JP6863915B2 - 電子機器の固定用構造体および漏水検知装置 - Google Patents

電子機器の固定用構造体および漏水検知装置 Download PDF

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Description

本発明は、センサなどを搭載した電子機器を磁石によって固定する固定用構造体および漏水検知装置に関する。
地下に埋設された水道管の漏水に関し、漏水によって発生する振動や音で漏水を検知する方法が各種使用されている。その代表例として、音聴棒を制水弁、仕切弁、止水弁などに接触し、作業者が音で漏水を検出する方法が多用されているが、音聴棒での漏水振動の検出範囲は、200Hz〜1kHz程度の低周波数帯域である。また、作業者の代わりに、圧電素子などの振動センサで検知する方法も知られている。
なお、地下に埋設された水道管の漏水がどこで発生しているかを検知するには、制水弁毎にセンサを多数設置する必要があり、設置方法が簡単なことが望ましい。また、いつ発生するかを予想するためには、センサを長期間安定的に設置することが必要である。
例えば、漏水検知装置において、水道配水管の仕切弁の直上に磁石で振動センサを固定する構造が、特開平10−340062号公報(特許文献1)に開示されている。
また、加速度センサを測定対象物に傷や接着剤の痕を残さずに固定する構造として、磁石の吸着力を利用して磁石を非接触な状態とし、双脚部を測定対象物に接触させて加速度センサを設置する構造が、特開2013−195173号公報(特許文献2)に開示されている。
特開平10−340062号公報 特開2013−195173号公報
上記特許文献1(特開平10−340062号公報)に開示されている磁石によるセンサの固定構造は、仕切弁の開閉用の回転軸上に設けられた弁キャップの上面の平坦面に1個の磁石で振動センサを吸着している構造のため、地震などによる大きな外力(加振)やモーメントが加わった場合、センサの設置位置がずれたり、磁石の吸着が外れたりする可能性がある。
さらに、上記弁キャップの上面が平坦面でない場合には、磁石による吸着力が不十分になり、安定した振動伝達ができない課題もある。
また、特許文献2(特開2013−195173号公報)に記載された加速度センサと対象物は、双脚部が両側から回り込んで接触する構造のため、加速度センサと対象物が直接最短距離で接触しておらず、対象物の振動が減衰して加速度センサに伝達する、もしくは双脚部の共振が加わる可能性があり、振動の伝達特性が変化する可能性がある。
本発明の目的は、電子機器を長期的かつ安定的に固定し、振動伝達特性を確保することができる技術を提供することにある。
本発明の前記の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
一実施の形態の電子機器の固定用構造体は、電子機器と、上記電子機器が搭載されかつ水道用の配管に設置された制水弁の開閉用の回転操作部に取り付けられた弁キャップの四角錐台構造部に着脱自在に取り付けられる取り付け部と、上記取り付け部に設けられた磁石と、を有する。さらに、上記四角錐台構造部は、四角形の上面と、上記上面に繋がる4つの側面と、を備え、上記取り付け部は、上記四角錐台構造部の上記上面と、上記四角錐台構造部の上記4つの側面のうちの少なくとも何れか1つの上記側面と、においてそれぞれ上記磁石によって固定される。
また、一実施の形態の漏水検知装置は、電子機器と、上記電子機器が搭載されかつ水道用の配管に設置された制水弁の開閉用の回転操作部に取り付けられた弁キャップの四角錐台構造部に着脱自在に取り付けられる取り付け部と、上記取り付け部に設けられた磁石と、を有する。さらに、漏水検知装置は、アンテナを備えかつ上記電子機器が備える情報を上記アンテナを介してやり取りする送受信部と、上記送受信部との間で信号の送受信を行いかつ上記送受信部から送られた上記信号に基づいて処理を行う外部処理部と、を有する。そして、上記四角錐台構造部は、四角形の上面と、上記上面に繋がる4つの側面と、を備え、上記取り付け部は、上記四角錐台構造部の上記上面と、上記四角錐台構造部の上記4つの側面のうちの少なくとも何れか1つの上記側面と、においてそれぞれ上記磁石によって固定される。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
地震などによる大きな外力が加わった場合であっても、センサを長期的かつ安定的に固定し、振動伝達特性を確保することができる。
本発明の実施の形態1に係る電子機器の固定用構造体とその使用状態の一例を一部破断して示す部分斜視図である。 図1に示すセンサ端末の組立て手順の一例を示す斜視図である。 図1に示す仕切弁(制水弁)の弁キャップの形状の一例を示す斜視図である。 図2に示すセンサ端末を弁キャップに取り付けた状態を示す斜視図である。 図4に示すA−A線に沿って切断した構造を示す断面図である。 図5に示すセンサ端末の取り付け本体部の内壁面の吸着力を表す断面図である。 図5に示すセンサ端末のベースに取り付けられた上面磁石の吸着力を表す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電子機器の固定用構造体の構造の一例であり、側面磁石の片側の磁石を他方側の磁石より小さくした構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電子機器の固定用構造体の構造の一例であり、側面磁石の片側の磁石を取り外した構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態4に係るソフトシール仕切弁の弁キャップの形状を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る電子機器の固定用構造体の一例であり、上面の位置決めピンを外し、磁石を大きくした構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態5に係る弁キャップに接続する継足し棒の形状の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る電子機器の固定用構造体の構造の一例であり、上面の位置決めピンを外すとともに磁石を大きくし、側面の磁石の位置を上方にシフトした構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態6に係る電子機器の固定用構造体の構造の一例であり、側面磁石の取付け部を下駄の歯型状に対向させた構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態7に係る電子機器の固定用構造体の構造の一例であり、側面磁石の取付け部を四面囲い型とする場合の構造を示す断面図である。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る電子機器の固定用構造体とその使用状態の一例を一部破断して示す部分斜視図である。
