JP6865321B1 - 入退場管理装置、入退場管理方法、入退場管理プログラム、および入退場管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
チケットシステムの構成について説明する。図1は、本実施形態のチケットシステムの構成を示すブロック図である。
チケット購入端末10、チケット管理サーバ20は、検札装置30はネットワーク(例えば、インターネット又はイントラネット)NWを介して接続可能である。
チケット購入端末10の構成について説明する。図2は、本実施形態のチケット購入端末の構成を示すブロック図である。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
チケット管理サーバ20の構成について説明する。図3は、本実施形態のチケット管理サーバの構成を示すブロック図である。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
検札装置30の構成について説明する。図4は、本実施形態の検札装置の構成を示すブロック図である。図5は、本実施形態の検札装置に接続可能な入力デバイスの構成の一例を示すブロック図である。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ
一例として、図5に示すように、入力デバイス35は、サーモグラフィー351と、可視光カメラ352とを備える。
サーモグラフィー351は、対象人物によるチケットの提示時に対象人物を撮影するように構成される。
可視光カメラ352は、対象人物によるチケットの提示時にチケットと対象人物とを撮影するように構成される。
・チケット情報
・対象人物の特徴量(例えば、顔の特徴量)に関する情報
体温計測手段は、好ましくは非接触に対象人物の体温を計測する。これにより、計測後の消毒の手間を省くことができる。また、対象人物が感染症に罹患していた場合であっても、他の来場者、および検札所の係員への感染症の拡散の危険性が低い。
本実施形態の概要について説明する。図6は、本実施形態の概要の説明図である。
本実施形態のデータベースについて説明する。以下のデータベースは、記憶装置21に記憶される。ただし、以下のデータベースの少なくとも一部の複製が記憶装置31にも記憶されてもよい。
本実施形態のチケットデータベースについて説明する。図7は、本実施形態のチケットデータベースのデータ構造を示す図である。
図7に示すように、チケットデータベースは、「チケットID」フィールドと、「ユーザID」フィールドと、「特徴ID」フィールドと、「座席番号」フィールドとを含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
本実施形態のユーザデータベースについて説明する。図8は、本実施形態のユーザデータベースのデータ構造を示す図である。
図8に示すように、ユーザデータベースは、「ユーザID」フィールドと、「ユーザ属性」フィールドと、「連絡先」フィールドとを含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
ユーザデータベースは、チケットデータベース(図7)に関連付けられている。
本実施形態の特徴データベースについて説明する。図9は、本実施形態の特徴データベースのデータ構造を示す図である。
図9に示すように、特徴データベースは、「特徴ID」フィールドと、「特徴量」フィールドとを含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
特徴データベースは、チケットデータベースに関連付けられている。
・実在の人間(例えば、過去にチケットを購入したユーザ)から取得された特徴量
・実在の人間(例えば、過去にチケットを購入したユーザ)から取得された特徴量に匿名化のための補正処理(例えば、オリジナルの特徴量と一致しないが類似度が一定以上となるように補正する処理)を施した特徴量
・実在の人間でない情報源から取得された特徴量(例えば、人物画もしくはコンピュータグラフィックスにより生成した顔画像から算出した顔の特徴量)
・演算により人工的に生成された特徴量(例えば、表現可能な特徴量空間内に等しい密度で分布するように規則的にまたはランダムに生成された特徴量)
・上記特徴量のうち2以上を用いて演算を行うことにより取得された特徴量
本実施形態のチケット処理について説明する。
本実施形態の発券処理について説明する。図10は、本実施形態の発券処理のフローチャートである。
