JP6864836B2 - 車両用コンソールリッド構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用コンソールリッド構造に関する。
従来、自動車などの車両は、運転席と助手席との間にコンソールリッド構造を備えている。下記の特許文献1には、この種のコンソールリッド構造が開示されている。このコンソールリッド構造は、上面が開放した収容空間を有するコンソール本体と、このコンソール本体に収容空間を開閉可能に取付けられた蓋部としてのリッドと、を有する。
このコンソールリッド構造において、コンソール本体の収容空間には、前後の内壁面からリッドの回動支点となる係止ピンが突出するように設けられている。一方で、リッドにはコンソール本体の係止ピンが嵌まり込む開口部が設けられている。このため、リッドをコンソール本体に組付けるときに、リッドの開口部をコンソール本体の係止ピンに嵌め込み、更に操作機構を操作することによって、係止ピンに沿って前後方向に延びるヒンジ部が形成される。この場合、リッドは、コンソール本体の収容空間を開閉するためにヒンジ部を回動中心として左右の両開きが可能な両開き式リッドとなる。
特開2006−62605号公報
ところで、上記のコンソールリッド構造は、コンソール本体にリッドを組付けるときに、ヒンジ部を形成する作業もあわせて行う必要があり、組付け作業が面倒であるという問題を抱えている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、組付け作業性に優れた車両用コンソールリッド構造を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
上面が開口した収容空間を有するコンソール本体と、
上記コンソール本体の上記収容空間を開閉可能な蓋部を有するリッドアセンブリと、
上記コンソール本体のうち上記収容空間よりも車両前方に取付けられるコンソールアッパーパネルと、
を備え、
上記リッドアセンブリは、上記コンソール本体に着脱可能に取付けられる取付部と、上記取付部に対して上記蓋部を回動可能に支持するヒンジ部と、を備え、上記蓋部と上記取付部と上記ヒンジ部が一体状に組付けられており、
上記コンソールアッパーパネルのパネル後端部には、上記コンソール本体に上記リッドアセンブリの上記取付部を取付けるときの邪魔になるのを回避するために車両前方側に凹んだ凹部が設けられている、車両用コンソールリッド構造、
にある。
上記の車両用コンソールリッド構造において、リッドアセンブリは、蓋部と取付部とヒンジ部が一体状に組付けられることによって構成されている。この場合、予めヒンジ部がリッドアセンブリに組み込まれているため、コンソール本体にリッドアセンブリを組付けるときにヒンジ部を形成する作業を要しない。従って、リッドアセンブリを取付部においてコンソール本体に取付けることによって、コンソール本体にリッドアセンブリを簡単に組付けることができる。
以上のごとく、上記の態様によれば、組付け作業性に優れた車両用コンソールリッド構造を提供できる。
実施形態1の車両用コンソールリッド構造の斜視図。 図1の分解斜視図。 図1中の取付部を拡大して示す斜視図。 図1中のコンソール本体を上方から視た平面図。 図2のV-V線矢視断面図。 図2においてコンソール本体にコンソールアッパーパネルが取付けられた状態の斜視図。 図3中のクリップが係止開口部に嵌合した状態を示す断面図。 図3中の第1係止爪が係止開口部に嵌合した状態を示す断面図。 図3中の第2係止爪が係止開口部に嵌合した状態を示す断面図。 図2中のリッドアセンブリの両開き構造を説明するための分解斜視図。 実施形態2の車両用コンソールリッド構造について図5に対応した断面図。
上述の態様の好ましい実施形態について以下に説明する。
上記の車両用コンソールリッド構造において、上記コンソール本体は、係止開口部が設けられた取付ベースを有し、上記リッドアセンブリの上記取付部は、上記ヒンジ部のヒンジベースから延出した係止凸部を有し、この係止凸部と上記係止開口部との嵌合によって上記取付ベースに係止されるように構成されているのが好ましい。
このコンソールリッド構造によれば、リッドアセンブリの取付部の係止凸部を取付ベースの係止開口部に向けた状態で、係止凸部が係止開口部に嵌合するようにこのリッドアセンブリをコンソール本体に向けて移動させることで取付部がそのまま取付ベースに係止される。このため、リッドアセンブリの取付部をコンソール本体に容易に取付けることができる。
上記の車両用コンソールリッド構造において、上記係止凸部は、上記ヒンジベースから延出している方向と交差する交差方向に撓み変形可能な複数の係止爪を含み、上記複数の係止爪はいずれも、上記取付ベースの上記係止開口部に挿入されたときに上記交差方向に撓み変形しながらこの係止開口部の開口縁に引っ掛かることによって上記取付ベースに係止されるように構成されているのが好ましい。
このコンソールリッド構造によれば、係止凸部に含まれる複数の係止爪による簡単な構造を利用して、リッドアセンブリの取付部をコンソール本体に確実に取付けることができる。
上記の車両用コンソールリッド構造において、上記複数の係止爪は、上記交差方向としての車両左右方向に撓み変形可能な第1係止爪と、上記交差方向としての車両前後方向に撓み変形可能な第2係止爪と、を含むのが好ましい。