以下、本実施の形態1の電子機器の固定用構造体について説明する。まず、図1に示す本実施の形態1に係る、漏水検知対象の水道管の敷設構成を説明する。地下に埋設された水道管(配管)1には、水の流れを通したりもしくは停止する仕切弁(制水弁または止水弁などとも言う)2が、数10〜数100m間隔で設置されている(土9に埋没されている)。上述の数10〜数100m間隔で設置された仕切弁2のそれぞれは、弁ボックス5の穴5aの内部に設置された状態となっている。弁ボックス5の上部は、その穴5aが地表面7に開口するようになっており、弁ボックス5の上部の開口部は、マンホールなどのふた8によって閉じられている。すなわち、弁ボックス5のふた8を開けると、弁ボックス5の内部である縦型の穴5aが観えるようになっている。
地表面7から弁ボックス5の縦型の穴5aの内部を覗くと、弁ボックス5の穴5aの底に敷かれた土9から上方に、仕切弁2の開閉軸部(回転操作部)2aに取り付けられた弁キャップ3が観察できる。なお、弁キャップ3は、仕切弁2の開閉用の回転操作部である開閉軸部2aに取り付けられる接続部6と、接続部6の上部に接続部6と一体に形成された四角錐台形状の四角錐台構造部4と、からなる。これにより、仕切弁2の開閉軸部2aに取り付けられた弁キャップ3の四角錐台構造部4を弁開閉用回転10に沿って何れかの方向に回転させることで、仕切弁2を閉じたり開けたりすることができる。なお、四角錐台構造部4は四角柱形状であっても良い。
なお、弁ボックス5のふた8を開けて弁ボックス5の穴5aの内部を覗くと、弁キャップ3の接続部6上に配置された四角錐台構造部4を観察することができる。
ここで、例えば、水道管1の漏水点11で腐食した穴や亀裂から漏水12が発生した場合、水道管1および水道管1の内部の水を媒体として、漏水12に伴う漏水振動13が伝播し、仕切弁2の開閉軸部2a、弁キャップ3の接続部6を経由して、弁キャップ3の四角錐台構造部4にZ軸方向に沿った漏水振動13が伝播する。この時、伝播する漏水振動13の周波数は、音聴棒で上述したように1kHz以下の低周波数帯域である。
また、弁ボックス5の穴5aに配置されるセンサ端末21は、ベース23と取り付け本体部24とからなる取り付け部25におけるベース23上に搭載され、かつ円筒状のカバー22によって覆われた後述する図2に示す振動センサ27を備えている。すなわち、ベース23上には円筒状のカバー22が配置されており、ベース23上に搭載された振動センサ27はカバー22によって覆われて密閉された空間に配置されている。
一方、ベース23の下部には、平面視がL型を成す取り付け本体部24が配置されている。さらに、図2に示すように、取り付け本体部24の第1内壁面24aには側面磁石(第2磁石)31が取り付けられ、かつ第1内壁面24aに隣接する第2内壁面24bには、側面磁石(第3磁石)32が取り付けられている。側面磁石31は取り付け本体部24の第1内壁面24aにねじ固定され、側面磁石32は取り付け本体部24の第2内壁面24bにねじ固定されている。
以上により、本実施の形態1においては、センサ端末21が電子機器の固定用構造体となっている。
なお、センサ端末21は、弁キャップ3の四角錐台構造部4の2つの側面4dである第1側面4aと第2側面4bを目標に、降下41しながら、側面押付け42で磁石固定される。これにより、弁キャップ3の四角錐台構造部4にセンサ端末21の取り付け部25(図5参照)の取り付け本体部24が磁石固定され、その結果、センサ端末21によって漏水振動13を検出することが可能となる。
また、本実施の形態1の漏水検知装置は、図2に示す振動センサ27が搭載された上記取り付け部25および取り付け部25に設けられた磁石を含むセンサ端末21と、アンテナ18を備え、かつ振動センサ27によって得られた情報(振動センサ27が備える情報)をアンテナ18を介してやり取りするアンテナユニット(送受信部)29と、を有している。さらに、漏水検知装置は、アンテナユニット29との間で信号の送受信を行い、かつアンテナユニット29から送られた上記信号に基づいて所望の処理を行う外部処理部であるデータ収集装置30を有している。
これにより、センサ端末21の振動センサ27で検出された振動データは、信号ケーブル17を経由してアンテナユニット(送受信部)29に送信され、さらにアンテナユニット29に内蔵されたアンテナ18を介して、無線信号16で、外部の周辺に設置された基地局に設けられたデータ収集装置(外部処理部)30に伝送される。同様に近隣に設置された他のセンサ端末21からの振動データも基地局のデータ収集装置30に伝送される。その結果、これらの複数の振動データを比較し、漏水信号を抽出して、例えば、信号強度が大きい2箇所の信号強度比などから、その信号の2箇所間の漏水箇所を計算・推定することができる。すなわち、本実施の形態1の漏水検知装置によれば、地中に埋め込まれた水道管1の漏水箇所を容易に速やかに導き出すことができる。
なお、本実施の形態1の電子機器は、例えば、振動センサ27などのセンサ回路を備えた電子回路で構成された機器であるが、上記電子回路は、加速度センサなどのセンサ回路で構成されていてもよい。
以下、図2から図5を用いて、センサ端末21の構造および組立て手順について詳細に説明する。
図2は図1に示すセンサ端末の組立て手順の一例を示す斜視図、図3は図1に示す仕切弁(制水弁)の弁キャップの形状の一例を示す斜視図である。また、図4は図2に示すセンサ端末を弁キャップに取り付けた状態を示す斜視図、図5は図4に示すA−A線に沿って切断した構造を示す断面図である。
図2に示すように、振動センサ(電子機器)27は、回路基板28上に、はんだ付けもしくはソケット付けで固定かつ電気的に接続される。回路基板28上には、振動センサ27の処理回路や信号伝送回路、電源回路なども搭載されている(図示省略)。回路基板28の上方には支柱26aに固定された電池26が設置され、この電池26によりセンサ端末21は単独で起動可能な状態となる。また、上記回路基板28は、円盤状の金属製のベース23に上面から取付け51で固定され、それを保護するカバー22が、必要に応じて防水・防湿できるようにOリングなど(図示省略)を介してベース23に固定される。詳細には、カバー22のカバー固定穴22aと、ベース23のベース固定穴23aとをボルトなどを用いて、カバー搭載52で固定する。