具体的には、プロセッサ12は、入力デバイス15に対してなされた購入操作を、入出力インタフェース13を介して受け付ける。
チケット購入端末10の操作者は、チケットの購入者に限られず、購入者の代わりにチケット購入端末10を操作する者(例えばチケット販売所の係員)であってもよい。
購入操作は、例えば、ユーザIDの入力、興行の選択、日時の選択、座席種別の選択、購入ボタン(ボタンオブジェクトまたは物理ボタン)の押下、またはそれらの組み合わせを含み得る。
具体的には、プロセッサ12は、入力デバイス15(可視光カメラ)によって撮影されたチケットの購入者の顔の写った画像データを、入出力インタフェース13を介して取得する。プロセッサ12は、取得した画像データに対して演算を行うことで、チケットの購入者の特徴量(例えば顔の特徴量)を取得する。なお、画像データは、図10の発券処理の開始前に撮影され、記憶装置11に保存されていてもよい。
具体的には、プロセッサ12は、ステップS110において受け付けた購入操作の内容と、ステップS111において取得した特徴量とを参照して発券要求を生成する。発券要求は、一例として発券を要求するチケットの種別を特定する情報(例えば、興行、日時および座席種別を特定する情報)と、チケットの購入者の特徴量およびユーザIDとを含む。プロセッサ12は、通信インタフェース14を介して、チケット管理サーバ20へ発券要求を送信する。
具体的には、プロセッサ22は、ステップS112において送信された発券要求を、通信インタフェース24を介して受信する。プロセッサ22は、発券要求に含まれる特徴量(以下、「購入者特徴量」と称する)と同一または類似の特徴量を特徴データベース(図9)から探し出す。プロセッサ22は、探し出した特徴量(例えば、購入者特徴量との類似度が最大の特徴量)に関連付けられる特徴IDを、参照特徴IDとして特定する。
具体的には、プロセッサ22は、未発行のチケットIDに関連付けて、発券要求に含まれるユーザIDと、ステップS120において特定した参照特徴IDとをチケットデータベース(図7)に新規登録する。これにより、チケットIDを元に、チケットの購入者と参照特徴量とを特定することが可能となる。
具体的には、プロセッサ22は、ステップS121におけるデータベースの更新内容を参照して、チケット情報を生成する。チケット情報は、ステップS121において新規登録したチケットIDを含む。さらに、チケット情報は、ステップS121において特定した参照特徴ID、およびチケット購入者のユーザIDの少なくとも1つを含むことができる。チケット情報に含まれる情報の一部または全部は例えばQRコードまたは他のコード情報に符号化されてもよい。プロセッサ22は、生成したチケット情報を、チケットの購入者に提供する。一例として、プロセッサ22は、通信インタフェース24を介してチケット購入端末10へ送信する。
具体的には、プロセッサ12は、ステップS122において提供されたチケット情報を取得する。プロセッサ12は、取得したチケット情報を記憶装置11に保存する。これにより、プロセッサ12は、必要に応じて、チケット情報を表示できる。さらに、プロセッサ12は、オプションとして、以下の少なくとも1つを実行してもよい。
・出力デバイス16(印刷装置)に、チケット情報を紙またはその他の媒体へ印刷させる。
・通信インタフェース14に、チケット情報をチケットの購入者のユーザ端末へ送信させる。
本実施形態の検札処理について説明する。図11は、本実施形態の検札処理のフローチャートである。図12は、本実施形態の検札処理において高熱と判定された対象人物の連絡先に送信される通知の一例を示す図である。
具体的には、対象人物によるチケットの提示時に、プロセッサ32は、可視光カメラ352と協同して、チケット情報を読み取る(認証情報取得手段)。
ステップS130において、プロセッサ32は、可視光カメラ352の撮影した画像を対象人物向けに出力デバイス36(ディスプレイ)に表示してもよい。これにより、対象人物に、チケットが撮影されている様子をフィードバックし、チケットの位置や姿勢の微調整を促すことができる。
具体的には、対象人物によるチケットの提示時に、プロセッサ32は、可視光カメラ352と協同して、当該対象人物の特徴量(例えば顔の特徴量)を取得する(認証情報取得手段)。
ステップS131において、プロセッサ32は、可視光カメラ352の撮影した画像を対象人物向けに出力デバイス36(ディスプレイ)に表示してもよい。これにより、対象人物に、自らが撮影されている様子をフィードバックし、自らの位置や姿勢の微調整を促すことができる。