このリッド構造によれば、互いに異なる方向に撓み変形可能な第1係止爪と第2係止爪とを組み合わせて係止凸部を構築しているため、この係止凸部と係止開口部との嵌合が外れにくく、係止凸部を取付ベースに対して強固にロックすることができる。
上記の車両用コンソールリッド構造において、上記コンソール本体は、上記収容空間を挟んだ前後に上記取付ベースを備え、上記リッドアセンブリは、上記取付部を前後に備えており、前側の上記取付部の上記係止凸部と前側の上記取付ベースの上記係止開口部とが嵌合し、且つ後側の上記取付部の上記係止凸部と後側の上記取付ベースの上記係止開口部とが嵌合するように構成されていのが好ましい。
このコンソールリッド構造によれば、コンソール本体の収容空間の前後の2つの取付ベースと、リッドアセンブリにおいてこれら2つの取付ベースに対応した前後2つの取付部と、を利用して、リッドアセンブリをコンソール本体に組付けることができる。
上記の車両用コンソールリッド構造において、上記コンソール本体は、上記取付ベースに係止された上記係止凸部と対向する対向壁を有し、上記対向壁には上記係止凸部の係止解除操作を行うためのアクセス開口部が設けられていのが好ましい。
このコンソールリッド構造によれば、対向壁に設けられたアクセス開口部を利用することによって、取付ベースに係止された係止凸部の係止解除操作を容易に行うことができる。
上記の車両用コンソールリッド構造は、上記対向壁の上記アクセス開口部を開閉可能なカバー部材を備えるのが好ましい。
このコンソールリッド構造によれば、コンソール本体にリッドアセンブリが組付けられた後の通常使用時は、アクセス開口部をカバー部材によって塞ぐことによって、意匠上の見栄えを良くすることができる。
上記の車両用コンソールリッド構造は、上記コンソール本体のうち上記収容空間よりも車両前方に取付けられるコンソールアッパーパネルを備え、上記コンソールアッパーパネルの後端部には、上記コンソール本体に上記リッドアセンブリの上記取付部を取付けるときの邪魔になるのを回避するために車両前方側に凹んだ凹部が設けられているのが好ましい。
このコンソールリッド構造によれば、コンソール本体にコンソールアッパーパネルを取付けた後に、このコンソール本体にリッドアセンブリを組付けることができる。
上記の車両用コンソールリッド構造において、上記リッドアセンブリは、上記ヒンジ部を第1ヒンジ部としたとき、上記コンソール本体の上記収容空間を挟んで上記第1ヒンジ部と対向する位置にこの第1ヒンジ部に平行に延在する第2ヒンジ部を備え、上記第1ヒンジ部と上記第2ヒンジ部のいずれか一方を選択的に使用することによって上記蓋部の両開きが可能な両開き式リッドアセンブリとして構成されているのが好ましい。
このコンソールリッド構造によれば、コンソール本体に両開き式リッドアセンブリを簡単に組付けることが可能になる。
以下、車両に装着される車両用コンソールリッド構造の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、この実施形態の説明のための図面において、特にことわらない限り、車両前方を矢印Xで示し、車両右方を矢印Yで示し、車両上方を矢印Zで示すものとする。
また、車両左右方向(以下、単に「左右方向」という。)を矢印D1で示し、車両前後方向(以下、単に「前後方向」という。)を矢印D2で示し、車両上下方向(以下、単に「上下方向」という。)を矢印D3で示すものとする。
(実施形態1)
図1に示されるように、実施形態1の車両用コンソールリッド構造(以下、単に「リッド構造」という。)1は、車両の運転席と助手席との間に設けられるものである。このリッド構造1は、コンソール本体10と、コンソールアッパーパネル20と、リッドアセンブリ30と、を備えている。
図2に示されるように、コンソール本体10は、後部に上面が開口した収容空間10aを有する。このコンソール本体10は、樹脂材料からなる樹脂成形体として構成されている。
コンソール本体10は、収容空間10aを挟んだ前後に取付ベース12,16を備えている。2つの取付ベース12,16はいずれも、上下方向D3を板厚方向とした板状部分であり、コンソール本体10の右壁と左壁を連結するように左右方向D1に延在している。
リッドアセンブリ30は、コンソール本体10の収容空間10aを開閉可能に構成されている。このリッドアセンブリ30は、リッドとしての蓋部31と、取付部32と、ヒンジ部40と、を備えている。このリッドアセンブリ30は、蓋部31と取付部32とヒンジ部40が一体状に組付けられるように構成されている。
このリッドアセンブリ30は、コンソール本体10とは別体として準備される。このリッドアセンブリ30の各要素は、樹脂材料からなる樹脂成形部品によって構成されている。このリッドアセンブリ30を、「ドアアッシー」或いは「ドアモジュール」ということもできる。
リッドアセンブリ30の蓋部31は、コンソール本体10の収容空間10aを覆うための部位である。即ち、コンソール本体10の収容空間10aは、蓋部31を閉じることによって閉鎖される一方で、蓋部31を開けることによって開放される。