一方、ベース23の下面には、側面磁石31が第1内壁面24aに設けられ、かつ側面磁石32が第2内壁面24bに設けられたL型の取り付け本体部24が、ボルトなどで下面から取付け53で固定される。さらに、ベース23の下面の中央付近には、上面磁石(第1磁石)33がボルトなどで固定される。
なお、弁ボックス5の穴5aの内部に挿入されたセンサ端末21の下面に配置されたL型の取り付け本体部24の向きが、センサ端末21の上方からでも判別できるように、センサ端末21における振動センサ27を覆うカバー22の上面に、L型の取り付け本体部24の第1内壁面24aの設置方向を示す取付け方向矢印(マーク)55を記載または刻印しておくことが望ましい。同じく、L型の取り付け本体部24の第2内壁面24bの設置方向を示す取付け方向矢印(マーク)56も記載または刻印しておくと、さらに取り付け本体部24の向きが判別しやすくなる。このように取付け方向矢印55や取付け方向矢印56が付されていることにより、センサ端末21における取り付け本体部24の向きを、センサ端末21の上方からでも容易に判別することができる。
その結果、センサ端末21を弁キャップ3に固定または離脱させる際に、センサ端末21の取り付け本体部101の動かす方向をセンサ端末21の上方からでも把握することができる。
なお、取付け方向矢印55や取付け方向矢印56は、振動センサ27自体の上面に付されていてもよい。また、取付け方向矢印55や取付け方向矢印56として、シールなどを貼り付けてもよい。
また、本実施の形態1では、平面視がL型を成す取り付け本体部24を用いることにより、振動センサ27が搭載された取り付け本体部24を弁キャップ3の四角錐台構造部4に取り付ける際に、取り付け本体部24を弁キャップ3の四角錐台構造部4の側面4dの近くまで下降させ、この状態で四角錐台構造部4の横から取り付け本体部24を四角錐台構造部4に磁石固定することができる。
これにより、容易に、かつ精度高く四角錐台構造部4の定位置に取り付け本体部24を磁石固定することができる。また、四角錐台構造部4の横から取り付け本体部24を四角錐台構造部4に磁石固定することができるため、必ず2つの側面4dに対して取り付け本体部24を磁石固定することができる。
つまり、上方からのみの磁石固定の場合、磁力が強力であるため、取り付け本体部24を下降している最中に吸着されてしまい、取り付け本体部24が傾いた状態で取り付けられることが懸念されるが、本実施の形態1の場合、四角錐台構造部4の横から取り付け本体部24を四角錐台構造部4に磁石固定することができるため、取り付け本体部24が傾いて取り付けられることを防止できる。
次に、図3を用いて、図1に示す仕切弁2の弁キャップ3の形状と寸法について説明する。一般的には、弁キャップ3の四角錐台構造部4の上辺61の長さAは、A=33.5mm、四角錐台構造部4の下辺62の長さBは、B=38mm、四角錐台構造部4の高さHは、H=50mmである。もしくは、四角錐台構造部4の上辺61の長さAは、A=32mm、四角錐台構造部4の下辺62の長さBは、B=38mm、四角錐台構造部4の高さHは、H=70mm程度である。なお、四角錐台構造部4の上面4cとその反対側の下面(図示せず)は、正方形となっていることが好ましい。ここで、図1に示す漏水振動13は、弁キャップ3の接続部6を伝播して、四角錐台構造部4に伝播し、Z軸方向すなわち漏水振動方向14として上下方向に発生する。そして、この漏水振動方向14の振動を、図2に示す振動検出方向15の振動として振動センサ27が検知する。
次に、図4および図5を用いて、センサ端末21の設置構造について説明する。
まず、図5に示すように、弁キャップ3の四角錐台構造部4の4つの側面4dそれぞれのテーパ角度θは、図3に示したA、B、Hの寸法から計算すると、tan-1((38−33.5)/2/50)≒2.5°またはtan-1((38−32)/2/70)≒2.5°である。なお、テーパ角度θは、上記4つの側面4dそれぞれにおける垂直面(水平面に直交する面)に対する傾斜角度である。
そして、弁キャップ3の四角錐台構造部4の傾斜した各側面4dに対応するように、L型の取り付け本体部24の第1内壁面24aおよび第2内壁面24bも、弁キャップ3の四角錐台構造部4の4つの側面4dと同様に、上記垂直面に対して約2.5°の傾きを有するように加工されている。
なお、弁キャップ3は主に鋳鉄で形成されており、着磁性を有している。したがって、取り付け本体部24の第1内壁面24aに埋め込まれた側面磁石31が、その磁力で図3に示す四角錐台構造部4の第1側面4aを吸着し、取り付け本体部24の第1内壁面24aと四角錐台構造部4の第1側面4aとが固定される。同様に、取り付け本体部24の第2内壁面24bに埋め込まれた側面磁石32が、その磁力で四角錐台構造部4の第1側面4aに隣接する第2側面4bを吸着し、取り付け本体部24の第2内壁面24bと四角錐台構造部4の第2側面4bとが固定される。これにより、取り付け本体部24は、X方向とY方向に対してそれぞれ磁石により四角錐台構造部4に固定される。
そして、本固定の際には、上述したように、センサ端末21のカバー22の上面にマーキングされた取付け方向矢印55と取付け方向矢印56を視認することにより、L型の取り付け本体部24の各内壁面の向きと、弁キャップ3の四角錐台構造部4の2つの隣接する側面4dの向きとの方向合わせを行い易くすることができる。
また、取り付け本体部24の第2内壁面24bに埋め込まれた側面磁石31と、第2内壁面24bに埋め込まれた側面磁石32のそれぞれのZ方向の設置位置は、図5に示す地震などの外力モーメント71に耐えるために、取り付け本体部24の−Z軸方向の下端部付近に設置することが望ましい。
また、図3に示す漏水振動方向14であるZ方向においては、図5に示すように、弁キャップ3の平坦な上面と、ベース23の下面に設置された上面磁石33との間で、上面磁石33の−Z軸向きの磁力による吸着力が発生する。これにより、弁キャップ3の上面と、位置決めピン(凸部)34の先端の曲面部とが、点接触に近い形で固定される。なお、図5に示す位置決めピン34は、ベース23の下面に上面磁石33を固定するように取り付けられており、上面磁石33の固定とベース23の上下方向(Z方向)の位置決めとを行うものである。すなわち、センサ端末21を組み立てる際に、位置決めピン34の先端の曲面部を弁キャップ3の四角錐台構造部4の上面4cに突き当てた状態で取り付け本体部24を磁石固定する。
以上のように、本実施の形態1の電子機器の固定用構造体は、電子機器である振動センサ27と、振動センサ27が搭載され、かつ水道用の配管に設置された制水弁の開閉用の開閉軸部(回転操作部)2aに取り付けられた弁キャップ3の四角錐台構造部4に着脱自在に取り付けられる取り付け部25と、取り付け部25に設けられた磁石と、を有している。そして、弁キャップ3の四角錐台構造部4は、四角形の上面4cと、前記上面に繋がる4つの側面4dと、を備えている。
