JP6862757B2 - 光学樹脂層および樹脂層付眼鏡レンズ - Google Patents
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Description
(1) 眼鏡レンズの表側の面に配置して用いられる光学樹脂層であって、
第1の色相を有する第1の色材を含む第1の層と、
前記第1の層の表側に積層され、前記第1の色相とは異なる第2の色相を有する第2の色材を含む第2の層とを備え、
前記第1の色相と前記第2の色相とは、マンセル色相系の色相環において、90〜270°離れており、
前記第2の色相の彩度は、前記第1の色相の彩度よりも高いことを特徴とする光学樹脂層。
第1の色相を有する第1の色材を含む第1の層と、
前記第1の層の表側に積層され、前記第1の色相とは異なる第2の色相を有する第2の色材を含む第2の層と、
前記第2の層の表側に積層され、前記第1の色相および前記第2の色相とは異なる第3の色相を有する第3の色材を含む第3の層とを備え、
前記第3の色相と、前記第1の層と前記第2の層とを合わせた色相とは、マンセル色相系の色相環において、90〜270°離れており、
前記第3の色相の彩度は、前記第1の層と前記第2の層とを合わせた色相の彩度よりも高いことを特徴とする光学樹脂層。
前記眼鏡レンズは、第1の色相を有する色材を含み、
前記光学樹脂層は、前記第1の色相とは異なる第2の色相を有する色材を含む樹脂層を有し、
前記第1の色相と前記第2の色相とは、マンセル色相系の色相環において、前記色相環の中心周りに90〜270°離れており、
前記第2の色相の彩度は、前記第1の色相の彩度よりも高いことを特徴とする樹脂層付眼鏡レンズ。
図1は、本発明の樹脂層付眼鏡レンズの第1実施形態を備えるサングラスを示す斜視図である。図2は、図1に示す樹脂層付眼鏡レンズの拡大断面図である。図3は、図1に示す樹脂層付眼鏡レンズの断面図である。図4は、色相環を示す図である。
ブリッジ部22は、各リム部21を連結する部分である。
図2に示すように、光学樹脂層5は、光学機能付樹脂層50と、偏光層53と、一対の接合層54a、54bと、保護層55と、第1の色材層(第1の層)56aと、第2の色材層(第2の層)56bとを備えている。
図5は、本発明の樹脂層付眼鏡レンズの第2実施形態示す拡大断面図である。
本実施形態は、色材層の数が異なること以外は、前記第1実施形態と同様である。
図6は、本発明の樹脂層付眼鏡レンズの第3実施形態示す拡大断面図である。
本実施形態は、色材層の数が異なること以外は、前記第1実施形態と略同様である。
図7は、本発明の樹脂層付眼鏡レンズの第4実施形態示す拡大断面図である。
(実施例1)
図6に示すような光学樹脂層を作製した。この光学樹脂層では、色材層56fは、色材としてC.I.ダイレクトブルー 86を含有するポリカーボネートで構成されており、色相は10PBであった。偏光層53Bは、色材としてC.I.ダイレクトグリーン 28を含有するポリビニルアルコール(PVA)で構成されており、色相は5Gであった。色材層56fと偏光層53Bの色相とは、色相環において中心回りに90°離れている。
色材層56fは、色材としてC.I.ダイレクトブルー 86を含有するポリカーボネートで構成されており、色相は10PBであった。偏光層53Bは、色材としてC.I.ダイレクトイエロー 44を含有するポリビニルアルコール(PVA)で構成されており、色相は7.5GYであった。色材層56fと偏光層53Bの色相とは、色相環において中心回りに117°離れている。
色材層56fは、色材としてC.I.ダイレクトブルー 86を含有するポリカーボネートで構成されており、色相は10PBであった。色材層56bは、色材としてC.I.ダイレクトオレンジ 26を含有するポリビニルアルコール(PVA)で構成されており、色相は10Yであった。色材層56fと偏光層53Bの色相とは、色相環において中心回りに180°離れている。
色材層56fは、色材としてC.I.ダイレクトブルー 86を含有するポリカーボネートで構成されており、色相は10PBであった。色材層56bは、色材としてC.I.ダイレクトレッド 4を含有するポリビニルアルコール(PVA)で構成されており、色相は7.5Rであった。色材層56fと偏光層53Bの色相とは、色相環において中心回りに225°離れている。
色材層56fは、色材としてC.I.ダイレクトブルー 86を含有するポリカーボネートで構成されており、色相は10PBであった。色材層56bは、色材としてC.I.ダイレクトレッド 4 及びC.I.ダイレクトブルー 1を含有するポリビニルアルコール(PVA)で構成されており、色相は5RPであった。色材層56fと偏光層53Bの色相とは、色相環において中心回りに270°離れている。