リッドアセンブリ30の取付部32は、コンソール本体10に着脱可能に取付けられる部位である。リッドアセンブリ30は、この取付部32の取付けによってコンソール本体10に組付けられる。この取付部32は、リッドアセンブリ30の前後の二箇所に設けられている。以下の説明では、前側の取付部32を取付部32Aとし、後側の取付部32を取付部32Bとする。
取付部32Aと取付部32Bとの間の前後方向D2の離間距離は、コンソール本体10の前側の取付ベース12と後側の取付ベース16との前後方向D2の離間距離と同様である。このため、リッドアセンブリ30をコンソール本体10を組付けるときに、取付部32Aが取付ベース12に取付けられ、取付部32Bが取付ベース16に取付けられる。
リッドアセンブリ30のヒンジ部40は、2つの取付部32A,32Bに対して蓋部31を回動可能に支持する部位であり、前後方向D2に延在するヒンジ軸によって構成されている。ヒンジ部40としての右側の2つの第1ヒンジ部40Aは、左側の操作部31aが手動操作されたときに蓋部31が右開きするときの回動中心となる。
これに対して、ヒンジ部40としての左側の2つの第2ヒンジ部40Bは、コンソール本体10の収容空間10aを挟んで2つの第1ヒンジ部40Aと対向する左側の位置にこれら2つの第1ヒンジ部40Aに平行に延在している。
これら2つの第2ヒンジ部40Bは、右側の操作部31bが手動操作されたときに蓋部31が左開きするときの回動中心となる。
このように、本実施形態のリッドアセンブリ30は、2つの操作部31a,31bのいずれか一方を選択的に操作して、2つの第1ヒンジ部40Aと2つの第2ヒンジ部40Bのいずれか一方を選択的に使用することによって蓋部31の両開きが可能な両開き式リッドアセンブリとして構成されている。
なお、このリッドアセンブリ30の両開き構造の詳細については後述する。
コンソールアッパーパネル20は、コンソール本体10のうち収容空間10aよりも車両前方に取付けられる。このコンソールアッパーパネル20には、典型的には、シフトレバーのレバー軸が挿通されるレバー開口や、シフトレバーのシフト位置を表示するインジケータなどが設けられる。このコンソールアッパーパネル20は、樹脂材料からなる樹脂成形体として構成されている。
コンソールアッパーパネル20の下部には、複数の係合片21が設けられている。これら複数の係合片21がコンソール本体10に設けられた係合孔11に挿入されることによって、コンソールアッパーパネル20がコンソール本体10に取付けられる。このコンソールアッパーパネル20の取付けは、リッドアセンブリ30の3つの取付部32A,32Bをコンソール本体10に取付ける前に行われる。
コンソールアッパーパネル20のパネル後端部22には、車両前方側に凹んだ凹部23が設けられている。この凹部23は、コンソール本体10にリッドアセンブリ30の前側の取付部32Aを取付けるときの邪魔になるのを回避するためのものである。この目的のために、この凹部23は、コンソールアッパーパネル20の取付け後であって且つリッドアセンブリ30の取付部32Aの取付け前に、パネル後端部22がこの取付部32Aの取付け箇所(後述の取付ベース12)と上下方向D3について重ならないような形状になっている。
また、コンソールアッパーパネル20は、パネル後端部22の凹部23の左右に突出部24を備えている。この突出部24は、コンソールアッパーパネル20のパネル後端部22から車両後方へ突出している。この突出部24は、コンソール本体10にコンソールアッパーパネル20に引き続いてリッドアセンブリ30の2つの取付部32A,32Bが取付けられた後で、リッドアセンブリ30の蓋部31の下方に重なるように配置される。
図3に示されるように、取付部32Aは、ヒンジ部40のヒンジベース41から下向きに延出した係止凸部33を有する。係止凸部33は、左右に並置された2つのクリップ34と、2つのクリップ34を挟んで左右両側に配置された2つの係止爪機構35と、を含むように構成されている。
クリップ34は、左右方向D1から視た全体形状が先細り形状になっている。このクリップ34は、本体部34aと、この本体部34aの前後面及び下面を連続的に被覆する被覆部34bと、を備えている。本体部34aは硬質樹脂からなる。被覆部34bは、弾性変形可能であり且つ本体部34aよりも軟質の素材からなる。
係止爪機構35は、いずれもヒンジベース41から下向きに延出し且つ延出している方向と交差する交差方向に撓み変形可能な3つの係止爪36,37,38を備えている。
係止爪36は、上記の交差方向の1つである左右方向D1に撓み変形可能な第1係止爪として構成されている。この係止爪36は、左右方向D1を板厚方向とし且つ上下方向D3に延びる平板状のガイドアーム部36aと、このガイドアーム部36aの側面に設けられた突出部36bと、を有する。
2つの係止爪37,38はともに、上記の交差方向の1つである前後方向D2に撓み変形可能な第2係止爪として構成されている。係止爪37は、前後方向D2を板厚方向とし且つ上下方向D3に延びる平板状のガイドアーム部37aと、このガイドアーム部37aの前面に設けられた突出部37bと、を有する。係止爪38は、前後方向D2を板厚方向とし且つ上下方向D3に延びる平板状のガイドアーム部38aと、このガイドアーム部38aの背面に設けられた突出部38bと、を有する。