本実施の形態1では、上述のように、取り付け部25がベース23と取り付け本体部24とからなる場合を説明する。すなわち、ベース23の下部には、L型の取り付け本体部24が配置されている。さらに、取り付け本体部24の第1内壁面24aには側面磁石(第2磁石)31が取り付けられ、かつ第1内壁面24aに隣接する第2内壁面24bには、側面磁石(第3磁石)32が取り付けられている。
ただし、上記電子機器の固定用構造体は、取り付け部25の取り付け本体部24が、弁キャップ3の四角錐台構造部4の上面4cと、四角錐台構造部4の上記4つの側面4dのうちの少なくとも何れか1つの側面4dと、においてそれぞれ上記磁石によって固定されるものであってもよい。
このように取り付け本体部24と弁キャップ3の四角錐台構造部4との間で、四角錐台構造部4の上面4cと4つの側面4dのうちの少なくとも何れか1つの側面4dと、においてそれぞれ上記磁石による固定が行われることで、図5に示す外力モーメント71に対する取り付け本体部24の固定強度を高めることができる。すなわち、取り付け本体部24の四角錐台構造部4への固定において、四角錐台構造部4の上面4cだけでなく、少なくとも1つの側面4dでの磁石固定を実施することにより、外力モーメント71に対するモーメント耐性を向上させることができ、取り付け本体部24を外れにくくすることができる。また、四角錐台構造部4の上面4cでの位置決めピン34との点接触が確保されているため、振動特性も劣化することはなく振動特性を検出することが可能である。
なお、図4および図5に示す本実施の形態1の構造のように、取り付け本体部24が、四角錐台構造部4の上面4cと、四角錐台構造部4の4つの側面4dのうちの隣接する第1側面4aと第2側面4bとにおいて、側面磁石31、32によって固定されることにより、四角錐台構造部4に対して2つの側面4dで磁石固定が行われるため、モーメント耐性をさらに高めることができる。また、四角錐台構造部4の第1側面4aと第2側面4bとに沿った方向、すなわち2つの軸方向に対してモーメント耐性を向上させることができる。
また、本実施の形態1のセンサ端末21を有する漏水検知装置においても、弁キャップ3の四角錐台構造部4への取り付け本体部24の磁石固定に関し、外力モーメント71に対するモーメント耐性を向上させることができ、取り付け本体部24を外れにくくすることができる。
ここで、一般に振動センサ27の振動検出方法として、〜1kHzぐらいまでの低周波数の場合は、探触子による接触で振動伝達に問題ないことは知られている。また、磁石による固定での振動伝達は、〜3kHzぐらいまでのさらに広い周波数帯域である。つまり、弁キャップ3の上面での点接触に近い形や磁石による固定が実現できれば、〜1kHzぐらいまでの漏水振動の伝達が可能となる。
なお、図4および図5に示す構造で、側面磁石31と側面磁石32の2個の磁石で固定し、さらに上面磁石33を省略し、位置決めピン34が弁キャップ3の上面に接触しない場合の振動伝達を評価した結果、周波数500〜800Hz付近に共振が発生し、伝達特性が周波数に対し変化した。
一方、側面磁石31と側面磁石32の2個の磁石で固定し、さらに上面磁石33で弁キャップ3を吸着し、位置決めピン34が弁キャップ3の上面に接触した場合の振動伝達を評価すると、漏水検知に必要な周波数200〜1000Hz付近まで、伝達特性が周波数に対し均一(信号増幅率≒1)となった。以上より、弁キャップ3の上面と位置決めピン34との接触の効果が高いことを実証できた。すなわち、位置決めピン34と弁キャップ3の四角錐台構造部4の上面4cとを接触させることで、振動センサ27の振動伝達特性を確保することができる。
ここで、磁石に必要な吸着力の指針を説明する。図6は図5に示すセンサ端末の取り付け本体部の内壁面の吸着力を表す断面図、図7は図5に示すセンサ端末のベースに取り付けられた上面磁石の吸着力を表す断面図である。
まず、地震による加速度は、観測史上最大で一方向で2.7G、ベクトルで4.4Gとのデータがあり、これと同等レベルの地震が発生しても、図5に示すようなセンサ端末21(電子機器の固定用構造体)が、弁キャップ3から外れないことが重要である。図6に示すように、センサ端末21(図5参照)の重量を1kg以下と仮定すると、地震の外力(加振力)、つまり弁キャップ3からベース23を引き剥がす引張力Sは、センサ端末21の重量×地震発生時の最大加速度の計算式となり、1kg×(2.7〜4.4)=2.7〜4.4kgf(27〜44N)となる。
一方で、側面磁石31や側面磁石32については、吸着面に対して垂直に引き剥がすには大きな外力が必要であるが、吸着面に対して平行にずらすには、摩擦に打ち勝つだけの比較的小さな外力で済む。この摩擦でずれる力が、上述の地震での外力よりも大きい必要がある。鋳鉄製の弁キャップ3の表面(側面4dであり、磁石の固定面)の摩擦係数は、塗装の有無や錆の状態によるが、実測では0.2〜0.3程度である。図6に示す側面磁石31の吸着力Jの作用反作用の関係になる垂直抗力Nと、上述の摩擦係数から、最大静止摩擦力Fは、吸着面に対する側面磁石31の吸着力J(垂直抗力N)×摩擦係数=最大静止摩擦力Fとなる。つまり側面磁石31の位置がずれる外力と引張力(地震の加振力)Sが計算できる。すなわち、側面磁石31の吸着力J×摩擦係数(0.2〜0.3)>地震の外力(2.7〜4.4kgf(27〜44N))となり、2つの側面磁石31、32に必要な吸着力Jは、14〜22kgf(140〜220N)の範囲と計算できる。
このようにセンサ端末21の取り付け本体部24と弁キャップ3の四角錐台構造部4との固定において、側面磁石31(側面磁石32)の吸着力J×摩擦係数(0.2〜0.3)>地震の外力(2.7〜4.4kgf(27〜44N))とすることにより、地震の外力による側面磁石31(側面磁石32)の引き剥がれを防止することができる。
また、図7に示すように、上面磁石33は、位置決めピン34によってベース23の下面に固定されており、位置決めピン34が上面磁石33より下方に突出しているため、取り付け本体部24を四角錐台構造部4に取り付ける際に、位置決めピン34の先端が弁キャップ3の四角錐台構造部4と接触する。その際、位置決めピン34の凸量分に相当する四角錐台構造部4の上面4cと上面磁石33との隙間120が0.5mm程度の寸法となり、上面磁石33は四角錐台構造部4の上面4cと非接触になる。
詳細には、取り付け本体部24の下面の四角錐台構造部4の上面4cと対向する箇所に、位置決めピン(凸部)34が上面磁石33を固定するように設けられている。そして、取り付け本体部24は、上面磁石33の磁力によって位置決めピン34と四角錐台構造部4の上面4cとが接触した状態で、かつ上面磁石33の磁力で吸引されて四角錐台構造部4の上面4cとは非接触で固定される。言い換えると、上面磁石33と四角錐台構造部4の上面4cとの間に位置決めピン34が介在される。