色材層56fは、色材としてC.I.ダイレクトブルー 86を含有するポリカーボネートで構成されており、色相は10PBであった。色材層56bは、色材としてC.I.ダイレクトグリーン 59を含有するポリビニルアルコール(PVA)で構成されており、色相は7.5Gであった。色材層56fと偏光層53Bの色相とは、色相環において中心回りに81°離れている。
色材層56fは、色材としてC.I.ダイレクトブルー 86を含有するポリカーボネートで構成されており、色相は10PBであった。色材層56bは、色材としてC.I.ダイレクトレッド 4 及びC.I.ダイレクトブルー 1を含有するポリビニルアルコール(PVA)で構成されており、色相は2.5RPであった。色材層56fと偏光層53Bの色相とは、色相環において中心回りに279°離れている。
模擬的使用状態で、実施例1〜5および比較例1、2の光学樹脂層について、「AMERICAN NATIONAL STANDARD(ANSI Z 80.3-2010)」や「ISO(12312_12)」や「Australian/New Zealand Standard(AS/NZS 1067-2009)」の規定に基づいた色の識別性を実験した。
◎ :色の識別性に非常に優れている。
○ :◎には劣るが、色の識別性において前記規格を満足している。
× :上記規格を満足しておらず、色の識別性が不十分である。
これらの評価基準1の結果を表1に示す。
2 フレーム
21 リム部
22 ブリッジ部
23 テンプル部
24 ノーズパッド部
3 樹脂層付眼鏡レンズ
3A 樹脂層付眼鏡レンズ
3B 樹脂層付眼鏡レンズ
3C 樹脂層付眼鏡レンズ
4 眼鏡レンズ
4C 眼鏡レンズ
41 表側の面
5 光学樹脂層
5A 光学樹脂層
5B 光学樹脂層
5C 光学樹脂層
5a 表側の面
50 光学機能付樹脂層
51 樹脂層
53 偏光層
53B 偏光層
54a、54b 接合層
55 保護層
56a、56b、56c、56d、56e、56f 色材層
561 樹脂材料
562 色材
L 入射光
L’ 透過光
S 中心
T4 厚さ
T5 厚さ
T51 厚さ
T53 厚さ
T54 厚さ
T55 厚さ
T4a 厚さ
T4b 厚さ
Claims (6)
- 眼鏡レンズの表側の面に配置して用いられる光学樹脂層であって、
第1の色相を有する第1の色材を含む第1の層と、
前記第1の層の表側に積層され、前記第1の色相とは異なる第2の色相を有する第2の色材を含む第2の層とを備え、
前記第1の色相と前記第2の色相とは、マンセル色相系の色相環において、90〜270°離れており、
前記第2の色相の彩度は、前記第1の色相の彩度よりも高いことを特徴とする光学樹脂層。 - 前記第1の層および前記第2の層における可視光の透過率は80%以下である請求項1に記載の光学樹脂層。
- 前記第1の層は、当該光学樹脂層に入射する入射光を偏光する偏光層で構成されている請求項1または2に記載の光学樹脂層。
- 前記第1の色材および前記第2の色材は、それぞれ染料および顔料のうち少なくとも1種である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光学樹脂層。
- 眼鏡レンズの表側の面に配置して用いられる光学樹脂層であって、
第1の色相を有する第1の色材を含む第1の層と、
前記第1の層の表側に積層され、前記第1の色相とは異なる第2の色相を有する第2の色材を含む第2の層と、
前記第2の層の表側に積層され、前記第1の色相および前記第2の色相とは異なる第3の色相を有する第3の色材を含む第3の層とを備え、
前記第3の色相と、前記第1の層と前記第2の層とを合わせた色相とは、マンセル色相系の色相環において、90〜270°離れており、
前記第3の色相の彩度は、前記第1の層と前記第2の層とを合わせた色相の彩度よりも高いことを特徴とする光学樹脂層。 - 眼鏡レンズと、前記眼鏡レンズの表側の面に配置して用いられる光学樹脂層とを備える樹脂層付眼鏡レンズであって、
前記眼鏡レンズは、第1の色相を有する色材を含み、
前記光学樹脂層は、前記第1の色相とは異なる第2の色相を有する色材を含む樹脂層を有し、
前記第1の色相と前記第2の色相とは、マンセル色相系の色相環において、前記色相環の中心周りに90〜270°離れており、
前記第2の色相の彩度は、前記第1の色相の彩度よりも高いことを特徴とする樹脂層付眼鏡レンズ。
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JP2016207358A JP6862757B2 (ja) | 2016-10-21 | 2016-10-21 | 光学樹脂層および樹脂層付眼鏡レンズ |
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