径を有する。数D50結晶粒径は、少なくとも0.1、0.2〜4、2、または1マイクロメートルが望ましい。D10は、典型的には、0.01、0.05、または0.1マイクロメートルである。D90は、典型的には、8、5、または4マイクロメートルである。
第1及び第2の熱可塑性ポリマーはまた、示差走査熱量測定法(DSC)で決定したところ、2つのポリマーの溶融開始温度間での相違によって定義される、異なる溶融する温度を有し得る。熱可塑性ポリマーが焼結する温度は、SLS法中で遭遇するプロセス条件下で、ポリマーがそれ自体と融着する温度を意味する。典型的には、第1及び第2の熱可塑性ポリマーの焼結温度は、それぞれ、20℃または10℃以内である。例えば、実例として、所与の材料の最適な焼結温度は、単一の温度ではなく、数℃にわたる範囲であり得る。このウィンドウ(「焼結ウィンドウ」)は、熱可塑性物質の溶融開始と結晶化開始の間の相違によって定義される。実施形態において、第1のポリマーが、第2の熱可塑性ポリマーの連続マトリックス内に結晶粒として不連続に分散する場合、第2の熱可塑性ポリマーが、第1の熱可塑性ポリマーよりも低い焼結温度を有することが望ましい。
上記に説明された第1の熱可塑性ポリマーは、典型的には、低い吸光度を有し、一般には、SLS法による付加製造部品へ形成することはできない。このような第1の熱可塑性ポリマーは、一般に炭素及び水素のみを含有するポリオレフィンを含み、ポリエチレン、ポリプロピレン、及びポリブチレンポリマー、ならびにオレフィンモノマーのポリマー、及び異なるオレフィンモノマー(例えば、C〜C12アルケン)のコポリマーのうちのいずれか1つ、または2つ以上の任意の組み合わせを含む。非官能基化ポリオレフィンは、最終コーティングにおいて、バリア材料として機能する。非官能基化ポリオレフィンは、ポリプロピレンホモポリマー、またはプロピレンコポリマーであるのが望ましい、なぜならポリプロピレン部分は、最終コーティングにおいて、最適なバリア特性を提供するからである。高密度ポリエチレン(HDPE)もまた、望ましい非官能基化ポリオレフィンである。
炭素及び水素のみを含有する適切なポリオレフィンの例としては、1つ以上のα−オレフィン、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、及び1−ドデセンのホモポリマー及びコポリマー(エラストマーを含む)が挙げられ、典型的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ−3−メチル−1−ブテン、ポリ−3−メチル−1−ペンテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレン−1−ブテンコポリマー、及びプロピレン−1−ブテンコポリマーで表され、α−オレフィンと共役または非共役ジエンのコポリマー(エラストマーを含む)が挙げられ、典型的には、エチレン−ブタジエンコポリマー、エチレン−エチリデンノルボルネンコポリマーで表され、2つ以上のα−オレフィンと共役または非共役ジエンのコポリマーなどのポリオレフィン(エラストマーを含む)が挙げられ、典型的には、エチレン−プロピレン−ブタジエンコポリマー、エチレン−プロピレン−ジシクロペンタジエンコポリマー、エチレン−プロピレン−1,5−ヘキサジエンコポリマー、及びエチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネンコポリマーで表される。
ポリオレフィンは、プロピレン−αオレフィンコポリマー、例えばプロピレン−エチレン、またはプロピレン−エチレン−ブテンコポリマーまたはインターポリマーであってもよい。ポリオレフィンは、実質的アイソタクティックプロピレン配列を有することを特徴とする、プロピレン/αオレフィンコポリマーであってもよい。「実質的アイソタクティックプロピレン配列」とは、配列が、13C NMRで測定される約0.85を超える、代替としては約0.90を超える、別の代替としては約0.92を超える、別の代替としては約0.93を超える、アイソタクティックトライアド(mm)を有することである。アイソタクティックトライアドは、当該技術分野においてよく知られており、例えば米国特許第5,504,172号、及び国際公開第WO00/01745号で記述されており、13C NMRスペクトルによって決定される、コポリマー分子鎖中のトライアド単位に関してアイソタクティック配列を指す。