したがって、弁キャップ3の四角錐台構造部4の上面4cに対する上面磁石33の吸着力Uは、四角錐台構造部4の上面4cと上面磁石33との隙間120の大きさにもよるが、隙間120が0.5mm程度の場合は、おおよそ半減する。上述したように、振動伝達特性上、位置決めピン34は常に四角錐台構造部4と接触する必要があり、地震の外力よりもこの吸着力Uが大きいことも条件となる。つまり、上面磁石33の吸着力×磁石の非接触量の減衰(0.5)>地震の外力(2.7〜4.4kgf(27〜44N))となり、上面磁石33に必要な吸着力Uは、おおよそ5〜9kgf(50〜90N)の範囲と計算できる。
なお、図7に示すように上面磁石33と四角錐台構造部4の上面4cとの隙間120の距離をDとすると、センサ端末21の取り付け本体部101と弁キャップ3の四角錐台構造部4の上面4cとの固定においては、上面磁石33の吸着力U×減衰係数(距離Dに応じた係数)>地震の外力(2.7〜4.4kgf(27〜44N))となる。この関係を設定することにより、地震の外力による上面磁石33の引き剥がれを防止することができる。
以上を纏めると、地震の外力2.7〜4.4kgf(27〜44N)で外れないために、まず側面磁石31、32の吸着力が必要で、次に振動伝達特性的に位置決めピン34の接触も外れなように、上面磁石33の吸着力も必要となる。一方、センサ端末21を弁ボックス5から撤去するには、+Z軸(上方)に引抜く必要があり、上記の側面磁石31、32の吸着力+上面磁石33の吸着力の合計5.4〜8.8kgf(54〜88N)程度の引き抜き力が必要となる。一般に人間が一人で可搬できる重量は10〜20kg程度であるため、作業者一人で、磁石の吸着力に打ち勝って、センサ端末21を引抜くことが可能である。すなわち、本実施の形態1の電子機器の固定用構造体であるセンサ端末21においては、磁石によるセンサ端末21の設置、地震に耐える固定力、作業者一人による引き抜き撤去が可能となる。
また、平穏時に加え地震後でも、漏水検知に必要な周波数範囲〜1kHzの範囲で、フラットな振動伝達特性を得る効果もある。
さらに、L型の取り付け本体部24の第1内壁面24aに埋め込まれた側面磁石31と、第2内壁面24bに埋め込まれた側面磁石32と、上面磁石33もしくは位置決めピン34は、お互いに隣接する3つの面のため、弁キャップ3に、外形寸法に違いや加工寸法のバラツキまたは表面傷があったとしても、3つの面とも接触することが原理的に可能である。このため、弁キャップ3の形状差があっても、安定に磁石固定することができる効果もある。
さらに、取り付け本体部24の第1内壁面24aに埋め込まれた側面磁石31と、第2内壁面24bに埋め込まれた側面磁石32とは、隣接する壁面のため、弁キャップ3に対し、片側の壁面から近づき磁力で吸着することができるメリットもある。また、L型の取り付け本体部24を取り外す際にも、取り付け本体部24と反対向きにセンサ端末21全体を傾けることにより、磁石の吸着力を弱めることが可能である。このため、単純に引抜く場合より、傾けながら引抜く動作を行うことで、小さい力で取り付け本体部24を四角錐台構造部4から離脱することが可能となるメリットもある。取り外しの際には、図2に示す取付け方向矢印(マーク)55、56を参照することで、小さい力で取り外し可能な方向を特定可能である。例えば、取付け方向矢印(マーク)55、56に沿った方向もしくは反対方向に傾けると、取り付け本体部24と反対向きにセンサ端末21全体を傾けることになり、小さい力で取り外すことができる。なお、弁ボックス5の穴5aの内部に挿入されたセンサ端末21の下面に配置されたL型の取り付け本体部24の向きが、センサ端末21の上方からでも判別できるように、センサ端末21における振動センサ27を覆うカバー22の上面に、L型の取り付け本体部24を取り外す方向を示す取り外し方向矢印(マーク)を記載または刻印しておくと良い。取り外す方向は、単純に引抜く場合より小さい力で取り付け本体部24を四角錐台構造部4から離脱することが可能な方向であれば良い。上記小さい力で取り付け本体部24を四角錐台構造部4から離脱させるのは、センサ端末21全体を傾けながら引抜く動作を行うことで実現することができる。
本実施の形態1の電子機器の固定用構造体によれば、外力モーメント71に対するモーメント耐性を向上させることができるため、地震などによる大きな加振が加わった際にも、振動センサ27を搭載した取り付け本体部24の設置位置がずれたり、磁石による取り付け本体部24の磁石固定が外れたりすることを防止でき、さらに、磁石を用いた簡易な設置構造を実現することができる。つまり、地震などによる大きな加振が加わった場合であっても、振動センサ27などのセンサを含むセンサ端末21を長期的かつ安定的に固定することができ、振動センサ27の振動伝達特性を確保することができる。
(実施の形態2)
図8は本発明の実施の形態2に係る電子機器の固定用構造体の構造の一例であり、側面磁石の片側の磁石を他方側の磁石より小さくした構造を示す断面図である。つまり、本実施の形態2の構造は、図5の構造に対し、L型の取り付け本体部24の第1内壁面24aに埋め込まれた側面磁石31を、第2内壁面24bに埋め込まれた側面磁石32より小さくした構造である。すなわち、側面磁石31を小さくして小型側面磁石35に変更した構成である。
これにより、取り付け本体部24の第1内壁面24aに埋め込まれた小型側面磁石35(側面磁石31)の磁力は、第2内壁面24bに埋め込まれた側面磁石32より小さく設定できる。その結果、X軸方向の傾きによる取外し動作72を行った場合、側面磁石32を回転支点として、センサ端末21を取り外しやすくできる効果を得られる。また、X軸方向の傾きによる取外し動作72が時計周りの場合、位置決めピン34が回転支点となり、センサ端末21の取り外しのための傾きを安定に行うことができる効果もある。
(実施の形態3)
図9は本発明の実施の形態3に係る電子機器の固定用構造体の構造の一例であり、側面磁石の片側の磁石を取り外した構造を示す断面図である。つまり、本実施の形態3の構造は、図5に対し、L型の取り付け本体部24の第1内壁面24aに埋め込まれた側面磁石31を除去した構造であり、第2内壁面24bに埋め込まれた側面磁石32を残した構造となっている。
これにより、センサ端末21の取付け時は、磁石の無い取り付け本体部24の第1内壁面24aを接触させながら、Z軸周りの回転方向を調整し、第2内壁面24bに埋め込まれた側面磁石32で固定できるメリットがある。さらにX軸方向の傾きによる取外し動作72を行った場合、側面磁石32を回転支点として、センサ端末21を取り外しやすくできる効果が得られる。また、X軸方向の傾きによる取外し動作72が時計周りの場合、位置決めピン34が回転支点となり、センサ端末21の取り外しのための傾きを安定に行うことができる効果もある。