なお、特に図示しないものの、後側の取付部32Bも前側の取付部32Aと同一の構造を有する。このため、取付部32Bについての詳細な説明は省略する。
一方で、図4に示されるように、コンソール本体10の取付ベース12には、左右方向D1に並置された4つの係止開口部13が設けられている。これら4つの係止開口部13はいずれも、上下方向D3に貫通した矩形の開口部分である。これら4つの係止開口部13は、中央に互いに隣接して配置された2つの第1係止開口部13aと、これら2つの第1係止開口部13aを挟んで左右両側に配置された2つの第2係止開口部13bと、に分類される。
ここで、取付部32Aの係止凸部33(図3参照)は、コンソール本体10の取付ベース12の4つの係止開口部13に嵌合によって係止されるように構成されている。具体的には、取付ベース12の2つの第1係止開口部13aのそれぞれに取付部32Aの2つのクリップ34のそれぞれが嵌合するようになっている。また、取付ベース12の2つの第2係止開口部13bのそれぞれに取付部32Aの2つの係止爪機構35のそれぞれが嵌合するようになっている。
コンソール本体10の取付ベース16には、左右方向D1に並置された4つの係止開口部17が設けられている。これら4つの係止開口部17は、4つの係止開口部13と同一形状であり且つ同一配置になっている。即ち、4つの係止開口部17は、中央に互いに隣接して配置された2つの第1係止開口部17aと、これら2つの第1係止開口部17aを挟んで左右両側に配置された2つの第2係止開口部17bと、に分類される。
ここで、取付部32Bの係止凸部33は、取付部32Aの係止凸部33(図3参照)と同様に、コンソール本体10の取付ベース16の4つの係止開口部17に嵌合によって係止されるように構成されている。具体的には、取付ベース16の2つの第1係止開口部17aのそれぞれに取付部32Bの2つのクリップ34のそれぞれが嵌合するようになっている。また、取付ベース16の2つの第2係止開口部17bのそれぞれに取付部32Bの2つの係止爪機構35のそれぞれが嵌合するようになっている。
図5に示されるように、コンソール本体10は、収容空間10aの前後を仕切る2つの仕切壁14を有する。これら2つの仕切壁14はいずれも、前後方向D2を板厚方向とした板状部分である。
前側の仕切壁14は、取付ベース12の後端部に連接して設けられ且つこの取付ベース12と直交するように配置されている。この仕切壁14は、取付ベース12の係止開口部13に係止された取付部32Aの係止凸部33と対向する対向壁として構成されている。即ち、この仕切壁14は、取付部32Aの係止凸部33の後方に隣接して配置されている。
同様に、後側の仕切壁14は、取付ベース16の前端部に連接して設けられ且つこの取付ベース16と直交するように配置されている。この仕切壁14は、取付ベース16の係止開口部17に係止された取付部32Bの係止凸部33と対向する対向壁として構成されている。
前側の仕切壁14には、取付部32Aの係止凸部33の係止解除操作を行うためのアクセス開口部14aが設けられている。作業者は、コンソール本体10の収容空間10aからこのアクセス開口部14aに指を挿入できる。このため、作業者は、前側の仕切壁14に設けられたアクセス開口部14aを利用することによって、取付ベース12に係止された係止凸部33の係止解除操作を容易に行うことができる。
また、コンソール本体10の後端部を形成する後端壁18は、取付ベース16の係止開口部17に係止された取付部32Bの係止凸部33と対向する対向壁として構成されている。即ち、この後端壁18は、取付部32Bの係止凸部33の後方に隣接して配置されている。
この後端壁18には、取付部32Bの係止凸部33の係止解除操作を行うためのアクセス開口部18aが設けられている。作業者は、コンソール本体10の後方からこのアクセス開口部18aに指を挿入できる。このため、作業者は、後端壁18に設けられたアクセス開口部18aを利用することによって、取付ベース16に係止された係止凸部33の係止解除操作を容易に行うことができる。
また、このリッド構造1は、前側の仕切壁14のアクセス開口部14aを開閉可能なカバー部材15と、後端壁18のアクセス開口部18aを開閉可能なカバー部材19と、を備えている。2つのカバー部材15,19はいずれも着脱式の部材として構成されている。
カバー部材15は、アクセス開口部14aを被覆可能な寸法を有する平板状の本体部15aと、本体部15aから延出した撓み変形可能な複数の係止爪15bと、を備えている。このため、カバー部材15の複数の係止爪15bをコンソール本体10の収容空間10aからアクセス開口部14aに撓ませながら挿入して、このアクセス開口部14aの開口縁に引っ掛けることによって、カバー部材15を前側の仕切壁14に取付けることができる。
同様に、カバー部材19は、アクセス開口部18aを被覆可能な寸法を有する平板状の本体部19aと、本体部19aから延出した撓み変形可能な複数の係止爪19bと、を備えている。このため、カバー部材19の複数の係止爪19bをコンソール本体10の後方からアクセス開口部18aに撓ませながら挿入して、このアクセス開口部18aの開口縁に引っ掛けることによって、カバー部材19を後端壁18に取付けることができる。