具体的には、対象人物によるチケットの提示時に、プロセッサ32は、サーモグラフィー351と協同して、当該対象人物の体温を計測する(体温計測手段)。
なお、ステップS132において、プロセッサ32は、サーモグラフィー351の撮影したサーモグラフィー画像を対象人物向けに出力デバイス36(ディスプレイ)に表示させない。これにより、対象人物が高熱であることを周囲の人物に気取られたり、自らが高熱であることを知って動揺したりするのを防ぐことができる。ただし、プロセッサ32は、サーモグラフィー351の撮影したサーモグラフィー画像を係員向けに出力デバイス36(ディスプレイ)に表示することはあり得る。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS130において読み取ったチケット情報と、ステップS131において取得した特徴量とを参照して、対象人物の入場可否を判定する。
一例として、プロセッサ32は、ステップS131において取得した対象人物の特徴量が、ステップS130において読み取ったチケット情報(例えば特徴ID)から特定される参照特徴量と同一または類似である場合に、対象人物の入場を許可すると判定する。他方、プロセッサ32は、対象人物の特徴量が参照特徴量と同一でなく、かつ非類似である場合に、対象人物の入場を拒否すると判定する。前述のように、記憶装置21に記憶されるデータベースの少なくとも一部の複製が記憶装置31にも記憶されてもよい。この場合に、検札装置30は、記憶装置31に記憶された複製を参照することで、チケット管理サーバ30にアクセスすることなく高速に対象人物の入場の可否を判定できる。ただし、個人情報保護の観点から、ユーザデータベース(図8)は、複製の対象から除外するようにしてもよい。
つまり、検札装置30は、提示されたチケットの購入者が対象人物と同一であると判定した場合に対象人物の入場を許可し、チケットの購入者が対象人物と同一であると判定しなかった場合に対象人物の入場を拒否する。これにより、対象人物は非正規のルートで購入したチケットを提示して入場することができないので、チケットの不正転売を抑制することができる。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS133において対象人物の入場を拒否すると判定した場合に、以下の少なくとも1つの処理を行う。
・警報の発報(例えば、ランプの点灯、所定音の出力、所定画面の表示、またはそれらの組み合わせにより、対象人物の入場が拒否されたことを本人および係員に知覚させるとともに、係員にアフターケアを促す)
・ゲートの閉鎖(例えば、電動式のゲートのバー、またはフラップドアを閉じて対象人物の入場を物理的に阻害する)
なお、検札装置30付近の滞留を防ぐ観点から、係員によるアフターケアは、対象人物を対象空間に便宜的に入場させてから行われてもよい。係員によるアフターケアは、対象人物がチケットの真の購入者であるか否かを判断するためのやり取りを含むことができる。一例として、係員は、対象人物の属性情報、対象人物の連絡先情報、チケットの購入場所、チケットの購入時期、またはそれらの組み合わせを対象人物から聞き取り、チケット情報と照合してもよい。
ステップS134の後に、図11の検札処理は終了する。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS133において対象人物の入場を許可すると判定した場合に、以下の少なくとも1つの処理を行う。
・入場が許可されたことの報知(例えば、ランプの点灯、所定音の出力、所定画面の表示、またはそれらの組み合わせにより、対象人物の入場が許可されたことを本人および係員に知覚させる)
・ゲートの開放(例えば、電動式のゲートのバー、またはフラップドアを開いて対象人物の進入を促す)
具体的には、プロセッサ32は、ステップS132における対象人物の体温の計測結果を参照し、当該対象人物が高熱であるか否か(例えば、対象人物の体温が閾値以上であるか否か)を判定する。
閾値は、固定(例えば37.5度)であってもよいし、可変であってもよい。後者の例として、対象人物よりも前に対象空間に対する入場または退場の可否が判定された他の人物の体温の計測結果を参照して決定されてよい。これにより、撮影条件(例えば環境温度)の変動に起因した判定の誤りを抑制できる。
ステップS136において、対象人物が高熱でないと判定された場合には、図11の検札処理は終了する。