(実施の形態4)
図10は本発明の実施の形態4に係るソフトシール仕切弁の弁キャップの形状を示す斜視図、図11は本発明の実施の形態4に係る電子機器の固定用構造体の一例であり、上面の位置決めピンを外し、磁石を大きくした構造を示す断面図である。図10に示すソフトシール仕切弁用の弁キャップ3aには、四角錐台構造部4の上面4cに、ソフトシール弁であることが一目でわかるように浮き出たS字を示す鋳出し凸部81が造形されており、図3で示した弁キャップ3に比べて磁石の吸着面積および位置決めピン34の接触面接が小さくなる。
このため、図5に示すような上記位置決めピン34を設けずに、図11に示すように、ベース23の中央付近の下面に面積が大きな大型上面磁石36を固定し、これにより、磁石の接触面積を増やして鋳出し凸部81を直接磁石固定する構造となっている。その結果、ソフトシール弁用の弁キャップ3aであっても、鋳出し凸部81が形成されたことによる磁力の低下を抑制することができ、側面磁石31および側面磁石32と大型上面磁石36とによって磁力により取り付け本体部24を磁石固定することが可能となる。また、位置決めピン34を使用していないため、センサ端末21が傾斜して取り付けられることを抑制できる。
ここで、図1に示す漏水振動13の伝達は、前述したように探触子の点接触に比べ、磁石固定の方が高周波まで帯域が広がるため、問題ないことは言うまでもない。
なお、ソフトシール仕切弁の弁キャップ3の場合、位置決めピン34を使用しないため、図11に示すように、上面磁石33は、四角錐台構造部4の上面4cの鋳出し凸部81を直接吸着する。
したがって、大型上面磁石36の吸着力の設定については、地震の外力よりも大型上面磁石36の吸着力Uが大きいことが条件となる(図7参照)。つまり、大型上面磁石36の吸着力U>地震の外力(2.7〜4.4kgf(27〜44N))となる。
なお、上述のセンサ端末21の固定では、ソフトシール仕切弁の弁キャップ3aへのセンサ端末21の固定において、位置決めピン34を使用しない場合について説明したが、ソフトシール仕切弁の弁キャップ3aへのセンサ端末21の固定においても位置決めピン34を使用することも可能である。
(実施の形態5)
図12は本発明の実施の形態5に係る弁キャップに接続する継足し棒の形状の一例を示す斜視図、図13は本発明の実施の形態5に係る電子機器の固定用構造体の構造の一例であり、上面の位置決めピンを外すとともに磁石を大きくし、側面の磁石の位置を上方にシフトした構造を示す断面図である。
本実施の形態5は、図3に示す弁キャップ3に対して、図1に示す弁ボックス5の穴5aが深い場合の対策を示すものであり、図12に示すように、弁キャップ3の上に継足し棒(継足し部材)92の継足し棒接続部91を接続して、弁開閉の操作性を向上させるものである。この場合には、鉄製や鋳鉄製の継足し棒キャップ(取っ手)93にセンサ端末21を固定する必要が発生する。
詳細には、本実施の形態5のセンサ端末21では、図12に示すように、弁キャップ3の四角錐台構造部4に継足し棒接続部91を介して取り付けられる継足し棒(継足し部材)92を備えている。そして、図13に示す平面視がL型の取り付け本体部24は、継足し棒92が備える継足し棒キャップ(取っ手)93の上部と、継足し棒キャップ93の側面の水平方向(X軸方向)に最も突出した部分と、においてそれぞれ磁石によって固定される構成となっている。
なお、継足し棒キャップ93の形状は、弁キャップ3の四角錐台構造部4とは異なり、継足し棒92の傾きに対応させなければならないため、継足し棒キャップ93の側面が曲面で形成されている場合がある。この場合、磁石によって吸着できる場所が限定される。したがって、図13に示すように、継足し棒キャップ93の側面の一番張り出した面(継足し棒キャップ93の側面の上記水平方向(X軸方向)に最も突出した部分)に磁石が吸着できるように、取り付け本体部24の第1内壁面24aに埋め込まれた側面磁石31と、第2内壁面24bに埋め込まれた側面磁石32のそれぞれの高さを、図5に示す構造に比べて上方にシフトした構成としている。
つまり、図13に示すセンサ端末21の構造では、継足し棒キャップ93の側面形状に合わせ、磁石それぞれの上方シフト45aと上方シフト45bとにより、側面磁石31と側面磁石32の高さ位置をそれぞれ、図5に示すセンサ端末21の構造より高い位置としている。これにより、継足し棒キャップ93の側面が曲面で形成されている場合であっても、側面磁石31、32それぞれの吸着力を確保することができる。その結果、図1に示す弁ボックス5の穴5aが深い場合であっても、センサ端末21に継足し棒92と継足し棒キャップ93とが取り付けられたことにより、センサ端末21の弁キャップ3への取り付け・取外しを容易に行うことができる。
(実施の形態6)
図14は本発明の実施の形態6に係るセンサ端末の固定用構造体の構造の一例であり、側面磁石の取付け部を下駄の歯型状に対向させた構造を示す断面図である。
上述の実施の形態1〜5では、ベース23の下部の磁石の取り付け本体部24の形状はL型であったが、本実施の形態6は、図5に示す取り付け本体部24の形状を、下駄の歯型状もしくは内壁面を対向させた状態の対向型の取り付け本体部101とした構成である。この場合、磁石は、取り付け本体部101の片側の内側側面である第1内壁面102aのみに埋め込まれた構成となっている。すなわち、取り付け本体部101の第1内壁面102aに側面磁石103を埋め込んだ構成である。
詳細には、センサ端末21の取り付け部25は、弁キャップ3の四角錐台構造部4に取り付けられる取り付け本体部101を備えている。さらに、取り付け本体部101は、四角錐台構造部4の4つの側面4dのうちの対向する何れか2つの側面4dのそれぞれに対向する2つの内壁面である第1内壁面102a、第2内壁面102bを備えるとともに、上面磁石(第1磁石)33によって四角錐台構造部4の上面4cと固定される。さらに、2つの内壁面である第1内壁面102a、第2内壁面102bのうちの何れか一方の面がこの一方の面と対向する側面4dと側面磁石(第2磁石)103によって固定される。
なお、図14に示すセンサ端末21においては、取り付け本体部101は、第1内壁面102a、第2内壁面102bのうちの一方の内壁面である第1内壁面102aを備える第1壁部101aと、他方の内壁面である第2内壁面102bを備える第2壁部101bと、を有しており、第1壁部101aと第2壁部101bとが一体に形成されている。