なお、着脱式の2つのカバー部材15,19の少なくとも一方を、必要に応じて、コンソール本体10にスライド可能に設けられたスライド式の部材や、コンソール本体10に回動可能に設けられた回動式の部材に変更することもできる。
2つのカバー部材15,19を設けることによって、コンソール本体10にリッドアセンブリ30が組付けられた後の通常使用時は、アクセス開口部14a,18aをカバー部材15,19によって塞ぐことによって、リッド構造1の意匠上の見栄えを良くすることができる。
次に、上記のリッド構造1の組付けについて、図6〜図9を参照しながら説明する。
図6に示されるように、先ずコンソール本体10にコンソールアッパーパネル20を取付ける。コンソールアッパーパネル20がコンソール本体10に取付けされた状態では、そのパネル後端部22に凹部23が設けられているため、前側の取付ベース12の上部空間がパネル後端部22によって遮蔽されない。
その後、コンソール本体10にリッドアセンブリ30を組付けるために、このリッドアセンブリ30を2つの取付部32A,32Bを下に向けた状態で下降させる。具体的には、取付部32Aの係止凸部33の位置が取付ベース12の係止開口部13の位置に合致し、且つ取付部32Bの係止凸部33の位置が取付ベース16の係止開口部17の位置に合致するように、リッドアセンブリ30を下降させる。
このとき、コンソールアッパーパネル20のパネル後端部22に設けられた凹部23の効果によって、取付部32Aの係止凸部33が取付ベース12の係止開口部13に挿入される動作が邪魔されない。従って、リッドアセンブリ30の下降動作に伴って、取付部32Aの係止凸部33を取付ベース12の係止開口部13に挿入して嵌合させ、且つ取付部32Bの係止凸部33を取付ベース16の係止開口部17に挿入して嵌合させる操作を円滑に行うことができる。
そして、取付部32Aの係止凸部33が取付ベース12の係止開口部13に嵌合して取付ベース12に係止され、且つ取付部32Bの係止凸部33が取付ベース16の係止開口部17に嵌合して取付ベース16に係止されることによって、リッドアセンブリ30がコンソール本体10に組付けられる。
図7に示されるように、取付部32Aの係止凸部33を構成するクリップ34は、取付ベース12の係止開口部13のうち対応する1つの第1係止開口部13aに挿入される。このとき、クリップ34が先細り形状であるため、このクリップ34を第1係止開口部13aに挿入し易い。
クリップ34が第1係止開口部13aを下降するとき、その被覆部34bがこの第1係止開口部13aの開口縁によって押圧されながら弾性変形する。このとき、クリップ34が第1係止開口部13aに嵌合することによって、このクリップ34を取付ベース12に保持するための保持力が生じる。
一方で、第1係止開口部13aに係止されたクリップ34に対して、その保持力に打ち勝つ荷重を上向きに加えることによって、このクリップ34を取付ベース12の第1係止開口部13aから抜き出すことができる。
また、特に図示しないものの、取付部32Bの係止凸部33を構成するクリップ34は、取付ベース16の係止開口部17のうち対応する第1係止開口部17aに挿入される。このときのクリップ34の動作は、取付部32Aのクリップ34の上述の動作と同様である。
図8及び図9に示されるように、取付部32Aの係止凸部33を構成する係止爪機構35は、取付ベース12の係止開口部13のうち対応する1つの第2係止開口部13bに挿入される。このとき、3つの係止爪36,37,38は、上下方向D3に延びるガイドアーム部36a,37a,38aを備えているため、このガイドアーム部36a,37a,38aを第2係止開口部13bに挿入し易い。
係止爪機構35の3つの係止爪36,37,38はいずれも、取付ベース12の第2係止開口部13bに挿入されたときに左右方向D1或いは前後方向D2に撓み変形しながらこの第2係止開口部13bの開口縁に引っ掛かることによって取付ベース12に係止される。
また、特に図示しないものの、取付部32Bの係止凸部33を構成する係止爪機構35についても同様に、3つの係止爪36,37,38がいずれも、取付ベース16の係止開口部17のうち対応する1つの第2係止開口部17bに挿入される。このとき、3つの係止爪36,37,38はいずれも、取付ベース16の第2係止開口部17bに挿入されたときに左右方向D1或いは前後方向D2に撓み変形しながらこの第2係止開口部17bの開口縁に引っ掛かることによって取付ベース16に係止される。
ここで、3つの係止爪36,37,38について、係止爪36の突出部36bは、第2係止開口部13bに内方へ撓み変形しながら挿入された後、概ね元の形状に復帰してこの第2係止開口部13bの右側或いは左側の開口縁に引っ掛かってロックされる。
また、係止爪37の突出部37bは、第2係止開口部13bに後方へ撓み変形しながら挿入された後、概ね元の形状に復帰してこの第2係止開口部13bの前側の開口縁に引っ掛かってロックされる。
また、係止爪38の突出部38bは、第2係止開口部13bに前方へ撓み変形しながら挿入された後、概ね元の形状に復帰してこの第2係止開口部13bの後側の開口縁に引っ掛かってロックされる。