具体的には、検札装置30は、ステップS136において対象人物が高熱であると判定された場合に、ステップS130において読み取ったチケット情報(例えばチケットIDまたはユーザID)から特定される対象人物の連絡先へ通知を送信する。
・対象人物に正式な検温の実施を促す情報(M10)
・対象空間の検温所に関する情報(M11)
・対象人物に速やかな退場を促す情報
・対象人物が高熱であることを伝える情報(M10)
・対象人物に何らかの感染症に罹患している疑いがあることを伝える情報
・対象人物に特定の感染症(例えば、通知を送信する時点における感染症に関する流行情報を参照して定められる感染症)に罹患している疑いがあることを伝える情報(M10)
・対象空間の出口に関する情報
・対象空間に関連付けられた医療機関に関する情報(例えば、名称、住所、連絡先、またはそれらの組み合わせ)
・対象人物に対して対象空間における区域(例えば指定席)の割り当てがないことを伝える情報(入場後に区域割り当てを通知するユースケース)
・対象人物を集めるブースに関する情報
ステップS137の後に、図11の検札処理は終了する。
チェックインリストは、各対象人物に対する検札処理の結果一覧に関する情報である。チェックインリストは、一例として以下の要素の少なくとも1つを含む。
・チェックイン時刻
・対象人物の提示したチケットのチケットID
・チケットIDに関連付けられるユーザID
・ユーザIDに関連付けられるユーザ名
・入場可否の判定(ステップS133)の結果(入場許可/入場拒否)
・高熱の判定(ステップS136)の結果(高熱/平熱)
・高熱と判定された対象人物が通知を確認したか否か
・高熱と判定された対象人物に係員が正式な検温の実施、または退場を促す声掛けをしたか
・対象空間においてユーザに割り当てられた区域(例えば指定席)
具体的には、係員は、声掛けリストを閲覧しながら対象空間内を巡回し、高熱と判定された人物に割り当てられていた区域(つまり、本来は無人であるべき区域)に人物が居るかどうかを監視する。係員は、高熱と判定された対象人物に割り当てられていた区域に人物を発見した場合に、当該人物に声掛け(例えばチケットの提示要求)を行う。これにより、高熱と判定された人物が正式な検温、または退場を促す通知を見ていない、または無視して居座ろうとしていた場合であっても、当該人物を強制的に検温し、または退場させることができる。また、この人物が自らに割り当てられた区域を単に勘違いしていた場合には、正しい区域に案内することができる。係員は、検温し、または退場させた人物の欄、または無人状態であることを確認した区域の欄にチェックを入れる。
複数の係員の端末間で声掛けリストの状態を共有することで、検温または退場の確認が取れていない人物を正確に把握して、開場から興行が開始するまでの限られた時間内に高熱と判定された人物を検温し、または対象空間から退場させることができる。
本実施形態の変形例について説明する。
変形例1について説明する。変形例1は、対象人物の退場時に検札および検温を行う例である。
変形例2について説明する。変形例2は、対象人物が高熱であると判定された場合に、当該対象人物と所定の位置関係にあった人物(「接触者」とする)を特定し、当該接触者の連絡先に通知を送信する例である。
通知は、例えば、以下の情報の少なくとも1つを含む。
・接触者が高熱を発症している者と接触した可能性があることを伝える情報
・接触者が何らかの感染症に罹患した可能性があることを伝える情報
・接触者が特定の感染症(例えば、通知を送信する時点における感染症に関する流行情報を参照して定められる感染症)に罹患している可能性があることを伝える情報
・接触者が発熱した場合に連絡すべき窓口に関する情報
記憶装置11は、ネットワークNWを介して、チケット購入端末10と接続されてもよい。記憶装置21は、ネットワークNWを介して、チケット管理サーバ20と接続されてもよい。記憶装置31は、ネットワークNWを介して、検札装置30と接続されてもよい。
また、複数種類の特徴量を用いて対象人物の入場の可否を判定してもよい。
一例として、検札装置30は、ステップS130において読み取ったチケット情報(例えばチケットID)が有効な値(例えば、チケットデータベース(図7)に登録された値)であるか否かを判定することにより、対象人物の入場の可否を判定してもよい。
ただし、対象人物の特徴量に関する情報と参照特徴量に関する情報とを参照して当該対象人物の入場の可否を判定することは、チケットの不正転売を抑制する観点では効果的である。