図14に示すセンサ端末21によれば、取り付け本体部101において、第1壁部101aとこの第1壁部101aに対向して設けられた第2壁部101bとが、一体に形成されていることにより、ベース23に取り付けられる第1壁部101aと第2壁部101bの位置精度を高めることができる。また、ベース23にも第1壁部101aおよび第2壁部101bを容易に取り付けることができる。
さらに、横方向の外力モーメント71(図5参照)に対しての強度を高めることができる。すなわち、横方向の上記外力モーメント71が付与された際に、対向する側の壁部が支えになって磁石が外れかかっても、上記対向する側の壁部の支えによって取り付け本体部101の位置を元の位置に戻すことができる。
なお、対向する位置に配置された取り付け本体部101の第2内壁面102bには磁石を設けず、第2内壁面102bと四角錐台構造部4との間に、数mm以下の隙間104が形成されている。
これは、センサ端末21を設置する弁キャップ3の寸法ばらつきや表面傷により、弁キャップ3の四角錐台構造部4の側面4dのみが接触し、位置決めピン34が弁キャップ3の四角錐台構造部4の上面4cに接触しない事態を避ける効果を狙ったものである。なお、センサ端末21を取外す場合には、下駄の歯型が無い、Y軸方向(紙面の奥行方向)に取外し動作72を行うことにより、センサ端末21を小さい力で取外すことが可能である。
なお、本実施の形態6のセンサ端末21としては、取り付け本体部101の第1壁部101aと第2壁部101bは、必ずしも一体に形成されていなくてもよく、それぞれが別個に形成されていて、それぞれ単独でベース23に取り付けられていてもよい。
(実施の形態7)
図15は本発明の実施の形態7に係る電子機器の固定用構造体の構造の一例であり、側面磁石の取付け部を四面囲い型とする場合の構造を示す断面図である。
上述の実施の形態6に対し、ベース23の下部の取り付け本体部101の形状を、図15に示すように、「ロ」字形状の四面囲い型の取り付け本体部111とした構成である。すなわち、取り付け本体部111は、弁キャップ3の四角錐台構造部4の4つの側面4dを囲むように第1内壁面112a、第2内壁面112b、第3内壁面112cおよび第4内壁面を有している。ただし、図15に示すセンサ端末21においては、構造を分かり易くするために、上記第4内壁面を省略している。
詳細には、取り付け本体部111は、四角錐台構造部4の4つの側面4dを囲み、かつ4つの側面4dのそれぞれに対向する4つの内壁面(上記第1内壁面112a、上記第2内壁面112b、上記第3内壁面112cおよび上記第4内壁面)を備えている。さらに、取り付け本体部111は、上面磁石(第1磁石)33によって四角錐台構造部4の上面4cと固定されるとともに、4つの内壁面のうちの第1内壁面112aが側面磁石(第2磁石)113aによって第1内壁面112aと対向する図3に示す第1側面4aと固定される。さらに取り付け本体部111は、第1内壁面112aに隣接する第2内壁面112bが側面磁石(第3磁石)113bによって第1側面4aと隣接する図3に示す第2側面4bと固定される。
すなわち、対向型の取り付け本体部111の第1内壁面112aに側面磁石113aが埋め込まれ、第1内壁面112aに隣接する第2内壁面112bに側面磁石113bが埋め込まれた構成となっている。そして、第1内壁面112aと対向する第3内壁面112cには磁石を設けず、四角錐台構造部4の側面4dとの間に数mm以下の隙間114を設けてある。これは、センサ端末21を設置する弁キャップ3の寸法ばらつきや表面傷により、弁キャップ3の四角錐台構造部4の側面4dのみが接触し、位置決めピン34が弁キャップ3の四角錐台構造部4の上面4cに接触しない事態を避ける効果を狙ったものである。
図15に示すセンサ端末21の構造においては、図5に示すL型の取り付け本体部24とほぼ同等の効果を得ることができ、さらに四角錐台構造部4の四つの側面4dが4つの内壁面によって囲われているため、地震などによるセンサ端末21の傾きや外れをさらに低減することができる。すなわち、図5に示す外力モーメント71が付与された際にも、センサ端末21が傾くことを抑制できる。
以上、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、さらに、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。なお、図面に記載した各部材や相対的なサイズは、本発明を分かりやすく説明するため簡素化・理想化しており、実装上はより複雑な形状となる。
例えば、上記実施の形態1では、センサ端末21が地下に埋設された水道管1の弁キャップ3に取り付けられている場合を説明したが、センサ端末21は、例えば、地上の配水管や、共同の溝内などに設置された配水管などに取り付けられていてもよい。
1 水道管(配管)
2 仕切弁(制水弁)
2a 開閉軸部(回転操作部)
3、3a 弁キャップ
4 四角錐台構造部
4a 第1側面
4b 第2側面
4c 上面
4d 側面
5 弁ボックス
5a 穴
6 接続部
7 地表面
8 ふた
9 土
10 弁開閉用回転
11 漏水点
12 漏水
13 漏水振動
14 漏水振動方向
15 振動検出方向
16 無線信号
17 信号ケーブル
18 アンテナ
21 センサ端末
22 カバー
22a カバー固定穴
23 ベース
23a ベース固定穴
24 取り付け本体部
24a 第1内壁面
24b 第2内壁面
25 取り付け部
26 電池
26a 支柱
27 振動センサ(電子機器)
28 回路基板
29 アンテナユニット(送受信部)
30 データ収集装置(外部処理部)
31 側面磁石(第2磁石)
32 側面磁石(第3磁石)
33 上面磁石(第1磁石)
34 位置決めピン(凸部)
35 小型側面磁石
36 大型上面磁石
41 降下
42 側面押付け
45a、45b 上方シフト
51 上面から取付け
52 カバー搭載
53 下面から取付け
55 取付け方向矢印(マーク)
56 取付け方向矢印(マーク)
61 上辺
62 下辺
71 外力モーメント
72 取外し動作
81 鋳出し凸部
91 継足し棒接続部
92 継足し棒(継足し部材)
93 継足し棒キャップ(取っ手)
101 取り付け本体部
101a 第1壁部
101b 第2壁部
102a 第1内壁面(内壁面)
102b 第2内壁面(内壁面)
103 側面磁石(第2磁石)
104 隙間
111 取り付け本体部
112a 第1内壁面
112b 第2内壁面
112c 第3内壁面
113a 側面磁石(第2磁石)
113b 側面磁石(第3磁石)
114 隙間
120 隙間

Claims (15)

  1. 電子機器と、
    前記電子機器が搭載され、かつ水道用の配管に設置された制水弁の開閉用の回転操作部に取り付けられた弁キャップの四角錐台構造部に着脱自在に取り付けられる取り付け部と、
    前記取り付け部に設けられた磁石と、