例示的な市販のポリオレフィンとしては、市販の高密度ポリエチレンなどの、非官能基化ポリオレフィン、例えばこれらに限定されないが、とりわけDMDA−8007 NT 7(メルトインデックス8.3、密度0.965)、DMDC−8910 NT 7(メルトインデックス10、密度0.943)、DMDA−1210 NT 7(メルトインデックス10、密度0.952)、HDPE 17450N(メルトインデックス17、密度0.950)、DMDA−8920 NT 7(メルトインデックス20、密度0.954)、DMDA 8940 NT 7(メルトインデックス44、密度0.951)、DMDA−8950 NT 7(メルトインデックス50、密度0.942)、DMDA−8965−NT 7(メルトインデックス66、密度0.952)を挙げることができ、すべてはThe Dow Chemical Companyから入手可能である。ベースポリマーの他の例としては、プロピレン−エチレン交互コポリマー、及びプロピレン−エチレンジブロックコポリマー、例えば商標名VERSIFY(商標)で入手可能なプロピレン−エチレン交互コポリマー、例えばVERSIFY(商標)4200、VERSIFY(商標)4000、VERSIFY(商標)3200、VERSIFY(商標)3000、及びVERSIFY(商標)3300があり、すべてはThe Dow Chemical Companyから入手可能である。ポリプロピレン系ポリマーの例としては、Braskem AmericaからPP 6D43、及びPropilco S.A.からPP 35R80がある。
上記に説明された第2の熱可塑性ポリマーは、典型的には、電磁放射線に対するより高い吸光度を有し、またSLS法による付加製造部品へ形成することが、例えば高すぎる吸光度または不十分な機械特性のため、困難な場合もある。例示的な熱可塑性ポリマーとしては、官能基化ポリオレフィン、AMPLIFY GR 204(The Dow Chemical Company)、PA18(Chevron Phillips Chemical Company)、Zemac E60(Vertellus)、熱可塑性ウレタン(Elastollan(登録商標)(BASF))、Pearlithane(商標)及びEstane(登録商標)及びPellethane(登録商標)(Lubrizol)、Desmopan(登録商標)(Bayer)、IROGRAN(登録商標)及びAVALON(登録商標)(Huntsman)、ポリビニルアルコール(Mowiol(登録商標)及びPoval(登録商標))、ポリアミド(ナイロン、Zytel(登録商標)(Dupont)、TECHNYL(登録商標)(Solvay)、Rilsan(登録商標)及びRilsamid(登録商標)(Arkema)、VESTAMID(登録商標)(Evonik)、ポリ(エチレンオキシド)(POLYOX(商標)N10(The Dow Chemical Company)、米国特許公開第2014/0360366号及び同第2015/0218330号で記述されているようなポリエステルアミドポリマー、ならびに特定の波長、例えば10.6マイクロメートルで所望の吸光度を有する他のポリマーが挙げられる。
官能基化ポリオレフィンは、炭素及び水素以外の原子を含むポリオレフィン、例えばヒドロキシ、アミン、アルデヒド、エポキシド、エトキシレート、カルボン酸、エステル、無水物基、またはそれらの組み合わせで修飾され得る官能基化ポリオレフィンである。一般に、官能基化ポリオレフィンは、官能基、例えばプロトン化(−COOH)または非プロトン化(−COO−)酸基または酸性塩を含む。