このとき、3つの係止爪36,37,38が第2係止開口部13bに強固に嵌合することによって、これら3つの係止爪36,37,38を取付ベース12に保持するための保持力が生じる。特に、この係止爪機構35が、左右方向D1に撓み変形可能な係止爪36と、前後方向D2に撓み変形可能な係止爪37,38とを組み合わせて構築されているため、この係止爪機構35を取付ベース12に対して強固にロックすることができる。
このため、第2係止開口部13bに係止された係止爪機構35に上向きの荷重を加えても、この係止爪機構35を取付ベース12の第2係止開口部13bから抜き出すことができず、コンソール本体10からリッドアセンブリ30を取外すことができない。
そこで、コンソール本体10からリッドアセンブリ30を取外したい場合には、先ずコンソール本体10から2つのカバー部材15,19を取外して、仕切壁14のアクセス開口部14aと後端壁18のアクセス開口部18aのそれぞれを開放する(図5参照)。
その後、仕切壁14のアクセス開口部14aを通じて指を挿入して取付部32Aについて左右の係止爪機構35の係止解除操作を行う。この係止解除操作では、各係止爪機構35において、例えば係止爪36に対して突出部36bが第2係止開口部13bの開口縁から外れるような荷重を加え、且つ係止爪38に対して突出部38bが第2係止開口部13bの開口縁から外れるような荷重を加える。これにより、係止爪37の突出部37bも同様に第2係止開口部13bの開口縁から外すことができる。
同様に、後端壁18のアクセス開口部18aを通じて指を挿入して取付部32Bについて左右の係止爪機構35の係止解除操作を行う。この係止解除操作では、各係止爪機構35において、例えば係止爪36に対して突出部36bが第2係止開口部17bの開口縁から外れるような荷重を加え、且つ係止爪38に対して突出部38bが第2係止開口部17bの開口縁から外れるような荷重を加える。これにより、係止爪37の突出部37bも同様に第2係止開口部17bの開口縁から外すことができる。
ここで、リッドアセンブリ30の両開き構造について説明する。
図10に示されるように、リッドアセンブリ30の左右の操作部31a,31bは、連結部材31cによって連結され且つ中立位置に保持されるように弾性付勢部材(図示省略)によって弾性付勢されている。左右の操作部31a,31bのいずれか一方を操作することによって、切り替え部材46が前後方向D2のいずれか一方向に動くようになっている。
前側のヒンジベース41の左側上部には、軸穴42aを有するブラケット部42が設けられている。このブラケット部42は、リンク体43を介して蓋部31の前側領域に連結されている。リンク体43は、一端側に軸穴43aを有し且つ他端側に軸穴43bを有する。リンク体43は、軸穴43aに挿入される第1ヒンジ軸としての第1ヒンジ部40Aによって蓋部31に回動可能に連結されている。このリンク体43は、軸穴43bに挿入される第2ヒンジ軸としての第2ヒンジ部40Bによってブラケット部42に回動可能に連結されている。また、このリンク体43は、ブラケット部42を収容可能な収容空間43cを備えている。更に、このリンク体43は、前側のヒンジベース41にラッチ係合可能に構成されている。
後側のヒンジベース41の右側上部には、軸穴44aを有するブラケット部44が設けられている。このブラケット部44は、リンク体45を介して蓋部31の後側領域に連結されている。リンク体45は、一端側に軸穴45aを有し且つ他端側に軸穴45bを有する。リンク体45は、軸穴45aに挿入される第1ヒンジ軸としての第1ヒンジ部40Aによってブラケット部44に回動可能に連結されている。このリンク体45は、軸穴45bに挿入される第2ヒンジ軸としての第2ヒンジ部40Bによって蓋部31に回動可能に連結されている。また、このリンク体45は、ブラケット部44を収容可能な収容空間45cを備えている。更に、このリンク体45は、後側のヒンジベース41にラッチ係合可能に構成されている。
操作部31aが操作されたとき、切り替え部材46が前後方向D2の一方に動くことによって、リンク体43が前側のヒンジベース41にラッチ係合し、且つリンク体45と後側のヒンジベース41とのラッチ係合が解除される。このため、リンク体43は、前側のヒンジベース41に対しては水平状態のまま一体化され、且つ蓋部31に対しては第1ヒンジ部40Aを中心に回動可能な状態になる。これに対して、リンク体45は、蓋部31に対しては格納された状態で一体化され(二点鎖線を参照)、且つ後側のヒンジベース41に対しては第1ヒンジ部40Aを中心に回動可能な状態になる。このため、リッドアセンブリ30の蓋部31は、前後の2つの第1ヒンジ部40Aを中心に右開きが可能になる。
操作部31bが操作されたとき、切り替え部材46が操作部31aのときとは逆方向に動くことによって、リンク体43と前側のヒンジベース41とのラッチ係合が解除され、且つリンク体45が後側のヒンジベース41にラッチ係合する。このため、リンク体43は、前側のヒンジベース41に対しては第2ヒンジ部40Bを中心に回動可能な状態になり、且つ蓋部31に対しては格納された状態で一体化される(二点鎖線を参照)。これに対して、リンク体45は、蓋部31に対しては第2ヒンジ部40Bを中心に回動可能な状態になり、且つ後側のヒンジベース41に対しては水平状態のまま一体化された状態になる。このため、リッドアセンブリ30の蓋部31は、前後の2つの第2ヒンジ部40Bを中心に左開きが可能になる。