    を有し、
    前記四角錐台構造部は、四角形の上面と、前記上面に繋がる4つの側面と、を備え、
    前記取り付け部は、前記四角錐台構造部の前記上面と、前記四角錐台構造部の前記4つの側面のうちの少なくとも何れか1つの前記側面と、においてそれぞれ前記磁石によって固定される、電子機器の固定用構造体。
  2. 請求項1に記載の電子機器の固定用構造体において、
    前記取り付け部は、前記四角錐台構造部の前記上面と、前記四角錐台構造部の前記4つの側面のうちの隣接する何れか2つの前記側面と、においてそれぞれ前記磁石によって固定される、電子機器の固定用構造体。
  3. 請求項2に記載の電子機器の固定用構造体において、
    前記取り付け部は、前記電子機器が搭載されるベースと、前記四角錐台構造部に取り付けられる取り付け本体部と、を備え、
    前記取り付け本体部は、平面視がL型に形成され、かつ第1内壁面と、前記第1内壁面に隣接する第2内壁面と、を備え、
    前記ベースは、第1磁石によって前記四角錐台構造部の前記上面と固定され、
    前記取り付け本体部は、その前記第1内壁面が第2磁石によって前記四角錐台構造部の前記4つの側面のうちの第1側面と固定され、かつ前記第2内壁面が第3磁石によって前記第1側面と隣接する第2側面と固定される、電子機器の固定用構造体。
  4. 請求項1に記載の電子機器の固定用構造体において、
    前記取り付け部は、前記四角錐台構造部の前記4つの側面のうちの対向する何れか2つの側面のそれぞれに対向する2つの内壁面を備えるとともに、第1磁石によって前記四角錐台構造部の前記上面と固定され、かつ前記2つの内壁面のうちの何れか一方の内壁面がこの内壁面と対向する前記側面と第2磁石によって固定される、電子機器の固定用構造体。
  5. 請求項4に記載の電子機器の固定用構造体において、
    前記取り付け部は、前記四角錐台構造部に取り付けられる取り付け本体部を備え、
    前記取り付け本体部は、前記2つの内壁面のうちの何れか一方の内壁面を備える第1壁部と、前記2つの内壁面のうちの何れか他方の内壁面を備える第2壁部と、を有し、
    前記第1壁部と前記第2壁部とは、一体に形成されている、電子機器の固定用構造体。
  6. 請求項1に記載の電子機器の固定用構造体において、
    前記取り付け部は、前記四角錐台構造部の前記4つの側面を囲み、かつ前記4つの側面のそれぞれに対向する4つの内壁面を備え、
    さらに前記取り付け部は、第1磁石によって前記四角錐台構造部の前記上面と固定されるとともに、前記4つの内壁面のうちの第1内壁面が第2磁石によって前記第1内壁面と対向する第1側面と固定され、かつ前記第1内壁面に隣接する第2内壁面が第3磁石によって前記第1側面と隣接する第2側面と固定される、電子機器の固定用構造体。
  7. 請求項1に記載の電子機器の固定用構造体において、
    前記弁キャップの前記四角錐台構造部に取り付けられる継足し部材を備え、
    前記取り付け部は、前記継足し部材が備える取っ手の上部と、前記取っ手の側面の水平方向に最も突出した部分と、においてそれぞれ前記磁石によって固定される、電子機器の固定用構造体。
  8. 請求項1に記載の電子機器の固定用構造体において、
    前記取り付け部の前記四角錐台構造部の前記上面と対向する箇所に凸部が設けられ、
    前記取り付け部は、前記磁石によって前記凸部と前記四角錐台構造部の前記上面とが接触した状態で、かつ前記磁石の磁力によって前記四角錐台構造部の前記上面とは非接触で固定される、電子機器の固定用構造体。
  9. 請求項1に記載の電子機器の固定用構造体において、
    前記取り付け部と前記四角錐台構造部との固定で、前記四角錐台構造部の前記側面と固定する磁石の吸着力×前記磁石の固定面の摩擦係数を、前記電子機器の固定用構造体の重量×地震発生時の最大加速度、より大きく設定する、電子機器の固定用構造体。
  10. 請求項1に記載の電子機器の固定用構造体において、
    前記取り付け部と前記四角錐台構造部との固定で、前記四角錐台構造部の前記上面と固定する磁石の吸着力を、前記電子機器の固定用構造体の重量×地震発生時の最大加速度×前記磁石と前記四角錐台構造部の前記上面との距離に応じた係数、より大きく設定する、電子機器の固定用構造体。
  11. 請求項1に記載の電子機器の固定用構造体において、
    前記電子機器は、加速度センサまたは振動センサを含むセンサ回路を備えた電子回路で構成されている、電子機器の固定用構造体。
  12. 請求項1に記載の電子機器の固定用構造体において、
    前記電子機器の上面または前記電子機器を覆うカバーの上面に、前記四角錐台構造部の前記側面に固定される前記磁石の向きを判別するマークが付されている、電子機器の固定用構造体。
  13. 電子機器と、
    前記電子機器が搭載され、かつ水道用の配管に設置された制水弁の開閉用の回転操作部に取り付けられた弁キャップの四角錐台構造部に着脱自在に取り付けられる取り付け部と、
    前記取り付け部に設けられた磁石と、
    アンテナを備え、かつ前記電子機器が備える情報を前記アンテナを介してやり取りする送受信部と、
    前記送受信部との間で信号の送受信を行い、かつ前記送受信部から送られた前記信号に基づいて処理を行う外部処理部と、
    を有し、
    前記四角錐台構造部は、四角形の上面と、前記上面に繋がる4つの側面と、を備え、
    前記取り付け部は、前記四角錐台構造部の前記上面と、前記四角錐台構造部の前記4つの側面のうちの少なくとも何れか1つの前記側面と、においてそれぞれ前記磁石によって固定される、漏水検知装置。
  14. 請求項13に記載の漏水検知装置において、
    前記取り付け部は、前記四角錐台構造部の前記上面と、前記四角錐台構造部の前記4つの側面のうちの隣接する何れか2つの前記側面と、においてそれぞれ前記磁石によって固定される、漏水検知装置。
  15. 請求項14に記載の漏水検知装置において、
    前記取り付け部は、前記電子機器が搭載されるベースと、前記四角錐台構造部に取り付けられる取り付け本体部と、を備え、
    前記取り付け本体部は、平面視がL型に形成され、かつ第1内壁面と、前記第1内壁面に隣接する第2内壁面と、を備え、
    前記ベースは、第1磁石によって前記四角錐台構造部の前記上面と固定され、
    前記取り付け本体部は、その前記第1内壁面が第2磁石によって前記四角錐台構造部の前記4つの側面のうちの第1側面と固定され、かつ前記第2内壁面が第3磁石によって前記第1側面と隣接する第2側面と固定される、漏水検知装置。
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