例えば、本発明における使用に適する官能基ポリオレフィンとしては、エチレン/アクリル酸コポリマー、例えばPRIMACOR(商標)(The Dow Chemical Companyの商標)、NUCREL(商標)(E.I. Du Pont de Nemours and Companyの商標)、及びESCOR(商標)(ESCORは、Exxon Corporationの商標)の商標で販売されているポリマー、エチレン/メタクリル酸コポリマー、例えばNUCREL(商標)の商標で販売されているポリマー、無水マレイン酸変性ポリオレフィン、例えばLICOCENE(商標)(Clariant AG Corporationの商標)、EPOLENE(商標)(EPOLENEは、Westlake Chemical Corporationの商標)、及びMORPRIME(商標)(Rohm and Haas Chemicals LLCの商標)の商標で販売されているポリマーが挙げられる。
複合粒子から成る粉体は、米国特許第8,779,053号及び同第8,680,198号に記述されている方法のような任意の適切な方法によって作製することができる。詳細には、本方法は、望ましくは、米国特許公開第2015/0126671号において記述されていて、本明細書において実施例に例示されている、噴霧乾燥される、一般に、より小さな径の複合粒子を作製する。
本方法は、新規の付加製造部品を製造し、この部品は、層内及び層間で一緒に焼結された少なくとも2つの粉体層から成り、粉体は、第1の熱可塑性ポリマー及び第2の熱可塑性ポリマーから成り、10〜150マイクロメートルの数平均粒子径を有し、第1の熱可塑性ポリマー及び第2の熱可塑性ポリマーは、物品内に粉体の粒子径よりも小さいスケールで散在している。スケールは、微粒子内の結晶粒に関して、上記に説明されたものと類似である。特定の実施形態において、第1の熱可塑性ポリマーは、第2の熱可塑性ポリマーの連続マトリックス中に分散しており、最大2マイクロメートルの数平均結晶粒径を有する。
実施例1
第1及び第2の熱可塑性ポリマーの水性分散液を、以下のように、表に示す成分及び供給量を使用して、最初に作製した。
Figure 0006867376
表1の成分を、示される供給量で、成分が溶融する25ミリメートル直径の2軸押出成形機に供給した。成分を160℃まで加熱するように、押出成形機の熱プロファイルを提供する。そこで、押出成形機内の溶融組成物に、ジメチルエタノールアミン(CAS No.108−01−1)を26ミリリットル/分(ml/min)の流量で、水を70ml/minの流量で、溶融成分に供給し、分散液を形成する。続いて、押出成形機に、別の水の流れを320ml/minの流量で、形成された分散液に供給し、分散液を希釈した(固形分の配合量を減少させる)。使用される背圧調整器を通して押出成形機から出る前の、希釈された分散液は100℃未満であり、押出成形プロセス中に蒸気生成を減少させるような、押出成形温度プロファイルであった。結果として生じる分散液を、周囲温度(20〜30℃)に冷却し、200ミクロンフィルタを通して濾過した。結果として生じる分散液は、総分散液重量に対して、約42重量%の固形分を有していた。結果として生じる分散液中の分散粒子は、光学顕微鏡検査法によって決定された1.0マイクロメートルの平均粒子径を有する。分散粒子中のポリマーを、ジメチルエタノールアミンによって中和して、成分中の算出された酸基の120モル%を、押出成形機に添加した。分散液中の微粒子の粒子径(平均値、モード、及びD90)を、表2に示す。モードとは、測定された粒子径分布の最高ピーク値である。
結果として生じる水性分散液を、Mobile Minor噴霧乾燥機(GEA Niro)に装備された、2流体ノズル噴霧器を使用して、噴霧乾燥した。ノズルへの空気圧力を40%流動で100キロパスカルに固定した(4キログラム/時間の空気流動と同等)。分散液を、加熱チャンバへ送り込み、ノズル噴霧器で高空気圧力によって噴霧化する。噴霧乾燥を、窒素環境において、120℃で固定した入口温度で、実行した。分散液の供給量は、15〜20mL/minであった。窒素及びチャンバからの水分を連続して除去するために、真空ファンを使用した。装置サイクロンに取り付けられたガラスジャーに、乾燥粉体を集めた。