一例として、検札装置30は、例えば、チェックインリストにおいて、高熱と判定された対象人物の提示したチケットのチケットIDに関連付けられるフラグ(「高熱フラグ」)を「0」から「1」に書き換える。そして、検札装置30は、入場可否の判定(ステップS133)においてチェックインリストを参照し、チケットIDに関連付けられる高熱フラグが「1」であった場合には、その他の情報を参照することなく対象物の入場を拒否すると判定する。
チケット管理サーバ20のプロセッサ22は、発券処理時に、例えば、チケットID、興行ID(チケットの対象となる興行を識別する情報)、およびチケットの購入者の顔の特徴量とを引数として所定の関数の演算を行うことで、参照用文字列を生成する。
検札装置30の記憶装置31には、検札の対象となる興行に対応する興行IDと上記関数とが保存されている。検札装置30のプロセッサ32は、検札処理時に、チケットから読み取ったチケットIDと、記憶装置31から読み出した興行IDと、対象人物の顔の特徴量とを引数として、記憶装置31から読み出した関数の演算を行うことで、認証対象文字列を生成する。検札装置30は、チケットから読み取った参照用文字列を認証対象文字列と比較することで、対象人物の入場の可否を判定する。
この例によれば、検札装置30の記憶装置31にユーザの個人的な情報を保存することなく、チケットの不正転売を抑制することができる。
実施形態および変形例で説明した事項を、以下に付記する。
対象空間に対して入場または退場しようとする対象人物(TP)によって提示された認証情報担体(TC)の保持する情報を参照して、対象人物の入場または退場の可否を判定する手段(S133)と、
認証情報担体の提示時に計測された対象人物の体温の計測結果を参照して対象人物が高熱であるか否かを判定する手段(S136)と、
対象人物が高熱であるか否かの判定結果に応じて、対象人物の連絡先に通知を送信する手段(S137)と
を具備する、入退場管理装置(30)。
対象人物の連絡先に通知を送信する手段は、対象人物が高熱であると判定された場合に、対象人物に正式な検温の実施を促す情報(M10)、対象空間の検温所に関する情報(M11)、対象人物に速やかな退場を促す情報、対象人物が高熱であることを伝える情報(M10)、対象人物が感染症に罹患している疑いがあることを伝える情報(M10)、対象空間の出口に関する情報、および対象空間に関連付けられた医療機関に関する情報の少なくとも1つを含む通知を対象人物の連絡先に送信する、
付記1に記載の入退場管理装置。
対象人物の連絡先に通知を送信する手段は、対象人物が高熱でないと判定された場合に対象空間において対象人物に割り当てられる区域に関する情報を含む通知を対象人物の連絡先に送信し、対象人物が高熱であると判定された場合に対象空間において対象人物に割り当てられる区域に関する情報を含む通知を対象人物の連絡先に送信しない、
付記1または付記2に記載の入退場管理装置。
対象人物が高熱であると判定された場合に、対象空間に対する入場時もしくは退場時、または対象空間における滞在時に、当該対象人物と所定の位置関係にあった人物である接触者を特定する手段と、
接触者の連絡先に通知を送信する手段と
をさらに具備する、付記1乃至付記3のいずれかに記載の入退場管理装置。
接触者を特定する手段は、対象空間における滞在時に、対象空間において対象人物に割り当てられた区域と所定の位置関係にある区域を割り当てられた人物の少なくとも1人を接触者として特定する、
付記4に記載の入退場管理装置。
接触者を特定する手段は、対象空間に対する入場時または退場時に、対象人物に隣接して並んでいた人物の少なくとも1人を接触者として特定する、
付記4または付記5に記載の入退場管理装置。
接触者の連絡先に通知を送信する手段は、接触者が高熱を発症している者と接触した可能性があることを伝える情報を含む通知を送信する、
付記4乃至付記6のいずれかに記載の入退場管理装置。
接触者の連絡先に通知を送信する手段は、接触者が発熱した場合に連絡すべき窓口に関する情報を含む通知を送信する、
付記4乃至付記7のいずれかに記載の入退場管理装置。
対象人物の体温の計測結果は、対象人物による認証情報担体の提示時に撮影されたサーモグラフィー画像から眼間距離を基準に抽出され、
付記1乃至付記8のいずれかに記載の入退場管理装置。
対象人物の体温の計測結果は、対象人物による認証情報担体の提示時に撮影されたサーモグラフィー画像における対象人物の眼間距離を参照して推定されたサーモグラフィー画像の撮影点から対象人物までの距離と、サーモグラフィー画像における対象人物に対応する領域の画素値とを参照して特定される温度である、