従って、左右の操作部31a,31bのいずれか一方を選択的に操作することによって、蓋部31の左右の両開きが可能になる。
なお、上記の両開き構造の更なる詳細な説明については、例えば特開2007−245838号公報に開示の両開きリッド構造が参照される。
次に、実施形態1の作用効果について説明する。
上記のリッド構造1において、リッドアセンブリ30は、蓋部31と取付部32A,32Bとヒンジ部40が一体状に組付けられることによって構成されている。この場合、予めヒンジ部40がリッドアセンブリ30に組み込まれているため、コンソール本体10にリッドアセンブリ30を組付けるときにヒンジ部40を形成する作業を要しない。従って、リッドアセンブリ30を取付部32においてコンソール本体10に取付けることによって、コンソール本体10に両開き式のリッドアセンブリ30を簡単に組付けることができる。
その結果、コンソール本体10にリッドアセンブリ30を組付けるときの組付け作業性に優れたリッド構造1を提供できる。
上記のリッド構造1によれば、リッドアセンブリ30の取付部32A,32Bの係止凸部33を取付ベース12,16の係止開口部13,17に向けた状態で、係止凸部33が係止開口部13,17に嵌合するようにこのリッドアセンブリ30をコンソール本体10に向けて移動させることで取付部32A,32Bがそのまま取付ベース12,16に係止される。このため、リッドアセンブリ30の取付部32A,32Bをコンソール本体10に容易に取付けることができる。
上記のリッド構造1によれば、係止凸部33に含まれる3つの係止爪36,37,38による簡単な構造を利用して、リッドアセンブリ30の取付部32A,32Bをコンソール本体10に確実に取付けることができる。
特に、互いに異なる方向に撓み変形可能な第1係止爪36と第2係止爪37,38とを組み合わせて係止凸部33を構築しているため、この係止凸部33と係止開口部13,17との嵌合が外れにくく、係止凸部33を取付ベース12,16に対して強固にロックすることができる。
上記のリッド構造1によれば、コンソール本体10の収容空間10aの前後の2つの取付ベース12,16と、リッドアセンブリ30においてこれら2つの取付ベース12,16に対応した前後2つの取付部32A,32Bと、を利用して、リッドアセンブリ30をコンソール本体10に組付けることができる。
上記のリッド構造1によれば、係止凸部33の2つの係止爪機構35のそれぞれを3つの係止爪36,37,38で構成することによって、外部荷重に対する取付部32A,32Bの強度を高めることができる。例えば、リッドアセンブリ30の蓋部31が過開きされたときに取付部32A,32Bが受ける荷重に耐え得る強度を確保することができる。
以下、上記の実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
(実施形態2)
図11に示されるように、実施形態2のリッド構造101は、コンソール本体10の後端壁18にアクセス開口部18aを設ける代わりに、後側の仕切壁14に前側の仕切壁14と同様のアクセス開口部14aを設ける点で、実施形態1のリッド構造1と相違している。また、このリッド構造101は、後側の仕切壁14のアクセス開口部14aを開閉可能なカバー部材115を備えている。このカバー部材115は、前側の仕切壁14のアクセス開口部14aを開閉可能なカバー部材15と同様のものである。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
実施形態2のリッド構造101によれば、2つのカバー部材15,115の取外しや、2つの取付部32A,32Bへのアクセスを全てコンソール本体10の収容空間10aから行うことができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上記の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記の実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態では、係止爪機構35の3つの係止爪36,37,38が、1つの第2係止開口部13b或いは第2係止開口部17bに挿入される場合について例示したが、これに代えて、3つの係止爪36,37,38のそれぞれが専用の開口部に挿入される構造や、3つの係止爪36,37,38のうちのいずれか2つが1つの開口部に挿入される構造などを採用することもできる。
上記の実施形態では、リッドアセンブリ30において2つの取付部32A,32Bが前後に配置される場合について例示したが、取付部の数や配置はこれに限定されるものではなく、必要に応じて適宜に変更が可能である。
上記の実施形態では、係止爪機構35が3つの係止爪36,37,38を備える場合について例示したが、係止爪の数はこれに限定されるものではなく、必要に応じて適宜に変更が可能である。
上記の実施形態では、係止凸部33が2つのクリップ34と2つの係止爪機構35を備える場合について例示したが、クリップ34及び係止爪機構35のそれぞれの数はこれに限定されるものではなく、必要に応じて適宜に変更が可能である。