噴霧乾燥粉体は、表2に示す粒子径を有していた。Beckman Coulter LS−13−320粒子径分析器によって、粒子径を分析した。測定前に、試料を、水溶液中に希釈した。走査型電子顕微鏡写真(図1)は、第2の熱可塑性ポリマー、例えばPRIMACOR(商標)5980iが、連続相(顕微鏡写真において明るく見える)を形成していることを示す。
Figure 0006867376
次いでこの粉体を、厚さ約1000μmの床に広げ、ポリマーの融点近く、しかし融点未満に加熱し、次いでLaserPro Explorer E−30レーザー彫刻機を使用して、30W COレーザーから、10.6μmの電磁放射線にさらして、規定の領域にわたって放射線をラスタ化し、さらされた領域において粉体を融着させ、しかし、さらされていない領域において自由流動のままとなり、付加製造物品をもたらす。断面の走査電子顕微鏡検査法を介して、焼結物品において、連続相は逆転し、ポリプロピレン(第1の熱可塑性物質)であり、図2において暗い層として見える。
実施例2
以下のように、表3に示す水性分散液を作製するための使用される成分供給量を用いることを除いて、実施例1を繰り返した。
Figure 0006867376
表1の成分を、示される供給量で、成分が溶融する25ミリメートル直径の2軸押出成形機に供給した。成分を160℃まで加熱するように、押出成形機の熱プロファイルを提供する。ジメチルエタノールアミン(CAS No.108−01−1)を33グラム/分(ml/min)の流量で、水を86グラム/分の流量で、混合物(119グラム/分)として溶融成分に供給し、分散液を形成する。2つの別個のポンプを介して、追加の水を、2つの場所へ供給し、押出成形機の希釈ゾーンへ供給した。第1の場所では、希釈水を240グラム/分で押出成形機に供給し、第2の場所では、希釈水を120グラム/分で押出成形機に供給した。押出成形速度は、約1200rpmであった。押出成形機の出口で、背圧調整器を使用して、押出成形機バレル内部を適切な圧力に調節して、蒸気形成を減少させた。水性分散液を、25ミクロンフィルタを通して濾過した。分散液中の微粒子の粒子径(平均値、モード、及びD90)を、表4に示す。
得られた水性分散液を、実施例1と同じ方法で噴霧乾燥し、粒子径を同じ方法で決定し、表4に結果を示した。第2の熱可塑性ポリマー、例えばPRIMACOR(商標)5980i、は実施例1と同じ方法で連続層を形成する。
Figure 0006867376
次いでこの粉体を、厚さ約1000μmの床に広げ、ポリマーの融点近く、しかし融点未満に加熱し、次いでLaserPro Explorer E−30レーザー彫刻機を使用して、30W COレーザーから、10.6μmの電磁放射線にさらして、規定の領域にわたって放射線をラスタ化し、さらされた領域において粉体を融着させ、しかしさらされていない領域において自由流動のままとなり、付加製造物品をもたらす。実施例1と同じ方法において、連続層は逆転し、第1の熱可塑性ポリマー、HDPE、が連続層になる。
次いで、単層焼結物品が、その上に設置されるポリオレフィン粉体の追加の層を有し、再度電磁放射線にさらされる場合、2つの層は融着し、より大きな三次元物品の構築を可能にする。形成された物品は、約11MPaの引っ張り強度を有し、それは溶融プレス(〜12MPa)によって形状に形成された同じ組成物に対して、平均の標準偏差(〜0.5から1MPa)を考慮すると、実質的に同じであった。
(態様)
(請求項1)
選択的焼結付加製造方法であって、
(i)互いに散在している第1の熱可塑性ポリマー及び第2の熱可塑性ポリマーを含む複合微粒子を含む粉体を提供する工程と、
(ii)標的表面に前記粉体の層を堆積させる工程と、
(iii)前記粉体が焼結するように前記粉体の選択された部分を照射し、前記層内の前記複合粒子の前記部分を結合して、焼結層を形成する工程と、
(iv)工程(i)〜(iii)を繰り返して、同様に互いに結合している連続的な焼結層を形成する工程と、
(v)前記粉体の未結合部分を除去して、付加製造部品を得る工程と、を含む、方法。
(請求項2)
前記粉体は、前記粉体が焼結する温度よりも低い温度に加熱され、その温度で維持される、請求項1に記載の方法。