付記1乃至付記9のいずれかに記載の入退場管理装置。
対象人物が高熱であるか否かを判定する手段は、対象人物の体温の計測結果が閾値以上である場合に対象人物が高熱であると判定し、
閾値は、対象人物よりも前に対象空間に対する入場または退場の可否が判定された他の人物の体温の計測結果を参照して決定される、
付記1乃至付記9のいずれかに記載の入退場管理装置。
対象人物の入場または退場の可否を判定する手段は、対象人物の体温の計測結果を参照することなく対象人物の入場または退場の可否を判定する、
付記1乃至付記11のいずれかに記載の入退場管理装置。
10 :チケット購入端末
11 :記憶装置
12 :プロセッサ
13 :入出力インタフェース
14 :通信インタフェース
15 :入力デバイス
16 :出力デバイス
20 :チケット管理サーバ
21 :記憶装置
22 :プロセッサ
23 :入出力インタフェース
24 :通信インタフェース
25 :入力デバイス
26 :出力デバイス
30 :検札装置
31 :記憶装置
32 :プロセッサ
33 :入出力インタフェース
34 :通信インタフェース
35 :入力デバイス
36 :出力デバイス
351 :サーモグラフィー
352 :可視光カメラ
Claims (14)
- 対象空間に対して入場または退場しようとする対象人物によって提示された認証情報担体の保持する情報を参照して、前記対象人物の入場または退場の可否を判定する手段と、
前記認証情報担体の提示時に計測された前記対象人物の体温の計測結果を参照して前記対象人物が高熱であるか否かを判定する手段と、
前記対象人物が高熱であるか否かの判定結果に応じて、前記対象人物の連絡先に通知を送信する手段と
を具備し、
前記対象人物の連絡先に通知を送信する手段は、前記対象人物が高熱であると判定された場合に、前記対象人物に正式な検温の実施を促す情報、前記対象空間の検温所に関する情報、前記対象人物に速やかな退場を促す情報、前記対象人物が高熱であることを伝える情報、前記対象人物が感染症に罹患している疑いがあることを伝える情報、前記対象空間の出口に関する情報、および前記対象空間に関連付けられた医療機関に関する情報の少なくとも1つを含む通知を前記対象人物の連絡先に送信する、
入退場管理装置。 - 前記対象人物の連絡先に通知を送信する手段は、前記対象人物が高熱でないと判定された場合に前記対象空間において前記対象人物に割り当てられる区域に関する情報を含む通知を前記対象人物の連絡先に送信し、前記対象人物が高熱であると判定された場合に前記対象空間において前記対象人物に割り当てられる区域に関する情報を含む通知を前記対象人物の連絡先に送信しない、
請求項1に記載の入退場管理装置。 - 前記対象人物が高熱であると判定された場合に、前記対象空間に対する入場時もしくは退場時、または前記対象空間における滞在時に、当該対象人物と所定の位置関係にあった人物である接触者を特定する手段と、
前記接触者の連絡先に通知を送信する手段と
をさらに具備する、請求項1または請求項2に記載の入退場管理装置。 - 前記接触者を特定する手段は、前記対象空間における滞在時に、前記対象空間において前記対象人物に割り当てられた区域と所定の位置関係にある区域を割り当てられた人物の少なくとも1人を前記接触者として特定する、
請求項3に記載の入退場管理装置。 - 前記接触者を特定する手段は、前記対象空間に対する入場時または退場時に、前記対象人物に隣接して並んでいた人物の少なくとも1人を前記接触者として特定する、
請求項3または請求項4に記載の入退場管理装置。 - 前記接触者の連絡先に通知を送信する手段は、前記接触者が高熱を発症している者と接触した可能性があることを伝える情報を含む通知を送信する、
請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の入退場管理装置。 - 前記接触者の連絡先に通知を送信する手段は、前記接触者が発熱した場合に連絡すべき窓口に関する情報を含む通知を送信する、
請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の入退場管理装置。 - 前記対象人物の体温の計測結果は、前記対象人物による前記認証情報担体の提示時に撮影されたサーモグラフィー画像から眼間距離を基準に抽出される、