また、必要に応じて、クリップ34及び係止爪機構35のうちのいずれか一方を省略することもできる。
上記の実施形態では、クリップ34や係止爪36,37,38を使用してリッドアセンブリ30の取付部32A,32Bをコンソール本体10に取付ける場合について例示したが、これに代えて、ねじやボルトなどの締結部材を使用してリッドアセンブリ30をコンソール本体10に取付けるようにしてもよい。
上記の実施形態では、アクセス開口部14a,18aを開閉可能なカバー部材15,19を利用する場合について例示したが、必要に応じてカバー部材15,19を省略することもできる。
上記の実施形態では、リッドアセンブリ30の組付け構造を、蓋部31が左右方向に両開き可能な両開き式リッドアセンブリに適用する場合について例示したが、この組付け構造を、蓋部31が前後方向に両開き可能な両開き式リッドアセンブリや、蓋部31が左右のいずれか一方や前後のいずれか一方に開くことが可能な片開き式リッドアセンブリに適用することもできる。
1,101 車両用コンソールリッド構造(リッド構造)
10 コンソール本体
10a 収容空間
12,16 取付ベース
13,13a,13b,17,17a,17b 係止開口部
14 仕切壁(対向壁)
14a,18a アクセス開口部
15,19 カバー部材
18 後端壁(対向壁)
20 コンソールアッパーパネル
22 パネル後端部
23 凹部
30 リッドアセンブリ
31 蓋部
32,32A,32B 取付部
33 係止凸部
34 クリップ
36 第1係止爪(係止爪)
37,38 第2係止爪(係止爪)
40 ヒンジ部
40A 第1ヒンジ部(ヒンジ部)
40B 第2ヒンジ部(ヒンジ部)
41 ヒンジベース
D1 車両左右方向(交差方向)
D2 車両前後方向(交差方向)

Claims (8)

  1. 上面が開口した収容空間を有するコンソール本体と、
    上記コンソール本体の上記収容空間を開閉可能な蓋部を有するリッドアセンブリと、
    上記コンソール本体のうち上記収容空間よりも車両前方に取付けられるコンソールアッパーパネルと、
    を備え、
    上記リッドアセンブリは、上記コンソール本体に着脱可能に取付けられる取付部と、上記取付部に対して上記蓋部を回動可能に支持するヒンジ部と、を備え、上記蓋部と上記取付部と上記ヒンジ部が一体状に組付けられており、
    上記コンソールアッパーパネルのパネル後端部には、上記コンソール本体に上記リッドアセンブリの上記取付部を取付けるときの邪魔になるのを回避するために車両前方側に凹んだ凹部が設けられている、車両用コンソールリッド構造。
  2. 上記コンソール本体は、係止開口部が設けられた取付ベースを有し、上記リッドアセンブリの上記取付部は、上記ヒンジ部のヒンジベースから延出した係止凸部を有し、この係止凸部と上記係止開口部との嵌合によって上記取付ベースに係止されるように構成されている、請求項1に記載の車両用コンソールリッド構造。
  3. 上記係止凸部は、上記ヒンジベースから延出している方向と交差する交差方向に撓み変形可能な複数の係止爪を含み、上記複数の係止爪はいずれも、上記取付ベースの上記係止開口部に挿入されたときに上記交差方向に撓み変形しながらこの係止開口部の開口縁に引っ掛かることによって上記取付ベースに係止されるように構成されている、請求項2に記載の車両用コンソールリッド構造。
  4. 上記複数の係止爪は、上記交差方向としての車両左右方向に撓み変形可能な第1係止爪と、上記交差方向としての車両前後方向に撓み変形可能な第2係止爪と、を含む、請求項3に記載の車両用コンソールリッド構造。
  5. 上記コンソール本体は、上記収容空間を挟んだ前後に上記取付ベースを備え、上記リッドアセンブリは、上記取付部を前後に備えており、前側の上記取付部の上記係止凸部と前側の上記取付ベースの上記係止開口部とが嵌合し、且つ後側の上記取付部の上記係止凸部と後側の上記取付ベースの上記係止開口部とが嵌合するように構成されている、請求項2〜4のいずれか一項に記載の車両用コンソールリッド構造。
  6. 上記コンソール本体は、上記取付ベースに係止された上記係止凸部と対向する対向壁を有し、上記対向壁には上記係止凸部の係止解除操作を行うためのアクセス開口部が設けられている、請求項2〜5のいずれか一項に記載の車両用コンソールリッド構造。
  7. 上記対向壁の上記アクセス開口部を開閉可能なカバー部材を備える、請求項6に記載の車両用コンソールリッド構造。
  8. 上記リッドアセンブリは、上記ヒンジ部を第1ヒンジ部としたとき、上記コンソール本体の上記収容空間を挟んで上記第1ヒンジ部と対向する位置にこの第1ヒンジ部に平行に延在する第2ヒンジ部を備え、上記第1ヒンジ部と上記第2ヒンジ部のいずれか一方を選択的に使用することによって上記蓋部の両開きが可能な両開き式リッドアセンブリとして構成されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の車両用コンソールリッド構造。
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