(請求項3)
前記第1の熱可塑性ポリマーの吸光度が、フィルム厚さ1mmあたり最大2AUであり、前記第2の熱可塑性ポリマーの吸光度が、フィルム厚さ1mmあたり少なくとも5AUである、請求項1または2のいずれかに記載の方法。
(請求項4)
前記第2の熱可塑性ポリマーの吸光度が、フィルム厚さ1mmあたり少なくとも8AUである、請求項3に記載の方法。
(請求項5)
前記第1の熱可塑性ポリマーが焼結する温度が、前記第2の熱可塑性ポリマーが焼結する温度の20℃以内である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
(請求項6)
前記第2の熱可塑性ポリマーが、前記第1の熱可塑性ポリマーよりも低い温度で焼結する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
(請求項7)
前記第1の熱可塑性ポリマーが焼結する温度が、前記第2の熱可塑性ポリマーが焼結する温度の10℃以内である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
(請求項8)
前記第2の熱可塑性物質が連続マトリックスであり、前記第1の熱可塑性ポリマーが、前記第2の熱可塑性ポリマーの前記連続マトリックス内に不連続に分散している、請求項6に記載の方法。
(請求項9)
前記焼結層において、前記第1の熱可塑性物質が連続マトリックスであり、前記第2の熱可塑性ポリマーが、前記第2の熱可塑性ポリマーの前記連続マトリックス内に不連続に分散している、請求項8に記載の方法。
(請求項10)
前記第1の熱可塑性ポリマー及び前記第2の熱可塑性ポリマーが各々、連続して絡み合っている連続マトリックスである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
(請求項11)
前記第1の熱可塑性ポリマーが、5マイクロメートル未満の数平均結晶粒径を有する、請求項9に記載の方法。
(請求項12)
前記平均結晶粒径が、3マイクロメートル未満である、請求項11に記載の方法。
(請求項13)
前記粉体が、10〜100マイクロメートルのメジアン粒子径を有する、請求項10または11のいずれかに記載の方法。
(請求項14)
前記メジアン粒子径が、20〜75マイクロメートルである、請求項13に記載の方法。
(請求項15)
前記粉体が、150マイクロメートルのD90、及び5マイクロメートルのD10を有する、請求項12または13のいずれかに記載の方法。
(請求項16)
前記粉体が、少なくとも0.9の真球度を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
(請求項17)
前記第1の熱可塑性ポリマーが、ポリオレフィンである、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
(請求項18)
前記ポリオレフィンが、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンとC 〜C 12 アルケンモノマーのコポリマー、プロピレンとC 〜C 12 アルケンモノマーのコポリマー、またはそれらの混合物である、請求項17に記載の方法。
(請求項19)
前記第2の熱可塑性ポリマーが、官能基化ポリオレフィンである、請求項1〜18のいずれか一項に記載の方法。
(請求項20)
前記官能基化ポリオレフィンが、官能基化ポリエチレン、ポリプロピレン、またはそれらの混合物である、請求項19に記載の方法。
(請求項21)
前記照射が、0.5マイクロメートル〜11マイクロメートルの波長を有する電磁放射線によるものである、請求項1〜20のいずれか一項に記載の方法。
(請求項22)
前記電磁放射線が、約10.6マイクロメートルの波長を有するCO レーザーによって生成される、請求項20に記載の方法。
(請求項23)
前記粉体が、充填剤、流動制御剤、または色素のうちの少なくとも1つから成る、請求項1〜22のいずれか一項に記載の方法。
(請求項24)
前記複合微粒子が、最大2パーセントの空隙率を有する、請求項1〜23のいずれか一項に記載の方法。