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の入退場管理装置。 - 前記対象人物の体温の計測結果は、前記対象人物による前記認証情報担体の提示時に撮影されたサーモグラフィー画像における前記対象人物の眼間距離を参照して推定された前記サーモグラフィー画像の撮影点から前記対象人物までの距離と、前記サーモグラフィー画像における前記対象人物に対応する領域の画素値とを参照して特定される温度である、
請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の入退場管理装置。 - 前記対象人物が高熱であるか否かを判定する手段は、前記対象人物の体温の計測結果が、前記対象人物よりも前に前記対象空間に対する入場または退場の可否が判定された他の人物の体温の計測結果を参照して決定された可変の閾値以上である場合に前記対象人物が高熱であると判定する、
請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の入退場管理装置。 - 前記対象人物の入場または退場の可否を判定する手段は、前記対象人物の体温の計測結果を参照することなく前記対象人物の入場または退場の可否を判定する、
請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の入退場管理装置。 - コンピュータが、
対象空間に対して入場または退場しようとする対象人物によって提示された認証情報担体の保持する情報を参照して、前記対象人物の入場または退場の可否を判定することと、
前記認証情報担体の提示時に計測された前記対象人物の体温の計測結果を参照して前記対象人物が高熱であるか否かを判定することと、
前記対象人物が高熱であるか否かの判定結果に応じて、前記対象人物の連絡先に通知を送信することと
を具備し、
前記対象人物の連絡先に通知を送信することは、前記対象人物が高熱であると判定された場合に、前記対象人物に正式な検温の実施を促す情報、前記対象空間の検温所に関する情報、前記対象人物に速やかな退場を促す情報、前記対象人物が高熱であることを伝える情報、前記対象人物が感染症に罹患している疑いがあることを伝える情報、前記対象空間の出口に関する情報、および前記対象空間に関連付けられた医療機関に関する情報の少なくとも1つを含む通知を前記対象人物の連絡先に送信する、
入退場管理方法。 - コンピュータを
対象空間に対して入場または退場しようとする対象人物によって提示された認証情報担体の保持する情報を参照して、前記対象人物の入場または退場の可否を判定する手段、
前記認証情報担体の提示時に計測された前記対象人物の体温の計測結果を参照して前記対象人物が高熱であるか否かを判定する手段、
前記対象人物が高熱であるか否かの判定結果に応じて、前記対象人物の連絡先に通知を送信する手段
として機能させ、
前記対象人物の連絡先に通知を送信する手段は、前記対象人物が高熱であると判定された場合に、前記対象人物に正式な検温の実施を促す情報、前記対象空間の検温所に関する情報、前記対象人物に速やかな退場を促す情報、前記対象人物が高熱であることを伝える情報、前記対象人物が感染症に罹患している疑いがあることを伝える情報、前記対象空間の出口に関する情報、および前記対象空間に関連付けられた医療機関に関する情報の少なくとも1つを含む通知を前記対象人物の連絡先に送信する、
入退場管理プログラム。 - 対象空間に対して入場または退場しようとする対象人物によって提示された認証情報担体の保持する情報を参照して、前記対象人物の入場または退場の可否を判定する手段と、
前記認証情報担体の提示時に計測された前記対象人物の体温の計測結果を参照して前記対象人物が高熱であるか否かを判定する手段と、
前記対象人物が高熱であるか否かの判定結果に応じて、前記対象人物の連絡先に通知を送信する手段と
を具備し、
前記対象人物の連絡先に通知を送信する手段は、前記対象人物が高熱であると判定された場合に、前記対象人物に正式な検温の実施を促す情報、前記対象空間の検温所に関する情報、前記対象人物に速やかな退場を促す情報、前記対象人物が高熱であることを伝える情報、前記対象人物が感染症に罹患している疑いがあることを伝える情報、前記対象空間の出口に関する情報、および前記対象空間に関連付けられた医療機関に関する情報の少なくとも1つを含む通知を前記対象人物の連絡先に送信する、
入退場管理システム。
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