(請求項25)
前記複合粒子の吸光度が、フィルム厚さ1mmあたり4〜8AUである、請求項1〜24のいずれか一項に記載の方法。
(請求項26)
前記複合微粒子が、最大1パーセント以下の空隙率を有する、請求項1〜25のいずれか一項によって作製される付加製造物品。
(請求項27)
少なくとも2つの粉体層から成る付加製造物品であって、前記付加製造物品が、前記層内及び前記層間で一緒に焼結されており、前記粉体が、第1の熱可塑性ポリマー及び第2の熱可塑性ポリマーから成り、10〜150マイクロメートルの数平均粒子径を有し、前記第1の熱可塑性ポリマー及び前記第2の熱可塑性ポリマーが、前記物品内に前記粉体の粒子径よりも小さいスケールで散在している、付加製造物品。
(請求項28)
前記第1の熱可塑性ポリマーが、前記粉体中の前記第2の熱可塑性ポリマーの連続マトリックス中に分散している、請求項27に記載の付加製造物品。
(請求項29)
前記第1の熱可塑性ポリマーが、最大2マイクロメートルの平均結晶粒径を有する、請
求項28に記載の付加製造物品。
(請求項30)
前記付加製造物品内で、前記第2の熱可塑性ポリマーが、前記第1の熱可塑性ポリマーの連続マトリックス中に分散している、請求項28または29のいずれか一項に記載の付加製造物品。
(請求項31)
前記第2の熱可塑性ポリマーが、前記粉体中の前記第1の熱可塑性ポリマーの連続マトリックス中に分散している、請求項27に記載の付加製造物品。
(請求項32)
前記第1の熱可塑性ポリマーが、ポリオレフィンである、請求項27〜31のいずれか一項に記載の付加製造物品。
(請求項33)
前記第1の熱可塑性物質が、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはそれらの混合物である、請求項32に記載の付加製造物品。

Claims (6)

  1. 選択的焼結を使用した付加製造方法であって、
    (i)互いに散在している第1の熱可塑性ポリマー及び第2の熱可塑性ポリマーを含む複合微粒子を含む粉体を提供する工程であって、前記複合微粒子内に散在している前記第1の熱可塑性ポリマー及び第2の熱可塑性ポリマーが、5マイクロメートル以下のメジアン結晶粒径を有する、工程と、
    (ii)標的表面に前記粉体の層を堆積させる工程と、
    (iii)前記粉体が焼結するように前記粉体の選択された部分を照射し、前記層内の前記部分の前記複合粒子を結合して、焼結層を形成する工程と、
    (iv)工程(i)〜(iii)を繰り返して、同様に互いに結合している連続的な焼結層を形成する工程と、
    (v)前記粉体の未結合部分を除去して、付加製造部品を得る工程と、を含む、方法。
  2. 前記第1の熱可塑性ポリマーの吸光度が、フィルム厚さ1mmあたり最大2AUであり、前記第2の熱可塑性ポリマーの吸光度が、フィルム厚さ1mmあたり少なくとも5AUである、請求項1のいずれかに記載の方法。
  3. メジアン結晶粒径が、少なくとも0.05マイクロメートルである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記複合微粒子において、前記第2の熱可塑性ポリマーが連続マトリックスであり、前記第1の熱可塑性ポリマーが、前記第2の熱可塑性ポリマーの前記連続マトリックス内に不連続に分散している、請求項1に記載の方法。
  5. 前記焼結層において、前記第1の熱可塑性ポリマーが連続マトリックスであり、前記第2の熱可塑性ポリマーが、前記第2の熱可塑性ポリマーの前記連続マトリックス内に不連続に分散している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記複合微粒子において、前記第1の熱可塑性ポリマー及び前記第2の熱可塑性ポリマーが各々、連続して絡み合っている連続マトリックスである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
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